JP4381784B2 - 解体装置 - Google Patents

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Description

この発明はワイヤソー装置を使用して切断対象物を切断して解体する解体装置に関する
原子炉の廃止措置に伴う原子力プラントの解体方法が検討されている。本発明者らは、原子力プラントの熱交換器(蒸気発生器)の解体方法について実験を繰り返し、検討を行った
原子力プラントの熱交換器は金属製容器内に多数の伝熱管を収容して構成されている。本発明者らは、まず、バンドソー装置を使用して熱交換器を輪切り状に切断して解体することを試みた。バンドソー装置は環状のバンドソー(帯鋸)を循環駆動して切断対象物を切断する機械である。実験では、直径600mm、肉厚6.4mmのSGP(配管用炭素鋼鋼管)で構成された胴体(円筒状容器)内に、多数本のSGP製の伝熱管を該胴体の軸に平行に束状に収容し固定した熱交換器(断面図を図7に示す。詳しい構造は後述する。)を原子力プラントの蒸気発生器に見立てて切断対象として使用した。バンドソーの刃を熱交換器の胴体の軸に対し直角に配して該胴体の外表面に押し当てて循環駆動したところ、途中までは切断できたが、切断が進みバンドソーが熱交換器内に深く食い込んでいくにつれて、切断された伝熱管の切断両端面がバンドソーの両側面に強く押し当たり、その摩擦力でバンドソーの走行が停止してしまい、切断を完遂することはできなかった。
次いで、別の方法として、バンドソー装置に代えてワイヤソー装置を使用して、上記熱交換器を上記同様に輪切り状に切断することを再度試みた。ワイヤソー装置は切断対象物に環状のワイヤソーを押圧当接し循環駆動して該切断対象物を切断する機械である。ワイヤソーは一般に環状の素線ワイヤにダイヤモンドビーズ(ダイヤモンド砥粒を固定した焼結体)を適宜の間隔で装着して構成されている。ワイヤソー装置による切断方法は遠隔操作で(つまりワイヤソー装置を切断対象物から離れた位置に配置して)切断対象物を切断でき、しかも、様々な形状や大きさの切断対象物に対応できる利点がある。従来、ワイヤソー装置を解体作業に適用する場合、その用途は主に鉄筋コンクリート切断用であり、金属製構造物の切断にはワイヤソー装置は不向きであると考えられていた。鉄筋コンクリート切断用に使用される既存のワイヤソー装置は、ワイヤ張力(ワイヤソーにかかる張力)が20〜80kgf(平均30〜40kgf)、ワイヤ循環速度(ワイヤソーが循環走行する速度)が15〜30m/秒(平均20〜25m/秒)で使用される。この既存のワイヤソー装置を使用して前述の熱交換器を輪切り状に切断することを試みたところ、ダイヤモンドビーズが熱交換器の容器表面を滑動(空回り)するだけで、切削が進行しなかった。また、仮に切削が進行するとしても、ワイヤ循環速度が高速なため、ワイヤ破断(素線ワイヤが切れてワイヤソーが切れること。)が生じるとワイヤソーが鞭を打つように大きく飛び跳ねるとともに、破断した箇所からダイヤモンドビーズ等が脱落して周囲に飛散するため非常に危険である。
そこで本発明者らは、熱交換器等の金属製構造物(金属を主材料として構成されている構造物)をワイヤソーを使用して切削し、解体できるようにした金属構造物の解体方法と金属構造物の解体装置を案出した。
の金属構造物の解体方法は、環状の素線ワイヤにダイヤモンド焼結体を装着したワイヤソーを使用し、前記ワイヤソーの一部を切断対象の金属製構造物に押圧当接させた状態で、該ワイヤソーを100〜180kgf、より好ましくは130〜150kgfの張力、および、3〜10m/秒、より好ましくは6〜8m/秒の速度で循環駆動し、前記ワイヤソーと前記金属製構造物との当接部に冷却剤を注入して前記金属製構造物を切削し解体するものである。ダイヤモンド焼結体としては例えばインプリグネーテッド型ダイヤモンド焼結体を使用することができる。冷却剤としては例えば起泡剤で作られた気泡を使用することができる。前記ワイヤソーと前記金属製構造物との当接部にさらに研磨材を注入することもできる。研磨材は例えば前記気泡を注入する箇所のワイヤソー走行方向下流側位置で該気泡中に投入することができる。
の金属構造物の解体装置は、環状の素線ワイヤにダイヤモンド焼結体を装着したワイヤソーと、前記ワイヤソーの一部を切断対象の金属製構造物に押し当てた状態で、該ワイヤソーを100〜180kgf、より好ましくは130〜150kgfの張力、および、3〜10m/秒、より好ましくは6〜8m/秒の速度で循環駆動するワイヤソー駆動装置と、前記ワイヤソーと前記金属製構造物との当接部に冷却剤を注入する冷却剤注入装置とを具備してなるものである。ダイヤモンド焼結体としては例えばインプリグネーテッド型ダイヤモンド焼結体を使用することができる。冷却剤注入装置としては例えば起泡剤で作られた気泡を冷却剤として注入するものを使用することができる。この解体装置は前記ワイヤソーと前記金属製構造物との当接部に研磨材を注入する研磨材注入装置をさらに具備することができる。研磨材注入装置は例えば前記冷却剤注入装置(気泡注入装置)が前記気泡を注入する箇所のワイヤソー走行方向下流側位置で研磨材を該気泡中に投入することができる
金属製構造物は鉄筋コンクリートに比べて一般に硬いので、既存のワイヤソー装置ではダイヤモンド焼結体のダイヤモンド砥粒が金属製構造物の表面に食い込みにくく、このため切削が進行しにくい。これに対し、上記解体方法によれば、ワイヤ張力を前述した既存のワイヤソー装置での使用値{20〜80kgf(平均30〜40kgf)}に比べて十分に大きい値である100〜180kgf、より好ましくは130〜150kgfとしたので、ダイヤモンド焼結体を金属製構造物の表面に食い込ませることができ、これにより切削を進行させて切断を完遂することができる。一方、このような大きなワイヤ張力でワイヤソーを使用する場合には、ワイヤ循環速度を前述した既存のワイヤソー装置での使用値{15〜30m/秒(平均20〜25m/秒)}にすると、ダイヤモンド砥粒の発熱が激しく、約700℃以上で炭化が始まり使用に耐えない。そこで、上記解体方法では、ワイヤ循環速度を既存のワイヤソー装置での使用値(15〜30m/秒)に比べて十分に低い値である3〜10m/秒、より好ましくは6〜8m/秒とすることにより、ダイヤモンド砥粒の発熱を抑制している。また、ワイヤ循環速度が低いので、万一ワイヤ破断が生じたとしてもワイヤソーが鞭を打つように跳ねたり、破断した箇所からダイヤモンドビーズ等が脱落して飛散するのを抑制することができ、安全性が高くなる。また、ワイヤソーによる切断対象物の切断作業では、ワイヤソーはその軸に対し直交する方向に微小振動しながら走行するので、切削によって形成される開口幅はワイヤソー幅(ダイヤモンド焼結体の直径)よりも幾分広くなる。このため、熱交換器を切断する場合であっても、切断された伝熱管の切断両端面がワイヤソー側面に強く押し当たってその摩擦力でワイヤソーの走行が停止するのを回避することができる。なお、ワイヤソー駆動装置はワイヤソーを上記の条件(ワイヤ張力およびワイヤ循環速度)で駆動するのに十分な出力を有するものを使用すればよい。冷却剤として、起泡剤で作られた気泡を使用すると、ワイヤソーの外周面に被覆されているゴムや樹脂による被覆材と金属製構造物の当接部の潤滑性が向上し、該被覆材の損傷を抑制できるため、ワイヤソーの耐久性が向上することが発明者らの実験で確かめられた。
ダイヤモンド焼結体としては、インプリグネーテッド型を使用することができる。インプリグネーテッド型ダイヤモンド焼結体はダイヤモンド砥粒をマトリックス中に混合させて焼結したもので、使用によってマトリックスが摩耗すると中から新しいダイヤモンド砥粒が表面に出現して切削を継続できるようにしたものである。マトリックスが摩耗して中から新しいダイヤモンド砥粒が表面に出現する作用をセルフシャープニング作用という。ワイヤソー装置による金属製構造物の切断では、ダイヤモンド砥粒が金属製構造物の表面に深く食い込むほど切削を効率よく行うことができる。この深い食い込みを実現するためには、マトリックス表面からのダイヤモンド砥粒の突出量が大きいことが必要である。冷却剤として、起泡剤で作られた気泡を使用すると、金属製構造物の切り屑の一部を起泡剤によってワイヤソーに付着したまま循環させることができる。このようにすると、ダイヤモンド焼結体が金属製構造物の表面を削っている際に、該ダイヤモンド焼結体に付着して循環している金属製構造物の切り屑がマトリックス表面を削って該マトリックス表面の摩耗(すなわちセルフシャープニング作用)を促進する。その結果、ダイヤモンド砥粒の突出量が大きくなり、金属製構造物を効率よく切削して、切断に要する時間を短縮することができる。このセルフシャープニング作用は、研磨材を併用することによりさらに増進させることができる。
この発明はワイヤソー装置を使用して切断対象物を切断して解体する解体装置を提供しようとするものである。
この発明は、レールを備えた台車と、前記レールに沿って移動自在に前記台車に搭載され、ワイヤソーを切断対象物に押圧当接して循環駆動し、該ワイヤソーの張力により引っ張られて前記台車上を前記レールに沿って移動するワイヤソー駆動装置と、前記台車と前記ワイヤソー駆動装置とに係り合うように配置された弾性部材とを具備し、前記ワイヤソー駆動装置が前記ワイヤソーの張力により引っ張られて前記レールに沿って移動すると、該ワイヤソー駆動装置の移動により前記弾性部材が弾性変形して弾性力を生じ、もって該ワイヤソー駆動装置は前記ワイヤソーの張力と前記弾性部材の弾性力が吊り合った位置で静止するように構成され前記台車に対する前記ワイヤソー駆動装置の移動方向と同じ方向の前記台車の位置によって前記ワイヤソーの張力を調整するものである。これによれば、台車の位置による弾性部材の弾性変形量によりワイヤソーの張力を調整することができる。また、ワイヤソーが切断対象物に噛み込んでその走行が急停止しワイヤソーに過大な張力が生じた場合には、該ワイヤソーの張力の増大に応じて弾性部材の弾性変形量が自動的に増大して該ワイヤソーの張力の増大を緩和するので、ワイヤソーの破断を防止することができる。前記弾性部材は例えばバネ式テンションゲージのバネで構成することができる。このようにすれば、テンションゲージはワイヤソーに対する張力付与と張力測定を併せて行うことができる。前記台車は自走可能とすることができる。
この発明の実施の形態を説明する。この実施の形態で示す解体装置は、レールを備えた台車と、前記レールに沿って移動自在に前記台車に搭載され、ワイヤソーを切断対象物(解体対象物。金属製構造物以外であっても可)に押圧当接して循環駆動し、該ワイヤソーの張力により引っ張られて前記台車上を前記レールに沿って移動するワイヤソー駆動装置と、前記台車と前記ワイヤソー駆動装置とに係り合うように配置された弾性部材とを具備し、前記ワイヤソー駆動装置が前記ワイヤソーの張力により引っ張られて前記レールに沿って移動すると、該ワイヤソー駆動装置の移動により前記弾性部材が弾性変形して弾性力を生じ、もって該ワイヤソー駆動装置は前記ワイヤソーの張力と前記弾性部材の弾性力が吊り合った位置で静止するように構成されているものである。これによれば、弾性部材の弾性変形量によりワイヤソーの張力を調整することができる。また、ワイヤソーが切断対象物に噛み込んでその走行が急停止しワイヤソーに過大な張力が生じた場合には、該ワイヤソーの張力の増大に応じて弾性部材の弾性変形量が自動的に増大して該ワイヤソーの張力の増大を緩和するので、ワイヤソーの破断を防止することができる。ワイヤソーの循環速度が遅いことも、ワイヤソーの破断防止に寄与している。前記弾性部材は例えばバネ式テンションゲージのバネで構成することができる。このようにすれば、テンションゲージはワイヤソーに対する張力付与と張力測定を併せて行うことができる。この解体装置は、前記台車に対する前記ワイヤソー駆動装置の移動方向と同じ方向の前記台車の位置によって前記ワイヤソーの張力を調整するようにすることができる。前記台車は自走可能とすることができる。以下の説明では、この解体装置を使用して、熱交換器を切断・解体する場合について説明する。ここでは発明者らが案出した上記金属構造物の解体方法を適用して切断・解体を行っている。
図1において、解体装置10は台車12上にワイヤソー駆動装置14を搭載して構成されている。台車12はゴム製無端軌道16,18を個別にモータ駆動{共に正(前進)回転、もしくは共に逆(後進)回転、または一方を正回転し他方を逆回転}することにより床20上を任意の位置に移動できる。台車12の上面にはその前後方向に沿って2本のレール22,24が敷設されている。ワイヤソー駆動装置14は底面前後左右に金属製車輪26,28,30,32(いずれも非駆動輪)を具備し、左側前後の車輪26,28を左側のレール22に乗せ、右側前後の車輪30,32を右側のレール24に乗せた状態で、台車12上に移動可能に載置されている。台車12上には、ワイヤソー駆動装置14の前後方向の移動を規制するためのストッパ(図示せず)が設けられている。これにより、ワイヤソー駆動装置14はレール22,24に沿って台車12の前後方向に所定距離(30cm程度)移動できる。ワイヤソー駆動装置14の側面にはテンションワイヤ連結部31が形成されている。テンションワイヤ連結部31にはテンションワイヤ33の一端部が連結されている。テンションワイヤ33の他端部にはテンションゲージ(バネ式テンションゲージ等)35の作動ロッド35aが連結されている。テンションゲージ35の本体部35bは、台車12の側面に形成されたテンションゲージ連結部37に連結されている。これにより、ワイヤソー駆動装置14と台車12とは、テンションワイヤ33およびテンションゲージ35を介してに相互に連結されている。
ワイヤソー駆動装置14は内部にエンジンまたはモータ(図示せず)を具備し、その動力を伝達装置(図示せず)を介して主プーリ36に伝達して、主プーリ36を回転駆動するように構成されている。主プーリ36の回転軸はレール22,24の延在方向と直交しかつ水平に配されている。ワイヤソー駆動装置14としては、例えばPellegrini Meccanica社(イタリアの会社)製の「TELEDIESEL SUPER TD100」(商標)を使用することができる。TELEDIESEL SUPER TD100は山から石材(主に大理石)を切り出すために設計されたワイヤソー駆動装置であり、既存の鉄筋コンクリート切断用ワイヤソー駆動装置に比べて低速・高張力での運転が可能である。TELEDIESEL SUPER TD100は100馬力のディーゼルエンジンを動力源として具備し、その動力をトルクコンバータおよびシャフトドライブによる伝達機構を介して主プーリ36に伝達して、主プーリ36を回転駆動する。主プーリ36には環状のワイヤソー38が掛けられている。主プーリ36はカバー39内に収容されている。なお、TELEDIESEL SUPER TD100はモータ駆動される歯車(ピニオン)を底部に備え、山から石材を切り出すのに使用するときは、レール側面等にラックを形成したラックレールを地面に敷設し、ピニオンをラックに噛み合わせ、ピニオンをモータ駆動することにより、自走しかつワイヤソーに張力を与えるように構成されている。このTELEDIESEL SUPER TD100を図1のワイヤソー装置14として使用する場合は、上記ピニオンによる自走機能を外して使用する。これにより、ワイヤソー駆動装置14は外力(ワイヤソー38の張力およびテンションゲージ35の弾性力)により、レール22,24上を自由に移動できる。
解体装置10の前方の床20上には支持台40,42が固定されている。支持台40,42上には切断対象である熱交換器44が横置きされている。熱交換器44は該支持台40,42に連結固定されている。熱交換器44の切断予定箇所は支持台40,42の間の箇所である。熱交換器44は金属製の胴体(円筒状容器)44a内に多数本の金属製の伝熱管44bを胴体44aの軸Lに平行に束状に収容し固定して構成されている。熱交換器44はその軸Lを解体装置10の前後方向に対して直角方向に向けてかつ水平方向に配置した姿勢で支持台40,42上に固定支持されている。床20上には、熱交換器44を取り囲むようにして、鉄材等で強固に作られた支持枠46が固定されている。支持枠46には、その前側の支柱46aの上下位置にプーリ48,50が取り付けられ、後ろ側の支柱46bの上下位置にプーリ54,52が取り付けられている。4個のプーリ48,50,52,54(いずれも非駆動プーリ)は熱交換器44の軸Lに直交する1つの平面内に配置されている。各プーリ48,50,52,54の回転軸は熱交換器44の軸Lとそれぞれ平行に配置されている。プーリ48,50の高さ位置は手動操作で支柱46aに沿って調整可能である。プーリ52,54の高さ位置は手動操作で支柱46aに沿って調整可能である。後述するように、熱交換器44の切断作業においては、切断が進行するにつれて下側のプーリ50,52の高さ位置を手動操作で徐々に下げていく。なお、プーリ50,52の高さ位置を自動で調整するように構成することもできる。
ワイヤソー38は主プーリ36およびプーリ48,50,52,54にこれらの順序で掛け回され、プーリ50,52の間で熱交換器44の外周面上面に当接する。このとき、ワイヤソー38が配置される平面は、熱交換器44の軸Lと直交する。ワイヤソー38の張力調整は台車12の前後方向位置の調整で行う。すなわち、台車12を後進させると熱交換器44の軸Lと台車12との距離が離れてワイヤソー38が張ってくる。その結果、ワイヤソー38の張力によりワイヤソー駆動装置14が台車12に対しレール22,24に沿って相対的に前進方向に移動しようとする。しかし、ワイヤソー駆動装置14の前進はテンションワイヤ33により規制されるので、ワイヤソー38の張力が増大する。ワイヤソー38の張力はテンションワイヤ33を介してテンションゲージ35に伝達されるので、ワイヤソー38の張力はテンションゲージ35の指示で知ることができる。テンションゲージ35の指示値が所望の適正値に達した位置で台車12を停止させることによりワイヤソー35の張力調整が完了する。ワイヤソー38の張力が該適正値に調整された状態でワイヤソー38を循環駆動することにより、熱交換器44をいわゆる押切り切断型で切削し切断することができる。なお、ワイヤソー38の張力調整操作は、手動で行うほか、自動で行うように構成する(例えば、ワイヤソー38の張力を電気的に検出し、該張力が設定した適正値に一致するように台車12の位置を自動制御する等)こともできる。
ワイヤソー38の構成例を図2に示す。ワイヤソー38は素線ワイヤ58をその軸中心部に芯線として配置して構成されている。素線ワイヤ58としては例えば航空機用ワイヤロープ規格(JIS G 3535)に適合する、ロープ径4.76mmの高強度ワイヤロープ(破断強度2200〜2500kgf)等の撚り線を使用することができる。素線ワイヤ58は、その両端部を、別途用意した周知のジョイントスリーブ(長さ約20mm、内径約5mmの円筒状金属管)(図示せず)内に該ジョイントスリーブの両開口端から差し込んで突き合わせ、該ジョイントスリーブの両開口端部付近をかしめて圧着することにより、環状にすることができる。あるいは、素線ワイヤ58の両端部を撚り合わせたり、溶着して環状にすることもできる。素線ワイヤ58の両端部をジョイントスリーブに差し込んで圧着して環状にする方法によれば、ジョイントスリーブのかしめ圧力の調整により、ワイヤ端部がジョイントスリーブから抜けるときのワイヤ張力を設定することができる。これによれば、ワイヤ端部がジョイントスリーブから抜けるときのワイヤ張力を素線ワイヤ58の破断強度よりも低い値(例えば800〜900kgf)に設定すれば、ワイヤソーが切断対象物に噛み込んだ時等に素線ワイヤ58が破断する前にワイヤ端部がジョイントスリーブから抜けることができるので、素線ワイヤ58の破断を防止することができ、作業現場での復旧が容易になる。素線ワイヤ58の外周にはリング状の台座(台金)60およびコイルバネで構成される強化スプリング62が交互に通されている。台座60は素線ワイヤ58に固定されている。台座60の外周にはリング状のダイヤモンド焼結体(ダイヤモンドビーズ)64が固定装着されている。このようにして、素線ワイヤ58にはダイヤモンド焼結体64が適宜の間隔(ピッチ)で装着されている。ワイヤソー38の外周面は、ダイヤモンド焼結体64の外周面を除く全体にゴムまたは樹脂による被覆材66が含浸されて被覆されている。ダイヤモンド焼結体64は金属マトリックス63を構成する金属粉にダイヤモンド砥粒65を混合し焼結したインプリグネーテッド型ダイヤモンドビーズで構成されている。ダイヤモンド焼結体64の外径は例えば10〜11mm、長さは5〜7mmである。ダイヤモンド焼結体64の配置ピッチは例えば25mm(ワイヤソー38に1m当たり40個配置するピッチ)である。
図1において、ワイヤソー38と熱交換器44との当接部の上方には、その当接線に沿って、気泡を吐出する気泡吐出ノズル68と、研磨材を吐出する研磨材吐出ノズル70が、吐出口をそれぞれ下方に向けて複数組(図1の例ではワイヤソー38の走行方向に沿って、当接部の入口端直前位置に1組、その下流側に2組の合計3組)配置されている(両吐出ノズル68,70の支持機構は図示せず)。各組は、気泡吐出ノズル68がワイヤソー38の走行方向上流側に配置され、研磨材吐出ノズル70がワイヤソー38の走行方向下流側に配置されている。各ノズル68,70の高さ位置は手動操作または自動操作で調整可能である(調整機構は図示せず)。後述するように、熱交換器44の切断作業においては、切削が進行するにつれて各ノズル68,70の高さ位置を手動操作等で徐々に下げて、切削により形成された開口部に進入させていく。
気泡吐出ノズル68に気泡を供給する気泡供給系統および研磨材吐出ノズル70に研磨材を供給する研磨材供給系統の構成例を図3に示す。起泡剤タンク72からは起泡剤74が配管76を介して送給される。起泡剤74としては、例えばライオン株式会社製「リポラン2800L」(特殊アニオン界面活性剤からなる起泡剤)等のフォームドリリング工法用起泡剤を使用することができる。コンプレッサ78からは圧縮空気80が配管82を介して送給される。発泡装置84は起泡剤74に圧縮空気80を混合して気泡86を発生させる。発生した気泡86は配管88を介して各気泡吐出ノズル68から吐出され、ワイヤソー38と熱交換器44との当接部に注入される。発泡装置84は例えばフォームドリリング工法で使用される発泡装置と同様の構成のものを使用することができる。気泡86はワイヤソー38と熱交換器44との当接部を冷却する作用を奏するので、別途水による冷却は不要である。
研磨材タンク90からは研磨材92が配管94を介して送給される。研磨材92としては、例えば市販のシリカ、アルミナ、レジノイド等の砥粒による研磨材(粒度番手は例えば#60〜#80)を使用することができる。コンプレッサ96からは圧縮空気98が配管100を介して送給される。研磨材混合気流発生装置102は研磨材92に圧縮空気98を混合して研磨材混合気流104を作成する。作成された研磨材混合気流104は配管106を介して各研磨材吐出ノズル70から吐出され、その上流側で吐出された気泡86中に投入されて、ワイヤソー38と熱交換器44との当接部に注入される。研磨材混合気流発生装置102は例えばサンドブラスト処理で使用される研磨材混合気流発生装置と同様の構成のものを使用することができる。なお、研磨材吐出ノズル70から吐出される研磨材混合気流104の吐出速度は、気泡86が吹き飛ばされない程度の低速でよい。
図4は、熱交換器44の切断作業時における気泡と研磨材の吐出状態を示す。気泡吐出ノズル68からは気泡86が吐出されて、走行しているワイヤソー38に付着する。そのワイヤソー走行方向下流側位置で、研磨材吐出ノズル70からは研磨材混合気流104が吐出されて、気泡86中に投入される。これにより、ワイヤソー38は研磨材92を混入させた気泡86が付着した状態で走行し、ダイヤモンド焼結体64により熱交換器44を切削して切断する。切削によるワイヤソー38および熱交換器44の発熱は気泡86で冷却される。また、切削により発生した熱交換器44の切り屑108の一部および研磨材92の一部は起泡剤によってワイヤソー38に付着したまま循環する(残りはワイヤソー38から順次脱落する)。そして、ダイヤモンド焼結体64の表面に付着した切り屑108と研磨材92が、熱交換器44とダイヤモンド焼結体64との当接によりダイヤモンド焼結体64の金属マトリックスの摩耗を促進する。その結果、ダイヤモンド砥粒の突出量が大きくなり、熱交換器44を効率よく切削して、切断に要する時間を短縮することができる。
図5は気泡を使用した場合と使用しない場合の切削状態の違いを示すもので、ダイヤモンド焼結体64と熱交換器44との当接部を、ダイヤモンド焼結体64の軸を通る平面で切断し拡大して示したものである。(a)は気泡を使用しない場合(水を冷却剤として使用した場合)、(b)は気泡を使用した場合(冷却剤としての水は不使用)である。ワイヤソー38が走行すると、ダイヤモンド砥粒65の、金属マトリックス63から突出している部分65aが熱交換器44の表面を切削し、切り屑が発生する。(a)の気泡を使用しない場合は、切り屑はワイヤソー38からほとんど脱落し、循環しない。これに対し、(b)の気泡を使用する場合は、気泡を構成する起泡剤により切り屑の一部はワイヤソー38に付着したまま循環する。そして、ダイヤモンド焼結体64の表面に付着して循環してきた切り屑108(図4)が金属マトリックス63と熱交換器44の表面の間に強く挟まれて金属マトリックス63の摩耗を促進する。その結果、ダイヤモンド砥粒65の突出部65aの突出量が(a)の気泡を使用しない場合に比べて増大し、ダイヤモンド砥粒65を熱交換器44の表面に深く食い込ませて切削を効率よく行うことができる。
以上説明した図1の解体装置10による熱交換器の解体作業の手順を図6を参照して説明する。図6の工程(i)は切断開始時の状態である。ワイヤソー38を主プーリ36およびプーリ48,50,52,54に緩く掛け回し、プーリ50,52の間で熱交換器44の外周面上面に当接させる。この状態でゴム製無端軌道16,18を共に後進駆動して台車12を後進させると、ワイヤソー38が張ってくる。テンションゲージ35の指示を見て所望の適正値に近づいたら、ゴム製無端軌道16,18をインチング(寸動)駆動してワイヤソー38の張力を該適正値に調整する。なお、この場合のワイヤソー38の張力の適正値は100〜180kgf、より好ましくは130〜150kgfである。ワイヤソー38の張力調整が完了したら、気泡吐出ノズル68から気泡を吐出し、研磨材吐出ノズル70から研磨材混合気流を吐出し、ワイヤソー38を3〜10m/秒、より好ましくは6〜8m/秒の速度で循環駆動して熱交換器44の切断を開始する。なお、主プーリ36の直径は例えば60cm、80cm等があり、直径80cmのものを使用した場合には、主プーリ36の回転数を例えば150rpmに設定すれば、ワイヤソー38の循環速度を6.28m/秒とすることができる。
図6の工程(ii)は熱交換器44の切削が少し進んだ状態である。切削が進むにつれて、気泡吐出ノズル68および研磨材吐出ノズル70の高さ位置を手動操作等で徐々に下げて、切断した開口部に進入させていく。切削が進むにつれてワイヤソー38が緩み、張力が低下するので、ゴム製無端軌道16,18を共に後進方向にインチング駆動してワイヤソー38の張力を前記適正値に戻す。切断がさらに進んだら、図6の工程(iii)で示すように、台車12の位置を少し前進させてワイヤソー38の張りを緩ませ、下側のプーリ50,52の位置を手動操作で下げる。そして、ゴム製無端軌道16,18を共に後進方向にインチング駆動してワイヤソー38の張力を前記適正値に調整して切削をさらに進め、必要に応じてプーリ50,52の位置を下げる操作を繰り返し、最終的に切断を完遂させる。熱交換器44の軸方向の他の箇所についても切断を行う場合は、当該箇所について以上の工程を繰り返し行う。
なお、以上の実施の形態ではいわゆる押切り切断型で解体対象物を切断・解体する場合について説明したが、いわゆる引張り切断型で解体対象物を切断・解体する場合についてもこの発明を適用できるものと考えられる。また、前記実施の形態では冷却剤として起泡剤で作られた起泡を使用した場合について説明したが、水その他の冷却剤を使用することもできる。また、前記実施の形態では弾性部材をワイヤソーの張力によって伸張するように配置したが、ワイヤソーの張力によって圧縮するように配置することもできる。また、前記実施の形態では熱交換器を切断・解体する場合について説明したが、熱交換器以外の金属製構造物を切断・解体することもできる。また、ワイヤソー装置が自由に(フリーで)移動するレールは、鉄道用線路に使用されるいわゆるレール形状の鋼材を使用するほか、パイプを2本並べてレールとしたものや、台車上に2本のレール状溝を形成してレールとしたもの等様々なものを使用することができる。なお、前記実施の形態では解体対象物の切断作業をワイヤソー装置のみを使用して行う場合について説明したが、上記解体方法は切断作業の一部(例えば切り始めの部分あるいは切り終わりの部分)に他の切断方法(例えば手作業による切削等)を含むことを妨げるものではない。
図7の断面構造を有する熱交換器44を切断対象として、図1の解体装置10(総重量は4t弱。ワイヤソー38の構成は図2。起泡剤はリポラン2800L)を使用して、ワイヤ張力を150kgf、ワイヤ循環速度を8m/秒に設定して、図6の手順で切断を試みた。なお、図7の熱交換器44は胴体(円筒状容器)44aが直径600mm、肉厚6.4mmのSGP(配管用炭素鋼鋼管)で構成されている。胴体44a内には鋼製の仕切板44c、44dが固定されている。仕切板44c、44dで囲まれた空間45内にはSGP製の多数の伝熱管44bが胴体44aの軸Lに平行に配置されている。伝熱管44bは胴体44aの中心軸L上に配置された1本の太管(直径65mm、肉厚4.5mm)44b−1と、伝熱管配置空間45の外周付近に配置された10本の中太管(直径25mm、肉厚3.4mm)44b−2と、太管44b−1と中太管44b−2の間に配置された210本の細管(直径10mm、肉厚2.3mm)で構成されている。実験の結果、プーリ50,52の位置調整操作に要する時間を含めて約45分で熱交換器44の切断を完遂することができた。また、水を冷却剤として使用した場合に比べて、ワイヤソー38の外周面に被覆されている被覆材66の損傷が極めて少なくて済んだ(実験によれば、水を冷却剤として使用した場合に比べて、同一切削条件で被覆材66の摩滅量が1/10程度であった。)。これは、起泡剤により作られた気泡86が被覆材66に対して滑り効果を生じるためと考えられる。このように、気泡86の使用により、切断対象物に対する被覆材66の潤滑性が向上して被覆材66の損傷が大幅に抑制された結果、水を冷却剤として使用した場合に比べてワイヤソー38の耐久性が飛躍的に向上した。したがって、1本のワイヤソー38の使用可能時間が飛躍的に長くなり、その結果ワイヤソー38の交換回数が減るため、切断作業の連続性が向上する効果が期待できる。なお、原子力プラントの蒸気発生器を構成する熱交換器についても、図1の解体装置を使用して切断・解体できるものと考えられる。
この発明の実施の形態を示す平面図および側面図である。 図1のワイヤソー38の構成例を示す正面図および断面図である。 図1の気泡吐出ノズル68に気泡を供給する気泡供給系統および研磨材吐出ノズル70に研磨材を供給する研磨材供給系統の構成例を示す図である。 図1の熱交換器44の切断作業時における気泡と研磨材の吐出状態を示す図である。 気泡を使用した場合と使用しない場合の切削状態の違いを示す図で、ダイヤモンド焼結体64と熱交換器44との当接部を、ダイヤモンド焼結体64の軸を通る平面で切断し拡大して示した図である。 図1の解体装置による熱交換器の解体作業の手順を示す側面図である。 実験で使用した熱交換器の断面図である。
符号の説明
10…解体装置、14…ワイヤソー駆動装置、38…ワイヤソー、44…熱交換器(切断・解体対象の金属製構造物)、58…素線ワイヤ、64…インプリグネーテッド型ダイヤモンド焼結体、68…気泡吐出ノズル(気泡注入装置、冷却剤注入装置)、70…研磨材吐出ノズル(研磨材注入装置)、74…起泡剤、86…気泡、92…研磨材、108…切り屑。

Claims (4)

  1. レールを備えた台車と、
    前記レールに沿って移動自在に前記台車に搭載され、ワイヤソーを切断対象物に押圧当接して循環駆動し、該ワイヤソーの張力により引っ張られて前記台車上を前記レールに沿って移動するワイヤソー駆動装置と、
    前記台車と前記ワイヤソー駆動装置とに係り合うように配置された弾性部材とを具備し、
    前記ワイヤソー駆動装置が前記ワイヤソーの張力により引っ張られて前記レールに沿って移動すると、該ワイヤソー駆動装置の移動により前記弾性部材が弾性変形して弾性力を生じ、もって該ワイヤソー駆動装置は前記ワイヤソーの張力と前記弾性部材の弾性力が吊り合った位置で静止するように構成され
    前記台車に対する前記ワイヤソー駆動装置の移動方向と同じ方向の前記台車の位置によって前記ワイヤソーの張力を調整する解体装置。
  2. 前記弾性部材がバネ式テンションゲージのバネで構成されている請求項記載の解体装置。
  3. 前記台車が自走可能である請求項1または2記載の解体装置。
  4. 前記切断対象物が金属製構造物である請求項1から3のいずれか1つに記載の解体装置。
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