JP4381267B2 - 符号化装置、符号化方法、画像処理システム及びプログラム - Google Patents

符号化装置、符号化方法、画像処理システム及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数の画素値で表現される画像データを符号化する符号化装置に関する。
この種の符号化装置においては、赤(R)、緑(G)、青(B)で表現された画像データの画素値それぞれを符号化することが知られている。
非特許文献1では、各色16bitで表現されたscRGB空間が、拡張色空間として開示されている。scRGB色空間は、画素値が0から1.0までの範囲である実表現範囲と、0未満あるいは1.0を超える範囲である仮想表現範囲とを有する。また、非特許文献1では、RGB各16bitのデータをRGB各8bitのデータに変換する方法が開示されている。
しかしながら、0〜1.0以外のデータを全て0〜1.0の範囲にクリッピングしているので、scRGB空間で表現可能になった仮想表現範囲を有効に活用できない場合がある。
IEC TC100 TA2(61966−2−2,Ed.1),"Multimedia systems and equipment - Colour measurement management - Part 2-2: Colour management - Extended RGB colour space - scRGB",国際電気標準会議(IEC),2003年1月,p.2−15
本発明は、上述した背景からなされたものであり、scRGB空間に属する画像データを効率的に符号化できる符号化装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴とするところは、実表現範囲を超えた画像データを含む画像データを受け付ける受付手段と、この受付手段により受け付けられた画像データの画素値それぞれを解析し、実表現範囲を超える画素を含む領域として、半径及び中心座標によって特定される少なくとも1つ以上の最小包含円を抽出し、最小包含円内の画素値の最大値及び最小値並びに最小包含円内の実表現範囲を超える画素の個数の少なくともいずれかを求め、前記受付手段により受け付けられた画像データの実表現範囲を超える領域の特徴として抽出する特徴抽出手段と、この特徴抽出手段により抽出された特徴に応じて画像の画素値それぞれを符号化する符号化手段と、を有する符号化装置にある。
また、好ましくは、前記符号化手段は、前記特徴抽出手段によって抽出された領域の特徴を画像データに付加する。
また、好ましくは、前記符号化手段は、0.0以上かつ1.0以下である実表現範囲に属する画素値と、0.0未満あるいは1.0を超える仮想表現範囲に属する画素値とを階調変換する。
さらに、好ましくは、前記受付手段は、scRGB色空間で表現された画像データを受け付ける。
本発明の第2の特徴とするところは、符号化装置及び復号化装置を含む画像処理システムであって、前記符号化装置は、実表現範囲を超えた画像データを含む画像データを受け付ける受付手段と、この受付手段により受け付けられた画像データの画素値それぞれを解析し、実表現範囲を超える画素を含む領域として、半径及び中心座標によって特定される少なくとも1つ以上の最小包含円を抽出し、最小包含円内の画素値の最大値及び最小値並びに最小包含円内の実表現範囲を超える画素の個数の少なくともいずれかを求め、前記受付手段により受け付けられた画像データの実表現範囲を超える領域の特徴として抽出する特徴抽出手段と、この特徴抽出手段により抽出された特徴に応じて画像の画素値それぞれを符号化する符号化手段と、を有し、前記復号化装置は、前記符号化装置により符号化された符号化データを復号化する復号化手段を有する画像処理システムにある。
本発明の第3の特徴とするところは、実表現範囲を超えた画像データを含む画像データを受け付け、この受け付けられた画像データの画素値それぞれを解析し、実表現範囲を超える画素を含む領域として、半径及び中心座標によって特定される少なくとも1つ以上の最小包含円を抽出し、最小包含円内の画素値の最大値及び最小値並びに最小包含円内の実表現範囲を超える画素の個数の少なくともいずれかを求め、受け付けられた画像データの実表現範囲を超える領域の特徴として抽出し、この抽出された特徴に応じて画像の画素値それぞれを符号化する符号化方法にある。
本発明の第4の特徴とするところは、コンピュータを含む符号化装置において、実表現範囲を超えた画像データを含む画像データを受け付ける受付ステップと、この受け付けられた画像データの画素値それぞれを解析し、実表現範囲を超える画素を含む領域として、半径及び中心座標によって特定される少なくとも1つ以上の最小包含円を抽出し、最小包含円内の画素値の最大値及び最小値並びに最小包含円内の実表現範囲を超える画素の個数の少なくともいずれかを求め、受け付けられた画像データの実表現範囲を超える領域の特徴として抽出する特徴抽出ステップと、この抽出された特徴に応じて画像の画素値それぞれを符号化する符号化ステップと、を前記符号化装置に実行させるプログラムにある。
本発明にかかる画像形成装置によれば、scRGB空間に属する画像データを効率的に符号化できる。
次に、本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係る画像処理システム2の概略を説明する図である。
図1に示すように、画像処理システム2は、符号化装置6、クライアント端末8a、8b及び画像形成装置10を、ネットワーク4に接続して構成される。符号化装置6又はクライアント端末8a、8bは、コンピュータ端末であり、LAN、WAN等から構成されるネットワーク4を介して画像形成装置10に接続する。なお、クライアント端末8a、8bなど複数ある構成部分のいずれかを特定せずに示す場合には、単に「クライアント端末8」などと略記することがある。
符号化装置6は、画像データを符号化して、クライアント端末8a、8bに対して送信したり、画像形成装置10に送信して印刷を依頼したりする。符号化装置6は、後述する符号化プログラム30により、画像データを符号化する。クライアント端末8及び画像形成装置10は、復号化装置として機能し、符号化された符号化データを受け取り、後述する復号化プログラム50により、画像データを復号化する。また、クライアント端末8及び画像形成装置10は、符号化された画像データを、復号化せずにそのまま扱ってもよい。
なお、符号化装置6とクライアント端末8とは、同一の筐体であってもよく、符号化プログラム30と復号化プログラム50とは、同一の筐体上で動作してもよい。
図2は、本発明に係る符号化装置6のハードウェア構成を例示する図である。
図2に示すように、符号化装置6は、CPU14及びメモリ16などを含む制御装置12、LCD表示装置あるいはCRT表示装置及びキーボード・タッチパネルなどを含む表示・入力装置18、通信装置20及びHDD・CD装置などの記憶装置22などから構成される。クライアント端末8及び画像形成装置10は、この符号化装置6と同様のハードウェア構成を有する。例えば、符号化装置6及びクライアント端末8は、パーソナルコンピュータなどであり、画像形成装置10は、プリンタ、ファクシミリ又は複合機である。
図3は、画素を表現するデータ形式を例示する図であり、(a)は、scRGBのデータ形式であり、(b)は、本発明に係る符号化装置6によって符号化されるデータ形式であり、(c)は、符号化のための変換関数を例示した図である。
図3(a)に示すように、scRGB空間では、1つの画素は、RGBそれぞれの色が16bitで符号化される。画素は、−0.5から7.5まで65,536階調で表現され、0.0から1.0までの範囲である実表現範囲のみならず、0.0未満あるいは1.0を超える範囲である仮想表現範囲にも含まれうる。例えば、scRGB空間は、実表現範囲を8,192階調で表現する。
図3(b)に示すように、本発明に係る符号化装置6は、1つの画素を24bitで符号化する。1つの画素は、RGBそれぞれの色が8bitで符号化され、0.0から1.0まで256階調で表現される。符号化装置6は、図3(c)に示すような関数により、16bitから8bitへの階調変換を行う。符号化装置6は、符号化対象の画像データの特徴を抽出し、この特徴に応じて関数の形を変える。具体的には、符号化装置6は、画像データから、実表現範囲を超える画素を含む領域を抽出し、この領域を包含する最小包含円の中心座標、該最小包含円の半径、領域に含まれる実表現範囲を超える画素の個数、又は、領域に含まれる画素値の最大値あるいは最小値のいずれか1つ以上を解析して、関数の式を設定する。なお、画素値が符号化されるビット数は、8bitに限られず、何ビットでもよい。また、画素が符号化されるビット数は、24bitに限られない。
また、図3(c)に示すように、符号化装置6は、0.0以上1.0以下である実表現範囲に属する画素値と、0.0未満あるいは1.0を超える仮想表現範囲に属する画素値とを異なる符号化率で符号化する。具体的には、符号化装置6は、少なくとも変換前の0.0以上1.0以下の範囲の圧縮率が、他の範囲の圧縮率と比べて小さくなるように、画素値を符号化する。さらに、符号化装置6は、最小包含円の半径、画素値の最大値及び最小値など解析された画像の特徴を、符号化された画像データの例えばヘッダ部に付加する。
図4は、実表現範囲を超える画素を含む領域の抽出を説明する図であり、(a)は、最小包含長方形の抽出を説明する図であり、(b)は、最小包含円の抽出を説明する図である。
図4(a)において、黒点は、実表現範囲を超える画素を示す。符号化装置6は、これらの画素の中で、X座標が最小である画素P1(X1,Y1)、最大である画素P2(X2,Y2)、及び、Y座標が最小である画素P3(X3,Y3)、最大である画素P4(X4,Y4)を探し出す。求める最小包含長方形の頂点の座標それぞれは、(X1,Y3)、(X1,Y4)、(X2,Y3)、(X2,Y4)となる。
図4(b)において、最小包含長方形は、二点鎖線で表される。符号化装置6は、実表現範囲を超える画素の中で、この最小包含長方形の中心から最も遠い画素A及び2番目に遠い画素Bを探し出し、AとBとの中点をCとする。符号化装置6は、仮の中心を最小包含長方形の中心とし、この仮の中心を、最小包含長方形の中心と点Cとを結んだ直線状で、点Cに向けて僅かに移動させる。符号化装置6は、仮の中心と画素A及び画素Bを除く他の画素との距離を評価し、この中で距離が最も大きい画素Dを探し出す。さらに、符号化装置6は、仮の中心と画素Dとの距離L1と、仮の中心と画素Aとの距離L2とを比較し、距離L1が距離L2以上である場合には、この仮の中心を求める最小包含円の中心とし、距離L1を求める円の半径とする。距離L1が距離L2未満である場合には、符号化装置6は、再び仮の中心を僅かに移動させ、画素Dを探し出し、距離を評価する。符号化装置6は、仮の中心が点Cに到達するまでこの作業を繰り返し、点Cに到達しても距離L1が距離L2以上にならない場合には、点Cを求める最小包含円の中心とし、点Cと画素Aとの距離を求める円の半径とする。
なお、最小包含円の中心及び半径の求め方は、この方法には限られない。例えば、符号化装置6は、実表現範囲を超える画素の最小包含長方形を求め、この最小包含長方形の中心を求める最小包含円の中心とし、最小包含長方形の対角線の長さの半分を最小包含円の半径としてもよい。また、例えば、符号化装置6は、実表現範囲を超える画素の中で、最小包含長方形の中心から最も遠い画素Aを探し出し、最小包含長方形の中心を求める最小包含円の中心とし、この中心と画素Aとの距離を半径としてもよい。
図5は、符号化装置6の制御装置12(図2)により実行され、本発明に係る符号化方法を実現する符号化プログラム30の構成を例示する図である。
図5に示すように、符号化プログラム30は、データ受付部32、解析部34と領域抽出部36とを含む特徴抽出部44、符号化制御部38、符号化部40及びデータ出力部42を含む。符号化プログラム30は、例えば、プリンタドライバとして、記録媒体24(図2)又はネットワーク4を介して符号化装置6の制御装置12に供給され、メモリ16にロードされて実行される。
符号化プログラム30において、データ受付部32は、通信装置20(図2)又は記憶装置22を介して、符号化すべき画像データを受け付け、この受け付けられた画像データを特徴抽出部44の解析部34に対して出力する。データ受付部32は、例えばscRGB色空間に属する画像データを受け付ける。
特徴抽出部44は、データ受付部32から入力された画像データの実表現範囲を超える領域における特徴を抽出し、この特徴を符号化制御部38に対して出力し、画像データを符号化部40に対して出力する。
特徴抽出部44において、解析部34は、画像データの画素値を解析し、この解析結果を領域抽出部36に対して出力する。また、解析部34は、後述する領域抽出部36から入力される領域において、画素値の最大値と最小値とを求める。さらに解析部34は、領域に含まれる画素値の最大値と最小値と領域抽出部36から入力された円の半径とを、符号化制御部38に対して出力し、画像データの画素値を、符号化部40に対して出力する。なお、解析部34は、この領域に含まれる実表現範囲を超える画素の個数を解析してもよい。また、解析部34は、この画素の個数あるいは領域抽出部36から入力される領域の中心座標を、さらに符号化制御部38に対して出力してもよい。
領域抽出部36は、解析部34による画素値の解析結果を受け付け、実表現範囲を超える画素を含む領域例えば最小包含円を抽出する。具体的には、領域抽出部36は、実表現範囲を超える画素を含む最小包含長方形を求め、この長方形に基づいて、最小包含円を算出する。領域抽出部36は、求められた最小包含円の半径と中心座標とを、解析部34に対して抽出する。
符号化制御部38は、特徴抽出部44から入力される特徴に応じて、符号化部40が有する変換関数(図3(c))の形を調整する。ここで、入力される特徴には、画素値の最大値(Max)、最小値(Min)及び実表現範囲を超える画素を含む領域の最小包含円の半径Rが含まれる。変換関数への入力X、変換関数の出力Yの範囲をそれぞれ、Min≦X≦Max、0.0≦Y≦1.0とし、半径Rの範囲を0≦R≦100とすると、符号化制御部38は、変換関数F(X)を、以下のように設定する。
F(X)=A1X+B1(Min≦X<0.0の場合)
F(X)=A2X+B2(0.0≦X<1.0の場合)
F(X)=A3(X−1)+B3(1.0≦X<Maxの場合)
A1=−B1/Min
A2=1−B1−B3
A3=(1−B3)/(Max−1)
B1=R/700
B2=B1
B3=1−R/300
ここで、最大値を超える画素値及び最小値に満たない画素値は、変換対象外である。また、変換関数はこの式に限られず、符号化制御部38は変換関数F(X)を他の式で表される関数に調整してもよい。なお、図3(c)で表される関数は、Min=−0.3、Max=3.0、半径R=50の場合の関数である。
符号化部40は、符号化制御部38により調整された変換関数F(X)に基づいて、解析部34から入力された画像データの画素値を変換し、解析部34により抽出された画像の特徴を付加して、この変換後の画像データをデータ出力部42に対して出力する。
符号化部40は、変換関数F(X)により、−0.5から7.5までの範囲の画素値を、0.0から1.0までの範囲を表現しうる例えば8bitで符号化する。画素値は、0.0から1.0までの値に、256階調で変換される。符号化部40は、変換前に0.0以上1.0以下である実表現範囲に属する画素値を、例えば256階調のうちの192階調のいずれかに変換する。また、符号化部40は、変換前に0.0未満あるいは1.0を超える仮想表現範囲に属する画素値を、例えば256階調のうちの64階調のいずれかに変換する。このため、実表現範囲に属する画素値は、仮想表現範囲に属する画素値とは異なる符号化率で符号化される。
また、符号化部40は、解析部34から入力された画像の特徴、例えば、実表現範囲を超える画素を含む領域を包含する最小包含円の中心座標、該最小包含円の半径、領域に含まれる実表現範囲を超える画素の個数、又は、領域に含まれる画素値の最大値あるいは最小値などを画像データのヘッダ部に付加する。
データ出力部42は、符号化部40から入力された符号化された画像データを通信装置20又は記憶装置22に対して出力する。
図6は、クライアント端末8又は画像形成装置10の制御装置12により実行される復号化プログラム50の構成を例示する図である。
図6に示すように、復号化プログラム50は、データ受付部52、復号化制御部54、復号化部56及びデータ出力部58を含む。復号化プログラム50は、記録媒体24(図2)又はネットワークを介してクライアント端末8又は画像形成装置10の制御装置12に供給され、メモリ16にロードされて実行される。
復号化プログラム50において、データ受付部52は、通信装置20又は記憶装置22を介して、符号化装置6により符号化された符号化データを受け付け、この受け付けられた符号化データを復号化制御部54に対して出力する。
復号化制御部54は、符号化データのヘッダ部を解析し、この解析結果に基づいて、変換関数G(X)を調整する。具体的には、復号化制御部54は、ヘッダ部に含まれる画素値の最大値(Max)、最小値(Min)及び半径Rなどに基づいて、変換関数F(X)の逆関数を求め、この逆関数を変換関数G(X)とする。
復号化部56は、復号化制御部54に調整された変換関数G(X)に基づいて、入力された画素値を復号化し、復号化された画素値をデータ出力部58に対して出力する。復号化部56は、0.0から1.0までの範囲を表現しうる8bitの画素値を、−0.5から7.5までの範囲を表現しうる16bitの画素値に復号化する。
データ出力部58は、復号化部56から入力された16bitに復号化された画素値それぞれを図3(a)に示すようなデータ形式の画像データとして、この画像データを例えば記憶装置22に対して出力する。
次に、符号化装置6の全体的な動作を説明する。
図7は、符号化装置6(符号化プログラム30)の動作(S10)を示すフローチャートである。
図7に示すように、ステップ100(S100)において、データ受付部32は、通信装置20又は記憶装置22を介して、符号化の対象となる画像データを取得し、この画像データを解析部34に対して出力する。
ステップ102(S102)において、解析部34は、データ受付部32から入力された画像データの画素値(RGB各16bit)それぞれを解析する。解析部34は、解析された画素値それぞれを領域抽出部36に対して出力する。
ステップ104(S104)において、領域抽出部36は、実表現範囲を超える画素を含む領域例えば最小包含円を抽出し、この円の中心座標及び半径を解析部34に対して出力する。
ステップ106(S106)において、解析部34は、抽出された最小包含円に含まれる画素値の最大値及び最小値を抽出し、この最大値、最小値及び最小包含円の半径を符号化制御部38に対して出力する。
ステップ108(S108)において、符号化制御部38は、入力された画素値の最大値、最小値及び最小包含円の半径に応じて、変換関数の形を調整する。
ステップ110(S110)において、符号化部40は、調整された変換関数に基づいて、解析部34から入力された画像データの画素値(16bit)を、0.0から1.0までを表現しうる8bitで符号化する。
ステップ112(S112)において、符号化制御部38は、入力された画像データの全ての画素値の符号化を終了したか否かを判定し、終了している場合には、符号化プログラム30はS114の処理に進み、終了していない場合には、S110の処理に戻る。
ステップ114(S114)において、符号化部40は、解析部34により抽出された特徴を画像データのヘッダ部に付加する。また、データ出力部42は、符号化された符号化データを通信装置20又は記憶装置22に対して出力する。
以上説明したように、本実施形態における符号化装置6によれば、実表現範囲を超えた画素を含む領域を解析し、この解析結果に応じて変換関数を調整し、−0.5から7.5までの範囲を表現しうる画像データを、0.0から1.0までの範囲を表現しうる画像データに符号化する。特に、符号化装置6は、実表現範囲に含まれる画素値を、他の範囲に含まれる画素値より、小さい圧縮率で符号化する。このため、符号化装置6は、scRGB空間に属する画像データを効率的に符号化できる。この符号化された画像データによれば、画像の一部の狭い領域が極端に明るい状態になっていても、画像は全体として違和感のない形で再現されることができる。さらに、実表現範囲を超えるデータが広い範囲にわたって存在し、かつ、階調変化がある場合においても、画像を効果的に再現できる。
次に、クライアント端末8及び画像形成装置10(復号化装置)の復号化動作を説明する。
図8は、クライアント端末8及び画像形成装置10(復号化プログラム50)の動作(S20)を示すフローチャートである。
図8に示すように、ステップ200(S200)において、データ受付部52は、通信装置20又は記憶装置22を介して、復号化の対象となる符号化された符号化データを取得し、この符号化データを復号化制御部54と復号化部56とに対して出力する。
ステップ202(S202)において、復号化制御部54は、入力された復号化データのヘッダ部を解析して、ヘッダ部に含まれる実表現範囲を超えた画素を含む領域における画素値の最大値、最小値、及び、この領域を包含する最小包含円の半径を取得する。
ステップ204(S204)において、復号化制御部54は、この画素値の最大値、最小値及び最小包含円の半径に応じて、復号化のための変換関数を調整する。
ステップ206(S206)において、復号化部56は、0.0から1.0までの範囲を表現しうる画素値を、変換関数に基づいて、−0.5から7.5までの範囲を表現しうる16bitに復号化する。また、復号化部56は、復号化された画素値(16bit)を、データ出力部58に対して出力する。
ステップ208(S208)において、復号化制御部54は、全ての画素値の復号化が終了したか否かを判定し、終了している場合には、復号化プログラム50はS210の処理に進み、そうでない場合には、S206の処理に戻る。
ステップS210(S210)において、データ出力部58は、復号化部56から入力された復号化された画素値を、図3(a)に示すようなデータ形式の画像データに復号化し、この画像データを記憶装置22に対して出力する。
以上説明したように、本実施形態におけるクライアント端末8及び画像形成装置10によれば、符号化装置6により符号化された符号化データを、この符号化データのヘッダ部に含まれた特徴に基づいて、RGB各16bitで表現された画像データに復号化することができる。
本発明に係る画像処理システム2の概略を説明する図である。 本発明に係る符号化装置6のハードウェア構成を例示する図である。 画素を表現するデータ形式を例示する図であり、(a)は、scRGBのデータ形式であり、(b)は、本発明に係る符号化装置6によって符号化されるデータ形式であり、(c)は、符号化のための変換関数を例示した図である。 実表現範囲を超える画素を含む領域の抽出を説明する図であり、(a)は、最小包含長方形の抽出を説明する図であり、(b)は、最小包含円の抽出を説明する図である 符号化装置6の制御装置12により実行され、本発明に係る符号化方法を実現する符号化プログラム30の構成を例示する図である。 クライアント端末8又は画像形成装置10の制御装置12により実行される復号化プログラム50の構成を例示する図である。 符号化装置6(符号化プログラム30)の動作(S10)を示すフローチャートである。 クライアント端末8及び画像形成装置10(復号化プログラム50)の動作(S20)を示すフローチャートである。
符号の説明
2 画像処理システム
4 ネットワーク
6 符号化装置
8a、8b クライアント端末
10 画像形成装置
12 制御装置
14 CPU
16 メモリ
18 表示・入力装置
20 通信装置
22 記憶装置
24 記録媒体
30 符号化プログラム
32 データ受付部
34 解析部
36 領域抽出部
38 符号化制御部
40 符号化部
42 データ出力部
44 特徴抽出部
50 復号化プログラム
52 データ受付部
54 復号化制御部
56 復号化部
58 データ出力部

Claims (7)

  1. 実表現範囲を超えた画像データを含む画像データを受け付ける受付手段と、
    この受付手段により受け付けられた画像データの画素値それぞれを解析し、実表現範囲を超える画素を含む領域として、半径及び中心座標によって特定される少なくとも1つ以上の最小包含円を抽出し、最小包含円内の画素値の最大値及び最小値並びに最小包含円内の実表現範囲を超える画素の個数の少なくともいずれかを求め、前記受付手段により受け付けられた画像データの実表現範囲を超える領域の特徴として抽出する特徴抽出手段と、
    この特徴抽出手段により抽出された特徴に応じて画像の画素値それぞれを符号化する符号化手段と、
    を有する符号化装置。
  2. 前記符号化手段は、前記特徴抽出手段によって抽出された領域の特徴を画像データに付加する
    請求項に記載の符号化装置。
  3. 前記符号化手段は、0.0以上かつ1.0以下である実表現範囲に属する画素値と、0.0未満あるいは1.0を超える仮想表現範囲に属する画素値とを階調変換する
    請求項1又は2に記載の符号化装置。
  4. 前記受付手段は、scRGB色空間で表現された画像データを受け付ける
    請求項1乃至のいずれかに記載の符号化装置。
  5. 符号化装置及び復号化装置を含む画像処理システムであって、
    前記符号化装置は、
    実表現範囲を超えた画像データを含む画像データを受け付ける受付手段と、
    この受付手段により受け付けられた画像データの画素値それぞれを解析し、実表現範囲を超える画素を含む領域として、半径及び中心座標によって特定される少なくとも1つ以上の最小包含円を抽出し、最小包含円内の画素値の最大値及び最小値並びに最小包含円内の実表現範囲を超える画素の個数の少なくともいずれかを求め、前記受付手段により受け付けられた画像データの実表現範囲を超える領域の特徴として抽出する特徴抽出手段と、
    この特徴抽出手段により抽出された特徴に応じて画像の画素値それぞれを符号化する符号化手段と、
    を有し、
    前記復号化装置は、
    前記符号化装置により符号化された符号化データを復号化する復号化手段
    を有する
    画像処理システム。
  6. 実表現範囲を超えた画像データを含む画像データを受け付け、
    この受け付けられた画像データの画素値それぞれを解析し、実表現範囲を超える画素を含む領域として、半径及び中心座標によって特定される少なくとも1つ以上の最小包含円を抽出し、最小包含円内の画素値の最大値及び最小値並びに最小包含円内の実表現範囲を超える画素の個数の少なくともいずれかを求め、受け付けられた画像データの実表現範囲を超える領域の特徴として抽出し、
    この抽出された特徴に応じて画像の画素値それぞれを符号化する
    符号化方法。
  7. コンピュータを含む符号化装置において、
    実表現範囲を超えた画像データを含む画像データを受け付ける受付ステップと、
    この受け付けられた画像データの画素値それぞれを解析し、実表現範囲を超える画素を含む領域として、半径及び中心座標によって特定される少なくとも1つ以上の最小包含円を抽出し、最小包含円内の画素値の最大値及び最小値並びに最小包含円内の実表現範囲を超える画素の個数の少なくともいずれかを求め、受け付けられた画像データの実表現範囲を超える領域の特徴として抽出する特徴抽出ステップと、
    この抽出された特徴に応じて画像の画素値それぞれを符号化する符号化ステップと、
    を前記符号化装置に実行させるプログラム。
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