JP4380989B2 - インクジェットインク及び記録材料 - Google Patents

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Description

本発明は、改良された特性を有する、インクジェットインク、インクジェット記録材料又はインクジェットシステムに関する。
インクジェット方式では、ノズルを通してインク液滴を記録材料上に噴出させることにより、像が生成される。ほとんどの場合、インクは染料の水溶液である。記録材料は、前記の染料を迅速、かつ永久に定着させるべきである。染料結合層を備えた特別に調製された紙又はプラスチックフィルムが、ほとんどの場合、このために使用される。ノズルが微細であるため、インクビヒクルに完全に溶解する染料が、顔料よりも好まれる。その上、染料は、顔料と比較すると、より高い彩度とより良好な色域をもたらす。しかしインクジェット染料は、通常、例えば従来の印刷インクに慣用の着色顔料よりも、光に対する堅ロウ度が劣っている。その結果、インクジェット印刷により生成される像が光を受けると、通常、限定された寿命をもち、そのため急激に退色又は変色し始める。
このために多様な種類の物質が既に提案され、例えば、水溶性ジアルコキシベンゼン(EP−A−373573)、水不溶性フェノール、ビスフェノール、ヒドロキノン及びヒドロキノンジエーテル(GB2088777)、並びに水溶性フェノール及びビスフェノール(US5,509,957及びUS5,089,050)である。インクジェットインク又は媒体における水不溶性ヒンダードアミン化合物の使用が、例えば、JP−A−2000062310、JP−A−05239389及びJP−A−11348418で報告されている。インクジェットインク又は媒体における特定の水不溶性又は水分散性N−複素環式若しくは脂肪族アミン化合物の使用が、EP−A−882600及びJP−A−2000044851で開示されている。インクジェット記録媒体における特定のニトロキシル化合物の使用が、JP11−170686A2、JP2001−26178A2、JP2001−139851A2で報告されている
現在、特定の水溶性立体障害アミンN−オキシル又はN−ヒドロキシルが、インクジェットプリントの光誘発退色に対して際立った保護を与えることが見出されている。
したがって本発明は、一般式(I)又は(II):
Figure 0004380989
〔式中、
1及びG2は、独立して、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又は一緒になって、ペンタメチレンであり、
1及びZ2は、それぞれ、メチルであるか、或いはZ1及びZ2は、一緒になって、非置換の結合部分、又はエステル、エーテル、ヒドロキシ、オキソ、シアノヒドリン、アミド、アミノ、カルボキシ若しくはウレタン基から選択される1個以上の基で置換されている結合部分を形成し、
Eは、オキシルであり、
Xは、無機又は有機のアニオンであり、
h及びjは、1〜5の数であり、そして
カチオンhの総電荷は、アニオンjの総電荷と等しい〕で示される水溶性ヒンダードアミン化合物の少なくとも1種を含有するインクジェットインクに関する。
好ましくは、式(II)の化合物である。
Xの例には、ホスファート、カルボナート、ビカルボナート、ニトラート、クロリド、ブロミド、ビスルフィット、スルフィット、ビスルファート、スルファート、ボラート、カルボキシラート、アルキルスルホナート若しくはアリールスルホナート又は、例えばジエチレントリアミンペンタメチレンホスホナートのようなホスホナートとしてのXが含まれる。特にカルボキシラートとしてのXは、ホルマート、アセタート、ベンゾアート、シトラート、オキサラート、タルトラート、アクリラート、ポリアクリラート、フマラート、マレアート、イタコナート、グリコラート、グルコナート、マラート、マンデラート、チグラート、アスコルバート、ポリメタクリラートのような主に炭素原子1〜18個のモノ−、ジ−、トリ−若しくはテトラカルボン酸のカルボキシラート、又はニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸、エチレンジアミン四酢酸若しくはジエチレントリアミン五酢酸のカルボキシラートである。
好ましくはXは、クロリド、ビスルファート、スルファート、ホスファート、ニトラート、アスコルバート、ホルマート、アセタート、ベンゾアート、オキサラート、シトラート、エチレンジアミン四酢酸若しくはジエチレントリアミン五酢酸のカルボキシラート又はポリアクリラートであり、最も好ましいXは、クロリド、ビスルファート又はシトラートである。
h及びjの値は、好ましくは1〜5の範囲である。
好ましくは、Z1及びZ2は一緒になって、炭素原子1〜200個、特に1〜60個と、酸素原子及び窒素原子から選択されるへテロ原子0〜60個、特に0〜30個を含む、炭化水素結合部分である。
より好ましくは、Z1及びZ2は、結合部分として、式(I)又は(II)の残りの構造と一緒になって、飽和で非置換の5員若しくは6員複素環、又はエステル、エーテル、ヒドロキシ、オキソ、シアノヒドリン、アミド、アミノ、カルボキシ若しくはウレタン基から選択される1個以上の基で置換されている5員若しくは6員複素環を形成する、2若しくは3個の炭素原子又は1若しくは2個の炭素原子と窒素若しくは酸素原子との鎖である。Z1及びZ2の置換基それ自体がヒンダードアミン部分を含有することができる。好ましくは、1〜4個、特に1若しくは2個のヒンダードアミン又はヒンダードアンモニウム部分を含有する式(I)又は(II)の化合物である。
アルキルとして示される基は、与えられている定義の範囲内で、例えば、メチル、エチル、n−若しくはイソプロピルのようなプロピル、n−、iso−、sec−及びtert−ブチルのようなブチルである。
アリールとして示されるあらゆる基は、主にC6〜C12アリール、好ましくはフェニル又はナフチル、特にフェニルを意味する。
アルキルとして示される基は、与えられている定義の範囲内で、主にC1〜C18アルキル、例えば、メチル、エチル、n−若しくはイソプロピルのようなプロピル、n−、iso−、sec−及びtert−ブチルのようなブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル又はオクタデシルである。
アルキレンとして示される基は、与えられている定義の範囲内で、例えば、メチレン、1,2−エチレン、1,1−エチレン、1,3−プロピレン、1,2−プロピレン、1,1−プロピレン、2,2−プロピレン、1,4−ブチレン、1,3−ブチレン、1,2−ブチレン、1,1−ブチレン、2,2−ブチレン、2,3−ブチレン又は−C510−、−C612−、−C714−、−C816−、−C918−、−C1020−、−C1122−、−C1224−、−C1326−、−C1428−、−C1530−、−C1632−、−C1734−、−C1836−である。
シクロアルキル又はシクロアルコキシとして示される基は、主にC5〜C12シクロアルキル又はC5〜C12シクロアルコキシであり、シクロアルキル部分は、例えば、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、シクロウンデシル又はシクロドデシルである。シクロアルケニルは、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シクロオクテニル、シクロノネニル、シクロデセニル、シクロウンデセニル、シクロドデセニルを含む、主にC5〜C12シクロアルケニルである。
アラルキル又はアラルコキシは、好ましくはフェニルアルキル又はフェニルアルコキシであり、これはフェニルで置換されているアルキル又はアルコキシである。フェニルアルキル又はフェニルアルコキシの例は、与えられている定義の範囲内で、ベンジル、ベンジルオキシ、α−メチルベンジル、α−メチルベンジルオキシ、クミル、クミルオキシである。
残基アルケニルは、主に炭素原子2〜18個のアルケニルであり、最も好ましくはアリルである。
残基アルキニルは、主に炭素原子2〜12個のアルキニルであり、好ましくはプロパルギルである。
アシルとして示される基は、主にR(C=O)−であり、ここでRは、脂肪族又は芳香族部分である。
上記又は他の定義のような脂肪族又は芳香族部分は、主に脂肪族又は芳香族のC1〜C30炭化水素であり、例は、アリール、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、ビシクロアルキル、ビシクロアルケニル及びこれらの基の組み合わせである。
アシル基の例は、炭素原子2〜12個のアルカノイル、炭素原子3〜12個のアルケノイル、ベンゾイルである。
アルカノイルは、例えば、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、ペンタノイル、オクタノイルを包含し、好ましくは、C2〜C8アルカノイルであり、特にアセチルである。
残基アルケノイルは、最も好ましくはアクリロイル又はメタクリロイルである。
異なる置換基におけるアルキル基は、直鎖状又は分岐鎖状であってよい。
2〜4個の炭素原子を有するアルケニル基の例は、エテニル、プロペニル、ブテニルである。1又は2個の酸素原子で中断されている1〜4個の炭素原子を有するアルキル基の例は、−CH2−O−CH3、−CH2−CH2−O−CH3、−CH2−CH2−O−CH2−CH3、−CH2−O−CH2−CH2−O−CH3又は−CH2−O−CH2−O−CH3である。
2〜6個の炭素原子を有するヒドロキシ置換アルキル基の例は、ヒドロキシエチル、ジ−ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ジ−ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチル、ヒドロキシペンチル又はヒドロキシヘキシルである。
20℃及び標準圧の水への式(I)又は(II)の化合物の溶解度は、好ましくは少なくとも1g/l、最も好ましくは少なくとも10g/lである。
本発明は、また、上記で定義された一般式(I)又は(II)の水溶性ヒンダードアミン化合物の少なくとも1種を含有するインクジェット記録材料に関する。
更に本発明は、記録材料及びインクジェットノズルにより記録材料に適用される少なくとも1種の着色インクを含むインクジェットシステムであって、少なくとも、記録材料又は少なくとも1種の着色インクのいずれかが、上記で定義された一般式(I)又は(II)の水溶性ヒンダードアミンの少なくとも1種を含有することを特徴とするインクジェットシステムに関する。
更に本発明は、インクジェットプリントを安定化する方法であって、インクジェット印刷用の記録材料に、水溶性染料又は有機溶媒中の染料の溶液と上記で定義された式(I)又は(II)の化合物の少なくとも1種とを含有するインク組成物を適用し、前記記録材料を乾燥させることを含む方法に関する。
他の実施態様では、インクジェットプリントを安定化する方法は、インクジェット印刷用の記録材料に、上記で定義された式(I)又は(II)の化合物の少なくとも1種を含有する、キャスティング用若しくはコーティング用分散液又は水溶液若しくは有機溶液を適用し、更に、水溶性染料若しくは有機溶媒中の染料の溶液を含有するインク組成物、或いは水溶性染料若しくは有機溶媒中の染料の溶液と式(I)又は(II)の化合物の少なくとも1種とを含有するインク組成物のいずれかを適用し、前記記録材料を乾燥させることを含む。
特に適切な式(I)又は(II)の化合物の例は、式(A)〜(EE)及び(A*)〜(EE*)及び(III)〜(IIIc):
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〔式中、
Eは、オキシルであり、
Rは、水素又はメチルであり、
そして
式(A)及び(A*)において、nは1又は2であり、
nが1の場合、
1は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子2〜18個のアルケニル、プロパルギル、グリシジル、1〜20個の酸素原子により中断されている炭素原子2〜50個のアルキル、1〜10個のヒドロキシル基で置換されているか、又は前記酸素原子により中断され、かつまた前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであるか、或いは
1は、カルボキシ基でか、又は−COOZで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、ここでZは、水素、炭素原子1〜4個のアルキル若しくはフェニルであるか、又はZは、−(COOnn+(ここでnは、1〜3であり、Mは、周期表の第1、第2若しくは第3族の金属イオン、又はZn、Cu、Ni若しくはCoであるか、或いはMは、基Nn+(R24であり、ここでR2は、炭素原子1〜8個のアルキル又はベンジルである)で置換されている前記アルキルであり、
nが2の場合、
1は、炭素原子1〜12個のアルキレン、炭素原子4〜12個のアルケニレン、キシリレン、又は1〜20個の酸素原子により中断されているか、1〜10個のヒドロキシル基で置換されているか、若しくは前記酸素原子により中断され、かつまた前記ヒドロキシル基で置換されている炭素原子1〜50個のアルキレンであり、
式(B)及び(B*)において、mは1〜4であり、
mが1の場合、
2は、炭素原子1〜18個のアルキル、−COO−により中断されている炭素原子3〜18個のアルキル、COOH又はCOO−で置換されている炭素原子3〜18個のアルキルであるか、R2は、−CH2(OCH2CH2nOCH3(ここでnは、1〜12である)であるか、或いは
2は、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子6〜12個のアリール、又は炭素原子1〜4個のアルキル基1〜4個で置換されている前記アリールであるか、或いは、
2は、−NHR3であり、ここでR3は、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子6〜12個のアリール、又は炭素原子1〜4個のアルキル1〜4個で置換されている前記アリールであるか、或いは
2は、−N(R32であり、ここでR3は上記と同義であり、
mが2の場合、
2は、炭素原子1〜12個のアルキレン、炭素原子4〜12個のアルケニレン、キシリレン、−COO−により中断されている炭素原子2〜12個のアルキレン、COOH又はCOO−で置換されている炭素原子3〜18個のアルキレンであるか、R2は、−CH2(OCH2CH2nOCH2−(ここでnは、1〜12である)であるか、或いは
2は、炭素原子5〜12個のシクロアルキレン、炭素原子7〜15個のアラルキレン又は炭素原子6〜12個のアリーレンであるか、或いは
2は、−NHR4NH−であり、ここでR4は、炭素原子2〜18個のアルキレン、炭素原子5〜12個のシクロアルキレン、炭素原子8〜15個のアラルキレン又は炭素原子6〜12個のアリーレンであるか、或いは
2は、−N(R3)R4N(R3)−であり、ここでR3及びR4は、上記と同義であるか、或いは
2は、−CO−又は−NH−CO−NH−であり、
mが3の場合、
2は、炭素原子3〜8個のアルカントリイル又はベンゼントリイルであり、
mが4の場合、
2は、炭素原子5〜8個のアルカンテトライル又はベンゼンテトライルであり、
式(C)及び(C*)において、
10は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子7〜15個のアラルキル、炭素原子2〜18個のアルカノイル、炭素原子3〜5個のアルケノイル又はベンゾイルであり、
xは、1又は2であり、
xが1の場合、
11は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子2〜18個のアルケニル、プロパルギル、グリシジル、1〜20個の酸素原子により中断されている炭素原子2〜50個のアルキル、1〜10個のヒドロキシル基で置換されているか、又は前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであるか、或いは
11は、カルボキシ基でか、又は−COOZで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、ここでZは、水素、炭素原子1〜4個のアルキル若しくはフェニルであるか、又はZは、−(COOnn+(ここでnは、1〜3であり、Mは周期表の1族、2族若しくは3族の金属イオン、又はZn、Cu、Ni若しくはCoであるか、或いはMは、基Nn+(R24であり、ここでR2は、水素、炭素原子1〜8個のアルキル又はベンジルである)で置換されている前記アルキルであり、
xが2の場合、
11は、炭素原子1〜12個のアルキレン、炭素原子4〜12個のアルケニレン、キシリレン、又は1〜20個の酸素原子により中断されているか、1〜10個のヒドロキシル基で置換されているか、若しくは前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている炭素原子1〜50個のアルキレンであり、
式(D)及び(D*)において、yは1〜4であり、
10は、上記と同義であり、
12は、上記のR2と同様に定義され、
式(E)及び(E*)において、kは1又は2であり、
kが1の場合、
20及びR21は、独立して、炭素原子1〜12個のアルキル、炭素原子2〜12個のアルケニル若しくは炭素原子7〜15個のアラルキルであるか、又はR20はまた、水素であるか、或いは
20及びR21は、一緒になって、炭素原子2〜8個のアルキレンであるか、又はヒドロキシルで置換されている前記アルキレンであるか、又は炭素原子4〜22個のアシルオキシ−アルキレンであり、
kが2の場合、
20及びR21は、一緒になって(−CH22C(CH2−)2であり、
式(F)及び(F*)において、
30は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、ベンジル、グリシジル、又は炭素原子2〜6個のアルコキシアルキルであり、
gは、1又は2であり、
gが1の場合、R31は、nが1の場合の上記R1と同様に定義され、
gが2の場合、R31は、nが2の場合の上記R1と同様に定義され、
式(G)及び(G*)において、
1は、−NR41−又は−O−であり、
1は、炭素原子1〜3個のアルキレンであるか、又はE1は、−CH2−CH(R42)−O−(ここでR42は、水素、メチル又はフェニルである)であるか、又はE1は、−(CH23−NH−であるか、又はE1は、直接結合であり、
40は、水素又は炭素原子1〜18個のアルキルであり、
41は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子7〜15個のアラルキル、炭素原子6〜10個のアリールであるか、又はR41は−CH2−CH(R42)−OHであり、ここでR42は上記と同義であり、
式(H)及び(H*)において、pは1又は2であり、
4は、xが1又は2の場合のR11と同義であり、
M及びYは、独立して、メチレン又はカルボニルであり、好ましくはMはメチレンであり、Yはカルボニルであり、
式(I)及び(I*)において、
この式は、T1がエチレン又は1,2−プロピレンであるポリマーの繰り返し構造単位を意味するか、又はアクリル酸アルキル若しくはメタクリル酸アルキルとのα−オレフィンコポリマーから誘導される繰り返し構造単位であり、
qは、2〜100であり、
1は、−N(R41)−又は−O−であり、ここでR41は、上記と同義であり、
式(J)及び(J*)において、
rは1又は2であり、
7は、式(A)においてnが1又は2の場合のR1と同義であり、
好ましくはT7は、rが2の場合、オクタメチレンであり、
式(L)及び(L*)において、uは1又は2であり、
13は、式Aにおいてnが1又は2の場合のR1と同義であるが、但しuが1の場合、T13は水素ではなく、
式(M)及び(M*)において、
1及びE2は、異なっており、それぞれ−CO−又は−N(E5)−であり、ここでE5は、水素、炭素原子1〜12個のアルキル又は炭素原子4〜22個のアルコキシカルボニルアルキルであり、好ましくはE1は−CO−であり、E2は−N(E5)−であり、
3は、水素、炭素原子1〜30個のアルキル、フェニル、ナフチルであるか、塩素若しくは炭素原子1〜4個のアルキルで置換されている前記フェニル若しくは前記ナフチルであるか、炭素原子7〜12個のフェニルアルキルであるか、又は炭素原子1〜4個のアルキルで置換されている前記フェニルアルキルであり、
4は、水素、炭素原子1〜30個のアルキル、フェニル、ナフチル又は炭素原子7〜12個のフェニルアルキルであるか、或いは
3及びE4は、一緒になって、炭素原子4〜17個のポリメチレン又は炭素原子1〜4個のアルキル1〜4個で置換されている前記ポリメチレンであり、好ましくはメチルであり、
式(O)及び(O*)において、
10は、式(C)におけるR10と同義であり、
式(P)及び(P*)において、
6は、脂肪族又は芳香族の四価の基であり、好ましくはネオペンタンテトライル又はベンゼンテトライルであり、
式(T)及び(T*)において、
51は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、又は炭素原子6〜10個のアリールであり、
52は、水素又は炭素原子1〜18個のアルキルであるか、或いは
51及びR52は、一緒になって、炭素原子4〜8個のアルキレンであり、
fは、1又は2であり、
fが1の場合、
50は、式(C)においてxが1の場合のR11と同義であるか、又はR50は、−(CH2zCOOR54(ここでzは、1〜4である)であり、
54は、水素又は炭素原子1〜18個のアルキルであるか、或いはR54は、周期表の1族、2族若しくは3族の金属イオンであるか、又は基−N(R554であり、ここでR55は、水素、炭素原子1〜12個のアルキル又はベンジルであり、
fが2の場合、
50は、式(C)においてxが2の場合のR11と同義であり、
式(U)及び(U*)において、
53、R54、R55及びR56は、独立して、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又は一緒になって、ペンタメチレンであり、
式(V)及び(V*)において、
57、R58、R59及びR60は、独立して、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又は一緒になって、ペンタメチレンであり、
式(W)及び(W*)において、
61、R62、R63及びR64は、独立して、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又は一緒になって、ペンタメチレンであり、
65は、炭素原子1〜5個のアルキルであり、
Mは、水素又は酸素であり、
式(X)〜(CC)及び(X*)〜(CC*)において、
nは、2〜3であり、
1は、水素、メチル、エチル、ブチル又はベンジルであり、
mは、1〜4であり、
xは、1〜4であり、
xが1の場合、
1及びR2は、独立して、炭素原子1〜18個のアルキル、1〜5個の酸素原子により中断されている前記アルキル、1〜5個のヒドロキシル基で置換されている前記アルキル、若しくは前記酸素により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子7〜15個のアラルキル、炭素原子6〜10個のアリール、若しくは炭素原子1〜8個のアルキル1〜3個で置換されている前記アリールであるか、又はR1はまた、水素であるか、或いは
1及びR2は、一緒になって、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン又は3−オキサペンタメチレンであり、
xが2の場合、
1は、水素、炭素原子1〜8個のアルキル、1若しくは2個の酸素原子により中断されている前記アルキル、ヒドロキシル基で置換されている前記アルキル、又は1若しくは2個の酸素原子により中断され、かつヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであり、
2は、炭素原子2〜18個のアルキレン、1〜5個の酸素原子で中断されている前記アルキレン、1〜5個のヒドロキシル基で置換されている前記アルキレン、又は前記酸素原子で中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキレン、o−、m−若しくはp−フェニレン、又は炭素原子1〜4個のアルキル1個若しくは2個で置換されている前記フェニレンであるか、或いは
2は、−(CH2kO〔(CH2kO〕h(CH2k−(ここで、kは2〜4であり、hは1〜40である)であるか、或いは
1及びR2は、それらが結合している2個のN原子と一緒になって、ピペラジン−1,4−ジイルであり、
xが3の場合、
1は、水素であり、
2は、1個の窒素原子により中断されている炭素原子4〜8個のアルキレンであり、
xが4の場合、
1は、水素であり、
2は、2個の窒素原子により中断されている炭素原子6〜12個のアルキレンであり、
3は、水素、炭素原子1〜8個のアルキル、1若しくは2個の酸素原子により中断されている前記アルキル、ヒドロキシル基で置換されているか、又は1若しくは2個の酸素原子により中断され、かつヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであり、
pは、2又は3であり、
Qは、アルカリ金属塩、アンモニウム又はN+(G14であり、
式(DD)及び(DD*)において、
mは、2又は3であり、
mが2の場合、
Gは、−(CH2CHR−O)rCH2CHR−(ここでrは、0〜3であり、そしてRは、水素又はメチルである)であり、
mが3の場合、
Gは、グリセリルであり、
式(EE)及び(EE*)において、
2は、−CN、−CONH2又は−COOG3であり、ここでG3は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル又はフェニルであり、
Xは、ホスファート、ホスホナート、カルボナート、ビカルボナート、ニトラート、クロリド、ブロミド、ビスルフィット、スルフィット、ビスルファート、スルファート、ボラート、ホルマート、アセタート、ベンゾアート、シトラート、オキサラート、タルトラート、アクリラート、ポリアクリラート、フマラート、マレアート、イタコナート、グリコラート、グルコナート、マラート、マンデラート、チグラート、アスコルバート、ポリメタクリラートか、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、エチレンジアミン四酢酸若しくはジエチレントリアミン五酢酸のカルボキシラートか、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホナート、アルキルスルホナート又はアリールスルホナートのような無機又は有機のアニオンであり、カチオンhの総電荷は、アニオンjの総電荷と等しく、
式(III)〜(IIIc)において、
11は、OR101又はNR111112であり、
101は、炭素原子2〜4個のアルケニル、プロパルギル、グリシジル、1若しくは2個の酸素原子により中断されているか、1〜3個のヒドロキシル基で置換されているか、又は前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている炭素原子2〜6個のアルキルであるか、或いは、R101は、カルボキシでか、又はそのアルカリ金属塩、アンモニウム塩若しくはC1〜C4アルキルアンモニウム塩で置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであるか、或いは、R101は、COOE10で置換されているアルキルであり、ここでE10は、メチル又はエチルであり、
102は、−COO−若しくは−CO−により中断されている炭素原子3〜5個のアルキルであるか、又はR102は、−CH2(OCH2CH2cCOCH3(ここで、cは1〜4である)であるか、或いは
102は、−NHR103であり、ここでR103は、炭素原子1〜4個のアルキルであり、
aは、2〜4であり、
aが2の場合、
11は、−(CH2CHR100−O)dCH2CHR100−(ここでdは、0又は1であり、そしてR100は、水素又はメチルである)であり、
aが3の場合、T11はグリセリルであり、
aが4の場合、T11はネオペンタンテトライルであり、
bは、2又は3であり、
bが2の場合、
11は、−(CH2CHR100−O)dCH2CHR100−(ここでdは、0又は1であり、そしてR100は、水素又はメチルである)であり、
bが3の場合、
11は、グリセリルであり、
111は、水素、炭素原子1〜4個の非置換アルキル、1若しくは2個のヒドロキシルで置換されている炭素原子1〜4個のアルキル、1若しくは2個の酸素原子により中断されているか、又は1個のヒドロキシルで置換され、かつ1若しくは2個の酸素原子により中断されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、
112は、−CO−R113であり、ここでR113は、R111と同じ意味を有するか、又はR113は、NHR114であり、ここで、R114は、炭素原子1〜4個の非置換アルキル、1若しくは2個のヒドロキシルで置換されている炭素原子1〜4個のアルキル、炭素原子1若しくは2個のアルコキシで置換されているか、又は1個のヒドロキシル、かつ1若しくは2個のアルコキシで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであるか、或いは
111及びR112は、一緒になって、−CO−CH2CH2−CO−又は(CH26CO−であるが、但し、R113が炭素原子1〜4個のアルキルである場合、R111は、水素ではない〕で示される化合物である。
一般式(I)又は(II)の好ましい化合物は、式(A)、(A*)、(B)、(B*)、(C)、(C*)、(D)、(D*)、(Q)、(Q*)、(R)、(R*)、(S)、(S*)、(X)、(X*)、(Y)、(Y*)、(Z)及び(Z*
〔式中、
Eは、オキシルであり、
Rは、水素であり、
式(A)及び(A*)において、nは1又は2であり、
nが1の場合、
1は、水素、炭素原子1〜6個のアルキル、炭素原子2〜6個のアルケニル、プロパルギル、グリシジル、1〜10個の酸素原子により中断されている炭素原子2〜20個のアルキル、1〜5個のヒドロキシル基で置換されているか、又は前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであるか、或いは
1は、カルボキシ基でか、又は−COOZで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、ここでZは、水素又は炭素原子1〜4個のアルキルであり、
nが2の場合、
1は、炭素原子1〜8個のアルキレン、炭素原子4〜8個のアルケニレン、1〜10個の酸素原子により中断されているか、1〜5個のヒドロキシル基で置換されているか、又は前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている炭素原子1〜20個のアルキレンであり、
式(B)及び(B*)において、mは1又は2であり、
mが1の場合、
2は、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、或いはR2は、CH2(OCH2CH2nOCH3(ここで、nは1〜12である)であるか、或いは
2は、フェニル又は1〜3個のメチル基で置換されている前記フェニルであるか、或いは
2は、−NHR3であり、ここでR3は、炭素原子1〜4個のアルキル、又はフェニル、又は1若しくは2個のメチル基で置換されている前記フェニルであり、
mが2の場合、
2は、炭素原子1〜8個のアルキレン、炭素原子4〜8個のアルケニレンであるか、或いはR2は、−CH2(OCH2CH2nOCH2−(ここで、nは1〜12である)であるか、或いは
2は、NHR4NHであり、ここでR4は、炭素原子2〜18個のアルキレン、炭素原子8〜15個のアラルキレン又は炭素原子6〜12個のアリーレンであるか、或いは
2は、−CO−又は−NHCONHであり、
式(C)及び(C*)において、
10は、水素又は炭素原子1〜3個のアルカノイルであり、
xは、1又は2であり、
xが1の場合、
11は、水素、炭素原子1〜6個のアルキル又はグリシジルであるか、或いは
11は、カルボキシ基でか、又は−COOZで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、ここでZは、水素又は炭素原子1〜4個のアルキルであり、
xが2の場合、
11は、炭素原子1〜6個のアルキレンであり、
式(D)及び(D*)において、
10は、水素であり、
yは、1又は2であり、
12は、上記のR2と同様に定義され、
式(Y)、(Y*)、(Z)及び(Z*)において、
xは、1又は2であり、
xが1の場合、
1及びR2は、独立して、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又はR1及びR2は、一緒になってテトラメチレン若しくはペンタメチレンであるか、
2は、水素又は炭素原子1〜4個のアルキル、ヒドロキシル基で置換されている前記アルキル基であり、
xが2の場合、
1は、水素、炭素原子1〜4個のアルキル、ヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであり、
2は、炭素原子2〜6個のアルキレンであり、
3は上記と同義である〕で示される化合物である。
特に好ましい一般式(I)又は(II)の化合物は、式(A)、(A*)、(B)、(B*)、(C)、(C*)、(D)、(D*)、(Q)、(Q*)、(R)及び(R*
〔式中、
Eは、オキシルであり、Rは、水素であり、
式(A)及び(A*)において、
hは、1であり、
1は、水素、炭素原子1〜4個のアルキル、グリシジル、1若しくは2個の酸素原子により中断されている炭素原子2〜4個のアルキル、1若しくは2個のヒドロキシル基で置換されているか、又は前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであるか、或いは
1は、−COOZで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、ここでZは、水素又は炭素原子1〜4個のアルキルであり、
式(B)及び(B*)において、
mは、1又は2であり、
2は、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又はR2は、CH2(OCH2CH2nOCH3(ここで、nは1〜4である)であり、
mが2の場合、
2は、炭素原子1〜8個のアルキレンであり、
式(C)及び(C*)において、
10は、水素又は炭素原子1若しくは2個のアルカノイルであり、
xは、1又は2であり、
xが1の場合、
11は、水素、炭素原子1〜4個のアルキル又はグリシジルであるか、
11は、COOZで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、ここでZは、水素又は炭素原子1〜4個のアルキルであり、
xが2の場合、
11は、炭素原子1〜6個のアルキレンであり、
式(D)及び(D*)において、
10は、水素であり、
yは、1又は2であり、
12は上記のR2と同様に定義される〕で示される化合物である。
より具体的には、ヒンダードアミン化合物は下記である:
(a)ビス(1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−イル)セバカート;
(b)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトキシピペリジニウムシトラート;
(c)1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトアミドピペリジン:
(d)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトアミドピペリジニウムビスルファート;
(e)1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソ−ピペリジン;
(f)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソ−ピペリジニウムアセタート;
(g)1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−メトキシ−ピペリジン;
(h)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−メトキシ−ピペリジニウムアセタート;
(i)1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトキシピペリジン;
(j)1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−プロポキシ−ピペリジン;
(k)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−プロポキシ−ピペリジニウムアセタート;
(l)1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−(2−ヒドロキシ−4−オキサペントキシ)ピペリジン;
(m)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−(2−ヒドロキシ−4−オキサペントキシ)ピペリジニウムアセタート;
(n)1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジン;
(o)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウムクロリド;
(p)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウムアセタート;
(q)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウムビスルファート;
(r)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウムシトラート;
(s)ビス(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)シトラート;
(t)トリス(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)シトラート;
(u)テトラ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)エチレンジアミンテトラアセタート;
(v)テトラ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトアミドピペリジニウム)エチレンジアミンテトラアセタート;
(w)テトラ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソピペリジニウム)エチレンジアミンテトラアセタート;
(x)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタアセタート;
(y)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトアミドピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタアセタート;
(z)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタアセタート;
(aa)トリ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)ニトリロトリアセタート;
(bb)トリ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトアミドピペリジニウム)ニトリロトリアセタート;
(cc)トリ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソピペリジニウム)ニトリロトリアセタート;
(dd)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホナート;
(ee)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトアミドピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホナート;
(ff)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホナート。
最も好ましくは、ヒンダードアミン化合物は下記である:
(a)1−オキシル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジン;
(b)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウムクロリド;
(c)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウムアセタート;
(d)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウムビスルファート;
(e)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウムシトラート;
(f)ビス(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)シトラート;
(g)トリス(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)シトラート;
(h)テトラ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)エチレンジアミンテトラアセタート;
(i)テトラ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトアミドピペリジニウム)エチレンジアミンテトラアセタート;
(j)テトラ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソピペリジニウム)エチレンジアミンテトラアセタート;
(k)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタアセタート;
(l)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトアミドピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタアセタート;
(m)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタアセタート。
上記で記載したように、式(II)の化合物が好ましい。したがって、本発明の好ましい実施態様は、式(II)の化合物が、式(A*)(B*)、(C*)、(D*)、(Q*)又は(R*
〔式中、
Rは、水素であり、
式(A*)において、
hは、1であり、
1は、水素、炭素原子1〜4個のアルキル、グリシジル、1若しくは2個の酸素原子により中断されている炭素原子2〜4個のアルキル、1若しくは2個のヒドロキシル基で置換されているか、又は前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであるか、或いは
1は、−COOZで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、ここでZは、水素又は炭素原子1〜4個のアルキルであり、
式(B*)において、
mは、1又は2であり、
2は、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又はR2は、CH2(OCH2CH2nOCH3(ここで、nは1〜4である)であり、
mが2の場合、
2は、炭素原子1〜8個のアルキレンであり、
式(C*)において、
10は、水素又は炭素原子1若しくは2個のアルカノイルであり、
xは、1又は2であり、
xが1の場合、
11は、水素、炭素原子1〜4個のアルキル又はグリシジルであるか、
11は、COOZで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、ここでZは、水素又は炭素原子1〜4個のアルキルであり、
xが2の場合、
11は、炭素原子1〜6個のアルキレンであり、
式(D*)において
10は、水素であり、
yは、1又は2であり、
12は、上記のR2と同様に定義される〕で示される化合物である、インクジェットインク、インクジェット記録材料、又はインクジェットシステムに関する。
式(II)の化合物の適切な例は、
(a)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトキシピペリジニウムシトラート;
(b)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトアミドピペリジニウムビスルファート;
(c)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソ−ピペリジニウムアセタート;
(d)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−メトキシ−ピペリジニウムアセタート;
(e)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−プロポキシ−ピペリジニウムアセタート;
(f)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−(2−ヒドロキシ−4−オキサペントキシ)ピペリジニウムアセタート;
(g)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウムクロリド;
(h)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウムアセタート;
(i)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウムビスルファート;
(j)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウムシトラート;
(k)ビス(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)シトラート;
(l)トリス(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)シトラート;
(m)テトラ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)エチレンジアミンテトラアセタート;
(n)テトラ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトアミドピペリジニウム)エチレンジアミンテトラアセタート;
(o)テトラ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソピペリジニウム)エチレンジアミンテトラアセタート;
(p)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタアセタート;
(q)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトアミドピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタアセタート;
(r)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタアセタート;
(s)トリ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)ニトリロトリアセタート;
(t)トリ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトアミドピペリジニウム)ニトリロトリアセタート;
(u)トリ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソピペリジニウム)ニトリロトリアセタート;
(v)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホナート;
(w)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトアミドピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホナート;
(x)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホナートから選択される。
式(I)又は(II)の化合物のうちの幾つかは市販されており、他は当該技術分野で既知の方法、又はそれと類似の方法に従って調製することができる。例えば、式(II)のヒドロキシルアミン化合物は、式(I)の対応するニトロキシル化合物を還元することにより調製できる。ニトロキシル化合物は、US4,665,185で開示されているように、対応するアミンを、金属が、周期表のIVb、Vb、VIb、VIIb及びVIII族から選択される、金属カルボニル、金属酸化物、金属アセチルアセトナート及び金属アルコキシドからなる群より選択される触媒の存在下、ヒドロペルオキシドにより、0〜200℃の温度、ヒドロペルオキシドのアミンに対するモル比が50:1〜1:10で酸化することにより調製することができる。
式(I)又は(II)の化合物は、インクジェット記録材料、又は少なくとも1つのインクジェットインク、あるいはその両者のいずれかに使用される。
本発明のインクジェットインクは、好ましくは、式(I)又は(II)の化合物の少なくとも1種を、0.01〜30重量%、特に0.1〜20重量%で含有する。
本発明のインクジェット記録材料は、好ましくは、式(I)又は(II)の化合物の少なくとも1種を、1〜10000mg/m2、最も好ましくは50〜2000mg/m2で含有する。
式(I)又は(II)の化合物は、インクジェット記録材料の支持体に慣用の技術により適用されるキャスティング用若しくはコーティング用分散液に加えられるか、又は水溶液若しくは有機溶液から材料に吸収させることができる。記録材料が1つ以上の層を含む場合、本発明の化合物を1つの層に加えることができるし、又は複数の層にわたって分布させることができるが、複数の層には同一又は異なる濃度で適用することができる。
式(I)又は(II)の化合物は、好ましくは、インクジェットインク又は記録材料に使用されるが、フェルトペン、スタンプ台、万年筆及びペンプロッタ用のインク組成物、並びにオフセット、本、フレキソ印刷及び凹版印刷用のインク組成物、また、ドットマトリクス及びカリグラフィー印刷のためのタイプライターリボン用のインク組成物に組み込むこともできる。式(I)又は(II)の化合物は、更に、ハロゲン化銀写真材料に使用することができ、同様に感圧性コピーシステム、マイクロカプセルフォトコピーシステム、感熱性コピーシステム、色素拡散転写印刷、熱転写印刷及びドットマトリクス印刷用の記録材料、並びに静電式、静電記録式、電着式、磁気記録式及びレーザー電子写真式プリンタ、レコーダ若しくはプロッタで使用される記録材料に使用することができる。
インクジェット印刷に使用されるプリンタのなかでは、通常、連続型プリンタとドロップオンデマンド型プリンタに区別される。本発明のインクジェットシステムは、両方の種類のプリンタでの使用に適している。
新規インクジェットシステムによるインク組成物は、好ましくは水性インクであり、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール又は高級エチレングリコール類、プロピレングリコール、1,4−ブダンジオール又はそのようなグリコール類のエーテル、チオジグリコール、グリセリン及びそのエーテルとエステル、ポリグリセリン、モノ−、ジ−及びトリエタノールアミン、プロパノールアミン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリドン、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、ジアセトンアルコール、アセトン、メチルエチルケトン又はプロピレンカルボナートのような水溶性溶媒を含有することができる。
新規インクジェットシステムによるインク組成物は,好ましくは水溶性染料、例えば天然繊維を染色するための既知の染料を含有する。これらは、例えば、酸性染料、直接染料、反応染料、モノ−、ジ−若しくはポリアゾ染料、トリフェニルメタン染料、キサンテン染料又はフタロシアニン染料であることができる。そのような染料の特定の例は、Food Black 2、Direct Black 19、Direct Black 38、Direct Black 168、Sulphur Black 1、Acid Red 14、Acid Red 35、Acid Red 52、Acid Red 249、Direct Red 227、Reactive Red 24、Reactive Red 40、Reactive Red 120、Reactive Red 159、Reactive Red 180、Acid Yellow 17、Acid Yellow 23、Direct Yellow 86、Direct Yellow 132、Acid blue 9、Acid Blue 185、Direct Blue 86、Direct Blue 199、銅フタロシアニン及びEP−A−366221で示されているアゾ染料である。
本発明によるインク組成物は、非水性であり、有機溶媒又は有機溶媒の混合物中の、染料の溶液からなることができる。この目的に使用される溶媒の例は、アルキルカルビトール、アルキルセルソルブ、ジアルキルホルムアミド、ジアルキルアセトアミド、アルコール、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソプロピルケトン、ジブチルケトン、ジオキサン、酪酸エチル、イソ吉草酸エチル、マロン酸ジエチル、コハク酸ジエチル、酢酸ブチル、リン酸トリエチル、エチルグリコールアセタート、トルエン、キシレン、テトラリン又は石油画分である。インクキャリアとして、最初に加熱しなければならない溶媒としての固形のワックスの例は、ステアリン酸又はパルミリン酸(palmiric acid)である。溶媒ベースのインクは、それに溶解性の染料、例えば、Solvent Red、Solvent Yellow、Solvent Orange、Solvent Blue、Solvent Green、Solvent Violet、Solvent Brown又はSolvent Blackを含有する。
新規インクジェットシステムによるインク組成物は、また、バインダー、界面活性剤、殺生物剤、腐食防止剤、金属イオン封鎖剤、pH緩衝剤又は導電性添加剤のような通常の改質剤の少量を含有することができる。これらは、また、US5,073,448、US5,089,050、US5,096,489、US5,124,723、US5,098,477及びUS5,509,957に開示されている化合物を含む、更なる光安定剤又はUV吸収剤を含有することができる。
本発明によるインク組成物は、また、1つ以上の相を含むことができる。染料が溶解している水相と、UV吸収剤及び/又は酸化防止剤を含有する分散油相からなるインク組成物は、例えば、JP−A−01170675、JP−A−01182379、JP−A−01182380、JP−A−01182381、JP−A−01193376で開示されている。油溶性染料は、UV吸収剤及び/又は酸化防止剤と一緒に油に溶解することができる。油は、とりわけJP−A−01170674及びJP−A−01170672に記載されているように、水相中で乳化されているか、又は分散されているかのいずれかである。
更に適切なインクジェットインク組成物は、EP−A−672538、第3頁から第6頁に記載されている。
新規インクジェットシステムによる記録材料は、インクジェットにより印刷可能な表面を有する基材からなる。基材は、通常、普通紙若しくはポリオレフィンラミネート紙、又はプラスチックシートであり、通常、インクを吸収することができる少なくとも1つの層でコートされている。基材は、好ましくは80〜250μmの厚さを有する。
非コート紙も使用することができる。この場合、紙は、基材及びインク吸収層として同時に働く。式(I)又は(II)の化合物を含有してよい、セルロース繊維材料、及び綿布地又は綿とポリアクリルアミド又はポリエステルの混紡布地のような紡織繊維材料を印刷材料として使用することもできる。
記録材料は、オーバーヘッドプロジェクターフィルムの場合、透明であることもできる。
式(I)又は(II)の化合物を、製紙の間にパルプに加えることにより、製造中に基材に都合よく組み込むことができる。他の適用方法は、水中又は易揮発性有機溶媒中の式(I)又は(II)の化合物溶液を基材に噴霧することからなる。エマルション又は分散液の使用も可能である。
通常、高い染料親和性を有する少なくとも1種のコーティング組成物が基材にコートされるが、この場合、式(I)又は(II)の化合物を、少なくとも1つの前記コーティング組成物に加える。代表的なコーティング組成物は、例えば、固体充填剤、バインダー及び通常の添加剤を含む。
適切な充填剤の例は、SiO2、カオリン、タルク、クレー、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、石膏、ゼオライト、ベントナイト、珪藻土、ひる石、デンプン又はJP−A−60260377に記載されている表面改質SiO2である。インクジェットプリントの印字濃度を著しく低下させない限り、少量の白色顔料、例えば、二酸化チタン、バライト、酸化マグネシウム、石灰、白亜又は炭酸マグネシウムを充填剤と共にコーティング組成物に使用することができる。
透明な投影可能な記録材料のためのコーティング組成物は、顔料又は充填剤のようなどのような光拡散粒子も含有してはならない。
バインダーは、充填剤を互いに結合させ、かつ基材に結合させる。代表的な通常のバインダーは、ポリビニルアルコール、部分的に加水分解されているポリ酢酸ビニルのような水溶性ポリマー、セルロース及びヒドロキシエチルセルロースのようなセルロース誘導体、ポリビニルピロリドン及びそのコポリマー、ポリエチレンオキシド、ポリアクリル酸の塩、アルギン酸ナトリウム、デンプン及びデンプン誘導体、アルギン酸ナトリウム、ポリエチレンイミン、ポリビニルピリジニウムハロゲン化物、ゼラチン及びフタロイルゼラチンのようなゼラチン誘導体、カゼイン、植物性ガム、デキストリン、アルブミン、分散液及びポリアクリラート又はアクリラート/メタクリラートコポリマー、天然又は合成ゴムのラテックス、ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリビニルエーテル、ポリビニルエステル、マレイン酸のコポリマー、メラミン樹脂、尿素樹脂、水溶性のポリウレタン及びポリエステル、又はJP−A−61134290若しくはJP−A−61134291に開示されている化学的に修飾されているポリビニルアルコール類である。
コーティングへの染料の定着を向上させる追加の染料受容体又は媒染剤を、バインダーに加えることができる。酸性染料の染料受容体は、カチオン性又は両性である。カチオン性媒染剤は水に可溶性であるか、又は分散性であることができる。例示されるカチオン性媒染剤は、ポリビニルベンジルジ−若しくはトリアルキルアンモニウム化合物、場合により四級化されているポリ(ジ)アリルアンモニウム化合物、ポリメタクリルオキシエチルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリド、ポリビニルベンジルメチルイミダゾリウムクロリド、ポリビニルベンジルピコリニウムクロリド、又はポリビニルベンジルトリブチルアンモニウムクロリドのような高分子量のアンモニウム化合物である。更なる例は、ポリ(ジメチルアミノエチル)メタクリラート、ポリアルキレンポリアミン及びジシアノジアミドとのそれらの縮合物、アミン/エピクロロヒドリン重縮合物、又はJP−A−57−36692、57−64591、57−187289、57−191084、58−177390、58−208357、59−20696、59−33176、59−96987、59−198188、60−49990、60−71796、60−72785、60−161188、60−187582、60−189481、60−189482、61−14979、61−43593、61−57379、61−57380、61−58788、61−61887、61−63477、61−72581、61−95977、61−134291、若しくはUS−4,547,405及び4,554,181、並びにDE−A−3417582及びEP−B−609930で開示されている化合物のような塩基性ポリマーである。使用される媒染剤は、ホスホニウム基(EP−B−609930)、ならびに微粉形態で媒染層に導入されている、粉砕したカチオン交換樹脂を含有する化合物であることもできる。更に適切なカチオン性媒染剤が、US−6,102,997、第12頁から第17頁に記載されている。カチオン性媒染剤は、水に可溶性であるか、又は分散性であることができ、好ましくは少なくとも2,000、特には少なくとも20,000の平均分子量(重量平均)を有する。
本発明のインクジェット記録媒体は、例えば、米国特許第5,102,717号、第5,523,149号、第5,605,750号、第5,624,482号、第5,691,046号、第5,683,784号、第5,928,127号、第5,912,071号、第6,025,068号及び第6,114,022号に記載されている受容層を含むことができ、これらの関連する開示は、参照として本明細書に組み込まれる。
染料受容層の他に、インクジェット記録材料は、インクを受け取る側に他の層を含んでよく、これは、例えば、引掻き抵抗性を与えること、水を吸収すること、又は白色度及び/若しくは光沢度を制御することを意図している。記録材料が座屈することを防ぐために、基材の裏側を少なくとも1つのバインダー層でコートしてもよい。
インクジェット記録材料は、また、酸化防止剤、更なる光安定剤(UV吸収剤も含む)、粘度向上剤、蛍光増白剤、殺生物剤、湿潤剤、乳化剤及びスペーサーのような多数の他の添加剤を含有することができる。
適切なスペーサーは、特に球状であり、平均直径1〜50μm、特に5〜20μmを有し、狭い粒度分布を有する。適切なスペーサーは、例えば、ポリメチルメタクリラート、ポリスチレン、ポリビニルトルエン、二酸化ケイ素及び不溶性デンプンからなる。
特に適切な酸化防止剤の例示は、立体障害フェノール、ヒドロキノン及びヒドロキノンエーテルであり、例えば、GB−A−2088777又はJP−A−60−72785、JP−A−0−72786及びJP−A−60−71796に開示されている酸化防止剤である。
特に適切な光安定剤の例示は、有機ニッケル化合物及び立体障害アミンであり、例えば、JP−A−58−152072、61−146591、61−163886、60−72785及び61−146591又はEP373573、685345及び704316、GB−A−2088777、JP−A−59−169883及び61−177279に開示されている光安定剤である。
適切なUV吸収剤は、とりわけ、Research Disclosure No. 24239 (1984) page 284, 37254 part VIII (1995) page 292, 37038 part X (1995) page 85 and 38957 part VI (1996)、GB−A−2088777、EP280650、EP306083及びEP711804に開示されている。これらの化合物は、好ましくは支持体から最も離れている層に導入される。特別の実施態様において、UV吸収剤は、式(I)又は(II)の化合物を含有する層の上の層に含有される。インクジェット印刷の記録材料に、式(I)又は(II)の化合物と同時に使用するのに適切なUV吸収剤は、特に2′−ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール及び2′−ヒドロキシフェニルトリアジン型のもの、最も特別には2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′-ジ−tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール及び2−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−ポリグリコールプロピオナート−フェニル)ベンゾトリアゾールである。特に適切なUV吸収剤の更なる例は、US−6,102,997、第18頁から第19頁に示されている。UV吸収剤は水に可溶性であるか、又は不溶性であることができ、適切な分散剤又は乳化剤を使用して、場合により高沸点溶媒と一緒に、分散液又はエマルションとしてコーティング組成物に加えることができる。適切な高沸点溶媒は、Research Disclosure No. 37254 part VIII (1995) page 292に記載されている。
個々の層におけるバインダー、特にゼラチンを、層の耐水性及び引掻き抵抗性を向上させるために、適切な化合物、いわゆる硬化剤により架橋することもできる。適切な硬化剤は、Research Disclosure No. 37254 part IX (1995) page 294, 37038 part XII (1995) page 86 and 38957 part IIB (1996) page 599(以下参照)に記載されている。硬化剤は、通常、硬化されるバインダーを基準に、0.005〜10重量%、好ましくは0.01〜1重量%の量で使用される。
インクジェット記録材料は、支持体材料とそれぞれの層に塗布されるべきキャスティング溶液とから、写真用ハロゲン化銀材料の製造において既知の種類のカスケード又はカーテンキャスト装置により、一工程で製造することができる。キャスティング溶液を支持体にキャストした後、材料を乾燥させて、即使用可の状態になる。個々の層は、乾燥層厚0.1〜20μm、好ましくは0.5〜5μmを有する。
式(I)又は(II)の化合物を、インク若しくはコーティング組成物に直接溶解できるか、又はエマルション若しくは懸濁液の形態でそれに加えることができるかのいずれかである。既に記載したように、式(I)又は(II)の化合物を、単独又は既に記載されている他の成分と一緒に、水中又は適切な有機溶媒中の溶液として、別個の操作により記録材料に塗布することもできる。塗布は、噴霧、サイジングプレスでのサイジング、別個のコーティング操作又はバット中での浸漬により行うことができる。記録材料をそのような後処理に付した後、追加の乾燥工程が必要である。
本発明を下記の非限定的な実施例により説明する。
実施例1
染料2gをジエチレングリコール20g及び脱イオン水78gに溶解して、インクジェットインクを調製した。使用した染料は、Acid Red 52であった。安定剤0.15gを計量して試験管に入れ、インク2.85gに溶解した。得られたインクを、0.45μmの孔径を有するフィルタを通して濾過し、空にして念入りに清浄した、Deskjet 510 プリンタ(Hewlett-Packard)のカートリッジに移した。次に階段状画像(stepped image)を普通紙(sihl+eika)にプリントした。生成したプリントを真空下、50℃で2時間放置して乾燥させ、その後、キセノンランプを備えた Atlas Ci-35 光退色装置により5mm厚のウインドウグラスの後側で照射した。Atlas装置は、43℃、50%RH、暗黒サイクルなしで操作し、光強度は、461W/m2(300〜800nm)であった。各段の色濃度を、MacBeth TR 924 デンシトメータを使用して、曝露の前後で測定した。
最初の濃度を1として、結果を下記の表にまとめた。濃度損失値が低いほど、高い耐光堅ロウ度を示す。
Figure 0004380989
上記表で示されるように、本発明による化合物は、インクジェットプリントの耐光堅ロウ度を実質的に向上させることができた。
Figure 0004380989
実施例2
マゼンタインク及び黄色インクをHewlett-Packard三色カートリッジ(HP C1823D)から抜き取った。安定剤0.15gを計量して試験管に入れ、マゼンタインク又は黄色インクのいずれかの2.85gに溶解した。得られたインクを、0.45μmの孔径を有するフィルタを通して濾過し、空にして念入りに清浄した、Deskjet 510 プリンタ(Hewlett-Packard)のカートリッジに移した。次に階段状画像を普通紙(sihl+eika)、あるいはまたHewlett-Packard社製Premium Photoペーパー(item code C6040A)にプリントした。生成したプリントを真空下、50℃で2時間放置して乾燥させ、その後、キセノンランプを備えた Atlas Ci-35 光退色装置により5mm厚のウインドウグラスの後側で照射した。Atlas装置は、43℃、50%RH、暗黒サイクルなしで操作し、光強度は、461W/m2(300〜800nm)であった。各段の色濃度を、MacBeth TR 924 デンシトメータを使用して、曝露の前後で測定した。
最初の濃度を1として、結果を下記の表にまとめた。濃度損失値が低いほど、高い耐光堅ロウ度を示す。
Figure 0004380989
上記表で示されるように、本発明による化合物は、マゼンタプリント及び黄色プリントの耐光堅ロウ度を明確に向上させることができた。
実施例3
安定剤0.15gを計量して試験管に入れ、Encad GXインクセット(item code 210647)のマゼンタインク又は黄色インクのいずれかの2.85gに溶解した。得られたインクを、0.45μmの孔径を有するフィルタを通して濾過し、空にして念入りに清浄した、Deskjet 510 プリンタ(Hewlett-Packard)のカートリッジに移した。次に階段状画像を普通紙(sihl+eika)、あるいはまたHewlett-Packard社製Premium Photoペーパー(item code C6040A)にプリントした。生成したプリントを真空下、50℃で2時間放置して乾燥させ、その後、キセノンランプを備えた Atlas Ci-35 光退色装置により5mm厚のウインドウグラスの後側で照射した。Atlas装置は、43℃、50%RH、暗黒サイクルなしで操作し、光強度は、461W/m2(300〜800nm)であった。各段の色濃度、ならびに最も濃度の高い段のCIEL***色度座標を、MacBeth TR 924デンシトメータ及びDatacolor Elrepho 2000デンシトメータをそれぞれ使用して、曝露の前後で測定した。
最初の濃度を1として、結果を下記の表にまとめた。濃度損失値又はΔE値が低いほど、高い耐光堅ロウ度を示す。
Figure 0004380989
上記表で示されるように、本発明による化合物は、マゼンタプリント及び黄色プリントの耐光堅ロウ度を明確に向上させることができた。
実施例4
サンプル4−1:ポリエチレンラミネート紙に下記の成分の層をコーティングして、インクジェット印刷用の記録材料を製造した(全ての量はg.m-2単位):
ゼラチン 4.060
媒染剤(Ciba Specialty Chemicals社製Alcostat 167) 0.225
界面活性剤(Union Carbide Chemicals社製Triton X-100) 0.050
エマルション形態の本発明の化合物1(高沸点溶媒=リン酸トリクレシル0.625g.m-2、界面活性剤=Triton X-100)1.0g.m-2を層に加える以外は、サンプル4−1と同様にサンプル4−2を製造した。
本発明の化合物3 0.3g.m-2を層に加える以外は、サンプル4−1と同様にサンプル4−3を製造した。
乾燥させた後、全てのサンプルを、Hewlett-Packard社製Deskjet 970Cxiプリンタを使用して、マゼンタと黄色の階段状画像をプリントした。生成したプリントを真空下、50℃で2時間放置して乾燥させ、その後、キセノンランプを備えた Atlas Ci-35 光退色装置により5mm厚のウインドウグラスの後側で照射した。Atlas装置は、43℃、50%RH、暗黒サイクルなしで操作し、光強度は、461W/m2(300〜800nm)であった。全てのプリントにおいて、各段の色濃度を、MacBeth TR 924 デンシトメータを使用して曝露の前後で測定した。
最初の濃度を1として、結果を下記の表にまとめた。濃度損失値が低いほど、高い耐光堅ロウ度を示す。
Figure 0004380989
上記表で示されるように、本発明による化合物は、Deskjet 970Cxiプリントの耐光堅ロウ度を極めて効果的に向上させることを証明した。

Claims (8)

  1. 一般式(II):
    Figure 0004380989
    〔式中、
    1及びG2は、独立して、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又は一緒になって、ペンタメチレンであり;
    1及びZ2は、それぞれ、メチルであるか、或いはZ1及びZ2は、一緒になって、非置換の結合部分、又はエステル、エーテル、ヒドロキシ、オキソ、シアノヒドリン、アミド、アミノ、カルボキシ若しくはウレタン基から選択される1個以上の基で置換されている結合部分を形成し;
    Xは、無機又は有機のアニオンであり;
    h及びjは、1〜5の数であり;そして
    カチオンhの総電荷は、アニオンjの総電荷と等しい〕で示される水溶性ヒンダードアミン化合物の少なくとも1種を含有するインクジェットインクであって、
    一般式(II)で示される化合物が、式(A*)〜(DD*):
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    〔式中、
    Rは、水素又はメチルであり、
    そして
    式(A*)において、nは1又は2であり、
    nが1の場合、
    1は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子2〜18個のアルケニル、プロパルギル、グリシジル、1〜20個の酸素原子により中断されている炭素原子2〜50個のアルキル、1〜10個のヒドロキシル基で置換されているか、又は前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであるか、或いは
    1は、カルボキシ基でか、又は−COOZで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、ここでZは、水素、炭素原子1〜4個のアルキル若しくはフェニルであるか、又はZは、−(COOnn+(ここでnは、1〜3であり、Mは、周期表の1族、2族若しくは3族の金属イオン、又はZn、Cu、Ni若しくはCoであるか、或いはMは、基Nn+(R24であり、ここでR2は、炭素原子1〜8個のアルキル又はベンジルである)で置換されている前記アルキルであり、
    nが2の場合、
    1は、炭素原子1〜12個のアルキレン、炭素原子4〜12個のアルケニレン、キシリレン、又は1〜20個の酸素原子により中断されているか、1〜10個のヒドロキシル基で置換されているか、若しくは前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている炭素原子1〜50個のアルキレンであり、
    式(B*)において、mは1〜4であり、
    mが1の場合、
    2は、炭素原子1〜18個のアルキル、−COO−により中断されている炭素原子3〜18個のアルキル、COOH又はCOO−で置換されている炭素原子3〜18個のアルキルであるか、R2は、−CH2(OCH2CH2nOCH3(ここでnは、1〜12である)であるか、或いは
    2は、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子6〜12個のアリール、又は炭素原子1〜4個のアルキル基1〜4個で置換されている前記アリールであるか、或いは、
    2は、−NHR3であり、ここでR3は、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子6〜12個のアリール、又は炭素原子1〜4個のアルキル1〜4個で置換されている前記アリールであるか、或いは
    2は、−N(R32であり、ここでR3は上記と同義であり、
    mが2の場合、
    2は、炭素原子1〜12個のアルキレン、炭素原子4〜12個のアルケニレン、キシリレン、−COO−により中断されている炭素原子2〜12個のアルキレン、COOH又はCOO−で置換されている炭素原子3〜18個のアルキレンであるか、R2は、−CH2(OCH2CH2nOCH2−(ここでnは、1〜12である)であるか、或いは
    2は、炭素原子5〜12個のシクロアルキレン、炭素原子7〜15個のアラルキレン又は炭素原子6〜12個のアリーレンであるか、或いは
    2は、−NHR4NH−であり、ここでR4は、炭素原子2〜18個のアルキレン、炭素原子5〜12個のシクロアルキレン、炭素原子8〜15個のアラルキレン又は炭素原子6〜12個のアリーレンであるか、或いは
    2は、−N(R3)R4N(R3)−であり、ここでR3及びR4は、上記と同義であるか、或いは
    2は、−CO−又は−NH−CO−NH−であり、
    mが3の場合、
    2は、炭素原子3〜8個のアルカントリイル又はベンゼントリイルであり、
    mが4の場合、
    2は、炭素原子5〜8個のアルカンテトライル又はベンゼンテトライルであり、
    式(C*)において、
    10は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子7〜15個のアラルキル、炭素原子2〜18個のアルカノイル、炭素原子3〜5個のアルケノイル又はベンゾイルであり、
    xは、1又は2であり、
    xが1の場合、
    11は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子2〜18個のアルケニル、プロパルギル、グリシジル、1〜20個の酸素原子により中断されている炭素原子2〜50個のアルキル、1〜10個のヒドロキシル基で置換されているか、又は前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであるか、或いは
    11は、カルボキシ基でか、又は−COOZで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、ここでZは、水素、炭素原子1〜4個のアルキル若しくはフェニルであるか、又はZは、−(COOnn+(ここでnは、1〜3であり、Mは、周期表の1族、2族若しくは3族の金属イオン、又はZn、Cu、Ni若しくはCoであるか、或いはMは、基Nn+(R24であり、ここでR2は、水素、炭素原子1〜8個のアルキル又はベンジルである)で置換されている前記アルキルであり、
    xが2の場合、
    11は、炭素原子1〜12個のアルキレン、炭素原子4〜12個のアルケニレン、キシリレン、又は1〜20個の酸素原子により中断されているか、1〜10個のヒドロキシル基で置換されているか、若しくは前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている炭素原子1〜50個のアルキレンであり、
    式(D*)において、yは1〜4であり、
    10は上記と同義であり、
    12は上記のR2と同様に定義され、
    式(E*)において、kは1又は2であり、
    kが1の場合、
    20及びR21は、独立して、炭素原子1〜12個のアルキル、炭素原子2〜12個のアルケニル若しくは炭素原子7〜15個のアラルキルであるか、又はR20は、また、水素であるか、或いは
    20及びR21は、一緒になって、炭素原子2〜8個のアルキレンであるか、又はヒドロキシルで置換されている前記アルキレンであるか、又は炭素原子4〜22個のアシルオキシ−アルキレンであり、
    kが2の場合、
    20及びR21は、一緒になって、(−CH22C(CH2−)2であり、
    式(F*)において、
    30は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、ベンジル、グリシジル、又は炭素原子2〜6個のアルコキシアルキルであり、
    gは、1又は2であり、
    gが1の場合、R31は、nが1の場合の上記R1と同様に定義され、
    gが2の場合、R31は、nが2の場合の上記R1と同様に定義され、
    式(G*)において、
    1は、−NR41−又は−O−であり、
    1は、炭素原子1〜3個のアルキレンであるか、又はE1は、−CH2−CH(R42)−O−(ここでR42は、水素、メチル又はフェニルである)であるか、又はE1は、−(CH23−NH−であるか、又はE1は、直接結合であり、
    40は、水素又は炭素原子1〜18個のアルキルであり、
    41は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子7〜15個のアラルキル、炭素原子6〜10個のアリールであるか、又はR41は、−CH2−CH(R42)−OHであり、ここでR42は上記と同義であり、
    式(H*)において、pは1又は2であり、
    4は、xが1又は2の場合のR11と同義であり、
    M及びYは、独立して、メチレン又はカルボニルであり、
    式(I*)において、
    1は、エチレン又は1,2−プロピレンであり、
    qは、2〜100であり、
    1は、−N(R41)−又は−O−であり、ここでR41は、上記と同義であり、
    式(J*)において、
    rは1又は2であり、
    7は、式(A*)において、nが1又は2の場合のR1と同義であり、
    式(L*)において、uは1又は2であり、
    13は、式(A*)において、nが1又は2の場合のR1の意味を有するが、但しuが1の場合、T13は水素ではなく、
    式(M*)において、
    1及びE2は、異なっており、それぞれ−CO−又は−N(E5)−であり、ここでE5は、水素、炭素原子1〜12個のアルキル又は炭素原子4〜22個のアルコキシカルボニルアルキルであり、
    3は、水素、炭素原子1〜30個のアルキル、フェニル、ナフチル、塩素若しくは炭素原子1〜4個のアルキルで置換されている前記フェニル若しくは前記ナフチル、炭素原子7〜12個のフェニルアルキル、又は炭素原子1〜4個のアルキルで置換されている前記フェニルアルキルであり、
    4は、水素、炭素原子1〜30個のアルキル、フェニル、ナフチル又は炭素原子7〜12個のフェニルアルキルであるか、或いは
    3及びE4は、一緒になって、炭素原子4〜17個のポリメチレン又は炭素原子1〜4個のアルキル1〜4個で置換されている前記ポリメチレンであり、
    式(O*)において、
    10は、式(C*)におけるR10と同義であり、
    式(P*)において、
    6は、脂肪族又は芳香族の四価の基であり、
    式(T*)において、
    51は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、又は炭素原子6〜10個のアリールであり、
    52は、水素又は炭素原子1〜18個のアルキルであるか、或いは
    51及びR52は、一緒になって、炭素原子4〜8個のアルキレンであり、
    fは、1又は2であり、
    fが1の場合、
    50は、式(C*)において、xが1の場合のR11と同義であるか、又はR50は、−(CH2zCOOR54(ここでzは、1〜4である)であり、
    54は、水素又は炭素原子1〜18個のアルキルであるか、或いはR54は、周期表の1族、2族若しくは3族の金属イオンであるか、又は基−N(R554であり、ここでR55は、水素、炭素原子1〜12個のアルキル又はベンジルであり、
    fが2の場合、
    50は、式(C*)において、xが2の場合のR11と同義であり、
    式(U*)において、
    53、R54、R55及びR56は、独立して、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又は一緒になって、ペンタメチレンであり、
    式(V*)において、
    57、R58、R59及びR60は、独立して、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又は一緒になって、ペンタメチレンであり、
    式(W*)において、
    61、R62、R63及びR64は、独立して、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又は一緒になって、ペンタメチレンであり、
    65は、炭素原子1〜5個のアルキルであり、
    Mは、水素又は酸素であり、
    式(X*)〜(CC*)において、
    nは、2〜3であり、
    1は、水素、メチル、エチル、ブチル又はベンジルであり、
    mは、1〜4であり、
    xは、1〜4であり、
    xが1の場合、
    1及びR2は、独立して、炭素原子1〜18個のアルキル、1〜5個の酸素原子により中断されている前記アルキル、1〜5個のヒドロキシル基で置換されている前記アルキル、若しくは前記酸素により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子7〜15個のアラルキル、炭素原子6〜10個のアリール若しくは炭素原子1〜8個のアルキル1〜3個で置換されている前記アリールであるか、又はR1は、また、水素であるか、或いは
    1及びR2は、一緒になって、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン又は3−オキサペンタメチレンであり、
    xが2の場合、
    1は、水素、炭素原子1〜8個のアルキル、1若しくは2個の酸素原子により中断されている前記アルキル、ヒドロキシル基で置換されている前記アルキル、又は1若しくは2個の酸素原子により中断され、かつヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであり、
    2は、炭素原子2〜18個のアルキレン、1〜5個の酸素原子で中断されている前記アルキレン、1〜5個のヒドロキシル基で置換されている前記アルキレン又は前記酸素原子で中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキレン、o−、m−若しくはp−フェニレン又は炭素原子1〜4個のアルキルの1若しくは2個で置換されている前記フェニレンであるか、或いは
    2は、−(CH2kO〔(CH2kO〕h(CH2k−(ここでkは、2〜4であり、hは、1〜40である)であるか、或いは
    1及びR2は、それらが結合している2個のN原子と一緒になって、ピペラジン−1,4−ジイルであり、
    xが3の場合、
    1は、水素であり、
    2は、1個の窒素原子により中断されている炭素原子4〜8個のアルキレンであり、
    xが4の場合、
    1は、水素であり、
    2は、2個の窒素原子により中断されている炭素原子6〜12個のアルキレンであり、
    3は、水素、炭素原子1〜8個のアルキル、1若しくは2個の酸素原子により中断されている前記アルキル、ヒドロキシル基で置換されているか、又は1若しくは2個の酸素原子により中断され、かつヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであり、
    pは、2又は3であり、
    Qは、アルカリ金属塩、アンモニウム又はN+(G14であり、
    式(DD*)において、
    mは、2又は3であり、
    mが2の場合、
    Gは、−(CH2CHR−O)rCH2CHR−(ここでrは、0〜3であり、そしてRは、水素又はメチルである)であり、
    mが3の場合、
    Gは、グリセリルであり、
    Xは、ホスファート、ホスホナート、カルボナート、ビカルボナート、ニトラート、クロリド、ブロミド、ビスルフィット、スルフィット、ビスルファート、スルファート、ボラート、ホルマート、アセタート、ベンゾアート、シトラート、オキサラート、タルトラート、アクリラート、ポリアクリラート、フマラート、マレアート、イタコナート、グリコラート、グルコナート、マラート、マンデラート、チグラート、アスコルバート、ポリメタクリラートか、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、エチレンジアミン四酢酸若しくはジエチレントリアミン五酢酸のカルボキシラートか、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホナート、アルキルスルホナート又はアリールスルホナートのような無機又は有機のアニオンであり、カチオンhの総電荷は、アニオンjの総電荷と等しい〕で示される化合物から選択される、インクジェットインク。
  2. 一般式(II)のXが、クロリド、ビスルファート、スルファート、ホスファート、ニトラート、アスコルバート、ホルマート、アセタート、ベンゾアート、オキサラート、シトラート、エチレンジアミン四酢酸又はジエチレントリアミン五酢酸のカルボキシラートであるか、又はポリアクリラートである、請求項1記載のインクジェットインク。
  3. 一般式(II)の化合物が、式(A*)、(B*)、(C*)、(D*)、(Q*)、(R*)、(S*)、(X*)、(Y*)及び(Z*
    〔式中、
    Rは、水素であり、
    式(A*)において、nは1又は2であり、
    nが1の場合、
    1は、水素、炭素原子1〜6個のアルキル、炭素原子2〜6個のアルケニル、プロパルギル、グリシジル、1〜10個の酸素原子により中断されている炭素原子2〜20個のアルキル、1〜5個のヒドロキシル基で置換されているか、又は前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであるか、或いは
    1は、カルボキシ基でか、又は−COOZで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、ここでZは、水素又は炭素原子1〜4個のアルキルであり、
    nが2の場合、
    1は、炭素原子1〜8個のアルキレン、炭素原子4〜8個のアルケニレン、1〜10個の酸素原子により中断されているか、1〜5個のヒドロキシル基で置換されているか、又は前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている炭素原子1〜20個のアルキレンであり、
    式(B*)において、mは1又は2であり、
    mが1の場合、
    2は、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又はR2は、CH2(OCH2CH2nOCH3(ここで、nは1〜12である)であるか、或いは
    2は、フェニル又は1〜3個のメチル基で置換されている前記フェニルであるか、或いは
    2は、−NHR3であり、ここでR3は、炭素原子1〜4個のアルキル、又はフェニル、又は1若しくは2個のメチル基で置換されている前記フェニルであり、
    mが2の場合、
    2は、炭素原子1〜8個のアルキレン、炭素原子4〜8個のアルケニレンであるか、或いはR2は、−CH2(OCH2CH2nOCH2−(ここで、nは1〜12である)であるか、或いは
    2は、NHR4NHであり、ここでR4は、炭素原子2〜18個のアルキレン、炭素原子8〜15個のアラルキレン又は炭素原子6〜12個のアリーレンであるか、或いは
    2は、−CO−又は−NHCONHであり、
    式(C*)において、
    10は、水素又は炭素原子1〜3個のアルカノイルであり、
    xは、1又は2であり、
    xが1の場合、
    11は、水素、炭素原子1〜6個のアルキル又はグリシジルであるか、或いは
    11は、カルボキシ基でか、又は−COOZで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、ここでZは、水素又は炭素原子1〜4個のアルキルであり、
    xが2の場合、
    11は、炭素原子1〜6個のアルキレンであり、
    式(D*)において、
    10は、水素であり、
    yは、1又は2であり、
    12は上記のR2と同様に定義され、
    式(Y*)及び(Z*)において、
    xは、1又は2であり、
    xが1の場合、
    1及びR2は、独立して、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又はR1及びR2は、一緒になって、テトラメチレン若しくはペンタメチレンであるか、
    2は、水素又は炭素原子1〜4個のアルキル、ヒドロキシル基で置換されている前記アルキル基であり、
    xが2の場合、
    1は、水素、炭素原子1〜4個のアルキル、ヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであり、
    2は、炭素原子2〜6個のアルキレンであり、
    3は上記と同義である〕で示される化合物から選択される、請求項1又は記載のインクジェットインク。
  4. 一般式(II)の化合物が、式(A*)、(B*)、(C*)、(D*)、(Q*)及び(R*
    〔式中、
    Rは、水素であり、
    式(A*)において、
    hは、1であり、
    1は、水素、炭素原子1〜4個のアルキル、グリシジル、1若しくは2個の酸素原子により中断されている炭素原子2〜4個のアルキル、1若しくは2個のヒドロキシル基で置換されているか、又は前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであるか、或いは
    1は、−COOZで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、ここでZは、水素又は炭素原子1〜4個のアルキルであり、
    式(B*)において、
    mは、1又は2であり、
    2は、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又はR2は、CH2(OCH2CH2nOCH3(ここでnは、1〜4である)であり、
    mが2の場合、
    2は、炭素原子1〜8個のアルキレンであり、
    式(C*)において、
    10は、水素又は炭素原子1若しくは2個のアルカノイルであり、
    xは、1又は2であり、
    xが1の場合、
    11は、水素、炭素原子1〜4個のアルキル又はグリシジルであるか、
    11は、COOZで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、ここでZは、水素又は炭素原子1〜4個のアルキルであり、
    xが2の場合、
    11は、炭素原子1〜6個のアルキレンであり、
    式(D*)において、
    10は、水素であり、
    yは、1又は2であり、
    12は上記のR2と同様に定義される〕で示される化合物から選択される、請求項1又はに記載のインクジェットインク。
  5. 一般式(II)の化合物が、
    (b)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトキシピペリジニウムシトラート;
    (d)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトアミドピペリジニウムビスルファート;
    (f)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソ−ピペリジニウムアセタート;
    (h)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−メトキシ−ピペリジニウムアセタート;
    (k)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−プロポキシ−ピペリジニウムアセタート;
    (m)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−(2−ヒドロキシ−4−オキサペントキシ)ピペリジニウムアセタート;
    (o)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウムクロリド;
    (p)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウムアセタート;
    (q)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウムビスルファート;
    (r)1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウムシトラート;
    (s)ビス(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)シトラート;
    (t)トリス(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)シトラート;
    (u)テトラ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)エチレンジアミンテトラアセタート;
    (v)テトラ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトアミドピペリジニウム)エチレンジアミンテトラアセタート;
    (w)テトラ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソピペリジニウム)エチレンジアミンテトラアセタート;
    (x)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタアセタート;
    (y)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトアミドピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタアセタート;
    (z)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタアセタート;
    (aa)トリ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)ニトリロトリアセタート;
    (bb)トリ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトアミドピペリジニウム)ニトリロトリアセタート;
    (cc)トリ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソピペリジニウム)ニトリロトリアセタート;
    (dd)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホナート;
    (ee)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−アセトアミドピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホナート;
    (ff)ペンタ(1−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4−オキソピペリジニウム)ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホナートから選択される、請求項1又はに記載のインクジェットインク。
  6. 一般式(II)の化合物の少なくとも1種を0.01〜30重量%で含有する、請求項1記載のインクジェットインク。
  7. インクジェットプリントを安定化する方法であって、インクジェット印刷用の記録材料に、水溶性染料又は有機溶媒中の染料の溶液及び一般式(II):
    Figure 0004380989
    〔式中、
    1及びG2は、独立して、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又は一緒になって、ペンタメチレンであり;
    1及びZ2は、それぞれ、メチルであるか、或いはZ1及びZ2は、一緒になって、非置換の結合部分、又はエステル、エーテル、ヒドロキシ、オキソ、シアノヒドリン、アミド、アミノ、カルボキシ若しくはウレタン基から選択される1個以上の基で置換されている結合部分を形成し;
    Xは、無機又は有機のアニオンであり;
    h及びjは、1〜5の数であり;そして
    カチオンhの総電荷は、アニオンjの総電荷と等しい〕で示される化合物の少なくとも1種を含有するインク組成物を適用し、前記記録材料を乾燥させることを含む方法であって、
    一般式(II)で示される化合物が、式(A*)〜(DD*):
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    〔式中、
    Rは、水素又はメチルであり、
    そして
    式(A*)において、nは1又は2であり、
    nが1の場合、
    1は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子2〜18個のアルケニル、プロパルギル、グリシジル、1〜20個の酸素原子により中断されている炭素原子2〜50個のアルキル、1〜10個のヒドロキシル基で置換されているか、又は前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであるか、或いは
    1は、カルボキシ基でか、又は−COOZで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、ここでZは、水素、炭素原子1〜4個のアルキル若しくはフェニルであるか、又はZは、−(COOnn+(ここでnは、1〜3であり、Mは、周期表の1族、2族若しくは3族の金属イオン、又はZn、Cu、Ni若しくはCoであるか、或いはMは、基Nn+(R24であり、ここでR2は、炭素原子1〜8個のアルキル又はベンジルである)で置換されている前記アルキルであり、
    nが2の場合、
    1は、炭素原子1〜12個のアルキレン、炭素原子4〜12個のアルケニレン、キシリレン、又は1〜20個の酸素原子により中断されているか、1〜10個のヒドロキシル基で置換されているか、若しくは前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている炭素原子1〜50個のアルキレンであり、
    式(B*)において、mは1〜4であり、
    mが1の場合、
    2は、炭素原子1〜18個のアルキル、−COO−により中断されている炭素原子3〜18個のアルキル、COOH又はCOO−で置換されている炭素原子3〜18個のアルキルであるか、R2は、−CH2(OCH2CH2nOCH3(ここでnは、1〜12である)であるか、或いは
    2は、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子6〜12個のアリール、又は炭素原子1〜4個のアルキル基1〜4個で置換されている前記アリールであるか、或いは、
    2は、−NHR3であり、ここでR3は、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子6〜12個のアリール、又は炭素原子1〜4個のアルキル1〜4個で置換されている前記アリールであるか、或いは
    2は、−N(R32であり、ここでR3は上記と同義であり、
    mが2の場合、
    2は、炭素原子1〜12個のアルキレン、炭素原子4〜12個のアルケニレン、キシリレン、−COO−により中断されている炭素原子2〜12個のアルキレン、COOH又はCOO−で置換されている炭素原子3〜18個のアルキレンであるか、R2は、−CH2(OCH2CH2nOCH2−(ここでnは、1〜12である)であるか、或いは
    2は、炭素原子5〜12個のシクロアルキレン、炭素原子7〜15個のアラルキレン又は炭素原子6〜12個のアリーレンであるか、或いは
    2は、−NHR4NH−であり、ここでR4は、炭素原子2〜18個のアルキレン、炭素原子5〜12個のシクロアルキレン、炭素原子8〜15個のアラルキレン又は炭素原子6〜12個のアリーレンであるか、或いは
    2は、−N(R3)R4N(R3)−であり、ここでR3及びR4は、上記と同義であるか、或いは
    2は、−CO−又は−NH−CO−NH−であり、
    mが3の場合、
    2は、炭素原子3〜8個のアルカントリイル又はベンゼントリイルであり、
    mが4の場合、
    2は、炭素原子5〜8個のアルカンテトライル又はベンゼンテトライルであり、
    式(C*)において、
    10は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子7〜15個のアラルキル、炭素原子2〜18個のアルカノイル、炭素原子3〜5個のアルケノイル又はベンゾイルであり、
    xは、1又は2であり、
    xが1の場合、
    11は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子2〜18個のアルケニル、プロパルギル、グリシジル、1〜20個の酸素原子により中断されている炭素原子2〜50個のアルキル、1〜10個のヒドロキシル基で置換されているか、又は前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであるか、或いは
    11は、カルボキシ基でか、又は−COOZで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、ここでZは、水素、炭素原子1〜4個のアルキル若しくはフェニルであるか、又はZは、−(COOnn+(ここでnは、1〜3であり、Mは、周期表の1族、2族若しくは3族の金属イオン、又はZn、Cu、Ni若しくはCoであるか、或いはMは、基Nn+(R24であり、ここでR2は、水素、炭素原子1〜8個のアルキル又はベンジルである)で置換されている前記アルキルであり、
    xが2の場合、
    11は、炭素原子1〜12個のアルキレン、炭素原子4〜12個のアルケニレン、キシリレン、又は1〜20個の酸素原子により中断されているか、1〜10個のヒドロキシル基で置換されているか、若しくは前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている炭素原子1〜50個のアルキレンであり、
    式(D*)において、yは1〜4であり、
    10は上記と同義であり、
    12は上記のR2と同様に定義され、
    式(E*)において、kは1又は2であり、
    kが1の場合、
    20及びR21は、独立して、炭素原子1〜12個のアルキル、炭素原子2〜12個のアルケニル若しくは炭素原子7〜15個のアラルキルであるか、又はR20は、また、水素であるか、或いは
    20及びR21は、一緒になって、炭素原子2〜8個のアルキレンであるか、又はヒドロキシルで置換されている前記アルキレンであるか、又は炭素原子4〜22個のアシルオキシ−アルキレンであり、
    kが2の場合、
    20及びR21は、一緒になって、(−CH22C(CH2−)2であり、
    式(F*)において、
    30は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、ベンジル、グリシジル、又は炭素原子2〜6個のアルコキシアルキルであり、
    gは、1又は2であり、
    gが1の場合、R31は、nが1の場合の上記R1と同様に定義され、
    gが2の場合、R31は、nが2の場合の上記R1と同様に定義され、
    式(G*)において、
    1は、−NR41−又は−O−であり、
    1は、炭素原子1〜3個のアルキレンであるか、又はE1は、−CH2−CH(R42)−O−(ここでR42は、水素、メチル又はフェニルである)であるか、又はE1は、−(CH23−NH−であるか、又はE1は、直接結合であり、
    40は、水素又は炭素原子1〜18個のアルキルであり、
    41は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子7〜15個のアラルキル、炭素原子6〜10個のアリールであるか、又はR41は、−CH2−CH(R42)−OHであり、ここでR42は上記と同義であり、
    式(H*)において、pは1又は2であり、
    4は、xが1又は2の場合のR11と同義であり、
    M及びYは、独立して、メチレン又はカルボニルであり、
    式(I*)において、
    1は、エチレン又は1,2−プロピレンであり、
    qは、2〜100であり、
    1は、−N(R41)−又は−O−であり、ここでR41は、上記と同義であり、
    式(J*)において、
    rは1又は2であり、
    7は、式(A*)において、nが1又は2の場合のR1と同義であり、
    式(L*)において、uは1又は2であり、
    13は、式(A*)において、nが1又は2の場合のR1の意味を有するが、但しuが1の場合、T13は水素ではなく、
    式(M*)において、
    1及びE2は、異なっており、それぞれ−CO−又は−N(E5)−であり、ここでE5は、水素、炭素原子1〜12個のアルキル又は炭素原子4〜22個のアルコキシカルボニルアルキルであり、
    3は、水素、炭素原子1〜30個のアルキル、フェニル、ナフチル、塩素若しくは炭素原子1〜4個のアルキルで置換されている前記フェニル若しくは前記ナフチル、炭素原子7〜12個のフェニルアルキル、又は炭素原子1〜4個のアルキルで置換されている前記フェニルアルキルであり、
    4は、水素、炭素原子1〜30個のアルキル、フェニル、ナフチル又は炭素原子7〜12個のフェニルアルキルであるか、或いは
    3及びE4は、一緒になって、炭素原子4〜17個のポリメチレン又は炭素原子1〜4個のアルキル1〜4個で置換されている前記ポリメチレンであり、
    式(O*)において、
    10は、式(C*)におけるR10と同義であり、
    式(P*)において、
    6は、脂肪族又は芳香族の四価の基であり、
    式(T*)において、
    51は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、又は炭素原子6〜10個のアリールであり、
    52は、水素又は炭素原子1〜18個のアルキルであるか、或いは
    51及びR52は、一緒になって、炭素原子4〜8個のアルキレンであり、
    fは、1又は2であり、
    fが1の場合、
    50は、式(C*)において、xが1の場合のR11と同義であるか、又はR50は、−(CH2zCOOR54(ここでzは、1〜4である)であり、
    54は、水素又は炭素原子1〜18個のアルキルであるか、或いはR54は、周期表の1族、2族若しくは3族の金属イオンであるか、又は基−N(R554であり、ここでR55は、水素、炭素原子1〜12個のアルキル又はベンジルであり、
    fが2の場合、
    50は、式(C*)において、xが2の場合のR11と同義であり、
    式(U*)において、
    53、R54、R55及びR56は、独立して、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又は一緒になって、ペンタメチレンであり、
    式(V*)において、
    57、R58、R59及びR60は、独立して、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又は一緒になって、ペンタメチレンであり、
    式(W*)において、
    61、R62、R63及びR64は、独立して、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又は一緒になって、ペンタメチレンであり、
    65は、炭素原子1〜5個のアルキルであり、
    Mは、水素又は酸素であり、
    式(X*)〜(CC*)において、
    nは、2〜3であり、
    1は、水素、メチル、エチル、ブチル又はベンジルであり、
    mは、1〜4であり、
    xは、1〜4であり、
    xが1の場合、
    1及びR2は、独立して、炭素原子1〜18個のアルキル、1〜5個の酸素原子により中断されている前記アルキル、1〜5個のヒドロキシル基で置換されている前記アルキル、若しくは前記酸素により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子7〜15個のアラルキル、炭素原子6〜10個のアリール若しくは炭素原子1〜8個のアルキル1〜3個で置換されている前記アリールであるか、又はR1は、また、水素であるか、或いは
    1及びR2は、一緒になって、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン又は3−オキサペンタメチレンであり、
    xが2の場合、
    1は、水素、炭素原子1〜8個のアルキル、1若しくは2個の酸素原子により中断されている前記アルキル、ヒドロキシル基で置換されている前記アルキル、又は1若しくは2個の酸素原子により中断され、かつヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであり、
    2は、炭素原子2〜18個のアルキレン、1〜5個の酸素原子で中断されている前記アルキレン、1〜5個のヒドロキシル基で置換されている前記アルキレン又は前記酸素原子で中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキレン、o−、m−若しくはp−フェニレン又は炭素原子1〜4個のアルキルの1若しくは2個で置換されている前記フェニレンであるか、或いは
    2は、−(CH2kO〔(CH2kO〕h(CH2k−(ここでkは、2〜4であり、hは、1〜40である)であるか、或いは
    1及びR2は、それらが結合している2個のN原子と一緒になって、ピペラジン−1,4−ジイルであり、
    xが3の場合、
    1は、水素であり、
    2は、1個の窒素原子により中断されている炭素原子4〜8個のアルキレンであり、
    xが4の場合、
    1は、水素であり、
    2は、2個の窒素原子により中断されている炭素原子6〜12個のアルキレンであり、
    3は、水素、炭素原子1〜8個のアルキル、1若しくは2個の酸素原子により中断されている前記アルキル、ヒドロキシル基で置換されているか、又は1若しくは2個の酸素原子により中断され、かつヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであり、
    pは、2又は3であり、
    Qは、アルカリ金属塩、アンモニウム又はN+(G14であり、
    式(DD*)において、
    mは、2又は3であり、
    mが2の場合、
    Gは、−(CH2CHR−O)rCH2CHR−(ここでrは、0〜3であり、そしてRは、水素又はメチルである)であり、
    mが3の場合、
    Gは、グリセリルであり、
    Xは、ホスファート、ホスホナート、カルボナート、ビカルボナート、ニトラート、クロリド、ブロミド、ビスルフィット、スルフィット、ビスルファート、スルファート、ボラート、ホルマート、アセタート、ベンゾアート、シトラート、オキサラート、タルトラート、アクリラート、ポリアクリラート、フマラート、マレアート、イタコナート、グリコラート、グルコナート、マラート、マンデラート、チグラート、アスコルバート、ポリメタクリラートか、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、エチレンジアミン四酢酸若しくはジエチレントリアミン五酢酸のカルボキシラートか、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホナート、アルキルスルホナート又はアリールスルホナートのような無機又は有機のアニオンであり、カチオンhの総電荷は、アニオンjの総電荷と等しい〕で示される化合物から選択される、方法。
  8. インクジェットインクの光安定剤としての、一般式(II):
    Figure 0004380989
    〔式中、
    1及びG2は、独立して、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又は一緒になって、ペンタメチレンであり;
    1及びZ2は、それぞれ、メチルであるか、或いはZ1及びZ2は、一緒になって、非置換の結合部分、又はエステル、エーテル、ヒドロキシ、オキソ、シアノヒドリン、アミド、アミノ、カルボキシ若しくはウレタン基から選択される1個以上の基で置換されている結合部分を形成し;
    Xは、無機又は有機のアニオンであり;
    h及びjは、1〜5の数であり;そして
    カチオンhの総電荷は、アニオンjの総電荷と等しい〕で示される水溶性ヒンダードアミン化合物の使用であって、
    一般式(II)で示される化合物が、式(A*)〜(DD*):
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    Figure 0004380989
    〔式中、
    Rは、水素又はメチルであり、
    そして
    式(A*)において、nは1又は2であり、
    nが1の場合、
    1は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子2〜18個のアルケニル、プロパルギル、グリシジル、1〜20個の酸素原子により中断されている炭素原子2〜50個のアルキル、1〜10個のヒドロキシル基で置換されているか、又は前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであるか、或いは
    1は、カルボキシ基でか、又は−COOZで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、ここでZは、水素、炭素原子1〜4個のアルキル若しくはフェニルであるか、又はZは、−(COOnn+(ここでnは、1〜3であり、Mは、周期表の1族、2族若しくは3族の金属イオン、又はZn、Cu、Ni若しくはCoであるか、或いはMは、基Nn+(R24であり、ここでR2は、炭素原子1〜8個のアルキル又はベンジルである)で置換されている前記アルキルであり、
    nが2の場合、
    1は、炭素原子1〜12個のアルキレン、炭素原子4〜12個のアルケニレン、キシリレン、又は1〜20個の酸素原子により中断されているか、1〜10個のヒドロキシル基で置換されているか、若しくは前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている炭素原子1〜50個のアルキレンであり、
    式(B*)において、mは1〜4であり、
    mが1の場合、
    2は、炭素原子1〜18個のアルキル、−COO−により中断されている炭素原子3〜18個のアルキル、COOH又はCOO−で置換されている炭素原子3〜18個のアルキルであるか、R2は、−CH2(OCH2CH2nOCH3(ここでnは、1〜12である)であるか、或いは
    2は、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子6〜12個のアリール、又は炭素原子1〜4個のアルキル基1〜4個で置換されている前記アリールであるか、或いは、
    2は、−NHR3であり、ここでR3は、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子6〜12個のアリール、又は炭素原子1〜4個のアルキル1〜4個で置換されている前記アリールであるか、或いは
    2は、−N(R32であり、ここでR3は上記と同義であり、
    mが2の場合、
    2は、炭素原子1〜12個のアルキレン、炭素原子4〜12個のアルケニレン、キシリレン、−COO−により中断されている炭素原子2〜12個のアルキレン、COOH又はCOO−で置換されている炭素原子3〜18個のアルキレンであるか、R2は、−CH2(OCH2CH2nOCH2−(ここでnは、1〜12である)であるか、或いは
    2は、炭素原子5〜12個のシクロアルキレン、炭素原子7〜15個のアラルキレン又は炭素原子6〜12個のアリーレンであるか、或いは
    2は、−NHR4NH−であり、ここでR4は、炭素原子2〜18個のアルキレン、炭素原子5〜12個のシクロアルキレン、炭素原子8〜15個のアラルキレン又は炭素原子6〜12個のアリーレンであるか、或いは
    2は、−N(R3)R4N(R3)−であり、ここでR3及びR4は、上記と同義であるか、或いは
    2は、−CO−又は−NH−CO−NH−であり、
    mが3の場合、
    2は、炭素原子3〜8個のアルカントリイル又はベンゼントリイルであり、
    mが4の場合、
    2は、炭素原子5〜8個のアルカンテトライル又はベンゼンテトライルであり、
    式(C*)において、
    10は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子7〜15個のアラルキル、炭素原子2〜18個のアルカノイル、炭素原子3〜5個のアルケノイル又はベンゾイルであり、
    xは、1又は2であり、
    xが1の場合、
    11は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子2〜18個のアルケニル、プロパルギル、グリシジル、1〜20個の酸素原子により中断されている炭素原子2〜50個のアルキル、1〜10個のヒドロキシル基で置換されているか、又は前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであるか、或いは
    11は、カルボキシ基でか、又は−COOZで置換されている炭素原子1〜4個のアルキルであり、ここでZは、水素、炭素原子1〜4個のアルキル若しくはフェニルであるか、又はZは、−(COOnn+(ここでnは、1〜3であり、Mは、周期表の1族、2族若しくは3族の金属イオン、又はZn、Cu、Ni若しくはCoであるか、或いはMは、基Nn+(R24であり、ここでR2は、水素、炭素原子1〜8個のアルキル又はベンジルである)で置換されている前記アルキルであり、
    xが2の場合、
    11は、炭素原子1〜12個のアルキレン、炭素原子4〜12個のアルケニレン、キシリレン、又は1〜20個の酸素原子により中断されているか、1〜10個のヒドロキシル基で置換されているか、若しくは前記酸素原子により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている炭素原子1〜50個のアルキレンであり、
    式(D*)において、yは1〜4であり、
    10は上記と同義であり、
    12は上記のR2と同様に定義され、
    式(E*)において、kは1又は2であり、
    kが1の場合、
    20及びR21は、独立して、炭素原子1〜12個のアルキル、炭素原子2〜12個のアルケニル若しくは炭素原子7〜15個のアラルキルであるか、又はR20は、また、水素であるか、或いは
    20及びR21は、一緒になって、炭素原子2〜8個のアルキレンであるか、又はヒドロキシルで置換されている前記アルキレンであるか、又は炭素原子4〜22個のアシルオキシ−アルキレンであり、
    kが2の場合、
    20及びR21は、一緒になって、(−CH22C(CH2−)2であり、
    式(F*)において、
    30は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、ベンジル、グリシジル、又は炭素原子2〜6個のアルコキシアルキルであり、
    gは、1又は2であり、
    gが1の場合、R31は、nが1の場合の上記R1と同様に定義され、
    gが2の場合、R31は、nが2の場合の上記R1と同様に定義され、
    式(G*)において、
    1は、−NR41−又は−O−であり、
    1は、炭素原子1〜3個のアルキレンであるか、又はE1は、−CH2−CH(R42)−O−(ここでR42は、水素、メチル又はフェニルである)であるか、又はE1は、−(CH23−NH−であるか、又はE1は、直接結合であり、
    40は、水素又は炭素原子1〜18個のアルキルであり、
    41は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子7〜15個のアラルキル、炭素原子6〜10個のアリールであるか、又はR41は、−CH2−CH(R42)−OHであり、ここでR42は上記と同義であり、
    式(H*)において、pは1又は2であり、
    4は、xが1又は2の場合のR11と同義であり、
    M及びYは、独立して、メチレン又はカルボニルであり、
    式(I*)において、
    1は、エチレン又は1,2−プロピレンであり、
    qは、2〜100であり、
    1は、−N(R41)−又は−O−であり、ここでR41は、上記と同義であり、
    式(J*)において、
    rは1又は2であり、
    7は、式(A*)において、nが1又は2の場合のR1と同義であり、
    式(L*)において、uは1又は2であり、
    13は、式(A*)において、nが1又は2の場合のR1の意味を有するが、但しuが1の場合、T13は水素ではなく、
    式(M*)において、
    1及びE2は、異なっており、それぞれ−CO−又は−N(E5)−であり、ここでE5は、水素、炭素原子1〜12個のアルキル又は炭素原子4〜22個のアルコキシカルボニルアルキルであり、
    3は、水素、炭素原子1〜30個のアルキル、フェニル、ナフチル、塩素若しくは炭素原子1〜4個のアルキルで置換されている前記フェニル若しくは前記ナフチル、炭素原子7〜12個のフェニルアルキル、又は炭素原子1〜4個のアルキルで置換されている前記フェニルアルキルであり、
    4は、水素、炭素原子1〜30個のアルキル、フェニル、ナフチル又は炭素原子7〜12個のフェニルアルキルであるか、或いは
    3及びE4は、一緒になって、炭素原子4〜17個のポリメチレン又は炭素原子1〜4個のアルキル1〜4個で置換されている前記ポリメチレンであり、
    式(O*)において、
    10は、式(C*)におけるR10と同義であり、
    式(P*)において、
    6は、脂肪族又は芳香族の四価の基であり、
    式(T*)において、
    51は、水素、炭素原子1〜18個のアルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、又は炭素原子6〜10個のアリールであり、
    52は、水素又は炭素原子1〜18個のアルキルであるか、或いは
    51及びR52は、一緒になって、炭素原子4〜8個のアルキレンであり、
    fは、1又は2であり、
    fが1の場合、
    50は、式(C*)において、xが1の場合のR11と同義であるか、又はR50は、−(CH2zCOOR54(ここでzは、1〜4である)であり、
    54は、水素又は炭素原子1〜18個のアルキルであるか、或いはR54は、周期表の1族、2族若しくは3族の金属イオンであるか、又は基−N(R554であり、ここでR55は、水素、炭素原子1〜12個のアルキル又はベンジルであり、
    fが2の場合、
    50は、式(C*)において、xが2の場合のR11と同義であり、
    式(U*)において、
    53、R54、R55及びR56は、独立して、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又は一緒になって、ペンタメチレンであり、
    式(V*)において、
    57、R58、R59及びR60は、独立して、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又は一緒になって、ペンタメチレンであり、
    式(W*)において、
    61、R62、R63及びR64は、独立して、炭素原子1〜4個のアルキルであるか、又は一緒になって、ペンタメチレンであり、
    65は、炭素原子1〜5個のアルキルであり、
    Mは、水素又は酸素であり、
    式(X*)〜(CC*)において、
    nは、2〜3であり、
    1は、水素、メチル、エチル、ブチル又はベンジルであり、
    mは、1〜4であり、
    xは、1〜4であり、
    xが1の場合、
    1及びR2は、独立して、炭素原子1〜18個のアルキル、1〜5個の酸素原子により中断されている前記アルキル、1〜5個のヒドロキシル基で置換されている前記アルキル、若しくは前記酸素により中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキル、炭素原子5〜12個のシクロアルキル、炭素原子7〜15個のアラルキル、炭素原子6〜10個のアリール若しくは炭素原子1〜8個のアルキル1〜3個で置換されている前記アリールであるか、又はR1は、また、水素であるか、或いは
    1及びR2は、一緒になって、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン又は3−オキサペンタメチレンであり、
    xが2の場合、
    1は、水素、炭素原子1〜8個のアルキル、1若しくは2個の酸素原子により中断されている前記アルキル、ヒドロキシル基で置換されている前記アルキル、又は1若しくは2個の酸素原子により中断され、かつヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであり、
    2は、炭素原子2〜18個のアルキレン、1〜5個の酸素原子で中断されている前記アルキレン、1〜5個のヒドロキシル基で置換されている前記アルキレン又は前記酸素原子で中断され、かつ前記ヒドロキシル基で置換されている前記アルキレン、o−、m−若しくはp−フェニレン又は炭素原子1〜4個のアルキルの1若しくは2個で置換されている前記フェニレンであるか、或いは
    2は、−(CH2kO〔(CH2kO〕h(CH2k−(ここでkは、2〜4であり、hは、1〜40である)であるか、或いは
    1及びR2は、それらが結合している2個のN原子と一緒になって、ピペラジン−1,4−ジイルであり、
    xが3の場合、
    1は、水素であり、
    2は、1個の窒素原子により中断されている炭素原子4〜8個のアルキレンであり、
    xが4の場合、
    1は、水素であり、
    2は、2個の窒素原子により中断されている炭素原子6〜12個のアルキレンであり、
    3は、水素、炭素原子1〜8個のアルキル、1若しくは2個の酸素原子により中断されている前記アルキル、ヒドロキシル基で置換されているか、又は1若しくは2個の酸素原子により中断され、かつヒドロキシル基で置換されている前記アルキルであり、
    pは、2又は3であり、
    Qは、アルカリ金属塩、アンモニウム又はN+(G14であり、
    式(DD*)において、
    mは、2又は3であり、
    mが2の場合、
    Gは、−(CH2CHR−O)rCH2CHR−(ここでrは、0〜3であり、そしてRは、水素又はメチルである)であり、
    mが3の場合、
    Gは、グリセリルであり、
    Xは、ホスファート、ホスホナート、カルボナート、ビカルボナート、ニトラート、クロリド、ブロミド、ビスルフィット、スルフィット、ビスルファート、スルファート、ボラート、ホルマート、アセタート、ベンゾアート、シトラート、オキサラート、タルトラート、アクリラート、ポリアクリラート、フマラート、マレアート、イタコナート、グリコラート、グルコナート、マラート、マンデラート、チグラート、アスコルバート、ポリメタクリラートか、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、エチレンジアミン四酢酸若しくはジエチレントリアミン五酢酸のカルボキシラートか、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホナート、アルキルスルホナート又はアリールスルホナートのような無機又は有機のアニオンであり、カチオンhの総電荷は、アニオンjの総電荷と等しい〕で示される化合物から選択される、使用。
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