JP4379830B1 - 防犯ベルカバー - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 基材(1)の表面に上端と下端に余白を残してポケット開口部が上方を向くように防犯ベルを収納するためのポケット部を設け、切れ目(2)にランドセルの肩ベルト又は鞄の提手を通し、切れ目(2)を通したランドセルの肩ベルト又は鞄の提手を、
舌状片(3’)の面ファスナーA(3)のファスニング面と、舌状片(3’’’)の面ファスナーB(4)のファスニング面をファスニングすることにより、ランドセルの肩ベルト又は鞄の提手に容易に且つ迅速に装着することができる防犯ベルカバーであって、リング部(Y)を、ランドセルの肩ベルト又は鞄の提手に設けられているD環及び/又はナス環に固定する。
【効果】防犯ベルカバーの落下を防止する。
【選択図】 図2

Description

本願発明は、防犯ベルを収納する防犯ベルカバーに関する。
[特許文献1] 意匠登録1291988号
意匠登録1291988号には、ランドセル、肩掛けかばん等の胸にあたる部分等にコンパクトに防犯ベル及びGPSを収納するための防犯ベルカバーが開示されている。従前は、子供がランドセル等の本体の部分に防犯ベルを付けていることが多くみられるが、実際に危険に犯された時に迅速に使用する事が出来ない為、前のベルトの部分に固定又は解除出来る防犯ベルカバーが存在しなかった。当該防犯ベルカバーは、従前のものと比較して、コンパクトに収納し、かつ機能的であることが特徴である。(1)防犯ベルに付いている紐をたよらず本体をそのままカバーの中に収納でき、(2)表面を網にしているので消音することがなく、(3)素材が軟らかいので利用者の負担を軽減し、(4)胸に付いているので利用しやすく、不審者に対する防御になる。
[特許文献2] 実登3136056号
実登3136056号には、防犯ベル収納ポケット部分が収縮性と透視性を有する素材から構成され、防犯ベルカバー内部に防犯ベル本体が存在することを外部から容易に視認することができるようにした防犯ベルカバーが開示されている。当該防犯ベルカバーは、カバー内部で防犯ベルが揺動しないように支持でき、面ファスナーにより鞄の提手又は肩ベルトに容易に且つ迅速に装着するできることが特徴である。当該防犯ベルカバーは、
(1)防犯ベルに衝撃を与えずにスムーズに収納する機能、
(2)違和感なく防犯ベルを携行することができる機能、
(3)多種多様な形状やサイズの防犯ベルを収納できる機能、
(4)有事に防犯ベルを携行者の体の前面で咄嗟に且つ迅速に操作できる機能、
(5)不審者を牽制するために防犯ベル本体が防犯ベルカバー内部に存在することを不審者に対して視覚的に顕示して防犯につながる機能
の全てを同時に発揮することができる。
当該防犯ベルカバーは、従前の防犯ベルカバーとは対照的に、これらの5つの機能の全てを同時に発揮する特徴がある。
意匠登録1291988号 実登3136056号
上記した意匠登録1291988号及び実登3136056号は、
(1)防犯ベルに衝撃を与えずにスムーズに収納する機能、
(2)違和感なく防犯ベルを携行することができる機能、
(3)多種多様な形状やサイズの防犯ベルを収納できる機能、
(4)有事に防犯ベルを携行者の体の前面で咄嗟に且つ迅速に操作できる機能、
(5)不審者を牽制するために防犯ベル本体が防犯ベルカバー内部に存在することを不審者に対して視覚的に顕示して防犯につながる機能
の全てを同時に発揮することができるという点で優れた防犯ベルカバーであった。
然るに、例えば、意匠登録1291988号及び実登3136056号に開示されている防犯ベルカバーを、ランドセルの肩ベルトの前面に装着した場合に、防犯ベルカバーが肩ベルトに沿って、下方に落下してしまうという問題があった。
本出願に係る発明が解決しようとする課題は、例えば、意匠登録1291988号及び実登3136056号に開示されている防犯ベルカバーをランドセルの肩ベルトの前面に装着した場合であっても、防犯ベルカバーが肩ベルトに沿った落下を防止することである。
本願発明に係る防犯ベルカバーの作用効果効果は、
(1)防犯ベルに衝撃を与えずにスムーズに収納する機能、
(2)違和感なく防犯ベルを携行することができる機能、
(3)多種多様な形状やサイズの防犯ベルを収納できる機能、
(4)有事に防犯ベルを携行者の体の前面で咄嗟に且つ迅速に操作できる機能、
(5)不審者を牽制するために防犯ベル本体が防犯ベルカバー内部に存在することを不審者に対して視覚的に顕示して防犯につながる機能
の全ての機能を同時に発揮しつつ、
さらに併せて、
(6)防犯ベルカバーを装着したベルトに沿った下方への落下を防止する機能
をも発揮することである。
上記作用効果のうち、(1)〜(5)については、意匠登録1291988号及び実登3136056号において実現されていたが、(6)については実現困難であった。
本願発明に係る防犯ベルカバーの基本構造は、意匠登録1291988号及び実登3136056号において開示されているとおり、防犯ベル収納ポケット部分が収縮性と透視性を有する素材から構成され、防犯ベルカバー内部に防犯ベル本体が存在することを外部から容易に視認することができると共にカバー内部で防犯ベルが揺動しないように支持することができることを特徴とし、並びに、面ファスナーにより鞄の提手又は肩ベルトに容易に且つ迅速に装着することができるものである。
本願発明に係る防犯ベルカバーの基本構造は、意匠登録1291988号及び実登3136056号において開示されているとおり、防犯ベル収納ポケット部分が収縮性と透視性を有する素材から構成され、防犯ベルカバー内部に防犯ベル本体が存在することを外部から容易に視認することができると共にカバー内部で防犯ベルが揺動しないように支持することができることを特徴とし、並びに、面ファスナーにより鞄の提手又は肩ベルトに容易に且つ迅速に装着することができるものである。
本願発明に係る防犯ベルカバーの基本構造において、防犯ベルカバーを構成する基材(1)は、特に制限されるものではないが、好ましくは、四角形又は楕円形の皮革又は人工皮革を含んで構成される。
本願発明に係る防犯ベルカバーの特徴的構造とその構造によって発揮される機能は、
基材上端(U1)とポケット上端(U2)の間に少なくとも一つの孔部(X)を設け、
孔部()を介して基材の表面と裏面を跨ぐようにリングを通したリング部(Y)を設けることにより、
前記リング部(Y)を、
ランドセルの肩ベルト又は鞄の提手に設けられているD環及び/又はナス環に固定することにより、
防犯ベルカバーの落下を防止する機能を発揮することができることである。

本願発明における課題を解決するための手段は、以下の[請求項1]〜[請求項3]に記載した事項により特定される。


[請求項1]

基材(1)の表面に上端と下端に余白を残してポケット開口部が上方を向くように防犯ベルを収納するためのポケット部を設け、
上端余白部と下端余白部に横方向に切れ目(2)を入れ、
基材(1)の裏面に二つの舌状片(3’及び3’’’)を設け、
舌状片(3’)の表側部分に面ファスナーA(3)をファスニング面が表を向くように縫着し、
舌状片(3’’’)の裏側部分に面ファスナーB(4)をファスニング面が裏を向くように縫着することにより、
切れ目(2)にランドセルの肩ベルトを通し、
切れ目(2)を通したランドセルの肩ベルトを
舌状片(3’)の面ファスナーA(3)のファスニング面と、
舌状片(3’’’)の面ファスナーB(4)のファスニング面をファスニングすることにより、
ランドセルの肩ベルトに容易に且つ迅速に装着することができるランドセル用防犯ベルカバーにおいて、

基材上端(U1)とポケット上端(U2)の間に少なくとも一つの孔部(X)を設け、
孔部()を介して基材の表面と裏面を跨ぐようにリングを通したリング部(Y)を設け、
前記リング部(Y)を、
ランドセルの肩ベルトに設けられているD環及び/又はナス環に固定することにより、
防犯ベルカバーの落下を防止する機能を発揮することを特徴とするランドセル用防犯ベルカバー。


[請求項2]

基材(1)の表面に上端と下端に余白を残してポケット開口部が上方を向くように防犯ベルを収納するためのポケット部を設け、
上端余白部と下端余白部にL字形又はL字を左右反転させた形の切れ目(2)を入れることにより舌状片(3’)と端片(3’’)を設け、
舌状片(3’)の裏側部分に面ファスナーA(3)をファスニング面が裏を向くように縫着し、
端片(3’’)の裏側部分に面ファスナーB(4)をファスニング面が表を向くように縫着することにより、
ランドセルの肩ベルトに容易に且つ迅速に装着することができるランドセル用防犯ベルカバーにおいて、

基材上端(U1)とポケット上端(U2)の間に少なくとも一つの孔部(X)を設け、
孔部()を介して基材の表面と裏面を跨ぐようにリングを通したリング部(Y)を設け、
前記リング部(Y)を、
ランドセルの肩ベルトに設けられているD環及び/又はナス環に固定することにより、
防犯ベルカバーの落下を防止する機能を発揮することを特徴とするランドセル用防犯ベルカバー。


[請求項3]

防犯ベルを収納するためのポケット部分が、
収縮性と透視性を有する素材から構成され、防犯ベルカバー内部に防犯ベル本体が存在することを外部から容易に視認することができると共にカバー内部で防犯ベルが揺動しないように支持する機能を発揮することを特徴とする、
請求項1又は2に記載したランドセル用防犯ベルカバー。

実施例1として、「特許請求の範囲」における「実施例1」に即した防犯ベルカバーを作成した(実施態様1)。

〈防犯ベルカバーの作成〜ステップ1(基本構造の作成)〉
第1ステップとして、防犯ベルカバーの基本構造を作成した。
基本構造は、意匠登録1291988号で開示したものと同じ構造である。
第1ステップで作成した防犯ベルカバーの基本構造を図1に示した。

〈防犯ベルカバーの作成〜ステップ2(特徴構造の作成)〉
第2ステップとして、防犯ベルカバーの特徴構造を作成した。
第2ステップで作成した防犯ベルカバーの特徴構造を図2に示した。
第2ステップにおいて、最初に、ステップ1で作成した防犯ベルカバーについて、本願発明の構成要件(発明特定事項)上の重要な特徴の一つである、孔部(X)を穿孔した。
孔部(X)は、特に制限されるものではないが、実施例1においては、ハトメで補強した。
次に、孔部(X)について、本願発明の構成要件(発明特定事項)上の重要な特徴の一つであるリングを通し、リング部(Y)とした。
リング部に使用するリングは、特に制限されるものではないが、実施例1においては、金属環(例えば、キーホルダーにおいて鍵を束ねるために使用する金属線材を3周程度コイルにしたリング)を使用した。
リング部に使用するリングとしては、例えば、金属環(例えば、キーホルダーにおいて鍵を束ねるために使用する金属線材を1〜3周程度コイルにしたリング、孔を開けた短冊状の単語暗記カードを束ねるために使用する開閉自由なリング等)、安全ピン、クリップ(ゼムクリップ、ダブルクリップ、洗濯バサミ等)、カラビナ(登山用・アクセサリー用・IDカードホルダーストラップ用等のカラビナ)、ループ(繊維製・プラスチック製・エラストマー製等のループ、輪ゴム等)等を好ましく使用することができる。
第2ステップで完成した本願発明に係る防犯ベルカバーの外観を図8〜17に示した。
第2ステップで完成した本願発明に係る防犯ベルカバーの装着状態を図7に示した。
比較例として、第1ステップで完成した従来型の防犯ベルカバーの装着状態を図18に示した。
第2ステップで完成した本願発明に係る防犯ベルカバーのランドセルの肩ベルトへのファスニング方法を図19〜21に示した。
第2ステップで完成した本願発明に係る防犯ベルカバーへの防犯ベル本体の装着方法を図32及び図33に示した。
第2ステップで完成した本願発明に係る防犯ベルカバーのバリエーションである他の形態を図34に示した。
図7から明らかなように、ステップ2で作成した特徴構造を付加した防犯ベルカバーは、基本構造のみに防犯ベルカバーとは対照的に、防犯ベルカバーをランドセルの肩ベルトの前面に装着した場合であっても、防犯ベルカバーが肩ベルトに沿った落下を防止することができた。
図18から明らかなように、従来型の防犯ベルカバーの場合は、防犯ベルカバーが装着したベルトに沿って下方へ落下してしまった。

〈実施例1の作用効果〉
ステップ1で作成した基本構造のみの防犯ベルカバーは、意匠登録1291988号にも開示してあるように、
(1)防犯ベルに衝撃を与えずにスムーズに収納する機能、
(2)違和感なく防犯ベルを携行することができる機能、
(3)多種多様な形状やサイズの防犯ベルを収納できる機能、
(4)有事に防犯ベルを携行者の体の前面で咄嗟に且つ迅速に操作できる機能、
(5)不審者を牽制するために防犯ベル本体が防犯ベルカバー内部に存在することを不審者に対して視覚的に顕示して防犯につながる機能
の全てを同時に発揮することができる。
しかし、基本構造のみに防犯ベルカバーをランドセルの肩ベルトに装着すると、防犯ベルカバーが、自重のために、肩ベルトに沿って、下方に落下してしまうという問題があった。
ステップ2で作成した特徴構造を付加した防犯ベルカバーは、基本構造のみに防犯ベルカバーとは対照的に、防犯ベルカバーをランドセルの肩ベルトの前面に装着した場合であっても、防犯ベルカバーが肩ベルトに沿った落下を防止することができた。

実施例2として、「特許請求の範囲」における「実施例2」に即した防犯ベルカバーを作成した(実施態様2)。

〈防犯ベルカバーの作成〜ステップ1(基本構造の作成)〉

第1ステップとして、防犯ベルカバーの基本構造を作成した。
基本構造は、実登3136056号で開示したものと同じ構造である。
第1ステップで作成した防犯ベルカバーの基本構造を図3に示した。

基材(1)の上下両端部の位置にポケット開口部と平行に両端が10〜30mmだけ残るような切れ目(2)を入れ、前記切れ目(2)の一端について直角に上方向に切れ目(2)を入れることにより、基材(1)の上下片側に、それぞれ、幅10〜30mm及び長さ20〜190mmの舌状片(3’)、及び、幅10〜30mm及び長さ10〜30mmの端片(3’’)を設けた。
舌状片(3’)の裏側前面には、舌状片(3’)と同じサイズの面ファスナーA(3)を、ファスニング面が防犯ベル収納ポケット部分の裏面を向くように縫着する。
その後、端片(3’’)の裏側前面には、舌状片(3’)と同じ幅と同じ長さを有する面ファスナーB(4)を、面ファスナーA(3)と面ファスニングできる位置関係で、ファスニング面が防犯ベル収納ポケット部分の表面を向くように縫着した。
このような面ファスナーの構成により、面ファスナーA(3)と面ファスナーB(4)を面ファスニングすることにより、鞄の提手又は肩ベルトに容易に且つ迅速に装着することができることを特徴を有する。
基本構造の最良の態様の制作方法を図22〜図26に、本願発明に係る防犯ベルカバーの鞄の提手又は肩ベルトへの装着方法を図27〜図29に、本願発明に係る防犯ベルカバーの基本構造を図30(長方形型)と図31(楕円形型)に、本願発明に係る防犯ベルカバーへの防犯ベル本体の装着方法を図32〜図33に示した。
図22に、実施例2の防犯ベルカバーを制作するに当たり、防犯ベルカバー裏面における、基材(1)への切れ目(2)の入れ方を示した。
本願発明の典型的態様(長方形型防犯ベルカバー)においては、基材(1)の寸法は、長辺150mm及び短辺75mmであり、基材(1)の材質は、人工皮革である。
請求項2及び実施例2に係る防犯ベルカバーの典型的態様(長方形型防犯ベルカバー)においては、基材(1)のポケット開口部と平行に基材の上下端部内側20mmの位置に、両端が15mmが残るような切れ目(2)を入れ、この切れ目(2)の一端について直角上方向に切れ目(2)を入れることにより、基材(1)の両端辺側に、それぞれ、幅20mm及び長さ60mmの舌状片(3’)、及び、幅15mm及び長さ20mmの端片(3’’)を設けた。
前記舌状片(3’)の裏側前面には、舌状片(3’)と同じサイズの面ファスナーA(3)を、ファスニング面が防犯ベル収納ポケット部分の裏面を向くように縫着した(図23及び図24)。
前記端片(3’’)の裏側前面では、舌状片(3’)と同じ幅(20mm)で同じ長さ(75mm)を有する面ファスナーB(4)を、面ファスナーA(3)と面ファスニングできる位置関係で、ファスニング面が防犯ベル収納ポケット部分の表面を向くように縫着した(図25及び図26)。
このような態様で面ファスナーを縫着固定することにより、面ファスナーを利用して、防犯ベルカバーを、鞄の提手又は肩ベルトに容易に且つ迅速に装着することができる(図27〜図29)。
実施例2の防犯ベルカバーの基本構造と、本願発明に係る防犯ベルカバーを構成する部材を、図30(長方形型)と図31(楕円形型)に示した。
防犯ベルカバーの上下両端部分に面ファスナーを縫着してあるので、鞄の提手又は肩ベルトに容易に且つ迅速に装着することができる。
防犯ベル収納ポケット部分は、収縮性のある網素材を使用することにより透視性を発揮し、内容物であるポケットベル本体をしっかりと保持することができる。
防犯ベル収納ポケット部分の開口部は、基材(1)と縫着固定がされておらず、ポケット部の入り口となっている。
開口部では、網素材を、収縮性布テープ(ゴムテープ)のみに縫着し、基材(1)には縫着していないので、ポケット部の入り口が収縮性を有するために、防犯ベル本体をポケット内部に収納しても、防犯ベル本体が、入り口から脱落したり、落下することがない。
防犯ベル収納ポケット部分の開口部以外の3辺の周囲は、バイアステープと基材(1)で網素材を挟んで縫製することにより固定してある。
〈防犯ベルカバーの作成〜ステップ2(特徴構造の作成)〉
第2ステップとして、防犯ベルカバーの特徴構造を作成した。
第2ステップで作成した防犯ベルカバーの特徴構造を図2に示した。
第2ステップにおいて、最初に、ステップ1で作成した防犯ベルカバーについて、本願発明の構成要件(発明特定事項)上の重要な特徴の一つである、孔部(X)を穿孔した。
孔部(X)は、特に制限されるものではないが、実施例2においては、ハトメで補強した。
次に、孔部(X)について、本願発明の構成要件(発明特定事項)上の重要な特徴の一つであるリングを通し、リング部(Y)とした。
リング部に使用するリングは、特に制限されるものではないが、実施例1においては、金属環(例えば、キーホルダーにおいて鍵を束ねるために使用する金属線材を3周程度コイルにしたリング)を使用した。
リング部に使用するリングとしては、例えば、金属環(例えば、キーホルダーにおいて鍵を束ねるために使用する金属線材を1〜3周程度コイルにしたリング、孔を開けた短冊状の単語暗記カードを束ねるために使用する開閉自由なリング等)、安全ピン、クリップ(ゼムクリップ、ダブルクリップ、洗濯バサミ等)、カラビナ(登山用・アクセサリー用・IDカードホルダーストラップ用等のカラビナ)、ループ(繊維製・プラスチック製・エラストマー製等のループ、輪ゴム等)等を好ましく使用することができる。
示した。
第2ステップで完成した本願発明に係る防犯ベルカバーへの防犯ベル本体の装着方法を図32及び図33に示し
第2ステップで完成した本願発明に係る防犯ベルカバーのバリエーションである他の形態を図35に示した。
〈実施例2の作用効果〉
ステップ1で作成した基本構造のみの防犯ベルカバーは、実登3136056号にも開示してあるように、
(1)防犯ベルに衝撃を与えずにスムーズに収納する機能、
(2)違和感なく防犯ベルを携行することができる機能、
(3)多種多様な形状やサイズの防犯ベルを収納できる機能、
(4)有事に防犯ベルを携行者の体の前面で咄嗟に且つ迅速に操作できる機能、
(5)不審者を牽制するために防犯ベル本体が防犯ベルカバー内部に存在することを不審者に対して視覚的に顕示して防犯につながる機能
の全てを同時に発揮することができる。
しかし、基本構造のみに防犯ベルカバーをランドセルの肩ベルトに装着すると、防犯ベルカバーが、自重のために、肩ベルトに沿って、下方に落下してしまうという問題があった。
ステップ2で作成した特徴構造を付加した防犯ベルカバーは、基本構造のみに防犯ベルカバーとは対照的に、防犯ベルカバーをランドセルの肩ベルトの前面に装着した場合であっても、防犯ベルカバーが肩ベルトに沿った落下を防止することができた。
た。

1. 基材(人工皮革または皮革)
2. 切れ目
3.面ファスナーA
3’.舌状片(裏側が面ファスナーAの縫着箇所)
3’’.端片(裏側が面ファスナーBの縫着箇所)
3’’’.舌状片(裏側が面ファスナーBの縫着箇所)
4.面ファスナーB
5.透視性と収縮性を兼備した素材(網)
6.収縮性布テープ(ゴム素材)
7.バイアステープ
8.防犯ベル本体

X 孔部 (必要に応じハトメ等で補強)
Y リング部 (金属環、安全ピン、クリップ、カラビナ、ループ等)
U1 基材上端
U2 ポケット上端
本願発明に係る防犯ベルカバー(請求項1・実施態様1)の基本的構造と構成部材。 本願発明に係る防犯ベルカバー(請求項1・実施態様1)の特徴的構造。 本願発明に係る防犯ベルカバー(請求項2・実施態様2)の基本的構造と構成部材。 本願発明に係る防犯ベルカバー(請求項2・実施態様2)の特徴的構造。 市販ランドセルの肩ベルトに設けられたナス環とD環の外観。 [画像出典]http://www.rakuten.ne.jp/gold/mikihouse/fair/r_nasudkan.html ランドセルの肩ベルトに設けられたナス環とD環の従来における使用態様。 [画像出典] http://www.randoseru.ne.jp/belt.html 本願防犯ベルカバーを肩ベルトのD環に取り付けた使用態様。 本願発明に係る防犯ベルカバー(請求項1・実施態様1)の正面図。 本願発明に係る防犯ベルカバー(請求項1・実施態様1)の背面図。 本願発明に係る防犯ベルカバー(請求項1・実施態様1)の右側面図。 本願発明に係る防犯ベルカバー(請求項1・実施態様1)の左側面図。 本願発明に係る防犯ベルカバー(請求項1・実施態様1)の平面図。 本願発明に係る防犯ベルカバー(請求項1・実施態様1)の底面図。 本願発明に係る防犯ベルカバー(請求項1・実施態様1)の正面図(舌部を開いた状態)。 本願発明に係る防犯ベルカバー(請求項1・実施態様1)の背面図(舌部を開いた状態)。 本願発明に係る防犯ベルカバー(請求項1・実施態様1)の正面斜視図(舌部を開いた状態)。 本願発明に係る防犯ベルカバー(請求項1・実施態様1)の背面斜視図(舌部を開いた状態)。 比較例(意匠登録1291988号に開示されている防犯ベルカバーをランドセルの肩ベルトに装着し、防犯ベルカバーが肩ベルトに沿って下方に落下してしまった状態)。 面ファスナーAと面ファスナーBのファスニング面(防犯ベルカバー表面・裏面)[請求項1・実施態様1] 面ファスナーAと面ファスナーBのファスニング面(防犯ベルカバー裏面)[請求項1・実施態様1] 面ファスナーAファスニング面と面ファスナーBファスニング面とのファスニング(防犯ベルカバー裏面)[請求項1・実施態様1] 防犯ベルカバーの基本構造と構成部材[請求項2・実施態様2] 防犯ベルカバー基材の切れ目の入れ方(防犯ベルカバー裏面)[請求項2・実施態様2] 防犯ベルカバー基材への面ファスナーAの固定箇所(防犯ベルカバー裏面)[請求項2・実施態様2] 防犯ベルカバー基材への面ファスナーBの固定箇所(防犯ベルカバー表面)[請求項2・実施態様2] 防犯ベルカバー基材への面ファスナーBの固定(縫着)(防犯ベルカバー表面)[請求項2・実施態様2] 面ファスナーAと面ファスナーBのファスニング面の位置関係 (防犯ベルカバー表面)[請求項2・実施態様2] 防犯ベルカバーの鞄の提手又は肩ベルトへの装着状態(防犯ベルカバー裏面)[請求項2・実施態様2] 防犯ベルカバーの鞄の提手又は肩ベルトへの装着状態(防犯ベルカバー表面)[請求項2・実施態様2] 長方形型防犯ベルカバーの基本構造(防犯ベルカバー表面)[請求項2・実施態様2] 楕円形型防犯ベルカバーの基本構造(防犯ベルカバー表面)[請求項2・実施態様12] 防犯ベルカバーへの防犯ベル本体の装入方法(装着方法)(防犯ベルカバー表面)[請求項1〜2・実施態様1〜2] 防犯ベルカバーへの防犯ベル本体の装着方法(防犯ベルカバー表面)[請求項1〜2・実施態様1〜2] 本願発明に係る防犯ベルカバー(請求項1・実施態様1)の特徴的構造の他の態様 本願発明に係る防犯ベルカバー(請求項2・実施態様2)の特徴的構造の他の態様

Claims (3)


  1. 基材(1)の表面に上端と下端に余白を残してポケット開口部が上方を向くように防犯ベルを収納するためのポケット部を設け、
    上端余白部と下端余白部に横方向に切れ目(2)を入れ、
    基材(1)の裏面に二つの舌状片(3’及び3’’’)を設け、
    舌状片(3’)の表側部分に面ファスナーA(3)をファスニング面が表を向くように縫着し、
    舌状片(3’’’)の裏側部分に面ファスナーB(4)をファスニング面が裏を向くように縫着することにより、
    切れ目(2)にランドセルの肩ベルトを通し、
    切れ目(2)を通したランドセルの肩ベルトを
    舌状片(3’)の面ファスナーA(3)のファスニング面と、
    舌状片(3’’’)の面ファスナーB(4)のファスニング面をファスニングすることにより、
    ランドセルの肩ベルトに容易に且つ迅速に装着することができるランドセル用防犯ベルカバーにおいて、

    基材上端(U1)とポケット上端(U2)の間に少なくとも一つの孔部(X)を設け、
    孔部()を介して基材の表面と裏面を跨ぐようにリングを通したリング部(Y)を設け、
    前記リング部(Y)を、
    ランドセルの肩ベルトに設けられているD環及び/又はナス環に固定することにより、
    防犯ベルカバーの落下を防止する機能を発揮することを特徴とするランドセル用防犯ベルカバー。


  2. 基材(1)の表面に上端と下端に余白を残してポケット開口部が上方を向くように防犯ベルを収納するためのポケット部を設け、
    上端余白部と下端余白部にL字形又はL字を左右反転させた形の切れ目(2)を入れることにより舌状片(3’)と端片(3’’)を設け、
    舌状片(3’)の裏側部分に面ファスナーA(3)をファスニング面が裏を向くように縫着し、
    端片(3’’)の裏側部分に面ファスナーB(4)をファスニング面が表を向くように縫着することにより、
    ランドセルの肩ベルトに容易に且つ迅速に装着することができるランドセル用防犯ベルカバーにおいて、

    基材上端(U1)とポケット上端(U2)の間に少なくとも一つの孔部(X)を設け、
    孔部()を介して基材の表面と裏面を跨ぐようにリングを通したリング部(Y)を設け、
    前記リング部(Y)を、
    ランドセルの肩ベルトに設けられているD環及び/又はナス環に固定することにより、
    防犯ベルカバーの落下を防止する機能を発揮することを特徴とするランドセル用防犯ベルカバー。


  3. 防犯ベルを収納するためのポケット部分が、
    収縮性と透視性を有する素材から構成され、防犯ベルカバー内部に防犯ベル本体が存在することを外部から容易に視認することができると共にカバー内部で防犯ベルが揺動しないように支持する機能を発揮することを特徴とする、
    請求項1又は2に記載したランドセル用防犯ベルカバー。
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