JP4379516B2 - 電力制御システム、電力制御装置、電力制御方法及びプログラム - Google Patents

電力制御システム、電力制御装置、電力制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数の機器(コンピュータなど)がネットワークを介して接続されたネットワークシステムの電力制御技術に関する。
近年、コンピュータの高性能化に伴い、その消費電力は増加の一途をたどっている。このため、複数のコンピュータが設置されたマシンルームにおいては、消費電力の増大が大きな問題となってきている。一般的に、マシンルームの設計時には、最大供給可能電力値(各コンピュータに供給可能な電力値の総和)を各コンピュータの定格電力値を合計した値にしている。しかし、実際には、各コンピュータは常に定格電力値を必要としている訳ではなく、全コンピュータが同時に定格電力値を使用することはほとんどないため、最大供給可能電力値を各コンピュータの定格電力値の総和とすると、マシンルームの電力設備が過剰になってしまうという問題がある。
そこで、このような問題を解決するため、次のような技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載されている技術は、複数のコンピュータから構成されるコンピュータシステムにおいて、限られた電力を各コンピュータの稼動状況に応じて適切に分配するため、特定の1台のコンピュータ上に、各コンピュータから送られてくる電力増加要求を処理するマスタマネージメントモジュールを設けている。各コンピュータは、自コンピュータの稼動状況に基づいて消費電力を増加させることが必要になったと判断した場合、マスタマネージメントモジュールに対して電力増加要求を送信する。マスタマネージメントモジュールは、電力増加要求を受信すると、要求元コンピュータの消費電力を増加させると、最大供給可能電力値を超えてしまうか否かを判断する。そして、最大供給可能電力値を超えないと判断した場合には、要求元コンピュータに対して増加許可通知を送り、超えてしまうと判断した場合には増加不可通知を送る。要求元コンピュータは、増加許可通知を受信した場合には、自コンピュータの消費電力を増加させ、増加不可通知を受信した場合には、所定時間後、再度、電力増加要求をマスタマネージメントモジュールに送る。
特開2006−11793号公報
上述した特許文献1に記載されている技術によれば、限られた電力を各コンピュータの稼動状況に応じて適切に分配することが可能になる。しかし、特許文献1に記載されている技術は、マスタマネージメントモジュールが搭載された1台のコンピュータにより、集中的に電力増加要求を処理するようにしているため、上記コンピュータに障害が発生した場合、全く電力制御を行うことができず、信頼性に欠けるという問題がある。なお、マスタマネージメントモジュールを搭載したコンピュータを多重化すれば、上記した問題は解消できるが、構成が複雑になってしまう。
〔発明の目的〕
そこで、本発明の目的は、高い信頼性を確保しつつ、限られた電力を各機器の稼動状況に応じて適切に配分できるようにすることにある。
本発明にかかる第1の電力制御システムは、
複数の機器がネットワークを介して接続されたネットワークシステムの電力制御システムであって、
前記複数の機器が、
最大消費電力値がそれぞれ異なるローパワーモード、ノーマルモード及びハイパワーモードの内の、モード切り替え指示によって指示されたモードで自機器を動作させるモード切り替え手段と、
自機器がノーマルモードで動作しているときに電力が足りなくなった場合、他の機器に対して電力融通依頼を送信し、該電力融通依頼に応答して他の機器から送られてきた融通可能電力値の総和がハイパワーモードへ移行するために必要になる必要電力値以上であることを条件にして前記モード切り替え手段に対してハイパワーモードで動作することを指示するモード切り替え指示を出力し、自機器がローパワーモードで動作しているときに電力融通依頼を受信した場合、前記電力融通依頼の送信元の機器に対して、ノーマルモードの最大消費電力値とローパワーモードの最大消費電力値との差分を融通可能電力値として送信するモード制御手段とを備え、
前記各機器におけるノーマルモードの最大消費電力値の総和が、前記ネットワークシステムに供給可能な最大供給可能電力値と一致し、
前記ノーマルモードの最大消費電力値が前記ローパワーモードの最大消費電力値よりも大きく、前記ハイパワーモードの最大消費電力値が前記ノーマルモードの最大消費電力値よりも大きいことを特徴とする。
本発明にかかる第1の電力制御装置は、
ネットワークを介して接続された複数の機器に設けられる電力制御装置であって、
最大消費電力値がそれぞれ異なるローパワーモード、ノーマルモード及びハイパワーモードの内の、モード切り替え指示によって指示されたモードで自機器を動作させるモード切り替え手段と、
自機器がノーマルモードで動作しているときに電力が足りなくなった場合、他の機器に対して電力融通依頼を送信し、該電力融通依頼に応答して他の機器から送られてきた融通可能電力値の総和がハイパワーモードへ移行するために必要になる必要電力値以上であることを条件にして前記モード切り替え手段に対してハイパワーモードで動作することを指示するモード切り替え指示を出力し、自機器がローパワーモードで動作しているときに電力融通依頼を受信した場合、前記電力融通依頼の送信元の機器に対して、ノーマルモードの最大消費電力値とローパワーモードの最大消費電力値との差分を融通可能電力値として送信するモード制御手段とを備え、
前記各機器におけるノーマルモードの最大消費電力値の総和が、前記ネットワークシステムに供給可能な最大供給可能電力値と一致し、
前記ノーマルモードの最大消費電力値が前記ローパワーモードの最大消費電力値よりも大きく、前記ハイパワーモードの最大消費電力値が前記ノーマルモードの最大消費電力値よりも大きいことを特徴とする。
本発明にかかる第1の電力制御方法は、
複数の機器がネットワークを介して接続されたネットワークシステムの電力制御方法であって、
前記複数の機器が、最大消費電力値がそれぞれ異なるローパワーモード、ノーマルモード及びハイパワーモードの内の、モード切り替え指示によって指示されたモードで自機器を動作させるモード切り替えステップと、
前記複数の機器が、自機器がノーマルモードで動作しているときに電力が足りなくなった場合、他の機器に対して電力融通依頼を送信し、該電力融通依頼に応答して他の機器から送られてきた融通可能電力値の総和がハイパワーモードへ移行するために必要になる必要電力値以上であることを条件にして前記モード切り替えステップに対してハイパワーモードで動作することを指示するモード切り替え指示を出力し、自機器がローパワーモードで動作しているときに電力融通依頼を受信した場合、前記電力融通依頼の送信元の機器に対して、ノーマルモードの最大消費電力値とローパワーモードの最大消費電力値との差分を融通可能電力値として送信するモード制御ステップとを含み、
前記各機器におけるノーマルモードの最大消費電力値の総和が、前記ネットワークシステムに供給可能な最大供給可能電力値と一致し、
前記ノーマルモードの最大消費電力値が前記ローパワーモードの最大消費電力値よりも大きく、前記ハイパワーモードの最大消費電力値が前記ノーマルモードの最大消費電力値よりも大きいことを特徴とする。
本発明にかかる第1のプログラムは、
ネットワークを介して接続された複数の機器に設けられる電力制御装置をコンピュータによって実現するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
最大消費電力値がそれぞれ異なるローパワーモード、ノーマルモード及びハイパワーモードの内の、モード切り替え指示によって指示されたモードで自機器を動作させるモード切り替え手段、
自機器がノーマルモードで動作しているときに電力が足りなくなった場合、他の機器に対して電力融通依頼を送信し、該電力融通依頼に応答して他の機器から送られてきた融通可能電力値の総和がハイパワーモードへ移行するために必要になる必要電力値以上であることを条件にして前記モード切り替え手段に対してハイパワーモードで動作することを指示するモード切り替え指示を出力し、自機器がローパワーモードで動作しているときに電力融通依頼を受信した場合、前記電力融通依頼の送信元の機器に対して、ノーマルモードの最大消費電力値とローパワーモードの最大消費電力値との差分を融通可能電力値として送信するモード制御手段として機能させ、且つ、
前記各機器におけるノーマルモードの最大消費電力値の総和が、前記ネットワークシステムに供給可能な最大供給可能電力値と一致し、
前記ノーマルモードの最大消費電力値が前記ローパワーモードの最大消費電力値よりも大きく、前記ハイパワーモードの最大消費電力値が前記ノーマルモードの最大消費電力値よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、高い信頼性を確保しつつ、限られた電力を各機器の稼動状況に応じて適切に分配することが可能になる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
〔本発明の第1の実施例の構成〕
図1は本発明にかかる電力制御システムの第1の実施例のブロック図であり、複数の機器1A〜1Dと、コントローラ2とから構成されており、それらはネットワーク3を介して相互に接続されている。
〔機器1A〜1Dの構成〕
機器1A〜1Dは、コントローラ2から発行されたジョブを実行する計算機であり、それぞれ電力制御部11A〜11Dと、送受信部12A〜12Dとを備えている。
送受信部12A〜12Dは、ネットワーク3を介してデータを送受信する機能を有する。
電力制御部11A〜11Dは、自機器1A〜1Dの負荷、消費電力や、他の機器からの電力融通依頼などに応じて、自機器1A〜1Dの動作モードをローパワーモード、ノーマルモード、ハイパワーモード、スロットリングモードの何れかに切り替える機能を有する。各動作モードは、利用可能な最大消費電力値(モード最大消費電力値)が異なっており、図2に示すように、ハイパワーモードのモード最大消費電力値WHが最も大きく、以下、ノーマルモードのモード最大消費電力値WN、スロットリングモードのモード最大消費電力値WS、ローパワーモードのモード最大消費電力値WLの順になっている。なお、本実施例の電力制御システムにおいては、各機器1A〜1Dのノーマルモードのモード最大消費電力値を合計した値と、供給可能な最大供給可能電力値Wmaxとを一致させている。また、図2の例では、WS>WLとしたが、WS≦WLとしても良い。
図3は、電力制御部11Aの構成例を示すブロック図であり、電力モニタ手段111と、負荷検出手段112と、モード制御手段113と、モード切り替え手段114と、記憶装置115とを備えている。なお、他の電力制御部11B〜11Dも同様の構成を有している。
電力モニタ部111は、自機器1Aにおける消費電力を測定する機能を有する。負荷検出手段112は、自機器1Aにおける負荷(例えば、CPU稼動率など)を検出する機能を有する。
記憶装置115には、標準電力値記憶部116と、負荷閾値記憶部117と、モード記憶部118とが設けられている。
標準電力値記憶部116には、自機器1Aの標準電力値WTが格納されている。標準電力値WTは、図2に示すように、ノーマルモードのモード最大消費電力値WNよりも僅かに小さく、ローパワーモード、スロットリングモードのモード最大消費電力値WL、WSよりも大きな値となっている。。
負荷閾値記憶部117には、ローパワーモードとノーマルモードとの切り替えを行うために使用する閾値TH1が格納される。
モード記憶部118には、現時点における自機器1Aの動作モードを示すモード情報が格納される。
モード切り替え手段114は、モード制御手段113からのモード切り替え指示に従って、自機器1Aの動作モードを切り替える機能を有する。なお、動作モードの切り替えは、例えば、自機器1A内のCPU(図示せず)の動作速度(動作クロック)を切り替えること等により行う。
モード制御部113は、次のような機能を有する。
・自機器1Aがローパワーモードで動作しているときに(モード記憶部118に格納されているモード情報がローパワーモードを示しているときに)、負荷検出手段112によって検出された自機器1Aの負荷が、負荷閾値記憶部116に格納されている閾値TH1以上となった場合、モード切り替え手段114に対して、動作モードをノーマルモードに切り替えることを指示すると共に、モード記憶部118に格納されているモード情報をノーマルモードを示すものに変更する機能。
・自機器1Aがノーマルモードで動作しているときに自機器1Aの負荷が閾値TH1未満となった場合、モード切り替え手段114に対して動作モードをローパワーモードに切り替えることを指示すると共に、モード記憶部118に格納されているモード情報をローパワーモードを示すものに変更する機能。
・電力モニタ手段111の測定結果に基づいて、自機器1Aの消費電力が標準電力値記憶部116に格納されている標準電力値WT以上となったことを検出した場合、消費電力値が連続して標準電力値WT以上となる時間(超過時間)の計測を開始し、超過時間が所定時間T1以上となった場合、電力融通依頼をブロードキャストする機能。
・電力融通依頼をブロードキャスト後、待ち時間の計測(一定時間T2)を開始し、計測中に受け付けた各融通可能電力値通知によって示される融通可能電力値の合計値が自機器1Aの動作モードをノーマルモードからハイパワーモードに切り替えるために必要になる電力値の増加分(必要電力値)以上となった時点において、動作モードをハイパワーモードに切り替えることをモード切り替え手段114に対して指示すると共にハイパワーモードへ移行したことを示すハイパワーモード移行通知を上記融通可能電力値通知の通知元の機器およびコントローラ2へ送信し、更に、モード記憶部118中のモード情報をハイパワーモードに変更する機能。
・待ち時間が経過しても融通可能電力値の合計値が必要電力値未満の場合は、動作モードをスロットリングモードに切り替えることをモード切り替え手段114に対して指示すると共にスロットリングモードへ移行したことを示すスロットリングモード移行通知をコントローラ2に対して送信し、更にモード記憶部118中のモード情報をスロットリングモードに変更する機能。
・自機器1Aがローパワーモードで動作しているときに電力融通依頼を受け付けた場合、自機器1Aにおいて融通可能な電力値を示す融通可能電力値通知を依頼元の機器に送信すると共に、モード記憶部118中のモード情報をローパワーモード固定を示すものに変更し、更に、コントローラ2に対して自機器1Aの動作モードをローパワーモードに固定したことを示すローパワーモード固定通知を送信する機能を有する。なお、モード記憶部118に格納されているモード情報が、ローパワーモード固定を示している場合は、モード制御手段113は、自機器1Aの負荷が閾値TH1以上となっても、モード切り替え手段114に対して切り替え指示を出力しない。
・自機器1Aの動作モードをローパワーモードに固定した後、一定時間T3(一定時間T2よりも長い)が経過してもハイパワーモード移行通知を受信できなかった場合は、モード記憶部118中のモード情報をローパワーモードに変更することによりローパワーモード固定を解除すると共に、コントローラ2に対してローパワーモード固定解除を示すローパワーモード固定解除通知を送信する機能。
・自機器1Aがハイパワーモードで動作しているときに、負荷が低減し電力モニタ部111によって測定される自機器1Aの使用電力が標準電力値WT未満となった場合、モード記憶部118中のモード情報をノーマルモードを示すものに変更すると共に、モード切り替え手段114に対して動作モードをノーマルモードに切り替えることを指示し、更に、コントローラ2に対してノーマルモードに移行したことを示すノーマルモード移行通知を送信する機能。
・自機器1Aがスロットリングモードで動作しているときに、電力モニタ手段111で測定された電力値が一定時間T4以上連続して標準電力値WT未満となった場合、モード記憶部118中のモード情報をノーマルモードを示すものに変更すると共にモード切り替え手段114に対して動作モードをノーマルモードに変更することを指示し、更に、コントローラ2に対してノーマルモード移行通知を送信する機能。
なお、上記した機能を有する電力制御部11Aは、CPU(コンピュータ)によって実現可能であり、コンピュータによって実現する場合は、例えば、次のようにする。コンピュータを電力制御部11Aとして機能させるためのプログラムを記録したディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体を用意し、コンピュータに上記プログラムを読み取らせる。コンピュータは、読み取ったプログラムに従って、自身の動作を制御することにより、自コンピュータ上に、負荷検出部112、モード制御手段113、モード切り替え手段114を実現する。
〔コントローラ2の構成〕
次に、コントローラ2の構成について説明する。
コントローラ2は、処理能力表記憶部21と、ジョブ割り当て手段22と、送受信部23とを備えている。
送受信部23は、ネットワーク3を介してデータを送受信する機能を有する。
処理能力表記憶部21には、各機器1A〜1Dのローパワーモード時およびスロットリングモード時の処理能力が、ノーマルモード時の処理能力を100%とした場合の相対値で格納されている。図4は処理能力表記憶部21の内容例を示した図であり、同図の例の機器1Aに関する行は、ローパワーモード時およびスロットリングモード時の処理能力が、それぞれ機器1Aのノーマルモード時の処理能力の50%、60%であることを示している。なお、本実施例では、各機器1A〜1Dのローパワーモード時、スロットリングモード時の処理能力を、ノーマルモード時の処理能力に対する相対値で表すようにしたが、絶対値で表すようにしても良い。
ジョブ割り当て手段22は、次のような機能を有する。
・機器1A〜1Dの中に、動作モードがローパワーモードに固定されている機器が存在せず、且つスロットリングモードで動作している機器が存在しない場合は、例えば、ラウンドロビン方式により、各機器1A〜1Dに均等にジョブを発行する機能。
・機器1A〜1Dの中に、動作モードがローパワーモードに固定されている機器或いはスロットリングモードで動作している機器が存在する場合は、それらの機器に対するジョブの割り当て比率を、処理能力表記憶部21に格納されている処理能力に応じて低減させる機能を有する。
なお、ジョブ割り当て手段22は、CPU(コンピュータ)によって実現可能であり、コンピュータによって実現する場合は、例えば、次のようにする。コンピュータをジョブ割り当て手段22と機能させるためのプログラムを記録したディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体を用意し、コンピュータに上記プログラムを読み取らせる。コンピュータは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自コンピュータ上にジョブ割り当て手段22を実現する。
〔第1の実施例の動作の説明〕
次に、本実施例の動作について詳細に説明する。
〔機器1A〜1Dの動作〕
先ず、図5の状態遷移図を参照して機器1A〜1Dの動作を説明する。なお、各機器1A〜1Dの動作は同じであるので、ここでは、機器1Aの動作を例に挙げて説明する。
機器1A内のモード制御手段113は、起動時、モード切り替え手段114に対してノーマルモードで動作することを指示すると共に、モード記憶部118にノーマルモードを示すモード情報を書き込む。これにより、モード切り替え手段114は、例えば、自機器1A内のCPU(図示せず)の動作クロックをノーマルモードに対応するものにすることにより、自機器1Aをノーマルモードで動作させる。
モード制御手段113は、自機器1Aがノーマルモードで動作している状態(図5のQ50)において、負荷検出手段112によって検出されている自機器1Aの負荷が、負荷閾値記憶部117に格納されている閾値TH1未満になると、モード切り替え手段114に対して動作モードをローパワーモードに変更することを指示する。これにより、モード切り替え手段114は、例えば、CPUの動作クロックをローパワーモードに対応するものに変更することにより、自機器1Aをローパワーモードで動作させる(Q51)。
また、モード制御手段113は、自機器1Aがローパワーモードで動作している状態(Q51)において、負荷検出手段112で検出されている負荷が、閾値TH1以上になると、モード切り替え手段114に対して動作モードをノーマルモードに変更することを指示する。これにより、ノーマルモード切り替え手段114は、自機器1Aの動作モードをノーマルモードに切り替え、自機器1Aをノーマルモードで動作させる(Q50)。
また、モード制御手段113は、自機器1Aがノーマルモードで動作している状態(Q50)において、電力モニタ手段111で測定されている自機器1Aの消費電力値が、標準電力値記憶部116に格納されている標準電力値WT以上になったことを検出すると、超過時間(消費電力値が連続して標準電力値以上となっている時間)の計測を開始する(Q52)。そして、超過時間が予め定められている時間T1以上となると、送受信部12Aを介してネットワーク3上に電力融通依頼をブロードキャストし、電力の余っている他の機器1B〜1Dに対して電力の融通を依頼する(Q53)。電力融通依頼をブロードキャスト後、モード制御手段113は、待ち時間(一定時間T2)の計測を開始する(Q54)。
モード制御手段113は、待ち時間を計測している間に他の機器から融通可能電力値通知が送られてくる毎に、融通可能電力値通知によって示される融通可能電力値Wfを積算し、積算値と、自機器1Aの動作モードをノーマルモードからハイパワーモードへ切り替えるために必要になる電力値(必要電力値Wneed)とを比較する。そして、融通可能電力値Wfの積算値が必要電力値Wneed以上となると、モード切り替え手段114に対して動作モードをハイパワーモードに変更することを指示する共に、融通可能電力値通知の送信元の機器およびコントローラ2に対して自機器1Aがハイパワーモードに移行したことを示すハイパワーモード移行通知を送信する。モード切り替え手段114は、上記指示に従って自機器1Aの動作モードをハイパワーモードに切り替える(Q55)。
ここで、必要電力値Wneed及び融通可能電力値Wfはそれぞれ次式(1)、(2)によって表されるものである。
必要電力値Wneed=(ハイパワーモードのモード最大消費電力値WH)−(ノーマルモードのモード最大消費電力値WN) … (1)
融通可能電力値Wf=(ノーマルモードのモード最大消費電力値WN)−(ローパワーモードのモード最大消費電力値WL) … (2)
ハイパワーモードに移行した後、モード制御手段113は、電力モニタ手段111によって測定されている自機器1Aの消費電力値が所定時間T4以上連続して標準電力値WT未満となると、モード切り替え手段114に対して動作モードをノーマルモードに切り替えることを指示すると共に、融通可能電力値通知の送信元の機器およびコントローラ2に対して自機器1Aがノーマルモードに移行したことを示すノーマルモード移行通知を送信する(Q56)。モード切り替え手段114は、上記指示に従って自機器1Aの動作モードをノーマルモード(Q50)に変更する。
これに対して、待ち時間が所定時間T2となっても融通可能電力値Wfの積算値が必要電力値Wneed未満であった場合は、モード制御手段113は、モード記憶部118中のモード情報をスロットリングモードを示すものに変更すると共に、モード切り替え手段114に対して動作モードをスロットリングモードに変更することを指示し、更に、コントローラ2に対して自機器1Aがスロットリングモードに移行したことを示すスロットリングモード移行通知を送信する。モード切り替え手段114は、上記指示に従って、自機器1Aの動作モードをスロットリングモードに切り替える(Q57)。
スロットリングモードへ移行後、モード制御手段113は、自機器1Aの負荷が低減し、電力モニタ手段111で測定されている消費電力値が一定時間T4連続して標準電力値WT未満になると、モード記憶部118に格納されているモード情報をノーマルモードを示すものに変更すると共に、モード切り替え手段114に対して自機器1Aの動作モードをノーマルモードに切り替えることを指示し、更に、コントローラ2に対してノーマルモード移行通知を送信する(Q58)。モード切り替え手段114は、上記指示に従って、自機器1Aの動作モードをノーマルモードに切り替える(Q50)。
また、モード制御手段113は、自機器1Aがローパワーモードで動作している状態(Q51)において、他の機器からの電力融通依頼を受け付けると、モード記憶部118に格納されているモード情報をローパワーモード固定に変更することにより自機器1Aの動作モードをローパワーモード固定にすると共に、自機器1Aの動作モードをローパワーモードに固定したことを示すローパワーモード固定通知をコントローラへ送信する(Q59)。その後、モード制御手段113は、一定時間T3の計測を開始し、一定時間T3が経過するまでに、電力の融通先の機器(電力融通依頼の送信元の機器)からハイパワーモード移行通知が送られてこなかった場合は、モード記憶部118のモード情報をローパワーモードを示すものに変更することにより自機器1Aの動作モードをローパワーモード(Q51)にすると共にコントローラ2に対してローパワーモード固定解除通知を送信する(Q60)。また、モード制御手段113は、自機器1Aの動作モードをローパワーモード固定にしている状態(Q59)において、電力の融通先の機器からノーマルモード移行通知が送られてくると(Q61)、モード記憶部118内のモード情報をノーマルモードを示すものに変更することにより、自機器1Aの動作モードをローパワーモード(Q51)にする。
図6は、機器1Aがノーマルモードからハイパワーモード或いはスロットリングモードへ移行する際の処理例(図5の状態Q50から状態Q55或いは状態Q57へ移行する際の処理)を示したフローチャートである。
機器1A内のモード制御手段113は、ノーマルモードで動作しているとき(図5のQ50)、電力モニタ手段111によって測定された自機器1Aの消費電力が一定時間T1以上連続して標準電力値WT以上となると(図6のS61がYES)、電力融通依頼をブロードキャストする(S62)。
その後、モード制御手段113は、待ち時間(一定時間T2)の計測を開始する(S65)。待ち時間の計測を行っている間、モード制御手段113は、他の機器から融通可能電力値通知を受信する毎に、融通可能電力値通知によって示される融通可能電力値Wfを積算し、積算値と、自機器1Aの必要電力値Wneedとを比較する(S63)。そして、融通可能電力値Wfの積算値が必要電力値Wneed以上となった場合(S63がYES)は、モード記憶部118に格納されているモード情報をハイパワーモードを示すものに変更すると共に、モード切り替え手段114に対して動作モードをハイパワーモードに切り替えることを指示し、更に、融通可能電力値通知の送信元の機器及びコントローラ2に対してハイパワーモード移行通知を送信する(S64)。
これに対して、待ち時間が所定時間T2となっても、融通可能電力値Wfの積算値が必要電力値Wneed未満の場合(ステップ66がYES)は、モード記憶部118中のモード情報をスロットリングモードを示すものに変更すると共に、モード切り替え手段114に対して動作モードをスロットリングモードに切り替えることを指示し、更にコントローラ2に対してスロットリングモード移行通知を送信する(S67)。
〔コントローラ2の動作〕
次に、図7の状態遷移図を参照して、コントローラ2の動作について説明する。
コントローラ2内のジョブ割り当て手段22は、機器1A〜1Dの中に、動作モードがローパワーモードに固定されている機器が存在せず、且つスロットリングモードで動作している機器が存在しない場合は、ラウンドロビン方式により、各機器1A〜1Dに均等のジョブを発行している(Q71)。
ジョブを各機器1A〜1Dに均等に発行している状態において(Q71)、ローパワーモード固定通知或いはスロットリングモード移行通知を受信すると、ジョブ割り当て手段22は、処理能力表記憶部21を参照し、通知元の機器の処理能力を求め(Q72)、求めた処理能力に応じて該当機器へのジョブの割り当てを削減する(Q73)。例えば、機器1Bからのローパワーモード固定通知を受信し、処理能力表記憶部21の内容が図4に示すものであったとすると、機器1Bのローパワーモード時の処理能力が80%となっているので、機器1Bに対するジョブの割り当てを低減し、各機器1A〜1Dに対するジョブの割り当て比率(発行比率)を1:0.8:1:1に変更する。また、例えば、機器1Aからのスロットリングモード移行通知を受信し、処理能力表記憶部21の内容が図4に示すものであったとすると、機器1Aのスロットリングモード時の処理能力が60%であるので、各機器1A〜1Dに対するジョブの割り当て比率を0.6:1:1:1に変更する。なお、処理能力表記憶部21に、各機器1A〜1Dのローパワーモード時、スロットリングモード時の処理能力の絶対値が格納されている場合には、各機器1A〜1Dのノーマルモード時の処理能力の絶対値に基づいて、ノーマルモード時の処理能力に対するローパワーモード時及びスロットリングモード時の処理能力の相対値を求めるようにすれば良い。
その後、ノーマルモード移行通知あるいはローパワーモード固定解除通知を受信すると、ジョブ割り当て手段22は、状態Q71に戻り、各機器1A〜1Dに均等にジョブを発行する。
〔電力制御システム全体の動作〕
次に、図8を参照し、電力制御システム全体の動作を説明する。
今、例えば、時刻t1において、機器1A、1Dがノーマルモード、機器1B、1Cがローパワーモードで動作しているとする。
その後、ノーマルモードで動作している機器1Aの負荷が増え、電力モニタ手段111によって測定された消費電力が一定時間T1連続して標準電力値WT以上となると(時刻t2)、機器1Aは、電力融通依頼をブロードキャストする。
ローパワーモードで動作している機器1B、1Cは、電力融通依頼を受信すると、自機器1B、1Cの動作モードをローパワーモードに固定し、コントローラ2に対してローパワーモード固定通知を送信すると共に、電力融通依頼の送信元の機器1Aに対して、融通可能電力値Wfb、Wfcを含んだ融通可能電力値通知を送信する。なお、融通可能電力値Wfb、Wfcは、それぞれ機器1B、1Cの融通可能電力値を示している。コントローラ2は、機器1B、1Cからのローパワーモード固定通知を受信すると、処理能力表記憶部21の内容に従って、機器1B、1Cに対するジョブの割り当て比率を低減する。今、例えば、処理能力表記憶部21の内容が、図4に示すものであるすると、機器の性能に応じて、各機器1A〜1Dに対するジョブの割り当て比率を1:0.8:0.3:1とする。
機器1Aは、時刻t3(時刻t2から一定時間T2が経過する前の時刻)において、機器1B、1Cから通知された融通可能電力値通知に基づいて、融通された電力の合計値(Wfb+Wfc)が、自機器1Aの必要電力値Wneed以上になったと判断すると、自機器1Aの動作モードをハイパワーモードに変更すると共に、電力の融通元の機器1B、1C及びコントローラ2に対してハイパワーモード移行通知を送信する。なお、機器1Bから融通された電力値だけで必要電力値Wneedを超える場合には、機器1Aは、機器1Bとコントローラ2に対してのみハイパワーモード移行通知を送信し、機器1Cに対してはハイパワーモード移行通知を送信しない。融通可能電力値通知を送信後、一定時間T3が経過してもハイパワーモード移行通知を受信できなかった機器1Cは、ローパワーモード固定を解除し、コントローラ2に対してローパワーモード固定解除通知を送信することになる。
機器1Aがハイパワーモードに移行後、機器1Aの負荷が低減し、時刻t4において、機器1Aの消費電力が一定時間T1連続して標準電力値WT未満となると、機器1Aは、ノーマルモードに移行し、電力の融通元の機器1B、1C及びコントローラ2に対してノーマルモード移行通知を送信する。
ローパワーモード固定で動作している機器1B、1Cは、機器1Aからのノーマルモード移行通知を受信すると、自機器1B、1Cの動作モードをノーマルモードに切り替える。その後、機器1B、1Cは自機器の負荷に応じて、動作モードを切り替える。
一方、コントローラ2は、機器1Aからのノーマルモード移行通知を受信すると、機器1Aに電力を融通した機器1B、1Cに対するジョブの割り当て比率の低減を終了し、各機器1A〜1Dにジョブを均等に発行する。
その後、時刻t5において、機器1Aが電力融通依頼をブロードキャストしたが、一定時間T2が経過しても、融通可能電力値の総和が必要電力値Wneed以上にならなかったとすると、機器1Aは、スロットリングモードに移行すると共に、コントローラ2に対してスロットリングモード移行通知を送信する。
これにより、コントローラ2は、処理能力記憶部21の内容に従って、機器1Aに対するジョブの割り当て比率を低減する。今、例えば、処理能力記憶部21の内容が図4に示すものであるとすると、機器1A〜1Dの処理能力に応じて、各機器1A〜1Dに対するジョブの割り当て比率を0.6:1:1:1とする。機器1Aに対するジョブの割り当て比率を低減することにより、機器1Aの負荷は低減し、その消費電力も低減する。
その後、機器1Aの消費電力が一定時間T4連続して標準電力値WT未満となると(時刻t6)、機器1Aはコントローラ2に対してノーマルモード移行通知を送信する。これにより、コントローラ2は、機器1Aに対するジョブの割り当て比率の低減を終了し、各機器1A〜1Dに対するジョブの割り当て比率を均等にする。
〔第1の実施例の効果〕
本実施例によれば、高い信頼性を確保しつつ、限られた電力(最大供給可能電力値Wmax)を各機器1A〜1Dの稼動状況に応じて、適切に分配することが可能になる。その理由は、ネットワーク3に接続されている各機器1A〜1Dが、自機器がノーマルモードで動作しているときに電力が足りなくなった場合は、他の機器に対して電力融通依頼を送信し、この電力融通依頼に応答して他の機器から送られてきた融通可能電力値の総和がハイパワーモードへ移行するために必要になる必要電力値Wneed以上であることを条件にして自機器の動作モードをハイパワーモードに切り替え、自機器がローパワーモードで動作しているときに電力融通依頼を受信した場合は、電力融通依頼の送信元の機器に対して、ノーマルモードの最大消費電力値WNとローパワーモードの最大消費電力値WLとの差分を融通可能電力値として送信するようにしているからである。
また、本実施例では、電力融通依頼をブロードキャストするようにしているので、Point To Point通信によって電力融通依頼を各機器に送信する場合に比較して、電力融通依頼によってネットワーク3が占有される時間を短くすることができる。
更に、本実施例では、モード制御手段113が、自機器がノーマルモードで動作しているときに、電力モニタ手段112で測定された消費電力が一定時間T1連続して標準電力値WT以上となった場合、電力が足りなくなったと判定するようにしているので、自機器において電力が足りなくなったということを確実に判定することができる。
更に、本実施例は、各機器1A〜1Dに対してジョブを発行するコントローラ2であって、他の機器に電力を融通した機器に対するジョブの割り当て比率を低減するコントローラ2を備えているので、電力を他の機器に融通した機器に、未処理のジョブが多数溜まるといった事態の発生を防ぐことができる。
更に、本実施例では、コントローラ2が、スロットリングモードに移行した機器に対するジョブの割り当て比率を低減させるようにしているので、上記機器に未処理のジョブが多数溜まるといった事態の発生を防ぐことができる。
〔本発明の第2の実施例〕
次に、本発明の第2の実施例について説明する。本実施例は、ローパワーモードを複数のレベルに分割したことを特徴とする。
図9を参照すると、本実施例において使用する電力制御部11Aa〜11Daの構成が示されている。この電力制御部11Aa〜11Daは、図1の電力制御部11A〜11Dの代わりに使用される。
本実施例で使用する電力制御部11Aa〜11Daと、第1の実施例で使用した電力制御部11A〜11Dとの相違点は、モード制御手段113、モード切り替え手段114および負荷閾値記憶部117の代わりに、それぞれモード制御手段113a、モード切り替え手段114aおよび負荷閾値記憶部117aを備えている点である。
本実施例の電力制御部11Aa〜11Daは、自機器1A〜1Dの負荷、消費電力や、他の機器からの電力融通依頼などに応じて、自機器1A〜1Dの動作モードをローパワーモード(レベル1〜レベル3の3種類)、ノーマルモード、ハイパワーモード、スロットリングモードの何れかに切り替える機能を有する。各動作モードは、利用可能な最大消費電力値(モード最大消費電力値)が異なっており、図10に示すように、ハイパワーモードのモード最大消費電力値WHが最も大きく、以下、ノーマルモードのモード最大消費電力値WN、ローパワーモードのレベル1(単にレベル1という場合もある)のモード最大消費電力値WL1、ローパワーモードのレベル2(単にレベル2という場合もある)のモード最大消費電力値WL2、スロットリングモードのモード最大消費電力値WS、ローパワーモードのレベル3(単にレベル3という場合もある)のモード最大消費電力値WL3の順になっている。なお、本実施例においても、各機器1A〜1Dのノーマルモードのモード最大消費電力値を合計した値は、供給可能な最大供給可能電力値Wmaxと一致している。
負荷閾値記憶部117aには、ノーマルモードとレベル1との切り替えを行う際に参照する第1の閾値TH1と、レベル1とレベル2との切り替えを行う際に参照する第2の閾値TH2と、レベル2とレベル3との切り替えを行う際に参照する第3の閾値TH3とが格納されている。
モード切り替え手段114aは、モード制御手段113aからの指示に従って、自機器1A〜1Dの動作モードを、ハイパワーモード、ノーマルモード、レベル1、レベル2、レベル3、スロットリングモードに切り替える機能を有する。
モード制御部113aは、負荷検出手段112の検出結果と、負荷閾値記憶部117aに格納されている第1〜第3の閾値TH1〜TH3に従って、動作モードの切り替え(ノーマルモード、レベル1、レベル2、レベル3)を行う。例えば、自機器の動作モードがノーマルモードであるときに、負荷検出手段112で検出された負荷が第1の閾値未満となると、モード記憶部118に格納されているモード情報をレベル1を示すものに変更すると共に、モード切り替え手段114aに対して動作モードをレベル1に切り替えることを指示する。また、例えば、自機器の動作モードがレベル3のときに、負荷検出手段112によって検出された負荷が第3の閾値以上になると、モード記憶部118に格納されているモード情報をレベル2を示すものに変更すると共に、モード切り替え手段114aに対して動作モードをレベル2の切り替えることを指示する。
また、モード制御手段113aは、自機器の動作モードがローパワーモード(レベル1、レベル2あるいはレベル3)のときに、電力融通依頼を受信すると、動作モードを現在のレベルに固定すると共に、依頼元の機器に対して融通可能電力値Wfを含んだ融通可能電力値通知を送信し、更に、コントローラ2に対して固定したレベルを示すローパワーモード固定通知を送信する。ここで、現在の動作モードが例えば、レベル2である場合には、モード記憶部118に格納されているモード情報をレベル2固定を示すものに変更すると共に、依頼元の機器に対して、融通可能電力値Wfとして(ノーマルモードの最大電力値WN−レベル2の最大電力値WL2)を含んだ融通可能電力値通知を送信し、更に、コントローラ2に対してレベル2固定を示すローパワーモード固定通知を送信する。
図11は、処理能力表記憶部21の代わりに本実施例において使用する処理能力表記憶部21aの内容例を示す図である。処理能力表記憶部21aには、各機器1A〜1Dのレベル1〜レベル3時およびスロットリングモード時の処理能力が、ノーマルモード時の処理能力を100%とした場合の相対値で格納されている。同図の例の機器1Aに関する行は、レベル1〜レベル3時の処理能力がそれぞれノーマルモード時の90%。60%、30%で、スロットリングモード時の処理能力がノーマルモード時の50%であることを示している。
〔第2の実施例の動作の説明〕
次に、本実施例の動作について、図8を参照して説明する。なお、ここでは、第1の実施例との相違点についてのみ説明する。
今、例えば、時刻t1において、機器1A、1Dがノーマルモード、機器1Bがローパワーモードのレベル1、機器1Cがローパワーモードのレベル2で動作しているとする。
時刻t2において機器1Aが電力融通依頼をブロードキャストすると、ローパワーモードのレベル1、2で動作している機器1B、1Cは、それぞれ次のような動作を行う。
ローパワーモードのレベル1で動作している機器1B内のモード制御手段113aは、モード記憶部118に格納されているモード情報をレベル1固定を示すものに変更すると共に、動作モードをレベル1に固定したことを示すローパワーモード固定通知をコントローラ2に送信し、更に、依頼元の機器1Aに対して融通可能電力値Wfとして(ノーマルモードのモード最大消費電力値WN−レベル1のモード最大消費電力値WL1)を含んだ融通可能電力値通知を送信する。なお、上記電力値WN、WL1は、機器1A固有の値である。
一方、ローパワーモードのレベル2で動作している機器1C内のモード制御手段113aは、モード記憶部118に格納されているモード情報をレベル2固定を示すものに変更すると共に、動作モードをレベル2に固定したことを示すローパワーモード固定通知をコントローラ2に送信し、更に、依頼元の機器1Aに対して融通可能電力値Wfとして(ノーマルモードのモード最大消費電力値WN−レベル2のモード最大消費電力値WL2)を含んだ融通可能電力値通知を送信する。なお、上記電力値WN、WL2は機器1C固有の値である。
コントローラ2内のジョブ割り当て手段22は、機器1B、1Cからそれぞれレベル1、2に固定したことを示すローパワーモード固定通知が送られてくると、処理能力表記憶部21aから機器1B、1Cのレベル1、2の処理能力を求め、求めた処理能力に応じて機器1B、1Cに対するジョブの割り当て比率を低減する。例えば、機器1Bのレベル1の処理能力がノーマルモード時の80%、機器1Cのレベル2の処理能力がノーマルモード時の50%であったとすると、ジョブ割り当て手段22は、各機器1A〜1Dに対するジョブの割り当て比率を1:0.8:0.5:1に変更する。
〔第2の実施例の効果〕
本実施例では、ローパワーモードを、最大消費電力値が異なる複数のレベルに分割しているので、第1の実施例に比較して、より適切な電力を各機器間で融通し合うことが可能になる。
本発明は、複数のコンピュータがネットワークを介して接続されたコンピュータシステムに適用すると好適である。
本発明にかかる電力制御システムの第1の実施例のブロック図である。 第1の実施例における動作モードと、モード最大消費電力値との関係を示す図である。 電力制御部11Aの構成例を示す図である。 処理能力表記憶部21の内容例を示す図である。 機器1A〜1Dの状態遷移図である。 機器1A〜1Dがノーマルモードからハイパワーモード或いはスロットリングモードへ移行する際の処理例を示すフローチャートである。 コントローラ2の状態遷移図である。 電力制御システム全体の動作を説明するための図である。 本発明にかかる電力制御システムの第2の実施例で使用する電力制御部11Aa〜11Daの構成例を示すブロック図である。 第2の実施例における動作モードと、モード最大消費電力値との関係を示す図である。 処理能力表記憶部21aの内容例を示した図である。
符号の説明
1A〜1D…機器
11A〜11D、11Aa〜11Da…電力制御部
111…電力モニタ部
112…負荷検出手段
113、113a…モード制御手段
114、114a…モード切り替え手段
115…記憶装置
116…標準電力値記憶部
117、117a…負荷閾値記憶部
118…モード記憶部
12A〜12D…送受信部
2…コントローラ
21…処理能力表記憶部
22…ジョブ割り当て手段
23…送受信部
3…ネットワーク

Claims (20)

  1. 複数の機器がネットワークを介して接続されたネットワークシステムの電力制御システムであって、
    前記複数の機器が、それぞれ、
    最大消費電力値がそれぞれ異なるローパワーモード、ノーマルモード及びハイパワーモードの内の、モード切り替え指示によって指示されたモードで自機器を動作させるモード切り替え手段と、
    自機器がノーマルモードで動作しているときに電力が足りなくなった場合、他の機器に対して電力融通依頼を送信し、該電力融通依頼に応答して他の機器から送られてきた融通可能電力値の総和がハイパワーモードへ移行するために必要になる必要電力値以上であることを条件にして前記モード切り替え手段に対してハイパワーモードで動作することを指示するモード切り替え指示を出力し、自機器がローパワーモードで動作しているときに電力融通依頼を受信した場合、前記電力融通依頼の送信元の機器に対して、ノーマルモードの最大消費電力値とローパワーモードの最大消費電力値との差分を融通可能電力値として送信するモード制御手段とを備え、
    前記各機器におけるノーマルモードの最大消費電力値の総和が、前記ネットワークシステムに供給可能な最大供給可能電力値と一致し、
    前記ノーマルモードの最大消費電力値が前記ローパワーモードの最大消費電力値よりも大きく、前記ハイパワーモードの最大消費電力値が前記ノーマルモードの最大消費電力値よりも大きいことを特徴とする電力制御システム。
  2. 請求項1記載の電力制御システムにおいて、
    前記モード制御手段が、前記電力融通依頼をブロードキャストすることを特徴とする電力制御システム。
  3. 請求項1または2記載の電力制御システムにおいて、
    前記複数の機器が、
    自機器の消費電力を測定する電力モニタ手段と、
    ノーマルモードの最大消費電力値よりも小さく、ローパワーモードの最大消費電力値よりも大きな標準電力値が格納された標準電力値記憶部とを備え、且つ、
    前記モード制御手段が、自機器がノーマルモードで動作しているときに、前記電力モニタ手段で測定された消費電力が一定時間連続して前記標準電力値記憶部に格納されている標準電力値以上となった場合、電力が足りなくなったと判定することを特徴とする電力制御システム。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記ローパワーモードが、最大消費電力値がそれぞれ異なる複数のレベルに分割され、
    前記モード切り替え手段が、モード切り替え指示によってローパワーモードのレベルが指示された場合、該指示されたレベルで自機器を動作させ、
    前記モード制御手段が、自機器がノーマルモードの何れかのレベルで動作しているときに電力融通依頼を受信した場合、依頼元の機器に対して、ノーマルモードの最大消費電力値と、現在動作しているレベルの最大消費電力値との差分を融通可能電力値として送信することを特徴とする電力制御システム。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の電力制御システムにおいて、
    前記各機器に対してジョブを発行するコントローラであって、電力を他の機器に融通した機器に対するジョブの割り当て比率を低減するコントローラを備えたことを特徴とする電力制御システム。
  6. 請求項5記載の電力制御システムにおいて、
    前記モード切り替え手段が、モード切り替え指示によってスロットリングモードが指示された場合、ノーマルモードの最大消費電力値よりも最大消費電力値が小さいスロットリングモードで自機器を動作させ、
    前記モード制御手段が、前記電力融通依頼に応答して他の機器から送られてきた融通可能電力値の総和が前記必要電力値に達しなかった場合、前記モード切り替え手段に対して、スロットリングモードで動作することを指示するモード切り替え指示を出力し、
    前記コントローラが、スロットリングモードに移行した機器に対するジョブの割り当て比率を低減することを特徴とする電力制御システム。
  7. ネットワークを介して接続された複数の機器に設けられる電力制御装置であって、
    最大消費電力値がそれぞれ異なるローパワーモード、ノーマルモード及びハイパワーモードの内の、モード切り替え指示によって指示されたモードで自機器を動作させるモード切り替え手段と、
    自機器がノーマルモードで動作しているときに電力が足りなくなった場合、他の機器に対して電力融通依頼を送信し、該電力融通依頼に応答して他の機器から送られてきた融通可能電力値の総和がハイパワーモードへ移行するために必要になる必要電力値以上であることを条件にして前記モード切り替え手段に対してハイパワーモードで動作することを指示するモード切り替え指示を出力し、自機器がローパワーモードで動作しているときに電力融通依頼を受信した場合、前記電力融通依頼の送信元の機器に対して、ノーマルモードの最大消費電力値とローパワーモードの最大消費電力値との差分を融通可能電力値として送信するモード制御手段とを備え、
    前記各機器におけるノーマルモードの最大消費電力値の総和が、前記ネットワークシステムに供給可能な最大供給可能電力値と一致し、
    前記ノーマルモードの最大消費電力値が前記ローパワーモードの最大消費電力値よりも大きく、前記ハイパワーモードの最大消費電力値が前記ノーマルモードの最大消費電力値よりも大きいことを特徴とする電力制御装置。
  8. 請求項7記載の電力制御装置において、
    前記モード制御手段が、前記電力融通依頼をブロードキャストすることを特徴とする電力制御装置。
  9. 請求項7または8記載の電力制御装置において、
    自機器の消費電力を測定する電力モニタ手段と、
    ノーマルモードの最大消費電力値よりも小さく、ローパワーモードの最大消費電力値よりも大きな標準電力値が格納された標準電力値記憶部とを備え、且つ、
    前記モード制御手段が、自機器がノーマルモードで動作しているときに、前記電力モニタ手段で測定された消費電力が一定時間連続して前記標準電力値記憶部に格納されている標準電力値以上となった場合、電力が足りなくなったと判定することを特徴とする電力制御装置。
  10. 請求項7乃至9の何れか1項に記載の電力制御装置において、
    前記ローパワーモードが、最大消費電力値がそれぞれ異なる複数のレベルに分割され、
    前記モード切り替え手段が、モード切り替え指示によってローパワーモードのレベルが指示された場合、該指示されたレベルで自機器を動作させ、
    前記モード制御手段が、自機器がノーマルモードの何れかのレベルで動作しているときに電力融通依頼を受信した場合、依頼元の機器に対して、ノーマルモードの最大消費電力値と、現在動作しているレベルの最大消費電力値との差分を融通可能電力値として送信することを特徴とする電力制御装置。
  11. 複数の機器がネットワークを介して接続されたネットワークシステムの電力制御方法であって、
    前記複数の機器が、最大消費電力値がそれぞれ異なるローパワーモード、ノーマルモード及びハイパワーモードの内の、モード切り替え指示によって指示されたモードで自機器を動作させるモード切り替えステップと、
    前記複数の機器が、自機器がノーマルモードで動作しているときに電力が足りなくなった場合、他の機器に対して電力融通依頼を送信し、該電力融通依頼に応答して他の機器から送られてきた融通可能電力値の総和がハイパワーモードへ移行するために必要になる必要電力値以上であることを条件にして前記モード切り替えステップに対してハイパワーモードで動作することを指示するモード切り替え指示を出力し、自機器がローパワーモードで動作しているときに電力融通依頼を受信した場合、前記電力融通依頼の送信元の機器に対して、ノーマルモードの最大消費電力値とローパワーモードの最大消費電力値との差分を融通可能電力値として送信するモード制御ステップとを含み、
    前記各機器におけるノーマルモードの最大消費電力値の総和が、前記ネットワークシステムに供給可能な最大供給可能電力値と一致し、
    前記ノーマルモードの最大消費電力値が前記ローパワーモードの最大消費電力値よりも大きく、前記ハイパワーモードの最大消費電力値が前記ノーマルモードの最大消費電力値よりも大きいことを特徴とする電力制御方法。
  12. 請求項11記載の電力制御方法において、
    前記モード制御ステップでは、前記電力融通依頼をブロードキャストすることを特徴とする電力制御方法。
  13. 請求項11または12記載の電力制御方法において、
    前記複数の機器が、自機器の消費電力を測定する電力モニタ手段と、ノーマルモードの最大消費電力値よりも小さく、ローパワーモードの最大消費電力値よりも大きな標準電力値が格納された標準電力値記憶部とを備え、且つ、
    前記モード制御ステップでは、自機器がノーマルモードで動作しているときに、前記電力モニタ手段で測定された消費電力が一定時間連続して前記標準電力値記憶部に格納されている標準電力値以上となった場合、電力が足りなくなったと判定することを特徴とする電力制御方法。
  14. 請求項11乃至13の何れか1項に記載の電力制御方法において、
    前記ローパワーモードが、最大消費電力値がそれぞれ異なる複数のレベルに分割され、
    前記モード切り替えステップでは、モード切り替え指示によってローパワーモードのレベルが指示された場合、該指示されたレベルで自機器を動作させ、
    前記モード制御ステップでは、自機器がノーマルモードの何れかのレベルで動作しているときに電力融通依頼を受信した場合、依頼元の機器に対して、ノーマルモードの最大消費電力値と、現在動作しているレベルの最大消費電力値との差分を融通可能電力値として送信することを特徴とする電力制御方法。
  15. 請求項11乃至14の何れか1項に記載の電力制御方法において、
    前記各機器に対してジョブを発行するコントローラが、電力を他の機器に融通した機器に対するジョブの割り当て比率を低減するジョブ割り当てステップを含むことを特徴とする電力制御方法。
  16. 請求項15記載の電力制御方法において、
    前記モード切り替えステップでは、モード切り替え指示によってスロットリングモードが指示された場合、ノーマルモードの最大消費電力値よりも最大消費電力値が小さいスロットリングモードで自機器を動作させ、
    前記モード制御ステップでは、前記電力融通依頼に応答して他の機器から送られてきた融通可能電力値の総和が前記必要電力値に達しなかった場合、前記モード切り替えステップに対して、スロットリングモードで動作することを指示するモード切り替え指示を出力し、
    前記ジョブ割り当てステップでは、スロットリングモードに移行した機器に対するジョブの割り当て比率を低減することを特徴とする電力制御方法。
  17. ネットワークを介して接続された複数の機器に設けられる電力制御装置をコンピュータによって実現するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    最大消費電力値がそれぞれ異なるローパワーモード、ノーマルモード及びハイパワーモードの内の、モード切り替え指示によって指示されたモードで自機器を動作させるモード切り替え手段、
    自機器がノーマルモードで動作しているときに電力が足りなくなった場合、他の機器に対して電力融通依頼を送信し、該電力融通依頼に応答して他の機器から送られてきた融通可能電力値の総和がハイパワーモードへ移行するために必要になる必要電力値以上であることを条件にして前記モード切り替え手段に対してハイパワーモードで動作することを指示するモード切り替え指示を出力し、自機器がローパワーモードで動作しているときに電力融通依頼を受信した場合、前記電力融通依頼の送信元の機器に対して、ノーマルモードの最大消費電力値とローパワーモードの最大消費電力値との差分を融通可能電力値として送信するモード制御手段として機能させ、且つ、
    前記各機器におけるノーマルモードの最大消費電力値の総和が、前記ネットワークシステムに供給可能な最大供給可能電力値と一致し、
    前記ノーマルモードの最大消費電力値が前記ローパワーモードの最大消費電力値よりも大きく、前記ハイパワーモードの最大消費電力値が前記ノーマルモードの最大消費電力値よりも大きいことを特徴とするプログラム。
  18. 請求項17記載のプログラムにおいて、
    前記モード制御手段が、前記電力融通依頼をブロードキャストすることを特徴とするプログラム。
  19. 請求項17または18記載のプログラムにおいて、
    前記各機器が、自機器の消費電力を測定する電力モニタ手段と、ノーマルモードの最大消費電力値よりも小さく、ローパワーモードの最大消費電力値よりも大きな標準電力値が格納された標準電力値記憶部とを備え、且つ、
    前記モード制御手段が、自機器がノーマルモードで動作しているときに、前記電力モニタ手段で測定された消費電力が一定時間連続して前記標準電力値記憶部に格納されている標準電力値以上となった場合、電力が足りなくなったと判定することを特徴とするプログラム。
  20. 請求項17乃至19の何れか1項に記載のプログラムにおいて、
    前記ローパワーモードが、最大消費電力値がそれぞれ異なる複数のレベルに分割され、
    前記モード切り替え手段が、モード切り替え指示によってローパワーモードのレベルが指示された場合、該指示されたレベルで自機器を動作させ、
    前記モード制御手段が、自機器がノーマルモードの何れかのレベルで動作しているときに電力融通依頼を受信した場合、依頼元の機器に対して、ノーマルモードの最大消費電力値と、現在動作しているレベルの最大消費電力値との差分を融通可能電力値として送信することを特徴とするプログラム。
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