JP4379347B2 - ネットワーク伝送型シーケンス制御システム - Google Patents

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Description

この発明は、プログラマブルコントローラ(以下PLCという)に設けられた親局としてのネットワーク通信部が、通信ネットワーク上に配置された、それぞれ制御対象機器側とオンオフ情報からなる入力データおよび出力データを授受する複数台の子局としての通信端末と子局単位伝送時間ごとに通信ネットワークを介し1台ずつ順番に交信し、そのつど当該子局から上記入力データを受信して、自身が持つ親局メモリに格納すると共に、親局メモリ内の当該子局宛ての出力データを制御対象機器側への上記出力データとして当該子局へ送信し、
PLCのCPUが、シーケンス演算周期ごとに内部バスを介し親局から親局メモリ内の指定した子局ブロックの入力データを受信してシーケンス演算を行い、この演算結果として得られる出力データのうち、指定した子局ブロックの出力データを親局に送信して親局メモリに格納させることを繰り返し、このシステムを制御するネットワーク伝送型シーケンス制御システムであって、
特に、子局からの入力データがCPUのシーケンス演算に反映するまでの遅れ時間や、CPUのシーケンス演算結果としての出力データが子局の制御対象機器側への出力に反映するまでの遅れ時間の、子局相互間でのバラツキや遅れ時間自体を極力縮小することができる機能を備えたネットワーク伝送型シーケンス制御システムに関する。
なお、以下各図において同一の符号は同一もしくは相当部分を示す。
プログラマブルコントローラ(PLC)は、シーケンスプログラムを演算実行してPLCに接続される制御対象機器の自動シーケンス制御を行う装置として知られている。そして、制御対象機器が遠隔にあって、制御対象機器と直接、制御用の入出力データを授受するデータ入出力端をPLCから離れた場所に多数設ける必要がある場合、各データ入出力端を通信ネットワークで結び、PLCがこのネットワーク上の伝送によって遠隔の制御対象機器のシーケンス制御を行うことも一般化している。
図6はこの種の通信ネットワークを用いたシーケンス制御システムの要部の構成例を示す。同図において、01はPLC、1はPLC01内に設けられ、図6のシステムの制御の主体となるCPU、2は同じくPLC01内に設けられ、CPU1と内部バスとしてのPLCバス6で結合されると共に、通信ネットワーク7を介し遠隔地点に散在する子局としての各通信端末3(なお以下、個々の通信端末を区別するときは子局#1,#2,・・・,#nと呼ぶ)と結合されたネットワーク通信部(以下、親局ともいう)である。
なお、このネットワーク通信部2はネットワークの各種の通信方式(例えば、RS232C、RS485、Ethernet(登録商標)等)に対応して設けられている。
4は各通信端末3と対で設けられ、図外の制御対象機器側から直接、CPU1へ送るべき、センサ,スイッチ等のオン/オフ情報としての入力データ4iを取り込んだり、CPU1から送られた、マグネット,リレー等をオン/オフすべき情報としての出力データ4oを制御対象機器側へ直接、送出したりするI/O機器(なお以下、個々のI/O機器を区別するときはI/O#1,#2,・・・,#nと呼ぶ)である。
ネットワーク通信部2は親局として、子局となる各通信端末3の1局ずつと順番にネットワーク伝送によって交信し、そのつど当該の通信端末(子局)3から、対応するI/O機器4が取り込んだ入力データ4iを収集受信すると共に、CPU1から受信した当該のI/O機器4へ出力させる出力データ4oを、当該の通信端末(子局)3へ送信配布することを繰り返す。
CPU1は、PLCバス6を介し親局2が子局3から収集した入力データ4iを受信してシーケンス演算を行い、その演算結果である出力データ4oをPLCバス6を介し親局2へ送信して通信端末(子局)3へ配布させる。
子局3の数や各子局3と親局2との間で送受信されるデータが多い場合、CPU1と親局2との受渡しデータも増えて、全ての子局3と授受すべき入出力データをCPU1が親局2と一括しては受渡しできなくなるので、全子局を所定台数の子局からなる子局ブロックに分け、CPU1と親局2が全子局分の入出力データをこの子局ブロックずつの分割データに分けて授受する方法が取られる。
ところで、親局2が各子局3と1局ずつ順番に交信して各当該の子局3と入出力データの授受を済ます1子局分の伝送時間としての子局単位伝送時間T2や、全子局分の伝送時間としてのネットワーク伝送周期TNは、ネットワーク伝送のプロトコルに大きく依存している。このため、子局単位伝送時間T2と、親局が後述の親局メモリに保持する子局との入出力データをPLCのCPU1が親局2と授受するたびに実行するシーケンス演算の周期T1とは、異なるのが一般である。
CPU1と親局2が、それぞれシーケンス演算周期T1と子局単位伝送時間T2で、それぞれの処理を実行するために、CPU1と親局2はそれぞれ、各自にとって最新の子局3との入出力データを記憶するCPUメモリM1とネットワーク通信部メモリ(親局メモリとも呼ぶ)M2を持つようにしている。
図7は、CPUメモリM1とネットワーク通信部メモリ(親局メモリ)M2の内容、およびCPU1と親局2が受け渡すデータについての説明図である。同図に示すようにCPUメモリM1および親局メモリM2には、それぞれ各子局2である子局#1〜#nからの入力データ4iを記憶するCPU入力メモリM1iおよび親局入力メモリM2iの領域と、各子局#1〜#n宛ての出力データ4oを記憶するCPU出力メモリM1oおよび親局出力メモリM2oの領域が設けられ、さらに、CPU出力メモリM1oおよび親局出力メモリM2oにはそれぞれ次回受信子局番号Qiと出力送信先子局番号Poの格納領域が付加されている。
ここで、次回受信子局番号QiはCPU1が次回のシーケンス演算周期T1において親局2から受信しようとする分割データの入力データ4iに関わる子局ブロックの先頭子局の番号であり、出力送信先子局番号PoはCPU1が今回のシーケンス演算周期T1において親局2ヘ送信する分割データの出力データ4oに関わる子局ブロックの先頭子局の番号である。
図8は図6のシーケンス制御システムにおけるPLC01の従来の交信動作の一例を示すタイムチャートで、同図a)は、親局2がネットワーク伝送周期TN(TN0,TN1,TN2,・・・)毎に、通信ネットワーク7を介し#1〜#nの各子局3との間で入力データ4iおよび出力データ4oを授受する流れの例を示し、同図のb)は、同図a)の親局2のネットワーク伝送と並行し、CPU1がシーケンス演算周期T1(T11,T12,・・・,T1(n/2))毎に、PLCバス6を介し親局2との間で分割データの入力データ4iおよび出力データ4o授受しながらシーケンス演算を繰り返す流れの例を示す。
本例では子局3は#1から#nまでの偶数n台からなるものとし、このn台の子局を(#1と#2)、(#2と#3)、・・・、(#n−1と#n)というように2台ずつの子局ブロックに分け、CPU1は親局2との間でこの子局ブロック分ずつの入力データ4iおよび出力データ4oを分割データとして授受するものとする。
図7を参照しつつ図8を説明すると、ネットワーク通信部(親局)2は、通信端末3としての子局#1,#2,・・・,#nを順番に指定し、この指定のつど、子局単位伝送時間T21,T22,・・・,T2nにおいて、それぞれ指定した子局#1,#2,・・・,#nと出力データ4oおよび入力データ4iの授受を行い、こうして全子局#1〜#nと交信を行う動作を、ネットワーク伝送周期TNごとに繰り返す。
このときの親局2と指定子局3との交信においては、親局は親局出力メモリM2o内の当該子局の領域のデータを読み出し、出力データ4oとして当該子局へ送信すると共に、当該子局からその入力データ4iを受信して親局入力メモリM2i内の当該子局の入力データの領域に格納する。
また、親局2は次に述べるCPU1のシーケンス演算周期T1ごとの、CPU1との交信において、前回の交信でCPU1から次回受信子局番号Qiによって先頭子局番号を指定されている子局ブロックの入力データ4iを親局入力メモリM2iから取り出してCPU1へ転送し、CPU1から出力送信先子局番号Poと共に送信される子局ブロック分の出力データ4oを、親局出力メモリM2oの先頭子局番号をPoとする子局ブロックの領域に格納する。
他方、CPU1は、シーケンス演算周期T1ごとに親局2から、前回のシーケンス演算周期において次回受信子局番号Qiによって先頭子局番号を指定した子局ブロックの入力データ4iを受信してCPU入力メモリM1iの該当領域に書き込み、CPU入力メモリM1iの入力データを更新する。
そして、更新後のCPU入力メモリM1i内の全子局#1〜#nの入力データを基にシーケンスプログラムを演算し、その演算結果として得られる全子局#1〜#nの出力データをそれぞれCPU出力メモリM1o内の該当する子局の領域に格納してCPU出力メモリM1oを更新する。
そしてこの更新と共に、再び次回受信子局番号Qi、出力送信先子局番号Po、およびCPU出力メモリM1o内の子局番号Poを先頭子局番号とする子局ブロックの出力データ4oを親局2へ送信する。
ここで、CPU1はシーケンス演算周期T1毎に、次回受信子局番号Qiおよび出力送信先子局番号Poを予め定められた順番に指定する。即ち、本例では次回受信子局番号Qiとしての子局ブロックの先頭子局番号を子局#1,#3,・・・,#n−1の順番に指定することを繰り返し、当該のシーケンス演算周期T1における出力送信先子局番号Poをその前回のシーケンス演算周期T1で指定した次回受信子局番号Qiと等しく指定する。
例えば、シーケンス演算周期T11においては、CPU1は、その前回のシーケンス演算周期T1(図外)で次回受信子局番号Qiを子局#1に指定することにより、親局2から子局#1と#2の子局ブロックの入力データ4iを受信してCPU入力メモリM1iを更新し、更新後のCPU入力メモリM1i内の全子局#1〜#nの入力データを用いてシーケンス演算を行う。
そして、この演算結果である全子局#1〜#nの出力データでCPU出力メモリM1oを更新し、更新したCPU出力メモリM1o内のデータのうち、子局#1と#2の子局ブロックの出力データ4oと子局#1を指定する出力送信先子局番号Poを、子局#3を指定する次回受信子局番号Qiと共に親局2へ送信する。
次のシーケンス演算周期T12においては、CPU1と親局2が入出力データ4i,4oを授受する子局ブロックは子局#3と#4からなる子局ブロックとなり、出力送信先子局番号Poは#3、次回受信子局番号Qiは#5となる。
以下同様にして、シーケンス演算周期T1(n/2)においては、CPU1と親局2が入出力データ4i,4oを授受する子局ブロックは子局#n−1と#nからなる子局ブロックとなり、出力送信先子局番号Poは#n−1、次回受信子局番号Qiは#1となる。
なお、特許文献1には、制御対象機器の状態を示すデータを制御対象機器から取得し、その取得したデータに基づいて制御対象機器の制御を行う上位階層監視制御装置、下位階層監視制御装置の群および末端制御装置と、これら監視制御装置群および末端制御装置を監視制御内容に応じた階層構成により接続する多重系の通信路を用いた通信ネットワークとから構築された監視制御システムにおいて、各監視制御装置および各末端制御装置とデータの送受信を行う通信手段と、データを分割し通信手段を介して全送信路に送信すると共に、分割して送信されたデータを通信手段を介して受信し再生、認識する通信制御手段とを備えて通信路の通信負荷を削減し、応答性を向上させる監視制御システムが開示されている。
特開2002―247037号公報
ところで、図8の例えばシーケンス演算周期T11に着目すると、CPU1はネットワーク伝送周期TN0において親局2が子局#1と#2から受信した入力データ4iを親局2から受け取って自身が持つCPU入力メモリM1iの入力データを更新し、この更新後のメモリM1iの全入力データを用いたシーケンス演算結果から得られる子局#1と#2への出力データ4oを親局2へ送ることで、この出力データ4oはシーケンス演算周期T11に直ちに続く子局単位伝送時間T21、T22において、親局2からそれぞれ子局#1と#2に送信される(実線矢印イ参照)。
次に図8の例えばシーケンス演算周期T14に着目すると、CPU1は同じくネットワーク伝送周期TN0において親局2が子局#7と#8から受信した入力データ4iを親局2から受け取ってCPU入力メモリM1iの入力データを更新し、この更新後のメモリM1iの全入力データを用いたシーケンス演算結果から得られる子局#7と#8への出力データ4oを親局2へ送るが、この出力データ4oはシーケンス演算周期T14から子局単位伝送時間T26を置いた子局単位伝送時間T27、T28において、親局2からそれぞれ子局#7と#8に送信される(実線矢印ロ参照)。
図示していないが同様に、親局2が子局3から受信した入力データ4iが、CPU1に送信されてCPU入力メモリM1iの入力データの更新に、つまりCPU1のシーケンス演算に反映されるまでの時間についても、子局毎に、また時間の経過に応じて変化があることが推定できる。
この種のシーケンス制御システムの場合、子局が親局側へ入力データ4iを送信したのち、この入力データ4iがCPUのシーケンス演算に反映して得られる出力データ4oを親局側から受信するまでの時間は、ほぼネットワーク伝送周期TNに固定されており、またシーケンス演算周期T1と、ネットワーク伝送周期TN、従って子局単位伝送時間T2との大きさや位相の間には、本来、一定の関係(例えば図8の例では、シーケンス演算周期T1が子局単位伝送時間T2の2倍に等しく、且つ演算周期T1と(伝送時間T2)×2が同期するというような関係)は存在しない。
このため、上記の説明から分かるように従来のシーケンス制御システムには次のような問題があり、これがシステムの制御のバラツキや応答速度の低下に結びついている。
(a)子局が親局側へ送信した入力データ4iがCPUのシーケンス演算に、従って少なくとも他の子局の出力データの算出に反映してシステムの制御に役立つまでの遅れ時間の子局相互間でのバラツキが大きく、且つこのバラツキが時間によって変化する。
(b)CPUのシーケンス演算後、その結果として得られる子局への出力データが親局を経て当該子局に送信されシステムの制御に役立つまでの遅れ時間の子局相互間でのバラツキが大きく、且つこのバラツキが時間によって変化する。
本発明はこの問題を解消し、本来は同期性のない子局単位伝送時間T2、従ってネットワーク伝送周期TNとシーケンス演算周期T1とを持つシーケンス制御システムでありながら、子局からの入力データがCPUのシーケンス演算に反映するまでの遅れ時間や、CPUのシーケンス演算結果として得られる出力データが子局から制御対象機器側への出力に反映するまでの遅れ時間の子局相互間でのバラツキを少なく、且つこの遅れ時間を極力短縮してシーケンス制御システムの制御のバラツキを無くし且つ応答速度を向上することができるネットワーク伝送型シーケンス制御システムを提供することを課題とする。
前記の課題を解決するために請求項1のネットワーク伝送型シーケンス制御システムでは、
通信ネットワーク(7)上に配置されて、それぞれ(I/O機器4を介し)制御対象機器側とオンオフ情報からなる入力データ(4i)および出力データ(4o)を授受する複数台の通信端末(3、以下子局という)と、
前記子局ごとの入力データおよび出力データを格納すべき記憶手段としての親局メモリ(M2)を持ち、前記通信ネットワークを介し前記子局と交信するネットワーク通信部(2、以下親局という)、及び
同じく前記子局ごとの少なくとも入力データを格納すべき記憶手段としてのCPUメモリ(M1)を持ち、内部バス(PLCバス6)を介し前記親局と交信しながらこのシステムのシーケンス制御を行うCPU(1)からなるプログラマブルコントローラ(01)とを備えたネットワーク伝送型シーケンス制御システムであって、
前記親局が、子局単位伝送時間(T2)ごとに前記子局を(#1,#2,・・・,#nのような)所定の順番で1台ずつ指定し、当該子局が制御対象機器側から得た前記入力データを受信して前記親局メモリの(入力データ領域M2iなどの)当該子局の領域に格納すると共に、前記親局メモリの(出力データ領域M2oなどの)当該子局の領域に格納されている出力データを当該子局が制御対象機器側へ与えるべき前記出力データとして当該子局へ送信することを全子局について繰り返し、さらにこの全子局との交信動作を所定のネットワーク伝送周期(TN)ごとに繰り返し、
前記CPUが、所定のシーケンス演算周期(T1)ごとに前記親局から、前記の全子局を前記の順番で1または所定の複数台(としての分割データ子局数β)ずつの子局群に分割してなる子局ブロックのうち、第1の指定番号(次回受信子局番号Qiなど)で特定される子局ブロックについての前記親局メモリの当該子局ブロックの領域に格納された入力データを受信して前記CPUメモリの(入力データ領域M1iなどの)当該子局ブロックの領域に格納し、
この格納後のCPUメモリ内の全子局の入力データを基に所定のシーケンス演算を行い、第2の指定番号(出力送信先子局番号Poなど)で特定される子局ブロックについての、該シーケンス演算の結果として得られる出力データを前記親局に送信して前記親局メモリの当該子局ブロックの領域に格納させるようなネットワーク伝送型シーケンス制御システムにおいて、
前記CPUが前記シーケンス演算周期ごとに、前記親局から現に親局が交信中である相手の子局の番号としての交信中子局番号(P)を受信し、前記親局との交信の順番が前記交信中子局番号の子局より早く且つ該子局の順番に極力近い順番の子局を含む子局ブロックを特定する番号を推定して前記第1の指定番号とし、
同じく前記親局との交信の順番が前記交信中子局番号の子局より遅く且つ該子局の順番に極力近い順番の子局を含む子局ブロックを特定する番号を推定して前記第2の指定番号とし、この推定した第1、第2の指定番号を前記親局に送信するようにする。
また、請求項2のネットワーク伝送型シーケンス制御システムでは、請求項1に記載のネットワーク伝送型シーケンス制御システムにおいて、
前記CPUが、前記の交信中子局番号、子局ブロックを構成する子局の数を少なくとも用いた所定の演算により、前記第1の指定番号を推定するようにする。
また、請求項3のネットワーク伝送型シーケンス制御システムでは、請求項1または2に記載のネットワーク伝送型シーケンス制御システムにおいて、
前記CPUが、前記の交信中子局番号、子局ブロックを構成する子局の数、シーケンス演算周期、子局単位伝送時間を用いた所定の演算により、前記第2の指定番号を推定するようにする。
また、請求項4のネットワーク伝送型シーケンス制御システムでは、請求項1ないし3のいずれかに記載のネットワーク伝送型シーケンス制御システムにおいて、
前記シーケンス演算周期が、前記子局単位伝送時間と前記子局ブロックを構成する子局の数との積の時間以下であるようにする。
本発明の作用は、PLC内の親局2が、通信ネットワーク7上に配置された複数の子局3を経て制御対象機器側と交わすオンオフ情報からなる入出力データを子局別に格納する親局メモリM2を持ち、子局単位伝送時間T2ごとに子局1台ずつと順番に交信してこの入出力データを授受し、PLC内のCPU1が、全子局からの入力データを格納するCPUメモリを持ち、シーケンス演算周期T1ごとに第1の指定番号で特定される親局メモリM2内の子局ブロックの入力データを親局2から受信してCPUメモリM1内の入力データを更新し、この更新入力データを用いたシーケンス演算の結果として得られる出力データのうち、第2の指定番号で特定される子局ブロック宛ての出力データを親局2へ送信して親局メモリM2内の当該子局ブロックの領域に格納させることを繰り返してシステムを制御するシーケンス制御システムにおいて、
CPU1が、各シーケンス演算周期T1ごとに親局2から、現に親局が交信中の子局の番号Pを受信して、親局との交信の順番がこの子局番号Pの子局より早く且つこの子局の順番に極力近い順番の子局を含む子局ブロックを特定する番号を推定して前記第1の指定番号とし、親局との交信の順番がこの子局番号Pの子局より遅く且つこの子局の順番に極力近い順番の子局を含む子局ブロックを特定する番号を推定して前記第2の指定番号とし、この第1、第2の指定番号を親局へ送信するようにして、CPU1が常時、親局を通じ、親局が子局から受信した最新の入力データを入手してシーケンス演算を行い、その演算結果としての出力データを遅滞なく親局から子局に送信させるようにしたものである。
なお、子局ブロックを特定する前記第1および第2の指定番号は、本例では当該子局ブロックの先頭子局の番号を示す次回受信子局番号Qiおよび出力送信先子局番号Poに相当し、交信中子局番号Pの値、分割データ子局数β、あるいはさらにシーケンス演算周期T1、子局単位伝送時間T2を用いて推定される。
本発明によれば、PLC内の親局が、通信ネットワーク上に配置された複数の子局を経て制御対象機器側と交わすオンオフ情報からなる入出力データを子局別に格納する親局メモリを持ち、子局単位伝送時間ごとに子局1台ずつと順番に交信してこの入出力データを授受し、
PLC内のCPUがPLCバスを介し親局との間で、シーケンス演算周期ごとに親局メモリ内のそれぞれ指定した子局ブロックの入力データおよび出力データを受信および送信しながらシーケンス演算を繰り返してシステムを制御するネットワーク伝送型シーケンス制御システムにおいて、
CPUが、シーケンス演算周期ごとに、親局が現に交信中の相手子局の番号としての交信中子局番号を親局から受信することにより、親局が子局側から受信して親局メモリに直近に入力データを格納した子局ブロックを推定し、当該入力データを親局から受信してシーケンス演算を行い、この演算結果として得られる出力データのうち、当該のシーケンス演算後に直近に親局が子局側へ出力データを送信できる子局ブロックを推定して当該出力データを親局へ送信し、親局メモリの当該子局ブロック領域に格納させるようにしたので、
CPU1が常時、親局を通じ、親局が子局側から受信した新鮮な入力データを入手してシーケンス演算を行い、その演算結果として得られる出力データを遅滞なく子局側に送信させることができる。
こうして、子局からの入力データがCPUのシーケンス演算に反映するまでの遅れ時間や、CPUのシーケンス演算結果としての出力データが子局の制御対象機器側への出力に反映するまでの遅れ時間の、子局相互間でのバラツキや遅れ時間自体を極力縮小することができ、これにより、制御のバラツキや制御応答の遅れを減ずることができると同時に通信ネットワークを利用するシーケンス制御システムの構築が容易となり、通信ネットワーク適用の分野も広がる。
以下、図1ないし図5を使って本発明を説明する。なお、本発明においても図6のPLC01を中心とするシーケンス制御システムの構成は同様にあてはまる。
図3は、本発明の一実施例としてのCPUメモリM1およびネットワーク通信部メモリ(親局メモリ)M2の内容およびCPU1と親局2とが授受するデータについての説明図で、図7に対応するものである。
図3の図7との相違は、ネットワーク通信部(親局)入力メモリM2iおよびCPU入力メモリM1i内にそれぞれ親局2が現在交信中である子局の番号としての交信中子局番号Pの格納領域を新設し、CPU1が各シーケンス演算周期T1において親局2からこの交信中子局番号Pを受信して、(本例ではアプリケーション処理の際に行う)図4と図5で述べる処理#1と#2により、それぞれ次回受信子局番号Qiと出力送信先子局番号Poを決定し、親局2に指示するようにした点である。
ここで、親局2は交信対象の子局が切り換わる子局単位伝送時間T2毎に、親局入力メモリM2i内のこの情報Pを更新すると共に、従来同様、当該交信対象の子局から受信した入力データ4iを親局入力メモリM2iに格納する。
一方、CPU1はシーケンス演算周期T1毎に、親局2から先ず交信中子局番号Pを受信し、CPU入力メモリM1i内の該当領域に格納して、アプリケーションのシーケンス演算処理にて参照可能にする。そして、さらに親局入力メモリM2i内の入力データ4iのうち、前回のシーケンス演算周期T1において親局2に指示した次回受信子局番号Qiを先頭番号とする子局ブロック(本例では2子局からなる)の入力データ4iを分割データとして親局2から受信し、CPU入力メモリM1i内の該当する子局ブロック領域の入力データ4iを更新する。
次に、CPU1は更新後のCPU入力メモリM1i内の全入力データ4iを用いてアプリケーションのシーケンス演算を行うと共に、処理#1と#2によって次回受信子局番号Qiと出力送信先子局番号Poを求め、シーケンス演算結果で得られる全出力データ4o、および処理#1と#2で求めた子局番号QiとPoによってCPU出力メモリM1o内の該当領域を更新する。
そして、CPU1は親局2に対し、こうして求めた次回受信子局番号Qiと出力送信先子局番号Poと共に、シーケンス演算結果で得た全出力データ4oのうち出力送信先子局番号Poを先頭番号とする子局ブロック分(本例では2子局分)の出力データ4oを送信して親局出力メモリM2o内のそれぞれ該当する領域のデータを更新させる。
図4は処理#1、つまりCPU1が、親局2から受信した交信中子局番号Pをもとに、次回のシーケンス演算周期T1において親局2から受信しようとする分割の入力データ4iに関わる子局ブロック(本例では2子局)の先頭子局番号としての次回受信子局番号Qiを決定する計算処理の基本部分の実施例を示すフローチャートで、S11〜S14はそのステップ番号である。
なお、本実施例でも#1から#n(但しnは偶数とする)までの全n台の子局を(#1と#2)、(#3と#4)、・・・、(#n−3と#n−2)、(#n−1と#n)というように、2台ずつ(n/2)組の子局ブロックに分け、CPU1と親局2が、一度にはこの子局ブロック分の入力データ4iまたは出力データ4oずつを分割データとして授受するものとする。
なおまた、本発明は下式(1)が成立する条件下において当てはまる。いま、前記の子局ブロックを構成する子局の数(本例では2台)を分割データ子局数βとし、シーケンス演算周期T1を(子局単位伝送時間T2)×(分割データ子局数β)で割った比率を演算・伝送周期比率と呼ぶものとすると、式(1)は次のように表される。
演算・伝送周期比率=(シーケンス演算周期T1)
/〔(子局単位伝送時間T2)×(分割データ子局数β)〕≦1
・・・(1)
図4を説明すると、先ずステップS11では、CPU入力メモリM1iに格納されている交信中子局番号Pを分割データ子局数βで割り、その商と余りを求める。
次にステップS12でこの余りが0か否かを判定し、余りが無い(余り=0)の場合は(分岐YES)、次回受信子局番号Qiを下式(2)で求める(ステップS13)。
Qi=(商−1)×(分割データ子局数β)+1 ・・・(2)
他方、この余りが有る(余り≠0)場合は(ステップS12、分岐NO)、次回受信子局番号Qiを下式(3)で求める(ステップS14)。
Qi=商×(分割データ子局数β)+1 ・・・(3)
但し、交信中子局番号Pが前回のシーケンス演算周期から変化し、且つ今回の交信中子局番号Pが子局ブロックの先頭子局の番号であるときは、式(2)、(3)の値からそれぞれ分割データ子局数βを引いた値を、改めて次回受信子局番号Qiとする。
また、このようにして求めた子局番号Qiの値が全子局の数nを越えたときは、そのQiの値からnを引いた値を改めて次回受信子局番号Qiとする。
図5は処理#2、つまりCPU1が親局2から受信した交信中子局番号Pをもとに、今回のシーケンス演算周期T1において親局2へ送信する分割の出力データ4oに関わる子局ブロック(本例では2子局)の先頭子局番号としての出力送信先子局番号Poを決定する計算処理の基本部分の実施例を示すフローチャートで、S21〜S24はそのステップ番号である。
図5を説明すると、先ずステップS21では、CPU入力メモリM1iに格納されている交信中子局番号Pに、以下に述べる固定値Kを加算する。
この固定値Kは、子局単位伝送時間T2およびシーケンス演算周期T1を考慮し、CPUによる今回のシーケンス演算の結果としての出力データ4oを実際に極力短い遅れ時間でしかも確実に親局を介して送信できる子局を求めるために加算される値で、下式(4)の値の端数を切り上げた整数値として決定される。
(シーケンス演算周期T1)×2÷(子局単位伝送時間T2) ・・・(4)
そして、上記加算値である(交信中子局番号P)+(固定値K)の値を分割データ子局数β(本例では2台)で割り、その商と余りを求める。
次にステップS22でこの余りが0か否かを判定し、余りが無い(余り=0)の場合は(分岐YES)、出力送信先子局番号Poを下式(5)で求める(ステップS23)。
Po=(商−1)×(分割データ子局数β)+1 ・・・(5)
他方、この余りが有る(余り≠0)場合は(ステップS22、分岐NO)、出力送信先子局番号Poを下式(6)で求める(ステップS24)。
Po=商×(分割データ子局数β)+1 ・・・(6)
但し、このようにして求めた子局番号Poの値が全子局の数nを越えたときは、そのPoの値からnを引いた値を改めて出力送信先子局番号Poとする。
図1は図6のシーケンス制御システムにおけるPLC01の、本発明の第1の実施例としての交信動作を示すタイムチャートである。この実施例はシーケンス演算周期T1を子局単位伝送時間T2より小さくし、前記した演算・伝送周期比率=T1/(T2×β)(なお、ここでは分割データ子局数β=2)を1より充分小さくした場合を示している。この場合は、出力送信先子局番号Poを求める処理#2における固定値Kは2となる。
ここで、図1のa)とb)はそれぞれネットワーク通信部(親局)2とCPU1の入出力の時間的推移を示し、図8のa)とb)に対応している。また、図1のc)は同図b)のシーケンス演算周期T11,T12,・・・毎の交信中子局番号Pと、この各子局番号Pに応じ上述した処理#1及び#2によってそれぞれ決定される次回受信子局番号Qi及び出力送信先子局番号Po、並びに比較のための今回受信子局番号Piとの関係を示す。
なお、今回受信子局番号Piは当該のシーケンス演算周期においてCPUが親局から受信する入力データ4iに関わる子局ブロックの先頭子局の番号であり、前回のシーケンス演算周期における次回受信子局番号Qiに等しい。また、子局番号Qi,Po,Piにおける括弧内の子局番号は当該の子局ブロックの非先頭子局の番号である。
図1の例では交信中子局番号Pはシーケンス演算周期T1の切換わり順に、時々重複しながら順番に変化して行く。この間、CPU1は、親局2から交信中子局番号Pに関わる子局ブロック(便宜上、対向子局ブロックという)の前方側(図左側)に隣接する子局ブロック、または対向子局ブロックの分割入力データ4iを取りこぼしなく受信入力すると共に、親局2へ対向子局ブロックの後方側(図右側)に隣接する子局ブロック宛ての分割出力データ4oを送信出力して行くことが分かる。
このようにして、CPU1は極力短い遅れ時間で子局ブロックからの分割データ分の入力データ4iを受信しつつ、CPU入力メモリM1iを更新してシーケンス演算を行い、この最新のシーケンス演算結果からなる分割データ分の出力データ4oを極力短い遅れ時間で送信可能な子局ブロック宛に送信して行く。
図2は図6のシーケンス制御システムにおけるPLC01の、本発明の第2の実施例としての交信動作を示すタイムチャートである。この実施例は前記した演算・伝送周期比率=T1/(T2×β)を1に近づけた場合を示し、この場合は、出力送信先子局番号Poを求める処理#2における固定値Kは4となる。図の構成方法は図1と同様である。
図2の例では交信中子局番号Pはシーケンス演算周期T1の切換わり順に、重複なく、逆に時々1局分飛び越しながら順番に変化して行く。この間、CPU1は、親局2から対向子局ブロックの前方側(図左側)の1子局ブロックを置いた隣接子局ブロック、または隣接子局ブロックの分割入力データ4iを受信入力すると共に、親局2へ対向子局ブロックの後方側(図右側)の1子局ブロックを置いた隣接子局ブロック宛ての分割出力データ4oを送信出力して行く。
CPU1が親局2側と授受する入出力データに関わる子局ブロックの範囲が、図1の場合より広がるのは、図1の場合は、シーケンス演算周期T1が子局単位伝送時間T2の2区間に跨がる場合が有るのみであるのに対し、図2の場合は、子局単位伝送時間T2の3区間に跨がる場合が有るためである。
このようにして、CPU1は極力短い遅れ時間で子局ブロックからの分割データ分の入力データ4iを受信しつつシーケンス演算を行い、分割データ分の出力データ4oを極力短い遅れ時間で確実に送信可能な子局ブロック宛に送信して行く。
なお、上述した実施例ではCPU1がシーケンス演算後に(子局ブロック宛ての出力データ4oと共に)次回受信子局番号Qiを親局2へ送信するものとしたが、これに代わりCPU1と親局2との交信の回数が増える欠点はあるが、CPU1がシーケンス演算周期T1の始めに親局2から交信中子局番号Pを受信し、処理#1とは別の処理によって今回受信子局番号Piを求め親局2へ送信して、親局2に対しCPU1へ該当する子局ブロックの入力データ4iを送信させることも可能である。
また、分割データ子局数βは1であっても本発明が適用できることは明らかである。
本発明における第1の実施例としての交信動作を示すタイムチャート 同じく第2の実施例としての交信動作を示すタイムチャート 本発明における一実施例としてのCPUメモリとネットワーク通信部メモリ(親局メモリ)の内容、およびCPUと親局とが授受するデータについての説明図 本発明におけるCPUの処理#1の基本手順を示すフローチャート 本発明におけるCPUの処理#2の基本手順を示すフローチャート 本発明および従来のネットワーク伝送型シーケンス制御システムの構成例を示す図 従来の制御システムにおける図3に対応する説明図 従来の制御システムにおける交信動作の一例を示すタイムチャート
符号の説明
01 プログラマブルコントローラ(PLC)
1 CPU
2 ネットワーク通信部(親局)
3 通信端末(子局)
4 I/O機器
4i 入力データ
4o 出力データ
6 PLCバス
7 通信ネットワーク
M1 CPUメモリ
M1i CPU入力メモリ
M1o CPU出力メモリ
M2 ネットワーク通信部メモリ(親局メモリ)
M2i 親局入力メモリ
M2o 親局出力メモリ
P 交信中子局番号
Pi 今回受信子局番号
Po 出力送信先子局番号
Qi 次回受信子局番号
T1(T11,〜,T16) シーケンス演算周期
T2(T21,〜,T2n) 子局単位伝送時間
TN(TN0,TN1,TN2) ネットワーク伝送周期

Claims (4)

  1. 通信ネットワーク上に配置されて、それぞれ制御対象機器側とオンオフ情報からなる入力データおよび出力データを授受する複数台の通信端末(以下子局という)と、
    前記子局ごとの入力データおよび出力データを格納すべき記憶手段としての親局メモリを持ち、前記通信ネットワークを介し前記子局と交信するネットワーク通信部(以下親局という)、及び同じく前記子局ごとの少なくとも入力データを格納すべき記憶手段としてのCPUメモリを持ち、内部バスを介し前記親局と交信しながらこのシステムのシーケンス制御を行うCPUからなるプログラマブルコントローラとを備えたネットワーク伝送型シーケンス制御システムであって、
    前記親局が、子局単位伝送時間ごとに前記子局を所定の順番で1台ずつ指定し、当該子局が制御対象機器側から得た前記入力データを受信して前記親局メモリの当該子局の領域に格納すると共に、前記親局メモリの当該子局の領域に格納されている出力データを当該子局が制御対象機器側へ与えるべき前記出力データとして当該子局へ送信することを全子局について繰り返し、さらにこの全子局との交信動作を所定のネットワーク伝送周期ごとに繰り返し、
    前記CPUが、所定のシーケンス演算周期ごとに前記親局から、前記の全子局を前記の順番で1または所定の複数台ずつの子局群に分割してなる子局ブロックのうち、第1の指定番号で特定される子局ブロックについての前記親局メモリの当該子局ブロックの領域に格納された入力データを受信して前記CPUメモリの当該子局ブロックの領域に格納し、
    この格納後のCPUメモリ内の全子局の入力データを基に所定のシーケンス演算を行い、第2の指定番号で特定される子局ブロックについての、該シーケンス演算の結果として得られる出力データを前記親局に送信して前記親局メモリの当該子局ブロックの領域に格納させるようなネットワーク伝送型シーケンス制御システムにおいて、
    前記CPUが前記シーケンス演算周期ごとに、前記親局から現に親局が交信中である相手の子局の番号としての交信中子局番号を受信し、前記親局との交信の順番が前記交信中子局番号の子局より早く且つ該子局の順番に極力近い順番の子局を含む子局ブロックを特定する番号を推定して前記第1の指定番号とし、
    同じく前記親局との交信の順番が前記交信中子局番号の子局より遅く且つ該子局の順番に極力近い順番の子局を含む子局ブロックを特定する番号を推定して前記第2の指定番号とし、この推定した第1、第2の指定番号を前記親局に送信することを特徴とするネットワーク伝送型シーケンス制御システム。
  2. 請求項1に記載のネットワーク伝送型シーケンス制御システムにおいて、
    前記CPUが、前記の交信中子局番号、子局ブロックを構成する子局の数を少なくとも用いた所定の演算により、前記第1の指定番号を推定することを特徴とするネットワーク伝送型シーケンス制御システム。
  3. 請求項1または2に記載のネットワーク伝送型シーケンス制御システムにおいて、
    前記CPUが、前記の交信中子局番号、子局ブロックを構成する子局の数、シーケンス演算周期、子局単位伝送時間を用いた所定の演算により、前記第2の指定番号を推定することを特徴とするネットワーク伝送型シーケンス制御システム。
  4. 前記シーケンス演算周期が、前記子局単位伝送時間と前記子局ブロックを構成する子局の数との積の時間以下であるようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のネットワーク伝送型シーケンス制御システム。
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