JP2003198584A - アイソクロナスデータストリーム接続の確立装置及び方法 - Google Patents

アイソクロナスデータストリーム接続の確立装置及び方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 デジタルバスネットワークの少なくとも1つ
のブリッジにより接続されている1つのエントリ端末
と、1つの宛先端末との間でアイソクロナスデータスト
リーム接続をセットアップする方法を提供する。 【解決手段】(a)パラメータ化可能なアイソクロナス
遅延を伴う少なくとも1つのブリッジを含めて、1つ以
上のブリッジを具備するルーティング経路を獲得するス
テップ、(b)獲得したルーティング経路に含まれてい
る、ブリッジごとに、そのブリッジのアイソクロナス遅
延の値又はそれがとりうる値を獲得するステップ、
(c)パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴うブ
リッジについて、獲得したルーティング経路を通るスト
リーム接続が所定の総アイソクロナス遅延以下となるよ
うに、ブリッジアイソクロナス遅延値を選択するステッ
プ、(d)その選択された値をとるように、ブリッジの
資源を適合させ且つ具体化するステップとからなる方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の背景 本発明は、端末を接続できる複数のデジタルバスを具備
するデジタルバスネットワークの技術に関する。
【0002】上記のようなネットワークにおいては、ア
ナログ型及び/又はデジタル型のオーディオ端末(装置
とも言う)及び/又はビデオ端末(装置とも言う)を相
互に接続することができ、それらの端末間でオーディオ
ビジュアル信号を相互に交換できる。端末として属する
ものを列挙すれば、例えば、テレビ受像機(衛星、RF
チャネル、ケーブル、xDSL及びその他の手段を使用
する)、テレビジョンセット、ビデオテープレコーダ、
スキャナ、デジタルシネマカメラ、デジタルカメラ、D
VDリーダ、コンピュータ、パーソナルデジタルアシス
タント(PDA)、プリンタなどの機器(これらに限定
されるわけではない)が挙げられる。
【0003】本発明はIEEE1394型デジタルバス
ネットワークに特に適用できるが、それに限定されな
い。IEEE1394規格は、「IEEE Std 1394-1995,
Standard for High Performance Serial Bus」及び「IE
EE Std 1394a-2000, Standardfor High Performance Se
rial Bus(Supplement)」という2つの参考文献に記載
されていることはよく知られている。また、第3の文献
「IEEE P1394.1 Draft0.17 Standard for High Perform
ance Serial Bus bridges」は、様々に異なるIEEE
1394型バスを接続する方法を説明している。
【0004】更に詳細には、本発明は、デジタルバスの
ネットワークの中で少なくとも1つのエントリ端末、す
なわち、トーカと、少なくとも1つの宛先端末、すなわ
ち、リスナとの間にアイソクロナスデータストリームを
セットアップする方法に関する。
【0005】一般に、デジタルバスネットワークといえ
ば、同種ネットワーク(homogeneous network)である
ことが思い起こされるであろう。同種ネットワークにお
いて、デジタルバスは同種ブリッジ(homogeneous brid
ge)を介して相互に接続される。各同種ブリッジは第1
のポータルと、第2のポータルとを有し、それらのポー
タルのそれぞれに1つずつのデジタルバスが接続されて
いる。各ブリッジはその第1のポータルに接続するバス
から第2のポータルに接続する別のバスへパケットを転
送するために使用される。
【0006】各ブリッジに関連して、一方のポータルか
ら他方のポータルへクロスする各方向ごとにアイソクロ
ナス遅延(「遅延」という言葉は「ある時限」として定
義されている)が存在している。このアイソクロナス遅
延は、ブリッジが1つのアイソクロナスパケットをその
一方のポータルから他方のポータルへ通過させるのに要
する時間を表す。
【0007】アイソクロナス遅延は、主に、ネットワー
ク中でアイソクロナスパケット(CIP、すなわち、co
mmon isochronous packets(共通アイソクロナスパケッ
ト)とも呼ばれる)を搬送するために使用される。CI
Pは、そのパケットが宛先アプリケーションにより消費
されなければならない時間を示す絶対時間に関する情報
を含む。このタイミング情報は、単一のバス(エントリ
端末、すなわち、「トーカ」と、宛先端末、すなわち、
「リスナ」とは同じデジタルバスに接続されている)を
介して転送されるパケットに対するアイソクロナスイニ
シエータにより計算される。しかしながら、「トー
カ」、すなわち、エントリ端末と、「リスナ」、すなわ
ち、宛先端末との間にいくつかのブリッジが存在してい
る場合、ブリッジのクロスにより導入される待ち時間の
ために、CIPに含まれる情報が最新の情報ではなくな
ることが起こるであろう。この状況を防止するために、
トーカ端末とリスナ端末との間の各ブリッジは、CIP
パケットに含まれるタイミング情報をそのブリッジに固
有のアイソクロナス遅延(そのブリッジにより相互に接
続される2つのバスの間の転送時間)によって増加させ
る。
【0008】現在、IEEE1394バスの場合の上記
の規格に従えば、各ブリッジは、クロス方向ごとに、一
定のアイソクロナス遅延と関連させられている。言い換
えれば、ブリッジを介して1つのバスから別のバスへ転
送されるパケットは、それらのパケットがどのストリー
ムに属しているかに関わらず、同じアイソクロナス遅延
をもって処理される。
【0009】また、本発明の特定の一実施形態は、異種
ネットワーク(heterogeneous network)と呼ばれる新
たな種類のデジタルバスネットワークにも関する。この
異種ネットワークでは、それに含まれるデジタルバスが
相互に直接接続されているか、先に述べた同種ブリッジ
を介して接続されているか、あるいは少なくとも1つの
交換ネットワークを介し、異種ブリッジ(heterogeneou
s bridge)を介して接続されている。
【0010】異種バスの各々はデジタルバスの1つが接
続される第1のポータルと、交換ネットワークが接続さ
れる第2のポータルとを有する。交換ネットワークは複
数のリンクにより相互に接続された複数のノードを有す
る。それらのリンクは、例えば、IEEE1355規格
に従った2方向データ転送に使用される種類のリンクで
ある。IEEE1355規格は文献「Std 1355-1995 St
andard for Heterogeneous InterConnect(HIC)(Low
Cost Low Latency Scalable Serial Interconnect)(a
ka ISO/IEC 14575 DIS)」により定義されている。
【0011】この種の異種ネットワークは次のように動
作する。オーディオビジュアル信号を受信することを要
求する第1のデジタルバスに接続された第1の端末(エ
ントリ端末、すなわち、トーカ)と、その信号を端末に
与えることができる第2のデジタルバスに接続された第
2の端末(宛先端末、すなわち、リスナ)との間で、1
つ以上のブリッジを介し、おそらくは交換ネットワーク
を介して接続がセットアップされる。
【0012】「エントリ端末」又は「トーカ」という用
語は、例えば、デジタルカメラ、デジタルシネマカメ
ラ、デジタル出力DVDリーダ又はアナログ/デジタル
変換器を通した場合のアナログ装置を意味するものであ
る。
【0013】また、デジタルバスの(同種又は異種)ネ
ットワークは、例えば、特に、住居内部で配分するため
に動画のリアルタイム交換を可能にする家庭用オーディ
オビジュアルネットワークである。これが異種型ネット
ワークである場合、そのネットワークは、例えば、高ビ
ットレート交換ネットワークを具備する。
【0014】ここで、IEEE1394バスの場合の上
記の規格に従えば、現時点では、各ブリッジをクロス方
向ごとに一定のアイソクロナス遅延と関連付けなければ
ならない。このような事実に関連して、従来の技術のい
くつかの主要な欠点を以下に提示する。
【0015】上記の制約は、アイソクロナスデータスト
リームがトーカと宛先端末との間でルーティング経路を
通って進行する間に受ける総アイソクロナス遅延を選択
することが不可能であるということを意味している。実
際、総アイソクロナス遅延はルーティング経路に沿って
含まれる様々な連続するブリッジのアイソクロナス遅延
の和である。しかしながら、ブリッジのアイソクロナス
遅延は一定でなければならないため、ストリームが被る
総アイソクロナス遅延は一定であり、強制的に課されて
いる。
【0016】そこで、特に、あらかじめセットアップさ
れた、遅延が異なるストリームと同期させなければなら
ない情報を新たなリスナに供給するなどの用途につい
て、総アイソクロナス遅延を選択可能にする必要性が存
在している。
【0017】多数の端末における到着の瞬時の時間を同
期させることによって起こる問題は新たな問題である。
事実、現時点では、いくつかのリスナが同一のストリー
ム(単一のトーカから送信されたストリーム)を同時に
受信できるように保証することは不可能である。この場
合、ストリーム接続は、トーカと各リスナとの間にいく
つかのルーティング経路を並行してとることになる。こ
こで、先に説明した通り、各ルーティング経路でストリ
ームが被る総アイソクロナス遅延は一定であり且つ強制
的に課される遅延である。様々に異なるルーティング経
路は一般に同じブリッジを含んでおらず、ブリッジの数
も異なるため、それぞれの総アイソクロナス遅延が等し
くなるような道理は皆無である。
【0018】従って、例えば、現時点では、デジタルバ
スネットワークにおいて、スピーカ(リスナ)が1つの
トーカから送信される立体音データを同時に同期させて
受信することは不可能である。
【0019】更に、ブリッジのアイソクロナス遅延が一
定であるという上記のモデルが、ストリームとはかかわ
りなく同種ブリッジにのみ適用可能である場合もある。
これは異種ブリッジには適用不可能である。言い換えれ
ば、上記のモデルは、デジタルバスのネットワークが同
種ネットワークである場合に限って適用可能なのであ
り、従って、本発明の1つの代替実施形態における関心
点である異種デジタルバスネットワークには不適切であ
る。
【0020】実際、上記のモデルにおいては、バスを介
する搬送時間は一定であり、通常は無視できるほどであ
ると想定している。これは、デジタルバスのみを具備す
る同種ネットワークの場合に実証されている。しかし、
異種ネットワークの場合には、他のあらゆるデジタルバ
スと同様に、デジタルバスに接続されているどのような
端末であっても、交換ネットワークを通過することにな
る。ところが、「真の」バスにおける転送時間とは異な
り、交換ネットワークにおける転送時間は一定ではない
という事実によって問題が起こる。実際、交換ネットワ
ークを通るルーティング経路はストリームごとに異なる
ので、転送時間もストリームごとに異なる。更に、交換
ネットワークにおける転送時間は一般に無視できるほど
少なくはない。
【0021】発明の要約 本発明の目的は、特に、従来の技術の上記のような様々
な欠点を克服することである。
【0022】更に詳細には、本発明の目的の1つは、ト
ーカと1つ以上のリスナとの間でルーティング経路を介
して進行するアイソクロナスデータストリームにより被
る総アイソクロナス遅延の選択を可能にする、デジタル
バスネット内でアイソクロナスデータストリーム接続を
セットアップする方法を提供することである。
【0023】本発明の別の目的は、トーカといくつかの
リスナとの間のアイソクロナスデータストリーム接続の
場合に、異なるリスナに至るルーティング経路の各々で
総アイソクロナス遅延を全く同一にすることを可能とす
るこの種の方法を提供することである。
【0024】本発明の別の目的は、同種型及び異種型の
双方のデジタルバスネットによって実現できるこの種の
方法を提供することである。
【0025】また、本発明の補足的目的は、交換ネット
ワークを具備する異種デジタルバスネットワークによっ
て実現される場合に、ストリームが交換ネットワークを
通過することにより導入される遅延(ストリームごとに
異なる)を考慮に入れることを可能とするこの種の方法
を提供することである。
【0026】これらの様々な目的並びに以下で明白にな
るであろうその他の目的は、本発明によれば、複数のブ
リッジにより相互に接続されている複数のデジタルバス
を具備するデジタルバスネットワークの少なくとも1つ
のブリッジにより接続される少なくとも1つのエントリ
端末、すなわち、トーカと、少なくとも1つの宛先端
末、すなわち、リスナとの間でアイソクロナスデータス
トリーム接続をセットアップする方法であって、該複数
のブリッジの各々はアイソクロナス遅延と関連し、少な
くとも該複数のブリッジのいくつかが所定値範囲内でパ
ラメータ化可能であるアイソクロナス遅延と関連し、
(a)前記少なくとも1つのトーカ端末と前記少なくと
も1つのリスナ端末との間に、パラメータ化可能なアイ
ソクロナス遅延を伴う少なくとも1つのブリッジを含む
1つ以上のブリッジを具備する少なくとも1つのルーテ
ィング経路を獲得するステップと、(b)前記少なくと
も1つのルーティング経路に含まれる各ブリッジについ
て、当該ブリッジのアイソクロナス遅延の値又はそれが
とり得る値を獲得するステップと、(c)前記少なくと
も1つのルーティング経路に含まれるパラメータ化可能
なアイソクロナス遅延を伴う少なくとも1つのブリッジ
に関して、前記少なくとも1つのルーティング経路をと
る前記データストリーム接続が所定の総アイソクロナス
遅延を受けるように、前記ブリッジのアイソクロナス値
がとるべき選択値を選択するステップと、(d)前記少
なくとも1つのルーティング経路に含まれるパラメータ
化可能なアイソクロナス遅延を伴う前記少なくとも1つ
のブリッジに関して、前記ブリッジのパラメータ化可能
なアイソクロナス遅延が前記選択値をとるように、前記
ブリッジの少なくとも1つの資源を適応させ、具体化す
るステップとを備える方法によって達成される。
【0027】従って、本発明の一般的原理は、少なくと
も1つの新規な種類のブリッジ、すなわち、パラメータ
化可能なアイソクロナス遅延を伴うブリッジを使用する
ことを含む。上記によれば、所定のストリームがトーカ
とリスナとの間で所定のルーティング経路を通って進行
するときにストリームに適用されるべき所定の総アイソ
クロナス遅延を選択することが可能である。従って、こ
の所定の総アイソクロナス遅延は従来技術の場合(先の
説明を参照)とは異なり、強いて課されるものではな
い。総アイソクロナス遅延はむしろ容易に選択され、そ
の値の範囲は、パラメータ化可能なアイソクロナス遅延
を伴うブリッジの数が多ければ、それだけ広くなる。特
定の一実施形態では、全てのブリッジがパラメータ化可
能なアイソクロナス遅延ブリッジである。
【0028】また、ブリッジに関して、大きな値を有す
るアイソクロナス遅延を選択することにより、ネット中
の好ましい緩衝手段としてこのブリッジのメモリを使用
することが可能になる。
【0029】本発明の特定の一実施形態では、1つのト
ーカ端末と少なくとも2つのリスナ端末との間でアイソ
クロナスデータストリームがセットアップされ、前記方
法は、 − 前記少なくとも2つのリスナ端末の各々に関して、
前記少なくとも1つのトーカ端末と前記リスナ端末との
間で、パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う少
なくとも1つのブリッジを含む1つ以上のブリッジを具
備するルーティング経路を獲得するステップと、 − 前記データストリーム接続がとる前記少なくとも2
つのルーティング経路の各々で前記データストリーム接
続が同じ所定の総アイソクロナス遅延を受けるように、
前記少なくとも2つのルーティング経路の各々に関して
前記ステップ(b)から(d)を実行するステップとを
含む。
【0030】従って、並行していくつかのルーティング
経路をとるストリームに対して1つの同じ総アイソクロ
ナス遅延を適用することができる。こうして、1つのト
ーカにより送り出されるデータがいくつかのリスナによ
り同期して受信されることになる。
【0031】「サラウンド」システムとして知られるシ
ステムにおいて音響チェンバ(accoustic chamber)の
位置どりを誤ると、音声信号の間に(約30cmの位置
の誤りに対して1ms程度の)タイムラグが発生するこ
とがわかっている。この種のチェンバを意図している信
号がたどる経路に応じてそれぞれ異なる期間で遅延を生
じると、ユーザが知覚する音声信号が妨害を受ける。こ
の問題を修正するために、本発明によるパラメータ化遅
延を使用することができる。
【0032】また、前記少なくとも1つの適応され且つ
具体化される資源は、パラメータ化可能なアイソクロナ
ス遅延を伴う前記ブリッジに含まれるFIFOメモリで
ある。
【0033】従って、FIFOメモリのサイズはこのブ
リッジのパラメータ化可能なアイソクロナス遅延を増減
させるために必要に応じて活用される。
【0034】本発明の特定の一実施形態においては、前
記少なくとも1つのルーティング経路に含まれるパラメ
ータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う各ブリッジの前
記少なくとも1つの資源の適応及び具体化は、前記ブリ
ッジのパラメータ化可能なアイソクロナス遅延の選択値
が前記ブリッジによりいくつかのデータストリームの各
々に適用されるように、前記いくつかのデータストリー
ムに共通している。
【0035】従って、ブリッジのパラメータ化可能なア
イソクロナス遅延を所定のクロス方向に関して調整し、
それがとりうる値の範囲内の所定の値を取るならば、
(例えば、ブリッジのリセット、又はパラメータ化アイ
ソクロナス遅延を更新するための指令をブリッジが受信
することに続いて起こる)次の修正まで、パラメータ化
可能なアイソクロナス遅延はこの所定の値をとり続け
る。次の修正に至るまで、ブリッジはパラメータ化可能
なアイソクロナス遅延のこの所定の値をそのブリッジと
クロスする全ての後続ストリームに対して適用する。
【0036】有利な変形例によれば、前記少なくとも1
つのルーティング経路に含まれるパラメータ化可能なア
イソクロナス遅延を伴う各ブリッジの前記少なくとも1
つの資源の適応及び具体化は、前記ブリッジのパラメー
タ化可能なアイソクロナス遅延の選択値が前記ブリッジ
により特定の1つのデータストリームにのみ適用される
ように、前記特定のデータストリームに固有である。
【0037】このため、ブリッジはいくつかのパラメー
タ化可能なアイソクロナス遅延を管理し、それらを各々
特定の1つのストリームにその他の管理されるストリー
ムとは無関係に選択的に適用する。ブリッジとクロスす
る各ストリームに新たなパラメータ化可能なアイソクロ
ナス遅延が割り当てられる。
【0038】前記デジタルバスはIEEE1394型デ
ジタルバスであると有利である。
【0039】また、前記デジタルバスのネットワークは
家庭用オーディオビジュアルネットワークであると有利
である。
【0040】この種の家庭用オーディオビジュアルネッ
トワークは、例えば、住居内で動画又は音声ファイルを
リアルタイムで交換するために使用できる。
【0041】前記デジタルバスネットに接続された、デ
ータストリーム接続のセットアップを制御するための装
置により、前記ステップ(a)から(c)が実行される
のが好ましい。
【0042】また、ネットワークの記述を獲得するステ
ップを含み、前記ステップ(a)の間、前記ネットワー
クの記述を使用して、各ルーティング経路のブリッジが
獲得されると有利である。
【0043】また、この方法は、前記少なくとも1つの
ルーティング経路に含まれる各ブリッジのクロス方向ご
とに実現されると有利である。
【0044】また、前記デジタルバスネットワークは、
各々にデジタルバスの1つが接続されている第1のポー
タル及び第2のポータルをそれぞれが具備する複数の同
種ブリッジを介してデジタルバスが相互に直接接続され
ている同種ネットークであり、前記少なくとも1つのト
ーカ端末と前記少なくとも1つのリスナ端末との間の前
記少なくとも1つのルーティング経路は、パラメータ化
可能なアイソクロナス遅延を伴う少なくとも1つの同種
ブリッジを具備すると有利である。
【0045】また、前記デジタルバスネットワークは異
種ネットワークであり、前記デジタルバスは、 − 各々にデジタルバスの1つが接続されている第1の
ポータル及び第2のポータルをそれぞれが具備する複数
の同種ブリッジを介して相互に直接接続されているか、
又は − 複数のリンクにより相互に接続された複数のノード
を具備する少なくとも1つの交換ネットワークを介し、
各々がデジタルバスの1つが接続されている第1のポー
タルと、交換ネットワークが接続されている第2のポー
タルとを具備し、各々が前記交換ネットワークのノード
の1つを形成している複数の異種ブリッジを介して相互
に接続されており、前記少なくとも1つのルーティング
経路は、前記少なくとも1つのトーカ端末と前記少なく
とも1つのリスナ端末との間で、前記交換ネットワーク
とクロスし、且つ前記交換ネットワークの入口ノード及
び出口ノードをそれぞれ形成している少なくとも1対の
異種ブリッジと、可能であれば少なくとも1つの同種ブ
リッジとを具備し、前記少なくとも1つのルーティング
経路は、各々がそのパラメータ化可能なアイソクロナス
遅延の中に、確定された割合で、前記交換ネットワーク
をデータストリームが通過することにより導入される遅
延を取り入れたパラメータ化可能なアイソクロナス遅延
を伴う少なくとも1つの異種ブリッジ及び/又はパラメ
ータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う少なくとも1つ
の同種ブリッジを具備すると有利である。
【0046】有利な1つの特徴によれば、前記交換ネッ
トワークをデータストリームが通過することにより導入
される遅延は、 − 前記異種ブリッジの一方であって、前記交換ネット
ワークの入口ノードを形成する異種ブリッジのパラメー
タ化アイソクロナス遅延に第1の割合P1で取り入れら
れ、 − 前記異種ブリッジの他方であって、前記交換ネット
ワークの出口ノードを形成する異種ブリッジのパラメー
タ化アイソクロナス遅延に第2の割合P2で取り入れら
れ、前記第1の割合と前記第2の割合の和はほぼ100
%に等しい(P1 + P2 = 100%)のが好ましい。
【0047】また、前記交換ネットワークをデータスト
リームが通過することにより獲得される遅延は、前記交
換ネットワークを通るルーティング経路を考慮に入れる
ときに獲得されるのが好ましい。
【0048】従って、本発明は、交換ネットワーク内に
おけるストリームの転送時間をできる限り厳密に推定す
るように、交換ネットワークに含まれるストリームのル
ーティング経路の部分に配置されるノードの各々がクロ
スすることにより導入される遅延を考慮に入れる。
【0049】また、前記交換ネットワークをデータスト
リームが通過することにより導入される遅延D
switched networkは、前記交換ネットワークに含まれる
ルーティング経路の部分における中間ノードの数をN
intermediate nodesとし、且つ中間ノードごとの平均交
換時間をDswitchingとするとき、式 Dswitched network= Nintermediate nodes x D
switching により計算されるのが好ましい。
【0050】1つの変形例によれば、前記交換ネットワ
ークをデータストリームが通過することにより導入され
る遅延は、前記交換ネットワークを通るデータストリー
ムのルーティング経路を考慮せずに、所定の値により推
定される。
【0051】この種の選択は任意の選択であっても良い
し、あるいは、例えば、試験又はシミュレーションの結
果に応じて、異種ブリッジのメーカーにより先験的に固
定されていても良い。
【0052】また、前記少なくとも1つの適応され且つ
具体化される資源は、パラメータ化可能なアイソクロナ
ス遅延を伴う前記ブリッジに含まれるFIFOメモリで
あり、パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う前
記少なくとも1つの異種ブリッジのパラメータ化可能な
アイソクロナス遅延Disochronousの選択値は、 − 前記異種ブリッジがそのパラメータ化可能なアイソ
クロナス遅延に、前記交換ネットワークをデータストリ
ームが通過することにより導入される遅延を取り入れる
ときの割合をP%とし、 − 前記交換ネットワークをデータストリームが通過す
ることにより導入される遅延をDswitched network
し、 − パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う前記
異種ブリッジに含まれるFIFOメモリをデータストリ
ームがクロスするために要する時間をDFIFOcross ing
し、 − パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う前記
異種ブリッジの中で、データストリームの1要素がFI
FOメモリからデジタルバスのインターフェースへ、又
はその逆にデジタルバスのインターフェースからFIF
Oメモリへ転送されるのに要する時間をD
bridge processingとするとき、式 Disochronous=(P% x Dswitched network)+ D
crossing FIFO + Dbridge proc essing に従って計算されるのが好ましい。
【0053】以下、異種デジタルバスネットワークの場
合の本発明の2つの実施形態を明確に区別する。
【0054】本発明の第1の有利な実施形態によれば、
前記FIFOメモリのサイズは、パラメータ化可能なア
イソクロナス遅延Disochronousの選択値が、前記交換ネ
ットワークをデータストリームが通過することにより導
入される遅延の値に関わらず、基準値D
reference isochronous以下であり且つその値にできる
限り近接しているように適応される。
【0055】従って、この異種ブリッジのアイソクロナ
ス遅延は、考慮されるストリームに関わらず、ほぼ一定
であるように確保される。本発明のこの第1実施形態に
おいては、異種ネットワークは先に挙げた「Standard f
or High Performance SerialBus bridges」の規定を実
証する。基準値は、交換ネットワークを通る最長の経路
に対応する最大値である。
【0056】言い換えれば、本発明は、交換ネットワー
クをストリームが通過することに関連する遅延D
switched networkの1つのフラックスから別のフラック
スへの変動を補正するために、FIFOメモリのクロス
時間DFIFO crossingの値を利用する。この場合の原理は
次の通りである。適応前のアイソクロナス遅延が基準値
より小さい場合、異種ブリッジのFIFOメモリは基準
値に近く且つそれ以下である値までアイソクロナス遅延
を増加させるように修正される。一方、適応前のアイソ
クロナス遅延が基準値より大きい場合には、上記の規格
に準拠するために、ストリーム接続のセットアップは拒
絶される。
【0057】この第1実施形態によれば、前記FIFO
メモリは、適応前に、オリジナル閾値と呼ばれる、適応
前のFIFOメモリの第1の部分をΔとし、ネットワー
クジッタに対抗することを可能にする、適応前のFIF
Oメモリの第2の部分をXとするとき、 Loriginal FIFO=Δ+ X であるようなサイズLoriginal FIFOを有し、前記FIF
Oメモリは、適応後に、前記オリジナル閾値をΔとし、
且つデータストリームのビットレートをBitRat
estream、パラメータ化可能なアイソクロナス遅延の基
準値をDreference isochronous、適応前のアイソクロナ
ス遅延をDoriginal isochronous、δmax=BitRate
stream x(Dreference isochronou s−D
original isochronousorigine)として、δ≦δmaxであ
るような最大の整数をδとするときに、 Δ’=Δ+δ となるようなΔ’を適応後のFIFOメモリの第1の部
分とし、且つネットワークジッタに対抗することを可能
にする、適応前のFIFOメモリの前記第2の部分と同
一である、適応後のFIFOメモリの第2の部分をXと
するとき、 LadaptedFIFO=Δ’+X であるようなサイズLadaptedFIFOを有するのが好まし
い。
【0058】一般に、Loriginal FIFO=2Δとなるよう
に、Δ=Xが選択されている。
【0059】従って、FIFOのオリジナル閾値Δを閾
値Δ’まで増加させることにより、考慮されるべき異種
ブリッジのFIFOメモリを1つのパケットがクロスす
るのに要する時間が長くなる。これにより、このブリッ
ジと関連するアイソクロナス遅延が大きくなるので、そ
れは基準値とほぼ等しく(すなわち、基準値以下である
か、又はそれにできる限り近く)なる。
【0060】本発明の第2の有利な実施形態によれば、
同様に異種デジタルバスネットワークの場合、前記FI
FOメモリのサイズは、パラメータ化可能なアイソクロ
ナス遅延Disochronousの選択値が前記交換ネットワーク
をデータストリームが通過することにより導入される遅
延の値の関数であるように固定されている。
【0061】先に説明した第1実施形態とは異なり、本
発明の第2実施形態は「Standard for High−Speed Ser
ial Bus bridges」には準拠していないが、消費するメ
モリが少ないという利点を有する。
【0062】本発明のこの第2実施形態と、先に説明し
た第1実施形態との主な相違は、この第2実施形態の目
標が異種ブリッジとクロスするあらゆるストリームに一
定のアイソクロナス遅延を適用しないことであるという
点である。それとは反対に、異種ブリッジをクロスする
アイソクロナスパケットにより受けるアイソクロナス遅
延は、この第2実施形態においては、それらのパケット
が属するストリームによって異なる。そのような依存性
は、主に、パケットが交換ネットワーク内でとるルーテ
ィング経路(すなわち、そのルーティング経路に沿って
配置されている中間ノードの数)、交換ネットワークの
ジッタ及びストリームのビットレートに関連している。
【0063】この第2実施形態の有利な1つの特徴によ
れば、前記ステップ(d)の後に、(e)前記少なくと
も1つの異種ブリッジで、接続のセットアップが前記選
択値の選択を必要とするデータストリームと関連して、
パラメータ化可能なアイソクロナス遅延の選択値を記憶
するステップが実行される。
【0064】計算されたアイソクロナス遅延をそれらが
関連するストリームと関連付けてこのように格納するこ
とにより、それらのアイソクロナス遅延を考慮すべき異
種ブリッジが必要に応じて後に再利用することが可能に
なる。
【0065】また、この第2実施形態によれば、データ
ストリームに含まれるCIPの処理の場合、パラメータ
化可能なアイソクロナス遅延を伴う前記少なくとも1つ
の異種ブリッジは、 − CIPが含まれているデータストリームを識別する
ステップと、 − 前記識別されたデータストリームに関連してあらか
じめ計算され、メモリに格納されているアイソクロナス
遅延を読み取るステップと、 − CIPを処理するために読み取られたアイソクロナ
ス遅延を使用するステップとを実行すると有利である。
【0066】従って、CIPが属しているストリームと
関連するオリジナルのアイソクロナス遅延を再度計算す
る必要がない、この遅延は、例えば、ストリームの識別
子と関連して格納されており、異種ブリッジにより再利
用可能であるという利点がある。
【0067】この第2実施形態の第1の有利な変形例に
よれば、アイソクロナス遅延を読み取るための要求を処
理する場合、パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を
伴う前記少なくとも1つの異種ブリッジは、 − 異種ブリッジが読み取り要求と該要求に含まれる可
能性があるストリーム識別子を読み取ろうと試みるステ
ップと、 − 読み取り要求がストリーム識別子を含み、そのスト
リーム識別子が異種ブリッジにより管理された処理の中
にあるストリームを指示する場合、異種ブリッジが、あ
らかじめ識別されたストリームと関連して計算され、メ
モリに格納されているアイソクロナス遅延を読み取り、
読み取られたアイソクロナス遅延を含む応答を送信する
ステップとを実行する。
【0068】また、この第2実施形態の第2の有利な変
形例によれば、アイソクロナス遅延を読み取るための要
求を処理する場合、パラメータ化可能なアイソクロナス
遅延を伴う前記少なくとも1つの異種ブリッジは、 − 異種ブリッジが読み取り要求と該要求に含まれる可
能性があるストリーム識別子を読み取ろうと試みるステ
ップと、 − 読み取り要求がストリーム識別子を含み、そのスト
リーム識別子が異種ブリッジにより管理された処理の中
にないストリームを指示する場合、又は、前記読み取り
要求がストリーム識別子を含まない場合に、異種ブリッ
ジが、該読み取り要求の中からアイソクロナス遅延の計
算に不可欠である計算要素を識別しようと試みるステッ
プと、 − 前記読み取り要求が前記計算要素を含む場合、異種
ブリッジがアイソクロナス遅延を計算し、それを識別さ
れたストリームと関連させて格納し、計算されたアイソ
クロナス遅延を含む応答を送信するステップとを実行す
る。
【0069】オリジナルのアイソクロナス遅延のこのよ
うな計算は、先にこの明細書で説明したように、ストリ
ームがルーティング経路に沿って通過することにより導
入される遅延と、所定の異種ブリッジに含まれ、所定の
クロス方向に対して使用される元来のFIFOメモリを
ストリームがクロスするときの遅延と、異種ブリッジ内
で、ストリームの1要素がFIFOメモリからデジタル
バスインターフェースへ、又はその逆にデジタルバスイ
ンターフェースからFIFOメモリへ転送されるときの
遅延とを特に考慮に入れる。
【0070】また、この第2実施形態の第3の有利な変
形例によれば、アイソクロナス遅延を読み取るための要
求を処理する場合、パラメータ化可能なアイソクロナス
遅延を伴う前記少なくとも1つの異種ブリッジは、 − 異種ブリッジが読み取り要求と該要求に含まれる可
能性があるストリーム識別子を読み取ろうと試みるステ
ップと、 − 読み取り要求がストリーム識別子を含み、そのスト
リーム識別子が異種ブリッジにより管理された処理の中
にないストリームを指示する場合、又は、読み取り要求
がストリーム識別子を含まない場合に、異種ブリッジ
が、該読み取り要求の中から、アイソクロナス遅延の計
算に不可欠である計算要素を識別しようと試みるステッ
プと、 − 読み取り要求が前記計算要素を含まない場合、異種
ブリッジが所定の値を有するアイソクロナス遅延を選択
し、それを識別されたストリームと関連させて格納し、
選択されたアイソクロナス遅延を含む応答を送信するス
テップとを実行する。
【0071】この種のオリジナルのアイソクロナス遅延
は、この場合、任意の選択の結果として得られても良い
し、あるいはブリッジのメーカにより先験的に固定され
ていても良い。
【0072】この第2実施形態の第4の有利な変形例に
よれば、アイソクロナス遅延の読み取りのための要求を
処理する場合、パラメータ化可能なアイソクロナス遅延
を伴う前記少なくとも1つの異種ブリッジは、 − 異種ブリッジが読み取り要求と該要求に含まれる可
能性があるストリーム識別子を読み取ろうと試みるステ
ップと、 − 読み取り要求がストリーム識別子を含み、そのスト
リーム識別子が異種ブリッジにより管理されるステップ
にないストリームを指示する場合、又は、読み取り要求
がストリーム識別子を含まない場合に、異種ブリッジ
が、該読み取り要求の中から、アイソクロナス遅延の計
算に不可欠である計算要素を識別しようと試みるステッ
プと、 − 読み取り要求が前記計算要素を含まない場合、異種
ブリッジがエラー識別子を含む応答を送信するステップ
とを実行する。
【0073】また、この第2実施形態の第1の有利な特
徴によれば、ストリーム接続のセットアップのための要
求を処理する場合、パラメータ化可能なアイソクロナス
遅延を伴う前記少なくとも1つの異種ブリッジは、 − 異種ブリッジがストリーム接続セットアップ要求と
該要求に含まれる可能性があるストリーム識別子を読み
取ろうと試みるステップと、 − 前記ストリーム接続セットアップ要求がストリーム
識別子を含み、そのストリーム識別子が、アイソクロナ
ス遅延を読み取るための要求に対して異種ブリッジがあ
らかじめ応答を生成していたストリームを指示するもの
であり、そのあらかじめ生成されていた応答に含まれる
アイソクロナス遅延を読み取ることができる場合、前記
異種ブリッジは、識別されたストリームと関連してあら
かじめ計算され、格納されたアイソクロナス遅延を読み
取り、読み取られたアイソクロナス遅延をもって接続の
セットアップを許可するステップとを実行する。
【0074】また、この第2実施形態の第2の有利な特
徴によれば、ストリーム接続のセットアップのための要
求を処理する場合、パラメータ化可能なアイソクロナス
遅延を伴う前記少なくとも1つの異種ブリッジは、 − 異種ブリッジがストリーム接続セットアップ要求及
びその要求に含まれる可能性があるストリーム識別子を
読み取ろうと試みるステップと、 − 前記ストリーム接続セットアップ要求がストリーム
識別子を含み、そのストリーム識別子が、アイソクロナ
ス遅延を読み取るための要求に対して異種ブリッジがあ
らかじめ応答を生成していたストリームを指示するもの
であり、そのあらかじめ生成されていた応答に含まれる
アイソクロナス遅延を読み取ることができない場合、前
記異種ブリッジはアイソクロナス遅延を計算し、それを
識別されたストリームと関連させて格納し、計算された
アイソクロナス遅延をもって接続のセットアップを許可
するステップとを実行する。
【0075】また、この第2実施形態の第3の有利な特
徴によれば、ストリーム接続のセットアップのための要
求を処理する場合、パラメータ化可能なアイソクロナス
遅延を伴う前記少なくとも1つの異種ブリッジは、 − 異種ブリッジがストリーム接続セットアップ要求及
びその要求に含まれる可能性があるストリーム識別子を
読み取ろうと試みるステップと、 − ストリーム接続セットアップ要求がストリーム識別
子を含み、そのストリーム識別子が、アイソクロナス遅
延を読み取るための要求に対して異種ブリッジがあらか
じめ応答を生成していたストリームを指示するものであ
り、そのあらかじめ生成されていた応答に含まれるアイ
ソクロナス遅延を読み取ることができない場合、前記異
種ブリッジは接続のセットアップを拒絶するステップと
を実行する。
【0076】更に、この第2実施形態の第4の有利な特
徴によれば、ストリーム接続のセットアップのための要
求を処理する場合、パラメータ化可能なアイソクロナス
遅延を伴う前記少なくとも1つの異種ブリッジは、 − 異種ブリッジがストリーム接続セットアップ要求及
びその要求に含まれる可能性があるストリーム識別子を
読み取ろうと試みるステップと、 − ストリーム接続セットアップ要求がストリーム識別
子を含み、そのストリーム識別子が、アイソクロナス遅
延を異種ブリッジがあらかじめ計算していなかったスト
リームを指示する場合、該異種ブリッジはアイソクロナ
ス遅延を計算し、それを識別されたストリームと関連さ
せて格納し、計算されたアイソクロナス遅延をもって接
続のセットアップを許可するステップとを実行する。
【0077】本発明は、コンピュータで実行されると
き、請求項1から31のいずれか1項に記載の方法を実
現するのに適合する命令のシーケンスを具備するコンピ
ュータプログラムにも関する。
【0078】更に、本発明は、複数のブリッジにより相
互に接続されている複数のデジタルバスを具備するデジ
タルバスネットワークの少なくとも1つのブリッジによ
り接続される少なくとも1つのエントリ端末、すなわ
ち、トーカと、少なくとも1つの宛先端末、すなわち、
リスナとの間でアイソクロナスデータストリーム接続を
セットアップするためのコンピュータプログラム製品で
あって、該複数のブリッジの各々はアイソクロナス遅延
と関連し、少なくとも該複数のブリッジのいくつかが所
定値範囲内でパラメータ化可能であるアイソクロナス遅
延と関連し、(a)前記少なくとも1つのトーカ端末と
前記少なくとも1つのリスナ端末との間に、パラメータ
化可能なアイソクロナス遅延を伴う少なくとも1つのブ
リッジを含む1つ以上のブリッジを具備する少なくとも
1つのルーティング経路を獲得するステップと、(b)
前記少なくとも1つのルーティング経路に含まれる各ブ
リッジについて、当該ブリッジのアイソクロナス遅延の
値又はそれがとり得る値を獲得するステップと、(c)
前記少なくとも1つのルーティング経路に含まれるパラ
メータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う少なくとも1
つのブリッジに関して、前記少なくとも1つのルーティ
ング経路をとる前記データストリーム接続が所定の総ア
イソクロナス遅延を受けるように、前記ブリッジのアイ
ソクロナス値がとるべき選択値を選択するステップと、
(d)前記少なくとも1つのルーティング経路に含まれ
るパラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う前記少
なくとも1つのブリッジに関して、前記ブリッジのパラ
メータ化可能なアイソクロナス遅延が前記選択値をとる
ように、前記ブリッジの少なくとも1つの資源を適応さ
せ、具体化するステップとを実行するためのコンピュー
タ読み取り可能なプログラミング手段を具備するコンピ
ュータにおいて使用することができるサポートに記録さ
れたプログラムコード命令を具備するコンピュータプロ
グラム製品にも関する。
【0079】また、本発明は、アイソクロナス遅延と関
連する種類であり、ある範囲の所定の値を持つパラメー
タ化可能なアイソクロナス遅延と関連しているデジタル
バスネットワークのブリッジにおいて、 − 少なくとも1つのエントリ端末と少なくとも1つの
宛先端末との間にセットアップされ、且つ前記ブリッジ
を含む少なくとも1つのルーティング経路を取るアイソ
クロナスデータストリーム接続が所定の総アイソクロナ
ス遅延を受けるように選択される、前記パラメータ化可
能なアイソクロナス遅延の選択値を受信する手段と、 − 前記パラメータ化可能なアイソクロナス遅延が前記
選択値をとるように、資源の少なくとも1つを適応させ
且つ具体化する手段とを具備するブリッジにも関する。
【0080】また、本発明は、複数のブリッジにより相
互に接続されている複数のデジタルバスを具備するデジ
タルバスネットワークの少なくとも1つのブリッジによ
り接続される少なくとも1つのエントリ端末、すなわ
ち、トーカと、少なくとも1つの宛先端末、すなわち、
リスナとの間におけるアイソクロナスデータストリーム
接続のセットアップを制御する装置であって、該複数の
ブリッジの各々はアイソクロナス遅延と関連し、少なく
とも該複数のブリッジのいくつかが所定値範囲内でパラ
メータ化可能であるアイソクロナス遅延と関連し、 − 前記少なくとも1つのトーカ端末と前記少なくとも
1つのリスナ端末との間に、パラメータ化可能なアイソ
クロナス遅延を伴う少なくとも1つのブリッジを含む1
つ以上のブリッジを具備する少なくとも1つのルーティ
ング経路を獲得する第1獲得手段と、 − 前記少なくとも1つのルーティング経路に含まれる
各ブリッジについて、当該ブリッジのアイソクロナス遅
延の値又はそれがとり得る値を獲得する第2獲得手段
と、 − 前記少なくとも1つのルーティング経路に含まれる
パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う少なくと
も1つのブリッジに関して、前記少なくとも1つのルー
ティング経路をとる前記データストリーム接続が所定の
総アイソクロナス遅延を受けるように、前記ブリッジの
アイソクロナス値がとるべき選択値を選択する選択手段
と、 − 前記ブリッジのパラメータ化可能なアイソクロナス
遅延が前記選択値をとり、前記ブリッジの少なくとも1
つの資源を適応させ、具体化するように、前記少なくと
も1つのルーティング経路に含まれるパラメータ化可能
なアイソクロナス遅延を伴う前記少なくとも1つのブリ
ッジへ前記選択値を送信する送信手段とを備える装置に
も関する。
【0081】また、上記装置において、1つのトーカ端
末と少なくとも2つのリスナ端末との間でアイソクロナ
スデータストリームがセットアップされ、前記装置は、 − 前記少なくとも2つのリスナ端末の各々に関して、
前記少なくとも1つのトーカ端末と前記リスナ端末との
間で、パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う少
なくとも1つのブリッジを含む1つ以上のブリッジを具
備するルーティング経路を獲得する第1の手段を有し、 − 前記第2獲得手段、前記選択手段及び前記送信手段
は、前記少なくとも2つのルーティング経路の各々に関
して使用されるとき、前記データストリーム接続がとる
前記少なくとも2つのルーティング経路の各々で前記デ
ータストリーム接続が同じ所定の総アイソクロナス遅延
を受けるようになっていると有利である。
【0082】また、前記少なくとも1つの適応され且つ
具体化される資源は、パラメータ化可能なアイソクロナ
ス遅延を伴う前記ブリッジに含まれるFIFOメモリで
あると有利である。
【0083】また、前記少なくとも1つのルーティング
経路に含まれるパラメータ化可能なアイソクロナス遅延
を伴う各ブリッジの前記少なくとも1つの資源の適応及
び具体化は、前記ブリッジのパラメータ化可能なアイソ
クロナス遅延の選択値が前記ブリッジによりいくつかの
データストリームの各々に適用されるように、前記いく
つかのデータストリームに共通しているのが好ましい。
【0084】また、有利な変形例によれば、前記少なく
とも1つのルーティング経路に含まれるパラメータ化可
能なアイソクロナス遅延を伴う各ブリッジの前記少なく
とも1つの資源の適応及び具体化は、前記ブリッジのパ
ラメータ化可能なアイソクロナス遅延の選択値が前記ブ
リッジにより特定の1つのデータストリームにのみ適用
されるように、前記特定のデータストリームに固有であ
る。
【0085】また、上記において前記デジタルバスはI
EEE1394型デジタルバスであると有利である。
【0086】また、前記デジタルバスのネットワークは
家庭用オーディオビジュアルネットワークであると有利
である。
【0087】また、前記装置はネットワークの記述を獲
得する手段を具備し、前記少なくとも1つのトーカ端末
と前記少なくとも1つのリスナ端末との間で少なくとも
1つのルーティング経路を獲得する前記第1獲得手段
は、各ルーティング経路のブリッジを獲得するために、
前記ネットワークの記述を使用すると有利である。
【0088】また、前記装置は、前記少なくとも1つの
ルーティング経路に含まれる各ブリッジのクロス方向ご
とに使用されると有利である。
【0089】実施の形態 本発明は、デジタルネットワークの少なくとも1つのブ
リッジにより接続されている少なくとも1つのエントリ
端末すなわちトーカと、少なくとも1つの宛先端末すな
わちリスナとの間のアイソクロナスデータストリーム接
続をセットアップする方法に関する。この方法は、(少
なくとも1つの)トーカと(少なくとも1つの)リスナ
との間の少なくとも1つのルーティング経路に沿って所
定の総アイソクロナス遅延を適用できるような方法であ
る。
【0090】図1のブロック線図を参照すると、図1
は、本発明による方法を実現できるデジタルバスの同種
ネットワークを示す。
【0091】この例では、同種ネットワークは先に挙げ
た第1及び第2の規格(「IEEE Std1394-1995、Standar
d for High PerformanceSerial Bus」及び「IEEEStd 13
94a-2000、Standard for High Performance Serial Bus
(Supplement)」)に準拠した、図中符号4、23、4
7、58、145及び912により示される複数のIE
EE1394型バスにより構成されている。
【0092】これらのバスは、先に挙げた第3の規格
「IEEE P1394.1 Draft 0.17 Standardfor High Perform
ance Serial Bus bridges」に準拠した同種ブリッジに
より相互に接続されている。ブリッジは図中符号P1/
P2、P3/P4、P5/P6、P7/P8、P9/P
10により示されており、P(i=1から10)はI
EEEP1394ブリッジのポータルを表す。
【0093】IEEE1394バスには端末又は装置が
接続されている。この例では、図中符号D1からD1
1、T、L1及びL2により示されるバスは先に挙げた
第1及び第2の規格に準拠しており、図中符号Cにより
示されるバスは先に挙げた第1、第2及び第3の規格に
準拠している。
【0094】図中符号Cにより示される装置は「コント
ローラ」、すなわち、本明細書において以下に詳細に説
明するように、アイソクロナスデータストリーム接続を
セットアップすることを制御する責務を負う装置であ
る。
【0095】一例として、図1に示すように、トーカT
と2つのリスナL1、L2との間でデータストリーム接
続をセットアップする場合について説明する。物理的に
可能である場合、目標は、トーカTと第1のリスナL1
との間の総アイソクロナス遅延DT1をトーカTと第2
のリスナL2との間の総アイソクロナス遅延DT2と等
しくすることである。トーカTは、例えば、A/Vスト
リーム源である。この例では、端末D1からD11はこ
のストリーム接続のセットアップには無関係である。
【0096】図2は、図1の図中符号P1/P2、P3
/P4、P5/P6、P7/P8、P9/P10により
示される同種ブリッジの構造の一例を示す。
【0097】この種のブリッジは2つのポータルと、デ
ータが入力バスから出力(隣接)バスまでブリッジをわ
たって進むことができるようにデータを処理するための
内部構造とを有する。各ポータルB4は、先に挙げた第
1、第2及び第3の規格において定義されている複数の
層≪PHY≫、≪LINK≫及び≪TRANSACTION≫を具備する。
【0098】内部構造は、 − 各々のクロス方向でどの型のデータパケットがブリ
ッジとクロスするかをブリッジに知らせることができる
ストリームルーティング制御テーブルB5と、 − 容量(特に、本発明に従った、パラメータ化可能で
あろうアイソクロナス遅延)を識別するコンフィグレー
ションROMメモリB6と、 − ブリッジの2つのポータルを同期させることができ
るクロックB2と、 − 非同期パケット(このパケットの処理は本発明の目
的ではない)専用のFIFOメモリB8と、 − アイソクロナスパケット(このパケットの処理は本
発明の目的である)専用のFIFOメモリB7とを具備
する。尚、アイソクロナストラフィックを処理すること
ができる各ブリッジのクロス方向ごとに、少なくとも1
つのFIFOが存在していなければならない。
【0099】次に図3を参照する。図3は、図1のコン
トローラCが接続される同種ネットワークの記述を獲得
するために、コントローラCにより実現されるアルゴリ
ズムの一例を示す。
【0100】このアルゴリズムはコントローラCのRO
Mに格納されている。アルゴリズムは、電源が投入され
たときにコントローラCのRAMにロードされ、コント
ローラの中央処理装置(CPU)は、コントローラが新
たにIEEE1394バスに接続された時点で対応する
命令を実行する。
【0101】このアルゴリズムによってコントローラに
より獲得されるネットワークの記述はバス記述子及びポ
ータル記述子のリストから構成される。このリストは、
変化(ブリッジの追加又は削除)が現れたときに更新で
きる。ネットワークの構造の変化に関する情報は、各ポ
ータルがその協働ポータル(すなわち、同じブリッジに
属するポータル)により情報を報知されたときに、ネッ
トワークの各々ノバスに沿ってポータルにより伝搬され
る。このルートマップ更新アクションは、先に挙げた第
3の規格に定義されているUPDATE ROUTESメッセージに
より実現される。従って、UPDATE ROUTESメッセージの
受信に続いて、隣接ポータル(すなわち、協働ポータ
ル)によりルートマップを変更されたポータルはそのロ
ーカルバスでバスリセットを生成し、その自己IDパケ
ットにおいて、その「背後にある」ネットワークで重要
な変化が起こったことを示す標識を与える。自己IDパ
ケットは、先に挙げた第1、第2及び第3の規格で定義
されているように、端末がブリッジであるか否か、その
ポートのうちどれが接続されているか、そのノードの物
理的番号などを規定する、各IEEE1394端末によ
り送信されるパケットである。
【0102】このアルゴリズムの目的は、コントローラ
Cが(擬似Cコードで)次のようなネット構造記述を充
填することを可能にすることである。すなわち、 となる。
【0103】図中符号S2で示されるステップでは、情
報がローカルバスの装置から獲得されたことが示され
る。
【0104】図中符号S3で示されるステップでは、コ
ントローラCはローカルバスに存在するブリッジのポー
タルを識別する。これは、“トポロジーマップ制御及び
状態レジスタ”(すなわち、TOPOLOGY MAP CSR)に含ま
れる自己IDパケットの解析により実現可能である。そ
れらのCSRは先に挙げた第1及び第2の規格の中で定
義されている。先に挙げた第3の規格に準拠した装置の
自己IDパケットは、特定の値(「2」は装置がブリッ
ジポータルであることを示し、「3」はネットトポロジ
ーにおいて変更が起こったことを示し、「0」は装置が
ブリッジではないことを示す)を有する≪bridge≫フィ
ールドを含む。
【0105】図1に示す例のネットワークでは、図中符
号S3により示されるステップで実行される動作の結果
としてポータルP2及びP3が識別される。
【0106】図中符号S4により示されるステップの
間、コントローラCは図中符号S3により示されるステ
ップの間に識別されたポータルのルートマップを獲得す
る。この情報は、ポータルのルートマップCSRへ送信
される「Read Block Request」に対する応答を含む応答
パケットに含まれている。ポータルのルートマップにお
いて、到達可能なバスは、バスIDに対応したFORWARD
フラグによって識別される。実際には、ルートマップレ
ジスタはバス識別子をエントリとし、状態を出力とする
テーブルである。それらの状態とはVALID、FORWARD、CL
EAN及びDIRTYである。
【0107】図1に示す例のネットワークでは、この段
階で、コントローラはネットワーク構造の次の部分を充
填することができる。 − ネット記述子は6つのバス記述子(図中符号4、2
3、47、58、145、912により示されるバス)
に対するポインタを含む。 − バス47(コントローラのローカルバス)のバス記
述子はバスIDとしての「47」と、P2及びP3を識
別するポータルのリストとを含む。 − バス4、23、47、58、145、912のバス
記述子は、それぞれ、バスIDとしての「4」、「2
3」、「47」、「58」、「145」、「912」
と、(一時的に)空であるポータルのリストとを含む。 − 図中符号P2により示されるポータルのポータル記
述子は到達可能なバスとしてバス912を示す情報と、
そのコンフィグレーションROMにあるポータルのバス
情報ブロック、すなわち、Bus Info Blockに対して実行
されたRead BlockRequestに対する応答から獲得できるE
UI164(一意性識別子)と、先に挙げた第3の規格で定
義されており、ローカルバスのバスID及びポータルの
仮想IDから構成されるグローバルノードIDとを含
む。尚、これらの識別子は、それぞれ、CLAN_INFO CS
Rレジスタに対してアドレス指定された「readquadlet
request(カッドレット読み取り要求)」に対する応答
と、ポータルのVIRTUAL_ID_MAPCSRに対してアドレス指
定された「Read Block Request」に対する応答からそれ
ぞれ獲得できる(これらのレジスタにおいて利用可能な
情報の詳細については、先に挙げた第3の規格を参照の
こと)。 − 図中符号P3により示されるポータルのポータル記
述子は、到達可能なバスとしてバス4、23、58、1
45を示す情報と、そのEUI64(一意性識別子)と、そ
のグローバルノードIDとを含む。
【0108】ステップS5からS9は、コントローラC
がポータルをその隣接ポータルを除いてネット記述子の
全てのフィールドを充填することを可能にする。隣接ポ
ータルトは、すなわち、協働ポータルと関連付けること
ができるフィールド(ポータル記述子の協働ポータルフ
ィールド)であり、このフィールドの充填はS10から
S15の動作により得られる。
【0109】ステップS5では、コントローラCはその
ローカルバスのポータルのルートマップからネットで使
用されるバスIDを獲得する。それらは、例えば、ポー
タルのルートマップにおいてFORWARDフラグによってマ
ークされているバスIDである。
【0110】図1に示す例のネットでは、バスIDは図
中符号4、23、58、145、912により示される
バス(すなわち、バス47を除くネットの全てのバス)
のバスIDである。
【0111】図中符号S6及びS7により示されるステ
ップのメカニズムを経て、図中符号S8及びS9により
示されるステップは図中符号S5により示されるステッ
プの間に識別されたバスの各々に対して実行される。
【0112】ステップS8では、コントローラCはステ
ップS5の間に識別された各々のバスに存在するポータ
ルを獲得する。これは、例えば、0から62までの(6
3はバス63において同報通信するために使用される)
の全てのノードIDに対してIEEE1394ブリッジ
(例えば、CLAN_INFO)特有である「CSR destinationof
fset」に対してアドレス指定された「read quadlet req
uests」を送信することにより実行可能である。ブリッ
ジポータルが識別されたならば(「read quadlet reque
st」に対する応答にエラー応答コードが存在しない場
合、それは、読み取り要求がアドレス指定された装置が
ブリッジポータルであることを意味し、応答コードがex
t_invalid_global_IDを示した場合には、プロキシ(先
に挙げた第3の規格で定義されているように応答の中の
proxy_IDフィールドにより識別される)がブリッジポー
タルである)、このブリッジポータルのVIRTUAL_ID_MAP
レジスタへ「Read Block Request」を送信することによ
り、ステップS8のアクションで費やされる時間を短縮
することができる。従って、割り当てられる仮想IDを
判定することができ、その時点で初めて、それらの装置
がブリッジポータルであるか否かを判定するためにそれ
らの装置がアクセスされる。次に、(先にコントローラ
Cのローカルバスで実行したように)ブリッジポータル
のコンフィグレーションROMのバス情報ブロックに対
してアドレス指定されたRead Block Requestを解析する
ことにより、ブリッジポータルの一意性識別子、すなわ
ち、EUI64を獲得することができる。
【0113】ステップS9では、コントローラCはステ
ップS8の間に識別されたポータルのルートマップを獲
得する。この情報はポータルのROUTE MAP CSRに対して
アドレス指定されたRead Block Requestに関連する応答
パケットに含まれている。到達可能なバスはポータルの
ルートマップの中で、バスIDに対応してFORWARDフラ
グによって識別されている。
【0114】ネットに存在する全てのバスについて図中
符号S8及びS9により示されるステップを実行した
後、コントローラCはそのネットの完成した記述を獲得
している。この後に実行すべきことは、バスの間のブリ
ッジはどれであるかを知るために各ポータルをその協働
ポータルと関連付けることである。
【0115】ステップS10では、コントローラCは現
在ネット記述子からポータルのリストと、それらのポー
タルに対応するルートマップ(すなわち、アルゴリズム
の残る部分を実現するのに十分な情報を含んでいること
から、ポータル記述子のreachable_busフィールド)を
獲得する。次に、コントローラはネット中のポータルの
リストの一時記述子を作成する。このリストはアルゴリ
ズムの残る部分で完成される。この一時記述子から、コ
ントローラは唯一のバスに到達することが可能であるポ
ータルを選択する(これらのバスはネットトポロジーに
おける葉である)。
【0116】図1に示すネットの例においては、唯一の
バスに到達可能なポータルとして、コントローラはポー
タルP2(バス912をアクセスする)、P5(バス2
3をアクセスする)及びP9(バス58をアクセスす
る)を選択する。
【0117】ステップS13では、コントローラCは現
在バスとして現在選択されたバスによりアクセスされる
バスを定義する。
【0118】ステップS14では、コントローラCは現
在バス(選択されたポータルによりアクセス可能であ
る)におけるアクティブポータルを識別する。アクティ
ブポータルは、ミュートブリッジにないポータルである
(ミュートブリッジは、非同期パケット又はアイソクロ
ナスパケットを送信しないブリッジである)。すなわ
ち、そのルートマップは少なくとも1つのバスIDエン
トリに対してFORWARDフラグを含んでいなければならな
い。図1に示すネットの例では、ポータルP2によりア
クセスされるバス912に対して、アクティブポータル
は図中符号P1により示される。そこで、コントローラ
CはポータルP1及びP2を1つのブリッジを構成する
として関連付けることができ、従って、ポータルP1及
びP2に関してポータル記述子(現在ネット記述子にあ
る)を更新できる。すなわち、ポータルP1の記述子の
co_portalフィールドはポータルP2の記述子を示さな
ければならず、逆に、P2の記述子のco_portalフィー
ルドはポータルP1の記述子を示さなければならない。
【0119】ステップS15で、コントローラCは、ス
テップS14の間に識別されたブリッジを構成するポー
タルが解析すべきポータルのリストから除去されるよう
に(それらはステップS11で現在ポータルとして再び
選択されることはない)一時記述子を修正する。更に、
まだ未処理であるポータルのルートマップから対応する
リーフ構成バス(先の段落の例ではバス912)を除去
する。従って、以上説明した例においては、ポータルP
4によりバス47及び912がアクセスされるべきであ
ると指示していた、一時記述子のポータルP4のルート
マップは、この時点で、バス47のみがアクセスされる
バスであることを指示することになる。これは、(ポー
タルP4が唯一のバスに到達するポータルとなったため
に)ステップS10の間にポータルP4を選択できるこ
とを意味している。
【0120】ポータルとその協働ポータルとの関連付け
が完了したならば、それはネットの寿命を通して有効な
ままである。これはバスの番号付けには当てはまらない
であろう。これが、ポータルの隣接バスの記述子を指示
するポータルの記述子より、協働ポータルの記述子を指
示するポータルの記述子から構成されるネット記述子を
獲得するほうが価値があると思われる理由である。しか
し、本発明がどのような型の記述子が使用される場合で
も適用可能であることは明白である。
【0121】図4は、図1の同種ネットに図3のアルゴ
リズムを適用することにより獲得されるネット記述子を
示す。
【0122】各ポータルに関して、図4を簡略化するた
めに、ポータル記述子は一意性識別子EUI64と、このポ
ータルのグローバルノードIDを共に含んでいない。図
4では、ポータル記述子は、このポータルによりアクセ
スできるバスと、その協働ポータルを指示するポインタ
のみを含んでいる。
【0123】ネット記述子は、ネットのバスごとに1つ
ずつ、合わせて6つのバス記述子を含む。例えば、バス
記述子の1つは、ID47を有するバスを識別するもの
であり、これは、協働ポータルであるP1と共にバス9
12へのアクセスを可能にするポータルP2及び協働ポ
ータルであるP4と共にバス4、23、58及び145
へのアクセスを可能にするポータルP3という2つのポ
ータルのリストを含んでいる。
【0124】この記述子により、ストリーム接続をセッ
トアップすべき場合に、コントローラCはトーカが接続
される1つのバスと、リスナが接続される別のバスとの
間のルーティング経路のブリッジがどれであるかを知る
ことができる。
【0125】図5には、本発明の方法に従ってアイソク
ロナスデータストリーム接続をセットアップするために
コントローラCにより実現されるアルゴリズムの例が示
されている。
【0126】このアルゴリズムはコントローラCのRO
Mに格納されている。アルゴリズムは電源が投入された
ときにコントローラCのRAMにロードされ、コントロ
ーラの中央処理装置(CPU)は、トーカとリスナとの
間の総アイソクロナス遅延を所定の値と等しくすべきで
あることを要求するストリームコミッション要求を受信
したときに、対応する命令を実行する。複数のリスナが
存在している場合、要求は、例えば、トーカと各リスナ
との間にそれぞれ等しい総アイソクロナス遅延が適用さ
れるように要求する。
【0127】ステップE1で、コントローラCは先に述
べたようなストリーム接続要求を受信する。
【0128】ステップE2で、コントローラCは、トー
カ及びリスナが接続されているバスのIDを獲得する。
これらの情報はストリーム接続要求自体に含まれていて
も良いし、あるいは、DEP(Discovery and Enumerat
ion Protocol)を適用することによりEUI64ディスカバ
リーメッセージを使用して一意性識別子(EUI64)から
獲得されても良い(先に挙げた第3の規格を参照)。
【0129】ステップE3で、コントローラCはそのネ
ット記述子(図3及び図4に関連する先の説明を参照)
を使用して、トーカと各リスナとの間の各々のルーティ
ング経路のブリッジを獲得する。
【0130】図中符号E4により示されるステップは、
同一の総アイソクロナス遅延を有することが望まれるル
ーティング経路がいくつか存在する場合に限り実施され
る。この場合、それらのルーティング経路の中で、コン
トローラCはルーティング経路ごとに異なるブリッジを
識別する。
【0131】ステップE5で、コントローラCはそれら
のブリッジの能力を獲得する。すなわち、クロス方向ご
とに、各ブリッジがとりうるアイソクロナス遅延の値を
獲得する。この情報は各ポータルのコンフィグレーショ
ンROMのブリッジ能力入力端子へアドレス指定される
「Read Block Request」に関連する応答パケットに含ま
れていても良い。
【0132】現時点で、IEEE1394規格(先に引
用した第3の参考文献に記載されている)は、ブリッジ
とクロスするデータストリームの種類とは関係なく、ブ
リッジごと及びそのブリッジとクロスするときの所定の
方向ごとに唯一のアイソクロナス値を定義している。
【0133】本発明は、ある範囲の値を持つパラメータ
化可能なアイソクロナス遅延を伴う新たな種類のブリッ
ジをそのコンフィグレーションROMに導入し、コンフ
ィグレーションROMはそのアイソクロナス遅延に適用
することができる。
【0134】このアイソクロナス遅延の値は全てのスト
リームに共通して調整されても良い。これは、ブリッジ
のパラメータ化可能なアイソクロナス遅延が一度調整さ
れた後は、ブリッジがリセットされるか、又はブリッジ
がそのパラメータ化可能なアイソクロナス遅延の値の更
新を要求する指令を受信しない限り、パラメータ化可能
なアイソクロナス遅延を修正できなくなることを意味す
る。これは、例えば、ブリッジの内部構造がアイソクロ
ナスパケットを一時的に格納するために、ブリッジのク
ロス方向ごとに、唯一のFIFOメモリしか有していな
い場合に当てはまる。
【0135】1つの変形例によれば、ブリッジクロス方
向ごとに、ブリッジポータルにより処理される1つのス
トリームにつき1つのFIFOメモリが存在している。
この場合、パラメータ化可能なアイソクロナス遅延はブ
リッジポータルにより処理されるストリームごとに修正
可能であり、既に処理済であるストリームとは(ブリッ
ジの内部メモリのサイズの限界内で)無関係である。
【0136】ステップE6では、コントローラCは、ス
テップ3及び4で獲得されたブリッジの中から、パラメ
ータ化可能なアイソクロナス遅延を有するブリッジを識
別する。本発明は、ルーティング経路全体において所定
の値を有する総アイソクロナス遅延を獲得するために、
又は2つのルーティング経路の総アイソクロナス遅延を
等しくするために、それらのブリッジに適合するアイソ
クロナス遅延を計算することにある。
【0137】ステップE7で、コントローラCは、ステ
ップE6で獲得されたブリッジごとに、 − ブリッジのアイソクロナス遅延がその最小値以上で
あり、 − ブリッジのアイソクロナス遅延がその最大値以下で
あり、且つ − トーカとリスナとの間のルーティング経路のブリッ
ジのアイソクロナス遅延の和が所定の値と等しくなるよ
うに、(パラメータ化可能な)アイソクロナス遅延を計
算する。尚、この総アイソクロナス遅延の所定の値は、
ルーティング経路全体に適用可能である最小値以上であ
り且つルーティング経路全体に適用可能である最大値以
下でなければならない。
【0138】ステップE8で、コントローラCはパラメ
ータ化可能なアイソクロナス遅延ブリッジに、各ブリッ
ジが関係するストリーム接続のために適用しなければな
らない値を報知する。これは、(IEEE1394型ト
ランザクションに関して先に挙げた規格の中で既に定義
されている通り)ブリッジのCSRの範囲内の特定のオ
フセットに対する「ロック要求」又は「書き込み要求」
に基づいてトランザクションを使用することにより実行
されても良い。
【0139】パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を
有する同種ブリッジの各々は、そのアイソクロナス遅延
の値を修正するために、内部FIFOメモリの閾値を利
用する。更に詳細には、図1に示す同種ネットの場合、
パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う同種ブリ
ッジは、 − ブリッジ内部構造、すなわち、ファブリックにおけ
るアイソクロナストラフィックにより被る遅延(D
bridge processing)と、 − FIFOメモリとクロスするときにアイソクロナス
トラフィックにより被る遅延(DFIFO crossing)(すな
わち、FIFOメモリがその閾値Δに到達するために要
する時間)との和がコントローラCにより定義されるア
イソクロナス遅延と等しくなるような閾値を有するよう
に、関連するストリームについてその内部FIFOメモ
リを具体化する。
【0140】FIFOメモリの閾値は、このメモリに格
納されたデータ量に対応し、これに到達したときに、デ
ータの読み取りを開始できることを指示することが思い
起こされるであろう。
【0141】ステップE9で、コントローラCはネット
を介して適切なストリーム接続指令(先に挙げた第3の
規格で定義されているJOIN要求)を送信する。
【0142】ステップE10で、コントローラCはアル
ゴリズムの実行を終了し、ストリーム接続を要求した側
(ユーザ、プロキシとしてアクションを起こした別の装
置など)にそのストリーム接続セットアップ動作の状態
に関して報知しても良い。この状態は、特に、先に挙げ
た第3の規格で定義されているようにストリーム接続の
終了時にコントローラCに戻されるSTREAM STATUSメッ
セージとして報告される。
【0143】尚、トーカとリスナとの間のルーティング
経路に含まれる、パラメータ化アイソクロナス遅延を伴
うブリッジのFIFOメモリの具体化はストリーム接続
段階の間に(すなわち、先に挙げた第3の規格で定義さ
れており、ステップE9に関連して先に示したようなJO
INメッセージとLISTENメッセージの交換の間に)実行さ
れるのが好ましいことに注意しなければならない。これ
は、特に、ストリームを処理するブリッジが様々に異な
るストリームに対して全く別個のFIFOを有する場合
に適合している。実際、ブリッジはFIFOメモリの具
体化の計算を開始して、要求される内部資源を保持して
も良く、(ステップE9で定義されるように)ストリー
ム接続メッセージが受信される前に(判定すべき)時間
切れが起こった場合には、ブリッジは他の用途のために
内部資源を解放する。
【0144】同様に本発明の範囲内に入る別の可能性と
して、この具体化は、ブリッジがコントローラにより適
用しなければならない値を報知されたとき(すなわち、
ステップE8の間)に直接実行される。
【0145】図6は、本発明による方法を実現できるデ
ジタルバスの異種ネットワークの一例を示す。
【0146】この例では、異種ネットワークは、相互に
接続され且つ/又は交換ネットワーク100に接続され
る、図中符号110、120、130、140、150
及び250により示される複数のIEEE1394型バ
スから構成されている。
【0147】図中符号216/217により示されるブ
リッジは、2つのIEEE1394型バスを相互に接続
する同種ブリッジである。この種の同種ブリッジの構造
の例については、先に図2を参照して詳細に説明した通
りである。
【0148】交換ネットワーク100とIEEE139
4バスの相互接続は、先に挙げた第3の規格に準拠した
異種ブリッジによって実現される。異種ブリッジは2つ
の対を成すポータル201/202、203/204、
205/206、207/208及び209/211か
ら構成される。符号X/Yにより示される異種ブリッジ
は符号X及びYにより示されるポータル自体により構成
されている。従って、これらの異種ブリッジの各々は交
換ネットワーク100に接続する第1のポータルと、1
つのIEEE1394型デジタルバスに接続する第2の
ポータルとを有する。異種ブリッジの構造の詳細な一例
については、以下に図7を参照して説明する。
【0149】交換ネットワーク100は、この交換ネッ
トワーク100に属さない全ての装置(端末、同種ブリ
ッジ、コントローラなど)には直列バスであるように見
える。
【0150】(図中符号110により示されるバスにあ
る)図中符号101から104により示される端末又は
装置、(図中符号120により示されるバスにある)図
中符号105から107により示される端末又は装置、
(図中符号130により示されるバスにある)図中符号
108及び109により示される端末又は装置、(図中
符号140により示されるバスにある)図中符号111
から114により示される端末又は装置、(図中符号2
50により示されるバスにある)図中符号119及び1
21により示される端末又は装置、並びに(図中符号1
50により示されるバスにある)図中符号115から1
18により示される端末又は装置はIEEE1394に
接続されている。それらは先に挙げた第1及び第2の規
格に準拠している。
【0151】図6の全てのブリッジは、先に挙げた第3
の規格に更に詳細に記載されているように、ストリーム
接続のセットアップの間、資源保持の役割を演じる。こ
れらのブリッジは、トーカから少なくとも一つのリスナ
に至るルーティング経路において、IEEE1294規
格により定められたブリッジ間メッセージ(例えば、
「JOIN」、「LISTEN」、「LEAVE」及び「STREAM STATU
S」型のメッセージ)を解釈し且つ交換する。そのよう
なメッセージはトーカに関する情報や、リスナに関する
情報や、アイソクロナスデータを搬送するために必要と
される帯域幅に関する情報やストリーム接続セットアッ
プ状態に関する情報を提供する。
【0152】交換ネットワーク100は、 − 第1に、交換ネットワーク100をIEEE139
4バスと接続する、異種ブリッジとも呼ばれる、図中符
号201/202、203/204、205/206、
207/208及び209/211により示されるノー
ドと、 − 第2に、交換ネットワーク100内部にある、図中
符号212/213及び214/215により示される
ノードを相互に接続する、図中符号160、170、1
80、190、200、210、220、230及び2
40により示されるリンクとから構成されている。
【0153】交換ネットワーク100を介するパケット
ルーティングは、ソースルーティング方法を実現するこ
とにより実行される。この方法によれば、図7で図中符
号391により示される、交換ネットワーク100のト
ポロジーに関する知識を有する中央処理装置(CPU)
によりパケットのルーティング情報を計算する。本発明
に関連しては、この面について更に詳細に説明しない。
【0154】次に、図7を参照して、図6で図中符号2
01/202、203/204、205/206、20
7/208、209/211、212/213又は21
4/215により示されている異種ブリッジの構造の一
例を説明する。
【0155】この種のブリッジは2つの通信インターフ
ェース、すなわち、IEEE1394バスとの間の第1
のインターフェース350と、交換ネットワークとの間
の第2のインターフェース310とを有する。第2のイ
ンターフェースは、例えば、交換ネットワークが「IEEE
1355-1995:Standard for Heterogeneous Interconnec
t(HIC)」に従属している場合は、4Links Ltd(登録商
標)により製造されているC113型コンポーネントから構
成されている。
【0156】スイッチ320は、交換ネットワークのイ
ンターフェースの第1のポートから第2のポートへデー
タを転送し、DPRAM330へ送信される交換ネット
ワークのインターフェースポートからデータを受信し、
且つDPRAM330から交換ネットワークのインター
フェースの少なくとも1つのポートへデータを送信する
(優先順位の高い順に列挙した)ために使用される。こ
の種のスイッチ320の動作は、本出願の出願人により
出願され、本出願の出願日にはまだ発行されていないフ
ランス特許出願第01 02037号で特に説明されて
いる。そのような動作は本発明の目的の一部ではないた
め、本明細書では更に詳細には説明しない。
【0157】DPRAM330は、IEEE1394イ
ンターフェース350から交換ネットワークのインター
フェース310へ、また、逆にインターフェース310
からIEEE1394インターフェース350へデータ
を転送するために使用される、1組のFIFOメモリの
中に設置されている。DPRAM330の管理は、制御
信号ctrl2を使用して、制御モジュール360により実
行される。
【0158】SARモジュール340は、ネットワーク
のインターフェース310との間で送受信されるデータ
の分割及び再組み立てのために使用される。従って、交
換ネットワーク100での送信を目的として、IEEE
1294型アイソクロナスパケットを分割しても良い。
非同期性パケットの転送は本発明の一部を形成していな
いため、更に詳細には説明しない。更に、SAR340
はアイソクロナス転送により課される時間的制約に従う
ために、ネットワークを介するデータの送信についてプ
ランニングの役割を演じる。
【0159】全てのモジュールの構成はバスインターフ
ェース370を介して中央処理装置、すなわち、CPU
391により実行される。制御/ブリッジモジュール3
60とCPU391との間のデータと制御信号の交換は
データインターフェース304及び信号ctrl1、バスイ
ンターフェース370及びホストバス380を介して実
行される。
【0160】ブリッジモジュール360は、IEEE1
394インターフェース350における通信に関して
「Standard for High Performance Serial Bus bridge
s」で指定されているような第1のストリーム制御テー
ブル(ストリームルーティングテーブルとも言う)を含
む。ブリッジモジュール360は、この第1のテーブル
に対応して、交換ネットワークとの通信のための第2の
ストリーム制御テーブルを更に維持している。更に、ブ
リッジモジュール360は、IEEE1394のフィー
ルド、特に、ビットレート、パケットがとるチャネル、
時間関連情報(CIP)、送信速度に関連するIEEE
1394インターフェース(350)について意図され
る情報に関連するフィールドをIEEE1394インタ
ーフェース(350)を介して送信するために、それら
を修正する責務を負う。
【0161】次に図8を参照すると、図8は、ブリッジ
207/208のポータル207のRAM392に含ま
れている、交換ネットワーク100のルーティングテー
ブルを示す。異種ブリッジの他方のポータルのRAMに
も同様のテーブルが格納されていることは言うまでもな
い。しかし、説明を簡単にするため、本明細書において
は、以下、図中符号207により示されているポータル
のルーティングテーブルを特定して説明する。この種の
テーブルは、ストリーム接続をセットアップするために
必要とされるルーティング経路の判定を例示するために
使用される。図8のテーブルにおいて充填されているフ
ィールドは、本明細書において以下に取り上げるべき数
値の例を規定する。
【0162】ブリッジポータルがストリーム接続のセッ
トアップを要求するブリッジ間メッセージを受信する
と、エントリ端末又は「トーカ」(そのブリッジポータ
ルがルーティング経路におけるリスナである場合)の
(仮想)バス識別子、あるいは宛先端末又はリスナ(そ
のブリッジポータルがルーティング経路におけるトーカ
である場合)のバス識別子が依然として有効であること
を確認しなければならない。有効でなければ、ストリー
ム接続をセットアップすることはできない。このような
情報は、「IEEE P1394.1 draft 0.17 Standard forHigh
Performance Serial Bus bridges」で定義されている
ルーティングマップに含まれている。このルーティング
マップの管理は本発明の目的の一部を形成するものでは
ないため、本出願においては説明しない。なお、詳細に
ついては、先に挙げた規格を参照すること。
【0163】図8に示すテーブルは、データの送り手と
なる交換ネットワークノードのバス識別子(0から0x
3Eの範囲の値により表現される)と、このノードに到
達するための交換ネットワーク100を介するルーティ
ング経路と、交換ネットワークを介するこのルーティン
グ経路上で利用可能な帯域幅との対応づけをセットアッ
プする。
【0164】交換ネットワーク100を介するルーティ
ングの方法は、例えば、ソースルーティング方法であ
る。交換ネットワーク内部で実現されるルーティング方
法は本発明の目的を形成していない。ルーティングヘッ
ダの処理の詳細については、先に挙げたフランス特許出
願第01 02037号を参照のこと。
【0165】交換ネットワーク100の2つのノードの
間には、いくつかの異なるルーティング経路が存在する
こともある。好ましいルーティング経路を選択するため
に、例えば、交換ネットワーク100内部におけるスト
リームの方向などのいくつかの選択基準を考慮に入れる
ことが可能である。例えば、ネットワークのあるノード
がトーカであるか、又はリスナであるかに応じて、その
ノードに到達するために2つの異なるルーティング経路
を選択しても良い。
【0166】図8のテーブルに含まれる、交換ネットワ
ーク100を介する所定のルーティング経路の帯域幅情
報により、ストリーム接続セットアップ要求を処理する
責務を負うノードは、要求されているストリーム接続を
セットアップするためにネットワークの現在資源を使用
できるか否かを決定することが可能である。
【0167】帯域幅の割り当ては、例えば、「lock, co
mpare and swap(ロック、比較及びスワップ)」手続き
と呼ばれる手続きを実行する、交換ネットワーク100
のリーダーノードにより制御されても良い。帯域幅を割
り当てることを望むノードは、実行すべき帯域幅予約を
考慮に入れて、帯域幅の先の値及び新たな値を指定する
メッセージを交換ネットワーク100のリーダーノード
へ送信する。
【0168】この手続きにより、相互に競合する帯域幅
割り当て要求がネットワークの帯域幅の記述のテーブル
に害を及ぼすことのないように保証される。リーダーノ
ードは、受信したメッセージにおいて指定されている先
の帯域幅値がリーダーノードの記述テーブルに含まれて
いる値に相当する場合に限り、帯域幅割り当て要求を受
け入れる。そこで、リーダーノードは、要求の送り手を
宛先とし、トランザクションの成功を示す応答メッセー
ジを開始しても良いし、且つ/又は交換ネットワーク1
00の全てのノードに利用可能な新たな帯域幅を報知す
る同報通信メッセージを使用しても良い。
【0169】従って、図8の分散型テーブルの値は、あ
る瞬間において、リーダーノードの記述テーブルに含ま
れている値と厳密には一致しない場合もある。この場
合、帯域幅要求を送信したノードは帯域幅割り当てメッ
セージ中の不適切な「旧値」を使用し、その結果、要求
はリーダーノードにより拒絶されることになるであろ
う。
【0170】そこで、要求が受け入れられるようにする
ために、帯域幅割り当てを要求するノードはリーダーノ
ードの記述テーブルに含まれている新たな帯域幅値を獲
得しなければならない。これを実行するために、ノード
はリーダーノードの記述テーブルの読み取りを求める要
求を送信するか、又はリーダーノードからの、交換ネッ
トワーク100で利用可能な新たな帯域幅を全てのノー
ドに報知する同報通信メッセージの受信を待つことがで
きるであろう。
【0171】リーダーノードの選択及びその動作モード
は本発明の目的ではないため、本明細書においては更に
詳細には説明しない。
【0172】先に示した通り、図8のテーブルに含まれ
ている帯域幅情報により、ストリーム接続要求を処理す
るノードはネットワークの現在資源がそのような接続の
セットアップを可能にするか否かを決定できる。
【0173】例えば、本明細書において以下に取り扱う
べき数値の例によれば、ブリッジ207/208のポー
タル207がバス110に接続するリスナ端末102す
なわちL’に対して接続をセットアップしようと試みる
場合、ポータル207は図8に示すテーブルを参照す
る。バス110の識別子を使用して、ポータルは、交換
ネットワークのノード213及び214を通過するルー
ティング経路をとってブリッジ201/202のポータ
ル202に到達することが必要であると判定する。この
ルーティング情報は、交換ネットワーク100内におい
て図中符号201/202により示される異種ブリッジ
に到達するためにわたるべき中間ノードの数(記載され
ている例では2つ)についての情報を提供する。この情
報は、本明細書において以下に展開される計算に関して
特に重要である。
【0174】交換ネットワーク100においては、第1
のノードから第2のノードへ進んで行くパケットのルー
ティング経路が様々に異なる程度で混雑することがあ
る。この混雑は、スイッチ(先に説明した図7において
図中符号320により示される)とクロスするデータス
トリームによって異なる。図7では、DPRAM320
はネットワークのジッタに対抗するためにデータバッフ
ァの役割を果たし、− 送信FIFO(Tx FIFO)に、
ストリーム書き込み動作によりデータを書き込むのに常
に十分な空きスペースが存在し、− 送信FIFO(Tx
FIFO)に、スケジューリングにより送信されなければ
ならない十分なデータが常に存在し、− ネットワーク
から受信されるデータの再組み立てのために、受信FI
FO(Rx FIFO)に常に十分な空きスペースが存在し、
且つ− ストリーム読み取り動作により、受信FIFO
(Rx FIFO)によって読み取られなければならない十分
なデータが常に存在するように保証する。
【0175】従って、FIFOメモリの具体化は、以上
列挙した条件を保証するために交換ネットワーク100
のジッタの推定を考慮に入れなければならない。
【0176】交換ネットワーク100は49,152M
Hzクロックによって律動されている。このクロックに
より交換ネットワーク100の全てのノードの同期は本
発明の目的の一部を形成していないため、本明細書では
更に詳細に説明しない。交換ネットワークにおけるタイ
ムスロットは、IEEE1394型直列バスの場合と同
様に125μsの持続時間を有する。ネットワークにお
けるパケットの転送は、ネットワーク内部に既に存在す
る接続の関数としてセットアップされる。従って、最悪
でも、ルーティング経路の中間スイッチのいずれにも混
雑が存在していなかったならば、125μsサイクルの
開始時点でパケットは宛先ノードにより受信されるが、
次のパケットは、いくつかの中間スイッチにおける「ボ
トルネック」のために次の125μsサイクルの終了時
にのみ受信される。従って、ネットワークのジッタの最
大値は250μsである。平衡するデータストリームが
存在する場合の交換ネットワーク100の挙動を解析す
ることによって(シミュレーション、ネットワークのモ
デル化及びプロトタイプ性能の試験による)より精密な
推定を獲得しても良いが、本発明を例示するには250
μsというジッタの大まかな推定値で十分である。
【0177】30Mbpsのデータビットレートを要求
する用途(例えば、DVビデオフォーマット)の場合、
交換ネットワーク100のジッタと釣り合わせるために
必要とされるFIFOのサイズの推定は次の通りであ
る。すなわち、 Ladapted FIFO=Δ+X=2*Δ=2*bit rate*jitter=2*30.106
*250.10-6 =1875バイト≒470 Quadlets となる。
【0178】図4に関連して以下に説明するように、Δ
はパラメータ化可能なアイソクロナス遅延の値を修正す
るために本発明が活用する閾値と呼ばれるFIFOメモ
リの第1の部分を表す。更に、Xはネットワークのジッ
タに対抗するために使用されるオリジナルのFIFOメ
モリの第2の部分を表す。本発明の好ましい実施形態で
は、X=Δを選択している。
【0179】図9は、交換ネットワークのジッタの推定
の後、それぞれデータストリームのトーカブリッジ(す
なわち、交換ネットワークの入口ブリッジ)と、リスナ
ブリッジ(すなわち、交換ネットワークの出口ブリッ
ジ)の役割を果たす2つの異種ノードのFIFOメモリ
のサイズを示す。これらのFIFOメモリはDPRAM
330で具体化され、図2の制御/ブリッジモジュール
360により管理される。データは、書き込み動作40
0を実現するときに、交換ネットワーク100を介して
転送されるべく、ブリッジモジュール360によりFI
FO401に導入される。それらのデータは、分割・ス
ケジューリング動作405の間にSARモジュール34
0により分割され且つスケジューリングされなければな
らない。
【0180】エンドツーエンドルーティング経路406
は交換ネットワーク100の1つ以上の中間ノードとク
ロスする場合がある。ネットワークのジッタはエンドツ
ーエンドパケット送信に必要な時間に変動をもたらし、
ジッタに対抗するのは図4のFIFOメモリ401及び
402の役割である。FIFOメモリのサイズLと閾値
Δは、先に説明したようなネットワークのジッタの推定
の後に、中央処理装置391により判定される。
【0181】図1を参照して先に説明した同種ネットワ
ークの場合と全く同様に、異種ブリッジ201/202
でもある装置Cは、所定の総アイソクロナス遅延をもっ
てアイソクロナスデータストリーム接続セットアップを
制御する責務を負う「コントローラ」である。このコン
トローラの動作については先に既に(図1から図5を参
照して)説明した。
【0182】一例として、図6に示すように、図中符号
114及びT’により示されるトーカ端末(バス140
に接続している)から図中符号102及びL’により示
されるリスナ端末(バス110に接続している)へのア
イソクロナスデータストリーム接続要求の処理を考えて
みる。
【0183】先に同種ネットワークについて説明した場
合と全く同様に、物理的に可能であれば、トーカとリス
ナとの間の総アイソクロナス遅延に所定の値を与えるこ
とが目標である。
【0184】また、コントローラCは先に同種ネットの
場合について詳細に説明した図5のアルゴリズムを実現
する。異種ネットの場合、このアルゴリズムの適用には
以下に説明するようないくつかの相違点がある。
【0185】図中符号E3により示されるステップで、
コントローラCはトーカ端末と各リスナ端末との間の各
ルーティング経路の同種ブリッジ及び/又は異種ブリッ
ジを獲得した。従って、上記の例においては、トーカ
T’とリスナL’との間のルーティング経路は図中符号
207/208及び201/202によりそれぞれ示さ
れる2つの異種ブリッジを含む。
【0186】この例において、図中符号207/208
及び201/202により示される異種ブリッジはパラ
メータ化可能なアイソクロナス遅延ブリッジであり、従
って、図中符号E6により示されるステップの間にパラ
メータ化可能なアイソクロナス遅延ブリッジとして識別
されると想定する。
【0187】図中符号E7により示されるステップの
間、ステップE6で獲得された異種ブリッジの各々につ
いてパラメータ化可能なアイソクロナス遅延を計算する
とき、コントローラCはストリームが交換ネットワーク
を通過することにより導入される遅延を考慮に入れる。
【0188】例えば、ストリームが交換ネットワークを
通過することにより導入される遅延(「交換ネットワー
クに起因する待ち時間」とも呼ばれる)は、 − 50%の第1の割合P1で、交換ネットワークの入
口ノード、すなわち、トーカノードを形成する、図中符
号207/208により示される異種ブリッジのパラメ
ータ化アイソクロナス遅延に組み入れられ、 − 50%の第2の割合P2で、交換ネットワークの出
口ノード、すなわち、リスナノードを形成する、図中符
号201/202により示される異種ブリッジのパラメ
ータ化アイソクロナス遅延に組み入れられる。
【0189】ストリームが交換ネットワークを通過する
ことにより導入される遅延Dswitche d networkは、例え
ば、次の式、 Dswitched network = Nintermediate nodes x D
switching に従って計算される。
【0190】式中、Nintermediate nodesは交換ネット
に含まれるルーティング経路の部分にある中間ノードの
数であり、Dswitchingは、シミュレーションにより且つ
/又はプロトタイプ性能試験を実行することにより、ネ
ットワーク及びスイッチモデルによってアクセスできる
中間ノードごとの平均交換時間である。例えば、D
switching=30μsである。
【0191】上記の例では、交換ネットワークに含まれ
るルーティング経路の部分は異種ブリッジ207/20
8及び201/202(それぞれ、交換ネットワークの
入口ノードと出口ノードを形成している)のみならず、
2つの中間ノード213及び214をも含む。従って、
交換ネットワーク100に起因する待ち時間は、この場
合、60μsに等しい。
【0192】各異種パラメータ化可能なアイソクロナス
遅延ブリッジは、そのアイソクロナス遅延の値を修正す
るために、内部FIFOメモリの閾値(Δ)を利用す
る。
【0193】更に詳細には、図6に示す異種ネットワー
クの場合、パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴
う異種ブリッジ201/202及び207/208の各
々は、 − ブリッジ内部構造、すなわち、ファブリックにおけ
るアイソクロナストラフィックにより被る遅延(D
bridge processing)と、 − FIFOメモリとクロスするときにアイソクロナス
トラフィックにより被る(すなわち、FIFOメモリが
その閾値Δに到達するために要する)遅延(DFIF
O crossing)と、 − ストリームが交換ネットワークを通過することによ
り導入される遅延(Dswi tched network)の一部(先に
述べた割合P1又はP2)との和がこのパラメータ化可
能なアイソクロナス遅延を伴う異種ブリッジについてコ
ントローラにより定義されているアイソクロナス遅延と
等しくなるような閾値(Δ)を有するように、関連する
ストリームに対して内部FIFOメモリを具体化する。
【0194】ブリッジの内部構造におけるアイソクロナ
ストラフィックにより被る遅延(Db ridge processing
は、例えば、DPRAMでデータを回復するために要す
る時間、パケットヘッダ修正時間、バスインターフェー
スへの転送に要する時間、及びIEEE1394ローカ
ルバスクロックとの同期の時間を考慮に入れると、12
5μsに等しい。
【0195】次に図10及び図11を参照して、ブリッ
ジを通過するパケットの転送の間に導入される遅延が一
定であり且つIEEE「Standard for High Performance Se
rialBus bridges」で定義されるIEEE1394規格
により規定されているような基準遅延とほぼ等しい
(「基準遅延以下であり且つそれにできる限り近接して
いる」)ように、ネットワークの異種ブリッジの資源が
修正される本発明の第1実施形態を提示する。
【0196】図10は、ストリーム接続セットアップ要
求の受信時に交換ネットワーク100の異種ブリッジに
より実現されるアルゴリズム(先に述べたコントローラ
Cの役割を演じる)を示す。このアルゴリズムは異種ブ
リッジのROMに格納されている。アルゴリズムは電力
が投入された時点でRAMにロードされ、中央処理装置
(CPU)391が対応する命令を実行する。
【0197】図中符号S0により示されるステップの
間、図中符号201/202、203/204、205
/206、207/208及び209/211のうちの
1つがストリーム接続セットアップ要求を受信し、解釈
する。
【0198】図中符号S1により示されるステップの
間、オリジナルのFIFOメモリのサイズ(すなわち、
トーカの役割を演じている異種ブリッジに関わるメモリ
Tx FIFOのサイズと、リスナの役割を演じている異種ブ
リッジに関わるメモリのサイズRx FIFO)をここで説明
した方法に従って計算する。
【0199】図中符号S2により示されるステップの
間、ストリームがルーティング経路に沿って通過するこ
とにより導入される遅延を次の式により計算する。
【0200】 Dswitched network=Nintermediate nodes xDswitching 式中、Nintermediate nodesはルーティング経路に沿っ
た中間ノードの数であり、Dswitchingはノードごとの平
均スイッチング遅延である。
【0201】トーカ異種ブリッジ及びリスナ異種ブリッ
ジがそれぞれ50パーセントの割合で遅延D
switched networkを考慮に入れなければならないと考え
ると、これら2つのブリッジのそれぞれについて、 Dswitched network/bridge=Dswitched network/2 となる。
【0202】図中符号S3により示されるステップの
間、ネットワークの構成に起因するオリジナルのアイソ
クロナス遅延は、 Doriginal isochronous=Dswitched network/bridge+D
original FIFO crossing+Dbridge processing となる。式中、FIFOのオリジナルの閾値と呼ばれる
FIFOの第1の部分をΔと表すとき、D
original FIFO crossing=Δ/Bit ratestreamである。
【0203】リスナ異種ブリッジの場合、遅延D
bridge processingは、アイソクロナスパケットがリス
ナ異種ノードのRx FIFOからその同じブリッジのIEE
E1394インターフェース350へ転送されるときに
アイソクロナスパケットが受ける遅延と、ブリッジモジ
ュール360が必要とする処理時間との和に相当する。
トーカ異種ブリッジの場合には、遅延D
bridge processingは、アイソクロナスパケットがIE
EE1394インターフェース350からトーカ異種ブ
リッジのTx FIFOへ転送されるときにアイソクロナスパ
ケットが被る時間遅延と、この異種ブリッジのブリッジ
モジュール360が必要とする処理時間との和に相当す
る。
【0204】図中符号S4により示されるステップの
間、「Standard for High Performance Serial Bus bri
dges」で指定されている通り、オリジナルのアイソクロ
ナス遅延Doriginal isochronousを考慮すべき異種ブリ
ッジのポータルの、CONFIGROMと呼ばれる構成のROM
において示される所定の基準アイソクロナス遅延と比較
する。
【0205】オリジナルのアイソクロナス遅延が基準ア
イソクロナス遅延より大きい場合、ストリーム接続のセ
ットアップは拒絶される(S5)。
【0206】これに対し、オリジナルのアイソクロナス
遅延が基準アイソクロナス遅延以下である場合には、図
中符号S6により示されるステップの間にFIFOメモ
リの新たな閾値Δ’を決定する。
【0207】Δ’=Δ+δ 式中、ΔはFIFOのオリジナルの閾値であり、δは δmax=Bitratestream x(Dreference isochronous−D
original isochronous) であるときにδ≦δmaxであるような最大の整数であ
る。
【0208】図中符号S7により示されるステップの
間、FIFOメモリのサイズLadapted FIFOを Ladapted FIFO=Δ’+X のように決定する。
【0209】ここで、オリジナルのFIFOメモリのサ
イズLoriginal FIFOは次の式、 Loriginal FIFO=Δ+X により表される。
【0210】ここで、従来よりΔ=Xであるので、 Ladapted FIFO=Δ’+Loriginal FIFO/2 となる。
【0211】図中符号S8により示されるステップの
間、FIFOを具体化する。中央処理装置391は、先
にリストを作成され且つ計算されていた、考慮すべきス
トリームに関連するパラメータをブリッジ/制御モジュ
ール360に提供する。
【0212】図中符号S9により示されるステップの
間、関連するブリッジポータルがストリーム接続セット
アップ要求を受け入れ、ストリーム接続セットアップ手
続きが「Standard for High Performance Serial Bus b
ridges」に指定されているように継続されるであろう。
【0213】図11は、ブリッジのアイソクロナス遅延
の値を所定のクロス方向において交換ネットワーク10
0内の判定されたルーティング経路に従った所定のスト
リーム接続に関して基準アイソクロナス遅延に適応させ
た後のトーカ異種ブリッジ及びリスナ異種ブリッジのF
IFOメモリのサイズRx FIFO及びTx FIFOを示す。
【0214】ここで、30Mbpsへの適用の場合の図
1の図中符号114により示される端末(トーカT’)
から図中符号102により示される端末(宛先端末
L’)へのストリーム接続の上記の例を思い起こしてみ
る。異種ブリッジ207/208のポータル207か
ら、異種ブリッジ212/213及び214/215の
ポータル213及び214を通過するルーティング経路
に従ってブリッジ201/202のポータル202に至
るルーティング経路を考える。
【0215】先に説明したストリーム接続を処理する、
図5のアルゴリズムをポータル207に適用すると、図
中符号S1により示されるステップの間に実行される、
交換ネットワーク100のジッタに対抗するために必要
とされるオリジナルのFIFOのサイズの計算により、
先に計算したように、Loriginal FIFO=470 Quadlet
sが得られる。
【0216】スイッチの平均待ち時間はネットワーク・
スイッチモデルにより、シミュレーション及び/又はプ
ロトタイプ性能試験を実行することによって評価できる
であろう。例えば、この種の値は30μsに等しくても
良い。異種ブリッジ207/208から異種ブリッジ2
01/202に至るルーティング経路は先に説明したよ
うに2つの中間ノードを通過する。従って、交換ネット
ワーク100に起因する待ち時間は60μsに等しい。
【0217】この遅延は異種ブリッジ207/208
と、異種ブリッジ201/202との間で共有される。
これら2つのブリッジがネットワークの待ち時間を同一
の割合(すなわち50%)で取り入れると考えれば、ポ
ータル207により考慮されなければならないネットワ
ークの待ち時間は30μsに等しくなる。ブリッジ20
7/208のポータル207は、図中符号114により
示される端末を図中符号102により示される端末にリ
ンクするルーティング経路上のリスナポータルを構成す
るポータル208に対してこの値を計算する。
【0218】尚、「IEEE P1394.1 Draft 0.17 Standard
for High Performance Serial Busbridges」は、メッ
セージLISTENのisochronous delayフィールドへのアイ
ソクロナス遅延の追加は「トーカ」端末114からリス
ナ端末102に至るルーティング経路にある「リスナ」
ポータルにより実行されなければならないと指定してい
る。
【0219】従って、異種ブリッジ内の転送遅延が、例
えば、(DPRAMのデータ検索時間、パケットヘッダ
修正時間、バスインターフェースへの転送時間及びIE
EE1394ローカルバスのクロックとの同期時間を考
慮して)125μsに等しいと想定すると、先に説明し
たストリーム接続の場合のオリジナルのアイソクロナス
遅延は、125μsの3.25サイクルにほぼ相当する Doriginal isochronous=30μs+(470 Qusdlets/2)/3
0Mbps+125μs=406μs に等しい。
【0220】ブリッジ207/208のポータル208
のコンフィグレーションROMにおける一定の基準アイ
ソクロナス遅延が5に等しい場合、図5のステップS4
の比較の結果、その返答は否定となり、従って、以下
の、 Δ’=((5*125μs)−30μs−125μs)*30Mbps≒44
0 Quadlets のようにFIFOの新たな閾値Δ’を計算することが可
能である。
【0221】異種ブリッジのポータルのコンフィグレー
ションROMで指定される基準アイソクロナス遅延はメ
ーカーに依存しており、シミュレーションを実行する
か、モデルを使用するか、又はメーカープロトタイプ性
能試験を実施することにより判定できるであろう。従っ
て、ブリッジ207/208のポータル207の、L
adapted FIFOと呼ばれる新たなFIFOサイズは、 Ladapted FIFO=Δ’+X に等しく、Loriginal FIFO=Δ+X=2Δであるとき、 Ladapted FIFO=Δ’+Doriginal FIFO/2=440+235=
675 Quadlets となる。
【0222】ストリーム接続をセットアップするために
ポータル207がメッセージLISTENを転送するとき、ト
ーカ端末114からリスナ端末102に至るルーティン
グ経路にある次のリスナブリッジポータルである異種ブ
リッジ201/202のポータル202に関しても同じ
手続きを実現できる。従って、異種ブリッジ201/2
02のポータル202は、その適応後のFIFOメモリ
サイズを計算するとき、異種ブリッジ207/208の
ポータル207によりそれ自体の適応後のFIFOサイ
ズの計算中には考慮に入れられなかった、交換ネットワ
ーク100への転送の間にパケットが受けるアイソクロ
ナス遅延の部分を積分する。
【0223】従って、図6に示すように、ポータル20
2に関しては、 Ladapted FIFO=Δ”+X となる。式中、Xはポータル202のオリジナルのFI
FOメモリの第2の部分である。
【0224】なお、Δ”とΔ’は等しい値であっても良
いし、異なる値であっても良い。実際、異種ブリッジ内
における転送時間Dbridge processingはブリッジクロス
方向の関数として変化する。
【0225】以下、図12から図14を参照して、同様
にデジタルバスの異種ネットワークの場合における本発
明の第2実施形態を提示する。
【0226】先に(図9から図11を参照して)説明し
た第1実施形態とは異なり、この第2実施形態は「Stan
dard for High Performance Serial Bus bridges」に準
拠していない。しかし、それはメモリの消費量が少ない
という利点を有する。
【0227】この第2実施形態の目標は、異種ブリッジ
とクロスするどのストリームに対しても一定のアイソク
ロナス遅延を適用しないことである。従って、異種ブリ
ッジとクロスするアイソクロナスパケットが受けるアイ
ソクロナス遅延はそれらのパケットがどのストリームに
属するかによって異なり、この依存性は、主に、それら
のパケットが交換ネットワーク100内でとるルーティ
ング経路(すなわち、そのルーティング経路に沿って配
置されている中間ノードの数)、並びにネットワークの
ジッタ(精密化計算の場合で、アイソクロナス遅延に対
する任意の値の選択ではない)及びストリームのビット
レートに関連している。
【0228】所定のブリッジクロス方向について、所定
のストリームと関連するアイソクロナス遅延値の知識を
要求する状況は次の通りである。 − (特に先に説明したようなメッセージLISTENにおい
て)ストリーム接続をセットアップする場合 − CIP処理(本明細書の冒頭部分で説明した通り)
の場合 − 「Standard for High Performance Serial Bus bri
dges」に記載されているように、アイソクロナス遅延フ
ィールドを含むバスコンフィグレーションROMを読み
取るための要求。
【0229】まず、「Standard for High Performance
Serial Bus bridges」に記載されているCIPパケット
処理の場合を考える。ストリーム接続セットアップ手続
きに関連して言えば、ストリームごとに1つのアイソク
ロナス遅延が適用される。すなわち、考慮すべき異種ブ
リッジのリスナポータルは、特に、CIPヘッダのsyt
フィールドに独自のアイソクロナス遅延を追加する。
【0230】処理するストリームが明確に識別され、ア
イソクロナス遅延が処理すべき遅延に適応され、その時
点で、追加すべきアイソクロナス遅延の値に曖昧さが存
在しない状況になったならば、この遅延はストリーム接
続をセットアップする間に計算されており、ストリーム
の識別子と関連して格納されていることになる。ストリ
ームの識別子がわかったならば、あらかじめ計算されて
いたアイソクロナス遅延値を検索することが可能であ
る。
【0231】以下、図12を参照して、アイソクロナス
遅延を読み取るための要求の場合を考えてみる。アイソ
クロナス遅延読み取り要求がポータルのコンフィグレー
ションROMを管理するCPU(391)により受信さ
れると、このポータルは要求の送り手へ送信されるべき
応答について決定しなければならない。
【0232】本発明の第1実施形態では、「Standard f
or High Performance Serial Bus bridges」に従って、
全てのアイソクロナスパケットが同じアイソクロナス遅
延を受けていたため、ポータルはそのポータルとクロス
する所定の方向について全てのストリームに共通するア
イソクロナス遅延を示すことにより、アイソクロナス遅
延読み取り要求に応答していたので、異種ブリッジのど
のポータルであろうと、曖昧さが生じる可能性はなかっ
た。
【0233】これに対し、本発明のこの第2実施形態に
おいては、アイソクロナス遅延はストリームによって異
なるため、異種ブリッジのポータルは、図12のアルゴ
リズムにより示されるように、アイソクロナス遅延読み
取り要求を受信したときに特定の処理動作を実現しなけ
ればならない。
【0234】このアルゴリズムは異種ブリッジのROM
に格納されている。アルゴリズムはシステムの電源が投
入されたときにRAMにロードされ、中央処理装置(C
PU)391が対応する命令を実行する。
【0235】図中符号S201により示されるステップ
の間、考慮すべき異種ブリッジは読み取り要求にストリ
ーム識別子が含まれているか否かを判定する。
【0236】その返答が肯定であれば、異種ブリッジは
ストリーム識別子が現在ストリームに対応しているか否
かを検証する(S202)。対応していれば、異種ブリ
ッジは、このストリームに関してあらかじめ計算され且
つ識別されたストリームと関連付けて格納されているオ
リジナルのアイソクロナス遅延をメモリで読み取る(S
203)。次に、異種ブリッジはオリジナルのアイソク
ロナス遅延を含む応答を読み取り要求の送り手へ送信す
る(S204)。
【0237】従って、読み取り要求が異種ブリッジのポ
ータルにより解釈可能なメッセージであり、且つこのメ
ッセージがそのフィールドのいずれか1つにストリーム
識別子を含み、更に、このストリーム識別子が考慮すべ
き異種ブリッジにより管理されているストリームを示し
ている場合には、曖昧さは存在せず、考慮すべきブリッ
ジポータルは考慮すべきストリームの特徴を表すアイソ
クロナス遅延値を含む応答を送信できるであろう(S2
04)。
【0238】これに対し、応答に否定の応答が与えられ
る(S202)(すなわち、識別されたストリームが考
慮すべき異種ブリッジにより管理されていない)場合
は、図12のアルゴリズムの次のステップS205へ進
む。ステップS205では、オリジナルのアイソクロナ
ス遅延の計算に不可欠である要素が読み取り要求に入っ
ているか否かを判定することから成る。
【0239】同様に、ステップS201の間、読み取り
要求がストリーム識別子を含まないことが確認された場
合にも、動作は図中符号S205により示されるステッ
プへ進み、オリジナルのアイソクロナス遅延の計算に不
可欠な計算要素が読み取り要求の中に存在することを識
別する。
【0240】アイソクロナス遅延読み取り要求がオリジ
ナルのアイソクロナス遅延の計算に不可欠な要素を含む
場合、異種ブリッジはオリジナルのアイソクロナス遅延
を計算する(S206)。そして、次に、図中符号S2
08により示されるステップへ進み、考慮すべきストリ
ームと関連付けて計算されたアイソクロナス遅延を格納
する。
【0241】これに対し、読み取り要求がそのような計
算要素を含んでいない場合には、異種ブリッジはオリジ
ナルのアイソクロナス遅延値を任意に設定し(S20
7)、考慮すべきストリームと関連付けて任意に固定さ
れたアイソクロナス遅延値を格納する(S208)。デ
フォルト時に選択される任意の値は、例えば、メモリCO
NFIG ROMに含まれている値である。
【0242】図中符号S209により示されるステップ
の間、考慮すべき異種ブリッジは格納されたアイソクロ
ナス遅延を含む応答を読み取り要求の送り手へ送信す
る。
【0243】従って、アイソクロナス遅延読み取り要求
が異種ブリッジのポータルにより解釈できるメッセージ
を構成しており、且つこのメッセージがそのフィールド
のいずれか1つにネットワークにおけるアイソクロナス
遅延を評価するのに十分な数の要素を含んでいる場合に
は、アクションを受けたブリッジポータルは、転送手段
(特に閾値及びFIFOのサイズ)を具体化することな
く、先に本発明の第1実施形態に関連して説明した計算
方法に従ってこの種の評価(S206)を実行する。
【0244】ここで、「十分な要素」という用語は、ア
クションを受けたブリッジポータル(以上の説明で扱っ
た例ではポータル208)が交換ネットワーク100内
でトーカポータル(先に説明した例ではポータル20
7)と対を成しているとき、少なくともリスナの識別子
がわかっていることを意味する。アクションを受けたポ
ータル(以上の説明で扱った例ではポータル202)が
交換ネットワーク内でストリームのリスナポータルを構
成している場合には、この用語は少なくともトーカの識
別子がわかっていることを表す。
【0245】これらの要素がわかっていない場合には、
任意の値を選択することが可能である(S207)。そ
のような値は、例えば、ブリッジのメーカーにより、ネ
ットワークのシミュレーション、モデル及び/又はプロ
トタイプ性能試験によって選択されれば良い。
【0246】アイソクロナス遅延値を後に再利用できる
ように、計算された又は任意に固定されたアイソクロナ
ス遅延値は対応するストリームの特性と関連付けて格納
されるのが好ましい。
【0247】そこで、アクションを受けたポータルは、
計算された又は任意に固定されたアイソクロナス遅延値
を含む応答を送信できるであろう(S209)。そのよ
うな応答を送信するポータルは読み取り要求に対する応
答の中で示されたオリジナルのアイソクロナス遅延を格
納し、オリジナルの読み取り要求で指定されていた識別
子を有し且つ同じルーティング経路をとる「リスナ」及
び/又は「トーカ」を含む次のストリーム接続セットア
ップ手続きにそれを適用しようと試みる。
【0248】読み取り要求の送り手がアクションを受け
たポータルのアイソクロナス遅延値を知ろうとしている
目的を判定することを可能にする要素を読み取り要求が
含んでいない場合、このポータルは、本発明のネットワ
ークの将来の機能動作を損なうおそれがある任意のアイ
ソクロナス遅延値を要求の送り手に与えないように、要
求に対する応答の中でエラーメッセージを戻しても良
い。
【0249】交換ネットワークのトポロジーが動的に変
化する(すなわち、交換ネットワークのノードがいわゆ
る「ホットプラギング」特性を示す)場合、ストリーム
接続をセットアップしようとしているコントローラは、
そのストリーム接続セットアップ手続きの間に、考慮す
べきブリッジポータルのコンフィグレーションROMへ
送信された読み取り要求によってアイソクロナス遅延値
が要求されたとき、そのアイソクロナス遅延値の確認を
求めることを推奨する。
【0250】「コントローラ」という用語は、ここで
は、トーカとリスナとの間のデータストリームの経路を
セットアップ又は閉鎖するためにブリッジ間メッセージ
を使用するノードを意味するものと理解する。
【0251】最後に、ストリーム接続のセットアップの
場合を考えてみる。「Standard forHigh Performance S
erial Bus bridges」に従えば、アイソクロナスストリ
ーム接続をセットアップすべき場合、その接続を要求す
るコントローラはJOIN型のメッセージをリスナが接続さ
れている端末バスへ送信する。このメッセージは端末ポ
ータル(すなわち、リスナに至るルーティング経路にあ
る端末バスに接続されているブリッジのポータル)によ
りインタセプトされ、このポータルはメッセージを解析
し、必要な処理動作を実行して、メッセージを修正し、
修正メッセージをストリームのイニシエータ、すなわ
ち、トーカへ送信する。
【0252】トーカに至るルーティング経路に配置され
た全てのポータルはメッセージをインタセプトし、必要
な処理動作を実行する。メッセージJOINからスタートし
て、トーカに至るルーティング経路にある端末ポータル
は、トーカとリスナとの間に完全接続をセットアップす
るために、メッセージLISTENを生成する。トーカからリ
スナまでのルーティング経路に配置されたリスナポータ
ルは(本発明の第1実施形態に関連して説明したよう
に)メッセージLISTENのアイソクロナス遅延フィールド
に含まれる値をブリッジのクロスの間にアイソクロナス
パケットが受ける遅延の値だけ増加させなければならな
い。
【0253】尚、「Standard for High Performance Se
rial Bus bridges」によれば、ストリーム接続セットア
ップ手続きは関連するストリームの識別子を含むブリッ
ジ間メッセージを使用する。そのような状況を処理する
ために、全てのストリームに共通するアイソクロナス遅
延を有する必要はなく、ブリッジとクロスするストリー
ムごとに別個のアイソクロナス遅延を適用することが可
能である。
【0254】以下、図13a、図13b及び図14を参
照して、本発明の第2実施形態に従ってストリーム接続
セットアップ要求を受信したときに異種ブリッジにより
実現できる様々に異なるアルゴリズムを説明する。
【0255】これらのアルゴリズムは異種ブリッジのR
OMに格納されている。アルゴリズムは電源が投入され
たときにRAMにロードされ、中央処理装置(CPU)
391が対応する命令を実行する。
【0256】図12に関連して説明したように、読み取
り要求に対する応答を既に生成していたストリーム識別
子に関して異種ブリッジのポータルが接続セットアップ
要求を受信すると(S300)、ポータルは、要求され
るストリーム接続のセットアップを受け入れる又は拒絶
するために、図13a及び図13bのアルゴリズムの一
方を実現する。これらのアルゴリズムの一方は、図12
の図中符号S208により示されるステップの間に格納
された要素の1つを含む各ストリーム接続要求で実現さ
れなければならない。
【0257】図13a及び図13bに共通する、図中符
号S301により示されるステップの間、異種ブリッジ
は、受信されたストリーム接続セットアップ要求の中
に、このストリームに関わる読み取り要求に対する応答
にあらかじめ挿入されていたと考えられるアイソクロナ
ス遅延値を獲得するために使用できる要素が存在するか
否かを判定する。従って、先に異種ブリッジにより管理
され、ブリッジがアイソクロナス遅延値(例えば、計算
された値又は任意に選択された値)を含む読み取り要求
に対する応答を生成していたストリーム識別子をストリ
ーム接続セットアップ要求が含んでいる場合、異種ブリ
ッジは、先にそのストリーム識別子と関連付けて格納さ
れたアイソクロナス遅延値をメモリから取り出すことが
できるであろう。
【0258】異種ブリッジによりメモリに格納され、読
み取られるこの種のアイソクロナス遅延値は、その後、
このブリッジによりストリーム接続のセットアップ(S
302)の間に使用されることになる。
【0259】これに対し、ストリーム接続セットアップ
要求(S300)は以前のアイソクロナス遅延読み取り
要求に対する応答の生成を異種ブリッジが実行した時の
流れに関係しているが、ストリーム接続セットアップ要
求における要素の欠落(図13a及び図13bのステッ
プS301に対する応答「ノー」)のためにこの遅延を
読み取ることができない場合には、異種ブリッジは図1
3aの図中符号S303aにより示されるステップ、あ
るいは図13bの図中符号S303bにより示されるス
テップのいずれかを実現できるであろう。
【0260】従って、第1の代替実施形態によれば、異
種ブリッジは、図中符号S303aにより示されるステ
ップの間、十分な要素を有しているならば、先に本明細
書で既に説明した計算技法に従って考慮すべきストリー
ムのオリジナルのアイソクロナス遅延を計算することを
決定しても良い。その後、計算したオリジナルのアイソ
クロナス遅延の値をもってストリーム接続のセットアッ
プを受け入れる。
【0261】例えば、異種ブリッジはストリーム接続の
セットアップを受け入れ、LISTENメッセージにおいて計
算された新たなアイソクロナス遅延値を示し、ストリー
ム接続セットアップ要求の送り手によるアイソクロナス
遅延値の確認を求める要求を待つ状態に入る。尚、「St
andard for High Performance Serial Bus bridges」に
よれば、ストリーム接続のセットアップを発したコント
ローラはエントリ端末、すなわち、トーカから宛先端
末、すなわち、リスナに至るルーティング経路を通して
パケットが受けるアイソクロナス遅延を含むSTREAM STA
TUSメッセージを受信する。このアイソクロナス遅延値
を期待されるアイソクロナス遅延値と比較しても良く、
それら2つの値に差がある場合には、コントローラはネ
ットワークの各々の異種ブリッジのアイソクロナス遅延
値の確認を要求し、その後、ストリーム接続セットアッ
プを維持するか、又はそれを終了させることを決定でき
る。
【0262】第2の代替実施形態によれば、既知のアイ
ソクロナス遅延値が存在しないとき、異種ブリッジは図
13bの図中符号S303bにより示されるステップの
間にストリーム接続のセットアップを拒絶することを決
定しても良い。
【0263】例えば、異種ブリッジによりアイソクロナ
ス遅延読み取り応答の生成後にネットワークのトポロジ
ーを変更する場合、先に応答の中で送信されていたアイ
ソクロナス遅延の値を無効にしても良い。従って、その
結果、ブリッジは先に図10のステップS5に関連して
説明したようにストリーム接続のセットアップを拒絶す
ることを決定し、図12の図中符号S208により示さ
れるステップの間に格納されていたアイソクロナス遅延
の値を消去する。考慮すべきストリームに関する次のス
トリーム接続セットアップ動作の次のアイソクロナス遅
延読み取り要求によって、交換ネットワーク100の新
たな構成により適合する新たなアイソクロナス遅延値を
セットアップすることが可能になる。
【0264】次に、図14を参照して、先に異種ブリッ
ジにより処理されていなかったストリームに関してスト
リーム接続をセットアップする要求を受信したときにそ
のブリッジで適用される処理を説明する。
【0265】図中符号S100により示されるステップ
の間、異種ブリッジはストリーム接続セットアップ要求
を受信する。
【0266】図中符号S101により示されるステップ
の間、考慮すべき異種ブリッジは先に図10を参照して
説明したようにオリジナルのFIFOのサイズを計算す
る。次に、異種ブリッジはネットワークの待ち時間を計
算し(S102)、更に、考慮すべきストリームのオリ
ジナルのアイソクロナス遅延を計算し且つ格納する(S
103)。次に、FIFOを具体化し(S104)、計
算され且つ格納されたオリジナルのアイソクロナス遅延
によるストリーム接続のセットアップを受け入れる(S
105)。
【0267】従って、図14のアルゴリズムの枠内で計
算され且つ使用されるオリジナルのアイソクロナス遅延
は交換ネットワーク100を通過するストリームのルー
ティング経路に関して最適化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法を実現できるデジタルバスの
同種ネットワークの一例のブロック線図である。
【図2】図1の同種ネットワークに含まれる同種ブリッ
ジの一実施形態を示す図である。
【図3】図1の同種ネットワークの記述を得るために、
図1の同種ネットワークに含まれるコントローラにより
実現されるアルゴリズムの一例を示す図である。
【図4】図3のアルゴリズムを図1の同種ネットワーク
に適用することにより得られる図1の同種ネットワーク
の記述を示す図である。
【図5】本発明の方法に従ってアイソクロナスデータス
トリーム接続をセットアップするために、図1の同種ネ
ットワークに含まれるコントローラにより実現されるア
ルゴリズムの一例を示す図である。
【図6】本発明による方法を実現できるデジタルバスの
異種ネットワークの一例を示すブロック線図である。
【図7】図6の異種ブリッジの一実施形態を示す図であ
る。
【図8】図6の異種ネットワークに含まれる交換ネット
ワークの経路指定テーブルの構造を示す図である。
【図9】本発明の第1実施形態におけるネットワークの
ジッタの推定を考慮に入れて、一方ではトーカ異種ブリ
ッジ、他方ではリスナ異種ブリッジのオリジナルの(す
なわち、適応前の)FIFOメモリのサイズを示す図で
ある。
【図10】FIFOメモリの具体化のステップの間に本
発明の第1実施形態で実現されるアルゴリズムを示す図
である。
【図11】本発明の第1実施形態におけるアイソクロナ
ス遅延の基準アイソクロナス遅延への適用の後の、一方
ではトーカ異種ブリッジ、他方ではリスナ異種ブリッジ
の適応済みFIFOメモリのサイズを示す図である。
【図12】本発明の第2実施形態において、考慮される
ブリッジポータルのアイソクロナス遅延の値を読み取る
ための要求を受信したときに異種ブリッジにより実現さ
れるアルゴリズムを示す図である。
【図13a】本発明の第2実施形態において、考慮され
るブリッジが読み取り要求に対してあらかじめ応答を生
成していたときにストリーム接続セットアップ要求の受
信時に異種ブリッジにより実現できる2つのアルゴリズ
ムを示す図である。
【図13b】本発明の第2実施形態において、考慮され
るブリッジが読み取り要求に対してあらかじめ応答を生
成していたときにストリーム接続セットアップ要求の受
信時に異種ブリッジにより実現できる2つのアルゴリズ
ムを示す図である。
【図14】考慮される異種ブリッジがオリジナルのアイ
ソクロナス遅延をあらかじめ計算していなかったストリ
ーム接続をセットアップする場合に、本発明の第2実施
形態による異種ブリッジにより適用されるアルゴリズム
を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローラン フロアン フランス国 レンヌ−アタラント, セデ ックス セッソン−セヴィニエ 35517, リュ ドゥ ラ トゥッシュ−ランベー ル キヤノン リサーチ センター フラ ンス エス. エー. エス. 内 Fターム(参考) 5K030 GA11 HD03 LB05 5K033 CB13 DA05 DB19

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブリッジにより相互に接続されて
    いる複数のデジタルバスを具備するデジタルバスネット
    ワークの少なくとも1つのブリッジにより接続される少
    なくとも1つのエントリ端末、すなわち、トーカと、少
    なくとも1つの宛先端末、すなわち、リスナとの間でア
    イソクロナスデータストリーム接続をセットアップする
    方法であって、該複数のブリッジの各々はアイソクロナ
    ス遅延と関連し、少なくとも該複数のブリッジのいくつ
    かが所定値範囲内でパラメータ化可能であるアイソクロ
    ナス遅延と関連し、 (a)前記少なくとも1つのトーカ端末と前記少なくと
    も1つのリスナ端末との間に、パラメータ化可能なアイ
    ソクロナス遅延を伴う少なくとも1つのブリッジを含む
    1つ以上のブリッジを具備する少なくとも1つのルーテ
    ィング経路を獲得するステップと、 (b)前記少なくとも1つのルーティング経路に含まれ
    る各ブリッジについて、当該ブリッジのアイソクロナス
    遅延の値又はそれがとり得る値を獲得するステップと、 (c)前記少なくとも1つのルーティング経路に含まれ
    るパラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う少なく
    とも1つのブリッジに関して、前記少なくとも1つのル
    ーティング経路をとる前記データストリーム接続が所定
    の総アイソクロナス遅延を受けるように、前記ブリッジ
    のアイソクロナス値がとるべき選択値を選択するステッ
    プと、 (d)前記少なくとも1つのルーティング経路に含まれ
    るパラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う前記少
    なくとも1つのブリッジに関して、前記ブリッジのパラ
    メータ化可能なアイソクロナス遅延が前記選択値をとる
    ように、前記ブリッジの少なくとも1つの資源を適応さ
    せ、具体化するステップとを備える方法。
  2. 【請求項2】 1つのトーカ端末と少なくとも2つのリ
    スナ端末との間でアイソクロナスデータストリームがセ
    ットアップされ、前記方法は、 − 前記少なくとも2つのリスナ端末の各々に関して、
    前記少なくとも1つのトーカ端末と前記リスナ端末との
    間で、パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う少
    なくとも1つのブリッジを含む1つ以上のブリッジを具
    備するルーティング経路を獲得するステップと、 − 前記データストリーム接続がとる前記少なくとも2
    つのルーティング経路の各々で前記データストリーム接
    続が同じ所定の総アイソクロナス遅延を受けるように、
    前記少なくとも2つのルーティング経路の各々に関して
    前記ステップ(b)から(d)を実行するステップとを
    含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも1つの適応され且つ具体
    化される資源は、パラメータ化可能なアイソクロナス遅
    延を伴う前記ブリッジに含まれるFIFOメモリである
    請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも1つのルーティング経路
    に含まれるパラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴
    う各ブリッジの前記少なくとも1つの資源の適応及び具
    体化は、前記ブリッジのパラメータ化可能なアイソクロ
    ナス遅延の選択値が前記ブリッジによりいくつかのデー
    タストリームの各々に適用されるように、前記いくつか
    のデータストリームに共通している請求項1記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも1つのルーティング経路
    に含まれるパラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴
    う各ブリッジの前記少なくとも1つの資源の適応及び具
    体化は、前記ブリッジのパラメータ化可能なアイソクロ
    ナス遅延の選択値が前記ブリッジにより特定の1つのデ
    ータストリームにのみ適用されるように、前記特定のデ
    ータストリームに固有である請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記デジタルバスはIEEE1394型
    デジタルバスである請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記デジタルバスのネットワークは家庭
    用オーディオビジュアルネットワークである請求項1記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 前記デジタルバスネットに接続された、
    データストリーム接続のセットアップを制御するための
    装置により、前記ステップ(a)から(c)が実行され
    る請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 ネットワークの記述を獲得するステップ
    を含み、前記ステップ(a)の間、前記ネットワークの
    記述を使用して、各ルーティング経路のブリッジが獲得
    される請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも1つのルーティング経
    路に含まれる各ブリッジのクロス方向ごとに実現される
    請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記デジタルバスネットワークは、各
    々にデジタルバスの1つが接続されている第1のポータ
    ル及び第2のポータルをそれぞれが具備する複数の同種
    ブリッジを介してデジタルバスが相互に直接接続されて
    いる同種ネットークであり、 前記少なくとも1つのトーカ端末と前記少なくとも1つ
    のリスナ端末との間の前記少なくとも1つのルーティン
    グ経路は、パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴
    う少なくとも1つの同種ブリッジを具備する請求項1記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 前記デジタルバスネットワークは異種
    ネットワークであり、前記デジタルバスは、 − 各々にデジタルバスの1つが接続されている第1の
    ポータル及び第2のポータルをそれぞれが具備する複数
    の同種ブリッジを介して相互に直接接続されているか、
    又は − 複数のリンクにより相互に接続された複数のノード
    を具備する少なくとも1つの交換ネットワークを介し、
    各々がデジタルバスの1つが接続されている第1のポー
    タルと、交換ネットワークが接続されている第2のポー
    タルとを具備し、各々が前記交換ネットワークのノード
    の1つを形成している複数の異種ブリッジを介して相互
    に接続されており、 前記少なくとも1つのルーティング経路は、前記少なく
    とも1つのトーカ端末と前記少なくとも1つのリスナ端
    末との間で、前記交換ネットワークとクロスし、且つ前
    記交換ネットワークの入口ノード及び出口ノードをそれ
    ぞれ形成している少なくとも1対の異種ブリッジと、可
    能であれば少なくとも1つの同種ブリッジとを具備し、 前記少なくとも1つのルーティング経路は、各々がその
    パラメータ化可能なアイソクロナス遅延の中に、確定さ
    れた割合で、前記交換ネットワークをデータストリーム
    が通過することにより導入される遅延を取り入れたパラ
    メータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う少なくとも1
    つの異種ブリッジ及び/又はパラメータ化可能なアイソ
    クロナス遅延を伴う少なくとも1つの同種ブリッジを具
    備する請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記交換ネットワークをデータストリ
    ームが通過することにより導入される遅延は、 − 前記異種ブリッジの一方であって、前記交換ネット
    ワークの入口ノードを形成する異種ブリッジのパラメー
    タ化アイソクロナス遅延に第1の割合P1で取り入れら
    れ、 − 前記異種ブリッジの他方であって、前記交換ネット
    ワークの出口ノードを形成する異種ブリッジパラメータ
    化アイソクロナス遅延に第2の割合P2で取り入れられ、 前記第1の割合と前記第2の割合の和はほぼ100%に
    等しい(P1 + P2 = 100%)請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記第1の割合及び前記第2の割合は
    共にほぼ50%に等しい(P1 = P2 = 50%)請求項13
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記交換ネットワークをデータストリ
    ームが通過することにより獲得される遅延は、前記交換
    ネットワークを通るルーティング経路を考慮に入れると
    きに獲得される請求項12記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記交換ネットワークをデータストリ
    ームが通過することにより導入される遅延D
    switched networkは、 前記交換ネットワークに含まれるルーティング経路の部
    分における中間ノードの数をNintermediate nodes
    し、且つ 中間ノードごとの平均交換時間をDswitchingとすると
    き、式 Dswitched network= Nintermediate nodes x D
    switching により計算される請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記交換ネットワークをデータストリ
    ームが通過することにより導入される遅延は、前記交換
    ネットワークを通るデータストリームのルーティング経
    路を考慮せずに、所定の値により推定される請求項12
    記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記少なくとも1つの適応され且つ具
    体化される資源は、パラメータ化可能なアイソクロナス
    遅延を伴う前記ブリッジに含まれるFIFOメモリであ
    り、 パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う前記少な
    くとも1つの異種ブリッジのパラメータ化可能なアイソ
    クロナス遅延Disochronousの選択値は、 − 前記異種ブリッジがそのパラメータ化可能なアイソ
    クロナス遅延に、前記交換ネットワークをデータストリ
    ームが通過することにより導入される遅延を取り入れる
    ときの割合をP%とし、 − 前記交換ネットワークをデータストリームが通過す
    ることにより導入される遅延をDswitched network
    し、 − パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う前記
    異種ブリッジに含まれるFIFOメモリをデータストリ
    ームがクロスするために要する時間をDFIFOcross ing
    し、 − パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う前記
    異種ブリッジの中で、データストリームの1要素がFI
    FOメモリからデジタルバスのインターフェースへ、又
    はその逆にデジタルバスのインターフェースからFIF
    Oメモリへ転送されるのに要する時間をD
    bridge processingとするとき、式 Disochronous=(P% x Dswitched network)+ D
    crossing FIFO + Dbridge proc essing に従って計算される請求項12記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記FIFOメモリのサイズは、パラ
    メータ化可能なアイソクロナス遅延Disochronousの選択
    値が、前記交換ネットワークをデータストリームが通過
    することにより導入される遅延の値に関わらず、基準値
    Dreference i sochronous以下であり且つその値にできる
    限り近接しているように適応される請求項18記載の方
    法。
  20. 【請求項20】 前記FIFOメモリは、適応前に、 オリジナル閾値と呼ばれる、適応前のFIFOメモリの
    第1の部分をΔとし、 ネットワークジッタに対抗することを可能にする、適応
    前のFIFOメモリの第2の部分をXとするとき、 Loriginal FIFO=Δ+ X であるようなサイズLoriginal FIFOを有し、 前記FIFOメモリは、適応後に、 前記オリジナル閾値をΔとし、且つデータストリームの
    ビットレートをBitRatestream、パラメータ化可能なア
    イソクロナス遅延の基準値をDreference isochronous
    適応前のアイソクロナス遅延を
    Doriginal isochronous、δmax=BitRatestream x(D
    reference isochronou s−D
    original isochronousorigine)として、δ≦δmaxであ
    るような最大の整数をδとするときに、 Δ’=Δ+δ となるようなΔ’を適応後のFIFOメモリの第1の部
    分とし、且つネットワークジッタに対抗することを可能
    にする、適応前のFIFOメモリの前記第2の部分と同
    一である、適応後のFIFOメモリの第2の部分をXと
    するとき、 LadaptedFIFO=Δ’+X であるようなサイズLadaptedFIFOを有する請求項19記
    載の方法。
  21. 【請求項21】 前記FIFOメモリのサイズは、パラ
    メータ化可能なアイソクロナス遅延Disochronousの選択
    値が前記交換ネットワークをデータストリームが通過す
    ることにより導入される遅延の値の関数であるように固
    定されている請求項18記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記ステップ(d)の後に、 (e)前記少なくとも1つの異種ブリッジで、接続のセ
    ットアップが前記選択値の選択を必要とするデータスト
    リームと関連して、パラメータ化可能なアイソクロナス
    遅延の選択値を記憶するステップが実行される請求項2
    1記載の方法。
  23. 【請求項23】 データストリームに含まれるCIPの
    処理の場合、パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を
    伴う前記少なくとも1つの異種ブリッジは、 − CIPが含まれているデータストリームを識別する
    ステップと、 − 前記識別されたデータストリームに関連してあらか
    じめ計算され、メモリに格納されているアイソクロナス
    遅延を読み取るステップと、 − CIPを処理するために読み取られたアイソクロナ
    ス遅延を使用するステップとを実行する請求項22記載
    の方法。
  24. 【請求項24】 アイソクロナス遅延を読み取るための
    要求を処理する場合、パラメータ化可能なアイソクロナ
    ス遅延を伴う前記少なくとも1つの異種ブリッジは、 − 異種ブリッジが読み取り要求と該要求に含まれる可
    能性があるストリーム識別子を読み取ろうと試みるステ
    ップと、 − 読み取り要求がストリーム識別子を含み、そのスト
    リーム識別子が異種ブリッジにより管理された処理の中
    にあるストリームを指示する場合、異種ブリッジが、あ
    らかじめ識別されたストリームと関連して計算され、メ
    モリに格納されているアイソクロナス遅延を読み取り、
    読み取られたアイソクロナス遅延を含む応答を送信する
    ステップとを実行する請求項22記載の方法。
  25. 【請求項25】 アイソクロナス遅延を読み取るための
    要求を処理する場合、パラメータ化可能なアイソクロナ
    ス遅延を伴う前記少なくとも1つの異種ブリッジは、 − 異種ブリッジが読み取り要求と該要求に含まれる可
    能性があるストリーム識別子を読み取ろうと試みるステ
    ップと、 − 読み取り要求がストリーム識別子を含み、そのスト
    リーム識別子が異種ブリッジにより管理された処理の中
    にないストリームを指示する場合、又は、前記読み取り
    要求がストリーム識別子を含まない場合に、異種ブリッ
    ジが、該読み取り要求の中からアイソクロナス遅延の計
    算に不可欠である計算要素を識別しようと試みるステッ
    プと、 − 前記読み取り要求が前記計算要素を含む場合、異種
    ブリッジがアイソクロナス遅延を計算し、それを識別さ
    れたストリームと関連させて格納し、計算されたアイソ
    クロナス遅延を含む応答を送信するステップとを実行す
    る請求項22記載の方法。
  26. 【請求項26】 アイソクロナス遅延を読み取るための
    要求を処理する場合、パラメータ化可能なアイソクロナ
    ス遅延を伴う前記少なくとも1つの異種ブリッジは、 − 異種ブリッジが読み取り要求と該要求に含まれる可
    能性があるストリーム識別子を読み取ろうと試みるステ
    ップと、 − 読み取り要求がストリーム識別子を含み、そのスト
    リーム識別子が異種ブリッジにより管理された処理の中
    にないストリームを指示する場合、又は、読み取り要求
    がストリーム識別子を含まない場合に、異種ブリッジ
    が、該読み取り要求の中から、アイソクロナス遅延の計
    算に不可欠である計算要素を識別しようと試みるステッ
    プと、 − 読み取り要求が前記計算要素を含まない場合、異種
    ブリッジが所定の値を有するアイソクロナス遅延を選択
    し、それを識別されたストリームと関連させて格納し、
    選択されたアイソクロナス遅延を含む応答を送信するス
    テップとを実行する請求項22記載の方法。
  27. 【請求項27】 アイソクロナス遅延の読み取りのため
    の要求を処理する場合、パラメータ化可能なアイソクロ
    ナス遅延を伴う前記少なくとも1つの異種ブリッジは、 − 異種ブリッジが読み取り要求と該要求に含まれる可
    能性があるストリーム識別子を読み取ろうと試みるステ
    ップと、 − 読み取り要求がストリーム識別子を含み、そのスト
    リーム識別子が異種ブリッジにより管理される処理の中
    にないストリームを指示する場合、又は、読み取り要求
    がストリーム識別子を含まない場合に、異種ブリッジ
    が、該読み取り要求の中から、アイソクロナス遅延の計
    算に不可欠である計算要素を識別しようと試みるステッ
    プと、 − 読み取り要求が前記計算要素を含まない場合、異種
    ブリッジがエラー識別子を含む応答を送信するステップ
    とを実行する請求項22記載の方法。
  28. 【請求項28】 ストリーム接続のセットアップのため
    の要求を処理する場合、パラメータ化可能なアイソクロ
    ナス遅延を伴う前記少なくとも1つの異種ブリッジは、 − 異種ブリッジがストリーム接続セットアップ要求と
    該要求に含まれる可能性があるストリーム識別子を読み
    取ろうと試みるステップと、 − 前記ストリーム接続セットアップ要求がストリーム
    識別子を含み、そのストリーム識別子が、アイソクロナ
    ス遅延を読み取るための要求に対して異種ブリッジがあ
    らかじめ応答を生成していたストリームを指示するもの
    であり、そのあらかじめ生成されていた応答に含まれる
    アイソクロナス遅延を読み取ることができる場合、前記
    異種ブリッジは、識別されたストリームと関連してあら
    かじめ計算され、格納されたアイソクロナス遅延を読み
    取り、読み取られたアイソクロナス遅延をもって接続の
    セットアップを許可するステップとを実行する請求項2
    2記載の方法。
  29. 【請求項29】 ストリーム接続のセットアップのため
    の要求を処理する場合、パラメータ化可能なアイソクロ
    ナス遅延を伴う前記少なくとも1つの異種ブリッジは、 − 異種ブリッジがストリーム接続セットアップ要求及
    びその要求に含まれる可能性があるストリーム識別子を
    読み取ろうと試みるステップと、 − 前記ストリーム接続セットアップ要求がストリーム
    識別子を含み、そのストリーム識別子が、アイソクロナ
    ス遅延を読み取るための要求に対して異種ブリッジがあ
    らかじめ応答を生成していたストリームを指示するもの
    であり、そのあらかじめ生成されていた応答に含まれる
    アイソクロナス遅延を読み取ることができない場合、前
    記異種ブリッジはアイソクロナス遅延を計算し、それを
    識別されたストリームと関連させて格納し、計算された
    アイソクロナス遅延をもって接続のセットアップを許可
    するステップとを実行する請求項22記載の方法。
  30. 【請求項30】 ストリーム接続のセットアップのため
    の要求を処理する場合、パラメータ化可能なアイソクロ
    ナス遅延を伴う前記少なくとも1つの異種ブリッジは、 − 異種ブリッジがストリーム接続セットアップ要求及
    びその要求に含まれる可能性があるストリーム識別子を
    読み取ろうと試みるステップと、 − ストリーム接続セットアップ要求がストリーム識別
    子を含み、そのストリーム識別子が、アイソクロナス遅
    延を読み取るための要求に対して異種ブリッジがあらか
    じめ応答を生成していたストリームを指示するものであ
    り、そのあらかじめ生成されていた応答に含まれるアイ
    ソクロナス遅延を読み取ることができない場合、前記異
    種ブリッジは接続のセットアップを拒絶するステップと
    を実行する請求項22記載の方法。
  31. 【請求項31】 ストリーム接続のセットアップのため
    の要求を処理する場合、パラメータ化可能なアイソクロ
    ナス遅延を伴う前記少なくとも1つの異種ブリッジは、 − 異種ブリッジがストリーム接続セットアップ要求及
    びその要求に含まれる可能性があるストリーム識別子を
    読み取ろうと試みるステップと、 − ストリーム接続セットアップ要求がストリーム識別
    子を含み、そのストリーム識別子が、アイソクロナス遅
    延を異種ブリッジがあらかじめ計算していなかったスト
    リームを指示する場合、該異種ブリッジはアイソクロナ
    ス遅延を計算し、それを識別されたストリームと関連さ
    せて格納し、計算されたアイソクロナス遅延をもって接
    続のセットアップを許可するステップとを実行する請求
    項22記載の方法。
  32. 【請求項32】 コンピュータで実行されるとき、請求
    項1から31のいずれか1項に記載の方法を実現するの
    に適合する命令のシーケンスを具備するコンピュータプ
    ログラム。
  33. 【請求項33】 複数のブリッジにより相互に接続され
    ている複数のデジタルバスを具備するデジタルバスネッ
    トワークの少なくとも1つのブリッジにより接続される
    少なくとも1つのエントリ端末、すなわち、トーカと、
    少なくとも1つの宛先端末、すなわち、リスナとの間で
    アイソクロナスデータストリーム接続をセットアップす
    るためのコンピュータプログラム製品であって、該複数
    のブリッジの各々はアイソクロナス遅延と関連し、少な
    くとも該複数のブリッジのいくつかが所定値範囲内でパ
    ラメータ化可能であるアイソクロナス遅延と関連し、 (a)前記少なくとも1つのトーカ端末と前記少なくと
    も1つのリスナ端末との間に、パラメータ化可能なアイ
    ソクロナス遅延を伴う少なくとも1つのブリッジを含む
    1つ以上のブリッジを具備する少なくとも1つのルーテ
    ィング経路を獲得するステップと、 (b)前記少なくとも1つのルーティング経路に含まれ
    る各ブリッジについて、当該ブリッジのアイソクロナス
    遅延の値又はそれがとり得る値を獲得するステップと、 (c)前記少なくとも1つのルーティング経路に含まれ
    るパラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う少なく
    とも1つのブリッジに関して、前記少なくとも1つのル
    ーティング経路をとる前記データストリーム接続が所定
    の総アイソクロナス遅延を受けるように、前記ブリッジ
    のアイソクロナス値がとるべき選択値を選択するステッ
    プと、 (d)前記少なくとも1つのルーティング経路に含まれ
    るパラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う前記少
    なくとも1つのブリッジに関して、前記ブリッジのパラ
    メータ化可能なアイソクロナス遅延が前記選択値をとる
    ように、前記ブリッジの少なくとも1つの資源を適応さ
    せ、具体化するステップとを実行するためのコンピュー
    タ読み取り可能なプログラミング手段を具備するコンピ
    ュータにおいて使用することができるサポートに記録さ
    れたプログラムコード命令を具備するコンピュータプロ
    グラム製品。
  34. 【請求項34】 アイソクロナス遅延と関連する種類で
    あり、ある範囲の所定の値を持つパラメータ化可能なア
    イソクロナス遅延と関連しているデジタルバスネットワ
    ークのブリッジにおいて、 − 少なくとも1つのエントリ端末と少なくとも1つの
    宛先端末との間にセットアップされ、且つ前記ブリッジ
    を含む少なくとも1つのルーティング経路を取るアイソ
    クロナスデータストリーム接続が所定の総アイソクロナ
    ス遅延を受けるように選択される、前記パラメータ化可
    能なアイソクロナス遅延の選択値を受信する手段と、 − 前記パラメータ化可能なアイソクロナス遅延が前記
    選択値をとるように、資源の少なくとも1つを適応させ
    且つ具体化する手段とを具備するブリッジ。
  35. 【請求項35】 複数のブリッジにより相互に接続され
    ている複数のデジタルバスを具備するデジタルバスネッ
    トワークの少なくとも1つのブリッジにより接続される
    少なくとも1つのエントリ端末、すなわち、トーカと、
    少なくとも1つの宛先端末、すなわち、リスナとの間に
    おけるアイソクロナスデータストリーム接続のセットア
    ップを制御する装置であって、該複数のブリッジの各々
    はアイソクロナス遅延と関連し、少なくとも該複数のブ
    リッジのいくつかが所定値範囲内でパラメータ化可能で
    あるアイソクロナス遅延と関連し、 − 前記少なくとも1つのトーカ端末と前記少なくとも
    1つのリスナ端末との間に、パラメータ化可能なアイソ
    クロナス遅延を伴う少なくとも1つのブリッジを含む1
    つ以上のブリッジを具備する少なくとも1つのルーティ
    ング経路を獲得する第1獲得手段と、 − 前記少なくとも1つのルーティング経路に含まれる
    各ブリッジについて、当該ブリッジのアイソクロナス遅
    延の値又はそれがとり得る値を獲得する第2獲得手段
    と、 − 前記少なくとも1つのルーティング経路に含まれる
    パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う少なくと
    も1つのブリッジに関して、前記少なくとも1つのルー
    ティング経路をとる前記データストリーム接続が所定の
    総アイソクロナス遅延を受けるように、前記ブリッジの
    アイソクロナス値がとるべき選択値を選択する選択手段
    と、 − 前記ブリッジのパラメータ化可能なアイソクロナス
    遅延が前記選択値をとり、前記ブリッジの少なくとも1
    つの資源を適応させ、具体化するように、前記少なくと
    も1つのルーティング経路に含まれるパラメータ化可能
    なアイソクロナス遅延を伴う前記少なくとも1つのブリ
    ッジへ前記選択値を送信する送信手段とを備える装置。
  36. 【請求項36】 1つのトーカ端末と少なくとも2つの
    リスナ端末との間でアイソクロナスデータストリームが
    セットアップされ、前記装置は、 − 前記少なくとも2つのリスナ端末の各々に関して、
    前記少なくとも1つのトーカ端末と前記リスナ端末との
    間で、パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う少
    なくとも1つのブリッジを含む1つ以上のブリッジを具
    備するルーティング経路を獲得する第1の手段を有し、 − 前記第2獲得手段、前記選択手段及び前記送信手段
    は、前記少なくとも2つのルーティング経路の各々に関
    して使用されるとき、前記データストリーム接続がとる
    前記少なくとも2つのルーティング経路の各々で前記デ
    ータストリーム接続が同じ所定の総アイソクロナス遅延
    を受けるようになっている請求項35記載の装置。
  37. 【請求項37】 前記少なくとも1つの適応され且つ具
    体化される資源は、パラメータ化可能なアイソクロナス
    遅延を伴う前記ブリッジに含まれるFIFOメモリであ
    る請求項35記載の装置。
  38. 【請求項38】 前記少なくとも1つのルーティング経
    路に含まれるパラメータ化可能なアイソクロナス遅延を
    伴う各ブリッジの前記少なくとも1つの資源の適応及び
    具体化は、前記ブリッジのパラメータ化可能なアイソク
    ロナス遅延の選択値が前記ブリッジによりいくつかのデ
    ータストリームの各々に適用されるように、前記いくつ
    かのデータストリームに共通している請求項35記載の
    装置。
  39. 【請求項39】 前記少なくとも1つのルーティング経
    路に含まれるパラメータ化可能なアイソクロナス遅延を
    伴う各ブリッジの前記少なくとも1つの資源の適応及び
    具体化は、前記ブリッジのパラメータ化可能なアイソク
    ロナス遅延の選択値が前記ブリッジにより特定の1つの
    データストリームにのみ適用されるように、前記特定の
    データストリームに固有である請求項35記載の装置。
  40. 【請求項40】 前記デジタルバスはIEEE1394
    型デジタルバスである請求項35記載の装置。
  41. 【請求項41】 前記デジタルバスのネットワークは家
    庭用オーディオビジュアルネットワークである請求項3
    5記載の装置。
  42. 【請求項42】 ネットワークの記述を獲得する手段を
    具備し、前記少なくとも1つのトーカ端末と前記少なく
    とも1つのリスナ端末との間で少なくとも1つのルーテ
    ィング経路を獲得する前記第1獲得手段は、各ルーティ
    ング経路のブリッジを獲得するために、前記ネットワー
    クの記述を使用する請求項35記載の装置。
  43. 【請求項43】 前記装置は、前記少なくとも1つのル
    ーティング経路に含まれる各ブリッジのクロス方向ごと
    に使用される請求項1記載の装置。
  44. 【請求項44】 前記デジタルバスネットワークは、各
    々にデジタルバスの1つが接続されている第1のポータ
    ル及び第2のポータルをそれぞれが具備する複数の同種
    ブリッジを介してデジタルバスが相互に直接接続されて
    いる同種ネットークであり、 前記少なくとも1つのトーカ端末と前記少なくとも1つ
    のリスナ端末との間の前記少なくとも1つのルーティン
    グ経路は、パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴
    う少なくとも1つの同種ブリッジを具備する請求項35
    記載の装置。
  45. 【請求項45】 前記デジタルバスネットワークは異種
    ネットワークであり、前記デジタルバスは、 − 各々にデジタルバスの1つが接続されている第1の
    ポータル及び第2のポータルをそれぞれが具備する複数
    の同種ブリッジを介して相互に直接接続されているか、
    又は − 複数のリンクにより相互に接続された複数のノード
    を具備する少なくとも1つの交換ネットワークを介し、
    各々がデジタルバスの1つが接続されている第1のポー
    タルと、交換ネットワークが接続されている第2のポー
    タルとを具備し、各々が前記交換ネットワークのノード
    の1つを形成している複数の異種ブリッジを介して相互
    に接続されており、 前記少なくとも1つのルーティング経路は、前記少なく
    とも1つのトーカ端末と前記少なくとも1つのリスナ端
    末との間で、前記交換ネットワークとクロスし、且つ前
    記交換ネットワークの入口ノード及び出口ノードをそれ
    ぞれ形成している少なくとも1対の異種ブリッジと、可
    能であれば少なくとも1つの同種ブリッジとを具備し、 前記少なくとも1つのルーティング経路は、各々がその
    パラメータ化可能なアイソクロナス遅延の中に、確定さ
    れた割合で、前記交換ネットワークをデータストリーム
    が通過することにより導入される遅延を取り入れたパラ
    メータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う少なくとも1
    つの異種ブリッジ及び/又はパラメータ化可能なアイソ
    クロナス遅延を伴う少なくとも1つの同種ブリッジを具
    備する請求項35記載の装置。
  46. 【請求項46】 前記交換ネットワークをデータストリ
    ームが通過することにより導入される遅延は、 − 前記異種ブリッジの一方であって、前記交換ネット
    ワークの入口ノードを形成する異種ブリッジのパラメー
    タ化アイソクロナス遅延に第1の割合P1で取り入れら
    れ、 − 前記異種ブリッジの他方であって、前記交換ネット
    ワークの出口ノードを形成する異種ブリッジのパラメー
    タ化アイソクロナス遅延に第2の割合P2で取り入れら
    れ、 前記第1の割合と前記第2の割合の和はほぼ100%に
    等しい(P1 + P2 = 100%)請求項45記載の装置。
  47. 【請求項47】 前記第1の割合及び前記第2の割合は
    共にほぼ50%に等しい(P1 = P2 = 50%)請求項46
    記載の装置。
  48. 【請求項48】 前記交換ネットワークをデータストリ
    ームが通過することにより獲得される遅延は、前記交換
    ネットワークを通るルーティング経路を考慮に入れると
    きに獲得される請求項45記載の装置。
  49. 【請求項49】 前記交換ネットワークをデータストリ
    ームが通過することにより導入される遅延D
    switched networkは、 前記交換ネットワークに含まれるルーティング経路の部
    分における中間ノードの数をNintermediate nodes
    し、且つ中間ノードごとの平均交換時間をDswitching
    するとき、式 Dswitched network= Nintermediate nodes x D
    switching により計算される請求項48記載の装置。
  50. 【請求項50】 前記交換ネットワークをデータストリ
    ームが通過することにより導入される遅延は、前記交換
    ネットワークを通るデータストリームのルーティング経
    路を考慮せずに、所定の値により推定される請求項45
    記載の装置。
  51. 【請求項51】 前記少なくとも1つの適応され且つ具
    体化される資源は、パラメータ化可能なアイソクロナス
    遅延を伴う前記ブリッジに含まれるFIFOメモリであ
    り、 パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う前記少な
    くとも1つの異種ブリッジのパラメータ化可能なアイソ
    クロナス遅延Disochronousの選択値は、 − 前記異種ブリッジがそのパラメータ化可能なアイソ
    クロナス遅延に、前記交換ネットワークをデータストリ
    ームが通過することにより導入される遅延を取り入れる
    ときの割合をP%とし、 − 前記交換ネットワークをデータストリームが通過す
    ることにより導入される遅延をDswitched network
    し、 − パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う前記
    異種ブリッジに含まれるFIFOメモリをデータストリ
    ームがクロスするために要する時間をDFIFOcross ing
    し、 − パラメータ化可能なアイソクロナス遅延を伴う前記
    異種ブリッジの中で、データストリームの1要素がFI
    FOメモリからデジタルバスのインターフェースへ、又
    はその逆にデジタルバスのインターフェースからFIF
    Oメモリへ転送されるのに要する時間をD
    bridge processingとするとき、式 Disochronous=(P% x Dswitched network)+ D
    crossing FIFO + Dbridge proc essing に従って計算される請求項45記載の装置。
  52. 【請求項52】 前記FIFOメモリのサイズは、パラ
    メータ化可能なアイソクロナス遅延Disochronousの選択
    値が、前記交換ネットワークをデータストリームが通過
    することにより導入される遅延の値に関わらず、基準値
    Dreference i sochronous以下であり且つその値にできる
    限り近接しているように適応される請求項51記載の装
    置。
  53. 【請求項53】 前記FIFOメモリは、適応前に、 オリジナル閾値と呼ばれる、適応前のFIFOメモリの
    第1の部分をΔとし、ネットワークジッタに対抗するこ
    とを可能にする、適応前のFIFOメモリの第2の部分
    をXとするとき、 Loriginal FIFO=Δ+ X であるようなサイズLoriginal FIFOを有し、 前記FIFOメモリは、適応後に、 前記オリジナル閾値をΔとし、且つデータストリームの
    ビットレートをBitRatestream、パラメータ化可能なア
    イソクロナス遅延の基準値をDreference isochronous
    適応前のアイソクロナス遅延を
    Doriginal isochronous、δmax=BitRatestream x(D
    reference isochronou s−D
    original isochronousorigine)として、δ≦δmaxであ
    るような最大の整数をδとするときに、 Δ’=Δ+δ となるようなΔ’を適応後のFIFOメモリの第1の部
    分とし、且つネットワークジッタに対抗することを可能
    にする、適応前のFIFOメモリの前記第2の部分と同
    一である、適応後のFIFOメモリの第2の部分をXと
    するとき、 LadaptedFIFO=Δ’+X であるようなサイズLadaptedFIFOを有する請求項52記
    載の装置。
  54. 【請求項54】 前記FIFOメモリのサイズは、パラ
    メータ化可能なアイソクロナス遅延Disochronousの選択
    値が前記交換ネットワークをデータストリームが通過す
    ることにより導入される遅延の値の関数であるように固
    定されている請求項51記載の装置。
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