JP4379225B2 - フロアハーネスの配索構造 - Google Patents

フロアハーネスの配索構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4379225B2
JP4379225B2 JP2004182802A JP2004182802A JP4379225B2 JP 4379225 B2 JP4379225 B2 JP 4379225B2 JP 2004182802 A JP2004182802 A JP 2004182802A JP 2004182802 A JP2004182802 A JP 2004182802A JP 4379225 B2 JP4379225 B2 JP 4379225B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
floor
male
connector
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004182802A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006001511A (ja
Inventor
健太郎 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2004182802A priority Critical patent/JP4379225B2/ja
Publication of JP2006001511A publication Critical patent/JP2006001511A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4379225B2 publication Critical patent/JP4379225B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

本発明は、フロアハーネスの配索構造に関し、詳しくは、ワイヤハーネスの連結部であるコネクタ端子への浸水可能性を低減するものである。
従来、自動車の室内においてフロアに沿って配索するフロアハーネスは図5に示すように、フロアパネルFの左右両側に車長方向に沿って配索するワイヤハーネス1、2をリアシートの搭載部下面のフロアパネルFに車幅方向に沿って配索するワイヤハーネス3で接続した構造とされている。上記一方の車長方向のワイヤハーネス1はインストルメントパネル下部に設置するジャンクションボックスと接続しており、該ワイヤハーネス1を車幅方向に横断するワイヤハーネス3を介して他方の車長方向のワイヤハーネス2に接続する必要があるため、上記配索構造となっている。そして、各ワイヤハーネス1、2、3はコネクタCを介して互いに連結している。このような一般的なフロアハーネスの配索構造としては特許文献1に記載のものが知られている。
特開平11−263176号公報
通常フロアハーネスの接続に用いられるコネクタは、使用個所が室内であるため、非防水タイプのものが用いられる。このため、ワイヤハーネスを構成する電線の端末に取り付けた端子は、コネクタハウジングの端子収容室に対し単に挿入係止するのみで、防水タイプのコネクタのようにゴム栓等を用いて端子収容室に水が浸入しない構造とはなっていない。
しかしながら、室内においても雨天時における窓の閉め忘れや、飲料水などをこぼすなどの不測の事態によって、フロアパネルが水で浸される場合も生じることがある。このような状態が生じると、フロアパネル上に沿って配索されたワイヤハーネスの連結部であるコネクタの最下段の端子収容室内に水が浸入して電気的なトラブルが発生するおそれがある。このようなトラブル発生の可能性を低減するには、コネクタをフロアパネルの床面から離間するような台座などの別部品を設けるという対処方法もあるが、この方法では部品コストと作業工数が増加するという問題があった。
本発明は上記した問題に鑑みてなされたもので、汎用されている標準の非防水タイプのコネクタを用いながらフロアパネルに配置されたコネクタに対する浸水の可能性を低減できるフロアハーネスの配索構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明では、自動車の室内においてフロアパネルに沿って配索されると共に、該フロアパネル上で分割されたワイヤハーネス同士を非防水タイプの標準の雌雄コネクタで着脱自在に嵌合接続する連結部を含むフロアハーネスの配索構造であって、
上記雌雄コネクタの各ハウジングには、上記各ワイヤハーネスを構成する複数の電線端末に取り付けられた各端子をそれぞれ挿入係止する端子収容室を縦方向に上下複数段備え、これら上下複数段に設けていると共に各段に横方向に並設する全ての端子収容室は端子係止機構を備えた形状であり、かつ、該雌雄コネクタの最下段の端子収容室の底壁を構成する上記雌雄コネクタのハウジングの下面はフロアパネルの床面に対面させて直接に配置され、
上記フロアパネルの床面から浸水発生の可能性がある最下段に位置する端子収容室にはワイヤハーネスの電線端末の端子は挿入せずに空所とし、中段および上段の端子収容室に電線端末の端子を挿入係止して接続していることを特徴とするフロアハーネスの配索構造を提供している。
上記電線端末の端子を挿入しない空所となる端子収容室が、最下段の端子収容室の個数より多い場合は、最下段の上側の2段目以上の端子収容室を空所の端子収容室としている。
上記構成によれば、フロアパネル面が多少浸水した状態となっても、フロアパネルに面するコネクタの最下段の端子収容室が空所となっているので、端子が収容された上位段の端子収容室内への水の浸入可能性を効果的に低減することができる。よって、フロアパネルの浸水による電気的なトラブル発生の可能性を低減できる。
かつ、フロアパネルに配置するコネクタにおいて端子収容室を空所とする個所は、必要に応じて最下段のみでなく2段目以上にけている
更に具体的には、上記雌雄コネクタは、該雌雄コネクタハウジング上面側でレバーを略半周回動することでカム機構を介してコネクタを嵌合操作するレバー式コネクタから構成し、上記端子収容室の空所に対して上記レバーの回動軌道反対側の面に設けている。 このようにすれば、フロアパネルへのワイヤハーネスの配索時において、ワイヤハーネス同士をコネクタで連結操作する場合、操作部であるレバーは必ず上面側となるので、空所の端子収容室側をフロアパネルの床面側に確実に位置させることができる。
以上の説明より明らかなように、本発明のフロアハーネスの配索構造によれば、台座等の別部品を要することなく、ワイヤハーネスの連結部であるコネクタにおいて端子が収容された端子収容室をフロアパネルの床面から所要間隔離すことができる。よって、フロアパネルの浸水時においてもコネクタに対する電気的トラブル発生の可能性を低減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1〜図4は、本発明におけるフロアハーネスの配索構造の実施形態を示し、フロアパネルFに沿って室内に配索されたワイヤハーネス11、12をそれぞれの端部に取り付けた雄コネクタ21と雌コネクタ22とからなる連結部31で着脱自在に連結可能とされ、電気的接続が得られるようになっている。
雄コネクタ21の雄ハウジング23および雌コネクタ22の雌ハウジング24には、それぞれ横方向に6〜8列、縦方向に4段にわたって端子収容室23a、23b…、24a、24b…を備えている。各端子収容室23a、23b…、24a、24b…には、それぞれワイヤハーネス11、12を構成する電線Wの端末に取り付けられた雄端子25および雌端子26を背面から受け入れてランスによる係止機構(図示せず)によって抜け止め保持できるようになっている。
雄ハウジング23および雌ハウジング24は、図2に示すように、ワイヤハーネス11、12のフロアパネルF面への配索時にフロアパネルFと対面する最下段の端子収容室23a、24aが雄端子25および雌端子26を収容しない空所となっている。2段目以上のその他の各端子収容室23b、23c…、24b、24c…には通常通り雄端子25、雌端子26を挿入している。このため、雄ハウジング23および雌ハウジング24は、必要な電線Wの本数に対し、空所となる最下段の端子収容室23a、24aに対応する数だけ端子収容室23a、23b…、24a、24b…が多い設定となっている。
雄コネクタ21と雌コネクタ22は、レバー27の回動操作により作用するカム機構によって互いに嵌合されるレバー式コネクタの構造を採用している。雌ハウジング24の両側面には一対のカムピン28を突設し、雄ハウジング23の両側面にはレバー27を回動可能に支持するための一対の支軸29を突設している。レバー27は左右一対のアーム部27aの一端を操作部27bにより連結した略コ字状をなし、雄ハウジング23の両側側を跨いだ状態で支軸29に対し支持孔27cを嵌合させるようにして回動可能に取り付けられている。アーム部27aの内面には、雌ハウジング24のカムピン28が進入するカム溝27dが凹設されている。そして、カム溝27dにカムピン28が進入した状態でレバー27を嵌合すべき雌コネクタ22側に回動操作することによってカムピン28とカム溝27dとからなるカム機構を介して雄ハウジング23が雌ハウジング24内に嵌合されて雄端子25と雌端子26が接続されるようになっている。このレバー27の回動軌道は、雄ハウジング23の上面側において雌ハウジング24側へ略半周回動操作することにより操作を完了する設定とされている。
フロアパネルFへのワイヤハーネス11、12の配索時には、雄コネクタ21のレバー27を操作可能とするため、レバー27が上面側となるように配置される。即ち、空所となる最下段の端子収容室23a、24aがフロアパネルFに面する側に配置される設定としている。また、雌ハウジング24の上部背面にはロック受け部28aを形成すると共に、レバー27の操作部27bの中央にはロック受け部28aに係合してレバー27を回動終端で保持可能とするロック部27eを形成している。
次にフロアハーネスの配索構造の作用について説明する。
まず、図1に示すように、フロアパネルFに配索すべきワイヤハーネス11、12を所要の経路に配置する。このとき雄コネクタ21のレバー27と雌コネクタ22のロック受け部28aが上面側に向くように配置する。
次いで、図3に示すように、ワイヤハーネス11、12の連結部31において雄コネクタ21と雌コネクタ22とを嵌合し、カムピン28をカム溝27dに受け入れた後、レバー27を回動操作することで雄コネクタ21と雌コネクタ22を完全嵌合する。この状態において、雄コネクタ21と雌コネクタ22は、フロアパネルFに対しレバー27が上面側に位置すると共に、図4に示すように、端子収容室23a、23b…、24a、24b…のうち最下段の空所がフロアパネルFに対面した下面側となっている。これにより、雄端子25および雌端子26が挿入された二段目の端子収容室23b、24bまでの高さ寸法H1は空所の端子収容室23a、24bまでの高さ寸法H2より大きくなる。よって、万一フロアパネルF面に浸水が生じた場合においても、H2の高さ寸法まで浸水しなければ雄端子25、雌端子26に電気的なトラブルが生じることはない。
なお、上記実施形態においては、レバー式コネクタを用いてワイヤハーネス同士を連結したものを示したが、レバーなどの梃子機構がなくアーム式のロック機構により嵌合する一般構成のコネクタを用いてもよい。この場合、端子収容室の空所は、ロックアームが備えられた面を上面として反対の下面側の最下段に設定するのが好ましい。また、上記実施形態では、端子収容室の空所を最下段のみに設定した例を示したが、浸水予想の程度、コネクタの高さ方向の許容範囲に応じて2段目以上の部位まで空所となる端子収容室を設定している。
本発明のフロアハーネスの配索構造を示す斜視図である。 コネクタの端子収容室への端子の挿入状態を示す概略図である。 ワイヤハーネスを雄コネクタ、雌コネクタを介して連結した状態の正面図である。 連結された雄コネクタと雌コネクタの断面図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
F フロアパネル
W 電線
11、12 ワイヤハーネス
21 雄コネクタ(コネクタ)
23 雄コネクタ(コネクタ)
23a、23b…、24a、24b… 端子収容室
25 雄端子(端子)
26 雌端子(端子)
27 レバー
31 連結部

Claims (3)

  1. 自動車の室内においてフロアパネルに沿って配索されると共に、該フロアパネル上で分割されたワイヤハーネス同士を非防水タイプの標準の雌雄コネクタで着脱自在に嵌合接続する連結部を含むフロアハーネスの配索構造であって、
    上記雌雄コネクタの各ハウジングには、上記各ワイヤハーネスを構成する複数の電線端末に取り付けられた各端子をそれぞれ挿入係止する端子収容室を縦方向に上下複数段備え、これら上下複数段に設けていると共に各段に横方向に並設する全ての端子収容室は端子係止機構を備えた形状であり、かつ、該雌雄コネクタの最下段の端子収容室の底壁を構成する上記雌雄コネクタのハウジングの下面はフロアパネルの床面に対面させて直接に配置され、
    上記フロアパネルの床面から浸水発生の可能性がある最下段に位置する端子収容室にはワイヤハーネスの電線端末の端子は挿入せずに空所とし、中段および上段の端子収容室に電線端末の端子を挿入係止して接続していることを特徴とするフロアハーネスの配索構造。
  2. 上記電線端末の端子を挿入しない空所となる端子収容室が、最下段の端子収容室の個数より多い場合は、最下段の上側の2段目以上の端子収容室を空所の端子収容室としている請求項1に記載のフロアハーネスの配索構造。
  3. 上記雌雄コネクタは、該雌雄コネクタハウジングの上面側でレバーを略半周回動することでカム機構を介してコネクタを嵌合操作するレバー式コネクタから構成し、上記端子収容室の空所に対して上記レバーの回動軌道を反対側の面に設けている請求項1または請求項2に記載のフロアハーネスの配索構造。
JP2004182802A 2004-06-21 2004-06-21 フロアハーネスの配索構造 Expired - Fee Related JP4379225B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004182802A JP4379225B2 (ja) 2004-06-21 2004-06-21 フロアハーネスの配索構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004182802A JP4379225B2 (ja) 2004-06-21 2004-06-21 フロアハーネスの配索構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006001511A JP2006001511A (ja) 2006-01-05
JP4379225B2 true JP4379225B2 (ja) 2009-12-09

Family

ID=35770258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004182802A Expired - Fee Related JP4379225B2 (ja) 2004-06-21 2004-06-21 フロアハーネスの配索構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4379225B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1755006A1 (en) 2005-08-18 2007-02-21 Ricoh Company, Ltd. Data transmission between sheet post-processing modules
KR101061041B1 (ko) 2009-10-22 2011-09-01 주식회사 유라코퍼레이션 차량의 커넥터 체결용 박스

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006001511A (ja) 2006-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4550671B2 (ja) レバー式コネクタ
AU2008200111B2 (en) Electrical connection box and assembling method of electrical connection box
JP4408826B2 (ja) 電気回路基板収容箱
JP3652610B2 (ja) コネクタ
EP1892156A1 (en) Electrical connector assembly
JP2002246107A (ja) コネクタ
JP2008539551A (ja) ロック機構を備えた電気コネクタ
EP1524727A1 (en) Electrical connector
JP2019050200A (ja) バッテリ接続モジュール
CN108604758A (zh) 连接器
CN101156293B (zh) 电连接盒
JP2003324824A (ja) Ecu集中収容箱とワイヤハーネス側コネクタの接続構造
JP4379225B2 (ja) フロアハーネスの配索構造
JP3598908B2 (ja) 端子及び、ジョイントコネクタ
JP2009284622A (ja) 電気接続箱の電源分配構造
JP2007202352A (ja) 車両用のワイヤハーネス相互接続箱
JP2009278800A (ja) 車載用の電気接続箱
JP2009065765A (ja) 電気接続箱用の置換ハウジング及びワイヤハーネスのコネクタ処理方法
US6146162A (en) Lever fitting connector
JP2597016Y2 (ja) コネクタ
JP5365448B2 (ja) 車載用のジョイントボックス
JPH0554787A (ja) 自動車用電気接続装置
JP3933998B2 (ja) 電気接続箱
JP2576858Y2 (ja) コネクタ
JP3089197B2 (ja) ジョイントコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090825

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090907

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees