JP4378257B2 - 太陽追尾システム - Google Patents

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Description

本発明は太陽エネルギーを有効利用するための技術に係り、特に方位や仰角が変化する太陽を追尾しながら太陽エネルギーを効率的に収集して良好な光電変換などを行うのに寄与する太陽追尾システムに関する。
近年、化石燃料の枯渇やその燃焼による二酸化炭素等の増加に伴う様々な弊害が叫ばれる中、太陽光や風力といった自然エネルギーの有効利用が盛んに行われている。
特に、無限でクリーンな太陽光を利用するソーラーシステムとして、太陽電池パネル、ヒートパイプを内蔵する温水器などの太陽熱集熱パネル、又はパラボラ形の反射鏡に代表される集光板といった太陽エネルギー収集用モジュールを用い、太陽エネルギーを直接電気エネルギーに変換したり、それを集光、集熱して住宅などに電力、光、熱を供給したりすることが一般に広く行われている。
以上のような太陽エネルギー収集用モジュールには太陽追尾式と定置式があり、太陽電池パネルでは受光エネルギーの10〜20%を電力として得ることができるものの、太陽はその方位及び仰角が時々刻々変化するため定置式のものは太陽エネルギーを効率的に収集することができない。
このため、太陽エネルギーを効率的に収集するには定置式よりも太陽追尾式が望まれるところ、太陽追尾式には日射方向を精度良く検知することのできる装置が必要となる。
従来、係る日射方向検知装置として、2つの光センサの間に遮光壁を設け、その遮光壁で分けられた2つの光センサの出力を比較することにより、太陽光の入射方向を判定するという太陽光方向センサが知られる(例えば、特許文献1)。
特開平6−323850号公報
然しながら、特許文献1に開示されるような日射方向検知装置(太陽光方向センサ)によれば、図6のように太陽光が一方の光センサS1寄りから入射した場合でも、他方の光センサS2に太陽光が当たり、双方の光センサS1,S2の出力に差が生じないために日射方向を判定できない虞がある。
これを防止するには、図6に示すような微小な影部分に収まるような小型にして高感度の光センサが必要となる。又、遮光壁Wを高くすることによっても上記の問題を解決することが可能であるものの、これでは装置の大型化を招くという問題を惹起する。
一方、図7のように、光センサS1のみに太陽光が入射する場合でも、係る光センサS1の出力の大小だけで入射角θ,δの相違を判定することは難しく、しかも太陽光の一部は遮光壁Wにより反射、散乱されるので特許文献1の太陽光方向センサで太陽の方位乃至は日射仰角を正確に判定、検知することは到底不可能である。
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的は太陽の方位並びに日射仰角を正確に検知することのできる日射方向検知装置を備えた太陽追従性の高い太陽追尾システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、第1の光センサ及び第2の光センサが配される底板部と、該底板部の表面上で第1の光センサ及び第2の光センサの中間位置に立設される仕切部とを有し、該仕切部には前記底板部における第1の光センサの配置側を向く壁面に第3の光センサが配されると共に、第2の光センサの配置側を向く壁面に第4の光センサが配され、前記底板部には第1の光センサ及び第2の光センサの並び方向に対して直交する方向に前記仕切部を挟んで第5の光センサ及び第6の光センサが配され、前記仕切部には前記底板部における第5の光センサの配置側を向く壁面に第7の光センサが配されると共に、第6の光センサの配置側を向く壁面に第8の光センサが配されている構造の日射方向検知装置を備えた太陽追尾システムであって、
前記日射方向検知装置が一体として組み付けられる太陽エネルギー収集用モジュールと、該モジュールの水平面に対する傾斜角度を調整可能とする仰角変更手段と、前記モジュールを鉛直軸回りに旋回させる方位角変更手段と、前記日射方向検知装置における各光センサの出力に基づき前記仰角変更手段及び方位角変更手段の駆動制御を行って前記モジュールの表面側を日射方向に正対させる制御手段とを有し、
前記日射方向検知装置は、底板部の表面を前記モジュールの表面中心部を通る垂線に直角な面と平行させて第1の光センサ及び第2の光センサの並び方向が前記モジュールの傾斜方向に沿う状態で前記モジュールに組み付けられ、
前記制御手段は日射方向検知装置における第1〜第4の光センサの出力に基づいて仰角変更手段の駆動制御を行うと共に、第5〜第8の光センサの出力に基づいて方位角変更手段の駆動制御を行うことを特徴とする。
加えて、前記太陽エネルギー収集用モジュールが太陽電池パネルであり、これにより発電された電気の一部を蓄える蓄電池を備え、その蓄電池が仰角変更手段、方位角変更手段、及び制御手段の動作用電源とされて成ることを特徴とする。
特に、前記仕切部の各壁面に配される各光センサが、光検出面を外側にして前記底板部の表面直角方向に対して傾斜状に配されることが好ましい。
又、前記仕切部には、該仕切部の各壁面に配される各光センサの上方で前記底板部の表面直角方向から該底板部に配される各光センサに太陽光が入射する領域を残して日除けが設けられることが好ましく、更には前記底板部の表面上に光透過性を有する防水カバーが設けられ、該防水カバー内に前記仕切部と該仕切部及び底板部に配した各光センサが収容されることが好ましい。
本発明によれば、第1の光センサ及び第2の光センサが配される底板部と、該底板部の表面上で第1の光センサ及び第2の光センサの中間位置に立設される仕切部とを有し、該仕切部には底板部における第1の光センサの配置側を向く壁面に第3の光センサが配されると共に、第2の光センサの配置側を向く壁面に第4の光センサが配されることから、底板部に対して日射方向が僅かに傾いた場合でも、第1、第3の光センサと第2、第4の光センサと出力に大きな差が生ずるので、これに基づいて日射方向を精度良く検知することができる。
加えて、底板部には第1の光センサ及び第2の光センサの並び方向に対して直交する方向に仕切部を挟んで第5の光センサ及び第6の光センサが配され、仕切部には底板部における第5の光センサの配置側を向く壁面に第7の光センサが配されると共に、第6の光センサの配置側を向く壁面に第8の光センサが配されることから、一つの検知装置で太陽の方位と日射仰角を精度良く検知することができる。
特に、仕切部の各壁面に配される各光センサが、光検出面を外側にして底板部の表面直角方向に対して傾斜状に配されることから、底板部に対して日射方向が僅かに傾いている場合でも、仕切部に配した光センサによって微小な傾きを検知することができる。
又、仕切部には、該仕切部の各壁面に配される各光センサの上方で底板部の表面直角方向から該底板部に配される各光センサに太陽光が入射する領域を残して日除けが設けられることから、底板部に対して日射方向が僅かに傾いた場合、その反対側で仕切部に配された光センサに対する太陽光の入射を良好に遮って、仕切部の各光センサによる日射方向検知精度を上げることができる。
又、底板部の表面上に光透過性を有する防水カバーが設けられることから、各光センサに対する雨水や埃の付着を防止し、長期間に亘って高い日射方向検知精度を維持することができる。
一方、以上のような検知装置を備えた太陽追尾システムによれば、太陽エネルギー収集モジュールの表面側を常に日射方向に正対させて太陽エネルギーを効率よく収集することができる。
特に、太陽エネルギー収集用モジュールに太陽電池パネルを用いていることから、太陽光を効率よく収集しながら大きな電力を得ることができ、しかも太陽電池パネルで発電された電気の一部を蓄える蓄電池を備えていることから、これによりシステムの電力を賄いながら余った電力を電力会社に売却したり住宅に直接供給したりすることができる。
以下、図面に基づいて本発明を詳しく説明する。図1は本発明に係る日射方向検知装置2を示した平面図であり、図2には同検知装置2を部分的に省略した側面を示す。
図1、図2において、21はアクリル樹脂などの透明板から成る円形の底板部であり、その表面中央部にはアルミ板などから成る4つの壁面をもつ横断面正方形状の遮光性を有した仕切部22が直角に立てられる。尚、底板部21は透明板に限らず、これを種々の材料から形成することができる。又、本例において、仕切部22は底板部21にネジ止めされる角柱体であるが、遮光性を有する仕切部22にして底板部21と一体成型することもでき、その形態も縦断面台形状として差し支えない。
そして、底板部21の表面には2つの光センサ23A,23B(第1の光センサ及び第2の光センサ)が仕切部22を挟んで配される一方、光センサ23A,23Bの中間位置で底板部21の表面に起立する仕切部22の相対向する壁面には、2つの光センサ23C,23D(第3の光センサ及び第4の光センサ)が背向かい状態で配される。特に、光センサ23Cは底板部21における光センサ23Aの配置側を向く壁面に配され、光センサ23Dは底板部21における光センサ23Bの配置側を向く壁面に配される。
又、底板部21の表面には光センサ23A,23Bの並び方向に対して直交する方向に2つの光センサ23E,23F(第5の光センサ及び第6の光センサ)が仕切部22を挟んで配される一方、光センサ23E,23Fの中間位置で底板部21の表面に起立する仕切部22の相対向する壁面には、2つの光センサ23G,23Hが背向かい状態で配される。特に、光センサ23Gは底板部21における光センサ23Eの配置側を向く壁面に配され、光センサ23Hは底板部21における光センサ23Fの配置側を向く壁面に配される。
ここで、底板部21に配される光センサ23A,23B,23E,23Fは光検出面を外側にして支持板24A,24B,24E,24Fに固設した光起電力型(太陽電池)で、支持板24A,24B,24E,24Fは光センサ23A,23B,23E,23Fの光検出面が底板部21の表面に平行する状態で底板部21に固定される。
更に、底板部21には、光センサ23A,23B,23E,23Fを介して仕切部22の各壁面に対向する4つの遮光板25が立てられる。遮光板25は遮光性を有したアルミ板などから成るもので、その高さは仕切部22よりも低く設定されると共に、その内壁面は光の反射を防止するために黒色の塗料などによる艶消し塗装を施した吸光面25Aとされる。
一方、仕切部22の各壁面に配される光センサ23C,23D,23G,23Hも光起電力型(太陽電池)で、これを固設した支持板24C,24D,24G,24H(24Hは不図示)が仕切部22に対してネジ止めされている。
特に、光センサ23C,23D,23G,23Hは、光検出面を外側にして仕切部22の壁面及び底板部21の表面直角方向に対して傾斜状に配されると共に、その傾斜角が角度調整手段により調整可能とされる。尚、本例において、係る角度調整手段は支持板24C,24D,24G,24Hを仕切部22に固定するのに用いられる図示せぬボルト及びナットとされるが、これにはボルト/ナットに限らず種々の機構を適用できる。又、仕切部22の各壁面を傾斜面とし、これに沿って光センサ23C,23D,23G,23Hを固設するようにしてもよい。
そして、係る光センサ23C,23D,23G,23Hの上方で仕切部22にはその各壁面より張り出す日除け26が突設される。日除け26は遮光性を有したアルミ板などから成るもので、それらは底板部21の表面直角方向から該底板部に配される各光センサ23A,23B,23E,23Fに太陽光が入射する領域Sを残して設けられる。
更に、底板部21の表面上には光透過性を有する防水カバー27が設けられる。係る防止カバー27はアクリル樹脂などの透明材料から形成される半球状の構造物であり、該防水カバー27内に仕切部22と各光センサ23A〜23Hのほか、遮光板25や日除け26が収容される構成としてある。尚、本例の検知装置2では、底板部21に光センサ23A,23B,23E,23Fを挟む遮光性の側壁板28が立てられ、その側壁板28と仕切部22と遮光板25により光センサ23A,23B,23E,23Fが個別に四方を包囲されると共に、その側壁板28も防水カバー27内に収容される構成となっている。
次に、図3は以上のような日射方向検知装置2を具備して構成される太陽追尾システムを示す。図3において、30は太陽エネルギー収集用モジュールとして傾斜状に配される太陽電池パネルであり、係る太陽電池パネル30は表面が所定の面積を有する平面状の受光面31Aとされる太陽電池31と、これを保持する方形枠状のフレーム32から構成される。フレーム32はその傾斜方向上部に日射方向検知装置2を固設する台座部33を有し、この台座部33に日射方向検知装置2を固設することにより、その検知装置2が太陽電池パネル30に一体として組み付けられる構成としてある。
検知装置2は、底板部21を太陽電池パネル30の表面中心部を通る垂線に対して直角な面(本例において太陽電池の受光面31A)に平行させると共に、光センサ23A,23Bの並び方向が太陽電池パネル30の傾斜方向に沿う状態(光センサ23E,23Fの並び方向は太陽電池パネル30の横幅方向に沿う状態)で太陽電池パネル30の上縁部(台座部33)に一体的に組み付けられる。尚、受光面31Aに対する底板部21の平行配置は、底板部21を貫通する図示せぬ取付用ボルトにより微調整することができる。
又、図3において、34は太陽電池パネルを支持する支柱であり、係る支柱34はキャスター付の基台35上に直立する固定軸部34Aとその上方に突出する回転軸部34Bとで構成される。そして、固定軸部34Aに回転軸部34Bを回転駆動するモータ36を取り付けることにより、太陽電池パネル30を鉛直軸(本例において支柱34)回りに旋回させる方位角変更手段が構成される。尚、基台35はキャスターを備えることに限らず、実際には地中に埋設されるコンクリート基礎、又は鉄骨などが基台とされる。
又、本例において、モータ36の駆動軸と回転軸部34Bは巻掛伝動装置により連結されるが、これを歯車伝動装置で連結したり、あるいは固定軸部34Aにモータ36を内蔵してその駆動軸を回転軸部34Bに直結したりするなどしてもよい。要するに、方位角変更手段としては、上記例に限らず太陽エネルギー収集用モジュール(本例において太陽電池パネル30)を太陽の移動方向である東西方向に回動させ得る種々の機構を利用することができる。
ここで、回転軸部34Bの上端には水平軸37を支持する横架材38が固設されると共に、太陽電池パネル30の裏面には水平軸37に結合するブラケット39を取り付けて水平面に対する太陽電池パネル30の傾斜角度αが調整可能とされる。そして、横架材38とフレーム32の上部とをネジ軸40で連結すると共に、該ネジ軸40の一端側にこれを回転駆動するモータ41を配して太陽電池パネルの傾斜角度αを自動調整可能にする仰角変更手段が構成される。このような仰角変更手段によれば、モータ41の駆動により太陽電池パネル30を水平軸37回りに揺動させて、太陽電池パネルの受光面31Aに対する垂線の方向を日射仰角βに一致させることができる。
尚、横架材38にはモータ41を固設するフラップ板42が揺動自在に取り付けられ、そのフラップ板42にネジ軸40の一端が回転自在に支持されると共に、フレーム32の上部にはネジ軸40の先端部を螺入するナット43が揺動自在に取り付けられるが、仰角変更手段としてはそのほか種々の機構を採用することができる。
又、図3において、基台35上には検知装置2の出力に基づいて仰角変更手段と方位角変更手段との駆動源(モータ36,41)の駆動制御を行って太陽電池パネル30の表面(受光面31A)側を日射方向に正対させる制御手段(制御部44)が設けられる。
特に、係る制御部44は、光センサ23A,23B,23C,23Dの出力(出力電圧)に基づいて太陽電池パネル30の傾斜角度を調整するようモータ41の駆動制御を行う一方、光センサ23E,23F,23G,23Hの出力(出力電圧)に基づいて太陽電池パネル30の方位角を調整するようモータ36の駆動制御を行う。
図4は係る制御系のブロック図を示す。ここに、制御部44には検知装置2における光センサ23A,23Cの合成出力電圧、光センサ23B,23Dの合成出力電圧、光センサ23E,23Gの合成出力電圧、及び光センサ23F,23Hの合成出力電圧が入力される。そして、本例によれば、制御部44は比較演算回路を有して、検知装置2における光センサ23A,23Cの合成出力電圧と光センサ23B,23Dの合成出力電圧とを比較し、両者の合成出力電圧が均衡するよう仰角変更手段のモータ41を駆動制御して太陽電池パネル30の傾斜角度αを調整する一方、光センサ23E,23Gの合成出力電圧と光センサ23F,23Hの合成出力電圧とを比較し、両者の合成出力電圧が均衡するよう方位角変更手段のモータ36を駆動制御して太陽電池パネル30の方位を調整するのである。
尚、図3及び図4において、45は制御部44とモータ36,41の動作電源と成す蓄電池であり、係る蓄電池45は基台35上に装置され、これに太陽電池パネル30で発電された電気の一部がチャージコントローラ46を介して蓄えるようにしてある。但し、係る蓄電池45を省略して商用電源から所要電力を得るようにしてもよい。又、太陽電池パネル30で発電された電気の大部分はインバータ47で交流に変換された後、住宅用として分電盤48に供給され、余剰電力が電力会社に売電されるが、その全てを電力会社に売電したり、特定の住宅に直接供給したりするようにしてもよい。
ところで、係る検知装置2における光センサ23A,23B,23E,23Fの光検出面に対して太陽光が直角に入射する場合、光センサ23A,23Cの合成出力電圧と光センサ23B,23Dの合成出力電圧、及び光センサ23E,23Gの合成出力電圧と光センサ23F,23Hの合成出力電圧とは均衡するのであり、このためモータ36,41は停止状態とされる。
又、太陽の仰角及び方位が変化して、例えば光センサ23A,23C及び光センサ23E,23G側から太陽光が入射した場合、光センサ23A,23Cの合成出力電圧が光センサ23B,23Dの合成出力電圧よりも大きくなり、且つ光センサ23E,23Gの合成出力電圧が光センサ23F,23Hの合成出力電圧よりも大きくなるのであり、このため光センサ23A,23Cの合成出力電圧と光センサ23B,23Dの合成出力電圧が均衡する方向にモータ41を駆動制御すると共に、光センサ23E,23Gの合成出力電圧と光センサ23F,23Hの合成出力電圧が均衡する方向にモータ36を駆動制御することにより、太陽電池パネルの受光面31Aを日射方向に正対させることができる。
尚、日除け26は、光センサ23A,23C側から太陽光が入射する場合に光センサ23Dに入射する太陽光を完全に遮蔽すると共に、光センサ23E,23G側から太陽光が入射する場合に光センサ23Hに入射する太陽光を完全に遮蔽し、遮光板25は日射方向以外からの外乱光の入射を防止しながら内壁面における太陽光の反射を防止するよう作用する。このため、本例によれば、太陽光の入射角度が僅かに傾いている場合でも、光センサ23A,23Cの合成出力電圧と光センサ23B,23Dの合成出力電圧との差、及び光センサ23E,23Gの合成出力電圧と光センサ23F,23Hの合成出力電圧との差を大きくして日射方向を誤差なく正確に検知することができる。又、遮光板25や日除け26を設けた構成によれば、曇天、雨天時などにおける外乱光の入射を遮って太陽電池パネル30が迷走することを防止できる。
因みに、日除け26を省略して光センサ23C,23D,23G,23Hを光センサ23A,23B,23E,23Fに直交する向きに配置した場合には、光センサ23A,23B,23E,23Fに対して太陽光が稍傾いて入射した場合でも、光センサ23A,23Cの合成出力電圧と光センサ23B,23Dの合成出力電圧、ならびに光センサ23E,23Gの合成出力電圧と光センサ23F,23Hの合成出力電圧に大差が生じないので日射方向を正確に検知することが難しくなる。よって、光センサ23C,23D,23G,23Hを底板部21の表面直角方向に対して傾斜させながら、その上方で仕切部22に日除け26を配する構成が最も好ましい。
以上、本発明ついて説明したが、光センサ23A〜23Hは太陽電池などの光起電力型に限らず、光電子放出型や光導電型などを利用することもできる。
又、太陽エネルギー収集用モジュールは上記のような太陽電池パネルに限らず、これに温水器などの太陽熱集熱パネルや、図5に示すようなパラボラ形の反射鏡51を有する集熱集光装置50を用いても良い。尚、図5において反射鏡51の表面は凹面状の反射用受光面51Aとされ、その曲率中心に熱電変換器又は光電変換器52が配される構成とされるが、図5のような太陽エネルギー収集用モジュールの場合、その傾斜角度αは反射鏡51の中心点における接触平面の傾きをいう。
更に、上記例の太陽追尾システムには、積雪センサと風速センサが設けられ、積雪センサにより所定量の積雪が検知されたときに太陽エネルギー収集モジュールが起立される一方、風速センサにより所定レベルの風速が検知されたときには太陽エネルギー収集用モジュールが水平状態となるよう制御されるが、本発明はこのような機能は備えることを要件とするものではない。
本発明に係る日射方向検知装置を示す平面図 図1の検知装置を部分的に省略して示した側面図 本発明に係る太陽追尾システムの構成例を示す説明図 本発明に係る太陽追尾システムの制御系を示すブロック図 太陽エネルギー収集用モジュールの変更例を示す側面概略図 従来装置の作用説明図 従来装置の作用説明図
2 日射方向検知装置
21 底板部
22 仕切部
23A〜23H 光センサ
25 遮光板
26 日除け
27 防水カバー
30 太陽電池パネル(太陽エネルギー収集用モジュール)
31 太陽電池
31A 受光面
32 フレーム
33 台座部
34 支柱
36 モータ(方位角変更手段の駆動源)
40 ネジ軸
41 モータ(仰角変更手段の駆動源)
44 制御部
45 蓄電池

Claims (5)

  1. 第1の光センサ及び第2の光センサが配される底板部と、該底板部の表面上で第1の光センサ及び第2の光センサの中間位置に立設される仕切部とを有し、該仕切部には前記底板部における第1の光センサの配置側を向く壁面に第3の光センサが配されると共に、第2の光センサの配置側を向く壁面に第4の光センサが配され、前記底板部には第1の光センサ及び第2の光センサの並び方向に対して直交する方向に前記仕切部を挟んで第5の光センサ及び第6の光センサが配され、前記仕切部には前記底板部における第5の光センサの配置側を向く壁面に第7の光センサが配されると共に、第6の光センサの配置側を向く壁面に第8の光センサが配されている構造の日射方向検知装置を備えた太陽追尾システムであって、
    前記日射方向検知装置が一体として組み付けられる太陽エネルギー収集用モジュールと、該モジュールの水平面に対する傾斜角度を調整可能とする仰角変更手段と、前記モジュールを鉛直軸回りに旋回させる方位角変更手段と、前記日射方向検知装置における各光センサの出力に基づき前記仰角変更手段及び方位角変更手段の駆動制御を行って前記モジュールの表面側を日射方向に正対させる制御手段とを有し、
    前記日射方向検知装置は、底板部の表面を前記モジュールの表面中心部を通る垂線に直角な面と平行させて第1の光センサ及び第2の光センサの並び方向が前記モジュールの傾斜方向に沿う状態で前記モジュールに組み付けられ、
    前記制御手段は日射方向検知装置における第1〜第4の光センサの出力に基づいて仰角変更手段の駆動制御を行うと共に、第5〜第8の光センサの出力に基づいて方位角変更手段の駆動制御を行うことを特徴とする太陽追尾システム。
  2. 前記太陽エネルギー収集用モジュールが太陽電池パネルであり、これにより発電された電気の一部を蓄える蓄電池を備え、その蓄電池が仰角変更手段、方位角変更手段、及び制御手段の動作用電源とされて成る請求項1記載の太陽追尾システム。
  3. 前記仕切部の各壁面に配される各光センサが、光検出面を外側にして前記底板部の表面直角方向に対して傾斜状に配される請求項1、又は2記載の太陽追尾システム。
  4. 前記仕切部には、該仕切部の各壁面に配される各光センサの上方で前記底板部の表面直角方向から該底板部に配される各光センサに太陽光が入射する領域を残して日除けが設けられる請求項1〜3の何れか1項に記載の太陽追尾システム。
  5. 前記底板部の表面上に光透過性を有する防水カバーが設けられ、該防水カバー内に前記仕切部と該仕切部及び底板部に配した各光センサが収容される請求項1〜4の何れか1項に記載の太陽追尾システム。
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