JP4377634B2 - 冷却システムの運転方法 - Google Patents

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本発明は、冷却システム、及び、冷却システムの施工方法に関し、特に、カスケード式冷凍機を用いる冷凍庫のような冷却システム、及び、それの施工方法に関する。
冷房、暖房、冷凍のような温度制御のために、熱交換器が用いられる。熱交換器に用いられる冷媒が単一種類であれば、安全性と環境性の両性質を同時に充足することができないことがある。そのような両性質を同時に充足する技術が、後掲特許文献1で知られている。そのような公知の技術は、2様の冷媒を用いることによりその技術課題を解決している。後掲特許文献2は、カスケード接続の技術を更に利用している。
冷凍機として、同一冷媒が用いられる1段、2段の圧縮冷凍機、高温側冷媒としてR22が用いられ低温側冷媒としてR23が用いられるカスケード冷凍機が知られている。環境負荷対策を重要視するEUでは、低温側冷媒として炭酸ガスを用いる冷凍機の研究・開発が進んでいて、炭酸ガス利用のカスケード冷凍機が供給され始めている。炭酸ガス冷媒は、大気中に炭酸ガスととして放出することができる自然冷媒であり、環境負荷対策のために好適である。炭酸ガス冷媒を用いる冷凍機は、日本の今後の重要な技術要素である。炭酸ガス利用のカスケード冷凍機は、日本では、冷凍庫と凍結乾燥機として2例の実用化例が知られている。
図1は、カスケード冷凍サイクルの公知の原理的構造を示している。カスケード冷凍サイクルは、一次側(低温側)熱伝達サイクル系101と二次側(高温側)熱伝達サイクル系102とから構成されていてヒートポンプを構成している。一次系は、一次側圧縮機103と、一次側内的熱交換部位(低温側凝縮器)104と、一次側受液器105と、一次側膨張弁106と、一次側外的熱交換部位(蒸発器、熱エネルギー吸収部位、冷却部位)107とから形成される循環系である。二次系は、二次側圧縮機108と、二次側外的熱交換部位(凝縮器、熱エネルギー放出部位、加熱・暖房・給湯部位)109と、二次側受液器110と、二次側膨張弁112と、二次側内的熱交換部位(高温側蒸発器)113とから形成される循環系である。一次側冷媒として、炭酸ガスのような自然冷媒(自然界に普通に存在する物質)の使用が望まれ、特に、炭酸ガスの使用が望まれている。一次側内的熱交換部位104と二次側内的熱交換部位113とで形成される内的熱交換器は、カスケードコンデンサといわれる。
図2は、カスケード冷凍サイクルのp−h線図を示している。縦軸は圧力pを示し、横軸はエンタルピーを示している。線図中のサイクル1−2−3−4の数1,2,3,4は、図1の一次側循環系の位置を示す1,2,3,4に対応し、線図中のサイクル5−6−7−8の数5,6,7,8は、図1の二次側循環系の位置を示す5,6,7,8に対応している。そのようなサイクルのp−h閉曲線は、飽和線A,B,C,Dに交叉し、過熱、過冷却の存在を示している。
コンビニエンスストア、スーパーマーケット、食品工場のような複合熱制御空間では、冷凍と冷蔵と冷房の3様の熱制御のうち少なくとも2つが実行される。このような熱制御空間では、既述の両性質の充足の他に電力削減が求められる。
研究・開発の初期的段階のカスケード冷凍サイクルシステムには、解決されるべき課題が新たに知られつつある。そのような課題を持つ問題として、炭酸ガス冷媒の圧力上昇問題、フラッシュ的炭酸ガス発生問題、起動時炭酸ガスの吐出圧力上昇問題、高温側冷凍能力の変動問題が研究者間で知られつつある。
圧力上昇問題:
(1)連続運転が求められる冷凍設備では、その運転の停止時に、炭酸ガスの圧力が上昇する。その上昇に対処するためには自然冷媒の炭酸ガスを系外に放出することで十分であるが、冷凍庫内又はそれの近辺の炭酸ガスの放出による酸欠状態が問題化される。
(2)起動と停止が頻繁に起こる大型設備では、圧力上昇を抑えるために、補助冷凍機が必須的に装備され、そのコスト負担が大きい。
(3)停止期間が長い設備では、圧力上昇を抑える大型の膨張タンクが必要であり、そのコスト負担が更に大きくなる。
フラッシュ的炭酸ガス発生問題:
凝縮し蒸発しやすくなった炭酸ガス液には、膨張弁の膨張機能を低下させるフラッシュガスが発生する。フラッシュガスの発生を抑制するために、炭酸ガス液を過冷却することが行われる。蒸発器107に向かう炭酸ガス液と蒸発器107から一次側圧縮機103に向かう吸入ガスとの間で熱交換を行って、蒸発器107に向かう管の中の炭酸ガス液の過冷却が行われる。そのような熱交換器が両管の間に介設される。このような熱交換器の設備は、更に設備コストを増大させる。
吐出圧力上昇問題:
起動時に炭酸ガスの吐出圧力が増大する。一次側循環系のそのような増大に対処するために、一次側循環系の全体の設計圧力が大きく設計され、二次側循環系の容量が大きく設計されている。このことは、更に設備コストを増大させる。
冷凍能力の変動問題:
二次側循環系の凝縮器109が空冷式である場合に、二次系の冷凍能力は夏季又は冬季には大きく変動する。このような変動期間のカスケードコンデンサの二次側内的熱交換部位113は、蒸発温度が経済的温度から乖離する。そのような乖離に対して成り行き任せであることが現状であり、運転コストの増大の原因になっている。
カスケード式冷凍機の特有の問題点を解消することが重要である。設備コストの増大を抑制する技術の確立が求められる。次に、運転コストの増大を抑制することが望まれる。更に、運転の信頼性が向上することが大事である。結果的に、業務用カスケード式冷凍機の普及を促進することが求められている。
特開平10−306952号公報 特開2001−91074号公報
本発明の課題は、カスケード式冷凍機の特有の問題点を解消する冷却システム、及び、冷却システムの施工方法を提供することにある。
本発明の他の課題は、設備コストの増大を抑制してカスケード式冷却設備の普及を促進する冷却システム、及び、冷却システムの施工方法を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、更に運転コストの増大を抑制する冷却システム、及び、冷却システムの施工方法を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、運転の信頼性が向上する冷却システム、及び、冷却システムの施工方法を提供することにある。
本発明による冷却システムは、一次側冷媒が循環する一次側循環系(1)と、一次側循環系(1)から一次側循環系(1)の熱を熱交換により受け取り二次側冷媒が循環する二次側循環系(2)とから構成されている。一次側循環系(1)は、一次側圧縮器(6)と、熱吸収器(9)と、一次側循環系(1)と二次側循環系(2)の間で熱交換する一次側内的熱交換部位(4)と、一次側内的熱交換部位(4)と熱吸収器(9:蒸発器)の間に介設される受液器(7)と、受液器(7)と熱吸収器(9)の間に介設される一次側膨張器(8)と、受液器(7)から熱吸収器(9)に向かう第1配管(28)と熱吸収器(9)から一次側圧縮器(6)に向かう第2配管(29)との間で熱交換する配管間熱交換器とから形成されている。二次側循環系(2)は、二次側圧縮器(14)と、熱放出器(15:凝縮器)と、一次側循環系(1)と二次側循環系(2)の間で熱交換する二次側内的熱交換部位(5)と、熱放出器(15)と二次側内的熱交換部位(5)との間に介設される二次側膨張器(18)とから形成されている。配管間熱交換器は、既述の第1配管(28)と、既述の第1配管(28)に近接して配置される第2配管(29)と、第1配管(28)と第2配管(29)を被覆する断熱体(31)とから構成されている。
配管間熱交換器は、特別な熱交換器として提供されず、必ず存在する第1配管(28)と第2配管(29)とが近接させられて施工され、その配管工事により結果的に提供される。第1配管(28)と第2配管(29)とにより形成される配管間熱交換器は、配管工事の施工費と概ね等しい工事費用で提供される。このような低コストで、フラッシュガスの発生を有効に回避する過冷却を実現することにより、運転の信頼性を向上させることができる。
第1配管(28)は第1金属管で形成され、第2配管(29)は第2金属管で形成されることが好ましく、第1配管(28)は直接に第2配管(29)に接触することが熱交換効率を高くすることができる。断熱体(31)は、第1金属管(28)を被覆する第1断熱体と第2金属管(29)を被覆する第2断熱体とで構成されるが、その第1断熱体と第2断熱体は同体に形成され、単一結合体として形成されていて、施工コストの削減の点で好都合である。本システムは、冷凍庫(12)として利用され得る。冷凍庫(12)は熱吸収器(9)と一次側膨張器(8)により構成される。二次側は、暖房器又は給湯器として利用され得る。暖房器は、熱放出器(15:凝縮器)により構成され得る。
ユニットボックス(50)として提供される。一次側圧縮器(6)と一次側内的熱交換部位(4)と受液器(7)とは、ユニットボックス(50)に同体にユニット化されて配置されている。このようなユニット化は、工場生産部分と現場施工部分に合理的に分離し、全体の施工コストを大幅に削減することができる。そのユニットボックスの中で、受液器(7)は一次側内的熱交換部位(4)より下方に配置される。このような簡単な配置関係は、一次側内的熱交換部位(4)の下方部分に貯留する液化炭酸ガスを円滑に受液器(7)に向かわせることができ、起動時又は停止時の一次循環系(1)の圧力上昇、特に、一次側圧縮器(6)の吐出側の圧力上昇を有効に抑制することができる。更に、このような配置関係は、ユニットボックス(50)の全体のサイズを小さくすることができる。
一次側循環系(1)に並列に配置される分岐路が追加される。分岐路は、一次側圧縮器(6)から一次側内的熱交換部位(4)に向かう配管(21)と熱吸収器(9)から一次側圧縮器(6)に向かう配管(22)とを接続する並列分岐管(23)と、並列分岐管(23)に介設される膨張タンク(19)とから形成される。膨張タンク(19)は、初期の既述の圧力上昇を有効に抑制することができる。
分岐路には、膨張タンク(19)に一次側冷媒を送り込む圧力制御弁(24)が介設される。圧力上昇の初期段階で膨張タンク(19)を有効に活用することができる。分岐路には、分岐路のうち圧力制御弁(24)より上流側部位に介設される圧力計(27)が更に介設される。
本発明による冷却システムの運転方法は、膨張タンクを利用して、その冷却システムが停止した際に圧力制御弁(24)を開く手順と、圧力制御弁(24)を介して一次側冷媒を膨張タンク(19)に誘導する手順とから構成される。その誘導する手順は、一次側圧縮器(6)の運転を停止し、且つ、二次側圧縮器(14)を運転する手順を含む。このような手順は、冷却システム停止時の一次側循環系の圧力上昇を有効に抑制し、運転を容易にすることにより、本システムの普及を促進することができる。
本発明による冷却システムの施工方法は、カスケード式冷凍システムの第1部分をユニットボックス(50)として組み立てる工程と、ユニットボックス(50)を施工場所に搬送して設置する工程と、カスケード式冷凍システムの第2部分を施工場所で施工する工程とから構成される。その第1部分は、一次側循環系(1)と二次側循環系(2)とが内的に熱交換しあう内的熱交換部位(4,5)と、一次側圧縮器(6)と、一次側循環系の受液器(7)と、二次側膨張器(18)とを含んでいる。その第2部分は、熱吸収器(9)と、一次側膨張器(8)とを含んでいる。その施工する工程は、熱吸収器(9)を施工場所に設置する工程と、一次側膨張器(8)を施工場所に設置する工程と、受液器(7)を一次側膨張器(8)に第1配管(28)により接続する工程と、熱吸収器(9)を一次側圧縮器(6)に第2配管(29)により接続する工程と、第1配管(28)と第2配管(29)とを近接させて第1配管(28)と第2配管(29)を共通の断熱体(31)で被覆する工程とを形成する。
工場生産と現地施工の分離により、全施工費用を大幅に削減することができる。ユニットボックス(50)によるユニット化は、工場から現場に装置の大部分を搬送する搬送工程のコストを削減する。その組み立てる工程は、内的熱交換部位(4,5)より低位に受液器(7)をユニットボックス(50)に組み付ける工程を含むことが既述の通りに有益である。
本発明による冷却システム、及び、冷却システムの施工方法は、カスケード式冷凍機の特有の問題点を解消することができる。現場の設備コストの増大を抑制し、カスケード式冷却設備の普及を促進することができる。ボックス型は工場組立によるコストダウンを可能にする。更に、配管間熱交換器は、過冷却設備の設備コストを大幅に減少させ、且つ、運転の信頼性を向上させる。より具体化される実施の形態により、既述の問題点の全てが解消されている。
本発明による冷却システムの具現態は、図に対応して、詳細に記述される。その形態は、基本的にヒートポンプを構成している。そのヒートポンプは、図3に示されるように、一次系循環系1と二次系循環系2とから構成されている。一次側循環系1と二次側循環系2は、内的熱交換器(カスケードコンデンサ)3で内的に、且つ、熱的に交叉している。一次側循環系1は、一次側冷媒が循環的に環流する閉じた第1循環系を形成している。一次側冷媒として、炭酸ガスが最良の実施例として用いられる。二次側循環系2は、二次側冷媒が循環的に環流する閉じた第2循環系を形成している。内的熱交換器3は、一次側内的熱交換部位4と二次側内的熱交換部位5とから形成されている。一次側冷媒の熱エネルギーは、二次側内的熱交換部位4から二次側内的熱交換部位5に伝達される。
一次側循環系1は、一次側圧縮部位6と、既述の一次側内的熱交換部位4と、一次側液相貯留槽(一次側受液器)7と、一次側膨張部位8と、熱吸収器(冷却器)9と、アキュムレータ11とを直列循環系として備えている。冷凍庫12は、既述の一次側膨張部位8と熱吸収器9を備えている。一次側圧縮部位6と一次側内的熱交換部位4との間には、油分離器13が介設されている。二次側循環系2は、二次側圧縮部位14と、熱放出器(例示:空冷凝縮器)15と、二次側液層貯留槽(二次側受液器)16と、二次側膨張部位18と、既述の二次側内的熱交換部位5とを直列循環系として備えている。
一次側内的熱交換部位4と二次側内的熱交換部位5とは温度差ΔTを形成し、一次側内的熱交換部位4の温度T1は二次側内的熱交換部位5の温度T2より高い。その温度差ΔTは、熱的に相互作用する両循環系の両側圧力調整部位の相関的圧力制御により制御される。一次側圧縮部位6で圧縮されて高温化する一次側冷媒が持つ熱エネルギーの一部は、一次側内的熱交換部位4で二次側内的熱交換部位5に与えられる(汲み上げられる)。その熱エネルギーを奪われた一次側冷媒は、一次側液相貯留槽7の中で液層状態で貯留される。その一次側冷媒は、冷凍庫12で、急激に膨張してその圧力と温度が低下し、第1冷却対象部位である熱吸収器9に圧送される。熱吸収器9として、冷凍庫内冷却器が好適に例示される。利用側熱交換器を形成する熱吸収器9の中では、一次側冷媒は、冷凍庫の中の空気又は冷凍保管品(例示:食料品)から熱エネルギーを奪う。奪った熱エネルギーにより、一次側冷媒は気化し、アキュムレータ11を介して一次側圧縮部位6まで輸送される。一次側圧縮部位6は、その気化冷媒の圧力を上昇させる。
二次側圧縮部位14で圧縮されて高温化する二次側冷媒(例示:R404A)は、熱放出器15(例示:暖房用熱交換器、又は、給湯用熱交換器)で冷却されて凝縮され更に液化され、二次側液層貯留槽16で貯留された後に、二次側膨張部位18で急激に膨張して、その圧力と温度が低下し、二次側内的熱交換部位5に圧送される。二次側内的熱交換部位5の中で、二次側冷媒は気化し、一次側内的熱交換部位4から既述の熱エネルギーを奪い取る(汲み取る。)。このように奪い取った熱エネルギーは、熱放出器15で系外に放出され、暖房又は給湯のエネルギーとして再利用され得る。一次系冷媒として、炭酸ガスが好適に用いられ得る。二次側冷媒として、HFC系冷媒が用いられ得る。両冷媒の使用は、ヒートポンプに現れる2つの異なる温度差の制御を円滑化し、その制御のためのエネルギーを最小化することができる。
本発明では、膨張タンクが追加される。その膨張タンク19は、一次側圧縮部位6の吐出側(送出側)の送出側管21から分岐して一次側圧縮部位6の吸入側(受入側)の受入側管22に合流する並列還流路23に介設される。膨張タンク19と送出側管21との間には、圧力制御弁24が介設される。並列還流路23の一部位であり、圧力制御弁24より上流側の上流側部位25には、一次側冷媒逃し弁26が安全弁として介設される。圧力制御弁24は、一次側の高圧圧力が所定の圧力になれば開く圧力制御弁として用いられている。送出側管21又は並列還流路23には、圧力計27が介設される。
図4は、熱吸収器9に出入りする冷却器出入管の熱交換構造を示し、図3の円Cで囲まれる部位の断面を示している。一次側内的熱交換部位4から一次側液相貯留槽7と一次側膨張部位8を介して熱吸収器9に向かう一次冷媒入力管28の一部分は、熱吸収器9からアキュムレータ11を介して一次側圧縮部位6に向かう一次冷媒出力管29の一部分に熱交換接触構造により熱的に接合している。その熱接合は、特には、機械的接合又は空間的接合に一致し、一次冷媒入力管28の外側表面は一次冷媒出力管29の外側表面に直接に幾何学的に外接している。一次冷媒出力管29の断面積S1は、一次冷媒入力管28の断面積S2より大きい。外接状態の一次冷媒入力管28と一次冷媒出力管29は、共通の断熱体31により被覆されている。一次冷媒入力管28の中の液的一次冷媒(例示:−5゜C〜−15゜C)は、一次冷媒出力管29の膨張後のガス的一次冷媒(例示:−15゜C〜−45゜C)により冷却される。このような冷却は、一次冷媒入力管28の中の液的一次冷媒の過冷却を導く。過冷却状態の液的一次冷媒が一次側膨張部位8で膨張し熱吸収器9で冷却されて一次側圧縮部位6に還流する一次冷媒出力管29の中のガス的一次冷媒は、過熱されて液が直接に圧縮器に還流されることが防止される。
一次冷媒入力管28の一端部は、冷凍機ボックス50(図示されないが、図3で番号50で示される機器系統を同体化する筐体)に備えられている接続用カップリング61を介して一次側液相貯留槽7に接続される。一次冷媒出力管29の一端部は、冷凍機ボックス50に備えられている接続用カップリング62を介してアキュムレータ11に接続される。一次冷媒入力管28の露出金属面は、一次冷媒出力管29の露出金属面に熱的に接合し、特には、直接に接触し、一次冷媒入力管28が断熱体31により一次冷媒出力管29から熱絶縁されることはない。断熱体31は、一次冷媒入力管28を被覆する断熱部位と一次冷媒出力管29を被覆する断熱部位とに概念的には分けられるが、それらの両断熱部位は一体成形的に現地の施工場所で施工される。
公知技術では、一次冷媒入力管28と一次冷媒出力管29との間に熱交換器が介設される。本発明では、一次冷媒入力管28の長い一部分と一次冷媒出力管29の長い一部分の外接のための工事は、一次冷媒入力管28と一次冷媒出力管29の施工時に同時に実行される。その外接のための工事の手間は、一次冷媒入力管28と一次冷媒出力管29をそれぞれに単独に敷設する工事の手間と比較して同等以下であり、公知技術の熱交換のための特別な工事は必要ではなく、フラッシュ防止のための特別な熱交換器が不要であり、その熱交換器のコストが削減される。
二次側圧縮部位14にインバータ32が付随することは顕著に重要である。図2に示されるように、両系のp−h線図は、過冷却領域を有し、且つ、温度的に交叉する。図2の線図は、温度の高低を示すグラフではない。低温側(一次側)循環系のうち図中の番号2の位置から番号3の位置に流れる一次系媒体(一次側内的熱交換部位104の中の媒体又は一次側内的熱交換部位4の中の媒体)の温度(例示:−5゜C)は、高温側(二次側)循環系のうち図中の番号5の位置から番号8の位置に流れる二次系媒体(二次側内的熱交換部位113の中の媒体又は二次側内的熱交換部位5の中の媒体)の温度(例示:−10゜C)より高い。このような温度差ΔTは、運転効率の向上のための設計定数として設計的に与えられている。設計的に理想化される運転効率は、全系の部分の状態、外界環境により強く影響される。二次側圧縮部位14の回転数を自在に制御するインバータ32は、ヒートポンプ効率を最大化し、且つ、全系のエネルギー消費効率を容易に最大化することができる。
本発明による冷却システム、及び、冷却システムの施工方法は、既述のカスケード式ヒートポンプを用いて、下記の通りに、圧力上昇を抑制し、且つ、過冷却を促進し、経済的に、且つ、効率的に運転することができる。
(1)圧力上昇抑制方法
ステップSA1:
装置系が停止された後の短い期間では、内的熱交換器3に向かう吐出側管21の中の炭酸ガスの圧力が熱侵入により上昇して設定圧力になれば、圧力制御弁24が開かれ、送出炭酸ガスは圧力制御弁24を介して膨張タンク19に逃がされて、一時的に退避させられる。
ステップSA2:
膨張タンク19の退避能力が限界まで全体的に一次系の圧力が上昇すれば、一次側圧縮部位6の運転の停止のままで、二次側圧縮部位14の運転が再開される。内的熱交換器3の一次側内的熱交換部位4に滞留している一次冷媒は冷却される。そのように冷却される一次冷媒は、吐出側管21の中の圧力に押されて、一次側液相貯留槽7に還流される。吐出側管21の低圧化により、熱吸収器9から一次側圧縮部位6に向かう一次冷媒の流れが生じて、一次側膨張部位8で膨張して冷却される一次冷媒は一次側圧縮部位6に還流する。このような自然の流れ(一次側圧縮部位6の運転停止時の流れ)により、一次系は全体的に冷却され、一次系の圧力が低下する。その圧力の低下度が十分でない場合には、並列還流路23の一次側冷媒逃し弁26が開かれ、炭酸ガスは系外に放出される。
ステップSA3:
ステップS3は、ステップS1に先行して実施されることが好ましい。このステップS3は、一次系の装置系を常態的に維持することであり、重要なステップである。一次側圧縮部位6と油分離器13と内的熱交換器3と一次側液相貯留槽7とアキュムレータ11と膨張タンク19とは、コンパクトに単一の冷凍機ボックスに同体に収納されて工場で製作される。一次冷媒入力管28と一次冷媒出力管29と冷凍庫12は、設備場所で個別に施工される。その冷凍ボックスの中で、一次側液相貯留槽7は内的熱交換器3より重力的に低位に(下方に)配置される。内的熱交換器3の一次側内的熱交換部位4の中の気液混合流体は、重力的分離を受け、下方部位は液体状態であり上方部位は気体状態である。内的熱交換器3の熱交換面の面積Sと熱交換流路の体積Vの比であるV/Sは最大化的に設計され、その流路中の自然な流れは流体の粘性抵抗により制限されている。一次側内的熱交換部位4の流路が全体的に下方に向き、且つ、一次側内的熱交換部位4から一次側液相貯留槽7に向かう管路は全体的に流体力学的に下方に向き(サイフォンの存在は許容される)、一次側内的熱交換部位4の中のCO2液体は、一次側圧縮部位6の運転の停止中に、重力的に一次側液相貯留槽7に吸引的に誘導される。このような誘導力は、一次系の圧力の上昇を有効に抑制する。
ステップSA4:
一次側圧縮部位6の運転が停止されていて、一次側圧縮部位6の出力エネルギーによる一次系の温度上昇が止まり、一次系が自然冷却により冷却され、一次系の温度は均衡温度に漸近する。一次系の温度が均衡温度に漸近すれば、二次側圧縮部位14の運転を停止する。このような漸近期間は夏季には冬季より長いが、季節によらずに均衡点に安全に到達する。
ステップSA5:
起動時には、最初に二次側圧縮部位14の運転を開始する。二次側圧縮部位14の運転により、二次系冷媒が蒸発する温度に相当する規定圧力まで一次系冷媒の下降すれば、一次側圧縮部位6の運転を開始する。このような運転は、起動時の一次側圧縮部位6の吐出圧力の上昇を適正範囲に抑制することができる。
(2)過冷却方法
ステップSB1:
ステップSB1は、一次冷媒入力管28と一次冷媒出力管29を施工する施工方法に一致し、一次冷媒入力管28と一次冷媒出力管29とを熱的に(直接に)外接させて、冷凍機ボックス50と冷凍庫12との間を連結し共通断熱化する配管工事である。
ステップSB2:
ステップSB1の配管工事で施工された配管28,29が冷凍機ボックス50に結合された後に、一次側圧縮部位6と二次側圧縮部位14の定常運転が開始され、一次冷媒入力管28の中の冷媒は一次冷媒出力管29の中の戻り冷媒により冷却されて、過冷却される。その過冷却はフラッシュガスの発生を有効に抑制することができる。
ステップSB3:
このような過冷却抑制定常運転時に、インバータ32によりエネルギー効率の最大化が実行される。エネルギー効率の最大化は、必要な装置の運転データが採取され、コントローラ(図示されず)に入力され、最適省力化運転が可能になって実現される。
図5は、本発明によるヒートポンプの他の実現態を示している。カスケード式ヒートポンプは、冷蔵・冷凍により吸収するエネルギーを暖房・給湯のために再利用することができる。本実現態の一次側循環系1は、第1一次側循環系1−1と第2一次側循環系1−2に並列化されて複合化されている。本実現態の二次側循環系2は、第1二次側循環系2−1と第2二次側循環系2−2と第3二次側循環系2−3に並列化されて複合化されている。このような複合化により一次系では、一次側圧縮部位6は第1一次側圧縮部位6−1と第2一次側圧縮部位6−2に並列化され、一次側膨張部位8は第1一次側膨張部位8−1と第2一次側膨張部位8−2に並列化され、冷凍庫12は第1冷凍庫12−1と第2冷凍庫12−2に並列化され、一次側液相貯留槽7は共用されている。二次系では、二次側圧縮部位14は第1二次側圧縮部位14−1と第2二次側圧縮部位14−2に並列化され、熱放出器15は第1熱放出器15−1と第2熱放出器15−2に並列化されている。第2熱放出器15−2は、冷房暖房切換熱交換器として提供されている。
第1二次側循環系2−1では、二次側圧縮部位14−1と熱放出器15−1との間に、開閉弁34が介設され、更に、熱放出器15−1と二次側膨張部位18との間で第1二次側循環系2−1に、追加逆止弁35と追加膨張弁36とが介設される。追加逆止弁35と追加膨張弁36は、並列に接続されている。第2二次側循環系2−2は、二次側内的熱交換部位5と二次側圧縮部位14−1と、開閉弁37と、逆止弁38と、熱放出器15−2と、追加逆止弁39と、第1二次側圧縮部位14−1とから形成されている。
第2二次側圧縮部位14−2が追加されている。二次側圧縮部位14−2と熱放出器15−1との間に、追加逆止弁41が介設される。二次側圧縮部位14−2と熱放出器15−2との間に、開閉弁42が介設される。第3二次側循環系2−3は、二次側圧縮部位14−2と、逆止弁41と、熱放出器15−1と、追加逆止弁35と、追加膨張弁43と、冷房暖房切換熱交換器15−2と、開閉弁42とを含む循環直列系を形成している。追加逆止弁39と追加膨張弁43とは、並列に介設されている。
第1二次側循環系2−1は、基本的熱サイクルを形成している。第2二次側循環系2−2では、二次側圧縮部位14−1から送り出される二次側分流冷媒は開状態の開閉弁37を通過し、逆止弁38を通過して、冷房暖房切換熱交換器15−2で暖房的熱交換を受け、追加逆止弁39を通り、二次側膨張部位18で膨張して急冷されて、二次側内的熱交換部位5で一次側の熱エネルギーを奪って、二次側圧縮部位14−1に還流する。このような暖房時には、開閉弁42は閉鎖される。第2二次側循環系2−2は、二次側内的熱交換部位5で一次側循環系から奪った熱エネルギーを熱源とするヒートポンプを構成している。第3二次側循環系2−3では、二次側圧縮部位14−2から送り出される二次側分流冷媒は逆止弁41を通過し、熱放出器15−1で凝縮され、追加逆止弁35を通過し、追加膨張弁43で膨張して急冷され、冷房暖房切換熱交換器15−2で冷房的熱交換を受け、開状態の開閉弁42を通過して、二次側圧縮部位14−2に還流する。このような冷房時には、開閉弁37は閉鎖される。第2二次側循環系2−2と第3二次側循環系2−3の循環が停止され第1冷凍庫12−1が停止されれば、本実現態は、図3の形態に一致する。
図1は、カスケード式冷凍機の基本的回路を示す回路図である。 図2は、p−h線図である。 図3は、本発明による冷却システムの実現態を示す回路図である。 図4は、図3の一部を示す断面図である。 図5は、本発明による冷却システムの他の実現態を示す回路図である。
符号の説明
1…一次側循環系
2…二次側循環系
4…一次側内的熱交換部位
5…二次側内的熱交換部位
6…一次側圧縮器
7…受液器
8…一次側膨張器
9…熱吸収器
12…冷凍庫
14…二次側圧縮器
15…熱放出器
18…二次側膨張器
19…膨張タンク
21…配管
22…配管
23…並列分岐管
24…圧力制御弁
28…第1配管(第1金属管)
29…第2配管(第2金属管)
31…断熱体
50…ユニットボックス

Claims (8)

  1. 冷却システムを運転する冷却システムの運転方法であって、
    前記冷却システムは、
    一次側冷媒が循環する一次側循環系と、
    前記一次側循環系から前記一次側循環系の熱を熱交換により受け取り二次側冷媒が循環する二次側循環系とを具備し、
    前記一次側循環系は、
    一次側圧縮器と、
    熱吸収器と、
    前記一次側循環系と前記二次側循環系の間で熱交換する一次側内的熱交換部位と、
    前記一次側内的熱交換部位と前記熱吸収器の間に介設される一次側膨張器とを備え、
    前記二次側循環系は、
    二次側圧縮器と、
    熱放出器と、
    前記一次側循環系と前記二次側循環系の間で熱交換する二次側内的熱交換部位と、
    前記熱放出器と前記二次側内的熱交換部位との間に介設される二次側膨張器とを備え、
    前記冷却システムは前記一次側循環系に並列に配置される分岐路を更に具備し、
    前記分岐路は、
    前記一次側圧縮器から前記一次側内的熱交換部位に向かう配管と前記熱吸収器から前記一次側圧縮器に向かう配管とを接続する並列分岐管と、
    前記並列分岐管に介設される膨張タンクと、
    前記膨張タンクに前記一次側冷媒を送り込む圧力制御弁と
    前記並列分岐管に設けられた一次側冷媒逃し弁とを備え、
    前記冷却システムの運転方法は、
    前記一次側圧縮器及び前記二次側圧縮器の運転が停止した状態で前記圧力制御弁を開いて前記一次側冷媒を前記膨張タンクに誘導する手順と、
    前記一次側圧縮器の運転を停止したまま前記二次側圧縮器を運転して前記一次側冷媒を冷却する手順と
    前記一次側冷媒逃し弁を開いて前記一次側冷媒を系外に放出する手順と
    を含み、
    前記一次側冷媒を冷却する前記手順は、前記一次側冷媒を前記膨張タンクに誘導する前記手順の後に実行され、
    前記一次側冷媒を系外に放出する前記手順は、前記一次側冷媒を冷却する前記手順の後に実行される
    冷却システムの運転方法。
  2. 前記一次側循環系は、
    前記一次側内的熱交換部位と前記熱吸収器の間に介設される受液器と、
    前記受液器から前記熱吸収器に向かう第1配管と前記熱吸収器から前記一次側圧縮器に向かう第2配管との間で熱交換する配管間熱交換器とを備え、
    前記配管間熱交換器は、
    前記第1配管と、
    前記第1配管に近接して配置される前記第2配管と、
    前記第1配管と前記第2配管を被覆する断熱体とを備え、
    前記第1配管は第1金属管で形成され、前記第2配管は第2金属管で形成され、前記第1配管は直接に前記第2配管に接触し、
    前記断熱体は、
    前記第1金属管を被覆する第1断熱体と
    前記第2金属管を被覆する第2断熱体とを備え、
    前記第1断熱体と前記第2断熱体は同体に接合している
    請求項1の冷却システムの運転方法。
  3. 前記冷却システムは冷凍庫を具備し、前記冷凍庫は前記熱吸収器と前記一次側膨張器を備える
    請求項1の冷却システムの運転方法。
  4. 前記冷却システムは暖房器を具備し、前記暖房器は前記熱放出器を備える
    請求項3の冷却システムの運転方法。
  5. 前記冷却システムはユニットボックスを更に具備し、
    前記一次側圧縮器と前記一次側内的熱交換部位と前記受液器とは前記ユニットボックスに同体にユニット化されて配置されている
    請求項2の冷却システムの運転方法。
  6. 前記受液器は前記一次側内的熱交換部位より下方に配置される
    請求項5の冷却システムの運転方法。
  7. 前記受液器は前記一次側内的熱交換部位より下方に配置される
    請求項2の冷却システムの運転方法。
  8. 前記冷却システムは前記二次側圧縮器の回転数を制御するインバータを更に具備する
    請求項1の冷却システムの運転方法。
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