JP4376120B2 - 乳幼児玩具 - Google Patents

乳幼児玩具 Download PDF

Info

Publication number
JP4376120B2
JP4376120B2 JP2004134752A JP2004134752A JP4376120B2 JP 4376120 B2 JP4376120 B2 JP 4376120B2 JP 2004134752 A JP2004134752 A JP 2004134752A JP 2004134752 A JP2004134752 A JP 2004134752A JP 4376120 B2 JP4376120 B2 JP 4376120B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
opening
infant
main body
toy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004134752A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005312701A (ja
Inventor
雅子 田端
正敏 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pigeon Corp
Original Assignee
Pigeon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pigeon Corp filed Critical Pigeon Corp
Priority to JP2004134752A priority Critical patent/JP4376120B2/ja
Publication of JP2005312701A publication Critical patent/JP2005312701A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4376120B2 publication Critical patent/JP4376120B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Toys (AREA)

Description

おおよそ1歳乃至2歳程度になるまでの乳幼児の発育を促す玩具に関するものである。
従来、乳幼児等の発育を促す玩具として、特許文献1:登録実用新案第3050263号のように、厚手の布のような柔軟性のある材料で作られた三つあるいはそれ以上の複数の縫いぐるみがお互いに結合されていて、個々の空洞には他の縫いぐるみが収納できるようになっているものがある。また、この縫いぐるみと同様に、外形を生物の形態とすることも多く行われている。更に特許文献2:実開昭52−096100号では豆さやを模した袋に開口を設け、豆を模した複数の玉を収納可能とした豆おもちゃが開示されている。
しかしながら、従来の縫いぐるみ玩具では、1歳乃至2歳程度の乳幼児が使用するには、一つの縫いぐるみに他の縫いぐるみを収納するような操作を行うことは困難であった。つまり、乳幼児では手腕や指等の随意的な操作が困難であり、特に、一方の手で一つの縫いぐるみを手でつかみ、他方の手で他の縫いぐるみを空洞に対向するように正確に配置させて、空洞に挿入するという動きは、この時期の乳幼児には困難だった。そこで、乳幼児であっても、一つのものに他のものを出したり入れたりすることに興味を持たせて、物の出し入れなどを促すことで指先の操作を学習するだけでなく、母親などの介助者や乳幼児自身の操作によって、収納体への出し入れに伴って見えたり見えなくなったりする物の存在などの認識を促すことを、発達段階に応じて遊ながら実施できる乳幼児玩具が求められていた。
登録実用新案第3050263号 実開昭59−096100号
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点に斯かる実情に鑑みなされたもので、指先の操作や、物の存在の認識などの学習を行えると共に、安全性の高い乳幼児玩具を提供することを課題とする。
請求項1記載の発明は、乳幼児用の乳幼児玩具であって、前記乳幼児玩具は、変形可能で柔軟性を有するほぼ球形状に形成された収容体と、前記収容体を収容可能な空洞及び開口部を有して変形可能で柔軟性を有する本体部と、前記収容体と本体部を連結する連結手段とで構成され、前記収容体は前記本体部に収容された状態において、前記開口部から視認可能に設けられ、前記開口部は、本体部の全体よりも剛性が高く形成されていると共に、前記収容体の外径は、前記開口部の最小内径となる開口径よりも大きく形成されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1において、前記収容体の高さは、前記本体部の深さより僅かに大きく設け、収容時に前記収容体が開口部から一部突出することによって、収容時に前記収容体の存在を開口部から視認可能としたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1において、前記収容体を複数個備え、各収容体を各々本体部に接続する連結手段を有し、前記本体部から前記収容体の一つの取り出された状態において、他の収容体が前記開口部の一部を塞ぐことにより、前記開口部に開口された開口径の大きさが、一つの収容体の外径よりも小さくなることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項において、前記連結手段は、紐状に形成され、前記本体部における前記開口部の対向面に固定されており、前記連結手段の長さは、前記本体部の深さとほぼ同等としたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記収容体が動物の一部又は全体を模した形に形成されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項において、前記収容体内部に発音手段を設けて構成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、母親や乳幼児自身が、本体部から出た状態の収容体を本体に収容する(隠れる)という操作や、本体部に収容された収容体を本体部から取り出す(表れる)という操作によって、収容体の存在の認識(見えないものが存在する事の認識)について学習できる。また、収容体が連結されている事で、紛失を防ぐだけでなく、収容体が本体部の開口部近傍に配置されるため、操作能力が低い乳幼児でも操作し易くできると共に、収容体を揺らしながら遊ぶ事もできる。さらに、開口部の外周が硬く、開口部外径よりも収容体が大きい事で、収容体が簡単に出てしまう事が無く、また収容体の挿入時に本体部における開口部が変形してしまい挿入しづらくなる事も防ぎ、「収容体を変形させながら出し入れする」という操作を促し、手腕や手指の動きについて練習を行う事ができる。更に、収容体を出す途中で止める事もできる為、一部が隠れた状態における存在の学習もできる。
請求項2記載の発明によれば、収容時において、収容体の一部が視認できる為、収容体の存在を認識しやすいだけでなく、収容体の一部が見えている事に伴って収容体全体の存在の想像を促すと共に興味を引く事となり、結果的に収容体を引き出す操作を促すことができる。
請求項3記載の発明によれば、複数の収容体で遊べる為、出し入れするために必要な動きが増える事や、数の認識などのより複維な認識の学習や、操作の学習を促す事ができる。更に、複数の収容体が連結手段で本体部に連結される為、収容体を取り出して振って遊んだ場合に、より興味を引く動きとなる。
請求項4記載の発明によれば、収容体を引き出した際に、初めて収容体の全貌を把握可能とされており、更に、連結手段が収容体や本体部に絡まることがなく、また、収容体が開口部近傍に配置される為、収容体を開口部に正確に対向するよう位置決めする必要が無く、乳幼児の未熟な動きで操作が可能とされている為、操作に伴う発達を促すことができる。なお、連結手段があまり露出しないよう構成されている為に、乳幼児に絡まってしまう危険性も無く、安全に遊びながら学習する事ができる。
請求項5記載の発明によれば、収容体が動物の一部又は全体を模して形成することによって、収容体自体の認識を理解可能な存在として認識しやすく、乳幼児の興味を強く引くことができる。更に母親等の介助者が所謂「いないいないばぁ」遊びを行ってあげる事もでき、介助者とのコミュニケーション手段として一緒に遊びながら学習する事もできる。
請求項6記載の発明によれば、音の刺激も加わる為、乳幼児に対して興味を強く持たせると共に、生後2ヶ月程度の乳幼児でも、ガラガラ等と同様に本発明の乳幼児用玩具を握って振る動きを学習する為に使用することができる。
収容体が単体の場合では、乳幼児用の乳幼児玩具であって、前記乳幼児玩具は、変形可能で柔軟性を有するほぼ球形状に形成された収容体と、前記収容体を収容可能な空洞及び開口部を有して変形可能で柔軟性を有する本体部と、前記収容体と本体部を連結する連結手段と、前記収容体内部に収容される発音手段で構成し、前記収容体の高さは、前記本体部の深さより僅かに大きく設け、収容時に前記収容体が開口部から一部突出することによって、収容時に前記収容体の存在を開口部から視認可能で、前記連結手段は、紐状に形成され、前記本体部における開口部の対向面に固定されており、前記連結手段の長さは、前記本体部の深さとほぼ同等とし、前記本体部に収容された前記収容体を、更に押し込むように変形させると、前記収容体全体が前記本体部に収容される。また、前記収容体が動物の一部又は全体を模した形に形成される。
収容体が複数の場合では、乳幼児用の乳幼児玩具であって、前記乳幼児玩具は、変形可能で柔軟性を有するほぼ球形状に形成された収容体と、前記収容体を収容可能な空洞及び開口部を有して変形可能で柔軟性を有する本体部と、前記収容体と本体部を連結する連結手段で構成し、前記収容体を複数個備え、各収容体を各々本体部に接続する連結手段を有し、前記本体部から前記収容体の一つの取り出された状態において、他の収容体が前記開口部の一部を塞ぐことにより、前記開口部に開口された開口径の大きさが、一つの収容体の外径よりも小さくなるようにする。
図面を用いて、本発明の実施の例である乳幼児玩具10の説明を行う。図1〜2は、実施の例の1例である乳幼児玩具10である。図1は、乳幼児玩具10の外観を表す図である。図2は、図1の実施の例の乳幼児玩具10の断面を示す図である。図3は、乳幼児玩具10の本体部30をサイコロ状に形成した例である。
乳幼児玩具10は、大きく3つで構成され、本体部30、収容体20、連結手段40で構成されている。図1に示した本体部30は、略球状とされた上側が切り取られた略半球形状で、内部が中空とされた袋状にしたものであり、その上部に開口部31が設けられている。本体部30は表地30Aと裏地30B及び表地30Aに一体とされた芯地30Cの各生地を重ねて縫製する事で形成されており、表地30A,裏地30Bの材質は、ポリエステルや綿等のパイル織りされた生地表面と、その裏側にポリエステル等でなるバッキングクロスが貼着され、芯地30Cは発泡ポリウレタン等のクッション材料で形成されており表地30Aに貼着されている。これらの本体部30に使用される各生地は洗う事ができる生地で形成されており、僅かに伸縮を許容して、十分な柔軟性を有すると共に、変形も可能となっている。また該開口部31は、図2に示されるように縫製の際に、開口部31の縁部の全周について、縁部に配置された表地30A,裏地30Bをそれぞれ折り返して縫い合わせる事によって形成されており、開口部31の剛性を増すようになっている。なお、周縁部の表地と裏地を縫い合わせて剛性を高めるだけでなく、開口部31の周縁に沿って芯地を配置してもよい。また、本体部30は、底面パーツ32と、開口部31側よりも開口部31から離れた側の幅を狭めた6枚の側面パーツ33からなる7つのパーツを縫い合わせることによって、本体部30を略半球状として作られており、各縫い合わせた部分の剛性が増し、芯地30Cの機能と合わせて本体部30の形状を安定させている。なお、本体部30は略半球状以外にも、サイコロ状やその他の多角形状とするだけでなく、動物形状や植物形状、車両形状等、何らかの形状を模した形状とされていてもよい。
また収容体20は、ほぼ球形状に形成され、表地20Aにパイル織りされたポリエステル等の生地を用いて、表地20Aの内側にポリエステル等よりなる中綿20Bが配置された縫いぐるみ状とされており、柔軟性を有し、変形も可能である。該収容体20内部には、発音手段21が内設されており、発音手段21は鈴枠21B内に収容された鈴21Aで構成されている。また、収容体20の正面側には鼻や口の膨らみに当る凸部60が形成されていると共に、目や凸部60の先端は鼻を示す刺繍50が設けられており、該刺繍50の材質は、レーヨンとなっている。更に、収容体20の上方には耳に当る凸部61,61が形成されている。収容体20に設けられた目や鼻の刺繍50や、鼻や耳の凸部60,61、収容体20の形状によって、収容体20が動物の一部に模して形成されている。また、収容体20の正面に対応した本体部30には不織布等で縫合された正面識別手段35が形成されている。実施の例では、くまの顔を模したものである。実施の例のくまの顔以外であっても構わなく、パンダ、ウサギ、ライオンなど様々な動物の顔やおしり等であってもよく、もちろん、植物における花や実、車両や船等の各種形状を模しても構わない。
収容体20に内設されている発音手段21の材質は、ポリエチレン等で形成されている。発音手段21は、中綿20B中に中空で複数の開口が設けられた鈴枠21Bが配置され、鈴枠21B中に鈴21Aが配置されている。鈴21Aは洗浄性を持たせる為にポリスチレン等の樹脂で形成され、開口が設けられたカバー内に球体が入れられている。このように鈴枠21B内で鈴21Aが移動可能とされている為、鈴21Aの音や鈴21Aが鈴枠21Bに当った際の音がリンリンと鳴る事となる。また、乳幼児が該玩具を踏みつけても、怪我をしないように、発音手段21は、球形状や、円筒形などの、角がない形状に形成してあることが望ましい。なお、発音手段21は鈴21Bを使用する以外にも、発音板を叩く打楽器や、空気の流れで発音する笛等の各種発音手段を使用する事ができる。
また、収容体20は、本体部30に設けられている開口部31の内径よりやや大きめに構成されている。つまり、略円形とされた開口部31の直径よりも収容体20の直径が大きくされており、ここでは、くまの顔とされた収容体20の顔の幅が開口部31の直径よりも大きくされている。このように構成することによって、図1(A)に示すように中空とされた空洞36内に収容体20が収容された際に反転させても取れてしまう事がなく、また、開口部31からの収容体20の出し入れ操作において、開口部31の剛性が高められている事と相まって適度な抵抗感が生まれ、乳幼児玩具10を変形させながら出し入れする動きを促す事ができる。ここで、本体部の最大幅は70〜100mm程度とされており、開口部31の直径は50〜70mmとされ、収容体20の最大幅は60〜80mmとされ、開口部31の直径に対して収容体20の最大幅は10mm程度大きく、110〜125%程度の範囲で大きくされている事が好ましい。
また、実施の例の収容体20は、くまの顔を模しており、該くまの顔の高さが本体部30の空洞36の深さよりやや大きめに設けられている。このように構成することによって、ある程度までは、収容できるが、この状態において完全には収容できず、くまの耳や頭の一部が開口部30から僅かに露出する。この状態から、本体部30に収容体20を完全に収容させる為には、収容体20の一部又は全部の形を更に変形させて、押し込むようになる。この2段階の作業によって収容可能とすることによって、乳幼児に対して手指の動きを促すような効果を生むと共に飽きのこない玩具とすることができる。また、開口部31から、収容体20の一部を視認することが出来るために、乳幼児に開口部31内に「なにかがある」と思わせることができ、乳幼児の興味を増すことができる。更に、収容体20を本体部30に完全に収容した状態にすると、本体部が略球状とされているため、ボールのように転がして遊ぶ事もできる。この時、発音手段21が設けられているため、転がった乳幼児玩具10が音を発し、手腕や手指だけでなく、身体全体を使った遊びを促す事もできる。なお、ここでは耳に当る凸部61は指先で摘んで引き出す手がかりともなるが、収容体20における連結手段40との連結部とは逆側となる頭部の頂点に、より引き出しやすくするためのループ等の摘みを設けてもよい。
連結手段40は、該本体部30の開口部に対向した底部に接続されて、また、他端は、収容体20の下部に接続されている。実施の例では、連結部の材質は、綿アクリル等の紐状部材であり、洗浄可能とされている。なお、この素材を紐状のゴムなどの弾性体を利用してもよく、本体部30や収容体20から着脱できるよう構成されていてもよい。
連結手段40が設けられている為に、収容体20と本体部30は別々とならず、紛失する危険がないようになっており、収容体20を出した状態で本体部30を把持して振ることで、発音手段21の音が発生するよう構成されている。また連結手段40の長さは、本体部30の底部から開口部31までの長さとほぼ同じに設けられている。連結手段40の長さを本体部30の深さとほぼ同じにすることによって、くまの顔が飛び出た状態で止める事ができるだけでなく、本体部30の開口部31に対向するよう収容体20が必ず配置されるため、細かな操作が困難な乳幼児であっても収容体20を押し込むだけで、確実に収容することができる。連結手段40の長さが本体部30の深さより長い場合、収容体20が逆さまに収容されることや、また、本体部30の開口部31へ収容体20を運ぶことが必要となり、乳幼児玩具10としては、難易度が高くなりすぎてしまう可能性があるだけでなく、紐状の連結手段40が乳幼児に絡まる恐れがある為、本体部30の深さとほほ同じに設けられている事が望ましい。
上述のように、金属素材を使用していないので、錆などは発生しないために、洗濯機などで、洗濯可能となっており、衛生面においても、非常に安全となっている。このことによって、乳幼児が該玩具をかじったり、なめたりしても、衛生的かつ安全に遊ぶことができる玩具である。
図3は、図1〜2に示された乳幼児玩具10の変形例であって、図3(A)は収容体20を本体部30に収容した状態を示しており、図3(B)は収容体20が本体部30から引き出された状態を示している。図3に示されるように乳幼児玩具10の本体部30は、底面パーツ32に4枚の側面パーツ33を縫合する事で、天面が開口部31とされた略立方体形状とされている。また、本乳幼児玩具10における正面識別手段35はハートマークとされている。更に収容体20はヒツジの頭部形状とされている。この他の構成は図1に示す乳幼児玩具10と同様に構成されている。
図4〜7を用いて、収容体20が複数設けられた他の実施例の説明を行う。収容体20及び、本体部30、連結手段40と基本的な構成としては図1〜3に示す乳幼児玩具10と同様である。つまり、ウサギを模した本体30の背面に開口部31が形成されており、開口部31は空洞36に連通しており、連結手段40の一方の端部が空洞36内に連結され、他方の端部が子ウサギを模した収容体20に連結されている。
ここで、複数の収容体20が設けられている乳幼児玩具10の場合、全周が折り返して縫合されて他の部位より剛性が高められた本体部30の開口部31が、図4(B)に示すように、収容体20の外形より、開口部31の大きさが大きく設けられていて、収容体20を2体並べて収容するように設けられている。そして図5(A)に示すように長手方向に開口した開口部31の一方向に対して、1体目の収容体20を収容する。2体目の収容体20は、他端の開口部31方向から収容することになっている。このことにより1体目の収容体20を収容する場合は、簡単に収容することができるが、2体目の収容体20を収容する場合、1体目の収容体20が収容されているために、収容された収容体20と開口部31で、開口径37が狭くなっているために、2体目の収容体20を収容することは難しくなっている。つまり、本実施例の乳幼児用玩具10では、開口部は開口部31と1体目の収容体20によって構成されており、その内径よりも、2体目の収容体20の直径が大きくなるよう構成されている。このように、図1〜4に示された乳幼児玩具10に比べ、難易度が若干高くなっている。なお、収容体20を複数としても構わないが、乳幼児が使用した場合の難易度を考慮すると、1〜3個程度までとする事が好ましい。
図8〜図9を用いて乳幼児の発育に伴う本発明品の遊び方の説明を行う。乳幼児の誕生〜一ヶ月半程度までは、原始反射が主となる期間であり、乳幼児自身が自らの物を持ったりする事は出来ないが、聴覚が優れている期間であり、例えば、お母さんが鈴を振ってあげる等、音に反応させてあげる遊びが適している。従って、本発明の乳幼児玩具10を振ることによって、乳幼児玩具10内に設けられた発音手段21から音をだして、所謂ガラガラのように音のする玩具として遊ぶことができ、乳幼児の音に対する発育を伸ばすことができる。
一ヶ月半〜三ヶ月半程度までの乳幼児は、体の面では、手足は活発に動かし、物を握ることが可能になり、それ以外にも、視覚の発達に伴い動いているものや明るい光に反応し、音のする方向を見るようになり、人の声への反応が活発となり、声を出す(喃語)などある。このような時期に、本発明の乳幼児玩具10では、乳幼児が玩具本体をガラガラのように持ち、乳幼児自身が、乳幼児玩具10を振り音を発生させ、楽しむことができる。更に、徐々に、目が見えるようになってくる時期であり、物を追って見ることができるようになるので、ゆっくりした動きの玩具が適している。乳幼児玩具10の場合では、例えば、お母さんは、色々な動きで、本体部30から収容体20などを出したり、隠れさせたりして、「いないいないばあ」遊びを行うことによって、コミュニケーションをとりながら、乳幼児玩具10を目で追いながら見る事を促すことができる。
三ヶ月半〜六ヶ月半程度の乳幼児は、体の面では、筋力の発達、寝返りがあり、心の面では、感情の発達(喜ぶ、甘える、怒る)などがある。この時期では、乳幼児は、両手を使って遊べるようになってくる。乳幼児玩具10の大きさは、乳幼児の口の大きさよりも大きく、完全に口の中には入らないサイズが望ましい。乳幼児は、乳幼児玩具10を利用して、自分で玩具を持っていじったり噛んだりと様々な動きをするようになり、収容体20を本体部30から取り出す事ができるようになってくる。また、何度も繰り返すことを好む時期で、「いないいあないばあ」遊びなどを喜ぶ。収容体20を出したり隠したりを乳幼児に対して繰り返し行うことで、隠れた存在の認識につながると共に、収容体20が出てくることに期待し、期待が実現することを認識できるようになる。
六ヶ月半から九ヶ月半程度の乳幼児は、体の面で、歯が生え始める、ハイハイができるようになる。このときに、乳幼児は、自分自身で、収容体20を出し入れと操作するようになり、様々な動きを学習することができる。また、乳幼児玩具10を転がしてそれを追う等の体を動かした遊びを行うようになる。
上述のように、生まれた直後〜九ヶ月半までの間に、乳幼児の成長に応じて、様々な遊びを行うことができ、乳幼児の発育を助ける効果がある。また、0ヶ月〜6ヶ月半までの間、例えば、お母さんと乳幼児とのコミュニケーションを図ることができる素晴らしい玩具である。
なお、本発明は、上述の各実施例に限定されない。上述の各実施例は、相互に組み合わせて構成するようにしてもよい。また、上述の各実施例とは異なり、本体部30や収容体20を中空なフィルム素材で形成して、その中空内部に空気や水等を入れるように構成してもよく、柔軟な素材で形成されていればよい。更に、本発明品は乳幼児が使用するだけでなく、手指に何らかの障害が発生した成人等のリハビリ用として使用されるものであっても構わない。
本発明の一実施例である乳幼児玩具の外形を示す図であり、本体部を略半球状に形成した例である。 本発明の一実施例である図1に示す乳幼児玩具を中央で切断した断面図である。 本発明の一実施例である乳幼児玩具の外形を示す図であり、本体部をサイコロに形成した例である。 本発明の一実施例である乳幼児玩具の外形を示す図であり、2つの収容体を使用した例である。 本発明の一実施例である図4に示す乳幼児玩具から、収容体をそれぞれ取り出しした図である。 本発明の一実施例である図4に示す収容体の外観と、該収容体の断面を示す図である。 本発明の一実施例である図4に示す乳幼児玩具で、2つの収容体を収容した状態の断面を示す図である。 本発明の一実施例である乳幼児玩具を乳幼児が使用している状態使用している例である。 本発明の一実施例である乳幼児玩具を乳幼児に対して状態を示す図である。
符号の説明
10 乳幼児玩具
20 収容体
20A 表地
20B 中綿
21 発音手段
21A 鈴
21B 鈴枠
30 本体部
30A 表地
30B 裏地
30C 芯地
31 開口部
32 底面パーツ
33 側面パーツ
35 正面識別手段
36 空洞
37 開口径
40 連結手段
50 刺繍
60 凸部
61 凸部

Claims (6)

  1. 乳幼児用の乳幼児玩具であって、前記乳幼児玩具は、変形可能で柔軟性を有するほぼ球形状に形成された収容体と、前記収容体を収容可能な空洞及び開口部を有して変形可能で柔軟性を有する本体部と、前記収容体と本体部を連結する連結手段とで構成され、前記収容体は前記本体部に収容された状態において、前記開口部から視認可能に設けられ、前記開口部は、本体部の全体よりも剛性が高く形成されていると共に、前記収容体の外径は、前記開口部の最小内径となる開口径よりも大きく形成されていることを特徴とした乳幼児玩具
  2. 請求項1において、前記収容体の高さは、前記本体部の深さより僅かに大きく設け、収容時に前記収容体が開口部から一部突出することによって、収容時に前記収容体の存在を開口部から視認可能としたことを特徴とした乳幼児玩具。
  3. 請求項1において、前記収容体を複数個備え、各収容体を各々本体部に接続する連結手段を有し、前記本体部から前記収容体の一つが取り出された状態において、他の収容体が前記開口部の一部を塞ぐことにより、前記開口部に開口された開口径の大きさが、一つの収容体の外径よりも小さくなることを特徴とした乳幼児玩具。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、前記連結手段は、紐状に形成され、前記本体部における前記開口部の対向面に固定されており、前記連結手段の長さは、前記本体部の深さとほぼ同等としたことを特徴とした乳幼児玩具。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、前記収容体が動物の一部又は全体を模した形に形成されていることを特徴とした乳幼児玩具。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項において、前記収容体内部に発音手段を設けて構成したことを特徴とした乳幼児玩具。
JP2004134752A 2004-04-28 2004-04-28 乳幼児玩具 Expired - Fee Related JP4376120B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004134752A JP4376120B2 (ja) 2004-04-28 2004-04-28 乳幼児玩具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004134752A JP4376120B2 (ja) 2004-04-28 2004-04-28 乳幼児玩具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005312701A JP2005312701A (ja) 2005-11-10
JP4376120B2 true JP4376120B2 (ja) 2009-12-02

Family

ID=35440767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004134752A Expired - Fee Related JP4376120B2 (ja) 2004-04-28 2004-04-28 乳幼児玩具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4376120B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7237565B2 (ja) * 2018-12-21 2023-03-13 株式会社セガトイズ 形象体玩具及び形象体玩具の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005312701A (ja) 2005-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5072998A (en) Stuffed anatomical members
ES2666545T3 (es) Juguete de estimulación sensorial interactivo entre padres y bebés y métodos de uso
US5292276A (en) Early childhood learning toy
US20080032592A1 (en) Pouch for child's toy or pillow
US20090191525A1 (en) Method and device for diagnosing and applying treatment for the emotional, physical, and cognitive development of a child for a multicultural society
US20070065792A1 (en) Dental hygiene tutorial toy
US11918543B2 (en) Plush toy with sensory development
US5141465A (en) Stuffed fish toy
US20220110464A1 (en) Children's Toys and Accessories
Williams Early listening skills
US20140094084A1 (en) Educational toy
JP4376120B2 (ja) 乳幼児玩具
US20020102909A1 (en) Cloth shape with pockets for objects
US3464151A (en) Child's rattle with bells and simulated animal
US8951090B1 (en) Doll operable to store and display baby teeth
CN110433503A (zh) 一种儿童成长用智能陪护机器人
JP3170141U (ja) 縫いぐるみ玩具
Silberg 125 brain games for babies
KR20210060939A (ko) 유아의 다양한 신체 활동에 이용될 수 있는 교구 세트
JP3092923U (ja) にぎり玉
Warner Baby play and learn: 160 games and learning activities for the first three years
US20080032591A1 (en) Doll head with integrated liquid-filled die agitator
BG4436U1 (bg) Играчка за бебета и деца
WO2007134270A2 (en) Doll with floating eyeballs and interior chambers
JP2605263Y2 (ja) 遊戯具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090903

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4376120

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130918

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees