JP4376092B2 - カセットライブラリー装置 - Google Patents

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Description

本発明はカセットライブラリー装置に関し、特にガレージに収容されたテープカセットなどのカセットをターンテーブル構造のピッカーにより引き出したうえで、このカセットを、このカセット内の媒体に記録再生を行うためのドライバへ向けて搬送するようにした、カセットライブラリー装置に関する。
この種のカセットライブラリー装置として、図11に示すように、ターンテーブル2の上に複数のガレージ4を環状に配置するとともに、各ガレージ4にそれぞれテープカセット1を収容したものが知られている。そして、ターンテーブル2を駆動機構3により回転させて、目的とするカセット1が収容されたガレージ4をエレベータ機構5に向かい合わせ、このエレベータ機構5が、目的とするテープカセット1をガレージ4から取出してテープドライブ6に出し入れすることで、情報の読み出しや書き込みを実行するように構成されている(非特許文献1)。
この構成では、ターンテーブル2に収納されたデータライブラリーの範囲内で、テープドライブ6へのテープカセットの出し入れを自動化できる。しかし、限られたスペースにテープライブラリーとして収納するテープカセット1を多く必要とする場合には、このようなターンテーブル方式よりも図12に示すマガジン方式が適していると言われている。
このマガジン方式のカセットライブラリー装置は、図12に示すように、ケーシング7の内部にテープドライブ6と一対のマガジン方式のガレージ8a、8bとを配置したものである。各ガレージ8a、8bには、複数のテープカセット1が、列状に並んだ状態で収容されている。そして、一対のガレージ8a、8bどうしの間に配置されたピッカー9が、これらガレージ8a、8bとテープドライブ6との間でテープカセット1を受け渡しするように構成されている。
図13は、テープカセット1の一例についての構成を示す。このテープカセット1は図示のような薄型の直方体状に形成され、その底側の両側部には、凹部10a、10bがそれぞれ形成されている。11はテープカセット1の底面、12a、12bはその側面である。図12〜図14に示すように、テープカセット1は、その凹部10a、10bがガレージ8a、8bの開口側すなわちピッカー9に近い方に位置するように、これらガレージ8a、8bに収容される。各凹部10a、10bは、ガレージ8a、8bの開口側すなわちピッカー9に近い位置に形成された側壁面13と、底面14とを有する。
図12および図15に示すように、ピッカー9は、水平方向に移動可能な移動体15を備えている。さらに、この移動体15は、図12〜図15に示すように一対の揺動アーム16a、16bを有し、これら揺動アーム16a、16bは、上下方向に揺動可能である。各揺動アーム16a、16bは、水平方向の本体部17と、本体部17の先端から上向きに立ち上がる係合部としての先端立上り部18とを有する。
ガレージ8a、8bに収容されたテープカセット1に対して図15に示すようにピッカー9の移動体15が接近した状態で、揺動アーム16a、16bが上向きに揺動することで、図示のように本体部17がテープカセット1の底面11に接するとともに先端立上り部18が凹部10a、10bに入り込む。また、このとき、一対の揺動アーム16a、16bの先端立上り部18どうしによって凹部10a、10bの底面14が位置規制される。以上により、揺動アーム16a、16bによってテープカセット1がチャックされる。そして、この状態で、移動体15がガレージ8a、8bから遠ざかる方向に移動することで、揺動アーム16a、16bの先端立上り部18が凹部10a、10bの側壁面13に当たって、テープカセット1をガレージ8a、8bから引き出すことができる。
図12および図15に示すようにピッカー9はガイドレール19を有し、引き出されたテープカセット1はこのガイドレール19に乗せられる。これによって、ガレージ8a、8bからピッカー9へのテープカセット1の受け渡しが完了する。
揺動アーム16a、16bの揺動機構は、図16または図17に示すように構成されている。
図16は揺動機構の一例を示すものである。ここでは揺動アーム16a、16bは支点20のまわりに旋回して上下方向に揺動するように構成されているが、この揺動運動は、図外の駆動モータからギヤ機構21を介して行われる。
図17は揺動機構の他の例を示すものである。ここでは、図外のモータによって駆動されるリンク機構22によって、支点20のまわりの揺動アーム16a、16bの揺動が行われる。
"2002松下電器の新技術"2003/05 第155〜159頁 「DDS搭載バックアップライブラリー」 松下電器産業R&D企画室 発行
しかしながら、図16〜図17示すように揺動アームの揺動機構としてギヤ機構21やリンク機構22を用いたものでは、機構が複雑になり、そのため部品点数が多くなるとともに組立工数が増えるという課題がある。
そこで本発明は、このような課題を解決して、カセットライブラリー装置のピッカーにおけるカセットチャック用の揺動アームの駆動機構を簡略に構成できるようにすることを目的とする。
この目的を達成するため本発明のカセットライブラリー装置は、ガレージに収容されるとともに底部に凹部を有するカセットを、前記ガレージから引き出し、また前記ガレージへ押し込むためのピッカーと、前記ピッカーに上下に揺動可能に設けられた板状の揺動フレームと、この揺動フレームに設けられて、この揺動フレームと一体に揺動可能な揺動アームと、この揺動アームの先端に設けられて、この揺動アームの上向きの揺動運動に連動して前記カセットの凹部に下方から入り込み可能な係合部と、前記ピッカーに上下方向に設けられた送りねじと、この送りねじにねじ合わされるとともに前記揺動フレームに取り付けられて、前記送りねじの作動により前記揺動フレームを揺動させるナット状体と、を備えたカセットライブラリー装置において、前記ナット状体は、前記板状の揺動フレームの板面に対して垂直方向の遊びと、前記板状の揺動フレームの板面の方向の遊びとを同時に有した状態で、前記揺動フレームに取り付けられているようにしたものである。
このようなものであると、揺動アームの駆動機構を、送りねじと、揺動フレームに取り付けられて、前記送りねじの作動により前記揺動フレームを揺動させるナット状体とを設けただけの簡略な構成とすることができる。また、揺動フレームとナット状体とが相対的に傾斜変位可能となるため、揺動運動すなわち直線状ではない曲線状の運動を行う揺動フレームを、直線状の送り機構であるねじ送り機構によって支障なく揺動させることができる。しかも、送りねじと揺動フレームとを高精度に位置決めしなくても、あるいは送りねじ自体の配置が正確なものでなくても、この送りねじによって揺動フレームを支障なく揺動させることができる。
また本発明は、上記において、ナット状体の回り止めが施されているようにしたものである。
このような構成であると、ナット状体と揺動フレームとの間に遊びがあっても、ナット状体に回り止めが施されているために、ねじ送り機構を支障なく構成することができる。
また本発明は、上記において、前記揺動フレームに、第1の貫通孔部と長孔形状の第2の貫通孔部とが形成され、ナット状体は、前記第1の貫通孔部に遊びを有した状態で挿入される第1の突起部と、前記第2の貫通孔部に前記長孔形状の長さ方向に遊びを有した状態で挿入される第2の突起部とを有するようにしたものである。
このようなものであると、ナット状体と揺動フレームとの間に所定の遊びを有し、かつナット状体に回り止めを施した、具体的な機構を構築することができる。
本発明によると、ガレージに収容されるとともに底部に凹部を有するカセットを、前記ガレージから引き出し、また前記ガレージへ押し込むためのピッカーを備えたカセットライブラリー装置が、前記ピッカーに上下に揺動可能に設けられた揺動フレームと、この揺動フレームに設けられて、この揺動フレームと一体に揺動可能な揺動アームと、この揺動アームの先端に設けられて、この揺動アームの上向きの揺動運動に連動して前記カセットの凹部に下方から入り込み可能な係合部と、前記ピッカーに上下方向に設けられた送りねじと、この送りねじにねじ合わされるとともに前記揺動フレームに取り付けられて、前記送りねじの作動により前記揺動フレームを揺動させるナット状体とを具備するようにしたため、揺動アームの駆動機構を、送りねじと、揺動フレームに取り付けられて、前記送りねじの作動により前記揺動フレームを揺動させるナット状体とを設けただけの簡略な構成とすることができる。
図5は、本発明の実施の形態のカセットライブラリー装置の平面図を示す。この装置は、図12に示した従来のカセットライブラリー装置と同様のマガジン方式のものであって、7はケーシング、8a、8bはガレージ、1はテープカセット、9はピッカー、6はテープドライブである。テープカセット1は、ガレージ8a、8bの開口側すなわちピッカー9に近い位置に凹部10a、10bが位置する姿勢で、ガレージ8a、8bに収容されている。
ピッカー9には、水平方向に移動してガレージ8a、8bやテープドライブ6に対して近づいたり遠ざかったりすることが可能な移動体15と、この移動体15の移動を案内するためのガイドレール31と、ガイドレール31よりも高い位置に設けられることで、ピッカー9の上に引き出されたテープカセット1を乗せて案内するガイドレール19とを有した構成とされている。ガイドレール31と、ガイドレール19と、移動体15とは、ピッカー9の内部で水平方向に回転できるように構成され、それによってテープカセット1の姿勢すなわち水平方向の向きを変更できるように構成されている。
図1〜図4は、移動体15の詳細構造を示す。この移動体15は、板状の下側固定フレーム32と、板状の上側固定フレーム33と、これら固定フレーム32、33どうしの間に設けられた板状の揺動フレーム34とを有する。詳細には、固定フレーム32、33どうしが締結要素35によって互いに固定され一体化されることで枠状の構造体36を構成し、この構造体36が移動体15の枠組みを形成している。移動体15の移動方向に直交する方向に沿った下側固定フレーム32の両端部には、上向きのU字溝37を有する軸受38がそれぞれ形成されている。また、移動体15の移動方向に直交する方向に沿った上側固定フレーム33の両端部には、下向きのU字溝39を有する軸受40がそれぞれ形成されている。揺動フレーム34は両端部に水平方向の軸41をそれぞれ有し、これらの軸41が軸受38、40に支持されることで、揺動フレーム34は、移動体15の移動方向に直交する方向の水平軸心のまわりに揺動自在とされている。移動体15の移動方向に沿った揺動フレーム34の両端部は、それぞれ下向きに折り曲げ形成されることで、下側固定フレーム32に当たることが可能なストッパ42を形成している。このストッパ42によって、揺動フレーム34の揺動範囲が規制される。
移動体15の移動方向に直交する方向に沿った揺動フレーム34の両端部には、一対の揺動アーム16a、16bが一体に形成されている。これらの揺動アーム16a、16bは、構造体36から移動体15の移動方向に水平に突出する本体部17と、この本体部17の先端において一体に形成された係合部としての先端立上り部18とを有する。
一対の揺動アーム16a、16bは、図面において実線で記載されているように、移動体15から、この移動体15の移動方向に沿った片側に形成されるのが基本である。しかし、図2において実線および仮想線で示すように、この移動体15の移動方向に沿った両側に、それぞれ一対の揺動アーム16a、16bを形成することもできる。
次に、揺動フレーム34の揺動機構について説明する。構造体36の内部において、上側固定フレーム33にはステッピングモータ45が取り付けられており、このモータ45の駆動軸に連動するギヤ機構46が上側固定フレーム33の上面の位置に設けられている。そして、ギヤ機構46には、構造体36の内部に設けられるとともにこのギヤ機構46を介してモータ45により回転駆動される送りねじとしての上下方向のねじ軸47が連動連結されている。ねじ軸47は、その上部において、構造体36の内部に配置されかつ上側固定フレーム33に取り付けられた軸受49によって支持されている。揺動フレーム34には、ナット状体48が、遊びを有したルーズな状態で取り付けられている。そして、ねじ軸47とナット状体48とが互いにねじ合わされている。
揺動機構がこのような構成であるために、モータ45によりギヤ機構46を介してねじ軸47を回転させることにより、ねじ軸47にねじ合わされたナット状体48が昇降し、それによって揺動フレーム34がストッパ42で規制される範囲内で揺動されることになる。また、この揺動フレーム34の揺動に伴って、揺動アーム16a、16bが同様に揺動されることになる。
次に、ナット状体48が揺動フレーム34に対し遊びを有した状態でルーズに取り付けられている箇所の詳細を、図6〜図10にもとづいて説明する。
図7〜図9に示すように、揺動フレーム34には、円形の第1の貫通孔部50と長孔状の小判形の第2の貫通孔部51とが、移動体15の移動方向に直交する方向に互いに所定の距離をおいて形成されている。小判形の第2の貫通孔部51は、移動体15の移動方向に直交する方向に長孔となるように形成されている。
図6〜図9に示すように、ナット状体48は、雫形の板部52と、この板部52の突端部分において板部52から突出するように一体に形成された円柱状の小突起部53と、雫形の板部52の丸形部分において板部52から突出するように一体に形成された円柱状の大突起部54とを有する。板部52は、大突起部54の周囲においてこの大突起部54の直径よりも大きく形成されており、それによってフランジ部55を構成している。フランジ部55は、第1の貫通孔部50よりも大きな寸法で形成されている。またフランジ部55から突出方向に距離をおいた部分における大突起部54の外周には、横断面矩形状の環状溝56が形成されている。大突起部54の中央には、この大突起部54と板部52とを貫通して、内ねじ部57が形成されている。
小突起部53は小判形の第2の貫通孔部51にはまり込み可能とされている。そして小突起部53は、第2の貫通孔部51の狭い方の幅よりも僅かに小径に形成されることで、この第2の貫通穴51における狭い方の幅の方向すなわち移動体15の移動方向には実質的に移動せず、また小判形の第2の貫通孔部51の広い方の幅方向すなわち移動体15の移動方向に直交する方向には所定の範囲内で自在に移動できるように構成されている。
ナット状体48の大突起部54は、円形の第1の貫通孔部50よりも所定寸法だけ小径に形成されて、この第1の貫通孔部50にはまり込み可能に構成されている。このため、大突起部54は、上述のように小突起部53が第2の貫通孔部51に沿って移動可能であることに対応して、移動体15の移動方向に直交する方向に所定の範囲内で自在に移動可能とされている。また、大突起部54が第1の貫通孔部50よりも小径に形成されていることにより、この大突起部54は、移動体15の移動方向に所定の範囲内で移動自在である。すなわち、大突起部54は、揺動フレーム34の揺動方向に直交する平面の方向に遊びを有して移動自在とされている。なお、上記のように小突起部53が第2の貫通孔部51によって移動体15の移動方向への移動を規制されているため、大突起部54すなわちナット状体48は、移動体15の移動方向について、小突起部53を中心とした円弧状の経路に沿って移動可能である。
大突起部54が第1の貫通孔部50にはめ込まれるとともに、この大突起部54から距離をおいた位置に形成された小突起部53が第2の貫通孔部51にはめ込まれた構成であるため、ナット状体48とねじ軸47とがねじ合わされるときに、ナット状体48に回り止めが施されることになる。
ナット状体48は、小突起部53が第2の貫通孔部51にはまり込むとともに、大突起部54が第1の貫通孔部50にはまり込み、かつ図9に示すように板部52すなわちフランジ部55が揺動フレーム34の下面58に接したときに、図示のように環状溝56が揺動フレーム34の上面59から距離をおいて位置するように構成されている。そして、この状態で環状溝56に止め輪60がはめ込まれる。止め輪60はフランジ部55と同様に第1の貫通孔部51よりも大きな寸法で形成されており、これにより揺動フレーム34における第1の貫通孔部50の周縁がフランジ部55と止め輪60とによって挟み込まれることで、揺動フレーム34からのナット状体48の抜け止めが施されることになる。
上述のように、板部52すなわちフランジ部55が揺動フレーム34の下面58に接したときに、環状溝56すなわち止め輪60が揺動フレーム34の上面59から距離をおいて位置するように構成されているため、これらフランジ部55および止め輪60と揺動フレーム34との間には、図8および図9に示すように所定の隙間61が形成されることになる。この隙間61が存在することにより、ナット状体48は、揺動フレーム34の揺動方向に遊びを有することになる。
以上より、ナット状体48と揺動フレーム34との間に、揺動フレーム34の揺動方向の遊びと、この揺動方向に直交する平面の方向の遊びとが形成されるために、図9に示すように、ナット状体48およびねじ軸47と、揺動フレーム34とは、相対的に傾斜変位可能である。これにより、図10に示すように、ねじ軸47の回転によりナット状体48が昇降したときに、揺動フレーム34が無理なく揺動することが可能である。
このようにナット状体48と揺動フレーム34との間に遊びが設けられているため、ナット状体48はねじ軸47の位置や姿勢に追従することができ、したがってねじ軸47と揺動フレーム34との位置決めに高精度を必要としないという利点がある。たとえば、ねじ軸47は上述のように軸受49によって上端のみが片持ち状態で支持されただけのものであるが、そのような構成であっても支障なく揺動フレーム34を揺動させることができる。あるいは、たとえば、ねじ軸47が正確な鉛直方向に配置されず、多少の振れなどがあったような場合においても、まったく問題なく良好に揺動フレーム34を揺動させることができる。
このような構成において、たとえば図5におけるガレージ8a、8bからテープカセット1を引き出してテープドライブ6へ送り込む際には、揺動フレーム34を下向きに揺動させて揺動アーム16a、16bを下げた状態で移動体15をテープカセット1に接近させる。移動体15がテープカセット1に近接したなら、ねじ軸47の回転によりナット状体48を上昇させ、それによりこのナット状体48がルーズに取り付けられている揺動フレーム34を上向きに揺動させることで、揺動アーム16a、16bを上昇させて、その先端立上り部18をテープカセット1の凹部10a、10bに入り込ませる。図1はこのときの状態を示し、テープカセット1は揺動アーム16a、16bによってチャックされている。
次に移動体15をガレージ8a、8bから遠ざかる方向に移動させると、テープカセット1は、ガレージ8a、8bから引き出されてピッカー9に収容される。そこで、ピッカー9によりテープカセット1を運搬して、テープドライブ6に送り込む。
なお、ガレージ8a、8bへのテープカセット1の押し込み時にも同様に機能するとともに、テープドライブ6へのテープカセット1の押し込みや、テープドライブ6からのテープカセット1の引き出しの際においても同様に機能する。
本発明のカセットライブラリー装置は、ガレージに収容されるとともに底部に凹部を有するカセットを、前記ガレージから引き出し、また前記ガレージへ押し込むためのピッカーにおいて、揺動アームの駆動機構を、送りねじと、揺動フレームに取り付けられて、前記送りねじの作動により前記揺動フレームを揺動させるナット状体とを設けただけの簡略な構成とすることができ、このため、ガレージに収容されたテープカセットなどのカセットをターンテーブル構造のピッカーにより引き出したうえで、このカセットを、このカセット内の媒体に記録再生を行うためのドライバへ向けて搬送するようにした、カセットライブラリー装置などとして有用である。
本発明の実施の形態のカセットライブラリー装置の要部の断面図 図1に示した部分の全体斜視図 図2に示した部分についての、下側固定フレームを省略して示す別の方向からの斜視図 図2に示した部分の平面図 図1のカセットライブラリー装置の全体の平面図 図1〜図5のカセットライブラリー装置におけるナット状体の斜視図 図6のナット状体の取り付け状態を示す平面図 図6のナット状体の取り付け状態を示す断面図 図6のナット状体の取り付け状態を示す他の断面図 同ナット状体の取り付け部の構造を示す断面図 従来のカセットライブラリー装置の概略図 従来の他のカセットライブラリー装置の概略図 図12の装置におけるテープカセットの概略図 図13のテープカセットの要部の斜視図 図13および図14のテープカセットをピッカーによって引き出す様子を示す図 図15のピッカーにおける揺動アームの駆動機構の一例を示す図 図15のピッカーにおける揺動アームの駆動機構の他の例を示す図
符号の説明
1 テープカセット
10a、10b 凹部
16a、16b 揺動アーム
34 揺動フレーム
47 ねじ軸
48 ナット状体
60 止め輪

Claims (3)

  1. ガレージに収容されるとともに底部に凹部を有するカセットを、前記ガレージから引き出し、また前記ガレージへ押し込むためのピッカーと、
    前記ピッカーに上下に揺動可能に設けられた板状の揺動フレームと、
    この揺動フレームに設けられて、この揺動フレームと一体に揺動可能な揺動アームと、
    この揺動アームの先端に設けられて、この揺動アームの上向きの揺動運動に連動して前記カセットの凹部に下方から入り込み可能な係合部と、
    前記ピッカーに上下方向に設けられた送りねじと、
    この送りねじにねじ合わされるとともに前記揺動フレームに取り付けられて、前記送りねじの作動により前記揺動フレームを揺動させるナット状体と、を備えたカセットライブラリー装置であって、
    前記ナット状体は、前記板状の揺動フレームの板面に対して垂直方向の遊びと、前記板状の揺動フレームの板面の方向の遊びとを同時に有した状態で、前記揺動フレームに取り付けられていることを特徴とするカセットライブラリー装置。
  2. 前記ナット状体の回り止めが施されていることを特徴とする請求項1記載のカセットライブラリー装置。
  3. 前記揺動フレームに、第1の貫通孔部と長孔形状の第2の貫通孔部とが形成され、
    前記ナット状体は、前記第1の貫通孔部に遊びを有した状態で挿入される第1の突起部と、前記第2の貫通孔部に前記長孔形状の長さ方向に遊びを有した状態で挿入される第2の突起部とを有することを特徴とする請求項または記載のカセットライブラリー装置。
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