JP4375684B2 - 電子カメラ装置および撮像情報表示方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラ等の電子カメラ装置に関し、特に、撮像画像と共に表示する撮像情報の表示補助機能に関する。
【0002】
【従来の技術】
銀塩カメラでは撮像時に日付や撮影時間をフィルム上の潜像の下方に映し込み、現像された画像の下方に再現するものがある。
また、電子カメラ装置で画像表示装置を備え、再生画像を画面上に表示する際に、日付や撮像時間等の撮像情報を表示可能なものがあるが、このような電子カメラ装置では撮像時に画像をフラッシュメモリー等の記録媒体に記録する際に撮像情報等を画像とは別に記録媒体に記録し、再生時に画像と撮像情報を液晶ディスプレイ等の表示装置に表示できるが、固定位置に表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電子カメラ装置では撮像情報の表示位置を画面の特定の位置に固定しているので、撮像情報を表示しようとすると被写体像と重なってしまい、表示を断念せざるを得ないといった不具合が生じていた。
【0004】
また、撮像情報と被写体像が重ならない場合でも撮像情報の表示される位置が画像のレイアウト上好ましくない場合も多々あり、このような場合にも撮像情報を表示したくても断念せざるを得ず、結果として、不便感をもった使用者が撮像表示機能の利用をしなくなってきているという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記不具合および問題点を解決するためになされたものであり、撮像画像上に撮像情報を表示する際の利便性の向上を可能にした電子カメラ装置及び撮像画像表示方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明にあっては、撮像素子で取り込んだ撮像画像を表示装置に表示する電子カメラ装置において、前記表示装置に表示されている撮像画像上に該撮像画像に関する複数種の撮像情報を表示する撮像情報表示手段と、前記撮像情報の表示位置を変更する変更処理、前記撮像情報の文字サイズを変更する変更処理、前記撮像情報の字体を変更する変更処理の中から任意の変更処理を指定する変更処理指定手段と、前記変更処理指定手段により指定された変更処理に対応する変更内容を指定する変更内容指定手段と、前記撮像情報表示手段により表示されている複数種の撮像情報のうち一部の撮像情報を指定する撮像情報指定手段と、前記変更内容指定手段により指定された変更内容に従い、前記撮像情報指定手段により指定された一部の撮像情報の表示形態を変更する表示形態変更手段と、を備えるものとした。
【0007】
また、請求項7の発明にあっては、撮像素子で取り込んだ撮像画像を表示装置に表示する撮像情報表示方法であって、前記表示装置に表示されている撮像画像上に該撮像画像に関する複数種の撮像情報を表示する撮像情報表示工程と、前記撮像情報の表示位置を変更する変更処理、前記撮像情報の文字サイズを変更する変更処理、前記撮像情報の字体を変更する変更処理の中から任意の変更処理を指定する変更処理指定工程と、前記変更処理指定工程において指定された変更処理に対応する変更内容を指定する変更内容指定工程と、前記撮像情報表示工程において表示されている複数種の撮像情報のうち一部の撮像情報を指定する撮像情報指定工程と、前記変更内容指定工程において指定された変更内容に従い、前記撮像情報指定工程において指定された一部の撮像情報の表示形態を変更する表示形態変更工程と、を含むものとした。
【0013】
【発明の実施の形態】
<装置外観例>
図1は本発明の電子カメラ装置の一実施例としてのデジタルカメラの外観(背面外観例)を示す外観図である。
デジタルカメラ100の本体上面には、処理モード選択用のモード切換えボタン31〜33,プラスボタン34,マイナスボタン35およびシャッタボタン36が配設されている。また、背面には、電源スイッチ37および記録/再生モードキー38と、液晶表示素子からなる液晶表示部41と、液晶表示部41上に配設された透明な位置検出センサー45が配設されている。なお、記号71は撮像情報(この例では撮像日付)の例である。
また、図示しない前面には撮像レンズ部およびファインダー部が設けられており、図示しない底部にはビデオ出力端子および電池収納口が設けられている。
【0014】
<回路構成例>
図2は、本発明の電子カメラ装置の一実施例としてのデジタルカメラの回路構成例を示すブロック図である。
図2で、デジタルカメラ100は、光学系11、信号変換部12、信号処理部13、DRAM(ダイナミックメモリー)14、撮像情報記録部15、制御部20、操作部30、表示部兼入力部40、およびフラッシュメモリー51を有している。
【0015】
光学系11は、撮像レンズおよび自動絞り機構等を含み、撮像レンズを介して集光された被写体像の光束を後段の信号変換部12の撮像素子(CCD)上に結像させる。
【0016】
信号変換部12は、CCDおよび信号変換回路等を含み、前段の光学系11を介してCCDに結像した画像を電気信号に変換し、デジタルデータに変換して一定の周期で出力する。
【0017】
信号処理部13は、信号変換部12からの出力を処理して、デジタルの輝度、色差マルチプレクス信号(YUVデータ)等の信号成分を得て、YUVデータをDRAM14の指定領域へ転送し、展開する。また、記録保存の際にDRAM14に書込まれているYUVデータを読み出してJPEG圧縮処理を施して記録媒体51に保存記録し、再生時に記録媒体(フラッシュメモリー)51に保存記録されている画像データに伸張処理を施してYUVデータを再生する。
【0018】
撮像情報記録部15はメモリーからなり、撮像日時,撮像条件(焦点距離,画角、シャッター速度、被写体までの距離、通常撮影か近接撮影か等の撮像モード、ストロボ使用の有無、手振れ機能の有無等),環境情報(温度、湿度、高度等)等の撮像情報と撮像した画像とを対応付けると共に、撮像情報の表示の可否および表示する撮像情報の表示位置(液晶表示部41上の座標)等とを対応づけた撮像情報レコードを記録する(図3)。なお、撮像情報記録部15をフラッシュメモリー51と一体とし、フラッシュメモリー51上の特定領域として確保するように構成してもよい。
【0019】
制御部20はCPU、RAM、ROMおよびタイマー等を有したマイクロプロセッサー構成を有しており、CPUは、上述の各回路および図示しない電源切換えスイッチ等にバスラインを介して接続し、ROMに格納されている制御プログラムによりデジタルカメラ100全体の制御を行なうと共に、操作部30からの状態信号に対応してデジタルカメラの各機能の実行制御、例えば、各種モードの実行制御やROM内に格納された撮像情報設定手段および撮像情報表示手段等の実行のための実行制御等を行なう。
【0020】
操作部30は、図1に示したような各種のボタンやスイッチ等を構成部分とし、これらのスイッチ或いはボタンが操作されると状態信号が制御部20に送出される。
【0021】
表示部兼入力部40は液晶表示素子からなる液晶表示部(画面)41,VRAM(ビデオRAM)42、液晶表示部41とVRAM42の間にあって制御部20からVRAM42への画像データの書込みタイミングおよび液晶表示部41への表示タイミング信号を生成するタイミングジェネレータ(TG)43、および位置検出センサ45を有しており、撮像時の被写体画像表示および再生時の再生画像表示の他、処理選択時の選択用メニュー表示や撮像情報等の表示が可能である。
【0022】
位置検出センサ45は透明性のあるタッチ電極等のスイッチ素子からなり、液晶表示部41上を覆うように2次元配設され、使用者がタッチペン或いは指等で触れると触れた部分がオンの状態になるので位置検出センサ45を構成する各スイッチ素子の状態を調べることにより画面上のどの位置にタッチがあったかを知ることができる。
【0023】
フラッシュメモリー51は信号処理部13からの画像データ等を記録する。なお、フラッシュメモリー51上に撮像情報記録部15を確保することもできる。
【0024】
<撮像情報記録部の構成例>
図3は、撮像情報記録部15の構成例を示す説明図であり、撮像情報記録部15には、画像番号欄151、撮像情報表示フラグ欄152、撮像情報欄153−1,・・,153−n、撮像情報表示位置欄154−1,・・,154−n、表示文字サイズ欄155−1,・・,155−n、字体欄156−1,・・,156−n等を含む表示情報レコード150−1,・・,150−mが撮像画像毎に設けられている。
【0025】
画像番号欄151には撮像画像の画像番号または格納アドレスが記憶され、撮像情報表示フラグ欄152には撮像情報の種類(n)分のフラグ欄152−1,152−2,・・,152−nが設けられ、撮像情報が表示を要する場合には対応するフラグがオン(=1)とされ、表示を要しない場合には対応するフラグはオフ(=0)とされる。
【0026】
撮像情報欄153−1,・・,153−nには当該画像の撮像情報が記録される。画像情報の例としては、焦点距離、画角、シャッター速度、被写体までの距離、通常撮影か近接撮影か等の撮像モード、ストロボ使用状態、手振れ機能の有無、温度、湿度、高度等があり、デジタルカメラの種類によって適宜設定できる。
本実施例では、説明上、撮像日時、焦点距離、画角、シャッター速度、通常撮影か近接撮影か等の撮像モード、ストロボ使用状態の6種類(n=6)の撮像情報を表示可能な撮像情報としている。
そして、これら撮像情報は、撮像画像の撮像時に、検知或いは生成された値や判定された状態を示すコード等から得られ、記録時に撮像情報欄153の対応の欄に書込まれる。すなわち、撮像情報欄153−1には撮像日時、撮像情報欄153−2には焦点距離(F値)、撮像情報欄153−3には画角(値)、撮像情報欄153−4にはシャッター速度(S値)、撮像情報欄153−5には撮像モード(コード)、撮像情報欄153−6にはストロボ使用状態(コード)が記録される。
【0027】
撮像情報表示位置欄154−1,・・,154−nは、撮像情報に対応して設けられ、液晶表示部41上での表示開始位置{(x1,y1)、・・(xn,yn)}が書込まれる。各表示開始位置は撮像時により所定の表示位置(例えば、四隅のいずれかや、画面下側中央といった位置)の座標が設定されるが、画像再生後に使用者が表示位置を指定した撮像情報については指定した画面上の位置(座標)で書換えられる。
【0028】
表示文字サイズ欄155−1,・・,155−nは撮像情報に対応して設けられ、対応する撮像情報を表わす文字のサイズが所定サイズに対する割合で現わされて格納される。各文字サイズは撮像時には所定の文字サイズ(設定コード=1)が設定されるが、画像再生後に使用者が文字の拡大/縮小を指定した撮像情報については指定したサイズ(割合)で置き換えられる。
【0029】
字体欄156−1,・・,156−nは、撮像情報に対応して設けられ、対応する撮像情報の表示文字の字体がコード化されて格納される。各文字の字体は撮像時には所定の字体(設定コード=1)が設定されるが、画像再生後に使用者が字体を指定した撮像情報については指定した字体(コード)で置き換えられる。なお、本実施例では字体を各撮像情報に対応させているが、字体を各画像共通として(すなわち、画像に対して字体欄156を1個として)もよく、また、文字サイズおよび字体は固定されていてもよい。なお、表示文字サイズおよび字体はコードと対応づけて予めROMの記録媒体に登録されている。
【0030】
<撮像情報設定手段および撮像情報表示手段>
制御部20は、図4(a)に示す撮像情報設定手段110に基づいて撮像時に所定の撮像情報およびその表示用初期値を撮像情報記録部15に自動記録し、画像再生時に、図4(b)に示す撮像情報表示手段120により、所望の画像について各撮像情報のうち所望の撮像情報を所望の文字サイズおよび字体で画面上の所望の位置に表示させると共に、撮像情報記録部15をユーザの指定(選択)値で更新する。
【0031】
撮像情報設定手段110および撮像情報表示手段120は、ハードウエア回路で構成することもできるが本実施例ではそれらの手段をプログラムで構成している。なお、撮像情報設定手段110および撮像情報表示手段120の各モジュールのうちあるモジュールをハードウエア回路で、その他のモジュールをプログラムで構成するようにしてもよい。
また、撮像情報設定手段110および/または撮像情報表示手段120をプログラムで構成した場合にはこれらの各モジュールは、例えば制御部20のROMに記録され、制御プログラムのコントロール下でCPUにより実行制御され、本実施例の画像出力処理を実現する。
図4は、撮像情報設定手段110および撮像情報表示手段120の構成例を示すブロック図であり、(a)は撮像情報設定手段110の構成例を示し、(b)は撮像情報表示手段120の構成例を示す。
【0032】
[撮像情報設定手段]
撮像情報設定手段110は、図4(a)に示すように、撮像情報一時記憶手段111および撮像情報記録手段112を有している。
撮像情報一時記憶手段111は、記録モード下で検知或いは生成される値や判定される状態のうち所定の情報を撮像情報として、撮像画像の撮像時(シャッターボタン36の押し下げ時)に、制御部20のRAM或いはDRAM14上に設けられた撮像情報バッファ(撮像情報レコード150の撮像情報欄と同一フォーマット)の対応の撮像情報欄に記憶する。
【0033】
例えば、撮像日時は内蔵タイマーおよびよく知られている日付生成モジュール(プログラム)により生成できる。そこで、この生成値を撮像情報バッファの1番目の撮像情報欄に記憶できる。また、焦点距離、画角、およびシャッター速度は撮像時の光学系11の制御値から得ることができるので、これらの値を撮像情報バッファの2番目〜4番目の撮像情報欄に記憶できる。また、撮像モードは、モード選択ボタンの操作状態(状態コード)から判別できるので、通常撮影→0、近接撮影→1といったようにコード化して5番目の撮像情報欄に記憶できる。また、ストロボ使用状態についてもストロボ設定ボタンおよびシャッターボタンの状態(状態コード)が共にオン(=1)の場合をストロボ使用あり(=1)、その他の場合をストロボ使用なし(=0)としてコード化して記録できる。
【0034】
撮像情報記録手段112は、撮像した画像の記録保存時に、当該画像の画像番号iを撮像情報レコード150−iの画像番号欄151に、撮像情報レコードバッファの記憶内容を撮像情報欄153に書込むと共に、撮像情報表示フラグ欄152に初期値(=0)を、撮像情報表示位置欄154、表示文字サイズ欄155および字体欄156に初期値(所定値)を書込む。
【0035】
図5は、撮像情報設定手段110の基本的動作を示すフローチャートである。先ず、制御部20は操作部30の各ボタンの状態フラグを調べ、記録モードでシャッターボタン36が操作されたか否かを判定し、操作された場合には撮像がなされたものとしてS2に移行し、そうでない場合には撮像待ち状態を続行する(S1)。
【0036】
上記S1で、シャッターボタン36が操作された場合には、記録モード下で検知或いは生成される画像の撮像情報や判定される状態のうち所定の情報(本実施例では、撮像日時、焦点距離、画角、シャッター速度、撮像モード、ストロボ使用状態の6種類)を撮像情報として、撮像情報バッファの対応の撮像情報欄に記憶する(S2)。
次に、撮像画像のフラッシュメモリー51(記録媒体)への記録保存が終ったか否かを調べ、記録保存が終った場合にはS4に移行し、終っていない場合には待ち状態を続行する(S3)。
【0037】
上記S3で、撮像画像の記録保存が終った場合には、その画像の画像番号iを撮像情報レコード150−iの画像番号欄151に、撮像情報バッファの記憶内容を撮像情報欄153に書込むと共に(S4)、撮像情報表示フラグ欄152に初期値(=0)を、撮像情報表示位置欄154、表示文字サイズ欄155および字体欄156に初期値(所定値)を書込むことにより撮像情報記録部15への記録を行なう(S5)。
【0038】
[撮像情報表示手段]
また、撮像情報表示手段120は、図4(b)に示すように、表示情報選択手段121、表示位置決定手段122、表示情報移動手段123、文字サイズ等変更手段124、および撮像情報更新手段125を有している。
表示情報選択手段121は、まず、画像再生時に、再生画像(画像番号i)に対応する撮像情報レコード150−iの内容を取り出して撮像情報レコードバッファ(制御部20のRAM或いはDRAM14上に設けられており、撮像情報レコード150と同一フォーマットである)に書込む。
【0039】
次に、使用者が画像に撮像情報の付加表示を望む場合か、既に撮像情報が付加されている再生画像についてその撮像情報を変更することを望む場合に、撮像情報の選択メニュー(或いは撮像情報)を画面表示して使用者に選択を促し、使用者が選択した撮像情報を表示情報として画面上の初期表示位置(本実施例では右下(図7))に表示すると共に、撮像情報レコードバッファの撮像情報表示フラグ欄の各表示フラグのうち、選択された撮像情報に対応の表示フラグをオン(=1)にする。撮像情報選択/表示例については後述する(図7,図8)。
【0040】
表示位置決定手段122は、使用者が表示されている撮像情報のうち移動したいものをタッチペンまたは指でタッチした後に画面上の所望の位置近傍をタッチペンまたは指でタッチすると、その撮像情報の位置の座標とタッチされた所望の位置の座標が位置検出センサー45によって検出されるので、この検出値を基に、移動したい撮像情報の位置と、タッチされた場所(移動先の位置)を得てこれを基にして撮像情報の移動後の表示開始位置(x,y)を決定し、撮像情報レコードバッファの当該撮像情報に対応する表示情報位置欄にその表示開始位置を書込んで更新する。
【0041】
表示情報移動手段123は、指定の撮像情報(移動したい撮像情報としてタッチペンまたは指でタッチした撮像情報)を表示位置決定手段122で決定された撮像情報開始位置(x,y)を先頭とする表示位置に移動して表示する(図11)。
【0042】
文字サイズ等変更手段124は、使用者により指定された文字サイズおよび字体による表示を行ない、撮像情報レコードバッファの表示文字サイズ欄および字体欄を更新する。なお、変更指定しない場合には撮像情報は初期設定値に基づく所定の表示文字サイズおよび字体で表示される。撮像情報を移動させない場合も移動させる場合も共に文字サイズ等の変更を行なうことができる(図12)。
撮像情報更新手段125は、再生画像の表示終了後に使用者の選択により撮像情報レコードバッファの内容で撮像情報記録部15の画像番号iの撮像情報レコード150−iを書換える。
【0043】
図6は、撮像情報表示手段120の基本的動作(T3〜T23)を示すフローチャートである。
撮像時に撮像された画像をチェックする場合などは、使用者は、再生モードにモードを切換えて、プラスボタン34或いはマイナスボタン35の操作に従ってフラッシュメモリー51に記録してある画像データを順次取り出して液晶表示部41に画像を再生する(T1)。また、制御部20は撮像情報記録部15のj番目の撮像情報レコード150−j(T1で再生表示した画像の画像番号の撮像情報レコード)を撮像情報レコードバッファに書込むと同時に、撮像情報表示フラグ欄の表示フラグがオフになっている撮像情報を画像上に表示する。(T2)。
【0044】
所望の画像(画像番号j)が表示された場合、使用者は目視によりその構図(撮像データが再生画面上に表示されている場合には、撮像情報を含んだ構図)および画像と共に撮像情報を表示することが適切か否か等を確認し、確認し終った場合にはシャッターボタン36を押し下げる(T3)。
【0045】
上記T3で、シャッターボタン36が押されると、制御部20は撮像情報レコードバッファの撮像情報表示フラグ欄の表示フラグを調べ、表示フラグが全てオフの場合には、初めて表示情報選択を行なう新撮像画像(使用者が後に表示フラグを全てオフにした撮像画像も含む)としてT5に移行し、表示フラグが1つでもオンの場合には、撮像画像設定が既になされた再生画像としてT8に移行する(T4)。
【0046】
上記T4で、表示フラグが全てオフの場合には液晶表示部41には再生画像に撮像情報を付加することの可否を問うメッセージおよび選択メニュー(図7(a))を表示し使用者の選択を促し、撮像情報を付加する場合はT6に移行し、しない場合には処理を終了する(T5)。
【0047】
使用者が、液晶表示部41に表示された選択メニューにタッチするとそのメニューが意味する撮像情報が選択/表示される(T6)。所望の撮像情報を選択後、シャッターボタン36を押すと撮像情報が確定され、撮像情報レコードバッファの対応の撮像情報表示フラグ欄の対応の表示フラグをオンにして、T11に移行する(T7)。撮像情報選択/表示動作の詳細については後述(図7、図8)する。
【0048】
上記T4で、オンの表示フラグが少なくとも1つある場合には、液晶表示部41には再生画像と共にオンの表示フラグに対応する撮像情報を表示し、同時にその撮像情報の表示を消去するか、表示するか或いは表示する撮像情報の種類を変更するか、追加するかを問う選択メニューを表示し使用者の選択を促す(T8)。
【0049】
使用者が、液晶表示部41に表示された選択メニューの何れかにタッチするとそのメニューが意味する撮像情報更新処理等が実行される(T9)。撮像情報更新処理の終了後、シャッターボタン36を操作すると表示する撮像情報が確定され、撮像情報レコードバッファの対応の撮像情報表示フラグ欄の対応の表示フラグをオン/オフして、T11に移行する(T10)。撮像情報変更/表示動作の詳細については後述(図9、図10)する。
ここで、使用者が画面にタッチしたかを調べ、タッチした場合にはT12に移行し、タッチしていない場合にはT15に移行する(T11)。
【0050】
上記T11で画面へのタッチがあると、タッチした位置が撮像情報の表示位置か否かをタッチ電極の位置を基にして調べ、撮像情報の表示位置にタッチがあった場合にはT13に移行し、そうでない場合にはT11に戻る(T12)。
【0051】
上記T12で撮像情報の表示位置にタッチがあった場合には、更に、画面にタッチされたかを調べ、タッチがあった場合にはT14に移行し、ない場合にはタッチがあるまで待ち状態を続行する(T13)。
【0052】
上記T13で、タッチがあった場合にはその位置の近傍を表示開始位置とする表示位置を決定し、その位置にT12でタッチした撮像情報を移動して表示すると共に、撮像情報レコードバッファの撮像情報表示位置欄のうち、移動した撮像情報に対応する撮像情報表示位置欄の内容を移動後の表示位置(座標値)で書換えて、T11に戻る(これにより、撮像情報の分割移動および移動した撮像情報の表示位置の調整ができる)(T14)。
【0053】
上記T11で、画面にタッチされない場合にはシャッターボタン36が押し下げられたか否かを調べ、シャッターボタン36が押し下げられた場合には移動先の表示位置が確認されたものとしてT16に移行し、押し下げられない場合にはT11に戻って、画面へのタッチ待ち或いはシャッターボタン36の押し下げ待ち状態を続行する(T15)。
【0054】
画面に表示された撮像情報の移動後の表示位置が確認された場合には、表示文字等変更メニュー(図12(a))を表示して使用者の選択を促し(T16)、使用者が表示文字サイズの変更を選択した場合にはT18に移行し、選択しなかった場合にはT19に移行する(T17)。
【0055】
上記T16で、表示文字サイズの変更が選択された場合には表示文字の拡大/縮小処理を実行して撮像文字を拡大または縮小して表示すると共に、撮像情報レコードバッファの表示文字サイズ欄のうち、サイズを変更した撮像情報に対応する表示文字欄に拡大(縮小)比率を書込む(T18)。
【0056】
次に、字体変更メニューの選択があったか否かを調べ、字体変更が選択された場合にはT20に移行し、選択されない場合にはT21に移行する(T19)。
【0057】
上記T19で、字体変更が選択された場合は字体変更処理を実行して当該撮像情報の表示文字の字体を選択された字体に変更すると共に、撮像情報レコードバッファの字体欄のうち、字体を変更した撮像情報に対応する字体欄に変更後の字体のコードを書込む(T20)
【0058】
使用者がシャッターボタン36を操作すると(T21)、画面に表示された変更後の文字が確認されたものとして撮像データを記録するか否か(すなわち、撮像情報記録部15を更新するか否か)を調べ(T22)、撮像データを記録する場合には、撮像情報レコードバッファの内容で撮像情報記録部15の撮像情報レコード150−jを更新する(T23)。
【0059】
なお、上記ステップT11〜T14を、使用者が、表示されている撮像情報部分を始点としてタッチした後(T11)、連続的に画面にタッチしたあと(T12)、画面上の所望の位置を終点としてタッチペンまたは指を画面から離すと(T13)、終点近傍を表示開始位置とする移動先の表示位置が決定され、決定された位置に撮像画像を表示すると共に、撮像情報レコードバッファの撮像情報表示位置欄のうち、移動した撮像情報に対応する撮像情報表示位置欄の内容を移動後の表示位置(座標値)で書換える(T14)ようにしてもよい。
【0060】
(撮像情報の一括移動)
また、図6のフローチャートでは、複数個表示された撮像情報の分割移動を行なうように撮像情報表示手段120を構成しているが、図6のステップT14で撮像情報を移動先に一括移動するように表示位置決定処理モジュールを構成し、表示位置決定処理(T14)の終了後にT15に移行するようにすることにより、撮像情報表示手段120を複数個表示された撮像情報の一括移動を行なうように構成できる。
【0061】
(移動後の撮像情報の表示位置調整)
また、図6のフローチャートによれば、移動後の撮像情報の表示位置の修正が簡単にできる。すなわち、図6のステップT14での表示位置決定処理後にステップT11に戻るように構成されているので、使用者は移動後の撮像情報の位置が画像の構図上適切でない場合には当該移動後の撮像情報についてT12〜T14を繰り返すことによりその撮像情報を適正な位置に表示するよう修正または調整できる。
【0062】
[撮像情報の選択/表示例]
図7は、撮像情報の選択/表示例の説明図であり、図8は図6のステップT5,T6における撮像情報選択/表示処理時の制御部の動作例を示すフローチャートである。
なお、図7,図8では説明上撮像情報を撮像日時、焦点距離、画角、シャッター速度、撮像モード、ストロボ使用状態の6種類とし、そのうち、撮像日時、焦点距離、シャッター速度、撮像モード、ストロボ使用状態の5種類を表示する例について説明する。
【0063】
図6のT4で表示フラグが全てオフとすると、T5−1で液晶表示部45には図7(a)に示すように画面の左下隅に再生画像に撮像情報を付加することの可否を問うメッセージ511および選択メニュー512、513を表示して使用者の選択を促す。
選択メニュー512,513のうちの何れかにタッチペンまたは指でタッチするとその部分のタッチ電極がオンとなり、制御部20はオンになったタッチ電極の位置を調べることによりどのメニューが選択されたかを判定できる。ここで、選択メニュー512にタッチすると撮像データ表示をするものとしてT6−1に移行して、図7(b)に示すように画面の左下隅に1番目の撮像情報(図では撮像日時)の表示の可否を問うメッセージ611と選択メニュー612,613を表示して使用者に選択(タッチ選択)を促す。
【0064】
T6−2で、使用者が選択メニュー612にタッチすると撮像日時の表示をするものとしてT6−3に移行して、撮像情報レコードバッファの1番目の撮像情報欄の撮像日時データを編集して、図7(c)に示すように画面の右下隅に撮像日時615を表示する。また、同時に、T6−4で画面の左下隅に2番目の撮像情報(この例では画角)の表示の可否を問うメッセージと選択メニューを表示して使用者に選択を促す。
【0065】
T6−5で、画角の表示をしない方の選択メニューにタッチするとT6−7に移行して、図7(c)に示すように画面の左下隅に3番目の撮像情報(図では焦点距離を意味する’フォーカス’)の表示の可否を問うメッセージ621と選択メニュー622,623を表示して使用者に選択を促す。
【0066】
T6−8で、使用者が選択メニュー622にタッチすると焦点距離の表示が選択されたものとしてT6−9に移行して、撮像情報レコードバッファの3番目の撮像情報欄の焦点距離データを編集して、図7(d)に示すように画面の右下隅に表示する。この場合、先に表示された撮像日時615は1段繰上げられて表示される。また、同時に、T6−10で4番目(この例では、シャッター速度)の表示の可否を問うメッセージと選択メニューを表示して使用者に選択を促す。
【0067】
T6−11で、シャッター速度の表示をするほうの選択メニューにタッチするとT6−12に移行して、撮像情報レコードバッファの4番目の撮像情報欄のシャッター速度データを編集して、画面の右下隅に表示する。この場合、シャッター速度635は表示文字数が少ないので先に表示された焦点距離625の後に表示される。また、同時に、T6−13で画面の左下隅に5番目の撮像情報(この例では撮像モード)の表示の可否を問うメッセージと選択メニューを表示して使用者に選択を促す。
【0068】
T6−14で、撮像モードの表示をする方の選択メニューにタッチするとT6−15に移行して、撮像情報レコードバッファの5番目の撮像情報欄の撮像モードを示すコードから撮像モードを判定して撮像モード名を画面の右下隅に表示する。この場合、先に表示された撮像日時615と焦点距離625およびシャッター速度635の表示はそれぞれ1段ずつ繰上げられて表示される。また、同時に、T6−16で画面の左下隅に6番目の撮像情報(この例ではストロボ使用状態)の表示の可否を問うメッセージと選択メニューを表示して使用者に選択を促す。
【0069】
T6−17で、ストロボ使用状態の表示をする方の選択メニューにタッチすると、T6−18に移行して撮像情報レコードバッファの6番目の撮像情報欄のストロボ使用状態を示すコードからストロボ使用状態を判定して図7(d)に示すようにストロボ使用状態665を画面の右下隅に表示する。図7(d)で、記号625は焦点距離を、635はシャッター速度を、655は撮像モードを示す。表示後、ステップT7に移行して使用者による確認入力(シャッターボタン36の押し下げ)待ちを行なう。
【0070】
なお、上記撮像情報の表示/選択例では個々の撮像情報について1つずつ表示/選択するようにしたが、選択可能な撮像情報名を一度に全て表示して所望の撮像情報を選んで表示するようにしてもよく、また、撮像情報のグループ別に選択可能な撮像情報名を表示して所望の撮像情報を選んで表示するようにしてもよい。撮像グループの例としては、撮像条件グループ(焦点距離,画角、シャッター速度、撮像モード、ストロボ使用状態、手振れ機能の有無等),環境情報グループ(温度、湿度、高度等)等がある。
【0071】
[撮像情報変更/表示例]
図9は、再生画像に撮像情報が設定されている場合の撮像情報変更/表示例の説明図であり、図10は図6のステップT8,T9における撮像情報変更/表示処理時の制御部の動作例を示すフローチャートである。
なお、図9,図10では説明上撮像情報を撮像日時、焦点距離、画角、シャッター速度、撮像モード、ストロボ使用状態の6種類とし、そのうち、既に撮像日時、焦点距離、シャッター速度の3種類が表示用撮像情報として、表示されている画像90からシャッター速度の表示を除き、撮像モード、ストロボ使用状態を新たに表示情報として選ぶ例について説明する。
【0072】
図6のステップT1で画像90を再生すると、既に表示する撮像情報として撮像日時915、焦点距離916、シャッター速度917が設定されているので、図9(a)に示すようにそれらの撮像情報が表示される。そして、図6のT4の判定で表示フラグのうち撮像日時、焦点距離、シャッター速度に対応する表示フラグがオンとなっているので、図10のT8−1に移行して、液晶表示部41には図9(a)に示すように画面の左下隅に再生画像上に表示する撮像情報を変更することの可否を問うメッセージ911および選択メニュー912,913を表示して使用者の選択を促す。
【0073】
T8−2で、使用者が選択メニュー912にタッチすると撮像情報を変更するものとしてT9−1に移行し、選択メニュー913にタッチすると撮像情報を変更しないものとして処理を終了する。
【0074】
T9−1で、制御部20は液晶表示部41に表示されている撮像情報のうち変更するものを特定させるためのメッセージ(例えば、”変更する表示データにタッチするかシャッターボタンを押して下さい”)を表示して特定を促す。T9−2で使用者が変更対象の撮像情報にタッチしたかを調べ、タッチした場合にはT9ー3でその撮像情報を点滅表示する。例えば、シャッター速度917にタッチすると図9(b)に示すようにそれが点滅表示する。また、シャッターボタン36が押されるとT10に移行する。
そして、T9−4に移行して図9(b)に示すように画面左下隅に変更メニュー921,922,923を表示する。
【0075】
T9−5で、使用者が変更メニュー921(消去)にタッチするとT9−6で撮像情報レコードバッファのシャッター速度に対応する表示フラグがオフとされ、同時に、図9(c)に示すようにT9−7で画面下中央に表示されていたシャッター速度917が消去される。
【0076】
T9−1に戻って、画面右上隅に表示されている焦点距離916にタッチするとそれが図9(c)に示すように点滅を開始する。次に、T9−5で使用者が選択メニュー922(置換)にタッチすると、T9−8に移行して次のオフ状態の表示フラグに対応する撮像情報(置換候補(本実施例では撮像モード))が点滅表示される。
【0077】
T9−9で使用者がシャッターボタン36を押すと置換OKとなり、T9−10で撮像情報レコードバッファの焦点距離に対応する表示フラグがオフにされると共に撮像モードに対応する表示フラグがオンにされ、また、T9−11で撮像情報レコードバッファの撮像モードに対応する撮像情報表示位置欄に右上隅の表示開始位置の座標値が書込まれて、撮像モードが撮像情報として確定され、図9(d)に示すように焦点距離916が撮像モード918で置換される。
【0078】
T9−1に戻って、右上隅の1段下にタッチするとその部分が点滅を始める。次に、T9−5で使用者が選択メニュー923(追加)にタッチすると、T9−12に移行して次のオフ状態の表示フラグに対応する撮像情報(追加候補(本実施例ではストロボ使用状態))が点滅表示される。
【0079】
T9−13で使用者がシャッターボタン36を押すと追加OKとなり、T9−14で撮像情報レコードバッファのストロボ使用状態に対応する表時フラグがオンされ、T9−15で撮像情報レコードバッファのストロボ使用状態に対応する撮像情報表示位置欄に右上隅の1段下の座標値が書込まれて、ストロボ撮像状態が撮像情報として確定され、図9(e)に示すようにストロボ撮像状態919が撮像モード918の1段下に表示される。
使用者が更にシャッターボタン36を押すとT10で撮像情報変更が確認されたものとされ、選択メニュー921,922,923が消去されてT11に移行する。
【0080】
[表示位置の移動表示例]
図11は、撮像情報の移動表示例(表示位置の変更)例の説明図であり、(a)は図8の撮像情報選択/表示動作で表示された撮像情報(図7(d))を、(b)は撮像情報の分割移動表示例を、(c)は一括移動表示例を示す。
図11(a)では、撮像情報として撮像日付615、焦点距離625、シャッター速度635、撮像モード655およびストロボ使用状態665が画面右下に表示されているが、画像90の猫の像91に撮像日時615が重畳して表示されているために撮像日付がよく見えない。
このため、図11(b)の例では、撮像情報の一部、すなわち、焦点距離625、シャッター速度635、撮像モード655およびストロボ使用状態665の表示位置を画面左下に移動させ、撮像日時615を右下隅に移動表示して猫の像91と重ならないようにした。
【0081】
この場合、使用者は先ず、焦点距離625の先頭にタッチしてから移動先の画面左下方の所望の位置にタッチすると、焦点距離625がタッチした位置の近傍を表示開始位置として画面左下方に移動表示される。同様の動作を繰り返してシャッター速度635、撮像モード655およびストロボ使用状態665の表示位置を移動させ、次に、撮像日付615にタッチして画面右下隅をタッチして移動先を指示することにより、撮像日付615を画面右下隅に移動させる。
このように任意の場所に撮像情報を分割して移動できるので、撮像情報が画像に重ならないようにできる他、画像の構図上好ましい位置に撮像情報を移動できる。
【0082】
図11(c)の例は、撮像情報表示手段120を複数個表示された撮像情報を一括して移動させ、表示するように構成した場合の例であり、撮像情報全部、すなわち、撮像日時615、焦点距離625、シャッター速度635および撮像モード655およびストロボ使用状態665を一括して空いている左下方に移動させて表示する。この場合、使用者は先ず、一番上の撮像日時615の先頭位置にタッチしてから移動先の画面左下方の所望の位置にタッチすると、撮像日時615、焦点距離625、シャッター速度635および撮像モード655およびストロボ使用状態665がタッチした位置の近傍を撮像日時615の表示開始位置として画面左下方に表示される。
【0083】
[表示文字等の変更例]
図12は、撮像情報を表示する文字表示の変更例(拡大/縮小および字体変更)の説明図であり、(a)は表示された撮像情報の例、(b)は撮像情報の一部を拡大した例、(c)は撮像情報の一部を縮小した例、(d)は撮像情報の一部の字体を変更した例の説明図である。
【0084】
図12(a)では、撮像情報として撮像日付615、撮像モード655およびストロボ使用状態665が画面右下に表示され、焦点距離625、シャッター速度635が画面右上に表示されている。
図12(a)で、表示文字等の変更メニュー「する」にタッチすると、図12(b)〜(d)に示す表示文字変更選択メニュー1201,1202,1203が表示される。
使用者が、先ず、選択メニュー1201(拡大)にタッチし、次に、拡大したい撮像情報(本実施例では焦点距離625およびシャッター速度635)にそれぞれタッチすると、それらが拡大表示される(図12(b))。
使用者が、先ず、選択メニュー1202(縮小)にタッチし、次に、縮小したい撮像情報(本実施例では撮像日付615、撮像モード655およびストロボ使用状態665)にそれぞれタッチすると、それらが縮小表示される(図12(c))。
使用者が、先ず、選択メニュー1203(字体変更)にタッチし、字体を変更したい撮像情報(本実施例では、撮像モード655およびストロボ使用状態665)にそれぞれタッチすると、それらの字体が変更される。変更された字体が所望のものでない場合には選択メニュー1203にタッチを繰り返して字体を順次変更できる(図12(c))。
【0085】
上記表示文字変更により、撮像情報を表示する空白部分が十分でない場合に縮小して表示したり、画像の構図上、表示文字の拡大が望ましい場合に拡大したりできる。また、画像とのバランス上字体の変更が望ましいような場合に字体を変更できる。
なお、撮像画像(撮像情報表示部分)の色と撮像情報の色が類似している場合には、撮像情報の表示文字が見にくくなってしまうので、この問題を解決するために撮像情報の表示文字色をユーザーが選択することにより適宜変更設定できるようにしてもよい。
【0086】
また、本実施例では、ユーザーが手動操作により撮像情報の表示位置、文字サイズ、文字色等を変更設定する場合について説明したが、撮像画像中の被写体の位置や撮像画像の色を自動判別して、撮像情報の表示位置、文字サイズ、文字色等を自動変更するようにしてもよい。
【0087】
例えば、撮像画像中の被写体を輪郭検出等により認識することにより、撮像情報を被写体と重ならない位置に移動するように制御したり、撮像情報が被写体と重ならないようにするために撮像情報の文字サイズを縮小変更したり、撮像情報の文字サイズを被写体と重ならない範囲内で最大限に拡大変更するように制御する。
なお、前記輪郭検出に変えて撮像画像中のピントの合っている部分を被写体部分を認識するようにすることもできる。
また、本実施例では、タッチ入力により撮像情報の移動先を指定するようにしたが、液晶表示部上にカーソルを表示させ、カーソルをキー操作により移動させることにより撮像情報の移動先を指定するようにしてもよい。
以上本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもない。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば表示された撮像情報を画面の任意の位置に移動できるので、画像と撮像情報が重複表示される場合にも撮像と重ならない位置に撮像情報を表示できる。
【0089】
また、所望の撮像情報を画面の任意の位置に移動できるので、画像に応じた撮像情報を表示できる。また、画像と撮像情報が重複表示される場合にも撮像と重ならない位置に撮像情報を表示できる。また、撮像情報を分割移動することもできるので、この場合には、画像の構図上望ましい位置に撮像情報を表示することができる。
【0090】
また、撮像情報の表示文字サイズを変更できるので、表示空間が狭い場合にも縮小して表示できる。また、文字サイズの変更により画像の構図上より望ましい位置に撮像情報を表示することができる。また、字体を変更することもできるので画像に合わせて適切な字体を選んで表示でき、画像の構図上調和の取れた撮像情報を表示することができる。
【0091】
更に、撮像画像のチェックの際に表示する撮像情報の種類を選択したり、画像の再生に変更表示される撮像情報の種類を変更できるので、画像にあった撮像情報を表示できる。また、撮像情報の表示位置の保存/変更ができるので再生時に表示位置の見直し等ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子カメラ装置の一実施例としてのデジタルカメラの外観(背面外観例)を示す外観図である。
【図2】本発明の電子カメラの一実施例としてのデジタルカメラの回路構成例を示すブロック図である。
【図3】撮像情報記録部の構成例を示す説明図である。
【図4】撮像情報設定手段および撮像情報表示手段の構成例を示すブロック図である。
【図5】撮像情報設定手段の基本的動作を示すフローチャートである。
【図6】撮像情報表示手段の基本的動作を示すフローチャートである。
【図7】撮像情報の選択/表示例の説明図である。
【図8】撮像情報選択/表示処理時の制御部の動作例を示すフローチャートである。
【図9】撮像情報変更/表示例の説明図である。
【図10】撮像情報変更/表示処理時の制御部の動作例を示すフローチャートである。
【図11】撮像情報の移動表示例(表示位置の変更)例の説明図である。
【図12】撮像情報を表示する文字表示の変更例(拡大/縮小および字体変更)例の説明図である。
【符号の説明】
15 撮像情報記録部(表示情報記憶手段)
40 表示部兼入力部(表示装置、入力手段)
45 位置検出センサー(入力手段)
100 電子カメラ装置
121 表示情報選択手段(撮像情報選択表示手段、撮像情報格納手段)
122 表示位置決定手段
123 撮像情報移動手段(撮像情報移動表示手段)
124 文字サイズ等変更手段(文字サイズ変更手段、字体変更手段)
125 撮像情報更新手段(位置情報更新手段)
150 撮像情報レコード(表示用情報)
Claims (7)
- 撮像素子で取り込んだ撮像画像を表示装置に表示する電子カメラ装置において、
前記表示装置に表示されている撮像画像上に該撮像画像に関する複数種の撮像情報を表示する撮像情報表示手段と、
前記撮像情報の表示位置を変更する変更処理、前記撮像情報の文字サイズを変更する変更処理、前記撮像情報の字体を変更する変更処理の中から任意の変更処理を指定する変更処理指定手段と、
前記変更処理指定手段により指定された変更処理に対応する変更内容を指定する変更内容指定手段と、
前記撮像情報表示手段により表示されている複数種の撮像情報のうち一部の撮像情報を指定する撮像情報指定手段と、
前記変更内容指定手段により指定された変更内容に従い、前記撮像情報指定手段により指定された一部の撮像情報の表示形態を変更する表示形態変更手段と、
を備えることを特徴とする電子カメラ装置。 - 前記表示形態変更手段により表示形態が変更された撮像情報の表示形態を示す表示形態情報を記憶する記憶手段を備え、
前記撮像情報表示手段は、前記記憶手段に記憶されている表示形態情報に応じた表示形態で前記撮像情報を表示する
ことを特徴とする請求項1記載の電子カメラ装置。 - 前記撮像素子で取り込んだ撮像画像と、該撮像画像に関する複数種の撮像情報とを関連付けて複数組記憶する記憶手段と、
この記憶手段に記憶されている複数の撮像画像のうち任意の撮像画像を選択する撮像画像選択手段と、
この撮像画像選択手段により選択された撮像画像を前記表示装置に表示させる表示制御手段とを備え、
前記撮像情報表示手段は、前記表示制御手段により前記表示装置に表示されている撮像画像と関連付けて前記記憶手段に記憶されている複数種の撮像情報を撮像画像上に表示する
ことを特徴とする請求項1記載の電子カメラ装置。 - 前記表示形態変更手段により表示形態が変更された撮像情報の表示形態を示す表示形態情報を、前記記憶手段に記憶されている複数種の撮像情報のうち前記表示形態が変更された撮像情報と関連付けて記憶する記憶制御手段を備え、
前記撮像情報表示手段は、前記記憶制御手段により前記記憶手段に前記表示形態情報が関連付けて記憶されている撮像情報を該表示形態情報に応じた表示形態で表示する
ことを特徴とする請求項1乃至3記載の電子カメラ装置。 - 前記表示装置の画面上に位置検出素子を配設した入力手段を備え、
前記撮像情報指定手段は、前記入力手段を用いて前記撮像情報表示手段により表示されている複数種の撮像情報のうち一部の撮像情報を指定する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電子カメラ装置。 - 前記複数種の撮像情報のそれぞれについて、前記表示装置に表示させるか否かを決定する表示決定手段を備え、
前記撮像情報表示手段は、前記表示決定手段により前記表示装置に表示させると決定された撮像情報のみを、前記表示装置に表示させる
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の電子カメラ装置。 - 撮像素子で取り込んだ撮像画像を表示装置に表示する撮像情報表示方法であって、
前記表示装置に表示されている撮像画像上に該撮像画像に関する複数種の撮像情報を表示する撮像情報表示工程と、
前記撮像情報の表示位置を変更する変更処理、前記撮像情報の文字サイズを変更する変更処理、前記撮像情報の字体を変更する変更処理の中から任意の変更処理を指定する変更処理指定工程と、
前記変更処理指定工程において指定された変更処理に対応する変更内容を指定する変更内容指定工程と、
前記撮像情報表示工程において表示されている複数種の撮像情報のうち一部の撮像情報を指定する撮像情報指定工程と、
前記変更内容指定工程において指定された変更内容に従い、前記撮像情報指定工程において指定された一部の撮像情報の表示形態を変更する表示形態変更工程と、
を含む撮像情報表示方法。
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