JP4375680B1

JP4375680B1 - 移動式脂肪減少用吸引器

Info

Publication number: JP4375680B1
Application number: JP2009004745A
Authority: JP
Inventors: 真智子秋山
Original assignee: 真智子秋山
Priority date: 2009-01-13
Filing date: 2009-01-13
Publication date: 2009-12-02
Anticipated expiration: 2029-01-13
Also published as: WO2010082392A1; JP2010162076A

Abstract

【課題】
吸引器本体への脂肪の引き込み空間を十分確保した上で移動もでき、薄い衣類の上からも吸引マッサージが可能な吸引器の構造を提供すること、及び吸引器を回転させ捻りを加えることで脂肪除去効果を高めることを課題とする。
【解決手段】
本発明は前述の課題を解決するために発明されたもので、吸引器本体の径及び吸引口から高さ方向の寸法が十分確保され、吸引口の周りには真空時に空気の侵入を防止する弾性体が設けられ、弾性体の周りには美肌効果の高いゲルマニウム球が複数個取り付けられたことを特徴とする。また、この吸引器を左右に回転させることで、マッサージ効果を高め脂肪除去を促進させることを第二の特徴とする。更に、吸引される脂肪層の量を一定に制限することで脂肪除去を促進させることを第３の特徴とする。
【選択図】図１

Description

本発明は移動式脂肪減少用吸引器の構造に関する。

体内脂肪を除去する美容器具はこれまで様々なものが開発されている。中でも吸引器状の本体吸引口を体に押し当て、本体内部を真空にすることで、脂肪を吸引しマッサージをすることで脂肪の吸収を促進する器具は、これまで吸引する部位を固定し、別の部位を吸引する場合には、一旦真空を解き、吸引口を移動しあらためて吸引し直すことで行っている。

脂肪を効率よく除去するためには、脂肪の吸引によるマッサージを連続して与えることが望ましく、真空状態で吸引器本体を移動させることが理想である。特開２００５−２９６０４２において、吸引器本体に２本のローラーを取り付け、このローラーが移動時の抵抗を軽減する構造が記載されているが、吸引時の脂肪が吸引器本体内に引き込まれるのは、２本のローラー間の限られた空間であるため、移動はし易いが脂肪除去の効果はあまり期待できないとうい課題が残る。

特開２００５−２９６０４２号（第４頁、図１）

吸引器本体への脂肪の引き込み空間を十分確保した上で移動もでき、薄い衣類の上からも吸引マッサージが可能な吸引器の構造を提供すること、及び吸引器を回転させ捻りを加えることで脂肪除去効果を高めることを課題とする。

本発明は前述の課題を解決するために発明されたもので、吸引器本体の径及び吸引口から高さ方向の寸法が十分確保され、吸引口の周りには真空時に空気の侵入を防止する弾性体が設けられ、弾性体の周りには美肌効果の高いゲルマニウム球が複数個取り付けられたことを特徴とする。また、この吸引器を左右に回転させることで、マッサージ効果を高め脂肪除去を促進させることを第２の特徴とする。更に、吸引される脂肪層の量を一定に制限することで脂肪除去を促進させることを第３の特徴とする。

脂肪吸引と吸引器の移動により、除去したい脂肪部を満遍なくマッサージでき、効率のよい脂肪除去が可能となる。また、薄手の衣類の上からも吸引マッサージが可能で、家庭内でも手軽に実施することができる。

吸引器本体を左右に回転反復動作させ左右に捻ること及び脂肪層の吸引量を一定に保つことで、マッサージ効果が高まり脂肪除去が促進される。

ゲルマニウム球を使用することで、吸引マッサージと同時に美肌効果を与えることも可能となる。

本発明の正面図本発明の平面図本発明の低面図ヒーターを取付けた一例の正面図Ａ-Ｂ断面図Ｃ−Ｄ左側面図アダプター構成とした場合の一例の参考図弾性体ａの内部を中空にした一例の断面図回転構造部の内部構造を示す一例の正面図回転構造部の内部構造を示す一例の平面図脂肪層の引込とセンサ位置の一例の断面図１脂肪層の引込とセンサ位置の一例の断面図２脂肪層の引込み制限構造を設けた一例の断面図脂肪層制限構造部の平面図

本発明の構成について、実施例を基に図面を引用して説明する。

本体（１）を底面から高さ方向へ壁を円筒状に立ち上げ、途中から上方に向けて半球状に形成する。本体（１）の直径を１とした場合、半球状に形成しはじめる高さの位置（Ｘ）は、本体（１）の底面から高さ寸法の比を０．５以上にすることが望ましい。本体（１）の頂点部に吸引用の吸引管（２）が取付けられ、吸引管（２）には吸引ホース止め（３）を形成する。吸引管（２）の内部には、吸引時の異物等を除去するためのフィルターを取り付ける。吸引管（２）へ真空ポンプ等を接続し吸引を行う。図１は本発明の正面図、図２は平面図、図３は底面図である。
本体は費用、生産性を考慮すると樹脂性が望ましいが、ヒーターを取り付ける場合は金属製が望ましい。金属では特にチタンが望ましい。
フィルター材には、不織布やスポンジ、紙、布等、通気性のある素材を使用し、洗浄又は取替え可能な構造とする。図６は吸引管のＣ−Ｄ断面図である。

本体（１）底部の内側に、本体（１）の内面からボール（４）の直径分の長さを隔てた位置から垂直に形成した円筒状で、途中から本体（１）の内面に向けて水平に形成した天面で構成された、断面が略直角形状の壁（１２）を形成し、前記壁（１２）の底面部には弾性体ａ（５）を設け、本体（１）底部の内面と前記壁の間にはボール（４）が取付けられる。弾性体ａ（５）は皮膚又は衣類と直接接触する部分であり、吸引時に本体（１）内への空気の侵入を防ぐ役割と、肌や衣類を傷つけない柔軟な接触をする役割を持ち合わせる。
弾性体ａ（５）の材質は、柔軟な樹脂又はゴム系が望ましい。また、表面はやや粗さを持たせることで、皮膚との接触抵抗が軽減でき、使用時の移動負担を軽減できる。
図５は本体１のＡ−Ｂ断面図である。

ボール（４）は、前記断面が略直角形状の壁（１２）で仕切られた本体（１）底部と壁の間に隙間なく本体（１）内周部を囲うように、複数個並べて取り付ける。ボールとの間に仕切りを設けて、ボールの数を調整してもよい。ボール（４）の上部には補助板（９）が取付けられ、補助板（９）と、断面が略直角形状の壁（１２）の天面との間に弾性体ｂ（６）を設け、ボール（４）が上下に移動できる構造とする。本体（１）外壁の底面部には、ツメを形成しボールが安易に外れないような構造とする。
ボール（４）の材質は、美肌効果を促進するためゲルマニウムが望ましいがこれに限定するものではない。
弾性体ｂ（６）は、金属製又は樹脂製のコイルバネ又は板バネが望ましいが、復元性のある柔軟な樹脂、復元力のある金属製又は樹脂性の構造体であってもよい。

本体外周部であって上下中央部付近にはヒーター（８）を取り付ける。ヒーター（８）からの熱により脂肪燃焼を助長させる。ヒーター（８）は熱線ヒーター等がのぞましい、またヒーター（８）には温度調節機能を設けることも可能である。
補助板（９）にヒーター（８）を設けてもよい。補助板（９）からの熱が、ボール（４）に伝わり前述の効果が表れる。図４は本体（１）にヒーターを取付けた一例の正面図である。

本構成の吸引器は、吸引する部位に応じて、本体の径を変えた吸引器を複数個用意し、顔等に施す場合は小さな吸引器を用いて行うなど、汎用性を持たせることも可能となる。

本体（１）の上下中央部付近から２つに分割し、下部を本体とし大きさ別に数種類用意して、上部を吸引アダプターとして構成してもよい。図７はアダプター構成とした場合の一例の参考図である。

弾性体ａ（５）の内部に中空部（１１）を設け、内部の空気圧を加減することで、柔軟性を持たせつつ、移動時に空気圧を上げ移動し易くする、及び空気圧を下げ位置固定時の密着性を高める使用方法が可能のように構成してもよい。図８は弾性体ａ（５）の内部を中空にした一例の断面図である。

吸引器本体（１）を外から覆うように、回転構造部外枠（１３）を設け、スイッチ（２１）を入れることで、本体（１）が回転し左右に反復動作をさせる。
本体（１）上部の吸引管（２）の下部にベアリング（１８）を介して、回転構造部外枠（１３）を取り付ける。回転構造部外枠（１３）の内部には、モータ（１４）と遊星歯車（１５）を取付け、遊星歯車（１５）の先には駆動用歯車（１６）を取付ける。吸引器本体（１）の周りにラックギアを本体外周部に這わせるようにしたベルト状の歯車（１７）を取り付け、駆動用歯車（１６）と組み合わせる。この構造を対称となる位置に２箇所取り付ける。図９は回転構造部の内部構造を示す一例の正面図、図１０は回転構造部の内部構造を示す一例の平面図である。

モータ（１４）を回転させ略４５度回転した位置で、モータ（１４）を逆回転させ元の位置へ戻し、更に反対方向へ略４５度回転させ、この位置でモータ（１４）を逆回転させ元の位置へ戻す。この動作を繰り返すように、モータ（１４）への入力電源をコントロールする。電子部品基板（２０）に前述の動作を行うプログラムを搭載することで、スイッチ（２１）を入れている間において、回転反復動作を繰り返すようにする。本構成では左右に略４５度回転が可能な構造としており、反復動作の折り返し位置は４５度に限られず、任意の位置で行えるようプログラムすることも可能である。

吸引器本体内側に光電センサ（２２）を２箇所に設け、この位置まで吸引された脂肪層がそれ以上吸引されないよう吸引量を調整し、脂肪層の吸引量を一定に保つようにする。吸引した脂肪層を本体内部に密着させず、本体内の真空部をある程度保つことで、吸引された脂肪層のマッサージ効果を助長できる。図１１は脂肪層の引込とセンサ位置の一例の断面図１、図１２は脂肪層の引込とセンサ位置の一例の断面図２である。

使用するセンサは光電センサに限定されるものではなく、物体の位置や高さが検出できるものであればよい。また、センサは小型のものが望ましい。

前述の位置検出手段に変わり、本体内の空気圧を検出して吸引量を調整する方法もある。この場合、空気圧センサ（２３）を本体内側に取付け、設定された範囲内の空気圧に達したときに、吸引量を調整し脂肪層の吸引量を一定に保つようにする。

センサで検出された位置を保持するために、センサからの信号を受けた真空ポンプが吸引量を調整するための、吸引力調整手段を真空ポンプへ設ける。吸引力調整手段には手動で調整できる機能を設けることも可能とする。

吸引する脂肪の量は、吸引器本体（１）内部容積に対し、４０％〜６０％が望ましく、本体の容積に応じて脂肪層の吸引量が４０％〜６０％となる位置に光電センサ（２２）を取付ける。空気圧センサ（２３）の場合は、前述の範囲に収まる空気圧の値を設定する。

吸引する部位により、脂肪が少なく吸引器本体（１）内部容積の４０％〜６０％に満たないことも想定されるため、真空ポンプの吸引力調整を手動で行える機能を設ける必ことのも可能である。

吸引する脂肪層の量を物理的且つ簡易的に制限する手段として、吸引器本体（１）内部に脂肪層制限構造部（２６）を設けることで、その構造部より先に吸引されないように制限する。

吸引器本体（１）内部にアングル系止部（２８）を取り付け、このアングル系止部間にアングル（２７）を取り付け、アングル（２７）に脂肪層制限機構部（２６）を取り付ける。アングル系止部２８は引き込み量を複数選択できるよう、複数個設けられる構造とする。図１３は脂肪層の引込み制限構造を設けた一例の断面図、図１４は脂肪層制限構造部の平面図である。

アングル（２７）はアングル系止部（２８）の間へ差込み又はネジ等で取り付け、脂肪層制限構造部（２６）はピン、板バネ、嵌め込み又はネジ等でアングル（２７）へ固定する。固定方法についてはこれらに限定するものではない。脂肪層制限部（２９）は本例では網状を示しているが、これに限定するものではなく、格子状や目を疎にしたものなど、多孔性の構造であればよい。

脂肪層制限構造部（２６）にヒーターを内臓させる若しくは貼り付ける等により、脂肪層制限部（２６）が直接皮膚に触れながら熱を伝達し、脂肪除去を助長させることも可能である。

この吸引器は工業生産が可能であり、供給者において生産、販売が可能であり、又吸引装置及び自走装置との組合せでの販売や美容室やエステでの利用も可能である。

１本体１１中空部２１スイッチ
２吸引管１２断面が略直角形状の壁２２光電センサ
３吸引ホース止め１３回転機構部外枠２３空気圧センサ
４ボール１４モータ２４引込み高さライン
５弾性体ａ１５遊星歯車２５脂肪層
６弾性体ｂ１６駆動用歯車２６脂肪層制限構造部
７フィルター１７ベルト状の歯車２７アングル
８ヒーター１８ベアリング２８アングル系止部
９補助版１９ベアリング保持部２９脂肪層制限部
１０アダプター２０電子部品基板
Ｘ球状に形成しはじめる位置

Claims

底面から高さ方向へ壁を円筒状に立ち上げ、途中の高さ位置（Ｘ）から上方に向けて半球状に形成して本体（１）とし、本体（１）の頂点部には吸引管（２）が取付けられ、本体（１）底部の内側に、本体（１）の内面からボール（４）の直径分の長さを隔てた位置から垂直に形成した円筒状で、途中から本体（１）の内面に向けて水平に形成した天面で構成された、断面が略直角形状の壁（１２）を形成し、前記壁（１２）の底面部には弾性体ａ（５）を設け、本体（１）底部の内面と前記壁の間にはボール（４）が複数個取付けられ、ボール（４）の上部には補助板（９）が取付けられ、補助板（９）と、前記壁（１２）の天面との間に弾性体ｂ（６）を設けた吸引器において、本体（１）の直径を１とした場合、本体（１）底面から高さ位置（Ｘ）までの寸法の比を０．５以上とし、本体（１）を外から覆うように、吸引管（２）の下部にベアリング（１８）を介して、回転構造部外枠（１３）を設け、該回転構造部外枠（１３）の内部にモータ（１４）と遊星歯車（１５）を取り付け、該遊星歯車（１５）の先端には駆動用歯車（１６）が取付けられ、本体（１）の周りにはラックギアを本体外周部に這わせるようにしたベルト状の歯車（１７）を取り付けて該駆動用歯車（１６）と組合せ、モータ（１４）を回転又は逆回転させることで、本体（１）を左右に回転反復動作を繰り返すようにしたことを特徴とする移動式脂肪減少用吸引器。