JP4375338B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば印刷装置や複合機等のように、操作メニュー等を表示するための表示部を有するとともに待機中などにおいて動作されることなく所定時間を経過すると節電モードに移行する節電機能を備えた電子機器に関する。
従来、プリンタや複合機などの電子機器においては、例えば1つの印刷動作が終わると待機通電モードに移行し、その後、所定時間を経過するとさらに電力消費の小さい節電モード(待機省電モード)に移行するようになっている。
従来、複合機として、例えばプリンタ部とスキャナ部とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の複合機では、プリンタ部とスキャナ部が個別に節電モードに移行するようになっていた。例えばプリンタ部が印刷動作を終了して所定時間が経過すると、プリンタ部が待機通電モードから節電モードに移行する。そして、その後、複合機が印刷ジョブを受信すると、プリンタ部は節電モードから印刷モードに移行するが、スキャナ部は節電モードのままとなる。
また、近年、用紙以外の印刷媒体としてCDのレーベル面に曲タイトル等を印刷できるプリンタや複合機が登場してきている。この種の複合機には、CDをセットできるCDアダプタをプリンタ部に装着できるようにCDガイドが設けられ、CDをセットする際は、CDガイドをオープン操作する。このCDガイド操作がセンサによって検知されると、プリンタ部は節電モードから待機通電モードに移行するようになっていた。
一方、スキャナ部は、スキャニングの対象となる原稿を載置する原稿台と原稿カバーを備え、原稿カバーの開操作を検知する原稿カバーセンサが設けられている。スキャナ部がスキャナ動作を終了して所定時間が経過すると待機通電モードから節電モードに移行する。そして、節電モードにおいて、センサが原稿カバーの開操作を検知すると、スキャナ部が待機通電モードに復帰するようになっていた。これは、スキャナ部の読取り部であるCCDやランプが、一定の精度でスキャニングできる安定状態になるまでに所定の通電時間を要するためで、原稿カバーの操作からスキャニングの開始を事前に検知(予期)してスキャナ部への通電を早めに開始させるようにしている。
また、複合機には、メニュー画面等を表示する表示部として液晶表示装置(LCD)が設けられている。この液晶表示装置についても、プリンタ部やスキャナ部が待機通電状態になってから所定時間を経過すると、例えばスクリーンセーバーに移行し、さらに所定時間を経過すると、節電モードに移行して画面が消灯するようになっていた。
また、特許文献2には、デジタルカメラにおいて表示部(画像ディスプレイ)にデモ画像を表示する技術が開示されている。すなわち、画像ディスプレイ上に、デジタルカメラに関連する特徴と機能を示すデモモードを開始するステップと、ユーザ入力が全く検出されない間は、デモンストレーションを実行するステップとを有する。さらに、ユーザ入力を検出すると、デモンストレーションを終了するステップと、画像ディスプレイの通常の使用を可能にするステップと、ユーザ入力が検出されないまま、所定時間が経過した後は、自動的にデモンストレーションを再開するステップとを有していた。
特開2002−300336号公報 特開2004−96756号公報
ところで、複合機やプリンタ(以下、複合機等という)を店頭で販売する場合、顧客に複合機等の性能等を見てもらうためにデモ印刷を行うことがある。また、デモ印刷をしていない場合でも、顧客に複合機等の性能を知らせるために広告文や広告イラスト等のデモ画像を液晶表示装置の画面に表示することは、顧客の注意を促すうえで有効である。
しかしながら、従来は、店頭に展示されている複合機等をデモ表示状態としても、通常モードと同じ手順に従って節電モードに移行するようになっていた。このため、デモ表示状態とした後、何の動作も操作もないまま所定時間が経過すると、節電モードに移行してデモ表示状態から画面が消灯されるなどの節電表示状態に移行するようになっていた。この場合、デモ表示が所定時間で中止されるため、十分な宣伝効果が得られないという問題があった。
また、デモ表示中であって印刷やスキャニング等の他の機能が使われることがまずない場合であっても、通常モードと同じ手順に従って節電モードから待機通電モードに復帰することになるため、デモ表時中に徒に消費電力を増やすという他の課題もある。例えば、デモ表示中に店頭の複合機等を見に来ている顧客が、CDガイド操作をすると、デモ表示中であって印刷動作が行われるはずがないにも拘わらず、プリンタ部が節電モードから待機通電モードに移行することになっていた。また、顧客が原稿カバーを開操作すると、その開操作がセンサに検知され、スキャナ部が節電モードから待機通電モードに復帰することになっていた。このため、デモ表示中であって、CDレーベル印刷等の特別な印刷動作及びスキャニング動作が行われるはずがないにも拘わらず、顧客の操作を検知して節電モードから待機通電モードに復帰していたため、待機通電によって電力を無駄に消費することになっていた。特に店頭に展示された複合機等がデモ表示しているときは、液晶表示装置はほぼ販売店の開店から閉店までの営業時間に渡って、広告等のデモ表示のために電力を消費しているので、そのデモ表示以外での不要な電力消費をなるべく少なく抑えたいという要請があった。なお、特許文献2に記載のデジタルカメラは、節電モードについては触れられておらず、節電機能を加えると、別途対策が必要となる。
本発明の目的は、表示部を備えた電子機器において、節電機能を備えていてもデモ表示を適切に行うことができ、しかも節電効果も高められる電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、表示部と操作部と所定動作を行う一つ以上の動作部とを備えた電子機器であって、前記動作部が動作されないまま第1の所定時間を経過すると、前記動作部を待機通電モードから待機省電モードに移行させて前記動作部への待機通電を弱める又は止めるとともに、前記動作部の所定動作終了から動作及び操作もないまま第2の所定時間を経過すると、前記表示部を通常表示から省電モードに移行させて画面を暗くする又は消灯させる制御手段と、前記表示部に通常表示が行われる通常モードと前記通常表示と異なるデモ表示が行われるデモ表示モードのうちいずれか一方を指示に基づいて選択するモード選択手段と、前記デモ表示モードになると、前記表示部に前記デモ表示を行わせるデモ表示手段とを備え、前記制御手段は、前記デモ表示モードにあるときは前記表示部を省電モードに移行させないように構成されるとともに前記デモ表示モードにあるときの第1の所定時間は前記通常モードにあるときの第1の所定時間よりも短く設定され、前記デモ表示モードにあるときには、前記動作部が動作されないまま当該短く設定された第1の所定時間を経過すると、前記動作部を待機省電モードへ移行させることを要旨とする。
これによれば、通常モード時は、動作部が動作されないまま第1の所定時間を経過すると、待機通電モードから待機省電モードに移行し、動作部への待機通電が弱められる又は止められる。また、動作部の動作終了から何ら動作も操作もないまま第2の所定時間を経過すると、表示部は通常表示から省電モードに移行し、表示画面が暗くされる又は消灯される。一方、モード選択手段が指示に基づきデモ表示モードを選択すると、デモ表示手段により表示部が通常表示とは異なるデモ表示を開始するとともに、その後、何ら動作も操作もないまま第2の所定時間を経過しても省電モードに移行することなく、デモ表示を継続する。このようにデモ表示は待機省電のため途中で消えたりすることなく継続されるので、顧客の目に触れる頻度が増え、デモ表示による宣伝効果を高めることができる。さらに、動作部は、デモ表示モード中においては、通常モードのときの第1の所定時間よりも短く設定された第1の所定時を経過すれば待機省電モードへ移行する。このため、動作部がまず動作されるはずがないデモ表示モード中においては、早期に待機省電モードに移行して待機通電を止めることにより、節電効果を高めることができる。従って、デモ表示状態では、通常状態よりもデモ表示に適した節電を行うことができる。よって、節電機能を備えていてもデモ表示を適切に行うことができ、しかも節電効果も高められる電子機器を提供できる。
また、本発明は、表示部と操作部と所定動作を行う一つ以上の動作部とを備えた電子機器であって、前記動作部が動作されないまま第1の所定時間を経過すると、前記動作部を待機通電モードから待機省電モードに移行させて前記動作部への待機通電を弱める又は止めるとともに、前記動作部の所定動作終了から動作及び操作もないまま第2の所定時間を経過すると、前記表示部を通常表示から省電モードに移行させて画面を暗くする又は消灯させる制御手段と、前記表示部に通常表示が行われる通常モードと前記通常表示と異なるデモ表示が行われるデモ表示モードのうちいずれか一方を指示に基づいて選択するモード選択手段と、前記デモ表示モードになると、前記表示部に前記デモ表示を行わせるデモ表示手段とを備え、前記制御手段は、前記デモ表示モードにあるときは前記表示部を省電モードに移行させないように構成されるとともに、前記デモ表示モードにおいては、電源投入後に前記動作部を一度も所定動作を行わせることなくはじめて前記待機省電モードへ移行させるための経過時間である第1の所定時間が、前記動作部を所定動作終了後に前記待機省電モードへ移行させるための経過時間である第1の所定時間よりも短く設定されていることを要旨とする。
これによれば、通常モード時は、動作部が動作されないまま第1の所定時間を経過すると、待機通電モードから待機省電モードに移行し、動作部への待機通電が弱められる又は止められる。また、動作部の動作終了から何ら動作も操作もないまま第2の所定時間を経過すると、表示部は通常表示から省電モードに移行し、表示画面が暗くされる又は消灯される。一方、モード選択手段が指示に基づきデモ表示モードを選択すると、デモ表示手段により表示部が通常表示とは異なるデモ表示を開始するとともに、その後、何ら動作も操作もないまま第2の所定時間を経過しても省電モードに移行することなく、デモ表示を継続する。このようにデモ表示は待機省電のため途中で消えたりすることなく継続されるので、顧客の目に触れる頻度が増え、デモ表示による宣伝効果を高めることができる。また、電子機器の電源投入後、動作部が一度も所定動作を行うことなくはじめて待機省電モードに移行するときは、所定動作終了後に待機省電モードに移行するときに比べ、短く設定された第1の所定時間を経すれば待機省電モードに移行する。例えば、電子機器が展示された販売店の開店時や開店準備のために電源投入されたときは、顧客がまだ店にいない可能性が高く、動作部が動作される頻度としては低いので、電源投入後は早期に待機省電モードに移行させて動作部の待機通電を止めることで、節電効果を高めることができる。従って、デモ表示状態では、通常状態よりもデモ表示に適した節電を行うことができる。よって、節電機能を備えていてもデモ表示を適切に行うことでき、しかも節電効果も高められる電子機器を提供できる。
また、本発明は、表示部と操作部と所定動作を行う一つ以上の動作部とを備えた電子機器であって、前記動作部が動作されないまま第1の所定時間を経過すると、前記動作部を待機通電モードから待機省電モードに移行させて前記動作部への待機通電を弱める又は止めるとともに、前記動作部の所定動作終了から動作及び操作もないまま第2の所定時間を経過すると、前記表示部を通常表示から省電モードに移行させて画面を暗くする又は消灯させる制御手段と、前記表示部に通常表示が行われる通常モードと前記通常表示と異なるデモ表示が行われるデモ表示モードのうちいずれか一方を指示に基づいて選択するモード選択手段と、前記デモ表示モードになると、前記表示部に前記デモ表示を行わせるデモ表示手段と、前記動作部に前記所定動作のうちデモ動作に用いられない所定動作を行わせるために当該動作部に対して行われる所定操作を検知する検知部とを備え、前記制御手段は、前記デモ表示モードにあるときは前記表示部を省電モードに移行させないように構成されるとともに、前記動作部が待機省電モードにある状態の下で、前記検知部が、当該動作部に対する前記所定操作を検知した場合、通常モードにあれば当該動作部を待機省電モードから待機通電モードへ移行させるが、デモ表示モードにあれば当該動作部を待機省電モードに維持することを要旨とする。
これによれば、通常モード時は、動作部が動作されないまま第1の所定時間を経過すると、待機通電モードから待機省電モードに移行し、動作部への待機通電が弱められる又は止められる。また、動作部の動作終了から何ら動作も操作もないまま第2の所定時間を経過すると、表示部は通常表示から省電モードに移行し、表示画面が暗くされる又は消灯される。一方、モード選択手段が指示に基づきデモ表示モードを選択すると、デモ表示手段により表示部が通常表示とは異なるデモ表示を開始するとともに、その後、何ら動作も操作もないまま第2の所定時間を経過しても省電モードに移行することなく、デモ表示を継続する。このようにデモ表示は待機省電のため途中で消えたりすることなく継続されるので、顧客の目に触れる頻度が増え、デモ表示による宣伝効果を高めることができる。また、動作部が待機省電モードにある状態の下で、検知部が、この動作部に対する所定操作を検知した場合、通常モードにあれば動作部を待機省電モードから待機通電モードへ移行させるが、デモ表示モードにあれば動作部を待機省電モードに維持する。よって、所定動作がまず行われることがないデモ表示中は、仮に所定操作がなされても、所定動作のための操作ではなく、顧客が試しに触れてみただけの操作によることが極めて高いので、動作部を待機省電モードに維持することで、電子機器の節電効果を高めることができる。従って、デモ表示状態では、通常状態よりもデモ表示に適した節電を行うことができる。よって、節電機能を備えていてもデモ表示を適切に行うことでき、しかも節電効果も高められる電子機器を提供できる。
また、本発明の電子機器では、前記動作部の少なくとも一つは、前記所定動作として印刷動作を行う印刷部であり、前記印刷部は、前記印刷動作の一つとしてCD、DVD等のディスクのレーベル印刷が可能に構成され、前記検知部は、前記レーベル印刷のために該印刷部に対して行われる所定操作を検知するものであり、前記制御手段は、前記印刷部が待機省電モードにある状態の下で、前記検知部が前記所定操作を検したときは、前記通常モードにあれば前記印刷部を待機省電モードから待機通電モードへ移行させるが、前記デモ表示モード中にあれば前記印刷部を待機省電モードに維持することが好ましい。
これによれば、印刷部を備えた電子機器において、表示部にデモ表示をすることができ、しかも第2の所定時間を経過しても省電モードに移行することなくデモ表示を継続できる。また、印刷部が待機省電モードにある状態の下で、レーベル印刷のために印刷部に対して行われる所定操作が検知部に検知されると、通常モードにあれば印刷部は待機省電モードから待機通電モードへ移行して、印刷部の待機通電が再開される。一方、デモ表示モードにあれば、印刷部は、待機省電モードに維持される。よって、ディスクのレーベル印刷がまず行われることがないデモ表示中は、仮に所定操作がなされても、レーベル印刷のための操作ではなく、顧客が試しに触れてみただけの操作によることが極めて高いので、印刷部を待機省電モードに維持することで、電子機器の節電効果を高めることができる。よって、デモ表示状態では、通常状態よりもデモ表示に適した節電を行うことができる。
また、本発明の電子機器では、前記動作部の少なくとも一つは、前記所定動作としてスキャン動作を行うスキャナ部であり、前記制御手段は、前記デモ表示手段によるデモ表示が開始されると、前記スキャナ部を直ちに待機省電モードに移行させることが好ましい。
これによれば、スキャナ部を備えた電子機器において、表示部にデモ表示をすることができ、しかも第2の所定時間を経過しても待機省電モードに移行することなくデモ表示を継続できる。また、デモ表示が開始されたときには、スキャナ部は直ちに待機省電モードに移行する。このため、デモ表示中はまず使用されることがないスキャナ部を、第1の所定時間を待つことなく直ちに待機省電モードに移行させることで、電子機器の節電効果の向上を図ることができる。例えば電子機器がデモ表示に使用された展示品の割りに、スキャナ部の寿命がさほど短くならずに済む。
また、本発明の電子機器では、前記動作部の少なくとも一つは、前記所定動作としてスキャン動作を行うスキャナ部であり、前記検知部は、前記所定操作として原稿カバーの開操作を検知するものであり、前記制御手段は、前記スキャナ部が待機省電モードにある状態の下で、前記検知部が前記原稿カバーの開操作を検したときは、前記通常モードにあれば前記スキャナ部を待機省電モードから待機通電モードへ復帰させるが、デモ表示モードにあれば前記スキャナ部を待機省電モードに維持することが好ましい。
これによれば、スキャナ部が待機省電モードにある状態の下で、通常モードにおいて原稿カバーが開操作されたことが検知部に検知されると、スキャナ部は待機省電モードから待機通電モードへ移行する。一方、スキャナ部が待機省電モードにある状態の下で、デモ表示モード中に原稿カバーが開操作されたことが検知部に検知されると、スキャナ部は、待機通電状態に移行することなく、待機省電モードに維持される。よって、スキャナ部がまず使用されることがないデモ表示中は、原稿カバーが開操作されても、スキャナ部を待機省電モードに維持することで、電子機器の節電効果を高めることができる。
また、本発明の電子機器では、前記表示部は操作部とともに操作パネルに備えられ、前記制御手段は、通常モードにおいて、前記操作部が操作されると、前記表示部に前記通常表示の一つとしてメニュー表示を行わせるとともに所定動作がないまま第2の所定時間を経過すると、前記表示部を省電モードに移行させるように構成され、デモ表示モードにおいては、前記表示部に前記デモ表示が行われているときに前記操作部が操作されると、前記デモ表示を終了させて前記表示部にメニュー表示を行わせることが好ましい。
これによれば、デモ表示中であっても、操作部が操作されると、表示部にはメニュー表示がなされる。このため、メニューから動作の対象となる画像等の選択や該画像等の出力条件などの設定操作(選択操作)を行うことができる。
また、本発明の電子機器では、前記制御手段は、前記通常モードにおいて、前記メニュー表示がなされた状態で前記操作部が操作されることなく第2の所定時間を経過すると前記表示部を省電モードに移行させ、デモ表示モードにおいて、前記メニュー表示がなされた状態で前記操作部が操作されることなく第2の所定時間を経過すると、前記メニュー表示を終了させて前記デモ表示手段にデモ表示を行わせることが好ましい。
これによれば、通常モードにおいて、メニュー表示がなされた状態で、操作部が操作されることなく第2の所定時間を経過すると、表示部は省電モードに移行する。一方、デモ表示モードであるときは、メニュー表示がなされた状態で、操作部が操作されることなく第2の所定時間を経過すると、デモ表示に移行(復帰)する。このため、デモ表示中であっても、操作部を操作したときにはメニューの内容を確認でき、電子機器の性能や機能をメニューの内容を通して知ることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の電子機器を、スキャナとプリンタとコピーの3つの機能(SPC機能)を備えた複合機に具体化した一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1に示す複合機10は、スキャン機能(Sca nner )、プリンタ機能(Printer )、コピー機能(Copy)など複数機能を有する。複合機10は、本体11の下側部分に配置されて、画像データに基づいた画像を用紙等の媒体に印刷するプリンタ部12と、本体11の上側部分に配置されて、原稿又は写真フィルムの画像を読み取って画像データを取得するスキャナ部13とを備える。また、本体11の前面中段箇所にはユーザが操作するための操作パネル14を備える。複合機10において、スキャナ部13で読み取った画像データが画像処理回路で印刷データに変換され、その印刷データに基づく画像をプリンタ部12が用紙に印刷することでコピー機能は実現される。
また、複合機10の背面側にはプリンタ部12へ用紙を供給するための用紙供給部15が設けられ、その用紙供給部15には、カット紙(図示せず)をセットするための給紙トレー16が備えられている。複合機10の前面下部には、プリンタ部12で印刷された用紙17を排紙する排紙部18が設けられ、その排紙部18には用紙17を受ける排紙トレー18aが備えられている。
プリンタ部12は、カラー画像の印刷が可能な構成であり、例えば、シアン(C)、ライトシアン(LC)、マゼンタ(M)、ライトマゼンタ(LM)、イエロ(Y)、ダークイエロ(DY)、ブラック(K)の7色の色インクを、印刷用紙等の媒体上に吐出してドットを形成することによって画像を形成するインクジェット方式を採用している。
スキャナ部13の上部は、読み取り原稿を載置可能な所定サイズ(例えばA4判サイズ)の原稿台ガラス19aが嵌め込まれた原稿台19となっており、原稿台19には原稿又は写真フィルムを読み取る際に原稿台ガラス19a上に載せたそれらを挟んで押さえ付けるために使用される原稿カバー20が開閉可能に設けられている。
操作パネル14は、そのほぼ中央に配置された液晶ディスプレイ(以下「LCD21」という)と、LCD21の左右両側に配置された複数の操作スイッチからなる操作部22とを有している。LCD21は、設定項目や設定条件等を文字にて表示するメニュー表示や、スキャナ部13で読み取った画像などの画像表示が可能となっている。操作部22は、LCD21の右側に、電源スイッチ23と、印刷開始スイッチ24、カラーコピースイッチ25、モノクロコピースイッチ26及び選択スイッチ27(十字キー)等を有し、LCD21の左側に、スキャンスイッチ28等を有している。
また、本体11の前面右側下部には、メモリカード30を着脱可能なメモリカードスロット(以下「スロット31」という)が設けられている。複合機10は、スロット31に挿着されたメモリカード30から読み込んだ画像データに基づく画像をプリンタ部12に印刷させたり、スキャナ部13が原稿からスキャニングした画像データをメモリカード30に保存させたりする機能を有している。また、複合機10は、図示しないホストコンピュータ(PC)と接続可能で、ホストコンピュータから転送される印刷データに基づいて印刷するプリンタとして機能する。また、LCD21には、メモリカード30から読み込んだ画像を表示することも可能となっている。なお、本実施形態ではLCD21はフルカラー表示が可能なカラー液晶表示装置となっている。
図2は、複合機の電気的構成を示すブロック図である。
複合機10は、プリンタ部12、スキャナ部13、操作パネル14、これらを制御する制御部40、メモリカード30に対してデータの読取り/書込み行うメモリカードリーダ41、第1タイマ42、第2タイマ43及び第3タイマ44を備えている。プリンタ部12及びスキャナ部13は、それぞれプリンタ動作及びスキャナ動作を行う駆動機構およびセンサ等からなる駆動ユニット部分を指し、プリンタ部12での印刷に用いられる印刷データの生成や、スキャナ部13で読み取った画像信号からの画像データの生成などの画像処理は、制御部40内の画像処理回路で行われる。そして、制御部40は、ホストコンピュータから取得した印刷データ、あるいは操作部22の各種操作に基づきメモリカード30から読み取った画像データに基づきプリンタ部12に印刷動作を行わせたり、操作部22からの各種操作に基づきスキャナ部13にスキャン動作を行わせたり、LCD21に表示動作を行わせるなどの各種制御を司る。
プリンタ部12は、インクを吐出する記録ヘッド51、記録ヘッド51を搭載したキャリッジ(図示せず)を主走査方向(複合機の幅方向)に往復移動させるためのキャリッジモータ52、用紙を副走査方向(用紙搬送方向)に搬送させる搬送ローラを駆動するための紙送りモータ53を含む駆動機構54を備えている。キャリッジモータ52や紙送りモータ53には、例えばステップモータ又はDCモータが用いられている。
また、プリンタ部12は、CD/DVDのレーベル面の直接印刷をサポートしており、CD/DVD等のディスクをセットするディスク専用トレイを取り付けるディスクガイド(図示せず)が、本体前面又は背面に装備されている。CD/DVD等のディスクのレーベル印刷をするときは、ディスクをセットするためにディスクガイドを操作することになる。プリンタ部12には、ユーザがディスクガイドを操作(以下、「CDガイド操作」という)(所定操作)したことを検知するディスクガイドセンサ55が設けられている。プリンタ部12には、その他のセンサ56として、例えば用紙の頭出し制御のために給紙された用紙の先端を検知する接触式又は光学式の用紙検知センサ、キャリッジの移動位置を検出するリニアエンコーダなどが設けられている。
スキャナ部13には、原稿の画像を読み取るCCD61(電荷結合素子)および原稿の読み取り箇所に光を照射するランプ62を有する走査ユニットと、該走査ユニットを走査(移動)させる電動モータからなるスキャナモータ63等を含む駆動機構64を備えている。また、スキャナ部13は、原稿カバー20の開操作を検知する原稿カバーセンサ65、写真フィルムの画像を読み取るときに写真フィルムに光を照射する図示しない発光部および走査ユニットの位置検出用のセンサ(図示せず)等を備えている。
スキャナ部13において、原稿台ガラス19aに載置した原稿を読み取るためのスキャン動作を行う際には、スキャナ部13の内部に設けたランプ62から原稿台ガラス19aを通して原稿に光を照射し、原稿による反射光をCCD61で検出することで原稿の画像を読み取る。CCD61のRGB各出力はA/D変換器を介して制御部40に入力され、制御部40においてRGB多階調値で表現された画像データとして生成される。
また、操作パネル14は、前述のとおり、操作部22(操作スイッチ群)およびLCD21を備えている。
制御部40は、CPU組込みASIC、ROM、RAM、各種インターフェイス等を備えている。ASIC内には、CPU、画像処理回路、プリンタ系ドライバ(モータドライバ及び記録ヘッドドライバ)、スキャナ系ドライバ(CCDドライバ、ランプ駆動部、モータドライバ)及びLCDドライバ等が設けられている。CPUは、ROMに記憶された制御プログラムに基づき動作し、印刷制御、スキャニング制御、表示制御を統括的に司る。画像処理回路は、ホストコンピュータから受信した印刷データ(PRNデータ)のコマンドを解釈して印刷可能なラスタデータに展開する展開処理を行う。さらにコピー機能が実行されたときにスキャナ部13で読み取って取得した画像データ又は、ダイレクト印刷が実行されたときにメモリカード30から取得した画像データを印刷データに変換する画像処理(色変換処理、ハーフトーン処理、マイクロウィーブ処理等)なども行う。モータドライバは、CPUからの指令信号に基づき前述のキャリッジモータ及び紙送りモータを駆動制御し、キャリッジの走査制御及び用紙の紙送り制御を行う。また、記録ヘッドドライバは、画像処理回路が処理してRAMに逐次格納される画像形成データに基づき前述の記録ヘッド51を駆動制御してインクの吐出制御を行う。LCDドライバは、CPUからの指示データに従ってRAMから転送された表示データに基づきLCD21の表示制御を行う。
こうして制御部40は、印刷時には各種ドライバを介してプリンタ部12を駆動制御し、またスキャニング時には操作パネル14で設定されたスキャナ条件に従ってスキャナ部13を駆動制御する。さらに制御部40は、操作部22の各種スイッチ操作に基づき、LCD21に対してLCDドライバを介して、メニュー画面表示、メニュー画面切り換え、カーソル移動、設定数値の増減などのメニュー画面表示制御の他、例えばダイレクト印刷時に、メモリカード30から画像データを読み込んでその画像を表示させるなどの画像表示処理を行う。この画像表示機能を利用することで、本実施形態では、デモ表示指示ファイル及び画像データを保存したメモリカード30をスロット31に挿着することで、LCD21にデモ画像を表示させることが可能となっている。
複合機10に電源が投入されている状態では、制御部40を構成する各ドライバに図示しない電源装置からの供給電圧が印加された状態にあり、CPUが各ドライバに制御信号を送出することにより、各ドライバから、プリンタ部12、スキャナ部13及びLCD21への各供給電圧(駆動電圧)が制御されるようになっている。電源装置は、商業用交流電圧を変圧して整流等することで一次電圧(例えば30〜60ボルト)を生成し、さらに一次電圧を降圧して二次電圧(例えば15〜25ボルト)を生成している。一次電圧は主にモータドライバを介して電動モータに供給され、二次電圧はドライバを介して記録ヘッド51およびランプ62等に供給される。さらに二次電圧を降圧した出力電圧(例えば3〜6ボルト)が、センサ系および制御系(CPU含む)に供給されるようになっている。制御部40は、プリンタ部12、スキャナ部13及びLCD21への供給電圧(駆動電圧)を個別に制御できるように構成されている。
制御部40は、プリンタ部12、スキャナ部13及びLCD21への供給電圧(駆動電圧)を個別に制御することにより、これらを個別に動作させたり待機させたりすることができる。待機状態には2種類あり、待機中であるが直ぐに動作を開始できるように通電状態で待機する「待機・通電」(待機通電モード)と、待機通電の状態が所定時間継続されたときに節電のために通電を止めて待機する「待機・省電」(節電モード)とがある。制御部40は、「動作状態」、「待機・通電」、「待機・省電」などの給電状態を管理しており、予めプログラムされた所定ルール(状態遷移条件)に従って、プリンタ部12、スキャナ部13及びLCD21についてそれぞれ個別に給電状態を管理する。さらに、制御部40は、「通常モード」と「デモ表示モード」との2種類のモードが用意されており、各モードそれぞれについて個別に状態遷移条件(図4、図5参照)が設定されている。
制御部40は状態遷移制御を行う場合、「待機・通電」から「待機・省電」へ移行する場合など、ある状態から他の状態に遷移する遷移条件として経過時間が設定されているときに、この経過時間を管理するために、第1タイマ42、第2タイマ43及び第3タイマ44を用いる。第1タイマ42、第2タイマ43及び第3タイマ44は、それぞれプリンタ部12、スキャナ部13及びLCD21における状態遷移の条件である経過時間を管理する。第1〜第3タイマは42〜44は、制御部40から時間の計時の指示を受け付けると、その指示された時間を計時して、その指示された時間が経過すると、制御部40に先に指示された時間が経過した旨を通知するように構成されている。
図3は、制御部内のCPUが実行するモード選択プログラムを示すフローチャートである。制御部40内のCPUは、ROMに記憶されたモード選択プログラムを実行することにより、「通常モード」か「デモ表示モード」かを選択する。以下、CPUが実行するモード選択処理について図3のフローチャートに従って説明する。
まずステップS10では、メモリカード30が挿入されているか否かを判断する。メモリカード30がスロット31に挿入されていれば、ステップS30に進み、挿入されていなければステップS20に進んで「通常モード」とする。例えばCPUは現在のモードを記憶するフラグを備え、「通常モード」であればフラグに「0」を設定し、「デモ表示モード」であればフラグに「1」を設定する。
ステップS30では、メモリカード30内に「デモ表示指示ファイル」が存在するか否かを判断する。「デモ表示指示ファイル」が存在すればステップS40に進み、存在しなければステップS20に進んで「通常モード」(フラグ=0)を設定する。
次のステップS40では、メモリカード30内に「画像ファイル」が存在するか否かを判断する。「画像ファイル」が存在すればステップS50に進み、存在しなければステップS20に進んで「通常モード」(フラグ=0)を設定する。
ステップS50では、デモ表示モードを設定する。すなわち、CPUは上記フラグにデモ表示モードである旨の「1」を設定する。
次のステップS60では、デモ表示処理を実行する。すなわち、デモ表示指示ファイルの中には画像ファイルの表示順序および各画像の表示時間を指示するコマンドが組み込まれており、そのコマンドの指示に従って指定された画像ファイルの画像を順次LCD21の画面に表示させる。例えばN個の画像ファイルがあるとすると、画像1〜画像Nを指示された順序でそれぞれに指定された表示時間ずつ画面に表示させ、一巡するとまた最初の画像に戻って、画像1〜画像Nの表示を繰り返し、一種のスライドショーが継続的に実行される。この画像には、複合機10の性能や特徴を説明する説明文やイラストなどが含まれる。また、一連の複数の画像をコマ送り表示させることでアニメーションを表示させてもよい。
こうして制御部40(CPU)はフラグを見ることで現在のモードが通常モードかデモ表示モードであるかを認知できるようになっており、そのモードに応じた状態遷移条件に従って給電状態を管理するようになっている。
<状態遷移図>
図4は通常モードにおける状態遷移図を示し、図5はデモ表示モードにおける状態遷移図を示す。制御部40のROMには、図4及び図5の状態遷移図で示される状態遷移条件がプログラムとして記憶されており、制御部40のCPUは、そのときのモードに応じたプログラムを実行することにより、プリンタ部12、スキャナ部13及びLCD21の給電状態を、そのときのモードに応じた条件に従って管理する。以下、図4及び図5に示す状態遷移図について説明する。
まず図4に示す「通常モード」におけるプリンタ部12、スキャナ部13及びLCD21についての状態遷移条件をそれぞれ説明する。まず図4(a)に示すようにプリンタ部12の遷移状態には、「待機・省電」、「待機・通電」、「印刷動作」の3つがある。また、同図(b)に示すように、スキャナ部13の遷移状態には、「待機・省電」、「待機・通電」、「スキャン動作」の3つがある。また、同図(c)に示すように、LCD21の遷移状態には、「省電」、「スクリーンセーバー」、「メニュー表示」、「動作中表示」の4つがある。
まずプリンタ部12の状態遷移は、図4(a)に示すように、「待機・省電」又は「待機・通電」においてジョブ受付があると、「印刷動作」に移行する。そして、「印刷動作」が終わりジョブ終了になると、「待機・通電」に移行する。「待機・通電」状態で3分が経過すると、「待機・省電」に移行する。また「待機・省電」の状態にあってCDガイド操作(所定操作)がディスクガイドセンサ55により検出されると、「待機・通電」に移行する。
次に図4(b)に示すように、スキャナ部13の状態遷移は、「待機・省電」又は「待機・通電」においてジョブ受付があると、「スキャン動作」に移行する。「スキャン動作」が終わりジョブ終了になると、「スキャン動作」から「待機・通電」に移行する。「待機・通電」状態のまま13分が経過すると、「待機・省電」に移行する。また「待機・省電」の状態にあるときに原稿カバー20が開けられたことが原稿カバーセンサ65により検出されると、「待機・通電」に移行する。
次に図4(c)に示すように、LCD21の状態遷移は、「省電」の状態において例えばホストコンピュータから印刷データを受信してジョブ受付があると、「動作中表示」に移行する。「動作中表示」とは、印刷中又はスキャニング中にLCD21に表示されるもので、例えば「印刷中」である旨の文字列又はイラスト、あるいは「スキャン中」である旨の文字列又はイラストが表示される。「動作中表示」の状態でジョブ終了になると、「メニュー表示」の状態に移行する。また、「省電」の状態で操作部22を操作したパネル操作が検知されると、「メニュー表示」の状態に移行する。「メニュー表示」の状態で、操作パネル14で印刷開始操作がなされたりホストコンピュータから印刷ジョブを受信したりしてジョブ受付があると、「動作中表示」の状態に移行する。「メニュー表示」の状態のまま3分経過すると、「スクリーンセーバー」の状態に移行する。さらに「スクリーンセーバー」の状態のまま13分経過すると、「省電」の状態に移行する。また、「スクリーンセーバー」の状態においてパネル操作が検出されると、「メニュー表示」の状態に移行する。なお、「スクリーンセーバー」はLCD21の画面の精細さや色の鮮やかさ等の性能を見せたり画面の焼き付きを防止したりするために行われる。
次に、図5に示す「デモ表示モード」におけるプリンタ部12、スキャナ部13及びLCD21についての状態遷移条件をそれぞれ説明する。なお、「通常モード」と状態遷移条件が同じである部分も多いので、特に異なる点を中心に説明する。
プリンタ部12の状態遷移は、図5(a)に示すように、「待機・省電」の状態においてディスクガイドセンサ55によりCDガイド操作が検出されても、「待機・通電」に移行することなく、「待機・省電」の状態を維持する。その他については通常モードと同じ状態遷移をする。
次に図5(b)に示すように、スキャナ部13の状態遷移は、「待機・省電」の状態において、原稿カバー20の開操作が原稿カバーセンサ65により検出されても、「待機・通電」に移行することなく、「待機・省電」の状態を維持する。その他については通常モードと同じ状態遷移をする。
次に図5(c)に示すように、LCD21の状態遷移は、「デモ表示」と「動作中表示」の2つの遷移状態しかない。つまり、「省電」と「メニュー表示」の遷移状態はない。「デモ表示」の状態において操作パネルで印刷開始操作がなされてジョブ受付があると、「動作中表示」の状態に移行する。ここで、デモ表示モードにおける「動作中表示」とは、印刷中又はスキャニング中にLCD21に表示されるデモ表示であって、通常モードにおける「動作中表示」とは異なり、デモ用の画像が表示される。特に複合機10に興味を持ったデモ印刷などを実行した顧客に対して特に見せたい性能や特徴に関するデモ画像がデモ表示される。「動作中表示」の状態でジョブ終了になると、「デモ表示」の状態に移行する。「デモ表示」の状態では時間がいくら経過しても「省電」に移行することはなく、「デモ表示」の状態を維持する。
次に「通常モード」と「デモ表示モード」のそれぞれについて、電源投入から時間の経過とともに状態がどのように遷移するか一例を示しながら図6に沿って説明する。なお、図6においては、「待機・通電」、「待機・省電」を、それぞれ単に「省電」、「通電」と記し、また「印刷動作」を単に「印刷」と表記している。
まず「通常モード」について説明する。例えばスロット31にメモリカードが非挿入の状態で、電源が投入されると、複合機10は「通常モード」で立ち上がる。図6(a)に示すように、電源投入直後において、プリンタ部12とスキャナ部13は共に「待機・通電」状態となり、LCD21は「メニュー表示」の状態となる。電源投入後3分を経過すると、プリンタ部12が「待機・省電」、LCD21が「スクリーンセーバー」の状態になる。さらに電源投入後13分を経過すると、スキャナ部13が「待機・省電」の状態になるとともに、LCD21が「待機・省電」の状態になる。その後、印刷ジョブを受信して印刷が開始されると、プリンタ部12が「印刷動作」の状態に移行し、LCD21は「印刷中表示」を行い、このときスキャナ部13は「待機・省電」の状態のままである。この通常モードにおける印刷中表示は、印刷中である旨を知らせる表示内容である。この印刷中表示のための画像ファイルは制御部40中のROMに予め格納されており、それらの画像ファイルを読み取って印刷中表示は行われる。
印刷が終了すると、プリンタ部12は「待機・通電」の状態に移行し、LCD21は「メニュー表示」の状態に移行する。そして、印刷終了後3分を経過すると、プリンタ部12が「待機・省電」の状態に移行し、LCD21が「スクリーンセーバー」の状態に移行する。そして、印刷終了後13分を経過すると、LCD21は「スクリーンセーバー」から「待機・省電」の状態に移行する。その後、原稿カバー20の開操作が検出されると、スキャナ部13は「待機・省電」から「待機・通電」の状態に移行する。さらに、CDガイド操作が検出されると、プリンタ部12は「待機・省電」から「待機・通電」の状態に移行する。
次に「デモ表示モード」について説明する。複合機10の電源投入に先立ってスロット31には、デモ表示指示ファイル及び画像ファイルが格納されたデモ表示用のメモリカード30が挿入されているものとする。この状態で複合機10の電源が投入されると、メモリカード30内にデモ表示指示ファイル及び画像ファイルが存在すると判断されるため、複合機10は「デモ表示モード」で立ち上がる。
図6(b)に示すように、電源投入直後は、プリンタ部12とスキャナ部13は共に「待機・通電」の状態となり、LCD21は「デモ表示」状態となる。電源投入後3分を経過すると、プリンタ部12が「待機・省電」の状態になる。さらに電源投入後13分を経過すると、スキャナ部13が「待機・省電」になる。LCD21は「デモ表示」の状態を維持する。その後、パネル操作によりデモ印刷が開始されると、プリンタ部12が「印刷動作」の状態に移行し、LCD21は「印刷中表示」を行い、このときスキャナ部13は「待機・省電」のままである。このデモ表示モードにおける印刷中表示は、複合機10の性能をアピールする表示内容であり、非印刷時(待機状態)のデモ表示とは異なり、特に複合機10に興味を持ってデモ印刷を試みた顧客に複合機10の性能をアピールするデモ画像が表示される。この印刷中表示のための画像ファイルも予めメモリカード30に格納されており、それらの画像ファイルを読み取って印刷中デモ表示は行われる。
デモ印刷が終了すると、プリンタ部12は「待機・通電」の状態に移行し、LCD21は「デモ表示」の状態に移行する。そして、印刷終了後3分を経過すると、プリンタ部12が「待機・省電」の状態に移行する。その後、時間がいくら経過してもLCD21は「デモ表示」の状態を維持する。そして、原稿カバー20の開操作が検出されても、スキャナ部13は「待機・省電」を維持する。また、CDガイド操作が検出されても、プリンタ部12は「待機・省電」の状態を維持する。すなわち、「デモ表示モード」においては、原稿カバー20を開操作しても、スキャナ部13は「待機・省電」を維持し、CDガイド操作がなされても、プリンタ部12は「待機・省電」を維持する。そして、LCD21は、「メニュー表示」にも「スクリーンセーバー」にも「省電」の状態にも移行することなく、「デモ表示」の状態を維持し、デモ画像を表示し続ける。
プリンタ部12が「待機・省電」の状態にあるときは、キャリッジモータ52や紙送りモータ53は、例えばステッピングモータであれば消磁されてギヤフリーの状態とされ、例えばDCモータであれば回転検出用の光センサの通電が止められるなどされる。このため、プリンタ部12が「待機・省電」から「待機・通電」や「印刷動作」の状態に復帰する際は、電源投入時と同じようにキャリッジを作動させる初期設定動作から再開される。
また、スキャナ部13は、読取り用のランプ62(蛍光管)の温度が下がると、ランプ62の特性が変わって光量が不安定になるので、原稿カバー20が開操作されたときには通常モードであれば「待機・通電」の状態とする。しかし、デモ表示モードにあるときは、スキャナ部13が使用されることがないので、原稿カバー20が開操作されても、顧客が単に原稿カバー20を開けてみただけなので、「待機・省電」の状態を維持する。但し、検出結果や操作が状態遷移の条件として使用される例えばディスクガイドセンサ55、原稿カバーセンサ65及び操作部22については、「待機・省電」の状態となっても、通電状態に維持される。
「デモ表示モード」においては、スキャナ部13は原稿カバー20が操作されても「待機・通電」の状態に移行することなく「待機・省電」の状態に維持されるので、ランプ62が不要に点灯される頻度が減り、複合機10をデモ表示させながら展示した割りにランプ62の寿命が従来に比べさほど短くならずに済む。
以上詳述したように本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)デモ表示モードにおいてはデモ表示を行うとともに時間がいくら経過しても「待機・省電」モードに移行させないように構成したので、デモ印刷などの動作実行時を除き、長時間に渡りほとんど途切れなくデモ表示を継続させることができる。よって、複合機10の性能などのデモ表示が顧客の目に触れる機会が増えるため、複合機10の宣伝効果が高まる。
(2)デモ表示モードでは、「メニュー表示」と「スクリーンセーバー」の状態を廃止し、それらの表示時間もデモ表示に用いられるようにしたので、デモ表示による宣伝効果を一層高めることができる。なお、「メニュー表示」と「スクリーンセーバー」のうち一方は残してもよい。例えば「メニュー表示」を廃止し「スクリーンセーバー」は残す構成とし、デモ表示中のスクリーンセーバーで複合機10の性能を知らせる説明文やイラストをデモ表示させる構成とすれば、スクリーンセーバーによるデモ表示により宣伝効果を高めることができる。また、「スクリーンセーバー」を廃止し「メニュー表示」は残す構成とすれば、電源投入後および印刷終了後の印刷実行頻度が高いと認められるタイミングで「メニュー表示」状態にあるので、印刷を目的に電源を投入したとき、あるいは、印刷を連続的に複数回行うときなどに、印刷操作をスムーズに行うことができる。また、デモ表示では、複数の画像を切り替えて表示させているので、LCD21の画面の焼き付きを防止することができる。
(3)メモリカード30にデモ表示指示ファイルおよび画像ファイルが存在することを確認すると、デモ表示モードに移行する構成とした。このため、デモ表示指示ファイル等を格納したデモ表示用のメモリカード30を用意し、このメモリカード30を複合機10のスロット31に挿入しておけば、複合機10の電源を投入するだけでデモ表示を開始させることができる。このため、例えばパネル操作で通常モードからデモ表示モードに移行させる構成の場合に必要となる、モード変更のためのパネル操作の手間を省くことができる。
(4)原稿カバー20の開操作が原稿カバーセンサ65に検知されても、デモ表示モード中においてはランプ62を点灯させない構成としている。このため、デモに使用した割りにデモ中におけるランプ62の点灯時間を短く抑えることができ、展示品を購入した複合機であっても新品とランプ62の寿命がさほど変わらなくすることができる。
(5)CDガイド操作がディスクガイドセンサ55に検知されても、デモ表示モード中においては「待機・省電」の状態を維持する。このため、デモ表示モードにおけるプリンタ部12の待機通電時間を短く抑えることができ、複合機10の節電及びモータ等の待機通電に起因する寿命の低下を少しでも抑えることができる。
(6)デモ印刷時には、非印刷時のデモ表示とは異なる印刷中デモ表示が行われるので、複合機10に興味をもちデモ印刷を試みた顧客に対して複合機10の性能を効果的にアピールすることができる。
(第2実施形態)
次に第2実施形態について図7及び図8に従って説明する。本実施形態は、デモ表示モードにおける状態遷移条件が前記第1実施形態と異なる例である。複合機10の構造などその他の構成については、前記第1実施形態と同様であるので、特に異なる部分のみ説明する。
図7は、プリンタ部、スキャナ部及びLCDのそれぞれのデモ表示モードにおける状態遷移を示す。なお、通常モードにおける状態遷移については、前記第1実施形態と同様である。なお、本実施形態の「デモ表示モード」についても、図4に示した「通常モード」と状態遷移条件が同じである部分も多いので、特に異なる点を中心に説明する。
まずプリンタ部12の状態遷移は、図7(a)に示すように、「待機・省電」の状態においてCDガイド操作が検出されても、「待機・通電」に移行することなく、「待機・省電」の状態を維持する。また、通常モードでは、「待機・通電」の状態で「3分」を経過すると「待機・省電」に移行していたが、デモ表示モードでは「待機・省電」に移行するまでの経過時間が「2分」と短くなっている。つまり、デモ表示モードでは、「待機・通電」から「待機・省電」の状態へ移行するまでに必要な経過時間が、通常モードのときよりも短くなっている。その他については通常モードと同じ状態遷移をする。
次にスキャナ部13の状態遷移は、図7(b)に示すように、「待機・省電」の状態において、原稿カバー20の開操作が検出されても、「待機・通電」に移行することなく、「待機・省電」の状態を維持する。また、通常モードでは、「待機・通電」の状態で「13分」を経過すると「待機・省電」に移行していたが、デモ表示モードでは「待機・省電」に移行するまでの経過時間が「8分」と短くなっている。つまり、デモ表示モードでは、「待機・通電」から「待機・省電」の状態へ移行するまでに必要な経過時間が、通常モードのときよりも短くなっている。その他については通常モードと同じ状態遷移をする。
次にLCD21の状態遷移は、図7(c)に示すように第1実施形態と同様である。すなわち、「省電」と「メニュー表示」の遷移状態はなく、「デモ表示」と「動作中表示」の2つの遷移状態しかない。「デモ表示」の状態において操作パネルで印刷開始操作がなされてジョブ受付があると、「動作中表示」の状態に移行する。「動作中表示」の状態でジョブ終了になると、「デモ表示」の状態に移行する。「デモ表示」の状態では時間がいくら経過しても「省電」に移行することはなく、「デモ表示」の状態を維持する。
次に「デモ表示モード」において、電源投入から時間の経過とともに状態がどのように遷移するか一例を示しながら図8(a)に沿って説明する。なお、図8においては、前記第1実施形態の図6と同様に、「待機・通電」、「待機・省電」、「印刷動作」をそれぞれ単に「通電」、「省電」、「印刷」と表記している。
スロット31にデモ表示用のメモリカード30が挿入された状態で、複合機10の電源が投入されると、メモリカード30内にデモ表示指示ファイル等が存在すると判断され、複合機10は「デモ表示モード」で立ち上がる。
図8(a)に示すように、電源投入直後は、プリンタ部12とスキャナ部13は共に「待機・通電」の状態となり、LCD21は「デモ表示」状態となる。電源投入後2分を経過すると、プリンタ部12が「待機・省電」の状態になる。つまり、通常モードの3分より短い時間経過で「待機・省電」の状態に移行する。さらに電源投入後8分を経過すると、スキャナ部13が「待機・省電」になる。つまり、通常モードの13分より短い時間経過で「待機・省電」の状態に移行する。LCD21は「デモ表示」の状態を維持する。その後、パネル操作によりデモ印刷が開始されると、プリンタ部12が「印刷動作」の状態に移行し、LCD21は「印刷中表示」を行い、このときスキャナ部13は「待機・省電」のままである。このデモ表示モードにおける印刷中表示では、非印刷時(待機状態)のデモ表示とは異なり、特に複合機10に興味を持った顧客に複合機10の性能をアピールできるデモ画像が表示される。
デモ印刷が終了すると、プリンタ部12は「待機・通電」の状態に移行し、LCD21は「デモ表示」の状態に移行する。そして、印刷終了後2分を経過すると、プリンタ部12が「待機・省電」の状態に移行する。その後、時間がいくら経過してもLCD21は「デモ表示」の状態を維持する。そして、原稿カバー20の開操作が検出されても、スキャナ部13は「待機・省電」を維持する。また、CDガイド操作が検出されても、プリンタ部12は「待機・省電」の状態を維持する。すなわち、「デモ表示モード」においては、原稿カバー20を開操作しても、スキャナ部13は「待機・省電」を維持し、CDガイド操作がなされても、プリンタ部12は「待機・省電」を維持する。そして、LCD21は、「メニュー表示」、「スクリーンセーバー」および「省電」のいずれの状態に移行することもなく、「デモ表示」の状態を維持する。
このように、デモ表示モードでは、「待機・通電」における経過時間が通常モードよりも短い時間で「待機・省電」に移行する。このため、第1実施形態の効果に加え、さらに節電効果を高めることができる。
図8(a)の例では、通常モードよりも短い経過時間で、「待機・通電」から「待機・省電」へ移行したが、図8(b)に示すように「待機・通電」の状態での経過時間を零にすることもできる。例えば、展示された複合機10がスキャナ部13のデモを行わない場合は、「待機・通電」の状態を廃止し、待機状態にあるときは常に省電の状態になるようにすることもできる。この場合、図8(b)に示すように、電源投入後、直ちにスキャナ部13は「待機・省電」の状態に移行する。このようにすれば、前記第1実施形態の効果に加え、スキャナ部13の待機通電時間をほとんど無くすことができるので、さらに節電効果を高めることができる。
(第3実施形態)
次に第3実施形態について図9に基づいて説明する。本実施形態では、デモ表示モードにおいて、「待機・省電」へ移行するまでの「待機・通電」状態での経過時間が、印刷終了後の経過時間に比べ、電源投入直後の経過時間の方が短く設定されている例である。詳しくは、デモ印刷終了後においては3分経過すると、「待機・通電」から「待機・省電」へ移行するのに対し、電源投入直後においては、2分の経過で「待機・通電」から「待機・省電」へ移行するようになっている。なお、図9においては、前記各実施形態と同様に、「待機・通電」、「待機・省電」、「印刷動作」等を、それぞれ単に「通電」、「省電」、「印刷」等と表記している。
スロット31にデモ表示用のメモリカード30が挿入された状態で、複合機10の電源が投入されると、メモリカード30内にデモ表示指示ファイル等が存在すると判断され、複合機10は「デモ表示モード」で立ち上がる。
図9(a)に示すように、電源投入直後は、プリンタ部12は「待機・通電」の状態となり、スキャナ部13は直ちに「待機・省電」の状態になり、さらにLCD21は「デモ表示」状態となる。電源投入後2分を経過すると、プリンタ部12が「待機・省電」の状態になる。つまり、印刷終了後に「待機・通電」から「待機・省電」へ移行する際の経過時間3分より短い2分という時間経過で「待機・省電」の状態に移行する。その後、パネル操作によりデモ印刷が開始されると、プリンタ部12が「印刷動作」の状態に移行し、LCD21は「印刷中表示」を行い、このときスキャナ部13は「待機・省電」のままである。
デモ印刷が終了すると、プリンタ部12は「待機・通電」の状態に移行し、LCD21は「デモ表示」の状態に移行する。そして、印刷終了後は、電源投入後の2分に比べて経過時間の長い3分の経過を待って、プリンタ部12は「待機・省電」の状態に移行する。その後、時間がいくら経過してもLCD21は「デモ表示」の状態を維持する。そして、原稿カバー20の開操作が検出されても、スキャナ部13は「待機・省電」を維持する。また、CDガイド操作が検出されても、プリンタ部12は「待機・省電」の状態を維持する。
本実施形態では、図9(b)に示すように、スキャナ部13についても、デモ表示モードにおいて、電源投入直後に「待機・省電」へ移行するまでの「待機・通電」状態での経過時間が、スキャニング終了後の経過時間に比べ短く設定されている。詳しくは、スキャニング終了後においては13分経過すると、「待機・通電」から「待機・省電」へ移行するのに対し、電源投入直後においては、その経過時間が0分に設定されていて、電源投入後直ちに「待機・省電」の状態へ移行するようになっている。
複合機10が「デモ表示モード」で立ち上がると、図9(b)に示すように、電源投入直後は、プリンタ部12は「待機・通電」の状態となり、スキャナ部13は直ちに「待機・省電」の状態になり、さらにLCD21は「デモ表示」状態となる。電源投入後2分を経過すると、プリンタ部12が「待機・省電」の状態になる。つまり、印刷終了後に「待機・通電」から「待機・省電」へ移行する際の経過時間3分より短い2分という時間経過で「待機・省電」の状態に移行する。その後、パネル操作によりコピー印刷が開始されると、スキャナ部13が「コピースキャン」の状態に移行し、さらにスキャンされた画像データが制御部40内の画像処理回路で印刷データに変換され、その印刷データがプリンタ部12に転送されることにより、プリンタ部12は「印刷動作(コピー印刷動作)」の状態に移行する。コピー中においては、LCD21は「印刷中表示(コピー中表示)」を行う。
コピースキャンが終了すると、スキャナ部13は「待機・通電」の状態に移行し、コピー印刷が終了すると、プリンタ部12は「待機・通電」の状態に移行する。また、コピー印刷が終了すると、LCD21は「印刷中表示」から「デモ表示」の状態に移行する。そして、印刷終了後は、電源投入後の2分に比べて経過時間の長い3分の経過を待って、プリンタ部12は「待機・省電」の状態に移行し、スキャン終了後は、電源投入後の0分に比べて経過時間の長い13分の経過を待って、プリンタ部12は「待機・省電」の状態に移行する。その後、時間がいくら経過してもLCD21は「デモ表示」の状態を維持する。そして、原稿カバー20の開操作が検出されても、スキャナ部13は「待機・省電」を維持する。また、CDガイド操作が検出されても、プリンタ部12は「待機・省電」の状態を維持する。
このように、デモ表示モードでは、印刷終了後の経過時間3分よりも短い経過時間2分でプリンタ部12が「待機・省電」に移行するとともに、スキャン終了後の経過時間13分よりも短い経過時間(0分)でスキャナ部13が「待機・省電」に移行する。このため、例えば販売店の開店準備のため、あるいは開店直後に複合機10に電源を入れても、まだ開店準備中であったり、開店直後で顧客がまだ少なかったりして、デモ印刷(コピー印刷を含む)が実施される頻度が極めて低いと推察される電源投入直後の、「待機・通電」の時間を短くすることにより、さらに節電効果を高めることができる。
(第4実施形態)
次に第4実施形態について図10及び図11に従って説明する。本実施形態は、デモ表示モードにおける状態遷移条件が異なる例であり、複合機10の構造などその他の構成については、前記第1実施形態と同様であるので、特に異なる部分のみ説明する。
図10は、プリンタ部、スキャナ部及びLCDのそれぞれのデモ表示モードにおける状態遷移を示す。なお、通常モードにおける状態遷移は、前記第1実施形態と同様である。なお、「通常モード」と状態遷移条件が同じである部分も多いので、特に異なる点を中心に説明する。
プリンタ部12の状態遷移は、図10(a)に示すように、「待機・省電」の状態においてCDガイド操作が検出されても、「待機・通電」に移行することなく、「待機・省電」の状態を維持する。また、通常モードでは、「待機・通電」の状態で「3分」を経過すると「待機・省電」に移行していたが、デモ表示モードでは「待機・省電」に移行するまでの経過時間が「2分」と短くなっている。つまり、デモ表示モードでは、「待機・通電」から「待機・省電」の状態へ移行するまでに必要な経過時間が、通常モードのときよりも短くなっている。その他については通常モードと同じ状態遷移をする。
次にスキャナ部13の状態遷移は、図10(b)に示すように、「待機・省電」の状態において、原稿カバー20の開操作が検出されても、「待機・通電」に移行することなく、「待機・省電」の状態を維持する。また、通常モードでは、「待機・通電」の状態で「13分」を経過すると「待機・省電」に移行していたが、デモ表示モードでは「待機・省電」に移行するまでの経過時間が「8分」と短くなっている。つまり、デモ表示モードでは、「待機・通電」から「待機・省電」の状態へ移行するまでに必要な経過時間が、通常モードのときよりも短くなっている。但し、本実施形態の場合、電源投入後は直ちに「待機・省電」の状態に移行するようになっており、スキャン終了後に「待機・省電」へ移行するまでの経過時間に比べ、電源投入後に「待機・省電」へ移行するまでの経過時間の方が短く設定されている。特に本実施形態では、電源投入後に「待機・省電」へ移行するまでの経過時間が0分に設定された例となっている。その他については通常モードと同じ状態遷移をする。
次にLCD21の状態遷移は、図10(c)に示すように、「省電」の遷移状態はなく、「メニュー表示」と「デモ表示」と「動作中表示」の3つの遷移状態を有する。「デモ表示」の状態においてホストコンピュータ又はPDA等から印刷ジョブを受信したり、スキャンスイッチ28が押下されたりしてジョブ受付があると、「動作中表示」の状態に移行する。「動作中表示」の状態でジョブ終了になると、「メニュー表示」の状態に移行する。「メニュー表示」の状態で1分を経過すると、「デモ表示」の状態へ移行する。つまり、パネル操作が検知されて、「デモ表示」の状態になった後においては、通常モードでは3分を経過すると「メニュー表示」から「スクリーンセーバー」へ移行したが、本実施形態の場合は、通常モードのそれより短い1分を経過すると「メニュー表示」から「デモ表示」へ移行する。また、「デモ表示」の状態において、パネル操作がなされると、「メニュー表示」の状態に移行する。「メニュー表示」の状態で、パネル操作によって印刷開始操作、スキャナ開始操作あるいはコピー開始操作がなされ、ジョブ受付があった場合は、「動作中表示」に移行する。
次に「デモ表示モード」において、電源投入から時間の経過とともにどのように状態を遷移するか一例を示しながら図11に沿って説明する。なお、図11においては、前記第1実施形態の図6と同様に、「待機・通電」、「待機・省電」、「印刷動作」をそれぞれ単に「通電」、「省電」、「印刷」と表記している。
スロット31にデモ表示用のメモリカード30が挿入された状態で、複合機10の電源が投入されると、メモリカード30内にデモ表示指示ファイル等が存在すると判断され、複合機10は「デモ表示モード」で立ち上がる。
図11に示すように、電源投入直後は、プリンタ部12は「待機・通電」の状態となり、スキャナ部13は直ちに「待機・省電」の状態となる。また、このときLCD21は「デモ表示」状態となる。電源投入後2分を経過すると、プリンタ部12が「待機・省電」の状態になる。つまり、通常モードの3分より短い時間経過で「待機・省電」の状態に移行する。
その後、パネル操作によりデモ印刷が開始されると、LCD21は「メニュー表示」の状態となり、LCD21の画面にメニューが表示される。本実施形態では、デモ印刷を行うときに、メモリカード30内に格納された複数の画像データの中から所望の画像を選択してデモ印刷することが可能となっており、パネル操作によりメニュー画面上で所望の画像を選択する。そして、デモ印刷する画像が選択・決定されると、顧客は印刷開始スイッチ24を押すことでデモ印刷の要求が複合機10に受け付けられる。
こうしてデモ印刷が開始されると、プリンタ部12が「印刷動作」の状態に移行し、LCD21は「印刷中表示」を行い、このときスキャナ部13は「待機・省電」のままである。このデモ表示モードにおける印刷中表示では、非印刷時(待機状態)のデモ表示とは異なり、複合機10の性能をアピールするデモ画像が表示される。
デモ印刷が終了すると、プリンタ部12は「待機・通電」の状態に移行し、LCD21は「デモ表示」の状態に移行する。そして、印刷終了後2分を経過すると、プリンタ部12が「待機・省電」の状態に移行する。その後、時間がいくら経過してもLCD21は「デモ表示」の状態を維持する。そして、原稿カバー20の開操作が検出されても、スキャナ部13は「待機・省電」を維持する。また、CDガイド操作が検出されても、プリンタ部12は「待機・省電」の状態を維持する。すなわち、「デモ表示モード」においては、原稿カバー20を開操作しても、スキャナ部13は「待機・省電」を維持し、CDガイド操作がなされても、プリンタ部12は「待機・省電」を維持する。そして、パネル操作がなされると、LCD21は、「メニュー表示」の状態に移行し、その後、何も操作されることなく放置されていれば、「メニュー表示」になってから、つまり最後にパネル操作がなされた後1分を経過すると、「デモ表示」の状態に復帰する。そして、「スクリーンセーバー」および「省電」のいずれの状態に移行することもなく、「デモ表示」の状態を維持する。
このように、デモ表示モードでは、通常モードよりも短い経過時間で「待機・通電」から「待機・省電」に遷移する。すなわち、スキャナ部13では通常モードで13分の経過時間が必要であったのに対し、デモ表示モードでは8分の経過時間で「待機・省電」へ移行する。また、LCD21の「メニュー表示」は、通常モードでは3分経過するとスクリーンセーバーに切り替わり見られなくなったが、デモ表示モードでは通常モードのそれより短い1分を経過すると消えてしまうものの、1分の間はメニュー表示を見られる。このため、デモ印刷の画像をメニュー画面上で選択できるうえ、メニュー画面の表示時間が通常モードに比べて短いので、第1実施形態の効果に加え、デモ印刷の画像選択の自由度が増えるとともに、節電効果を得ることができる。
なお、上記各実施形態において、以下の変形例を採用することもできる。
(変形例1)前記実施形態では、メモリカード30内にデモ表示指示ファイルおよび画像ファイルが存在することでデモ表示モードに移行する構成としたが、操作パネル14におけるスイッチ操作によりデモ表示モードに移行する構成を採用することもできる。この場合、各スイッチには機能が既に割り当てられているので、通常操作とは異なる特別な操作方法でスイッチが操作されたときにデモ表示モードに移行するようにする。特別な操作方法とは、例えば予め決められた複数のスイッチが同時に操作されたり、予め決められた複数のスイッチがある一定の時間間隔以内で所定の順番で操作されたりする方法が挙げられる。このような特別な操作がなされたと認知した場合、制御部40はデモ表示モードに移行する。この方法であれば、操作パネル14にデモ用のスイッチを増やすことなく、パネル操作によりデモ表示モードに移行させることができる。
(変形例2)デモ表示用の画像ファイルの読み取り先の記録手段は、メモリカードに限定されない。例えば複合機10を構成する制御部40内のROMまたは不揮発性メモリに画像ファイルを予め記憶しておいてデモ表示モードになると、ROMまたは不揮発性メモリから画像ファイルを読み取ってデモ表示を行う構成を採用することもできる。
(変形例3)デモ表示モードにおけるスキャナ部13の状態遷移において、「待機・通電」を廃止してもよい。この場合、「待機・省電」の状態でジョブを受け付けるとスキャン動作を行い、スキャン動作が終了すると、「待機・省電」に遷移する構成とする。例えば複合機10のデモンストレーションが、メモリカード30内に格納されたデータに基づいて行う構成であれば、スキャナ機能はほとんど使用されないので、スキャナ部13の「待機・通電」を「待機・省電」に置き換えることによって、節電効果を一層高めることができる。
(変形例4)「待機・省電」の状態では、プリンタ部12やスキャナ部13の通電を停止させたが、「待機・通電」の状態のときよりも通電を弱める構成を採用することができる。また、「省電」の状態では、LCD21を消灯させたが、LCD21を暗くする構成としてもよい。
(変形例5)前記実施形態において、メモリカードを使用したが、外部記憶装置であるMO(光磁気ディスク)ドライブ装置及び対応CD−Rドライブ装置や、赤外線通信カードや近距離無線通信(Bluetooth(R))用機器等を接続し、これらからデモ表示用およびデモ印刷用のファイルを読み取る構成としてもよい。
(変形例6)前記実施形態では、複合機に適用したが、複合機以外の電子機器に適用することもできる。例えばプリンタ(インクジェット式プリンタ、レーザープリンタ等)、プロジェクションテレビに付属のプリンタ、プロジェクタなどの電子機器に適用することができる。スタンドアロン型のその他の電子機器に適用することができる。
以下、前記各実施形態および各変形例から把握される技術的思想を記載する。
(1)請求項9に記載の電子機器において、デモ表示モード中に前記操作部が操作されたときは、前記表示部にデモ印刷する画像の選択メニューを表示させることを特徴とする電子機器。これによれば、デモ表示中に操作部が操作されると、表示部にデモ印刷する画像の選択メニューが表示される。このため、デモ印刷したい画像を選択してデモ印刷を行うことができる。
第1実施形態における複合機の斜視図。 複合機の電気的構成を示すブロック図。 モード選択処理を示すフローチャート。 (a)はプリンタ部、(b)はスキャナ部、(c)はLCDのそれぞれ通常モードにおける状態遷移図。 (a)はプリンタ部、(b)はスキャナ部、(c)はLCDのそれぞれデモ表示モードにおける状態遷移図。 (a)通常モードと(b)デモ表示モードに係るそれぞれの状態遷移を時系列に説明する説明図。 第2実施形態において(a)はプリンタ部、(b)はスキャナ部、(c)はLCDのそれぞれデモ表示モードにおける状態遷移図。 (a)(b)デモ表示モードに係るそれぞれ状態遷移を時系列に説明する説明図。 (a)(b)第3実施形態において、デモ表示モードに係るそれぞれ状態遷移を時系列に説明する説明図。 第4実施形態において(a)はプリンタ部、(b)はスキャナ部、(c)はLCDのそれぞれデモ表示モードにおける状態遷移図。 デモ表示モードに係るそれぞれの状態遷移を時系列に説明する説明図。
符号の説明
10…電子機器としての複合機、12…動作部及び印刷部としてのプリンタ部、13…動作部としてのスキャナ部、14…操作パネル、20…原稿カバー、21…表示手段としてのLCD、22…操作部、23…電源スイッチ、24…印刷開始スイッチ、25…カラーコピースイッチ、26…モノクロコピースイッチ、27…選択スイッチ(十字キー)、28…スキャンスイッチ、30…メモリカード、31…メモリカードスロット、40…制御手段、モード選択手段及びデモ表示手段としての制御部、41…メモリカードリーダ、42…第1タイマ、43…第2タイマ、44…第3タイマ、51…記録ヘッド、52…キャリッジモータ、53…紙送りモータ、54…駆動機構、55…レーベル印刷のために印刷部に対して行われる操作を検知する検知部としてのディスクガイドセンサ、61…CCD、62…ランプ、63…スキャナモータ、64…駆動機構、65…開操作を検知する検知部としての原稿カバーセンサ。

Claims (8)

  1. 表示部と操作部と所定動作を行う一つ以上の動作部とを備えた電子機器であって、
    前記動作部が動作されないまま第1の所定時間を経過すると、前記動作部を待機通電モードから待機省電モードに移行させて前記動作部への待機通電を弱める又は止めるとともに、前記動作部の所定動作終了から動作及び操作もないまま第2の所定時間を経過すると、前記表示部を通常表示から省電モードに移行させて画面を暗くする又は消灯させる制御手段と、
    前記表示部に通常表示が行われる通常モードと前記通常表示と異なるデモ表示が行われるデモ表示モードのうちいずれか一方を指示に基づいて選択するモード選択手段と、
    前記デモ表示モードになると、前記表示部に前記デモ表示を行わせるデモ表示手段とを備え、
    前記制御手段は、前記デモ表示モードにあるときは前記表示部を省電モードに移行させないように構成されるとともに前記デモ表示モードにあるときの第1の所定時間は前記通常モードにあるときの第1の所定時間よりも短く設定され、前記デモ表示モードにあるときには、前記動作部が動作されないまま当該短く設定された第1の所定時間を経過すると、前記動作部を待機省電モードへ移行させることを特徴とする電子機器。
  2. 表示部と操作部と所定動作を行う一つ以上の動作部とを備えた電子機器であって、
    前記動作部が動作されないまま第1の所定時間を経過すると、前記動作部を待機通電モードから待機省電モードに移行させて前記動作部への待機通電を弱める又は止めるとともに、前記動作部の所定動作終了から動作及び操作もないまま第2の所定時間を経過すると、前記表示部を通常表示から省電モードに移行させて画面を暗くする又は消灯させる制御手段と、
    前記表示部に通常表示が行われる通常モードと前記通常表示と異なるデモ表示が行われるデモ表示モードのうちいずれか一方を指示に基づいて選択するモード選択手段と、
    前記デモ表示モードになると、前記表示部に前記デモ表示を行わせるデモ表示手段とを備え、
    前記制御手段は、前記デモ表示モードにあるときは前記表示部を省電モードに移行させないように構成されるとともに、前記デモ表示モードにおいては、電源投入後に前記動作部を一度も所定動作を行わせることなくはじめて前記待機省電モードへ移行させるための経過時間である第1の所定時間が、前記動作部を所定動作終了後に前記待機省電モードへ移行させるための経過時間である第1の所定時間よりも短く設定されていることを特徴とする電子機器。
  3. 表示部と操作部と所定動作を行う一つ以上の動作部とを備えた電子機器であって、
    前記動作部が動作されないまま第1の所定時間を経過すると、前記動作部を待機通電モードから待機省電モードに移行させて前記動作部への待機通電を弱める又は止めるとともに、前記動作部の所定動作終了から動作及び操作もないまま第2の所定時間を経過すると、前記表示部を通常表示から省電モードに移行させて画面を暗くする又は消灯させる制御手段と、
    前記表示部に通常表示が行われる通常モードと前記通常表示と異なるデモ表示が行われるデモ表示モードのうちいずれか一方を指示に基づいて選択するモード選択手段と、
    前記デモ表示モードになると、前記表示部に前記デモ表示を行わせるデモ表示手段と、
    前記動作部に前記所定動作のうちデモ動作に用いられない所定動作を行わせるために当該動作部に対して行われる所定操作を検知する検知部とを備え、
    前記制御手段は、前記デモ表示モードにあるときは前記表示部を省電モードに移行させないように構成されるとともに、前記動作部が待機省電モードにある状態の下で、前記検知部が、当該動作部に対する前記所定操作を検知した場合、通常モードにあれば当該動作部を待機省電モードから待機通電モードへ移行させるが、デモ表示モードにあれば当該動作部を待機省電モードに維持することを特徴とする電子機器。
  4. 請求項3に記載の電子機器において、
    前記動作部の少なくとも一つは、前記所定動作として印刷動作を行う印刷部であり、
    前記印刷部は、前記印刷動作の一つとしてCD、DVD等のディスクのレーベル印刷が可能に構成され、
    前記検知部は、前記レーベル印刷のために該印刷部に対して行われる所定操作を検知するものであり、
    前記制御手段は、前記印刷部が待機省電モードにある状態の下で、前記検知部が前記所定操作を検知したときは、前記通常モードにあれば前記印刷部を待機省電モードから待機通電モードへ移行させるが、前記デモ表示モード中にあれば前記印刷部を待機省電モードに維持することを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記動作部の少なくとも一つは、前記所定動作としてスキャン動作を行うスキャナ部であり、
    前記制御手段は、前記デモ表示手段によるデモ表示が開始されると、前記スキャナ部を直ちに待機省電モードに移行させることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項3又は4に記載の電子機器において、
    前記動作部の少なくとも一つは、前記所定動作としてスキャン動作を行うスキャナ部であり、
    前記検知部は、前記所定操作として原稿カバーの開操作を検知するものであり、
    前記制御手段は、前記スキャナ部が待機省電モードにある状態の下で、前記検知部が前記原稿カバーの開操作を検知したときは、前記通常モードにあれば前記スキャナ部を待機省電モードから待機通電モードへ復帰させるが、デモ表示モードにあれば前記スキャナ部を待機省電モードに維持することを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子機器において、
    前記表示部は操作部とともに操作パネルに備えられ、前記制御手段は、通常モードにおいて、前記操作部が操作されると、前記表示部に前記通常表示の一つとしてメニュー表示を行わせるとともに所定動作がないまま第2の所定時間を経過すると、前記表示部を省電モードに移行させるように構成され、デモ表示モードにおいては、前記表示部に前記デモ表示が行われているときに前記操作部が操作されると、前記デモ表示を終了させて前記表示部にメニュー表示を行わせることを特徴とする電子機器。
  8. 請求項7に記載の電子機器において、
    前記制御手段は、前記通常モードにおいて、前記メニュー表示がなされた状態で前記操作部が操作されることなく第2の所定時間を経過すると前記表示部を省電モードに移行させ、デモ表示モードにおいて、前記メニュー表示がなされた状態で前記操作部が操作されることなく第2の所定時間を経過すると、前記メニュー表示を終了させて前記デモ表示手段にデモ表示を行わせることを特徴とする電子機器。
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