JP4374539B2 - 強誘電体メモリ装置 - Google Patents

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本発明は、強誘電体メモリ装置に関する。本発明は、特に、記憶データの読み出しの信頼性が高い強誘電体メモリ装置に関する。
従来の強誘電体メモリ装置として、特開平11−191295号公報(特許文献1)に開示されたものがある。上記特許文献1に開示された従来の強誘電体メモリ装置は、メモリセルからデータを読み出した後、同一のメモリセルに強誘電体が非反転状態で読み出されるデータ"0"を書き込み、再度同一のメモリセルから2回目の読み出しを行い、2回目に読み出したデータをリファレンスとして1回目に読み出したデータをセンスアンプによって検出する。
特開平11−191295号公報
上記従来の強誘電体メモリ装置は、1回目に読み出したデータと2回目に読み出したリファレンス電圧が同電圧となる場合があるため、1回目に読み出したデータと2回目に読み出したリファレンス電圧との間にオフセットを持たせる手段を持つ必要がある。
このオフセットを持たせる手段により、1回目に読み出したデータと2回目に読み出したリファレンス電圧との間にオフセットを持たせると、当該オフセットは常に略一定の値となる。
しかしながら、当該オフセットを略一定の値としてしまうと、例えば、各強誘電体キャパシタ間に特性のばらつきがある場合や、強誘電体キャパシタの特性が径時変化によって変化した場合に、十分な読み出しマージンを確保できず、記憶データを精度良く読み出すことができないという問題が生じていた。
よって、本発明は、上記の課題を解決することのできる強誘電体メモリ装置を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するため、本発明の一形態によれば、記憶データを記憶する強誘電体キャパシタ、及び当該強誘電体キャパシタに接続されたビット線を備えた強誘電体メモリ装置であって、強誘電体キャパシタにかかる電圧を制御して、当該強誘電体キャパシタに蓄積された電荷をビット線に放出させる制御部と、データ線に接続されており、強誘電体キャパシタに蓄積された電荷がビット線に放出されたときに、当該電荷をビット線からデータ線に転送する電荷転送部と、データ線に転送された電荷を蓄積する第1のキャパシタ及び第2のキャパシタと、第1のキャパシタ及び第2のキャパシタに蓄積された電荷に基づいて、記憶データを判定する判定部と、を備え、制御部は、強誘電体キャパシタにかかる電圧を第1の電圧から第2の電圧に変化させ、さらに第2の電圧から第1の電圧に変化させて、強誘電体キャパシタに蓄積された、記憶データに基づく第1の蓄積電荷をビット線に放出させて、強誘電体キャパシタから記憶データを読み出し、電荷転送部は、第1の蓄積電荷を、ビット線からデータ線に転送して第1のキャパシタに蓄積させ、制御部は、記憶データが読み出された強誘電体キャパシタにかかる電圧を第1の電圧から第2の電圧に変化させて、強誘電体キャパシタに蓄積された第2の蓄積電荷をビット線に放出させ、電荷転送部は、第2の蓄積電荷をビット線からデータ線に転送して第2のキャパシタに蓄積させ、判定部は、第1のキャパシタに蓄積された第1の蓄積電荷、及び第2のキャパシタに蓄積された第2の蓄積電荷に基づいて、記憶データを判定することを特徴とする強誘電体メモリ装置を提供する。
上記構成では、強誘電体キャパシタに第2の電圧をかけ、さらに第1の電圧に戻したときにデータ線に転送された蓄積電荷を第1のキャパシタに蓄積させ、その後、強誘電体キャパシタにさらに第2の電圧をかけたときにデータ線に転送された蓄積電荷を第2のキャパシタに蓄積させることとなる。そして、上記構成では、第2の蓄積電荷がデータ線に転送されたとき、当該データ線は、強誘電体キャパシタから読み出された記憶データに関わらず、略同じ所定の電圧となるところ、第1の蓄積電荷がデータ線に転送されたとき、当該データ線は、記憶データに応じて当該所定の電圧より高い電圧となるか、又は低い電圧となる。すなわち、上記構成では、当該所定の電圧は、記憶データに応じて、当該記憶データが読み出されたときのデータ線の電圧に対して一定の関係を保つよう生成されることとなる。したがって、上記構成によれば、個々の強誘電体キャパシタの特性にばらつきがあったり、強誘電体キャパシタが経時変化等で劣化したりしたとしても、上記一定の関係が保たれるため、精度よく記憶データを判定することができる。
「転送」とは、ビット線の蓄積電荷をそのままデータ線に移動させること、及びビット線の蓄積電荷を減少させるとともに、減少した当該蓄積電荷に相当する電荷を、他の電荷供給源からデータ線に供給することを含む。また、「転送」とは、ビット線に放出された電荷の一部をデータ線に転送することを含む。「蓄積」とは、データ線に転送された電荷の一部を蓄積することを含む。
また、上記強誘電体メモリ装置において、電荷転送部は、入力がビット線に接続され、出力がデータ線に接続された積分回路を有することが好ましい。
上記構成では、第1の蓄積電荷及び第2の蓄積電荷がビット線に放出されたときに、当該ビット線の電圧の変動を抑えるとともに、当該ビット線に放出された電荷をデータ線に転送することができる。すなわち、蓄積電荷をビット線に放出させてデータ線に転送した後も、当該強誘電体キャパシタにかかる電圧は当該所定の電圧のまま保持されることとなる。したがって、上記構成によれば、記憶データを読み出すときに、強誘電体キャパシタにかかる電圧を大きくとることができるため、さらに精度よく記憶データを判定することができる。
上記強誘電体メモリ装置は、センスアンプの出力とビット線とを接続するか否かを切り換えるスイッチをさらに備えたことが好ましい。
上記構成では,スイッチは、センスアンプの出力をビット線に供給するか否かを切り換えることができる。したがって、上記構成によれば、センスアンプの出力に応じて、記憶データが読み出された強誘電体キャパシタが接続されたビット線の電圧を制御して、強誘電体キャパシタに当該記憶データを再書き込みすることができる。
上記強誘電体メモリ装置は、第1のキャパシタが第1の蓄積電荷を蓄積したときに、データ線を接地する接地部をさらに備え、制御部は、データ線が接地されたときに、強誘電体キャパシタにかかる電圧を制御して、第2の蓄積電荷をビット線に放出させることが好ましい。
上記構成では、データ線に蓄積された電荷が除去された後に、第2の蓄積電荷がデータ線に転送されることとなる。したがって、上記構成によれば、第2のキャパシタに転送される、基準となる第2の蓄積電荷の電荷量を正確に制御することができる。ここで、「データ線が接地されたとき」とは、データ線を接地した後に浮遊状態としたときを含む。
上記強誘電体メモリ装置において、接地部は、データ線を接地するとともに、ビット線を接地することが好ましい。
上記構成では、さらにビット線に蓄積された電荷が除去された後に,第2の蓄積電荷が当該ビット線に放出され、データ線に転送されることとなる。したがって、上記構成によれば、第2のキャパシタに転送される、基準となる第2の蓄積電荷の電荷量をさらに正確に制御することができる。
以下、図面を参照しつつ、発明の実施形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一実施形態にかかる強誘電体メモリ装置100の回路構成を示す図である。強誘電体メモリ装置100は、メモリセルアレイ110と、制御部の一例であるワード線制御部112及びプレート線制御部114と、接地部の一例である接地回路120と、電荷転送部の一例である積分回路130と、第1のキャパシタ140及び第2のキャパシタ142と、判定部の一例であるセンスアンプ148とを備えて構成される。
メモリセルアレイ110は、アレイ状に配置され、ワード線WL、ビット線BL、及びプレート線PLに接続された複数のメモリセルMCを有する。各メモリセルMCは、n型MOSトランジスタTR及び強誘電体キャパシタCを有して構成される。n型MOSトランジスタTRは、ソース及びドレインの一方がビット線BLに接続され、他方が強誘電体キャパシタCの一方端に接続されており、ゲートがワード線WLに接続されている。強誘電体キャパシタCは、他方端がプレート線PLに接続されている。すなわち、n型MOSトランジスタTRは、ワード線WLの電圧に基づいて、強誘電体キャパシタCをビット線BLに接続するか否かを切り換える。
ワード線制御部112及びプレート線制御部114は、それぞれワード線WL及びプレート線PLの電圧を制御する。ワード線制御部112は,ワード線WLに供給する電圧を制御して、強誘電体キャパシタCの一方端をビット線BLに接続するか否かを制御する。プレート線制御部114は、プレート線PLに供給する電圧を制御して、強誘電体キャパシタCの他方端の電圧を制御する。
接地回路120は、n型MOSトランジスタ122、124、及び126を有して構成される。n型MOSトランジスタ122は、ソース及びドレインの一方がビット線BLに接続され、他方が後述するデータ線DL及び積分回路130の出力に接続されており、ゲートの電圧に基づいて、ビット線BLとデータ線DLとを略同電圧とする。
n型MOSトランジスタ124及び126は、それぞれソースが接地されており、ドレインがビット線BL及びデータ線DLに接続されている。また、n型MOSトランジスタ122、124、及び126のゲートには、信号RSTが供給されている。すなわち、接地回路120は、信号RSTの電圧に基づいて、ビット線BL及びデータ線DLの電圧を接地電圧(0V)とする。
積分回路130は、オペアンプ132と積分用キャパシタ134とを有して構成される。オペアンプ132は、入力端子が接地されており、反転入力端子がビット線BLに接続されている。積分用キャパシタ134は、一方端がオペアンプ132の出力端子に接続されており、他方端がオペアンプ132の反転入力端子に接続されている。また、オペアンプ132の出力端子及び積分用キャパシタ134の一方端は、データ線DL及び接地回路120に接続されている。
第1のキャパシタ140は、一方端がセンスアンプ148の一方の入力端子及びn型MOSトランジスタ144を介してデータ線DLに接続されており、他方端が接地されている。第2のキャパシタ142は、一方端がセンスアンプ148の他方の入力端子及びn型MOSトランジスタ146を介してデータ線DLに接続さており、他方端が接地されている。n型MOSトランジスタ144及び146は、それらのゲートに供給される信号SW1及びSW2に基づいて、第1のキャパシタ及び第2のキャパシタの一方又は双方の一方端を、データ線DLに接続するか否かを切り換える。
センスアンプ148は、一方の入力端子が第1のキャパシタ140に接続され、他方の入力端子が第2のキャパシタ142に接続されており、第1のキャパシタ140の一方端の電圧と第2のキャパシタ142の一方端の電圧とを比較して、強誘電体キャパシタCに記憶された記憶データを判定する。
図2は、本実施形態の強誘電体メモリ装置100の動作を示すタイミングチャートである。図1及び図2を参照して、本実施形態の強誘電体メモリ装置100の動作について説明する。
以下の例において各信号は、L論理又はH論理を示すディジタル信号である。以下の例において、各信号がL論理を示すときの当該信号の電圧は接地電圧であり、各信号がH論理を示すときの当該信号電圧は、強誘電体メモリ装置100の駆動電圧VCCである。なお、各信号の電圧は、これに限られるものではなく、H論理を示すときの信号の電圧が、L論理を示すときの信号の電圧より高いものであればよい。
まず、信号RSTをVCCとし、n型MOSトランジスタ122、124、126をそれぞれオンして、ビット線BL及びデータ線DLを0Vとする。そして、信号RSTを0Vとして、ビット線BLとデータ線DLとを電気的に切り離すとともに、ビット線BL及びデータ線DLを浮遊状態とする。これにより、ビット線BL及びデータ線DLが0Vにプリチャージされる。
次に、ワード線制御部112がワード線WLの電圧をVCCとして、n型MOSトランジスタTRをオンし、強誘電体キャパシタCの一方端をビット線BLと接続する。そして、信号ONをVCCとして積分回路130を動作状態とし、また、信号SW1をVCCとして第1のキャパシタ140をデータ線DLに接続する。
次に、プレート線制御部114が、プレート線PLの電圧をVCCとする。これにより、強誘電体キャパシタCの一方端の電圧を基準として、強誘電体キャパシタCには+VCCの電圧がかかる。これにより、強誘電体キャパシタCに記憶された記憶データの1回目の読み出しが行われ、当該記憶データに応じて、ビット線BLに所定の電荷が放出される。このとき、強誘電体キャパシタCからビット線BLに放出される電荷を、図3を用いて説明する。
図3は、強誘電体キャパシタCのヒステリシス特性を示す図である。同図において、横軸は強誘電体キャパシタCにかかる電圧を示し、縦軸は強誘電体キャパシタCに蓄積される電荷量を示す。
強誘電体キャパシタCに記憶された記憶データが"1"の場合、初期状態、すなわち、強誘電体キャパシタCにかかる電圧が0Vであるときにおいて、強誘電体キャパシタCのヒステリシス特性はA点にある。
そして、プレート線制御部114がプレート線PLの電圧をVCCとして、強誘電体キャパシタCに+VCCの電圧をかけると、強誘電体キャパシタCのヒステリシス特性はB点に移動する。それに伴い、強誘電体キャパシタCの蓄積電荷として、Q1+Q2がビット線BLに放出される。
蓄積電荷がビット線BLに放出されると,積分回路130は、放出された蓄積電荷をデータ線DLに転送する。具体的には、オペアンプ132が、その反転入力端子(−)に接続されたビット線BLの電圧が上昇し始めると、それに応じて、データ線DLに電圧を下降させる。そして、データ線DLの電圧が下降すると、それに接続された積分用キャパシタ134の一方端の電圧も下降し、それに応じて、積分用キャパシタ134の他方端、すなわち、ビット線BLの電圧も下降する。すなわち、積分回路130は、ビット線BLの電圧に応じて、データ線DLの電圧を変動させるとともに、ビット線BLの電圧の変動を抑えるように動作するため、強誘電体キャパシタCの蓄積電荷がビット線BLに放出されると、ビット線BLの電圧はほとんど変化しないが、データ線DLの電圧は、ビット線BLに放出された電荷量に応じて変化する。
そして、プレート線制御部114がプレート線PLの電圧をVCCから0Vに変化させると、強誘電体キャパシタCにかかる電圧は0Vとなり、そのヒステリシス特性はB点からC点に移動する。それに伴い、ビット線BLに放出された蓄積電荷は、Q1+Q2からQ1に変化し、データ線DLの電圧も変化してΔV1となる。
一方、強誘電体キャパシタCに記憶された記憶データが“0”の場合、初期状態において、強誘電体キャパシタCのヒステリシス特性はC点にある。そして、記憶データが“1”である場合と同様に、プレート線制御部114がプレート線PLの電圧をVCCとして、強誘電体キャパシタCに+VCCの電圧をかけると、強誘電体キャパシタCのヒステリシス特性はB点に移動する。それに伴い、強誘電体キャパシタCの蓄積電荷として、Q2がビット線BLに放出される。
蓄積電荷がビット線BLに放出されると,積分回路130は、放出された蓄積電荷をデータ線DLに転送し、ビット線BLの電圧に応じて、データ線DLの電圧を変動させるとともに、ビット線BLの電圧の変動を抑えるように動作するため、強誘電体キャパシタCの蓄積電荷がビット線BLに放出されると、ビット線BLの電圧はほとんど変化しないが、データ線DLの電圧は、ビット線BLに放出された電荷量に応じて変化する。
そして、プレート線制御部114がプレート線PLの電圧をVCCから0Vに変化させると、強誘電体キャパシタCにかかる電圧は0Vとなり、そのヒステリシス特性はB点からC点に移動する。それに伴い、ビット線BLに放出された蓄積電荷は、Q2からゼロに変化、すなわち、初期状態と同じ状態となり、データ線DLの電圧も0Vとなる。
すなわち、強誘電体キャパシタCにかかる電圧を、0Vから+VCCに変化させ、さらに0Vに戻して記憶データの1回目の読み出しが行われると、強誘電体キャパシタCの記憶データが“1”である場合、強誘電体キャパシタCからビット線BLには蓄積電荷Q1が放出される。そして、それに伴い、データ線DLの電圧は、0Vから蓄積電荷Q1に応じた電圧ΔV1に変化する。一方、強誘電体キャパシタCの記憶データが“0”である場合、強誘電体キャパシタCからビット線BLに放出される蓄積電荷はゼロであり、データ線DLの電圧は0Vから変化しない。
そして、1回目の読み出しが行われたときに、信号SW1及び信号ONをL論理とすると、第1のキャパシタ140は、データ線DLから電気的に切り離され、データ線DLの電圧を保持する。すなわち、第1のキャパシタ140は、強誘電体キャパシタCの記憶データが“1”である場合、電圧ΔV1を保持し、当該記憶データが“0”である場合、0Vを保持する。
次に、信号RSTをH論理としてビット線BL及びデータ線DLの電圧を0Vにリセットした後、信号RSTをL論理としてビット線BL及びデータ線DLを浮遊状態とし、ビット線BL及びデータ線DLを0Vにプリチャージする。そして、信号ONをH論理として積分回路130を動作状態とし、また、信号SW2をH論理として第2のキャパシタ142をデータ線DLに接続する。この状態において、強誘電体キャパシタCのヒステリシス特性は、1回目の読み出しで当該強誘電体キャパシタCから読み出された記憶データが“1”である場合も“0”である場合も、C点にある。
次に、プレート線制御部114が、プレート線PLの電圧をVCCとする。これにより、強誘電体キャパシタCには、再度、+VCCの電圧がかかり、強誘電体キャパシタCに記憶されていた、すなわち、1回目の読み出しで当該強誘電体キャパシタCから読み出された記憶データが“1”である場合も、“0”である場合も、強誘電体キャパシタCのヒステリシス特性は点Cから点Bに移動する。それに伴い、強誘電体キャパシタCの蓄積電荷として、Q2がビット線BLに放出され、2回目の読み出しが行われる。
蓄積電荷がビット線BLに放出されると、1回目の読み出しと同様に、積分回路130は、放出された蓄積電荷をデータ線DLに転送する。このとき、2回目の読み出しでビット線BLに放出される蓄積電荷は、強誘電体キャパシタCに記憶されていた記憶データが“1”である場合も、“0”である場合も、Q2であり、データ線DLの電圧は、0Vから蓄積電荷Q2に応じた電圧ΔV1に変化する。
そして、プレート線PLの電圧をVCCに保持した状態で、信号SW2及び信号ONをL論理とすると、第2のキャパシタ142は、データ線DLから電気的に切り離され、データ線DLの電圧ΔV2を保持する。
次に、1回目の読み出し動作で読み出された強誘電体キャパシタCの記憶データを判定する。まず、1回目の読み出しが行われたときのデータ線DLの電圧が第1のキャパシタ140に保持され、2回目の読み出しが行われたときのデータ線DLの電圧が第2のキャパシタ142に保持された後に信号SAEをH論理として、センスアンプ148を動作可能な状態とする。
これにより、センスアンプ148は、入力の電圧、すなわち、第1のキャパシタ140及び第2のキャパシタ142に保持された電圧に基づいて、記憶データを判定する。具体的には、センスアンプ148は、第1のキャパシタ140に保持された電圧と、第2のキャパシタ142に保持された電圧とを比較して、その出力OUTを変化させる。
本実施形態において、第2のキャパシタ142には、強誘電体キャパシタCの記憶データに関わらず、電圧ΔV2が保持されている。そして、上述のとおり、第1のキャパシタ140は、当該記憶データが“1”の場合、電圧ΔV2より低い電圧ΔV1を保持しており、当該記憶データが“0”の場合、電圧ΔV2より高い0Vを保持している。
すなわち、第1のキャパシタ140に保持される電圧は、記憶データに応じて、第2のキャパシタ142に保持される電圧より高い電圧、又は低い電圧となり、センスアンプ148は、第2のキャパシタ142が保持する電圧よりも、第1のキャパシタ140が保持する電圧が低い場合、その出力OUTをH論理として、当該記憶データが“1”であると判定し、第1のキャパシタ142が保持する電圧が高い場合、その出力をL論理として、当該記憶データが“0”であると判定する。
次に、判定された記憶データに基づいて、強誘電体キャパシタCに当該記憶データを再度記憶させる。具体的には、センスアンプ148が出力OUTに判定結果を出力しているときに、信号RWをH論理として、スイッチ150をオンし、センスアンプ148の出力OUTとビット線BLとを接続する。これにより、出力OUTがH論理の場合、すなわち、記憶データが“1”と判定された場合、ビット線BLの電位はVCCとなり、強誘電体キャパシタCに−VCCの電圧がかかるため、当該強誘電体キャパシタCには、記憶データとして“1”が再書き込みされる。
一方、出力OUTがL論理の場合、すなわち、記憶データが“0”と判定された場合、ビット線BLの電位は0Vのままとなり、強誘電体キャパシタCにかかる電圧も0Vのままであるため、当該強誘電体キャパシタCには記憶データとして“0”がそのまま記憶される。最後に、信号RSTをH論理として、ビット線BL及びデータ線DLを0Vとする。
本実施形態によれば、2回目に読み出された第2の蓄積電荷がデータ線DLに転送されたとき、当該データ線DLは、強誘電体キャパシタCから読み出された記憶データに関わらず、略同じ所定の電圧ΔV2となるところ、1回目に読み出された第1の蓄積電荷がデータ線DLに転送されたとき、当該データ線DLは、記憶データに応じて当該所定の電圧より高い電圧となるか、又は低い電圧となる。すなわち、本実施形態によれば、当該所定の電圧ΔV2は、記憶データに応じて、当該記憶データが読み出されたときのデータ線DLの電圧に対して一定の関係を保つよう生成されることとなる。したがって、本実施形態によれば、個々の強誘電体キャパシタCの特性にばらつきがあったり、強誘電体キャパシタCが経時変化等で劣化したりしたとしても、上記一定の関係が保たれるため、精度よく記憶データを判定することができる。
また、本実施形態によれば、積分回路130を有しているので、蓄積電荷がビット線BLに放出されたときに、当該ビット線BLの電圧の変動を抑えるとともに、当該ビット線BLに放出された電荷をデータ線DLに転送することができる。すなわち、蓄積電荷をビット線BLに放出させた後も、当該強誘電体キャパシタCにかかる電圧は当該所定の電圧のまま保持させることとなる。したがって、本実施形態によれば、記憶データを読み出すときに、強誘電体キャパシタCにかかる電圧を大きくとることができるため、さらに精度よく記憶データを判定することができる。
上記発明の実施形態を通じて説明された実施例や応用例は、用途に応じて適宜に組み合わせて、又は変更若しくは改良を加えて用いることができ、本発明は上述した実施形態の記載に限定されるものではない。そのような組み合わせ又は変更若しくは改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明の一実施形態にかかる強誘電体メモリ装置100の回路構成を示す図である。 強誘電体メモリ装置100の動作を示すタイミングチャートである。 強誘電体キャパシタCのヒステリシス特性を示す図である。
符号の説明
100・・・強誘電体メモリ装置、110・・・メモリセルアレイ、112・・・ワード線制御部、114・・・プレート線制御部、120・・・接地回路、130・・・積分回路、132・・・オペアンプ、134・・・積分用キャパシタ、140・・・第1のキャパシタ、142・・・第2のキャパシタ、148・・・センスアンプ、150・・・スイッチ

Claims (5)

  1. “0”データ又は“1”データである記憶データを記憶する強誘電体キャパシタ、及び当該強誘電体キャパシタに接続されたビット線を備えた強誘電体メモリ装置であって、
    前記強誘電体キャパシタにかかる電圧を制御して、当該強誘電体キャパシタに蓄積された電荷を前記ビット線に放出させる制御部と、
    データ線に接続されており、前記強誘電体キャパシタに蓄積された電荷が前記ビット線に放出されたときに、当該電荷を前記ビット線から前記データ線に転送する電荷転送部と、
    前記データ線に転送された電荷を蓄積する第1のキャパシタ及び第2のキャパシタと、
    前記第1のキャパシタ及び前記第2のキャパシタに蓄積された電荷に基づいて、前記記憶データを判定する判定部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記記憶データが“0”データである場合も“1”データである場合も前記強誘電体キャパシタのヒステリシス特性が所定の点に移動するように、前記強誘電体キャパシタにかかる電圧を第1の電圧から第2の電圧に変化させて、さらに前記第2の電圧から前記第1の電圧に変化させることにより、前記強誘電体キャパシタに蓄積された、前記記憶データに基づく第1の蓄積電荷を前記ビット線に放出させて、前記強誘電体キャパシタから前記記憶データを読み出し、
    前記電荷転送部は、前記第1の蓄積電荷を、前記ビット線から前記データ線に転送して前記第1のキャパシタに蓄積させ、
    前記制御部は、ヒステリシス特性が前記所定の点に移動した前記強誘電体キャパシタにかかる電圧を前記第1の電圧から前記第2の電圧に変化させて、前記強誘電体キャパシタに蓄積された第2の蓄積電荷を前記ビット線に放出させ、
    前記電荷転送部は、前記第2の蓄積電荷を前記ビット線から前記データ線に転送して前記第2のキャパシタに蓄積させ、
    前記判定部は、前記第1のキャパシタに蓄積された前記第1の蓄積電荷、及び前記第2のキャパシタに蓄積された前記第2の蓄積電荷に基づいて、前記記憶データを判定することを特徴とする強誘電体メモリ装置。
  2. 前記電荷転送部は、入力が前記ビット線に接続され、出力が前記データ線に接続された積分回路を有することを特徴とする請求項1に記載の強誘電体メモリ装置。
  3. 前記センスアンプの出力と前記ビット線とを接続するか否かを切り換えるスイッチをさらに備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の強誘電体メモリ装置。
  4. 前記第1のキャパシタが前記第1の蓄積電荷を蓄積したときに、前記データ線を接地する接地部をさらに備え、
    前記制御部は、前記データ線が接地されたときに、前記強誘電体キャパシタにかかる電圧を制御して、前記第2の蓄積電荷を前記ビット線に放出させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の強誘電体メモリ装置。
  5. 前記接地部は、前記データ線を接地するとともに、前記ビット線を接地することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の強誘電体メモリ装置。
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