JP4370984B2 - 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両 - Google Patents
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Description
これに対し、本出願人は、自車両周囲の障害物状況が変化する場合にアクセルペダル操作反力によりその情報を運転者に報知する装置を提案している(特許文献2参照)。この装置は、自車両と前方車両との接触の可能性が高い領域および低い領域でそれぞれリスクポテンシャルを算出し、接触の可能性が高い領域から低い領域へ移行する場合には、接触の可能性が高い領域におけるリスクポテンシャルに応じた操作反力を優先的に選択する。
本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置1の構成を示すシステム図であり、図2は、車両用運転操作補助装置1を搭載した車両の構成図である。
車速センサ30は、車輪の回転数や変速機の出力側の回転数を計測することにより自車両の車速を検出し、検出した自車速をコントローラ50に出力する。
まず、認識された障害物に対する余裕時間TTC(Time To Contact)を算出する。余裕時間TTCは、先行車に対する現在の自車両の接近度合を示す物理量であり、現在の走行状況が継続した場合、つまり自車速V1、先行車速V2および相対車速Vr(=V2−V1)が一定の場合に、何秒後に車間距離Dがゼロとなり自車両と先行車両とが接触するかを示す値である。障害物に対する余裕時間TTCは、以下の(式1)で求められる。
TTC=−D/Vr ・・・(式1)
THW=D/V1 ・・・(式2)
RP=a/THW+b/TTC ・・・(式3)
ここで、a、bは、車間時間THWおよび余裕時間TTCにそれぞれ適切な重み付けをするための定数であり、予め適切な値を設定しておく。定数a、bは、例えばa=1,b=8(a<b)に設定する。
このように、ステップS600において報知判定処理を行った後、ステップS700へ進む。
FAc=FA+FAhosei ・・・(式4)
(1)車両用運転操作補助装置1は、自車両前方の障害物状況に基づいて障害物に対するリスクポテンシャルRPを算出し、リスクポテンシャルRPに基づいてアクセルペダル操作反力を算出する。そして、アクセルペダル62にリスクポテンシャルRPに応じた操作反力を発生して反力制御を行う。ここで、コントローラ50は、自車両周囲における状況変化が発生したか否かを判定し、状況変化が発生した場合には、その情報を運転者に報知するか否かを判定する。状況変化を報知すると判定した場合には、アクセルペダル操作反力を、リスクポテンシャルRPに基づいて算出された値よりも小さく補正した後に、リスクポテンシャルRPに基づいて算出される値まで徐々に増加することにより、アクセルペダル操作反力を介して状況変化を運転者に報知する。このように、自車両周囲の状況変化を運転者に報知する必要があるか否かを判定し、報知の必要があると判定した場合のみアクセルペダル操作反力を補正して報知を行うようにする。これにより、運転者に必要な情報を必要なときに提供することができ、運転者は状況判断を容易に行うことができる。状況変化が起こったときにアクセルペダル反力をリスクポテンシャルRPに応じた値よりも小さく補正することにより、先行車が検出されなくなったことを強調して運転者に伝えることができる。また、自車両周囲の状況変化がない場合は、リスクポテンシャルRPに応じた操作反力がアクセルペダル62に発生するので、アクセルペダル操作反力を通して運転者に自車両周囲の状況を伝達することができる。
(2)状況変化判定部54は、自車両前方の障害物の有無による状況変化を判定する。具体的には、レーザレーダ10によって検出され、アクセルペダル反力制御の対象となっていた先行車が検出されなくなると、状況変化が発生したと判定する。これにより、アクセルペダル反力制御の対象がいなくなった、あるいは変化した場合に、その情報を運転者に伝えることができる。
(3)状況変化判定部54は、自車両周囲の状況変化が自車両前方の障害物の変化によるものか、運転者に意図によるものか、障害物検出手段であるレーザレーダ10によるものかを判定する。すなわち、先行車が検出されなくなったときの状況を、先行車自体の変化、運転者の意図、レーザレーダ10の状態について判定する。これにより、先行車が検出されなくなったという状況変化が、どのような原因によって発生したかを判定することができ、適切な情報提供を行うことができる。
(4)状況変化判定部54は、先行車がレーザレーダ10の検知範囲を逸脱する場合に、障害物の変化によって状況変化が起こったと判定する。これにより、先行車が検出されなくなったときに、その状況変化を運転者が把握できているかを判定できる。
(5)状況変化判定部54は、自車両が車線変更を行う場合に、運転者の意図によって状況変化が起こったと判定する。これにより、先行車が検出されなくなったときに、その状況変化を運転者が把握できているかを判定できる。
(6)状況変化判定部54は、レーザレーダ10の故障、もしくは性能低下によって状況変化が起こったと判定する。これにより、先行車が検出されなくなったときに、その状況変化を運転者が把握できているかを判定できる。
(7)報知判定部55は、状況変化判定部54によって運転者の意図による状況変化と判定された場合には、状況変化を運転者に報知しないと判定する。これにより、先行車が検出されなくなった状況を運転者が理解している場合は、状況変化を運転者に報知することがなく、運転者にわずらわしさを与えることを防止できる。
(8)報知判定部55は、状況変化判定部54によってレーザレーダ10に起因する状況変化と判定された場合に、状況変化を運転者に報知すると判定する。これにより、レーザレーダ10の故障や性能低下等、運転者が意図しない理由で先行車が検出されなくなった場合にはその情報を運転者に報知することができる。
(9)報知判定部55は、状況変化判定部54によって前方障害物の変化による状況変化と判定された場合は、障害物の検出範囲からの逸脱の仕方に応じて、状況変化を報知するかを判定する。これにより、先行車がレーザレーダ10の検出範囲から逸脱した場合に、運転者がその状況変化を予測できているかに基づいて、適切な報知を行うことができる。
(10)報知判定部55は、前方障害物がレーザレーダ10の検出範囲から自車両の前後方向について遠方へ移動して逸脱した場合には、その状況変化を運転者に報知しないと判定する。先行車が遠方へ移動する場合は、先行車に対するリスクポテンシャルRPが低下しており、先行車に関する情報を運転者に提供する必要性は低いと判断できるので、状況変化を報知しないと判定する。これにより、運転者にわずらわしさを与えてしまうことを防止できる。
(11)報知判定部55は、前方障害物がレーザレーダ10の検出範囲から側方に移動して逸脱した場合には、その状況変化を運転者に報知すると判定する。先行車が車線変更等を行って側方へ移動する場合は、運転者が見逃してしまう可能性があるので、報知を行うことにより、適切な情報提供を行うことができる。
以下に、本発明の第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。図14に、第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置2の構成のブロック図を示し、図15に、図14に示す車両用運転操作補助装置2を搭載する車両の構成図を示す。図14および図15において、図1および図2に示した第1の実施の形態と同様の機能を有する箇所には同一の符号を付している。ここでは、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
まず、ステップS541で、自車両と先行車との車間距離Dがレーザレーダ10の検知範囲外であるか否かを判定する。ステップS541が肯定判定されると、ステップS542へ進んで先行車が遠方へ移動していると判断する。
20:前方カメラ
30:車速センサ
40:ウィンカー
50,50A:コントローラ
60:アクセルペダル反力制御装置
Claims (12)
- 自車両前方の障害物状況を検出する障害物検出手段と、
前記障害物検出手段による検出結果に基づいて、前記自車両前方の障害物に対するリスクポテンシャルを算出するリスクポテンシャル算出手段と、
前記リスクポテンシャル算出手段によって算出される前記リスクポテンシャルに基づいて、アクセルペダルの操作反力を算出するアクセルペダル反力算出手段と、
前記アクセルペダルに前記操作反力を発生させる操作反力発生手段と、
前記自車両周囲の状況変化を判定する状況変化判定手段と、
前記状況変化判定手段によって判定された前記状況変化を運転者に報知するかを判定する報知判定手段と、
前記報知判定手段によって前記状況変化を報知すると判定された場合に、前記操作反力を、前記アクセルペダル反力算出手段によって算出された値から、前記自車両前方の障害物である前方車両と前記自車両との関係において前記状況変化が発生したことを報知するために設定された所定量を減算した後に、前記アクセルペダル反力算出手段によって算出された値に補正し、前記状況変化を選択的に報知する報知手段とを備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。 - 請求項1に記載の車両用運転操作補助装置において、
前記状況変化判定手段は、前記自車両前方の障害物の有無による状況変化を判定することを特徴とする車両用運転操作補助装置。 - 請求項2に記載の車両用運転操作補助装置において、
前記状況変化判定手段は、前記自車両周囲の状況変化が、前記自車両前方の障害物の変化によるものか、運転者の意図によるものか、前記障害物検出手段によるものかを判定することを特徴とする車両用運転操作補助装置。 - 請求項3に記載の車両用運転操作補助装置において、
前記状況変化判定手段は、前記障害物が前記障害物検出手段による検出範囲を逸脱する場合に、前記自車両前方の障害物の変化による状況変化と判定することを特徴とする車両用運転操作補助装置。 - 請求項3に記載の車両用運転操作補助装置において、
前記状況変化判定手段は、前記自車両が車線変更を行う場合に、前記運転者の意図による状況変化と判定することを特徴とする車両用運転操作補助装置。 - 請求項3に記載の車両用運転操作補助装置において、
前記状況変化判定手段は、前記障害物検出手段の故障、もしくは性能低下が発生した場合に、前記障害物検出手段による状況変化と判定することを特徴とする車両用運転操作補助装置。 - 請求項3から請求項6のいずれかに記載の車両用運転操作補助装置において、
前記報知判定手段は、前記状況変化判定手段によって前記運転者の意図による状況変化と判定された場合には、前記状況変化を運転者に報知しないと判定することを特徴とする車両用運転操作補助装置。 - 請求項3から請求項6のいずれかに記載の車両用運転操作補助装置において、
前記報知判定手段は、前記状況変化判定手段によって前記障害物検出手段による状況変化と判定された場合に、前記状況変化を運転者に報知すると判定することを特徴とする車両用運転操作補助装置。 - 請求項3から請求項6のいずれかに記載の車両用運転操作補助装置において、
前記報知判定手段は、前記状況変化判定手段によって前記障害物の変化による状況変化と判定された場合には、前記障害物の前記検出範囲の逸脱の仕方に応じて前記状況変化を運転者に報知するかを判定することを特徴とする車両用運転操作補助装置。 - 請求項9に記載の車両用運転操作補助装置において、
前記報知判定手段は、前記障害物が前記検出範囲の前後方向遠方へ移動して逸脱した場合には、前記状況変化を運転者に報知しないと判定することを特徴とする車両用運転操作補助装置。 - 請求項9に記載の車両用運転操作補助装置において、
前記報知判定手段は、前記障害物が前記検出範囲の側方へ移動して逸脱した場合には、前記状況変化を運転者に報知すると判定することを特徴とする車両用運転操作補助装置。 - 請求項1から請求項11のいずれかに記載の車両用運転操作補助装置を備えることを特徴とする車両。
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