JP4369726B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents
光走査装置及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4369726B2 JP4369726B2 JP2003374378A JP2003374378A JP4369726B2 JP 4369726 B2 JP4369726 B2 JP 4369726B2 JP 2003374378 A JP2003374378 A JP 2003374378A JP 2003374378 A JP2003374378 A JP 2003374378A JP 4369726 B2 JP4369726 B2 JP 4369726B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scanning
- lens
- sub
- optical
- scanning direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Laser Beam Printer (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Lenses (AREA)
- Facsimile Heads (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Description
そこで、ビームスポットの小径化のために、レンズ面の光軸から主走査方向の周辺に向かうに従い副走査断面内の曲率半径が非対称に変化する特殊トーリック面を用いるとともに、走査レンズの全面を特殊トーリック面で構成した2枚玉走査レンズが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
・偏心によりビームスポット径太りが発生する、
・傾斜角の大きい面に前記特殊トーリック面を用いると、加工精度が劣化し、うねり等の形状誤差によるビームスポット径太り、縦筋等の画像不良が発生する、
という未解決の課題があった。
さらに、特許文献1、特許文献2に記載されている走査レンズは、いずれも副走査曲率半径が主走査方向に非対称となる面を採用しているが、回転対称非球面は用いていない。
本発明の他の目的は、薄肉で、小型な走査レンズを用いながら、ビームスポットの小径化を実現することができる光走査装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、粒状度が細かく高密度で、階調性に優れた画像を形成することができる画像形成装置を提供することにある。
本発明の請求項1の構成は、光走査装置であって、光源と、該光源からの光束をカップリングするカップリング光学系と、該カップリング光学系からの光束を主走査方向に長い線像とする線像光学系と、該線像光学系からの光束を偏向走査する偏向手段と、該偏向手段からの光束を被走査面に導く走査光学系とを有し、前記走査光学系は、2つの走査レンズからなり、
・少なくとも1つの走査レンズは、回転対称非球面と、主走査方向においてレンズ面の光軸から周辺に向かうに従い副走査曲率半径が変化する特殊トーリック面からなる、
・全ての走査レンズの面の中で光軸に垂直な面に対する有効範囲内での傾斜角が最も大きい領域を有する面は回転対称非球面である、
・有効書込幅の最周辺の光束が2つの走査レンズの第1面の法線に対し、偏向回転面内において同じ方向に傾いている、
・偏向手段に最も近い走査レンズは、主走査方向について偏向手段側に凹のメニスカス形状である、
・偏向手段に最も近い走査レンズの第1面は副走査方向に負のパワーを有し、主走査方向においてレンズ面の光軸から周辺に向かうに従い副走査曲率が変化する特殊トーリック面からなる、
・偏向手段から最も遠い走査レンズの第1面は副走査方向に正のパワーを有している、
という条件を満足することを特徴とする。
また、上記の効果に加え、
・波面収差が良好で、安定したビームスポット径である、
・副走査ビームピッチ偏差が小さい、
・ゴースト光が除去できる、
という特徴を有する光走査装置を提供することができる。
図1は本発明にかかる光走査装置の一実施形態を示している。図1において、符号1は光源を示しており、この光源1は例えば半導体レーザ(LD)からなるが、この他、複数の発光源を等間隔に配列したマルチビーム光源(例えば複数のLD、あるいはLDアレイ等)であってもよい。光源1から射出される光束は発散性の光束で、カップリング光学系を構成するカップリングレンズ2によって以後の光学系にカップリングされる。カップリングレンズ2によりカップリングされた光束は平行光束であってもよいし、弱い発散性の光束または弱い収束性の光束であってもよい。この光束はアパーチャ3によりビーム整形され、シリンドリカルレンズ4の作用によって副走査方向にのみ収束され、折り返しミラー等を介して偏向手段であるポリゴンミラー5の偏向反射面近傍に、主走査方向に長い線像として結像される。
本発明にかかる光走査装置においては、走査光学系は、複数の走査レンズ7,8からなり、
・少なくとも1つの走査レンズは、回転対称非球面と、主走査方向においてレンズ面の光軸から周辺に向かうに従い副走査曲率半径が変化する特殊トーリック面からなる、
・全ての走査レンズの面の中で光軸に垂直な面に対する有効範囲内での傾斜角が最も大きい領域を有する面は回転対称非球面である、
という条件を満足している。
より具体的には、走査光学系の偏向反射面に最も近い第1走査レンズ7は、主走査方向において第1面がレンズ面の光軸から周辺に向かうに従い副走査曲率半径が変化する特殊トーリック面となっており、第2面が回転対称非球面となっている。ここで、回転対称非球面とはレンズ光軸を対称軸として回転対称な非球面のことである。
本発明にかかる光走査装置においては、上記の構成に加え、走査光学系の全ての走査レンズ7,8の面は、回転対称非球面または特殊トーリック面から構成されている。
前述した回転対称非球面は偏心に対する許容度が大きく加工性に優れた面であり、特殊トーリック面は設計上の収差補正に優れた面である。他にシリンドリカルレンズ面、通常のトーリック面等があるが、いずれも偏心に対する許容度が大きくなく、設計上の収差補正の能力も特殊トーリック面ほど大きくない。従って、走査光学系の全ての走査レンズ7,8の面を特殊トーリック面と回転対称非球面により構成することで、加工性に優れ、偏心に対する許容度が大きく、光学特性に優れた光走査装置を提供することができる。
尚、ここでは、第2走査レンズ8は両面とも前記特殊トーリック面となっており、設計上の波面収差を低減すると共に、被走査面上での副走査方向のFナンバーの像高による差を低減している。
本発明にかかる光走査装置においては、上記の構成に加え、走査光学系の全ての走査レンズ7,8の面の中で主走査方向の有効幅が最も大きい面は、前記特殊トーリック面である。
ここで、走査レンズ7,8の面の中で主走査方向の有効幅が最も長い面は第2走査レンズ8の第2面であり、ここに前記特殊トーリック面を用いることにより、副走査方向の像面湾曲を細かく補正することができる。
本発明にかかる光走査装置においては、上記の構成に加え、走査光学系の全ての走査レンズ7,8は、光軸に垂直な面に対する有効範囲内でのレンズ面の傾斜角が30度(deg)以下であり、全ての走査レンズ7,8は主走査方向のレンズ高さにより副走査曲率半径が変化する特殊トーリック面を有し、該特殊トーリック面は主走査方向レンズ高さ1mm当りの副走査曲率の変化量が1.5×10-4(1/mm)より小さい。
ここで、走査レンズの加工方法は切削加工と成形加工に大別されるが、成形加工もその金型は切削加工により製作される。有効範囲内におけるレンズ面の傾斜角は切削加工の精度に大きく関連し、うねりを低減するためには全ての走査レンズ7,8の傾斜角を30度以下にする必要がある。また、本発明では主走査方向のレンズ高さにより副走査曲率が変化する特殊面を用いているが、主走査方向のレンズ高さの変化をできるだけ小さくする必要がある。従って、波面収差を良好にし、尚且つ、安定したビームスポット径を得るためには、前記特殊トーリック面において、主走査方向レンズ高さ1mm当りの副走査曲率の変化量は1.5×10-4(1/mm)より小さくする必要がある。また、主走査方向レンズ高さ1mm当りの副走査曲率の変化が大きいと、レンズの配置誤差によるビームスポット径劣化が大きい。その点でも本発明は有効である。
本発明にかかる光走査装置においては、上記の構成に加え、走査光学系は2つの走査レンズ7,8からなり、
・有効書込幅の最周辺の光束が2つの走査レンズ7,8の第1面の法線に対し、偏向回転面内において同じ方向に傾いている、
・偏向手段であるポリゴンミラー5に最も近い走査レンズ7は、主走査方向について偏向手段側に凹のメニスカス形状である、
・ポリゴンミラー5に最も近い走査レンズ7の第1面は副走査方向に負のパワーを有し、主走査方向においてレンズ面の光軸から周辺に向かうに従い副走査曲率が変化する特殊トーリック面からなる、
・ポリゴンミラー5から最も遠い走査レンズ8の第1面は副走査方向に正のパワーを有している、
という条件を満足している。
以上に説明した光走査装置は、プリンタ、複写機などの画像形成装置の露光ユニットあるいは書き込み装置として適用することができる。図3に、光走査装置を露光ユニットとして適用した画像形成装置の例を概略的に示す。図3において、画像形成装置100内には、感光体ドラム111を中心としてその周囲に、帯電、露光、現像、転写、クリーニングという、電子写真プロセスを実行するために、帯電ユニット112、露光ユニット117、現像ユニット113、転写ユニット114、クリーニングユニット115が、感光体ドラム111の回転方向にこの順で配置されている。露光ユニット117は前記光走査装置を有していて、前述のようにして偏向走査されるレーザ光束LBが、露光ユニット117から被走査面である感光体ドラム111の表面に向かって射出し、感光体ドラム111の表面をレーザのビームスポットが走査するようになっている。
尚、図3では単色画像を形成する画像形成装置の例を示したが、感光体ドラム111とその周囲の帯電、露光、現像、転写、クリーニングの各ユニットを備える構成の作像部を転写材の搬送方向に複数並設した構成(所謂タンデム型の構成)とすることにより、多色やフルカラー画像を形成する画像形成装置とすることができる。また、1つの感光体ドラムに対して複数の色の現像ユニットと中間転写体を備える構成とすれば、1ドラム・中間転写方式のカラー画像形成装置とすることができる。そして、これらのカラー画像形成装置に本発明の光走査装置を用いることにより、粒状度、階調性に優れたカラー画像形成を行うことができる。
光源から偏向手段としてのポリゴンミラー5までの仕様は次の通りである。
・光源1の波長:655nm
・カップリングレンズ2の焦点距離:27mm
・カップリング作用:コリメート作用
・ポリゴンミラー5:偏向反射面数:5
内接円半径:18mm
・光源側からのビームの入射角と走査光学系の光軸とがなす角:58度
第1走査レンズ7の第1面及び第2走査レンズ8の両面は、下記の式(1)、(2)で表現される
主走査面内における面形状は非円弧形状をなしており、光軸における主走査面内の近軸曲率半径をRm、光軸からの主走査方向の距離をY,円錐常数をK、高次の係数をA1,A2,A3,A4,A5,A6,・・・とするとき、光軸方向のデプスをXとして次の多項式で表している。
X=(Y^2/Rm)/[1+√{1−(1+K)(Y/Rm)^2}]
+A1・Y+A2・Y^2+A3・Y^3+A4・Y^4
+A5・Y^5+A6・Y^6+・・・ (1)
ここで奇数次のA1、A3、A5・・・にゼロ以外の数値を代入した場合、主走査方向に非対称形状を有する。
実施例1においては偶数次のみを用いており、主走査方向に対称な系である。また、後述の実施例2においても偶数次のみを用いており、主走査方向に対称な系である。
副走査曲率が主走査方向に応じて変化する式を(2)で示す。
Cs(Y)=1/Rs(0)+B1・Y+B2・Y^2
+B3・Y^3+B4・Y^4+B5・Y^5+・・・ (2)
ここでYの奇数乗係数のB1、B3、B5・・・にゼロ以外の数値を代入した場合、副走査の曲率半径が主走査方向に非対称となる。
また、第1走査レンズ7の第2面は回転対称非球面であり、以下の式で表現される。
光軸における近軸曲率半径をR、光軸からの主走査方向の距離をY、円錐常数をK、高次の係数をA1、A2、A3、A4、A5、A6、・・・とするとき、光軸方向のデプスをXとして次の多項式で表している。
X=(Y^2/R)/[1+√{1−(1+K)(Y/Rm)^2}]
+A1・Y+A2・Y^2+A3・Y^3+A4・Y^4
+A5・Y^5+A6・Y^6+・・・ (3)
Rm=−279.9、Rs=−61.0
K=−2.900000E+01
A4=1.755765E−07
A6=−5.491789E−11
A8=1.087700E−14
A10=−3.183245E−19
A12=−2.635276E−24
B1=−2.066347E−06
B2=5.727737E−06
B3=3.152201E−08
B4=2.280241E−09
B5=−3.729852E−11
B6=−3.283274E−12
B7=1.765590E−14
B8=1.372995E−15
B9=−2.889722E−18
B10=−1.984531E−19
R=−83.6
K=−0.549157
A4=2.748446E−07
A6=−4.502346E−12
A8=−7.366455E−15
A10=1.803003E−18
A12=2.727900E−23
Rm=6950、Rs=110.9
K=0.000000E+00
A4=1.549648E−08
A6=1.292741E−14
A8=−8.811446E−18
A10=−9.182312E−22
B1=−9.593510E−07
B2=−2.135322E−07
B3=−8.079549E−12
B4=2.390609E−12
B5=2.881396E−14
B6=3.693775E−15
B7=−3.258754E−18
B8=1.814487E−20
B9=8.722085E−23
B10=−1.340807E−23
Rm=766、Rs=−68.22
K=0.000000E+00
A4=−1.150396E−07
A6=1.096926E−11
A8=−6.542135E−16
A10=1.984381E−20
A12=−2.411512E−25
B2=3.644079E−07
B4=−4.847051E−13
B6=−1.666159E−16
B8=4.534859E−19
B10=−2.819319E−23
また、使用波長における走査レンズの屈折率は全て1.52724である。
偏向面から第1走査レンズの第1面までの距離d1:64mm
第1走査レンズ7の中心肉厚d2:22.6mm
第1走査レンズの第2面から第2走査レンズの第1面までの距離d3:75.9mm
第2走査レンズの中心肉厚d4:4.9mm
第2走査レンズの第2面から被走査面までの距離d5:158.7mm
尚、屈折率1.514、厚さ1.9mmの防音ガラス6と防塵ガラス9が図1に示すように配置されており、防音ガラス6は偏向回転面内において主走査方向に平行な方向に対し10度傾いている。
像高150mm:41.5
像高0mm:40.4
像高−150mm:41.0
図5は第1走査レンズ(L1)7の第1面(R1)における、主走査方向レンズ高さに対する副走査方向の曲率半径を示している。
図6は、第2走査レンズ(L2)8の第1面(R1)における、主走査方向レンズ高さに対する副走査方向の曲率半径を示している。
図7は、第2走査レンズ(L2)8の第2面(R2)における、主走査方向レンズ高さに対する副走査方向の曲率半径を示している。
図8は、デフォーカスに対するビームスポット径を示すもので、(a)は主走査方向の、(b)は副走査方向のビームスポット径を示している。
また、特殊トーリック面となる第1走査レンズ7の第1面、第2走査レンズ8の第1面、第2面において、各面のレンズ高さ1mm当りの副走査曲率の変化量は順に、
7.9E−05(1/mm)、
7.1E−05(1/mm)、
1.4E−04(1/mm)、
となる。
次に、光走査装置の第2の実施例を示す。
・光源波長:655nm
・カップリングレンズ焦点距離:27mm
・カップリング作用:コリメート作用
・ポリゴンミラー:偏向反射面数:5
内接円半径:18mm
・光源側からのビームの入射角と走査光学系の光軸とがなす角:58度
第1走査レンズ7の第1面及び第2走査レンズ8の両面は下記の式(1)、(2)で表現される。
主走査面内における面形状は非円弧形状をなしており、光軸における主走査面内の近軸曲率半径をRm、光軸からの主走査方向の距離をY、円錐常数をK、高次の係数をA1、A2、A3、A4、A5、A6、・・・とするとき、光軸方向のデプスをXとして次の多項式で表している。
X=(Y^2/Rm)/[1+√{1−(1+K)(Y/Rm)^2}]
+A1・Y+A2・Y^2+A3・Y^3+A4・Y^4
+A5・Y^5+A6・Y^6+・・・ (1)
ここで奇数次のA1、A3、A5・・・にゼロ以外の数値を代入した場合、主走査方向に非対称形状を有する。
副走査曲率が主走査方向に応じて変化する式を(2)で示す。
Cs(Y)=1/Rs(0)+B1・Y+B2・Y^2
+B3・Y^3+B4・Y^4+B5・Y^5+・・・ (2)
ここでYの奇数乗係数のB1、B3、B5・・・にゼロ以外の数値を代入した場合、副走査の曲率半径が主走査方向に非対称となる。
また、第1走査レンズ7の第2面は回転対称非球面であり、以下の式で表現される。
光軸における近軸曲率半径をR、光軸からの主走査方向の距離をY、円錐常数をK、高次の係数をA1、A2、A3、A4、A5、A6、・・・とするとき、光軸方向のデプスをXとして次の多項式で表している。
X=(Y^2/R)/[1+√{1−(1+K)(Y/Rm)^2}]
+A1・Y+A2・Y^2+A3・Y^3+A4・Y^4
+A5・Y^5+A6・Y^6+・・・ (3)
Rm=−303.54、Rs=−61.0
K=−2.900000E+01
A4=2.28E−07
A6=−6.57E−11
A8=1.18E−14
A10=−2.10E−19
A12=8.00E−24
B1=−1.00E−06
B2=5.22E−06
B3=1.70E−08
B4=−5.06E−11
B5=−6.80E−12
B6=−9.46E−14
B7=−7.34E−16
B8=−2.10E−17
B9=−5.03E−19
B10=7.51E−21
R=−85.6
K=−0.549157
A4=2.83E−07
A6=6.04E−12
A8=−1.18E−14
A10=2.26E−18
A12=6.61E−23
Rm=6950、Rs=94.4
K=0.000000E+00
A4=1.13E−08
A6=9.27E−14
A8=−2.16E−19
A10=−9.18E−22
B1=−4.41E−07
B2=−6.96E−08
B3=−7.45E−11
B4=1.37E−11
B5=−6.44E−16
B6=−3.81E−15
B7=3.04E−18
B8=4.21E−19
B9=−2.33E−22
B10=−1.55E−23
Rm=781.2、Rs=−76.09
K=0.000000E+00
A4=−1.14E−07
A6=9.25E−12
A8=−3.65E−16
A10=9.51E−22
A12=2.38E−25
B2=4.91E−07
B4=−1.64E−11
B6=7.96E−16
B8=1.30E−19
B10=1.47E−23
また、使用波長における走査レンズの屈折率は全て1.52724である。
偏向面から第1走査レンズ7の第1面までの距離d1:64.1mm
第1走査レンズ71の中心肉厚d2:22.5mm
第1走査レンズ第2面から第2走査レンズ第1面までの距離d3:76mm
第2走査レンズの中心肉厚d4:4.9mm
第2走査レンズ第2面から被走査面までの距離d5:158.6mm
像高150mm:41.8
像高0mm:40.8
像高−150mm:41.1
図10は第1走査レンズ(L1)7の第1面(R1)の副走査曲率半径を、図11は第2走査レンズ(L2)8の第1面(R1)の副走査曲率半径を、図12は第2走査レンズ(L2)8の第2面(R2)の副走査曲率半径を示しており、上述の通りの形状となっている。
図13は、デフォーカスに対するビームスポット径を示すもので、(a)は主走査方向の、(b)は副走査方向のビームスポット径を示す。
2 カップリングレンズ
3 アパーチャ
4 シリンドリカルレンズ
5 偏向手段であるポリゴンミラー
6 防音ガラス
7 第1走査レンズ
8 第2走査レンズ
9 防塵ガラス
10 被走査面(感光体面)
Claims (3)
- 光源と、
該光源からの光束をカップリングするカップリング光学系と、
該カップリング光学系からの光束を主走査方向に長い線像とする線像光学系と、
該線像光学系からの光束を偏向走査する偏向手段と、
該偏向手段からの光束を被走査面に導く走査光学系とを有し、
前記走査光学系は、2つの走査レンズからなり、
・少なくとも1つの走査レンズは、回転対称非球面と、主走査方向においてレンズ面の光軸から周辺に向かうに従い副走査曲率半径が変化する特殊トーリック面からなる、
・全ての走査レンズの面の中で光軸に垂直な面に対する有効範囲内での傾斜角が最も大きい領域を有する面は回転対称非球面である、
・有効書込幅の最周辺の光束が2つの走査レンズの第1面の法線に対し、偏向回転面内において同じ方向に傾いている、
・偏向手段に最も近い走査レンズは、主走査方向について偏向手段側に凹のメニスカス形状である、
・偏向手段に最も近い走査レンズの第1面は副走査方向に負のパワーを有し、主走査方向においてレンズ面の光軸から周辺に向かうに従い副走査曲率が変化する特殊トーリック面からなる、
・偏向手段から最も遠い走査レンズの第1面は副走査方向に正のパワーを有している、
という条件を満足することを特徴とする光走査装置。 - 請求項1記載の光走査装置において、
前記走査光学系の全ての走査レンズは、光軸に垂直な面に対する有効範囲内でのレンズ面の傾斜角が30度以下であり、
全ての走査レンズは主走査方向のレンズ高さにより副走査曲率半径が変化する特殊トーリック面を有し、該特殊トーリック面は主走査方向レンズ高さ1mm当りの副走査曲率の変化量が1.5×10 -4 (1/mm)より小さいことを特徴とする光走査装置。 - 帯電、露光、現像、転写の各プロセスを実行することにより転写材に画像を形成する画像形成装置において、
前記露光プロセスを実行する手段として、請求項1または2に記載の光走査装置を具備することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003374378A JP4369726B2 (ja) | 2003-11-04 | 2003-11-04 | 光走査装置及び画像形成装置 |
US10/866,043 US7106483B2 (en) | 2003-06-12 | 2004-06-14 | Optical scanner and image forming apparatus |
US11/500,355 US7164516B2 (en) | 2003-06-12 | 2006-08-08 | Optical scanner and image forming apparatus |
US11/609,796 US7298537B2 (en) | 2003-06-12 | 2006-12-12 | Optical scanner and image forming apparatus |
US11/873,635 US7397591B2 (en) | 2003-06-12 | 2007-10-17 | Optical scanner and image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003374378A JP4369726B2 (ja) | 2003-11-04 | 2003-11-04 | 光走査装置及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005140833A JP2005140833A (ja) | 2005-06-02 |
JP4369726B2 true JP4369726B2 (ja) | 2009-11-25 |
Family
ID=34686112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003374378A Expired - Fee Related JP4369726B2 (ja) | 2003-06-12 | 2003-11-04 | 光走査装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4369726B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5300505B2 (ja) * | 2009-01-21 | 2013-09-25 | キヤノン株式会社 | 光走査装置の調整方法 |
-
2003
- 2003-11-04 JP JP2003374378A patent/JP4369726B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005140833A (ja) | 2005-06-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7106483B2 (en) | Optical scanner and image forming apparatus | |
US7633663B2 (en) | Optical scanning device and image forming apparatus | |
JP4340515B2 (ja) | 光走査装置および画像形成装置 | |
JP5106033B2 (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP5116559B2 (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP4684470B2 (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP2002365570A (ja) | 光走査装置における像面調整方法および線像結像光学系、光走査装置および画像形成装置 | |
CN100470300C (zh) | 光学扫描系统以及使用其的成像设备 | |
JP2011039476A (ja) | 光走査装置および画像形成装置 | |
JP4653512B2 (ja) | レーザ走査装置および画像形成装置 | |
JP3768734B2 (ja) | 走査結像レンズ・光走査装置および画像形成装置 | |
JP2006259574A (ja) | 光走査装置および画像形成装置 | |
JP2008170487A (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP4369726B2 (ja) | 光走査装置及び画像形成装置 | |
JP2003156704A (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP5765926B2 (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP4902279B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5094221B2 (ja) | 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP4191562B2 (ja) | 走査光学系の生産方法 | |
JP2006098737A (ja) | 光走査装置および画像形成装置 | |
JP4279059B2 (ja) | 光走査装置および画像形成装置 | |
JP4593254B2 (ja) | 光走査装置における走査レンズ、光走査装置及び画像形成装置 | |
JP5004455B2 (ja) | マルチビーム光走査装置及び該装置を備えた画像形成装置 | |
US20110229205A1 (en) | Optical element used in optical scanning apparatus and optical scanning apparatus using same | |
JP4584827B2 (ja) | 走査結像レンズ・光走査装置および画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051020 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090604 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090616 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090804 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090825 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090828 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |