JP4369543B2 - カラーフィルタおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はカラーフィルタおよびその製造方法に係り、特に表示品質に優れたカラー液晶表示装置の製造が可能なカラーフィルタとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、フラットディスプレイとして、カラー液晶表示装置が注目されている。カラー液晶表示装置の一例として、ブラックマトリックス、複数の色(通常、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色)からなる着色層、透明導電層(共通電極)および配向層を備えたカラーフィルタと、薄膜トランジスタ(TFT素子)、画素電極および配向層を備えたTFTアレイ基板とを所定の間隙をもたせて向かい合わせ、この間隙部に液晶材料を注入して液晶層としたものがある。このようなカラー液晶表示装置では、間隙部が液晶層の厚みそのものであり、カラー液晶表示装置に要求される高速応答性、高コントラスト比、広視野角等の良好な表示性能を可能とするためには、液晶層の厚み、すなわち、カラーフィルタとTFTアレイ基板の間隙距離を厳密に一定に保持する必要がある。
【0003】
従来、カラー液晶表示装置における液晶層の厚みを決定する方法として、カラーフィルタとTFTアレイ基板との間隙に、ガラスやアルミナ、プラスチック等からなるスペーサーと称する粒子あるいは棒状体を多数混合した液晶を注入する方法がある。そして、スペーサーの大きさをもって両基板の間隙部の大きさ、つまり、液晶層の厚みが決定される。
【0004】
しかし、上述のようなカラーフィルタとTFTアレイ基板との間隙部を形成する方法では、カラー液晶表示装置の動作の上で次のような問題点が生じる。すなわち、基板面上に散在させるスペーサーの密度が適正で、かつ、基板面上にスペーサーが均一に分散されていなければ、カラー液晶表示装置の全面に亘って大きさが均一な間隙部は形成されない。一般に、スペーサーの散在量(密度)を増した場合、間隙部の厚みのばらつき偏差は少なくなるが、散在量(密度)が多くなると表示画素部上に存在するスペーサーの数も増し、表示画素部ではこのスペーサーが液晶材料の異物となる。そして、スペーサーの存在によって、配向膜で規制された液晶分子の配向に乱れが生じたり、スペーサー周辺の液晶だけは電圧のON、OFFによる配向制御が不能になる等の支障がみられ、コントラスト比等の表示性能が低下するという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような問題を解消するために、間隙(液晶層の厚み)を決定するための柱状凸部を備えたカラーフィルタが提案されている(特開平4−318816号等)。しかしながら、このカラーフィルタでは、着色層を形成し、この着色層を覆うように保護層を形成した後に、光感光性樹脂を用いて再度フォトリソグラフィー工程により柱状凸部をブラックマトリックス上の所定箇所に形成するので、工程が煩雑である。
【0006】
また、例えば、近年注目されているIPS(In-Plane Switching)液晶モードでは、TN液晶モードよりも更に精密な基板間隙の制御が要求されている。このような要求に応えるために、柱状凸部の高さの精度を±0.2μm以下とするには、感光性樹脂の高い塗布精度が要求され、スループット、歩留等が問題となっている。
【0007】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、液晶層の厚み設定用としての柱状凸部と透明保護層を備え、表示品質に優れたカラー液晶表示装置の製造を可能とするカラーフィルタと、このようなカラーフィルタを簡便に製造するための製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明のカラーフィルタは、基板と、該基板上に所定のパターンで形成された複数色からなる着色層と、少なくとも前記着色層を覆うように形成された透明保護層と、前記基板上の複数の所定部位に形成され前記透明保護層よりも突出した透明な柱状凸部とを備え、前記透明保護層および前記柱状凸部は酸価が0〜120mgKOH/mgの範囲である樹脂であって酸価の異なる樹脂を含有し、前記柱状凸部において主体となる2種の樹脂(酸価の異なる樹脂に占める合計含有量が70重量%以上である2種の樹脂)の酸価の差が60〜100mgKOH/gの範囲内にあり、前記透明保護層は前記柱状凸部に比べて酸価の低い樹脂の含有率が大きいような構成とした。
【0010】
本発明のカラーフィルタの製造方法は、基板上に所定のパターンで複数色からなる着色層を形成した後、酸価が0〜120mgKOH/mgの範囲である樹脂であって酸価の異なる樹脂を含有するネガ型の感光性樹脂組成物であり、主体となる2種の樹脂(酸価の異なる樹脂に占める合計含有量が70重量%以上である2種の樹脂)の酸価の差が60〜100mgKOH/gの範囲内であるとともに、酸価の低い樹脂の含有量が酸価の高い樹脂100重量部に対して20〜60重量部の範囲内である感光性樹脂組成物を用いて、少なくとも前記着色層を覆うように前記基板上に酸価の異なる樹脂を含有した感光性樹脂層を形成する第1の工程、柱状凸部の形成パターンに相当する開口部を備えたフォトマスクを介して前記感光性樹脂層を露光する第2の工程、前記感光性樹脂層を現像することにより、前記基板上の複数の所定部位に透明な柱状凸部を形成するとともに、少なくとも前記着色層を覆うように透明保護層を形成する第3の工程、を有するような構成とした。
【0012】
このような本発明では、感光性樹脂層が酸価の異なる樹脂を含有しているので、露光後の現像において露光部(柱状凸部の形成位置)と未露光部のアルカリ現像液に対する溶解性が適度な差として現れ、露光部では柱状凸部が形成され、未露光部では酸価が低くアルカリ現像液に対する溶解性の低い樹脂が多く残存した透明保護層が形成され、上記柱状凸部は液晶層の厚み設定用スペーサとして必要な高さをもつとともに高精度の高さ設定が可能であり、また、透明保護層はカラーフィルタ表面を平坦化するとともに、着色層に含有される成分の液晶層への溶出を防止する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の最良の実施形態について図面を参照して説明する。
本発明のカラーフィルタ
図1は本発明のカラーフィルタの実施形態の一例を示す部分平面図であり、図2はA−A線における縦断面図である。図1および図2において、本発明のカラーフィルタ1は、基板2と、この基板2上に形成されたブラックマトリックス3および着色層5を備え、ブラックマトリックス3および着色層5を覆うように透明保護層6が形成されており、さらに、ブラックマトリックス3の所定の複数の箇所(図1では5箇所)には透明な柱状凸部7が上記の透明保護層6と一体的に形成されている。
【0014】
上記のカラーフィルタ1を構成する基板2としては、石英ガラス、パイレックスガラス、合成石英板等の可撓性のない透明なリジット材、あるいは透明樹脂フィルム、光学用樹脂板等の可撓性を有する透明なフレキシブル材を用いることができる。この中で特にコーニング社製7059ガラスは、熱膨脹率の小さい素材であり寸法安定性および高温加熱処理における作業性に優れ、また、ガラス中にアルカリ成分を含まない無アルカリガラスであるため、アクティブマトリックス方式によるカラー液晶表示装置用のカラーフィルタに適している。
【0015】
また、カラーフィルタ1を構成するブラックマトリックス3は、着色層5からなる表示画素部の間および着色層5の形成領域の外側に設けられている。このようなブラックマトリックス3は、スパッタリング法、真空蒸着法等により厚み1000〜2000Å程度のクロム等の金属薄膜を形成し、この薄膜をパターニングして形成したもの、カーボン微粒子等の遮光性粒子を含有させたポリイミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂層を形成し、この樹脂層をパターニングして形成したもの、カーボン微粒子、金属酸化物等の遮光性粒子を含有させた感光性樹脂層を形成し、この感光性樹脂層をパターニングして形成したもの等、いずれであってもよい。
【0016】
また、着色層5は、赤色パターン5R、緑色パターン5Gおよび青色パターン5Bが所望のパターン形状で配列されており、所望の着色材を含有した感光性樹脂を使用した顔料分散法により形成することができ、さらに、印刷法、電着法、転写法等の公知の方法により形成することができる。また、着色層5を、例えば、赤色パターン5Rが最も薄く、緑色パターン5G、青色パターン5Bの順に厚くすることにより、着色層5の各色ごとに最適な液晶層厚みを設定するようにしてもよい。
【0017】
透明保護層6はカラーフィルタ1の表面を平坦化するとともに、着色層5に含有される成分の液晶層への溶出を防止するために設けられたものである。この透明保護層6の厚みは、使用される材料の光透過率、カラーフィルタ1の表面状態等考慮して設定することができ、例えば、0.1〜3.0μmの範囲で設定することができる。このような透明保護層6は、カラーフィルタ1をTFTアレイ基板と貼り合わせたときに液晶層と接するような着色層5を少なくとも覆うように形成される。
【0018】
上記の透明保護層6は酸価の異なる樹脂を含有するものである。この透明保護層6は、後述する柱状凸部7に比べて酸価の低い樹脂の含有率が大きく、酸価の異なる樹脂としては、透明保護層6に要求される光透過率等を考慮して選定することができる。
【0019】
また、柱状凸部7は、カラーフィルタ1をTFTアレイ基板と貼り合わせたときにスペーサーとして作用するものである。この柱状凸部7は、上記の透明保護層6よりも2〜10μm程度の範囲で突出するように一定の高さをもつものであり、突出量はカラー液晶表示装置の液晶層に要求される厚み等から適宜設定することができる。また、柱状凸部7の形成密度は、液晶層の厚みムラ、開口率、柱状凸部7の形状、材質等を考慮して適宜設定することができるが、例えば、着色層5を構成する赤色パターン5R、緑色パターン5Gおよび青色パターン5Bの1組に1個の割合で必要十分なスペーサー機能を発現する。このような柱状凸部7の形状は、図示例では円柱形状となっているが、これに限定されるものではなく、角柱形状、截頭錐体形状等であってもよい。
【0020】
上記の柱状凸部7は酸価の異なる樹脂を含有するものである。この柱状凸部7は、上述のように透明保護層6に比べて酸価の低い樹脂の含有率が小さく、酸価の異なる樹脂としては、柱状凸部7に要求される機械的強度、光透過率等を考慮して選定することができる。
【0021】
上記のような酸価の異なる樹脂としては、重合組成を調整して0〜120mgKOH/gの範囲で所望の酸価に設定した共重合体等を使用することができる。
【0022】
透明保護層6および柱状凸部7は、酸価の異なる樹脂として上記のような樹脂の2種以上を含有し、含有する樹脂の酸価の差は、樹脂の種類、含有量等により異なるが、例えば、柱状凸部7において主体となる2種の樹脂(酸価の異なる樹脂に占める合計含有量が70重量%以上である2種の樹脂)の酸価の差を60〜100mgKOH/gの範囲内とすることができる。
【0023】
上記の透明保護層6と柱状凸部7を備える本発明のカラーフィルタ1に配向層を設けて配向処理(ラビング)した後、TFTアレイ基板と貼り合わせた場合、柱状凸部7がカラーフィルタ1とTFTアレイ基板との間に間隙を形成する。そして、柱状凸部7は、R、G、Bの3色の着色層を積層して形成された柱状凸部にみられるような、レベリング現象による高さ精度不良、および、各色ごとの位置合わせ不良が生じないので、その高さ精度と位置精度が極めて高いものであり、したがって、両基板の間隙精度は極めて高いものとなる。また、仮に画素部分に柱状凸部の一部が存在したとしても、透明であるために表示品質に悪影響を及ぼすことがほとんどない。一方、透明保護層6は、微細な凹凸が存在するカラーフィルタ1の表面を平坦なものとし、液晶の配向に悪影響を与える表面粗さを低減するとともに、着色層に微量含まれるイオン性不純物等が液晶層へ溶出して表示品質に悪影響を及ぼすことを防止する。
【0024】
尚、本発明のカラーフィルタは、図3に示されるように、ブラックマトリックス3を備えず、非画素部分に位置する着色層5上に上述の柱状凸部7を形成したもの等であってもよい。
本発明のカラーフィルタ製造方法
次に、カラーフィルタ製造方法の一実施形態について、図1および図2に示されたカラーフィルタ1を例に図4および図5を参照しながら説明する。
(第1の工程)
カラーフィルタ製造方法の第1の工程では、基板上に所定のパターンで複数色からなる着色層を形成した後、少なくとも着色層を覆うように基板上に酸価の異なる樹脂を含有した感光性樹脂層が形成される。すなわち、まず、基板2上にブラックマトリックス3を形成し(図4(A))、次いで、基板2上の赤色パターン形成領域に赤色パターン5R、緑色パターン形成領域に緑色パターン5G、さらに、青色パターン形成領域に青色パターン5Bを形成して着色層5とする(図4(B))。次に、ブラックマトリックス3および着色層5を覆うように感光性樹脂層8を形成する(図4(C))。
【0025】
上記のブラックマトリックス3の形成は、例えば、以下のように行うことができる。まず、スパッタリング法、真空蒸着法等により形成したクロム等の金属薄膜、カーボン微粒子等の遮光性粒子を含有した樹脂層等からなる遮光層を基板2上に形成し、この遮光層上に公知のポジ型あるいはネガ型の感光性レジストを用いて感光性レジスト層を形成する。次いで、感光性レジスト層をブラックマトリックス用のフォトマスクを介して露光、現像し、露出した遮光層をエッチングした後、残存する感光性レジスト層を除去することによって、ブラックマトリックス3を形成する。
【0026】
また、上記の着色層5の形成は、例えば、以下のように行うことができる。まず、ブラックマトリックス3を覆うように基板2上に赤色着色材を含有した赤色感光性樹脂層を形成し、所定のフォトマスクを介して上記の赤色感光性樹脂層を露光して現像を行うことにより、基板2上の赤色パターン形成領域に赤色パターン5Rを形成する。以下、同様に、基板2上の緑色パターン形成領域に緑色パターン5Gを形成し、さらに、基板2上の青色パターン形成領域に青色パターン5Bを形成する。
【0027】
また、上記の感光性樹脂層8は、酸価の異なる樹脂、重合開始剤、モノマー等を含有するネガ型感光性樹脂組成物を、粘度の最適化を行った上で、スピンコータ、ロールコータ等の公知の手段によりブラックマトリックス3および着色層5を覆うように塗布、乾燥して形成することができる。
【0028】
酸価の異なる樹脂としては、上記の説明で挙げた樹脂を2種または3種以上の組み合わせで使用することができる。用いる樹脂の酸価の差は、樹脂の種類、含有量等により異なるが、例えば、主体となる2種の樹脂(酸価の異なる樹脂に占める合計含有量が70重量%以上である2種の樹脂)の酸価の差を60〜100mgKOH/gの範囲内とすることができる。酸価の差が60mgKOH/g未満であると、後述する露光後の現像において、アルカリ現像液に対する露光部と未露光部の溶解性に適度な差が得られない。このため、形成される柱状凸部7が高く(透明保護膜6からの突出高さが大きく)なりやすく、柱状凸部7の高さ設定の精度が低下してしまい、液晶層の厚み設定用スペーサとして適正な高さをもつ柱状凸部7を形成すると同時に透明保護層6を形成することが困難である。一方、酸価の差が100mgKOH/gを超えると、後述する露光後の現像において、アルカリ現像液に対する未露光部の溶解性が悪く白濁が生じ、液晶層の厚み設定用スペーサとして必要な高さをもつ柱状凸部7を形成することが困難になる。
【0029】
また、感光性樹脂層8における酸価の低い樹脂の含有量は、酸価の高い樹脂100重量部に対して20〜60重量部、好ましくは25〜50重量部の範囲内とする。感光性樹脂層8における酸価の低い樹脂の含有量が20重量部未満であると、後述する露光後の現像において、アルカリ現像液に対する未露光部の溶解性が大きくなりすぎ、形成される柱状凸部7が高く(透明保護膜6からの突出高さが大きく)なりやすく、柱状凸部7の高さ設定の精度が低下する。一方、感光性樹脂層8における酸価の低い樹脂の含有量が60重量部を超えると、アルカリ現像液に対する露光部と未露光部の溶解性に適度な差が生ぜず、液晶層の厚み設定用スペーサとして必要な高さをもつ柱状凸部7を形成することが困難になる。
【0030】
上記のような感光性樹脂層8の厚みは、使用する樹脂、重合開始剤、モノマー、透明保護層6の厚み、柱状凸部7の高さ等を考慮して適宜設定することができ、通常、2〜8μmの範囲内で設定することができる。
(第2の工程)
カラーフィルタ製造方法の第2の工程では、感光性樹脂層8を柱状凸部形成用のフォトマスクMを介して露光する(図5(A))。このフォトマスクMには、柱状凸部7の形成パターンに相当する開口部mが形成されている。この露光により、感光性樹脂層8の柱状凸部形成部位(フォトマスクMを介しての露光部)では感光性樹脂層の硬化反応が進行する。
(第3の工程)
カラーフィルタ製造方法の第3の工程では、アルカリ現像液により感光性樹脂層8の現像が行われる。第2の工程において、上述のように柱状凸部7の形成部位で感光性樹脂層8の硬化反応が生じているため、柱状凸部形成部位はアルカリ現像液に対してほとんど溶解性を示さない。一方、感光性樹脂層8の未露光部は、上述のように酸価の異なる樹脂を含有し、露光部(柱状凸部の形成部位)と適度な差をもってアルカリ現像液に溶解する。すなわち、露光部ではアルカリ現像液に対する溶解性が高い高酸価の樹脂が多少溶解除去されるものの、大部分は溶解されずに透明な柱状凸部7が形成される。また、柱状凸部形成部位以外の領域では、酸価の低い樹脂に比べて、酸価の高い樹脂がアルカリ現像液によってより多く溶解除去され、また、モノマー等も除去されて透明保護層6が形成される。その後、ポストベーク処理を行うことにより、本発明のカラーフィルタ1が得られる(図5(B))。
【0031】
形成された透明保護層6は、微細な凹凸が存在するカラーフィルタ1の表面を平坦なものとし、液晶の配向に悪影響を与える表面粗さを低減するとともに、着色層に微量含まれるイオン性不純物が液晶層へ溶出して表示品質が低下することを防止する。また、透明な柱状凸部7は、R、G、Bの3色の着色層の積層ではないため、レベリング現象による高さ精度の低下がないものである。このような透明保護層6と柱状凸部7は、上述のように1回のフォトリソグラフィー工程において同時に形成でき、かつ、透明保護層6の厚みと柱状凸部7の高さを任意に制御することができる。
【0032】
尚、上述の実施形態では、着色層5は顔料分散法により形成されるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、染色法、印刷法、転写法等を用いることができ、また、基板2上に予め透明導電膜を形成して電着法を用いることもできる。
【0033】
【実施例】
次に、実施例を示して本発明を更に詳細に説明する。
(実施例1)
カラーフィルタ用の基板として、300mm×400mm、厚さ1.1mmのガラス基板(コーニング社製7059ガラス)を準備した。この基板を定法にしたがって洗浄した後、基板の片側全面にスパッタリング法により金属クロムからなる遮光層(厚さ0.1μm)を成膜した。次いで、この遮光層に対して、通常のフォトリソグラフィー法によって感光性レジスト塗布、マスク露光、現像、エッチング、レジスト層剥離を行ってブラックマトリックスを形成した。
【0034】
次に、ブラックマトリックスが形成された基板全面に、赤色パターン用の感光性着色材料(富士フィルムオーリン(株)製カラーモザイクCR−7001)をスピンコート法により塗布して赤色感光性樹脂層を形成し、プレベーク(85℃、5分間)を行った。その後、所定の着色パターン用フォトマスクを用いて赤色感光性樹脂層をアライメント露光し、現像液(富士フィルムオーリン(株)製カラーモザイク用現像液CDの希釈液)にて現像を行い、次いで、ポストベーク(200℃、30分間)を行って、ブラックマトリックスパターンに対して所定の位置に赤色パターン(厚み1.5μm)を形成した。
【0035】
同様に、緑色パターン用の感光性着色材料(富士フィルムオーリン(株)製カラーモザイクCG−7001)を用いて、ブラックマトリックスパターンに対して所定の位置に緑色パターン(厚み1.5μm)を形成した。さらに、青色パターン用の感光性着色材料(富士フィルムオーリン(株)製カラーモザイクCB−7001)を用いて、ブラックマトリックスパターンに対して所定の位置に青色パターン(厚み1.5μm)を形成した。
【0036】
次に、スチレン/ベンジルメタクリレート/アクリル酸共重合体の重合組成を調整することにより、酸価が0、20、40、60、80、120mgKOH/gの6種の樹脂を調製し、下記組成の8種の感光性樹脂組成物1〜8を作製した。
【0037】
感光性樹脂組成物1の組成
・低酸価の樹脂(酸価=40mgKOH/g) … 50重量部
・高酸価の樹脂(酸価=120mgKOH/g) …100重量部
・モノマー:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート… 80重量部
・重合開始剤 … 25重量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製イルガキュア369)
感光性樹脂組成物2の組成
・低酸価の樹脂(酸価=60mgKOH/g) … 50重量部
・高酸価の樹脂(酸価=120mgKOH/g) …100重量部
・モノマー:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート… 80重量部
・重合開始剤 … 25重量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製イルガキュア369)
感光性樹脂組成物3の組成
・低酸価の樹脂(酸価=20mgKOH/g) … 50重量部
・高酸価の樹脂(酸価=120mgKOH/g) …100重量部
・モノマー:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート… 80重量部
・重合開始剤 … 25重量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製イルガキュア369)
感光性樹脂組成物4の組成
・低酸価の樹脂(酸価=40mgKOH/g) … 60重量部
・高酸価の樹脂(酸価=120mgKOH/g) …100重量部
・モノマー:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート… 85重量部
・重合開始剤 … 29重量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製イルガキュア369)
感光性樹脂組成物5の組成
・低酸価の樹脂(酸価=40mgKOH/g) … 25重量部
・高酸価の樹脂(酸価=120mgKOH/g) …100重量部
・モノマー:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート… 67重量部
・重合開始剤 … 23重量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製イルガキュア369)
感光性樹脂組成物6の組成
・低酸価の樹脂(酸価=80mgKOH/g) … 50重量部
・高酸価の樹脂(酸価=120mgKOH/g) …100重量部
・モノマー:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート… 80重量部
・重合開始剤 … 25重量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製イルガキュア369)
感光性樹脂組成物7の組成
・低酸価の樹脂(酸価=0mgKOH/g) … 50重量部
・高酸価の樹脂(酸価=120mgKOH/g) …100重量部
・モノマー:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート… 80重量部
・重合開始剤 … 25重量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製イルガキュア369)
感光性樹脂組成物8の組成
・高酸価の樹脂(酸価=120mgKOH/g) …150重量部
・モノマー:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート… 80重量部
・重合開始剤 … 25重量部
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製イルガキュア369)
次に、上記の感光性樹脂組成物1〜8を用いて、着色層が形成された基板上にスピンコート法により塗布し、それぞれ厚み6.5μmの感光性樹脂層を形成して試料1〜8を得た。(以上、第1の工程)
次いで、超高圧水銀灯を露光光源とするプロキシミティ露光機にて、各試料の感光性樹脂層の柱状凸部形成位置に所定形状の開口部を設けたフォトマスクを介して300mJ/cm2 の露光量で露光を行った。(以上、第2の工程)
次に、試料1〜8の各基板を0.05%水酸化カリウム水溶液に60秒間浸漬して現像を行い、洗浄後、クリーンオーブン中でポストベーク(200℃、30分間)を行った。(以上、第3の工程)
このような一連の処理により、図1および図2に示されるような構造のカラーフィルタを得ることができ、試料1〜7の各カラーフィルタの透明保護層の厚み、透明な柱状凸部の突出高さ、柱状凸部の厚みは下記の表1に示されるものであった。
【0038】
【表1】
Figure 0004369543
表1から明らかなように、感光性樹脂層の樹脂の酸価の差を60〜100mgKOH/gの範囲内とし、樹脂の含有比率を適宜設定することにより、柱状凸部の高さと透明保護層の厚みとを同時に制御することが可能であることが確認された。
【0039】
尚、試料8は、形成された透明保護層が極めて薄く実用に供し得ないものであった。
(実施例2)
実施例1の感光性樹脂組成物1と8を使用し、実施例1と同様にして、ブラックマトリックスと着色層が形成された基板上に厚み6.5μmの感光性樹脂層を形成して試料A(感光性樹脂組成物1使用)、試料B(感光性樹脂組成物8使用)を得た。(以上、第1の工程)
次いで、超高圧水銀灯を露光光源とするプロキシミティ露光機にて、各試料の感光性樹脂層の柱状凸部形成位置に所定形状の開口部を設けたフォトマスクを介して300mJ/cm2 の露光量で露光を行った。(以上、第2の工程)
次に、試料A、Bの各基板を0.05%水酸化カリウム水溶液に下記の表2に示される時間浸漬して現像を行い、洗浄後、クリーンオーブン中でポストベーク(200℃、30分間)を行った。(以上、第3の工程)
このような一連の処理により、図1および図2に示されるような構造のカラーフィルタを得ることができ、試料Aの各カラーフィルタの透明保護層の厚み、透明な柱状凸部の突出高さ、柱状凸部の厚みは下記の表2に示されるものであった。このことから、現像時間を適宜設定することにより、柱状凸部の高さと透明保護層の厚みとを同時に制御することが可能であることが確認された。
【0040】
しかし、試料Bは、未露光部の溶解性が高すぎ、現像時間の調整による柱状凸部の高さと透明保護層の厚みの同時制御は不可能であった。
【0041】
【表2】
Figure 0004369543
(実施例3)
実施例1の感光性樹脂組成物1と8を使用し、実施例1と同様にして、ブラックマトリックスと着色層が形成された基板上に厚み6.5μmの感光性樹脂層を形成して試料I(感光性樹脂組成物1使用)、II(感光性樹脂組成物8使用)を得た。(以上、第1の工程)
次いで、超高圧水銀灯を露光光源とするプロキシミティ露光機にて、各試料の感光性樹脂層の柱状凸部形成位置に所定形状の開口部を設けたフォトマスクを介して下記の表3に示される露光量で露光を行った。(以上、第2の工程)
次に、試料I、IIの各基板を0.05%水酸化カリウム水溶液に60秒間浸漬して現像を行い、洗浄後、クリーンオーブン中でポストベーク(200℃、30分間)を行った。(以上、第3の工程)
このような一連の処理により、図1および図2に示されるような構造のカラーフィルタを得ることができ、試料Iの各カラーフィルタの透明保護層の厚み、透明な柱状凸部の突出高さ、柱状凸部の厚みは下記の表3に示されるものであった。このことから、露光時間を適宜設定することにより、柱状凸部の高さと透明保護層の厚みとを同時に制御することが可能であることが確認された。
【0042】
しかし、試料IIは、未露光部の溶解性が高すぎ、露光時間の調整による柱状凸部の高さと透明保護層の厚みの同時制御は不可能であった。
【0043】
【表3】
Figure 0004369543
【0044】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば複数の透明な柱状凸部は液晶層の厚み設定用スペーサとして必要な高さをもつとともに、その高さを優れた精度で設定することができ、仮に画素部分に柱状凸部の一部が存在したとしても、透明であるために表示品質に悪影響を及ぼすことがほとんどなく、また、透明保護層はカラーフィルタ表面を平坦化するとともに、着色層に含有される成分の液晶層への溶出を防止するので、表示品質に優れ信頼性の高いカラー液晶表示装置が可能となり、このような柱状凸部および透明保護層を酸価の異なる樹脂を含有した感光性樹脂を用いた一回のフォトリソグラフィー工程で形成できるので工程が簡便なものとなり、さらに、樹脂の酸価の差、樹脂の含有比率、露光時間、現像時間の1種あるいは2種以上の組み合わせを適宜調整することにより、柱状凸部の高さと透明保護層の厚みとを同時に制御することができ、液晶層の厚み制御に高い精度を要求されるカラー液晶表示装置、例えば、IPS(In-Plane Switching)液晶モードのカラー液晶表示装置にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーフィルタの実施形態の一例を示す部分平面図である。
【図2】図1に示された本発明のカラーフィルタのA−A線における縦断面図である。
【図3】本発明のカラーフィルタの他の実施形態を示す縦断面図である。
【図4】本発明のカラーフィルタの製造方法の一例を説明するための工程図である。
【図5】本発明のカラーフィルタの製造方法の一例を説明するための工程図である。
【符号の説明】
1…カラーフィルタ
2…基板
3…ブラックマトリックス
5…着色層
6…透明保護層
7…柱状凸部
8…透明感光性樹脂層
M…フォトマスク

Claims (2)

  1. 基板と、該基板上に所定のパターンで形成された複数色からなる着色層と、少なくとも前記着色層を覆うように形成された透明保護層と、前記基板上の複数の所定部位に形成され前記透明保護層よりも突出した透明な柱状凸部とを備え、前記透明保護層および前記柱状凸部は酸価が0〜120mgKOH/mgの範囲である樹脂であって酸価の異なる樹脂を含有し、前記柱状凸部において主体となる2種の樹脂(酸価の異なる樹脂に占める合計含有量が70重量%以上である2種の樹脂)の酸価の差が60〜100mgKOH/gの範囲内にあり、前記透明保護層は前記柱状凸部に比べて酸価の低い樹脂の含有率が大きいことを特徴とするカラーフィルタ。
  2. 基板上に所定のパターンで複数色からなる着色層を形成した後、酸価が0〜120mgKOH/mgの範囲である樹脂であって酸価の異なる樹脂を含有するネガ型の感光性樹脂組成物であり、主体となる2種の樹脂(酸価の異なる樹脂に占める合計含有量が70重量%以上である2種の樹脂)の酸価の差が60〜100mgKOH/gの範囲内であるとともに、酸価の低い樹脂の含有量が酸価の高い樹脂100重量部に対して20〜60重量部の範囲内である感光性樹脂組成物を用いて、少なくとも前記着色層を覆うように前記基板上に酸価の異なる樹脂を含有した感光性樹脂層を形成する第1の工程、
    柱状凸部の形成パターンに相当する開口部を備えたフォトマスクを介して前記感光性樹脂層を露光する第2の工程、
    前記感光性樹脂層を現像することにより、前記基板上の複数の所定部位に透明な柱状凸部を形成するとともに、少なくとも前記着色層を覆うように透明保護層を形成する第3の工程、を有することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
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