JP4366416B2 - 印刷用リボン・カートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置等に装着して使用される、インク・リボンを収納したリボン・カートリッジに関するものである。また、本発明は、当該リボン・カートリッジを装着した印刷装置等に関するものである。
現在普及している印刷装置(プリンター)は、その印刷(印字)方式によって各種のタイプに分類できる。それらの中で、いわゆるインパクト型印刷装置(インパクト・プリンター)と呼ばれるものは、インクを染み込ませたインク・リボンを用紙に圧着させてインクを転写することにより印刷するものであり、特にカーボン式または感圧式の多重帳票に印刷する場合などに、現在も広く用いられている。
即ち、インパクト型印刷装置では、インクを染み込ませたインク・リボンの一部において、そのリボンの面が、用紙の印字対象面と平行になるように配置され、当該インク・リボンに対して用紙とは反対側に配置した印字ヘッド(プリント・ヘッド)から繰り出されるピンをインク・リボンごと用紙に衝突(インパクト)させることによって、用紙に触れたスポット部分だけインクが転写され、この操作を高速で繰り返すことによって印字を実現するものである。
通常、このインク・リボンは、一端と他端とが繋がった無端リボンであり、その大部分がカートリッジ本体に収納されていて、印字に必要な、即ちインクを十分に含んだインク・リボンの部分が、カートリッジ本体の一端から順次、外に引き出され(フィードされ)、インク・リボンのその部分は印字に使用された後、カートリッジ本体の他の一端から順次、内部に再度収納される。
即ち、インク・リボン全体のうちの一定長を占める一部分は常にカートリッジ本体の外部に露出しており、印字が進行するに連れて、インク・リボン全体のうちのこの露出している部分は順次シフトしていく。
このインク・リボンの露出した部分の一箇所には、リボン・ガイドというパーツが係合され、インク・リボンは当該リボン・ガイドを経由してスライド走行できるようになっている。即ち、リボン・ガイドは、インク・リボンの露出した部分を支持し、その引き出しから再収納へと至るインク・リボンの動きをガイドする働きをする。
このリボン・ガイドを印刷装置等の印字ヘッドに固定させることで、印刷装置等内部での印字ヘッドの往復走行に応じて、リボン・ガイドもまたインク・リボンをガイドしながら往復走行する。このとき、リボン・ガイドによって支持され印字ヘッドに近接する位置(以後、「印字部」と呼ぶ。)に在るインク・リボンの部分を、印字ヘッドによって用紙に接触させることによって、印字が行なわれる。
以後、このカートリッジ本体とリボン・ガイドとそれらに渡ってセットされているインク・リボンとをあわせて、「リボン・カートリッジ」と呼ぶことにする。
図1は、従来からある典型的なリボン・カートリッジ100を示すものである。
従来のインパクト型印刷装置においては、インク・リボン102の大部分を収納するカートリッジ本体104と、引き出された(露出した)インク・リボン102の一部に係合されたリボン・ガイド106とは、それぞれ印刷装置内に別々に装着される。したがって、リボン・カートリッジの装着または交換時にインク・リボンがねじれたり(図1(A)参照)、またはインク・リボンを引き出し過ぎたり(図1(B)参照)するという問題があった。
インク・リボンがねじれたままリボン・ガイドを装着して印字を開始すると、このねじれた部分が印字部108にさしかかった場合は、「適切な印字ができない」というプリンターにとって致命的な問題が発生する。
また、ねじれた部分がカートリッジ本体104内に収納された場合は、ねじれて細くなっているため、インク・リボンが内部のリボン・フィード機構の回転部に入り込んで詰まり、リボン・フィードができなくなることもある。
いずれの場合も、リボン・カートリッジ100ごとインク・リボンを交換しなければならないといった事態を招く。
また、インク・リボンをカートリッジ本体から引き出し過ぎると、引き出されて露出したインク・リボンを正規の長さにするために手動でインク・リボンを収納する必要があり、このときインク・リボンはねじれ易く、ねじれたままリボン・カートリッジを印刷装置に装着する可能性が高くなる。
このような問題点に対処するために、以下に示すようなリボン・カートリッジ製品が存在する。
図2はこの製品を示すものである。この図に示すリボン・カートリッジ200では、カートリッジ本体202とリボン・ガイド204とをプラスチックの蛇腹206で連結し、この蛇腹の中をインク・リボンがスライド走行するようにしているため、インク・リボンがねじれることは無い。
しかしながら、この蛇腹により左右方向に余分なスペースが必要になるため、カートリッジ本体を小さくせざるを得なくなり、インク・リボンの総計の長さを短くせざるを得ないため、リボン・カートリッジとしての寿命が従来品より短くなる。
また、蛇腹の中をインク・リボンがスライド走行することにより、蛇腹とインク・リボンの摩擦によってインク・リボンのフィードに要する力が従来品より大きくなり、また、コスト的にも蛇腹の分だけ高額になり、製品としての価値はさ程高いとは言えない。
また、特開2005−28012号公報には、新品の状態ではカートリッジ本体とリボン・ガイドとを係合させてあり、印刷装置への装着時にも両者を係合させた状態でリボン・ガイドを印刷装置の所定の場所に装着することによりリボンがねじれないようにした、リボン・カートリッジについての発明が記載されている。
この方式では、その後カートリッジ本体をリボン・ガイドとの係合から外して印刷装置の所定の場所に装着するので、新品のリボン・カートリッジを装着するときは有効であるが、印刷装置を使用中に、用紙ジャムなどでインク・リボンごとリボン・ガイドを印字ヘッドから外し、再度印刷装置へ装着する場合は有効ではない。
即ち、当該リボン・カートリッジは、一旦印刷装置へ装着すれば、カートリッジ本体とリボン・ガイドとは分離して装着されるので、その後、用紙のジャムなどの理由でリボン・ガイドを印刷装置から外した場合はインク・リボンがねじれ易くなり、再度装着する際にインク・リボンがねじれたまま装着してしまうという問題は依然として残る。
このように、従来より使用されているリボン・カートリッジにはインク・リボンのねじれの問題が常に存在しており、マニュアルで印刷装置からリボン・ガイド等を着脱する際に、インク・リボンのねじれが起こらないように作業員が十分注意して対応せざるを得ないのが現状である。
特開2005−280212号公報
そこで本発明は、印刷装置等のリボン・カートリッジについての現状の上記問題点を解決して、印刷装置等への着脱時にインク・リボンがねじれたり、インク・リボンを引き出し過ぎたりすることがないような、簡便な機構を備えたリボン・カートリッジを提供することをその目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、印刷用のリボン・カートリッジであって、(1)インク・リボンと、(2)前記インク・リボンを、その一部を露出させて収納する、カートリッジ本体と、(3)前記インク・リボンの露出した部分をガイドするように、前記露出した部分に係合された、リボン・ガイドと、(4)ガイド・テープであって、その長手方向の一端が前記リボン・ガイドの第1の位置に固定され、その他端が前記リボン・ガイドの第2の位置に固定されて、前記リボン・ガイドを支持するようにループを形成し、そのテープの面が前記露出した部分のリボンの面に対向するように配置される、ガイド・テープとを備える、リボン・カートリッジを提供する。
また、本発明の第2の形態においては、印刷用のリボン・カートリッジであって、(1)インク・リボンと、(2)前記インク・リボンを、その一部を露出させて収納する、カートリッジ本体と、(3)前記インク・リボンの露出した部分をガイドするように、前記露出した部分に係合された、リボン・ガイドと、(4)ガイド・テープであって、その長手方向の一端が前記リボン・ガイドの第1の位置に固定され、その他端が前記リボン・ガイドの第2の位置に固定されて、前記リボン・ガイドを支持するようにループを形成し、そのテープの面が前記露出した部分のリボンの面に対向するように配置される、ガイド・テープとを備え、前記ガイド・テープが、前記カートリッジ本体の内部を通過することを特徴とする、リボン・カートリッジを提供する。
さらにまた、本発明の第3の形態においては、印刷用のリボン・カートリッジであって、(1)インク・リボンと、(2)前記インク・リボンを、その一部を露出させて収納する、カートリッジ本体と、(3)前記インク・リボンの露出した部分をガイドするように、前記露出した部分に係合された、リボン・ガイドと、(4)ガイド・テープであって、その長手方向の一端が前記リボン・ガイドの第1の位置に固定され、その他端が前記リボン・ガイドの第2の位置に固定されて、前記リボン・ガイドを支持するようにループを形成し、そのテープの面が前記露出した部分のリボンの面に対向するように配置される、ガイド・テープとを備え、前記ガイド・テープが、前記カートリッジ本体の内部を通過し、かつ、前記インク・リボンが、前記ガイド・テープにより形成されるループの内側に配置されることを特徴とする、リボン・カートリッジを提供する。
本発明はまた、前記リボン・カートリッジを備えた印刷装置、及び印刷機能を有する多機能周辺装置を提供する。
本発明に係るリボン・カートリッジによれば、印刷装置等への着脱時にインク・リボンがねじれたり、インク・リボンを引き出し過ぎたりすることがないようにすることができる。また、本発明に係るリボン・カートリッジは、従来技術と比してガイド・テープを付加するだけであるので、構造的に比較的簡便で低コストでの実装が可能であるといった利点を有する。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通じて同じ要素には同じ番号を付している。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係るリボン・カートリッジ全体を示す斜視図である。また、図4は、本発明の第1の実施形態に係るリボン・カートリッジの断面図を示したものである。これらの図に示すように、リボン・カートリッジ300は、カートリッジ本体302を備え、カートリッジ本体302には、一端と他端とが繋がった無端リボンであるインク・リボン304の大半が幾重にもつづら折りにされて収納されている。
カートリッジ本体302の両端には突起部312、314があり、突起部312の先端にある開口部322からインク・リボン304が引き出されて露出し、突起部314の先端にある開口部324から再びカートリッジ本体302内に収納されている。インク・リボン304の露出した部分のうちの一箇所で、リボン・ガイド306が係合され、インク・リボン304は、リボン・ガイド306を経由してスライド走行することができる。
リボン・カートリッジ300は、さらに、インク・リボン304のリボンの幅と同じ幅、あるいはリボンの幅よりも大きい幅を持つテープ状のフィルムである、ガイド・テープ308を備えている。このガイド・テープ308は、その長手方向の一端がリボン・ガイド306の左端部の第1の位置332に固定され、他端がリボン・ガイド306の右端部の第2の位置334に固定されることで、リボン・ガイド306を支持するようにループを形成する。
また、ガイド・テープ308は、そのテープの面がインク・リボン304の露出した部分におけるリボンの面と対向する位置関係を保てるように配置されている。かかる配置を容易ならしめるために、ガイド・テープ308は、インク・リボン304がカートリッジ本体302から出入りするのと同一の開口部322および開口部324を介して、カートリッジ本体302の内部を通過している。また、インク・リボン304がガイド・テープ308によって形成されるループの内側に配置されるように、ガイド・テープ308はインク・リボン304の経路の外側を囲む経路を採る。
図4を参照すると、カートリッジ本体302の内部で、インク・リボン304の収納部336とガイド・テープ308の通過路とは仕切り壁338で隔離されており、ガイド・テープ308は仕切り壁338に支持されて仕切り壁338のすぐ外側の経路に沿ってスライド走行することができる。
このガイド・テープ308を構成する材料は、こし(弾性)があり、かつ折れにくい、プラスチック製のシート材等を使用することが望ましい。即ち、リボン・ガイド306がインク・リボン304を軸として回転してインク・リボン304がねじれようとすると、同時にガイド・テープ308もねじられようとすることになるが、ガイド・テープ308の持つ弾性により元の状態に戻ろうとするため、結局インク・リボン304はねじれることはない。
また、伸び縮みしないループ状のガイド・テープ308でインク・リボン304の外側を囲んでいるので、インク・リボン304を引き出し過ぎるという問題も解決される。
さらに、リボン・ガイド306が左右に移動しても、ガイド・テープ308はその移動に応じて、カートリッジ本体302の内部の経路に沿ってスライド走行するので、左右の移動で大きくたわむことは無く、リボン・ガイド306を左右に移動させることができる空間は、従来のリボン・カートリッジの場合と同様である。
次に、本発明に係るリボン・カートリッジを装置に装着して使用する態様について説明する。
以下では、本発明に係るリボン・カートリッジを装着して使用する対象の装置として、印刷装置(プリンター)を採り上げて説明する。しかし言うまでも無く、かかる装置は、印刷機能しか有さない印刷装置に限定されるものではない。 即ち、一般に印刷機能に加えて印刷機能以外のさまざまな機能(例えば、ファクシミリ機能、イメージ・スキャナー機能、電話機能等)をも兼ね備えた多機能周辺装置(Multiple Functions Peripheral:MFP)を、本発明に係るリボン・カートリッジを装着して使用する対象の装置とすることができる。
図5は、本発明の実施に係るリボン・カートリッジが印刷装置に装着された状態の全容を示す斜視図である。
一般に、リボン・カートリッジの装着手順は、印刷装置500のカバー502を開け、先ず、カートリッジ本体504を印刷装置の内部の所定の位置に装着し、続いて、カートリッジ本体504に対して可動であるリボン・ガイド508を、印刷装置の印字ヘッド506の所定の位置に装着して固定することにより完了する。
カバー502を閉じて印刷装置を作動させると、印字ヘッド506は印字のために左右に往復走行を開始し、それにあわせて、印字ヘッド506に固定されたリボン・ガイド508もその可動範囲を左右に移動する。
図6は、印刷装置に装着された、本発明の実施に係るリボン・カートリッジのガイド・テープの状態が、印字ヘッドの位置によってどのように変化するかを表したものである。
図6(A)のように、印字ヘッド602が左端へ移動することによってリボン・ガイド604も可動範囲の左端に来た場合、リボン・ガイド604の右側においては、スライド走行時の抵抗があるので、ガイド・テープ608はたわむことは無く、インク・リボン606とほぼ平行となる。リボン・ガイド604の左側は若干たわむが、使用上の問題が無い程度である。リボン・ガイド604が可動範囲の右端に来た場合も同様である。用紙612等が挿入される場合は、印字ヘッド602は、常に、右または左端に位置するので、ガイド・テープ608が用紙612等と干渉することは無い。
図6(B)のように、リボン・ガイド604が右側へ向かって移動する場合は、ガイド・テープ608は、リボン・ガイド604の右側においてたわみ、左側においてはスライド走行時の抵抗があるのでたわむことは無い。ここで、用紙612等の幅が広い場合は、ガイド・テープ608のたわんだ部分は用紙612等と接触することがあるが、軽い接触であり印字品質や用紙の改行動作に影響を与えるものではない。リボン・ガイド604が左側へ向かって移動する場合も同様である。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るリボン・カートリッジ700の断面図を示したものである。
図4に示した第1の実施形態に係るリボン・カートリッジ300では、カートリッジ本体302の内部に、インク・リボン304の収納部336とガイド・テープ308の通過路との間の仕切り壁338がある。プラスチック等でできたこの仕切り壁338の外側壁面とガイド・テープ308とが接触するため、ガイド・テープ308のスライド走行時に多少の抵抗を受ける。
そこで本発明の第2の実施形態では、図7に示すように、カートリッジ本体702の内部のガイド・テープ708の経路上の2箇所にガイド・ローラ712、714を設置し、ガイド・テープ708がこれらガイド・ローラ712、714に架かってその外側をガイドされて通るようにする。
このような構成とすることにより、ガイド・テープ708のスライド走行時の抵抗を大幅に緩和することができる。このガイド・ローラ712、714にはプラスチック等の安価な素材を用いることができる。また、既にリボン・ガイドにも使用しているのと同じものを用いることもでき、機能性、耐久性等の点で十分な信頼性を確保することができる。
さらに、本発明の第3の実施形態について説明する。
図8は、本発明の第3の実施形態に係るリボン・カートリッジ800の断面図を示したものである。これは、図7に示した第2の実施形態に係るリボン・カートリッジ700において、ガイド・テープ708の円滑なスライド走行のために2箇所のガイド・ローラ712、714を設置したのに対して、さらに、カートリッジ本体802の、インク・リボン806が出入りする2箇所の開口部の近傍に、追加のガイド・ローラ812、814を設置したものである。
このように、合計4個のガイド・ローラ712、714、812、814を設置することで、ガイド・テープ808のスライド走行による抵抗をさらに小さくすることができる。
つぎに、本発明の第1ないし第3の実施形態を実施するために最適なガイド・テープの素材の実施例について説明する。
本発明に係るガイド・テープは、その用途から、通常ある程度以上の耐磨耗性等の強度を備えていることが望ましい。
また、ガイド・テープは、テープの長手方向の両端がそれぞれリボン・ガイドに固定されることでループを形成し、ガイド・ローラに架かってその向きを変えるものである。ガイド・テープは、リボン・ガイドの左右の移動に応じてこのループに沿ってスライド走行するので、ガイド・テープのある部分がガイド・ローラに差しかかるときは急激に曲がり、それ以外の場所ではほぼ真っすぐとならなければならない。よって、ガイド・テープは、ある程度以上の弾性をも備えていることが望ましい。
表1は、代表的なフィルム素材について、その物理的特性値を表したものである。
表1に示したフィルム素材のうちポリイミド素材は、東レデュポン株式会社の「KAPTON」(登録商標)のものであり、その特性値は、破断強度:170MPa、破断伸度:70%、ヤング率:3GPaである。
ここで、「破断強度」と「破断伸度」は強度を表す物理的特性である。 「破断強度」とは、ガイド・テープをいくらの力で引っ張ったときに破断するかを示す値である。 また、「破断伸度」とは、破断するときにどのくらい(全体の何%くらい)伸びるかを示す値である。両者とも、値が大きければ大きいほど、本発明に係るガイド・テープの素材として適していることになる。
「ヤング率(伸び弾性係数)」は弾性を表す物理的特性であり、「ヤング率」が大きいほど弾性があり、小さいほど、もろくて壊れやすいことを意味する。この値も、大きければ大きいほど、本発明に係るガイド・テープの素材として適していることになる。
Figure 0004366416
この「KAPTON」をガイド・テープの素材として用いて、前記第1の実施形態に係るリボン・カートリッジを構成して印刷装置に装着し、印字のライフ・テストを行なった結果を以下に示す。
ライフ・テスト
連続印字時間:
インク・リボンのライフ(寿命)仕様である行数分以上を印字
テスト後の確認事項:
ガイド・テープの磨耗ほとんど無し
ガイド・テープの傷および折れ無し
カートリッジ本体の磨耗ほとんど無し
磨耗粉による走行異常無し
結論:
インク・リボンのライフ終了後もリボン・カートリッジとして問題なく使用可能
以上より、ポリイミド素材の「KAPTON」が有するフィルム素材としての物理的特性は、本発明に係るリボン・カートリッジを構成するガイド・テープの素材として望ましいものであると言える。
フィルム素材の強度および弾性は、大きければ大きいほど本発明に係るガイド・テープの素材として望ましいので、結局本発明に係るガイド・テープが有するべき強度および弾性についての物理的特性値は、
破断強度:170MPa以上、
破断伸度:70%以上、
ヤング率:3GPa以上、
の全ての条件を少なくとも満足するものであることが望ましい。
表1に示した各種フィルム素材の中で、ポリイミドの他では、二軸延伸ポリエステル、および、二軸延伸PPS(ポリフェニレンサルファイド)によるものも、上記強度および弾性の条件を満足する。よって、これらをガイド・テープの素材として用いて構成されたリボン・カートリッジは、本発明に係るリボン・カートリッジとして望ましいものとなり得る。
以上、本発明をいくつかの実施形態を用いて説明したが、本発明はさらに多くの異なる態様で実施することが可能であり、上記実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。即ち、上記実施形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。
またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
さらに、上記実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが、発明の解決手段に必須とは限らないことにも留意されたい。
従来技術に係るリボン・カートリッジを示す。 先行文献に開示された従来技術に係るリボン・カートリッジを示す。 本発明の第1の実施形態に係るリボン・カートリッジ全体の斜視図を示す。 本発明の第1の実施形態に係るリボン・カートリッジの断面図を示す。 本発明の実施に係るリボン・カートリッジが印刷装置に装着された状態を示す。 印刷装置に装着された本発明の実施に係るリボン・カートリッジの状態の変化を示す。 本発明の第2の実施形態に係るリボン・カートリッジの断面図を示す。 本発明の第3の実施形態に係るリボン・カートリッジの断面図を示す。
符号の説明
100・・・・・リボン・カートリッジ
102・・・・・インク・リボン
104・・・・・カートリッジ本体
106・・・・・リボン・ガイド
108・・・・・印字部
200・・・・・リボン・カートリッジ
202・・・・・カートリッジ本体
204・・・・・リボン・ガイド
206・・・・・蛇腹
300・・・・・リボン・カートリッジ
302・・・・・カートリッジ本体
304・・・・・インク・リボン
306・・・・・リボン・ガイド
308・・・・・ガイド・テープ
312・・・・・カートリッジ本体の突起部
314・・・・・カートリッジ本体の開口部
322・・・・・カートリッジ本体の突起部
324・・・・・カートリッジ本体の開口部
332・・・・・リボン・ガイドの左端
334・・・・・リボン・ガイドの右端
336・・・・・カートリッジ本体のインク・リボン収納部
338・・・・・カートリッジ本体内部の仕切り壁
500・・・・・印刷装置
502・・・・・印刷装置のカバー
504・・・・・カートリッジ本体
506・・・・・印刷装置の印字ヘッド
508・・・・・リボン・ガイド
602・・・・・印字ヘッド
604・・・・・リボン・ガイド
606・・・・・インク・リボン
608・・・・・ガイド・テープ
612・・・・・用紙
700・・・・・リボン・カートリッジ
702・・・・・カートリッジ本体
708・・・・・ガイド・テープ
712・・・・・ガイド・ローラ
714・・・・・ガイド・ローラ
800・・・・・リボン・カートリッジ
802・・・・・カートリッジ本体
806・・・・・インク・リボン
808・・・・・ガイド・テープ
812・・・・・ガイド・ローラ
814・・・・・ガイド・ローラ

Claims (10)

  1. 印刷用のリボン・カートリッジであって、
    インク・リボンと、
    前記インク・リボンを、その一部を露出させて収納する、カートリッジ本体と、
    前記インク・リボンの露出した部分をガイドするように、前記露出した部分に係合された、リボン・ガイドと、
    ガイド・テープであって、その長手方向の一端が前記リボン・ガイドの第1の位置に固定され、その他端が前記リボン・ガイドの第2の位置に固定されて、前記リボン・ガイドを支持するようにループを形成し、そのテープの面が前記露出した部分のリボンの面に対向するように配置される、ガイド・テープと、
    を備える、リボン・カートリッジ。
  2. 前記ガイド・テープが、前記カートリッジ本体の内部を通過することを特徴とする、請求項1に記載のリボン・カートリッジ。
  3. 前記インク・リボンが、前記カートリッジ本体の第1の開口部および第2の開口部を介して前記カートリッジ本体から露出しており、
    前記ガイド・テープが、前記第1の開口部および前記第2の開口部を介して前記カートリッジ本体の内部を通過することを特徴とする、請求項2に記載のリボン・カートリッジ。
  4. 前記インク・リボンが、前記ガイド・テープにより形成されるループの内側に配置されることを特徴とする、請求項2に記載のリボン・カートリッジ。
  5. 前記カートリッジ本体は、前記インク・リボンの収納部と前記ガイド・テープの通過路との間に、仕切り壁を有することを特徴とする、請求項4に記載のリボン・カートリッジ。
  6. 前記カートリッジ本体は、1つまたは複数のガイド・ローラーをさらに備え、該ガイド・ローラーの各々は、前記カートリッジ本体の内部を通過する前記ガイド・テープをガイドすることを特徴とする、請求項4に記載のリボン・カートリッジ。
  7. 前記ガイド・テープのテープの幅が前記インク・リボンのリボンの幅と同一かそれより大きいことを特徴とする、請求項1に記載のリボン・カートリッジ。
  8. 前記ガイド・テープが、ポリイミドと、二軸延伸ポリエステルと、二軸延伸PPS(ポリフェニレンサルファイド)とからなるグループから選択された1つの材料から構成される、請求項1に記載のリボン・カートリッジ。
  9. 前記ガイド・テープは、その破断強度が170MPa以上、かつ、その破断伸度が70%以上、かつ、そのヤング率が3GPa以上である、請求項1に記載のリボン・カートリッジ。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のリボン・カートリッジを備えた、印刷機能を有する多機能周辺装置。
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