JP4365794B2 - プラットホーム隙間調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、鉄道の駅等、軌道用車両乗降場において、乗降客が車両又はホームからホーム下方や軌道内へ転落することを防止し、乗降客が安全、円滑に乗降するために、列車の進入に連動してプラットホームの先端と車両の乗降口との隙間を簡単な構造で調整することができる装置に関する。
従来、鉄道の駅において構内に列車が到着したとき、プラットホームに沿う軌道が直線の場合は、各車両とプラットホームとの間に大きな隙間は生じないが、軌道が曲線を描いている場合は、列車の外側に位置するプラットホームでは各車両の中央部に近い出入り口においてプラットホームとの間に大きな隙間が生じ、列車の内側に位置するプラットホームでは各車両の前後両端部に近い出入り口においてプラットホームとの間に大きな隙間が生じる。
本出願人は、先に特許文献1(特開2000−142381号公報)で、車両とプラットホームとの間の隙間を調整する装置を提案している。
図10は、従来のプラットホーム隙間調整装置010を装備したプラットホームを示す平面図である。図において、本装置010は、曲線を描く軌道の外側に位置するプラットホームPに装着し、TはプラットホームPに到着した列車の車両を示す。図11は、及び図12は、この装置の平面図及び側面図である。
図10のように、曲線軌道に沿って設けられたプラットホームPに列車が到着列車が到着すると、車両Tの中央付近に位置する乗降ドアDbとプラットホームPとの隙間は大きく、車両Tの端部付近に位置する乗降ドアDaとプラットホームPとの隙間は小さい。そこで各乗降ドアとの隙間を埋めるために、各乗降ドアに対応してプラットホーム先端隙間調整装置010が設置される。
図11及び12において、符号011は、軌道上に停止した車両Tとの隙間を埋める可動式のステップ板(可動踏み板)、012はステップ板011を駆動する駆動機構、013は、駆動機構012を設置するためにプラットホームPの上面に設置された凹所、014は、プラットホームP上面に着脱可能に取り付けられて凹所013を塞ぐ上蓋(蓋体)である。
ステップ板011は、プラットホームPに停止する車両Tに対して平行に配置されたピン015に軸支され、ピン015の両端は、プラットホームPを成すコンクリート構造体に支持されている。ステップ板011は、ピン015まわりに旋回可能とされ、通常は自重により垂下した状態となっている。また列車の進行方向に平行なステップ板011の幅は、乗降ドアDの幅Lに車両停止精度Sの2倍を加えた大きさとなっている。
駆動装置012は、図に示すように、プラットホームPの先端から前方に出没可能とされ、前方に出没する過程でステップ板011に下面側から当接する位置に設けられたスライド機構016と、スライド機構016を作動させステップ板011を押して上方に回動させる原動機017とから構成されている。
スライド機構016の先端には、ステップ板011を押し出すに際してステップ板011の旋回が支障なく行なわれるように、ステップ板011の下面に当接して転動するローラ016aが設けられている。
凹所013は、プラットホームPを成す上記コンクリート構造物をくり抜いて形成されており、その内面には、ステップ板011から駆動機構012を介してプラットホームPに作用する荷重を分散させるスライド機構受け(座板)018が設置されている。
スライド機構受け018の上縁には外方に折り返し部018aが設けられており、スライド機構受け018は、折り返し部018aに形成されたボルト穴を通して螺入されたボルト(図示略)によりプラットホームPに固定されている。
かかる装置において、プラットホームPに列車が到着したことが確認されると、原動機017が作動されてスライド機構016が前方にスライドする。スライド機構016は、前方に突出する過程でステップ板011に下面側からローラ16aを当接させた状態でステップ板011を押して上方に回動させる。
ステップ板011は、ステップ機構016が前方に移動した状態でプラットホームPの上面とほぼ面一となり、プラットホームPと車両Tとの隙間が埋まる。乗客は、ステップ板011を橋渡しにして乗降を行なう。
このときステップ板011にかかる荷重は、ステップ機構016を介してプラットホームPに作用するが、この荷重はスライド機構016の自重も含めてスライド機構受け018により分散される。
乗客が乗降を終えると、再び原動機017が作動されてスライド機構016が後方にスライドし、これに追従してスライド板011は下方に回動して垂下した状態に戻り、列車の出発、通過が可能となる。
特開2000−142381号公報
上記装置は、上蓋014を取り外すことにより、駆動機構012を露出させることができ、メンテナンスをプラットホームP上で実施することができ、整備性の向上が図れ、またステップ板011にかかる荷重ならびにスライド機構016の自重がスライド機構受け018により分散されるので、プラットホームPへの荷重負担が軽減されて耐久性が向上する等の長所を有するが、装置が大掛かりになるとともに、車両が揺動し、あるいは万一誤動作が生じて、ステップ板011が後退する前に車両Tが始動を開始して、ステップ板011に当たった場合は、車両Tに損傷を与えてしまうという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑み、装置を大幅に簡素化できて、プラットホームに設置する場合に、プラットホームの大掛かりな改造等を必要とせず、かつ万一誤動作により車両が始動を開始して、隙間調整装置に当たっても車両に損傷を与えない隙間調整装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の隙間調整装置は、プラットホームと車両との隙間を調整する隙間調整装置であって、車両の乗降口の開口幅以上の長さを有しプラットホームの先端に車両と対面する向きに垂下される可動ステップと、同可動ステップの下端部と回動可能に連結する一端部を有し同可動ステップの下端部を拘束する支持板と、同支持板の他端部を上下に案内する案内棒又は案内レールと、前記支持板を前記案内棒又は案内レールに沿って上下に往復動させる駆動手段とを備え、前記可動ステップの上部を下向き荷重に対し拘束機能を有し車両側から作用する外力に対して拘束機能が解除される複数の多関節リンク部材で構成し、前記可動ステップの下端部を前記駆動手段によって上昇させたときに前記多関節リンク部材が車両に向かって水平に突出した踏み板を形成するように構成したことを特徴とする。
本発明装置においては、前記構成を有する可動ステップを通常はプラットホームの先端に車両と対面するように垂下させておき、車両がプラットホームに進入してきて、停止した後、前記駆動手段により同可動ステップの下端部を拘束する前記支持板を前記案内棒又は案内レールに沿って上昇させると、下向き荷重に対し拘束機能を有する前記多関節リンク部材の作用により、車両の乗降口に対応した位置に車両側に突出した水平な踏み板を形成する。乗降口が開くと、乗客はこの踏み板を踏んで乗降する。
また乗客が乗降を終え、乗降口が閉まると、前記駆動手段を操作して可動ステップの下端部を下降させ、可動ステップを垂下させる。これによって前記踏み板が解消され、列車の始動に支障をきたすことがない。
本発明装置において、可動ステップのうち踏み板を構成する部分を前記多関節リンク部材で構成することにより、下向き荷重に対する拘束機構により、踏み板に乗客が乗ってもそれに耐え得る十分な強度を保有させることができるとともに、可動ステップの下端部の上昇ストロークを変えるだけで、水平な踏み板の車両側への突出寸法をプラットホームと車両との隙間寸法に応じて所望の値に変えることができる。
また車両の揺動あるいは誤動作により車両が可動ステップに接触した場合、車両による外力に対して、踏み板を構成する多関節リンク部材が折れ曲がり、後ろに後退するため、接触による衝撃を緩和することができる。
本発明装置において、好ましくは、下向き荷重に対する拘束機能として、前記多関節リンク部材が水平な踏み板を形成するときに互いに端面が付き合わされるストッパプレートを各多関節リンク部材に設ける。
また本発明装置において、好ましくは、下向き荷重に対する拘束機能として、前記多関節リンク部材間を下面側でヒンジし、同多関節リンク部材が水平な踏み板を形成するときに多関節リンク部材の端面が互いに突き合わされるように構成する。
また本発明装置において、好ましくは、前記踏み板の先端に緩衝用弾性ゴムを装着し、車両が揺動したり、あるいは万一誤動作により車両が可動ステップに当たっても同弾性ゴムに緩衝作用を生じさせ、衝突の衝撃を軽減させるようにする。
本発明によれば、車両の乗降口の開口幅以上の長さを有しプラットホームの先端に車両と対面する向きに垂下される可動ステップと、同可動ステップの下端部と回動可能に連結する一端部を有し同可動ステップの下端部を拘束する支持板と、同支持板の他端部を上下に案内する案内棒又は案内レールと、前記支持板を前記案内棒又は案内レールに沿って上下に往復動させる駆動手段とを備え、前記可動ステップの上部を下向き荷重に対し拘束機能を有し車両側から作用する外力に対して拘束機能が解除される複数の多関節リンク部材で構成し、前記可動ステップの下端部を前記駆動手段によって上昇させたときに前記多関節リンク部材が車両に向かって水平に突出した踏み板を形成するように構成したことにより、隙間調整装置の基本構成は、複数の多関節リンク部材を含む可動ステップと、可動ステップの下端部を拘束する支持板と、同支持板の他端部を上下に案内する案内棒又は案内レールと、前記支持板を前記案内棒又は案内レールに沿って上下に往復動させる駆動手段のみで済み、簡単な構成で乗客の重量に耐え得る十分な強度の踏み板を形成できるとともに、従来の装置と比べて装置全体の構成を大幅に簡素化することができ、プラットホームに取り付けるに際しても、その施工作業を大幅に軽減することができる。
また前記可動ステップの重量も軽くて済むため、可動ステップの昇降速度を速くすることができるとともに、可動ステップの下端部の上昇ストロークを変えるだけで、多関節リンク部材によって形成される水平な踏み板の車両側への突出寸法をプラットホームと車両との隙間に応じて所望の値に変えることが可能となる。
また車両の揺動あるいは誤動作により車両が可動ステップに接触した場合、多関節リンク部材が車両側から作用する外力に対して拘束機能が解除される構成を有するため、車両による外力に対して、水平な踏み板を構成する多関節リンク部材が折れ曲がり、後ろに後退するため、接触による衝撃を緩和することができる。
また好ましくは、下向き荷重に対する拘束機能として、前記多関節リンク部材が水平な踏み板を形成するときに互いに端面が突き合わされるストッパプレートを各多関節リンク部材に設けたことにより、あるいは下向き荷重に対する拘束機能として、前記多関節リンク部材間を下面側でヒンジし、同多関節リンク部材が水平な踏み板を形成するときに多関節リンク部材の端面が互いに突き合わされるように構成したことにより、さらに簡素な構成により、本発明の前記各作用効果を奏することができる。
また好ましくは、前記踏み板部の先端に緩衝用弾性ゴムを装着し、万一誤動作により車両が可動ステップに当たっても同弾性ゴムに緩衝作用を生じさせ、衝突の衝撃を軽減させることができる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載される寸法、材質、形状、その相対位置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明装置の第1実施例に係わる斜視図、図2は、前記第1実施例の組み立て中を示す一部拡大斜視図、図3は、図2のIII部の拡大断面図、図4は、前記第1実施例における踏み板部の斜視図、図5は、図4のV部の拡大断面図、図6は、前記第1実施例の装置の作動手順図である。
図1において、Aは本発明装置の可動ステップであり、可動ステップAのうち上部が踏み板1を構成する。1a及び1bはそれぞれ分離した踏み板片であり、端板2によって互いに回動可能に連結されている。3は、その一端が踏み板片1aの先端と互いに回動可能に連結された支持板で、支持板3の他端は、連結具12によって連結棒6に接続されている。4は踏み板片1a、1bを図1に示すような水平位置又は垂下された状態に移動するモータで、モータ4の回転軸にネジ棒10が連結され、ネジ棒10は基台11によって垂直方向に設置されている。
5は、ネジ棒10に螺合した摺動体で、ネジ棒10の回転により上下に移動する。6は摺動体5に水平方向に連結された連結棒で、連結棒6の両端にはブラケット7が連結され、ブラケット7は、上下方向に貫通孔が設けられて、同貫通口に案内棒9が摺動可能に嵌合しており、ブラケット7は、摺動体5の上下動とともに案内棒9に沿って上下動する。
本実施例の隙間調整装置は、プラットホームPの軌道側に面する前面に設けられた空間sに収納されており、空間sの上部開口fは、通常プラットホームPと同一平面をなす蓋(図示略)が設けられて密閉される。またモータ4のメンテナンスを行なうために、モータ4近辺のみの空間f1を開閉する蓋を別体に設けてもよい。
8は、空間Sの両隅に設けられた支柱であり、その上部には端板2をリンクピン21によって回動可能に軸支した支持枠12が取り付けられている。13は、踏み板1aの先端側に取り付けられた緩衝用の弾性ゴムである。
図2〜5は、踏み板片1a、1b部分の骨組み構造を示す拡大図である。図2は踏み板片1a、1bの組み立て中の斜視図であり、支持枠14に端板2がリンクピン21によって回動可能に連結され、これら端板2間に丸棒22が複数列装架されている。また端板2の先端部分にはリンク棒23が装架されており、リンク棒23は、リンクピン21によって支持板3と互いに回動可能に連結されている。24は、踏み板片1a及び1bが互いに水平な状態のときに一対のストッパプレート24a及び24bの端面が互いに対面した状態でそれぞれ2列の丸棒22に固設されてなるストッパである。
図3は図2のIII部拡大断面図であり、ストッパ24は、図3に示すように、ストッパプレート24a及び24bが端面を互いに対接した状態で取り付けられている。25は、ストッパプレート24a及び24bの端面間の隙間を調節するため介装されたシムである。
このような骨組み構造に、図4に示すように、踏み板1a及び1bが被覆固定されて第1実施例の踏み板1を構成する。緩衝用弾性ゴム13は、図5に示すように、板ゴムが弧状にリンク棒23にボルト26で取り付けられてなる。板ゴムに設けられた長尺孔(図示略)へのボルト26の取り付け位置を変更することにより、取り付け長さを変更することができる。
かかる構成の第1実施例において、図6に基づいてその作動手順を説明する。プラットホームPに列車が進入していないときは、図6(a)に示すように、可動ステップAは、プラットホームPの軌道側に面する前面に垂下された状態となっている。図10に示すように、列車がプラットホームPに進入してきたとき、列車の運転台からの車両停止指令に連動させて、あるいは駅側プラットホームP側で車両の進入を検知しそれに連動させる等の手段により隙間調整装置を作動させるようにする。これにより(b)に示すように、モータ4が作動して、摺動体5が上昇し、それに伴って可動ステップAが立ち上がる。列車が停車し、車両の乗降口が開口する以前に、(c)のように踏み板1a及び1bからなる踏み板1を水平位置に到達させるようにする。
図6(c)に示すように、踏み板1が水平位置まで到達して、車両側に突出すると、モータ4を停止させ、踏み板1をその位置に固定する。このときストッパプレート24a及び24bの端面が互いに突き合わされた状態であるので、乗降客がその上に乗ってもそれを支える十分な強度を有する。なお(d)に示すように、車両側の方向から踏み板1に外力gが加わると、踏み板片1a及び1bが互いに折れ曲がるので、踏み板が損傷することはない。
例えば踏み板のプラットホームPの前面から車両側への突出寸法は、150mm、踏み板の長さは2000mm等に設定される。踏み板の長さは、図11に示すように、乗降口の幅よりも長くする。
乗客が乗降を終え、車両の乗降口が閉じたのち、列車の運転台からの車両始動指令に連動させて、あるいはプラットホームPで車両の始動を検知しそれに連動させる等の手段により、可動ステップAを下降させる。
第1実施例によれば、踏み板1は軽量にできているので、モータ4によって瞬時に(例えば1秒)に立ち上げることができる。また踏み板1が水平に位置しているときは、ストッパプレート24a及び24bの端面が互いに突き合わされ、互いの反力により水平状態を保っているので、乗降客が踏み板1の上に乗ってもそれを支える十分な強度を有する。例えば前記寸法の踏み板では、450kgの重量に耐え得ることができる。
第1実施例の装置は、全体として装置が簡素化されており、プラットホームPの大掛かりな改造を要しない。またプラットホームPに形成された開口f1を覆う蓋を開けるだけで、モータ4のメンテナンスを容易にできる。また踏み板1の先端には緩衝用弾性ゴム13が装着されているので、車両が揺動し、あるいは誤動作により車両が踏み板1に接触したとしても、弾性ゴム13によってその衝撃が緩和され、また車両側の外力に対して踏み板片1a、1bが折れ曲がるので、車両に損傷を与えることはない。
次に本発明装置の第2実施例を図7〜9に基づいて説明する。図7及び8は、プラットホームPに装着された第2実施例の装置の側面図である。図において、31は、複数の細長い踏み板片31aが互いに回動可能に連結されてなる踏み板で、その一端はプラットホームPの軌道側前端面の最上部に接続され、他端は1枚板からなる支持板32の一端に接続されている。踏み板31と支持板32とで可動ステップBを構成する。支持板32の他端は、ローラ34を有する摺動台車33に接続されている。摺動台車33は、支柱35に形成された案内レール36に案内されて上下に摺動する。
摺動台車33は、駆動ホィール37及び従動ホィール38間に巻回されたベルト(又はチェーン)39に接続され、ホィール37、38の回動により上下動する。40は、その回動軸が駆動ホィール37に連結され、駆動ホィール37を回動するモータである。ホィール37、38及びモータ40等の機器は、プラットホームPの軌道側前面を形成した凹部に設置され、支柱35によって支持される基台(図示略)に支持されている。
かかる第2実施例の装置において、踏み板31及び支持板32からなる可動ステップBは、列車が駅に接近していないときは、摺動台車33が下方に降下することによって垂下した状態となっている。
列車が駅に接近した時は、列車の運転台からの車両停止指令に連動して、あるいはプラットホームPに設けられた検知器からの指令により、モータ40が作動して、摺動台車33が案内レール36に沿って上昇を開始する。
板片31aは、車両の乗降口の幅より大きな長さ、例えば2000mmを有する。そして図8に示すように踏み板31が水平に位置した状態になったところで摺動台車33を停止し固定する。なお図8は、モータ40の図示が省略されている。
図9は踏み板31の断面図である。図において、支柱35に取り付けられた支持フレーム41に踏み板片31aが支軸42を中心として回動可能に支持されている。踏み板片31a同士は、踏み板片31aの下面に設けられたヒンジ43の固定板44で互いに回動可能に接続されている。踏み板31は、水平に位置されているときは、踏み板片31aの端面31b同士が付き合わされた状態となっており、踏み板31に乗客が乗っても両側の踏み板片31aから端面31bに加わる反力により踏み板31は水平に保持される。
乗客が乗降を終え、車両の乗降口が閉じたのち、列車の運転台からの車両始動指令に連動して、あるいはプラットホームPに設けられた検知器からの指令により、モータ40が作動して摺動台車33が下降し、可動ステップBが元の垂下した状態にもどる。
第2実施例によれば、第1実施例の作用効果に加えて、さらに摺動台車33の摺動高さを調整することにより、プラットホームPと車両Tとの隙間に応じて踏み板31の車両側への突出寸法を調節できるという作用効果を奏することができる。
以上説明したように、本発明によれば、装置を大幅に簡素化できて、プラットホームに設置する場合に、プラットホームの大掛かりな改造等を必要とせず、かつ万一誤動作により車両が始動を開始して、隙間調整装置に当たっても車両に損傷を与えない隙間調整装置を提供することができる。
本発明装置の第1実施例に係る斜視図である。 前記第1実施例における踏み板部分の組み立て中を示す斜視図である。 図2のIII部の拡大断面図である。 前記第1実施例の踏み板部分を示す斜視図である。 図4のV部の拡大断面図である。 前記第1実施例の作動手順を示す説明図である。 本発明の第2実施例に係る側面図(踏み板下降時)である。 本発明の第2実施例に係る側面図(踏み板上昇時)である。 前記第2実施例の踏み板部の拡大側面図である。 従来のプラットホーム隙間調整装置を装備したプラットホームを示す平面図である。 従来のプラットホーム隙間調整装置の平面図である。 図11のXII−XII線矢視断面図である。
A、B 可動ステップ
1a、1b 踏み板
2 端板
3 支持板
4 モータ
5 摺動体
6 連結棒
7 ブラケット
8 支柱
9 案内棒
10 ネジ棒
11 基台
12 連結具
13 緩衝ゴム
21 支持枠
22 丸棒
23 リンク棒
24 ストッパ
24a、24b ストッパプレート
25 シム
26 ボルト
31 踏み板
31a 踏み板片
31b 端面
32 支持板
33 摺動台車
34 ローラ
35 支柱
36 案内レール
37、38 ホィール
39 ベルト又はチェーン
40 モータ
41 支持フレーム
42 支軸
43 ヒンジ
44 固定板

Claims (4)

  1. プラットホームと車両との隙間を調整する隙間調整装置であって、車両の乗降口の開口幅以上の長さを有しプラットホームの先端に車両と対面する向きに垂下される可動ステップと、同可動ステップの下端部と回動可能に連結する一端部を有し同可動ステップの下端部を拘束する支持板と、同支持板の他端部を上下に案内する案内棒又は案内レールと、前記支持板を前記案内棒又は案内レールに沿って上下に往復動させる駆動手段とを備え、前記可動ステップの上部を下向き荷重に対し拘束機能を有し車両側から作用する外力に対して拘束機能が解除される複数の多関節リンク部材で構成し、前記可動ステップの下端部を前記駆動手段によって上昇させたときに前記多関節リンク部材が車両に向かって水平に突出した踏み板を形成するように構成したことを特徴とするプラットホーム隙間調整装置。
  2. 下向き荷重に対する拘束機能として、前記多関節リンク部材が水平な踏み板を形成するときに互いに端面が付き合わされるストッパプレートを各多関節リンク部材に設けたことを特徴とする請求項1記載のプラットホーム隙間調整装置。
  3. 下向き荷重に対する拘束機能として、前記多関節リンク部材間を下面側でヒンジし、同多関節リンク部材が水平な踏み板を形成するときに多関節リンク部材の端面が互いに突き合わされるように構成したことを特徴とする請求項1記載のプラットホーム隙間調整装置。
  4. 前記踏み板の先端に緩衝用弾性部材を装着したことを特徴とする請求項1記載のプラットホーム隙間調整装置。
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