JP4365497B2 - 状態管理方法及び状態管理システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、移動体通信網やインターネットなどのネットワークに接続されたユーザの状態を管理する状態管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワーク上でユーザ状態を共有し互いに参照するための状態管理システムとして、ICQやヤフーページャなど様々なものが提供されている。図19は、従来の状態管理システムの一例を示す構成図である。状態管理システムは、サーバ191とユーザ端末192とがネットワーク193により接続されて構成されている。ネットワーク193としては、インターネットやイントラネット、移動体通信網などが挙げられる。ユーザ端末192としては、PC(Personal Computer)、WS(Work Station)、携帯電話、PHS(Personal Handy-Phone System)などがあげられる。ユーザの状態は、ユーザ自身により入力されたり自動的に検出され、サーバ1に蓄積され、他のユーザにより参照される。
【0003】
ユーザ状態には、ネットワークへ「接続中」や「未接続」など自動的に検出され得る状態もあるが、「離席」や「忙しい」などユーザ自身で入力しなければならない状態もある。また、状態管理システムによっては、ユーザ端末192上のアプリケーションの状態に応じ、「離席」や「在席」などの状態が自動的に検出される。
【0004】
図20は、状態管理システム上の移動通信端末におけるユーザ状態の表示例を示す。図20では、複数のユーザの一覧が表示され、各ユーザの状態を表す絵文字がユーザ名と共に表示されている。
【0005】
図21は、PCにおけるユーザ状態の表示例を示す画面例である。図21(a)では、複数のユーザの一覧が表示され、各ユーザの状態を表すアイコンがユーザ名とともに表示されている。図21(b)は、一人のユーザについての状態が詳細に表示されている。
【0006】
さらに、ユーザ同士で予め形成したグループ単位でユーザ状態を表示する状態管理システムも提供されている。図22(a)は、移動通信端末においてグループ単位でユーザ状態を表示する例を示す。図22(b)では、グループ中の一人のユーザについての状態が詳細に表示されている。図23は、PCにおいてユーザ状態をグループ単位で表示する例である。ウインドウの左側に、グループ構成ユーザの名前と、その状態を表すアイコンとが表示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の状態管理システムにおいては、各ユーザの状態はユーザ自身が入力するか自動的に検知されることにより設定される。しかし、ユーザ自身で設定しなければならない状態は、どうしても設定を忘れてしまうことが多い。例えば、席を離れる際に自状態を「離席」に設定しておいても、席に戻ったときに自状態を「在席」に設定し直すことを忘れてしまう。
【0008】
また、ユーザ状態を自動的に検出する手法としては、スクリーンセーバの状態やキーボード、マウスからの入力状態などに基づいて、ユーザ状態を設定するものが主である。例えば、スクリーンセーバが動作していれば、そのユーザ端末を操作するユーザの状態を「不在」に設定する。また、キーボード入力やマウス操作が常時生じていれば、ユーザ状態を「在席」に設定する。
【0009】
しかし、スクリーンセーバが動作中であってもユーザ端末の前にユーザがいる場合がある。また、入力操作が行われていても、操作しているのはユーザ自身ではなく他人である場合もある。従って、自動検出されるユーザ状態と実際のユーザ状態とは、異なることが少なくないのが現状である。従って、正しいユーザ状態の設定は、ユーザ自身による入力に頼らざるを得ない。
【0010】
今後、ユーザ端末がネットワークに実質的にあるいは擬似的に常時接続している状況が想定される。このような状況下で使用される状態管理システムでは、ユーザ状態の設定を忘れずに行うことがシステムの目的上重要である。ユーザ状態の設定忘れを回避するために、一定時間毎に自状態の入力を促したり、他のユーザ状態を参照する毎に入力を促すことが考えられるが、逆に面倒な場合が多く、使いやすいシステムとは言い難い。一方で、自状態を設定していないユーザが他のユーザの状態を参照できるとすれば、ユーザ間に不公平が生じる。
【0011】
本発明では、ユーザの入力負担を軽減しつつ、ユーザ間の不公平が生じないようにユーザ状態の設定を促進する状態管理システムを提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本願第1発明は、ネットワークに接続されたユーザ端末を操作するユーザのユーザ状態を蓄積し、他のユーザ状態の参照要求に応じて要求元のユーザ端末に参照先のユーザ状態を通知可能な状態管理方法であって、
A;要求元のユーザ状態の更新状況と参照先のユーザ状態の更新状況との差違に基づいて、参照先のユーザ状態を要求元のユーザ端末に通知するか否かを判定するための判定条件を蓄積し、
B;前記他のユーザ状態の参照要求を行った要求元のユーザ端末のユーザ状態の更新状況参照先のユーザ状態の更新状況との差違及び、前記蓄積されている判定条件に基づいて、要求元のユーザ端末からの参照要求を許可するか否かを判定し、
C;前記判定により要求元のユーザ端末からの参照要求を許可しないと判定された場合に、当該参照元のユーザ端末に対して、当該参照元のユーザ端末のユーザ状態の更新を要求する通知を出力し、当該参照元のユーザ端末のユーザ状態が更新されるまで、参照が許可されない旨を示す表示態様にて参照先のユーザのユーザ状態を要求元のユーザ端末に通知する、
状態管理方法を提供する。
判定条件は、システム側で設定またはユーザにより設定される。他のユーザ状態の参照要求が生じた場合、参照先状態を要求元に通知するか否かを、両者の新しさの差が判定条件で定められた範囲内か否かに基づいて判断する。参照要求を許可する場合は、通常の状態通知を行う。許可しない場合、その旨を通知する文字メッセージや、参照先状態に「?」マークを埋め込んだ状態通知を行う。ユーザは、参照先状態を知りたければ、自状態を入力すればよいことが分かる。なお、参照先及び要求元は、単一のユーザであっても良いし、複数のユーザを含むユーザグループであっても良い。
【0013】
本願第2発明は、前記第1発明において、前記判定を、要求元のユーザ状態の更新状況と参照先のユーザ状態の更新状況とを比較し、両者の差が判定条件に定められた所定の範囲内か否かにより行う状態管理方法を提供する。
【0014】
例えば、要求元状態が参照先状態に比して古すぎる場合、参照要求を許可しない。両者の公平を保つためである。
【0015】
本願第3発明は、ネットワークに接続されたユーザ端末を操作するユーザのユーザ状態を蓄積し、他のユーザ状態の参照要求に応じて要求元のユーザ端末に参照先のユーザ状態を通知可能な状態管理システムであって、蓄積手段と判定手段と通知手段とを備える状態管理システムを提供する。
【0016】
蓄積手段は、要求元のユーザ状態の更新状況と参照先のユーザ状態の更新状況との差違に基づいて、参照先のユーザ状態を要求元のユーザ端末に通知するか否かを判定するための判定条件を蓄積している。判定手段は、前記他のユーザ状態の参照要求を行った要求元のユーザ端末のユーザ状態の更新状況参照先のユーザ状態の更新状況との差違及び、前記蓄積されている判定条件に基づいて、要求元のユーザ端末からの参照要求を許可するか否かを判定する。通知手段は、前記判定により要求元のユーザ端末からの参照要求を許可しないと判定された場合に、当該参照元のユーザ端末に対して、当該参照元のユーザ端末のユーザ状態の更新を要求する通知を出力し、当該参照元のユーザ端末のユーザ状態が更新されるまで、参照が許可されない旨を示す表示態様にて参照先のユーザのユーザ状態を要求元のユーザ端末に通知する。
【0017】
前記第1発明と同様の作用効果を有する。
【0018】
本願第4発明は、前記第3発明において、判定条件の設定をユーザから受け付け、蓄積手段に格納する設定手段をさらに備える状態管理システムを提供する。
【0019】
判定条件をシステム側で予め準備しておいても良いが、各ユーザが設定できるようにしても良い。例えば、ユーザAは、他のユーザからの参照要求に対して「条件1」を設定し、条件1を満たす他のユーザに対して自状態の参照を許可する。一方、設定を行っていないユーザへの参照要求は、システム側で予め準備した所定の判定条件に従い処理される。
【0020】
本願第5発明は、前記第3発明において、前記蓄積手段は、参照先のユーザ端末と、要求元のユーザ端末と、参照先が要求元に対して設定している判定条件とを対応付けて蓄積し、要求元毎の判定条件の設定をユーザから受け付け、蓄積手段に格納する設定手段をさらに備える状態管理システムを提供する。
【0021】
設定手段は、相手が指定された判定条件の設定をユーザから受け付ける。例えば、ユーザAは、自状態を参照するための条件として、ユーザBに対しては「条件1」を、ユーザCに対しては「条件2」を設定する。すると、ユーザBがユーザAの状態を参照しようとする場合は「条件1」を、ユーザCがユーザAの状態を参照しようとする場合は「条件2」を、満足しなければならない。また、設定のない他ユーザに対しては、システム側で予め準備した所定の判定条件を適用することが考えられる。
【0022】
本願第6発明は、前記第3発明において、ユーザのユーザ状態が変化した場合に新たなユーザ状態の通知を受けるユーザを監視者とし、監視者に自ユーザ状態が通知されるユーザを監視対象とし、両者を関連付けて蓄積している第2蓄積手段と、監視対象のユーザ状態が変化した場合、監視対象を参照先とした場合の判定条件に従い、監視対象のユーザ状態を監視者へ通知することを許可するか否かを判定し、判定結果を監視者のユーザ端末に通知する第2通知手段と、を備える状態管理システムを提供する。
【0023】
例えば、第2蓄積手段には、監視対象のユーザAと、ユーザAの新たな状態を通知される監視者のユーザBとが、対応付けられて蓄積されている。一方、ユーザAが、ユーザBに対し、判定条件として「条件1」を設定している。この場合、ユーザAの状態が変化したとき、ユーザBが「条件1」を満たしていなければ、ユーザBに状態入力を促す通知がなされる。ユーザBに状態の入力を促し、両者間の公平を保つためである。ユーザBが「条件1」を満たしていれば、ユーザAの状態がユーザBに通知される。
【0024】
本願第7発明は、前記第3発明において、前記判定の結果、参照要求が許可されない場合、要求元のユーザ端末に対し、要求元のユーザ状態の設定を要求する設定要求を送信する促進手段をさらに備える状態管理システムを提供する。
【0025】
例えば、ユーザBがユーザAの状態を参照しようとしたが、判定条件を満たしていない場合を考える。促進手段は、例えばユーザBの情報端末に対し、自状態の設定要求を送信する。ユーザBが新たに自状態を設定すると、前記判定が変わり、参照が可能となるからである。
【0026】
本願第8発明は、前記第3発明において、前記判定は、要求元のユーザ端末のユーザ状態の最終更新時間から参照先のユーザ状態の最終更新時間までの経過時間に基づいて行う状態管理システムを提供する。
【0027】
例えば、経過時間が1日以上であれば、参照要求を許可しないと判定する。要求元ユーザ状態が、参照先ユーザ状態に比して古すぎるからである。
【0028】
本願第9発明は、前記第3発明において、前記判定は、要求元のユーザ端末のユーザ状態の最終更新時間以降における、参照先のユーザ状態の更新回数に基づいて行う状態管理システムを提供する。
【0029】
例えば、要求元状態が更新されて以降、参照先状態が3回以上更新されていれば、参照要求を許可しないと判定する。要求元は、参照先に比して、状態の更新を怠っていると考えられるからである。
【0030】
本願第10発明は、前記第3発明において、参照先が複数のユーザを含むユーザグループである場合、前記判定は、要求元のユーザ端末のユーザ状態の最終更新時間以降に、参照先ユーザグループ内でユーザ状態が更新された合計回数に基づいて行う状態管理システムを提供する。
【0031】
例えば、要求元ユーザ状態が更新されて以降に、参照先ユーザグループ内で状態が5回以上更新されていれば、参照要求が許可されない。要求元ユーザは、参照先グループに比して、状態の更新を怠っていると考えられるからである。
【0032】
本願第11発明は、前記第3発明において、参照先が複数のユーザを含むユーザグループである場合、前記判定は、要求元のユーザ端末のユーザ状態の最終更新時間以降に、参照先ユーザグループ内でユーザ状態が更新されたユーザの合計人数に基づいて行う状態管理システムを提供する。
【0033】
例えば、要求元状態が更新されて以降に、参照先ユーザグループ内において状態を更新したユーザが5人以上いれば、参照要求が許可されない。要求元は、参照先グループのユーザに比して、状態の更新を怠っていると考えられるからである。
【0034】
本願第12発明は、ネットワークに接続されたユーザ端末を操作するユーザのユーザ状態を蓄積し、他のユーザ状態の参照要求に応じて要求元ユーザ端末に参照先のユーザ状態を提供するサーバ端末に用いられ、下記A〜C段階を実行するための状態管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
A;要求元のユーザ状態の更新状況と参照先のユーザ状態の更新状況との差違に基づいて、参照先のユーザ状態を要求元のユーザ端末に通知するか否かを判定するための判定条件を蓄積する段階、
B;前記他のユーザ状態の参照要求を行った要求元のユーザ端末のユーザ状態の更新状況及び参照先のユーザ状態の更新状況との差違及び、前記蓄積されている判定条件に基づいて、要求元のユーザ端末からの参照要求を許可するか否かを判定する段階、
C;前記判定により要求元のユーザ端末からの参照要求を許可しないと判定された場合に、当該参照元のユーザ端末に対して、当該参照元のユーザ端末のユーザ状態の更新を要求する通知を出力し、当該参照元のユーザ端末のユーザ状態が更新されるまで、参照が許可されない旨を示す表示態様にて参照先のユーザのユーザ状態を要求元のユーザ端末に通知する段階。
【0035】
前記第1発明と同様の作用効果を有する。記録媒体としては、コンピュータが読み書き可能なフロッピーディスク、ハードディスク、半導体メモリ、CD−ROM、DVD、光磁気ディスク(MO)などが挙げられる。
【0036】
本願第13発明は、ネットワークに接続され、他のユーザのユーザ状態の参照要求をユーザから受け付け、参照先のユーザ状態を取得してユーザに通知可能なユーザ端末に用いられ、下記A〜C段階を実行するための状態管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
A;要求元のユーザ状態の更新状況と参照先のユーザ状態の更新状況との差違に基づいて、参照先のユーザ状態を要求元の前記ユーザに通知するか否かを判定するための判定条件を蓄積する段階、
B;前記他のユーザ状態の参照要求を行った要求元の前記ユーザのユーザ状態の更新状況参照先のユーザ状態の更新状況との差違及び、前記蓄積されている判定条件に基づいて、要求元の前記ユーザからの参照要求を許可するか否かを判定する段階、
C;前記判定により要求元のユーザ端末からの参照要求を許可しないと判定された場合に、当該参照元のユーザ端末に対して、当該参照元のユーザ端末のユーザ状態の更新を要求する通知を出力し、当該参照元のユーザ端末のユーザ状態が更新されるまで、参照が許可されない旨を示す表示態様にて参照先のユーザのユーザ状態を要求元の前記ユーザに通知する段階。
【0037】
前記第1発明と同様の作用効果を有する。記録媒体としては、前記第12発明と同様のものを挙げることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る状態管理システムについて、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0039】
<第1実施形態例>

[構成]
図1は、第1実施形態例に係る状態管理システムの全体構成図である。図1に示す状態管理システムは、サーバ1とユーザ端末2とがインターネットまたはイントラネット3を介して接続されて構成されている。ユーザ端末2としては、PC、WS、移動通信端末などが挙げられる。携帯電話やPHSなどの移動通信端末は、移動体通信網4を介してインターネットなど3に接続されている。
【0040】
(1)ユーザ端末
ユーザ端末2は、前述した従来の状態管理システムにおけるユーザ端末2と同様の構成を有している。すなわち、ユーザ端末2は、第1通信部21、自状態設定部22、自状態通知部23、状態参照部24及び状態表示部25を有している。
【0041】
第1通信部21は、ユーザ端末2とサーバ1との間でデータを送受信する。
【0042】
自状態設定部22は、ユーザからの自状態の入力を受け付けたり、ユーザ端末2上のアプリケーションの状態からユーザ状態を自動的に検知する。また、自状態設定部22は、状態変化を監視したいユーザの指定をユーザから受け付ける。
【0043】
自状態通知部23は、入力または検知された自状態や、設定された判定条件をサーバ1に通知する。
【0044】
状態参照部24は、グループまたは個人の指定をユーザから受け付け、サーバ1に通知し、指定先の状態をサーバ1から取得する。また、状態参照部24は、監視対象に指定したユーザの新たな状態をサーバ1から取得する。
【0045】
状態表示部25は、サーバ1から取得したユーザ状態を表示する。
【0046】
以上の機能に加え、本システムにおけるユーザ端末は、以下の新たな機能を有している。自状態設定部22は、後述する判定条件の設定をユーザから受け付け、自状態通知部23を介してサーバ1に送信する。また、自状態設定部22は、判定条件の入力を容易にするために、ウインドウを表示する。
【0047】
(2)サーバ
(2−1)従来のサーバ機能
サーバ1は、従来の状態管理システムにおけるサーバ1の機能に加え、さらに条件DB101、判定条件設定部102、判定部103を有している。従来のサーバ機能とは、第2通信部104、状態DB105、グループDB106、通知DB107、設定部108、参照部109、通知部110及びグループ管理部111に相当する。
【0048】
第2通信部104は、ユーザ端末2とサーバ1との間でデータの送受信を行う。
【0049】
状態DB105には、各ユーザの状態が蓄積されている。
【0050】
グループDB106には、何らかの方法により形成されたグループの構成ユーザが、グループ名とともに蓄積されている。
【0051】
通知DB107には、監視対象と監視者とが、対応付けられて蓄積されている。ここで、監視対象及び監視者とは、次のような関係にある。監視対象のユーザ状態が変化すると、その新たな状態が監視者に通知される。
【0052】
設定部108は、ユーザ端末2から受信した各ユーザの状態を、状態DB105に記憶する。また、設定部108は、ユーザ端末2から監視対象の指定を受け付け、前記ユーザ端末2を操作するユーザを監視者とし、監視対象と関連付けて通知DB107に蓄積する。
【0053】
参照部109は、ユーザ端末2からの状態参照要求を受信し、参照先の状態を状態DB105から取得してユーザ端末2に渡す。
【0054】
グループ管理部111は、ユーザにより形成されたグループの構成ユーザ及びグループ名をユーザ端末2から受け取り、グループDB106に格納する。また、グループ管理部111は、ユーザ端末2からグループを指定する状態参照要求を受信した場合、指定グループの構成ユーザを参照部109に渡す。
【0055】
通知部110は、新たなユーザ状態が状態DB105に蓄積された場合、状態が変化したユーザを監視対象に指定している監視者に、新たなユーザ状態を通知する。以下、この通知を状態通知という。通知された監視対象の状態は、状態参照部24により取得され、状態表示部25により監視者へ通知される。この状態通知に先立ち、監視者の状態に基づいて状態通知が可能か否かを判断し、判断に従って状態通知を行うことも可能である。
【0056】
(2−2)本システムにおけるサーバ機能
本システムにおいては、条件DB101、判定条件設定部102及び判定部103が新たにサーバ1に設けられている。条件DB101には、条件テーブルが蓄積されている。条件テーブルについては、詳細を後述する。
【0057】
判定条件設定部102は、ユーザ端末2から所定の判定条件を受信し、条件DB101に格納する。この判定条件は、ユーザ端末2から参照要求があった場合、参照先の状態を要求元に通知しても良いか否かを判定するために用いられる。また、監視者に対し、状態通知を行っても良いか否かを判定するためにも用いられる。判定条件については、詳細を後述する。
【0058】
判定条件は、システム側で予め設定しておいても良いが、本実施形態例においては個人またはグループがそれぞれ判定条件を設定可能である。また、ユーザは、必要に応じ、他の個人やグループに対して個別の判定条件を設定可能である。
【0059】
判定部103は、ユーザ端末2からの参照要求があった場合、参照要求に基づいて参照先の状態を要求元ユーザ端末2に送信するか否かの判定を行う。また、判定部103は、状態DB105に新たな状態が設定された場合、新たな状態の状態通知を行うか否かの判定を行う。さらに、判定部103は、判定結果がNGの場合、その旨のメッセージをユーザ端末2に通知し、状態設定を要求する。本実施形態例においては、システム側でデフォルトの判定条件が予め設定されており、ユーザが判定条件を設定していない場合にはデフォルトの判定条件が用いられる。
他の構成要素の機能は、前記従来の状態管理システムと同様である。但し、参照部109は、参照要求をユーザ端末2から受け取ると、判定部103の判定結果に従って参照先の状態の送信を行う。判定により参照要求が許可されない場合、参照部109は、参照先状態に例えば特定のマーク「?」を埋め込み、ユーザ端末2に送信する。要求された参照先状態は、参照が許可されなかったことをユーザに示すためである。また、通知部110も、参照部109と同様に、判定部103の判定結果に従って状態通知を行う。
【0060】
(2−3)判定条件
本実施形態例においては、以下の4つの判定条件及びこれらの組み合わせにより、参照先または監視対象の状態を要求元または監視者に通知しても良いか否かの判定を行う。
【0061】
[1]時間
[2]回数
[3]合計回数
[4]人数
条件[1]の例としては、以下のようなものがある。要求元ユーザ状態の最終更新時刻から参照先ユーザ状態の最終更新時刻までの経過時間が所定時間以上であれば、通知をしないと判定する。要求元ユーザ状態が、参照先状態に比して古すぎると考えられるからである。
【0062】
例えば判定時間が1日であり、ユーザAがユーザBの状態を参照する場合を考える。ユーザBの状態が、ユーザAの状態の最終更新時刻から1日以内に更新されていれば、ユーザAはユーザBの状態を参照することがきる。この場合、判定は「OK」となる。そうでなければ判定は「NG」となる。この場合、ユーザAは、新たな自状態を設定しなければ、ユーザBの状態を参照出来ない。ユーザBの状態はユーザAの状態に比して新しいので、両者間の公平を図るためである。
【0063】
条件[2]の例としては以下のようなものがある。要求元ユーザ状態の最終更新時刻以降において参照先ユーザ状態の更新回数が所定回数以上であれば、通知をしないと判定する。例えば、回数が3回であり、ユーザAがユーザBの状態を参照する場合を考える。ユーザAの状態の最終更新時刻以降に、ユーザBの状態が更新された回数が2回以下であれば、判定はOKとなる。この場合、ユーザAはユーザBの状態を参照することができる。
【0064】
しかし、ユーザAの状態の最終更新時刻以降にユーザBの状態が3回以上更新されていれば、ユーザAのユーザBに対する参照要求の判定は「NG」となる。この場合、ユーザAは、新たな自状態を設定しなければ、ユーザBの状態を参照出来ない。ユーザBの状態を参照しようとしているユーザAの状態はユーザBの状態に比して古すぎると考えられるので、両者間の公平を図るためである。
【0065】
条件[3]の例としては、以下のようなものがある。要求元ユーザ状態の最終更新時刻以降に、参照先グループ内において構成ユーザが状態を更新した合計回数が所定回数以上であれば、通知をしないと判定する。なお、条件[3]は、何らかの方法で形成されるユーザグループが設定可能な判定条件である。
【0066】
例えば、合計回数が「3回以上」と設定されており、ユーザAがグループCの状態を参照する場合を考える。要求元ユーザAの状態の最終更新時刻以降に、グループC内で構成ユーザが状態を更新した合計回数が3回以上であれば、判定は「NG」となる。グループCの状態に比して、ユーザAの状態は古すぎると考えられるからである。
【0067】
条件[4]の例としては、以下のようなものがある。要求元ユーザ状態の最終更新時刻以降に、参照先グループ内のユーザのうち状態を更新したユーザの合計人数が所定人数以上であれば、通知をしないと判定する。この条件は、前記条件[3]と同様に、グループが設定可能な条件である。
【0068】
例えば、合計人数が「3人」と設定されており、ユーザAがグループDの状態を参照する場合を考える。ユーザAの状態の最終更新時刻以降に、グループD内で状態を更新したユーザが3人以上であれば、判定は「NG」となる。ユーザAの状態は、グループDの状態に比して古すぎると考えられるからである。
【0069】
(2−4)条件テーブル
図2は、条件DB101に蓄積されている条件テーブルの概念説明図である。条件テーブルには、参照先、要求元及び判定条件が、対応付けられて記憶されている。例えば、図2においてグループXはグループYに対し、判定条件として「時間≧12時間」を設定している。この判定条件は、グループY(要求元)の構成ユーザがグループX(参照先)の状態を参照しようとした場合に適用される。また、この判定条件は、グループX内のユーザについて、グループY内のユーザに状態通知をする場合にも適用される。
【0070】
また、図2においてユーザCはユーザBに対し、判定条件として「回数≧3回」を設定している。この判定条件は、ユーザC(要求元)がユーザB(参照先)の状態を参照しようとした場合と、ユーザBの状態をユーザCに状態通知する場合とに適用される。
【0071】
(3)画面例
次に、画面例に基づいて本発明の作用を説明する。
【0072】
図3は、状態管理システムにおけるメニュー画面の一例である。メニュー画面では、選択可能な処理や、ユーザが既に作成したグループなどが表示される。例えばメニュー画面において、「私のいま!」を選択すると、ユーザの自状態を設定するための状態設定画面が表示される。また、「コミュニティ作成」を選択すると、グループを作成することが出来る。
【0073】
図4(a)〜(c)は、ユーザが自状態を設定するための状態設定画面の一例である。図4(a)及び(b)は、設定対象を「気持ち」や「天気」などいくつかの分類から選択したり、自状態を表す文字を入力するための画面である。図4(c)は、自状態を表す絵文字を選択入力するための画面である。また図4(a),(b)において、画面の下部分には、自状態を文字により表現するためのフィールドが設けられている。
【0074】
図5(a)〜(c)及び図6(a)〜(c)は、ユーザが個人またはグループの状態を参照しようとしたが、判定結果により相手状態を参照できない場合に表示される画面例である。図5の画面例は、移動通信端末で表示される画面例である。図6の画面例は、PC上で表示される画面例である。
図5(a)及び図6(a)は、1人のユーザの状態を参照しようとしたが、参照できない場合の画面例を示す。図5(b)及び図6(b)では、複数のユーザ一覧とともに各ユーザの状態が表示される場合に、何人かのユーザの状態が参照できないことを示す画面例である。これらのユーザについては、状態に「?」など特定のマークが表示されている。図5(c)及び図6(c)は、あるグループの状態を参照しようとしたが参照できない場合の画面例を示している。
【0075】
図7(a)及び(b)は、前記図5及び図6の画面を表示するに先立ち、自状態の設定を促す場合に表示される画面例である。図7(a)は、個人の状態を参照しようとしたが参照できない場合に表示される画面例である。図7(b)は、グループの状態を参照しようとしたが参照できない場合に表示される画面例である。いずれの画面例においても、「自状態設定ボタン」を押すと、前記図4に例示する状態設定画面が表示される。逆に、「OKボタン」を押すと、前記図5または図6に例示する画面が表示される。
【0076】
図8(a)及び(b)は、状態通知に先立ち、監視者が監視対象の状態を参照できない場合に表示される画面例である。図8(a)は、監視対象が個人の場合に表示される画面例である。図8(b)は、監視対象がグループの場合に表示される画面例である。「自状態設定」ボタン及び「OK」ボタンが押された場合の作用は、図7と同様である。
【0077】
図9(a)及び(b)は、判定条件を設定するための画面例である。図9(a)は、個人の判定条件を設定するための画面例である。図9(b)は、グループの判定条件を設定するための画面例である。画面例において複数の条件を入力すれば、その組み合わせにより判定がなされる。例えば、図9(b)では、時間及び人数が設定されている。「設定」ボタンを押すと、設定された判定条件がサーバ1に送信され、条件DB101に格納される。
【0078】
[処理の流れ]
次に、判定部103が行う処理の流れについて、フローチャートを用いて具体的に説明する。図10は、判定部103が行うメイン処理の流れを示すフローチャートである。なお、説明を容易にするため、個人からの参照要求及び個人への状態通知については、時間または回数のいずれかに基づいて判定する場合を例に取る。また、グループからの参照要求及びグループへの状態通知については、時間、合計回数または回数のいずれかに基づいて判定する場合を例に取る。
【0079】
参照要求の受信または状態DB105の更新により、以下の処理が開始される。
【0080】
ステップS1では、判定部103は、要求元が参照先に設定している判定条件を条件DB101から読み出す。状態DB105が更新された場合、判定部103は、状態が更新されたユーザまたはグループを監視対象に指定している監視者を、通知DB107から読み出す。次いで、判定部103は、監視対象が監視者に対して設定している判定条件を、条件DB101から読み出す。
【0081】
以下において、状態参照要求が生じた場合における処理を説明するが、状態通知についても、参照先を監視対象、要求元を監視者、参照部109を通知部110に読み替えれば同様である。
【0082】
ステップS2では、判定部103は、参照先がグループであるか否かを判断する。“YES”と判断すると、後述するステップS10に移行する。“NO”と判断すると、ステップS3に移行する。
【0083】
ステップS3では、判定部103は、判定条件が時間であるか否かを判断する。参照先が要求元に対する判定条件として時間を設定しているか、システムがデフォルトの判定条件として時間を設定している場合、“YES”と判断される。“YES”と判断すると、ステップS4に移行する。“NO”と判断すると、後述するステップS8に移行する。
【0084】
ステップS4では、判定部103は、後述する時間サブルーチンを実行する。すなわち、判定部103は、設定された時間に基づいて、参照先の状態を要求元に通知するか否かを判定する。
【0085】
ステップS5では、判定部103は、判定結果がOKであるか否かを判断する。“YES”と判断すると、ステップS6に移行する。“NO”と判断すると、後述するステップS7に移行する。
【0086】
ステップS6では、判定結果に基づいて、参照部109が、参照先の状態を要求元のユーザ端末2に送信する。ユーザ端末2上では、送信された状態が表示される。その後処理を終了する。
ステップS7では、参照部109は、判定結果に従ってNG処理を行う。例えば、前記図5や図6に示すように、参照先状態に「?」を埋め込み、ユーザ端末2に送信する。ユーザ端末2上では図5や図6に例示する画面が表示される。ユーザは、参照先状態を知りたいか否かの必要に応じ、自状態を入力すればよい。その後処理を終了する。
【0087】
前記ステップS3において、判定条件が時間ではないと判断されると、ステップS8に移行する。ステップS8においては、判定部103は、判定条件が回数であるか否かを判断する。参照先が要求元に対する判定条件として回数を設定しているか、システムがデフォルトの判定条件として回数を設定している場合、“YES”と判断される。“YES”と判断するとステップS9に移行する。“NO”と判断すると、何も条件が設定されていないので前記ステップS6に移行し、参照先の状態が要求元に送信される。すなわち、判定条件が設定されていない場合には、無条件に参照が許可される。
【0088】
ステップS9では、判定部103は、後述する回数サブルーチンを実行する。すなわち、判定部103は、設定された回数に基づいて、参照先の状態を要求元に通知するか否かを判定する。
【0089】
前記ステップS2において、参照先がグループであると判断されると、ステップS10に移行する。ステップS10では、判定部103は、判定条件が時間であるか否かを判断する。参照先グループが要求元に対する判定条件として時間を設定しているか、システムがデフォルトの判定条件として時間を設定している場合、“YES”と判断される。“YES”と判断すると、ステップS11に移行する。“NO”と判断すると、後述するステップS12に移行する。
【0090】
ステップS11では、判定部103は、後述するグループ時間サブルーチンを実行する。すなわち、判定部103は、設定された時間に基づいて、参照先グループの状態を、要求元に通知するか否かを判定する。
【0091】
ステップS12では、判定部103は、判定条件が合計回数であるか否かを判断する。参照先グループが要求元に対する判定条件として合計回数を設定しているか、システムがデフォルトの判定条件として合計回数を設定している場合、“YES”と判断される。“YES”と判断するとステップS13に移行する。“NO”と判断すると、後述するステップS14に移行する。
【0092】
ステップS13では、判定部103は、後述する合計回数サブルーチンを実行する。すなわち、判定部103は、設定された合計回数に基づいて、参照先の状態を要求元に通知するか否かを判定する。
【0093】
ステップS14では、判定部103は、判定条件が回数であるか否かを判断する。参照先グループが要求元に対する判定条件として回数を設定しているか、システムがデフォルトの判定条件として回数を設定している場合、“YES”と判断される。“YES”と判断すると、ステップS15に移行する。“NO”と判断すると判定条件の設定がないものと見なされ、前述のステップS6に移行する。すなわち、参照部109により参照先の状態が要求元に送信される。
【0094】
ステップS15では、判定部103は、後述する個別回数サブルーチンを実行する。すなわち、判定部103は、設定された回数に基づいて、参照先グループの状態を要求元に通知するか否かを判定する。
【0095】
この処理に従えば、ユーザは、メッセージや特定のマークの表示により要求した参照先状態を参照できないことを通知される。しかし、その都度自状態を入力する必要はなく、参照先状態を知りたいか否かに応じて自状態を入力すればよい。従って、本実施形態例に係る状態管理システムは、ユーザに過度の負担を強いることなくユーザ状態の入力を促進してシステムの有効性を高め、しかもユーザ間の公平を保つことができる。図10ではそれぞれの条件を単独で判定しているが、これを組み合わせ、「or」や「and」条件で最終的に「OK」か「NG」かを判定しても良い。
【0096】
(2)時間サブルーチン
図11は、時間サブルーチンの流れを示すフローチャートである。前記メイン処理においてステップS4に移行すると、以下の処理が開始される。
【0097】
ステップS101では、判定部103は、要求元の状態が更新された最終時間を状態DB105から取得する。
【0098】
ステップS102では、判定部103は、読み込んだ判定条件が、参照先ユーザにより要求元に対して設定されたものか否かを判断する。“YES”と判断すると、ステップS103に移行する。“NO”と判断すると、後述するステップS104に移行する。
【0099】
ステップS103では、判定部103は、参照先ユーザが条件DB101に設定している設定時間を、閾値とする。
【0100】
ステップS104では、判定部103は、システム側で設定しているデフォルト値の時間を閾値とする。
【0101】
ステップS105では、判定部103は、要求元状態の最終更新時間から参照先状態の最終更新時間までの経過時間が、閾値以上であるか否かを判断する。“YES”と判断すると、ステップS106に移行する。これは、要求元状態が、参照先状態に比してあまりに古いことを意味する。“NO”と判断すると、後述するステップS109に移行する。
【0102】
ステップS106では、判定部103は、要求元ユーザ端末2に対し、状態の設定要求を送信する。ユーザ端末2では、自状態設定部22が、前記図7または図8に示す画面を表示する。
【0103】
ステップS107では、判定部103は、要求元の状態が設定されたか否かを判断する。この判断は、例えば次のように行う。すなわち、所定時間内に応答がないかまたは前記図7または図8において「OK」ボタンをされた場合、“NO”と判断し、その他の場合には“YES”と判断する。“NO”と判断するとステップS108に移行する。“YES”と判断すると、ステップS109に移行する。なお、ステップS106〜107を省略することも可能である。
【0104】
ステップS108では、判定部103は、判定結果として「NG」を、参照部109に返す。
【0105】
ステップS109では、判定部103は、判定結果として「OK」を、参照部109に返す。その後、前記メイン処理に戻る。
【0106】
(3)回数サブルーチン
図12は、回数サブルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。前記メイン処理において、ステップS9に移行すると以下の処理が開始される。
【0107】
ステップS201では、判定部103は、要求元状態の最終更新時刻を、状態DB105から取得する。
【0108】
ステップS202では、判定部103は、ステップS201において取得した時刻以降における参照先状態の更新回数を、状態DB105から取得する。
【0109】
ステップS203では、判定部103は、読み込んだ判定条件が、参照先により要求元に対して設定されたものか否かを判断する。“YES”と判断するとステップS204に移行する。“NO”と判断すると、ステップS205に移行する。
【0110】
ステップS204では、判定部103は、参照先により設定されている設定回数を閾値とする。
【0111】
ステップS205では、判定部103は、システム側で予め設定されている回数を、閾値とする。
【0112】
ステップS206では、判定部103は、前記ステップS202で取得した更新回数が閾値以上であるか否かを判断する。“YES”と判断するとステップS107に移行する。すなわち、要求元の状態の更新頻度が、参照先に比して低い場合である。“NO”と判断すると、後述するステップS210に移行する。
【0113】
ステップS207では、判定部103は、要求元のユーザ端末2に対し、状態の設定要求を送信する。要求元のユーザ端末2では、前記図7または図8に例示する画面が表示される。
【0114】
ステップS208では、判定部103は、状態が設定されたか否かを判断する。この判断は、前記ステップS107と同様に行う。“NO”と判断するとステップS209に移行する。“YES”と判断すると、後述するステップS210に移行する。
【0115】
ステップS209では、判定部103は、判定結果として「NG」を、参照部109に返す。
【0116】
ステップS210では、判定部103は、判定結果として「OK」を、参照部109に返す。その後、前記メイン処理に戻る。
【0117】
(4)グループ時間サブルーチン
図13は、グループ時間サブルーチンで行われる処理の流れを示すフローチャートである。前記メイン処理においてステップS11に移行すると、以下の処理が開始される。
【0118】
ステップS301では、判定部103は、要求元状態の最終更新時刻を状態DB105から取得する。
【0119】
ステップS302では、判定部103は、読み出した判定条件が、参照先グループにより要求元に対して設定されたものか否かを判断する。“YES”と判断すると、ステップS303に移行する。“NO”と判断すると、後述するステップS304に移行する。“NO”と判断されるのは、判定条件の時間及び人数のいずれもがデフォルト値の場合である。
【0120】
ステップS303では、判定部103は、参照先により設定されている時間や人数を閾値とする。いずれか一方が設定されている場合、設定されていないパラメータについてはシステム側で設定しているデフォルト値を閾値とする。
【0121】
ステップS304では、判定部103は、システム側で設定している時間及び人数を、閾値とする。
【0122】
ステップS305では、判定部103は、まず、要求元状態の最終更新時刻以降に状態が更新されたユーザが、参照先グループ内に何人いるかを求める。次いで、判定部103は、前記求めた人数が閾値以上であるか否かを判断する。“YES”と判断するとステップS306に移行する。“NO”と判断すると、後述するステップS309に移行する。
【0123】
ステップS306では、判定部103は、要求元ユーザ端末2に対し、状態の設定要求を送信する。ユーザ端末2側では、前述の図7または図8に示す画面が表示される。
【0124】
ステップS307では、判定部103は、状態が設定されたか否かを判断する。この判断は、前記ステップS107と同様に行う。“NO”と判断するとステップS308に移行する。“YES”と判断すると、後述するステップS309に移行する。
【0125】
ステップS308では、判定部103は、判定結果として「NG」を、参照部109に返す。
【0126】
ステップS309では、判定部103は、判定結果として「OK」を参照部109に返す。その後、前記メイン処理に戻る。
【0127】
(5)合計回数サブルーチン
図14は、判定部103が行う合計回数サブルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。前記メイン処理においてステップS13に移行すると、以下の処理が開始される。
【0128】
ステップS401では、判定部103は、要求元状態の最終更新時刻を、状態DB105から取得する。
【0129】
ステップS402では、判定部103は、前記ステップS401で取得した時刻以降において、参照先グループ内で構成ユーザが状態を更新した合計回数を、状態DB105から取得する。
【0130】
ステップS403では、判定部103は、読み込んだ判定条件が、参照先グループにより要求元に対して設定されたものか否かを判断する。“YES”と判断するとステップS404に移行する。“NO”と判断すると、ステップS405に移行する。
【0131】
ステップS404では、判定部103は、参照先グループにより設定されている合計回数を、閾値とする。
【0132】
ステップS405では、判定部103は、システム側で設定されている合計回数を、閾値とする。
【0133】
ステップS406では、判定部103は、前記ステップS402で取得した合計回数が閾値以上であるか否かを判断する。“YES”と判断するとステップS407に移行する。“NO”と判断すると、後述するステップS410に移行する。
【0134】
ステップS407では、判定部103は、要求元のユーザ端末2に対し、状態の設定要求を送信する。ユーザ端末2側では、前記図7や8に示す画面が表示される。
【0135】
ステップS408では、判定部103は、状態が設定されたか否かを判断する。この判断は、前述のステップS107と同様に行う。“NO”と判断するとステップS409に移行する。“YES”と判断すると、後述するステップS410に移行する。
【0136】
ステップS409では、判定部103は、判定結果として「NG」を、参照部109に返す。
【0137】
ステップS410では、判定部103は、判定結果として「OK」を、参照部109に返す。その後、前記メイン処理に戻る。
【0138】
(6)個別回数サブルーチン
図15は、判定部103が行う個別回数サブルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。前記メイン処理においてステップS15に移行すると、以下の処理が開始される。
【0139】
ステップS501では、判定部103は、要求元ユーザ状態の最終更新時刻を、状態DB105から取得する。
【0140】
ステップS502では、判定部103は、要求元ユーザ状態の最終更新時刻以降において、参照先グループ内で構成ユーザが状態を更新した回数を、構成ユーザ毎に求める。この処理は、状態DB105に基づいて行われる。
【0141】
ステップS503では、判定部103は、読み出した判定条件が、要求元ユーザにより参照先グループに対して設定されているものか否かを判断する。回数または人数のいずれかの条件が設定されていると“YES”と判断し、ステップS504に移行する。いずれの設定もされていない場合“NO”と判断し、ステップS505に移行する。
【0142】
ステップS504では、判定部103は、設定されている回数や人数を閾値とする。いずれかの設定がない場合には、システム側で設定しているデフォルト値を閾値とする。
【0143】
ステップS505では、システム側で設定されている回数及び人数のデフォルト値を、それぞれの閾値とする。
【0144】
ステップS506では、判定部103は、まず、前記ステップS502において求めた更新回数が閾値の回数を越えているユーザの人数を求める。次いで、判定部103は、前記求めた人数が閾値の人数を越えているか否かを判断する。“YES”と判断するとステップS507に移行する。“NO”と判断すると、後述するステップS511に移行する。
【0145】
ステップS507では、判定部103は、要求元ユーザ端末2に対し、状態の設定要求を送信する。ユーザ端末2側では、前述した図7や図8に示す画面が表示される。
【0146】
ステップS508では、判定部103は、状態が設定されたか否かを判断する。この判断は、前述のステップS107と同様に行う。“NO”と判断すると、ステップS509に移行する。“YES”と判断すると、後述するステップS510に移行する。
【0147】
ステップS509では、判定部103は、判定結果として「NG」を、参照部109に返す。
【0148】
ステップS510では、判定部103は、判定結果として「OK」を、参照部109に返す。その後、前記メイン処理に戻る。
【0149】
(7)参照部109または通知部110が行う処理の流れ
図16は、参照部109または通知部110が行う処理の流れを示すフローチャートである。ユーザ端末2側からの参照要求または状態DB105の更新により、以下の処理が開始される。
【0150】
ステップS601では、参照部109または通知部110は、参照先ユーザまたは参照先グループの構成ユーザの状態を取得する。
【0151】
ステップS602では、参照部109または通知部110は、判定部103に対し、判定を依頼する。参照部109または通知部110は、この判定依頼とともに、要求元及び参照先または監視者及び監視対象を、判定部103に通知する。
【0152】
ステップS603では、参照部109または通知部110は、判定部103からの判定結果を待ち、判定結果がOKであるか否かを判断する。OKであれば、後述するステップS604に移行する。OKでなければステップS605に移行する。
【0153】
ステップS604では、参照部109または通知部110は、要求元または監視者のユーザ端末2に対し、参照先または監視対象の状態を送信する。ユーザ端末2上では、図20〜図23に例示する画面が表示される。
【0154】
ステップS605では、参照部109または通知部110は、状態の表示を実行するか否かを判断する。この判断は、システム側の設定に基づいて行う。“YES”と判断するとステップS606に移行する。“NO”と判断すると、後述するステップS607に移行する。
ステップS606では、参照部109または通知部110は、判定結果がN Gであった参照先または監視対象の状態を、例えば「?」に置き換える。その後、参照部109または通知部110は、参照先または監視対象の状態を、要求元または監視者のユーザ端末2に送信する。ユーザ端末2上では、前記図5〜7に示す画面が表示され、参照先状態は「?」で表示される。
【0155】
ステップS607では、所定の他の処理が行われる。例えば、要求元または監視者のユーザ端末2に対し、メニュー画面を送信することが挙げられる。
【0156】
[具体的な判定例]
次に、前記処理の流れを、具体例を挙げて説明する。いま、条件テーブルが図17に示すように設定されているとする。図17の条件テーブルは、前述した条件DBと状態DBとを一体化した構成となっている。また、各ユーザ状態のみならず、各ユーザ状態の更新時間も蓄積されている。なお、図17の条件テーブルには、個人ユーザの判定条件とそのユーザ状態とが共に登録されているが、グループの判定条件については、条件DBに別個に登録する必要がある。
【0157】
ユーザAがユーザDについて、参照要求を出した場合を考える。ユーザDは、判定条件として「時間≧2時間」を設定している。ユーザA(要求元)の状態の最終更新時間は、1999/7/26、10:23である。ユーザD(参照先)の状態の最終更新時間は、1999/7/26、13:30である。要求元状態の最終更新時間から参照先状態の最終更新時間までに3時間7分、すなわち2時間以上が経過している。従って、ユーザAの参照要求は許可されない。この場合、例えば、ユーザAの端末にサーバ1から自状態の設定要求が送信され、図7に例示する画面が表示される。
【0158】
また、図17の条件テーブルにおいて、システム側の設定値は、「時間≧3日」、「回数≧3回」となっている。判定条件を設定していないユーザBの状態をユーザAが参照しようとすると、前記2つの条件の組み合わせにより判定が行われる。ユーザBは、ユーザAの状態更新時刻1999/7/26、10:23以降に2回状態を更新している。しかし、いずれもユーザAの状態更新時刻の3回以内である。従って、ユーザAからユーザBへの参照要求は許可され、図20〜23に例示する画面がユーザAの端末上で表示される。
【0159】
<第2実施形態例>

[構成]
図18は、第2実施形態例に係る状態管理システムである。本実施形態例においては、ユーザ端末2aにも判定条件設定部102及び判定部103が設けられている。他のユーザ状態の参照要求や自端末への状態通知に対しては、ユーザ端末2aの判定部103が前記の判定を行い、その判定結果に基づいて状態表示が行われる。参照先の判定条件は、サーバ1から取得可能である。判定条件設定部102や判定部103を設けるユーザ端末2aとしては、PCやWSなどが好ましい。
【0160】
移動通信端末2bからの参照要求や移動通信端末2bへの状態通知については、第1実施形態例と同様にサーバ1側に設けられた判定条件設定部102、判定部103及び条件DB101に基づいて行う。このようにすれば、前記の第1実施形態例に比して、サーバ1の負担を軽減することができる。
【0161】
【発明の効果】
本発明を用いれば、ネットワークに接続されたユーザが互いの状態を参照する状態管理システムにおいて、ユーザに過度の負担をかけることなく、ユーザ間の公平を保ちながらユーザ状態の設定を促進することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態例に係る状態管理システムの全体構成図。
【図2】条件テーブルの概念説明図。
【図3】ユーザ端末上に表示されるメニュー画面の一例。
【図4】ユーザ端末上に表示される状態設定画面の一例。
【図5】(a),(b),(c)相手状態が参照できない場合に表示される画面例(移動通信端末)。
【図6】(a),(b),(c)相手状態が参照できない場合に表示される画面例(PC)。
【図7】(a),(b)状態の設定を促進する画面例(状態参照時)。
【図8】(a),(b)状態の設定を促進する画面例(状態通知時)。
【図9】(a),(b)判定条件の設定画面例。
【図10】判定部が行うメイン処理の流れの一例を示すフローチャート。
【図11】時間サブルーチンの流れを示すフローチャート。
【図12】回数サブルーチンの流れを示すフローチャート。
【図13】グループ時間サブルーチンの流れを示すフローチャート。
【図14】合計回数サブルーチンの流れを示すフローチャート。
【図15】個別回数サブルーチンの流れを示すフローチャート。
【図16】参照部及び通知部が行う処理の流れを示すフローチャート。
【図17】条件テーブルの具体例。
【図18】第2実施形態例に係る状態管理システムの全体構成図。
【図19】従来の状態管理システムの全体構成図。
【図20】ユーザ状態の個別表示例(移動通信端末)。
【図21】(a),(b)ユーザ状態の個別表示例(PC)。
【図22】(a)ユーザ状態のグループ別表示例(移動通信端末)。
(b)グループ中のユーザ状態の詳細表示例(移動通信端末)。
【図23】ユーザ状態のグループ別表示例(PC)。
【符号の説明】
1;サーバ
2a,b;ユーザ端末
3;イントラネット/インターネット
4;移動体通信網
101;条件DB
103;判定部

Claims (13)

  1. ネットワークに接続されたユーザ端末を操作するユーザのユーザ状態を蓄積し、他のユーザ状態の参照要求に応じて要求元のユーザ端末に参照先のユーザ状態を通知可能な状態管理方法であって、
    要求元のユーザ状態の更新状況と参照先のユーザ状態の更新状況との差違に基づいて、参照先のユーザ状態を要求元のユーザ端末に通知するか否かを判定するための判定条件を蓄積し、
    前記他のユーザ状態の参照要求を行った要求元のユーザ端末のユーザ状態の更新状況参照先のユーザ状態の更新状況との差違及び、前記蓄積されている判定条件に基づいて、要求元のユーザ端末からの参照要求を許可するか否かを判定し、
    前記判定により要求元のユーザ端末からの参照要求を許可しないと判定された場合に、当該参照元のユーザ端末に対して、当該参照元のユーザ端末のユーザ状態の更新を要求する通知を出力し、当該参照元のユーザ端末のユーザ状態が更新されるまで、参照が許可されない旨を示す表示態様にて参照先のユーザのユーザ状態を要求元のユーザ端末に通知する、
    状態管理方法。
  2. 前記判定は、要求元のユーザ状態の更新状況と参照先のユーザ状態の更新状況とを比較し、両者の差が判定条件に定められた所定の範囲内か否かにより行う、請求項1に記載の状態管理方法。
  3. ネットワークに接続されたユーザ端末を操作するユーザのユーザ状態を蓄積し、他のユーザ状態の参照要求に応じて要求元のユーザ端末に参照先のユーザ状態を通知可能な状態管理システムであって、
    要求元のユーザ状態の更新状況と参照先のユーザ状態の更新状況との差違に基づいて、参照先のユーザ状態を要求元のユーザ端末に通知するか否かを判定するための判定条件を蓄積している蓄積手段と、
    前記他のユーザ状態の参照要求を行った要求元のユーザ端末のユーザ状態の更新状況参照先のユーザ状態の更新状況との差違及び、前記蓄積されている判定条件に基づいて、要求元のユーザ端末からの参照要求を許可するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定により要求元のユーザ端末からの参照要求を許可しないと判定された場合に、当該参照元のユーザ端末に対して、当該参照元のユーザ端末のユーザ状態の更新を要求する通知を出力し、当該参照元のユーザ端末のユーザ状態が更新されるまで、参照が許可されない旨を示す表示態様にて参照先のユーザのユーザ状態を要求元のユーザ端末に通知する通知手段と、
    を備える状態管理システム。
  4. 判定条件の設定をユーザから受け付け、蓄積手段に格納する設定手段をさらに備える、請求項3に記載の状態管理システム。
  5. 前記蓄積手段は、参照先のユーザ端末と、要求元のユーザ端末と、参照先が要求元に対して設定している判定条件とを対応付けて蓄積し、
    要求元毎の判定条件の設定をユーザから受け付け、蓄積手段に格納する設定手段をさらに備える、請求項3に記載の状態管理システム。
  6. ユーザのユーザ状態が変化した場合に新たなユーザ状態の通知を受けるユーザを監視者とし、監視者に自ユーザ状態が通知されるユーザを監視対象とし、両者を関連付けて蓄積している第2蓄積手段と、
    監視対象のユーザ状態が変化した場合、監視対象を参照先とした場合の判定条件に従い、監視対象のユーザ状態を監視者へ通知することを許可するか否かを判定し、判定結果を監視者のユーザ端末に通知する第2通知手段と、
    を備える請求項3に記載の状態管理システム。
  7. 前記判定の結果、参照要求が許可されない場合、要求元のユーザ端末に対し、要求元のユーザ状態の設定を要求する設定要求を送信する促進手段をさらに備える、請求項3に記載の状態管理システム。
  8. 前記判定は、要求元のユーザ端末のユーザ状態の最終更新時間から参照先のユーザ状態の最終更新時間までの経過時間に基づいて行う、請求項3に記載の状態管理システム。
  9. 前記判定は、要求元のユーザ端末のユーザ状態の最終更新時間以降における、参照先のユーザ状態の更新回数に基づいて行う、請求項3に記載の状態管理システム。
  10. 参照先が複数のユーザを含むユーザグループである場合、前記判定は、要求元のユーザ端末のユーザ状態の最終更新時間以降に、参照先ユーザグループ内でユーザ状態が更新された合計回数に基づいて行う、請求項3に記載の状態管理システム。
  11. 参照先が複数のユーザを含むユーザグループである場合、前記判定は、要求元のユーザ端末のユーザ状態の最終更新時間以降に、参照先ユーザグループ内でユーザ状態が更新されたユーザの合計人数に基づいて行う、請求項3に記載の状態管理システム。
  12. ネットワークに接続されたユーザ端末を操作するユーザのユーザ状態を蓄積し、他のユーザ状態の参照要求に応じて要求元ユーザ端末に参照先のユーザ状態を提供するサーバ端末に用いられる、状態管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    A;要求元のユーザ状態の更新状況と参照先のユーザ状態の更新状況との差違に基づいて、参照先のユーザ状態を要求元のユーザ端末に通知するか否かを判定するための判定条件を蓄積する段階と、
    B;前記他のユーザ状態の参照要求を行った要求元のユーザ端末のユーザ状態の更新状況及び参照先のユーザ状態の更新状況との差違及び、前記蓄積されている判定条件に基づいて、要求元のユーザ端末からの参照要求を許可するか否かを判定する段階と、
    C;前記判定により要求元のユーザ端末からの参照要求を許可しないと判定された場合に、当該参照元のユーザ端末に対して、当該参照元のユーザ端末のユーザ状態の更新を要求する通知を出力し、当該参照元のユーザ端末のユーザ状態が更新されるまで、参照が許可されない旨を示す表示態様にて参照先のユーザのユーザ状態を要求元のユーザ端末に通知する段階と、
    を実行するための状態管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. ネットワークに接続され、他のユーザのユーザ状態の参照要求をユーザから受け付け、参照先のユーザ状態を取得してユーザに通知可能なユーザ端末に用いられる状態管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    A;要求元のユーザ状態の更新状況と参照先のユーザ状態の更新状況との差違に基づいて、参照先のユーザ状態を要求元の前記ユーザに通知するか否かを判定するための判定条件を蓄積する段階と、
    B;前記他のユーザ状態の参照要求を行った要求元の前記ユーザのユーザ状態の更新状況参照先のユーザ状態の更新状況との差違及び、前記蓄積されている判定条件に基づいて、要求元の前記ユーザからの参照要求を許可するか否かを判定する段階と、
    C;前記判定により要求元のユーザ端末からの参照要求を許可しないと判定された場合に、当該参照元のユーザ端末に対して、当該参照元のユーザ端末のユーザ状態の更新を要求する通知を出力し、当該参照元のユーザ端末のユーザ状態が更新されるまで、参照が許可されない旨を示す表示態様にて参照先のユーザのユーザ状態を要求元の前記ユーザに通知する段階と、
    を実行するための状態管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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