JP2015201073A - 情報アクセス制御システム、情報共有サーバ、情報アクセス制御方法及びプログラム - Google Patents

情報アクセス制御システム、情報共有サーバ、情報アクセス制御方法及びプログラム Download PDF

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Junko Hashimoto
順子 橋本
中村 亨
Toru Nakamura
亨 中村
香央里 藤村
Kaori Fujimura
香央里 藤村
理洋 今野
Michihiro Konno
理洋 今野
石榑 康雄
Yasuo Ishigure
康雄 石榑
前田 裕二
Yuji Maeda
裕二 前田
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Abstract

【課題】高齢者のある関係者が、直接には知らない高齢者の他の関係者に対し、自身の情報を適切に開示する。
【解決手段】本発明に係る情報アクセス制御システムは、情報共有サーバ100及びユーザ端末200を備え、情報共有サーバ100は、各ユーザについて、該ユーザと1人以上を介した間接的な関係にある関係者に、該ユーザのどの個人情報を開示するかを定義したアクセス制御ルールと、各ユーザ間の人を介さない直接的な関係とを記憶する記憶ユニット130と、第1のユーザから、第1のユーザとは1人以上を介した関係にある第2のユーザに関する個人情報の情報開示要求があった場合に、アクセス制御ルールとユーザ関係のリストとを参照して、該第1のユーザへの情報開示を許可するか否かを判定する制御ユニット120とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、高齢者などを中心とした人間関係を管理し、高齢者の関係者同士などにおける情報アクセスを制御する情報アクセス制御システム、情報共有サーバ、情報アクセス制御方法及びプログラムに関するものである。
近年、高齢化が進み、高齢者を家族、医療、介護、地域など多方面から支えることが重要になってきている。これを実現するためには、高齢者を支える家族、医療従事者、介護従事者、地域のサービス事業者間で活発に情報交換を行い、適切に連携を行っていくことが重要である。
例えば、医療上の観点から高齢者に食事のコントロールをすることが必要な場合、担当医と、家族、介護従事者及び地域の配食サービス事業者などとが、食事の注意点を共有することで、疾病の悪化を防ぐことができる。また、介護従事者が、介護において気づいた高齢者の変化などを医療従事者に伝えることで、担当医が高齢者の疾病の悪化の兆候に早期に気付くことができる。
このように、高齢者に関する医療・介護情報などを関係者間で活発に交換することにより、高齢者の生活の質を上げることが可能である。
このような関係者間の連携のための仕組みとして、高齢者の医療・介護情報を適切な相手のみに開示するために、ユーザ(高齢者)と他のユーザとの人間関係に基づき、ユーザ(高齢者)の医療・介護情報を開示するアクセス制御方法が提案されている(特許文献1参照)。
また、高齢者に特化しているものではないが、ユーザの個人情報を、ユーザと他のユーザとの人間関係に基づいて開示するアクセス制御方法が提案されている(特許文献2参照)。
特開2011−100362号公報 特開2007−193611号公報
しかしながら、高齢者を支えるためには、高齢者の個人情報や、医療・介護情報を関係者に開示するだけでは十分でなく、高齢者の関係者に関する個人情報を、必要に応じて、高齢者の他の関係者に開示できることが好ましい。
例えば、医師が、一人暮らしの高齢者の家族の連絡先を知ることができれば、いざというときに高齢者の家族に連絡をすることができる。
ここで、「高齢者の家族の連絡先」を「高齢者」の個人情報として管理すれば、特許文献1又は2で提案された方法によって管理することも可能と考えられるが、その場合、以下のような問題点が考えられる。
「高齢者の家族の連絡先」を「高齢者」の個人情報として管理する場合、「高齢者自身」が情報の管理者となる。したがって、高齢者が「誰にどの情報を提供するか」の判断を行うことが必要になる。しかしながら、疾病や認識能力の低下により、高齢者が適切に情報管理を行うことが難しい場合も多く、その場合、家族にとっては、高齢者の不適切な管理によって「自身の連絡先」が漏えいするリスクがある。
かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、高齢者のある関係者が、直接には知らない高齢者の他の関係者に対し、自身の情報を適切に開示することができる情報アクセス制御システム、情報共有サーバ、情報アクセス制御方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る情報アクセス制御システムは、ネットワークを介して接続される情報共有サーバ及びユーザ端末を備える情報アクセス制御システムであって、前記情報共有サーバは、前記ユーザ端末とデータを送受信する通信ユニットと、各種情報を記憶する記憶ユニットと、前記ユーザ端末を保有する第1のユーザから、該第1のユーザとは1人以上を介した間接的な関係にある第2のユーザに関する個人情報の情報開示要求があった場合に、該第1のユーザへの情報開示を許可するか否かを判定する制御ユニットとを備え、前記記憶ユニットは、各ユーザ間の人を介さない直接的な関係を記憶するユーザ関係記憶部と、各ユーザについて、該ユーザと1人以上を介した関係にある関係者に、該ユーザのどの個人情報を開示するかを定義したアクセス制御ルールを記憶するアクセス制御ルール記憶部とを備え、前記制御ユニットは、前記第1のユーザから前記第2のユーザに関する個人情報の情報開示要求を受信すると、前記第1のユーザと前記第2のユーザの間接的な関係に対応するユーザ関係のリストを前記ユーザ関係記憶部から取得し、前記第2のユーザの個人情報に関する前記アクセス制御ルールと、前記ユーザ関係のリストとを参照して、前記第1のユーザへの情報開示を許可するか否かを判定することを特徴とするものである。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る情報共有サーバは、ネットワークを介してユーザ端末とデータを送受信する通信ユニットと、各種情報を記憶する記憶ユニットと、前記ユーザ端末を保有する第1のユーザから、該第1のユーザとは1人以上を介した間接的な関係にある第2のユーザに関する個人情報の情報開示要求があった場合に、該第1のユーザへの情報開示を許可するか否かを判定する制御ユニットとを備え、前記記憶ユニットは、各ユーザ間の人を介さない直接的な関係を記憶するユーザ関係記憶部と、各ユーザについて、該ユーザと1人以上を介した関係にある関係者に、該ユーザのどの個人情報を開示するかを定義したアクセス制御ルールを記憶するアクセス制御ルール記憶部とを備え、前記制御ユニットは、前記第1のユーザから前記第2のユーザに関する個人情報の情報開示要求を受信すると、前記第1のユーザと前記第2のユーザの間接的な関係に対応するユーザ関係のリストを前記ユーザ関係記憶部から取得し、前記第2のユーザの個人情報に関する前記アクセス制御ルールと、前記ユーザ関係のリストとを参照して、前記第1のユーザへの情報開示を許可するか否かを判定することを特徴とするものである。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る情報アクセス制御方法は、ネットワークを介して接続される情報共有サーバ及びユーザ端末を備える情報アクセス制御システムにおける情報アクセス制御方法であって、該情報共有サーバが、各ユーザ間の人を介さない直接的な関係を記憶するステップと、各ユーザについて、該ユーザと1人以上を介した関係にある関係者に、該ユーザのどの個人情報を開示するかを定義したアクセス制御ルールを記憶するステップと、前記ユーザ端末を保有する第1のユーザから、該第1のユーザとは1人以上を介した関係にある第2のユーザに関する個人情報の情報開示要求があった場合に、前記第1のユーザと前記第2のユーザの間接的な関係に対応するユーザ関係のリストを取得し、前記第2のユーザの個人情報に関する前記アクセス制御ルールと、前記ユーザ関係のリストとを参照して、該第1のユーザへの情報開示を許可するか否かを判定するステップとを含むものである。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、ネットワークを介して接続される情報共有サーバ及びユーザ端末を備える情報アクセス制御システムにおいて、該情報共有サーバに、各ユーザ間の人を介さない直接的な関係を記憶するステップと、各ユーザについて、該ユーザと1人以上を介した関係にある関係者に、該ユーザのどの個人情報を開示するかを定義したアクセス制御ルールを記憶するステップと、前記ユーザ端末を保有する第1のユーザから、該第1のユーザとは1人以上を介した関係にある第2のユーザに関する個人情報の情報開示要求があった場合に、前記第1のユーザと前記第2のユーザの間接的な関係に対応するユーザ関係のリストを取得し、前記第2のユーザの個人情報に関する前記アクセス制御ルールと、前記ユーザ関係のリストとを参照して、該第1のユーザへの情報開示を許可するか否かを判定するステップとを実行させるものである。
本発明によれば、高齢者のある関係者が、直接には知らない高齢者の他の関係者に対し、自身の情報を適切に開示することができる。
本発明の第1実施形態に係る情報アクセス制御システムの構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る情報共有サーバに記憶する各種データの一例である。 本発明の第1実施形態に係る情報共有サーバに記憶するアクセス制御ルールの一例である。 本発明の第1実施形態に係る情報アクセス制御システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る情報アクセス制御システムの動作の他の例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る情報アクセス制御システムの構成例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報共有サーバの構成例を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る情報共有サーバに記憶するデータの一例である。 本発明の第2実施形態に係る情報アクセス制御システムの対面情報更新処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る情報アクセス制御システムの緊急通報処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る情報アクセス制御システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る情報アクセス制御システムは、情報共有サーバ100と、ユーザ端末200とを備え、それぞれネットワーク400を介して接続されている。なお、ユーザ端末200は、1台以上の任意の台数であってよい。
情報共有サーバ100は、ユーザ端末200とネットワーク400を介してデータを送受信する通信ユニット110と、情報共有サーバ100全体を制御及び管理する制御ユニット120と、各種情報を記憶する記憶ユニット130とを備える。
制御ユニット120は、属性管理部121と、関係管理部122と、アクセス制御判定処理部123と、認証処理部124とを備える。制御ユニット120は、例えばプロセッサにより構成することができる。
属性管理部121は、属性記憶部132への「属性」の登録、変更、削除を管理する。ここで「属性」とは個人の特性であり、例えば「一般」や「医師」などである。また、属性管理部121は、ユーザ属性記憶部133へのユーザの属性の登録、変更、削除を管理する。
関係管理部122は、関係記憶部134への「関係」の登録、変更、削除を管理する。ここで「関係」とは、「家族−家族」、「患者−在宅医」などの関係である。「関係」の内容について詳しくは後述する。また、関係管理部122は、ユーザ関係記憶部135への「ユーザ同士の関係」の登録、変更、削除を管理する。
アクセス制御判定処理部123は、あるユーザから、ユーザ情報記憶部131に記憶されている他のユーザに関するユーザ情報について情報開示要求があった場合に、情報開示を許可するか否かを判定する。アクセス制御判定処理部123の実行する処理については後述する。
認証処理部124は、記憶ユニット130に記憶している情報の登録、変更、削除などを行う際、認証データ記憶部137に記憶されているデータを参照して、ユーザ認証を行う。これにより、情報の登録、変更、削除などを適切に管理することができる。
記憶ユニット130は、ユーザ情報記憶部131と、属性記憶部132と、ユーザ属性記憶部133と、関係記憶部134と、ユーザ関係記憶部135と、アクセス制御ルール記憶部136と、認証データ記憶部137とを備える。
ユーザ情報記憶部131は、各ユーザの個人情報を記憶している。図2(a)に、その一例を示す。図2(a)に示すように、各ユーザのユーザIDに関連付けて、氏名、電話番号、メールアドレス、住所などの個人情報を記憶している。
属性記憶部132は、ユーザ属性記憶部133に登録可能な属性のリストを記憶している。図2(b)に、その一例を示す。図2(b)に示すように、登録可能な属性としては、例えば、「一般」や「医師」などがある。これは、個人の特性が、「一般人である」、「医師である」などということを意味する。
ユーザ属性記憶部133は、各ユーザの属性を記憶している。図2(c)に、その一例を示す。各ユーザは、複数の属性を有していてもよい。例えば、図2(c)に示す例においては、ユーザCは、「一般」と「医師」の2つの属性を有している。
なお、属性管理部121は、ユーザ属性記憶部133に対しユーザの属性の登録、変更、削除を行う際、各属性に必要とされている一定の条件をユーザが満たしているかどうかを確認した上で処理を行う。例えば、属性管理部121は、一般属性については無条件で登録可能とするが、医師属性については、医師に発行されたHPKI(Health Public Key Infrastructure)で認証を行ったユーザのみに登録可能などとする。
関係記憶部134は、登録可能な関係のリストを記憶している。図2(d)に、その一例を示す。関係記憶部134は、ある2人のユーザ間の関係を、各ユーザの属性に対する条件及び役割、並びに、対称な関係であるか非対称な関係であるか等に基づいて定義して記憶している。関係には、例えば「家族−家族」、「患者−在宅医」、「知人−知人」などの関係がある。これらは、それぞれ、「家族同士である」、「患者と在宅医の関係である」、「知人同士である」といった、個人と個人の関わり方を示すものである。このうち、「家族−家族」及び「知人−知人」の関係は2人の役割が等価な対称関係であり、また、「患者−在宅医」の関係は2人の役割が異なる非対称な関係である。関係記憶部134は、各関係について、対称であるか非対称であるかを定義している。また、関係記憶部134は、各関係においてユーザの役割も定義している。
ユーザ関係記憶部135は、直接的な関係にある2人のユーザ間の関係を役割も含めて定義して記憶している。図2(e)に、その一例を示す。図2(e)に示す例においては、ユーザID1に記憶されているユーザが、関係記憶部134に記憶されている関係のリストの属性1の役割を有し、ユーザID2に記憶されているユーザが、関係記憶部134に記憶されている関係のリストの属性2の役割を有する。
なお、関係管理部122は、関係記憶部134において、「関係」が成り立つための「属性」を条件として定義することで、ユーザ関係記憶部135に、不正な「関係」が登録されることを防止している。例えば、「患者と在宅医の関係」となるためには、在宅医側は、「職業が医師である」という属性が必要とする。これによって、医師属性を持たない人が、在宅医関係を名乗ることを防ぐことができる。
また、関係管理部122は、ユーザ関係記憶部135に対しユーザ関係の登録や変更を行う際、ユーザ関係のユーザID1の属性が、関係の属性1条件を満たし、ユーザ関係のユーザID2の属性が、関係の属性2条件を満たすことを確認した上で、処理を行う。
また、関係管理部122は、ユーザ関係記憶部135へのユーザ間の関係の登録の際、例えば、関係を持つ2人のユーザにそれぞれ確認を要求するなどして、運用者などによる確認を得た上で、ユーザ関係記憶部135にユーザ関係を登録する。例えば、家族関係については、運用者が家族関係を証明する書類を確認の上、ユーザ関係記憶部135に登録することができる。また、知人関係については、各ユーザのユーザ端末200上に、情報共有サーバ100が同意を求めるダイアログを表示させ、各ユーザの同意を得た上で、ユーザ関係記憶部135に知人関係を登録することができる。
アクセス制御ルール記憶部136は、ユーザ情報記憶部131に情報を保有しているユーザ(データ保有ユーザ)が、どの関係者に自身のどのユーザ情報の開示を許可するかを、関係を条件として定義したアクセス制御ルールのリストを記憶している。図3に、その一例を示す。
図3に示すように、アクセス制御ルールは、データ保有ユーザがユーザ情報記憶部131に記憶しているユーザ情報の項目毎に、開示先条件リストを関連付けて構成されている。図3に示すように、開示先条件リストは、開示先条件1〜開示先条件N(Nは2以上の整数)からなり、開示先条件1には、データ保有ユーザとデータ保有ユーザの知り合いとの間の関係、及び役割の条件が定義されている。また、開示先条件2には、データ保有ユーザの知り合いとデータ保有ユーザの知り合いの知り合いとの間の関係、及び役割の条件が定義されている。同様にして、必要に応じて、開示条件Nまで定義されている。このように、アクセス制御ルールは、各ユーザの「属性」と各ユーザ間の「関係」とに基づき定義されている。
このように、アクセス制御ルールにおいては、開示先を直接の関係者だけに限定することなく、自分とある「関係」の関係者とさらにある「関係」にある別の関係者に対して開示許可を定義することができる。これにより、「関係者の関係者」に対する開示許可を定義することもできる。
ここで、データ開示条件について説明する。データ保有ユーザをaとし、データ保有ユーザaと直接関係があるユーザの集合をX(a、1)とする。また、データ保有ユーザaと(n−1)人を介して関係があるユーザの集合をX(a、n)とする。
このとき、以下の関係が成り立つ。
Figure 2015201073
アクセス制御ルール記憶部136に記憶するアクセス制御ルールの開示先条件リストは、複数の開示先条件(開示先条件1〜開示先条件n)から構成することができる。
データ保有ユーザがaであるとき、
開示先条件1は、aと、X(a、1)との関係と役割を条件とし、
開示先条件2は、X(a、1)と、X(a、2)との関係と役割を条件とし、
(中略)
開示先条件nは、X(a、n−1)と、X(a、n)との関係と役割を条件とする。
また、開示先条件m+1が定義されておらず、開示先条件1〜開示先条件mが定義されているとき、下記の条件を満たす関係者xmに対して、アクセス制御判定処理部123は、データ保有ユーザaの情報の開示を許可する。
Figure 2015201073
ユーザ端末200は、通信ユニット210と、情報表示部220と、情報入力部230と、制御部240とを備える。ユーザ端末200は、一例としては、ブラウザを搭載したパソコンやスマートフォンなどである。例えば、高齢者の家族は、高齢者の関係者に関する情報をブラウザで閲覧することができる。
通信ユニット210は、ネットワーク400を介して情報共有サーバ100とデータを送受信する。
情報表示部220は、情報共有サーバ100から取得したユーザに関する情報などを表示する。
情報入力部230は、ユーザ端末200を保有しているユーザからの入力を受け付ける。例えば、情報入力部230は、ユーザ端末200を保有しているユーザから、情報共有サーバ100に記憶されているユーザに関する情報への情報開示要求の入力を受け付ける。
制御部240は、ユーザ端末200全体を制御及び管理する。制御部240は、例えばプロセッサにより構成することができる。
図4に示すフローチャートを参照しながら、本発明の第1実施形態に係る情報アクセス制御システムの動作の一例を説明する。図4においては、ユーザAがユーザBに関する情報の開示を要求する場合を例に挙げて説明する。
ユーザAは、ユーザ端末200などを用いて、情報共有サーバ100にユーザBの情報開示を要求する(ステップS101)。
情報共有サーバ100において、アクセス制御判定処理部123は、ユーザAによるユーザBの情報開示要求を受信すると、ユーザ関係記憶部135を参照して、ユーザAとユーザBとの関係を取得する。図2(e)に示す例においては、ユーザAとユーザBとの関係は、「家族−家族」の関係である(ステップS102)。
アクセス制御判定処理部123は、アクセス制御ルール記憶部136において、データ保有ユーザID=ユーザBであるアクセス制御ルールを検索し、検索して得られた各項目において、アクセス制御ルールをチェックし(ステップS103)、ユーザAとユーザBとの間の関係と役割が開示先条件を満たすか否かを判定する(ステップS104)。
アクセス制御判定処理部123は、開示先条件を満たす項目については、ユーザAにユーザBの情報を開示し(ステップS105)、開示先条件を満たさない項目については、ユーザAにユーザBの情報を開示しない(ステップS106)。
図3に示す例においては、データ保有ユーザIDがユーザBである項目の「ユーザID」、「氏名」、「電話番号」及び「メールアドレス」について、ユーザAは開示先条件を満たしているため、アクセス制御判定処理部123は、ユーザAに対し、ユーザBの「ユーザID」、「氏名」、「電話番号」及び「メールアドレス」を開示することを許可する。
これにより、ユーザAはユーザBについて以下の情報を取得する。
ユーザID: ユーザB
氏名: 本条花子
電話番号: bbb−bbb−bbbb
メールアドレス: hana@mail
続いて、図5に示すフローチャートを参照しながら、本発明の第1実施形態に係る情報アクセス制御システムの動作の他の例を説明する。図5においては、ユーザAが、ユーザBの関係者に関する情報の開示を要求する場合を例に挙げて説明する。
ユーザAは、ユーザ端末200などを用いて、情報共有サーバ100にユーザBの関係者の情報開示を要求する(ステップS201)。ここで、ユーザAとユーザBの関係者とは、直接的な関係にはなく、間接的な関係にある。
情報共有サーバ100において、アクセス制御判定処理部123は、ユーザAによるユーザBの関係者への情報開示要求を受信すると、全てのユーザBの関係者に対して、ユーザ関係記憶部135を参照して、ユーザAとユーザBとの関係、及び、ユーザBとユーザBの関係者との関係を取得する。すなわち、アクセス制御判定処理部123は、ユーザAとユーザBの関係者との間接的な関係に対応するユーザ関係のリストを、ユーザ関係記憶部135から取得する。例えば、図2(e)に示す例においては、ユーザAとユーザBとの関係は、「家族−家族」の関係であり、ユーザBと、ユーザBの関係者であるユーザCとの関係は、「患者−在宅医」の関係である(ステップS202)。
アクセス制御判定処理部123は、アクセス制御ルール記憶部136において、データ保有ユーザID=ユーザCであるアクセス制御ルールを検索し、検索して得られた各項目において、ユーザ関係記憶部135から取得したユーザ関係のリストを参照して、アクセス制御ルールをチェックし(ステップS203)、ユーザAとユーザCとの間の関係と役割が開示先条件を満たすか否かを判定する(ステップS204)。
アクセス制御判定処理部123は、開示先条件を満たす項目については、ユーザAにユーザCの情報を開示し(ステップS205)、開示先条件を満たさない項目については、ユーザAにユーザCの情報を開示しない(ステップS206)。
図3に示す例においては、データ保有ユーザIDがユーザCである項目の「氏名」及び「電話番号」について、ユーザAは開示先条件を満たしているため、アクセス制御判定処理部123は、ユーザAに対し、ユーザCの「氏名」及び「電話番号」を開示することを許可する。
これにより、ユーザAはユーザCについて以下の情報を取得する。
ユーザID: ユーザC
氏名: 医師太郎
電話番号: ccc−ccc−cccc
このように、本実施形態によれば、情報共有サーバ100において、記憶ユニット130は、ユーザ間の関係と、その関係におけるユーザの役割(属性)の定義を記憶し、制御ユニット120は、その定義に基づき、ユーザの直接の関係者ではなく、「関係者の関係者」や、「複数の関係者を介した関係者」に対しても、ユーザの個人情報の開示の可否を判定する。これにより、高齢者のある関係者が、直接には知らない高齢者の他の関係者に対し、自身の情報を適切に開示することができる。
また、本実施形態においては、ステップS202で取得したユーザBの関係者はユーザCのみだったが、複数の関係者ユーザが取得された場合、ステップS203及びステップS204では、取得された各ユーザについてアクセス制御のルールのチェックを行う。
例えば、ユーザAと高齢者であるユーザBは家族であり、ユーザAは、ユーザBの担当医に対し、自身(ユーザA)の連絡先を開示するものとする。このとき、ユーザAとユーザBは家族の関係にあり、ユーザBとユーザCは患者と担当医の関係にあるが、ユーザAとユーザCの間に直接の関係はない。したがって、ユーザAは、ユーザCの存在を知らず、そもそもユーザBに現在「担当医」がいるのか否かも知らないし、何人いるのかも知らない。このような場合であっても、本実施形態に依れば、ユーザAは、ユーザCに対し自身の情報を適切に開示することができる。
本実施形態においては、情報共有サーバ100は、各ユーザの「属性」と、各ユーザ間の「関係」を管理し、この「属性」と「関係」に基づき、「アクセス制御ルール」を定義する。これによって、ユーザAは「誰に」情報を開示するのか、ではなく、「どういう関係者のどういう関係者に」(例えば、「家族の担当医に」)情報を開示するのか、を決めれば、相手が「誰か」がわからなくても、適切な情報開示を行うことができることになる。
このように、本実施形態によれば、高齢者などを中心とした関係者の間で、関係者自身の情報を、高齢者の管理能力に依存することなく、適切に情報共有することができる。例えば、見守りサービスにおいては、高齢者の関係者間で、緊急時に連絡を取り合う場合、あらかじめアクセス制御ルールにて許可された関係者への通信や、依頼を、情報アクセス制御システムを介して行うことができる。これにより、高齢者の家族が見知らぬ高齢者の担当者に連絡をしたり、見知らぬ高齢者の隣人に連絡をしたり、といったことが可能となる。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態に係る情報アクセス制御システムの構成例を示す図である。第2実施形態においては、第1実施形態と同様又は類似の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同じ符号を用いている。以下、第1実施形態との相違点について主に説明し、共通する内容については適宜説明を省略する。
図6に示すように、本発明の第2実施形態に係る情報アクセス制御システムは、情報共有サーバ150と、ユーザ端末200と、中継装置500と、小型無線装置600とを備え、情報共有サーバ150、ユーザ端末200及び中継装置500は、ネットワーク400を介して接続されている。また、小型無線装置600は、無線通信により中継装置500とデータを送受信する。なお、ユーザ端末200、中継装置500及び小型無線装置600は、1台以上の任意の台数であってよい。
中継装置500は、ユーザが保有している小型無線装置600からデータを受信し、受信したデータを情報共有サーバ150にアップロード(送信)する。中継装置500は、例えばスマートフォンなどの情報端末であり、専用のアプリケーションをインストールすることにより、中継装置500として利用することができる。あるユーザが中継装置500と小型無線装置600の両方を保有している場合、ユーザは、中継装置500を介して小型無線装置600のデータを情報共有サーバ150にアップロードすることができる。
また、中継装置500は、地域の公民館、郵便局、商店街などのような人が集まる場所に共用の装置として設置することもできる。小型無線装置600を保有するユーザは、共用の中継装置500の近傍に行き、小型無線装置600のデータを、共用の中継装置500を介して情報共有サーバ150にアップロードすることもできる。
小型無線装置600は、高齢者や地域で高齢者を見守る人(高齢者の関係者)などに配布される。小型無線装置600は、他のユーザが有する他の小型無線装置600と接近すると、その接近情報を情報共有サーバ150にアップロードする。小型無線装置600は、例えば、通信方式としてbluetooth 4.0 (blue tooth low energy)の規格を採用することにより、消費電力を抑え、長期間電池交換をせずに使用することができる。
図7に、第2実施形態に係る情報共有サーバ150の構成例を示す。情報共有サーバ150は、ユーザ端末200や中継装置500とネットワーク400を介してデータを送受信する通信ユニット110と、情報共有サーバ150全体を制御及び管理する制御ユニット160と、各種情報を記憶する記憶ユニット190とを備える。
制御ユニット160は、さらに対面情報処理部125及び緊急通報処理部126を備える点で、第1実施形態に記載の制御ユニット120と相違する。また、記憶ユニット190は、さらに対面情報記憶部138を備える点で、第1実施形態に記載の記憶ユニット130と相違する。
対面情報処理部125は、対面情報記憶部138への「ログ情報」及び「対面情報」の登録、変更を管理する。「ログ情報」及び「対面情報」の内容については後述する。
緊急通報処理部126は、緊急通報サービスに関する処理を実行する。処理の詳細については後述する。
対面情報記憶部138は、小型無線装置600を保有するユーザ同士が接近したことを示すログ情報、及び、小型無線装置600を保有するユーザ同士が対面したことを示す対面情報を記憶している。図8に、ログ情報の一例を示す。図8に示す例においては、ユーザID1の欄に、情報を送信した小型無線装置600を有するユーザが記憶され、ユーザID2の欄に、ユーザID1の欄のユーザが保有する中継装置500に接近した他の中継装置500を保有するユーザが記憶される。また、接近時刻の欄には、ユーザID1のユーザと、ユーザID2のユーザとが接近した時刻が記憶される。
図8に示す例においては、10月28日の11:00に、ユーザBとユーザAが接近したことが記憶されており、この情報は、ユーザBとユーザAの双方からアップロードされている。また、10月28日の11:30にユーザBとユーザCが接近したことが記憶されており、この情報はユーザBからアップロードされている。
図9に示すフローチャートを参照しながら、本発明の第2実施形態に係る情報アクセス制御システムが対面情報を登録する動作の一例を説明する。
情報共有サーバ150は、中継装置500を介して、小型無線装置600から、ユーザAとユーザBが、例えば10月28日の11:00に接近したとの情報を受信する(ステップS301)。
対面情報処理部125は、ステップS301にて受信したAとBとの接近情報を、ログ情報として対面情報記憶部138に記憶する(ステップS302)。
対面情報処理部125は、ステップS301にて受信したAとBとの接近情報が、対面情報記憶部138に記憶されているログ情報に既にあるか否かを判定する(ステップS303)。
対面情報処理部125は、ステップS303にて「Yes」と判定した場合、当該情報については既に処理済みであるため処理を終了する。
対面情報処理部125は、ステップS303にて「No」と判定した場合、ユーザ関係記憶部135を参照し、ユーザAとユーザBの関係が登録されているか否かを判定する(ステップS304)。
対面情報処理部125は、ステップS304にて「Yes」と判定した場合、ユーザAとユーザBが対面したと判断し、対面情報記憶部138に記憶されている対面情報を更新する(ステップS305)。
対面情報処理部125は、ステップS304にて「No」と判定した場合、対面情報記憶部138に記憶されているログ情報を参照し、ユーザAとユーザBとが所定の回数以上会ったことがあるか否かを判定する(ステップS306)。
対面情報処理部125は、ステップS306にて、会った回数が所定の回数未満であると判定した場合、当該接近情報は対面ではないと判断し、対面情報記憶部138に記憶されている対面情報は更新しないで処理を終了する(ステップS307)。
対面情報処理部125は、ステップS306にて、所定の回数以上会ったことがあると判定した場合、ユーザAとユーザBが対面したと判断し、対面情報記憶部138に記憶されている対面情報を更新する。この際、ユーザAとユーザBの関係がユーザ関係記憶部135に未登録であることを対面情報に備考として記憶してもよい(ステップS308)。
対面情報処理部125は、通信ユニット110を介して、ユーザAが保有するユーザ端末200、及び、ユーザBが保有するユーザ端末200に、情報共有サーバ150への、ユーザAとユーザBの関係の登録を要求するメッセージを送信する(ステップS309)。なお、ユーザA又はユーザBが、ユーザ端末200などから情報共有サーバ150にアクセスした際に、当該メッセージが表示されるようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、知り合いではない人同士がすれ違ったケースを除外するために、「対面した」と判断するにあたって、仮に、関係情報が登録済み又は過去に所定の回数以上接近したことがある場合を「対面」と定義した。
続いて、図10に示すフローチャートを参照しながら、本発明の第2実施形態に係る情報アクセス制御システム緊急通報処理の一例を説明する。
緊急通報処理部126は、定期的に対面情報記憶部138に記憶されている対面情報をチェックする(ステップS401)。
緊急通報処理部126は、各ユーザについて、所定の期間以上、対面情報が更新されていないか否かを判定する(ステップS402)。
緊急通報処理部126は、ステップS402にて、所定の期間内にあるユーザの対面情報が更新されていると判定した場合は、そのユーザについて処理を終了する。
緊急通報処理部126は、ステップS402にて、所定の期間以上、あるユーザの対面情報が更新されていないと判定した場合は、そのユーザについて異常事態が発生した可能性があると判断し、通信ユニット110を介して、あらかじめ登録されたユーザの関係者(例えば、ユーザ(高齢者)の家族)に連絡する(ステップS403)。
連絡を受けた家族は、直接高齢者に連絡を取って、状況を確認することもできるし、ユーザ端末200を使って、情報共有サーバ150から高齢者の関係者の情報を確認し、高齢者の関係者に連絡するといったこともできる。このとき、高齢者の家族は、情報共有サーバ150から、高齢者の関係者に関するユーザ情報のうち、アクセス制御ルールで許可された情報のみを入手することができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、本発明について装置を中心に説明してきたが、本発明は装置が備えるプロセッサにより実行される方法、プログラム、又はプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、本実施形態においては、高齢者を中心とした人間関係を主に説明したが、高齢者以外の者を中心とした人間関係であっても、本発明を適用できる。
100 情報共有サーバ
110 通信ユニット
120 制御ユニット
121 属性管理部
122 関係管理部
123 アクセス制御判定処理部
124 認証処理部
125 対面情報処理部
126 緊急通報処理部
130 記憶ユニット
131 ユーザ情報記憶部
132 属性記憶部
133 ユーザ属性記憶部
134 関係記憶部
135 ユーザ関係記憶部
136 アクセス制御ルール記憶部
137 認証データ記憶部
138 対面情報記憶部
150 情報共有サーバ
160 制御ユニット
190 記憶ユニット
200 ユーザ端末
210 通信ユニット
220 情報表示部
230 情報入力部
240 制御部
400 ネットワーク
500 中継装置
600 小型無線装置

Claims (7)

  1. ネットワークを介して接続される情報共有サーバ及びユーザ端末を備える情報アクセス制御システムであって、
    前記情報共有サーバは、
    前記ユーザ端末とデータを送受信する通信ユニットと、
    各種情報を記憶する記憶ユニットと、
    前記ユーザ端末を保有する第1のユーザから、該第1のユーザとは1人以上を介した間接的な関係にある第2のユーザに関する個人情報の情報開示要求があった場合に、該第1のユーザへの情報開示を許可するか否かを判定する制御ユニットとを備え、
    前記記憶ユニットは、
    各ユーザ間の人を介さない直接的な関係を記憶するユーザ関係記憶部と、
    各ユーザについて、該ユーザと1人以上を介した関係にある関係者に、該ユーザのどの個人情報を開示するかを定義したアクセス制御ルールを記憶するアクセス制御ルール記憶部とを備え、
    前記制御ユニットは、前記第1のユーザから前記第2のユーザに関する個人情報の情報開示要求を受信すると、前記第1のユーザと前記第2のユーザの間接的な関係に対応するユーザ関係のリストを前記ユーザ関係記憶部から取得し、
    前記第2のユーザの個人情報に関する前記アクセス制御ルールと、前記ユーザ関係のリストとを参照して、前記第1のユーザへの情報開示を許可するか否かを判定することを特徴とする情報アクセス制御システム。
  2. 請求項1に記載の情報アクセス制御システムにおいて、
    前記ユーザ関係記憶部に記憶されている各ユーザ間の「関係」は、ある2人のユーザの関係を、少なくとも各ユーザの属性に対する条件及び役割に基づいて定義したものであり、
    前記記憶ユニットは、各ユーザの属性を記憶するユーザ属性記憶部をさらに備え、
    前記制御ユニットは、関係における各役割に必要とされているユーザの属性に対する条件をユーザが満たしている場合にのみ、前記ユーザ関係記憶部におけるユーザ関係の登録・更新をすることを特徴とする情報アクセス制御システム。
  3. 請求項1又は2に記載の情報アクセス制御システムにおいて、ネットワークに接続された中継装置と、該中継装置と無線通信によりデータを送受信する複数の小型無線装置とを、さらに備え、
    前記小型無線装置は、他の小型無線装置に接近すると、その情報を接近情報として前記中継装置を介して前記情報共有サーバに送信し、
    前記記憶ユニットは、前記接近情報が、関係者同士が保有する前記小型無線装置同士の接近情報である場合に、該接近情報を対面情報として記憶する対面情報記憶部を、さらに備え、
    前記制御ユニットは、前記対面情報に基づき、前記ユーザ関係記憶部のユーザ関係情報を登録・更新・削除することを特徴とする情報アクセス制御システム。
  4. 請求項3に記載の情報アクセス制御システムにおいて、前記制御ユニットは、あるユーザの対面情報が所定の期間以上更新されていない場合に、該ユーザに関してあらかじめ登録された関係者に連絡することを特徴とする情報アクセス制御システム。
  5. ネットワークを介してユーザ端末とデータを送受信する通信ユニットと、
    各種情報を記憶する記憶ユニットと、
    前記ユーザ端末を保有する第1のユーザから、該第1のユーザとは1人以上を介した間接的な関係にある第2のユーザに関する個人情報の情報開示要求があった場合に、該第1のユーザへの情報開示を許可するか否かを判定する制御ユニットとを備え、
    前記記憶ユニットは、
    各ユーザ間の人を介さない直接的な関係を記憶するユーザ関係記憶部と、
    各ユーザについて、該ユーザと1人以上を介した関係にある関係者に、該ユーザのどの個人情報を開示するかを定義したアクセス制御ルールを記憶するアクセス制御ルール記憶部とを備え、
    前記制御ユニットは、前記第1のユーザから前記第2のユーザに関する個人情報の情報開示要求を受信すると、前記第1のユーザと前記第2のユーザの間接的な関係に対応するユーザ関係のリストを前記ユーザ関係記憶部から取得し、
    前記第2のユーザの個人情報に関する前記アクセス制御ルールと、前記ユーザ関係のリストとを参照して、前記第1のユーザへの情報開示を許可するか否かを判定することを特徴とする情報共有サーバ。
  6. ネットワークを介して接続される情報共有サーバ及びユーザ端末を備える情報アクセス制御システムにおける情報アクセス制御方法であって、該情報共有サーバが、
    各ユーザ間の人を介さない直接的な関係を記憶するステップと、
    各ユーザについて、該ユーザと1人以上を介した関係にある関係者に、該ユーザのどの個人情報を開示するかを定義したアクセス制御ルールを記憶するステップと、
    前記ユーザ端末を保有する第1のユーザから、該第1のユーザとは1人以上を介した関係にある第2のユーザに関する個人情報の情報開示要求があった場合に、前記第1のユーザと前記第2のユーザの間接的な関係に対応するユーザ関係のリストを取得し、前記第2のユーザの個人情報に関する前記アクセス制御ルールと、前記ユーザ関係のリストとを参照して、該第1のユーザへの情報開示を許可するか否かを判定するステップとを含む情報アクセス制御方法。
  7. ネットワークを介して接続される情報共有サーバ及びユーザ端末を備える情報アクセス制御システムにおいて、該情報共有サーバに、
    各ユーザ間の人を介さない直接的な関係を記憶するステップと、
    各ユーザについて、該ユーザと1人以上を介した関係にある関係者に、該ユーザのどの個人情報を開示するかを定義したアクセス制御ルールを記憶するステップと、
    前記ユーザ端末を保有する第1のユーザから、該第1のユーザとは1人以上を介した関係にある第2のユーザに関する個人情報の情報開示要求があった場合に、前記第1のユーザと前記第2のユーザの間接的な関係に対応するユーザ関係のリストを取得し、前記第2のユーザの個人情報に関する前記アクセス制御ルールと、前記ユーザ関係のリストとを参照して、該第1のユーザへの情報開示を許可するか否かを判定するステップとを実行させるプログラム。
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