JP4364908B2 - バイオプシー針装置 - Google Patents

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Description

発明の分野
本発明は、概して医療用針のための安全シールドに関し、より特定すると、組織バイオプシーのための医療用針の針先端を保護する安全シールドに関する。
不用意な針の穿刺に関連する問題点は、血液採取、経皮的薬剤注射及び医療用針の使用を含むその他の医療処置技術において公知である。現在においては、エイズ、肝炎及びその他の重大な血液によって伝染する病原菌に対する露出に対して敏感であることにより、針穿刺問題に対して大きな注意が集中されて来た。
針を患者から抜き取る処置は、一般的に、専門家が一方の手で針装置を取り外す間、針が抜き取られる創傷部位を押圧するためにもう一方の手を使うことを必要とする。集中している医師が針の廃棄に対するよりも高い優先度を患者に対して注意を払うこともまた一般的なやり方である。安全シールドを備えていない典型的な針装置の場合には、このような優先度は、手の届く範囲内に利用可能な鋭利物容器か患者の傍から離れることなく安全廃棄のための別の手段があるという便宜性を必要とする。安全な処置方法に従いながら適切な注意を払うことは、火傷した人及び精神病棟のような患者の肉体的な状態及び精神的な状態によってないがしろにされることが多い。このような状況下では、患者に注意を払いながら使用済みの針を適正に廃棄することは困難である。
針に対する注意及び廃棄の問題に関連する広範囲の知識及び歴史は、偶発的な針による穿刺を防止するための多くの装置をもたらして来た。現在の安全装置の問題としては、部品の複雑さ及び数による使用方法の難しさ及びコストの高さがある。
他の公知の装置は、入れ子式、枢動式等であるシースを採用している。しかしながら、これらの装置は、起動させるのが煩雑であるので不利である。更に、現在の欠点としては、部品の複雑さ及び数による製造コストの高さがある。従って、これらのタイプの従来技術による装置は危険な露出を防止するために医療用針装置を適切且つ信頼性高くシールドすることができない。
結局、従来技術の不利な点及び欠点を解消することによって針安全装置の更に満足すべき解決方法を提供することが必要とされている。従って、針の先端に対する危険な露呈を防止するために医療用針に沿って摺動可能な安全シールドを採用しているより適切で且つ信頼性の高い医療用針シールド装置を提供することが望ましい。このような針シールド装置は、針カニューレの針先端をシールドするために容易で且つ信頼性高く作動することができなければならない。
従って、本発明は、使用後に組織バイオプシーのために医療用針の先端を有効且つ低廉に保護する組織バイオプシーのための医療用針のための医療用針シールド装置の必要性に対処している。本発明は、当該技術において受ける関連する不利な点及び欠点を解決する。より特別には、本発明の装置及び方法は、安全針装置の技術における重要な進歩を提供する。
一つの特別な実施形態においては、本発明の原理による医療用針シールド装置が提供されている。当該医療用針シールド装置は、第一のハウジングを含んでおり、当該第一のハウジングは、当該第一のハウジングに対して針カニューレを作動させる構造とされている。第二のハウジングが前記第一のハウジングと解除可能に係合することができる。針カニューレは、針カニューレの末端を包囲するために第二のハウジングが後退位置から伸長位置まで伸長可能であるように前記第二のハウジングに関して摺動可能であるように配置されている。第二のハウジングは、前記後退位置と伸長位置との間で針カニューレを摺動可能に収容する構造とされた開口を形成している拘束面を規定している拘束部材を含んでいる。この拘束部材は、少なくとも1つの抗力誘発部材を含んでいて、針カニューレに対して抗力を発生するように前記針カニューレを摺動可能に収容する際に少なくとも1つの抗力誘発部材が針カニューレと係合するようになされている。この抗力は、拘束面が針カニューレと係合して前記第二のハウジングの伸長位置での針カニューレの摺動を阻止するように、前記針カニューレの長手軸線に対する前記拘束部材の回転を容易にする。
前記拘束部材は、当該拘束部材から延びている保持部材を含んでおり、当該保持部材は、拘束部材の傾斜を防止するために針カニューレと係合可能になされている。当該拘束部材は、開口を形成している拘束面を含んでいる実質的に平らな開口プレートを含んでいても良い。少なくとも1つの抗力誘発部材は前記開口プレートから延びている一対のアームを含んでいても良い。
第一のハウジングは、第一のハウジングと第二のハウジングとの解除可能な係合を容易にするために第二のハウジングの溝とかみ合う係止構造を含んでいても良い。第一のハウジングはまた、針カニューレを起動させる起動機構をも含んでいても良い。
起動機構は針カニューレと共に取り付けられているスライド部材を含んでいても良い。このスライド部材は針カニューレの軸線方向の動きを容易にする。起動機構はまた、スライド部材と係合して針カニューレを末端方向へ付勢する付勢部材をも含んでいても良い。起動機構はまた、その起動のために付勢部材に拘束されている起動を含んでいても良い。
第二のハウジングは、前記拘束部材内に設けられている内側ハウジングを含んでいても良い。内側ハウジングは、その内側面から延びている少なくとも1つの遮断部材を形成していても良い。前記少なくとも1つの遮断部材は、前記拘束部材を拘束状態へと付勢するために前記拘束部材と係合可能である。
針カニューレは、前記針カニューレに関して摺動可能に設けられた内側針を含んでいても良い。この内側針は、その末端に隣接して配置されている横凹部を含むことができる。当該医療用針シールド装置の種々の使用方法が本発明の原理に従って考えられる。
好ましい実施形態の説明
本発明の上記の及びその他の特徴及び利点は、添付図面を参考にしてなされた例示的な実施形態の以下の詳細な説明によって更に十分に理解できる。
ここに開示されている医療用針シールド装置の例示的な実施形態及び作動方法を、組織バイオプシーのための医療用針より特別には例えば不用意な針の穿刺を含む針先端に対する危険な露出を防止する針カニューレと共に採用される針シールド装置に関して説明する。しかしながら、本発明は、種々の針カニューレ、スタイレット及び組織バイオプシーのための装置、試料採取等に対する用途を見出すことができる。このような装置としては、例えば、半自動軟組織バイオプシー針、半自動軟組織バイオプシー銃、自動軟組織バイオプシー装置等のような針カニューレを起動させるための機構がある。
以下の説明において、“基端”という用語は医師に近い方の構造部分を示しており、“末端”という用語は医師から遠い方の構造部分を示している。ここで使用されている“対象者”という用語は、医療用針シールド装置を使用する組織バイオプシーを有する患者を示している。本発明においては、“医師”という用語は、組織の採取、医療用針シールド装置の設置又は医療用針シールド装置から針カニューレを取り外す人を示しており、補助者を含む。
以下の説明は、本発明による医療用針シールド装置の説明及びそれに続く本発明による医療用針シールド装置を作動させる方法を含んでいる。以下、添付図面に図示されている本発明の例示的な実施形態を詳細に参照する。
図面を参照すると、いくつかの図面を通して同様の構成部品が同様の参照符号によって示されている。最初に図1乃至7を参照すると、本発明の原理に従って形成された医療用針シールド装置100が示されている。医療用針シールド装置100は、例えば本体コア52のような第一のハウジングを含んでいる本体50を備えている。本体コア52は、針カニューレ4を起動させる起動機構を含んでいる。この起動機構(一つの例を以下に説明する)は、以下に説明するように組織試料採取を容易にするために針カニューレ4を前進させる。
針カニューレ4は、切り刃、音発生構造及び深さ標識108を含んでいる。例えばスタイレット2のような内側針が針カニューレ4内に摺動可能に設けられている。針カニューレ4はスタイレット2と同心状である。スタイレット2は、以下に説明するように、切り刃及び組織試料を捕捉する構造とされた凹部1を備えている。
本体コア52は、コアカバー34と共にその内部に設けられている構成部品を包囲している。コアカバー34は、例えば矩形、球形等のような種々の形状及び大きさとすることができる。更に、コアカバー34は、例えばスナップ嵌合、接着、溶剤接着、熱溶着、超音波溶着、ねじ拘束、リベット拘束等のようなあらゆる適当な方法によって組み立てることができる。別の方法として、本体コア52は、一体部品として形成しても良いし又は多くのハウジング部分を組み立てて一体にしても良く、実質的に透明、不透明等であっても良い。本体コア52は、医療用針シールド装置100の操作を容易にするために、リブ、突起等を含んでいても良い。
例えば本体ベース54のような第二のハウジングはベースハンドル26を備えている。
ベースハンドル26は、本体コア52が本体ベース54と解除可能に係合できるように本体コア52を受け入れる構造とされている空洞102を形成している。針カニューレ4は、本体ベース54が針カニューレ4の尖った先端104を包囲するために後退位置(図1)から伸長位置(図33)まで伸長できるように本体ベース54に関して摺動できるような配置で設けられている。
本体ベース54は、拘束面68を形成している係合部材40を含んでいる(図6乃至7)。拘束面68は、後退位置と伸長位置との間で針カニューレ4を摺動可能に受け入れる構造とされた開口66を形成している。開口66は開口プレート65内に形成されている。拘束部材40は一体部品によって形成することができ、開口プレート65は、以下に説明するように針カニューレ4を拘束するための力を発生させるために十分な堅牢性を備えた矩形でほぼ平らな形状を有している。開口プレート65は弓状面、起伏等を有していても良い。更に、開口プレート65は特別な用途の要件に従って種々の堅牢程度を有することもできる。
拘束部材40は、例えば摩擦部材62のような少なくとも1つの抗力誘発部材を含んでいる。摩擦部材62は、針カニューレ4を摺動可能に収容する際に針カニューレ4と係合して後退位置と伸長位置との間で針カニューレ4に対して抗力を発生させる。内側ハウジング42は、拘束部材40と係合する構造とされた遮断部材116,118を備えており且つ針カニューレ4と干渉しないように配置されている。遮断部材116,118は、各々、非拘束又は摺動状態(図6)から拘束状態(図26)への開口プレート65の配置を容易にする面116A,118Aを形成している。遮断部材116及び/又は118は、本体ベース54が長手軸線xに沿って末端方向へ操作されるとき、摩擦部材62と針カニューレ4との間に生じた摩擦抗力と組み合わせられて拘束部材40を拘束状態へと移動させる。遮断部材116及び/又は118によって発生された力は、抗力と反対の方向に作用して拘束部材40を拘束状態へと回転させる偶力を生じさせる。
遮断部材116及び/又は118と組み合わせられた摩擦抗力は、長手軸線xに対する開口プレート65の傾斜力及び傾きを発生させる。傾斜力は拘束部材40を回転させ且つ端部検知部材48のてこ作用又はモーメントを生じさせ、これは梁カニューレ4による抗力を受けて摺動状態での拘束部材40の回転を防止する。
摩擦部材62は、拘束部材40と一体の部品として形成し且つ開口66との整合及び針カニューレ4との係合のために開口プレート65から延びている。摩擦部材62は、針カニューレ4との摺動係合を容易にするために広げられている。このような係合は、針カニューレ4に対する摩擦抗力を形成する。1又は複数の摩擦部材62を採用しても良いことが考えられる。摩擦部材62は、針の用途の特別な要件に従って可撓性が変化するように可撓性とすることができ又は可撓性部分を有していても良い。
拘束部材40はまた、当該拘束部材から延びている端部検知部材48をも含んでいる。端部検知部材48は、拘束部材40の回転を阻止するために針カニューレ4と係合可能である保持部材72を備えている。保持部材72が針カニューレ4と係合するためにリブ、突出部、空洞等を含んでいても良いこと又は保持部材72の一部分が針カニューレ4と係合することが考えられる。
本体ベース54は、拘束部材40及び隣接する構成部品を包囲しているハウジング部分106を含んでいる。ハウジング部分106は、例えば、矩形、球形等のような種々の形状及び大きさであっても良い。更に、ハウジング部分106は、例えば、スナップ嵌合、接着、溶剤接着、熱溶着、超音波溶着、ねじ拘束、リベット拘束等のような適当な方法によって組み立てることもできる。別の方法として、本体ベース54は、一体部品として形成するか又は多数のハウジング部品を組み立てて一体としても良く且つ実質的に透明、不透明等であっても良い。本体ベース54は、医療用針シールド装置100の操作を容易にするために、リブ、突起等を含んでいても良い。
医療用針シールド装置100の構成部品は、特別な医療用途及び/又は医師の好みに応じて例えばポリマーのような医療用途に適した材料又はステンレス鋼のような金属によって製造することができる。半硬質及び硬質のポリマーが製造のために考えられるばかりでなく、成形医療等級のポリプロピレンのような弾性材料が考えられる。しかしながら、本発明に従って、組み立て及び製造に適した他の材料及び製造方法もまた適切であることが認識されるであろう。
起動機構は、本体コア52内に設けられ且つ当該本体コアに対して摺動可能である中ぐりカニューレスライド部材10を含んでいる。針カニューレ4は、中ぐりカニューレスライド部材10と共に対応して動くように中ぐりカニューレスライド部材10に取り付けられている。中ぐりカニューレスライド部材10は、ベース安全スライド部材28によって支持されており且つコアカバー34によって包囲されている。中ぐりカニューレスライド部材10は、例えば、矩形、球形等のような種々の形状及び大きさとすることができる。
ベース安全スライド部材28は、本体コア52と本体ベース54との組立体のための空洞102によって摺動可能に受け入れられる。スタイレット2は、その起動を容易にするために起動設定ボタン12に関して取り付けられており且つブシュ8を介して本体コア52に対して動けるように支持されている。ブシュ8は、使用中における本体コア52に対するスタイレット2の整合及び相対的な摺動を容易にする。スタイレット2はブシュ8無しで本体コア52に関して動くように支持されても良い。
起動設定ボタン12は、針カニューレ4の起動を容易にするために中ぐりカニューレスライド部材10に作動可能に拘束されている。起動設定ボタン12は、例えば、ばね6及び安全スライド部材28のような付勢部材を介して中ぐりカニューレスライド部材10に拘束されている。ばね6は、スタイレット2の周囲に同心状に本体コア52内に設けられている。ばね6は、ブシュ8上に且つ拡張中に中ぐりカニューレスライド部材10を駆動するために中ぐりカニューレスライド部材10の基端部分と係合状態となるように取り付けられている。起動設定ボタン12は、以下に説明するように、針カニューレ4とスタイレット2との起動を容易にする構造とされている起動設定アーム14に関して作動することができる。
図1、3及び5に示されている医療用針シールド装置100の初期状態においては、ばね6は伸ばされており、起動設定ボタン12及び中ぐりカニューレスライド部材10は安全スライド部材28上の末端位置にある。針カニューレ4及びスタイレット2は、各々、末端位置において中ぐりカニューレスライド部材10及び起動設定ボタン12に取り付けられている。このような末端位置においては、スタイレット2の凹部1は、図4に示されているように針カニューレ4によって包囲されている。拘束部材40は、以下に説明するように、非拘束又は摺動状態にあり、これによって針カニューレ4が自由に摺動するのを許容している。
起動機構を設定するためには、起動設定ボタン12は、図8及び10に示されている矢印Aの方向に長手軸線xに沿って基端方向に操作される。針カニューレ4は、図9に示されているように、スタイレット2の凹部1の囲い込みを維持している。起動設定アーム14は、中ぐりカニューレスライド部材10の溝105内に配設される構造とされている起動設定用の歯16を含んでいる。図13に示されているように、溝105内に起動設定用の歯16を配置することによって、基端のスライドストッパ9との対応する係合がもたらさせる。図12に示されているように、相応して、中ぐりカニューレスライド部材10の末端のスライドストッパ11は対応する係止部材20と係合する。それによって、基端のスライドストッパ9と末端のスライドストッパ11とは、設定位置において起動機構のメンテナンスを容易にする。更に、起動設定ボタン12が基端方向に動くことによって、ばね6が設定状態へと圧縮される。設定状態においては、図11に示されているように、針カニューレ4はスタイレット2の凹部1の囲い込みを維持する。
針カニューレ4の起動を意図して、起動設定ボタン12は、図14及び16において矢印Bによって示されているように、抵抗を受けるまで末端方向へ操作される。例えば、末端方向への操作に対する抵抗の発生源としては、図18に示されているように、圧縮係止部材20に対する起動コア起動傾斜面18の係合を含むことができる。起動設定ボタン12の末端方向への操作によって、ばね6が圧縮状態に維持されている間に、図15及び17に示されているように、スタイレット2が前方へ付勢され且つ凹部1が露出される。
例示的な起動状態においては、針カニューレ4とスタイレット2とが対象者(図示せず)の軟組織内を通って所望の位置に配置され、これは音発生及び深さ標識108によって視認することができる。バイオプシーのための組織試料は凹部1内に入る。起動設定ボタン12は、図2において矢印Cによって示されているように、圧縮係止部材20によって、起動コア起動傾斜面18の初期抵抗を超えて末端方向へ操作される。ボタン12を更に操作することによって、起動コア起動斜面18が圧縮係止部材20を撓ませるように駆動し、その結果、図21及び23において矢印CCによって示されているように、末端スライドストッパ11が圧縮係止部材20から分離する。このようにして、中ぐりカニューレスライド部材10が図19において矢印Dによって示されているように、針カニューレ4が末端方向に押し出されて凹部1内に軟組織を抜き取り且つ包囲する。捕獲された軟組織試料は、次いで対象者から取り出される。
捕獲された軟組織試料は、起動機構をリセットし且つ上記したようにボタン12を末端方向へ操作して対象者の外側に凹部1を露出させることによって取り出される。医療用針シールド装置100によって付加的な軟組織試料採取を繰り返しても良い。
図24乃至28を参照すると、軟組織試料採取を完了したときに、本体コア52及び本体ベース54は、図28において矢印Eによって示されているように、ベースアセンブリ係止アーム31の内方への操作よって分解することができ且つ矢印EEによって示されている方向に基端方向へ引っ張られ、一方、ベースハンドル26は固定位置に保持されたままである。安全スライド部材28と共に設けられているベースアセンブリ係止用の歯30はベースハンドル26のかみ合い溝112から分離する。この構造は本体コア52と本体ベース54とを分離する。
図29乃至32に示されている代替的な実施形態においては、ベースアセンブリ係止アーム31を操作することと組み合わせて本体コア52と本体ベース54とを分離することは、医療用針シールド装置100が上記したように初期状態にあるときにのみ起こる。安全スライド部材28の起動スライド部材38は、起動機構が起動されたときに物理的な停止の証明を提供する。起動状態においては、起動スライド部材38は、ベースアセンブリ係止アーム31と整合せしめられ且つアーム31の操作を阻止する。
初期状態においては、起動スライド部材38は、図30に示されているように起動安全保護空隙36と整合せしめられている。ベースアセンブリ係止アーム31は、内方への動きのために操作されても良い。アーム31のベース起動安全保護用の歯32は、図32において矢印Eによって示されているように、起動安全保護空隙36によって撓ませられ且つ安全スライド部材28の内側空隙114に嵌り込む。この構造は、本体50の分離を容易にし且つ上記したように拘束部材40が拘束状態にある間に起動機構の起動を阻止する。
本体ベース54は、針カニューレ4の末端104を包囲するために、後退位置(図1)から伸長位置(図33)まで伸長可能である。拘束部材40は、図6に示されているように、内側ハウジング42とベースハンドル26とを介して本体ベース54内に支持されている。キャップ44は、ベースハンドル26によって内側ハウジング42を支持しており且つ針カニューレ4の摺動可能な動きを容易にする。内側ハウジング42は実質的に円筒形であり、代替的に、例えば、矩形、球形等のような種々の形状及び大きさとすることができる。拘束部材40は内側ハウジング42内で針カニューレ4を中心に回転可能である。更に、内側ハウジング42は本体ベース54と共に針カニューレ4を中心に又は別の方法として本体ベース54に対して回転可能である。
端部検知部材48は、針カニューレ4に対して平行に開口プレート65から末端方向へ延びている。端部検知部材48は、開口プレート65によって形成された面に対して直角に向けられている。この直角配向は、拘束部材40の拘束又は摺動配向内に配置するために開口プレート40の傾斜を容易にする。端部検知部材48は、開口プレート65と共に種々の向きとされても良く且つ開口プレートから可撓的に伸長することもできる。
針カニューレ4が保持部材72との係合状態から解放されると、拘束部材40及び端部検知部材48は拘束状態へと回転する。開口プレート65が対応して回転すると、拘束面68が針カニューレ4と摩擦係合し且つ針カニューレの動きを阻止する。遮断部材116,118は、長手軸線xに沿った方向の力が本体ベース54にかけられると、開口プレート65を拘束状態へと移動させる。
拘束状態においては、針カニューレ4の基端方向への操作によって、開口プレート65が拘束部材118と係合せしめられ、更なる反時計方向の傾斜及び針カニューレ4に対する拘束面68の高い摩擦係合をもたらす。同様に、針カニューレ4の末端方向への操作によって、開口プレート65が拘束部材116と係合せしめられて、更なる反時計方向の傾斜及び針カニューレ4に対する拘束面68の高い摩擦係合がもたらされる。この構造によって、針カニューレ4が本体ベース54内に維持されて末端104に対する危険な露出が避けられる。
開口66は、本体ベース54の後退位置と伸長位置との間を移動中に針カニューレ4との摺動可能な係合のために開口プレート65内に形成されている。開口66は、本体ベース54の伸長位置内での動きを阻止するために針カニューレ4と係合する開口66の両側に形成された拘束面68を含んでいる。針カニューレ4の動きを阻止するための係合は、貫通、摩擦、干渉等を含んでいても良い。更に、開口66は、例えば“U字”形状で且つ開口プレート65の複数の端縁に対して開口しているような開口プレート65内に開口空洞を形成していても良い。
長手軸線xに対する開口プレート65の傾斜は、末端104に対する危険な露出を防止するために本体ベース54内での拘束面68を介する針カニューレ4の摺動及び拘束を容易にする。例えば、図6に示されているように、開口プレート65は、当該開口プレート65が針カニューレ4に対してほぼ直角に配置されるように長手軸線xに対して約90°の角度に向けられている。この摺動配向においては、針カニューレ4は開口66内で自由に摺動できる。針カニューレ4が後退し本体ベース54が伸長せしめられると、針カニューレ4は保持部材72と係合し続け、開口プレート65はその長手軸線に対する直角な向きを維持する。
本体ベース54が伸長位置へと操作されると、摩擦部材62は遮断部材116,118と組み合わせられて開口プレート65を長手軸線xに対して反時計方向へ回転させる。図26に示されているように、開口プレート65は、開口プレート65が長手軸線xに対して90°未満の角度αに向けられるように針カニューレ4に対して直角に整合された状態から回転する。角度αは開口プレート65のどちらかの側部から測定することができる。開口プレート65が角度αまで回転し、拘束部材40が拘束状態へと近づく。
例えば、図1に示されているように、本体ベース54は後退位置にあり、針カニューレ4は完全に伸長せしめられる。拘束部材40及び開口プレート65は、開口プレート65が長手軸線xに対してほぼ直角であるように摺動配向状態にある。遮断部材116,118は、開口プレート65を直角な向きに維持するために開口プレート65と係合することができる。遮断部材116,118はまた、針カニューレ4の伸長中にこのような向きを維持しても良いし又は針カニューレ4と係合しなくても良い。
針カニューレ4が後退せしめられ且つ本体ベース54が伸長位置へと操作されると(図33)、摩擦部材62が拘束部材40上の針カニューレ4との係合によって抗力を発生し、遮断部材118と組み合わせられて開口プレート65を拘束状態へと反時計方向へ回転させる。遮断部材の面118Aは、開口プレート65と係合して直角位置から拘束状態への回転を容易にし、その結果、拘束面68は針カニューレ4と係合して伸長位置での本体ベース54に対する針カニューレ4の回転を阻止する。この構造は針カニューレ4に対する危険な露出を防止するので有利である。
拘束面68は摩擦係合を増大させるために尖った端縁を含んでいても良い。更に、例えば開口66の構造及び大きさ、針カニューレ4の構造及び大きさ、開口プレート65の厚み、遮断部材116,118の接触点から針カニューレ4の中心線までの寸法並びに針の用途の特定要件に応じた開口66と針カニューレ4との間の摩擦係数のような1以上の変化するファクタによって拘束摩擦力が発生され且つ変化せしめられる。摩擦部材62は、開口プレート65の傾斜の変動によって抗力を変化させる構造としても良く、この抗力は、針カニューレ4と係合するための楔状鋭利物又は切り欠きの切開のような摩擦部材62の形状の幾何学的構造の変化又は摩擦変更材料若しくはオイル、ジェル、グリース若しくは摩擦を増大させるコーティングのようなコーティングの選択的な適用によって達成することができる開口プレート65の傾斜の変化によって抗力を変化させる構造とされていても良い。更に、開口66を摩擦部材62の摩擦を達成するように形成しても良い。
作動の際には、本発明の原理に従って記載されたものと類似の医療用針シールド装置100が組織バイオプシー処置のために提供される。医療用針シールド装置100の構成部品は、製造され且つ適正に殺菌され、さもなければ貯蔵、船積み及び使用できるように準備される。図1を参照すると、医療用針シールド装置100は、針カニューレ4がスタイレット2の凹部1を包囲するように一杯まで伸長せしめられており且つ起動機構が起動状態にない初期状態にある。医療用針シールド装置100はハンドル26によって操作される。
最初に、起動機構が、上記したように起動設定ボタン12を操作して針カニューレ4及びスタイレット2を基端方向へ後退させ且つばね6を圧縮することによって設定される。本体50は、針カニューレ4の末端104がバイオプシー試料採取のために対象者(図示せず)の組織内へ挿入されように操作される。組織内での末端104の適正な位置決めが音発生機構及び深さ標識108によって確認される。末端104の位置決め又は末端のガイドは、例えば放射線医学、超音波等のような画像装置によって容易にすることができる。
スタイレット2は、起動設定ボタン12を手動によって末端方向へ押し込むことによって試料採取される組織内へ進入せしめられる。スタイレット2の進入によってスタイレットの凹部1が露出される。試料採取されるべき組織は、次いで、スタイレット凹部1内へ脱出する。起動設定ボタン12を一杯まで押し込むと、起動機構がばね6を引き延ばし、針カニューレ4が解放される。ばね6は針カニューレ4を末端方向へ駆動する。針カニューレ4の末端104は、スタイレット凹部1内へ脱出せしめられた組織を切断し且つ捕捉する。
医療用針シールド装置100は対象者から抜き取られる。上記したように起動機構が設定され、スタイレット2は手動によって進入せしめられて組織試料を露出させる。試料はスタイレット凹部1から出て容器等の中へ入るようにされる。医療用針シールド装置100を使用する組織試料採取は所望に応じて繰り返される。他の使用方法もまた考えられる。
組織バイオプシー試料採取処置中は、本体ベース54は後退位置に配置せしめられ、針カニューレ4は図1に示すように伸長せしめられる。拘束部材40は摺動状態にあり、針カニューレ4は上記したように自由に摺動することができる。組織バイオプシー試料採取処置が完了すると、末端104は保護されて当該末端に対する危険な露出が防止される。針カニューレ4は後退せしめられ、本体ベース54は伸長位置へと操作される(図33)。拘束部材40は上記したように拘束状態へと回転して針カニューレ4の軸線方向の動きを阻止し、一方、末端104は本体ベース54内に安全に配置されて針カニューレ4に対する危険な露出を有利に防止する。
図34乃至62に示す別の実施形態においては、医療用針シールド装置100は、例えば本体コア52のような第一のハウジングを含んでいる本体50を備えている。本体コア52はベースハンドル26を含んでいる。本体コア52はまた、起動機構と共に配置されている針カニューレ4を起動させる起動機構をも含んでいる。既に説明したように、起動機構は組織試料採取を容易にするために針カニューレ4を進入させる。例えばスタイレット2のような内側針が針カニューレ4内を摺動できるように設けられている。針カニューレ4はスタイレット2と同心状である。スタイレット2は、既に説明したように組織試料を捕獲する構造とされている。
スタイレット2は、ブシュ8によってスタイレット2と同心状に保持されながら起動設定ボタン12に固定されている。起動設定ボタン12と中ぐりカニューレスライド部材10との間の相互作用は、ばね6とベースハンドル26とによって達成される。ばね6は、スタイレット2と同心状に位置し、ブシュ8の上に跨っており、中ぐりカニューレスライド部材10の基端側に当接している。起動設定ボタン12は、針カニューレ4内でのスタイレット2の軸線方向の動きのみを許容するようにベースハンドル26によって支持されている。起動設定アーム14は、中ぐりカニューレスライド部材10の溝105内に配置される構造とされている起動設定用の歯16を含んでいる。
図34,36及び37に示されている医療用針シールド装置100の初期状態においては、ばね6は引き延ばされており、起動設定ボタン12及び中ぐりカニューレスライド部材10はベースハンドル26上の末端位置にある。針カニューレ4及びスタイレット2は、各々、末端位置において中ぐりカニューレスライド部材10と起動設定ボタン12に取り付けられている。このような末端位置においては、スタイレット2の凹部1は図37に示されているように針カニューレ4によって包囲されている。拘束部材40は以下に説明するように非拘束又は摺動状態にあって針カニューレ4が自由に摺動できるようにしている。
起動機構を設定するためには、起動設定ボタン12は図39及び41に示されている矢印Aの方向に長手軸線xに沿って基端方向に操作される。針カニューレ4は、図40に示されているようにスタイレット2の凹部1の包囲を維持する。起動設定アーム14は、中ぐりカニューレスライド部材10の溝105内に配置できる構造とされている起動設定用の歯16を含んでいる。溝105内に起動設定用の歯16を配置することによって、図45に示されているように基端摺動ストッパ9との対応する係合がもたらされる。これに対応して、中ぐりカニューレスライド部材10の末端のスライドストッパ11は図44に示されているように圧縮係止部材20と係合する。これによって、基端のスライドストッパ9及び末端のスライドストッパ11は、設定位置における起動機構のメンテナンスが容易にされる。設定位置においては、針カニューレ4は、図42に示されているようにスタイレット2の凹部1の包囲を維持する。ボタン33及びボタン係止用の歯41は、中ぐりカニューレスライド部材10が干渉することなく摺動するのを許容するボタンばね復帰部材39によって摺動作用状態に保持される。
針カニューレ4の作動を意図して、起動設定ボタン12は、抵抗を受けるまで図46及び48における矢印Bによって示されているように末端方向へ操作される。例えば、末端方向への操作に対する抵抗発生源は、図44に示されているように圧縮係止部材20に対する末端のスライドストッパ11の係合を含むことができる。起動設定ボタン12の末端方向への操作によって、図47及び49に示されているように、ばね6が圧縮状態に維持されている間にスタイレット1が前方へ付勢され且つ凹部1が露出せしめられる。ボタンばね復帰部材39は、図50に示されているように、ボタン33及びボタン係止用の歯41を摺動作用上に維持する。
例示的な作動においては、針カニューレ4及びスタイレット2は、対象者(図示せず)の軟組織を介して音発生及び深さ標識108を介して見ることができる所望の位置に配置される。所望の位置においては、バイオプシーのための組織試料は凹部1内へ入る。起動設定ボタン12は、図53において矢印Cによって示されているように圧縮係止部材20によって、起動コア起動斜面18の初期抵抗を超えて末端方向へ操作される。ボタン12を更に操作することによって、末端のスライドストッパ11が図54において矢印CCによって示されているように圧縮係止部材20から分離するように圧縮係止部材20を撓ませる。このようにして、中ぐりカニューレスライド部材10は、図51において矢印Dによって示されているようにばね6によって末端位置へと押し込まれる。これに応じて、針カニューレ4は、図52及び53に示されているように、軟組織を凹部1内に取り込み且つ包囲するように末端方向へ押し込まれる。次いで、捕捉された軟組織試料が対象者から取り出される。捕捉された軟組織試料は、起動機構をリセットし且つ上記したようにボタン12を末端方向へ操作して凹部1を対象者の外側へ露出させることによって取り出される。付加的な軟組織試料採取は、医療用針シールド装置100によって繰り返される。
本体ベース54は、ボタン33の予起動係止アーム43に取り付けられている間に予起動係止溝55によって本体コア52に隣接したままである。軟組織コア試料が捕獲された後に、医療用針シールド装置100は、ベースカバー34と同面になるまでボタン33を一杯まで押し込むことによって起動準備状態とすることができる。次いで、ボタン33は、図51に示されているように、ベースガイドレール31とかみ合っているボタンガイド溝45に沿って垂直方向に摺動することができる。この作用によって、中ぐりカニューレスライド部材10が係止状態に係止される。ボタン係止用の歯41は、スライド係止空隙17及びベース係止空隙35内を摺動する。スライド係止空隙17は、中ぐりカニューレスライド部材10に沿った種々の位置に配置させることができる。次いで、ボタン係止用の歯41は、図57及び58に示されているように、中ぐりカニューレスライド部材10の設定及び起動を不可能にするベースハンドル26の端縁と係合する。ボタン係止用の歯41の向きは変えることができる。
ボタン33は、医療用針シールド装置100がその初期状態にあるときに押し込むことができるだけである。スライド係止空隙17は、ボタン係止用の歯41と一直線となっているときに物理的な確認装置として補助する。結局、ボタン33は、中ぐりカニューレスライド部材10がその初期位置にあるときに押し込むことができるだけである。医療用針シールド装置100が他のどのような状態においても、ボタン33が押し込まれるとボタン係止用の歯41は中ぐりカニューレスライド部材10の平らな面と接触して係止しないであろう。
中ぐりカニューレスライド部材10が係止されると、ベース54は、図57乃至59に示されているように、予起動係止アーム43が摺動して予起動係止溝55を通り過ぎると本体コア52から分離せしめられる。次いで、ベース54は、針カニューレ4の尖った末端104を包囲するために後退位置(図34)から伸長位置(図59)まで伸長可能である。ベース54は、指用グリップ53又は側方グリップ49によって把持することができる。伸長位置においては、ベース54内に配置された拘束部材40は、上記したように、端部検知部材48がスタイレット2の末端を検知すると(図60乃至61)針カニューレ4と拘束する。
図62乃至64に示された代替的な実施形態においては、バイオプシー装置を予起動状態に維持するために、ばね62のようなエネルギ蓄積要素を使用することができる。予起動状態においては、スタイレット2はカニューレ4によってカバーされている(図62)。起動設定アーム60が設定されると、ばね62は圧縮状態となり且つ起動設定ボタン12と起動設定アーム60とを基端位置に保持する。
バイオプシー装置を予起動状態に維持するために、ばね62のようなエネルギ蓄積要素を使用することができる。予起動状態においては、スタイレット2はカニューレ4によってカバーされている(図63)。起動設定アーム60が設定されると、ばね62は伸長状態に位置し且つ起動設定ボタン12と起動設定アーム60とを基端位置に保持する。ばね62が無い状態では、スタイレット2は前方へ自由に摺動する。
コア捕獲機能において又は既に捕獲されたコア試料を解放する際にスタイレット凹部1を露出させるためには、矢印Bの方向の外部の力がスタイレット2の処理において必要とされる(図64)。この外部の力は、いずれかの機能においてスタイレット2を進入させるためにばね62によって発生される対抗する力に打ち勝たなければならない(図64)。スタイレット2が試料内への再位置決めを必要とするか又は既に捕獲されたコア試料が廃棄されると、次いで、オペレータは起動設定ボタン12に適用される外力を取り除く。次いで、スタイレット2は自動的に針カニューレ4の内側へ引っ込み、これによって、図63に示されているようにスタイレットの凹部1を覆う。次いで、オペレータは、付加的なコア試料を捕獲し又はスタイレット2をその最も基端位置まで手動によって引き抜くことなく組織内で再調整することができる。付加的な利点は、ばね62がスタイレット2及び/又は起動設定アーム60を基端位置に位置決めして装置の銃部分を係止し且つひとたび係止されるとスタイレット2及び/又は起動設定アーム60が進入するのを阻止する。
図65乃至81に示されている代替的な実施形態においては、医療用針シールド装置200は、例えばベースカバー236のような第一のハウジングを含んでいる本体250を備えている。ベースカバー236はベースハンドル230を含んでいる。ベースカバー236はまた、それと共に設けられている針カニューレ206を起動される起動機構をも含んでいる。既に説明したように、起動機構は、組織の試料採取を容易にするために針カニューレ206を進入させる。例えばスタイレット204のような内側針が針カニューレ206内で摺動できるように設けられている。針カニューレ206はスタイレット204と同心状である。スタイレット204は、既に説明したように組織試料を捕獲する構造とされた凹部202を備えている。針カニューレ206は尖っており且つ音発生及び深さ標識を含んでいても良い。
使用時には、医療用針シールド装置200が最初に引っ張り戻されて起動設定ボタン220上に装填される。起動設定ボタン220は、針カニューレ206及びスタイレット204を後退させ且つばね208を圧縮する。ばね208は、後に起動されると針カニューレ206を駆動する。スタイレット204はばね208と係合していない。第二に、装置の末端又は尖った端部が採取される組織内へ挿入される。これは、典型的には“同軸針”と称される既に配置された比較的大きな孔の針を介して行うことができる。組織内への装置の末端の適正な位置決めは、超音波のような画像手段によって確認され又はガイドされる。第三に、スタイレット204(摩擦及び組織を貫通する抵抗によって針カニューレ206内へ後退せしめられたままである)が、起動設定ボタン220を手動によって末端方向へ押し込むことによって、試料採取されるべき組織内へ進入せしめられる。スタイレット204を進入させることによってスタイレット凹部202が露出される。次いで、試料採取されるべき組織がスタイレット凹部202内から脱出する。第四に、起動設定ボタン220が一杯まで押し込まれると、圧縮ばね208及び針カニューレ206が解除される。ばね208は針カニューレ206を末端方向へ駆動する。針カニューレ206の尖った先端は、既にスタイレット凹部202内へ脱出した組織を切り取り且つ捕獲する。第五に、装置が患者から取り出され且つ第一のステップにおいて説明したように再び装填され、一方、スタイレット204は手動によって進入せしめられて試料を露出させ、当該試料は幾つかの手段によって容器内へ移すことができる。第六に、第二のハウジング268が進入せしめられてベースカバー236を通過せしめられ、これによって係止アーム274が第二のハウジング268上のハウジング不動面276との接触状態から解放されるのを許容する。係止アーム274は、係止アーム274が中ぐりカニューレスライド部材214の経路内にある位置に到達するまで進入し、それによって中ぐりカニューレスライド部材214の末端方向への進入を遮断する。第七に、第二のハウジング268がスタイレット204の先端を越えて進入せしめられる。
第二のハウジング268は、先端の周囲を係止し且つスタイレット204の先端を第二のハウジング268内に収納するまで進入し続ける。第二のハウジング268が本体コア266から取り外されると、中ぐりカニューレスライド部材214は、中ぐりスライド部材の末端端縁280の係止アーム274との接触によって末端方向へ進入するのが阻止されるであろう。この最終的な作用は、中ぐりカニューレスライド部材214を末端方向へ移動不可能とさせる。
図65乃至67に示されているように、針カニューレ206は、スタイレット204と一体のスタイレット凹部202の機構を備えているスタイレット204と同心状である。針カニューレ206は中ぐりカニューレスライド部材214に固定されている。中ぐりカニューレスライド部材214は、ベースハンドル230内に収納され且つベースカバー236によって覆われている(図65乃至68参照)。スタイレット204は、ブシュ210を介してスタイレット204に対して同心状に保持されている間起動設定ボタン220に固定されている(図67乃至69参照)。
起動設定ボタン220と中ぐりカニューレスライド部材214との連結は、ばね208及びベースハンドル230によって達成される。ばね208は、スタイレット204と同心状に位置し、ブシュ210を上に跨っており、中ぐりカニューレスライド部材214の基端側に当接している。起動設定ボタン220は起動設定アーム222と一体化されている。このアームは、針カニューレ206内でのスタイレット204と組み合わされた軸線方向の動きを許容するたけであるようにベースハンドル230によって支持されている。起動設定アーム222には起動設定用の歯224が固定されている。図66及び68に示されているように、起動設定用の歯224は中ぐりカニューレスライド部材214の溝内に位置している。
針カニューレ206は、本体ベース270が後退位置から伸長位置まで伸長して針カニューレ206の尖った末端を包囲することができるように本体ベース270と一種に摺動できるように設けられている。
図65,67及び68に示されている安全バイオプシー銃は、銃の初期状態を特定している。ばね208は末端方向に一杯まで伸長している。起動設定ボタン220及び中ぐりカニューレスライド部材214は、ベースハンドル230上の末端位置にあり、それらの各々に取り付けられた針、スタイレット204及び針カニューレ206はそれらの末端位置にある。凹部202は、針カニューレ206によって覆われている(図68参照)。拘束部材256は、内側ハウジング258、本体ベース270及びキャップ260内に収納されている(図67及び68参照)。これらの構成部品の組立体は、第二のハウジング268として規定されている(図66参照)。拘束部材256の開口プレート262は非拘束状態にあるけれども、針カニューレ206は、軟組織のコア試料が捕獲されるときに開口プレート262内で軸線に沿って自由に摺動する(図65乃至68参照)。
起動設定は。起動設定ボタン220が起動設定アーム222の軸線に沿って基端方向へ引っ張られることを必要とする(図66、69及び70参照)。これは、次いで、起動設定用の歯224を基端のスライドストッパ212に係合させる。この係合は、末端のスライドストッパ216が圧縮係止部材228と係合するまで続く(図72参照)。この作用はまた圧縮状態のばね208をももたらす。凹部202は、針カニューレ206によって覆われ続ける(図71及び72参照)。針カニューレ206は、拘束部材256内で軸線に沿って自由に摺動し続ける。係止アーム274は、第二のハウジング268上でのアーム不動面278とハウジング不動面276の連結による摺動作用から離れて保持される。これによって、中ぐりカニューレスライド部材214が干渉することなく摺動するのを許容する(図71参照)。
起動設定ボタン220は、軽い抵抗を受けるまで末端方向へ押し込まれる。この軽い抵抗は、起動コア起動斜面226が圧縮係止部材228の基端端縁と接触状態となったときに感じ取られる(図72参照)。中ぐりカニューレスライド部材214は、ばね208によって圧縮された状態にあり続ける。これによって、スタイレット204上の凹部202が露出される(図72及び73参照)。係止アーム274は、第二ハウジング268上のアーム不動面278とハウジング不動面276との連結によって中ぐりカニューレスライド部材214の溝から離れて保持され続ける。次いで、針カニューレ206は、所望の位置が達成されるまで軟組織内に配置される。この配置は、針カニューレ206上の音発生機構によって視認される。
コア試料を捕獲するための所望の深さが達成されると、起動設定ボタン220は、圧縮係止部材228の基端端縁に対して起動コア起動斜面226の初期の接触/抵抗位置を越えて末端方向へ押される。この作用は、末端スライドストッパ216が圧縮係止部材228から分離し且つ圧縮ばね208によって中ぐりカニューレスライド部材214をその末端位置へと押しやるように圧縮係止部材228を撓ませる。この作用によって、針カニューレ206が末端方向へ動かされ、それによって、凹部202内で軟組織を中ぐりと且つ収納する(図74参照)。次いで、この軟組織は対象者から取り出される。係止アーム274は、第二ハウジング268上のアーム不動面278とハウジング不動面276との連結によって中ぐりカニューレスライド部材214の溝から離れて保持され続ける(図75参照)。次いで、軟組織は、上記したステップを繰り返すことによって対象者の外へと取り出される。
ひとたび全ての軟組織が捕獲されると、第二のハウジングは、本体コア266から分離するまで末端方向へ進入させることができる(図76参照)。装置が装填された状態にあるときに第二のハウジング268が進入せしめられると、次いで、係止アーム274は、アーム不動接触面278によって。本体ベース270上のハウジング不動面276との接触状態から解放される。次いで、係止アーム274は中ぐりカニューレスライド部材214の経路内へと進入し、それによって中ぐりカニューレスライド部材214の末端方向への進入が阻止される。係止アーム274は、針カニューレ206が進入し、付加的な試料を捕獲し、バイオプシー機構を安全にする機能を不可能にする(図64及び67参照)。装置が初期状態(すなわち、スタイレット204が末端側に配置されていて装填されていない状態)にある場合には、第二のハウジング268が進入せしめられると、係止アーム274は、アーム不動化接触面278によって本体ベース270上のハウジング不動化面176との接触が解放される。係止アーム274は、係止アーム274が中ぐりカニューレスライド部材214の側部と接触するまで内方へと進入する。次いで、装置が装填されると、次いで、係止アーム274は中ぐりカニューレスライド部材214の経路内へと進入し、それによって、中ぐりカニューレスライド部材214の末端方向への進入が遮断される。係止アーム274は、針カニューレ206が進入し且つ付加的な試料を捕獲する能力を不可能にし、バイオプシー機構を安全にさせる(図76及び77参照)。
第二のハウジング268は、針カニューレ206に沿って本体コア266から末端方向へ進入し続ける。第二のハウジング268は、スタイレット204及び針カニューレ206が本体ベース270内に収容されている拘束部材256によって係止されるまで摺動し続ける(図78及び79参照)。拘束部材256の開口プレート262は、保持部材264が針カニューレ206の端部を検知したときに針カニューレ206に拘束する(図79参照)。
第二のハウジング268は、針カニューレ206が軟組織の塊の外側にあるときに、装置の如何なる状態にある場合においても進入せしめられ且つ針カニューレ206及びスタイレット204の周囲に係止する。しかしながら、第二のハウジング268が本体コア266から取り外されると、針カニューレ206の末端方向への進入を不可能にする機能が生じる。
第二のハウジング268が末端方向へ進入せしめられて本体コア266を尚早に通過し且つ針カニューレ206の端部の周囲に係止していない場合には、第二のハウジング268は、付加的な試料採取のために本体コア266内へ再度挿入することができる。安全キー溝機構272はカバー整合キー溝282と整合されなければならない。第二のハウジング268は、係止アーム274が中ぐりカニューレスライド部材214の溝と接触し且つ第二のハウジング268上のアーム不動化面278とハウジング不動化面176との連結によって当該中ぐりカニューレスライド溝から離れて配置されるまで、基端方向へ進入せしめられる。装置がリセットされたことの物理的な確認は、本体ベース270がベースカバー236の末端と同面となったときに可能である(図80及び81参照)。
本開示による発明は、本発明の精神又は本質的な特徴から逸脱することなく他の特別な形態で実施化することができる。従って、本実施形態は、全ての点において例示的であり且つ限定的ではないものと考えられるべきであり、本発明の範囲は、上記の説明ではなく添付の特許請求の範囲によって示され、従って、特許請求の範囲の意味及び等価範囲に含まれる全ての変更が本発明によって包含されることを意図されている。
図1は、本発明の原理による医療用針シールド装置の一つの特別な実施形態の斜視図である。 図2は、部品が分離されている図1に示された医療用針シールド装置の斜視図である。 図3は、ハウジング部分が除去された状態の図1に示された医療用針シールド装置の破断斜視図である。 図4は、図3に示された細部の指示された領域の斜視図である。 図5は、図1に示された医療用針シールド装置の破断断面図である。 図6は、図5に示された細部の指示された領域の断面図である。 図7は、図1に示された医療用針シールド装置の拘束部材の拡大斜視図である。 図8は、ハウジング部分が除去された状態の図1に示された医療用針シールド装置の破断斜視図である。 図9は、図8に示された細部の指示された領域の斜視図である。 図10は、図1に示された医療用針シールド装置の破断断面図である。 図11は、図10に示された細部の指示された領域の断面図である。 図12は、図10に示された細部の指示された領域の断面図である。 図13は、図10に示された細部の指示された領域の断面図である。 図14は、ハウジング部分が除去された状態の図1に示された医療用針シールド装置の破断斜視図である。 図15は、図14に示された細部の指示された領域の斜視図である。 図16は、図1に示された医療用針シールド装置の破断断面図である。 図17は、図16に示された細部の指示された領域の断面図である。 図18は、図16に示された細部の指示された領域の断面図である。 図19は、ハウジング部分が除去された状態の図1に示された医療用針シールド装置の破断斜視図である。 図20は、図19に示された細部の指示された領域の斜視図である。 図21は、図1に示された医療用針シールド装置の破断断面図である。 図22は、図21に示された細部の指示された領域の断面図である。 図23は、図21に示された細部の指示された領域の断面図である。 図24は、部品が分離されている図1に示された医療用針シールド装置の破断斜視図である。 図25は、部品が分離されている図1に示された医療用針シールド装置の破断断面図である。 図26は、図25に示された細部の指示された領域の断面図である。 図27は、図1に示された医療用針シールド装置の破断頂面図である。 図28は、部品が分離されている図1に示された医療用針シールド装置の破断頂面図である。 図29は、図1に示された医療用針シールド装置の破断断面頂面図である。 図30は、図29に示された細部の指示された領域の断面図である。 図31は、部品が分離されている図1に示された医療用針シールド装置の破断断面頂面図である。 図32は、図31に示された細部の指示された領域の断面図である。 図33は、部品が分離されている図1に示された医療用針シールド装置の斜視図である。 図34は、本発明の原理による医療用針シールド装置の別の実施形態の斜視図である。 図35は、部品が分離されている図34に示された医療用針シールド装置の斜視図である。 図36は、ハウジング部分が除去された状態の図34に示された医療用針シールド装置の破断斜視図である。 図37は、図34に示された医療用針シールド装置の破断断面図である。 図38は、図37に示された細部の指示された領域の断面図である。 図39は、ハウジング部分が除去された状態の図34に示された医療用針シールド装置の破断斜視図である。 図40は、図39に示された細部の指示された領域の斜視図である。 図41は、図34に示された医療用針シールド装置の破断断面図である。 図42は、図41に示された細部の指示された領域の断面図である。 図43は、図41に示された細部の指示された領域の断面図である。 図44は、図41に示された細部の指示された領域の断面図である。 図45は、図41に示された細部の指示された領域の断面図である。 図46は、ハウジング部分が除去された状態の図34に示された医療用針シールド装置の破断斜視図である。 図47は、図34に示された細部の指示された領域の斜視図である。 図48は、図34に示された医療用針シールド装置の破断断面図である。 図49は、図48に示された細部の指示された領域の断面図である。 図50は、図48に示された細部の指示された領域の断面図である。 図51は、ハウジング部分が除去された状態の図34に示された医療用針シールド装置の破断斜視図である。 図52は、図51に示された細部の指示された領域の斜視図である。 図53は、図34に示された医療用針シールド装置の破断断面図である。 図54は、図53に示された細部の指示された領域の断面図である。 図55は、図34に示された医療用針シールド装置の破断断面図である。 図56は、図55に示された細部の指示された領域の断面図である。 図57は、図34に示された医療用針シールド装置の破断断面図である。 図58は、図57に示された細部の指示された領域の断面図である。 図59は、部品が分離されている図34に示された医療用針シールド装置の破断断面図である。 図60は、部品が分離されている図34に示された医療用針シールド装置の破断断面図である。 図61は、図60に示された細部の指示された領域の断面図である。 図62は、本発明の原理による医療用針シールド装置の別の実施形態の斜視図である。 図63は、代替的な状態にある図62に示された装置の斜視図である。 図64は、代替的な状態にある図62に示された装置の斜視図である。 図65は、本発明の原理による医療用針シールド装置の別の実施形態の斜視図である。 図66は、部品が分離されている図65に示された医療用針シールド装置の斜視図である。 図67は、ハウジング部分が除去された状態の図65に示された医療用針シールド装置の破断斜視図である。 図68は、図65に示された医療用針シールド装置の破断断面図である。 図69は、ハウジング部分が除去された状態の図65に示された医療用針シールド装置の破断斜視図である。 図70は、図65に示された医療用針シールド装置の破断断面図である。 図71は、図65に示された医療用針シールド装置の断面図である。 図72は、ハウジング部分が除去された状態の図65に示された医療用針シールド装置の破断斜視図である。 図73は、図65に示された医療用針シールド装置の断面図である。 図74は、ハウジング部分が除去された状態の図65に示された医療用針シールド装置の破断斜視図である。 図75は、図65に示された医療用針シールド装置の断面図である。 図76は、ハウジング部分が除去された状態の図65に示された医療用針シールド装置の破断斜視図である。 図77は、図65に示された医療用針シールド装置の断面図である。 図78は、ハウジング部分が除去された状態の図65に示された医療用針シールド装置の破断斜視図である。 図79は、部品が分離されている図65に示された医療用針シールド装置の破断断面図である。 図80は、部品が分離されている図65に示された医療用針シールド装置の破断断面図である。 図81は、図65に示された医療用針シールド装置の断面図である。

Claims (23)

  1. 医療用針シールド装置であって、
    針カニューレを作動させる構造とされている第一のハウジングと、
    前記第一のハウジングに解除可能に係合できる第二のハウジングとを含み、
    当該第二のハウジングが前記針カニューレの末端を包囲するために後退位置から伸長位置へと伸長可能であるように前記針カニューレが前記第二のハウジングに関して摺動できるように配置されており、
    前記第二のハウジング内には拘束部材が設けられており、当該拘束部材は、前記後退位置と前記伸長位置との間を摺動できるように前記針カニューレを収容できる構造とされた開口を形成している拘束面を含んでおり、
    前記拘束部材は更に、当該拘束部材から延びている保持部材を含んでいて、当該保持部材は前記針と係合可能であり、
    前記拘束部材は更に、前記針に対する抗力を発生させるように前記針を摺動可能に収容している間前記針と係合する1以上の抗力誘発部材を含んでおり、当該抗力と前記第二のハウジングとは、前記拘束面が前記針カニューレと係合して前記針カニューレが前記第二のハウジングの前記伸長位置での摺動可能な動きを防止するように前記保持部材がひとたび前記針の末端を越えて伸長すると前記拘束部材が前記針カニューレの長手軸線に対して傾斜するのを容易にするようになされている医療用針シールド装置。
  2. 請求項1に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記拘束部材が、前記開口を形成している前記拘束面を含んでいる実質的に平らな開口プレートを含んでいる医療用針シールド装置。
  3. 請求項2に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記少なくとも1つの抗力誘発部材が前記開口プレートから延びている一対のアームを含んでいる医療用針シールド装置。
  4. 請求項1に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記第二のハウジングが、前記拘束部材と共に設けられている内側ハウジングを含んでいる医療用針シールド装置。
  5. 請求項4に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記内側ハウジングが、その内側面から延びている少なくとも1つの遮断部材を形成しており、当該少なくとも1つの遮断部材は、前記拘束部材を拘束状態へと付勢するために前記拘束部材と係合可能であるようになされた医療用針シールド装置。
  6. 請求項1に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記針カニューレが前記針カニューレに関して摺動できるように設けられた内側針を含んでいる医療用針シールド装置。
  7. 請求項6に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記内側針がその末端に隣接して設けられた横凹部を含んでいる医療用針シールド装置。
  8. 請求項6に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記針カニューレと内側針との間での動きを選択的に係止するための手段を更に含んでいる医療用針シールド装置。
  9. 請求項6に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記内側カニューレが切り刃を含んでいる医療用針シールド装置。
  10. 請求項1に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記針カニューレが切り刃を含んでいる医療用針シールド装置。
  11. 請求項1に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記第二のハウジングがハンドルを含んでおり、当該ハンドルは、前記第一のハウジングが前記第二のハウジングと解除可能に係合できるように前記第一のハウジングを収容できる構造とされた空洞を形成している医療用針シールド装置。
  12. 請求項1に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記第一のハウジングがハンドルを含んでいる医療用針シールド装置。
  13. 請求項1に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記第一のハウジングが前記第二のハウジングと解除可能に係合できるようになされている医療用針シールド装置。
  14. 請求項1に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記第一のハウジングが、操作可能な解除装置によって前記第二のハウジングと解除可能に係合できるようになされている医療用針シールド装置。
  15. 請求項14に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記解除装置の作動によって、前記針カニューレと内側針との間での動きを選択的に係止するようになされた医療用針シールド装置。
  16. 請求項1に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記第一のハウジングが、当該第一のハウジングと前記第二のハウジングとの解除可能な係合を容易にするために、前記第二のハウジングの溝とかみ合う係止溝を含んでいるようになされた医療用針シールド装置。
  17. 請求項1に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記第一のハウジングが前記針カニューレを起動させる起動機構を含んでいるようになされた医療用針シールド装置。
  18. 請求項17に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記起動機構が前記針カニューレと共に取り付けられたスライド部材を含んでおり、当該スライド部材は前記針カニューレの軸線方向の動きを容易にするようになされた医療用針シールド装置。
  19. 請求項18に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記起動機構が、前記針カニューレを末端へ付勢するために前記スライド部材と係合する付勢部材を含んでいる医療用針シールド装置。
  20. 請求項19に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記起動機構がその起動のために前記付勢部材に拘束されている起動部材を含んでいる医療用針シールド装置。
  21. 請求項19に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記起動機構を基端位置に維持するためのばね手段を含んでいる医療用針シールド装置。
  22. 請求項1に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記第一のハウジングが当該第一のハウジングに対して針カニューレを起動させる起動機構を含んでいる医療用針シールド装置。
  23. 請求項22に記載の医療用針シールド装置であって、
    前記起動機構が前記針カニューレと共に取り付けられているばね付勢スライド部材を含んでおり、当該スライド部材は前記針カニューレの軸線方向の動きを容易にするようになされた医療用針シールド装置。
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