JP4363331B2 - 燃料噴射システム - Google Patents

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Description

本発明は、自動停止自動始動制御が行われるコモンレール式のディーゼルエンジンおける燃料噴射システムに関する。
従来、車載内燃機関においては、車両停止時に内燃機関を自動停止することにより燃費を改善するアイドルストップ機構が採用されているものがある。このアイドルストップ機構は、燃費改善等を目的とし、車両が交差点等で走行停止状態となった時に内燃機関を自動停止するとともに、発進操作時にスタータを回転させて内燃機関を自動始動し、車両を発進可能な状態とする自動停止自動始動制御装置である。このような内燃機関の自動停止自動始動制御装置として、特許文献1や、特許文献2の提案がある。
このような内燃機関の自動停止自動始動制御装置は、ディーゼルエンジンと組み合わされて車両に搭載されることもある。
特開2000−337188号公報 特開2003−41967号公報
しかしながら、前記のような自動停止自動始動制御装置をディーゼルエンジン、特にコモンレール式のディーゼルエンジンと組み合わせた場合には、以下のような不都合が生じるおそれがある。
すなわち、コモンレール式のディーゼルエンジンは、筒状の弁本体内部にコモンレールによる高圧燃料が充填されるとともにその弁本体内部にアクチュエータにより駆動されるニードル弁を有する燃料噴射弁を備えているが、このニードル弁の応答遅れに起因してディーゼルエンジンの再始動時までに時間が掛かるという不都合が生じうる。
このような不都合が生じうる原因としては、まず、アクチュエータを駆動するためのEDUが充電不足状態に陥ることが挙げられる。これは、自動停止自動始動制御装置によりディーゼルエンジンが停止状態となると発電及びEDUへの充電が行われず、ディーゼルエンジンの停止中に、それまでにEDUに蓄えられた電荷が放出されるためである。充電不足状態のEDUは、エンジン再始動時に噴射指令がされても的確にニードル弁を駆動することができず、適切な噴射動作を行うことができない。
また、他の原因としては、燃料噴射弁のニードル弁を内装する筒状の弁本体に高圧のコモンレール圧で押しつけられた前記ニードル弁が弾性変形することが挙げられる。これは、高圧のコモンレール圧で弁本体に押しつけられるニードル弁が、自動停止自動始動装置によるディーゼルエンジンの停止中に弾性変形するに至るものである。ニードル弁は通常の噴射動作をしているときは大きく弾性変形する間もなく再び弁本体から離れるが、ディーゼルエンジンの停止中は高圧のコモンレール圧を受け続けることにより弾性変形する。すなわち、自動停止自動始動装置によりディーゼルエンジンを停止させ再始動させる場合のディーゼルエンジンの停止から再始動までのインターバルは、通常時に運転者がイグニッションをOFFにし再びイグニッションをONにしてディーゼルエンジンを再始動させる場合のディーゼルエンジンの停止から再始動までのインターバルと比較して短時間である。このため、自動停止自動始動装置によるディーゼルエンジンの再始動時に、燃料噴射弁の弁本体内には高圧のコモンレール圧が残存しており、ディーゼルエンジン再始動時のコモンレール圧によるニードル弁の弾性変形という課題が顕著となる。このように弾性変形したニードル弁は、エンジン再始動時にアクチュエータによって駆動されたときに弾性変形した分の復帰にかかる時間分だけ燃料噴射弁の開弁が遅れる。
以上のような原因により燃料噴射弁からの燃料の噴射が遅れ、エンジン再始動時の第一回目のサイクル(第一回目の圧縮行程)における着火が適切に行われないと、当該燃料噴射弁が装着されたシリンダにおける次回の圧縮行程まで待たなければ着火されず、エンジン再始動が遅れる結果となる。このようなエンジン再始動の遅れは、車両の発進の遅れにもつながり問題である。
そこで、本発明は、エンジン再始動時の第一回目のサイクルから確実に点火させることができ、迅速、安定したエンジン再始動を実現することのできる燃料噴射システムを提供することを課題とする。
かかる課題を達成するための、本発明の燃料噴射システムは、自動停止自動始動制御が行われるコモンレール式のディーゼルエンジンにおける燃料噴射システムであって、前記ディーゼルエンジンの自動停止から自動再始動までの時間と、再始動時のコモンレール圧とに基づいており、かつ前記燃料噴射弁から燃料が噴射されない範囲内にある噴射指令時間を算出し、前記ディーゼルエンジンの自動再始動時の第一回目燃料噴射以前に、前記噴射指令時間を擬似噴射時間とする擬似噴射指令を生成して前記燃料噴射弁を制御する制御部を有することを特徴とする。ここで、「第一回目燃料噴射」とは、スタータ駆動により自動再始動するディーゼルエンジンのピストンが最初に着火可能位置に来た際に行われる燃料噴射動作を指す。
このように擬似噴射指令を行うことにより、ニードル弁に生じていた弾性変形を解消することができる。また、ニードル弁を駆動するのに十分な程度にまでEDUを充電しておくことができる。
このような擬似噴射指令はEDU毎に行い当該EDU毎の充電を行う構成とすることができる。例えば、4気筒のディーゼルエンジンで2気筒毎にEDUを備えている場合には2個のEDUを備えることとなり、この2個のEDU毎に擬似噴射指令を行う。
また、他の燃料噴射システムは、自動停止自動始動制御が行われるコモンレール式のディーゼルエンジンにおける燃料噴射システムであって、前記ディーゼルエンジンの自動停止から自動再始動までの時間と、再始動時のコモンレール圧とに基づいており、かつ前記燃料噴射弁から燃料が噴射されない範囲内にある余剰無効噴射期間を算出し、前記ディーゼルエンジンの自動再始動時の第一回目燃料噴射の噴射指令時間を、第二回目燃料噴射以降の噴射指令時間より前記余剰無効噴射期間分長い噴射指令時間とする噴射指令を生成して前記燃料噴射弁を制御する制御部を有することを特徴とする。このように噴射時間を長くすれば、ニードル弁の反応遅れを補うことができる。ここで、「第一回目燃料噴射」とは、前記と同様に、スタータ駆動により自動再始動するディーゼルエンジンのピストンが最初に着火可能位置に来た際に行われる燃料噴射動作を指す。また、「第二回目燃料噴射」は、前記第一回目燃料噴射以後に行われるものであって、すなわち、エンジン始動後の正規の噴射プログラム(インターバル、噴射時間)に基づいて行われる燃料噴射である。
また、このように第一回目燃料噴射の噴射時間を第二回目燃料噴射以降の噴射時間より長くした構成とする場合に、前記第一回目燃料噴射の噴射時期を余剰無効噴射期間分だけ進角した構成とすることができる。ここで、本明細書における「余剰無効噴射期間」とは、停止状態にあるディーゼルエンジンにおいてコモンレール圧により弾性変形が生じているニードル弁に噴射指令がされてからニードル弁が動き始め弁本体の噴口から実際に燃料が吹き出し始めるまでの期間から、正規の燃料噴射における無効噴射期間を差し引いた期間をいう。すなわち、ほぼ弾性変形が復帰する時間に相当する期間となる。この余剰無効噴射期間は、例えば、ディーゼルエンジンが停止していた時間や、コモンレール圧等から弾性変形量、さらには弾性変形の復帰にかかる時間を予測することによって求める。このように余剰無効噴射期間分だけ進角させれば、第一回目燃料噴射で噴射遅れが生じることがなく、確実な始動性を確保することができる。
なお、ディーゼルエンジン停止時のピストン位置等の条件によっては遅角側に制御することも可能である。
本発明によれば、ディーゼルエンジンの自動再始動時の第一回目燃料噴射における噴射遅れの解消を目的とした噴射促進制御を行う制御部を有する構成としたので、自動停止自動始動制御によるディーゼルエンジンの再始動時における早期着火を実現し、ディーゼルエンジンの確実な始動性を確保することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1は、本発明の燃料噴射システムを搭載したディーゼルエンジン(以下、「エンジン」という)1の主要部分の概略構成図である。エンジン1は、本発明における制御部に相当するECU2を備えており、このECU2によって種々の制御を行う。このECU2には、ブレーキペダル3aと連動したブレーキスイッチ3b、車速センサ4、スタータ5、第一EDU6a、第二EDU6bが接続されている。また、ECU2はマイクロコンピュータを中心として構成されており、内部のROM2aには、エンジン1の自動停止自動始動制御のためのエンジン自動停止プログラム、エンジン自動始動プログラムが格納されている。また、このエンジン自動始動プログラムに基づいてエンジン1が自動再始動する際の第一回目燃料噴射における噴射遅れの解消を目的とした噴射促進制御プログラムも格納されている。
図1に示した本実施例におけるエンジン1は、4気筒エンジンであり、このため、エンジン本体8には4本の燃料噴射弁(INJ)9(第一燃料噴射弁9a、第二燃料噴射弁9b、第三燃料噴射弁9c、第四燃料噴射弁9d)が装着されている。これらの第一燃料噴射弁9a、第二燃料噴射弁9b、第三燃料噴射弁9c、第四燃料噴射弁9dにはコモンレール10が接続されており、高圧の燃料が充填されるようになっている。また、第一燃料噴射弁9a、第二燃料噴射弁9bには第一EDU6aが接続され、第三燃料噴射弁9c、第四燃料噴射弁9dには第二EDU6bが接続されている。
図2は、燃料噴射弁9の断面図である。燃料噴射弁9は、筒状の弁本体9aの内部に複数のピエゾ素子を積層してなるピエゾアクチュエータ11と、このピエゾアクチュエータ11によって駆動されるニードル弁12とが内蔵されている。また、弁本体9a内には制御室9bが形成されている。ピエゾアクチュエータ11は、第一EDU6a又は第二EDU6bと接続され駆動電力を得る。弁本体9aの内部には矢示13で示すようにコモンレール10から高圧の燃料が供給されるが、ピエゾアクチュエータ11が作動し、弁本体9a内部の圧力バランスが変化すること等によりニードル弁12が摺動し、燃料噴射弁9の開閉が行われる。
なお、このような燃料噴射弁9自体は従来用いられている燃料噴射弁と同様のものであり、ニードル弁12を駆動するアクチュエータもピエゾアクチュエータ11に限られず、他の形式のアクチュエータを備えた燃料噴射弁を用いることもできる。
次に、燃料噴射システムを搭載し、以上のように構成されるエンジン1の動作について説明する。なお、以下の説明ではエンジン1がオートマチックトランスミッションと共に搭載された車両における動作について説明する。
車両の運転者によりブレーキ3が踏まれてブレーキスイッチ3bがON状態となり、車速センサ4からECU2に送られた情報により車両が停止したと判断されたときは、ECU2は、ECU2内のROM2aに格納されたエンジン自動停止プログラムに基づいて第一EDU6a、第二EDU6bに対する噴射指令、ひいては、燃料噴射弁9a〜9dからの燃料の噴射を停止してエンジン1を停止させる。
このようにエンジン1が停止状態にあるときも、燃料噴射弁9の制御室9b内にはコモンレール圧がかかっており、これによりニードル弁12の先端側は弁本体9aの先端側に押しつけられている。エンジン1が停止している間中、高圧のコモンレール圧を受け続けるニードル弁12は、徐々に弾性変形が進む。また、エンジン1が停止中は発電機能が働いていないことから、第一EDU6a、第二EDU6bはそれまでに蓄えていた電荷を放出し続け、徐々に充電不足の状態に陥る。
このようにエンジン1が停止した状態で、車両のブレーキペダル3を放し、ブレーキスイッチ3bがOFFの状態となるとROM2aに格納されたエンジン自動始動プログラムに基づいてスタータ7が駆動され、エンジン1が再始動する。但し、同時並行的にROM2aに格納された噴射促進制御プログラムに基づく制御も開始され、この噴射促進制御プログラムにおけるスタータ駆動始動制御(図3におけるステップS15)が行われることがスタータ7の駆動条件となる。以下、噴射促進制御プログラムに基づく制御を図3に示したフロー図に基づいて説明する。
まず、ECU2は、ステップS11でエンジン1の再始動指令、すなわち、車両のブレーキスイッチがOFFとなったか否か判断する。ECU2は、このステップS11でNOと判断したときは、再び同一の判断を行い、再始動指令が発令されるまで監視を続ける。
ステップS11でECU2がYESと判断すると、ステップS12に進み、ECU2は、エンジン1の停止時間、コモンレール圧等からニードル弁12の弾性変形量を推定する。なお、このステップS12における処理は、このタイミングで行う必然性はなく、他のタイミングで行ってもよい。
ステップS12でニードル弁12の弾性変形量を推定したECU2は、その推定弾性変形量からこの弾性変形を解消できる時間を算出し、その算出した時間を擬似噴射時間として設定する(ステップS13)。ここで、擬似噴射時間は、燃料噴射弁から燃料が噴射されない範囲内での噴射指令時間である。
次いで、ECU2は、第一EDU6a、第二EDU6b、すなわち、各気筒(燃料噴射弁9a〜9d)に対して擬似噴射指令を行う(ステップS14)。この擬似噴射を行うことにより第一EDU6a、第二EDU6bの充電が行われると共に、ニードル弁12の弾性変形が解消される。
以上のように擬似噴射が行われ、第一EDU6a、第二EDU6bの充電が行われ、ニードル弁12の弾性変形が解消されると、ステップS15におけるスタータ駆動指令制御が行われ、スタータ7の駆動、エンジン1の再始動が行われる(END)。
以上、説明したように、本実施例は、スタータ7の駆動を行う前に第一EDU6a、第二EDU6bの充電、ニードル弁12の弾性変形を解消しておく形態であるが、このような制御が行われることにより、スタータ7駆動後の第一回目燃料噴射における噴射遅れが解消され、第一回目のサイクルからエンジン1の迅速、確実な始動を実現することができる。エンジン1が迅速、確実に始動すれば、車両の運転者はストレスを感じることなく、以後、車両を発進させることができる。
次に、実施例2について図4、図5を参照しつつ説明する。実施例1では、前記のようにスタータ7の駆動を行う前に第一EDU6a、第二EDU6bの充電、ニードル弁12の弾性変形を解消しておく形態であったのに対し、この実施例2では、スタータ7の駆動を開始した後に第一EDU6a、第二EDU6bの充電不足の解消、ニードル弁12の弾性変形に対する措置を行っている。
なお、エンジン1の概略構成は、図1に示した実施例1の場合と同様であり、ROM2aに格納された噴射促進制御プログラムが異なっている。
エンジン1が停止状態となると、ECU2は、ステップS21において、実施例1におけるステップS12と同様にエンジン1の停止時間、コモンレール圧等からニードル弁12の弾性変形量を推定する。
次いで、ステップS22に進み、実施例1のステップS11と同様に、エンジン1の再始動指令、すなわち、車両のブレーキスイッチがOFFとなったか否か判断する。ECU2は、このステップS11でNOと判断したときは、再びステップS21に戻りニードル弁12の弾性変形量の推定を繰り返す。このようにすれば、時間の経過と共に変わりうる弾性変形量をより正確に推定することができる。
ステップS22でYESと判断したECU2は、ステップS23に進み、スタータ7の駆動指令を出すと共に、第一EDU6a、第二EDU6bに対して最小ταで駆動する指令を出す。ここで、最小ταとは第一EDU6a、第二EDU6bを充電完了状態とするために最低限必要となるパルス幅のことであり、この実施例では、50μ秒としている。この最小ταの指令は図5に示すように、実際に燃料を噴射する以前に行われる。この処理が行われることにより、第一EDU6a、第二EDU6bは応答遅れを生じることなく各燃料噴射弁のピエゾアクチュエータ11を駆動できるだけの電荷を蓄えることができ、充電不足が解消される。
次いで、ECU2は、ステップS24に進み、ステップS21で推定したニードル弁12の推定変形量から余剰無効噴射期間を算出する。このステップS24で余剰無効噴射期間を算出したECU2は、ステップS25に進み、算出した余剰無効噴射期間に応じた進角補正量τを算出する。
ステップS25で進角補正量τを算出した後は、ステップS26に進み、通常の正規噴射指令期間τに進角補正量τを加えた補正噴射期間τを第一回目燃料噴射の噴射時間として燃料噴射を開始する。
このように進角補正量τを加えた燃料噴射を行えば、噴射指令後、進角補正量τ内でニードル弁12に生じていた弾性変形が復帰し、解消されるので、開弁時期が遅れることもなく、また、正規の燃料噴射の期間と比較比しても長時間の噴射指令となることから、一回の噴射で期待される燃料噴射量を確保することができる。
以後は、ステップS27に進み、第二回目燃料噴射以降を通常の正規噴射指令期間τとする通常始動制御を行う(END)。
以上、説明したような制御を行うことによりエンジン1の迅速、確実な始動が実現される。
次に、実施例3について図6を参照しつつ説明する。この実施例3が実施例2と異なる点は、実施例3では、気筒毎の制御を加味している点で、より緻密な制御を行っている。
ステップS31及びステップS32は、それぞれ、図4に示した実施例2におけるステップS21及びステップS22と同一の処理なのでその詳細な説明は省略する。
ステップS32においてYESと判断したECU2は、ステップS33に進んでスタータ7の駆動指令を行う。
次いで、ステップS34に進み、気筒毎に現在第一回目燃料噴射を迎えているか否かの判断を行う。すなわち、4気筒であるエンジン1は順次点火時期を迎えることとなるが、それぞれの気筒における第一回目燃料噴射に向けて噴射促進制御を行い、EDUの充電不足の解消、ニードル弁12の弾性変形の解消を完了しておく趣旨である。
ステップS34において、ECU2がNOと判断したとき、すなわち、当該気筒における第一回目燃料噴射ではないときは、ECU2はステップS39に進み、全気筒で噴射促進制御が完了したか否かの判断を行う。ステップS39でNOと判断したときは再びステップS34に戻って同様の処理を繰り返す。
一方、ステップS34でYES、すなわち、当該気筒における第一回目燃料噴射であると判断されたときは、ステップS35からステップS38の処理を行う。これらの処理は、ステップS35でスタータ7の駆動指令を発していない以外は実施例2におけるステップS23からステップS26までの処理と同様の処理である。すなわち、最小ταの指令(ステップS35)により第一EDU6a、第二EDU6bの充電不足を解消しておき、進角補正量τを加えた補正噴射期間τを第一回目燃料噴射の噴射時間として燃料噴射を開始する。
ステップS38を経てステップS39に進むと、ECU2は、全気筒で噴射促進制御が完了したか否かの判断を行い、YESと判断したときはステップS40に進み、以後、通常始動制御を行う。
以上、説明したような緻密な制御を行うことにより、エンジン1のより迅速、確実な始動が実現される。
上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。例えば、噴射促進制御プログラムは、第一回目燃料噴射における噴射遅れを解消できるものであれば、各処理の順序を入れ換えてもよい。
実施例におけるディーゼルエンジンの主要部分の概略構成図である。 実施例に用いた燃料噴射弁の断面図である。 実施例1における噴射促進制御プログラムのフロー図である。 実施例2における噴射促進制御プログラムのフロー図である。 実施例2における噴射指令の波形を示すチャートである。 実施例3における噴射促進制御プログラムのフロー図である。
符号の説明
1 エンジン
2 ECU
3a ブレーキペダル
3b ブレーキスイッチ
4 車速センサ
6a 第一EDU
6b 第二EDU
7 スタータ
8 エンジン本体
9a 第一燃料噴射弁
9b 第二燃料噴射弁
9c 第三燃料噴射弁
9d 第四燃料噴射弁
10 コモンレール

Claims (3)

  1. 自動停止自動始動制御が行われるコモンレール式のディーゼルエンジンにおける燃料噴射システムであって、
    前記ディーゼルエンジンの自動停止から自動再始動までの時間と、再始動時のコモンレール圧とに基づいており、かつ前記燃料噴射弁から燃料が噴射されない範囲内にある噴射指令時間を算出し、
    前記ディーゼルエンジンの自動再始動時の第一回目燃料噴射以前に、前記噴射指令時間を擬似噴射時間とする擬似噴射指令を生成して前記燃料噴射弁を制御する制御部を有することを特徴とした燃料噴射システム。
  2. 自動停止自動始動制御が行われるコモンレール式のディーゼルエンジンにおける燃料噴射システムであって、
    前記ディーゼルエンジンの自動停止から自動再始動までの時間と、再始動時のコモンレール圧とに基づいており、かつ前記燃料噴射弁から燃料が噴射されない範囲内にある余剰無効噴射期間を算出し、
    前記ディーゼルエンジンの自動再始動時の第一回目燃料噴射の噴射指令時間を、第二回目燃料噴射以降の噴射指令時間より前記余剰無効噴射期間分長い噴射指令時間とする噴射指令を生成して前記燃料噴射弁を制御する制御部を有することを特徴とした燃料噴射システム。
  3. 請求項2記載の燃料噴射システムにおいて、
    前記第一回目燃料噴射の噴射時期を余剰無効噴射期間分だけ進角したことを特徴とする燃料噴射システム。
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