JP4363313B2 - ピエゾアクチュエータ - Google Patents

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本発明は、通電により伸縮出力を発生するピエゾアクチュエータに関するものであり、特にピエゾアクチュエータの出力側のシール構造に関する。
ピエゾスタックに電圧を加えてピエゾスタックが伸縮するのを利用したピエゾアクチュエータが知られている。このピエゾスタックは、外部からの湿気や異物の侵入を嫌うため、ピエゾスタックを収容するスタックケース内を密閉した構造を採用している。
特に、燃料噴射装置のインジェクタのアクチュエータとしてピエゾアクチュエータを搭載する場合は(例えば、特許文献1参照)、ピエゾアクチュエータの周囲が燃料で満たされる、あるいは燃料がピエゾアクチュエータの周囲に浸入する可能性があるため、燃料がスタックケースの内部(スタック室)に浸入するのを阻止する必要があり、ピエゾアクチュエータの出力側に高い燃料シール性が要求される。
ピエゾアクチュエータの出力側は、ピエゾスタックの発生する変位(発生力)を損なわずに密閉することが条件としてあげられる。
この条件を満たすシール構造として、図7に示されるように、ピエゾアクチュエータJ1の出力側にダイアフラムJ2を用いる技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に開示される従来技術では、ダイアフラムJ2を用いる場合、図8に示すように、ダイアフラムJ2の中央に出力ロッドJ3が挿通される貫通穴J4を形成して、(1)ダイアフラムJ2の外周縁をスタックケースJ5とシール接合し、(2)ダイアフラムJ2の内周縁を出力ロッドJ3とシール接合して、ピエゾアクチュエータJ1の出力側をシールする構造を採用している。
ここで、シール箇所が多いと、シール漏れの可能性が懸念される。
しかし、ダイアフラムJ2を用いてピエゾアクチュエータJ1の出力側をシールする従来技術は、シール箇所がダイアフラムJ2の外周縁と内周縁の2箇所もあり、シール漏れに対する信頼性が懸念される。
特開2002−257002号公報 独国特許出願公開第10118563号明細書
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的はダイアフラムによる出力側のシール箇所を1箇所のみにして、信頼性を高めたピエゾアクチュエータの提供にある。
[請求項1の手段]
請求項1の手段を採用するピエゾアクチュエータは、ダイアフラムに貫通穴無い。このため、ダイアフラムのシール箇所を、ダイアフラムの外周縁の1箇所のみにできる。これによって、シール漏れに対するピエゾアクチュエータの信頼性を高めることができる。
[請求項2の手段]
請求項2の手段を採用するピエゾアクチュエータは、ダイアフラム凹部が可動台座に設けられた台座凹部に嵌め入れられるものである。
これによって、可動台座の変位が遅滞無くダイアフラムに伝えられるとともに、ダイアフラムに伝えられる変位が遅滞無く可動台座へ伝えられる。
請求項3の手段]
請求項3の手段を採用するピエゾアクチュエータの棒状の出力ロッドは、ピエゾスタックの出力端に当接する可動台座に設けられて、この可動台座の変位を外部へ伝える。
これによって、出力ロッドの変位が遅滞無くダイアフラムに伝えられるとともに、ダイアフラムに伝えられる変位が遅滞無く出力ロッドへ伝えられる。
請求項4の手段]
請求項4の手段を採用するピエゾアクチュエータのスタックケースおよびダイアフラムは、ともに金属部材よりなり、スタックケースとダイアフラムは、溶接、ろう付けなどの金属溶融接合によってシール接合されるものである。
請求項5の手段]
請求項5の手段を採用するピエゾアクチュエータは、燃料噴射装置のピエゾインジェクタに搭載されるものである。
これによって、燃料漏れに対するピエゾアクチュエータの信頼性を高めることができ、結果的にピエゾインジェクタの信頼性を高めることができる。
最良の形態1のピエゾアクチュエータは、ピエゾスタックを収容するスタックケースの出力側をダイアフラムによってシールする構造を採用する。
そして、ダイアフラムは、その中央部に貫通しないダイアフラム凹部を有し、且つ、ピエゾスタックの出力発生部品を覆い、外周縁のみがスタックケースにシール接合されて、当該スタックケースの出力側をシールする。
また、出力発生部品は、ピエゾスタックの出力端に当接する可動台座であり、ダイアフラム凹部の内部に、可動台座の変位を外部へ伝える棒状の出力ロッドが当接または圧入される。
これによって、ダイアフラムに貫通穴は必要無く、ダイアフラムのシール箇所を、ダイアフラムの外周縁の1箇所にできる。
本発明のピエゾアクチュエータを燃料噴射装置のピエゾインジェクタに搭載した実施例1を図1〜図4を参照して説明する。図1はピエゾインジェクタに搭載されたピエゾアクチュエータの断面図を示し、図2はピエゾインジェクタの構成部品の1つであるダイアフラムの断面図および平面図を示す。なお、以下の実施例では、図1の上側を上と称し、図1の下側を下と称して説明する。
(ピエゾインジェクタ1の概略説明)
ピエゾインジェクタ1は、バルブボディ2の内部にピエゾアクチュエータ3を搭載するものであり、そのピエゾアクチュエータ3がEDU等の通電回路から通電(高電圧の印加)を受けると、ノズル内のニードルを上昇させて、バルブボディ2内に形成された高圧燃料通路4を介して供給された高圧燃料をノズル先端の噴孔から噴射する構造を採用している。なお、ピエゾアクチュエータ3が通電を受けるとノズル内のニードルが上昇し、ピエゾアクチュエータ3の通電が停止されるとノズル内のニードルが下降する構造は周知(例えば、特開2002−257002号公報、特開2004−248351号公報など)であり、説明は省略する。
ピエゾアクチュエータ3は、バルブボディ2の内部に形成されたアクチュエータ室5の内部に装着される。このアクチュエータ室5の内部は、燃料で満たされる、あるいは燃料が浸入する可能性がある。即ち、このアクチュエータ室5に取り付けられるピエゾアクチュエータ3の周囲は、燃料で満たされる、あるいは燃料がピエゾアクチュエータ3の周囲に浸入する可能性がある。このため、ピエゾアクチュエータ3の内部に燃料が浸入するのを阻止する必要があり、以下ではピエゾアクチュエータ3の構成と、そのシール構造について説明する。
(ピエゾアクチュエータ3の構成)
ピエゾアクチュエータ3は、主要な構成部品として、ピエゾスタック11、スタックケース12、固定台座(上側台座)13、可動台座(下側台座)14、出力ロッド(出力伝達部材)15、ダイアフラム16を備え、ピエゾスタック11が通電を受けて伸びるとその伸力が出力ロッド15を介して出力ロッド15の下端に当接するピストン17を下方へ押圧する。また、ピエゾスタック11の通電が停止されてピストン17が縮むと、ピストン17に加わる上方への付勢荷重(図示しないスプリングの付勢力)によってピエゾスタック11が通電前の状態に収縮する。
次に、ピエゾアクチュエータ3の各構成部品を個別に説明する。
ピエゾスタック11は、周知構成のものであり、その一例を説明する。ピエゾスタック11は、通電により板厚方向に膨張する板状のピエゾ素子21を多数積層してなる。各ピエゾ素子21は、略円板形状を呈する圧電体、この圧電体の両面に形成された内部電極とからなり、多数のピエゾ素子21を板厚方向に積層してピエゾスタック11が構成される。
また、ピエゾスタック11の側面には、2つの側面電極22が設けられている。一方の側面電極22は圧電体の一方の内部電極と電気的に接続され、他方の側面電極22は圧電体の他方の内部電極と電気的に接続されている。ここで、側面電極22は、図1に示すように、上端部(固定端側)を硬質電極22aとし、他部分を軟質電極22bとしても良いが、すべて軟質電極22bであっても良い。なお、2つの側面電極22は、固定台座13内を上下方向に貫通する2つの通電ターミナル23とそれぞれ電気的に接合するものであり、外部から通電ターミナル23に高電圧が印加されることで、ピエゾスタック11の各ピエゾ素子21が通電されるようになっている。
ここで、この実施例では、ピエゾスタック11としてピエゾ素子21のみを積層する例を示すが、ピエゾスタック11の一部に通電により発熱する加熱用の電気抵抗素子を介在させる構成を採用するなど、適宜、他の素子を介在させても良い。
スタックケース12は、円筒形状を呈した金属ケースであり、その内部はピエゾスタック11の外径より僅かに大径のスタック室12aであって、このスタック室12aにおいてピエゾスタック11を上下方向に伸縮可能に収容する。
固定台座13は、下側の大径部13a、上側の小径部13b、中間のテーパ部13cからなる金属部品であり、その大径部13aがスタックケース12の上端(反出力側の端部)に固着されて、スタック室12aの上端を密閉するものである。なお、スタック室12aの上端を密閉する上部シール構造については後述する。
また、固定台座13は、ピエゾスタック11の上端部と当接して、ピエゾスタック11の上端の上下方向の変位を阻止する部材である。
可動台座14は、板厚の厚い略円板形状を呈した金属部品であり、ピエゾスタック11の下端と当接するとともに、スタックケース12の内周面において軸方向(ピエゾスタック11の伸縮方向)に移動可能に収容されて、ピエゾスタック11の伸縮に伴って移動する。
出力ロッド15は、可動台座14の伸縮変位をスタック室12aの下側(外部)に配置されたピストン17へ伝える上下方向に伸びる棒状の金属部材である。
この出力ロッド15の上端は、可動台座14の下面の中心部に保持される。なお、出力ロッド15の上端がダイアフラム16を介して可動台座14の下面に装着される構造は後述する。
また、出力ロッド15の下端には、凸形の曲面(半球面)15aが形成されている。一方、ピストン17の上面の中心部には、出力ロッド15の下端が当接する凹形の円錐面17aが形成されている。このように、出力ロッド15の下端の曲面15aと、ピストン17の円錐面17aを当接させることにより、出力ロッド15とピストン17が自動調芯されるようになっている。なお、ピストン17の円錐面17aを凹形の曲面(半球面)に設けても良い。
ダイアフラム16は、薄板で略円板形状を呈して中心部が軸方向(ピエゾスタック11の伸縮方向)に変位可能な金属板であり、ピエゾスタック11の出力変位を損ねずに、スタック室12aの出力側(下側)を密閉するシール部材である。
(ピエゾアクチュエータ3のシール構造)
ピエゾアクチュエータ3は、上述したように、ピエゾインジェクタ1内のアクチュエータ室5に取り付けられるため、ピエゾアクチュエータ3の周囲は燃料で満たされる、あるいは燃料がピエゾアクチュエータ3の周囲に浸入する可能性がある。このため、スタックケース12の内部(スタック室12a)に燃料が浸入するのを阻止する必要がある。
スタックケース12は、筒状容器であるため、スタックケース12の上側からの燃料の浸入を阻止する上部シール構造と、スタックケース12の下側からの燃料の浸入を阻止する下部シール構造が必要となる。
(上部シール構造)
上部シール構造は、スタックケース12と固定台座13との接合部からの燃料の浸入を阻止する技術と、固定台座13と通電ターミナル23の間からの燃料の浸入を阻止する技術とからなる。
まず、スタックケース12と固定台座13との接合部からの燃料の浸入を阻止する技術を説明する。
固定台座13は、上述したように、下側の大径部13a、上側の小径部13b、中間のテーパ部13cを備える。大径部13aの外径は、スタックケース12の上端の内径に一致、あるいはスタックケース12の上端の内径より僅かに大径に設けられており、固定台座13の大径部13aをスタックケース12の上端の内側に挿入、あるいは圧入した後、溶接やろう付けなどの金属溶融接合で大径部13aとスタックケース12とがシール接合されて、スタックケース12と固定台座13との接合部から燃料がスタック室12aに浸入しないようになっている。
次に、固定台座13と通電ターミナル23の間からの燃料の浸入を阻止する技術を説明する。
バルブボディ2には、固定台座13の小径部13bが下方から挿入可能な挿入穴5aが形成されているとともに、固定台座13のテーパ部13cと一致するテーパ受部5bが形成されている。
ピエゾアクチュエータ3は、ピストン17による付勢荷重などにより、上方へ押圧されるものであり、固定台座13のテーパ部13cがバルブボディ2のテーパ受部5bに押圧され、テーパ部13cとテーパ受部5bとが一致して、アクチュエータ室5の燃料が上方へ浸入するのを阻止、あるいは上方へ漏れる燃料の圧力を減圧するようになっている。
また、小径部13bの中間部にはOリング24が装着され、小径部13bと挿入穴5aの上方へ燃料が漏れるのを完全にシールしている。
このように設けることで、固定台座13における通電ターミナル23の外側の挿入穴5aに燃料が達しなくなり、固定台座13と通電ターミナル23の間から燃料がスタック室12aに浸入するのを阻止することができる。
なお、固定台座13と通電ターミナル23の間には、樹脂などによるシール剤が充填されて外部からの湿気や異物等の侵入を防ぐように設けられている。
(下部シール構造)
スタック室12aの下部(スタックケース12の出力側)は、ダイアフラム16によってシールされる。
この実施例1のダイアフラム16は、可動台座14(出力発生部品の一例)を覆って、この可動台座14をスタックケース12内に封止するものであり、図2に示すようにダイアフラム16には貫通穴は無く、ダイアフラム16の外周縁のみがスタックケース12と溶接、ろう付け等の金属溶融接合によりシール接合されて、スタックケース12の出力側を完全にシールするものである。
なお、この実施例1では、ダイアフラム16の外周縁を、スタックケース12の内周に接合する例を示すが、後述する実施例3に示すように、ダイアフラム16の外周縁を、スタックケース12の外周面に接合しても良い。
ここで、ピエゾアクチュエータ3は、可動台座14の変位を遅滞無く出力ロッド15に伝えるとともに、出力ロッド15の変位を遅滞無く可動台座14に伝える必要があるため、可動台座14と出力ロッド15は、ダイアフラム16を介して変位方向で当接(この実施例では圧接)する。
この可動台座14、出力ロッド15、ダイアフラム16の接合構造を説明する。
ダイアフラム16は、可動台座14の下面の略中央に形成された台座凹部14aに嵌め入れられる。このため、ダイアフラム16の略中央には、台座凹部14aに挿入されるダイアフラム凹部16aが形成される。そして、そのダイアフラム凹部16aに、出力ロッド15が圧入される。
ダイアフラム凹部16aは、可動台座14の台座凹部14aの形状に沿うように形成されて、台座凹部14aに挿入されるものである。出力ロッド15は、台座凹部14aにダイアフラム凹部16aを挿入した後に、ダイアフラム凹部16aに圧入されるものである。
このようにして、可動台座14と出力ロッド15は、ダイアフラム16を介して変位方向に圧接される。
また、ダイアフラム16は、可動台座14と出力ロッド15の間に挟まれて支持されるものであり、出力ロッド15を挿通しないため、出力ロッド15を挿通する貫通穴を設けることなく、スタックケース12の出力側を密閉することができる。
(実施例1の効果)
ピエゾインジェクタ1に搭載されるピエゾアクチュエータ3は、上述したように、ダイアフラム16に出力ロッド15の挿通する貫通穴は形成されておらず、ダイアフラム16の外周縁のみがスタックケース12にシール接合されて、スタックケース12の出力側を完全にシールする。
このように、ダイアフラム16のシール箇所がダイアフラム16の外周縁の1箇所のみであるため、従来技術(ダイアフラム16のシール箇所が内外周縁の2箇所)に比較して、シール漏れに対するピエゾアクチュエータ3の信頼性を高めることができる。即ち、ピエゾインジェクタ1の信頼性を高めることができる。
また、ダイアフラム16の中心に出力ロッド15の貫通穴を形成しないため、貫通穴を形成する際に発生する廃材を無くすことができる。
図5を参照して実施例2を説明する。なお、以下の実施例では、実施例1と同一符号は同一機能物を示すものである。
上記の実施例1では、ダイアフラム16を介在させたまま出力ロッド15を可動台座14に圧入することで、ダイアフラム16に貫通穴を形成しない例を示した。
これに対し、実施例2は、図5(a)〜(c)に示すように、出力ロッド15(出力発生部品の一例)を覆って、この可動台座14および出力ロッド15をスタックケース12内に封止することで、ダイアフラム16に貫通穴を形成しないように設けたものである。即ち、ダイアフラム16は、出力ロッド15の外側(下端)を覆ってスタックケース12の出力側を密閉するものである。
なお、出力ロッド15は、可動台座14と一体に形成したものであっても良いし、出力ロッド15を可動台座14とは別体で設け、出力ロッド15を圧入などの固着技術によって可動台座14に組付けたものであっても良い。
一方、出力ロッド15とダイアフラム16は常に当接する様に構成される。これによって、出力ロッド15の変位がダイアフラム16を介してピストン17に遅滞無く確実に伝達される。
図6を参照して実施例3を説明する。
上記の各実施例では、ダイアフラム16の外周縁を、スタックケース12の内周にシール接合する例を示した。
これに対し、この実施例3は、ダイアフラム16の外周縁をスタックケース12の外周面にシール接合したものである。
シール接合する手段として、溶接技術を用いる場合、ダイアフラム16の外周縁をスタックケース12の外周面で容易に溶接することができる。
(変形例)
上記の各実施例では、ダイアフラム16の外周縁を、スタックケース12の内周または外周にシール接合する例を示したが、ダイアフラム16の外周縁をスタックケース12の先端部にシール接合しても良い。
上記の各実施例では、ピエゾアクチュエータ3をピエゾインジェクタ1に搭載する例を示したが、ピエゾスタック11の伸縮力を利用した全てのピエゾアクチュエータ3に本発明を適用することができる。
上記の実施例では、燃料の浸入を防ぐために、スタックケース12やダイアフラム16を金属で設け、溶接やろう付けなどの金属溶融接合で接合箇所をシール接合する例を示したが、湿気や異物の侵入を防ぐ場合などでは、スタックケース12やダイアフラム16を樹脂など他の素材で形成し、シール剤、接着剤、Oリング等によって接合箇所をシール接合しても良い。
ピエゾインジェクタに搭載されたピエゾアクチュエータの断面図である(実施例1)。 ダイアフラムの断面図および平面図である(実施例1)。 ピエゾアクチュエータの主要構成部品の断面図である(実施例1)。 出力ロッドの側面図である(実施例1)。 ピエゾアクチュエータの下部シール構造を示す断面図である(実施例2)。 ピエゾアクチュエータの下部シール構造を示す断面図である(実施例3)。 ピエゾインジェクタに搭載されたピエゾアクチュエータの断面図である(従来例)。 ダイアフラムの断面図および平面図である(従来例)。
符号の説明
1 ピエゾインジェクタ
3 ピエゾアクチュエータ
11 ピエゾスタック
12 スタックケース
12a スタック室
13 固定台座
14 可動台座(出力発生部品の一例)
14a 台座凹部
15 出力ロッド(出力発生部品の一例)
16 ダイアフラム
16a ダイアフラム凹部
21 ピエゾ素子

Claims (5)

  1. ピエゾスタックを収容するスタックケースの出力側をダイアフラムによってシールするピエゾアクチュエータにおいて、
    前記ダイアフラムは、その中央部に貫通しないダイアフラム凹部を有し、且つ、前記ピエゾスタックの出力発生部品を覆い、外周縁のみが前記スタックケースにシール接合されて、当該スタックケースの出力側をシールし、
    前記出力発生部品は、前記ピエゾスタックの出力端に当接する可動台座であり、
    前記ダイアフラム凹部の内部に、前記可動台座の変位を外部へ伝える棒状の出力ロッドが当接または圧入されることを特徴とするピエゾアクチュエータ。
  2. 請求項1に記載のピエゾアクチュエータにおいて
    記ダイアフラム凹部は、前記可動台座に設けられた台座凹部に嵌め入れられることを特徴とするピエゾアクチュエータ。
  3. 請求項1に記載のピエゾアクチュエータにおいて、
    前記棒状の出力ロッドは、前記ピエゾスタックの出力端に当接する可動台座に設けられて、この可動台座の変位を外部へ伝えることを特徴とするピエゾアクチュエータ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のピエゾアクチュエータにおいて、
    前記スタックケースおよび前記ダイアフラムは、ともに金属部材よりなり、
    前記スタックケースと前記ダイアフラムは、溶接、ろう付けなどの金属溶融接合によってシール接合されていることを特徴とするピエゾアクチュエータ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のピエゾアクチュエータにおいて、
    このピエゾアクチュエータは、燃料噴射装置のピエゾインジェクタに搭載されることを特徴とするピエゾアクチュエータ。
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