JP4362400B2 - スピーカー装置及びスピーカー装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、スピーカー装置におけるフレームの構造に関する。
ポールピース、ポールピースのヨーク上に重ねて配置される環状のマグネット、及びそのマグネット上に重ねて配置される環状のプレートよりなる磁気回路系をフレームに取り付けた外磁型のスピーカー装置が知られている。かかるスピーカー装置において、磁気回路系の各要素間は接着剤により接着されており、その磁気回路系は接着剤によりフレームの内面に接着されている。
なお、マグネット、上部プレート及び下部プレートとが光硬化型粘着材によって相互に接合されてなるスピーカーユニットが知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、外ヨークの内周接合面底部に1個以上の貫通穴を設けて、防錆処理時における空気抜き、塗料やめっき液などの液抜きを行うスピーカー用内磁型磁気回路が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
しかしながら、上記のスピーカー装置を例えば船舶用に適用した場合、プレートとフレームの間隙に接着剤を塗布することにより、プレートと樹脂フレームとの間に密閉された空間が形成される。このため、その接着剤が乾燥する際、空間内の体積変化により気泡が発生し、この気泡が破れる。この破れた気泡によりスピーカー装置前面より水滴などが侵入しその穴から磁気回路系へ入り、磁気回路系を腐食させてしまうことがある。
また、かかるスピーカー装置では、通常、プレートの上方近傍にダンパーが配置されているため、気泡がダンパーにも付着する。このため、音再生時に、ダンパーがボイスコイルボビンや振動板などと共に駆動することにより、その気泡が振動するなどして異常音を発生させることがある。
特開2001−231094号公報 特開平5−316594号公報
本発明が解決しようとする課題としては、上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、磁気回路系の腐食や異常音の発生を生じることなく、プレート外周縁部の補強を行うことが可能なスピーカー装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、プレートを含む磁気回路と、前記磁気回路を保持するフレームと、を備え、前記プレートの外周部が接着剤により前記フレームの内壁に接着されたスピーカー装置であって、前記フレームは、当該フレームの底部の外面に形成された凹部と、前記凹部の外縁から径方向に外側へ形成されたスリットと、前記底部の内面と前記凹部とに通じる貫通孔と、を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明では、スピーカー装置の製造方法は、底部の外面に形成された凹部と、前記凹部の外縁から径方向に外側へ形成されたスリットと、前記底部の内面と前記凹部とに通じる貫通孔と、を有する樹脂フレームを作業台上に配置する工程と、プレートを有する磁気回路を前記樹脂フレーム上に取り付ける工程と、前記プレートの外周部と前記樹脂フレームの内壁との間に接着剤を塗布する工程と、前記凹部及び前記スリットを通じて前記フレームの内部と外部とが通じた状態で、前記接着剤を乾燥させる工程と、を有することを特徴とする。
本発明の1つの実施形態は、プレートを含む磁気回路と、前記磁気回路を保持するフレームと、を備え、前記プレートの外周部が接着剤により前記フレームの内壁に接着されたスピーカー装置であって、前記フレームは、当該フレームの底部の外面に形成された凹部と、前記凹部の外縁から径方向に外側へ形成されたスリットと、前記底部の内面と前記凹部とに通じる貫通孔と、を備えることを特徴とする。
上記のスピーカー装置は、樹脂フレームと、プレートを含む磁気回路系とを備えている。樹脂フレームは磁気回路系を保持し、貫通孔、凹部及びスリットを有している。凹部は樹脂フレームの底部の外面に形成され、スリットは前記凹部の外縁から径方向に外側へ形成されている。貫通孔は前記底部の内面と前記凹部とに通じている。これにより、貫通孔、凹部及びスリットは通じている。プレートの外周縁部を補強する工程において、プレートの外周縁部と樹脂フレームの内周壁の間隙に接着剤を塗布してそれを乾燥させるとき、プレートと樹脂フレームとの間に形成される空間内に体積変化が生じる。しかし、この空間は、段部、貫通孔、凹部及びスリットを通じてスピーカー装置の外部へとつながっている。これにより、接着剤に起因した気泡が発生するのを防止できる。よって、磁気回路系の腐食や異常音の発生を防止でき、プレート外周縁部の補強を安定的に行うことができる。
上記のスピーカー装置の一態様は、前記貫通孔を含む領域において前記フレームの底部の内面に形成された段部を有する。プレートの外周縁部を補強する工程において、プレートの外周縁部と樹脂フレームの内周壁の間隙に接着剤を塗布すると、その接着剤が樹脂フレームの内周壁に沿って樹脂フレーム底面まで垂れ、貫通孔を塞ぐ可能性がある。そこで、貫通孔より広い面積の段部を形成して、接着剤により貫通孔が塞がれることを防止する。
上記のスピーカー装置の他の一態様では、前記磁気回路はヨークを有し、前記段部は前記ヨークの外側の領域まで形成されていることを特徴とする。貫通孔をスピーカー装置のヨークの下方に形成すると、空気の通路が塞がれて内部空間を効果的に外部へとつなぐことができなくなる。そこで、貫通孔を含む広い領域に段部を形成し、空気の通路を確保する。好適な例では、前記段部及び前記貫通孔の中心軸は一致している。
上記のスピーカー装置の他の一態様では、前記磁気回路はヨークを有し、前記貫通孔は前記ヨークの外側の領域に形成される。貫通孔をスピーカー装置のヨークの下方に形成すると、空気の通路が塞がれて内部空間を効果的に外部とつなぐことができなくなる。そこで、貫通孔をヨークの外側に形成し、空気の通路を確保する。
好適な例では、前記貫通孔は前記スピーカー装置の周方向に複数形成することができる。また、好適な例では、前記スリットは前記スピーカー装置の周方向に複数形成される。これにより、内部空間を効率的に外部とつなぐことができる。前記フレームは樹脂材料とすることができる。
上記のスピーカー装置の他の一態様では、前記凹部には銘板が貼付される。プレートの外周縁部と樹脂フレームの内周壁との間に塗布した接着剤が乾燥した後は、貫通孔は不要となるので、銘板により貫通孔を塞ぎ、外部からの水分などの侵入を防止する。また、銘板を貼付することにより、見栄えを良くすることもできる。
本発明の他の好適な実施形態では、スピーカー装置の製造方法は、底部の外面に形成された凹部と、前記凹部の外縁から径方向に外側へ形成されたスリットと、前記底部の内面と前記凹部とに通じる貫通孔と、を有する樹脂フレームを作業台上に配置する工程と、プレートを有する磁気回路を前記樹脂フレーム上に取り付ける工程と、前記プレートの外周部と前記樹脂フレームの内壁との間に接着剤を塗布する工程と、前記凹部及び前記スリットを通じて前記フレームの内部と外部とが通じた状態で、前記接着剤を乾燥させる工程と、を有することを特徴とする。
上記のスピーカー装置の製造方法では、樹脂フレームを作業台上に配置し、プレートを有する磁気回路を前記樹脂フレーム上に取り付け、前記プレートの外周部と前記樹脂フレームの内壁との間に接着剤を塗布する。樹脂フレームには、貫通孔、凹部及びスリットが設けられているので、前記凹部及び前記スリットを通じて前記フレームの内部と外部とが通じた状態で、前記接着剤を乾燥させる。これにより、接着剤に起因する気泡を防止できる。よって、磁気回路系の腐食や異常音の発生を防止でき、プレート外周縁部の補強を安定的に行うことができる。
上記のスピーカー装置の製造方法の一態様では、前記接着剤の乾燥後、前記凹部に銘板を貼付する。プレートの外周縁部と樹脂フレームの内周壁との間に塗布した接着剤が乾燥した後は、貫通孔は不要となるので、銘板により貫通孔を塞ぎ、外部からの水分などの侵入を防止する。また、銘板を貼付することにより、見栄えを良くすることもできる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。本実施例のスピーカー装置は、プレート外周縁部を接着剤で補強するときに発生する気泡を防止し、密閉空間を形成することが可能な樹脂フレームの構造を採用する。これにより、磁気回路系の腐食及び異常音の発生を防止できる。
[スピーカー装置の構成]
先ず、図1に、本発明の実施例に係るスピーカー装置100の概略構成を模式的に示す。図1(a)は、スピーカー装置100の中心軸を含む平面を切断したときの断面図を示す。図1(b)は、スピーカー装置100の背面図を示す。なお、本実施例のスピーカー装置100は船舶用スピーカーとして好適に用いることができる。以下、図1(a)及び(b)を参照して、本実施例のスピーカー装置100の構成等について説明する。
スピーカー装置100は、低音再生用のスピーカーユニット50と、高音再生用のスピーカーユニット51と、その他各種の部材を備えている。かかるスピーカー装置100は、いわゆる同軸型(コアキシャル型)の2ウェイスピーカーであり、放音側に高音再生用のスピーカーユニット51を、背面側に低音再生用のスピーカーユニット50を同軸上に配置して構成される。このため、スピーカー装置100は、低域から高域にわたりフラットな音再生を実現できる。なお、低音再生用のスピーカーユニット50は、低音及び中音再生が可能なスピーカーユニットであってもよい。また、高音再生用のスピーカーユニット51は、高音及び中音再生が可能なスピーカーユニットであってもよい。
先ず、低音再生用のスピーカーユニット50の構成について述べる。低音再生用のスピーカーユニット50は、主として、振動板1、ダンパー2、防水ダンパー22、ボイスコイルボビン3、ボイスコイル4、及び樹脂フレーム5を有する振動系10と、ポールピース6、環状のマグネット7、及び環状のプレート8を有する磁気回路系11と、樹脂グリル21とを備えている。
先ず、振動系10の各構成要素について説明する。
振動板1は、いわゆるコーン形状の振動板であり、別体のエッジ部1aを接着するか、あるいはエッジ部1aと一体的に形成される。振動板1には、各種の用途に応じ、紙系、高分子系、金属系などの各種の材料を適用することができる。振動板1の外周縁部、即ちエッジ部1aの下端部は、樹脂フレーム5の上部に位置する第1のフランジ部5a上に固着している。一方、振動板1の内周縁部は、ボイスコイルボビン3の外周壁の上端近傍に固着している。
ダンパー2は、フェーノール樹脂などの熱硬化性樹脂を含侵した布製などの材料などからなり、複数の波型が同心円状に形成されている。ダンパー2は、ボイスコイルボビン3を移動自在に支持する。ダンパー2の内周縁部は、ボイスコイルボビン3の外周壁に固着している。一方、ダンパー2の外周縁部は、樹脂フレーム5の中央部近傍に形成された第2のフランジ部5b上に固着している。
防水ダンパー22は、放音側から磁気回路系11などに水滴などが侵入するのを防止する機能を果たす。このため、防水ダンパー22の材料としては、例えば、熱可塑性エラストマーなどの材料が適している。防水ダンパー22の外周縁部は、振動板1の所定位置に取り付けられており、防水ダンパー22の内周縁部は、後述する支持部材40の連結部40bの外周壁に取り付けられている。
ボイスコイルボビン3は、略円筒状の形状をなす。ボイスコイルボビン3の下端部の外周壁には、ボイスコイル4が巻回されている。また、ボイスコイルボビン3の下端部の外周壁は、環状のプレート8の内周壁と一定の間隔を隔てて対向している。さらに、ボイスコイルボビン3の下端部の内周壁は、ポールピース6の上端部の外周壁と一定の間隔を隔てて対向している。そして、ポールピース6の上端部の外周壁と、プレート8の内周壁との間に空隙(磁気ギャップ33)が形成されている。
ボイスコイル4は、プラス/マイナスのリード端子(図示略)を有している。プラス側のリード端子は、L(又はR)チャンネル信号の入力端子であり、マイナス側のリード端子はグランド(GND:接地)信号の入力端子である。各リード端子は、振動板1の所定位置において、各錦糸線9の一端と電気的に接続されており、各錦糸線9の他端は、接続端子32に電気的に接続されている。ボイスコイル4には、接続端子32及び錦糸線9を介して、図示しないアンプ側から1チャンネル分の電気信号が入力される。
樹脂フレーム5は、樹脂材料からなるフレームである。樹脂フレーム5には、スピーカー装置100の様々な構成部品が固定され、スピーカー装置100を支持する役目を担う。樹脂フレーム5は、上方に開いた鍋状又はつぼ状の形状をなし、振動板1のエッジ部1aを支持する第1のフランジ部5aと、ダンパー2の外周縁部を支持する第2のフランジ部5bと、磁気回路系11を載置する載置部5cとを有する。
第1のフランジ部5aは樹脂フレーム5の上部の位置に形成されており、第2のフランジ部5bは樹脂フレーム5の中央部の位置に形成されている。載置部5cは、樹脂フレーム5の下部側、即ち背面側の位置に形成されている。載置部5cの中心軸近傍は、その下面側から上面側にかけて円錐台形状の窪みが形成されている。載置部5cは、その中心軸上に開口5dを有し、その周縁近傍に段部5j及び孔部5kを有し、その背面側に凹部5e及びスリット5mを有する。段部5j、孔部5k、凹部5e及びスリット5mは、低音再生用のスピーカーユニット50の組み立て時に磁気回路系11と樹脂フレーム5との間の空間内の体積変化による接着剤60の気泡発生を防止する役目を果たす。開口5dには、後述する固定部材41が貫通しており、凹部5eには後述する銘板42が貼付されている。この銘板42は、スピーカー装置100の背面側の見栄えなどを良くしたり、或いは機種情報や製品情報などをユーザに認知させたりする用途として使用される。
次に、磁気回路系11の各構成要素について説明する。
磁気回路系11は、外磁型の磁気回路系として構成されている。本磁気回路は、ポールピース6と、環状のマグネット7と、環状のプレート8とを有する。
ポールピース6は、断面視すると略逆T字状の形状をなす。ポールピース6は、樹脂フレーム5の載置部5c上に接着剤60を介して固着している。ポールピース6は、フランジ状のヨーク6aと、円筒状の形状をなすセンターポール6bと、センターポール6b内に設けられた開口6c及び6dとを有する。
ヨーク6aは、樹脂フレーム5の載置部5c上に配置されている。センターポール6bの下面側の中心軸近傍には円錐台形状の窪みが形成されている。センターポール6b内に形成された開口6c及び6dは各々直径が異なり、それらの開口は通じている。開口6cは、開口6dよりも直径が若干大きく、センターポール6bの中央部近傍からその上部にかけて形成されている。一方、開口6dは、開口6cの下端側、即ちセンターポール6bの中央部側から下部にかけて形成されている。また、開口6cには、後述する支持部材40の下端部40bcが挿入されて、支持部材40がセンターポール6bに固定されている。さらに、開口6c及び6dには、固定部材41が貫通している。なお、開口6cは、後述する支持部材40の貫通穴40bbを介して固定部材41が貫通している。
環状のマグネット7は、ヨーク6aの上面に重なり合うように配置されていると共に、環状のプレート8は、マグネット7の上面に重なり合うように配置されている。センターポール6bは、環状のマグネット7及びプレート8の中央部の開口内を上方に延びている。プレート8の外周縁部は、補強のため、樹脂フレーム5の内周壁に接着剤60を介して固定されている。
磁気回路系11では、マグネット7、プレート8及びポールピース6により磁気回路を構成し、プレート8の内周壁とポールピース6の外周壁との間に形成される磁気ギャップ33にマグネット7の磁束を集中させている。
樹脂グリル21は、例えば樹脂材料からなり、低音再生用のスピーカーユニット50、及び高音再生用のスピーカーユニット51を保護する機能などを有する。このため、樹脂グリル21は、それらを覆うように樹脂フレーム5に取り付けられている。また、樹脂グリル21の上面側には、図示しないストライプ状の間隙が断続的に形成されており、低音再生用のスピーカーユニット50、及び高音再生用のスピーカーユニット51がその間隙を通じて放音側に音波を放射できるようになっている。
次に、高音再生用のスピーカーユニット51について説明する。高音再生用のスピーカーユニット51は、主として、振動板61、ボイスコイル14、及び上側フレーム15を有する振動系30と、ポールピース16、環状のマグネット17、及び環状のプレート18を有する磁気回路系31と、カバー23とを備えている。
先ず、振動系30の各構成要素について説明する。
振動板61は、いわゆるドーム形状の振動板であり、エッジ部61aと一体的に形成されている。振動板61は、上記振動板1と同様に、各種の用途に応じ、紙系、高分子系、金属系などの各種の材料を適用することができる。振動板61の外周縁部、即ちエッジ部61aの外周縁部の下面は、樹脂フレーム15の上面に固着している。
ボイスコイル14は、略円筒状の形状をなす。ボイスコイル14の外周壁は、環状のプレート18の内周壁と一定の間隔を隔てて対向している。一方、ボイスコイル14の内周壁は、ポールピース16の上端部の外周壁と一定の間隔を隔てて対向している。そして、ポールピース16の外周壁と、プレート18の内周壁との間に空隙(磁気ギャップ34)が形成されている。
また、ボイスコイル14は、プラス/マイナスのリード端子(図示略)を有している。プラス側のリード端子は、L(又はR)チャンネル信号の入力端子であり、マイナス側のリード端子はグランド(GND:接地)信号の入力端子である。各リード端子は、図示しない各錦糸線の一端に電気的に接続されており、図示しない各錦糸線の他端は、図示しない接続端子に電気的に接続されている。ボイスコイル14には、その接続端子及び錦糸線を介して、図示しないアンプ側から1チャンネル分の電気信号が入力される。
上側フレーム15は、樹脂材料からなり、略環状の形状をなす。上側フレーム15は、環状のプレート18の上面に重なり合うように配置されている。上側フレーム15は、振動板61の外周縁部、即ちエッジ61aを支持する。
次に、磁気回路系31の各構成要素について説明する。
磁気回路系31は、外磁型の磁気回路系として構成されている。本磁気回路は、ポールピース16と、環状のマグネット17と、環状のプレート18とを有する。
ポールピース16は、断面視すると略逆T字状の形状をなす。ポールピース16の下面には平坦性が確保されている。ポールピース16は、支持部材40の上端面40baに接着剤60(図示略)を介して固着している。ポールピース16は、フランジ状をなすヨーク16aと、円筒状の形状をなすセンターポール16bと、そのセンターポール16b内に設けられた固定穴16cと、センターポール16bの下端部の外周壁とヨーク16aとの間に形成され断面が階段状の形状をなす段部16dとを有する。
ヨーク16aは、支持部材40の上端面40ba上に配置されている。センターポール16bの下面側の中心軸近傍には円錐台形状の窪みが形成されている。固定穴16cは、例えば、雌ねじであり、固定部材41の先端部(例えば、雄ねじ)が挿入されてねじ止めされる。段部16dの外周壁は、マグネット17の下端部の外周壁と接触している。
環状のマグネット17は、ヨーク16aの上面に重なり合うように配置されている。環状のマグネット17の下端部の内周壁は、上記のように、ポールピース16の段部16dの外周側に配置され、環状のマグネット17はヨーク16a上の所定位置に正確に位置決めされている。環状のプレート18は、マグネット17の上面に重なり合うように配置されている。
磁気回路系31では、マグネット17、プレート18及びポールピース16により磁気回路を構成し、プレート18の内周壁とポールピース16の外周壁との間に形成される磁気ギャップ34にマグネット17の磁束を集中させている。
カバー23は、例えば、樹脂材料からなり、後述する支持部材40のフレーム部40aに取り付けられ、高音再生用のスピーカーユニット51の放音側を覆っている。カバー23は、高音再生用のスピーカーユニット51を保護する機能などを有する。
スピーカー装置100のその他各種の部材としては、支持部材40、固定部材41及び銘板42が挙げられる。
支持部材40は、円筒状の形状をなす連結部40bと、その連結部40bの上端面40baから高音再生用のスピーカーユニット51の周囲を覆うように上方に延在してなるフレーム部40aとを有する。フレーム部40aにはカバー23が装着されており、高音再生用のスピーカーユニット51が覆われている。連結部40bは、低音再生用のスピーカーユニット50と、高音再生用のスピーカーユニット51とを同軸上に配置している。連結部40bの下端部40bcは、上記したように、ポールピース6の開口6cに挿入された状態で固定されている。平坦性の確保された上端面40baには、高音再生用のスピーカーユニット51が接着剤60(図示略)を介して固着している。連結部40b内には、その中心軸上を上下方向に貫通する貫通穴40bbが形成されており、その貫通穴40bbには固定部材41が貫通している。
固定部材41としては、例えば、雄ねじやボルトなどの部材が好適である。固定部材41の先端部には、固定穴16cの雌ねじに対応する雄ねじが形成されている。固定部材41は、スピーカー装置100の背面側から開口5d、6d及び6c、並びに貫通穴40bbに通じて固定穴16cに挿入されている。これにより、低音再生用のスピーカーユニット50と、高音再生用のスピーカーユニット51とが支持部材40を介して同軸上に固定されている。
銘板42は、高分子材料や金属材料などからなり、円板状の形状をなす。銘板42は、上記したように、樹脂フレーム5の凹部5eに粘着剤や接着剤などにより貼り付けられている。銘板42には、製品情報や会社名などが印字されている。
以上に述べたスピーカー装置100において、アンプ側から各錦糸線に電気信号が入力されると、その電気信号はボイスコイル4、14の各リード端子を介して、ボイスコイル4、14へ供給される。これにより、磁気ギャップ33、34内でボイスコイル4、14に夫々駆動力が発生し、振動板1、61をスピーカー装置100の軸方向に振動させる。こうして、スピーカー装置100は放音側に音波を放射する。
[樹脂フレームの構造]
次に、図1及び図2を参照して、本発明の特徴をなす樹脂フレーム5の構造などについて説明する。図2は、図1(a)における磁気回路系11の近傍を拡大した断面図を示す。
樹脂フレーム5の載置部5cには、段部5j、貫通孔である孔部5k、及びスリット5mが形成されている。段部5jは、載置部5cの周縁近傍に複数形成されており、載置部5cの上面から内部にかけて形成された円柱形状の空間5jaと、その空間5jaの下方に底面5jbとを有している。空間5jaは、後述する磁気回路系11と樹脂フレーム5とにより形成される空間206に通じている。段部5jは、ヨーク6aにより塞がれることが無いよう、その一部がヨーク6aの領域より外側に位置するように形成される。また、段部5jは孔部5kより大きな径を有する。
孔部5kは、段部5jの底面5jbから凹部5eにかけて形成された円柱状の貫通孔であり、空間5ja及び凹部5eに通じている。また、孔部5kの直径は段部5jの直径より小さく、それらの中心軸は一致している。
スリット5mは、載置部5cの外面の周縁近傍に形成された矩形状のスリットであり、載置部5cの凹部5eの外縁から外方向へ形成されている。
スピーカー装置100の製造過程においては、プレート8の外周部と、樹脂フレーム5の内周壁との間に形成される間隙に接着剤60が塗布され、両者が接着される。接着剤60を乾燥させるときに、内部空間を上記の段部5j、孔部5k及びスリット5mを通じてスピーカー装置100へつなぐ。
かかる作用について、図3乃至図5を参照して詳述する。図3は、磁気回路系11を載置部5cに接着剤60により接着した後、プレート8の外周部と、樹脂フレーム5の内周壁との隙間に接着剤60を塗布する工程を示している。図4は、図3における領域E5(一点鎖線により囲まれた領域)の付近を拡大した断面図を示しており、図5は、図3に対応するスピーカー装置100の背面図を示している。また、図4及び図5は、図3の工程において塗布した接着剤60を乾燥させるときの内部空間から空気の流れる様子を示している。なお、図5では、説明の便宜上、図4に示す作業台200を省略している。
図3に示すように、樹脂フレーム5は作業台200上に配置され、磁気回路系11は樹脂フレーム5の内面側の載置部5c上に接着剤60を介して接着される。この作業台200は、磁気回路系11の中心軸L5廻りに回転可能であり、且つその上面は平坦性を有する。作業台200には、その上面の中心軸L5近傍から上方に向かって突出する突起部201が形成されている。また、その突起部201上には、樹脂フレーム5の開口5dに挿入可能な三角錐状のピン202が形成されている。したがって、突起部201のピン202が樹脂フレーム5の開口5dに挿入されるように樹脂フレーム5を作業第200上に配置し、作業台200を中心軸L5まわりに回転させることにより、磁気回路系11が接着された樹脂フレーム5を回転させることができる。また、プレート8の外周部の上方位置には、図3に示すように、一定量の接着剤60を吐出することが可能なノズル205が配置されている。
作業台200を中心軸L5まわりに回転させ、且つ、ノズル205から一定量の接着剤60を吐出することにより、プレート8の外周部と、フレーム5の内周壁との間に形成される間隙に接着剤60が塗布される。なお、プレート8の外周部と樹脂フレーム5との間隙に接着剤60を塗布する理由は、以下の通りである。即ち、かかるスピーカー装置100は、船舶用に好適に適用されるため、磁気回路系11と樹脂フレーム5との接着強度を高めて、その磁気回路系11を樹脂フレーム5に安定的に固定するためである。
上記の工程において、その接着剤60の塗布量が若干多かった場合など、その接着剤60が樹脂フレーム5の内周壁を伝わって、載置部5c上の周縁部近傍まで流れることがある。しかし、樹脂フレーム5では、孔部5kを段部5jの底面5jbから凹部5eにかけて形成するようにしているので、その接着剤60は孔部5kの位置まで流れ込むようなことはなく、その孔部5kが接着剤60により閉塞されることがない。
また、フレーム5の載置部5c上にはリング状に一周する凸部5fが形成されている。この凸部5fの上面とヨーク6aの底面間に接着剤60を塗布してフレーム5にヨーク6aを固着する。このとき、接着剤60の塗布量が若干多かった場合などでは、接着面からはみ出した接着剤60は凸部5fの内側と外側に流れ込む。外側にはみ出した接着剤60は凸部5fの段差、特に外周側の段差により底面5jbの内側(孔部5kよりも内側の底面5jb)に留まる。これにより、フレーム5とヨーク6aを固着するための接着剤60がはみ出ることによる孔部5kの閉塞も防止することができる。
また、プレート8の外周部とフレーム5の内周壁との間隙に塗布された接着剤60により、磁気回路系11と樹脂フレーム5との間に形成される空間206内の空気は圧縮される。その空間206内の空気は図4及び図5に示すように、矢印Cの方向へと流れ、最終的にスピーカー装置100の外部へと排出される。具体的には、その空間206内に排出された空気は、矢印Cに示すように、段部5jの空間5ja、孔部5k、凹部5eと作業台200上面との間に形成される空間210、スリット5m、という経路でスピーカー装置100の外部へと排出される。
接着剤60が乾燥した後には、孔部5kや凹部5eは不要となるので、図1及び図2に示すように、載置部5cの凹部5eには銘板42が貼付される。これはスピーカー装置100の見栄えを良くすることに加え、スピーカー装置100の使用中に凹部5eや孔部5kを通じて外部から水分などが内部の空間206へ侵入することを防止する効果も有する。
なお、上記の実施例では、組立中のスピーカー装置100を作業台200上に載置して、一定時間放置し、その接着剤60を乾燥させるときに、その接着剤60により圧縮された空気を孔部5kなどを通じてスピーカー装置100の外部へと排出するようにしている。しかし、これに限らず、その組立中のスピーカー装置100を自動コンベアに載せて次工程へと搬送させている間に接着剤60により圧縮された空気をスピーカー装置100の外部へと排出するようにしてもよい。
以上説明したように、上記の樹脂フレーム5を有するスピーカー装置100によれば、プレート8の外周部と、フレーム5の内周壁との間に形成される間隙に接着剤60を塗布して接着する際、接着剤60により圧縮された空間206内の空気を、接着剤60を一周塗布することによりスピーカー装置100の外部へと効果的に排出することができる。よって、その空間206内には、気泡が発生することがない。これによりスピーカー装置前面からの水の侵入を防ぎ、磁気回路系11の腐食を防止できると共に、音再生時には異常音の発生を防止でき、プレート8の外周縁部の補強を安定的に行うことができる。なお、上記の段部5j、孔部5k、凹部5e及びスリット5mは樹脂フレーム5の成形と同時に載置部5cに形成されるので、それらを形成することにより樹脂フレーム5の製品コストが増加することはない。
[変形例]
上記の樹脂フレーム5では、載置部5cの背面側の周縁部に1つのスリット5mを形成するようにした。しかし、そのスリット5mは、載置部5cの背面側の周縁部に複数形成することも可能である。そして、各スリット5mは、図3に相当する樹脂フレーム5の背面図である図6に示すように、孔部5kの近傍に形成することが好ましい。これにより、図6に示すように、プレート8の外周縁部を補強するときに空間206内の圧縮された空気を効率よくスピーカー装置100の外部へと排出することができる。なお、図6では、説明の便宜上、作業台200を省略している。
また、上記の樹脂フレーム5では、載置部5cの周縁部に段部5jを形成するようにした。しかし、これに限らず、かかる樹脂フレーム5において、載置部5cの周縁部に段部5jを形成することなく、孔部をヨーク6aより外側に形成するようにしてもよい。図7に、かかる孔部5kkを載置部5cの周縁近傍に形成した状態の断面図を示す。図7に示すように、孔部5kkは、載置部5cの上面と凹部5eとの間を貫通している。このように、孔部5kkをヨーク6aより外側へ設ければ、ヨーク6aにより孔部5kkが塞がれることはない。これにより、載置部5cに段部5jを形成することなく、接着剤の乾燥中に空間206内の圧縮された空気を孔部5kk、凹部5e及びスリット5mを通じてスピーカー装置100の外部へと排出することができる。
また、上記の実施例では、本発明を同軸型のスピーカー装置100に適用したが、これに限らず、本発明を各種のスピーカー装置に対して適用することも可能である。
また、本発明のスピーカー装置は、船舶用の他に車載用としても好適に用いられる。車載用スピーカー装置では、軽量化などの観点から金属フレームに比べて重量の軽い樹脂フレームが採用されることがあり、磁気回路系を剛性の低い樹脂フレームの底面上に接着剤で固定する。しかし、車載用スピーカー装置には路面からの振動など各種の外力が作用するため、磁気回路系を樹脂フレームの底部に接着するだけでは、磁気回路系と樹脂フレームとの接着強度が不十分となることがある。このため、プレートの外周縁部と、対向する樹脂フレームの内周壁との間隙にも接着剤を塗布することにより、磁気回路系と樹脂フレームとの接着強度を高めることが行われる。このような場合にも内部空間に接着剤により圧縮された空気を効率よく排出することができ、水滴や湿気成分の侵入を防止することができる。
本発明の実施例に係るスピーカー装置の構成を断面図及び背面図として示す。 本実施例に係る樹脂フレームの構造を拡大した断面図を示す。 プレートの外周縁部と樹脂フレームの内周壁との間隙に接着剤を塗布する工程を断面図として示す。 乾燥中の接着剤により圧縮された空間内の空気を排出する工程を断面図として示す。 乾燥中の接着剤により圧縮された空間内の空気を排出する工程を背面図として示す。 変形例に係る樹脂フレームの構成を背面図として示す。 変形例に係る樹脂フレームの構成を断面図として示す。
符号の説明
5 樹脂フレーム
8 プレート
11 磁気回路系
5j 段部
5k 孔部
5e 凹部
5m スリット
50、51 スピーカーユニット
100 スピーカー装置
200 作業台
205 ノズル
206、210 空間

Claims (11)

  1. プレートを含む磁気回路と、前記磁気回路を保持するフレームと、を備え、前記プレートの外周部が接着剤により前記フレームの内壁に接着されたスピーカー装置であって、
    前記フレームは、当該フレームの底部の外面に形成された凹部と、前記凹部の外縁から径方向に外側へ形成されたスリットと、前記底部の内面と前記凹部とに通じる貫通孔と、を備えることを特徴とするスピーカー装置。
  2. 前記貫通孔を含む領域において前記フレームの底部の内面に形成された段部を有することを特徴とする請求項1に記載のスピーカー装置。
  3. 前記磁気回路はヨークを有し、前記段部は前記ヨークの外側の領域まで形成されていることを特徴とする請求項2に記載のスピーカー装置。
  4. 前記段部及び前記貫通孔の中心軸は一致していることを特徴とする請求項3に記載のフレーム。
  5. 前記磁気回路はヨークを有し、前記貫通孔は前記ヨークの外側の領域に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカー装置。
  6. 前記貫通孔は前記スピーカー装置の周方向に複数形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のスピーカー装置。
  7. 前記スリットは前記スピーカー装置の周方向に複数形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のスピーカー装置。
  8. 前記フレームは樹脂材料からなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のスピーカー装置。
  9. 前記凹部には銘板が貼付されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のスピーカー装置。
  10. 底部の外面に形成された凹部と、前記凹部の外縁から径方向に外側へ形成されたスリットと、前記底部の内面と前記凹部とに通じる貫通孔と、を有する樹脂フレームを作業台上に配置する工程と、
    プレートを有する磁気回路を前記樹脂フレーム上に取り付ける工程と、
    前記プレートの外周部と前記樹脂フレームの内壁との間に接着剤を塗布する工程と、
    前記凹部及び前記スリットを通じて前記フレームの内部と外部とが通じた状態で、前記接着剤を乾燥させる工程と、を有することを特徴とするスピーカー装置の製造方法。
  11. 前記接着剤の乾燥後、前記凹部に銘板を貼付する工程を有することを特徴とする請求項10に記載のスピーカー装置の製造方法。
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