JP4361524B2 - 通信処理回路、通信処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、受信したデータを転送する通信装置に適用される通信処理回路、通信処理方法に関する。
近年のインターネットのアクセス回線の広帯域化によって、宅内等に配置されるアクセスルータのパケットの転送速度の向上が要求されている。CPU(Central Processing Unit)上で動作するソフトウェアがパケット転送処理を行う場合のパケット転送速度の向上には、CPUの大幅な性能向上が必要とされる。しかし、大幅な性能向上が行われたCPUは、価格と消費電力の増加を伴うため、低価格かつ低消費電力が求められるアクセスルータには不適である。そこで、これまでに、専用ハードウェアによりパケット転送処理を行うことで、CPUの大幅な性能向上を必要とせず、パケット転送速度の向上を可能とするパケット転送回路が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
図6に示すパケット転送回路では、FEF(Fujitsu/FLS Express Forwarding)エンジンのIP(Internet Protocol)フォワーディング機能により、MAC(Media Access Control)アドレスの付替え、TTL(Time To Live)の減算、IPヘッダチェックサムの再計算を含むルーティング処理をハードウェアで実行する。さらに、パケット優先制御機能により、VoIP(Voice Over IP)のようなリアルタイム・アプリケーションのパケットを高優先で転送することにより、パケット到達の遅延や転送時間のゆらぎによって通話品質が低下することを抑制する。
パケットデータは、スイッチブロック内のSRAM(Static Random Access Memory)に一時的に記憶され、ルックアップブロックからの情報に基づく該当インタフェースから送信される。
富士通株式会社、"IPフォワーディングエンジン MB86977A ユーザズマニュアル"、[online]、平成16年6月、[平成17年8月24日検索]、インターネット<URL: http://edevice.fujitsu.com/jp/manual/MANUALp/ja-pdf/AM15-10713-1.pdf>
ところで、アクセス回線等のネットワーク上で、パケットの優先度に応じて帯域の上限が設定されているような場合には、前記上限帯域を超えないようにアクセス回線側(WAN側)に送信するシェーピングの機構と、前記上限帯域を超えたパケットを一時的に蓄積するキューを備える必要が生じる。さらに、複数のアプリケーションやサービスに応じたきめ細かな優先制御を行うためには、パケットを一時的に蓄積する複数個のキューと、各キューからの出力をスケジューリングする機構を備える必要が生じる。
つまり、上記のシェーピングの機構等から構成されるパケット品質制御機構を実現するためには、各キューに蓄積されたパケットに含まれるデータを一時的に記憶する記憶回路が必要となる。しかし、近年のアクセス回線を送受信されるパケット量は非常に多量であるため記憶すべきパケットのデータ量が多く、そのようなデータ量を許容できる記憶回路をパケット転送回路に内蔵し難くなりつつあるという問題がある。
この問題への一般的な対処方法は、DDR−SDRAM(Double Data Rate-Synchronous Dynamic Random Access Memory)等の汎用の外部記憶回路をパケット転送回路に付加する方法があるが、外部記憶回路とパケット転送回路との間は、外部記憶回路のインタフェースとして規定された所定のバスで接続しなければならない。
パケット転送回路に記憶回路を内蔵する場合は、前記記憶回路のインタフェース速度を容易に高速化できるが、外部記憶回路を使用する場合には、上記所定のバスで接続しなければならないという制約から、バス速度を向上させるために、外部記憶回路の個数を増加させるなどの大幅なコスト増加を伴うという問題があった。
本発明は、上記解決するためになされたものであって、パケット転送回路等の通信処理回路にDDR−SDRAMといった汎用の外部記憶回路を所定のバスで接続し、通信処理回路が外部記憶回路にパケットデータを一時的に記憶する、通信処理回路に関し、通信処理回路が外部記憶回路に対してパケットデータの読み書きを効率的に行うことによって、大幅なコスト増加なく外部記憶回路を使用することが可能な通信処理回路及び通信処理方法を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明は、受信したフレームに基づいて当該フレームの転送先を選択し、選択した転送先を含む情報を出力する転送先選択回路と、受信した前記フレームを一定容量値ごとに領域分割された各領域のうちの1つの領域に割り当てて記憶する外部記憶回路に接続される接続回路と、前記フレームを前記転送先に従って送信する送信回路とを具備した通信処理回路であって、受信したフレームを記憶する書き込みFIFO記憶回路と、前記接続回路と前記転送先選択回路に接続され、前記転送先選択回路から前記転送先を含む情報が出力されているか否かを判定し、前記転送先を含む情報が出力されていると判定した場合、前記転送先を含む情報に対応する前記フレームを前記接続回路を介して前記外部記憶回路から読み出し、読み出した前記フレームを前記送信回路に出力して、再度、前記書き込みFIFO記憶回路に前記受信したフレームが存在するか否かを判定することなく、前記転送先選択回路から前記転送先を含む情報が出力されているか否かを判定する処理に戻り、転送先を含む情報が出力されていれば前記外部記憶回路からのフレームの読み出しを続け、前記転送先を含む情報が出力されていないと判定した場合、前記書き込みFIFO記憶回路に前記受信したフレームが存在するか否かを判定し、前記書き込みFIFO記憶回路に前記受信したフレームが存在すると判定した場合、前記書き込みFIFO記憶回路から前記フレームを読み出し、読み出した前記フレームを前記接続回路を介して前記外部記憶回路に記録する制御回路と、を備え、前記制御回路による、前記外部記憶回路からのフレームの読み出しは、当該制御回路の読み出し要求に基づいて、前記外部記憶回路が、ワード単位で当該外部記憶回路のクロックに同期して出力を開始し、フレームの情報を1フレーム分全て出力し終えるまで出力を継続することにより行い、前記制御回路による、前記外部記憶回路へのフレームの記録は、当該制御回路が、前記書き込みFIFO記憶回路に蓄積されているフレームの情報を、前記外部記憶回路のクロックに同期しつつ、ワード単位で読み出し外部記憶回路に入力することを、フレームの情報を1フレーム分全て終えるまで継続することにより行うことを特徴とする通信処理回路である。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記フレームを一時的に記憶した後、前記送信回路に出力する読み出し記憶回路を更に備え、前記制御回路は、前記外部記憶回路から読み出し前記フレームを前記読み出し記憶回路に記録することを特徴とする。
また、本発明は、上記に記載の発明において、前記送信回路は、送信最大速度が予め定められており、前記転送先選択回路の出力と、前記制御回路の入力に接続され、前記転送先選択回路から前記転送先を含む情報が出力される際に、前記送信回路の前記送信最大速度と出力する前記転送先を含む情報とに基づいて、前記転送先を含む情報に対応するフレームが前記送信回路によって送信される際の速度が前記送信最大速度以下となるように、前記転送先を含む情報の出力する速度を算出し、算出した速度に基づいて前記転送先を含む情報を前記制御回路に出力する速度制限回路を更に具備したことを特徴とする。
また、本発明は、受信したフレームに基づいて当該フレームの転送先を選択し、選択した転送先を含む情報を出力する転送先選択回路と、受信した前記フレームを一定容量値ごとに領域分割された各領域のうちの1つの領域に割り当てて記憶する外部記憶回路に接続される接続回路と、前記フレームを前記転送先に従って送信する送信回路と、受信したフレームを記憶する書き込みFIFO記憶回路と、制御回路と、を具備した通信処理回路における通信処理方法であって、前記制御回路が、前記転送先選択回路から前記転送先を含む情報が出力されているか否かを判定し、前記転送先を含む情報が出力されていると判定した場合、前記転送先を含む情報に対応する前記フレームを前記接続回路を介して前記外部記憶回路から読み出し、読み出した前記フレームを前記送信回路に出力して、再度、前記書き込みFIFO記憶回路に前記受信したフレームが存在するか否かを判定することなく、前記転送先選択回路から前記転送先を含む情報が出力されているか否かを判定する処理に戻り、転送先を含む情報が出力されていれば前記外部記憶回路からのフレームの読み出しを続け、前記転送先を含む情報が出力されていないと判定した場合、前記書き込みFIFO記憶回路に前記受信したフレームが存在するか否かを判定し、前記書き込みFIFO記憶回路に前記受信したフレームが存在すると判定した場合、前記書き込みFIFO記憶回路から前記フレームを読み出し、読み出した前記フレームを前記接続回路を介して前記外部記憶回路に記録し、前記制御回路による、前記外部記憶回路からのフレームの読み出しは、当該制御回路の読み出し要求に基づいて、前記外部記憶回路が、ワード単位で当該外部記憶回路のクロックに同期して出力を開始し、フレームの情報を1フレーム分全て出力し終えるまで出力を継続することにより行い、前記制御回路による、前記外部記憶回路へのフレームの記録は、当該制御回路が、前記書き込みFIFO記憶回路に蓄積されているフレームの情報を、前記外部記憶回路のクロックに同期しつつ、ワード単位で読み出し外部記憶回路に入力することを、フレームの情報を1フレーム分全て終えるまで継続することにより行うことを特徴とする通信処理方法である。
この発明によれば、通信処理回路は、受信したフレームを記憶する外部記憶回路に接続される接続回路と、受信したフレームを記憶する書き込み記憶回路とを備え、転送先選択回路から転送先を含む情報が出力されているか否かを判定し、転送先を含む情報が出力されていると判定した場合、転送先を含む情報に対応するフレームを接続回路を介して外部記憶回路から読み出し、読み出したフレームを送信回路に出力し、転送先を含む情報が出力されていないと判定した場合、書き込み記憶回路に受信したフレームが存在するか否かを判定し、書き込み記憶回路に受信したフレームが存在すると判定した場合、書き込み記憶部からフレームを読み出し、読み出したフレームを接続回路を介して外部記憶回路に記録する構成とした。これにより、送信するフレームの読み出しを、受信したフレームの書き込みよりも優先することができ、フレームの書き込みの有無によって、読み出しによる遅延時間を変動させないようにすることができる。そのため、フレームの送信間隔が、外部記憶回路からのフレームの読み出し遅延によって変動せず、フレームの送信間隔を保ちつつ送信を可能とすることが可能となる。
また、この発明によれば、通信処理回路は、フレームを一時的に記憶した後、前記送信回路に出力する読み出し記憶回路を更に備えており、転送先選択回路から転送先を含む情報が出力されているか否かを判定し、転送先を含む情報が出力されていると判定した場合、転送先を含む情報に対応するフレームを接続回路を介して外部記憶回路から読み出し、読み出した前記フレームを前記読み出し記憶回路に記録し、転送先を含む情報が出力されていないと判定した場合、書き込み記憶回路に受信したフレームが存在するか否かを判定し、書き込み記憶回路に受信したフレームが存在すると判定した場合、書き込み記憶部からフレームを読み出し、読み出したフレームを接続回路を介して外部記憶回路に記録する構成とした。これにより、送信されるフレームは、外部記憶回路から読み出して、読み出し記憶回路に記録させることができるため、送信されるフレームの読み出しのために接続回路が占有される時間を短縮することができ、外部記憶回路へのフレームの書き込みに利用可能な時間を多くすることが可能となる。
また、この発明によれば、通信処理回路における送信回路は、送信最大速度が予め定められており、転送先選択回路から転送先を含む情報が出力される際に、送信回路の送信最大速度と出力する前記転送先を含む情報とに基づいて、転送先を含む情報に対応するフレームが送信回路によって送信される際の速度が送信最大速度以下となるように、転送先を含む情報の出力する速度を算出し、算出した速度に基づいて転送先を含む情報を出力する構成とした。これにより、送信されるフレームの読み出しのために接続回路が占有される時間を短縮して、外部記憶回路へのフレームの書き込みに利用可能な時間を多くすることが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による通信処理回路2を備えた通信装置1及び通信装置1がLAN(Local Area Network)及びWAN(Wide Area Network)に接続する構成を示す概略ブロック図である。
通信装置1は、GMII(Gigabit Medium Independent Interface)やMII(Medium Independent Interface)の規格のインタフェースを介してWANに接続する物理I/F(Interface)100及びLANに接続する物理I/F110と接続し、LAN側から送信されるパケットをWAN側へ転送し、また、WAN側から送信されるパケットをLAN側へ転送する。本実施形態の通信装置1では、OSIの第3層にあたるネットワーク層では、IPv4あるいはIPv6のパケットの送受信を行い、OSIの第2層にあたるデータリンク層では、イーサネット(登録商標)のフレームの送受信を行う。以下、第2層に係る処理については送受信されるものについてはフレームと記載し、第3層に係る処理について送受信されるデータ、すなわちフレームからMACヘッダが除かれたものについてはパケットと記載する。
通信装置1は、転送処理の高速化を図るため半導体素子で構成される通信処理回路2と、CPU(中央処理部:Central Processing Unit)4と、DDR−SDRAM(Double Data Rate-Synchronous Dynamic Random Access Memory)3とを備えている。
DDR−SDRAM3は、半導体記憶素子であり、一定容量値、例えば2キロバイトごとに領域分割され、フレーム長が長いフレームであっても、短いフレームであっても分割した1つの領域を割り当てて記憶する。なお、分割されたそれぞれの領域は、後述するハンドル管理部18が付与するハンドル番号に対応付けられる。
CPU4は、主に通信処理回路2で転送処理を行うことができないフレームを通信処理回路2から受信し、受信したフレームに対する転送先を検出する等の処理を予め内部で動作するソフトウェアに基づいて行う。CPU4が備えるドライバ4aは、通信処理回路2がCPU4に入力するパケットのCPU4の内部のメモリへの書き込み及び読み出しを行い、また、通信処理回路2の各機能部の動作を制御する情報の設定を各機能部に対して行う。
通信処理回路2において、WAN用MAC(Media Access Control)I/F11は、WANに接続される物理I/F100へ接続する接続インタフェースである。LAN用MACI/F12は、LANに接続される物理I/F110へ接続する接続インタフェースである。WAN用MACI/F11及び、LAN用MACI/F12は、上記したGII及びMIIに準拠した規格を有し、送受信するイーサネット(登録商標)のフレーム(以下、フレームと記載)に対してIEEE802.3準拠のMAC処理を行い、また、物理I/F100あるいは110との間で送受信されるフレームに対してCRC(Cyclic Redundancy Check)処理などを行う。
IPsec部は、WAN用MACI/F11に接続され、RFC(Request for Comments)2406準拠のIPsec処理に基づく暗号化処理をWANに送信するパケットに対して行い、また、WANから受信するパケットに対して復号化処理を行う。ここで、RFC2406準拠のIPsec処理とは、RFC2403/2404準拠のHMAC−MD5(Keyed Hashing for Message Authentication Code-Message Digest 5)やHMAC−SHA−1(HMAC-Secure Hash Algorithm-1)の認証機能や、RFC2410/2451のNULL,CBC−AES(Cipher Block Chaining - Advanced Encryption Standard)の暗号機能などによるIPv4及びIPv6パケットに対する暗号化及び復号化処理及び、IPsec処理のトンネルモードにおけるカプセル化及びデカプセル化の処理のことをいう。
書き込みスケジューラ14は、IPsec部13と、LAN用MACI/F12と、CPU4に接続するCPUI/F15とに接続され、ラウンドロビン方式により、IPsec部13と、LAN用MACI/F12と、CPUI/F15の順に、これら3つの機能部によって情報が付加されたフレーム(以下、前記3つの機能部によって情報が付加されたフレームをフレーム情報と記載)を出力する。
CPUI/F15は、通信処理回路2の各機能部と、書き込みスケジューラ部14と、メモリコントローラ部17とCPU4とに接続され、メモリコントローラ部17から出力されるフレーム情報をCPU4に入力する。また、CPU4から出力されるフレームを書き込みスケジューラ部14に入力する。また、CPU4が通信処理回路4の各機能部に対して設定を行う際、CPUI/F15は、設定情報を該当する機能部に入力する。
DDR−SDRAMI/F19は、メモリコントローラ部17とDDR−SDRAM3に接続され、メモリコントローラ部17とDDR−SDRAM3の間でフレームの入出力を行う。
フレーム生成部16は、予めCPU4のドライバ4aから設定される情報に基づいて、メモリコントローラ部17から出力されるフレーム情報及び後述するQoS部70から出力されるジョブ情報に基づいてフレームに送信先の論理インタフェースに応じたVLAN(Virtual LAN)タグやPPPoE(Point to Point Protocol over Ethernet:Ethernetは登録商標)ヘッダの挿入を行い、当該挿入を行ったフレームを出力する。また、フレーム生成部16は、宛先MACアドレスの付け替え、NAT(Network Address Translation)/NAPT(Network Address Port Translation)のためのIPアドレス及びポート番号の付け替えを行う。また、フレーム生成部16は、IPsec部13に出力するフレーム対してIPsecSA(Security Association)の情報の付加を行う。また、フレーム生成部16は、DSCP(DiffServ Code Point)のIPパケットのヘッダへの付加、VLAN priorityのフレームのヘッダへの付加を行う。DSCPやVLAN priorityは、優先制御の際に参照される品質クラス情報となる。ここで、品質クラス情報とは、転送されるフレームに含まれる情報の種別を分類する分類情報であり、分類情報によって示される情報の種別が例えば音声の場合には、当該分類種別を有するフレームには遅延が少ない高い品質の通信処理が適用されることになる。
ハンドル管理部18は、QoS(Quality of Service)部70と、メモリコントローラ部17とに接続され、DDR−SDRAM3の分割された領域のそれぞれに対応するハンドル番号に基づいてDDR−SDRAM3の分割された領域の空塞管理を行う。ここで、空塞管理とは、メモリコントローラ部17へは空きハンドル番号を出力して使用中のハンドル番号として管理し、QoS部70から入力されるフレーム破棄により返却対象となるハンドル番号や、送信により返却対象となるハンドル番号については領域が空きとなるため、空きのハンドル番号として管理することである。また、ハンドル管理部18は、マルチキャストフレームの場合には、マルチキャストの回数分送信が終了するまで、フレームを削除できないため、QoS部70が、メモリコントローラ部17にジョブ情報を出力した情報を図1に示すQoS部70からメモリコントローラ部17へ直接接続する接続線から分岐する線により参照して、送信開始時に定められるマルチキャストの回数を管理する。
メモリコントローラ部17は、制御部17−1と、FIFO(First In First Out)方式のバッファである読み出しFIFO部17−2と、書き込みFIFO部17−3とを備えている。
メモリコントローラ部17において、書き込みFIFO部17−3は、書き込みスケジューラ部14に接続され、書き込みスケジューラ部14から入力されるフレーム情報を一時記憶し、入力された順に制御部17−1に出力する。読み出しFIFO部17−2は、制御部17−1から入力されるフレーム情報を一時記憶し、入力された順にフレーム生成部16あるいはCPUI/F15に出力する。
制御部17−1は、書き込みスケジューラ部14と、DDR−SDRAMI/F19と、パーサ部30と、ハンドル管理部18と、QoS部70と、書き込みFIFO部17−3と、読み出しFIFO部17−2とに接続されている。また、制御部17−1は、読み出しFIFO部17−2及び書き込みFIFO部17−3におけるフレーム情報の入出力を制御する。
また、制御部17−1は、書き込みスケジューラ部14から入力されるフレーム情報とハンドル管理部18から付与されたハンドル番号とを対応付けてパーサ部30に出力する。また、制御部17−1は、書き込みスケジューラ部14から入力され、書き込みFIFO部17−3に記憶されているフレーム情報に対し、ハンドル管理部18から付与された空きハンドルのハンドル番号に対応するDDR−SDRAM3の分割された領域に、DDR−SDRAMI/F19を介してDDR−SDRAM3に書き込む。ここで、ハンドル番号とDDR−SDRAM3の分割された領域との対応関係情報は、予め制御部17−1の内部に記憶されている。
また、制御部17−1は、後述するQoS部70から出力されるジョブ情報に含まれるハンドル番号に対応するDDR−SDRAM3の領域からDDR−SDRAM19を介してフレーム情報を読み出し、読み出したフレーム情報に対してジョブ情報に基づく情報を付加し、読み出しFIFO部17−2に記録する。
パーサ部30は、メモリコントローラ部17により入力されるハンドル番号が付加されたフレーム情報に対して解析を行い、フレーム情報から転送処理に係る情報であるヘッダ情報などを抽出し、解析結果情報としてメモリコントローラ部17が付加したハンドル番号等の付加情報とともに出力する。
検索部40は、パーサ部30から入力される解析結果情報に基づいて、予めCPU4により検索部40の内部に設定される検索条件情報を参照し、検索条件情報に基づいて、当該フレームに対して行う処理を示した処理情報を検出し、検出した処理情報と、パーサ部30から入力される解析結果情報の一部の情報、例えばフレーム長等ととともにCPU転送判定部61に出力する。ここで、検索部40により行われる検索処理としては、NAT/NAPT検索処理、経路検索処理、フィルタ・分類検索処理があり、これらの検索により検出される処理情報としては、NAT/NAPTによりヘッダを書き換える処理を示す情報や、送信先論理インタフェースなどを示す情報や、フレームを破棄、通過、CPU4へ転送する等の処理を示す情報や、検索部40以降のキュー選択部62等で処理が行われる際に参照される品質クラス情報などの所定の処理を行うために必要な情報がある。また、検索条件情報としては、MACアドレス、IPアドレス、ポート番号などが組み合わされた情報が設定される。
CPU転送判定部61は、検索部40においてCPU4へ転送する要因があるとして検出されたフレームに対して、CPU転送要因を示す情報、すなわち後述するCPU転送要因フラグを付与し、CPU4へ転送するか、あるいは破棄するかを判定し、判定した判定結果情報を、検索部40から出力される情報とともに出力する。
キュー選択部62は、CPU転送判定部61から入力される情報に含まれる品質クラス情報や送信先の論理I/Fの情報に基づいてQoS部70がキューを選択する際に参照するキュー番号を検出し、CPU転送判定部61から出力される情報と、検出したキュー番号とを出力する。
QoS部70は、キュー選択部62から出力される情報に基づいてジョブ情報を生成し、同じくキュー選択部62から出力されるキュー番号に基づいて、生成したジョブ情報を該当するキューに記録する。また、QoS部70は、優先制御を行いつつキューに記録されているジョブ情報を読み出し、メモリコントローラ部17へ出力する。また、メモリコントローラ部17へ出力する際に、ハンドル番号を返却するためハンドル管理18へ出力する。ここで、ジョブ情報とは、WAN用MACI/F11やLAN用MACI/F12から送信されるフレームに対しては、受信フレーム長、送信フレーム長、送信論理I/F、宛先MACアドレス、NAT/NAPT指定、DSCPやVLAN priority等の情報に対応する品質クラス、ハンドル番号等の情報から構成されている。また、CPU4に転送されるフレームに対しては、ジョブ情報は、受信フレーム長、送信フレーム長、受信論理I/F、CPU転送理由、品質クラス、ハンドル番号等の情報から構成される。
なお、CPU転送判定部61において特定の要因を有し、破棄すると判定されたフレームついてはCPU転送判定部61あるいはQoS部70のいずれかにより破棄されることとなる。
ここで、上記のメモリコントローラ部17に係るフレーム情報の処理動作の概要を説明する。まず、書き込みスケジューラ部14から入力された受信フレームのフレーム情報は、制御部17−1が書き込みFIFO部17−3に記録し、書き込みFIFO部17−3に一時蓄積された後、書き込みFIFO部17−3から出力される。そして、制御部17−1は、書き込みFIFO部17−3から出力されるフレーム情報を、DDR−SDRAMI/F19を介して、外部記憶回路であるDDR−SDRAM3に書き込む。そして、制御部17−1は、当該書き込みの完了の通知と、当該フレーム情報のDDR−SDRAM3で記憶されている位置を示すハンドル番号とフレーム情報とを対応付けてパーサ部30に入力する。
次に、パーサ部30に入力されるフレーム情報は、当該書き込みの完了の通知を受けたパーサ部30から、検索部40、CPU転送判定部61、キュー選択部62、フレーム品質制御機構を備えたQoS部70を介してそれぞれの機能部による処理が実行され、QoS部70により生成されるジョブ情報として、メモリコントローラ部17の制御部17−1に戻される。当該ジョブ情報には、DDR−SDRAM3にフレーム情報が記憶されている位置を示すハンドル番号を含まれている。制御部17−1は、ジョブ情報に含まれるハンドル番号に基づいて、送信フレームのフレーム情報を、DDR−SDRAMI/F19を介して、DDR−SDRAM3から読み出す。制御部17−1は、読み出したフレーム情報を、読み出しFIFO部17−2に記録し、読み出しFIFO部17−2に一時蓄積された後、読み出しFIFO部17−2から出力され、フレーム生成部16に入力される。
図2は、上述したメモリコントローラ部17の動作を示すフローチャートである。
動作開始後に、メモリコントローラ部17の制御部17−1は、QoS部70が行うメモリコントローラ部17への送信フレームに対応するジョブ情報の入力の有無に基づいて、読み出し要求の有無を判定する(ステップSa1)。ジョブ情報の入力有りの場合は、制御部17−1は、「読み出し要求有り」と判定し、前記以外の場合は、「読み出し要求無し」と判定する。制御部17−1は、「読み出し要求有り」と判定したとき、当該ジョブ情報に含まれるハンドル番号に基づいてDDR−SDRAMI/F19を介してDDR−SDRAM3からフレーム情報を読み出す、読み出し処理を実行する(ステップSa2)。制御部17−1は、読み出したフレーム情報を読み出しFIFO部17−2に記録し、読み出しFIFO部17−2に一時蓄積された後、読み出しFIFO部17−2から出力されて、フレーム生成部16、あるいはCPUI/F15に入力される。
制御部17−1は、「読み出し要求無し」と判定したときは、次に、書き込み要求の有無を判定する(ステップSa3)。制御部17−1による、書き込み要求の有無の判定は、以下のようにして行われる。すなわち、書き込みFIFO部17−3に書き込みスケジューラ部14から受信フレームのフレーム情報が入力され、当該書き込みFIFO部17−3に1個以上のフレーム情報の蓄積が完了したとき、制御部17−1は、「書き込み要求有り」と判定し、前記以外の場合は、「書き込み要求無し」と判定する。「書き込み要求有り」と判定したとき、制御部17−1は、書き込みFIFO部17−3に蓄積されたフレーム情報を、DDR−SDRAMI/F19を介してDDR−SDRAM3に書き込む、書き込み処理を実行する(ステップSa4)。ここで、DDR−SDRAM3における書き込み位置(DDR−SRDAM3における分割された領域のアドレス)は、ハンドル管理部18から入力された空きハンドル番号に基づいて内部に記憶している対応関係情報から制御部17−1が求めることになる。
制御部17−1は、書き込み要求なしと判定したとき、あるいはステップSa2を終了したとき、あるいは、ステップSa4を終了したとき、再度、ステップSa1に戻る。このように、第1実施形態の通信処理回路2内の制御部17−1は、DDR−SDRAM3からのフレーム情報の読み出しを、DDR−SDRAM3へのフレーム情報の書き込みよりも、優先して実行する。
図3は、上述のメモリコントローラ部17の書き込み処理の動作を示すフローチャートである。
動作開始後に、メモリコントローラ部17の制御部17−1は、DDR−SDRAMI/F19に、DDR−SDRAM3への書き込み要求を入力する(ステップSb1)。書き込み要求を入力する際、制御部17−1は、ハンドル管理部18から入力された空きハンドル番号に基づいて内部に記憶している対応関係情報から求めたDDR−SDRAM3の書き込み開始アドレスを、DDR−SDRAMI/F19に入力する。
DDR−SDRAMI/F19は、当該DDR−SDRAM3への書き込み要求の入力を受けて、フレーム情報をDDR−SDRAMI/F19からDDR−SDRAM3にバースト出力するためのコマンドをDDR−SDRAM3に入力し、書き込み要求が入力されてから所定のタイミングで、制御部17−1に、書き込み準備完了を示す書き込み要求への応答を返す。制御部17−1は、当該書き込み要求への応答の有無を判定し(ステップSb2)、書き込み要求への応答が有った場合、書き込みFIFO部17−3に蓄積されているフレーム情報を、DDR−SDRAM3のクロックに同期しつつ、ワード単位で読み出し、DDR−SDRAMI/F19に入力する(ステップSb3)。制御部17−1は、フレーム情報を1フレーム分すべて出力し終えるまでステップSb3を継続し、フレーム情報を1フレーム分すべて出力し終えたときに処理を終了する(ステップSb4)。
図4は、上述のメモリコントローラ部17の読み出し処理の動作を示すフローチャートである。
動作開始後に、制御部17−1は、DDR−SDRAMI/F19に、DDR−SDRAM3への読み出し要求を入力する(ステップSc1)。読み出し要求を入力する際、制御部17−1は、QoS部70から入力されたジョブ情報に含まれるハンドル番号に基づいて内部に記憶している対応関係情報から求めたDDR−SDRAM3の読み出し開始アドレスを、DDR−SDRAMI/F19に入力する。DDR−SDRAMI/F19は、制御部17−1からの読み出し要求を受けて、フレーム情報をDDR−SDRAM3からDDR−SDRAMI/F19にバースト入力するためのコマンドをDDR−SDRAM3に入力する。DDR−SDRAM3は、読み出し要求から所定のタイミングで、ワード単位で、DDR−SDRAM3のクロックに同期して出力を開始し、フレーム情報を1フレーム分すべて出力し終えるまで出力を継続する(ステップSc2)。制御部17−1は、DDR−SDRAMI/F19からのフレーム情報の入力を待機し、前記入力開始後、入力されるフレーム情報を読み出しFIFO部17−2に蓄積する(ステップSc3)。制御部17−1は、フレーム情報を1フレーム分すべて蓄積し終えるまで、ステップSb3を継続し、フレーム情報を1フレーム分すべて蓄積し終えたときに、処理を終了する(ステップSc4)。
上記第1実施形態の構成により、メモリコントローラ部17がDDR−SDRAM3からのフレーム情報読み出しをDDR−SDRAM3へのフレーム情報の書き込みよりも優先するため、フレーム情報のDDR−SDRAM3からの読み出し要求から読み出し実行までの遅延は、DDR−SDRAM3へのフレーム情報の書き込みの有無によって変動しない。これにより、フレーム品質制御機構により制御された各フレームの送信間隔が、フレーム情報のDDR−SDRAM3からの読み出し遅延によって変動せず、フレーム品質制御機構により制御された各フレームの送信間隔を保ちつつ送信を可能とすることが可能となる。
(第2実施形態)
次に、図5を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、QoS部70aが第1実施形態と異なり、それ以外の構成は同じ構成であるため、当該QoS部70aについて以下に説明する。
図5は、QoS部70aのブロック構成を示した図である。
QoS部70aは、ジョブ情報分配部75、WAN転送用のキュー71−1〜71−aと、LAN転送用のキュー71−(a+1)〜キュー71−bと、CPU転送用のキュー71−(b+1)〜キュー71−cと、WAN転送用のキュー出力部75と、LAN転送用のキュー出力部76と、CPU転送用のキュー出力部77と、フレーム情報読出しスケジューラ部80とを備えている。フレーム情報読み出しスケジューラ部80は、WAN転送用のラインレートシェーパ81と、LAN転送用のラインレートシェーパ82と、CPU転送用のCPUI/Fシェーパ83と、ラインスケジューラ84とを備えている。
ジョブ情報分配部75は、キュー選択部62からの情報に基づき、各キュー71−1〜71−cに入力するジョブ情報を生成する。ジョブ情報には、ジョブ情報と対応付けられたフレームのフレーム情報がDDR−SDRAM3に記憶されている位置を示すハンドル番号が含まれる。また、キュー選択部62からの情報に基づき、ジョブ情報を入力するキュー71−1〜71−cを選択し、ジョブ情報を選択したキュー71−1〜71−cに入力する。ただし、選択したキュー71−1〜71−cがあふれるために入力できなかったジョブ情報、及びキュー選択部62以前に廃棄と判定されたジョブ情報については、当該ジョブ情報が含むハンドル番号をハンドル管理部に返却する(図5における廃棄フレーム情報のハンドル番号返却)。
各キュー71−1〜71−cは、ジョブ情報を一時的に蓄積するFIFO方式のバッファである。WAN転送用のWAN転送用のキュー71−1〜71−aには、WAN用MACI/F11から送信されるフレームに対応するジョブ情報のみが入力され、LAN転送用のキュー71−(a+1)〜キュー71−bには、LAN用MACI/F12から送信されるフレームに対応するジョブ情報のみが入力され、CPU転送用のキュー71−(b+1)〜キュー71−cには、CPUI/F15を介してCPU4に転送されるフレームのジョブ情報のみが入力される。
各キュー出力部75、76、77は、WAN転送用のキュー71−1〜71−a、LAN転送用のキュー71−(a+1)〜キュー71−b、CPU転送用のキュー71−(b+1)〜キュー71−cのそれぞれから、予め内部に記憶している所定のキュー読み出し規則に基づいて、ジョブ情報を読み出して出力する。ここで、所定のキュー読み出し規則とは、各キュー71−1〜71−cからの読み出し順序や読み出しタイミングを定める規則であり、PQ(Priority Queueing)によって優先制御される際の優先度、あるいはWFQ(Weighted Fair Queueing)によって優先制御される際の重み付け値、及び、各キュー71−1〜71−cや、PQ及びWFQから過去に読み出したフレーム情報のデータ量に基づいて定められる規則である。
ラインレートシェーパ81は、当該ラインレートシェーパ81を通過するジョブ情報に対応するフレームがWAN用MACI/F11から送信されるとき、送信速度がWAN用MACI/F11の最大送信速度以下となるように、ジョブ情報の通過タイミングを制御する。同様に、ラインレートシェーパ82は、当該ラインレートシェーパ82を通過するジョブ情報に対応するフレームがLAN用MACI/F12から送信されるとき、送信速度がLAN用MACI/F12の最大送信速度以下となるように、ジョブ情報の通過タイミングを制御する。
各ラインレートシェーパ81、82によって、送信インタフェース毎にフレーム情報読み出しの速度が送信インタフェース、すなわちWAN用MACI/F11及びLAN用MACI/F12の速度以下に制限される。
CPUI/Fシェーパ83は、当該CPUI/Fシェーパ83を通過するジョブ情報に対応するフレームがCPUI/F15を介してCPU4に転送されるとき、転送速度がCPUI/F15の最大転送速度以下、あるいは、CPU4によって処理可能な最大転送速度となるように、ジョブ情報の通過タイミングを制御する。
ここで、ラインレートシェーパ81、82及びCPUI/Fシェーパ83による、ジョブ情報の通過タイミングの制御は、トークンバケット、あるいはリーキーバケット等の方式により行われる。例えば、ラインレートシェーパ81にトークンバケット方式を適用する場合、WAN用MACI/F11の最大送信速度と、送出の対象となるジョブ情報のフレーム長が設定値として入力され、これらの設定値に基づいてジョブ情報の通過タイミングが算出される。そして、算出された通過タイミングに基づいて、一定量のトークンを単位時間に一定数ずつバケットに入れていき、バケットに溜まったトークンの容量が送出されるジョブ情報の容量に一致した場合に、ジョブ情報が送出される。この制御により、ジョブ情報に対応するフレームがWAN用MACI/F11から送信されるとき、送信速度がWAN用MACI/F11の最大送信速度以下となるように制御することが可能となる。
なお、各ラインレートシェーパ81、82及びCPUI/Fシェーパ83と対応付けられた送信インタフェース、すなわちWAN用MACI/F11及びLAN用MACI/F12及びCPUI/F15の速度として複数の速度を選択可能な場合は、複数の速度のうち最大の速度以下となるように、ラインレートシェーパ81、82、CPUI/Fシェーパ83がジョブ情報の通過タイミングを制御するようにしてもよい。
ラインスケジューラ84は、各ラインレートシェーパ81、82とCPUI/Fシェーパ83からの各ジョブ情報のフロー、すなわち送信インタフェース(WAN用MACI/F11及びLAN用MACI/F12及びCPUI/F15)毎のフローを合流して出力し、出力したジョブをメモリコントローラ部17に入力する。ラインレートシェーパ81、82やCPUI/Fシェーパ83によって、各フローの送信速度、すなわち各フローに属するジョブ情報に対応するフレームの送信速度が制限されているため、ラインスケジューラ84が出力するフローの送信速度もまた、制限されることになる。
上記の第2実施形態の構成により、フレーム情報読出しスケジューラ部80が通信処理回路2の送信インタフェース(WAN用MACI/F11及びLAN用MACI/F12及びCPUI/F15)毎にフレーム情報読み出しの速度を送信インタフェースの速度以下に制限するため、フレーム情報読み出しのために外部記憶回路インタフェースが占有される時間を制限し、フレーム情報書き込みに必要な時間を確保することを可能とする。
なお、本発明に記載の転送先とは、WAN用MACI/F11の送信論理I/Fや、LAN用MACI/F12の送信論理I/Fや、CPU転送要因によって示されるCPUI/F15等を示している。また、本発明に記載の転送先選択回路とは、パーサ部30、検索部40、CPU転送判定部61、キュー選択部62、QoS部70、ハンドル管理部18によって構成される回路に対応する。また、本発明に記載の外部記憶回路とは、DDR−SDRAM3に対応し、接続回路は、DDR−SDRAMI/F19に対応する。
また、本発明に記載の送信回路とは、WAN用MACI/F11、IPsec部13、LAN用MACI/F12、フレーム生成部16、CPUI/F15によって構成される回路に対応する。また、本発明に記載の書き込み記憶回路は、書き込みFIFO部17−3に対応し、読み出し記憶回路は、読み出しFIFO部17−2に対応し、制御回路は、制御部17−1に対応する。また、本発明に記載の速度制限回路とは、ラインレートシェーパ81、82及びCPUI/Fシェーパ83に対応する。
本発明の第1実施形態に係る通信装置及び通信処理回路を示すブロック図である。 第1実施形態に係るメモリコントローラ部の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るメモリコントローラ部の書き込み処理の動作を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るメモリコントローラ部の読み出し処理の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るQoS部を示すブロック図である。 従来技術におけるパケット転送回路のブロック図である。
符号の説明
1 通信装置
2 通信処理回路
3 DDR−SDRAM
4 CPU
11 WAN用MACI/F
12 LAN用MACI/F
13 IPsec部
14 書き込みスケジューラ部
15 CPUI/F
16 フレーム生成部
17 メモリコントローラ部
17−1 制御部
17−2 読み出しFIFO部
17−3 書き込みFIFO部
18 ハンドル管理部
19 DDR−SDRAMI/F
30 パーサ部
40 検索部
61 CPU判定部
62 キュー選択部
70 QoS部

Claims (4)

  1. 受信したフレームに基づいて当該フレームの転送先を選択し、選択した転送先を含む情報を出力する転送先選択回路と、受信した前記フレームを一定容量値ごとに領域分割された各領域のうちの1つの領域に割り当てて記憶する外部記憶回路に接続される接続回路と、前記フレームを前記転送先に従って送信する送信回路とを具備した通信処理回路であって、
    受信したフレームを記憶する書き込みFIFO記憶回路と、
    前記接続回路と前記転送先選択回路に接続され、前記転送先選択回路から前記転送先を含む情報が出力されているか否かを判定し、前記転送先を含む情報が出力されていると判定した場合、前記転送先を含む情報に対応する前記フレームを前記接続回路を介して前記外部記憶回路から読み出し、読み出した前記フレームを前記送信回路に出力して、再度、前記書き込みFIFO記憶回路に前記受信したフレームが存在するか否かを判定することなく、前記転送先選択回路から前記転送先を含む情報が出力されているか否かを判定する処理に戻り、転送先を含む情報が出力されていれば前記外部記憶回路からのフレームの読み出しを続け、前記転送先を含む情報が出力されていないと判定した場合、前記書き込みFIFO記憶回路に前記受信したフレームが存在するか否かを判定し、前記書き込みFIFO記憶回路に前記受信したフレームが存在すると判定した場合、前記書き込みFIFO記憶回路から前記フレームを読み出し、読み出した前記フレームを前記接続回路を介して前記外部記憶回路に記録する制御回路と、を備え
    前記制御回路による、前記外部記憶回路からのフレームの読み出しは、当該制御回路の読み出し要求に基づいて、前記外部記憶回路が、ワード単位で当該外部記憶回路のクロックに同期して出力を開始し、フレームの情報を1フレーム分全て出力し終えるまで出力を継続することにより行い、
    前記制御回路による、前記外部記憶回路へのフレームの記録は、当該制御回路が、前記書き込みFIFO記憶回路に蓄積されているフレームの情報を、前記外部記憶回路のクロックに同期しつつ、ワード単位で読み出し外部記憶回路に入力することを、フレームの情報を1フレーム分全て終えるまで継続することにより行う
    ことを特徴とする通信処理回路。
  2. 前記フレームを一時的に記憶した後、前記送信回路に出力する読み出し記憶回路を更に備え、
    前記制御回路は、
    前記外部記憶回路から読み出した前記フレームを前記読み出し記憶回路に記録する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信処理回路。
  3. 前記送信回路は、
    送信最大速度が予め定められており、
    前記転送先選択回路の出力と、前記制御回路の入力に接続され、前記転送先選択回路から前記転送先を含む情報が出力される際に、前記送信回路の前記送信最大速度と出力する前記転送先を含む情報とに基づいて、前記転送先を含む情報に対応するフレームが前記送信回路によって送信される際の速度が前記送信最大速度以下となるように、前記転送先を含む情報の出力する速度を算出し、算出した速度に基づいて前記転送先を含む情報を前記制御回路に出力する速度制限回路
    を更に具備したことを特徴とする請求項1または2に記載の通信処理回路。
  4. 受信したフレームに基づいて当該フレームの転送先を選択し、選択した転送先を含む情報を出力する転送先選択回路と、受信した前記フレームを一定容量値ごとに領域分割された各領域のうちの1つの領域に割り当てて記憶する外部記憶回路に接続される接続回路と、前記フレームを前記転送先に従って送信する送信回路と、受信したフレームを記憶する書き込みFIFO記憶回路と、制御回路と、を具備した通信処理回路における通信処理方法であって、
    前記制御回路が、
    前記転送先選択回路から前記転送先を含む情報が出力されているか否かを判定し、
    前記転送先を含む情報が出力されていると判定した場合、前記転送先を含む情報に対応する前記フレームを前記接続回路を介して前記外部記憶回路から読み出し、
    読み出した前記フレームを前記送信回路に出力して、再度、前記書き込みFIFO記憶回路に前記受信したフレームが存在するか否かを判定することなく、前記転送先選択回路から前記転送先を含む情報が出力されているか否かを判定する処理に戻り、転送先を含む情報が出力されていれば前記外部記憶回路からのフレームの読み出しを続け、
    前記転送先を含む情報が出力されていないと判定した場合、前記書き込みFIFO記憶回路に前記受信したフレームが存在するか否かを判定し、
    前記書き込みFIFO記憶回路に前記受信したフレームが存在すると判定した場合、前記書き込みFIFO記憶回路から前記フレームを読み出し、
    読み出した前記フレームを前記接続回路を介して前記外部記憶回路に記録し、
    前記制御回路による、前記外部記憶回路からのフレームの読み出しは、当該制御回路の読み出し要求に基づいて、前記外部記憶回路が、ワード単位で当該外部記憶回路のクロックに同期して出力を開始し、フレームの情報を1フレーム分全て出力し終えるまで出力を継続することにより行い、
    前記制御回路による、前記外部記憶回路へのフレームの記録は、当該制御回路が、前記書き込みFIFO記憶回路に蓄積されているフレームの情報を、前記外部記憶回路のクロックに同期しつつ、ワード単位で読み出し外部記憶回路に入力することを、フレームの情報を1フレーム分全て終えるまで継続することにより行う
    ことを特徴とする通信処理方法。
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