JP4340646B2 - 通信処理回路、通信処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、受信したフレームを転送する通信装置に適用される通信処理回路、通信処理方法に関する。
近年、通信装置におけるインタフェース速度は高速化の一途を辿っており、パケット転送などの処理を行う通信装置は、内部に備えたCPU(Central Processing Unit)において動作するソフトウェアによってパケットの処理を行う従来のパケット処理に加えて、定型的なパケット処理について、CPUを介さずに行うことでパケット転送を高速実行することができるパケット処理回路を備えるようになっている(例えば、非特許文献1参照)。
図10に示すパケット処理回路202を備えた通信装置200では、予め定められている定型的なパケット処理についてはパケット処理回路に実行させ、非定型的な処理、すなわちパケット処理回路では実行できない処理については、従来通りCPUにおいて動作するソフトウェアによって処理するという構成になっている。
このように、全てのパケット処理をCPU201において動作するソフトウェアのみで行うのではなく、定型的な処理についてはパケット処理回路202を用いて行うことで、CPUにかかる負荷を軽減することができ、安価で低消費電力のCPUを使用しながらも、パケット処理能力をインタフェース速度の高速化に追随させることを可能としている。
ヤマハ株式会社、"ファストパス"、[online]、[平成17年7月5日]、インターネット<URL: http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/fastpath/>
しかしながら、ギガビットイーサネット(イーサネットは登録商標)のようにインタフェース速度が格段に高速化することで、パケット処理回路の処理能力は、当該インタフェース速度に追随して高速化されている一方で、CPUの処理能力は、パケット処理回路の処理能力に対して極めて低い状態となっている。そのため、非定型的なパケット処理を行わなければならないパケットが発生した場合に、当該発生したパケットにかかる処理量がCPUの処理能力を超えている場合があり、本来CPUに転送されるべきパケットが破棄されてしまうという問題が生じている。
また、パケット処理回路は、送信されるパケットに基づいてCPUにより内部のパラメータが設定されるため、CPUに転送するパケットが破棄される事態が発生すると、パケット処理回路に適切な設定を行うことができず有効に機能させることができないという問題が生じている。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、その目的は、受信したパケットのうち、CPUへ転送する必要のあるパケットを破棄させずにCPUに転送することができる通信処理回路、通信処理方法を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明は、
入力されるフレームの転送先を検出する中央処理回路と、前記中央処理回路に接続され、前記フレームを受信する接続部と、前記接続部あるいは前記中央処理回路から入力されるフレームが予め定められた転送条件情報に合致する場合、当該フレームを前記中央処理回路に入力せずに前記転送条件情報に基づく転送先に送信する通信処理回路と、を備えた通信装置における通信処理回路であって、
予め内部に記憶しているフレーム解析条件情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームを解析し、解析結果情報を出力するパーサ部と、
前記パーサ部において前記接続部が受信するフレームの解析が可能な場合は、内部に備える検索テーブルから、前記解析結果情報に一致する検索条件に対応する検索結果情報を検出して出力し、前記パーサ部において前記接続部が受信するフレームの解析が不可能な 場合は検索処理を行わない検索部と、
前記フレームから抽出される当該フレームを一意に識別可能なフレーム識別情報を記憶するキューと、
前記解析結果情報および前記検索結果情報に基づいて、前記接続部が受信する前記フレームの中から前記中央処理回路に入力する対象とされるフレームを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出するフレームのフレーム識別情報を前記キューに入力するキュー入力手段と、
所定のキュー読出規則に基づいて前記キューから前記フレーム識別情報を読み出し、読み出したフレーム識別情報に対応するフレームを前記中央処理回路に入力するキュー出力手段と、
を備えたことを特徴とする通信処理回路である。
本発明は、
入力されるフレームの転送先を検出する中央処理回路と、前記中央処理回路に接続され、前記フレームを受信する接続部と、前記接続部あるいは前記中央処理回路から入力されるフレームが予め定められた転送条件情報に合致する場合、当該フレームを前記中央処理回路に入力せずに前記転送条件情報に基づく転送先に送信する通信処理回路と、を備えた通信装置における通信処理回路であって、
予め内部に記憶しているフレーム解析条件情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームを解析し、解析結果情報を出力するパーサ部と、
前記パーサ部において前記接続部が受信するフレームの解析が可能な場合は、内部に備える検索テーブルから、前記解析結果情報に一致する検索条件に対応する検索結果情報を検出して出力し、前記パーサ部において前記接続部が受信するフレームの解析が不可能な 場合は検索処理を行わない検索部と、
一意に識別可能なキュー識別情報が付与され、前記フレームから抽出される当該フレームを一意に識別可能なフレーム識別情報を記憶する複数のキューと、
前記解析結果情報および前記検索結果情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームの中から前記中央処理回路に入力する対象とされるフレームを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出するフレームが前記中央処理回路に入力する対象とされた要因を示す情報を割り当て、割り当てた前記要因を示す情報に基づいて、前記フレームが前記中央処理回路に入力する対象とされる要因を示す情報と前記キュー識別情報とを対応付けた第1の転送要因情報を参照してキュー識別情報を読み出し、読み出したキュー識別情報に対応するキューに当該フレームのフレーム識別情報を入力するキュー入力手段と、
所定のキュー読出規則に基づいて前記複数のキューから前記フレーム識別情報を読み出し、読み出したフレーム識別情報に対応するフレームを前記中央処理回路に入力するキュー出力手段と、
を備えたことを特徴とする通信処理回路である。
本発明は、
入力されるフレームの転送先を検出する中央処理回路と、前記中央処理回路に接続され、前記フレームを受信する接続部と、前記接続部あるいは前記中央処理回路から入力されるフレームが予め定められた転送条件情報に合致する場合、当該フレームを前記中央処理回路に入力せずに前記転送条件情報に基づく転送先に送信する通信処理回路と、を備えた通信装置における通信処理回路であって、
予め内部に記憶しているフレーム解析条件情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームを解析し、解析結果情報を出力するパーサ部と、
前記パーサ部において前記接続部が受信するフレームの解析が可能な場合は、内部に備える検索テーブルから、前記解析結果情報に一致する検索条件に対応する検索結果情報を検出して出力し、前記パーサ部において前記接続部が受信するフレームの解析が不可能な 場合は検索処理を行わない検索部と、
一意に識別可能なキュー識別情報が付与され、前記フレームから抽出される当該フレームを一意に識別可能なフレーム識別情報を記憶する複数のキューと、
前記解析結果情報および前記検索結果情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームの中から前記中央処理回路に入力する対象とされるフレームを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出するフレームに対応する前記要因が示す情報を割り当て、割り当てた前記要因を示す情報に基づいて、前記フレームが前記中央処理回路に入力する対象とされる要因ごとに、前記検索結果情報に含まれる品質クラス情報に基づくキューの選択を行わせるか否かを示す第2の転送要因情報を参照し、当該フレームの品質クラス情報に基づくキューの選択を行わせるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段が品質クラス情報に基づくキューの選択を行わせることを示していると判定した場合、当該品質クラス情報に基づいて、前記品質クラス情報と前記キュー識別情報を対応付けたキュー選択情報を参照して、前記キュー識別情報を検出し、検出したキュー識別情報に対応するキューに当該フレームのフレーム識別情報を入力するとともに、前記 判定手段が品質クラス情報に基づくキューの選択を行わせないことを示していると判定し た場合、前記フレームが前記中央処理回路に入力する対象とされる要因を示す情報と前記 キュー識別情報とを対応付けた第3の転送要因情報あるいは、予め定められるキュー識別 情報に対応するキューに当該フレームのフレーム識別情報を入力する選択手段と、
所定のキュー読出規則に基づいて前記複数のキューから前記フレーム識別情報を読み出し、読み出したフレーム識別情報に対応するフレームを前記中央処理回路に入力するキュー出力手段と、 を備えることを特徴とする通信処理回路である。
本発明は、
検索条件に、
a)NAT/NAPT有りとなっているフレーム対してNAT/NAPTの検索を行った 際にNAT/NAPTミスヒットとなる場合、
b)経路テーブルを検索した結果として経路無しとなる場合、
c)MTU(Maximum Transfer Unit)超過となる場合、
d)LAN側から送信されたフレームがLAN側へ転送されるようなリダイレクトとなる 場合、
e)IPv4においてTTL(Time To Live)が0、または、IPv6においてHopL imitが0となる場合、
f)ARP(Address Resolution Protocol)が未解決となる場合、
が含まれていることを特徴とする通信処理回路である。
本発明は、上記に記載の発明において、前記キュー出力手段は、前記複数のキューのそれぞれに対応して備えられ、予め定められる帯域上限値に基づいて、前記キューから読み出す前記フレーム識別情報の帯域を制限しつつ、読み出した前記フレーム識別情報を出力する複数の第1の帯域制限手段と、前記複数の第1の帯域制限手段から入力される前記フレーム識別情報を、前記所定のキュー読出規則に基づいて順に出力する優先制御手段と、予め定められる帯域上限値に基づいて、前記優先制御手段から出力される前記フレーム識別情報の帯域を制限しつつ、当該フレーム識別情報に対応するフレームを前記中央処理回路に入力する第2の帯域制限手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明は、
入力されるフレームの転送先を検出する中央処理回路と、前記フレームを受信する接続部と、予め内部にフレーム解析条件情報を記憶しているパーサ部と、前記フレームから抽出される当該フレームを一意に識別可能なフレーム識別情報を記憶するキューと、検索条件と検索結果情報とを対応付けた検索テーブルを内部に備える検索部と、を有し、前記接続部あるいは前記中央処理回路から入力されるフレームが予め定められる転送条件情報に合致する場合、当該フレームを前記中央処理回路に入力せずに前記転送条件情報に基づく転送先に送信する通信装置における通信処理方法であって、
前記フレーム解析条件情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームを解析し、解析結果情報を出力する第1のステップと、
前記第1のステップにおいて前記接続部が受信するフレームの解析が可能な場合は、前記検索テーブルから、前記解析結果情報に一致する検索条件に対応する検索結果情報を検出して出力し、前記第1のステップにおいて前記接続部が受信するフレームの解析が不可 能な場合は検索処理を行わない第2のステップと、
前記解析結果情報および前記検索結果情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームの中から前記中央処理回路に入力する対象とされるフレームを検出する第3のステップと、
前記第3のステップで検出するフレームのフレーム識別情報をキューに入力する第4の ステップと、
所定のキュー読出規則に基づいて前記キューから前記フレーム識別情報を読み出し、読み出したフレーム識別情報に対応するフレームを前記中央処理回路に入力する第5のステ ップと、
を含むことを特徴とする通信処理方法である。
本発明は、
入力されるフレームの転送先を検出する中央処理回路と、前記フレームを受信する接続部と、予め内部にフレーム解析条件情報を記憶しているパーサ部と、一意に識別可能なキュー識別情報が付与され、前記フレームから抽出される当該フレームを一意に識別可能なフレーム識別情報を記憶する複数のキューと、検索条件と検索結果情報とを対応付けた検索テーブルを内部に備える検索部と、を備え、前記フレームが前記中央処理回路に入力する対象とされる要因を示す情報と前記キュー識別情報とを対応付けた第1の転送要因情報を有し、前記接続部あるいは前記中央処理回路から入力されるフレームが予め定められた転送条件情報に合致する場合、当該フレームを前記中央処理回路に入力せずに前記転送条件情報に基づく転送先に送信する通信装置における通信処理方法であって、
前記フレーム解析条件情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームを解析し、解析結果情報を出力する第1のステップと、
前記第1のステップにおいて前記接続部が受信するフレームの解析が可能な場合は、前記検索テーブルから、前記解析結果情報に一致する検索条件に対応する検索結果情報を検出して出力し、前記第1のステップにおいて前記接続部が受信するフレームの解析が不可 能な場合は検索処理を行わない第2のステップと、
前記解析結果情報および前記検索結果情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームの中から前記中央処理回路に入力する対象とされるフレームを検出する第3のステップと、
前記第3のステップで検出するフレームが前記中央処理回路に入力する対象とされた要因を示す情報を割り当て、割り当てた前記要因を示す情報に基づいて、前記第1の転送要因情報を参照してキュー識別情報を読み出し、読み出したキュー識別情報に対応するキューに当該フレームのフレーム識別情報を入力する第4のステップと、
所定のキュー読出規則に基づいて前記複数のキューから前記フレーム識別情報を読み出し、読み出したフレーム識別情報に対応するフレームを前記中央処理回路に入力する第5 のステップと、
を含むことを特徴とする通信処理方法である。
本発明は、
入力されるフレームの転送先を検出する中央処理回路と、前記フレームを受信する接続部と、予め内部にフレーム解析条件情報を記憶しているパーサ部と、一意に識別可能なキュー識別情報が付与され、前記フレームから抽出される当該フレームを一意に識別可能なフレーム識別情報を記憶する複数のキューと、検索条件と検索結果情報とを対応付けた検索テーブルを内部に備える検索部と、を備え、前記フレームが前記中央処理回路に入力する対象とされる要因ごとに、前記フレームに予め含まれる前記フレームの情報の種別を分類する分類情報に基づくキューの選択を行わせるか否かを示す第2の転送要因情報と、前記分類情報と前記キュー識別情報を対応付けたキュー選択情報とを有し、前記接続部あるいは前記中央処理回路から入力されるフレームが予め定められる転送条件情報に合致する場合、当該フレームを前記中央処理回路に入力せずに前記転送条件情報に基づく転送先に送信する通信装置における通信処理方法であって、
前記フレーム解析条件情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームを解析し、解析結果情報を出力する第1のステップと、
前記第1のステップにおいて前記接続部が受信するフレームの解析が可能な場合は、前記検索テーブルから、前記解析結果情報に一致する検索条件に対応する検索結果情報を検出して出力し、前記第1のステップにおいて前記接続部が受信するフレームの解析が不可 能な場合は検索処理を行わない第2のステップと、
前記解析結果情報および前記検索結果情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームの中から前記中央処理回路に入力する対象とされるフレームを検出する第3のステップと、
前記第3のステップで検出するフレームに対応する前記要因が示す情報を割り当て、割り当てた前記要因を示す情報に基づいて、前記フレームが前記中央処理回路に入力する対象とされる要因ごとに、前記検索結果情報に含まれる品質クラス情報に基づくキューの選 を行わせるか否かを示す第2の転送要因情報を参照し、当該フレームの品質クラス情報に基づくキューの選択を行わせるか否かを判定する第4のステップと、
前記第4のステップで品質クラス情報に基づくキューの選択を行わせることを示していると判定した場合、当該品質クラス情報に基づいて、前記品質クラス情報と前記キュー識別情報を対応付けたキュー選択情報を参照して、前記キュー識別情報を検出し、検出したキュー識別情報に対応するキューに当該フレームのフレーム識別情報を入力するとともに、前記第4のステップで品質クラス情報に基づくキューの選択を行わせないことを示して いると判定した場合、前記フレームが前記中央処理回路に入力する対象とされる要因を示 す情報と前記キュー識別情報とを対応付けた第3の転送要因情報あるいは、予め定められ るキュー識別情報に対応するキューに当該フレームのフレーム識別情報を入力する第5の ステップと、
所定のキュー読出規則に基づいて前記複数のキューから前記フレーム識別情報を読み出し、読み出したフレーム識別情報に対応するフレームを前記中央処理回路に入力する第6 のステップと、
を含むことを特徴とする通信処理方法である。
この発明によれば、通信処理回路は、フレームから抽出される当該フレームを一意に識別可能なフレーム識別情報を記憶するキューを備えており、接続部が受信するフレームの中から前記中央処理回路に入力する対象とされるフレームを検出し、検出したフレームのフレーム識別情報をキューに入力する。所定のキュー読出規則に基づいてキューからフレーム識別情報を読み出し、読み出したフレーム識別情報に対応するフレームを中央処理回路に入力する構成とした。これにより、中央処理回路に入力する対象とされたフレームを示す情報を、キューに一時的に蓄積することができ、中央処理回路の処理速度が通信処理回路の処理速度に比べて劣る場合であっても、通信処理回路によって破棄されることなく中央処理回路に入力し、当該フレームに対して適切な処理を行うことが可能となる。
また、本発明によれば、通信処理回路は、一意に識別可能なキュー識別情報が付与され、フレームから抽出される当該フレームを一意に識別可能なフレーム識別情報を記憶する複数のキューを備えており、接続部が受信するフレームの中から中央処理回路に入力する対象とされるフレームを検出し、検出したフレームが中央処理回路に入力する対象とされた要因を示す情報を割り当て、割り当てた要因を示す情報に基づいて、フレームが中央処理回路に入力する対象とされる要因を示す情報とキュー識別情報とを対応付けた第1の転送要因情報を参照してキュー識別情報を読み出し、読み出したキュー識別情報に対応するキューに当該フレームのフレーム識別情報を入力する。所定のキュー読出規則に基づいて前記複数のキューから前記フレーム識別情報を読み出し、読み出したフレーム識別情報に対応するフレームを前記中央処理回路に入力する構成とした。これにより、中央処理回路に入力する対象とされたフレームを示す情報を、キューに一時的に蓄積することができ、中央処理回路の処理速度が通信処理回路の処理速度に比べて劣る場合であっても、通信処理回路によって破棄されることなく中央処理回路に入力し、当該フレームに対して適切な処理を行うことが可能となる。また、中央処理回路に入力する対象とされた要因に対応する優先度を有するキューにフレームを示す情報を一時的に蓄積することができるため、当該要因を有するフレームの間で中央処理回路における処理の順序を制御することができる。
また、本発明によれば、通信処理回路は、一意に識別可能なキュー識別情報が付与され、フレームから抽出される当該フレームを一意に識別可能なフレーム識別情報を記憶する複数のキューを備えており、接続部が受信するフレームの中から中央処理回路に入力する対象とされるフレームを検出し、検出したフレームに対応する要因が示す情報を割り当て、割り当てた要因を示す情報に基づいて、フレームが中央処理回路に入力する対象とされる要因ごとに、フレームに予め含まれるフレームの情報の種別を分類する分類情報に基づくキューの選択を行わせるか否かを示す第2の転送要因情報を参照し、当該フレームに含まれる分類情報に基づくキューの選択を行わせるか否かを判定する。フレームに含まれる分類情報に基づくキューの選択を行わせることを示していると判定した場合、当該フレームに含まれる分類情報に基づいて、分類情報とキュー識別情報を対応付けたキュー選択情報を参照して、キュー識別情報を検出し、検出したキュー識別情報に対応するキューに当該フレームのフレーム識別情報を入力する。所定のキュー読出規則に基づいて前記複数のキューからフレーム識別情報を読み出し、読み出したフレーム識別情報に対応するフレームを前記中央処理回路に入力する構成とした。これにより、中央処理回路に入力する対象とされたフレームを示す情報を、キューに一時的に蓄積することができ、中央処理回路の処理速度が通信処理回路の処理速度に比べて劣る場合であっても、通信処理回路によって破棄されることなく中央処理回路に入力し、当該フレームに対して適切な処理を行うことが可能となる。また、中央処理回路に入力する対象とされた要因及びフレームに含まれる分類情報に基づいて、キューのいずれかを選択して、フレームを示す情報を一時的に蓄積することができるため、当該要因を有するフレームの間で中央処理回路における処理の順序を制御することができる。
また、本発明によれば、通信処理回路は、フレームに含まれる分類情報に基づくキューの選択を行わせないことを示していると判定した場合、フレームが中央処理回路に入力する対象とされる要因を示す情報とキュー識別情報とを対応付けた第3の転送要因情報あるいは、予め定められるキュー識別情報に対応するキューに当該フレームのフレーム識別情報を入力する構成とした。これにより、分類情報に基づいてキューの選択を行わせないフレームに対しては、中央処理回路に入力する対象とされる要因に基づくキューあるいは、予め定められるキューに入力することが可能となる。
また、本発明によれば、通信処理回路は、複数のキューのそれぞれに対応して備えられ、予め定められる帯域上限値に基づいて、キューから読み出すフレーム識別情報の帯域を制限しつつ、読み出したフレーム識別情報を出力する複数の第1の帯域制限手段と、前記複数の第1の帯域制限手段から入力されるフレーム識別情報を、所定のキュー読出規則に基づいて順に出力する優先制御手段と、予め定められる帯域上限値に基づいて、優先制御手段から出力されるフレーム識別情報の帯域を制限しつつ、当該フレーム識別情報に対応するフレームを前記中央処理回路に入力する第2の帯域制限手段とを備える構成とした。これにより、中央処理回路に入力する対象とされるフレームに対しても第1、第2の帯域制限手段及び優先制御手段により、中央処理回路の処理速度に応じた優先制御を行うことが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の通信処理回路の第1実施形態による通信処理回路2を備えた通信装置1及び通信装置1がLAN(Local Area Network)及びWAN(Wide Area Network)に接続する構成を示す概略ブロック図である。
通信装置1は、GMII(Gigabit Medium Independent Interface)やMII(Medium Independent Interface)の規格のインタフェースを介してWANに接続する物理I/F(Interface)100及びLANに接続する物理I/F110と接続し、LAN側から送信されるパケットをWAN側へ転送し、また、WAN側から送信されるパケットをLAN側へ転送する。本実施形態の通信装置1では、OSIの第3層にあたるネットワーク層では、IPv4あるいはIPv6のパケットの送受信を行い、OSIの第2層にあたるデータリンク層では、イーサネット(登録商標)のフレームの送受信を行う。以下、第2層に係る処理については送受信されるものについてはフレームと記載し、第3層に係る処理について送受信されるデータ、すなわちフレームからMACヘッダが除かれたものについてはパケットと記載する。
通信装置1は、転送処理の高速化を図るため半導体素子で構成される通信処理回路2と、CPU(中央処理部:Central Processing Unit)4と、DDR−SDRAM(Double Data Rate-Synchronous Dynamic Random Access Memory)3とを備えている。
DDR−SDRAM3は、半導体記憶素子であり、一定容量値、例えば2キロバイトごとに領域分割され、フレーム長が長いフレームであっても、短いフレームであっても分割した1つの領域を割り当てて記憶する。なお、分割されたそれぞれの領域は、後述するハンドル管理部18が付与するハンドル番号に対応付けられる。
CPU4は、主に通信処理回路2で転送処理を行うことができないフレームを通信処理回路2から受信し、受信したフレームに対する転送先を検出する等の処理を予め内部で動作するソフトウェアに基づいて行う。CPU4が備えるドライバ4aは、通信処理回路2がCPU4に入力するパケットのCPU4の内部のメモリへの書き込み及び読み出しを行い、また、通信処理回路2の各機能部の動作を制御する情報の設定を各機能部に対して行う。
通信処理回路2において、WAN用MAC(Media Access Control)I/F11は、WANに接続される物理I/F100へ接続する接続インタフェースである。LAN用MACI/F12は、LANに接続される物理I/F110へ接続する接続インタフェースである。WAN用MACI/F11及び、LAN用MACI/F12は、上記したGMII及びMIIに準拠した規格を有し、送受信するイーサネット(登録商標)のフレーム(以下、フレームと記載)に対してIEEE802.3準拠のMAC処理を行い、また、物理I/F100あるいは110との間で送受信されるフレームに対してCRC(Cyclic Redundancy Check)処理などを行う。
IPsec部は、WAN用MACI/F11に接続され、RFC(Request for Comments)2406準拠のIPsec処理に基づく暗号化処理をWANに送信するパケットに対して行い、また、WANから受信するパケットに対して復号化処理を行う。ここで、RFC2406準拠のIPsec処理とは、RFC2403/2404準拠のHMAC−MD5(Keyed Hashing for Message Authentication Code-Message Digest 5)やHMAC−SHA−1(HMAC-Secure Hash Algorithm-1)の認証機能や、RFC2410/2451のNULL,CBC−AES(Cipher Block Chaining - Advanced Encryption Standard)の暗号機能などによるIPv4及びIPv6パケットに対する暗号化及び復号化処理及び、IPsec処理のトンネルモードにおけるカプセル化及びデカプセル化の処理のことをいう。
書き込みスケジューラ14は、IPsec部13と、LAN用MACI/F12と、CPU4に接続するCPUI/F15とに接続され、ラウンドロビン方式により、IPsec部13と、LAN用MACI/F12と、CPUI/F15の順に、これら3つの機能部によって情報が付加されたフレーム(以下、前記3つの機能部によって情報が付加されたフレームをフレーム情報と記載)を出力する。
CPUI/F15は、通信処理回路2の各機能部と、書き込みスケジューラ部14と、メモリコントローラ部17とCPU4とに接続され、メモリコントローラ部17から出力されるフレーム情報をCPU4に入力する。また、CPU4から出力されるフレームを書き込みスケジューラ部14に入力する。また、CPU4が通信処理回路2の各機能部に対して設定を行う際、CPUI/F15は、設定情報を該当する機能部に入力する。
DDR−SDRAMI/F19は、メモリコントローラ部17とDDR−SDRAM3に接続され、メモリコントローラ部17とDDR−SDRAM3の間でフレームの入出力を行う。
フレーム生成部16は、予めCPU4のドライバ4aから設定される情報に基づいて、メモリコントローラ部17から出力されるフレーム情報及び後述するQoS部70から出力されるジョブ情報に基づいてフレームに送信先の論理インタフェースに応じたVLAN(Virtual LAN)タグやPPPoE(Point to Point Protocol over Ethernet:Ethernetは登録商標)ヘッダの挿入を行い、当該挿入を行ったフレームを出力する。また、フレーム生成部16は、宛先MACアドレスの付け替え、NAT(Network Address Translation)/NAPT(Network Address Port Translation)のためのIPアドレス及びポート番号の付け替えを行う。また、フレーム生成部16は、IPsec部13に出力するフレームに対してIPsecSA(Security Association)の情報の付加を行う。また、フレーム生成部16は、DSCP(DiffServ Code Point)のIPパケットのヘッダへの付加、VLAN priorityのフレームのヘッダへの付加を行う。DSCPやVLAN priorityは、優先制御の際に参照される品質クラス情報となる。ここで、品質クラス情報とは、転送されるフレームに含まれる情報の種別を分類する分類情報であり、分類情報によって示される情報の種別が例えば音声の場合には、当該分類種別を有するフレームには遅延が少ない高い品質の通信処理が適用されることになる。
ハンドル管理部18は、QoS(Quality of Service)部70と、メモリコントローラ部17とに接続され、DDR−SDRAM3の分割された領域のそれぞれに対応するハンドル番号に基づいてDDR−SDRAM3の分割された領域の空塞管理を行う。ここで、空塞管理とは、メモリコントローラ部17へは空きハンドル番号を出力して使用中のハンドル番号として管理し、QoS部70から入力されるフレーム破棄により返却対象となるハンドル番号や、送信により返却対象となるハンドル番号については領域が空きとなるため、空きのハンドル番号として管理する。また、ハンドル管理部18は、マルチキャストフレームの場合には、マルチキャストの回数分送信が終了するまで、フレームを削除できないため、QoS部70が、メモリコントローラ部17にジョブ情報を出力した情報を図1に示すQoS部70からメモリコントローラ部17へ直接接続する接続線から分岐する線により参照して、送信開始時に定められるマルチキャストの回数を管理する。
メモリコントローラ部17は、書き込みスケジューラ部14と、フレーム生成部16と、DDR−SDRAMI/F19と、パーサ部30と、ハンドル管理部18と、QoS部70とに接続されている。メモリコントローラ部17は、書き込みスケジューラ部14から入力されるフレーム情報に対し、ハンドル管理部18から付与された空きハンドルのハンドル番号に対応するDDR−SDRAM3の分割された領域に、DDR−SDRAMI/F19を介してDDR−SDRAM3に書き込む。また、メモリコントローラ部17は、書き込みスケジューラ部14から入力されるフレーム情報に対し、ハンドル管理部18から付与されたハンドル番号を付加してパーサ部30に出力する。また、メモリコントローラ部17は、後述するQoS部70から出力されるジョブ情報に含まれるハンドル番号に対応するDDR−SDRAM3の領域からDDR−SDRAM19を介してフレーム情報を読み出し、読み出したフレーム情報に対してジョブ情報に基づく情報を付加し、フレーム生成部16に出力、あるいはCPUI/F15を介してCPU4に出力する。
パーサ部30は、メモリコントローラ部17によりハンドル番号が付加されたフレーム情報に対して解析を行い、フレーム情報から転送処理に係る情報であるヘッダ情報などを抽出し、解析結果情報としてメモリコントローラ部17が付加したハンドル番号等の付加情報とともに出力する。
検索部40は、パーサ部30から入力される解析結果情報に基づいて、予めCPU4により検索部40の内部に設定される転送条件情報を参照し、転送条件情報に基づいて、当該フレームを破棄するか、通過させるか、CPU4へ転送、すなわちCPU4へ入力するかを示すフィルタ検索結果情報、及び品質クラスなどの情報を示す分類検索結果などを検出し、検出したフィルタ検索結果情報及び分類検索結果を、パーサ部30から入力される解析結果情報の一部の情報、例えばフレーム長等ととともにCPU転送判定部61に出力する。ここで、転送条件情報に含まれる条件としては、MACアドレス、IPアドレス、ポート番号などがあり、解析結果情報に含まれるフレームのヘッダ情報がこれらの転送条件情報に一致するか否かの検索が行われる。
CPU転送判定部61は、検索部40においてCPU4へ転送する要因があるとして検出されたフレームに対して、CPU転送要因を示す情報、すなわち後述するCPU転送要因フラグを付与し、CPU4へ転送するか、あるいは破棄するかを判定し、判定した判定結果情報を、検索部40から出力される情報とともに出力する。
キュー選択部62は、CPU転送判定部61から入力される情報に含まれる品質クラス情報や送信先の論理I/Fの情報に基づいてQoS部70がキューを選択する際に参照するキュー番号を検出し、CPU転送判定部61から出力される情報と、検出したキュー番号とを出力する。
QoS部70は、キュー選択部62から出力される情報に基づいてジョブ情報を生成し、同じくキュー選択部62から出力されるキュー番号に基づいて、生成したジョブ情報を該当するキューに記録する。また、QoS部70は、優先制御を行いつつキューに記録されているジョブ情報を読み出し、メモリコントローラ部17へ出力する。また、メモリコントローラ部17へ出力する際に、ハンドル番号を返却するためハンドル管理18へ出力する。ここで、ジョブ情報とは、WAN用MACI/F11やLAN用MACI/F12から送信されるフレームに対しては、受信フレーム長、送信フレーム長、送信論理I/F、宛先MACアドレス、NAT/NAPT指定、DSCPやVLAN priority等の情報に対応する品質クラス、ハンドル番号等の情報から構成されている。また、CPU4に転送されるフレームに対しては、ジョブ情報は、受信フレーム長、送信フレーム長、受信論理I/F、CPU転送理由、品質クラス、ハンドル番号等の情報から構成される。
なお、CPU転送判定部61において特定の要因を有し、破棄すると判定されたフレームついてはCPU転送判定部61あるいはQoS部70のいずれかにより破棄されることとなる。
図2は、通信処理回路2に係るQoS部70の内部構成を詳細に示し、第1実施形態で行われるCPU4に入力されるフレームに対する優先制御を実行するための構成であるフレーム解析部31、フレーム検索部41、キュー入力部60、QoS部70の機能部の関係を示したブロック図である。
フレーム解析部31は、パーサ部30の内部に備えられる機能部であり、メモリコントローラ部17から入力されるフレーム情報がCPU転送要因を有するフレームであるか否かを予め内部に記憶しているフレーム解析条件情報に基づいて解析し、解析結果情報をハンドル番号等の付加情報とともにフレーム検索部41に出力する。ここで、予め内部に記憶しているフレーム解析条件情報とは、以下の条件を示した情報を含んでいる。すなわち、フレームに含まれるIPパケットにおいて、非IPパケット、すなわちIPパケットでない場合、IPヘッダのパラメータが異常である場合、ヘッダオプション付きIPパケットの場合などである。なお、ヘッダオプション付きIPパケットについて、IPv6の場合には拡張ヘッダ付きIPパケットも含まれる。
フレーム検索部41は、上述した転送条件情報に対応する図3に示すフィルタ・分類検索テーブル42を内部に備えており、フレーム解析部31から入力される解析結果情報及び付加情報に基づいて、フィルタ・分類検索テーブル42から当該解析結果情報及び当該付加情報に一致する検索条件を検索し、検索条件に対応するフィルタ検索結果情報及び分類検索結果情報を検出する。また、フレーム検索部41は、検出したフィルタ検索結果情報及び分類検索結果情報と、フレーム解析部31から入力される解析結果情報及び付加情報とを出力する。
ここで、フレーム検索部41においてCPU転送要因有りとして検索される条件を示す転送条件情報とは以下の通りである。すなわち、宛先IPアドレスが通信装置1自体が有するIPアドレスである場合、NAT/NAPT有りとなっているフレーム対してNAT/NAPTの検索を行った際にNAT/NAPTミスヒットとなる場合、経路テーブルを検索した結果として経路無しとなる場合、MTU(Maximum Transfer Unit)超過となる場合、LAN側から送信されたフレームがLAN側へ転送されるようなリダイレクトとなる場合、IPv4においてTTL(Time To Live)が0、IPv6においてHop Limitが0となる場合、ARP(Address Resolution Protocol)が未解決となる場合等がある。また、上記のフィルタ検索結果情報とは、図3に示すように0:破棄、1:通過、2:CPU転送を示すフラグの値が予め設定され、分類検索結果とは、品質クラス情報の場合には、品質クラスを示す0、1、2…などの値が予め設定される。なお、品質クラス情報の他に、リマーク値などを適用することもできる。
なお、フレーム検索部41は、フレーム解析部31において、CPU転送要因有りとして解析された情報に対しては、検索処理は行わず図2に示すフレーム解析部31からCPU転送判定部61に繋がる破線で示されるように転送のみを行う。
また、上記のフィルタ・分類検索テーブル42は、RAM(Random Access Memory)などの記憶素子で構成されていてもよいが、検索条件情報に該当する情報を入力することにより、エントリ番号、フィルタ検索結果、分類検索結果の各項目が出力される論理回路によって構成されていてもよい。
キュー入力部60は、上述したCPU転送判定部61とキュー選択部62とを備えており、内部に図4に示すCPU転送要因・キュー選択テーブル65を有している。キュー入力部60に係るCPU転送判定部61は、CPU転送要因を有するフレームについて、CPU転送要因のそれぞれに対して予め割り当てられる一意に識別可能なCPU転送要因フラグを付与する。また、CPU転送判定部61は、付与したCPU転送要因フラグに基づいて、CPU転送判定部61がCPU転送要因・キュー選択テーブル65を参照し、CPU転送用のキュー番号の割り当てを行い、割り当てたキュー番号を、フレーム検索部41あるいはフレーム解析部31から入力される情報とともに出力する。ここで、図4に示すCPU転送要因フラグの要因1、2…としては、上述した、非IPパケットを示すCPU転送要因フラグ、IPヘッダのパラメータを示すCPU転送要因フラグ、ヘッダオプション付きIPパケットを示すCPU転送要因フラグなどが予め設定される。なお、CPU転送要因フラグは、予めCPU転送判定部61が内部の記憶領域に記憶している。
なお、上記のCPU転送要因・キュー選択テーブル65は、RAM(Random Access Memory)などの記憶素子で構成されていてもよいが、CPU転送要因フラグに該当する情報を入力することにより、CPU転送用キュー番号が出力される論理回路によって構成されていてもよい。
第1実施形態に係るキュー選択部62は、CPU転送判定部61から入力される情報の中でCPU転送要因を有し、キュー番号が付与されている情報については、そのままQoS部70に入力する。
QoS部70は、ジョブ情報分配部75と、LAN転送用キュー71と、WAN転送用キュー72と、CPU転送用キュー73と、キュー出力部80とを備えている。LAN転送用キュー71、WAN転送用キュー72、CPU転送用キュー73は、それぞれ複数のキュー71−1〜71−L、キュー72−1〜72−M、キュー73−1〜73−Nを有しており、FIFO(First In First Out)の方式でジョブ情報の蓄積を行う。なお、本実施形態では、例として、CPU転送用キュー73には、3つのキュー、すなわちキュー73−1(キュー番号1)、キュー73−2(キュー番号2)、キュー73−3(キュー番号3)が備えられているものとする。
ジョブ情報分配部75は、キュー選択部62から入力される情報に基づいて上述したジョブ情報を生成し、CPU転送要因を有する情報については付加されているキュー番号に基づいてCPU転送用キュー73の該当するキュー73−1〜73−Nにジョブ情報を記録する。
キュー出力部80は、LAN転送用キュー71、WAN転送用キュー72、CPU転送用キュー73のそれぞれについて、予め内部に記憶してる所定のキュー読出規則に基づいてジョブ情報を読み出し、メモリコントローラ部17へ出力するとともに、当該ジョブ情報のハンドル番号をハンドル管理部18に出力する。ここで、上記の所定のキュー読出規則とは、各キューからの読み出し順序や読み出しタイミングを定める規則であり、PQ(Priority Queuing)によって優先制御される際の優先度、あるいはWFQ(Weighted Fair Queuing)によって優先制御される際の重み付けの値、及び、各キューに記憶されているジョブ情報の数や、過去にあるキューから読み出したジョブ情報の個数などに基づいて定められる。
なお、LAN及びWANに向けて転送される情報については、キュー選択部62が入力される送信先の論理I/Fと、品質クラス情報に含まれるPrimary/Secondaryの仮想キュー番号とから物理キュー番号を選択し、ジョブ情報分配部75は、当該物理キュー番号に応じたLAN転送用キュー71及びWAN転送用キュー72にジョブ情報を入力する。
次に、図5を参照して、第1実施形態に係るフレームをCPU4へ転送する場合における通信処理回路2の動作について説明する。
最初に、WAN用MACI/F11あるいはLAN用MACI/F12がフレームを受信する。LAN用MACI/F12は、受信したフレームに関するフレーム情報を書き込みスケジューラ部14に入力する。WAN用MACI/F11が受信したフレームについては、IPsec部13が復号化を行い、復号化されたフレームに関するフレーム情報を書き込みスケジューラ部14に入力する。書き込みスケジューラ部14は、ラウンドロビン方式により、IPsec部13、あるいはLAN用MACI/F12から入力されるフレーム情報をメモリコントローラ部17に入力する。メモリコントローラ部17は、ハンドル管理部18に空きハンドル番号を要求し、要求によって得たハンドル番号に基づいてDDR−SDRAMI/F19を介してDDR−SDRAM3のハンドル番号に対応する領域にフレーム情報を記録し、当該フレーム情報とハンドル番号とをパーサ部30に入力する。
パーサ部30のフレーム解析部31は、予め内部に記憶しているフレーム解析条件情報に基づいて、入力されたフレーム情報を解析し(ステップSa1)、解析が可能なフレーム情報か否かを判定する。例えば、フレーム情報に含まれるパケットが非IPパケットの場合には解析が不可能なフレーム情報として判定する(ステップSa2)。解析が可能なフレーム情報の場合、フレーム解析部31は、解析によりフレーム情報に含まれる情報から抽出した解析結果情報とハンドル番号などの付加情報とともにフレーム検索部41に入力する。
検索部40のフレーム検索部41は、入力される解析結果情報に対応するフレーム情報に基づいて、一致する検索条件をフィルタ・分類検索テーブル42から検索する。そして、一致する検索条件に対応するフィルタ検索結果情報及び分類検索結果情報を検出する。ここでは、フィルタ検索結果情報として2:CPU転送が得られるものとする。そして、検出したフィルタ検索結果情報及び分類検索結果情報と、検出したフィルタ検索結果情報及び分類検索結果情報に対応するCPU転送要因フラグを加えた情報と、ハンドル番号などを含む付加情報とをキュー入力部60に出力する(ステップSa3)。
一方、ステップSa2におけるフィルタ解析部31による判定の結果、解析が不可能なフレーム情報の場合、対応するCPU転送要因フラグとともに解析結果情報とハンドル番号を含む付加情報をフレーム検索部41に入力する。当該フレーム情報については、フレーム検索部41は、検索処理を行わずにキュー入力部60に出力する。
次に、CPU転送判定部61は、入力される情報にCPU転送要因が存在するか否かを判定する(ステップSa4)。CPU転送要因が存在しないと判定された場合、すなわちWAN用MACI/F11あるいはLAN用MACI/F12を介して転送する場合、キュー選択部62は、CPU転送判定部61から入力される情報に含まれる品質クラス情報や送信先の論理I/Fの情報に基づいてQoS部70がキューを選択する際に参照するキュー番号を検出し、CPU転送判定部61から出力される情報と、検出したキュー番号とを出力する(ステップSa5)。ジョブ情報分配部75は、キュー選択部62から入力される情報からハンドル番号を含むジョブ情報を生成し、生成したジョブ情報を同じく入力されるキュー番号に対応するLAN転送用キュー71、あるいはWAN転送用キュー72に記録する(ステップSa6)。キュー出力部80は、LAN転送用キュー71、あるいはWAN転送用キュー72から所定のキュー読出規則に基づいてジョブ情報を読み出し、読み出したジョブ情報に含まれるハンドル番号をメモリコントローラ部17とハンドル管理部18に入力する。このとき、ハンドル管理部18は、入力されるハンドル番号を空き状態として管理する。メモリコントーラ部17は、入力されるハンドル番号に基づいて、DDR−SDRAMI/F19を介してDDR−SDRAM3からフレーム情報を読み出し、読み出したフレーム情報とジョブ情報をフレーム生成部16に入力する。フレーム生成部16は、入力されるフレーム情報とジョブ情報に基づいて送信用のフレームを生成し、LANに送信する際は、LAN用MACI/F12を介して送信し、WANに送信する際は、IPsec部13による暗号化が行われた後に、WAN用MACI/F11を介して送信する。(ステップSa6)。
一方、ステップSa4において、入力される情報が有するCPU転送要因に対するCPU転送要因フラグを割り当て、割り当てたCPU転送要因フラグに基づいて、CPU転送要因・キュー選択テーブル65を参照してキュー番号を検出し、キュー選択部62に入力する。キュー選択部62は、CPU転送要因フラグを有する情報の場合、入力される情報をそのままジョブ情報分配部75に入力する(ステップSa8)。
ジョブ情報分配部75は、入力される情報からハンドル番号を含むジョブ情報を生成し、生成したジョブ情報を同じく入力されるキュー番号に対応するCPUキュー73のキュー73−1〜73−Nに記録する(ステップSa9)。
キュー出力部80は、CPUキュー73のキュー73−1〜73−Nから所定のキュー読出規則に基づいてジョブ情報を読み出し、読み出したジョブ情報に含まれるハンドル番号をメモリコントローラ部17とハンドル管理部18に入力する。メモリコントーラ部17は、入力されるハンドル番号に基づいて、DDR−SDRAMI/F19を介してDDR−SDRAM3からフレーム情報を読み出し、読み出したフレーム情報をCPUI/F15を介してCPU4へ入力する。また、ハンドル管理部18は、入力されるハンドル番号を空き状態として管理する(ステップSa10)。
なお、上記の処理において、CPU転送判定部61は、予め指定される特定のCPU転送要因を有するものについては、キュー選択部62に入力せずに破棄するようにしてもよい。
上記の第1実施形態の構成により、CPU4へ転送する対象となるフレームについて、キュー73−1〜73−Nにより、一時的にバッファリング、すなわち蓄積されるため、CPU4の処理速度が通信処理回路2の処理速度に比べて劣る場合であっても、通信処理回路2によって破棄されることなくCPU4に入力し、当該フレームに対して適切な処理を行うことが可能となる。
また、第1実施形態の構成により、フレームのCPU転送要因に対応するキュー73−1〜73−Nに当該フレームに基づくジョブ情報を入力し、予め優先的に処理する必要のあるCPU転送要因については、キュー出力部80が所定のキュー読出規則に基づいて優先的に読み出すため、CPU4に優先度の高いフレームから処理させることが可能となる。
(第2実施形態)
次に、図6から図9を参照して本発明の通信処理回路の第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る通信処理回路と、第1実施形態に係る通信処理回路とは、以下に説明する相違点を除き同じ構成であり、同じ構成については同じ符号を付して説明を行う。
(相違点1)
図6は、第2実施形態に係る通信処理回路2に係るQoS部70aの内部構成を示した図である。第2実施形態に係る通信処理回路2では、QoS部70aのキュー出力部80aにおいて、キューから読み出す際に、帯域制限を行う機能を有している。
キュー出力部80aにおいて、入力側レートリミッタ81−1〜81−L、入力側レートリミッタ82−1〜82−M、入力側レートリミッタ83−1〜83−Nは、LANキュー71及びWANキュー72及びCPUキュー73のそれぞれのキューに接続され、予め定められる帯域上限値に基づいて、トークンバケツモデルあるいはリーキーバケツモデルでジョブ情報を一時的に蓄積する。
スケジューラ84、85、86は、それぞれ入力側レートリミッタ81−1〜81−L、入力側レートリミッタ82−1〜82−M、入力側レートリミッタ83−1〜83−Nに接続され、入力側レートリミッタ81−1〜81−L、入力側レートリミッタ82−1〜82−M、入力側レートリミッタ83−1〜83−Nのそれぞれから入力されるジョブ情報に対して、上記の所定のキュー読出規則に基づいて優先制御を行う。
なお、LANキュー71及びWANキュー72に対応する入力側レートリミッタ81−1〜81−L、入力側レートリミッタ82−1〜82−M並びにスケジューラ84及び85は、図6のように構成にすることもできるが、本発明は、これに限られず、複数のスケジューラと複数のレートリミッタを多段に組み合わせて、上記の所定のキュー読出規則に含まれる規則の数を増やすように構成することも可能である。
出力側レートリミッタ88は、それぞれスケジューラ84、85、86から出力されるジョブ情報を、予め定められる帯域上限値に基づいて、トークンバケツモデルあるいはリーキーバケツモデルでジョブ情報を一時的に蓄積し、蓄積後にジョブ情報を1つずつ出力する。
(相違点2)
次に、第2実施形態における第1実施形態との2つ目の相違点について説明する。第2実施形態では、キュー入力部60はCPU転送判定・キュー選択テーブル65の替わりに図7に示すCPU転送要因・モード判定テーブル66、及び図8に示すキュー選択テーブル67を有している。
CPU転送要因・モード判定テーブル66は、CPU転送判定部61によって参照され、CPU転送要因フラグにより示されるCPU転送要因ごとにモードが予めCPU4により設定されている。モードとしては、デフォールトキューであるキュー出力部80aによって最も読み出される優先順位が低いキュー番号のキューに入力させることを示すモード1と、フレームに含まれる品質クラス情報に基づくキュー選択をした後に対応するキューに入力させることを示すモード0とが設定されている。ここで、CPU転送要因ごとに設定されるモード1とモード0が示す意味について説明する。モード1として設定されるCPU転送要因は、その要因が異常状態を示すため、パケットとしては重要でなく、キュー出力部80aによって読み出される優先順位を低くして送信元にICMP(Internet Control Message Protocol)を送信する必要がある要因を意味している。一方、モード0として設定されるCPU転送要因は、転送する先を特定しなければならないフレームであり、フレームに含まれる品質クラス情報に基づいて、優先させて処理することが必要であることを意味している。
なお、CPU転送要因・モード判定テーブル66にて、更にモードを追加して、特定のフレームについては破棄させるようにしてもよい。
また、上記のCPU転送要因・モード判定テーブル66は、RAM(Random Access Memory)等の記憶素子で構成されていてもよいが、CPU転送要因に該当する情報を入力することにより、モードが出力される論理回路によって構成されていてもよい。
キュー選択テーブル67は、キュー選択部62によって参照され、LAN用MACI/F12及びWAN用MACI/F11から送信されるフレームと同じくCPU4に入力する対象となるフレームについても品質クラス情報に基づくキューの選択を行わせるため、品質クラス情報とCPUキュー73のキュー73−1〜73−Nに割り当てられているキュー番号とを対応付けて記憶している。ここでは、N=3として、CPUキュー73として、キュー73−1(キュー番号1)、キュー73−2(キュー番号2)、キュー73−3(キュー番号3)を有しており、キュー73−1、キュー73−2、キュー73−3の順にキュー出力部80aによって読み出される優先順位が低くなっているものとする。
なお、上記のキュー選択テーブル67は、RAM(Random Access Memory)等の記憶素子で構成されていてもよいが、品質クラス情報に該当する情報を入力することにより、キュー番号が出力される論理回路によって構成されていてもよい。
次に、図9を参照して、第2実施形態に係るフレームをCPU4へ転送する場合における通信処理回路2の動作について説明する。
受信されたフレームに関するフレーム情報がパーサ部30に入力されるまでの処理は図5で説明した通りである。パーサ部30のフレーム解析部31は、予め内部に設定されるフレーム解析条件情報に基づいて、入力されたフレームを解析し(ステップSb1)、解析が可能なフレームか否かを判定する。例えば、フレームに含まれるパケットが非IPパケットの場合には解析が不可能なフレームとして判定する(ステップSb2)。解析が可能なフレームの場合、フレーム解析部31は、解析によりフレームに含まれる情報から抽出した解析結果情報とハンドル番号などの付加情報とともにフレーム検索部41に入力する。検索部40のフレーム検索部41は、入力される解析結果情報に対応するフレームに基づいて、一致する検索条件をフィルタ・分類検索テーブル42から検索する。そして、一致する検索条件に対応するフィルタ検索結果情報及び分類検索結果情報を検出する。ここでは、フィルタ検索結果情報として2:CPU転送が得られるものとする。そして、検出したフィルタ検索結果情報及び分類検索結果情報と、検出したフィルタ検索結果情報及び分類検索結果情報に対応するCPU転送要因フラグを加えた情報と、ハンドル番号などを含む付加情報とをキュー入力部60に出力する(ステップSb3)。
一方、ステップSb2におけるフィルタ解析部31による判定の結果、解析が不可能なフレーム情報の場合、対応するCPU転送要因フラグとともに解析結果情報とハンドル番号を含む付加情報をフレーム検索部41に入力する。当該フレーム情報については、フレーム検索部41は、検索処理を行わずにキュー入力部60に出力する。
次に、CPU転送判定部61は、入力される情報にCPU転送要因が存在するか否かを判定する(ステップSb4)。CPU転送要因が存在しないと判定された場合、すなわちWAN用MACI/F11あるいはLAN用MACI/F12を介して転送する場合、キュー選択部62は、CPU転送判定部61から入力される情報に含まれる品質クラス情報や送信先の論理I/Fの情報に基づいてQoS部70がキューを選択する際に参照するキュー番号を検出し、CPU転送判定部61から出力される情報と、検出したキュー番号とを出力する(ステップSb5)。ジョブ情報分配部75は、キュー選択部62から入力される情報からハンドル番号を含むジョブ情報を生成し、生成したジョブ情報を同じく入力されるキュー番号に対応するLAN転送用キュー71、あるいはWAN転送用キュー72に記録する(ステップSb6)。
キュー出力部80aの、入力側レートリミッタ81−1〜81−N、あるいは入力側レートリミッタ82−1〜82−Nは、予め定められている帯域条件値を超えないように、LAN転送用キュー71、あるいはWAN転送用キュー72からジョブ情報を読み出し、スケジューラ84あるいは85に入力する。スケジューラ84あるいは85は、所定のキュー読出規則に基づく優先制御を行い、出力側レートリミッタ88に出力する。出力側レートリミッタ88は、予め設定されている帯域上限値を越えないようにジョブ情報に含まれるハンドル番号をメモリコントローラ部17とハンドル管理部18に入力する。このとき、ハンドル管理部18は、入力されるハンドル番号を空き状態として管理する。メモリコントーラ部17は、入力されるハンドル番号に基づいて、DDR−SDRAMI/F19を介してDDR−SDRAM3からフレーム情報を読み出し、読み出したフレーム情報とジョブ情報をフレーム生成部16に入力する。フレーム生成部16は、入力されるフレーム情報とジョブ情報に基づいて送信用のフレームを生成し、LANに送信する際は、LAN用MACI/F12を介して送信し、WANに送信する際は、IPsec部13による暗号化が行われた後に、WAN用MACI/F11を介して送信する。(ステップSb7)。
一方、ステップSb4において、CPU転送判定部61は、入力される情報が有するCPU転送要因に対するCPU転送要因フラグを割り当て、割り当てたCPU転送要因フラグに基づいて、CPU転送要因・モード判定テーブル66を参照してモードを検出し、検出したモードと、フレーム解析部31あるいはフレーム検索部41から入力されるハンドル番号等を含む情報をキュー選択部62に入力する(ステップSb8)。
キュー選択部62は、モードが0、すなわち品質クラス情報に基づくキュー選択を示すモードか、モードが1、すなわちデフォールトキューを選択するモードかを判定する(ステップSb9)。モードが0の場合、キュー選択部62は、キュー選択テーブル67を参照して、分類検索情報に含まれる品質クラス情報に基づいてキュー番号を選択し、ジョブ情報分配部75に選択したキュー番号と共にハンドル番号などを情報を入力する(ステップSb10)。一方、モードが1の場合、予め定められているデフォールトキューの番号、ここではキュー番号1を選択し、ジョブ情報分配部75に選択したキュー番号と共にハンドル番号などを情報を入力する(ステップSb11)。
ジョブ情報分配部75は、入力される情報からハンドル番号を含むジョブ情報を生成し、生成したジョブ情報を同じく入力されるキュー番号に対応するCPUキュー73のキュー73−1〜73−Nに記録する(ステップSb12)。
キュー出力部80aの入力側レートリミッタ83−1〜83−3は、予め定められている帯域条件値を超えないように、CPUキュー73のキュー73−1〜73−Nからジョブ情報を読み出し、スケジューラ86に入力する。スケジューラ86は、所定のキュー読出規則に基づく優先制御を行い、出力側レートリミッタ88に出力する。出力側レートリミッタ88は、LANキューのスケジューラ84及びWANキューのスケジューラ85から入力されるジョブ情報とともにCPUキューのスケジューラ86から入力されるジョブ情報に対して予め設定されている帯域上限値を越えないようにジョブ情報に含まれるハンドル番号をメモリコントローラ部17とハンドル管理部18に入力する。メモリコントーラ部17は、入力されるハンドル番号に基づいて、DDR−SDRAMI/F19を介してDDR−SDRAM3からフレーム情報を読み出し、読み出したフレーム情報をCPUI/F15を介してCPU4へ入力する。また、ハンドル管理部18は、入力されるハンドル番号を空き状態として管理する(ステップSb13)。
なお、上記の処理において、CPU転送判定部61は、予め指定される特定のCPU転送要因を有するものについては、キュー選択部62に入力せずに破棄するようにしてもよい。
上記の第2実施形態の構成により、通信処理回路2は、CPU4へ入力する対象となるフレームについても帯域制限を行いつつ、当該フレームに基づくジョブ情報をキューに入力するため、破棄されることなくCPU4へ入力することが可能となる。
また、第2実施形態の構成により、CPU転送要因を有するフレームにおいても、フレームに含まれている品質クラス情報に基づく優先制御を行うことが可能となる。
また、第2実施形態において、モードが1の場合、デフォルトのキューへ入力することとしていたが、本発明はこれに限られず、第1実施形態におけるCPU転送要因・キュー選択テーブル65を備え、モードが1の場合であっても、CPU転送要因・キュー選択テーブル65を参照し、CPU転送要因に基づいてさらにキューを選択させるようにしてもよい。
なお、上記の実施形態において、パーサ部30からQoS部70において用いられる情報は、フレーム情報の一部である解析結果情報、検索結果情報及びジョブ情報であるとしたが、本発明は上記実施形態に限られず、パーサ部30からQoS部70フレーム情報とともに解析結果情報、検索結果情報及びジョブ情報を扱うようにしてもよい。
また、本発明の接続部は、WAN用MACI/F11あるいは、LAN用MACI/F12に該当する。また、本発明のフレーム識別情報は、フレームを一意に識別可能なハンドル情報あるいはジョブ情報に該当する。本発明のキュー識別情報は、キュー番号に対応し、キューは、キュー73−1〜73−Nに対応する。また、本発明の検出手段は、フレーム解析部31及びフレーム検索部41に該当し、キュー入力手段は、キュー入力部60あるいはキュー入力部60及びジョブ情報分配部75に該当し、キュー出力手段は、キュー出力部80及び80aに該当する。また、判定手段は、CPU転送判定部61に対応し、選択手段は、キュー選択部62に対応する。また、本発明の第1の転送要因情報及び第3の転送要因情報は、CPU転送要因・キュー選択テーブル65に記憶される情報に対応し、第2の転送要因情報は、CPU転送要因・モード判定テーブル66に記憶される情報に対応し、キュー選択情報は、キュー選択テーブル67に記憶される情報に対応する。
第1実施形態に係る通信処理回路の概略ブロック図である。 第1実施形態に係る通信処理回路の詳細構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るフィルタ・分類検索テーブルのデータ構成を示した図である。 第1実施形態に係るCPU転送要因・キュー選択テーブルのデータ構成を示した図である。 第1実施形態に係る通信処理回路の動作を示したフローチャートである。 第2実施形態に係る通信処理回路の詳細構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係るCPU転送要因・モード判定テーブルのデータ構成を示した図である。 第2実施形態に係るキュー選択テーブルのデータ構成を示した図である。 第2実施形態に係る通信処理回路の動作を示したフローチャートである。 従来の通信装置を示したブロック図である。
符号の説明
31 フレーム解析部
41 フレーム検索部
60 キュー入力部
80 キュー出力部
73−1〜73−N キュー

Claims (9)

  1. 入力されるフレームの転送先を検出する中央処理回路と、前記中央処理回路に接続され、前記フレームを受信する接続部と、前記接続部あるいは前記中央処理回路から入力されるフレームが予め定められた転送条件情報に合致する場合、当該フレームを前記中央処理回路に入力せずに前記転送条件情報に基づく転送先に送信する通信処理回路と、を備えた通信装置における通信処理回路であって、
    予め内部に記憶しているフレーム解析条件情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームを解析し、解析結果情報を出力するパーサ部と、
    前記パーサ部において前記接続部が受信するフレームの解析が可能な場合は、内部に備える検索テーブルから、前記解析結果情報に一致する検索条件に対応する検索結果情報を検出して出力し、前記パーサ部において前記接続部が受信するフレームの解析が不可能な 場合は検索処理を行わない検索部と、
    前記フレームから抽出される当該フレームを一意に識別可能なフレーム識別情報を記憶するキューと、
    前記解析結果情報および前記検索結果情報に基づいて、前記接続部が受信する前記フレームの中から前記中央処理回路に入力する対象とされるフレームを検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出するフレームのフレーム識別情報を前記キューに入力するキュー入力手段と、
    所定のキュー読出規則に基づいて前記キューから前記フレーム識別情報を読み出し、読み出したフレーム識別情報に対応するフレームを前記中央処理回路に入力するキュー出力手段と、
    を備えたことを特徴とする通信処理回路。
  2. 入力されるフレームの転送先を検出する中央処理回路と、前記中央処理回路に接続され、前記フレームを受信する接続部と、前記接続部あるいは前記中央処理回路から入力されるフレームが予め定められた転送条件情報に合致する場合、当該フレームを前記中央処理回路に入力せずに前記転送条件情報に基づく転送先に送信する通信処理回路と、を備えた通信装置における通信処理回路であって、
    予め内部に記憶しているフレーム解析条件情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームを解析し、解析結果情報を出力するパーサ部と、
    前記パーサ部において前記接続部が受信するフレームの解析が可能な場合は、内部に備える検索テーブルから、前記解析結果情報に一致する検索条件に対応する検索結果情報を検出して出力し、前記パーサ部において前記接続部が受信するフレームの解析が不可能な 場合は検索処理を行わない検索部と、
    一意に識別可能なキュー識別情報が付与され、前記フレームから抽出される当該フレームを一意に識別可能なフレーム識別情報を記憶する複数のキューと、
    前記解析結果情報および前記検索結果情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームの中から前記中央処理回路に入力する対象とされるフレームを検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出するフレームが前記中央処理回路に入力する対象とされた要因を示す情報を割り当て、割り当てた前記要因を示す情報に基づいて、前記フレームが前記中央処理回路に入力する対象とされる要因を示す情報と前記キュー識別情報とを対応付けた第1の転送要因情報を参照してキュー識別情報を読み出し、読み出したキュー識別情報に対応するキューに当該フレームのフレーム識別情報を入力するキュー入力手段と、
    所定のキュー読出規則に基づいて前記複数のキューから前記フレーム識別情報を読み出し、読み出したフレーム識別情報に対応するフレームを前記中央処理回路に入力するキュー出力手段と、
    を備えたことを特徴とする通信処理回路。
  3. 入力されるフレームの転送先を検出する中央処理回路と、前記中央処理回路に接続され、前記フレームを受信する接続部と、前記接続部あるいは前記中央処理回路から入力されるフレームが予め定められた転送条件情報に合致する場合、当該フレームを前記中央処理回路に入力せずに前記転送条件情報に基づく転送先に送信する通信処理回路と、を備えた通信装置における通信処理回路であって、
    予め内部に記憶しているフレーム解析条件情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームを解析し、解析結果情報を出力するパーサ部と、
    前記パーサ部において前記接続部が受信するフレームの解析が可能な場合は、内部に備える検索テーブルから、前記解析結果情報に一致する検索条件に対応する検索結果情報を検出して出力し、前記パーサ部において前記接続部が受信するフレームの解析が不可能な 場合は検索処理を行わない検索部と、
    一意に識別可能なキュー識別情報が付与され、前記フレームから抽出される当該フレームを一意に識別可能なフレーム識別情報を記憶する複数のキューと、
    前記解析結果情報および前記検索結果情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームの中から前記中央処理回路に入力する対象とされるフレームを検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出するフレームに対応する前記要因が示す情報を割り当て、割り当てた前記要因を示す情報に基づいて、前記フレームが前記中央処理回路に入力する対象とされる要因ごとに、前記検索結果情報に含まれる品質クラス情報に基づくキューの選択を行わせるか否かを示す第2の転送要因情報を参照し、当該フレームの品質クラス情報に基づくキューの選択を行わせるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段が品質クラス情報に基づくキューの選択を行わせることを示していると判定した場合、当該品質クラス情報に基づいて、前記品質クラス情報と前記キュー識別情報を対応付けたキュー選択情報を参照して、前記キュー識別情報を検出し、検出したキュー識別情報に対応するキューに当該フレームのフレーム識別情報を入力するとともに、前記 判定手段が品質クラス情報に基づくキューの選択を行わせないことを示していると判定し た場合、前記フレームが前記中央処理回路に入力する対象とされる要因を示す情報と前記 キュー識別情報とを対応付けた第3の転送要因情報あるいは、予め定められるキュー識別 情報に対応するキューに当該フレームのフレーム識別情報を入力する選択手段と、
    所定のキュー読出規則に基づいて前記複数のキューから前記フレーム識別情報を読み出し、読み出したフレーム識別情報に対応するフレームを前記中央処理回路に入力するキュー出力手段と、
    を備えることを特徴とする通信処理回路。
  4. 前記検索条件には、
    a)NAT/NAPT有りとなっているフレーム対してNAT/NAPTの検索を行った 際にNAT/NAPTミスヒットとなる場合、
    b)経路テーブルを検索した結果として経路無しとなる場合、
    c)MTU(Maximum Transfer Unit)超過となる場合、
    d)LAN側から送信されたフレームがLAN側へ転送されるようなリダイレクトとなる 場合、
    e)IPv4においてTTL(Time To Live)が0、または、IPv6においてHopL imitが0となる場合、
    f)ARP(Address Resolution Protocol)が未解決となる場合、
    が含まれている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の通信処理回路
  5. 前記キュー出力手段は、
    前記複数のキューのそれぞれに対応して備えられ、予め定められる帯域上限値に基づいて、前記キューから読み出す前記フレーム識別情報の帯域を制限しつつ、読み出した前記フレーム識別情報を出力する複数の第1の帯域制限手段と、
    前記複数の第1の帯域制限手段から入力される前記フレーム識別情報を、前記所定のキュー読出規則に基づいて順に出力する優先制御手段と、
    予め定められる帯域上限値に基づいて、前記優先制御手段から出力される前記フレーム識別情報の帯域を制限しつつ、当該フレーム識別情報に対応するフレームを前記中央処理回路に入力する第2の帯域制限手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の通信処理回路。
  6. 入力されるフレームの転送先を検出する中央処理回路と、前記フレームを受信する接続部と、予め内部にフレーム解析条件情報を記憶しているパーサ部と、前記フレームから抽出される当該フレームを一意に識別可能なフレーム識別情報を記憶するキューと、検索条件と検索結果情報とを対応付けた検索テーブルを内部に備える検索部と、を有し、前記接続部あるいは前記中央処理回路から入力されるフレームが予め定められる転送条件情報に合致する場合、当該フレームを前記中央処理回路に入力せずに前記転送条件情報に基づく転送先に送信する通信装置における通信処理方法であって、
    前記フレーム解析条件情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームを解析し、解析結果情報を出力する第1のステップと、
    前記第1のステップにおいて前記接続部が受信するフレームの解析が可能な場合は、前記検索テーブルから、前記解析結果情報に一致する検索条件に対応する検索結果情報を検出して出力し、前記第1のステップにおいて前記接続部が受信するフレームの解析が不可 能な場合は検索処理を行わない第2のステップと、
    前記解析結果情報および前記検索結果情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームの中から前記中央処理回路に入力する対象とされるフレームを検出する第3のステップと、
    前記第3のステップで検出するフレームのフレーム識別情報をキューに入力する第4の ステップと、
    所定のキュー読出規則に基づいて前記キューから前記フレーム識別情報を読み出し、読み出したフレーム識別情報に対応するフレームを前記中央処理回路に入力する第5のステ ップと、
    を含むことを特徴とする通信処理方法。
  7. 入力されるフレームの転送先を検出する中央処理回路と、前記フレームを受信する接続部と、予め内部にフレーム解析条件情報を記憶しているパーサ部と、一意に識別可能なキュー識別情報が付与され、前記フレームから抽出される当該フレームを一意に識別可能なフレーム識別情報を記憶する複数のキューと、検索条件と検索結果情報とを対応付けた検索テーブルを内部に備える検索部と、を備え、前記フレームが前記中央処理回路に入力する対象とされる要因を示す情報と前記キュー識別情報とを対応付けた第1の転送要因情報を有し、前記接続部あるいは前記中央処理回路から入力されるフレームが予め定められた転送条件情報に合致する場合、当該フレームを前記中央処理回路に入力せずに前記転送条件情報に基づく転送先に送信する通信装置における通信処理方法であって、
    前記フレーム解析条件情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームを解析し、解析結果情報を出力する第1のステップと、
    前記第1のステップにおいて前記接続部が受信するフレームの解析が可能な場合は、前記検索テーブルから、前記解析結果情報に一致する検索条件に対応する検索結果情報を検出して出力し、前記第1のステップにおいて前記接続部が受信するフレームの解析が不可 能な場合は検索処理を行わない第2のステップと、
    前記解析結果情報および前記検索結果情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームの中から前記中央処理回路に入力する対象とされるフレームを検出する第3のステップと、
    前記第3のステップで検出するフレームが前記中央処理回路に入力する対象とされた要因を示す情報を割り当て、割り当てた前記要因を示す情報に基づいて、前記第1の転送要因情報を参照してキュー識別情報を読み出し、読み出したキュー識別情報に対応するキューに当該フレームのフレーム識別情報を入力する第4のステップと、
    所定のキュー読出規則に基づいて前記複数のキューから前記フレーム識別情報を読み出し、読み出したフレーム識別情報に対応するフレームを前記中央処理回路に入力する第5 のステップと、
    を含むことを特徴とする通信処理方法。
  8. 入力されるフレームの転送先を検出する中央処理回路と、前記フレームを受信する接続部と、予め内部にフレーム解析条件情報を記憶しているパーサ部と、一意に識別可能なキュー識別情報が付与され、前記フレームから抽出される当該フレームを一意に識別可能なフレーム識別情報を記憶する複数のキューと、検索条件と検索結果情報とを対応付けた検索テーブルを内部に備える検索部と、を備え、前記フレームが前記中央処理回路に入力する対象とされる要因ごとに、前記フレームに予め含まれる前記フレームの情報の種別を分類する分類情報に基づくキューの選択を行わせるか否かを示す第2の転送要因情報と、前記分類情報と前記キュー識別情報を対応付けたキュー選択情報とを有し、前記接続部あるいは前記中央処理回路から入力されるフレームが予め定められる転送条件情報に合致する場合、当該フレームを前記中央処理回路に入力せずに前記転送条件情報に基づく転送先に送信する通信装置における通信処理方法であって、
    前記フレーム解析条件情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームを解析し、解析結果情報を出力する第1のステップと、
    前記第1のステップにおいて前記接続部が受信するフレームの解析が可能な場合は、前記検索テーブルから、前記解析結果情報に一致する検索条件に対応する検索結果情報を検出して出力し、前記第1のステップにおいて前記接続部が受信するフレームの解析が不可 能な場合は検索処理を行わない第2のステップと、
    前記解析結果情報および前記検索結果情報に基づいて、前記接続部が受信するフレームの中から前記中央処理回路に入力する対象とされるフレームを検出する第3のステップと、
    前記第3のステップで検出するフレームに対応する前記要因が示す情報を割り当て、割り当てた前記要因を示す情報に基づいて、前記フレームが前記中央処理回路に入力する対象とされる要因ごとに、前記検索結果情報に含まれる品質クラス情報に基づくキューの選 を行わせるか否かを示す第2の転送要因情報を参照し、当該フレームの品質クラス情報に基づくキューの選択を行わせるか否かを判定する第4のステップと、
    前記第4のステップで品質クラス情報に基づくキューの選択を行わせることを示していると判定した場合、当該品質クラス情報に基づいて、前記品質クラス情報と前記キュー識別情報を対応付けたキュー選択情報を参照して、前記キュー識別情報を検出し、検出したキュー識別情報に対応するキューに当該フレームのフレーム識別情報を入力するとともに、前記第4のステップで品質クラス情報に基づくキューの選択を行わせないことを示して いると判定した場合、前記フレームが前記中央処理回路に入力する対象とされる要因を示 す情報と前記キュー識別情報とを対応付けた第3の転送要因情報あるいは、予め定められ るキュー識別情報に対応するキューに当該フレームのフレーム識別情報を入力する第5の ステップと、
    所定のキュー読出規則に基づいて前記複数のキューから前記フレーム識別情報を読み出し、読み出したフレーム識別情報に対応するフレームを前記中央処理回路に入力する第6 のステップと、
    を含むことを特徴とする通信処理方法。
  9. 前記検索条件には、
    a)NAT/NAPT有りとなっているフレーム対してNAT/NAPTの検索を行った 際にNAT/NAPTミスヒットとなる場合、
    b)経路テーブルを検索した結果として経路無しとなる場合、
    c)MTU(Maximum Transfer Unit)超過となる場合、
    d)LAN側から送信されたフレームがLAN側へ転送されるようなリダイレクトとなる 場合、
    e)IPv4においてTTL(Time To Live)が0、または、IPv6においてHopL imitが0となる場合、
    f)ARP(Address Resolution Protocol)が未解決となる場合、
    が含まれている
    ことを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれか1項に記載の通信処理方法
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