JP4360301B2 - 電子一眼レフカメラ - Google Patents

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Description

本発明は、撮像素子を用いて撮影する電子一眼レフカメラに関する。
静止画撮影の他に動画撮影を行う電子一眼レフカメラが知られている(特許文献1参照)。特許文献1によれば、撮影光学系を通過した被写体光は、レリーズ前はクイックリターンミラーで反射されてファインダーおよび測光装置に導かれ、レリーズ後はクイックリターンミラーが光路外へ退避するため撮像素子へ導かれる。
特開2002−300435号公報
上記電子一眼レフカメラは、動画撮影中にクイックリターンミラーが光路外へ継続して退避するので、動画撮影中の制御露出値はクイックリターンミラーが光路外へ退避する前に測光装置で測光された結果に基づいて決められる。このため、動画撮影中など被写体光が撮像素子へ導かれている状態で被写体輝度が変化すると、適正露出から外れてしまうおそれがある。
本発明による電子一眼レフカメラは、被写体光を受光して受光量を示す信号を出力する光量検出手段と、被写体像を撮像して撮像信号を出力する撮像手段と、撮影レンズを通過した被写体光束を光量検出手段および撮像手段のいずれか一方へ導くように光路を切り換える光路切り換え手段と、露出演算を行う露出演算手段と、光量検出手段から出力される信号のレベルと、撮像手段から出力される撮像信号のレベルとを揃える信号処理手段と、光路切り換え手段が被写体光束を光量検出手段側へ導いているとき、光量検出手段から出力される信号を用いて露出演算を行い、光路切り換え手段が被写体光束を撮像手段側へ導いているとき、撮像手段から出力される撮像信号を用いて露出演算を行うように露出演算手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
上記電子一眼レフカメラの撮像手段を第1の撮像素子によって構成してもよく、この場合の光量検出手段は第1の撮像素子より画素数が少ない第2の撮像素子を含めてもよい。また、信号処理手段は、第1の撮像素子から出力された信号に信号処理を施し、信号処理後の信号数を光量検出手段から出力される信号の信号数と揃えることもできる。
電子一眼レフカメラの制御手段は、動画撮影時に撮像手段から出力される撮像信号を用いて露出演算を行う一方、静止画撮影時に光量検出手段から出力される撮像信号を用いて露出演算を行うように露出演算手段を制御することもできる。
本発明による電子一眼レフカメラでは、撮影レンズを通過した被写体光束が光量検出手段および撮像手段のどちらへ導かれていても適正な露出を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態による電子一眼レフカメラを説明する図である。図1において、電子一眼レフカメラ本体70にレンズ91および絞り92を内蔵する交換レンズ90が装着されている。
交換レンズ90を通過してカメラ本体70に入射した被写体光束は、レリーズ前はクイックリターンミラー2により上方へ導かれて拡散スクリーン3に結像するとともに、被写体光束の一部はサブミラー72で下方に反射されて焦点検出装置73にも結像する。拡散スクリーン3に結像した被写体光束はさらに、コンデンサレンズ74を介してペンタプリズム4へ入射される。ペンタプリズム4は、入射された被写体光束を接眼レンズ5へ導く一方、その一部を測光用プリズム75へも導く。測光用プリズム75へ入射された光束は測光用レンズ6を介して測光素子7に入射される。
レリーズ後はクイックリターンミラー2が上方へ回動して光路外へ退避し、被写体光束はメカシャッタ76を介して撮影用の撮像装置77へ導かれる。
図2は、図1の電子一眼レフカメラの構成を説明するブロック図である。演算回路101はマイクロコンピュータなどによって構成される。演算回路101は、後述する各ブロックから出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づく制御信号を各ブロックへ出力する。
撮像素子121(図1において77)は撮影用のCCDイメージセンサなどで構成される。撮像素子121を構成するイメージセンサはメガピクセルと呼ばれ、たとえば、横3000×縦2000の画素を有する。撮像素子121は交換レンズ90によって撮像面上に結像される被写体像を撮像し、撮像信号をA/D変換回路122へ出力する。
撮像素子121の撮像面に構成される画素領域上には、周知のカラーフィルタ(不図示)が設けられている。カラーフィルタは、たとえば、R成分、G成分、およびB成分のいずれかの光を通過させる原色フィルタが画素位置に対応して所定の配列(たとえば、ベイヤー配列)で構成された色分解フィルタである。撮像素子121は、このようなカラーフィルタを通して被写体像を撮像することにより、光の3原色ごとの撮像信号を出力する。
A/D変換回路122はアナログ撮像信号をディジタル信号に変換する。撮像素子121およびA/D変換回路122は、タイミング回路124から出力される駆動信号によって所定の動作タイミングで駆動される。
画像処理回路123はASICなどによって構成される。画像処理回路123は、ディジタル変換後の画像データにホワイトバランス処理などの画像処理を行う他、画像処理後の画像データを所定の形式で圧縮する圧縮処理、圧縮された画像データを伸長する伸長処理などを行う。ホワイトバランス処理は、上記3原色ごとの画像データ(R信号、G信号、およびB信号)の信号比率を所定の色温度基準に対応させて調節するものである。
バッファメモリ125は、画像処理回路123によって処理される画像データを一時的に格納する。記録媒体126は、カメラに対して着脱可能なメモリカードなどによって構成される。記録媒体126には画像処理後の画像データが記録される。
測光装置103は測光素子7(図1)を含む。測光素子7はCCDイメージセンサによって構成される。測光素子7を構成するイメージセンサはVGAクラスと呼ばれ、横640×縦480の画素を有する。測光素子7の画素領域上にも撮像素子121の画素領域上に配設されているカラーフィルタと同様のカラーフィルタが配設される。これにより、測光素子7も3原色ごとの撮像信号を出力する。
測光装置103は、測光素子7から出力される撮像信号について、撮影画面を256分割した領域ごとの信号に分割し、それぞれの分割領域に対応する信号値に基づいて各分割領域ごとの被写体光量を検出する。検出信号は演算回路101へ出力される。ここで検出される光量は、撮影レンズ90を通して検出される被写体光量である。
焦点検出装置104は交換レンズ90による焦点位置の調節状態を検出し、検出信号を演算回路101へ出力する。
レンズ駆動装置105は、演算回路101の指令により交換レンズ90の不図示のフォーカスレンズを光軸方向に進退駆動させ、交換レンズ90の焦点位置を調節する。
レリーズスイッチSW1は、不図示のレリーズ操作ボタンに連動して半押し操作信号、全押し操作信号、および深押し操作信号を演算回路101に出力する。半押し操作信号は、レリーズ操作ボタンが通常ストロークの半分程度まで押し下げ操作されると出力され、半ストロークの押し下げ操作解除で出力が解除される。全押し操作信号は、レリーズ操作ボタンが通常ストロークまで押し下げ操作されると出力され、通常ストロークの押し下げ操作が解除されると出力が解除される。深押し操作信号は、レリーズ操作ボタンが通常ストロークからさらに深く押し下げ操作されると所定時間出力され、所定時間が経過すると出力が解除される。
表示装置111は演算回路101の指令により、設定されている露出モード、感度、シャッタ速度、絞り値などの撮影情報を表示する。
シャッタ駆動回路114は、シャッタ115(図1において76)の不図示の先幕および後幕の保持および解除をそれぞれ制御する。絞り位置検出装置116は、絞り(図1において92)位置を検出して検出信号を演算回路101に出力する。絞り係止装置117は駆動中の絞り92を係止し、所定の絞り値で絞り92を停止させる。
モータ駆動回路112は演算回路101の指令によってシーケンスモータ113を駆動制御する。シーケンスモータ113は不図示のシーケンス駆動装置を構成し、ミラー(図1において2)のアップ/ダウン、絞り(図1において92)の駆動、およびシャッタ115のチャージなどを行う。シーケンススイッチSW2は、上述したシーケンス駆動装置を構成し、シーケンスモータ113のブレーキ制御タイミングなどを発生するスイッチである。
操作部材119は各種設定スイッチを含み、設定操作信号に応じた操作信号を演算回路101へ出力する。
本発明による電子一眼レフカメラは、露出演算に必要な輝度情報の取得に特徴を有し、とくに、動画撮影時において撮像素子121の出力信号を用いて輝度情報を算出する。
電子一眼レフカメラ70の演算回路101で行われるカメラ動作の処理について、図3〜図5に示すフローチャートを参照して説明する。図3〜図5のフローチャートによるプログラムは、電子カメラ70に不図示の電池が装填されると起動して繰り返し行われる。図3のステップS1において、演算回路101は半押し操作されたか否かを判定する。演算回路101は、レリーズスイッチSW1から半押し操作信号が入力された場合にステップS1を肯定判定してステップS2へ進み、半押し操作信号が入力されない場合にはステップS1を否定判定し、当該判定処理を繰り返す。
ステップS2において、演算回路101はAE処理を行ってステップS3へ進む。具体的には、被写界の分割領域ごとのレンズ透過光量を示す信号を測光装置103から入力し、各領域ごとのレンズ透過光量を用いて周知の演算を行うことにより、被写体輝度BVを算出する。演算回路101はさらに、たとえば、電子一眼レフカメラ70の露出モードがプログラム自動露出モードに設定されている場合、被写体輝度BVおよび撮像素子121に設定されている撮像感度SVに基づいて、制御露出値(制御シャッタ速度TVおよび制御絞り値AV)を演算する。
ステップS3において、演算回路101はAF処理を行ってステップS4へ進む。具体的には、焦点検出装置104に指令を送り、交換レンズ90による焦点位置の調節状態を検出させ、焦点検出装置104で検出された結果に基づいてフォーカスレンズのデフォーカス量を算出する。演算回路101はさらに、デフォーカス量に対応するレンズ駆動量を算出し、交換レンズ90のフォーカスレンズを算出したレンズ駆動量だけ駆動するようにレンズ駆動装置105に指令を送る。
ステップS4において、演算回路101は全押し操作(レリーズ)されたか否かを判定する。演算回路101は、レリーズスイッチSW1から全押し操作信号が入力された場合にステップS4を肯定判定してステップS6へ進み、深押し操作信号が入力された場合にはステップS4を否定判定してステップS7へ進む。演算回路101は、全押し操作信号も深押し操作信号も入力されない場合にはステップS4を否定判定し、ステップS5へ進む。ステップS6へ進む場合は静止画撮影を行う場合であり、ステップS7へ進む場合は動画撮影を行う場合である。
ステップ5において、演算回路101は半押し操作が継続されているか否かを判定する。演算回路101は、レリーズスイッチSW1から半押し操作信号が継続して入力されている場合にステップS5を肯定判定してステップS4へ戻り、半押し操作信号が入力されない場合にはステップS5を否定判定し、図3による処理を終了する。
静止画撮影処理の詳細について、図4のフローチャートを参照して説明する。図4のステップS21において、演算回路101はミラーアップおよび絞り込みを指示してステップS22へ進む。具体的には、モータ駆動回路112に指令を出力し、シーケンスモータ113の正転を開始させる。これにより、クイックリターンミラー2のミラーアップおよび絞り92の絞り込みが開始される。演算回路101は、絞り位置検出装置116から入力される検出パルス信号が所定絞り値(この場合は制御絞り値)に対応するパルス数に達すると、絞り係止装置117に指令を出力して絞り92を係止させる。
ステップS22において、演算回路101はシャッタ115を開く指示を行ってステップS23へ進む。具体的には、シャッタ駆動回路114に指令を出力し、シャッタ115の先幕保持を解除させる。これにより、シャッタ先幕の走行が開始される。演算回路101は、シャッタ幕が開くと撮像素子121の電荷蓄積を開始させる。
ステップS23において、演算回路101は、電荷蓄積時間が制御シャッタ速度TVに相当する時間に達すると撮像素子121の電荷蓄積を終了させるとともに、シャッタ115を閉じるように指示してステップS24へ進む。シャッタ駆動回路114は、シャッタ閉鎖指令を受けるとシャッタ115の後幕保持を解除させる。これにより、シャッタ後幕の走行が開始され、撮像素子121へ入射する被写体光が遮断される。このように、制御シャッタ速度TVに対応する露出制御が行われる。
ステップS24において、演算回路101は、撮像素子121から蓄積電荷の読み出しを開始させてステップS25へ進む。これにより、撮像素子121からはき出された画像信号がA/D変換回路122でディジタルデータに変換され、変換後のデータが画像処理回路123へ送られる。
ステップS25において、演算回路101はミラーダウンおよび絞り開放復帰を指示してステップS26へ進む。具体的には、モータ駆動回路112に指令を出力し、シーケンスモータ113の逆転を開始させる。これにより、クイックリターンミラー2のミラーダウンおよび絞り92の開放復帰が開始される。
ステップS26において、演算回路101は画像処理および画像記録を行わせて図4による処理を終了する。具体的には、画像処理回路123に画像処理を指示し、画像処理後の画像データを記録媒体126に記録する。
動画撮影処理の詳細について、図5のフローチャートを参照して説明する。図5のステップS41において、演算回路101はミラーアップおよび絞り込みを指示してステップS22へ進む。具体的には、モータ駆動回路112に指令を出力し、シーケンスモータ113の正転を開始させる。これにより、クイックリターンミラー2のミラーアップおよび絞り92の絞り込みが開始される。演算回路101は、絞り位置検出装置116から入力される検出パルス信号が所定絞り値(この場合は制御絞り値)に対応するパルス数に達すると、絞り係止装置117に指令を出力して絞り92を係止させる。
ステップS42において、演算回路101はシャッタ115を開くように指示してステップS23へ進む。具体的には、シャッタ駆動回路114に指令を出力し、シャッタ115の先幕保持を解除させる。これにより、シャッタ先幕の走行が開始される。
ステップS43において、演算回路101は撮像素子121の電荷蓄積を開始させる。電荷蓄積時間は、60フレーム/秒に対応する時間である。
ステップS44において、演算回路101は撮像素子121から蓄積電荷の読み出しを開始させてステップS45へ進む。これにより、撮像素子121からはき出された画像信号がA/D変換回路122でディジタルデータに変換され、変換後のデータが画像処理回路123へ送られる。
ステップS45において、演算回路101は画像処理および画像記録を指示してステップS46へ進む。具体的には、画像処理回路123に画像処理を指示し、画像処理後の画像データを記録媒体126に逐次記録する。
ステップS46において、演算回路101は深押し操作されたか否かを判定する。演算回路101は、レリーズスイッチSW1から深押し操作信号が入力された場合にステップS46を肯定判定してステップS47へ進み、深押し操作信号が入力されない場合にはステップS46を否定判定し、ステップS49へ進む。ステップS49へ進む場合は動画撮影を終了する場合であり、ステップS47へ進む場合は動画撮影を継続する場合である。
ステップS49において、演算回路101はシャッタ115を閉じる指示を行ってステップS50へ進む。シャッタ駆動回路114は、シャッタ閉鎖指令を受けるとシャッタ115の後幕保持を解除させる。これにより、シャッタ後幕の走行が開始され、撮像素子121へ入射する被写体光が遮断される。
ステップS50において、演算回路101はミラーダウンおよび絞り開放復帰を指示して図5による処理を終了する。具体的には、モータ駆動回路112に指令を出力し、シーケンスモータ113の逆転を開始させる。これにより、クイックリターンミラー2のミラーダウンおよび絞り92の開放復帰が開始される。
上述したステップS46を肯定判定して進むステップS47において、演算回路101はAE処理を行ってステップS48へ進む。この場合のAE処理は、バッファメモリ125に格納されている直近のフレーム画像について、撮影画面を256分割した領域ごとの信号に分割し、それぞれの分割領域に対応する信号値に基づいて各分割領域ごとの被写体光量を検出する。
なお、256分割の領域は測光装置103による分割領域と同等とする。測光素子7と撮像素子121との間では画素数が異なるので、間引き処理を施したり、分割領域内の信号値の平均を算出することによって双方の信号数を揃える。また、測光素子7による信号値と撮像素子121による信号値とが同等の信号レベル(等価階調で表す)となるように、撮像素子121による信号値に対してゲインをかけて調節する(ただし、被写体光量検出時)。ステップS47において検出される光量も、撮影レンズ90を通して検出される被写体光量である。演算回路101は、被写界の分割領域ごとのレンズ透過光量を用いて周知の演算を行うことにより、被写体輝度BVを算出する。
演算回路101はさらに、被写体輝度BVおよび撮像素子121に設定されている撮像感度SVに基づいて制御露出値(制御絞り値AV)を演算し、絞り92の値を制御絞り値AVとするようにシーケンスモータ113を駆動させる。これにより、絞り92が新たに演算された制御絞り値AVで係止される。なお、60フレーム/秒の動画撮影中において、ブランキング期間中に絞り92を開放方向へ少量駆動してから、最新の制御絞り値AVまで絞り込む方向に駆動するようにシーケンス駆動装置が構成されている。
ステップS48において、演算回路101はAF処理を行ってステップS43へ戻る。AF処理の内容はステップS3と同様である。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)電子一眼レフカメラは動画撮影中にクイックリターンミラー2のミラーアップを継続する。測光装置103は、撮影用の撮像素子121による信号を用いてレンズ透過光量を検出する。演算回路101は、検出したレンズ透過光量を用いて被写体輝度BVを算出する(ステップS47)。したがって、クイックリターンミラー2が回動(ミラーアップ)して測光素子7へ被写体光束が導かれない状態でも、最新の被写体輝度BVを取得してリアルタイムに露出演算を行い、絞り92を最新の制御絞り値AVに駆動することができる。この結果、動画撮影中に被写体輝度BVが変化しても常に適正露出の動画像が得られる。
(2)撮影用の撮像素子121による信号を用いてレンズ透過光量を検出する際に、測光装置103によってレンズ透過光量を検出する際の領域分割と分割領域数(256)を揃えるとともに、両者の信号レベルが同等になるように撮像素子121による信号値に対してゲインをかけて調節するようにした。これにより、撮像素子121による信号および測光素子7による信号のいずれの信号を用いる場合でも、測光アルゴリズムを共通にすることができる。
(3)動画撮影中でない状態では、クイックリターンミラー2をミラーダウンすることによって撮像素子121に比べて画素数が少ない測光素子7へ被写体光束を導き、測光素子7による信号を用いてレンズ透過光量を検出するようにした。これにより、常に撮像素子121による信号を用いてレンズ透過光量を検出する場合に比べてカメラの消費電力が低減され、電池寿命を延ばすことができる。
(4)レリーズ操作ボタンが全押しされると静止画撮影処理(ステップS6)へ進み、深押しされると動画撮影処理(ステップS7)へ進むようにしたので、レリーズ操作ボタンのみの操作で静止画撮影および動画撮影を行うことができる。なお、連写撮影は、全押し操作が継続される場合の動作(静止画撮影を繰り返し行う状態)が対応する。
(5)動画撮影中に制御露出値(制御絞り値AV)を演算(ステップS47)した後で絞り92の値を制御絞り値AVにする場合に、ブランキング期間を利用して絞り92を一旦開放方向へ少量駆動してから、制御絞り値AVまで絞り込む方向に駆動するようにした。この結果、絞り92を正確に制御絞り値AVで係止させることができる。
上述した測光素子7の出力信号は、レンズ透過光量の算出に用いられる他に、ホワイトバランス処理時の調整係数を算出するための測色処理や、撮影シーンの解析にも用いられる。
以上の説明では、レリーズ操作ボタンが深押し操作されると動画撮影を開始するようにしたが、動画開始操作ボタンを備え、このボタンが押下操作されることによって動画撮影を開始するように構成してもよい。
特許請求の範囲における各構成要素と、発明を実施するための最良の形態における各構成要素との対応について説明する。光量検出手段は、たとえば、測光装置103によって構成される。撮像手段(第1の撮像素子)は、たとえば、撮像素子121(77)によって構成される。撮影レンズは、たとえば、交換レンズ90によって構成される。光路切り換え手段は、たとえば、クイックリターンミラー2によって構成される。露出演算手段、制御手段、および信号処理手段は、たとえば、演算回路101によって構成される。第2の撮像素子は、たとえば、測光素子7によって構成されるなお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
本発明の一実施の形態による電子一眼レフカメラを説明する図である。 電子一眼レフカメラの構成を説明するブロック図である。 演算回路で行われるカメラ処理の流れについて説明するフローチャートである。 静止画撮影処理の詳細について説明するフローチャートである。 動画撮影処理の詳細について説明するフローチャートである。
符号の説明
2…クイックリターンミラー
3…拡散スクリーン
4…ペンタプリズム
5…接眼レンズ
6…測光用レンズ
7…測光素子
74…コンデンサレンズ
75…測光用プリズム
76…シャッタ
77…撮像装置
70…カメラ本体
90…交換レンズ
101…演算回路

Claims (5)

  1. 被写体光を受光して受光量を示す信号を出力する光量検出手段と、
    被写体像を撮像して撮像信号を出力する撮像手段と、
    撮影レンズを通過した被写体光束を前記光量検出手段および前記撮像手段のいずれか一方へ導くように光路を切り換える光路切り換え手段と、
    露出演算を行う露出演算手段と、
    前記光量検出手段から出力される信号の信号値レベルと、前記撮像手段から出力される前記撮像信号の信号値レベルとを揃える信号処理手段と、
    前記光路切り換え手段が前記被写体光束を前記光量検出手段側へ導いているとき、前記光量検出手段から出力される信号を用いて露出演算を行い、前記光路切り換え手段が前記被写体光束を前記撮像手段側へ導いているとき、前記撮像手段から出力される撮像信号を用いて露出演算を行うように前記露出演算手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする電子一眼レフカメラ。
  2. 請求項1に記載の電子一眼レフカメラにおいて、
    前記撮像手段は第1の撮像素子によって構成され、
    前記光量検出手段は前記第1の撮像素子より画素数が少ない第2の撮像素子を含むことを特徴とする電子一眼レフカメラ。
  3. 請求項2に記載の電子一眼レフカメラにおいて、
    前記信号処理手段は、前記第1の撮像素子から出力された信号に信号処理を施し、前記信号処理後の信号数を前記光量検出手段から出力される信号の信号数と揃えることを特徴とする電子一眼レフカメラ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子一眼レフカメラにおいて、
    前記制御手段は、動画撮影時に前記撮像手段から出力される撮像信号を用いて露出演算を行う一方、静止画撮影時に前記光量検出手段から出力される撮像信号を用いて露出演算を行うように前記露出演算手段を制御することを特徴とする電子一眼レフカメラ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子一眼レフカメラにおいて、
    前記露出演算手段は、前記光量検出手段による信号を用いて行う露出演算と前記撮像手段による信号を用いて行う露出演算とで共通の測光アルゴリズムを用いることを特徴とする電子一眼レフカメラ。
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