JP4360213B2 - インサート圧入工具 - Google Patents

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本発明は、小さい止め部材であるインサートをワーク(圧入される対象物)の孔などに圧入するインサート圧入工具に関する。
樹脂製のインサートの圧入を容易にするため、インサートを加熱して軟化させることは一般によく行われているが、その手段として、図4に示すように半田ごて50の先端部51を改造したものなどが使用されている。
しかし、そのようなものでは、一方向にしか圧力を加えることができず、ワークに無理に熱圧入することになり、ワークの変形やクラック等を来すことが多い。また、作業者の技能差によって圧入後の製品品質が大きく左右され、技能が熟練するまでに多くの時間と経験を要しているのが実状である。
一方、特許文献1(特開昭62−142632号公報)には次のような技術が開示されている。
インサートであるナットを載置して加熱するための加熱板(電熱板)を用い、この加熱板上でナットを所定温度に加熱しておき、その加熱されているナットに、治具(工具)の回転軸先端に固定された保持部体を螺合させて取り出す。次いで、加熱ナットを、治具の回転軸で回転させながら合成樹脂成形体(ワーク)のインサートホールに圧入し、その保有熱量によって周囲合成樹脂を軟化させながら埋設する。
しかし、これによると加熱板(電熱板)を用意しておかなければならない。また、治具内部がインサートであるナットからの熱の影響で支障を来すことが想定されるが、それに対する対策が講じられていない。熱による悪影響として、ベアリングの動きが悪くなって回転軸の回転が阻害され、インサートの圧入力が変動したり、ベアリングの劣化が速いこと等が挙げられる。
特開昭62−142632号公報
本発明の第1の課題は、インサートを加熱して回転させながら圧入する使用形態において、ベアリングに対する熱の悪影響を少なくしてベアリングの円滑な動きを補償することにある。
第2の課題は、インサート圧入工具自体に内蔵したヒータによってインサートを適度な温度に加熱できるようにすることにある。
第1の課題を達成するため、本発明は、圧入しようとするインサートを着脱自在に先端に保持することができるシャフトが、その先端部を本体の先端より突出させてベアリングにより本体内に軸受けされ、インサートをシャフトにより回転させながらワークに圧入するインサート圧入工具において、シャフトとベアリングとの間に、互いの熱膨張差に応じた間隙を形成するか、又は互いの熱膨張差に応ずる弾性材を介在したものである。
第2の課題も達成するため、本発明は、インサートを加熱するためのヒータをシャフトに内蔵したものである。
組み立てを容易にするため、シャフトはベアリングの両端を貫通し、その両端においてシャフトに固定した抜け止め部材によりベアリングに対する両方向へのスラスト移動を規制されている。
インサートを着脱自在に保持するインサート保持部材を、シャフトの先端に交換可能に装着すると、異なるインサートに容易に対応できる。
本体は、手で把持することから、火傷防止を兼ね、またベアリングを本体内に圧入設置しても本体とベアリングとの間の熱膨張差を吸収できるようにするため、弾性を有する断熱素材製とすることが好ましい。
次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に、本発明の実施例1であるインサート圧入工具を示す。このインサート圧入工具Aは、手で把持するに適した太さと長さにした本体(ハウジング)1内に、その先端に開口する軸受室2を形成しているとともに、この軸受室2から延びて基端へ開口するケーブル挿通孔3を形成している。本体1は弾性を有する断熱素材で作られている。
軸受け室2内には、ニードルベアリング(ローラベアリング)4が嵌合して固定されており、このニードルベアリング4にシャフト5が回転自在に軸受けされている。ニードルベアリング4は、その全長が軸受室2内に収まる長さになっているとともに、その基端面4が軸受室2の内面の段部2aと上下に対向して係合するようになっている。
シャフト5は、ニードルベアリング4よりも長く、その両端部がニードルベアリング4より突出しているとともに、シャフト5の先端部は、軸受室2の開口2bを越えて外方へ突出している。シャフト5は、ニードルベアリング4の両端において、抜け止め部材であるC形リング6をシャフト5の外周面の環状溝7に嵌めることにより、ニードルベアリング4に対する両方向へのスラスト移動を規制されている。
シャフト5の先端は上記のように本体1の先端から突出しているが、その突出したシャフト5の先端面には、インサート保持部材8を着脱自在に嵌合することができる嵌合穴9が形成されている。この嵌合穴9に嵌合させたインサート保持部材8はロックネジ10でロックされる。これにより、インサート保持部材8は異なるものを交換可能となっている。
インサート保持部材8には、樹脂等で成形されたインサート11が嵌合により着脱自在に保持される。
シャフト5内には、インサート11を加熱軟化させるため棒状のカートリッジ式ヒータ12が内蔵されている。このヒータ12の先端部はシャフト5内の先端部近くに達しているが、基端部はシャフト5の基端から突出して、軸受室2内の基端部に臨んでいる。軸受室2内に臨んでいるヒータ12の基端から、本体1のケーブル挿通孔3を通じてケーブル13が引き出されている。ケーブル挿通孔3は放熱孔を兼ねるため、ケーブル13を余裕をもって挿通させる内径になっている。ヒータ12はシャフト5と一体に回転するため、ケーブル13は、回転コネクタ13aによってヒータ12と機械的及び電気的に接続されている。
ヒータ12の熱によりシャフト5が加熱されると、これをその回りで軸受けしているニードルベアリング4、更には本体1も当然に加熱される。これらの間で温度勾配ができるとともに、本体1とニードルベアリング4とシャフト5とは材質が異なるため、熱膨張差(特に、加熱初期や昇温中の過渡的な状態で顕著となる)により、ニードルベアリング4に対する予圧、更にはシャフト5に対する加圧力が変動し、ニードルベアリング4の動きが悪くなることが予想される。
そこで、本実施例ではこのようなことを補償するため、つまりヒータ12による加熱後、温度分布が定常状態となってからニードルベアリング4に対する予圧が最適になるように、ニードルベアリング4の内面とシャフト5の外面との間には、それらの熱膨張差に応じた僅かな間隙14が形成されている。
このような間隙14に代えて、ニードルベアリング4の内面とシャフト5の外面との間に、熱膨張差に応ずる弾性材を介在し、これらの間に非線形な剛性を持たせてもよい。すなわち、ヒータ12で加熱後、最初に剛性の低い弾性材が圧縮され、その後、温度分布が定常状態になる程度に加熱された状態(シャフト5が熱膨張した状態)で、ニードルベアリング4に対する予圧が最適になるようにする。
ニードルベアリング4の内面とシャフト5の外面との間に、間隙14を形成、又は弾性材を介在すると、加熱初期には予圧不足になることが予想されるが、インサート11をシャフト5と共に回転させながら、ヒータ12からの熱で加熱軟化させてワーク(圧入される対象物)の孔などに圧入することが目的であるため、使用上の問題はない。インサート11の外周面には、回転させながらの圧入を容易にするとともに、圧入後の抜け止めのため、雌ネジや螺旋状の溝などが形成されている。
図2に示す実施例2は、図1に示した構造のインサート圧入工具Aの複数を、それらの本体1を一体にして並設し、複数のインサートを同時に圧入できるようにしたものである。
図3に示す実施例3は、図1におけるヒータ12を省略し、インサート11を別の外部熱源(図示せず)で加熱するようにしたものであるが、その他の構成は図1の実施例1と同様である。
上述した実施例では、ニードルベアリング(ローラベアリング)4を用いたが、ボールベアリングを用いてもよい。
本発明の実施例1の断面図である。 本発明の実施例2の断面図である。 本発明の実施例3の断面図である。 従来例の斜視図である。
符号の説明
A インサート圧入工具
1 本体
2 軸受室
2a 段部
2b 開口
3 ケーブル挿通孔
4 ニードルベアリング
5 シャフト
6 C形リング
7 環状溝
8 インサート保持部材
9 嵌合穴
10 ロックネジ
11 インサート
12 ヒータ
13 ケーブル
13a 回転コネクタ
14 間隙

Claims (6)

  1. 圧入しようとするインサートを着脱自在に先端に保持することができるシャフトが、その先端部を本体の先端より突出させてベアリングにより本体内に軸受けされ、インサートをシャフトにより回転させながらワークに圧入するインサート圧入工具において、前記シャフトとベアリングとの間に、互いの熱膨張差に応じた間隙が形成されていることを特徴とするインサート圧入工具。
  2. 圧入しようとするインサートを着脱自在に先端に保持することができるシャフトが、その先端部を本体の先端より突出させてベアリングにより本体内に軸受けされ、インサートをシャフトにより回転させながらワークに圧入するインサート圧入工具において、前記シャフトとベアリングとの間に、互いの熱膨張差に応ずる弾性材が介在されていることを特徴とするインサート圧入工具。
  3. インサートを加熱するためのヒータがシャフトに内蔵されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインサート圧入工具。
  4. シャフトはベアリングの両端を貫通し、その両端においてシャフトに固定した抜け止め部材によりベアリングに対する両方向へのスラスト移動を規制されていることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のインサート圧入工具。
  5. インサートを着脱自在に保持するインサート保持部材を、シャフトの先端に交換可能に装着したことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載のインサート圧入工具。
  6. 本体を弾性を有する断熱素材製としたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載のインサート圧入工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101371190B1 (ko) * 2012-05-03 2014-03-12 김종국 인서트 너트 추출용 지그

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