JP4360036B2 - 電力供給装置および方法、プログラム格納媒体、並びにプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力供給装置および方法、プログラム格納媒体、並びにプログラムに関し、特に、電力供給方式の異なる充放電装置に対して、それぞれを識別し、対応する方式で電力を供給できるようにした電力供給装置および方法、プログラム格納媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオカメラなどに使用されるバッテリパックに代表される充放電装置に、充電器などの電力供給装置より電力を供給して蓄えさせる、いわゆる充電技術が一般に普及しつつある。
【0003】
バッテリパック1は、図1に示すようにビデオカメラ2のバッテリ装着部3に装着されるものであり、ビデオカメラ2に電力を供給するものである。
【0004】
バッテリパック1は、一般に、電池の使用可能時間に応じて、すなわち、充電容量に応じて、その大きさ(体積)が大きくなる。従って、バッテリの使用可能時間を長くさせるという課題に対応しようとすると、その分、バッテリパック自体の大きさも増加してしまい、逆に、バッテリパック1自体の大きさを小さくするという課題に対応しようとすると、使用時間も短くなってしまうため、これらの課題を相互に解決することができなかった。
【0005】
しかしながら、近年、この課題を解消すべく、バッテリパックと充電器は技術的に進歩し、バッテリパックは、より高密度に充電することが可能となった。結果として、バッテリパックの充電容量を大きくしても、バッテリパックの小型化が可能となってきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、これらの技術の進歩に併せて、ユーザが、バッテリパックを購入したとしても、一般には、従来型の(バッテリパックが比較的大型な)バッテリパックが廃棄されることは少なく、新たに購入した、小型のバッテリパックと併用されていることが多い。
【0007】
これらの課題に対応すべく、図2に示すような充電器11が開発されている。すなわち、図2の充電器11は、長手方向の長さがL1のラージバッテリパック1a(図3)と、長手方向の長さがL2(<L1)のスモールバッテリパック1b(図4)の2種類のバッテリパックを充電できるように、2種類の端子21a,21bが設けられている。例えば、端子21aは、図3に示すように、ラージバッテリパック1aと呼ばれる、比較的大型のバッテリパックを、スロット22上に端子21aに対応する図示せぬバッテリパック1の端子に接合させ、充電する。このとき、ラージバッテリパック1aの充電情報は、表示部23に表示され、例えば、今の場合、「TIME TO CHG 40m」と表示されており、充電完了まで40分であることが表示されている。また、この他にも、装着されているラージバッテリパック1aの使用可能時間などが、表示切替ボタン24が押下されることにより表示される。
【0008】
また、図4に示すように、端子21aとスロット22の長手方向に対向する位置に端子21bが設けられており、スモールバッテリパック1bの図示せぬ端子が接続されて、充電される。今の場合、表示部23には、「TIME TO CHG 50m」と表示されており、充電完了まで50分であることが表示されている。また、この他にも、装着されているスモールバッテリパック1bの使用可能時間などが、表示切替ボタン24が押下されることにより表示される。
【0009】
しかしながら、上記の充電器11では、例えば、既に、ラージバッテリパック1aが充電を開始している場合、スモールバッテリパック1bの充電完了までの時間や、使用可能時間を表示させようとすると、一度、充電中のラージバッテリパック1aを端子21aから外して、さらに、スモールバッテリパック1bを端子21bに装着した上で表示部23に使用可能時間を表示させた後、再び、スモールバッテリパック1bを端子21bから外して、ラージバッテリパック1aを装着しなければならず、ユーザにとって煩わしい操作が必要となる課題があった。
【0010】
また、例えば、上記の充電器11に設けられた各部位をそれぞれ別個に設けた場合、それぞれの表示部23を設けることにより、充電器11が大型化してしまうという課題があった。
【0011】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、充電中のバッテリパック1と、充電中ではないバッテリパックの両方の充電に関する情報を、表示できるようにさせるものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の電力供給装置は、1つの充放電装置に電力を供給する場合、所定の長さの期間毎に、1つの充放電装置より、充電可能な充電標準容量の情報を受信し、複数の充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、時分割で、複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電可能な充電標準容量の情報を受信する充電標準容量情報受信手段と、1つの充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、1つの充放電装置より、充電中の充電容量の情報を取得し、複数の充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、時分割で、複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電中の充電容量の情報を取得する充電容量情報取得手段と、充放電装置に電力を供給する際、その初期に通常時に供給する電流に較べて、極めて低い電流で、充放電装置に電力を供給する初期電力供給手段と、初期電力供給手段により1つの充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、1つの充放電装置より、充放電装置で測定される電流値の情報を受信し、初期電力供給手段により複数の充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、時分割で、複数の充放電装置の全部より、それぞれの複数の充放電装置で測定される電流値の情報を受信する電流値受信手段と、複数の充放電装置の、それぞれの充電標準容量、充電容量、および、電流値の情報に基づいて、複数の充放電装置の充放電状態に関する情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
前記表示手段により表示される複数の充放電装置の充放電状態に関する情報には、充電容量、充電が完了するまでの時間、または、放電が可能な時間を含ませるようにすることができる。
【0015】
本発明の電力供給方法は、1つの充放電装置に電力を供給する場合、所定の長さの期間毎に、1つの充放電装置より、充電可能な充電標準容量の情報を受信し、複数の充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、時分割で、複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電可能な充電標準容量の情報を受信する充電標準容量情報受信ステップと、1つの充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、1つの充放電装置より、充電中の充電容量の情報を取得し、複数の充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、時分割で、複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電中の充電容量の情報を取得する充電容量情報取得ステップと、充放電装置に電力を供給する際、その初期に通常時に供給する電流に較べて、極めて低い電流で、充放電装置に電力を供給する初期電力供給ステップと、初期電力供給ステップの処理で1つの充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、1つの充放電装置より、充放電装置で測定される電流値の情報を受信し、初期電力供給ステップの処理で複数の充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、時分割で、複数の充放電装置の全部より、それぞれの複数の充放電装置で測定される電流値の情報を受信する電流値受信ステップと、複数の充放電装置の、それぞれの充電標準容量、充電容量、および、電流値の情報に基づいて、複数の充放電装置の充放電状態に関する情報を表示する表示ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明のプログラム格納媒体のプログラムは、1つの充放電装置に電力を供給する場合、所定の長さの期間毎に、1つの充放電装置より、充電可能な充電標準容量の情報を受信し、複数の充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、時分割で、複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電可能な充電標準容量の情報を受信するように、充電標準容量の情報の受信を制御する充電標準容量情報受信制御ステップと、1つの充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、1つの充放電装置より、充電中の充電容量の情報を取得し、複数の充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、時分割で、複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電中の充電容量の情報を取得する充電容量情報取得ステップと、充放電装置に電力を供給する際、その初期に通常時に供給する電流に較べて、極めて低い電流での、充放電装置への電力の供給を制御する初期電力供給制御ステップと、初期電力供給制御ステップの処理により極めて低い電流で1つの充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、1つの充放電装置より、充放電装置で測定される電流値の情報を受信し、初期電力供給制御ステップの処理により極めて低い電流で複数の充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、時分割で、複数の充放電装置の全部より、それぞれの複数の充放電装置で測定される電流値の情報を受信するように、電流値の情報の受信を制御する電流値受信制御ステップと、複数の充放電装置の、それぞれの充電標準容量、充電容量、および、電流値の情報に基づいて、複数の充放電装置の充放電状態に関する情報の表示を制御する表示制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】
本発明のプログラムは、コンピュータに、1つの充放電装置に電力を供給する場合、所定の長さの期間毎に、1つの充放電装置より、充電可能な充電標準容量の情報を受信し、複数の充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、時分割で、複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電可能な充電標準容量の情報を受信するように、充電標準容量の情報の受信を制御する充電標準容量情報受信制御ステップと、1つの充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、1つの充放電装置より、充電中の充電容量の情報を取得し、複数の充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、時分割で、複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電中の充電容量の情報を取得する充電容量情報取得ステップと、充放電装置に電力を供給する際、その初期に通常時に供給する電流に較べて、極めて低い電流での、充放電装置への電力の供給を制御する初期電力供給制御ステップと、初期電力供給制御ステップの処理により極めて低い電流で1つの充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、1つの充放電装置より、充放電装置で測定される電流値の情報を受信し、初期電力供給制御ステップの処理により極めて低い電流で複数の充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、時分割で、複数の充放電装置の全部より、それぞれの複数の充放電装置で測定される電流値の情報を受信するように、電流値の情報の受信を制御する電流値受信制御ステップと、複数の充放電装置の、それぞれの充電標準容量、充電容量、および、電流値の情報に基づいて、複数の充放電装置の充放電状態に関する情報の表示を制御する表示制御ステップとを実行させることを特徴とする。
【0018】
本発明の電力供給装置および方法、並びにプログラムにおいては、1つの充放電装置に電力を供給する場合、所定の長さの期間毎に、1つの充放電装置より、充電可能な充電標準容量の情報が受信され、複数の充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、時分割で、複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電可能な充電標準容量の情報が受信され、1つの充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、1つの充放電装置より、充電中の充電容量の情報が取得され、複数の充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、時分割で、複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電中の充電容量の情報が取得され、充放電装置に電力を供給する際、その初期に通常時に供給する電流に較べて、極めて低い電流で、充放電装置に電力が供給され、極めて低い電流で1つの充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、1つの充放電装置より、充放電装置で測定される電流値の情報が受信され、極めて低い電流で複数の充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、時分割で、複数の充放電装置の全部より、それぞれの複数の充放電装置で測定される電流値の情報が受信され、複数の充放電装置の、それぞれの充電標準容量、充電容量、および、電流値の情報に基づいて、複数の充放電装置の充放電状態に関する情報が表示される。
【0019】
【発明の実施の形態】
図5は、本発明に係るSQ(Super Quick)バッテリパック31の一実施の形態の構成を示す図である。SQバッテリパック31は、従来のスモールバッテリパック1bと同様のサイズであり、ビデオカメラ2のバッテリ装着部3に装着される。尚、バッテリパックのサイズは、小型化され、スモールバッテリパック1bのサイズが一般的となっているので、以下、スモールバッテリパック1bについて、従来のバッテリパック1と称する。
【0020】
SQバッテリパック31は、例えばビデオカメラ2のバッテリ装着部3に装着され、このビデオカメラ2に対して電源を供給する一方、図8を参照して、後述する充電器151にも装着可能に構成されており、充電される。また、バッテリ装着部3には、従来型のバッテリパック1(図7)も装着可能である。尚、SQバッテリパック31は、バッテリパック1と比べて、充電器151において、充電する際、より大電流で充電することができるため、従来のバッテリパック1と比較して充電時間が短くなっている。
【0021】
次に図2を参照して、SQバッテリパック31の詳細について説明する。図5に示すように、図21を参照して後述するバッテリセル251a、または、251bを内部に収納するケース101が設けられている。
【0022】
SQバッテリパック31のケース101は、例えば合成樹脂材料によって形成されている。ケース101の幅方向の両側面には、バッテリ装着部3、または、充電器151のスロット162a、または、162bに対して、図5中矢印A方向で示される装着方向へガイドするためのガイド溝102a乃至102d(図6)がそれぞれ形成されている。図5では、ガイド溝102a,102bのみが表示されている。
【0023】
尚、以下の説明において、ガイド溝102a乃至102dを、個々に区別する必要がないとき、単にガイド102と称する。また、他の構成についても同様とする。
【0024】
各側面の各ガイド溝102は、図6に示すように、一端がケース101の底面部115に開口して形成されており、ケース101の長手方向に並列してそれぞれ形成されている。
【0025】
バッテリ装着部3、または、充電器151のスロット162に対する図6中矢印A方向で示される装着方向の前面部111には、ケース101の幅方向の両側に入出力端子112,113がそれぞれ配設されており、幅方向の略中央に通信端子114が配設されている。
【0026】
入出力端子112,113は、充電器151から電力の供給を受ける端子である。通信端子114は、充電器151とSQバッテリパック31の充電容量、充電標準容量、および、充電モードなどの情報を通信する。また、各入出力端子112,113および通信端子114の外方に臨む一端は、ケース101の前面部111に形成された略矩形状の凹部内に位置されている。その結果、バッテリ装着部3、または、充電器151は、各接続端子以外の箇所に当接することによる破損を防止する構成となっている。
【0027】
ケース101の底面部115の図6中矢印A方向で示される装着方向の前面部(長手方向の前面部)111には、一対の規制凹部116,117が、それぞれ形成されている。これら規制凹部116,117は、図6に示すように、幅方向のほぼ中心線(図示せず)に対して線対称にそれぞれ形成されている。装着の際に、これらの規制凹部116,117は、充電器151の規制凸部206,207(図16)に係合して、このスロット162に対するケース101の底面部115の幅方向の傾斜を規制する。
【0028】
この規制凹部116,117は、図6に示すように、ケース101の底面部115に直交して形成された第1の部分と、この第1の部分に直交して形成された第2の部分とを有しており、断面略L字状に形成されている。
【0029】
また、ケース101の底面部115の略中央には、適合するスロット162を識別するための略矩形状の識別用凹部118が形成されている。
【0030】
識別用凹部118は、図6に示すように、ケース101の幅方向のほぼ中心線上に位置するとともに、ケース101の底面部115の略中央から前面部111側に位置して形成されている。この識別用凹部118内部の底面には、ケース101の幅方向のほぼ中心線上に位置して、略矩形状の識別用溝119が長手方向の両端に連続して形成されている。この識別用凹部118内には、ケース101の底面部115の幅方向の両側に、段部がそれぞれ形成されている。この識別用凹部118の幅方向の寸法は、寸法幅W0(W0は、所定の寸法である)に形成されている。
【0031】
また、通信端子114に隣接するガイド溝120は、ケース101の長手方向と平行に形成されている。このガイド溝120は、ケース101の前面部111に一端を開口するとともに、他端が識別用凹部118に連続されて形成されている。このガイド溝120には、ケース101の前面部111側に隣接する位置に、ケース101の底面部115に直交する方向である深さが異なる段部121が形成されている。そして、ガイド溝120は、SQバッテリパック31を充電器151のスロット162に対する図中矢印A方向で示されている装着方向にガイドする。
【0032】
ケース101の底面部115には、図6に示すように、通信端子114を挟んでガイド溝120と対向する位置に、ガイド溝122が形成されている。このガイド溝122は、ケース101の底面部115の長手方向と平行に形成されている。
【0033】
ケース101の幅方向の両側面には、入出力端子112,113に隣接する規制溝103(図示されていないが、前面部111を正面にして左側面の同じ位置にも設けられている)が形成されている。規制溝103は、前面部111に開口するとともに底面部115に略平行にそれぞれ形成され、充電器151のスロット162に対して底面部115の幅方向の傾斜を規制する。
【0034】
ケース101の底面部115には、充電器151に装着された際に、スロット162に係合される小ロック用凹部124および大ロック用凹部125がそれぞれ形成されている。小ロック用凹部124は、略矩形状に形成されており、ケース101の幅方向のほぼ中心線上に位置して、識別用凹部118に隣接する位置に形成されている。大ロック用凹部125は、小ロック用凹部124よりやや大とされた略矩形状に形成されており、ケース101の幅方向のほぼ中心線上に位置して、装着方向の背面側にそれぞれ形成されている。
【0035】
バッテリパック種別判定用凹部131は、充電器151のスロット162に装着する際に、SQバッテリパック31とバッテリパック1を識別するための凹部である。バッテリパック種別判定用凹部131は、図7に示す、従来型のバッテリパック1のBに示す部分に対して、底面部115から見て、ガイド溝122と同じ深さで、かつ、規制部117の長手方向と同じ長さ分だけ、凹部が形成されている。すなわち、バッテリパック種別判定用凹部131は、従来型のバッテリパック1の底面部115の一部が切り取られたような構成となっている。尚、従来のバッテリパック1とSQバッテリパック31との外形上の違いは、バッテリパック種別判定用凹部131の有無だけであるので、その他の説明は省略する。
【0036】
次に、図8を参照して、充電器151の構成を説明する。
【0037】
充電器151は、2個のバッテリパックを装着することができ、1個のバッテリパック1、または、SQバッテリパック31を充電できる他、2個装着された場合、先に装着されたバッテリパック1、または、SQバッテリパック31から充電を開始し、その充電が完了したところで、リレーして後に装着されたバッテリパック1、または、SQバッテリパック31を充電する機構となっている。
【0038】
充電器151の端子シャッタ161a,161bは、板状のものであり、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1が装着されないとき、充電器151本体に内蔵された図示せぬバネの反発力により図中矢印A方向と対向する方向に押し出され、所定の長さで固定され、後述する充電器151の各端子部分を覆い隠し、保護している。また、端子シャッタ161は、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1がスロット162に沿って、装着されるとき、前面部111により図中矢印A方向に、図示せぬバネの反発力に対向して押圧されると、図中矢印A方向にスライドし、充電器151の本体に収納される。このように端子シャッタ161が収納されることにより、充電器151の端子部分が露出され、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1が装着(接続)される。尚、スロット162の詳細については、後述する。
【0039】
DC(Direct Current)入力端子163は、充電器151に電力を供給する図示せぬケーブルが装着される端子であり、定格電力が供給される。DC出力端子164は、DC入力端子163により供給された電力をビデオカメラ2に出力する図示せぬケーブルが装着される端子であり、ビデオカメラ2に対応した電圧値、および、電流値の電力を出力する。尚、図示していないが、AC(Active Current)入力端子も設けられている。
【0040】
充電ランプ165a,165bは、スロット162a,162bのそれぞれに装着されたバッテリパックのうち、現在電力を供給中の(充電中の)バッテリパックを示すためのランプであり、電力を供給しているスロット162に対応する充電ランプ165が点灯する。
【0041】
モード切替スイッチ166は、充電器151の動作モードを切替えるスイッチであり、DC出力端子164に装着されたビデオカメラに出力するモードか、または、スロット162に装着されたバッテリパックの充電を行う充電モードかのいずれかを選択するスイッチである。
【0042】
充電モードランプ167は、充電器151の充電時の2個のモードを示すものである。一方の充電モードは、急速充電モードであり、従来型のバッテリパック1の充電用のモードであり、他方は、超急速充電モードであり、SQバッテリパック31の充電用のモードである。尚、超急速充電モードとは、急速充電モードと比較すると大電流で高速に充電させるモードである。
【0043】
表示部168は、LCD(Liquid Crystal Display)などからなり、充電状態やその他の情報を表示する。
【0044】
図9は、表示部168の詳細を示したものである。尚、図9においては、LCDとして表示できる部分が全て表示された状態を示している。従って、実際の表示は、図9に示す表示のうちの一部が表示されることになる。
【0045】
充電異常表示部181は、表示部168の左上に位置している「充電異常」と示された部分であり、装着されたSQバッテリパック31、または、バッテリパック1の充電中に異常が感知されたとき、表示される。
【0046】
充電残り時間表示部182は、充電残り時間を表示するものであり、「実用満充電終了まで」とある表示のうち、実用充電時間、すなわち、使用することができる充電状態までの時間を表示するとき「実用充電終了まで」が表示され、完全に充電されるまでの充電時間を示すとき「満充電終了まで」が表示され、このとき、時間表示部183には、それぞれの充電終了までの時間が表示される。
【0047】
使用可能時間表示部184は、装着されたSQバッテリパック31、または、バッテリパック1の使用可能時間を示するとき表示され、そのとき、時間表示部183には、対応する使用可能時間が表示される。
【0048】
ビデオカメラ表示部185は、モード切替スイッチ166によりビデオカメラ2に電力を供給しているモードのとき、表示される。
【0049】
満充電表示部186は、装着されたSQバッテリパック31、または、バッテリパック1の充電状態が満充電(充電容量の100%)になったとき、表示される。バッテリマーク187は、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1の充電状態を表示するもので、満充電に近付くに連れて、表示部分が増えるようになり、逆に、充電されている容量が少ないとき、表示部分が減少する。尚、バッテリマークの表示については、図26乃至図32を参照して、後述する。
【0050】
ここで、図8の充電器151の説明に戻る。
【0051】
充電スロット表示ランプ169は、スロット162a,162bのそれぞれを示す2個のランプから構成されており、現在、表示部168が、いずれに装着されているバッテリパックの情報を表示しているかを示すランプである。
【0052】
表示切替ボタン170は、押下される毎に、表示部168の表示内容を変化させるボタンであり、押下するごとに、表示スロット162の切替え(充電スロットランプ169の切替え)、充電終了までの時間表示、および、使用可能時間表示を切替える。すなわち、例えば、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1が、スロット162aにだけ装着され場合、図10に示すように、表示部168には、使用可能時間が表示され、今の場合、「使用可能時間20分」と表示され、充電スロット表示ランプ169のスロット162aに対応する「1」が点灯した状態となる。この状態で、表示切替ボタン170が押下されると、図11に示すように実用充電終了までの充電時間が表示され、今の場合、「実用充電終了まで45分」と表示されている。この状態で、さらに、表示切替ボタン170が押下されると、図12に示すように、満充電までの充電時間が表示され、今の場合、「満充電終了まで1時間45分」と表示されている。この状態で、さらに、表示切替ボタン170が押下されると、表示部168の表示は、図10に戻る。すなわち、表示切替ボタン170が押下される毎に、表示部168の表示は、図10乃至図12順序で順次切り替わる。
【0053】
また、2個のスロット162の両方にSQバッテリパック31、または、バッテリパック1が装着された場合、例えば、スロット162aに最初にSQバッテリパック31、または、バッテリパック1が装着された場合、スロット162aに装着されたSQバッテリパック31、または、バッテリパック1の情報が、図10乃至図12に示されたように、順次、表示切替ボタン170が押下される毎に表示部168に表示される。さらに、図12に示した状態で、表示切替ボタン170が押下されると、図13に示すように、スロット162bに装着されたSQバッテリパック31、または、バッテリパック1の使用可能時間が表示され、今の場合、「使用可能時間8分」と表示され、充電スロット表示ランプ169のスロット162bに対応する「2」が点灯した状態となる。この状態で、表示切替ボタン170が押下されると、図14に示すように、表示部168には、スロット162bに装着されたSQバッテリパック31、または、バッテリパック1の実用充電が完了するまでの時間が表示され、今の場合、「実用充電終了まで50分」と表示されている。さらに、この状態で表示切替ボタン170が押下されると、図15に示すように、表示部168には、スロット162bに装着されたSQバッテリパック31、または、バッテリパック1の満充電が完了するまでの時間が表示され、今の場合、「満充電終了まで1時間50分」と表示されている。さらに、この状態で表示切替ボタン170が押下されると、表示部168は、図10の表示に戻る。すなわち、2個のスロット162の両方に、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1が装着されているとき、表示切替ボタン170が押下される毎に、図10乃至図15の表示が順次切替えられる。
【0054】
次に、図16を参照して、スロット162の詳細な構成について説明する。尚、スロット162a,162bは、共に、同様の構成となっている。
【0055】
スロット162は、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1の底面115の形状よりやや大きく形成されている。スロット162は、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1の幅方向の両側面に対向する各側面に、載置面208に隣接して、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1の各ガイド溝102にそれぞれ係合する一対のガイド凸部201a,201bを備える。尚、図示しないが、ガイド部201a,201bは、スロット162の幅方向に対向する位置にさらに2個形成されている。
【0056】
スロット162は、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1の装着の際に、ケース101の各ガイド溝102にガイド凸部201がそれぞれ挿入されることによって、ケース101の底面115を載置面208に略平行とさせて挿入方向をガイドするとともに、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1を保持する。
【0057】
SQバッテリパック31、または、バッテリパック1の装着時に、その前面部111に対向するスロットの突当面205側には、接続端子202,203、および、通信端子204が配設されている。これらの端子は、通常、端子シャッタ161が、矢印A方向の対向方向に、規制凸部206,207のL字状となった、図中の右側面と同じ位置まで、スライドした状態となって覆われており、衝撃などから保護されている。尚、図16においては、端子シャッタ168が、図中矢印A方向にスライドし、充電器151本体に収納された状態を示している。
【0058】
接続端子202,203は、スロット162の幅方向の両側に位置してそれぞれ設けられ、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1の入出力端子112,113にそれぞれ接続される。通信端子204は、スロット162の幅方向の略中央に位置して、バッテリパック1の通信端子114に接続される。接続端子202,203、および、通信端子204は、スロット162の突当面205に、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1の底面115に平行とされるとともに、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1の長手方向と平行にそれぞれ設けられている。
【0059】
また、スロット162には、突当面205と載置面208とに跨って、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1の各規制凹部116,117にそれぞれ係合する一対の規制凸部206,207が、幅方向にほぼ中心線に対して線対称にそれぞれ一体に形成されている。
【0060】
これら各規制凸部206,207は、載置面208に直交して形成された第1の部分と、この第1の部分に直交して形成された第2の部分とを有しており、断面略L字状を呈して形成されている。これら各規制凸部206,207は、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1の底面115がスロット162の載置面208に対して幅方向に傾斜された状態とされることを規制する。
【0061】
また、スロット162には、突当面205と載置面208とに跨って、通信端子204に隣接する位置に、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1の挿入方向をガイドするガイド凸部210が一体に形成されている。このガイド凸部210は、図16に示すように、載置面208の長手方向と平行に形成されており、装着されるSQバッテリパック31、または、バッテリパック1の底面115のガイド溝120に係合する位置に形成されている。
【0062】
また、スロット162には、突当面205と載置面208とに跨って、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1の装着方向をガイドするガイド凸部211が、載置面208の長手方向と平行に一体に形成されている。このガイド凸部211は、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1のガイド溝122に係合することによって、装着方向をガイドする。
【0063】
また、スロット162の幅方向の両側面に、規制溝123に係合する規制爪209がそれぞれ一体に突出形成されている。規制爪209は、載置面208に平行とされるとともに、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1の長手方向に平行に形成されている。尚、規制爪209は、矢印A方向と垂直方向にスロット162の対向する面に、図示しないが、さらに、もう1個形成されている。
【0064】
また、スロット162には、載置面208の略中央に、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1が充電可能か否かを識別する識別用凹部118に係合する識別用凸部212が一体に形成されている。この識別用凸部212は、略直方体状に形成されている。この識別用凸部212の先端部には、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1の識別溝119に係合する凸片212aが一体に形成されている。そして、この識別用凸部212は、図16に示すように、載置面208の幅方向に平行な寸法が、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1の識別用凹部118の幅W0より小とされた幅W1に形成されており、識別用凹部118に挿入可能とされている。また、識別用凸部212は、突当面205から直交する方向に所定の距離だけ隔てた位置に形成されている。
【0065】
充電ON/OFFスイッチ213は、図中下方向に押圧可能なバネ状のスイッチであり、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1がスロット162に装着される際、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1が載置面208上に底面部115と接するように載置され、さらに、図中矢印A方向にスライドしながら、充電ON/OFFスイッチ213のバネの反発力以上に押圧されると、ONにされ、充電の開始をマイクロコンピュータ271(図21)に出力する。
【0066】
バッテリパック種別判定スイッチ214は、図中下方向に押圧可能なバネ状のスイッチであり、装着されたバッテリパックが従来型のバッテリパック1か、または、SQバッテリパック31であるかを識別するスイッチである。例えば、図17に示すように、SQバッテリパック31が装着される場合、SQバッテリパック31のバッテリパック種別判定スイッチ214に対応する位置には、バッテリパック種別判定用凹部131が設けられており、この凹部のため、図18に示すように、バッテリパック種別判定スイッチ214は、SQバッテリパック31の底面部115により押圧されない。このとき、接点291a,291bは、バネ292の図中上下方向の反発力により、接触したままの状態となり、通電している情報が、マイクロコンピュータ271(図21)に通知されることにより、後述する充電時には、装着されたバッテリパックが、SQバッテリパック31であることを認識させる。尚、バッテリパック種別判定スイッチ214は、接点291a,291bが接触しているとき、OFFであると判定する。
【0067】
一方、図19に示すように、従来型のバッテリパック1が装着されると、バッテリパック1のバッテリパック種別判定スイッチ214に対応する位置には、図7に示した凹部のないBの部分が、図中矢印A方向にスライドするため、底面部115が、図20に示すように、バネ292の図中上下方向の反発力以上の力で、バッテリパック種別判定スイッチ214を押圧する。このとき、接点291a,291bは非接触の状態となり、通電しない状態となり、この情報が、マイクロコンピュータ271(図21)に通知されることにより、後述する充電時には、装着されたバッテリパックが、従来型のバッテリパック1であることを認識させる。尚、バッテリパック種別判定スイッチ214は、接点291a,291bが非接触の状態のとき、ONであると判定する。
【0068】
以上のようにスロット162が構成されることによって、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1は、充電器151に対して装着可能となる。
【0069】
なお、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1を装着するビデオカメラ2のバッテリ装着部3も、スロット162と同様の構成となっている。
【0070】
次に、図21を参照して、SQバッテリパック31、および、充電器151の電気的構成について説明する。尚、図21には、スロット162a,162bのいずれにもSQバッテリパック31を装着しているが、いずれの構成も同様である。
【0071】
SQバッテリパック31のバッテリセル251は、入出力端子112,113より充電器151から供給される電力を蓄えるセルである。
【0072】
マイクロコンピュータ252は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、および、ROM(Read Only Memory)より構成され、reg(regulator)253を介して供給される電力により駆動する。マイクロコンピュータ252は、充電器151のマイクロコンピュータ271、または、ビデオカメラ2の図示せぬマイクロコンピュータなどから、通信回路254を介して送信されてくる、使用終了時のバッテリセル251の充電容量や満充電時の充電標準容量を記憶しており、通信回路254を制御して、通信端子114を介して、充電器151に情報を供給する。尚、ここで言う、充電容量とは、そのときにバッテリセル251が、放電できる電流値に、放電できる時間を乗じたものである。また、充電標準容量とは、満充電状態でバッテリセル251が、放電できる電流値に、放電できる時間を乗じたものである。
【0073】
電流検出器255は、抵抗256との構成により、バッテリセル251に通電されている充電電流値を検出し、マイクロコンピュータ252に出力する。
【0074】
尚、従来型のバッテリパック1も同様の構成であるが、バッテリセル251の特性が異なり、SQバッテリパック31に比べて、大電流での充電ができない。
【0075】
次に、充電器151の電気的構成について説明する。
【0076】
充電器151のマイクロコンピュータ271は、CPU、RAM、および、ROMから構成されており、充電器151の各種の処理を実行すると共に、各種の情報を表示部168に表示させる。通信回路272は、マイクロコンピュータ271により制御され、通信切替器273により、スロット162a、または、162bに装着されたSQバッテリパック31a,31bのいずれかと通信する。
【0077】
充電切替スイッチ274は、マイクロコンピュータ271により制御され、充電の開始時に、休止状態の端子である端子274aから、充電するスロット162a、または、162bのいずれかに対応する、端子274b、または、端子274cのいずれかの切替える。
【0078】
充電モード切替スイッチ275は、マイクロコンピュータ271により制御され、バッテリパック種別判定スイッチ214のONまたはOFFに応じた充電モードに切替える。すなわち、充電モード切替スイッチ275は、スロット162に装着されたバッテリパックの種類に応じて、充電時に、休止状態の端子275aから、バッテリパック1の場合、急速充電モード電源276に接続する端子275cに切替えられ、SQバッテリパック31の場合、充電電流値が、急速充電モード電源276より大きな超急速充電モード電源276に接続する端子275cに切替えられる。さらに、装着されたバッテリパック1、または、SQバッテリパック31に対して、充電を開始する初期の段階では、極低電流(約100mA)で充電する初期充電が一般的に行われており、充電モード切替スイッチ275は、端子274dに接続されて、初期充電モード電源278に切替えられる。尚、この初期充電は、例えば、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1が過充電状態である場合や、図示せぬ過電流保護回路が作用する場合などの、通常充電電流では、バッテリセル251の特性を劣化させる状態の場合、使用される。さらに、充電モード切替スイッチ275が端子275eに切替えられたとき、AC電源280は、外部の図示せぬAC入力端子より供給される電力をDCに変換し、SQバッテリパック1に供給する。
【0079】
電圧検出器279は、充電しようとするSQバッテリパック31、または、バッテリパック1の充電電圧を計測し、マイクロコンピュータ271に出力する。この電圧検出器279により計測されるSQバッテリパック31、または、バッテリパック1の充電電圧値は、それぞれの通信回路254から充電器151の通信回路272を介して、取得できる情報であるが、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1が過放電状態(例えば、充電容量がゼロとなった状態)であるとき、マイクロコンピュータ252や通信回路254自体を駆動できない場合でも、充電器151側でSQバッテリパック31、または、バッテリパック1の充電電圧値を測定できるように設けられている。
【0080】
次に、図22のフローチャートを参照して、充電器151のスロット162にSQバッテリパック31を装着して、充電させる場合の充電情報の読出し処理について説明する。
【0081】
ステップS1において、マイクロコンピュータ271は、充電が開始されたか否かを判定し、充電が開始されるまで、その処理を繰り返し、例えば、スロット162aに最初にSQバッテリパック31が装着されて、充電ON/OFFスイッチ213がONにされ、充電切替スイッチ274が端子274bに接続され、充電が開始されたと判定された場合、その処理は、ステップS2に進む。
【0082】
ステップS2において、マイクロコンピュータ271は、2巻目の充電が開始されたか否かを判定し、例えば、1巻目のSQバッテリパック31aの充電だけがされていると判定した場合、その処理は、ステップS3に進む。尚、今の場合、1巻目とは、最初に充電が開始されたスロット162aに装着されたSQバッテリパック31aを示す。
【0083】
ステップS3において、マイクロコンピュータ271は、通信回路272を制御し、さらに、通信切替器273を制御して、1巻目のSQバッテリパック31aの充電情報として、充電標準容量、および、初期充電電流値を、装着されたスロット162aのSQバッテリパック31aのマイクロコンピュータ252aに要求し、受信すると共に、電圧検出器279を制御して、現在のSQバッテリパック1aの充電電圧値を取得する。
【0084】
ここで、図23のフローチャートを参照して、SQバッテリパック31aの充電情報送信処理について説明する。ステップS21において、マイクロコンピュータ252aは、充電器151より充電情報の要求があったか否かを判定し、要求があるまでその処理を繰り返す。ステップS21において、例えば、図22のフローチャートのステップS3の処理により、SQバッテリパック31aの充電情報の要求があった場合、ステップS22において、マイクロコンピュータ252aは、RAMに記憶されている充電情報として、充電標準容量、および、電流検出器255aにより検出した充電時の充電電流値を読み出す。ステップS23において、マイクロコンピュータ252aは、通信回路254aを制御して、読み出した充電情報を充電器151のマイクロコンピュータ271に送信する。尚、以下において、SQバッテリパック31a,31bが、充電情報を送信する処理は、同様であるので、その説明は省略する。
【0085】
ここで、図22のフローチャートの説明に戻る。
【0086】
ステップS4において、マイクロコンピュータ271は、7.5秒経過したか否かを判定し、経過するまでステップS3の処理を継続し、7.5秒経過したと判定した場合、その処理は、ステップS5に進む。
【0087】
ステップS5において、マイクロコンピュータ271は、スロット162aに装着された1巻目のSQバッテリパック31の充電情報の読出しの処理を中断する。ステップS6において、マイクロコンピュータ271は、7.5秒経過したか否かを判定し、7.5秒経過するまで、その処理を継続し、7.5秒経過した場合、ステップS7において、充電が完了したか否かを判定する。ステップS7において、例えば、充電が完了していないと判定された場合、その処理は、ステップS2に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0088】
ステップS2において、2巻目のSQバッテリパック31が装着されたと判定された場合、すなわち、今の場合、スロット162bにSQバッテリパック31が装着された場合、ステップS8において、1巻目のSQバッテリパック31aの充電情報が読み出される。
【0089】
ステップS9において、7.5秒が経過したか否かが、判定され、経過するまでその処理が繰り返され、7.5秒が経過した場合、その処理は、ステップS10に進む。
【0090】
ステップS10において、マイクロコンピュータ271は、SQバッテリパック31aとの通信を中断し、通信切替器273を制御して、スロット162bに装着された、2巻目のSQバッテリパック31bの充電情報を読み出し、ステップS11において、7.5秒が経過するまで処理が継続され、7.5秒が継続したと判定された場合、その処理は、ステップS12に進む。
【0091】
ステップS12において、マイクロコンピュータ271は、2巻目の充電情報を全て読み出したか否か判定し、読み出していないと判定した場合、ステップS13において、2巻目のSQバッテリパック31bとの通信を中断し、1巻目のSQバッテリパック31aの充電情報を読み出し(通信を再開し)、その処理は、ステップS9に戻り、7.5秒経過するまでその処理が繰り返される。
【0092】
ステップS12において、2巻目の充電情報が全て読み出されたと判定された場合、その処理は、ステップS7に進み、それ以降の処理が繰り返される。
【0093】
すなわち、1巻目のSQバッテリパック31aの充電情報が7.5秒間隔で読み出され、次の7.5秒では中断される処理が繰り返される。また、この間、図23のフローチャートで説明した、SQバッテリパック31aの充電情報の送信処理は、図示しないが、結果的に充電器151の処理と同期して、7.5秒間処理が実行され、次の7.5秒間は中断される処理が繰り返される。
【0094】
また、2巻目のSQバッテリパック31bが装着されると、その充電情報が読み出されるまでは、ステップS9乃至S13の処理が繰り返されて、図24に示すように、15秒のうち、時刻ta乃至tbで示される7.5秒間は、1巻目のSQバッテリパック31aの充電情報が読み出され、次の時刻tb乃至tcで示される7.5秒間は、2巻目のSQバッテリパック31bの充電情報が読み出されることになる。
【0095】
さらに詳細には、図25に示すように、例えば、時刻t1において、図22のフローチャートのステップS2の処理で、2巻目のSQバッテリパック31が装着される処理がなされた場合、時刻t2において、ステップS8の処理が実行され、時刻t3において、ステップS10の処理が実行され、時刻t4において、ステップS13の処理が実行される。以降、時刻t4乃至t12においては、ステップS9乃至S13の処理が順次繰り返され、時刻t12において、2巻目の充電情報が全て読み出されたと判定されると、時刻t12以降において、ステップS2乃至S7の処理が繰り返される。
【0096】
以上においては、7.5秒間隔で処理を切替える場合の例について説明してきたが、それ以外の時間間隔であってもよい。
【0097】
次に、図26のフローチャートを参照して、図22のフローチャートで説明した、充電情報の読出し処理により読み出された充電情報に基づいて、充電状態を表示する充電状態表示処理について説明する。この処理においては、既に、スロット162aで1巻目のSQバッテリパック31が充電中であるものとする。
【0098】
ステップS31において、マイクロコンピュータ271は、2巻目のSQバッテリパック31が装着されたか否かを判定し、装着されたと判定された場合、その処理は、ステップS32に進む。
【0099】
ステップS32において、マイクロコンピュータ271は、充電モード切替スイッチ275を端子275dに切替、初期充電モード電源278に切替え、さらに、充電切替スイッチ274を端子274cに切替えて、初期充電を開始し、電圧検出器279を制御して、充電電圧値Vbを読出す。
【0100】
ステップS33において、充電電圧値Vbが最低電圧値Ve(充電容量をゼロとみなす電圧値であり、例えば、Ve=約6V)以上であるか否かが判定され、例えば、充電電圧値Vbが最低電圧値Ve以上であると判定された場合(マイクロコンピュータ252を起動させることができ、通信回路254による通信が可能な程度の充電容量があると判定された場合)、その処理は、ステップS34に進む。
【0101】
ステップS34において、マイクロコンピュータ271は、通信回路272、および、通信切替器273を制御して、2巻目のSQバッテリパック31bが装着されたスロット162bとの通信に切替させ、充電前の充電容量Qb、初期充電電流値Ic、および、充電標準容量Qsを要求し、読出す。
【0102】
ステップS35において、充電電圧値Vbが、最大電圧値Vf(例えば、Ve=約8V)以上であるか否かが判定され、例えば、充電電圧値Vbが、最大電圧値Vf以上であると判定された場合(満充電時の充電電圧値以上であると判定された場合)、その処理は、ステップS36に進む。
【0103】
ステップS36において、初期充電電流値Icが、最小電流値Im(例えば、Im=約50mA)以下であるか否かが判定され、初期充電電流値Icが、最小電流値Im以下であると判定された場合、ステップS37において、マイクロコンピュータ271は、2巻目のSQバッテリパック31が満充電であるとみなし(満充電時は、バッテリセル251自体がそれ以上の電力を充電できない状態となるので、初期充電電流値Icが最小電流値Im以下となる)、表示部168を制御して、満充電表示部186を表示させ、図27に示すように、満充電であることを示すバッテリマーク187を表示する。
【0104】
ステップS38において、マイクロコンピュータ271は、充電容量Qb、充電標準容量Qs、充電電圧値Vb、および、充電容量Qから、必要充電時間、および、使用可能時間を算出し、表示部168に表示させ、その処理は、ステップS31に戻る。
【0105】
ステップS36において、初期充電電流値Icが、最小電流値Im以下ではないと判定した場合、マイクロコンピュータ271は、充電電圧値Vbが満充電であるが、まだ、電力供給を受けられるので、90%充電状態であると判定し、ステップS39において、図28に示すように、90%の充電であることを示すバッテリマーク187を表示する。尚、90%充電状態からの充電は、満充電に近付くに連れて、充電電流が減少するので、90%充電から満充電に至るまでは、充電の進行速度が低下する。そのため、90%充電の表示と、満充電の表示は、区別する必要があり、ステップS36においては、その表示を区別するため、初期充電電流値Icと最小充電電流値Imの比較を行うことで、90%充電と満充電を区別して表示させるようにしている。
【0106】
ステップS35において、充電電圧値Vbが最大電圧値Vf以上ではないと判定された場合、ステップS40において、充電容量Qが、充電標準容量Qsの3/5倍以上であるか否かが判定され、充電容量Qが、充電標準容量Qsの3/5倍以上であると判定された場合、ステップS41において、図29に示すように、60%充電であることを示すバッテリマーク187を表示する。
【0107】
ステップS40において、充電容量Qが、充電標準容量Qsの3/5倍以上ではないと判定された場合、ステップS42において、充電容量Qが、充電標準容量Qsの2/5倍以上であるか否かが判定され、充電容量Qが、充電標準容量Qsの2/5倍以上であると判定された場合、ステップS43において、図30に示すように、40%充電であることを示すバッテリマーク187を表示する。
【0108】
ステップS42において、充電容量Qが、充電標準容量Qsの2/5倍以上ではないと判定された場合、ステップS44において、充電容量Qが、充電標準容量Qsの1/5倍以上であるか否かが判定され、充電容量Qが、充電標準容量Qsの1/5倍以上であると判定された場合、ステップS45において、図31に示すように、20%充電であることを示すバッテリマーク187を表示する。
【0109】
ステップS44において、充電容量Qが、充電標準容量Qsの1/5倍以上ではないと判定された場合、ステップS46において、図32に示すように、10%充電であることを示すバッテリマーク187を表示する。
【0110】
ステップS33において、充電電圧値Vbが、最低電圧値Ve以上ではないと判定された場合、ステップS47において、マイクロコンピュータ271は、充電容量がゼロ(過放電状態)であるとみなし、表示部168を制御して、図32に示すバッテリマーク187を表示させる。このとき、充電容量がゼロであるので、SQバッテリパック31、または、バッテリパック1の通信回路254は、使用できず、充電情報が得られないため、ステップS37における、必要充電時間、および、使用可能時間の計算は実行できないのでスキップされる。その結果、バッテリマーク187の表示は、10%充電の場合と同様であるが、必要充電時間、および、使用可能時間が表示されないので、充電容量がゼロであることを示すことができる。
【0111】
ステップS31において、2巻目が装着されないと判定された場合、ステップS48において、マイクロコンピュータ271は、1巻目の充電状態を表示する。ステップS49において、充電が完了したSQバッテリパック31、または、バッテリパック1が存在するか否かが判定され、充電が完了されたSQバッテリパック31、または、バッテリパック1が存在しないと判定された場合、その処理は、ステップS31に戻り、充電が完了されたSQバッテリパック31、または、バッテリパック1が存在するまで、ステップS31,S48,S49の処理が繰り返される。
【0112】
ステップS49において、充電が完了したSQバッテリパック31、または、バッテリパック1が存在すると判定された場合、ステップS50において、表示部168を制御して、充電が完了したことを表示する。ステップS51において、さらに、充電中のSQバッテリパック31、または、バッテリパック1が存在するか否かが判定され、存在しないと判定された場合、その処理は終了し、存在すると判定された場合、マイクロコンピュータ271は、表示部168を制御して、リレーされて充電が開始された2巻目のSQバッテリパック31、または、バッテリパック1の充電状態を1巻目の充電状態として表示させる。
【0113】
以上においては、充電器151に、同じサイズのスロット162が2個設けられた場合を例として説明してきたが、それ以上の個数のスロットが設けられていても良いし、または、サイズの異なるスロット162を設けるようにしても良い。
【0114】
以上によれば、充電中のSQバッテリパック31、または、バッテリパック1の充電情報(使用可能時間、充電終了時間、または、充電容量等)と共に、充電中ではないSQバッテリパック31、または、バッテリパック1の充電情報を、充電中のバッテリパックの装着位置を変更することなく、表示することが可能となる。
【0115】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行させることが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどにプログラム格納媒体からインストールされる。
【0116】
図33は、充電器151をソフトウェアにより実現する場合のパーソナルコンピュータの一実施の形態の構成を示している。パーソナルコンピュータのCPU501は、パーソナルコンピュータの全体の動作を制御する。また、CPU501は、バス504および入出力インタフェース505を介してユーザからキーボードやマウスなどからなる入力部506から指令が入力されると、それに対応してROM(Read Only Memory)502に格納されているプログラムを実行する。あるいはまた、CPU501は、ドライブ510に接続された磁気ディスク521、光ディスク522、光磁気ディスク523、または半導体メモリ524から読み出され、記憶部508にインストールされたプログラムを、RAM(Random Access Memory)503にロードして実行する。これにより、上述した画像処理装置1の機能が、ソフトウェアにより実現されている。さらに、CPU501は、通信部509を制御して、外部と通信し、データの授受を実行する。
【0117】
プログラムが記録されているプログラム格納媒体は、図33に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク521(フロッピーディスクを含む)、光ディスク522(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク523(MD(Mini-Disc)を含む)、もしくは半導体メモリ524などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM502や、記憶部508に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0118】
尚、本明細書において、プログラム格納媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
【0119】
【発明の効果】
本発明の電力供給装置および方法、並びにプログラムによれば、1つの充放電装置に電力を供給する場合、所定の長さの期間毎に、1つの充放電装置より、充電可能な充電標準容量の情報を受信し、複数の充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、時分割で、複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電可能な充電標準容量の情報を受信し、1つの充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、1つの充放電装置より、充電中の充電容量の情報を取得し、複数の充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、時分割で、複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電中の充電容量の情報を取得し、充放電装置に電力を供給する際、その初期に通常時に供給する電流に較べて、極めて低い電流で、充放電装置に電力を供給し、極めて低い電流で1つの充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、1つの充放電装置より、充放電装置で測定される電流値の情報を受信し、極めて低い電流で複数の充放電装置に電力を供給する場合、期間毎に、時分割で、複数の充放電装置の全部より、それぞれの複数の充放電装置で測定される電流値の情報を受信し、複数の充放電装置の、それぞれの充電標準容量、充電容量、および、電流値の情報に基づいて、複数の充放電装置の充放電状態に関する情報を表示するようにしたので、複数の充放電装置の充電情報を、充電中に、装着位置を変更することなく、表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のバッテリパックを説明する図である。
【図2】従来のバッテリパックと充電器を説明する図である。
【図3】従来のバッテリパックと充電器を説明する図である。
【図4】従来のバッテリパックと充電器を説明する図である。
【図5】本発明を適用したSQバッテリパックを説明する図である。
【図6】本発明を適用したSQバッテリパックを説明する図である。
【図7】従来のバッテリパックを説明する図である。
【図8】充電器の構成を示す図である。
【図9】図8の表示部を説明する図である。
【図10】図8の表示部の表示例を説明する図である。
【図11】図8の表示部の表示例を説明する図である。
【図12】図8の表示部の表示例を説明する図である。
【図13】図8の表示部の表示例を説明する図である。
【図14】図8の表示部の表示例を説明する図である。
【図15】図8の表示部の表示例を説明する図である。
【図16】図8のスロットの詳細を示す図である。
【図17】図6のSQバッテリパックを、図16のスロットに装着するときの構成を示す図である。
【図18】図16のバッテリパック種別判定用スイッチ付近の構成を示す図である。
【図19】図7のバッテリパックを、図16のスロットに装着するときの構成を示す図である。
【図20】図16のバッテリパック種別判定用スイッチ付近の構成を示す図である。
【図21】 SQバッテリパックと充電器の電気的構成を示す図である。
【図22】充電器の充電情報の読出し処理を説明するフローチャートである。
【図23】 SQバッテリパック31の充電情報の送信処理を説明するフローチャートである。
【図24】充電器の充電情報読出し処理のタイミングチャートである。
【図25】充電器の充電情報読出し処理のタイミングチャートである。
【図26】充電状態表示処理を説明するフローチャートである。
【図27】図9のバッテリマークの表示例を示す図である。
【図28】図9のバッテリマークの表示例を示す図である。
【図29】図9のバッテリマークの表示例を示す図である。
【図30】図9のバッテリマークの表示例を示す図である。
【図31】図9のバッテリマークの表示例を示す図である。
【図32】図9のバッテリマークの表示例を示す図である。
【図33】プログラム格納媒体を説明する図である。
【符号の説明】
1 SQバッテリパック3131 バッテリパック種別判定用凹部,162,162a,162b スロット,213 充電ON/OFFスイッチ,252 マイクロコンピュータ,255,255a,255b 電流検出器,271 マイクロコンピュータ,274 充電切替スイッチ,275 充電モード切替スイッチ,276 超急速充電モード電源,277 急速充電モード電源,278 初期充電モード電源,279 電圧検出器
Claims (5)
- 複数の充放電装置に電力を供給する電力供給装置において、
1つの前記充放電装置に電力を供給する場合、所定の長さの期間毎に、1つの前記充放電装置より、充電可能な充電標準容量の情報を受信し、前記複数の前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、時分割で、前記複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電可能な充電標準容量の情報を受信する充電標準容量情報受信手段と、
1つの前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、1つの前記充放電装置より、充電中の充電容量の情報を取得し、前記複数の前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、時分割で、前記複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電中の充電容量の情報を取得する充電容量情報取得手段と、
前記充放電装置に電力を供給する際、その初期に通常時に供給する電流に較べて、極めて低い電流で、前記充放電装置に電力を供給する初期電力供給手段と、
前記初期電力供給手段により1つの前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、1つの前記充放電装置より、前記充放電装置で測定される電流値の情報を受信し、前記初期電力供給手段により前記複数の前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、時分割で、前記複数の前記充放電装置の全部より、それぞれの前記複数の充放電装置で測定される電流値の情報を受信する電流値受信手段と、
前記複数の充放電装置の、それぞれの前記充電標準容量、前記充電容量、および、前記電流値の情報に基づいて、前記複数の充放電装置の充放電状態に関する情報を表示する表示手段と
を備えることを特徴とする電力供給装置。 - 前記表示手段により表示される前記複数の充放電装置の充放電状態に関する情報は、充電容量、充電が完了するまでの時間、または、放電が可能な時間を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の電力供給装置。 - 複数の充放電装置に電力を供給する電力供給装置の電力供給方法において、
1つの前記充放電装置に電力を供給する場合、所定の長さの期間毎に、1つの前記充放電装置より、充電可能な充電標準容量の情報を受信し、前記複数の前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、時分割で、前記複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電可能な充電標準容量の情報を受信する充電標準容量情報受信ステップと、
1つの前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、1つの前記充放電装置より、充電中の充電容量の情報を取得し、前記複数の前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、時分割で、前記複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電中の充電容量の情報を取得する充電容量情報取得ステップと、
前記充放電装置に電力を供給する際、その初期に通常時に供給する電流に較べて、極めて低い電流で、前記充放電装置に電力を供給する初期電力供給ステップと、
前記初期電力供給ステップの処理で1つの前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、1つの前記充放電装置より、前記充放電装置で測定される電流値の情報を受信し、前記初期電力供給ステップの処理で前記複数の前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、時分割で、前記複数の前記充放電装置の全部より、それぞれの前記複数の充放電装置で測定される電流値の情報を受信する電流値受信ステップと、
前記複数の充放電装置の、それぞれの前記充電標準容量、前記充電容量、および、前記電流値の情報に基づいて、前記複数の充放電装置の充放電状態に関する情報を表示する表示ステップと
を含むことを特徴とする電力供給方法。 - 複数の充放電装置に電力を供給する電力供給装置を制御するプログラムであって、
1つの前記充放電装置に電力を供給する場合、所定の長さの期間毎に、1つの前記充放電装置より、充電可能な充電標準容量の情報を受信し、前記複数の前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、時分割で、前記複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電可能な充電標準容量の情報を受信するように、充電標準容量の情報の受信を制御する充電標準容量情報受信制御ステップと、
1つの前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、1つの前記充放電装置より、充電中の充電容量の情報を取得し、前記複数の前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、時分割で、前記複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電中の充電容量の情報を取得する充電容量情報取得ステップと、
前記充放電装置に電力を供給する際、その初期に通常時に供給する電流に較べて、極めて低い電流での、前記充放電装置への電力の供給を制御する初期電力供給制御ステップと、
前記初期電力供給制御ステップの処理により極めて低い電流で1つの前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、1つの前記充放電装置より、前記充放電装置で測定される電流値の情報を受信し、前記初期電力供給制御ステップの処理により極めて低い電流で前記複数の前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、時分割で、前記複数の前記充放電装置の全部より、それぞれの前記複数の充放電装置で測定される電流値の情報を受信するように、電流値の情報の受信を制御する電流値受信制御ステップと、
前記複数の充放電装置の、それぞれの前記充電標準容量、前記充電容量、および、前記電流値の情報に基づいて、前記複数の充放電装置の充放電状態に関する情報の表示を制御する表示制御ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが格納されているプログラム格納媒体。 - 複数の充放電装置に電力を供給する電力供給装置を制御するコンピュータに、
1つの前記充放電装置に電力を供給する場合、所定の長さの期間毎に、1つの前記充放電装置より、充電可能な充電標準容量の情報を受信し、前記複数の前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、時分割で、前記複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電可能な充電標準容量の情報を受信するように、充電標準容量の情報の受信を制御する充電標準容量情報受信制御ステップと、
1つの前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、1つの前記充放電装置より、充電中の充電容量の情報を取得し、前記複数の前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、時分割で、前記複数の充放電装置の全部より、それぞれの充電中の充電容量の情報を取得する充電容量情報取得ステップと、
前記充放電装置に電力を供給する際、その初期に通常時に供給する電流に較べて、極めて低い電流での、前記充放電装置への電力の供給を制御する初期電力供給制御ステップと、
前記初期電力供給制御ステップの処理により極めて低い電流で1つの前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、1つの前記充放電装置より、前記充放電装置で測定される電流値の情報を受信し、前記初期電力供給制御ステップの処理により極めて低い電流で前記複数の前記充放電装置に電力を供給する場合、前記期間毎に、時分割で、前記複数の前記充放電装置の全部より、それぞれの前記複数の充放電装置で測定される電流値の情報を受信するように、電流値の情報の受信を制御する電流値受信制御ステップと、
前記複数の充放電装置の、それぞれの前記充電標準容量、前記充電容量、および、前記電流値の情報に基づいて、前記複数の充放電装置の充放電状態に関する情報の表示を制御する表示制御ステップと
を実行させるプログラム。
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