JP4359867B2 - 石英ガラス製造用心棒 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、合成石英ガラス体の製造に使用する心棒、さらに詳しくは大型の合成石英ガラス体を精度よく、かつ低コストで製造する方法に使用する石英ガラス製造用心棒に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ファイバ用母材など高純度の合成石英ガラス体を製造する方法としては、外周面が平滑な円柱状又は円筒状の耐熱性基体を回転させ、その表面に石英ガラス微粒子を吹き付け付着させ、多孔質石英ガラス母材を形成したのち、耐熱性基体又は型体上の多孔質石英ガラス母材を加熱し透明ガラス化する外付け法(Outside Vapor Deposition Method、以下「外付け法」という)や、石英ガラス微粒子を種棒の軸方向に堆積して多孔質石英ガラス母材を形成し、加熱し透明ガラス化する気相軸付け法(Vapor‐Phase Axial Deposition Method、以下「軸付け法」という)などが用いられる。そして、これらの製造方法で使用される種棒や耐熱性基体、あるいは基体を抜き取りガラス化時に挿入する型体(以下総称して「心棒」という)としては、石英ガラス、アルミナ、ジルコニア、ムライト、又は窒化ホウ素等のセラミックスのほかに、黒鉛化した炭素材(グラファイトカーボン)、炭化珪素、窒化珪素などの材料が一般的であり、また近年では好適な材質の一つとして炭素繊維強化炭素複合材料(Carbon Fiber Reinforced Carbon Composite、以下「C/Cコンポジット」という)が挙げられている。
【0003】
ところが、光ファイバ用母材や半導体製造装置の部材等に用いられる石英ガラス体については、近年さらなる大型化、低コスト化が求められるようになり、そのために使用する心棒のいっそうの長尺化が要求されてくるようになった。しかしながら前記炭素系化合物の場合、その寸法が大きくなるにつれて、素材の合成や成型等の作製上の問題、あるいは加工精度上の問題などが増してくるため、1000mmを超える長さのものや100mmを超える外径のものを実用的に使うことは大きな困難が伴うものとされていた。また、実用に耐えうる心棒を得るためには、長尺化と同時に心棒自体の強度の確保が必要であるため、円柱状の心棒の場合は外径を大きく、円筒状の心棒の場合は肉厚を厚くしなければならず、必然的に心棒全体が大型化し重量が増すこととなり、ハンドリング性が悪くなるといった問題も生じていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記のとおり、炭素系化合物を材料とする場合、長さが1000mmを超える心棒の製造は非常に困難であるがゆえに、複数のロッド等の部材を直列に接合することによって心棒全体を長尺化するという手段がとられることがあった。この接合による長尺化の方法としては、部材の端部付近に孔を穿ち接合用のピンにより係止するなど、各種の様々な治具を用いて複数の部材を繋ぐ工夫がなされており、ある程度の強度を有する炭素系化合物製の心棒も可能となっている。ところが、近年の光ファイバ用母材その他の大型化が一層進行するにつれ、その母材の前駆体(多孔質石英ガラス体やスート体などと呼ばれる)の合成やその焼結(透明ガラス化)の際にかかる荷重が増大し、従来の接合用ピンによる係止の場合、多大な荷重に耐えきれずにピンが折れるといった事態も生じていた。このように接合部のピンの破損等が生じてしまうと、心棒の接合が不完全なものとなるため、例えば多孔質石英ガラス母材が焼結する際に変形し、所望の形状を満足する光ファイバ用石英ガラス母材が得られなくなったり、ときには焼結しようとする多孔質石英ガラス母材の落下により加熱炉等の設備が破壊されてしまうことさえ起こりかねなかった。つまり、これまで極めて大型の多孔質石英ガラス部材の保持が可能なほどの強度をそなえた心棒が存在しなかったという点が、大型の合成石英ガラス体を精度よく、かつ低コストで製造することの制限となっていた。ゆえに、優れた耐熱性や耐荷重性を確保したままさらなる心棒の長尺化を実現するためには、ロッド等の心棒用部材をいかなる手段を用いて接合するかという点が重要な課題となっていた。
【0005】
前述のごとく従来のピンその他の係止用治具による接合の場合、石英ガラス体の大型化が進むにつれて、心棒にかかる多大な荷重に耐えきれずに治具の破損等が生じるおそれは避け難いものとなってしまう。(例えば前記係止ピンを用いた場合には、ピンに対して荷重が集中するために、ピンが折れてしまうおそれがある。)これは、ロッド等の部材自体の耐荷重性を向上させても、接合部分の根本的な強度アップを実現しない限り克服することができない課題である。また、前記係止ピンを用いた場合、図4に例示するごとく、取扱い上ピン挿入孔8の径はピン9自体の径よりも大きくせざるを得ないため、どうしてもピンとその挿入孔との間には隙間が存在してしまい、それが「がた」の原因となり心棒自体の曲がりを生じさせてしまう。これらについては、ピンに限らず何らかの治具を用いる限り、類似の問題は避けることができず、心棒用の部材にいかにして治具を取り付けるかという課題を解決する有効な手段は見出されていなかった。したがって、従来のピンその他治具類を用いた接合方法では、将来極めて大型の多孔質石英ガラス母材(例えば重量が1tを超えるもの)等を保持する心棒が必要とされた場合、その多孔質石英ガラス母材の重量や各工程における処理やハンドリングの仕方等によっては、接合部分の曲がりや破損等の可能性が相当に高くなることが予想される。そこで、治具類を用いることなく部材同士を強固に接合する方法について、研究が重ねられてきた。
【0006】
本発明は、前述の課題・問題点に鑑みなされたものであり、耐熱性がよく、耐荷重性と加工性に優れた石英ガラス製造用心棒を提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明は、大型の合成石英ガラス体を精度よく、且つ低コストで製造できる石英ガラス製造用心棒を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的の達成のため、本発明者等は鋭意研究を続けた結果、石英ガラス製造用心棒となる部材を高純度の炭素繊維強化炭素複合材料で作成し、該部材の端部にねじ部を形成して、そのねじ部により部材を直列に接合することで、耐熱性に優れ、かつ耐荷重性、加工性にも優れた石英ガラス製造用心棒が得られることを見出した。
【0009】
すなわち、前記目的を達成する本発明は、合成石英ガラス体の製造に用いる心棒であって、該心棒が2つ以上の円柱状又は円筒状の炭素繊維強化炭素複合材料製部材がねじ部で直列に接合された部材からなることを特徴とする石英ガラス製造用心棒に関する。
【0010】
さらに本発明者等は、ねじによる接合にすぐれた実用性を見出したのみならず、ねじ形状、ねじ部分(ねじ山・ねじ溝に相当する部分とその近傍)自体の強度向上、及び接合部分の補強等についても、さらなる考察と試行錯誤を重ね、本発明を完成したものである。
【0011】
本発明者等は、前記心棒部材の端部に形成するねじ部の形状については、断面形状が「台形型」である「台形ねじ」(以下、「台形ねじ」という)を採用することにより、強度が高く、実用性にもすぐれた石英ガラス体製造用心棒を実現し、大型の合成石英ガラス体をより精度よく低コストで製造することができるを見出した。本発明においては、「三角ねじ」ほか各種形状のねじを適宜用いることが可能であるが、その中でも強度にすぐれ耐荷重性が高い好適なものとして、前記台形ねじの他に「角ねじ」や「のこ歯ねじ」があげられ、実用的には、さらに好適なものとして台形ねじを選択することができる。
【0012】
また本発明者等は、ねじ部に炭素の含浸及び/又は被覆を施すことによって、ねじ部の強度が一段と向上し、より大きな荷重に耐えることができることを見出し、大型の合成石英ガラス体がより精度よく低コストで製造できる心棒を可能なものとした。
【0013】
さらに本発明者等は、ねじ部外周に補強部材を設けることでねじ部の接合部の補強が一層強固となり、かつねじ部の接触面積の減少やねじ部の熱膨張が抑制でき、より大きな荷重に耐えることができることを見出し、大型の合成石英ガラス体がより精度よく低コストで製造できる心棒を可能なものとした。
【0014】
本発明の石英ガラス製造用心棒は、炭素繊維強化炭素複合材料(C/Cコンポジット)からなる円柱状又は円筒状の部材が2個以上直列にねじ接合された部材であって、該心棒は、外付け法で用いる基体、外付け法で用いる型体を総称する。(このうち、前記「基体」は、石英ガラス微粒子を付着させるための、いわゆる「ターゲット材」と呼ばれるものであり、「型体」とは、石英ガラス微粒子を付着時に用いた基体を抜き取り挿入するものである。)
【0015】
そして、C/Cコンポジットのかさ密度は1.5g/cm3以上、曲げ強度は100MPa以上、引張り強さは100MPa以上の範囲のものがよい。前記範囲未満では、充分な強度が得られず心棒の破損や脱落が起こり好ましくない。このC/Cコンポジットは、例えば炭素繊維クロスにピッチ又は樹脂を含浸させたプリプレグを複数枚積層し平板形状に成形する。その後、焼成による炭素化処理、ピッチ又は樹脂を再度含浸して焼成する等の緻密化処理、黒鉛化処理を行い、さらにハロゲンガスを用いて高純度化処理して製造される。C/Cコンポジット中の不純物は、Na、K、Feが1ppm以下であるのがよい。これにより不純物による汚染が低減でき、高純度な合成石英ガラス体を得ることが可能となるため、たとえば光ファイバ母材用の石英ガラス管を作製した場合においても、伝送特性の損失が少ない良好な光ファイバを製造することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、C/Cコンポジット製部材が前記台形ねじで接合された石英ガラス製造用心棒を示すものであり、この図1において、1は両端のうち一方の側に雄ねじを設けたC/Cコンポジット製ロッド、2は両端のうち一方の側に雌ねじを設けたC/Cコンポジット製ロッド、3はC/Cコンポジット製ロッド1の雄ねじ部、4はC/Cコンポジット製ロッド2の雌ねじ部である。さらに、図2に示されるごとく、前記C/Cコンポジット製ロッドのねじ部の接触面側に炭素の含浸及び/又は被覆が施された層5を設けると、ねじ部の強度が一段と向上し、外径30mmのロッドにおける引張り強さが黒鉛製ロッドの約4倍にも達する。そのため、合成石英ガラス体が大型化、長尺化しても、または心棒自体を細径化しても、ねじ部での破損が起こる可能性はさらに低減される。さらに、ねじ部を補強するために図3に示すようにねじ部外周にC/Cコンポジット製の補強部材6を設けるとねじ接合部の補強が一層強固となり、ねじ部の熱膨張やねじ部の接触面積の減少が抑制でき、さらに高い耐荷重性を確保することができる。前記補強部材を形成するC/Cコンポジットは、例えば炭素繊維にピッチ又は樹脂を含浸させたプリプレグを円柱状の支持体の上に巻つけ、円筒状に形成する。その後、前述の炭素化処理、緻密化処理、黒鉛化処理、高純度化処理を行い、さらに炭素の含浸及び/又は被覆が施された層を設けて製造される。補強部材はまた前記炭素の含浸及び/又は被覆を施さないC/Cコンポジットで形成することもできる。前記炭素の含浸及び/又は被覆が施された層とは、炭化水素系ガスなどを使ったCVI処理及び/又はCVD処理、もしくは樹脂の含浸・被覆、硬化、焼成処理等を施すことによって、C/Cコンポジットに、(i)CVI処理で熱分解炭素が表面から気孔内部へと含浸・被覆されるか又は樹脂の処理等でガラス状炭素などの物質が含浸されることにより形成された層、(ii)又はCVD処理で熱分解炭素が表面に被覆されるか又は樹脂の処理等でガラス状炭素などの物質が表面に被覆されることにより形成された層、(iii)又はCVI処理で熱分解炭素が表面から気孔内部へと含浸・被覆されるか又は樹脂の処理等でガラス状炭素などの物質が含浸され、なおかつその表面にCVD処理で熱分解炭素が表面に被覆 されるか又は樹脂の処理等でガラス状炭素などの物質が表面に被覆されることにより形成された層、をいう。なお、前記「含浸」と「被覆」にあたっては、これらの層の形成の工程前後に、必要に応じて機械的な表面処理や仕上げ加工を行なうことは、工業的に通常行なわれることである。
【0017】
以上に述べたごとく、本発明の石英ガラス製造用心棒は高い耐熱性と耐荷重性を有することから、大型の多孔質石英ガラス母材を作成しても処理や搬送等の際の昇降時や回転時に中心のブレがなく、大型の合成石英ガラス体を精度よく、かつ生産性よく製造できる。さらに、セラミックスなどの耐熱性、圧縮性に優れた基体に外付け法で多孔質石英ガラス母材を作成し、この基体を抜いた後に本発明の石英ガラス製造用心棒を型体として挿入し使用すると、多孔質石英ガラス母材の作成時の熱収縮が防止でき、基体が破壊される危険性が低減する上に、高熱や酸等による心棒の劣化が低減でき、心棒自体の寿命を伸ばすことができる。
【0018】
また、本発明の心棒を外付け法における基体等として使用する場合、心棒にテーパーを設け、テーパーの大きい方を下方にした垂直状態でガラス化してもよい。これにより、多孔質石英ガラス母材の透明ガラス化時に起こる母材の収縮や移動が抑制でき、より精度の高い石英ガラス体が製造できるため、低コスト化を一段と進展させることが可能となる。
【0019】
また、本発明の心棒を多孔質石英ガラス母材の透明ガラス化用の型体等として用いる場合、2個以上の円筒状の部材を直列に接合することにより、パイプ状の心棒を形成してもよい。パイプ状の心棒を用いる場合、その中空部分に高温のガスを流すことができるため、例えば(外側の塩素含有雰囲気と同種の)塩素含有ガスを心棒内部にも流すことにより多孔質石英ガラス母材の内側からも脱水を進行させることができるなど、脱水処理や透明ガラス化の速度等をコントロールすることも可能となる。
【0020】
前記合成石英ガラス体の製造に用いる石英ガラス微粒子は、揮発性珪素化合物を酸水素火炎バーナー内で酸化又は火炎加水分解して製造される。この石英ガラス微粒子を円柱状又は円筒状の心棒に付着させることで多孔質石英ガラス母材が形成され、該多孔質石英ガラス母材を加熱ガラス化することで大型の合成石英ガラス体が製造できる。前記多孔質石英ガラス母材の形成方法としては、軸付け法や外付け法などが挙げられるが、特に外付け法の場合には横型、縦型いずれの方法も実施可能である。しかし、大型、長尺の合成石英ガラス体を製造する場合には縦型が好ましい。また、使用する揮発性珪素化合物としては、SiCl4、SiCl3(CH3)、SiMe(OCH3)3、SiClF3などが挙げられる。
【0021】
前記多孔質石英ガラス母材の脱水処理や焼結(透明ガラス化)を行なうには、この母材を垂直に保持し、下方から上方に向って加熱帯域を順次移動させるゾーンメルト法のほか、加熱域が広い電気炉を用いて静置式で行なう方法などを採用することができる。特に、製造される石英ガラス体が大型になればなるほど、処理中あるいは搬送中の荷重等が増大するため、使用する電気炉の形状や方式を問わず、前記静置式加熱法が有用であるといえる。本発明の石英ガラス製造用心棒を用いてゾーンメルト法で透明ガラス化する態様を図5に例示し、同じく本発明の石英ガラス製造用心棒を用いて静置式の電気炉15で透明ガラス化する態様を図6に例示する。前記図5、6において、12、15は電気炉、11は石英ガラス製造用心棒、13は多孔質石英ガラス母材、14はヒーターである。
【0022】
【実施例】
以下に本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0023】
実施例1
東レ(株)製の炭素繊維(トレカT−300)の6K平織りクロスにフェノール樹脂を含浸させてプリプレグを製造し、約820mm×410mmに裁断して積層し、160℃で熱圧プレス成形を行って、約820mm×410mm×35mmのサイズの成形体を得た。この成形体を、電気炉内で800℃まで昇温して加熱し、焼成体を得た。その焼成体にピッチ含浸と焼成を繰り返し行って緻密化した後、2000℃で熱処理して、約820mm×410mm×35mmの平板状のC/Cコンポジットを得た。このC/Cコンポジット平板の物性値を測定したところ、かさ密度1.62g/cm3、曲げ強さ155MPa、引張り強さ220MPaであった。この平板から、長さ800mm、直径30mmの円柱ロッドを12本作製し、そのうち2本のロッドについて、1本の端部外周を研削により端面から50mm長さまで台形型雄ねじとする一方、もう一本の端部内周を研削により台形型雌ねじとし、ハロゲンガスによる高純度化処理を行った後、2本を直列に繋ぎ合わせて接合し、長さ1550mm、直径30mmのC/Cコンポジット製心棒を得た。得られた心棒を引張り試験装置に取り付け、変移速度0.5mm/minの静的引張り荷重にて、破断荷重の測定を行った。その結果、ねじ山が破断し、その時の破断荷重は14200N(ニュートン)であった。
【0024】
さらに、残りの10本のロッドについて、前記と同様に台形型雄ねじと台形型雌ねじを設けた(ここでは、1本のロッドには1端側に雄ねじのみを、8本については1端側に雄ねじ、その反対側に雌ねじを、残りの1本のロッドには1端側に雌ねじのみを、それぞれ設けた)後、ハロゲンガスによる高純度化処理を行った。そして、それらの10本のロッドを、前記と同様に雄ねじと雌ねじとにより9箇所を接合して、長さ7550mm、直径30mmのC/Cコンポジット製心棒Aを得た。
【0025】
次いで、外付け法を用いて、気体状の四塩化珪素(SiCl4)を酸水素バーナー火炎で火炎加水分解し、アルミナ製基体上に石英ガラス微粒子を堆積させて、重量約300kgの多孔質石英ガラス母材を得た。この多孔質石英ガラス母材からアルミナ製基体を抜き取り、前記C/Cコンポジット製心棒Aを型体として多孔質石英ガラス母材の抜取孔に挿入し、保持治具等を設け、多孔質石英ガラス母材を垂直に保持した。その状態で電気炉内の上部にセットし、炉を1550℃に昇温した後、炉内へと下降させゾーンメルト法で透明ガラス化した。得られた合成石英ガラス製中空体は、偏心がなく、寸法精度、表面状態とも良好であり、光ファイバ母材用の管としても好適なものであった。
【0026】
実施例2
実施例1と同様に、長さ800mm、直径30mmの円柱ロッドを12本作製した。そのうち2本のロッドについて、1本の端部外周を研削により端面から50mm長さまで台形型雄ねじとする一方、もう1本の端部内周を研削により台形型雌ねじとした。これらのねじ部が形成された2本のロッドについて、ハロゲンガスによる高純度化処理を行った後、気相蒸着炉に入れ、CVI処理により熱分解炭素の含浸・被覆を行い、その2本のロッドを直列に繋ぎ合わせて接合して、長さ1550mm、直径30mmのC/Cコンポジット製心棒を得た。得られたC/Cコンポジット製心棒について、実施例1と同様に静的引張り荷重による破断荷重の測定を行ったところ、ねじ山が破断し、その時の破断荷重は16700Nであった。
【0027】
さらに、残りの10本のロッドについて、ハロゲンガスによる高純度化処理を行った後、前記と同様にCVI処理によりねじ部に熱分解炭素の含浸・被覆を行い、台形型雄ねじと台形型雌ねじにより実施例1の心棒と同様に9箇所を接合して、長さ7550mm、直径30mmのC/Cコンポジット製心棒Bを得た。
【0028】
次いで、前記C/Cコンポジット製心棒Bを基体として用い、外付け法により、気体状の四塩化珪素(SiCl4)を酸水素バーナー火炎で火炎加水分解し、石英ガラス微粒子を心棒B上に堆積させて、重量約300kgの多孔質石英ガラス母材を得た。この状態で搬送し、1550℃に設定された静置式の電気炉にセットし、透明ガラス化した。得られた合成石英ガラス製中空体は、偏心がなく、寸法精度、表面状態とも良好であり、光ファイバ母材用の管としても好適なものであった。
【0029】
実施例3
実施例1及び2と同様に、長さ800mm、直径30mmの円柱ロッドを12本作製し、そのうち2本のロッドについて、1本の端部外周を研削により端面から50mm長さまで台形型雄ねじとする一方、もう1本の端部内周を研削により台形型雌ねじとした。次いで、前記雌ねじ部の外周部分を深さ1mm、長さ30mm分切削した。これはその切削部分に、円周で補強するための円筒形状のC/Cコンポジット製補強部材を取り付けるためのものである。これらのねじ部が形成された2本のロッドについて、ハロゲンガスによる高純度化処理を行った後、気相蒸着炉に入れ、CVI処理により熱分解炭素の含浸・被覆を行ない、その2本のロッドを直列に繋ぎ合わせて接合し、長さ1550mm、直径30mmのC/Cコンポジット製心棒を得た。前記補強部材は、東レ(株)製の炭素繊維(トレカT−300)12Kフィラメントをフィラメントワインディング装置によりフェノール樹脂を含浸しながらシリンダー形状に成形し、その成形体にピッチ含浸、焼成を数回繰り返し緻密化を行った後、2000℃で熱処理を行った。このシリンダー形状品を幅20mmに切断し内部に2分割の金属治具を挿入し、引張り試験機を用い上下に引張る方法で引張り強さを測定したところ300MPaの強度があった。この補強部材をC/Cコンポジット製心棒の雌ねじ部外周の切削部分に合うように内外径、長さを加工し、図3に示したように雌ねじ部外周の切削部分に篏合した。前記補強部材は、さらに、実施例2と同様に、ハロゲンガスによる高純度化処理及び熱分解炭素の含浸・被覆を施した。得られたC/Cコンポジット製心棒について、実施例1及び2と同様に静的引張り荷重による破断荷重の測定を行ったところ、ねじ山が破断し、その時の破断荷重は21000Nであった。
【0030】
さらに、残りの10本のロッドについて、ハロゲンガスによる高純度化処理を行った後、前記と同様にCVI処理によりねじ部に熱分解炭素の含浸・被覆を行い、前記と同様に台形型雄ねじと円筒形状のC/Cコンポジット製補強部材が取り付けられた台形型雌ねじにより、実施例1及び2の心棒と同様に9箇所を接合して、長さ7550mm、直径30mmのC/Cコンポジット製心棒Cを得た。
【0031】
次いで、前記C/Cコンポジット製心棒Cを種棒として用い、軸付け法により、気体状の四塩化珪素(SiCl4)を酸水素バーナー火炎で火炎加水分解し、石英ガラス微粒子を心棒C上に成長させて、重量約300kgの多孔質石英ガラス母材を得た。この状態で搬送し、1550℃に設定された静置式の電気炉にセットし、透明ガラス化した。得られた合成石英ガラス製中空体は、偏心がなく、寸法精度、表面状態とも良好であり、光ファイバ母材用の管としても好適なものであった。
【0032】
実施例4
実施例1乃至3と同様に、長さ800mm、直径30mmの円柱ロッドを12本作製し、その12本のロッドを用いて、実施例3と同様に台形型雄ねじと台形型雌ねじを形成し、雌ねじ部の外周部分にC/Cコンポジット製補強部材を設け、全てのロッドを高純度化処理した後、熱分解炭素の含浸・被覆を行い、台形型雄ねじと補強部材が取り付けられた台形型雌ねじにより11箇所を、実施例3の心棒と同様に接合して、長さ9050mm、直径30mmのC/Cコンポジット製心棒Dを得た。
【0033】
次いで、前記C/Cコンポジット製心棒Dを型体として用い、外径が大きく(即ち肉厚の)密度も高い重量約900kgの多孔質石英ガラス母材を保持、搬送し、1550℃に設定された電気炉にセットし、透明ガラス化した。得られた合成石英ガラス製中空体は、偏心がなく、寸法精度、表面状態とも良好であり、光ファイバ母材用の管としても好適なものであった。これらのハンドリングの状態や実施例3における引張り強さの測定結果から、本実施例における心棒は、900kgという多孔質石英ガラス母材の保持、搬送等が十分可能なものであることが確認された。
【0034】
比較例1
長さ800mm、直径30mmの円柱ロッドを、高純度等方性高密度黒鉛(商品名ISO−630、東洋炭素(株)製)で12本作製し、そのうち2本のロッドを台形型雄ねじと台形型雌ねじにより直列に繋ぎ合わせ、長さ1550mm、直径30mmの高純度等方性高密度黒鉛製心棒を得た。使用した高純度等方性高密度黒鉛のかさ密度は1.82g/cm3、引張り強さは53.9MPaであり、灰分は10ppm以下であった。得られた心棒について、実施例1〜3と同様に静的引張り荷重による破断荷重の測定を行ったところ、ねじ山が破断し、その時の破断荷重は3900Nであった。さらに、残りの10本のロッドについて、高純度化処理を行った後、台形型雄ねじと台形型雌ねじにより9箇所を接合し、長さ7550mm、直径30mmの高純度等方性高密度黒鉛製心棒Eを得た。
【0035】
次いで、外付け法を用いて、気体状の四塩化珪素(SiCl4)を酸水素バーナー火炎で火炎加水分解し、アルミナ製基体上に石英ガラス微粒子を堆積させて、重量約300kgの多孔質石英ガラス母材を得た。この多孔質石英ガラス母材からアルミナ製基体を抜き取り、前記高純度等方性高密度黒鉛製心棒Eを型体として多孔質石英ガラス母材の抜取孔に挿入し、保持治具等を設け、多孔質石英ガラス母材を垂直に保持した。その状態で電気炉内の上部にセットし、炉を1550℃に昇温した後、炉内へと下降させゾーンメルト法で透明ガラス化しようとしたところ、ねじ部に滑りが発生し、多孔質石英ガラス母材が脱落してしまい、透明な合成石英ガラス製中空体を製造することができなかった。
【0036】
比較例2
実施例1〜4と同様に、長さ800mm、直径30mmの円柱ロッドを12本作製した。次いで、そのうち2本のロッドを用いて、図4に示すように、1本の円柱ロッド7の端部にスリット10を設け、もう1本の円柱ロッドに挿入し、ピン挿入孔8を設けピン9を挿入して2本のロッドを固定し、長さ1550mm、直径30mmのC/Cコンポジット製心棒を得た。得られた心棒について、実施例1〜3と同様に静的引張り荷重による破断荷重の測定を行ったところ、ピンが破断し、その時の破断荷重は9500Nであった。さらに、残りの10本のロッドについて、高純度化処理を行なった後、前記と同様にピン固定により9箇所を繋ぎ合わせ、長さ7550mm、直径30mmのC/Cコンポジット製心棒Fを得た。
【0037】
次いで、前記C/Cコンポジット製心棒Fを基体として用い、外付け法により、気体状の四塩化珪素(SiCl4)を酸水素バーナー火炎で火炎加水分解し、石英ガラス微粒子を心棒F上に堆積させて、重量約300kgの多孔質石英ガラス母材を得たところ、ピン固定部で心棒の曲がりが発生し、多孔質石英ガラス母材が変形していた。そのため、精度の良い合成石英ガラス製中空体を製造することができなかった。
【0038】
【発明の効果】
本発明の石英ガラス製造用心棒は、耐熱性がよく、かつ耐荷重性、加工性に優れた心棒であって、例えば1tを超える大型の合成石英ガラス体の製造に使用しても、製造時のねじ接合部の破壊や滑りがなく、大型で高純度の合成石英ガラス体が精度よく、かつ低コストで製造できる心棒である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の石英ガラス製造用心棒の接合部の概略図である。
【図2】ねじ部に炭素の含浸及び/又は被覆が施された層を有する石英ガラス製造用心棒の接合部の概略図である。
【図3】ねじ部外周に補強部材が形成された石英ガラス製造用心棒の接合部の概略図である。
【図4】ピン固定で直列に繋ぎ合わせた石英ガラス製造用心棒の接合部の概略図である。
【図5】本発明の石英ガラス製造用心棒を用いてゾーンメルト法で透明ガラス化する態様を示す概略図である。
【図6】本発明の石英ガラス製造用心棒を用いて静置式の電気炉で透明ガラス化する態様を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ロッド(一方の端側に雄ねじを設けたロッド)
2 ロッド(一方の端側に雌ねじを設けたロッド)
3 ロッド1の雄ねじ部
4 ロッド2の雌ねじ部
5 炭素の含浸及び/又は被覆が施された層
6 C/Cコンポジット製の補強部材
7 ロッド(一方の端側にスリットを設けたロッド)
8 ピン挿入孔
9 ピン
10 スリット
11 心棒
12 ゾーンメルト式の電気炉
13 多孔質石英ガラス母材
14 ヒータ
15 静置式の電気炉
Claims (6)
- 合成石英ガラス体の製造に用いる心棒であって、該心棒が2つ以上の円柱状又は円筒状の炭素繊維強化炭素複合材料製部材がねじ部で直列に接合された部材からなることを特徴とする石英ガラス製造用心棒。
- 炭素繊維強化炭素複合材料製部材を接合するねじ部が台形ねじであることを特徴とする請求項1記載の石英ガラス製造用心棒。
- ねじ部に炭素の含浸及び/又は被覆が施されていることを特徴とする請求項1又は2記載の石英ガラス製造用心棒。
- ねじ部外周に炭素繊維強化炭素複合材料製の補強部材が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載の石英ガラス製造用心棒。
- 石英ガラス製造用心棒が外付け法で得た多孔質石英ガラス母材の基体を抜き取った後に挿入する型体であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1に記載の石英ガラス製造用心棒。
- 石英ガラス製造用心棒が外付け用の基体であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1に記載の石英ガラス製造用心棒。
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