JP4359773B2 - 画像圧縮処理装置、画像圧縮処理方法および画像圧縮処理プログラム - Google Patents

画像圧縮処理装置、画像圧縮処理方法および画像圧縮処理プログラム Download PDF

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Description

この発明は、例えば、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯電話端末などの種々の機器において、静止画データや動画データを処理する場合に用いられる画像圧縮処理装置、画像圧縮処理方法および画像圧縮処理プログラムに関する。
主に動画を撮像するデジタルビデオカメラや主に静止画を撮像するデジタルスチルカメラが広く用いられている。これらの中には、動画と静止画の両方の撮像が可能なものも提供されている。また、デジタルカメラ機能を備えたいわゆるカメラ付き携帯電話端末やカメラ付き携帯電子手帳なども広く利用されるようになってきている。
これらデジタルカメラやカメラ付き携帯電話端末などの撮像機能を備えた機器においては、撮像して得た動画データや静止画データはデータ量が多く、記録容量が有限である記録メディア(記憶媒体)にそのまま記録したのでは、すぐに記録メディアの記録容量がいっぱいになってしまう。
このため、撮像して画像データを記憶媒体に記録する場合には種々の方式でデータ圧縮処理してデータ量を減らすようにしてから、記憶媒体に記録するようにしている。例えば、記録対象の画像データが動画データである場合には、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式などのデータ圧縮方式が用いられ、記録対象の画像データが静止画データである場合には、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式などのデータ圧縮方式が用いられている。
ここで、従来の画像圧縮装置の一例について説明する。図9は、静止画データを例えばJPEG方式でデータ圧縮する従来の画像圧縮処理装置の一例を示すものである。この図9に示す従来の画像圧縮処理装置において、これに供給される圧縮処理対象の画像データは、DCT(Discrete Cosine Transform)部101に供給され、ここで離散コサイン変換が施されて、画像データが時間軸成分から周波数軸成分へ変換される。周波数軸成分に変換された画像データは、量子化部102に供給される。
量子化部102では、固定長用量子化テーブル作成部107から得られる量子化テーブルの情報に基づいて、DCT部101からの画像データの圧縮率を調整し、調整後の画像データを可変長符号化部103に供給する。可変長符号化部103では、ハフマン符号などの可変長符号により量子化部102からの画像データを可変長符号化し、圧縮画像データとして出力すると共に、これをバイト数計算部104へ与える。
バイト数計算部104では、可変長符号化部103からの符号化された画像データに基づいて、圧縮画像データの1画面分のバイト数を算出し、算出結果を量子化スケール計算部105に供給する。量子化スケール計算部105では、バイト数計算部105からのそのバイト数が、予め決められた所定のバイト数とどの程度差があるかを算出し、圧縮率の調整量つまり量子化スケールを算出する。量子化スケール計算部105においての計算結果は、固定長用量子化テーブル作成部106に供給される。
固定長用量子化テーブル作成部106では、量子化スケール計算部105からの計算結果である新たに算出された量子化スケールと、量子化テーブル部107より与えられた量子化テーブル107とに基づいて、新しい量子化テーブルを生成し、これを量子化部102に与える。以上のループ処理を数回繰り返すことにより、段階的に所定のデータサイズにまで画像を圧縮するようにしている。
しかしながら、適切な圧縮率を得るためには、上述したように、複数回の圧縮処理を行うようにしているので(圧縮処理の再試行を繰り返すようにしているので)、圧縮処理にかかる時間が長くなる。このため、図9を用いて説明したような画像圧縮処理装置を用いた撮像装置の場合には、撮像して記録する画像データの圧縮処理に時間がかかるために、撮像間隔を短く設定できないという問題がある。また、圧縮処理を数回繰り返す際には、元画像の全データを保持しておく大容量のメモリが必要となる。
一方、ただ1度の圧縮処理によって所定のデータサイズに抑えるためには、圧縮率を高めに設定する必要があり、必要以上に圧縮率を高めるとデータサイズは所定のサイズ内に収まるが、その反面、いわゆるブロックノイズやモスキートノイズの要因となり、再生画像の質を低下させてしまうことにもなりかねない。
このような諸問題点の解決手法として、後に記す特許文献1には、記録対象の画像のサムネイル画像に基づいて、記録対象の画像の高周波成分を抽出し、これに基づいて1画面分の画像データ量を予測し、この予測結果に基づいて、適切な圧縮率を設定し、1回のデータ圧縮処理によって、迅速かつ適切にデータ圧縮できるようにする技術が開示されている。
特開2003−199019号公報
上述した特許文献1に記載の技術は、図9を用いて前述した従来の画像圧縮処理よりも迅速に画像データの圧縮処理が可能であり、予め求める圧縮率も必要以上に高くなることもないので、画像の劣化も防止することができる。
しかし、特許文献1に記載の技術の場合、圧縮処理対象の画像の特徴を把握するために、高周波成分積分手段において、元画像に対して格段にサイズの小さいサムネイル画像(準備画像)を用いて、水平方向および垂直方向の高周波成分を抽出しているため、画像の情報が欠落している分、符号量予測に誤差を含んでいる場合があると考えられる。
また、特許文献1に記載の技術のように、水平方向の高周波成分だけで画面全体の符号量を予測しようとすると、例えば、図10に示すような横縞パターンの入力画像Gを処理する場合、入力画像Gにおいては垂直方向の高周波成分が大きいにも関わらず、これを抽出することが困難となり、水平方向の帯域だけに着目して符号量を予測してしまうために、圧縮処理後の符号量を実際より低めに予測してしまう場合があると考えられる。
これを回避するために垂直方向の高周波成分も抽出しようとすると、圧縮処理対象の画像の1ライン分、または数ライン分のデータを格納するためのメモリ(ラインメモリ)を用いて高周波成分抽出回路を構成する必要があり、回路規模が増大し、コストアップにもつながる可能性がある。
また、特許文献1に記載の技術の場合、まず、目的とする被写体を捉えているかを確認するための画像モニタリングモードにおいて、高周波成分積分処理や符号量予測処理を行うのに対し、撮影画像自体はデータ記録モードに遷移した後に取り込まれる。このため、画像モニタリングモードにおいて、高周波成分積分処理や符号量予測処理の対象になった画像と、記録するために取り込まれた画像とが一致せず、特に、フラッシュを使用した撮影時などには、この点が符号量予測精度の劣化を招いている場合があると考えられる。
このため、従来から、画像を圧縮する機能を用いる画像圧縮処理装置は、以下の(1)〜(7)に示すような問題点を抱えている。すなわち、(1)圧縮対象の画像の符号量予測を複数回フィードバック処理することによる圧縮処理時間増大、(2)圧縮対象の画像の符号量予測を複数回フィードバック処理するための元画像全データを格納するメモリ規模増大、(3)圧縮対象の画像をただ1度の圧縮処理で圧縮する際の、符号量予測精度不足による画質劣化などの問題がある。
また、(4)サムネイル(準備画像)など、元画像より格段にサイズの小さい画像から高周波成分を抽出することから起こる符号量予測誤差の発生、(5)水平方向または垂直方向の高周波成分のどちらか一方のみで符号量を予測する場合、水平方向と垂直方向の周波数帯域がアンバランスな画像に対する予測誤差の発生、(6)垂直方向の高周波成分を抽出するために、1ラインまたは数ライン分の画像を格納するメモリの規模増大、(7)記録される圧縮対象の画像と、符号量予測に用いる画像との不一致による符号量予測誤差の発生、などの問題点があげられる。
以上のことにかんがみ、この発明は、上記問題点を一掃し、高精度に、しかもより迅速に画像の圧縮処理(圧縮符号化)処理を行うことができるようにし、また、圧縮処理前の画像データの記憶媒体への記録を迅速に行い、しかも圧縮処理前の画像データを記録する記憶媒体を効率よく利用できるようにし、画像の圧縮処理のレスポンスを向上させることができる画像圧縮処理装置、画像圧縮処理方法および画像圧縮処理プログラムを提供することを目的とする。
第1の発明の画像圧縮処理装置は、
画像信号の水平方向の高周波成分および垂直方向の高周波成分の特性を検出する第1の検出手段と、
前記画像信号の水平方向の低周波成分および垂直方向の低周波成分の特性を検出する第2の検出手段と、
前記第1の検出手段の検出結果および前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、前記画像信号を所定の符号化方式で圧縮符号化する際の圧縮率を算出する算出手段と、
この算出手段により算出された圧縮率によって、前記画像信号を圧縮符号化する符号化手段と、
前記第1の検出手段の検出結果および前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、前記画像信号の情報量の調整を行うか否かを決定し、前記画像信号の低周波成分が高周波成分より多い場合に、情報量の調整を行うことを決定する決定手段と、
この決定手段によって情報量の調整を行うことが決定された場合に、前記符号化手段による圧縮符号化前の画像信号の差分圧縮処理を行う情報量調整手段と、
を備えるものである
第2の発明の画像圧縮処理装置は、
画像信号の水平方向の高周波成分および垂直方向の高周波成分の特性を検出する第1の検出手段と、
前記画像信号の水平方向の低周波成分および垂直方向の低周波成分の特性を検出する第2の検出手段と、
前記第1の検出手段の検出結果および前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、前記画像信号の情報量の調整を行うか否かを決定し、前記画像信号の低周波成分が高周波成分より多い場合に、情報量の調整を行うことを決定する決定手段と、
この決定手段によって情報量の調整を行うことが決定された場合に、前記画像信号の差分圧縮処理を行う情報量調整手段と、
を備えるものである。
この発明によれば、圧縮対象の画像の符号量予測処理と画像圧縮処理とを複数回行うことを回避することができ、画像圧縮処理の時間短縮を実現することができる。また、圧縮対象の画像の符号量予測処理と画像圧縮処理とをそれぞれ1回の処理で完了することができ、圧縮対象の1画面の元画像全データを格納するメモリを不要にすることができる。したがって、回路規模の大規模化や高コスト化を招くことなく画像圧縮処理装置を構成することができる。
また、この発明をカメラ(撮像装置)に適用した場合などにおいては、圧縮対象の画像に含まれる空間周波数の分布状況を判別し、カメラ信号処理後の画像データ(YUVデータ)と圧縮処理後のデータの容量を決めるようにし、メモリ書き込みデータを削減することによって、メモリ容量の削減と、消費電力の削減を実現できる。したがって、撮像装置において、撮影動作間隔の短縮を実現し、短い時間間隔で画像の撮影を繰り返し行うようにすることができる。
また、この発明をカメラ(撮像装置)に適用した場合などにおいては、圧縮対象の画像に低周波成分が多いときは、カメラ信号処理後の画像データ(YUVデータ)は、差分圧縮をしてメモリ装置に書き込み、そうでない場合は、差分圧縮をせずに、メモリ装置に書き込むように制御することにより、メモリ容量の最適化を図ることができる。
以下、図を参照しながら、この発明による装置、方法、プログラムの一実施の形態について詳細に説明する。なお、以下においては、この発明による装置、方法、プログラムを主に静止画像(スチル画像)を撮像するデジタルカメラ(撮像装置)に適用した場合を例にして説明する。
[デジタルカメラの構成]
図1は、この実施の形態のデジタルカメラの構成を説明するためのブロック図である。図1に示すように、この実施の形態のデジタルカメラは、大きく分けると、撮像素子10と、前処理回路20と、カメラDSP(Digital Signal Processor)30と、外部接続機器であるメモリ装置50と、モニタ装置51と、記録メディア52と、制御部としての機能を構成するCPU(Central Processing Unit)61、RAM(Random Access Memory)62、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)63と、ユーザからの指示入力を受け付ける操作部60を備えたものである。
図1において、撮像素子10は、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)などの画像情報を取り込むためのものである。
前処理回路20は、CDS(Correlated Double Sampling)/AGC(Automatic Gain Control)/ADC(Analog/Digital Converter)回路21と、タイミングジェネレータ22と、Vドライバー23とを備えたものである。撮像素子10により撮像されて電気信号に変換された画像情報は、前処理回路20のCDS/AGC/ADC回路21に供給される。
CDS/AGC/ADC回路21では、これに供給された画像情報に対して、CDS処理を行って、S/N比を良好に保つようにするとともに、AGC処理を行って、利得を制御し、そして、A/D変換を行って、デジタル信号とされた画像データを形成する。以上がCDS/AGC/ADC回路21で行われる。タイミングジェネレータ22、Vドライバー23は、CDS/AGC/ADC回路21からの情報に基づいて、撮像素子10の駆動タイミングを制御する。そして、前処理回路20からの画像データは、カメラDSP30に供給される。
カメラDSP30は、図1に示すように、カメラ信号処理回路31、高周波積分回路32、低周波積分回路33、記録用画像生成回路34、解像度変換回路35、画像コーデック36、差分信号処理回路37、メモリ制御回路38、表示制御回路39、メディア制御回路40、BIU(Bus Interface Unit)41を備えたものである。
また、カメラDSP30には、図1に示したように、メモリ装置50、LCD(Liquid Crystal Display)/モニタ51、記録メディア52が接続されている。メモリ装置50は、比較的に記憶容量の大きな半導体メモリであり、例えばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access memory)などである。また、記録メディア52は、例えば、半導体メモリを用いたいわゆるメモリカードである。なお、記録メディア52として、記録可能なDVDや記録可能なCD等の光記録媒体や磁気ディスクなどの種々のものを用いるようにすることももちろん可能である。
そして、メモリ制御回路38は、メモリ装置50への画像データの書き込みおよびメモリ装置50からの画像データの読み出しを制御するものであり、表示制御回路39は、LCD(Liquid Crystal Display)/モニタ51への画像の表示を制御するものである。また、メディア制御回路40は、記録メディア52への画像データの書き込みおよび記録メディア52からの画像データの読み出しを制御するものである。
また、BIU41は、CPU61とカメラDSP30のインターフェースをとるブロックである。そして、CPU61は、ユーザインターフェースである操作部60からの信号を元に、EEPROM63からプログラムをロードし、ワークメモリであるRAM62を使用してプログラムを実行し、カメラDSP30と通信しながら、ユーザからの要求にそった動作を保証するようにしている。
そして、この実施の形態のデジタルカメラにおける撮影動作は次のように行われる。操作部60を通じて受け付けたユーザからの撮影動作指示に応じて、CPU61が撮像素子10、前処理回路20を制御し、目的とする被写体の画像を画像データとして取り込み、この取り込んだ画像データをカメラDSP30のカメラ信号処理回路31と、高周波積分回路32と、低周波積分回路33とに供給する。
カメラ信号処理回路31では、これに供給された画像データに対して、AF(Auto Focus)、AE(Auto Exposure)、AWB(Auto White Balance)などのカメラ信号処理を施して、処理後の画像データを記録用画像生成回路34に供給する。記録用画像生成回路34は、これに供給されたカメラ信号処理済みの画像データから記録用の画像データであるYUVデータを形成し、これを差分信号処理回路37に供給する。なお、この明細書において、画像データであるYUVデータは、Y信号(輝度信号)と、Cb信号(青の色差信号)と、Cr(赤の色差信号)とからなる画像データを意味するものとして用いている。
差分信号処理回路37は、詳しくは後述もするが、記録しようとしている画像データ(YUVデータ)について差分圧縮を行うことにより、メモリ装置50への画像データ量を抑制し、より多くの画像データを記録できるようにしている。そして、差分信号処理回路37において処理された画像データは、メモリ制御回路38を通じてメモリ装置50のメモリに記録される。
この後、CPU61の制御に応じて、メモリ制御回路38は、メモリ装置50から新たに記録した画像データを読み出し、これをシステムバスを通じて解像度変換回路35に供給する。解像度変換回路35は、これに供給された画像データにより表示される画像のサイズをLCD/モニタ51の表示画面に応じて変更する処理を行い、サイズ変更後の画像データを表示制御回路39に供給する。
表示制御回路39は、解像度変換回路35からの画像データに基づいて、LCD/モニタ51に供給する画像信号(映像信号)を形成し、これをLCD/モニタ51に供給する。これにより、撮像素子10を通じて取り込んだ画像データに応じた画像がLCD/モニタ51の表示画面に表示され、ユーザが観視することができるようにされる。
そして、操作部60に設けられている例えばシャッターボタンが押下操作された場合には、メモリ装置50から読み出された画像データは、画像コーデック36にも供給され、ここでJPEG方式、あるいは、MPEG方式などの所定の圧縮方式が用いられてストリームデータに圧縮される。すなわち、画像コーデック36は、DCTなどによる周波数軸変換処理、量子化処理、可変長符号化処理を行って画像データを圧縮処理する。
画像コーデック36により、画像圧縮された画像データは、差分信号処理回路37、メモリ制御回路38を通じて、メモリ装置50に記録されたり、あるいは、画像コーデック36により、画像圧縮された画像データは、メディア制御回路40を通じて記録メディア52に記録されたりする。
また、操作部60を通じて記録メディア52に記録された画像データの再生が指示された場合には、CPU61は、メディア制御回路40を制御して、目的とする画像データを記録メディア52から読み出し、これを画像コーデック36に供給する。画像コーデック36は、圧縮符号化された画像データが供給されたときには、これを復号化処理して、符号化前の元の画像データを復元し、これを解像度変換回路35、表示制御回路39を通じて、LCD/モニタ51に供給し、記録メディア52に記録された画像データに応じた画像を再生することができるようにされる。
このように、このデジタルカメラは、目的とする被写体の画像を画像データとしてメモリ装置50に取り込み、この取り込んだ画像データに応じた画像をLCD/モニタ51の表示画面に表示して観視できるようにするとともに、操作部60のシャッターボタンが押下操作された場合には、メモリ装置50に取り込まれた画像データをJPEGやMPEGなどの圧縮方式を用いてデータ圧縮し、これをメモリ装置50や記録メディア52に記録することができる。また、記録メディア52に記録されたデータ圧縮された画像データを読み出して復号化し、復号化した画像データに応じた画像をLCD/モニタ51の表示画面に表示することができるものである。
そして、さらに、この実施の形態のデジタルカメラの場合には、高周波積分回路32と低周波積分回路33とを用いることによって、画像コーデック36における画像データ圧縮処理(符号化処理)を1回の処理で適正に終了させることができるとともに、差分信号処理回路37における差分信号処理により、メモリ装置50に記録する圧縮符号化前の画像データ(YUVデータ)についてのデータ圧縮をより効率的に行って、画像データを迅速にメモリ装置50に記録することができるとともに、メモリ装置50自体を効率よく利用することができる。
[高周波成分積分回路32の構成と動作]
次に、図1に示した高周波成分積分回路32について詳細に説明する。図1に示したように、この実施の形態のデジタルカメラにおいて、カメラDSP30内に設けられた高周波成分積分回路32は、JPEG方式やMPEG方式といった所定の圧縮方式でのデータ圧縮後の符号量を的確に予測するとともに、差分信号処理回路37における差分信号処理を効率的に行うようにするため、記録対象画像の水平方向および垂直方向の特性を検出する部分である。
図2は、この実施の形態のデジタルカメラで用いられている高周波成分積分回路32を説明するためのブロック図である。図2に示すように、高周波成分積分回路32は、輝度信号生成部321と、処理対象画像の水平方向と垂直方向との2系統の処理部を備えている。
水平方向の処理系は、水平方向の高周波成分抽出部322と、絶対値化部323と、積分部324と、面積算出部325とを備え、垂直方向の処理系は、垂直方向の高周波成分抽出部326と、絶対値化部327と、積分部328と、面積算出部329とを備えたものである。
垂直方向の高周波成分抽出部326は、図2に示したように、水平帯域制限部326a、水平補完・間引き部326b、ラインメモリ326c、垂直演算部326dを備え、詳しくは後述するように、ラインメモリの記憶容量が大きくなくとも十分な処理ができるようにライン毎のデータ量をある程度絞り込むようにしている。
そして、前処理回路20からの画像データ(撮像画像信号)は、輝度信号生成部321に供給される。輝度信号生成部321は、これに供給された画像データから輝度信号を生成する。なお、輝度信号生成部321において、これに供給された画像データから、画像の周波数帯域を広くカバーする画素データのみ(例えば原色系イメジャ(画像)の場合、グリーン(緑)の画素データなど)を抽出し、これを擬似的な輝度信号とするようにしてもよい。この輝度信号生成部321において生成された輝度信号は、水平方向の高周波成分抽出部322と、垂直方向の高周波成分抽出部326とに供給される。
なお、擬似的な輝度信号としてグリーンの画素データ(グリーンの色信号)を用いるようにした場合には、既にデータ量が絞られているので、データの欠落を生じされることなく、精度よく高周波成分積分回路32においての処理を行うようにすることができる。
画像データは、通常、水平に走査する順序で入力されるため、水平方向の高周波成分抽出部322は比較的簡易な形のハイパスフィルタで構成できる。これに対し垂直方向の高周波成分抽出部326は、ちょうど1ライン分だけ時間差のある2点間または複数点間の画像信号によってハイパスフィルタを構成する必要がある。このため、この実施の形態においては、画像データ(撮影画像信号)の1ライン分に相当する容量のラインメモリ326cを1ライン分または数ライン分設けている。
但し、記憶容量の大きなラインメモリを設けることは、回路規模増大や消費電力増大につながる。そこで、この実施の形態の垂直方向の高周波成分抽出部326は、1ライン分の画像データを、高周波成分抽出部326に対して必要最小限の画素数に間引いてから、ラインメモリ326cに格納するため、上述もしたように、水平帯域制限部326a、水平補完・間引き部326bを備えている。
つまり、垂直方向の高周波成分抽出部326においては、輝度信号生成部321からの輝度信号(画像信号)を、まず水平帯域制限部326aで所定の低周波成分のみに制限し、水平間引き処理によるいわゆる折り返しを防止する。すなわち、輝度信号のデータ量を所定量分に制限する。
次に、水平補間・間引き部326bにおいて、水平方向の複数タップの画素を用いて補間フィルタ処理を行い、ラインメモリ326cの容量以内の画素数となるよう輝度信号の間引き処理を行う。こうして画素間引きされた輝度信号が、ラインメモリ326cに書き込まれる。このように、この実施の形態において、垂直方向の高周波成分抽出部326は、最小限のハードウェアで1ライン分だけ時間差のある2点間または複数点間の輝度信号を得て差分を取ることにより高周波成分を抽出するハイパスフィルタを構成している。
図2に示した高周波成分積分回路32の水平方向の高周波成分抽出部322および垂直方向の高周波成分抽出部326で得られた輝度信号の高周波成分は、それぞれ対応する絶対値化部323あるいは絶対値化部327に供給される。
絶対値部323は前段の水平方向の高周波成分抽出部322からの水平方向の輝度信号の高周波成分が、後段の積分部324において相殺し合うことがないように、当該水平方向の輝度信号の高周波成分を絶対値化する。同様に、絶対値部327は前段の垂直方向の高周波成分抽出部326からの垂直方向の輝度信号の高周波成分が、後段の積分部328において相殺し合うことがないように、当該垂直方向の輝度信号の高周波成分を絶対値化する。
そして、絶対値化部323で絶対値化された水平方向の輝度信号の高周波成分は、積分部324と面積算出部325に供給され、絶対値化部327で絶対値化された垂直方向の輝度信号の高周波成分は、積分部328と面積算出部329に供給される。
積分部324は、これに供給された水平方向の輝度信号の絶対値化された高周波成分について、例えば1画面分を処理単位領域として積分処理(積算処理)し、水平方向の高周波成分積分データを得て、これを符号量予測部としてのCPU61に供給する。同様に、積分部328は、これに供給された垂直方向の輝度信号の絶対値化された高周波成分について、1画面分を処理単位領域として積分処理(積算処理)し、垂直方向の高周波成分積分データを得て、これを符号量予測部としてのCPU61に供給する。
なお、ここでは、積分処理の処理単位領域を1画面単位としたが、これに限るものではない。積分処理の処理単位領域を任意に指定される領域とすることもできる。ここで任意に指定される領域は、例えば、マクロブロック(16画素×16画素の領域)やサブブロック(8画素×8画素の領域)あるいは、複数マクロブロックの領域や複数サブブロックの領域などの種々の大きさの領域とすることが可能である。
また、面積算出部325は、積分部324において積分処理を行った回数をカウントし、積分処理の対象となった水平方向の輝度信号の高周波成分を含む領域の面積を求め、これを符号量予測部としてのCPU61に供給する。同様に、面積算出部329は、積分部328において積分処理を行った回数をカウントし、積分処理の対象となった垂直方向の輝度信号の高周波成分を含む領域の面積を求め、これを符号量予測部としてのCPU61に供給する。
このように、水平方向の輝度信号の高周波成分の積分データ(水平方向の高周波成分積分データ)と、水平方向の積分の対象となった高周波成分を含む領域の面積を示すデータと、垂直方向の輝度信号の高周波成分の積分データ(垂直方向の高周波成分積分データ)と、垂直方向の積分の対象となった高周波成分を含む領域の面積を示すデータとが高周波成分積分回路32から符号量予測部としてのCPU61に供給される。
この実施の形態のデジタルカメラのCPU61は、上述もしたように符号量予測部としての機能をも有するものであり、また、図2に示した高周波成分積分回路32の各部に対する制御データの設定をも行うものである。
具体的に、CPU61は、輝度信号生成部321のフィルタの種類や係数の制御、輝度信号の高輝度抑圧処理などの制御、水平方向と垂直方向の高周波成分抽出部322,326のフィルタの種類や係数の制御、垂直方向の高周波成分抽出部326の帯域制限部326aのフィルタの種類や係数の制御、水平補間・間引き部326bの補間フィルタや間引き率の制御、絶対値化部323、327のパラメータ制御、積分部324、328の領域指定の制御、などを行う。
[低周波成分積分回路33の構成と動作]
次に、図1に示した低周波成分積分回路33について説明する。この実施の形態のデジタルカメラに搭載された低周波成分積分回路33は、画像データから生成する輝度信号の低周波成分を扱う点を除けば、図2を用いて前述した高周波成分積分回路32と同様の構成を有するものである。
図3は、この実施の形態のデジタルカメラで用いられている低周波成分積分回路33を説明するためのブロック図である。この図3に示す低周波成分積分回路33と、図2に示した高周波成分積分回路32とを比較すると分かるように、図3に示す低周波成分積分回路33は、図2に示した高周波成分積分回路32が備える水平方向の高周波成分抽出部322、垂直方向の高周波成分抽出部326に変えて、水平方向の低周波成分抽出部332、垂直方向の低周波成分抽出部336を備える点を除けば、図2に示した高周波成分積分回路32と同様に構成されたものである。
垂直方向の低周波成分抽出部336は、図2に示した高周波成分積分回路32の垂直方向の低周波成分抽出部326と同様に、水平帯域制限部336a、水平補完・間引き部336b、ラインメモリ336c、垂直演算部336を備えたものである。低周波成分積分回路33の水平方向の低周波成分抽出部332、垂直方向の低周波成分抽出部336は、目的とする処理対象の信号が所定の帯域の低周波成分である。
また、低周波成分積分回路33の輝度信号生成部331、絶対値化部333、337、積分部334、338、面積算出部335、339は、図2に示した高周波成分積分回路32の対応する部分、すなわち、輝度信号生成部321、絶対値化部323、327、積分部324、328、面積算出部3258、329と同様に構成され、同様に動作する部分である。
そして、前処理回路20からの画像データ(撮像画像信号)は、図3に示す低周波成分積分回路33の輝度信号生成部331に供給される。輝度信号生成部331は、これに供給された画像データから輝度信号を生成する。なお、輝度信号生成部331においても、これに供給された画像データから、画像の周波数帯域を広くカバーする画素データのみ(例えば原色系イメジャ(画像)の場合、グリーン(緑)の画素データなど)を抽出し、これを擬似的な輝度信号とするようにしてもよい。この輝度信号生成部331において生成された輝度信号は、水平方向の低周波成分抽出部332と、垂直方向の高周波成分抽出部336とに供給される。
上述もしたが、画像データは、通常、水平に走査する順序で入力されるため、水平方向の低周波成分抽出部322は比較的簡易な形の高周波トラップフィルタないしローパスフィルタで構成できる。これに対し垂直方向の低周波成分抽出部336は、1ライン分の画像データを、低周波成分抽出部336に対して必要最小限の画素数に間引いてから、ラインメモリ336cに格納するため、上述もしたように、水平帯域制限部336a、水平補完・間引き部336bを備えている。
このように、この実施の形態において、垂直方向の低周波成分抽出部336は、最小限のハードウェアで1ライン分だけ時間差のある2点または複数点の輝度信号を得て差分を取るハイパスフィルタを構成し、その差分信号レベルが所定のしきい値以下の時は低周波成分と判断して差分信号を積分することにより、低周波成分を抽出する。
そして、図3に示した低周波成分積分回路33の水平方向の低周波成分抽出部332および垂直方向の低周波成分抽出部336で得られた輝度信号の低周波成分は、それぞれ対応する絶対値化部333あるいは絶対値化部337に供給され、ここで絶対値化される。そして、絶対値化部333で絶対値化された水平方向の輝度信号の低周波成分は、積分部334と面積算出部335に供給され、絶対値化部337で絶対値化された垂直方向の輝度信号の低周波成分は、積分部338と面積算出部339に供給される。
積分部334は、これに供給された水平方向の輝度信号の絶対値化された低周波成分について、例えば1画面分を処理単位領域として積分処理し、水平方向の低周波成分積分データを得て、これを符号量予測部としてのCPU61に供給する。同様に、積分部338は、これに供給された垂直方向の輝度信号の絶対値化された低周波成分について、1画面分を処理単位領域として積分処理し、垂直方向の高周波成分積分データを得て、これを符号量予測部としてのCPU61に供給する。
なお、積分処理の処理単位領域は、1画面単位に限るものではなく、図2を用いて上述した高周波成分積分回路32の場合と同様に、例えば、マクロブロック(16画素×16画素の領域)やサブブロック(8画素×8画素の領域)あるいは、複数マクロブロックの領域や複数サブブロックの領域など、任意に指定される領域とすることができる。
また、面積算出部335は、積分部334において積分処理を行った回数をカウントし、積分処理の対象となった水平方向の輝度信号の低周波成分を含む領域の面積を求め、これを符号量予測部としてのCPU61に供給する。同様に、面積算出部339は、積分部338において積分処理を行った回数をカウントし、積分処理の対象となった垂直方向の輝度信号の低周波成分を含む領域の面積を求め、これを符号量予測部としてのCPU61に供給する。
このように、水平方向の輝度信号の低周波成分の積分データ(水平方向の低周波成分積分データ)と、水平方向の積分の対象となった高周波成分を含む領域の面積を示すデータと、垂直方向の輝度信号の低周波成分の積分データ(垂直方向の低周波成分積分データ)と、垂直方向の積分の対象となった低周波成分を含む領域の面積を示すデータとが低周波成分積分回路33から符号量予測部としてのCPU61に供給される。
また、上述もしたように、この実施の形態のデジタルカメラのCPU61は、符号量予測部としての機能をも有するものであり、また、図3に示した低周波成分積分回路33の各部に対する制御データの設定も行うものである。
具体的に、CPU61は、輝度信号生成部331のフィルタの種類や係数の制御、輝度信号の高輝度抑圧処理などの制御、水平方向と垂直方向の高周波成分抽出部332、336のフィルタの種類や係数の制御、垂直方向の高周波成分抽出部336の帯域制限部のフィルタの種類や係数の制御、水平補間・間引き部336bの補間フィルタや間引き率の制御、絶対値化部333、337のパラメータ制御、積分部334、338の領域指定の制御、などを行う。
[符号化予測部と画像圧縮部の構成と動作]
次に、上述したように、高周波成分積分回路32からの水平方向の高周波積分データと垂直方向の高周波積分データと、低周波成分積分回路33からの水平方向の低周波積分データと垂直方向の低周波積分データとの供給を受けて、これに基づき、符号量予測を行う符号量予測部としてのCPU61と、画像圧縮処理を行う画像圧縮部としての画像コーデック36とについて説明する。この実施の形態において、CPU61は、自己が実行するプログラムによって、符号量予測部としての機能を実現している。
図4は、符号量予測部としてのCPU61の機能と、画像圧縮部としての画像コーデック36の機能とを説明するためのブロック図である。図4に示すように、符号量予測部としてのCPU61は、バイト数算出部611と、量子化スケール算出部612と、量子化テーブル生成部613との機能を有している。また、画像圧縮部としての画像コーデック36は、周波数軸変換部(DCT部)361と、量子化部362と、可変長符号化部363としての機能を有している。
そして、図2、図3を用いて説明したように、高周波積分回路32からの水平方向および垂直方向の高周波積分データと、低周波積分回路33からの水平方向および垂直方向の低周波積分データとは、符号量予測部としてのCPU61が実現するバイト数算出部611に供給される。
バイト数算出部611は、高周波積分データ、低周波積分データに基づいて、記録対象の画像が、高周波成分が多く、低周波成分が少ないいわゆる変化の激しい画像の場合には、画像の圧縮データのバイト数を多くし、高周波成分が少なく、低周波成分が多いいわゆる変化の少ない画像の場合には、画像の圧縮データのバイト数を少なくするというように、圧縮データのバイト数を算出する。つまり、バイト数算出部611は、記録しようとしている圧縮対象の画像の圧縮後のバイト数を、その圧縮対象の画像のその画像内における変化の度合いに応じて、適切に把握しようとするものである。
バイト数算出部611において算出されたデータ圧縮後の画像データのバイト数は、量子化スケール算出部612に供給される。量子化スケール算出部612は、バイト数算出部611において算出されたデータ圧縮後の画像データのバイト数に基づいて、記録しようとしている撮影画像をただ1度の処理で所定バイト数まで圧縮するための量子化スケールを算出し、これを量子化テーブル生成部613に供給する。
量子化テーブル生成部613は、量子化スケール算出部612からの量子化スケールに基づいて、量子化テーブルを生成し、これを画像圧縮部としての画像コーデック36の量子化部362に供給する。
このように、符号量予測部としてのCPU61は、圧縮対象の画像を形成する画像データに基づいて、当該画像の水平方向の高周波成分と低周波成分、垂直方向の高周波成分と低周波成分とに基づいて、当該圧縮対象の画像の複雑さに応じた圧縮処理後のバイト数を正確に算出する。
そして、バイト数算出部611において算出された圧縮対象の画像の圧縮処理後のバイト数に基づいて、量子化スケール算出部612において、1回の圧縮処理で当該圧縮対象の画像を圧縮するための量子化スケールを算出し、この算出された量子化スケールに基づいて、量子化テーブル生成部613において、実際の量子化処理において用いられる量子化テーブルを生成し、これを画像圧縮部(画像コーデック)36の量子化部362に供給して、最適な圧縮率で圧縮対象の画像データを圧縮符号化する。
一方、メモリ装置50から読み出された画像データは、データバスを通じて画像圧縮部(画像コーデック)36の周波数軸変換部361に供給され、ここで離散コサイン変換(DCT)を施されて、時間軸成分から周波数軸成分へ変換されて量子化部362へ供給される。量子化部362では、量子化テーブル生成部613から得られる量子化テーブルに基づいて、画像データの圧縮率を調整する。可変長符号化部363では、ハフマン符号などの可変長符号により画像データを可変長符号化し、最終的な圧縮画像データとして出力する。
このように、この実施の形態のデジタルカメラの場合、図9を用いて説明した従来の画像圧縮処理装置との大きな相違点は、圧縮された画像データをフィードバックして複数回の符号量予測を繰り返す必要がなく、ただ1度の圧縮処理で圧縮画像データを得ることができ、迅速な画像データ圧縮処理を行うことができる点にある
実際の動作モードとしては、図1の操作部60の記録開始ボタン(またはシャッターボタン)がユーザによって操作され、記録開始タイミングが認識(検出)されると、そのタイミングがCPU61に供給される。記録開始操作(またはシャッター押下操作)の瞬間に撮像素子で撮像された画像データがカメラ信号処理や記録用画像作成処理を施されると共に、同一の画像を用いて高周波成分積分処理が行なわれるように、CPU61が各部のタイミング制御を行うことで、画像処理の経路と、高周波成分積分や符号量予測の経路の両者に対して元画像を一致させることができ、高精度な符号量予測が可能となる。
なお、この実施の形態のデジタルカメラにおいては、高周波積分回路32と低周波積分回路33とからの出力情報に基づいて、バイト算出部611において、データ圧縮後の画像データのバイト数(圧縮処理後の符号量)を見積もるようにした。このように、高周波積分部からの出力と低周波積分部からの出力とを比較することによって、高精度にデータ圧縮後の符号量を見積もることができる。
[デジタルカメラの特徴的部分の説明]
次に、図1に示したこの実施の形態のデジタルカメラにおいては、高周波積分回路32および低周波積分回路33は本発明において特徴となる点なので、この点に注目した上で図1に示したデジタルカメラの特徴的部分について説明する。
図1に示したこの実施の形態のデジタルカメラのメモリ装置50には、カメラ信号処理31、記録用画像生成34を経由したYUV方式の画像データ及び、このYUV方式の画像データを画像コーデック36でデータ圧縮(圧縮符号化)したストリームデータが、例えばメモリ装置50の記憶媒体に保存される。このYUVデータとストリームデータとの間には、図5に示すようなデータ量についての関係がある。
ここで、図5A、図5Bに示したストリームデータは、例えば図9に示した従来の画像圧縮装置によりデータ圧縮を行うようにした場合であり、図5C、図5Dに示したストリームデータは、この実施の形態のデジタルカメラにおいて、データ圧縮を行うようにした場合を示している。また、YUVデータは、全ての空間周波数に対して、成分の大きさが等しい場合をしめしている。
図5Aに、画像の空間周波数の成分の大きさが等しい画像の、YUVデータ(データ圧縮前のデータ)とストリームデータ(データ圧縮後のデータ)とのデータ量の関係を示す。図5Aにおいて、横軸は、空間周波数、縦軸は成分の大きさを示す。YUV方式のデータは、空間周波数成分の大きさが等しいので、図5Aにおいて点線で示したように平坦な波形となる。
一方、ストリームデータの場合は、図5Aにおいて実線で示したように、高周波成分の大きさが少なくなっている。これは、画面内の近接するピクセルとの画像情報の変化が緩やかなのが自然画の中に多く、また、人間の目の感性が緩やかな画像情報変化に敏感で、急峻な画像情報変化に鈍感である事を利用して、例えばJPEG方式などの圧縮符号化方式を用いることによって、高周波成分を低周波成分に比べて大きく圧縮するようにしているためである。したがって、画像コーデックの量子化処理においては、DCT変換した後の高周波成分の方を強く圧縮させることができるようにされる。
図5Aにおいて実線で示したストリームデータのようにデータ圧縮する場合、図9に示した従来の画像圧縮装置を利用する場合を考えると、実際には、図9に示した画像圧縮装置の場合の固定長用の量子化テーブル107の値を、高域の方を大きくする必要がある。図6に量子化テーブルの値の例を示す。左上が直流成分で、右下に行くに従って、水平、垂直ともに空間周波数が高くなる。
図6において、「99」の値になっているのが、高周波成分を圧縮させる効果になり、この図6のテーブルの値と、例えば図9に示した画像圧縮装置のDCT101から出てくる値を図9の量子化部102おいて掛け合わせることによって、求められるストリームデータの値が小さくなる。これにより、高周波成分のデータは「0(零)」が多く含まれることになり、図9の可変長符号化(例えば、ランレングズ符号化)ブロック103にて、圧縮される。
また、図5BにYUV方式の画像データとストリームデータの図1のメモリ装置50上のメモリマップを示す。これは、図5Aの成分の大きさを空間周波数で積分したデータ量がマッピングされたものである。YUVのデータより、ストリームデータの方が小さいことがわかる。
図1を用いて上述した実施の形態のデジタルカメラにおいては、高周波積分回路32、低周波積分回路33からの出力情報に基づいて、CPU61が行うデータ圧縮後の画像データの符号化量の見積もりの動作は、図5Aにおいて、ストリームデータの空間周波数成分の大きさが小さくなる空間周波数Fth_1の値を決めるのが目的である。これは、メモリ装置50上に記録されるストリームデータの容量のサイズが決まっているために行われる作業になる。
図5Cが、図5Aに示したYUVデータを、図1に示したこの実施の形態のデジタルカメラの差分信号処理回路37で処理して圧縮したYUVデータと、図5Aに示したYUVデータをJPEGやMPEGなどの所定の圧縮方式でデータ圧縮されて形成されたストリームデータとの主にデータ量についての関係を説明するためのグラフであり、図5Dが図5Cに示したYUV方式のデータとストリームデータとを記録したメモリのメモリマップの状態を示す図である。
ストリームデータは、図5Aに示したストリームデータと同じである。一方、YUVデータの方は、空間周波数Fth_2までは増加し、その後、一定値になっている。これについて説明する。
画像に低域空間周波数成分を多く含むということは、差分圧縮、例えば、DPCM(Differential Pulse Code Modulation)を使って圧縮できることを意味する。例えば、0、1、2、3、4と単調増加する値に関しては、スタートの値(この場合“0”)と単調増加(“1”)の値だけで、情報を伝達することができる。低域の空間周波数を多く含む場合は、このようにデータの差分圧縮をして保存した方が優位である。
この差分圧縮は、図1において、差分信号処理回路37において行われ、YUVデータをメモリ装置50に書き込むときに、高周波成分よりも低周波成分の多い画像に対しては差分圧縮を行うようにし、差分圧縮してメモリ装置50に記録したYUVデータを利用する場合には、読み出したYUVデータの差分伸張を行うようにしている。
図5Cにおいて、空間周波数Fth_2で成分の大きさが一定になっているが、これは、Fth_2以上の空間周波数においては差分圧縮を行うとデータ量が逆に増えてしまうので、差分圧縮をせずにデータを作成した方が優位であるからである。
例えば、成分の大きさが、0、8、0、8、0とトグルするようなデータに対しては差分圧縮すると、スタート値(この場合“0”)と増加(+8)、減少(−8)となってしまう。これは、もともとのデータ列0、8、0、8、0が、0、+8、−8、+8、−8と変換されることになり、符号のビット分、差分圧縮するとデータ量が増えてしまうことになる。
そこで、この実施の形態のデジタルカメラにおいては、撮影画像に含まれるデータの低域周波数成分が高域周波数成分より多い場合のみ、差分圧縮を行う。画面全体で、差分圧縮をするか、しないかを決めても良いのだが、画面の一部分毎で、低域周波数成分と高域周波数成分の大きさを比較し、どちらの方式でメモリに記録するかを決めても良い。
差分圧縮の有無が撮影画像にて混在する場合は、両者を区別するための識別子が必要になるが、これは、図1の差分信号処理回路37内に設けられたCPU61からの設定レジスタに格納しておきこれを用いるようにしたり、あるいは、所定単位毎のYUVデータに対して付加して、YUVデータと共にメモリ装置50などに記録するようにしたりしてもよい。
要は、メモリ装置50に記録されたYUVデータを読み出して利用する場合に、その読み出したYUVデータが差分圧縮されたものか否かを正確に判別することができ、差分圧縮されているYUVデータについてのみ、差分伸張処理を行うことができるようにしておけばよい。
そして、YUVデータについて差分信号処理を行わずにメモリ装置50に記録した場合の図5Bに示すメモリマップと、高周波成分より低周波成分の多いYUVデータについて差分信号処理を行うようにして、メモリ装置50に記録した場合の図5Dに示すメモリマップとを比較すると分かるように、差分信号処理を用いるようにした場合の方が、YUVデータ自身を圧縮し、より少ない記憶容量で、例えば、1画面分全部のYUVデータを記憶保持することができるようにされる。
また、低周波成分の多いYUVデータの場合には、差分信号処理により効率よくそのデータ量を少なくすることが可能であるが、低周波成分が多いYUVデータを例えばJPEGなど符号化圧縮方式により符号化圧縮した場合には、圧縮率は幾分低下し、ストリームデータの量は多くなる。
これとは逆に、高周波成分の多いYUVデータの場合には、差分信号処理は効率よくデータ量を減らすことはできないので、差分信号処理は行わない。しかし、高周波成分の多いYUVデータを例えばJPEGなど符号化圧縮方式により符号化圧縮した場合には、圧縮率は向上し、図5A、図5Bに示したように、ストリームデータの量を少なくすることができる。
したがって、この実施の形態のデジタルカメラのように、圧縮符号化前の画像データであるYUVデータと、圧縮符号化された画像データであるストリームデータとをメモリ装置50などの同じ記憶媒体に記録する場合においては、図5Dにおいて点線で示したように、YUVデータとストリームデータとのデータ量は画像の周波数の特性に応じて変化することになり、YUVデータとストリームデータとの両方を記録する記憶媒体を適応的に効率よく利用することができるようになる。
なお、差分信号処理を行う単位は、1画面単位でもよいが、より効果をあげるためには、より小さな単位領域を設定し、その単位領域毎に差分信号処理を行うようにすることが望ましい。例えば、1画面を8分割、16分割などのように、所定の数に分割し、その分割した単位領域ごとに、水平方向と垂直方向の高周波成分、低周波成分を検出し、これに応じて差分信号処理を行うか否かを決定するようにすればよい。もちろん、マクロブロックやサブブロック単位に行うようにしてもよい。
また、差分信号処理は、最初の1つだけ原データ(差分処理していない元のままのデータ)を転送し、後は差分データを転送するというようにしてもよいが、誤差の影響を排除するため、原データと差分データとを交互に転送するようにしたり、差分データを2回転送したら1回原データを転送したりするというように、原データと差分データとをある程度の割合で転送するようにすることが望ましい。
このように、この実施の形態のデジタルカメラにおいては、高周波積分回路32で求められる圧縮対象画像の水平方向と垂直方向の高周波成分の特性(高周波成分の状態)と、低周波積分回路33で求められる圧縮対象画像の水平方向と垂直方向の低周波成分の特性(低周波成分の状態)とに基づいて、JPEGやMPEGなどの所定の圧縮符号化方式でデータ圧縮する場合の圧縮率を正確に予測し、1回の圧縮符号化処理により適正に圧縮符号化することができるようにしている。
さらに、高周波積分回路32、低周波積分回路33の出力に基づいて、差分信号処理回路37を制御して、メモリ装置50に記録するYUVデータ自身を差分圧縮させ、メモリ装置50を効率的に使用することができるようにしている。
[メモリ装置50へのデータの書き込み/読み出し]
次に、図1に示したこの実施の形態のデジタルカメラにおいて行われるメモリ装置50へのデータ書き込み処理、メモリ装置50からのデータの読み出し処理について、図7、図8に示すフローチャートを参照しながら説明する。ここで、図7は、メモリ装置50へのデータの書き込み処理を説明するためのフローチャートであり、図8は、メモリ装置50からのデータの読み出し処理を説明するためのフローチャートである。
図7のフローチャートを参照しながら、メモリ装置50へのデータの書き込み処理について説明する。例えば、ユーザからの指示入力により、データのメモリ装置50への書き込みが指示されると、CPU61は図7のフローチャートに示した処理を開始する。
まず、CPU61は、画像の一部分毎に、図1の高周波積分回路32及び、低周波積分回路33のレジスタをBIU(Bus Interface Unit)経由で読み出す(ステップS101)。そして、供給を受けた画像信号について、当該画像の高周波成分が低周波成分よりも高いか否かを判断する(ステップS102)。ステップS102の判断処理において、高周波成分の方が低周波成分よりも多い場合には、CPU61は、差分信号部レジスタに“0”をセットし(ステップS103)、差分圧縮せずにメモリ装置50の該当領域にYUVデータ(画像データ)を書き込む(ステップS104)。
ステップS102の判断処理において、高周波成分のデータ量より低周波数成分が多ければ、CPU61は、差分信号部レジスタに“1”をセットし(ステップS105)、差分圧縮してメモリ装置50の該当領域にYUVデータ(画像データ)を書き込む(ステップS106)。
ステップS104のデータの書き込み処理、または、ステップS106のデータの書き込み処理が終了したときには、有効画像について全て終了したか否かを判断し(ステップS107)、終了していないと判断したときには、ステップS101からの処理を繰り返し、終了したと判断したときには、この図7に示す処理を終了する。
次に、図8のフローチャートを参照しながら、メモリ装置50からのデータの読み出し処理について説明する。この図8に示す処理は、図1に示したCPU61で行うようにすることもできるし、差分信号処理回路37の内部で行うようにすることもできる。ここでは、差分信号処理回路37の内部で行うようにする場合を例にして説明する。
CPU61からの制御により、データの読み出し制御信号を受け付けると、差分信号処理回路37は、図8に示した処理を開始する。まず、差分信号処理回路7は、自己が有するレジスタであって、メモリ装置50から読み出そうとしているYUVデータについてのデータの書き込み時の差分圧縮の有無を示すフラグの値を読み出し(ステップS201)、“0”差分圧縮無しのデータか否かを判断する(ステップS202)。
ステップS202の判断処理において、レジスタから読み出した値が“0”であると判断したときには、読み出そうとしているYUVデータは、差分圧縮されていない領域のデータので、差分伸張処理は行わずにメモリ装置50からデータを読み出す(ステップS203)。また、ステップS202の判断処理において、レジスタから読み出した値が“0”ではないと判断したときには、読み出そうとしているYUVデータは、差分圧縮されている領域のデータであるので、差分伸張処理を行うようにしてメモリ装置50からデータを読み出す(ステップS204)。
ステップS203、または、ステップS204の処理の後、差分信号処理回路37のレジスタアドレスを歩進し(ステップS205)、有効画像について終了したか否かを判断する(ステップS206)。このステップS206の判断処理において、まだ、有効画像の全部について読み出しが終了していないと判断したときには、ステップS201からの処理を繰り返し、終了したと判断したときには、この図8に示す処理を終了する。
このように、メモリ装置50に記録する圧縮符号化前の画像データであるYUVデータについても、YUVデータが形成する画像の周波数特性に応じて、効率よくデータ量を調整することができるとともに、データ量を調整してメモリ装置50に記録した場合であっても、読み出し時に適正に復元して、これを利用することができる。
なお、上述した実施の形態においては、メモリ制御回路38が記録制御手段としての機能を実現し、高周波積分回路32が第1の検出手段としての機能を実現し、低周波積分回路33が第2の検出手段としての機能を実現している。また、CPU61の符号量予測部としての機能が、圧縮率を算出する算出手段としての機能を実現し、画像コーデック36が符号化手段としての機能を実現している。
また、画像信号の情報量を調整する情報量調整手段としての機能は、差分信号処理回路37が実現し、情報量の調整を行うか否かを決定する決定手段としての機能は、高周波積分回路32からの検出出力と、低周波積分回路33からの検出出力を受け付けるCPU61が実現するようにしている。
また、図1に示した高周波積分回路32、低周波積分回路33、画像コーデック36、差分信号処理回路37、符号量予測部61などの各部の機能を、例えば、CPU61、あるいは、CPU61とカメラDSPにおいて実行されるプログラム(ソフトウェア)によって実現することも可能である。
なお、上述した実施の形態においては、静止画データを処理する場合を例にして説明したが、これに限るものではない。動画データについても、上述した静止画データを処理する場合とほぼ同様にして適用することが可能である。すなわち、動画記録機能に関してもこの発明を応用することが可能である。記録用動画像の信号処理と並列に、その動画像の高周波成分積分データを用いた符号量予測を行えば、動画像圧縮後の符号量またはビットレートを効率的に制御できる。
また、上述した実施の形態においては、主に静止画像を撮像するデジタルカメラにこの発明を適用した場合を例にして説明したが、これに限るものではない。動画像を撮像するいわゆるデジタルビデオカメラや、カメラ機能付き携帯電話端末、カメラ機能付きPDA、カメラ機能付き情報処理装置、さらには、DVD記録再生機、CD記録再生機、ハードディスクを記録媒体として用いる記録再生機、VTR(Video Tape Recorder)、パーソナルコンピュータなどの静止画像データ、動画像データを処理する種々の機器において、それら静止画像データや動画像データを圧縮処理する全ての場合にこの発明を適用可能である。
この発明の一実施の形態が適用されたデジタルカメラを説明するためのブロック図である。 図1に示したデジタルカメラの高周波積分回路を説明するためのブロック図である。 図1に示したデジタルカメラの低周波積分回路を説明するためのブロック図である。 図1に示したCPUによって実現される符号量予測部と、画像コーデック内に設けられる画像圧縮部を説明するためのブロック図である。 記録装置の記憶媒体に記録される画像データデータであるYUVデータと圧縮符号化されて形成されたストリームデータとの関係を説明するための図である。 量子化テーブルの一例を示す図である。 メモリ装置(記憶媒体)50へのデータの書き込み処理を説明するためのフローチャートである。 メモリ装置(記憶媒体)50からのデータの読み出し処理を説明するためのフローチャートである。 従来の画像圧縮処理装置の一例を説明するためのブロック図である。 水平方向に高周波成分が少なく垂直方向に高周波成分の多い画像の例を説明するための図である。
符号の説明
10…撮像素子、20…前処理化路、21…CDS/AGC/ADC回路、22…タイミングジェネレータ、23…Vドライバー、30…カメラDSP、31…カメラ信号処理回路、32…高周波積分回路、33…低周波積分回路、34…記録用画像生成回路、35…解像度変換回路、36…画像コーデック、37…差分信号処理回路、38…メモリ制御回路、39…表示制御回路、40…メディア制御回路、41…BIU、50…メモリ装置、51…LCD/モニタ、52…記録メディア、60…操作部、61…CPU、62…RAM、63…EEPROM、322…水平方向の高周波成分抽出部、323…絶対値化部、324…積分部、325…面積算出部、326…垂直方向の高周波成分抽出部、327…絶対値化部、328…積分部、329…面積算出部、326a…水平帯域制限部、326b…水平補完・間引き部、326c…ラインメモリ、326d…垂直演算部、332…水平方向の高周波成分抽出部、333…絶対値化部、334…積分部、335…面積算出部、336…垂直方向の高周波成分抽出部、337…絶対値化部、338…積分部、339…面積算出部、336a…水平帯域制限部、336b…水平補完・間引き部、336c…ラインメモリ、336d…垂直演算部、611…バイト数算出部、612…量子化スケール算出部、613…量子化テーブル生成部、361…周波数軸変換部(DCT部)、362…量子化部、363…可変長符号化部

Claims (12)

  1. 画像信号の水平方向の高周波成分および垂直方向の高周波成分の特性を検出する第1の検出手段と、
    前記画像信号の水平方向の低周波成分および垂直方向の低周波成分の特性を検出する第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段の検出結果および前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、前記画像信号を所定の符号化方式で圧縮符号化する際の圧縮率を算出する算出手段と、
    この算出手段により算出された圧縮率によって、前記画像信号を圧縮符号化する符号化手段と、
    前記第1の検出手段の検出結果および前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、前記画像信号の情報量の調整を行うか否かを決定し、前記画像信号の低周波成分が高周波成分より多い場合に、情報量の調整を行うことを決定する決定手段と、
    この決定手段によって情報量の調整を行うことが決定された場合に、前記符号化手段による圧縮符号化前の画像信号の差分圧縮処理を行う情報量調整手段と、
    を備える画像圧縮処理装置。
  2. 請求項1の画像圧縮処理装置において、
    前記決定手段は、前記画像信号により形成される画像の所定の処理単位領域ごとに、情報量の調整を行うか否かを決定する画像圧縮処理装置。
  3. 画像信号の水平方向の高周波成分および垂直方向の高周波成分の特性を検出する第1の検出手段と、
    前記画像信号の水平方向の低周波成分および垂直方向の低周波成分の特性を検出する第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段の検出結果および前記第2の検出手段の検出結果に基づいて、前記画像信号の情報量の調整を行うか否かを決定し、前記画像信号の低周波成分が高周波成分より多い場合に、情報量の調整を行うことを決定する決定手段と、
    この決定手段によって情報量の調整を行うことが決定された場合に、前記画像信号の差分圧縮処理を行う情報量調整手段と、
    を備える画像圧縮処理装置。
  4. 請求項3の画像圧縮処理装置において、
    前記決定手段は、前記画像信号により形成される画像の所定の処理単位領域ごとに、情報量の調整を行うか否かを決定する画像圧縮処理装置。
  5. 画像処理装置が実行する画像圧縮処理方法であって、
    画像信号の水平方向の高周波成分および垂直方向の高周波成分の特性を検出する第1の検出工程と、
    前記画像信号の水平方向の低周波成分および垂直方向の低周波成分の特性を検出する第2の検出工程と、
    前記第1の検出工程での検出結果および前記第2の検出工程での検出結果に基づいて、前記画像信号を所定の符号化方式で圧縮符号化する際の圧縮率を算出する算出工程と、
    この算出工程で算出した圧縮率によって、前記画像信号を圧縮符号化する符号化工程と、
    前記第1の検出工程での検出結果および前記第2の検出工程での検出結果に基づいて、前記画像信号の情報量の調整を行うか否かを決定し、前記画像信号の低周波成分が高周波成分より多い場合に、情報量の調整を行うことを決定する決定工程と、
    この決定工程で情報量の調整を行うことを決定した場合に、前記符号化工程での圧縮符号化の前に前記画像信号の差分圧縮処理を行う情報量調整工程と、
    を備える画像圧縮処理方法。
  6. 請求項5の画像圧縮処理方法において、
    前記決定工程では、前記画像信号により形成される画像の所定の処理単位領域ごとに、情報量の調整を行うか否かを決定する画像圧縮処理方法。
  7. 画像処理装置が実行する画像圧縮処理方法であって、
    画像信号の水平方向の高周波成分および垂直方向の高周波成分の特性を検出する第1の検出工程と、
    前記画像信号の水平方向の低周波成分および垂直方向の低周波成分の特性を検出する第2の検出工程と、
    前記第1の検出工程での検出結果および前記第2の検出工程での検出結果に基づいて、前記画像信号の情報量の調整を行うか否かを決定し、前記画像信号の低周波成分が高周波成分より多い場合に、情報量の調整を行うことを決定する決定工程と、
    この決定工程で情報量の調整を行うことを決定した場合に、前記画像信号の差分圧縮処理を行う情報量調整工程と、
    を備える画像圧縮処理方法。
  8. 請求項7の画像圧縮処理方法において、
    前記決定工程では、前記画像信号により形成される画像の所定の処理単位領域ごとに、情報量の調整を行うか否かを決定する画像圧縮処理方法。
  9. 画像信号を処理するコンピュータに、
    画像信号の水平方向の高周波成分および垂直方向の高周波成分の特性を検出する第1の検出ステップと、
    前記画像信号の水平方向の低周波成分および垂直方向の低周波成分の特性を検出する第2の検出ステップと、
    前記第1の検出ステップでの検出結果および前記第2の検出ステップでの検出結果に基づいて、前記画像信号を所定の符号化方式で圧縮符号化する際の圧縮率を算出する算出ステップと、
    この算出ステップで算出した圧縮率によって、前記画像信号を圧縮符号化する符号化ステップと、
    前記第1の検出ステップでの検出結果および前記第2の検出ステップでの検出結果に基づいて、前記画像信号の情報量の調整を行うか否かを決定し、前記画像信号の低周波成分が高周波成分より多い場合に、情報量の調整を行うことを決定する決定ステップと、
    この決定ステップで情報量の調整を行うことを決定した場合に、前記符号化ステップでの圧縮符号化の前に前記画像信号の差分圧縮処理を行う情報量調整ステップと、
    を実行させる画像圧縮処理プログラム。
  10. 請求項9の画像圧縮処理プログラムにおいて、
    前記決定ステップでは、前記画像信号により形成される画像の所定の処理単位領域ごとに、情報量の調整を行うか否かを決定する画像圧縮処理プログラム。
  11. 画像信号を処理するコンピュータに、
    画像信号の水平方向の高周波成分および垂直方向の高周波成分の特性を検出する第1の検出ステップと、
    前記画像信号の水平方向の低周波成分および垂直方向の低周波成分の特性を検出する第2の検出ステップと、
    前記第1の検出ステップでの検出結果および前記第2の検出ステップでの検出結果に基づいて、前記画像信号の情報量の調整を行うか否かを決定し、前記画像信号の低周波成分が高周波成分より多い場合に、情報量の調整を行うことを決定する決定ステップと、
    この決定ステップで情報量の調整を行うことを決定した場合に、前記画像信号の差分圧縮処理を行う情報量調整ステップと、
    を実行させる画像圧縮処理プログラム。
  12. 請求項11の画像圧縮処理プログラムにおいて、
    前記決定ステップでは、前記画像信号により形成される画像の所定の処理単位領域ごとに、情報量の調整を行うか否かを決定する画像圧縮処理プログラム。
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