JP4359093B2 - 超音波診断装置 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る超音波診断装置の一構成例を示すブロック図である。図1において、101は超音波信号を発振および受信する超音波探触子、102は受信手段としての受信器、103はA/D変換手段としてのA/D変換器、104は位相検波手段としての位相検波器、105はウォール成分検出手段としてのウォール成分検出器、106はウォール成分除去手段としてのウォール成分除去器、106は順逆分離手段としての順逆分離器、107は順逆分離された信号を音声として出力する音声出力手段としてのスピーカ、108は周波数解析手段としての周波数解析器、109は周波数成分を表示する表示手段としてのモニタである。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る超音波診断装置におけるウォール成分検出器105およびウォール成分除去器106の一構成例を示すブロック図である。なお、図4において、第1の実施の形態の説明で参照した図2と同様の構成および機能を有する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。本実施の形態は、第1の実施の形態とは、ウォール成分除去器106の内部構成が異なる。以下では、主にこの相違点について説明する。
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る超音波診断装置の一構成例を示すブロック図である。なお、図6において、第1の実施の形態の説明で参照した図1と同様の構成および機能を有する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図9および図10は、それぞれ、本発明の第4の実施の形態に係る超音波診断装置におけるウォール成分検出器602およびウォール成分除去器603として、ウォール成分検出器602−1およびウォール成分除去器603−1、ウォール成分検出器602−2およびウォール成分除去器603−2の一構成例を示すブロック図である。なお、図9および図10において、第2の実施の形態の説明で参照した図4、第3の実施の形態の説明で参照した図7、図8と同様の構成および機能を有する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。本実施の形態は、第3の実施の形態とは、ウォール成分除去器603−1、603−2の内部構成が異なる。以下では、主にこの相違点について説明する。
102 送受信器
103 A/D変換器
104 位相検波器
105、602 ウォール成分検出器
106、603 ウォール成分除去器
107、604 順逆分離器
108 スピーカ
109 周波数解析器
110 モニタ
201 絶対値変換器
202 ローパスフィルタ
203 ウォール成分判定器
204 閾値設定器
205 信号遅延器
206、701 第1のハイパスフィルタ
207、702 第2のハイパスフィルタ
208 フィルタ選択器
209、703 第3のハイパスフィルタ
401 ピーク制限器
601 ハイパスフィルタ
801 第1のヒルベルトフィルタ
802 第2のヒルベルトフィルタ
803 第4のハイパスフィルタ
901 ハイパスフィルタ
1001 ヒルベルトフィルタ
Claims (8)
- 血流により被検体組織から反射された超音波ドップラ信号を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信されたドップラ信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、
前記A/D変換手段によりA/D変換されたドップラ信号を位相検波する位相検波手段と、
前記位相検波手段により位相検波された、位相が90度異なる二つのドップラ血流信号から内臓壁の動きおよび被検体の体動を含むウォール成分を検出するウォール成分検出手段と、
前記位相検波手段により位相検波されたドップラ血流信号から、前記ウォール成分検出手段により検出されたウォール成分を除去するウォール成分除去手段と、
前記ウォール成分除去手段によってウォール成分が除去されたドップラ血流信号を血流の方向によって順方向と逆方向に分離する順逆分離手段と、
前記順逆分離手段によって順方向と逆方向に分離されたドップラ血流信号を音声信号として出力する音声出力手段と、
前記ウォール成分除去手段によってウォール成分が除去されたドップラ血流信号の周波数成分を推定する周波数解析手段と、
前記周波数解析手段によって得られたドップラ血流信号の周波数成分を表示する表示手段とを備え、
さらに、前記ウォール成分検出手段は、
前記位相検波手段により位相検波され、前記位相が90°異なる2つのドップラ血流信号をそれぞれ絶対値に変換する絶対値変換手段と、
前記絶対値変換手段によって変換された信号から高周波成分を除去するローパスフィルタと、
前記ローパスフィルタによって処理された信号を閾値と比較することで前記受信手段によって受信したドップラ信号がウォール成分であるか否かを判定するウォール成分判定手段と、
前記ウォール成分判定手段に用いる閾値を任意の値に設定する閾値設定手段とを有することを特徴とする超音波診断装置。 - 前記ウォール成分除去手段は、
前記位相検波手段により位相検波されたドップラ血流信号を前記ローパスフィルタの次数に応じて遅延させる信号遅延手段と、
前記信号遅延手段によって遅延された信号から低周波成分を除去する第1のハイパスフィルタと、
前記信号遅延手段によって遅延された信号から低周波成分を除去する、前記第1のハイパスフィルタとは次数が同じで遮断周波数が異なる第2のハイパスフィルタと、
前記ウォール成分判定手段によって判定された結果に応じて、前記第1のハイパスフィルタの出力信号と前記第2のハイパスフィルタの出力信号のいずれか一方を選択するフィルタ選択手段とから構成される請求項1記載の超音波診断装置。 - 前記ウォール成分除去手段はさらに、前記フィルタ選択手段によって選択された信号から低周波成分を除去する、前記第1のハイパスフィルタと次数も遮断周波数も同じ第3のハイパスフィルタから構成される請求項2記載の超音波診断装置。
- 前記ウォール成分除去手段は、
前記位相検波手段により位相検波されたドップラ血流信号を前記ローパスフィルタの次数に応じて遅延させる信号遅延手段と、
前記信号遅延手段によって遅延された信号から低周波成分を除去するハイパスフィルタと、
前記ウォール成分判定手段によりドップラ信号がウォール成分であると判定され、前記ハイパスフィルタにより遅延信号から低周波成分が除去された信号の絶対値が前記閾値よりも大きい場合に、該信号をその正負に対応した閾値に置き換えるピーク制限手段とから構成される請求項1記載の超音波診断装置。 - 血流により被検体組織から反射された超音波ドップラ信号を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された超音波ドップラ信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、
前記A/D変換手段によりA/D変換されたドップラ信号を位相検波する位相検波手段と、
前記位相検波手段により位相検波された、位相が90度異なる二つのドップラ血流信号から低周波成分を除去するハイパスフィルタと、
前記ハイパスフィルタの出力信号から内臓壁の動きおよび被検体の体動を含むウォール成分を検出するウォール成分検出手段と、
前記ハイパスフィルタの出力信号から、前記ウォール成分検出手段により検出されたウォール成分を除去するウォール成分除去手段と、
前記ウォール成分除去手段によってウォール成分が除去されたドップラ血流信号を血流の方向によって順方向と逆方向に分離する順逆分離手段と、
前記順逆分離手段によって順方向と逆方向に分離されたドップラ血流信号を音声信号として出力する音声出力手段と、
前記ハイパスフィルタの出力信号からドップラ血流信号の周波数成分を推定する周波数解析手段と、
前記周波数解析手段によって得られたドップラ血流信号の周波数成分を表示する表示手段とを備え、
さらに、前記ウォール成分検出手段は、
前記ハイパスフィルタの前記位相が90度異なる2つの出力信号をそれぞれ絶対値に変換する絶対値変換手段と、
前記絶対値変換手段によって変換された信号から高周波成分を除去するローパスフィルタと、
前記ローパスフィルタによって処理された信号を閾値と比較することで前記受信手段によって受信したドップラ信号がウォール成分であるか否かを判定するウォール成分判定手段と、
前記ウォール成分判定手段に用いる閾値を任意の値に設定する閾値設定手段とを有することを特徴とする超音波診断装置。 - 前記ウォール成分除去手段は、
前記ハイパスフィルタの出力信号を前記ローパスフィルタの次数に応じて遅延させる信号遅延手段と、
前記信号遅延手段によって遅延された信号から低周波成分を除去する第1のハイパスフィルタと、
前記信号遅延手段によって遅延された信号から低周波成分を除去する、前記第1のハイパスフィルタとは次数が同じで遮断周波数が異なる第2のハイパスフィルタと、
前記ウォール成分判定手段によって判定された結果に応じて、前記第1のハイパスフィルタの出力信号と前記第2のハイパスフィルタの出力信号のいずれか一方を選択するフィルタ選択手段とから構成される請求項5記載の超音波診断装置。 - 前記ウォール成分除去手段はさらに、前記フィルタ選択手段によって選択された信号から低周波成分を除去する、前記第1のハイパスフィルタ1と次数も遮断周波数も同じ第3の
ハイパスフィルタから構成される請求項6記載の超音波診断装置。 - 前記ウォール成分除去手段は、
前記ハイパスフィルタの出力信号を前記ローパスフィルタの次数に応じて遅延させる信号遅延手段と、
前記信号遅延手段によって遅延された信号から低周波成分を除去するハイパスフィルタと、
前記ウォール成分判定手段によりドップラ信号がウォール成分であると判定され、前記ハイパスフィルタにより遅延信号から低周波成分が除去された信号の絶対値が前記閾値よりも大きい場合に、該信号をその正負に対応した閾値に置き換えるピーク制限手段とから構成される請求項5記載の超音波診断装置。
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