JP4357892B2 - 携帯電話機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機器に関し、特に、折り畳み構造の携帯電話機器で上下筐体を閉じたままでリモコン機能を使える携帯電話機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機器では多くの機能を搭載した機種が市場に導入されている。リモコン機能付き携帯電話機器もその1例である。家庭にあるカラーテレビジョン、VTR、DVDあるいはエアコンも多くはそれぞれの専用のリモコンで操作され、リモコンの多端末現象を起こしている。これを1つのリモコン機能付き携帯電話機器に集約することで上述したリモコンの多端末現象を解消され、極めて便利になる。
【0003】
かかるリモコン機能付き携帯電話機器について図29を参照して説明する。
【0004】
リモコン機能付き携帯電話機器200は、上部筐体205と下部筐体206とがヒンジ部213によって開閉自在に接続された折り畳み構造を備えている。上部筐体205の表面側に表示部208が配置され、上部筐体205端部に赤外線通信用発光/受光部214が配置される。下部筐体206には、操作部204が設けられている。また、上部筐体205と下部筐体206を開いた状態でキーを押下してリモコン操作を行うために、上部筐体205の背面側に赤外線通信用発光/受光部214を設けたものもある(たとえば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−320458号公報(第8−9頁、第4−6図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のリモコン機能付き携帯電話機器では、上述したように、操作部のキー操作によりリモコン機能を動作させている。リモコン操作にはキー操作が必須であり、従来の折り畳み式の携帯電話機ではにおいては、その都度上部筐体と下部筐体を開かなければならず、操作が煩雑となる問題があった。また、上部筐体と下部筐体とを開いた状態で赤外線通信を行うため、赤外線通信素子は上部筐体の、ヒンジ部とは逆側の先端または上部筐体の背面側に配置していた。
【0007】
近年ではカメラ機能を搭載した携帯電話も普及し、上部筐体の背面に設けたいわゆる第2液晶画面を大型化したり、接続部の工夫により閉じた状態でも開いた状態と同一の表示部を使用して、閉じたままカメラ撮影が可能な機種も開発されている。すなわち携帯電話が多機能化するなかで、その機能に応じて筐体を開閉せずに操作できるような市場要求もでてきている。
【0013】
第2に、上部筐体と下部筐体とがスライドにより開閉自在に接続された携帯電話機器において、第1の操作部と、前記第1の操作部よりも少ないキーによって構成される第2の操作部と、前記第1および第2の操作部からの信号に基づいて光信号を送信する光通信部と、操作ガイドの表示を行う表示部とを備え、前記第1の操作部は、前記上部筐体と前記下部筐体を閉じた状態で隠蔽される位置に配置し、前記第2の操作部は、前記上部筐体と前記下部筐体を閉じた状態で露出する位置に配置し、前記光通信部は、前記上部筐体と前記下部筐体を開いたとき及び閉じたときの何れの状態でも露出する前記上部筐体に対する前記下部筐体の閉成方向端部側に配置し、前記表示部は、前記上部筐体と前記下部筐体を開いた状態で前記第1の操作部と並行し、前記上部筐体と前記下部筐体を閉じた状態で前記第2の操作部と並行し、リモコンの操作対象と前記第1および第2の操作部との間に配置し、前記上部筐体と前記下部筐体が開いた状態及び閉じた状態でも前記表示部にリモコンメニューを表示し、前記第1あるいは第2の操作部を操作してリモコン操作を行うことにより解決するものである。
【0014】
また、前記第2の操作部は、少なくとも中央キーと左右キーとからなり、前記中央キーを押下することで、前記表示部にメニューを表示し、前記左右キーでリモコンのメニューを選択した後、リモコン対象機器のリストを表示し、前記左右キーで所望の対象機器を選択し、前記中央キーで決定することを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明における実施の形態について、図1〜図28を参照にして詳細に説明する。
【0020】
先ず、図1から図3を参照して本発明の第1の実施形態である携帯電話機1を説明する。第1の実施形態は、接続部により上部筐体および下部筐体の折り畳みが可能な携帯電話機であり、図1は、携帯電話機1の開いた状態の概観図である。図1(A)は内側、図1(B)は外側を示す。
【0021】
図1に示す如く、携帯電話機1は上部筐体5および下部筐体6がヒンジ部13を介して開閉自在に接続され、例えば、スピーカ2は携帯電話機1の上部筐体5内側の上方中央に、マイク3は下部筐体6内側の下方中央にそれぞれ配置されている。また、表示部8は第1表示部8aおよび第2表示部8bからなる。
【0022】
第1操作部4は、上部筐体5と下部筐体6を閉じた状態で隠蔽される位置に配置され、電源投入するための電源キー、メールモードを起動させるメールキー、数字・文字キー等から構成されている。また、カメラ機能付きの携帯電話機1であれば、カメラ機能を起動させるカメラキー等も含む。なお、本実施形態ではカメラ機能付きの携帯電話機を例に説明するが、カメラ機能およびこれに付随するキー、後述する撮像部やこれに付随する部品、およびそれらの制御手段については、無くてもよい。
【0023】
第1表示部8aは、スピーカ2が配置されている上部筐体5内側に四角形状で配置されている。第1表示部8aは、上部筐体5と下部筐体6を開いた状態では、第1操作部4と並行し、操作ガイドやメニューを表示する。また、開いた状態で撮影する場合は、第1表示部8aで被写体を確認しながら、撮影することができる。この第1表示部8aは、液晶ディスプレイおよびEL(Electro Luminescense)ディスプレイなどで実現され、表示ドライバ部を介して送られてくる画像データ(文字データも含む)を表示する。
【0024】
第1表示部8aには操作ガイドおよびメニューを表示して、第1操作部4により所定の操作を行う。例えばリモコン操作を行う場合には、第1表示部8aに、リモコン機能のメニューを表示させ、第1操作部4からの信号に基づいて光通信部14からリモコン用の信号を送信する。
【0025】
図2は、閉じた状態での上部筐体5および下部筐体6を外側(背面)から見た概観図であり、図2(A)は上部筐体側、図2(B)は下部筐体側である。また、図3は携帯電話機の側面図であり、図3(A)は閉じた状態、図3(B)は開いた状態を示す。
【0026】
図の如く上部筐体5と下部筐体6は、ヒンジ部13により折り畳み可能に支持される。
【0027】
第2表示部8bは、たとえば四角い形状で上部筐体5と下部筐体6を閉じた状態で露出する位置、すなわち上部筐体5外側で、光通信部14と第2操作部10との間に配置される(図1(B)、図2(A)参照)。第2表示部8bは、液晶ディスプレイおよびEL(Electro Luminescense)ディスプレイなどで実現され、表示ドライバ部を介して送られてくる画像データ(文字データも含む)に基づく画像を表示する。第2表示部8bは大型化がすすみ、表示可能な情報量も多くなっている。
【0028】
第2表示部8bには操作ガイドおよびメニューを表示して、第2操作部10により所定の操作を行う。第2表示部8bにリモコン機能のメニューを表示させ、表示されたメニューと対応づけられた第2操作部10からの信号を元に光通信部14からリモコン用の信号を発信し、上部筐体5と下部筐体6とを閉じた状態でリモコン操作を可能にする。
【0029】
例えば、カメラ機能付きの場合は、第2表示部8bを閉じたまま被写体を確認して撮影する場合に使用することもできるし、開いた状態で第1表示部8aと共に使用してもよい。
【0030】
第2操作部10は、上部筐体5および下部筐体6が閉じた状態で露出し、第2表示部8bと並行して上部筐体5の外側に配置される。また、第1操作部4よりも少ないキーにより構成され、例えば、中央キーCK、左キーLK、右キーRKの少なくとも3つのキーを有する。これらの第2操作部10は、カメラ機能、リモコン機能など、使用する機能に応じて該当する操作が割り付けられる。
【0031】
リモコン機能においては、第2表示部8bにリモコンメニューを表示してリモコン対象機器のリストを表示し、所望の対象機器を選択する。表示された画像(メニュー、機能、ガイド)に対してそれぞれのキーを割り付けてリモコン操作を行う。たとえばテレビを制御するリモコンとして使用するのであれば、中央キーCKは選択の決定、左キーLKおよび右キーRKは、音量調節やチャンネルの選択等である。なお、リモコン機能の画面とキーの割付については後に詳述する。
【0032】
また、カメラ機能付きの携帯電話機1であれば、第2操作部10のいずれかが閉じた状態でシャッタキーとして使用され、第2表示部8bにより使用者が自らを撮影することができる。
【0033】
図2(B)の如く、下部筐体6外側のヒンジ部13近くの中央付近には撮像部12が配置され、閉じた状態でも第2表示部8bで被写体を確認しながら撮影ができる。また、撮像部12付近には、撮像部12に付随した部品であって、撮像時、着信またはメール受信報知時等に発光するピクチャーライト15や、動画撮影時に利用される集音マイク16、スピーカー17等が配置される。
【0034】
光通信部14は、ヒンジ部13に設けられ、第1操作部4および第2操作部10からの信号に基づいて赤外線等の光信号を送信する。この場合、光通信部14は、上部筐体5および下部筐体6を開いたときおよび閉じたときの何れの状態でも露出するように設ける。また上部筐体5との接合部とも下部筐体6の接合部ともなるべく離間して設けると好適である。
【0035】
一般的に、リモコン操作を行うには、多数のキーが必要である。しかし、本発明の携帯電話機1では第2表示部8bにもメニューや操作ガイドを表示し、表示画面に応じて第2操作部10を割り付ける。そしてこれらの第2操作部10を操作して、リモコン用の信号を発信できる。これにより使用頻度の高いリモコンの基本的操作については、上部筐体5と下部筐体6とを閉じたままで実現できる。
【0036】
また、光通信部14が常に露出し、光信号の出力方向が一定になる位置に設けることにより、筐体の開閉によらず、また携帯電話機器1を持ち替えることなく対応機種の赤外線通信素子と携帯電話機1の光通信部とを対向させることができる。開いた状態であれば、第1操作部4を使用できるので、多数のキーにリモコン操作を割り付けることができ、閉じた状態よりも詳細なリモコン操作や詳細な設定が可能となる。
【0037】
図4〜図6には、携帯電話機1の第2の実施形態を示す。光通信部14の配置が第1の実施形態と異なるだけであり、それ以外は同様であるので説明は省略する。図4のごとく、開いた状態ではヒンジ部13が隠れてしまう構造の場合には、光通信部14は、上部筐体5および下部筐体6を開いたときおよび閉じたときの何れの状態でも露出するように、下部筐体6のヒンジ部13側端部に設けてもよい。さらに、図示は省略するが、光通信部14は上部筐体5のヒンジ部13側端部に設けてもよい。
【0038】
第3から第5の実施形態の携帯電話機は、開いた状態及び閉じた状態で同一の表示部8を使用できるように上部筐体および下部筐体の開閉を工夫した構造である。
【0039】
まず、図7から図9を参照して本発明の第3の実施形態である携帯電話機1を説明する。第3の実施形態は、上部筐体および下部筐体を回転させることにより開閉自在な携帯電話機であり、図7は携帯電話機1の開いた状態での内側(第1操作部面)から見た概観図である。
【0040】
尚、第1の実施形態と同一構成要素は同一符号とし、同一構成要素についての重複部分については説明を省略する。
【0041】
図7に示す如く、携帯電話機1は上部筐体5および下部筐体6が接続部23を介して回転可能に接続される。第3の実施形態では、開いた状態および閉じた状態で同一の表示部8を利用する。
【0042】
第1操作部4は、上部筐体5と下部筐体6を閉じた状態で隠蔽される位置に配置され、表示部8は、上部筐体5と下部筐体6を開いた状態では、第1操作部4と並行する。表示部8は操作ガイドおよびメニューを表示して、第1操作部4および第2操作部10により所定の操作を行う。表示部8には、リモコン機能のメニューも表示され、開いた状態では第1操作部4を操作してリモコン操作を行う。
【0043】
第2操作部10は、表示部8と並行し、同一面上に設けられる。また、上部筐体5および下部筐体6が閉じた状態でも露出する。第2操作部10は第1操作部4よりも少ないキーにより構成され、例えば中央キーCK、左キーLK、右キーRKの少なくとも3つのキーを有する。
【0044】
回動部23は、図7の破線部分に設けられ、上部筐体5と下部筐体6とを表示部8を図の矢印のように水平方向に回転して開閉(折り畳み)可能に支持する接続部である。下部筐体6の回動部23側端部には、光通信部14が設けられる。
【0045】
図8は、閉じた状態での上部筐体5および下部筐体6を外側(背面)から見た概観図であり、図8(A)は上部筐体側であり、図8(B)は下部筐体側である。また、図9は、携帯電話機の側面図であり、図9(A)は閉じた状態、図9(B)は開いた状態を示す。
【0046】
第3の実施形態では、表示部8は、上部筐体5と下部筐体6を閉じた状態でも露出する位置に配置され、表示部8は前述の如く第2操作部10と並行する。
【0047】
光通信部14は、第1操作部4および第2操作部10からの信号に基づいて赤外線等の光信号を送信する。光通信部14は上部筐体および下部筐体を開いたときおよび閉じたときの何れの状態でも露出するように、下部筐体6の回動部23側端部に設けられる。
【0048】
閉じた状態でリモコン操作する場合には、第2操作部10の中央キーCKを押下することで、表示部8にリモコンメニューを表示し、表示された画像(メニュー、機能、ガイド)に対して第2操作部10を操作してリモコン操作を行う。
【0049】
尚、第3の実施形態では回動部23を中心として上下筐体を180度回転して開閉するので、閉じた状態では表示部8の上下が逆になる。しかし、操作ガイドは、閉じた状態では回動部23側が上端になるように表示され、光通信部14は下部筐体6の回動部23側端部に設けられるので、閉じた状態でも、携帯電話機1を持ち替えることなく、リモコン操作が可能となる。
【0050】
図10から図12を参照して本発明の第4の実施形態である携帯電話機1を説明する。第4の実施形態は、上部筐体および下部筐体を長手方向にスライドさせることにより開閉する携帯電話機であり、図10は携帯電話機1の開いた状態の概観図である。図10(A)は内側であり図10(B)は外側である。
【0051】
尚、第1の実施形態と同一構成要素は同一符号とし、同一構成要素についての重複部分については説明を省略する。
【0052】
図10に示す如く、携帯電話機1は上部筐体5および下部筐体6がスライドにより開閉自在に接続される。第3の実施形態も、開いた状態および閉じた状態で同一の表示部8を利用する。
【0053】
第1操作部4は、上部筐体5と下部筐体6を閉じた状態で隠蔽される位置に配置され、表示部8は、上部筐体5と下部筐体6を開いた状態では、第1操作部4と並行する。
【0054】
第2操作部10は、表示部8と同一面上に設けられ、閉じた状態で露出する。第2操作部10は第1操作部4よりも少ないキーにより構成され、例えば図の如く、押下する位置により、中央キーCK、左キーLK、右キーRKの少なくとも3つのキーが割り当てられた十字キーを有する。
【0055】
開いた状態でリモコン操作を行う場合は、表示部8にリモコン機能のメニューを表示し、第1操作部4を操作してリモコン操作を行う。
【0056】
上部筐体5および下部筐体6の開閉(折り畳み)は、携帯電話機1の長手方向(図の矢印方向)に上部筐体5(または下部筐体6)をスライドさせて行う。
【0057】
図11は、閉じた状態での上部筐体5および下部筐体6を外側(背面)から見た概観図であり、図11(A)は上部筐体側であり、図11(B)は下部筐体側である。また、図12は携帯電話機の側面図であり、図12(A)は閉じた状態、図12(B)は開いた状態を示す。
【0058】
表示部8は、上部筐体5と下部筐体6を閉じた状態でも露出する位置に配置され、表示部8は閉じた状態では第2操作部10と並行する。
【0059】
閉じた状態でリモコン操作を行う場合は、第2操作部10を操作して表示部8にリモコンメニューを表示し、表示された画像(メニュー、機能、ガイド)に対して第2操作部10で操作する。
【0060】
光通信部14は、第1操作部4および第2操作部からの信号に基づいて光信号を送信する。本実施形態では光通信部14は、上部筐体5に対する下部筐体6の閉成方向の下部筐体6端部に配置される。ここで、上部筐体5に対する下部筐体6の閉成方向とは、上部筐体5を固定して下部筐体6をスライドさせて閉じるときのスライドの方向をいう。例えば図12の場合、閉成方向は紙面左側(下部筐体6の上端方向)である。
【0061】
第4の実施形態では光通信部14は、図11および図12の如く、下部筐体6の閉成方向端部、すなわち下部筐体6の上端に配置する。
【0062】
光通信部14を下部筐体6の閉成方向端部に設けることにより、開いた状態でも閉じた状態でも光信号の方向が一定となり、どちらの状態でも携帯電話機1を持ち替えることなくリモコン操作が可能となる。
【0063】
第5の実施形態は、第3の実施形態と同様にスライドにより開閉する構造であり、図13は開いた状態、図14には閉じた状態、図15は側面図を示す。図15において、前述の如く閉成方向は紙面左側(上部筐体5の下端方向)である。本実施形態では、光通信部14を、上部筐体5の閉成方向筐体6端部、すなわち図13、図14および図15の如く、上部筐体5の上端に配置する。
【0064】
光通信部14を上部筐体5の閉成方向端部に設けることにより、開いた状態でも閉じた状態でも光信号の方向が一定となり、どちらの状態でも携帯電話機1を持ち替えることなくリモコン操作が可能となる。
【0065】
図16は同携帯電話機1の電気的構成を簡単に説明する概略機能ブロック図である。尚、以降の説明は、上記の第1から第5の実施形態の携帯電話機1において同様である。
【0066】
本実施例の携帯電話機1は、アンテナ22を介して基地局との間で予め決められた変調方式により音声やデータを送受信する送受信部24と、マイク3からの音声信号をデジタルデータ(音声データ)に変換すると共に、音声データを音声信号に変換してスピーカ2に供給する音声処理部28と、送受信部24からの受信信号を復号化し、音声データであれば音声処理部28、その他のデータであれば後述する制御回路36に供給すると共に、音声処理部28からの音声データや制御回路36からのデータを符号化して送受信部24に供給するデータ変換部26と、第1操作部4、第2操作部10の操作を検出するキー操作検出部27と、表示部8での表示を制御する表示制御部32と、ユーザにより設定された各種設定内容等を記憶するためのデータ記憶部34と、CPU,ROM,RAMを中心に構成された周知のマイクロコンピュータからなり、第1操作部4、第2操作部10を介して入力される各種指令、及びデータ記憶部34に記憶された設定内容に従って、各部を制御する制御回路36と、光通信部14で送受信する信号を変換する信号変換部35とを備えている。
【0067】
また、画像処理部31は、制御部36の指示に基づき、データ記憶部34に保存された画像データや、撮像部12で撮影された画像データを所定の方式で圧縮・伸張処理をする。そして、画像処理部31は、画像データを表示部8へと送る。
【0068】
なお、本実施形態のキー操作検出部27は、第1操作部4のキーまたは第2操作部10のいずれかが所定の長さで押下され続けるいわゆる長押し状態の間、一定時間(たとえば20ms)周期で繰り返し制御回路36へ信号を出力するように構成されている。第2操作部10は、長押しすることによりそのキーに対応させて登録したメニューを呼び出すことができ、データ記憶部34には、第2操作部10と登録機能との対応関係を表す対応表データが少なくとも確保されている。
【0069】
図17は、図16の携帯電話機の構成において、リモコン機能を使用する場合の、赤外線の動作を記載した内部構成ブロック図である。なおこの構成は赤外線内部構成の一例である。
【0070】
図17に示すように赤外線動作の内部構成は、プログラム制御により動作する情報処理部37を含む制御回路36と、無線通信を行うための無線通信機能を備えた送受信部24、第1操作部4、第2操作部10と、表示部8と、赤外線通信の発光、受光を行う光通信部14と、信号変換手段35とから構成されている。
【0071】
たとえば、光通信部14は、赤外線LED41と、フォトダイオード42とから構成されており、赤外線通信時には、赤外線LED41を発光させることにより相手通信先に対して赤外線信号である送信信号を送信し、また、相手通信先から送信されてきた赤外線信号である受信信号をフォトダイオード42によって電気信号に変換する。
【0072】
また、信号変換手段35は、情報処理部37から出力された送信信号を増幅するためのドライバ46と、フォトダイオード42にて電気信号に変換された相手通信先からの受信信号を増幅するためのアンプ45と、アンプ45にて増幅された信号をHI或いはLOWの2値信号に変換するコンパレータ44と、コンパレータ44にて2値信号に変換された信号を情報処理部37の入力レベルに増幅するためのドライバ43とから構成されている。
【0073】
次に、図18を参照して本実施形態の開いた状態でのリモコン操作のフローの一例を示す。図18(A)は表示部8(第1、第2の実施形態では第1表示部8a)の表示画面の一例であり、図18(B)はリモコン機能を実行する際のブロック図である。
【0074】
開いた状態でリモコン機能を操作する場合は、たとえば図18(A)の如きリモコン画面を表示部8(第1、第2の実施形態では第1表示部8a)に表示する。この画面は、第1操作部4の配列に対応させたキーの画像を表示し、各キーの画像にはリモコン機能で割り付ける操作やラベルを表示する。また、必要であればガイド行に、操作ガイドを表示する。ユーザは画面のキーの画像を参照して第1操作部4のキーを押下することで、所定のリモコン操作を行う。
【0075】
たとえば図18(B)の如く、メニューキー(MEMU)に対応する第1操作部4のキーを押下すると、画面モード選択、リモコン設定などのトップメニューが表示される。画面モード選択では、キャラクター、TV番組表示、リモコン画面など、表示部8(第1、第2の実施形態では第1表示部8a)に表示させる画面が選択できる。リモコン設定を選択すると、コード変更、選局ボタン設定、TV追加、TV削除等の詳細な設定が行える。
【0076】
また、選択キー(SELECT)に対応する第1操作部のキーを押下すると、設定しているリモコンデータ(対象機種、対応機器)の切り替えが行える。前述の如く、開いた状態では、第1操作部4の多数のキーを操作に割り付けられるため、リモコン機能の詳細な設定や操作が可能となる。
【0077】
次に、図19から図24を参照して、閉じた状態でリモコン機能を使用する場合のキー操作ブロック図および画面遷移の第1の実施例を説明する。
【0078】
まず、TVメニューについて説明する。図19は、キー操作のブロック図であり、図20は表示部8(第1、第2の実施形態では第2表示部8b、以下同様)の画面遷移図の一例である。
【0079】
表示部8が待受状態で、第2操作部10の中央キーCKを押下すると、メインメニューを表示する(ステップS1)。このときの第2表示部の画面は図20(A)の如く、閉じたまま第2操作部により操作が可能な機能のメニューが表示される。リモコン操作を行うアプリケーションプログラム(以下リモコンアプリと称する)は、他のメール等を行う複数の内蔵アプリケーションプログラムと共に、アプリケーションメニューとして表示される。また表示領域の下方には、第2操作部10に対応したキーのパターン101が表示される。
【0080】
メインメニューから、第2操作部10の左キーLKまたは右キーRKでアプリケーションメニューを選択後、中央キーCKで決定する(ステップS2)。このとき、表示部8には、リモコンアプリや、その他の内蔵アプリケーションのうち、閉じたまま操作が可能なアプリケーションメニューの一覧が表示される(図20(B))。
【0081】
アプリケーションメニューのうち、リモコンアプリを左キーLK、または右キーRKで選択後、中央キーCKで決定する(ステップS3)。このとき、表示部8には、図20(C)で示すリモコン操作の対象機器の選択またはリモコンアプリの終了を選択できるリモコンアプリメニューが表示される。リモコン操作の対象機機は、テレビ、エアコン、VRTまたはDVD等が登録されており、これらを切り替えることができる。対象機器の切り替えについては後述する。表示部下方には、第2操作部に対応したパターン101が表示されるので、これによりTVを選択し、中央キーCKで決定する(ステップS4)。
【0082】
リモコンアプリメニューでTVを選択すると、表示部8には、リモコン制御可能なテレビの一覧が表示される。テレビは例えば部屋毎等、複数種類(TV1〜TV3)を登録できる(図20(E))。
【0083】
操作対象のテレビ(例えばTV1)を左右キーで選択後、中央キーCKで決定する(ステップS5)。このとき、表示部8は図20(F)の如く、リモコン画面(音量変更)が表示される。リモコン操作開始直後は、使用頻度が高い音量変更モードをデフォルトとするとよい。
【0084】
この場合の画面は、例えば第2操作部10の機能を示すキーガイド部102と、第2操作部を長押しした場合の長押しガイド部103と、リモコン操作時の注意事項等を表示するコメント部104等から構成される。なお、画面のパターンは図示したものに限らない。
【0085】
ここで、長押しとは、所定のキーを所定の時間押し続けることをいう。また長押しの判断は、第2操作部が押下され続けている間、キー操作検出部(図6:符号27参照)からは例えば20msec毎に信号が出力されるので、この信号の発生数を制御回路によってカウントすることにより行えばよい。
【0086】
キーガイド部102は、第2操作部10に対応させた機能を視覚的に認識し易いように、第2操作部10と同じ配列で、機能をラベルして表示する。音量変更モードでは、左キーLKをボリュームダウン、右キーをボリュームアップに割つけ、中央キーCKはテレビの電源のON/OFFに割り付けて操作を行う(ステップS6)。
【0087】
長押しガイド部103は、表示部8の表示領域下方等に表示する。表示中の画面(図20(F))において左キーLKを長押しすると、音量変更モードと、チャンネル変更モードを切り替えるモード切替ができる(ステップS7:図20(G))。
【0088】
また、図20(F)において右キーRKを長押しすると、操作するリモコンデータを(TV1〜TV3)を切り替えられる(ステップS8:図20(E))。モード切替およびリモコン切替については後述する。
【0089】
さらに図20(F)において、中央キーCKを長押しすると、リモコンアプリメニューが表示され、リモコンアプリの終了またはリモコン操作の対象機器を、テレビから例えばエアコン、VRTまたはDVD等に切り替えることができる(ステップS9)。このとき表示部には図20(C)のメニュー画面が表示される。第2操作部に対応したパターン101も表示されるので、左右キーにより選択し中央キーCKで決定する(ステップS4)。リモコンアプリ終了を選択すれば、リモコンアプリが終了し(ステップS11)、図20(D)に示す待ち受け画面に戻る。
【0090】
また、リモコン操作の対象機器としてエアコンを選択すると、エアコンを制御するリモコンのメニューが表示されるが、これについては後述する。
【0091】
次に、モード切替について説明する。図20(F)のリモコン画面で左キーLKを長押しする(ステップS7)と、音量変更モードからチャンネル変更モードに切り替えられる。チャンネル変更モードの表示部8には、図20(G)の如くチャネル変更用のリモコン画面が表示される。
【0092】
画面には、第2操作部10に対応させた機能を視覚的に認識し易いように、キーガイド部102を設け、第2操作部10と同じ配列で、機能をラベルして表示する。チャンネル変更モードでは、左キーLKがチャンネル戻し、右キーがチャンネル送りであり、中央キーCKはテレビの電源のON/OFFを行う(ステップS10)。
【0093】
また、表示部8の表示領域下方には、長押しガイド部104を表示する。左キーLKを長押しすると、同様にチャンネル変更モードから音量変更モードに切り替えられる(ステップS7)。
【0094】
また、右キーRKを長押しすると、操作するリモコンデータを(TV1〜TV3)を切り替えられる(ステップS8)。さらに、中央キーCKを長押しすると、リモコンアプリメニューが表示され、リモコンアプリの終了またはリモコン操作の対象機器を切り替えることができる(ステップS9)。
【0095】
さらに、リモコンデータ切替について説明する。図20(F)(G)のリモコン画面で右キーRKを長押しすると、操作するリモコンデータを切り替えられる(ステップS8)。リモコン切替モードの表示部8には、図20(E)の如く、対象となるリモコンデータ(例えばTV1〜TV3)が表示され、表示部8の表示領域下方には、第2操作部に対応したパターン101が表示される。
【0096】
対象となるリモコンデータを左右キーにより選択し、中央キーCKで決定すると(ステップS5)、操作するリモコンが例えばTV2用に切り替わり、図20(F)に示すTV2に対する音量変更モードのリモコン画面が表示される。このようにリモコンを切り替えた後は音量変更モードがデフォルトとなる。
【0097】
さらに、図21のブロック図と図22の画面遷移図を参照して、エアコンに対するリモコン操作について説明する。図22(A)は図20(C)と同じ画面で、リモコンアプリメニューの画面である。このとき表示部8下方には、第2操作部に対応したパターン101が表示される。左右キーにより「リモコンアプリ終了」を選択し中央キーCKを押下する(ステップS21)とリモコンアプリが終了し、図22(B)(図20(D)と同様)に示す待ち受け画面に戻る(ステップS22)。
【0098】
また、左右キーにより、「エアコン」を選択し、中央キーCKにより決定する(ステップS23)と、操作するリモコンデータのメニュー画面が表示される。リモコン切替モードの表示部8には、図22(C)の如く、対象となるリモコンデータ(例えばエアコン1〜エアコン3)が表示され、表示部8の表示領域下方には、第2操作部に対応したパターン101が表示される。対象となるリモコンデータを左右キーにより選択し、中央キーCKで決定すると(ステップS24)、図22(D)の如くエアコンのリモコン操作画面が表示される。
【0099】
画面は、第2操作部10の機能を示すキーガイド部102と、第2操作部を長押しした場合の長押しガイド部103と、リモコン操作時の注意事項等を表示するコメント部104等から構成される。第2操作部に対応させた機能を視覚的に認識し易いように、第2操作部と同じ配列で、機能をラベルして表示する。エアコンを制御する場合には、例えば使用頻度の高い温度変更モードをデフォルト画面とし、左キーLKを温度ダウン、右キーを温度アップに割付け、中央キーCKはエアコンの電源のON/OFFに割付けて操作を行う(ステップS25)。
【0100】
表示部8の表示領域下方には、この状態における第2操作部の長押しガイド103を表示する。図22(D)において左キーLKを長押しすると(ステップS26)、温度変更モードと、エアコンの冷房、暖房等の運転モードを切り替えるモード切替ができる。運転切替モードでは、図22(E)の如き画面を表示する。例えば左キーLKを押下すると暖房運転となり、右キーRKを押下すると冷房運転となる。また、中央キーで電源のON/OFFを行う(ステップS29)。図22(E)の長押しについては図22(D)と同様である。
【0101】
また、図22(D)において右キーRKを長押しすると、操作するリモコンデータを(エアコン1〜エアコン3)を切り替えられる(ステップS27)。このとき、表示部8は、図22(C)の画面が表示され、左右キーで対象リモコンを選択し、中央キーで決定する。
【0102】
さらに、図22(D)において中央キーCKを長押しすると、リモコンアプリメニューが表示される(ステップS28)。このとき、表示部8は、図22(A)のリモコンアプリのメニューが表示される。また、表示部8下方には、第2操作部に対応したパターン101が表示される。メニューを左右キーで選択、中央キーで決定し、リモコン操作の対象機器の切替またリモコンアプリを終了する。
【0103】
さらに、図23のブロック図と図24の画面遷移図を参照して、VTRまたはDVDに対するリモコン操作について説明する。表示部8には、図24(A)(図20(A)と同様)で示すリモコンアプリメニューが表示される。また、第2表示領8域下方には、第2操作部に対応したパターン101が表示される。「リモコンアプリ終了」を選択、決定すると(ステップS41)、リモコンアプリが終了し(ステップS42)図示は省略するが待受け画面が表示される。
【0104】
また、操作するVTR(またはDVD)を選択し、中央キーCKにより決定すると(ステップS43)、操作するリモコンデータのメニュー画面が表示される。このときの表示部には、図24(B)の如く、対象となるリモコンデータ(例えばVTR、DVD)が表示され、表示部8の表示領域下方には、第2操作部に対応したパターン101が表示される。対象となるリモコンデータを左右キーにより選択し、中央キーCKで決定すると(ステップS44)、図24(C)の如くVTR等のリモコン操作画面が表示される。
【0105】
画面は、第2操作部10の機能を示すキーガイド部102と、第2操作部を長押しした場合の長押しガイド部103と、リモコン操作時の注意事項等を表示するコメント部104等から構成される。キーガイド部102には、第2操作部に対応させた機能を視覚的に認識し易いように、第2操作部と同じ配列で、機能をラベルして表示する。VTRを制御する場合には、例えば再生モードの選択画面をデフォルトとし、例えば中央キーCKを再生のON/OFFに割り付け、左キーLKを巻き戻しに、右キーRKを早送りに割り付けて操作を行う(ステップS45)。中央キーCKの押下でVTRが再生および停止され、再生中に左キーを押下すると巻き戻し、右キーを押下すると早送りになる。
【0106】
表示部8の表示領域下方には、長押しガイド部を表示し、この状態における第2操作部の長押しの際の操作ガイドを表示する。図24(C)において中央キーCKを長押しすると図24(A)で示したリモコンアプリメニューが表示される(ステップS47)。
【0107】
また、図24(C)において右キーRKを長押しすると、操作するリモコンデータを(VTR、DVD)を切り替えられる(ステップS46)。
【0108】
さらに、図25から図28を参照して、閉じた状態でリモコン機能を使用する場合の画面遷移の第2の実施例を説明する。
【0109】
図25はTVメニューである。この場合、リモコン機能の初期メニューは、機器選択画面(図25(A))である。機器選択画面には、予め、設定した所定の機器が表示される。
【0110】
機器選択画面において、左右キーでカーソルを「1 TV」に移動し、中央キーCK(OKキー)を押下して決定する。これにより、TVメニュー画面(図25(B))が表示される。TVメニューの機能としては図の如く例えば電源、音量、チャネルの変更ができる。メニューは中央キーCK(MENUキー)を押下することでカーソルがループ移動するのでこれにより選択する。
【0111】
TVメニュー画面下方には、メニュー選択時の左右キーの割付を表示してある。例えば、「1 POWER」にカーソルを移動(選択)し、左キーLKを押下すると、電源のON/OFFが行え、右キーRKを押下すると入出力切替(ビデオ1、ビデオ2等)が行える。
【0112】
「2 VOLUME」を選択した場合、左キーLK押下で音量が下がり、右キーRK押下で音量が上がる。
【0113】
同様に、「3 CHANNEL」を選択した場合、左キーLK及び右キーでチャンネルが変更できる。
【0114】
「4 SYSTEM」を選択し(図25(B))、左キーLK押下すると非活性化となり、右キーRK押下で機器選択画面(図25(A))に戻る。
【0115】
次に、図26にVTRメニューを示す。機器選択画面(図26(A))において、左右キーでカーソルを「2 VTR」に移動し、中央キーCKを押下して決定する。これにより、VTRメニュー画面(図26(B))が表示される。VTRメニューの機能としては図の如く例えば再生、サーチ(巻き戻し、早送り)、音量の変更ができる。また、VTRメニューではTVへの切替も可能である。VTRメニューは中央キーCKを押下することでカーソルがループ移動するのでこれにより選択する。
【0116】
VTRメニュー画面下方には、メニュー選択時の左右キーの割付を表示してある。例えば、「1 VTR」にカーソルを移動(選択)して左キーLKを押下すると、電源のON/OFFが行え、右キーRKを押下すると入出力切替が行える。
【0117】
「2 PLAY」を選択した場合、VTRの再生ができる。左キーLK押下で再生停止、右キーRKで再生開始となる。
【0118】
「3 SEARCH」を選択した場合(図26(B))、巻き戻し及び早送りができる。左キーLKで巻き戻し、右キーRKで早送りである。この場合の画面遷移を図26(C)〜図26(E)に示す。左右キーで光信号を送信後(図26(C)または図26(D))、自動的にカーソルが再生系のコマンドである「2 PLAY」に自動的に移動し(図26(E))、再生が可能となる。
【0119】
「4 TV」を選択すると、TVに切替可能である。左キーLKで電源のON/OFFが行え、右キーRKを押下すると入出力切替が行える。
【0120】
「5 VOLUME」を選択した場合、左キーLK押下で音量が下がり、右キーRK押下で音量が上がる。
【0121】
「6 SYSTEM」を選択し(図26(F))、左キーLK押下すると非活性化となり、右キーRK押下で機器選択画面(図26(A))に戻る。
【0122】
図27には、DVDメニューについて説明する。機器選択画面(図27(A))において、左右キーでカーソルを「3 DVD1」に移動し、中央キーCKを押下して決定する。これにより、DVDメニュー画面(図27(B))が表示される。DVDメニューとしては図の如く例えば再生、サーチ(巻き戻し、早送り)、音量の変更ができる。また、DVDメニューではTVへの切替も可能である。DVDメニューは中央キーCKを押下することでカーソルがループ移動するのでこれにより選択する。
【0123】
DVDメニュー画面下方には、メニュー選択時の左右キーの割付を表示してある。例えば、「1 DVD」にカーソルを移動(選択)して左キーLKを押下すると、電源のON/OFFが行え、右キーRKを押下すると入出力切替が行える。
【0124】
「2 PLAY」を選択した場合、DVDの再生ができる。左キーLK押下で再生停止、右キーRKで再生開始となる。メニュー3〜6については、VTRメニューと同様であるので、説明は省略する。
【0125】
尚、DVDメニューではDVD1〜DVD3が表示されている。これは、予めリモコン操作可能な対象機器として登録されるものである。画面遷移は同様である。
【0126】
図28には、エアコンメニューについて説明する。機器選択画面(図28(A))において、左右キーでカーソルを「6 A/C」に移動し、中央キーCKを押下して決定する。これにより、エアコンメニュー画面(図28(B))が表示される。エアコンメニューとしては図の如くエアコン電源のオンオフができる。また、カーソルで「温度」を選択し、左右キーで設定温度の調節ができるようにしてもよい。
【0127】
また、TVへの切替も可能である。エアコンメニューは中央キーCKを押下することでカーソルがループ移動するのでこれにより選択する。
【0128】
エアコンメニュー画面(図28(B))下方には、メニュー選択時の左右キーの割付を表示してある。例えば、「1 A/C」にカーソルを移動(選択)して左キーLKを押下すると、エアコン電源が入り、右キーRKで電源が切れる。
【0129】
「2 TV」を選択すると、TVに切替可能である。左キーLKで電源のON/OFFが行え、右キーRKを押下すると入出力切替が行える。
【0130】
「3 VOLUME」を選択した場合、左キーLK押下でTVの音量が下がり、右キーRK押下で音量が上がる。
【0131】
「4 SYSTEM」を選択し、左キーLK押下すると非活性化となり、右キーRK押下で機器選択画面(図28(A))に戻る。
【0132】
以上、閉じた状態でリモコン機能を使用する、第1および第2の実施例を画面遷移図を用いて説明したが、これらは開いた状態でも同様に操作できる。
【0133】
【発明の効果】
上述したように、本発明の携帯電話機器では、第1に、上部筐体と下部筐体との開閉を行う接続部に光通信素子を設け、上部筐体の外側に表示部と第2操作部を設けることにより、上部筐体および下部筐体を閉じたままで光通信を行うことができる。携帯電話が多機能化するなかで、リモコン機能などの筐体を開閉する必要性が少ない機能については閉じたまま操作可能にすることで、操作性が向上する。
【0134】
第2に、光通信部を筐体を閉じた状態でも開いた状態でも常に露出する位置に設けることにより、筐体の開閉によらず光信号の出力向きが一方向となるため、閉じた状態と開いた状態で携帯電話機を持ち替えることなく、リモコン操作が可能となる。
【0135】
第3に、リモコン機能のアプリケーションプログラムと、表示部の表示画面とを工夫して機能を割り付けることにより、第2操作部の少ないキーでありながら、リモコンの基本的な操作をカバーできる。
【0136】
第4に、TVを制御するときは中央キーを電源キー、音量、チャネルに割り付け、左右キーを音量の大小あるいはチャネルの上下に割り付けることにより、TVを制御するリモコンの基本的な操作を実現できる。
【0137】
第5に、エアコンを制御するときは中央キーを電源キー、温度、モードに割り付け、左右キーを温度の高低あるいはモードの選択に割り付けることにより、エアコンを制御するリモコンの基本的な操作を実現できる。
【0138】
第6に、VTRあるいはDVDを制御するときは中央キーを電源キー、再生、巻き戻し/早送りに割り付け、左右キーを再生のON/OFFあるいは巻き戻し/早送りの巻き戻し早送りに割り付けることにより、VTRあるいはDVDを制御するリモコンの基本的な操作を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯電話機器の開いた状態の概観図である。
【図2】同携帯電話機器の閉じた状態での(A)上部筐体側、(B)下部筐体側からみた概念図である。
【図3】同携帯電話機器の(A)閉じた状態での側面概念図、(B)開いた状態の側面概念図である。
【図4】本発明の携帯電話機器の開いた状態の概観図である。
【図5】同携帯電話機器の閉じた状態での(A)上部筐体側、(B)下部筐体側からみた概念図である。
【図6】同携帯電話機器の(A)閉じた状態での側面概念図、(B)開いた状態の側面概念図である。
【図7】本発明の携帯電話機器の開いた状態の概観図である。
【図8】同携帯電話機器の閉じた状態での(A)上部筐体側、(B)下部筐体側からみた概念図である。
【図9】同携帯電話機器の(A)閉じた状態での側面概念図、(B)開いた状態の側面概念図である。
【図10】本発明の携帯電話機器の開いた状態の概観図である。
【図11】同携帯電話機器の閉じた状態での(A)上部筐体側、(B)下部筐体側からみた概念図である。
【図12】同携帯電話機器の(A)閉じた状態での側面概念図、(B)開いた状態の側面概念図である。
【図13】本発明の携帯電話機器の開いた状態の概観図である。
【図14】同携帯電話機器の閉じた状態での(A)上部筐体側、(B)下部筐体側からみた概念図である。
【図15】同携帯電話機器の(A)閉じた状態での側面概念図、(B)開いた状態の側面概念図である。
【図16】本発明の携帯電話機器の電気的構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の携帯電話機器の赤外線通信の概要を示すブロック図である。
【図18】本発明の携帯電話機器の開いた状態でリモコン機能の操作を行う場合の(A)表示部の概要図、(B)機能フロー図である。
【図19】本発明の携帯電話機器のリモコン機能でTVを制御する場合のブロック図である。
【図20】本発明の携帯電話機器のリモコン機能でTVを制御する場合の表示部の画面遷移図である。
【図21】本発明の携帯電話機器のリモコン機能でエアコンを制御する場合のブロック図である。
【図22】本発明の携帯電話機器のリモコン機能でエアコンを制御する場合の表示部の画面遷移図である。
【図23】本発明の携帯電話機器のリモコン機能でVTRまたはDVDを制御する場合のブロック図である。
【図24】本発明の携帯電話機器のリモコン機能でVTRまたはDVDを制御する場合の表示部の画面遷移図である。
【図25】本発明の携帯電話機器のリモコン機能でTVを制御する場合の表示部の画面遷移図である。
【図26】本発明の携帯電話機器のリモコン機能でVTRを制御する場合の表示部の画面遷移図である。
【図27】本発明の携帯電話機器のリモコン機能でDVDを制御する場合の表示部の画面遷移図である。
【図28】本発明の携帯電話機器のリモコン機能でエアコンを制御する場合の表示部の画面遷移図である。
【図29】従来のリモコン機能付き携帯電話機器を説明する概念図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機
スピーカ
3 マイク
4 第1操作部
5 上部筐体
6 下部筐体
8a 第1表示部
8b 第2表示部
8 表示部
10 第2操作部
12 撮像部
13 ヒンジ部
14 光通信部
15 ピクチャーライト
16 集音マイク
17 スピーカー
22 アンテナ
23 回動部
24 送受信部
26 データ変換部
27 キー操作検出部
28 音声処理部
31 画像処理部
32 表示制御部
34 データ記憶部
35 信号変換部
36 制御回路
37 情報処理部
41 LED
42 フォトダイオード
43 ドライバ
44 コンパレータ
45 アンプ
46 ドライバ

Claims (2)

  1. 上部筐体と下部筐体とがスライドにより開閉自在に接続された携帯電話機器において、
    第1の操作部と、前記第1の操作部よりも少ないキーによって構成される第2の操作部と、前記第1および第2の操作部からの信号に基づいて光信号を送信する光通信部と、操作ガイドの表示を行う表示部とを備え、
    前記第1の操作部は、前記上部筐体と前記下部筐体を閉じた状態で隠蔽される位置に配置し、
    前記第2の操作部は、前記上部筐体と前記下部筐体を閉じた状態で露出する位置に配置し、
    前記光通信部は、前記上部筐体と前記下部筐体を開いたとき及び閉じたときの何れの状態でも露出する前記上部筐体に対する前記下部筐体の閉成方向端部側に配置し、
    前記表示部は、前記上部筐体と前記下部筐体を開いた状態で前記第1の操作部と並行し、前記上部筐体と前記下部筐体を閉じた状態で前記第2の操作部と並行し、リモコンの操作対象と前記第1および第2の操作部との間に配置し、
    前記上部筐体と前記下部筐体が開いた状態及び閉じた状態でも前記表示部にリモコンメニューを表示し、前記第1あるいは第2の操作部を操作してリモコン操作を行うことを特徴とする携帯電話機器。
  2. 前記第2の操作部は、少なくとも中央キーと左右キーとからなり、前記中央キーを押下することで、前記表示部にメニューを表示し、前記左右キーでリモコンのメニューを選択した後、リモコン対象機器のリストを表示し、前記左右キーで所望の対象機器を選択し、前記中央キーで決定することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機器。
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