JP4357633B2 - 希ガスの検出及びその決定 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、所定量の1つ又は2つ以上の希ガスを含むガス混合物の組成を判定することに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスの検出は、一般に、光吸収を利用するか又は光を散乱させるかの何れかによって達成される。吸収測定法の場合には、主として赤外(IR)スペクトル領域が使用され、この場合、分子振動の励起が分子の双極子モーメントの一因となる。希ガス等の原子ガス(atomic gas)はIR吸収を呈さない。光の散乱は、原子及び分子の周りの電子雲の電子分極の結果として起こるものである。光度加算(photometric summation)の法則が適用され、N個の分子により散乱される全エネルギーが1つの分子により散乱されるエネルギーの丁度N倍になる。
【0003】
ほとんどの入射光子は、サンプルによって、レイリー散乱として知られるプロセスで振動数を変化させずに散乱される。レイリー散乱は、原子種(atomic apecies)だけでなく分子によっても生じる。しかし、低い確率で、散乱された光子が振動数 f0±f1を示すこともある(ここで、f0は入射光子の振動数、f1は分子振動の振動数)。このプロセスはラマン散乱と呼ばれるものである。散乱光子の変異は、入射光子が分子の振動又は回転運動からエネルギーを得るか又はそれらにエネルギーを失う結果として生じる。複雑な分子は、(温度に依存する)多くの様々な回転及び振動状態にあるため、多くの様々なf1の値があり得る。その結果として、ラマン活性(Raman-active)ガスのラマンスペクトルは、多数の散乱線から構成されることになる。酸素即ちO2又は窒素即ちN2といった単純な二原子分子は、ラマン線を1つしか有さないものである。
【0004】
振動数f0±f1の放射線の観測を強めるため、散乱された放射線は、入射ビームに対して垂直に観測される。高強度の入射放射線を提供すると共に(回転方向の変化に起因して)f1が小さい放射線の観測を可能にするために、ラマン分光計の光源としては通常は単色可視レーザのようなものが選ばれる。このため、散乱した放射線は、光電子増倍管又は他の適当な光検出器を備えた走査型光学モノクロメータを使って分析することができる。
【0005】
希ガスは、安定した電子配置を有しており、このため、電子を容易に獲得又は損失することはなく、他の元素と電子を共有することはめったにない。それ故、希ガスは、どんな振動状態をも示さず、それ故ラマン散乱を起こさない単原子種としてのみ存在し、このため、希ガスは一般にラマン不活性(Raman non-active)である。
【0006】
当業界で既知の希ガス検出の可能性として、共鳴イオン化質量分析法(RIS)が挙げられる。しかし、RISは、最初の励起段階で短い波長を必要とすることに起因して、かろうじて不活性又は希ガスにのみ適用できるものである。
【0007】
希ガスの1つであるキセノン(Xe)は、麻酔ガスとして研究されており、実質的に副作用が無く地球の大気及び環境に無害である考え得る麻酔手段であることが立証されている。医療分野での臨床試験は、例えばドイツで実施中である。
【0008】
キセノンを呼吸ガスの一成分として応用することに関する一般的な困難性は、キセノンの濃度の定量的な監視に必要となる測定技術にある。当業界で周知の呼吸ガスモニタ手段は、一般に赤外吸収に基づくものであり、CO2、N2O、及びその他の通常使用される揮発性の麻酔薬類(例えば、ハロタン、エンフルラン(enflurane)、イソフルラン(isoflurane)、デスフルラン(desflurane)、及びセボフルラン(sevoflurane))を検出することが可能である。酸素(O2)は、別の測定セルで(例えば酸素の常磁性特性を利用して)検出される。窒素(N2)は、かかるモニタ手段では検出することができない。上記で指摘したように、キセノン等の希ガスは、赤外線を応用した測定法では検出不可能であり、質量分析法でのみ検出することができるが、これには高価なモニタ手段が必要となり、従って、病院での標準的な用途には通常は適用することができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明の目的は、希ガスの濃度を決定するための低コストの可能性を提供することにある。この目的は独立クレームで解明されるものである。又、好ましい実施例を従属クレームに記述する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明により、1つ以上の希ガスの量を含むガス混合物の組成は、先ず、該ガス混合物のラマンスペクトルを測定することにより決定される。ラマン活性ガスの基準スペクトルに関連して、ガス混合物のラマンスペクトルに対するラマン活性ガスの寄与により、ガス混合物におけるラマン活性ガスの量について、ひいてはガス混合物における1つ又は2つ以上の(ラマン不活性の)希ガスの量について推論することが可能となる。
【0011】
本発明の第1の態様によれば、測定されたラマンスペクトルが1つ又は2つ以上の基準スペクトルと比較される。1つの基準スペクトル又は複数の基準スペクトルの各々に対する測定されたスペクトルの比率は、ガス混合物におけるそれぞれの基準スペクトルにより表されるガス成分の比率についての尺度を提供するものとなる。ガス成分の比率は、測定されたラマンスペクトルの1つ又は2つ以上のピークを1つ又は2つ以上の基準スペクトルの1つ又は2つ以上のピークと比較することにより、好ましくはそれらピークの振幅及び/又は強度を比較することにより、決定することができる。このため、ガス混合物中のラマン活性ガスの量を加算して該ガス混合物の全量から減算し、該減算された量により1つ又は2つ以上の希ガスの量を表すことが可能となる。
【0012】
本発明の第2の態様によれば、ガス混合物の組成は、レイリー散乱と組み合わせてラマン散乱を解析することにより決定される。測定されたラマンスペクトルに基づき、ガス混合物中のラマン活性ガスのレイリー線の予想強度が決定される。ガス混合物における希ガスの量は、測定されたスペクトルにおけるレイリー線とラマン活性ガスの加算されたレイリー線との差により表される。
【0013】
本発明の第3の態様によれば、前記第二の態様による決定法を用いて、前記第一の態様による決定結果を、測定されたスペクトル及び基準スペクトルのレイリー線と照合することができる。加算された個々のレイリー線の強度が、測定されたレイリー線の強度と等しい場合、ガス混合物の組成は正しく決定されている。
【0014】
本発明の諸態様は、定量的な希ガスの決定に関してのみならず定性的な希ガスの検出に関して(例えば定量的な評価が必要でない場合)も用いることが可能である。
【0015】
本発明は、好ましくは医療目的の呼吸ガスモニターに(好ましくはキセノン等の希ガス成分を監視するために)用いられるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
発明の第1の実施例によれば、未知量の("ラマン活性"でない)既知の希ガスと未知量の("ラマン活性"である)その他のガス成分とから成るガス混合物の組成は、全てのラマン活性ガスの量を定量的に決定してラマン不活性希ガスの量を再計算することにより決定される。
【0017】
図1は、発明によるガスモニタ10の概要を示す説明図である。ガス流20は、サンプルセル30を通して導かれる。(例えばレーザ源からの)入射光ビーム40は、サンプルセル30で散乱され、その散乱光ビーム50が分光器60で受光される。分光器60は、ガス流20におけるガス混合物の組成を決定するために処理装置70に連結される。
【0018】
該処理装置70は、好ましくは、光ビーム40の光源に接続されて(図示せず)、光ビーム40に関する(強度等の)情報を受信する。更に、該処理装置70は、好ましくは、サンプルセル30内の圧力決定手段及び温度センサに接続され(図示せず)、サンプルセル30内の圧力及び温度に関する情報を受信する。
【0019】
第一ステップで、ガスモニタ10の分光器60により、ガス混合物のラマンスペクトルを測定し、次いで、該測定されたスペクトルを個々のガス成分の1つ又は2つ以上の基準スペクトルと比較する。各基準スペクトルは、既知の条件下(例えば、サンプルセル30内の圧力及び/又は温度や入射光ビーム40の強度に関する既知の条件下)で決定された純粋なガス成分のラマンスペクトルを表すものである。したがって、画定されたガス混合物を既に表している基準スペクトルを適用することができる。各基準スペクトルに対する測定スペクトルの比率は、ガス混合物中の(基準スペクトルにより表される)個々のガス成分の比率の直接的な尺度を提供するものとなる。
【0020】
測定されたスペクトルにおいて2つ以上のラマン活性成分が検出された場合には、個々のガス成分の比率が加算されて100%から減算され、その結果として、ガス混合物内のラマン不活性(希ガス)成分の比率が得られる。またラマン活性成分1つしか存在しない場合には、個々のガス成分の比率が100%から減算されて、ガス混合物内のラマン不活性希ガスの比率が得られる。
【0021】
測定されたスペクトルにおけるピークの個々のガス成分に対する割り当ては、当分野で周知のように、例えば、該ピークの波長を個々のガス成分の基準スペクトルの波長と比較することにより、行うことができる。
【0022】
測定されたラマンスペクトルの基準ラマンスペクトルとの比較は、好ましくは、分光器の各波長チャンネル毎に振幅(強度)の比を決定することにより、実施される。しかし、他の(ピークの面積等による)比較方法も適宜適用することが可能である。
【0023】
特定の個々のガス成分が2つ以上のラマン線を示す場合には、全ての線を実質的に均等に減衰させる。これにより、本発明の目的に関し、ガス混合物における個々のガス成分の比率を決めるために各ガス成分毎に1つのラマン線のみを評価すれば通常は十分であるようにする。
【0024】
波長位置及び強度を含む基準スペクトルは、好ましくは、先行する測定により決定され、及び(例えば較正マトリクス中に)格納することが可能である。
【0025】
実際の測定条件が基準スペクトルの測定条件から外れている場合には、測定されたスペクトルを(例えば、圧力、温度、及び光強度の変化による影響に関して)周知のアルゴリズムを用いて補正しなければならない。
【0026】
また、ガスによって固有のラマン信号の強度は、各々のガス構成成分の分圧に関する直接的な尺度を提供し、従って、各ラマン活性ガス成分の分圧を決定するために使用することが可能である。ガス混合物は、例えば、スペクトル情報の既知の多成分解析(後述する)により、解明することができる。ダルトンの分圧法によれば、分圧の和は、当該系における100%の全ガス圧となる。全ガス圧はまた、(例えば気圧計により)別々に測定される。このため、分析対象となるガス混合物のラマン活性ガス成分の分圧の和が全ガス圧未満になる場合には、その差は、(ラマン不活性)希ガスの構成成分に帰するものとなり得る。
【0027】
多成分解析法は、多数の既知成分からなる任意の混合物における該多数の既知成分の濃度を決定することを可能にする。これは、数学的には以下の手順により実行され、該手順は、特異値分解(Singular Value Decomposition (SVD))とも呼ばれるものである。
【0028】
1. 各々の純粋な成分の基準スペクトルが決定され、有限数のスペクトル情報(例えば特定の波長チャンネルの強度)が較正マトリクスの列(column)として格納される。当該系が、例えば10の異なる種について較正され、波長チャンネルの数が50である場合には、前記較正マトリクスは10×50のマトリクスとなる。
【0029】
2. 測定対象となるガス混合物のスペクトルが決定され、そのスペクトル情報が(例えば上記例の場合には50の要素に関する)ベクトルという形にされる。次いで、該ベクトルが前記較正マトリクスの疑似逆行列(pseudo-inverse)と乗算される。この手順により、混合物の全成分の濃度が提供される。
【0030】
このため、希ガスの量は、ガス混合物の全てのラマン活性成分を定量的に測定することにより、及び周囲圧力との差を決定することにより、高い精度で計算することができる。
【0031】
呼吸系では、呼吸ガス(O2、CO2、N2、N2O、及び/又は麻酔薬)の主な成分(即ち構成成分)は、キセノン等の希ガス成分を除き、一般には全てラマン活性成分である。キセノン麻酔の場合には、空気/Xe又はO2/Xeの混合物が患者に供給され、空気/Xe/CO2の混合物が排出される。希ガスの量は上記のようにして計算することができる。
【0032】
図2は、未知量のキセノンと未知量の他の複数の成分(この例では、N2及びO2)とを含むガス混合物の組成の測定の一例を示すものである。分光器60は、ガス混合物のスペクトル100を測定する。複数のラマン線の波長位置及び強度が、幾つかのガス成分に関する複数の個別の基準スペクトル110A〜110Zと共に較正マトリクス100に格納される。上述のように、キセノンの(基準)スペクトル110Zは、ラマン線を示さないものとなる。
【0033】
ガス混合物の測定されたスペクトル100が、較正マトリクス110の個々の基準スペクトル110A,110Bと比較される。測定されたスペクトル100に対する基準スペクトル110A,110B,110Zからのピークレベルの比率により、ガス混合物における個々の成分N2及びO2の比率に関する直接的な尺度が提供される。図2の実施例では、測定されたピークの波長及び特性は、N2及びO2を指すものとなる。ピークN2は、基準スペクトル110AにおけるN2の基準ピークの30%を表し、ピークO2は、基準スペクトル110BにおけるO2の基準ピークの45%を表している。N2及びO2の比の合計は75%であり、その結果として、当該ガス混合物は、25%(100%に対する差)のXeを含むことになる。
【0034】
したがって、図2の例において決定される分圧は、N2が30000Pa(300mbar)、O2が45000Pa(450mbar)となる。N2及びO2の比の分圧の合計は750mbarであり、一方、サンプルセル30における全ガス圧は1barであり、このため、ガス混合物は(全ガス圧に対する差としての)25000Pa(250mbar)の分圧のXeを含むことになる。
【0035】
発明の第2の態様によれば、ラマン散乱をレイリー散乱と組み合わせて解析することによりガス混合物の組成を決定することができる。希ガスはラマン不活性であるが、如何なるガスであろうとも(入射光の波長での光散乱として)レイリー散乱に寄与するものとなる。図2の左側における基準スペクトル110の各々は、純粋な成分についてのレイリー線の強度を示すものである。
【0036】
測定されたラマンスペクトルに基づき、ガス混合物中のラマン活性ガスのレイリー線の予測強度を決定する。ガス混合物における希ガスの量は、測定されたスペクトルにおけるレイリー線に対するラマン活性ガスの加算されたレイリー線の差により表される。
【0037】
測定されたラマンスペクトルの各ピークが解析され、ガス混合物の個々のガス成分に割り当てられる。各成分のピークが均等に減衰されるため、決定された各ガス成分毎に1つの代表的なピークを更に解析するだけで十分となる。それぞれの基準スペクトルにおける対応するピークに対する測定されたスペクトルにおける代表的なピークの各々の比率が決定される。各ガス成分毎に、前記決定された比率をそれぞれの基準スペクトルにおけるレイリー線に適用し、これにより、各成分についてのレイリー線の予測強度が得られる。該各レイリー線の予測強度を加算し、その合計をガス混合物の測定されたレイリー線から減算して、ガス混合物中の希ガスにより生じる強度差を得る。このようにして決定された、それぞれの希ガスの基準スペクトルにおけるレイリー線の強度に対する強度差の比率は、ガス混合物中の希ガスの割合を表すものとなる。
【0038】
第3の態様によれば、測定スペクトル及び基準スペクトルのレイリー線を使用して、第1の態様による決定結果が照合される。ガス混合物の識別された各成分毎に、ガス混合物における成分の(決定された)比率に対応するレイリー線の強度が決定されて加算される。該加算された個々のレイリー線の強度が、測定されたレイリー線の強度と等しい場合、ガス混合物の組成が精確に測定されたことになる。
【0039】
上述の実施例では、純粋な希ガスの較正ベクトルは、基準スペクトル(キセノンについての基準スペクトル110Zを参照のこと)において唯一のレイリー線から成り、ラマン線は含まない。したがって、レイリー線を含むラマンスペクトルの多成分解析により、希ガスの濃度だけでなくその他のラマン活性ガスの濃度も得られる。
【0040】
レイリー線は通常はラマン分光法では盲点となるものであることが理解されよう。しかし、本発明の目的のために、少なくともレイリー線の小さい外れ(off-shot)をラマン線を用いて(同時に)測定できるように分光器60におけるラマン分光計を修正することが好ましい。
【0041】
レイリー強度を測定する可能性は、普通のレイリー遮蔽フィルタ(Rayleigh-blocking filter)の代わりに修正された光学フィルタを用いることからなる。該光学フィルタの透過特性は、適当な量のレイリー光が検出器へ伝達されるよう設計される。透過するレイリー光を調節するための容易な方法は、該フィルタを傾斜させることである。
【0042】
別の可能性は、従来のレイリー遮蔽フィルタを使用し、適当な場所に配置された別個の追加の光検出器によりレイリー光を測定することである。かかる場所は、例えば、レーザビームに近接した位置である。代替的に、レイリーフィルタから反射されるところの、レイリー光のみからなる光を、追加の光検出器に送ることも可能である。
【0043】
ガス混合物が2つ以上のラマン不活性成分を含む場合に、本発明を適宜用いてラマン不活性成分の和を決定することが可能である、ということは明らかである。必要であれば、ラマン不活性成分の詳細な区別を(例えば本明細書の従来の技術の欄で説明したようにして当業界で周知のとおり実施することが可能である。
【0044】
更に、発明の諸態様は、静的なガス混合物だけでなく(連続的な)ガス流の場合にも適用可能なものである。後者の場合には、特に分光器60及び処理装置70をガス流の速度に適合させるべきである。
【0045】
以下においては、本発明の種々の構成要件の組み合わせからなる例示的な実施態様を示す。
【0046】
1.所定量の1つ又は2つ以上の希ガスを含むガス混合物の組成を決定するためのシステムであって、
ガス混合物のラマンスペクトルを測定する手段と、
該測定されたラマンスペクトルに対する1つ又は2つ以上のラマン活性ガスの寄与に基づき、該ラマン活性ガスの基準スペクトルに関して、ガス混合物におけるラマン活性ガスの量(複数量)を定量的に決定し、該決定に基づきガス混合物における1つ又は2つ以上の希ガスの量を決定する、処理装置と
を備えている、システム。
【0047】
2.測定されたラマンスペクトルを1つ又は2つ以上の基準スペクトルと比較し、前記1つの基準スペクトルに対する又は2つ以上の基準スペクトルの各々に対する測定されたスペクトルの比率により、ガス混合物におけるそれぞれの基準スペクトルにより表されるガス成分の比率に関する尺度が提供される、基準手段を備えている、前項1に記載のシステム。
【0048】
3.前記基準手段が、測定されたラマンスペクトルの1つ又は2つ以上のピークを1つ又は2つ以上の基準スペクトルの1つ又は2つ以上のピークとを比較し、好ましくは該比較を前記ピークの振幅及び/又は強度を較べることにより行う、比較手段を備えている、前項2に記載のシステム。
【0049】
4.前記処理装置が、
ガス混合物中のラマン活性ガスの量を加算する手段と、
該加算された量をガス混合物の全量から減算し、該減算された量により1つ又は2つ以上の希ガスの量が表されるようにする、減算手段と
を備えている、前項1に記載のシステム。
【0050】
5.ガス混合物中のラマン活性ガスの分圧を決定する手段と、
該決定されたガス混合物中のラマン活性ガスの分圧を加算する手段と、
該加算された分圧をガス混合物の全圧から減算し、該減算された圧力により1つ又は2つ以上の希ガスの分圧を表すようにする、減算手段と
を備えている、前項1ないし前項4の何れか一項に記載のシステム。
【0051】
6.前記1つの基準スペクトル又は2つ以上の基準スペクトルの各々が、好適には既知の条件下で決定された純粋なガス成分又は所定のガス混合物に関するラマンスペクトルを表すものである、前項1ないし前項5の何れか一項に記載のシステム。
【0052】
7.ガス混合物を含むサンプルセルと、
該サンプルセル中に光ビームを放射し、前記処理装置が該サンプルセルに好適に接続されて該サンプルセルから情報を受信するようにする、放射手段と
を備えている、前項1ないし前項6の何れか一項に記載のシステム。
【0053】
8.前記サンプルセルが、圧力判定装置及び/又は温度判定装置を備えており、前記処理装置が前記圧力判定装置及び/又は温度判定装置に好適に接続されてそれらから情報を受信する、前項7に記載のシステム。
【0054】
9.ガス混合物のレイリースペクトルを測定する手段を備えており、
前記処理装置が、測定されたラマンスペクトルに基づきガス混合物中のラマン活性ガスのレイリー線の予測強度を定量的に決定し、及び該決定からガス混合物中の1つ又は2つ以上の希ガスの量を決定する、解析手段を備えている、前項1ないし前項8の何れか一項に記載のシステム。
【0055】
10.前記解析手段が、
決定された各々のラマン活性ガスの量に対応するレイリー線の予測強度を決定する手段と、
該レイリー線の予測強度を加算する手段と、
該加算されたレイリー線の予測強度を、ガス混合物のレイリー線の測定された強度から減算し、該減算された強度により1つ又は2つ以上の希ガスの量を表されるようにする、減算手段と
を備えている、前項9に記載のシステム。
【0056】
11.希ガス、好ましくはキセノンの監視のための、前項1によるシステムからなる、呼吸ガス監視装置。
【0057】
12.所定量の1つ又は2つ以上の希ガスを含むガス混合物の組成を決定するための方法であって、
(a) ガス混合物のラマンスペクトルを測定し、
(b) 該測定されたラマンスペクトルに対する1つ又は2つ以上のラマン活性ガスの寄与に基づき、ラマン活性ガスの基準スペクトルに関して、ガス混合物におけるラマン活性ガスの量を定量的に決定し、
(c) 該ステップ(b)で決定されたラマン活性ガスの量に基づきガス混合物における1つ又は2つ以上の希ガスの量を決定する、
という各ステップを有することを特徴とする、ガス混合物の組成を決定するための方法。
【0058】
13.前記ステップ(c)が、測定されたラマンスペクトルを1つ又は2つ以上の基準スペクトルと比較し、前記1つの基準スペクトルに対する又は2つ以上の基準スペクトルの各々に対する測定スペクトルの比率により、ガス混合物におけるそれぞれの基準スペクトルにより表されるガス成分の比率に関する尺度を提供する、というステップを含む、前項12に記載の方法。
【0059】
14.前記ステップ(c)が、ガス混合物におけるラマン活性ガスの量を加算し、該加算した量をガス混合物の全量から減算し、該減算した量により1つ又は2つ以上の希ガスの量が表されるようにする、というステップを含む、前項12又は前項13に記載の方法。
【0060】
15.ガス混合物のレイリースペクトルを測定し、
測定されたラマンスペクトルに基づき、ガス混合物におけるラマン活性ガスのレイリー線の予測強度を定量的に決定し、
該予測強度からガス混合物中の1つ又は2つ以上の希ガスの量を決定する、
という各ステップを含む、前項12ないし前項14の何れか一項に記載の方法。
【0061】
16.決定された各ラマン活性ガスの量に対応するレイリー線の予測強度を決定し、
該レイリー線の予測強度を加算し、
該加算されたレイリー線の予測強度をガス混合物のレイリー線の測定された強度から減算し、該減算された強度により1つ又は2つ以上の希ガスの量が表されるようにする、
という各ステップを含む、前項15に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明によるガスモニタの概要を示す説明図である。
【図2】未知量のキセノンと未知量のN2及びO2とを含むガス混合物の組成の測定の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ガスモニタ
20 ガス流
30 サンプルセル
40 入射光ビーム
50 散乱光ビーム
60 分光器
70 処理装置

Claims (16)

  1. 所定量の1つ又は2つ以上の希ガスを含むガス混合物の組成を決定するためのシステムであって、
    ガス混合物のラマンスペクトルを測定する手段と、
    該測定されたラマンスペクトルに対する1つ又は2つ以上のラマン活性ガスの寄与に基づき、該ラマン活性ガスの基準スペクトルに関して、ガス混合物中の前記1つ又は2つ以上のラマン活性ガスの量を定量的に決定し、該決定に基づき、前記ガス混合物中の前記1つ又は2つ以上の希ガスの量を決定する、処理装置と
    を備えている、システム。
  2. 測定されたラマンスペクトルを1つ又は2つ以上の基準スペクトルと比較し、前記1つの基準スペクトルに対する又は2つ以上の基準スペクトルの各々に対する測定されたスペクトルの比率により、前記ガス混合物中のそれぞれの基準スペクトルにより表されるガス成分の比率に関する尺度が提供される、基準手段を備えている、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記基準手段前記測定されたラマンスペクトルの1つ又は2つ以上のピークを1つ又は2つ以上の基準スペクトルの1つ又は2つ以上のピークと比較する、比較手段を備えている、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記処理装置
    前記ガス混合物中の前記ラマン活性ガスの量を加算する手段と、
    該加算された量を前記ガス混合物の全量から減算し、該減算された量により、前記1つ又は2つ以上の希ガスの量が表される、減算手段と
    を備えている、請求項1ないし3の何れか一項に記載のシステム。
  5. さらに、
    前記ガス混合物中の前記ラマン活性ガスの分圧を決定する手段と、
    前記ガス混合物中の前記ラマン活性ガスの該決定された分圧を加算する手段と、
    該加算された分圧を前記ガス混合物の全圧から減算し、該減算された圧力により、前記1つ又は2つ以上の希ガスの全体の分圧される、減算手段と
    を備えている、請求項1ないし4の何れか一項に記載のシステム。
  6. 前記1つの基準スペクトル又は2つ以上の基準スペクトルの各々、好適には既知の条件下で決定された純粋なガス成分又は所定のガス混合物に関するラマンスペクトルを表すものである、請求項1ないし5の何れか一項に記載のシステム。
  7. さらに、
    前記ガス混合物を含むサンプルセルと、
    該サンプルセル中に光ビームを放射し、これにより、前記処理装置が該サンプルセルに好適に接続されて該サンプルセルから情報受信される、放射手段と
    を備えている、請求項1ないし6の何れか一項に記載のシステム。
  8. 前記サンプルセル、圧力判定手段及び/又は温度判定手段を備えており、これにより、前記処理装置は、前記圧力判定手段及び/又は温度判定手段に好適に接続され情報受信される、請求項7に記載のシステム。
  9. さらに、前記ガス混合物のレイリースペクトルを測定する手段を備えており、
    前記処理装置、測定されたラマンスペクトルに基づき、前記ガス混合物中のラマン活性ガスのレイリー線の予測強度を定量的に決定し、該決定から、前記ガス混合物中の前記1つ又は2つ以上の希ガスの量を決定する、解析手段を備えている、請求項1ないし8の何れか一項に記載のシステム。
  10. 前記解析手段
    決定された各々のラマン活性ガスの量に対応するレイリー線の予測強度を決定する手段と、
    該レイリー線の前記予測強度を加算する手段と、
    該加算されたレイリー線の予測強度を、前記ガス混合物の前記測定されたレイリー線の強度から減算し、該減算された強度により、前記1つ又は2つ以上の希ガスの表される、減算手段と
    を備えている、請求項9に記載のシステム。
  11. 請求項1ないし10の何れか一項記載のシステムを有する、呼吸ガス監視装置であって、
    前記システムは、呼吸ガス中の希ガスを監視するように適合されていることを特徴とする呼吸ガス監視装置
  12. 所定量の1つ又は2つ以上の希ガスを含むガス混合物の組成を決定するための方法であって、
    (a)前記ガス混合物のラマンスペクトルを測定するステップと
    (b)該測定されたラマンスペクトルに対する前記1つ又は2つ以上のラマン活性ガスの寄与に基づき、ラマン活性ガスの基準スペクトルに関して、前記ガス混合物中の前記1つ又は2つ以上のラマン活性ガスの量を定量的に決定するステップと
    (c)該ステップ(b)で決定された前記1つ又は2つ以上のラマン活性ガスの量に基づき、前記ガス混合物中の前記1つ又は2つ以上の希ガスの量を決定するステップと
    を有することを特徴とする方法。
  13. 前記ステップ(c)前記測定されたラマンスペクトルを1つ又は2つ以上の基準スペクトルと比較するステップであって、前記1つの基準スペクトルに対する又は2つ以上の基準スペクトルの各々に対する前記測定されたスペクトルの比率により、前記ガス混合物中のそれぞれの基準スペクトルにより表される前記ガス成分の比率に関する尺度提供されるステップを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記ステップ(c)前記ガス混合物中の前記ラマン活性ガスの量を加算し、該加算した量を前記ガス混合物の全量から減算するステップを有し、
    該減算した量により、前記1つ又は2つ以上の希ガスの量が表される、請求項12又は13に記載の方法。
  15. さらに、
    前記ガス混合物のレイリースペクトルを測定するステップと
    測定されたラマンスペクトルに基づき、前記ガス混合物中の前記ラマン活性ガスのレイリー線の予測強度を定量的に決定するステップと
    該予測強度から、前記ガス混合物中の前記1つ又は2つ以上の希ガスの量を決定するステップと
    を含む、請求項12ないし14の何れか一項に記載の方法。
  16. 決定された各ラマン活性ガスの量に対応するレイリー線の予測強度を決定するステップと
    該レイリー線の前記予測強度を加算するステップと
    該加算されたレイリー線の予測強度を、前記ガス混合物のレイリー線の測定された強度から減算するステップであって、該減算された強度により、前記1つ又は2つ以上の希ガスの量が表されるステップと
    を含む、請求項15に記載の方法。
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