JP4357466B2 - ラック認識装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のラックを載置する場合に利用して好適なラック認識装置に関する。
液体試料(検体や試薬)を自動的に分注するための分注装置が広く用いられている。分注装置では、例えばディスポーザブルチップを用いて、ラックにより保持されている容器に液体試料を分注する。
この種の分注装置において、複数のラックを載置できるようにし、例えばラックごとに分注する液体試料の種類を分ける場合がある。ラックの分注装置への載置はオペレータの手作業により行われるが、複数のラックが載置される場合、オペレータにより誤ったラックが載置されるおそれもあり、また、分注が完了するタイミングがラックごとに異なる場合にはオペレータがどのラックを新たなラックに交換すべきか分らなくなるおそれもある。
こういった点に鑑みて、各ラックにバーコードを印刷したラベルを貼着しておき、それらバーコードをハンディバーコードリーダで読み取ることにより、載置されたラックを認識するようにしたラック認識装置を分注装置に搭載することが行われている。そして、ラック認識装置により認識されたラックのうち、交換すべきラックをオペレータに知らせるようにすることも行われている。
特開平11−237387号公報
しかしながら、ハンディバーコードリーダでバーコードを読み取る操作は、オペレータが手動で行うものであるため、その取り扱いが面倒である。また、オペレータが、例えば同じラックのバーコードを誤って続けて読み取るように、バーコードを読み取るべきラック自体を誤認してしまうおそれもある。
また、交換すべきラックをオペレータに知らせる方式として、例えばディスプレイに交換すべきラックを表示することが考えられる。しかしながら、特にディスプレイがラックの載置場所と離れているような場合、交換すべきラックを瞬時に特定することができない。また、単にラックのアドレス等が表示されても、実際にどれが交換すべきラックであるか容易に理解できず、さらに誤認してしまうおそれもある。
特許文献1には、交換すべきラックを容易に特定可能とするために、各ラックに対応して発光素子を配置し、交換すべきラックに対応する発光素子を点灯させるようにした分注装置が開示されている。しかしながら、各ラックに対応する発光素子を設ける必要があるため、載置するラックの数が増えると、それだけ発光素子の数も増やさなければならないといった問題がある。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、ラック載置部に載置されたラックを自動認識するとともに、交換すべきラックをオペレータが瞬時に特定できるようにすることを目的とする。
本発明によるラック認識装置は、液体試料を収容するための容器を複数並べて保持するラックと、前記ラックを長辺が隣り合うように複数並べて載置できるラック載置部と、前記ラックの短辺の面にそれぞれに設けられ、少なくともラックごとの識別情報をコード化したコードが記載されたコード記載部と、前記コード記載部からコードを読み取るためのコードリーダと、前記ラック載置部に複数載置されたラックと前記コードリーダとを相対的に移動させる移動手段と、前記コードリーダにより読み取られたコードに基づいて、交換すべきラックを認識するとともに、その交換すべきラックと対向する位置に前記コードリーダが位置するように制御する制御手段とを備えた点に特徴を有する。
本発明によれば、ラック載置部に複数載置されたラックとコードリーダとを相対的に移動させて、コードリーダに各ラックのコード記載部からコードを読み取らせるようにしたので、ラック載置部に載置されたラックを自動認識することができ、しかも、交換すべきラックと対向する位置にコードリーダが位置するようにしたので、コードリーダを指標として交換すべきラックをオペレータが瞬時に特定することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、ラック認識装置を搭載した分注装置1を示す平面図である。分注装置1は、人体から採取した血液(血清)や尿等の検体を小分けにしたり、少量の試薬(薬液)を予め設定された吐出位置にて吐出したりするものである。
図1に示すように、分注装置1は、装置本体上の作業台2と、分注手段としてのX、Y、Z軸方向に移動可能に搭載された5つの分注ヘッド3a〜3eとを備える。図1において、矢印Fに示す部分(図1の下方)が分注装置1の前面であり、オペレータは分注装置1の前面からラック5の交換作業等を行う。
作業台2には、分注対象となる元検体を搬送する搬送レーン4、6個のラック5を一列に並べて載置できるラック載置部6、ラック載置部6の後方位置においてラック載置部6に沿ってX軸方向(左右方向)に移動可能とされたバーコードリーダ7、分注ヘッド3a〜3eからディスポーザブルチップ32を取り外すためのチップリムーバ(不図示)、新品のディスポーザブルチップ32(図3を参照)を立てた状態で行列状に並べて保持するチップラック8等が配置される。
本実施形態の分注装置1は、具体的には図示しないが、元検体供給装置、開栓装置等の他の装置と適宜組み合わせ可能なようにユニット化されており、各種ユニット化された装置を組み合わせた際に、各装置間で搬送レーン4や他の搬送レーンが連続する構成となっている。
この例では、5本の容器(試験管)15を一列に並べて保持するラック9が搬送レーン4により本分注装置1に搬送されるとともに、ラック9の各容器15にはそれぞれ元検体が収容された状態となっている。
ラック5は、図2に示すように、元検体を小分けにして収容するための容器(試験管)16を複数並べて保持するものである。ラック5としては、50本の容器16を立てた状態で行列状に並べて保持する、いわゆる50本ラックと呼ばれるものや(図2のラック5a)、10本の容器16を立てた状態で一列に並べて保持する、いわゆる10本ラックと呼ばれるものがある(図2のラック5b、5c)。もちろん、ラック5としては50本ラックや10本ラック以外のものを用いることも可能である。
本実施形態では、ラック載置部6に6個のラック5をX軸方向に一列に並べて載置できるようになっている。例えばラック載置部6の載置場所6aに載置されるラック5aの容器16には検体Aを分注し、載置場所6bに載置されるラック5bの容器16には検体Bを分注する、といったようにラック5の載置場所が定められている。
ここで、図2に示すように、ラック載置部6に載置される各ラック5の後面には、バーコードを印刷したラベル10が貼着されている。バーコードは、ラック5ごとの識別情報(例えばID番号)をコード化したものであり、それに加えて、そのラック5の容器に分注する検体についての情報を含ませる等してもよい。また、ラックシーケンスNo.、項目コード(処理をグループ単位に分けるコード)等の情報を含ませる等してもよい。
また、バーコードリーダ7がラック載置部6に沿ってX軸方向(左右方向)に移動可能とされており、バーコードリーダ7が所望のラック5の後ろに位置することにより、そのラック5のラベル10からバーコードを読み取ることができる。バーコードリーダ7を移動させるバーコードリーダ駆動機構103(図4)としては、例えば作業台2上に敷設されたレール上をバーコードリーダ7が走行するように構成される。このようにバーコードリーダ7に各ラック5のラベル10からバーコードを読み取らせるので、各ラック5のラベル10は同じ高さ位置、図示例ではラック5の後面下部に貼着されることになっている。
さらに、バーコードリーダ7には、オペレータが視認しやすい箇所にLED11が搭載されている。
各分注ヘッド3a〜3eは、XYZ三軸駆動機構102(図4)によりX、Y、Z軸方向に移動可能となっている。具体的に、図1に示すように、各分注ヘッド3a〜3eはZ軸アーム12a〜12eによりそれぞれ支持されており、Z軸方向(上下方向)に移動可能となっている。また、各Z軸アーム12a〜12eはX軸アーム13により支持されており、X軸方向(左右方向)に移動可能となっている。さらに、X軸アーム13はその両端がY軸アーム14により支持されており、Y軸方向(前後方向)に移動可能となっている。
すなわち、5つの分注ヘッド3a〜3eは、Y軸方向には同時に移動することしかできないが、X軸方向には隣りの分注ヘッドに干渉しない範囲でそれぞれ自由に移動することができ、Z軸方向にはそれぞれ自由に移動することができる。
図3には、分注ヘッド3aまわりの概略構成を示す。なお、図3では分注ヘッド3aを示すが、他の分注ヘッド3b〜3eも同様の構成となっている。チップ装着部31は管状の部材であり、このチップ装着部31がZ軸アーム12aにより昇降可能に支持される。
ディスポーザブルチップ32は合成樹脂材料からなる管状の部材であり、その基端開口にチップ装着部31の先端部を挿入して嵌合することにより、チップ装着部31に着脱可能に装着される。このディスポーザブルチップ32がチップラック8に多数保持されており、チップ装着部31を下降させることで、チップ装着部31の先端部にディスポーザブルチップ32を嵌合させることができる。
ポンプ33は、例えばシリンダ33aとピストン33bとを備えたシリンジポンプにより構成される。ポンプ駆動部101によりポンプ33が作動すると、チップ装着部31を介してディスポーザブルチップ32内の圧力を増減させて、ディスポーザブルチップ32から検体を吸引・吐出することができる。ポンプ駆動部101は、例えばボールねじ(送りねじ)機構とこれを駆動するパルスモータとにより、シリンダ33a内でピストン33bを移動させるように構成される。
図4には、分注装置1の概略構成を示す。制御部100は、分注装置1の各部を制御するものであり、CPU100a及び記憶部100bを備える。制御部100には、ポンプ駆動部101、XYZ三軸駆動機構102、バーコードリーダ駆動機構103、LED11を搭載したバーコードリーダ7が接続する。例えばバーコードリーダ7は、アンテナ7a(図2を参照)を使用した無線により制御部100と通信可能に接続されている。
制御部100において、記憶部100bには、CPU100aが読み取り可能なように、分注装置1の各部に対応する各種アプリケーションプログラム、分注装置1の制御動作を実行するためのプログラム等の各種プログラム及び各種データが予め記憶されているとともに、各プログラムで処理されたデータ及び制御部100に接続された各部からの入力データ等が記憶される。
以下、図5のフローチャートを参照して、本実施形態の分注装置1での処理動作例について説明する。分注動作を開始する前に、オペレータはラック載置部6にラック5を載置する。
その後、オペレータによる分注動作の開始指示があると、制御部100は、まずバーコードリーダ7を移動させて、ラック載置部6に載置された各ラック5の後ろに位置させ、これらラック5のラベル10からバーコードを読み取る(ステップS101)。
そして、制御部100は、バーコードリーダ7により読み取られた各ラック5のバーコードに基づいて、ラック載置部6に載置されたラック5を認識し、ラック載置部6にラック5が正しく載置されているか否かを判定する(ステップS102)。この判定は、各ラック5から取得した識別情報と、予め登録された識別情報とを照らし合わせることにより行われる。
制御部100は、ラック載置部6に載置すべきラック5がなかったり、載置すべきラック5と異なるラック5が載置されていたりして、ラック載置部6にラック5が正しく載置されていないと判定した場合、バーコードリーダ7を移動させて、交換すべきラック5に対向するように後ろに位置させる(ステップS103)。このとき、バーコードリーダ7に搭載されたLED11を発光させて、交換すべきラック5があることをオペレータに通知する。また、必要に応じて警告音を発する等してオペレータに通知するようにしてもよい。
これに応じて、オペレータは、バーコードリーダ7を指標として、バーコードリーダ7が後ろに位置しているラック5を本来載置すべきラック5に交換して、分注動作の再開指示を行う。分注動作の再開指示があると(ステップS104)、制御部100は、交換されたラック5のラベル10からバーコードを読み取って、交換されたラック5が正しいものか否かを再度判定する(ステップS105)。
この場合に、交換すべきラック5が複数あるならば、例えばこれら交換すべき複数のラック5間でバーコードリーダ7を定期的に移動させたり、一つのラック5の後ろに位置させておき、そのラック5が交換された後、別のラック5の後ろに位置させたりすればよい。
制御部100は、ステップS102やステップS105においてラック載置部6にラック5が正しく載置されていると判定した場合、分注動作を開始する(ステップS106)。
分注動作では、制御部100による制御下で、XYZ三軸駆動機構102により、分注ヘッド3a〜3eを、搬送レーン4により所定位置まで搬送されたラック9の容器15の上方に移動させる。そして、チップ装着部31を下降させて、容器15内にディスポーザブルチップ32を挿入するとともに、ポンプ駆動部101によりポンプ33を駆動させてディスポーザブルチップ32に検体を吸引する。その後、XYZ三軸駆動部102により、分注ヘッド3a〜3eをラック載置部6に載置されたラック5の容器16の上方に移動させる。そして、チップ装着部31を下降させて、容器16内にディスポーザブルチップ32を挿入するとともに、ポンプ駆動部101によりポンプ33を駆動させてディスポーザブルチップ32から検体を吐出する。
このようにして分注動作が行われている間に、ラック載置部6に載置されたあるラック5の容器16への分注が完了した場合、そのラック5を交換する必要がある。制御部100は、予め定められている分注スケジュールに基づいて、あるラック5の容器16への分注が完了したことを検知したならば(ステップS107)、分注動作をいったん停止させるとともに、ステップS103と同様に、バーコードリーダ7を移動させて、交換すべきラック5の後ろに位置させる(ステップS108)。このとき、バーコードリーダ7に搭載されたLED11を発光させて、交換すべきラック5があることをオペレータに通知する。
これに応じて、オペレータは、バーコードリーダ7が後ろに位置しているラック5を新たなラック5に交換して、分注動作の再開指示を行う。分注動作の再開指示があると(ステップS109)、制御部100は、バーコードリーダ7を移動させて、交換されたラック5の後ろに位置させ、そのラック5のラベル10からバーコードを読み取って、交換されたラック5が正しいものか否かを再度判定する(ステップS110)。
これらステップS106〜S110の処理動作をオペレータからの分注の停止指示があるまで繰り返し実行する(ステップS111)。
以上述べた第1の実施形態によれば、バーコードリーダ7を移動させて、ラック載置部6に載置された各ラック5のラベル10からバーコードを読み取らせるようにしたので、ラック載置部6に載置されたラック5を自動認識することができる。
しかも、交換すべきラック5の後ろにバーコードリーダ7を位置させて、バーコードリーダ7を交換すべきラック5を知らせるための指標となるようにしたので、各ラック5に対応する発光素子を設ける等の必要もなく、交換すべきラック5をオペレータが瞬時に特定することができる。ちなみに、ラック載置部6の高さはオペレータの腰の高さと略同じであり、その高さ位置をバーコードリーダ7が走行するように構成されているので、交換すべきラック5の後ろにバーコードリーダ7が停止した場合でも、オペレータが十分視認することができる。
なお、本実施形態では、バーコードリーダ7がラック載置部6の後側(ラック載置部6とチップラック8との間)においてX軸方向に移動するようにしたが、次の第2の実施形態のようにバーコードリーダ7がラック載置部6の前側(オペレータ側)においてX軸方向に移動するようにしてもよい。バーコードリーダ7がラック載置部6の前側にあれば、バーコードリーダ7がどのラック5に対向するかを認定する視認性を高めることができる。一方、バーコードリーダ7がラック載置部6の後側にあれば、オペレータによるラック5の交換作業に対してバーコードリーダ7が支障となることがなくなる。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、分注装置1にラック認識装置を搭載した例を説明したが、第2の実施形態では、検体を収容した容器そのものをラックに移載する容器移載装置51にラック認識装置を搭載した例を説明する。なお、ラック認識装置の基本的構成は第1の実施形態と同様であるので、以下では、主に容器移載装置51の構成について説明するとともに、ラック認識装置を構成する構成要素については第1の実施形態と同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図6は、ラック認識装置を搭載した容器移載装置51を示す斜視図である。容器移載装置51は、検体が収容された容器52を項目別に分けられたラック5に移載するものである。
図6に示すように、容器移載装置1は、装置本体上の作業台53と、移載手段としてのX、Y、Z軸方向に移動可能に搭載された移載ヘッド54とを備える。図6において、矢印Fに示す部分が容器移載装置51の前面であり、オペレータは容器移載装置51の前面からラック5の交換作業等を行う。なお、ラック5の交換作業時には、壁部55を手前に倒した状態とする。
作業台53には、移載の対象となる容器52を搬送する搬送レーン56、6個のラック5を一列に並べて載置できるラック載置部6、ラック載置部6の前方位置においてラック載置部6に沿ってX軸方向(左右方向)に移動可能とされたバーコードリーダ7等が配置される。
本実施形態の容器移載装置51は、元検体供給装置、開栓装置等の他の装置と適宜組み合わせ可能なようにユニット化されており、各種ユニット化された装置を組み合わせた際に、各装置間で搬送レーン56や他の搬送レーンが連続する構成となっている。
図7には各装置の組み合わせの一例を示す。図示例では、コントロールユニット201、元検体排出ユニット202、元検体供給ユニット203、検体情報取得ユニット204、開栓ユニット205、子検体供給ユニット206、第1の子検体分注ユニット207、子検体容器供給ユニット208、第2の子検体分注ユニット209、容器移載ユニット(容器移載装置)51−1、51−2、リターンユニット210とが組み合わされている。なお、容器移載ユニット51−1、51−2は共に同一構成である。
この例では、容器移載ユニット51−1、51−2は、第2の子検体分注ユニット209において分注された子検体が収容される容器52を項目別に各ラック5に移載する。すなわち、5本の容器52を一列に並べて保持するラック57が搬送レーン56により搬送されるとともに、ラック57の各容器52には第2の子検体分注ユニット209での分注によりそれぞれ検体が収容された状態となっている。
ラック5は、図2に示したのと同様に、検体が収容された容器52を複数並べて保持するものであり、いわゆる50本ラックや10本ラックと呼ばれるものがある。
本実施形態では、ラック載置部6に6個のラック5をX軸方向に一列に並べて載置できるようになっている。例えばあるラック5には検体Aを収容した容器52を移載し、他のラック5には検体Bを収容した容器52を移載する、といったようにラック5が定められている。或いは、前段階(第2の子検体分注ユニット202等)においてエラーがあったものを分離移載するラック5を定めるようにしてもよい。
移載ヘッド54は、ラック57の容器52の上端部を複数の爪54aで把持して、ラック5に移載するものである。図6に示すように、移載ヘッド54はZ軸アーム58により支持されており、Z軸方向(上下方向)に移動可能となっている。また、Z軸アーム58はX軸アーム59により支持されており、X軸方向(左右方向)に移動可能となっている。さらに、X軸アーム59はその両端がY軸アーム60により支持されており、Y軸方向(前後方向)に移動可能となっている。
このようにした容器移載装置51においても、第1の実施形態で述べたように、ラック載置部6に載置される各ラック5の前面には、バーコードを印刷したラベル10が貼着されている。
また、第1の実施形態で述べたように、バーコードリーダ7がラック載置部6に沿ってX軸方向(左右方向)に移動可能とされており、バーコードリーダ7が所望のラック5の前に位置することにより、そのラック5のラベル10からバーコードを読み取ることができる。
さらに、第1の実施形態で述べたように、バーコードリーダ7には、オペレータが視認しやすい箇所にLED11が搭載されている。
以上述べた第2の実施形態によれば、バーコードリーダ7を移動させて、ラック載置部6に載置された各ラック5のラベル10からバーコードを読み取らせるようにしたので、ラック載置部6に載置されたラック5を自動認識することができる。
しかも、交換すべきラック5の前にバーコードリーダ7を位置させて、バーコードリーダ7を交換すべきラック5を知らせるための指標となるようにしたので、各ラック5に対応する発光素子を設ける等の必要もなく、交換すべきラック5をオペレータが瞬時に特定することができる。
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、本発明は実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。例えば上記実施形態ではバーコードを利用した例を説明したが、二次元コードを利用してもよい。
ラック認識装置を搭載した分注装置を示す平面図である。 ラック載置部を示す斜視図である。 分注ヘッドまわりの概略構成を示す図である。 分注装置の概略構成を示すブロック図である。 分注装置での処理動作例について説明するためのフローチャートである。 ラック認識装置を搭載した容器移載装置を示す斜視図である。 第2の実施形態の容器移載装置を含む装置を組み合わせたシステムの一例を示す斜視図である。
符号の説明
1 分注装置
3a〜3e 分注ヘッド
5 ラック
6 ラック載置部
7 バーコードリーダ
10 ラベル
11 LED
12a〜12e、58 Z軸アーム
13、59 X軸アーム
14、60 Y軸アーム
16、52 容器
51 容器移載装置
54 移載ヘッド

Claims (3)

  1. 液体試料を収容するための容器を複数並べて保持するラックと、
    前記ラックを長辺が隣り合うように複数並べて載置できるラック載置部と、
    前記ラックの短辺の面にそれぞれに設けられ、少なくともラックごとの識別情報をコード化したコードが記載されたコード記載部と、
    前記コード記載部からコードを読み取るためのコードリーダと、
    前記ラック載置部に複数載置されたラックと前記コードリーダとを相対的に移動させる移動手段と、
    前記コードリーダにより読み取られたコードに基づいて、交換すべきラックを認識するとともに、その交換すべきラックと対向する位置に前記コードリーダが位置するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とするラック認識装置。
  2. 前記コードリーダが交換すべきラックと対向する位置にあるときに、交換すべきラックであることを報知せしめる報知手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のラック認識装置。
  3. 前記移動手段は、前記コードリーダを移動させ、
    前記制御手段は、交換すべきラックが複数ある場合、これら交換すべき複数のラック間で前記コードリーダを定期的に移動させるか、一つのラックと対向する位置に位置させておき、そのラックが交換された後、別のラックと対向する位置に移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載のラック認識装置。
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