JP4357243B2 - 紙葉類処理装置及び紙葉類取込動作制御方法 - Google Patents

紙葉類処理装置及び紙葉類取込動作制御方法 Download PDF

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本発明は、紙葉類を鑑査し、鑑査結果に応じて紙葉類を振り分けて所定の収納庫へ収納する紙葉類処理装置に関する。また本発明は、紙葉類を振り分けて所定の収納庫へ収納させる際の紙葉類の取込動作制御方法に関する。
客から投入された紙葉類を受け付け、券種を判別し、所定の収納庫に取り込む紙葉類取扱装置が知られている(特許文献1参照)。このような紙葉類取扱装置においては、紙葉類投入口から収納庫までの搬送路を駆動するモータと、収納庫内部へ紙葉類を取り込むためのモータとが一緒のタイプと異なるタイプとがある。
前者の場合、客により投入された紙葉類の受付と共に搬送路と収納庫とが同時に駆動を始め、振り分け機構の駆動で収納庫への収納を行う。後者の場合は、搬送路と収納庫との駆動を同時に始める手法と、搬送路は駆動したままで、紙葉類を収納庫に取り込む時に取込モータおよび振り分け機構を駆動し、取り込みが終了したら取込モータおよび振り分け機構を停止する手法とがある。
特開平9−267962
紙葉類の受付動作開始と共に全ての収納庫の取込モータを駆動する手法では、取り込みを行う必要のない収納庫のモータまで回り続けるため、紙葉類の損傷が増加する傾向となる。また、紙葉類の取り込みに用いられる羽根車等の機構が必要以上に周囲に接触するため、機構の寿命を縮めることになる。
紙葉類を取り込む時のみ収納庫の取込モータを駆動する手法では、上記したような問題は起こりにくい。しかし、近年、搬送処理の高速化、装置の小型化により、紙葉類鑑別結果により取込先の収納庫が決まってから実際に紙葉類が収納庫に取り込まれるまでの時間が短くなってきている。このような状況の中で、取込モータを駆動するという操作を収納庫に紙葉類を取り込む度に行っていると、モータの励磁や加速が取込処理の開始に間に合わず、ジャムの発生頻度が高くなってしまう。
本発明の目的は、上記課題を解決するためになされたものであり、紙葉類の処理効率を低下させることなく無駄な駆動を削減することが可能な紙葉類処理装置及び紙葉類取込動作制御方法を提供することにある。
この発明の紙葉類処理装置及び紙葉類取込動作制御方法は、以下のように構成されている。
(1)この発明の紙葉類処理装置は、第1及び第2の紙葉類を順に繰り出す操出手段と、前記操出手段により順に繰り出される前記第1及び第2の紙葉類を順に鑑別する鑑別手段と、第1の種別の紙葉類を収納する第1の収納庫と、前記第1の種別の紙葉類を前記第1の収納庫へ取り込む第1の取込機構と、第2の種別の紙葉類を収納する第2の収納庫と、前記第2の種別の紙葉類を前記第2の収納庫へ取り込む第2の取込機構と、前記鑑別手段による鑑別の結果から前記第1の紙葉類が前記第1の種別の紙葉類に該当することが判明したとき、所定のタイミングで前記第1の取込機構を駆動して、前記第1の紙葉類を前記第1の収納庫へ取り込ませる第1の駆動制御手段と、前記鑑別手段による鑑別の結果から前記第2の紙葉類も前記第1の種別の紙葉類に該当することが判明したときには前記第1の取込機構の駆動を継続し、前記鑑別手段による鑑別の結果から前記第2の紙葉類が前記第2の種別の紙葉類に該当することが判明したときには前記第1の取込機構の駆動を停止し、所定のタイミングで前記第2の取込機構を駆動して、前記第2の紙葉類を前記第2の収納庫へ取り込ませる第2の駆動制御手段とを備えている。
(2)この発明の紙葉類取込動作制御方法は、第1及び第2の紙葉類を順に繰り出し、順に繰り出される前記第1及び第2の紙葉類を順に鑑別し、前記鑑別の結果から判明する前記第1の紙葉類の種類に基づき前記第1の紙葉類の収納先が第1の収納庫に判明したとき、前記第1の収納庫へ前記第1の紙葉類を取り込ませるための第1の取込機構を所定のタイミングで駆動して前記第1の紙葉類を前記第1の収納庫へ取り込ませ、前記鑑別の結果から判明する前記第2の紙葉類の種類に基づき前記第2の紙葉類の収納先も前記第1の収納庫に判明したときには前記第1の取込機構の駆動を継続して前記第2の紙葉類を前記第1の収納庫へ取り込ませ、前記鑑別の結果から判明する前記第2の紙葉類の種類に基づき前記第2の紙葉類の収納先が第2の収納庫に判明したときには前記第1の取込機構の駆動を停止し、前記第2の収納庫へ前記第2の紙葉類を取り込ませるための第2の取込機構を所定のタイミングで駆動して前記第2の紙葉類を前記第2の収納庫へ取り込ませる。
本発明によれば、紙葉類の処理効率を低下させることなく無駄な駆動を削減することが可能な紙葉類処理装置及び紙葉類取込動作制御方法を提供できる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、この発明の一例に係る紙葉類取扱装置(紙葉類処理装置)の概略構成を示す図である。図1に示すように、紙葉類取扱装置は、紙幣投入部101、集積部102、分離部103、主搬送部104、鑑査部105、収納部106、センサ107、108、取込部109、及び駆動制御部110などを備えている。収納部106は、収納庫106A及び106Bなど複数の収納庫で構成されており、これら収納庫は紙葉類の種類、役割等に応じて用意されているものである。取込部109は、各収納庫に対応した取込機構109A及び109Bなど複数の取込機構で構成されている。
紙葉類取扱装置の主な役割は、客が投入した紙葉類を受け付け、紙葉類の種類を判別し、紙葉類の種類毎に所定の収納庫に収納することである。紙葉類投入部101は、いわゆる接客口であり、客はこの紙葉類投入部101に対して紙葉類を投入する。紙葉類投入部101には、複数枚の紙葉類をまとめて投入することができる。集積部102は、客が投入した紙葉類を装置内部に取り込み保持する。分離部103は、集積部102にて保持されている複数枚の紙葉類を1枚ずつ主搬送部104に繰り出す。主搬送部104は、分離部103より繰り出された紙葉類を、所定の収納庫まで搬送する部分である。鑑査部105は、主搬送部104の搬送路上に設けられており、紙葉類の券種を鑑別する。鑑査部105の鑑別結果により、収納先の収納庫が決定される。鑑査部105にて収納先が決定された紙葉類は、主搬送部104を通って、所定の収納庫に収納される。
各収納庫へ紙葉類を取り込むための取込機構109Aや109Bについて、図2を用いて説明する。取込機構109Aや109Bは、各々が、振り分け機構201、及び搬送機構を備えている。搬送機構は、羽根車202、紙葉類搬送ベルト203、取込モータ204などで構成される。
振り分け機構201は、主搬送部104と収納庫106Aや106Bとの分岐点に設けられる。振り分け機構201の駆動は駆動制御部110により制御され、振り分け機構201が初期位置P1に位置した状態では紙葉類は振り分けられず(スルーされ)、振り分け位置P2に位置した状態で紙葉類が収納庫106Aや106Bに振り分けられる。振り分け機構201により紙葉類が振り分けられるときに、駆動制御部110により取込モータ204が駆動されると、紙葉類搬送ベルト203が紙葉類取込方向に回転し、紙葉類が収納庫106Aや106Bの内部に取り込まれる。取込モータ204の駆動中は、羽根車202も連動して駆動する。これにより、収納庫106Aや106Bの内部の紙葉類が上方に跳ね上げられ、次の紙葉類は、既に取り込まれている紙葉類束の一番下に取り込まれるようになっている。
なお、主搬送部104の駆動モータと取込モータ204とは、それぞれ別のモータである。また、搬送系を動作させる各モータは、パルスモータのような、制御が比較的簡単で移動距離が正確に求められるものを想定している。
次に、図3に示すフローチャートを参照して、紙葉類取込動作制御の第1例について説明する。まず、紙葉類の投入を受け付ける前に、取込モータ204に関して、励磁のみをONしておく(この段階では駆動はしない)。
紙葉類は、紙幣投入部101により受け取られ、集積部102により取り込まれ保持され、分離部103にて主搬送部104に繰り出される(ST101)。分離部103より繰り出されたn枚目の紙葉類(ここでは紙葉類nと呼ぶ)は、主搬送部104を通り、鑑査部105にて格納先の収納庫(収納庫A)が決定される(ST102)。この結果をもとに、駆動制御部110は、あるタイミングで収納庫Aへの分岐点の振り分け機構201を駆動させ(振り分け機構201を振り分け位置P2に移動させ)、さらに収納庫Aへ紙葉類を取り込ませる取込モータ204を駆動させ(ST103)、紙葉類nを収納庫Aに取り込ませる(ST104)。
上記した「あるタイミング」とは、例えば紙葉類が鑑査部105を通過後、主搬送部104の搬送路上に設けられたセンサ108が暗状態になってから一定時間後などが挙げられる。このタイミング決定の条件は、n−1枚目に繰り出された紙葉類の処理に支障が出ず、かつ、取込モータ204および振り分け機構201の駆動に十分な時間がとれることである。
一方、紙葉類nの次に繰り出されるn+1枚目の紙葉類(紙葉類n+1と呼ぶ)は、直前の紙葉類nが繰り出されてから一定の間隔を保って繰り出されている。このとき、紙葉類n+1が既に鑑査部105を通って格納先収納庫が決まっている場合と、まだ鑑査部105に到達しておらず、格納先収納庫が決まっていない場合とにより、処理が分岐する。
紙葉類n+1の格納先収納庫(収納庫Bとする)が決まっており(ST105、YES)、かつ、格納先が紙葉類nと異なる場合(ST106、NO)、収納庫Aへ紙葉類を取り込ませる取込モータ204を低保持状態(励磁状態)で停止し(ST107)、振り分け機構201を元(初期位置P1)に戻す。その後、あるタイミング(例えば紙葉類が鑑査部105を通過後にセンサ108が暗状態になってから一定時間後)で収納庫Bへの分岐点の振り分け機構201を駆動させ(振り分け機構201を振り分け位置P2に移動させ)、さらに収納庫Bへ紙葉類を取り込ませる取込モータ204を駆動させ(ST107)、紙葉類n+1を収納庫Bに取り込ませる(ST108)(ST104)。
紙葉類n+1の格納先収納庫(収納庫Bとする)が決まっており(ST105、YES)、かつ、格納先が紙葉類nと同じ(収納庫A)場合(ST106、YES)、紙葉類n+1を収納庫Aに取り込ませる(ST107)(ST104)。つまり、紙葉類nの処理を利用して、収納庫Aへの分岐点の振り分け機構201を振り分け位置P2に保持したまま、さらに収納庫Aへ紙葉類を取り込ませる取込モータ204の駆動も継続させたままにして、特別な制御無しで、紙葉類n+1を収納庫Aに取り込ませることができる。
紙葉類n+1の格納先収納庫が決まっていない場合(ST105、NO)、例えば紙葉類n+1が主搬送部104に全く繰り出されていない場合は(ST109、NO)、収納庫Aへ紙葉類を取り込ませる取込モータ204を低保持状態(励磁状態)で停止し、振り分け機構201を元(初期位置P1)に戻し(ST110)、繰り出しを待つ。
紙葉類n+1が主搬送部104に繰り出されているが鑑査部105に到達していない場合(ST109、YES)、分離部103と鑑査部105との間の主搬送部104に設けられているセンサ107にて、格納先収納庫を推定する(推定された格納先収納庫を収納庫Cとする)(ST111)。推定の方法は、例えば、センサ107による紙葉類の検知出力時間(紙葉類がセンサ107を通過するのに要した時間)と主搬送部104の搬送速度から紙葉類の券長を求め、券長から紙葉類の種類を推定し、格納先を推定する方法を採用する。この結果、収納庫Cが収納庫Aと一致する場合(ST112、YES)、収納庫Aへの分岐点の振り分け機構201を振り分け位置P2に保持したまま、さらに収納庫Aへ紙葉類を取り込ませる取込モータ204の駆動も継続させたままにする。収納庫Cが収納庫Aと一致しない場合(ST112、NO)、収納庫Aへ紙葉類を取り込ませる取込モータ204を低保持状態(励磁状態)で停止し(ST113)、振り分け機構を元(初期位置P1)に戻す。いずれの場合も、鑑査部105による紙葉類n+1の鑑査結果に基づき格納先収納庫が決定してから(ST114)、ST106以降の処理が継続される。
以上の処理によって、同一収納庫に連続して紙葉類を取り込む、あるいは同一収納庫に連続して紙葉類を取り込むと推定された場合には、その収納庫へ紙葉類を取り込む取込モータ204を回し続けておくことになる。つまり、取込モータ204の加速時間を考慮することなく紙葉類の取り込みが実行され、搬送ジャムが低減される。全ての投入紙葉類に対して収納庫への取り込みが終了してから、全取込モータ204の励磁が切られる。
次に、図4に示すフローチャートを参照して、紙葉類取込動作制御の第2例について説明する。この第2例の紙葉類取込動作制御方法は、先に説明した第1例の紙葉類取込動作制御方法よりもさらに、取込モータの加速時間の影響を少なくし、搬送ジャムを低減することができる。まず、紙葉類の投入を受け付ける前に、取込モータ204に関して、励磁のみをONしておく(この段階では駆動はしない)。
紙葉類は、紙幣投入部101により受け取られ、集積部102により取り込まれ保持され、分離部103にて主搬送部104に繰り出される(ST201)。分離部103より繰り出されたn枚目の紙葉類(ここでは紙葉類nと呼ぶ)は、主搬送部104を通り、鑑査部105にて格納先の収納庫(収納庫A)が決定される(ST202)。収納庫A決定直後、収納庫Aへ紙葉類を取り込ませる取込モータ204の駆動が開始される(ST202)。その後、あるタイミングで収納庫Aへの分岐点の振り分け機構201を駆動させ(振り分け機構201を振り分け位置P2に移動させ)(ST203)、紙葉類nを収納庫Aに取り込ませる(ST204)。
上記した「あるタイミング」とは、例えば紙葉類が鑑査部105を通過後、主搬送部104の搬送路上に設けられたセンサ108が暗状態になってから一定時間後などが挙げられる。このタイミング決定の条件は、n−1枚目に繰り出された紙葉類の処理に支障が出ず、かつ、取込モータ204および振り分け機構201の駆動に十分な時間がとれることである。
一方、紙葉類nの次に繰り出されるn+1枚目の紙葉類(紙葉類n+1と呼ぶ)は、紙葉類nが繰り出されてから一定の間隔を保って繰り出されている。このとき、紙葉類n+1が既に鑑査部105を通って格納先収納庫が決まっている場合と、まだ鑑査部105に到達しておらず、格納先収納庫が決まっていない場合とにより、処理が分岐する。
紙葉類n+1の格納先収納庫(収納庫Bとする)が決まっており(ST205、YES)、かつ、格納先が紙葉類nと異なる場合(ST206、NO)、収納庫Aへ紙葉類を取り込ませる取込モータ204を低保持状態(励磁状態)で停止し(ST106)、振り分け機構201を元(初期位置P1)に戻し、収納庫Bへ紙葉類を取り込ませる取込モータ204の駆動が開始される(ST207)。その後、あるタイミング(例えば紙葉類が鑑査部105を通過後にセンサ108が暗状態になってから一定時間後)で収納庫Bへの分岐点の振り分け機構201を駆動させ(振り分け機構201を振り分け位置P2に移動させ)、紙葉類n+1を収納庫Bに取り込ませる(ST208)(ST204)。
紙葉類n+1の格納先収納庫(収納庫Bとする)が決まっており(ST205、YES)、かつ、格納先が紙葉類nと同じ(収納庫A)場合(ST206、YES)、紙葉類n+1を収納庫Aに取り込ませる(ST207)(ST204)。つまり、紙葉類nの処理を利用して、収納庫Aへの分岐点の振り分け機構201を振り分け位置P2に保持したまま、さらに収納庫Aへ紙葉類を取り込ませる取込モータ204の駆動も継続させたままにして、特別な制御無しで、紙葉類n+1を収納庫Aに取り込ませることができる。
紙葉類n+1の格納先収納庫が決まっていない場合(ST205、NO)、例えば紙葉類n+1が主搬送部104に全く繰り出されていない場合は(ST209、NO)、収納庫Aへ紙葉類を取り込ませる取込モータ204を低保持状態(励磁状態)で停止し、振り分け機構201を元(初期位置P1)に戻し(ST210)、繰り出しを待つ。
紙葉類n+1が主搬送部104に繰り出されているが鑑査部105に到達していない場合(ST209、YES)、分離部103と鑑査部105との間の主搬送部104に設けられているセンサ107にて、格納先収納庫を推定する(推定された格納先収納庫を収納庫Cとする)(ST211)。推定の方法は、第1例において説明した方法を採用するとする。この結果、収納庫Cが収納庫Aと一致する場合(ST212、YES)、収納庫Aへの分岐点の振り分け機構201を振り分け位置P2に保持したまま、さらに収納庫Aへ紙葉類を取り込ませる取込モータ204の駆動も継続させたままにする。収納庫Cが収納庫Aと一致しない場合(ST212、NO)、収納庫Aへ紙葉類を取り込ませる取込モータ204を低保持状態(励磁状態)で停止し、振り分け機構を元(初期位置P1)に戻し、さらに収納庫Cへ紙葉類を取り込ませる取込モータ204を駆動させる(ST213)。いずれの場合も、鑑査部105による紙葉類n+1の鑑査結果に基づき格納先収納庫が決定してから(ST214)、ST206以降の処理が継続される。
以上の処理によって、同一収納庫に連続して紙葉類を取り込む、あるいは同一収納庫に連続して紙葉類を取り込むと推定された場合には、その収納庫へ紙葉類を取り込む取込モータ204を回し続けておくことになる。さらに、振り分け機構201を駆動する前に取込モータ204を駆動させておくため、取込モータ204の加速時間の影響が少なくなる。全ての投入紙葉類に対して収納庫への取り込みが終了してから、全取込モータ204の励磁が切られる。
上記説明したように、この発明の紙葉類取扱装置は、連続して紙葉類を収納庫に取り込む際、受付動作中は各収納庫へ紙葉類を取り込む取込モータの励磁のみをオンしておき、前の紙葉類の処理中に、次の紙葉類が、前の紙葉類と同一収納庫に取り込まれると判断された場合に、収納庫の取込モータおよび振り分け機構を駆動したまま紙葉類取り込みを行い、次の紙葉類が異なる収納庫に取り込まれると判断された場合には、収納庫の取込モータを低保持状態で停止する。
つまり、必要なときにだけモータを回すことによって、紙葉類の損傷を低減する。紙葉類取り込みに用いられる羽根車等の機構の負荷軽減により機構の寿命を長くする。取込モータの駆動・停止動作を効率良く行い、かつ紙葉類非取込時にも取込モータを低保持状態にしておくことでモータ駆動までの時間を早め、装置の小型化・高速搬送下での連続取り込み動作を実現し、搬送ジャムの発生を低減することができる。
また、この発明の紙葉類取扱装置は、連続して紙葉類を収納庫に取り込む際、前の紙葉類の取込処理中に、鑑査部にて次の紙葉類の格納先収納庫が判った時点で収納庫の取込モータを駆動しておき、次の紙葉類を取り込むタイミングでは、振り分け機構の制御のみで次の紙葉類を収納庫に取り込む。
つまり、取込先収納庫が決定してから紙葉類取込開始タイミングまでの時間を取込モータ加速時間に割り当てることができる。そのため、取込開始時にはモータが必要な搬送速度に達しており、主搬送部から収納庫へ紙葉類を取り込む際の搬送ジャムを低減することができる。複数枚の紙葉類を収納庫に取り込む際、前の紙葉類の処理中に次の紙葉類の取込準備を開始するため、処理時間の短縮につながり、装置の小型化・高速搬送に対応できる。
また、この発明の紙葉類取扱装置は、連続して紙葉類を収納庫に取り込む際、現在の紙葉類の収納庫取込終了後、次の紙葉類が分離部から繰り出されているが鑑査部まで到達していない場合、紙葉類がセンサSを通過した時間と主搬送部の搬送速度から紙葉類の券長を求めて、鑑査部通過前に次の収納庫の取込先収納庫を予め予測し、予測した取込先収納庫が現在の取込先収納庫と同じ場合、収納庫の取込モータを駆動したままにしておき、そうでない場合、予測した収納庫の取込モータを駆動する。次の紙葉類について、予測取込先収納庫と鑑査部で判定された取込先収納庫とが一致した場合、振り分け機構のみで収納庫取り込みを行うことができる。
つまり、鑑査部で取込先収納庫が決定されるより前に券長の計測で券種の推定を行い、予測した取込先収納庫が現在の取込先収納庫と同じ場合、収納庫の取込モータを駆動したままにしておき、異なる場合でも、予測した収納庫の取込モータを予め駆動しておくことで、取込モータの加速時間の影響を減らし、装置の小型化・高速搬送下での連続取り込み動作を実現し、搬送ジャムの発生を低減する。
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
この発明の一例に係る紙葉類取扱装置(紙葉類処理装置)の概略構成を示す図である。 図1に示す紙葉類取扱装置における各収納庫へ紙葉類を取り込むための取込機構の概略構成を示す図である。 紙葉類取込動作制御の第1例を説明するためのフローチャートである。 紙葉類取込動作制御の第2例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
101…紙幣投入部、102…集積部、103…分離部、104…主搬送部、105…鑑査部、106…収納部、106A、106B…収納庫、107、108…センサ、109…取込部、109A、109B…取込機構、110…駆動制御部

Claims (4)

  1. 紙葉類を順に繰り出す操出手段と、
    前記操出手段により順に繰り出される紙葉類を順に鑑別する鑑別手段と、
    紙葉類の種別を推定する推定手段と、
    第1の種別の紙葉類を収納する第1の収納庫と、
    前記第1の種別の紙葉類を前記第1の収納庫へ取り込む第1の取込機構と、
    第2の種別の紙葉類を収納する第2の収納庫と、
    前記第2の種別の紙葉類を前記第2の収納庫へ取り込む第2の取込機構と、
    前記鑑別手段による鑑別の結果から取り出された紙葉類が前記第1の種別の紙葉類に該当することが判明したのに基づき、所定のタイミングで前記第1の取込機構を駆動して、当該紙葉類を前記第1の収納庫へ取り込ませる第1の駆動制御手段と、
    前記鑑別手段による直前に鑑別した紙葉類の次の紙葉類に対する鑑別が未完了であり、前記推定手段による当該紙葉類の種類の推定結果に基づき当該紙葉類の収納先が前記第1の収納庫に判明したのに基づき前記第1の取込機構の駆動を継続し、推定の結果から当該紙葉類の収納先が前記第1の収納庫と異なる収納庫に判明したのに基づき前記第1の取込機構の駆動を停止する第2の駆動制御手段と、
    前記鑑別手段による直前に鑑別した紙葉類の次の紙葉類に対する鑑別が完了し、前記推定手段による推定の結果及び前記鑑別手段による鑑別の結果から直前に鑑別した紙葉類と同じ種別と鑑別された紙葉類であることが判明したのに基づき前記第1の取込機構の駆動を継続し当該紙葉類を前記第1の収納庫へ取り込ませ、前記推定手段による推定の結果及び前記鑑別手段による鑑別の結果から直前に鑑別した紙葉類と異なる種別の紙葉類であることが判明したのに基づき前記第1の取込機構の駆動を停止し、所定のタイミングで前記第2の取込機構を駆動して当該紙葉類を前記第2の収納庫へ取り込ませる第3の駆動制御手段と、
    を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 紙葉類を順に繰り出す操出手段と、
    前記操出手段により順に繰り出される紙葉類を順に鑑別する鑑別手段と、
    紙葉類の種別を推定する推定手段と、
    第1の種別の紙葉類を収納する第1の収納庫と、
    前記第1の種別の紙葉類を前記第1の収納庫へ取り込む第1の取込機構と、
    第2の種別の紙葉類を収納する第2の収納庫と、
    前記第2の種別の紙葉類を前記第2の収納庫へ取り込む第2の取込機構と、
    前記鑑別手段による鑑別の結果から取り出された紙葉類が前記第1の種別の紙葉類に該当することが判明したのに基づき、所定のタイミングで前記第1の取込機構を駆動して、当該紙葉類を前記第1の収納庫へ取り込ませる第1の駆動制御手段と、
    前記鑑別手段による直前に鑑別した紙葉類の次の紙葉類に対する鑑別が未完了であり、前記推定手段による当該紙葉類の種類の推定結果に基づき当該紙葉類の収納先が前記第1の収納庫に判明したのに基づき前記第1の取込機構の駆動を継続し、推定の結果から当該紙葉類の収納先が第2の収納庫に判明したのに基づき前記第1の取込機構の駆動を停止し、所定のタイミングで前記第2の取込機構を駆動する第2の駆動制御手段と、
    前記鑑別手段による直前に鑑別した紙葉類の次の紙葉類に対する鑑別が完了し、前記推定手段による推定の結果及び前記鑑別手段による鑑別の結果から当該紙葉類も前記第1の種別の紙葉類に該当することが判明したのに基づき、継続駆動された前記第1の取込機構により当該紙葉類を前記第1の収納庫へ取り込ませ、前記推定手段による推定の結果及び前記鑑別手段による鑑別の結果から当該紙葉類が前記第2の種別の紙葉類に該当することが判明したのに基づき、継続駆動された前記第2の取込機構により当該紙葉類を前記第2の収納庫へ取り込ませる第3の駆動制御手段と、
    を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
  3. 紙葉類を順に繰り出し、
    順に繰り出される紙葉類を順に鑑別し、
    前記鑑別の結果から取り出された紙葉類が前記第1の種別の紙葉類に該当することが判明したのに基づき、前記第1の収納庫へ当該紙葉類を取り込ませるための第1の取込機構を所定のタイミングで駆動して当該紙葉類を前記第1の収納庫へ取り込ませ、
    直前に鑑別した紙葉類の次の紙葉類に対する鑑別が未完了であり、当該紙葉類の種類の推定結果に基づき当該紙葉類の収納先が前記第1の収納庫に判明したのに基づき前記第1の取込機構の駆動を継続し、推定の結果から当該紙葉類の収納先が前記第1の収納庫と異なる収納庫に判明したのに基づき前記第1の取込機構の駆動を停止し、
    直前に鑑別した紙葉類の次の紙葉類に対する鑑別が完了し、推定の結果及び鑑別の結果から直前に鑑別した紙葉類と同じ種別と鑑別された紙葉類であることが判明したのに基づき前記第1の取込機構の駆動を継続し当該紙葉類を前記第1の収納庫へ取り込ませ、推定の結果及び鑑別の結果から直前に鑑別した紙葉類と異なる種別の紙葉類であることが判明したのに基づき前記第1の取込機構の駆動を停止し、所定のタイミングで前記第2の取込機構を駆動して当該紙葉類を前記第2の収納庫へ取り込ませる、
    ことを特徴とする紙葉類取込動作制御方法。
  4. 紙葉類を順に繰り出し、
    順に繰り出される紙葉類を順に鑑別し、
    前記鑑別の結果から取り出された紙葉類が前記第1の種別の紙葉類に該当することが判明したのに基づき、前記第1の収納庫へ当該紙葉類を取り込ませるための第1の取込機構を所定のタイミングで駆動して当該紙葉類を前記第1の収納庫へ取り込ませ、
    直前に鑑別した紙葉類の次の紙葉類に対する鑑別が未完了であり、当該紙葉類の種類の推定結果に基づき当該紙葉類の収納先が前記第1の収納庫に判明したのに基づき前記第1の取込機構の駆動を継続し、推定の結果から当該紙葉類の収納先が第2の収納庫に判明したのに基づき前記第1の取込機構の駆動を停止し前記第2の収納庫へ当該紙葉類を取り込ませるための第2の取込機構を所定のタイミングで駆動し、
    直前に鑑別した紙葉類の次の紙葉類に対する鑑別が完了し、推定の結果及び鑑別の結果から当該紙葉類も前記第1の種別の紙葉類に該当することが判明したのに基づき、継続駆動された前記第1の取込機構により当該紙葉類を前記第1の収納庫へ取り込ませ、推定の結果及び鑑別の結果から当該紙葉類が前記第2の種別の紙葉類に該当することが判明したのに基づき、継続駆動された前記第2の取込機構により当該紙葉類を前記第2の収納庫へ取り込ませる、
    ことを特徴とする紙葉類取込動作制御方法。
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