JP4356864B2 - Spacer for building opening - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の開口部用スペーサに関するものである。より詳しく、建物の開口部に枠体を嵌め入れ、該枠体を該開口部の内面にネジ釘を以って固定するに際し、該枠体と開口部の内面との間に形成された隙間に介在させるために用いられる建物の開口部用スペーサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば図31〜33に示すように建物の窓の開口部aに、上下の枠b,cと左右の枠d,eを矩形に枠組みしてなる窓用の枠体(サッシュ)fを、その前側から後側に向けて嵌め入れ、該枠体fを該開口部aの内面gにネジ釘hを以って固定する従来の施工方法においては、開口部aに枠体fを嵌め入れ易くするため、該開口部aの内法を枠体fの外法よりも若干大きく形成していた。なお図32においては、説明の便宜上、ネジ釘hを実線で示している。
【0003】
そのため例えば図32に示すように、該枠体fの下の枠cを開口部の下の面jに当接させて該枠体fを開口部aに嵌め入れた際、前記上の枠bと開口部の上の面kとの間、前記左の枠dと開口部の左の面mとの間、前記右の枠eと開口部の右の面nとの間に、10mm前後、一般に8〜12mm程度の隙間p,p,pが生じた。
【0004】
このように隙間が生じたままで、左右の枠d,eと上の枠bを、開口部の内面gにネジ釘hを以って固定したとすれば、これらの枠が内面gから浮いた状態にあるために、ネジ釘hを締め付けた部分で枠が変形する恐れがある。又ネジ釘を締め付けた部分に隙間が発生していることから、ネジ釘の締め付け状態が不安定化して開口部aに対する枠体fの固定が安定しない問題が生ずることになる。
【0005】
そこで従来においては、図32〜33に示すように、枠体fをネジ釘hを用いて開口部aの内面gに仮締めした後、前記隙間に、該ネジ釘のねじ込み部分を避けてスペーサqを挿入し、然る後に該ネジ釘hを本締めすることにより、枠体fを開口部aの内面gに固定することが行われていた。
【0006】
そしてこのスペーサqは、例えば、現場で発生した端材(ベニヤ板の切れ端等)を適当な形状寸法にカットして形成していた。或いは施工現場によっては、ベニヤ板を長方形状等の一定寸法にカットして予めスペーサ片を形成しておき、これを現場に搬入し、その所要枚数を重ね合わせてスペーサとしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記端材を用いてスペーサを形成せんとする場合は、スペーサの厚さが前記隙間に合いにくい問題があった。又、適当な端材がないときや、スペーサの厚さが隙間に合わないときは、現場にある材料を適当厚さに加工してスペーサを形成しなければならず、そのために多くの手間を要する問題があった。
【0008】
又、ベニヤ板を用いて事前にスペーサ片を形成する場合は、ベニヤ板の最低肉厚が2.3mmであったため、この寸法以下にはスペーサの厚さ調節ができない問題があった。そのため、現場にある材料を適当厚さに加工してスペーサを形成しなければならず、そのために多くの手間を要する問題があった。
【0009】
更に、従来の施工方法においては、枠体fを開口部aに固定するに際して、前記のように、ネジ釘hを仮締めした後にスペーサqを隙間pに挿入し、然る後に該ネジ釘hを本締めする工程を経ていたため、スペーサをネジ釘の両側には挿入できても、ねじ込み部分には配置することができなかった。そのため、ネジ釘の締め付け荷重が最も加わるネジ釘締めつけ部分の隙間p1をスペーサで埋めることができず、ネジ釘による締め付け部分sが前記内面gから浮いた状態になり、枠体fを開口部aの内面gに確実に固定し難い問題があった。
【0010】
このように従来の施工方法においては、枠体fを開口部aに固定するに際して、枠と開口部の内面にスペーサを挿入する施工に多くの手間を要して施工能率が悪く、又施工に熟練を要する問題があったばかりか、開口部に対する枠体の固定が不安定化する恐れがある等、均一な施工品質を確保し難い問題があったのである。
【0011】
本発明は、かかる従来の問題点を解決し得る建物の開口部用スペーサの提供を課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用する。
即ち本発明に係る建物の開口部用スペーサは、建物の開口部に、その前側から後側に向けて枠体を嵌め入れ、該枠体を該開口部の内面にネジ釘を以って固定するに際し、該枠体と前記開口部の内面との間に形成された隙間に介在させるために用いられる建物の開口部用スペーサであって、樹脂製の、0.3〜1.0mmの肉厚を有する、略同一肉厚の長方形板状のスペーサ片の複数枚が、向きを合致させて重ね合わせられると共に、各スペーサ片は、前記ネジ釘の軸部を導入させる導入溝が、一方の短辺で開放し且つ他方の短辺に向けて延長する如く構成されており、該他方の短辺において相互が分離可能に接合されてなり、且つ、該導入溝の開放端寄り部分は、その幅が、前記ネジ釘の軸部の径よりも小さい幅狭部とされ、該幅狭部から開放端に向かう部分は末広がりの案内部に形成されており、又、前記スペーサ片は、前記導入溝の奥端の両側に、前記ネジ釘を嵌め入れるための嵌入凹部が連設されたものとして構成されている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜7において本発明に係る建物の開口部用スペーサ(以下スペーサという)1は、建物の窓の開口部2に、その前側から後側に向けて、矩形に枠組みされた枠体(サッシュ)3を嵌め入れ、該枠体3を該開口部2の内面5にネジ釘6を以って固定するに際し、該枠体3と前記開口部2の内面5との間に形成された隙間7に介在させるために用いられるものであり、同一形状且つ同一寸法のスペーサ片9を多数枚重ね合わせ、且つ各スペーサ片9を、例えば同一の側縁で、相互が分離可能に接合してなるものである。なお図6〜7においては、説明の便宜上、スペーサ1の全体にハッチングを付している。又図4は、開口部2に枠体3を嵌め入れた状態を後側(屋内側)から見た説明図であるが、同図においては、スペーサ1の配置状態とネジ釘6の締め付け状態を説明する便宜上、ネジ釘6を実線で示すと共に、スペーサ1にハッチングを付している。
【0014】
前記枠体3は、図2に示すように、上下の枠10,11と左右の枠12,13を矩形状に接合して構成されており、図7に示すように、内外の障子15,15が、該枠体3の上下のレール17,19に案内されて摺動できる。
【0015】
又前記上下左右の枠10,11,12,13は、夫々、図8〜9に拡大して示すように、前記開口部の内面5にネジ釘6を以って固定される固定部21が、枠の長さ方向に延長する如く設けられており、該固定部21は、前記開口部2の内面5を仕上げる仕上材23の前面25に当接し得る後側当接部分26と、前記開口部2の前端周縁27に当接し得る前側当接部分29を有している。そして該後側当接部分26は、前記内面5に向けて突出する突出片部30を有しており、該突出片部30は、その先端に、該内面5と平行して前方に突出する後側支持片31を有している。又前記前側当接部分29は、その後面32に、該後側支持片31と向き合う状態で前側支持片33が突出されている。
【0016】
そして前記開口部2は、前記枠体3を嵌めやすくするために、図2に示すように、開口部の上下長さL1及び左右長さL2を、枠体3の嵌め入れ部分の上下長さL3、左右長さL4よりも若干大きく形成している。
【0017】
前記スペーサ片9は、樹脂製、例えばポリプロピレン製の長方形薄板状に形成され、その肉厚は0.3〜1.0mmに設定されている。本実施の形態においては、全てのスペーサ片9が、0.5mmの肉厚に設定されている。そして該スペーサ片9は、図1、図10に示すように、その長手中央線に沿って、一方の短辺35で開放し且つ他方の短辺36に向けて延長する如く、前記ネジ釘6の軸部37(図8〜9)を導入させる導入溝39が設けられると共に、該導入溝39の奥端38の両側に、前記ネジ釘6の軸部37を嵌め入れるための円弧状の嵌入凹部40,40が連設されている。本実施の形態においては、図20に示すように、軸部37の半分強の部分が嵌入凹部40に嵌め入れ可能とされている。なお本実施の形態においては、前記導入溝39が上下方向に延長する状態で見て、スペーサ片9の重心が、前記奥端38よりも下に存在せしめられている。
【0018】
そして該導入溝39の開放端寄り部分は、その幅が前記軸部37の径よりも稍小さい幅狭部42とされており、該幅狭部42から開放端43に向かう部分は末広がりに拡大する案内部45とされている。
【0019】
かかる構成のスペーサ片9の所要枚数が、図1、図11に示すように、その向きを合致させて重ね合わせられ、且つ前記他方の短辺36側において、スペーサ片9,9相互が分離可能に熱溶着されることにより、長手中央線に沿ってT字状の溝部44が設けられてなる前記スペーサ1が形成される。本実施の形態においては、例えば20枚のスペーサ片9が重ね合わせられ、10mm厚さのスペーサとして出荷される。この熱溶着は、前記短辺の全長に亘って行うことの他、例えば図12に示すように、所要枚数のスペーサ片9を重ね合わせて後、前記短辺側の面部47の両側で、加熱された金属棒を押し当てて樹脂を溶かしながら窪み部49,49を形成することにより行うこともできる。この場合は、スペーサ片9,9相互が、該窪み部49,49の縁部50で部分的に熱溶着される。
【0020】
次に、該スペーサ1を用いて前記枠体3を前記開口部2の内面5にネジ釘6を以って固定する工程を説明する。
【0021】
図13は、前記枠体3の下の枠11の後側支持片31と前側支持片33を前記開口部の下の面51に当接させる(図9)と共に、前記前側当接部分29を前記開口部の前端周縁27に当接させて(図9)、枠体3を開口部2に嵌め入れた状態を後側(屋内側)から見た説明図であり、該下の枠11が、その挿通孔を挿通する前記ネジ釘6を以って前記下の面51に固定されている。又、枠体の上の枠10、左右の枠12,13が、その挿通孔を挿通するネジ釘6を以って、開口部2の上の面53、左右の面55,56に仮り締めされている。この状態で、前記上の枠10の固定部21(後側支持片31、前側支持片33)と開口部の上の面53との間に10mm程度の隙間7aが設けられると共に、前記左の枠12と開口部の左の面55との間、及び、前記右の枠11と開口部の右の面56との間に8〜12mm程度の隙間7b,7cが形成されている。図14は右の枠13に関しての断面図であり、図13においては、説明の便宜上、締め付け状態にあるネジ釘6を実線で示している。
【0022】
この状態で、前記上の隙間7a及び左右の隙間7b,7cに前記スペーサ1を挿入するのであるが、この挿入要領を、右の隙間7cにスペーサ1を挿入する場合を例にとり、図15〜20に基づいて説明すれば、次のようである。なお説明の便宜上、図16〜20においては、前記前側当接部分29と後側当接部分26を一点鎖線で示している。
【0023】
前記スペーサ1の厚さは、前記隙間7cの幅に合わせて設定される。製造されたスペーサ1の厚さが前記のように10mmであるとした場合、スペーサ片9の何枚かを切り離し、或いは、既に切り離されている何枚かのスペーサ片をこれに加えて、前記隙間7cに略密接に挿入可能となるようにスペーサ1の厚みが設定されるのである。この厚みの設定は、各スペーサ片9の肉厚が0.5mmに設定されているため、0.5mm単位で行うことができる。
【0024】
このようにして所定厚さに設定されたスペーサ1を、図14に実線で示し、又図15〜16に示すように、前記導入溝39の延長方向が前記後側当接部分26の延長方向と交差する向きにして、例えば略直交する向きにして、前記仮り締め状態にあるネジ釘6の軸部37の、前記隙間7cに存する部分57(図14)を、前記末広がりの案内部45に嵌め入れる。本実施の形態においては、導入溝39の奥端38の両側に嵌入凹部40,40が設けられているため、該部分57を前記案内部45に嵌め入れる際に、スペーサの方向を考慮する必要がない。
【0025】
その後、前記スペーサ1を、図16に矢印F1で示すように、前記前側当接部分29に向けて前方に押し込む。これにより図17に示すように、前記幅狭部42が弾性的に拡開して、軸部37が前記導入溝39内に導入せしめられる。この導入後に前記幅狭部42が図18に示すように弾性的に復元するため、軸部37が幅狭部42を不用意に抜け出る恐れがない。
【0026】
その後、前記導入溝39が上下方向を向き且つ導入溝の奥端38が上に位置するように、スペーサ1を図18、図15に矢印F2で示すように、垂直面内で、前記軸部37回りに上向きに略90度回転させると、図19に示すように、重力の作用によりスペーサ1は下降し、軸部37が前記導入溝39の奥端38に位置せしめられる。前記のように、スペーサ片9の重心が、奥端38よりも下に存在するため、スペーサ1の下降した状態が安定的に保たれる。
【0027】
然る後、図19に矢印F3で示すように、スペーサ1を前側に向けて押すと、図20に示すように、後側に存する嵌入凹部40aに軸部37が嵌め入れられ、且つスペーサ1の前側の面60が前記前側当接部分29の後面32に略当接状態となる。ここに略当接状態になるとは、前記前側の面60が前記後面32に完全に当接することの他、施工状態によっては、0.5〜1.0mm程度の隙間が生ずる場合を含むものである。この当接により、スペーサ1が軸部37回りに回転する恐れがないと共に、スペーサ1は、後側当接部分26から後方に突出しない状態で前記隙間7cに完全に納められた状態となる。右側の隙間7cにスペーサ1を挿入する要領は前記と同様である。
【0028】
前記上の隙間7aにスペーサ1を挿入する要領も、前記と略同様である。これを図21〜24に基づいて説明する。なお説明の便宜上、図21〜24においては、前記前側当接部分29と後側当接部分26を一点鎖線で示している。先ず、所定厚さに設定されたスペーサ1を、図21に示すように、前記導入溝39の延長方向が前記後側当接部分26の延長方向と交差する水平状態にして、例えば略直交する水平状態にして、前記仮り締め状態にあるネジ釘6の軸部37の、前記隙間7aに存する部分57を前記末広がりの案内部45に嵌め入れる。
【0029】
その後、前記スペーサ1を、図21に矢印F4で示すように、前記前側当接部分29に向けて前方に押し込むと、前記幅狭部42が弾性的に拡開して、図22に示すように、軸部37が導入溝39内に導入せしめられる。この導入後に前記幅狭部42が弾性的に復元するため、軸部37が幅狭部42を不用意に抜け出る恐れがない。その後、前記スペーサ1を図22に矢印F5で示すように、水平面内で、前記軸部37回りに略90度回転させる。その後図23に示すように、該軸部37が導入溝39の奥端38に位置するように、図22に矢印F6で示すように移動させ、然る後、スペーサ1を図23に矢印F7で示すように、前側に向けて押すと、図24に示すように、後側に存する嵌入凹部40aに軸部37が嵌め入れられ、且つスペーサ1の前側の面60が前記前側当接部分29の後面32に略当接状態となる。ここに略当接状態になるとは、前記前側の面60が前記後面32に完全に当接することの他、施工状態によっては、0.5〜1.0mm程度の隙間が生ずる場合を含むものである。この当接により、スペーサ1が軸部37回りに回転する恐れがないと共に、スペーサ1は、後側当接部分26から後方に突出しない状態で前記隙間7aに完全に納められた状態となる。
【0030】
前記のように厚さが設定されたスペーサ1は、必要に応じ、図13に示すネジ釘間62にも挿入される。
【0031】
然る後、上の枠10、左右の枠12,13に関して各ネジ釘6を本締めすると、図8〜9に示すように、左右の枠12,13及び上の枠10の有する前記後側支持片31と前側支持片33が、開口部の内面5に当接状態にあるスペーサ1を該内面5に向けて押圧し、これにより、枠体3が開口部2に安定的に固定されることになる。図25は、この本締め状態を右の枠13に関して示すものである。この本締めは、前記のように、略90度の回転によって矩形状のスペーサ1の長さ方向を枠の長さ方向に合致させた状態で行うため、スペーサ1の支持面積を最大に活用して枠体3を開口部の内面5に、より安定的に固定できることとなる。
【0032】
又前記仕上材23は、図6〜7に示すように、前記固定部21の後側において開口部の内面5をカバーすることにより該内面を仕上げるもので、L字状に屈曲しており、図8〜9に示すように、その前面25が、前記後側当接部分26の後面69に当接する。又図6〜7に示すように、その後端側の屈曲部の前面70が、前記開口部の後端周縁71に当接せしめられ、該内面5が仕上材23で仕上げられる。
【0033】
〔その他の実施の形態〕
本発明は、前記実施の形態で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
【0034】
(1) 前記スペーサ片9は、前記した樹脂製の他、金属製であってもよい。
【0035】
(2) 又スペーサ片9の形態は、矩形板状を呈するものであり、前記した長方形状の他、正方形状であってもよい。又、導入溝39は、スペーサ片9の側縁で開放するものであれば、必ずしも直線状を呈するものには限られず、屈曲するものであってもよい。
【0036】
(3) 図26は本発明に係るスペーサ1を構成するスペーサ片9の他の態様を示すものであり、導入溝39の奥端に、前記ネジ釘の軸部37を嵌め入れるための嵌入凹部40が該導入溝39に対してL字状に屈曲する如く設けられている。
図10や図26に示す如く、嵌入凹部40を導入溝39に連設する場合、該嵌入凹部40は、例えば図27に示すように、ネジ釘の軸部37の、前記隙間に存する部分57の全体を嵌め入れるものであってもよい。
【0037】
(4) 図28〜29は、本発明に係るスペーサ1を構成するスペーサ片9のその他の態様を示すものであり、図28における導入溝39は、その開放端寄り部分を除き、奥端38に向かうにつれて徐々に拡大しており、又図29における導入溝39は、その開放端寄り部分を除き、その溝幅が矩形状に大きく拡大形成されている。
【0038】
(5) 図30はスペーサ片9のその他の態様を示すものであり、導入溝39に前記嵌入凹部40が設けられていない場合を示す。
【0039】
(6) 又、スペーサ片9に設けられた導入溝39が、例えば図30に示すように、前記幅狭部42を具えないものとして構成されることもある。
【0040】
(7) 重ね合わせたスペーサ片を、相互が分離可能に接合するとは、前記のように熱融着で接合する他、接着剤を用いて接合してもよい。又、スペーサ片相互の接合は、相互が分離可能であるならば、スペーサ片の側縁で接合されることの他、スペーサ片の面部分で接合されてもよい。
又スペーサ片相互の接合は、例えばスペーサ片が長方形状に形成される場合、前記した短辺側で接合することの他、長辺側で接合することとしてもよい。更に、コーナ部を挟む2つの辺側で接合することもある。
【0041】
(8) 本発明において建物の開口部とは、浴室ドアの開口部や部屋の出入口用の開口部、屋内外の出入口の開口部、掃出窓の開口部等、建物の開口部全般を言う。
【0042】
【発明の効果】
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係るスペーサは、0.3〜1.0mmの肉厚を有する同一肉厚の矩形板状のスペーサ片を、向きを合致させて重ね合わせて構成すると共に、各スペーサ片を、相互が分離可能に接合している。
従って、建物の開口部に枠体を嵌め入れ、該枠体を該開口部の内面にネジ釘を以って固定するに際し、該枠体と該内面との間に形成された隙間にスペーサを介在させる際、本発明に係るスペーサによるときは、ベニヤ板を用いて形成された従来のスペーサによる場合とは異なり、0.3〜1.0mm単位でスペーサ厚さを設定でき、スペーサ厚さを微調節できる利点がある。
【0043】
(2) 各スペーサ片は、ネジ釘の軸部を導入させる導入溝が、側縁で開放する如く設けられているため、該導入溝にネジ釘の軸部を導入させることにより、ネジ釘の締め付け力を、該スペーサを介して開口部の内面に直接的に伝えることができる。従って、従来のようにネジ釘間にスペーサを挿入する場合に比し、開口部の内面に対する枠体の固定の安定性を向上させることができる。
【0044】
(3) 又各スペーサ片は、ネジ釘の軸部を導入させる導入溝が、側縁で開放し、且つこれと対向する側縁に向けて延長する如く設けられており、各スペーサ片が該導入溝において、前記軸部回りに回転可能となされている。
従って前記隙間をスペーサで埋める際、前記導入溝へのネジ釘の軸部の導入を、導入溝の長さ方向を、枠体を構成する枠の長さ方向と略直交する方向等の交差する方向にしてネジ釘に当てがって行うことができるため、該導入溝が図10に示すように幅狭部42を有する場合においても、スペーサの押し込みにより該軸部を導入溝に容易に導入させることができる。そして該導入溝に軸部を導入した後は、図18に矢印で示すように、スペーサを該軸部回りに所要角度回転させることにより、スペーサの長さ方向を枠の長さ方向に略合致させることができ、これによりネジ釘を本締めした際の枠の支持面積の増大を図り得る。
【0045】
(4) そして前記スペーサ片が、導入溝の奥端において、ネジ釘の軸部を嵌め入れるための嵌入凹部が、該導入溝に対してL字状に屈曲する如く連設されている場合は、スペーサを所要角度回転させて後、ネジ釘の軸部を該嵌入凹部に嵌め入れることにより、スペーサを該嵌入凹部の深さの分だけ前方向に移動させることができるため、スペーサを隙間の後方に突出させることなく該隙間に確実に納めることが可能となる。そしてこのように、スペーサを前方向への移動によって隙間に納めることにより、スペーサの前記回転を容易に行うことができながら、ネジ釘を本締めした際の、スペーサによる枠の支持面積の拡大を図り得る。
この場合、導入溝の奥端の両側に嵌入凹部を連設するときは、スペーサを隙間に挿入する際においてスペーサの方向を考慮しなくてよい利点がある。
【0046】
(5) 導入溝の開放端寄りの部分に幅狭部を設け、該幅狭部から導入溝の開放端に向かう部分を末広がりの案内部とした場合は、末広がりの案内部にネジ釘の軸部を嵌め入れた状態でスペーサを導入溝の長さ方向で押し込むことにより、開放部を拡開させて軸部を導入溝に入り込ませることができ、その後における幅狭部の弾性的復元によって、導入溝に導入された軸部が不用意に外れるのを防止できることになる。
【0047】
(6) 特に枠体が、前記開口部の内面にネジ釘を以って固定される固定部の前後に、該内面を仕上げる仕上材の外面に当接し得る後側当接部と、前記開口部の前端周縁に当接し得る前側当接部を有する如く構成し、又該スペーサ片の対向する長辺間の幅寸法を、前記前側当接部分の後面と前記後側当接部分の後面間の幅寸法と同一乃至それよりも小さく設定し、更に、前記ネジ釘の軸部が前記導入溝の奥端に存し、且つ、外の長辺側の側面が前記前側当接部分の内面に当接した状態で、後の長辺側の側面が前記前側当接部分から後方に突設しないように構成することにより、スペーサをネジ釘の軸部回りに所要角度回転させることによって、スペーサを、その長手方向を枠の長さ方向に合わせて前記隙間に確実に納めることができる。そしてネジ釘を本締めした際、スペーサによる枠の支持面積の増大を図りながら、枠体を開口部の内面に安定的に固定できる。
この場合特に、導入溝の奥端の一方或いは双方に嵌入凹部を設け、該嵌入凹部にネジ釘の軸部を嵌め入れるときに、スペーサ片の前の長辺側の側面が前記前側当接部分の後面に当接した状態で、後の長辺側の側面が前記後側当接部分から後方に突出しないように構成することにより、軸部を嵌入凹部に嵌め入れた状態においてスペーサの回転を阻止でき、前記隙間にスペーサを安定的に納めることができる。この軸部の嵌め入れに伴うスペーサの前方向への移動とスペーサの回転阻止により、ネジ釘の本締めした際の、スペーサによる枠の支持面積の一層の増大を図りながら、枠体を開口部の内面により安定的に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスペーサを示す斜視図である。
【図2】 建物の開口部と該開口部に固定される枠体を示す斜視図である。
【図3】 開口部に枠体を嵌め入れた状態を示す斜視図である。
【図4】 枠体を開口部の内面にスペーサを介在させて固定した状態を示す説明図である。
【図5】 枠体を開口部の内面にスペーサを介在させて固定した状態を示す斜視図である。
【図6】 枠体を開口部の内面にスペーサを介在させて固定した状態の一部分を拡大して示す横断面図である。
【図7】 枠体を開口部の内面にスペーサを介在させて固定した状態の一部分を拡大して示す縦断面図である。
【図8】 図6の部分拡大図である。
【図9】 図7の部分拡大図である。
【図10】 スペーサ片を示す斜視図である。
【図11】 スペーサの部分側面図である。
【図12】 重ね合わせたスペーサ片の他の接合状態を示す斜視図である。
【図13】 枠体を開口部の内面に固定するに際し、ネジ釘を仮締めした状態を示す説明図である。
【図14】 枠体を開口部の内面に固定するに際し、ネジ釘を仮締めした状態を示す部分断面図である。
【図15】 枠体を構成する右の枠と開口部の内面との間に形成された隙間にスペーサを挿入する工程を説明する斜視図である。
【図16】 その工程において、スペーサの導入溝の開放端にネジ釘の軸部を当てがった状態を示す説明図である。
【図17】 軸部が開放端を弾性的に押し広げた状態を示す説明図である。
【図18】 その導入溝に軸部が導入された状態を示す説明図である。
【図19】 その導入溝の奥端に軸部が位置せしめられた状態を示す説明図である。
【図20】 導入溝の奥端に連設した嵌入凹部に軸部を嵌め入れた状態を示す説明図である。
【図21】 枠体を構成する上の枠と開口部の内面との間の隙間にスペーサを挿入するに際し、導入溝の開放端にネジ釘の軸部を当てがった状態を示す説明図である。
【図22】 そのスペーサの導入溝に軸部を導入させた状態を示す説明図である。
【図23】 その軸部を導入溝の奥端に位置させた状態を示す説明図である。
【図24】 導入溝の奥端に連設された嵌入凹部に軸部を嵌め入れた状態を示す説明図である。
【図25】 ネジ釘を本締めして枠体を開口部の内面に固定した状態を示す一部断面図である。
【図26】 スペーサ片の他の態様を示す正面図である。
【図27】 スペーサ片の他の態様を示す正面図である。
【図28】 スペーサ片のその他の態様を示す正面図である。
【図29】 スペーサ片のその他の態様を示す正面図である。
【図30】 スペーサ片のその他の態様を示す正面図である。
【図31】 建物の窓の開口部に枠体を嵌め入れて固定する従来の施工方法を説明する斜視図である。
【図32】 開口部に枠体を嵌め入れ、スペーサを介在させてネジ釘で固定した状態を示す説明図である。
【図33】 その部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 スペーサ
2 開口部
3 枠体
6 ネジ釘
7 隙間
9 スペーサ片
10 上の枠
11 下の枠
12 左の枠
13 右の枠
21 固定部
23 仕上材
26 後側当接部分
27 開口部の前端周縁
29 前側当接部分
30 突出片部
31 後側支持片
33 前側支持片
39 導入溝
40 嵌入凹部
42 幅狭部
43 開放端
45 案内部
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to a building opening spacer. More specifically, a gap formed between the frame and the inner surface of the opening when the frame is fitted into the opening of the building and the frame is fixed to the inner surface of the opening with screw nails. It is related with the spacer for the opening part of the building used in order to interpose.
[0002]
[Prior art]
  For example, as shown in FIGS. 31 to 33, a window frame (sash) f formed by rectangularly framing upper and lower frames b and c and left and right frames d and e in an opening a of a building window, In a conventional construction method in which the frame body f is fitted from the front side to the rear side and the frame body f is fixed to the inner surface g of the opening portion a with screw nails h, the frame body f is easily fitted into the opening portion a. For this reason, the inner method of the opening a is slightly larger than the outer method of the frame f. In FIG. 32, the screw nails h are indicated by solid lines for convenience of explanation.
[0003]
  Therefore, for example, as shown in FIG. 32, when the frame c under the frame f is brought into contact with the surface j under the opening and the frame f is fitted into the opening a, the upper frame b Between the left frame d and the left surface m of the opening, between the right frame e and the right surface n of the opening, about 10 mm, In general, gaps p, p, and p of about 8 to 12 mm were generated.
[0004]
  If the left and right frames d and e and the upper frame b are fixed to the inner surface g of the opening with screw nails h, with these gaps remaining, these frames are lifted from the inner surface g. Since it is in the state, the frame may be deformed at the portion where the screw nail h is tightened. In addition, since a gap is generated in the portion where the screw nail is tightened, the tightened state of the screw nail becomes unstable, and there arises a problem that the fixing of the frame body f to the opening a is not stable.
[0005]
  Therefore, in the prior art, as shown in FIGS. 32 to 33, after the frame body f is temporarily fastened to the inner surface g of the opening a using a screw nail h, the spacer is avoided in the gap by avoiding the screwed portion of the screw nail. The frame f is fixed to the inner surface g of the opening a by inserting q and then finally tightening the screw nail h.
[0006]
  The spacer q is formed, for example, by cutting an end material (cut end of a plywood plate, etc.) generated on site into an appropriate shape and size. Alternatively, depending on the construction site, a veneer plate is cut into a rectangular shape or the like to form a spacer piece in advance, which is carried into the site, and the required number of sheets is overlapped to form a spacer.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
  However, when the spacer is formed using the end material, there is a problem that the thickness of the spacer is difficult to fit in the gap. In addition, when there is no suitable end material or when the thickness of the spacer does not fit in the gap, the spacer must be formed by processing the material at the site to an appropriate thickness, which requires a lot of work. There was a problem.
[0008]
  Further, when the spacer piece is formed in advance using a plywood plate, the minimum thickness of the plywood plate is 2.3 mm, so there is a problem that the thickness of the spacer cannot be adjusted below this dimension. For this reason, the spacers have to be formed by processing the material in the field to an appropriate thickness, and there has been a problem that requires much labor.
[0009]
  Furthermore, in the conventional construction method, when fixing the frame body f to the opening a, as described above, after temporarily tightening the screw nail h, the spacer q is inserted into the gap p, and then the screw nail h However, even though the spacer could be inserted on both sides of the screw nail, it could not be placed on the screwed portion. Therefore, the gap p1 of the screw nail tightening portion to which the tightening load of the screw nail is applied most cannot be filled with the spacer, and the tightening portion s by the screw nail floats from the inner surface g, and the frame body f is opened to the opening a. There was a problem that it was difficult to securely fix to the inner surface g.
[0010]
  As described above, in the conventional construction method, when fixing the frame body f to the opening a, it takes a lot of work to insert the spacers on the inner surface of the frame and the opening, so that the construction efficiency is poor, and the construction is difficult. In addition to problems that require skill, there is a problem that it is difficult to ensure uniform construction quality, such as the possibility that the fixing of the frame to the opening may become unstable.
[0011]
  An object of the present invention is to provide a spacer for an opening of a building that can solve such conventional problems.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
  In order to solve the above problems, the present invention employs the following means.
  That is, the opening spacer for a building according to the present invention is fitted into the opening of the building from the front side to the rear side, and the frame is fixed to the inner surface of the opening with screw nails. In doing so, it is a spacer for a building opening used to be interposed in a gap formed between the frame body and the inner surface of the opening, and is made of resin and has a thickness of 0.3 to 1.0 mm. A plurality of rectangular plate-like spacer pieces having substantially the same thickness and having the same thickness are overlapped, and each spacer piece has an introduction groove for introducing the shaft portion of the screw nail. It is configured to open at the short side and extend toward the other short side, the other short side is detachably joined to each other, and the portion near the open end of the introduction groove is The width is a narrow portion that is smaller than the diameter of the shaft portion of the screw nail, and is opened from the narrow portion. Portion toward the end is formed in a flared guide portionIn addition, the spacer piece is configured such that insertion recesses for fitting the screw nails are provided on both sides of the back end of the introduction groove.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
  1 to 7, a building opening spacer (hereinafter referred to as a spacer) 1 according to the present invention has a rectangular frame (sash) from the front side to the rear side of a building window opening 2. ) 3 is inserted, and when the frame 3 is fixed to the inner surface 5 of the opening 2 with screw nails 6, a gap formed between the frame 3 and the inner surface 5 of the opening 2 is formed. 7, a plurality of spacer pieces 9 having the same shape and the same dimensions are overlapped, and each spacer piece 9 is joined, for example, at the same side edge so as to be separable from each other. Is. 6 to 7, the entire spacer 1 is hatched for convenience of explanation. FIG. 4 is an explanatory view of the state in which the frame 3 is fitted in the opening 2 as viewed from the rear side (indoor side). In FIG. 4, the arrangement state of the spacer 1 and the tightening state of the screw nail 6 are shown. For convenience, the screw nails 6 are indicated by solid lines, and the spacers 1 are hatched.
[0014]
  As shown in FIG. 2, the frame 3 is constructed by joining the upper and lower frames 10 and 11 and the left and right frames 12 and 13 in a rectangular shape, and as shown in FIG. 15 can be guided and slid by the upper and lower rails 17 and 19 of the frame 3.
[0015]
  The upper, lower, left, and right frames 10, 11, 12, and 13 have a fixing portion 21 fixed to the inner surface 5 of the opening portion with a screw nail 6 as shown in an enlarged manner in FIGS. The fixing portion 21 is provided so as to extend in the length direction of the frame, and the fixing portion 21 includes a rear contact portion 26 that can contact a front surface 25 of a finishing material 23 that finishes the inner surface 5 of the opening 2, and the opening. It has a front contact portion 29 that can contact the front edge 27 of the portion 2. The rear abutting portion 26 has a protruding piece 30 that protrudes toward the inner surface 5, and the protruding piece 30 protrudes forward at the tip of the protruding piece 30 in parallel with the inner surface 5. A rear support piece 31 is provided. The front abutment portion 29 has a rear surface 32 on which a front support piece 33 protrudes in a state of facing the rear support piece 31.
[0016]
  In order to make the opening 2 easy to fit, the opening 2 has a vertical length L1 and a left / right length L2 of the opening as shown in FIG. It is formed slightly larger than L3 and the left and right length L4.
[0017]
  The spacer piece 9 is formed in a rectangular thin plate shape made of resin, for example, polypropylene, and the thickness thereof is set to 0.3 to 1.0 mm. In the present embodiment, all the spacer pieces 9 are set to a thickness of 0.5 mm. As shown in FIGS. 1 and 10, the spacer piece 9 is open along the longitudinal center line at one short side 35 and extends toward the other short side 36 so as to extend toward the other short side 36. An introduction groove 39 for introducing the shaft portion 37 (FIGS. 8 to 9) is provided, and an arcuate fitting for fitting the shaft portion 37 of the screw nail 6 on both sides of the back end 38 of the introduction groove 39 is provided. Concave portions 40 are provided continuously. In the present embodiment, as shown in FIG. 20, a little more than half of the shaft portion 37 can be fitted into the fitting recess 40. In the present embodiment, the center of gravity of the spacer piece 9 is present below the back end 38 when the introduction groove 39 extends in the vertical direction.
[0018]
  The portion near the open end of the introduction groove 39 is a narrow portion 42 whose width is smaller than the diameter of the shaft portion 37, and the portion from the narrow portion 42 toward the open end 43 expands to the end. It is set as the guide part 45 to do.
[0019]
  As shown in FIGS. 1 and 11, the required number of spacer pieces 9 having such a configuration are overlapped with each other aligned, and the spacer pieces 9 and 9 can be separated from each other on the other short side 36 side. Thus, the spacer 1 is formed by providing the T-shaped groove 44 along the longitudinal center line. In the present embodiment, for example, 20 spacer pieces 9 are stacked and shipped as a 10 mm thick spacer. In addition to performing the thermal welding over the entire length of the short side, as shown in FIG. 12, for example, after overlapping a required number of spacer pieces 9, heating is performed on both sides of the short side surface portion 47. It is also possible to form the recesses 49 and 49 while pressing the metal rod so as to melt the resin. In this case, the spacer pieces 9 and 9 are partially heat-welded at the edge 50 of the depressions 49 and 49.
[0020]
  Next, the process of fixing the frame 3 to the inner surface 5 of the opening 2 with the screw nails 6 using the spacer 1 will be described.
[0021]
  FIG. 13 shows that the rear support piece 31 and the front support piece 33 of the frame 11 under the frame 3 are brought into contact with the lower surface 51 of the opening (FIG. 9), and the front contact portion 29 is It is explanatory drawing which contacted the front-end peripheral edge 27 of the said opening part (FIG. 9), and looked at the state which fitted the frame 3 in the opening part 2 from the back side (indoor side), and this lower frame 11 is The screw nail 6 is inserted into the insertion hole and fixed to the lower surface 51. Further, the frame 10 on the frame body and the left and right frames 12 and 13 are temporarily fastened to the upper surface 53 and the left and right surfaces 55 and 56 of the opening 2 with screw nails 6 inserted through the insertion holes. Has been. In this state, a gap 7a of about 10 mm is provided between the fixed portion 21 (the rear support piece 31, the front support piece 33) of the upper frame 10 and the surface 53 above the opening, and the left Gaps 7b and 7c of about 8 to 12 mm are formed between the frame 12 and the left surface 55 of the opening, and between the right frame 11 and the right surface 56 of the opening. FIG. 14 is a cross-sectional view of the right frame 13. In FIG. 13, the screw nail 6 in a tightened state is shown by a solid line for convenience of explanation.
[0022]
  In this state, the spacer 1 is inserted into the upper gap 7a and the left and right gaps 7b, 7c. This insertion procedure will be described with reference to the case where the spacer 1 is inserted into the right gap 7c. The following is a description based on FIG. For convenience of explanation, in FIGS. 16 to 20, the front contact portion 29 and the rear contact portion 26 are indicated by a one-dot chain line.
[0023]
  The thickness of the spacer 1 is set according to the width of the gap 7c. If the thickness of the manufactured spacer 1 is 10 mm as described above, some of the spacer pieces 9 are cut off, or some spacer pieces that have already been cut off are added to this, The thickness of the spacer 1 is set so that it can be inserted almost closely into the gap 7c. This thickness can be set in units of 0.5 mm because the thickness of each spacer piece 9 is set to 0.5 mm.
[0024]
  The spacer 1 thus set to a predetermined thickness is shown by a solid line in FIG. 14, and as shown in FIGS. 15 to 16, the extension direction of the introduction groove 39 is the extension direction of the rear contact portion 26. A portion 57 (FIG. 14) existing in the gap 7c of the shaft portion 37 of the screw nail 6 in the temporarily tightened state in a direction intersecting with, for example, substantially orthogonal to the guide portion 45 of the divergent width. Fit. In the present embodiment, since the insertion recesses 40 and 40 are provided on both sides of the back end 38 of the introduction groove 39, it is necessary to consider the direction of the spacer when the portion 57 is inserted into the guide portion 45. There is no.
[0025]
  Thereafter, the spacer 1 is pushed forward toward the front contact portion 29 as indicated by an arrow F1 in FIG. As a result, as shown in FIG. 17, the narrow portion 42 is elastically expanded, and the shaft portion 37 is introduced into the introduction groove 39. After the introduction, the narrow portion 42 is elastically restored as shown in FIG. 18, so that the shaft portion 37 does not accidentally come out of the narrow portion 42.
[0026]
  Thereafter, the spacer 1 is positioned in the vertical plane as shown by an arrow F2 in FIGS. 18 and 15 so that the introduction groove 39 faces in the vertical direction and the back end 38 of the introduction groove is located above. When rotated approximately 90 degrees upward around 37, the spacer 1 is lowered by the action of gravity as shown in FIG. 19, and the shaft portion 37 is positioned at the back end 38 of the introduction groove 39. As described above, since the center of gravity of the spacer piece 9 exists below the back end 38, the lowered state of the spacer 1 is stably maintained.
[0027]
  Thereafter, as shown by an arrow F3 in FIG. 19, when the spacer 1 is pushed toward the front side, as shown in FIG. 20, the shaft portion 37 is fitted into the insertion concave portion 40a existing on the rear side, and the spacer 1 The front surface 60 is substantially in contact with the rear surface 32 of the front contact portion 29. Here, the substantially abutting state includes not only that the front surface 60 is completely in contact with the rear surface 32 but also a case where a gap of about 0.5 to 1.0 mm is generated depending on the construction state. By this contact, there is no fear that the spacer 1 rotates around the shaft portion 37, and the spacer 1 is completely stored in the gap 7c without protruding backward from the rear contact portion 26. The procedure for inserting the spacer 1 into the right gap 7c is the same as described above.
[0028]
  The procedure for inserting the spacer 1 into the upper gap 7a is substantially the same as described above. This will be described with reference to FIGS. 21 to 24, the front contact portion 29 and the rear contact portion 26 are indicated by a one-dot chain line. First, as shown in FIG. 21, the spacer 1 set to a predetermined thickness is set in a horizontal state in which the extension direction of the introduction groove 39 intersects with the extension direction of the rear contact portion 26, for example, substantially orthogonally. In a horizontal state, the portion 57 of the shaft portion 37 of the screw nail 6 in the temporarily tightened state, which is present in the gap 7a, is fitted into the guide portion 45 that spreads toward the end.
[0029]
  After that, when the spacer 1 is pushed forward toward the front contact portion 29 as indicated by an arrow F4 in FIG. 21, the narrow portion 42 is elastically expanded, as shown in FIG. Then, the shaft portion 37 is introduced into the introduction groove 39. Since the narrow portion 42 is elastically restored after this introduction, there is no possibility that the shaft portion 37 inadvertently exits the narrow portion 42. Thereafter, the spacer 1 is rotated approximately 90 degrees around the shaft portion 37 in the horizontal plane as indicated by an arrow F5 in FIG. Then, as shown in FIG. 23, the shaft portion 37 is moved as shown by an arrow F6 in FIG. 22 so that the shaft portion 37 is located at the back end 38 of the introduction groove 39, and then the spacer 1 is moved to the arrow F7 in FIG. As shown in FIG. 24, when pushed toward the front side, as shown in FIG. 24, the shaft portion 37 is fitted into the insertion recess 40 a existing on the rear side, and the front surface 60 of the spacer 1 is the front contact portion 29. The rear surface 32 is substantially in contact. Here, the substantially abutting state includes not only that the front surface 60 is completely in contact with the rear surface 32 but also a case where a gap of about 0.5 to 1.0 mm is generated depending on the construction state. By this contact, there is no fear that the spacer 1 rotates around the shaft portion 37, and the spacer 1 is completely stored in the gap 7a without protruding backward from the rear contact portion 26.
[0030]
  The spacer 1 having the thickness set as described above is also inserted between the screw nails 62 shown in FIG. 13 as necessary.
[0031]
  Thereafter, when the screw nails 6 are finally tightened with respect to the upper frame 10 and the left and right frames 12 and 13, the rear side of the left and right frames 12 and 13 and the upper frame 10 as shown in FIGS. The support piece 31 and the front support piece 33 press the spacer 1 that is in contact with the inner surface 5 of the opening portion toward the inner surface 5, whereby the frame body 3 is stably fixed to the opening portion 2. It will be. FIG. 25 shows this final tightening state with respect to the right frame 13. As described above, the final tightening is performed in a state in which the length direction of the rectangular spacer 1 is matched with the length direction of the frame by rotating approximately 90 degrees, so that the support area of the spacer 1 is maximized. Thus, the frame 3 can be more stably fixed to the inner surface 5 of the opening.
[0032]
  6 to 7, the finishing material 23 covers the inner surface 5 of the opening portion on the rear side of the fixing portion 21 and finishes the inner surface, and is bent in an L shape. As shown in FIGS. 8 to 9, the front surface 25 contacts the rear surface 69 of the rear contact portion 26. As shown in FIGS. 6 to 7, the front surface 70 of the bent portion on the rear end side is brought into contact with the rear end peripheral edge 71 of the opening, and the inner surface 5 is finished with the finishing material 23.
[0033]
[Other Embodiments]
  The present invention is by no means limited to that shown in the above-described embodiment, and various design changes can be made within the scope of the claims. One example is as follows.
[0034]
(1) The spacer piece 9 may be made of metal in addition to the above-described resin.
[0035]
(2) The spacer piece 9 has a rectangular plate shape, and may have a square shape in addition to the rectangular shape described above. In addition, the introduction groove 39 is not necessarily limited to a linear shape as long as it opens at the side edge of the spacer piece 9, and may be bent.
[0036]
(3) FIG. 26 shows another embodiment of the spacer piece 9 constituting the spacer 1 according to the present invention, and a fitting recess for fitting the shaft portion 37 of the screw nail into the back end of the introduction groove 39. 40 is provided so as to be bent in an L shape with respect to the introduction groove 39.
  As shown in FIGS. 10 and 26, when the insertion recess 40 is connected to the introduction groove 39, the insertion recess 40 is a portion 57 of the shaft portion 37 of the screw nail that exists in the gap as shown in FIG. May be fitted.
[0037]
(4) FIGS. 28 to 29 show other modes of the spacer piece 9 constituting the spacer 1 according to the present invention. The introduction groove 39 in FIG. Further, the introduction groove 39 in FIG. 29 has a groove width greatly enlarged in a rectangular shape except for a portion near the open end.
[0038]
(5) FIG. 30 shows another embodiment of the spacer piece 9 and shows a case where the insertion recess 39 is not provided with the fitting recess 40.
[0039]
(6) Further, the introduction groove 39 provided in the spacer piece 9 may be configured not to include the narrow portion 42 as shown in FIG. 30, for example.
[0040]
(7) The joining of the overlapped spacer pieces in such a manner that they can be separated from each other may be carried out using an adhesive in addition to joining by thermal fusion as described above. Further, the spacer pieces may be joined at the surface portions of the spacer pieces as well as at the side edges of the spacer pieces as long as they can be separated from each other.
  In addition, when the spacer pieces are formed in a rectangular shape, for example, the spacer pieces may be joined on the long side in addition to the short side. Furthermore, it may join on the two sides that sandwich the corner.
[0041]
(8) In the present invention, the opening of a building refers to the entire opening of a building, such as an opening of a bathroom door, an opening for an entrance of a room, an opening of an indoor / outdoor entrance, an opening of a sweep window, and the like.
[0042]
【The invention's effect】
  The present invention has the following excellent effects.
(1) A spacer according to the present invention is formed by overlapping rectangular plate-shaped spacer pieces having the same thickness of 0.3 to 1.0 mm so that their orientations coincide with each other. , Are mutually separable.
  Therefore, when a frame is fitted into the opening of the building and the frame is fixed to the inner surface of the opening with a screw nail, a spacer is placed in the gap formed between the frame and the inner surface. When interposing, when using the spacer according to the present invention, the spacer thickness can be set in units of 0.3 to 1.0 mm, unlike the case of using a conventional spacer formed using a plywood plate. There is an advantage that can be adjusted.
[0043]
(2) Since each spacer piece is provided with an introduction groove for introducing the shaft portion of the screw nail so as to open at the side edge, by introducing the shaft portion of the screw nail into the introduction groove, The clamping force can be transmitted directly to the inner surface of the opening via the spacer. Therefore, the stability of fixing the frame body to the inner surface of the opening can be improved as compared with the conventional case where a spacer is inserted between screw nails.
[0044]
(3) In addition, each spacer piece is provided with an introduction groove for introducing the shaft portion of the screw nail so that it opens at the side edge and extends toward the side edge opposite to the introduction groove. The introduction groove is rotatable around the shaft portion.
  Therefore, when the gap is filled with the spacer, the introduction of the shaft portion of the screw nail into the introduction groove intersects the length direction of the introduction groove such as the direction substantially orthogonal to the length direction of the frame constituting the frame body. Since the guide groove can be applied to the screw nail in the direction, even when the introduction groove has a narrow portion 42 as shown in FIG. 10, the shaft portion is easily introduced into the introduction groove by pushing the spacer. Can be made. Then, after the shaft portion is introduced into the introduction groove, the spacer is rotated by a required angle around the shaft portion as indicated by an arrow in FIG. 18 so that the length direction of the spacer substantially matches the length direction of the frame. Thereby, the support area of the frame when the screw nail is finally tightened can be increased.
[0045]
(4) When the spacer piece is continuously provided at the back end of the introduction groove so that the insertion recess for fitting the shaft portion of the screw nail is bent in an L shape with respect to the introduction groove. Then, after rotating the spacer by the required angle, the spacer can be moved forward by the depth of the insertion recess by inserting the shaft portion of the screw nail into the insertion recess. It is possible to securely fit in the gap without protruding backward. In this way, by moving the spacer in the gap by moving the spacer in the forward direction, the spacer can be easily rotated, and the frame supporting area by the spacer can be increased when the screw nail is tightened. It can be planned.
  In this case, when the insertion recesses are continuously provided on both sides of the rear end of the introduction groove, there is an advantage that the direction of the spacer need not be taken into consideration when the spacer is inserted into the gap.
[0046]
(5) When a narrow portion is provided near the open end of the introduction groove, and a portion extending from the narrow portion toward the open end of the introduction groove is a divergent guide portion, the screw nail shaft is connected to the divergent guide portion. By pushing the spacer in the length direction of the introduction groove with the part fitted, the opening part can be expanded and the shaft part can enter the introduction groove, and then the elastic restoration of the narrow part, It is possible to prevent the shaft portion introduced into the introduction groove from being accidentally detached.
[0047]
(6) In particular, the frame has a rear contact portion that can contact the outer surface of the finishing material that finishes the inner surface before and after the fixed portion that is fixed to the inner surface of the opening portion with screw nails, and the opening. A front abutting portion that can abut against the front edge of the front end portion, and the width dimension between the opposing long sides of the spacer piece is set between the rear surface of the front abutting portion and the rear surface of the rear abutting portion. Is set to be equal to or smaller than the width dimension of the screw nail, the shaft portion of the screw nail is located at the back end of the introduction groove, and the outer long side surface is on the inner surface of the front contact portion. In the state of contact, the rear side surface of the long side is configured not to protrude rearward from the front contact portion, so that the spacer is rotated by the required angle around the shaft portion of the screw nail. , The longitudinal direction can be matched with the length direction of the frame, and it can be surely stored in the gap. When the screw nails are finally tightened, the frame can be stably fixed to the inner surface of the opening while increasing the support area of the frame by the spacer.
  In this case, in particular, when the insertion recess is provided in one or both of the rear ends of the introduction groove, and the shaft portion of the screw nail is inserted into the insertion recess, the side surface on the long side in front of the spacer piece is the front contact portion. In a state where the rear side is in contact with the rear surface, the rear long side surface is configured not to protrude rearward from the rear side contact portion, thereby rotating the spacer in a state where the shaft portion is inserted into the insertion recess. Therefore, the spacer can be stably placed in the gap. By moving the spacer in the forward direction along with the insertion of the shaft portion and preventing the rotation of the spacer, the frame is opened to the opening while further increasing the support area of the frame by the spacer when the screw nail is finally tightened. It can be stably fixed by the inner surface of.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a spacer according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing an opening of a building and a frame body fixed to the opening.
FIG. 3 is a perspective view showing a state in which a frame is fitted into the opening.
FIG. 4 is an explanatory view showing a state in which the frame is fixed to the inner surface of the opening with a spacer interposed.
FIG. 5 is a perspective view showing a state in which the frame is fixed to the inner surface of the opening with a spacer interposed.
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view showing a part of a state in which the frame is fixed to the inner surface of the opening with a spacer interposed.
FIG. 7 is an enlarged longitudinal sectional view showing a part of a state in which the frame is fixed to the inner surface of the opening with a spacer interposed.
8 is a partially enlarged view of FIG.
FIG. 9 is a partially enlarged view of FIG. 7;
FIG. 10 is a perspective view showing a spacer piece.
FIG. 11 is a partial side view of a spacer.
FIG. 12 is a perspective view showing another joined state of the overlapped spacer pieces.
FIG. 13 is an explanatory view showing a state in which screw nails are temporarily tightened when the frame is fixed to the inner surface of the opening.
FIG. 14 is a partial cross-sectional view showing a state in which screw nails are temporarily tightened when fixing the frame body to the inner surface of the opening.
FIG. 15 is a perspective view for explaining a step of inserting a spacer into a gap formed between the right frame constituting the frame and the inner surface of the opening.
FIG. 16 is an explanatory view showing a state in which the shaft portion of the screw nail is applied to the open end of the introduction groove of the spacer in the process.
FIG. 17 is an explanatory view showing a state in which the shaft portion elastically pushes and opens the open end.
FIG. 18 is an explanatory view showing a state where a shaft portion is introduced into the introduction groove.
FIG. 19 is an explanatory view showing a state in which a shaft portion is positioned at the back end of the introduction groove.
FIG. 20 is an explanatory view showing a state in which a shaft portion is fitted into a fitting recess continuously provided at the back end of the introduction groove.
FIG. 21 is an explanatory view showing a state in which the shaft portion of the screw nail is applied to the open end of the introduction groove when the spacer is inserted into the gap between the upper frame constituting the frame body and the inner surface of the opening. It is.
FIG. 22 is an explanatory view showing a state in which a shaft portion is introduced into the introduction groove of the spacer.
FIG. 23 is an explanatory view showing a state in which the shaft portion is positioned at the back end of the introduction groove.
FIG. 24 is an explanatory view showing a state in which a shaft portion is fitted into a fitting recess continuously provided at the back end of the introduction groove.
FIG. 25 is a partial cross-sectional view showing a state in which a screw nail is finally tightened and a frame is fixed to the inner surface of the opening.
FIG. 26 is a front view showing another aspect of the spacer piece.
FIG. 27 is a front view showing another embodiment of the spacer piece.
FIG. 28 is a front view showing another aspect of the spacer piece.
FIG. 29 is a front view showing another aspect of the spacer piece.
FIG. 30 is a front view showing another aspect of the spacer piece.
FIG. 31 is a perspective view for explaining a conventional construction method for fitting and fixing a frame body to an opening of a building window.
FIG. 32 is an explanatory view showing a state in which a frame body is fitted in the opening, and is fixed with a screw nail with a spacer interposed therebetween.
FIG. 33 is a partially enlarged sectional view thereof.
[Explanation of symbols]
  1 Spacer
  2 opening
  3 Frame
  6 Screw nails
  7 Clearance
  9 Spacer piece
  10 Top frame
  11 Bottom frame
  12 Left frame
  13 Right frame
  21 Fixed part
  23 Finishing material
  26 Rear contact part
  27 Front edge of opening
  29 Front contact part
  30 protruding piece
  31 Rear support piece
  33 Front support piece
  39 Introduction groove
  40 Insertion recess
  42 Narrow part
  43 Open end
  45 Guide

Claims (1)

建物の開口部に、その前側から後側に向けて枠体を嵌め入れ、該枠体を該開口部の内面にネジ釘を以って固定するに際し、該枠体と前記開口部の内面との間に形成された隙間に介在させるために用いられる建物の開口部用スペーサであって、
樹脂製の、0.3〜1.0mmの肉厚を有する、略同一肉厚の長方形板状のスペーサ片の複数枚が、向きを合致させて重ね合わせられると共に、各スペーサ片は、前記ネジ釘の軸部を導入させる導入溝が、一方の短辺で開放し且つ他方の短辺に向けて延長する如く構成されており、該他方の短辺において相互が分離可能に接合されてなり、且つ、該導入溝の開放端寄り部分は、その幅が、前記ネジ釘の軸部の径よりも小さい幅狭部とされ、該幅狭部から開放端に向かう部分は末広がりの案内部に形成されており、又、前記スペーサ片は、前記導入溝の奥端の両側に、前記ネジ釘を嵌め入れるための嵌入凹部が連設されていることを特徴とする建物の開口部用スペーサ。
When a frame is fitted into the opening of the building from the front side to the rear side, and the frame is fixed to the inner surface of the opening with screw nails, the frame and the inner surface of the opening A spacer for an opening of a building used to be interposed in a gap formed between
A plurality of resin-made rectangular plate-like spacer pieces having a thickness of 0.3 to 1.0 mm and having substantially the same thickness are overlapped with each other aligned, and each spacer piece is formed of the screw. The introduction groove for introducing the shaft portion of the nail is configured to open on one short side and extend toward the other short side, and the other short side is joined to be separable, In addition, the width of the portion near the open end of the introduction groove is a narrow portion whose width is smaller than the diameter of the shaft portion of the screw nail, and the portion from the narrow portion toward the open end is formed as a divergent guide portion. In addition, a spacer for an opening of a building is characterized in that the spacer piece is provided with insertion recesses for fitting the screw nails on both sides of the back end of the introduction groove .
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