JP4355509B2 - 床下暖房付キャビネット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、床下暖房付キャビネットに関するもので、台所の厨房家具、洗面室の洗面化粧台のキャビネット前面に床下暖房装置を配置するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
厨房家具の前面に床暖房装置を配置する提案が次のようになされている。
特許文献1は、住宅設備機器載置に出し入れ自在に冷暖房踏板を収納したものである。
特許文献2は、温水コイルを組み込んだパネルを流し台前面の床に埋め込み、ガスレンジを加熱装置としてその周囲に配置されたパネルを接続するようにしたものである。
特許文献3は、床暖房用シートマットで温水管を蛇行させ、別途温水源を備えたものである。
特許文献4は、同一の熱源により給湯と床暖房をするようにしたものである。
【0003】
【特許文献1】
実開昭52−155638号公報 (第1図)
【特許文献2】
特開平7−253219号公報 (第1頁)
【特許文献3】
特開平11−101452号公報 (第1頁)
【特許文献4】
特開2002−188820号公報 (第1頁)
【0004】
しかし、特許文献1のように、出し入れ自在に冷暖房踏板を設けるようにすると、出し入れ自在が面倒であり、踏板と台所の床面に段差ができるので、つまずく恐れがあり、特許文献2では、ガスレンジを使わなければ作動しないので、予め暖房することはできない欠点があった。
特許文献3では、温水源の設置箇所に苦慮することが想定され、特許文献4では台所浴室への給湯と、暖房床への循環温水の供給を同一熱源より行うのであるが、給湯は良いとして循環温水の供給は配管系統が異なるので配管系統が複雑化することが想定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
いずれにしても、台所の広さや、床面に配置する厨房設備のベースキャビネットの配置も壁面を含んだI型、L型、門型、部屋の中央として対面型に配置するもの、キャビネットの一部を部屋の中央に配置するアイランド型など、キッチンルームの広狭、生活習慣、好みに合わせたものが提供されている。同様なことは洗面室の洗面化粧台のベースキャネットについてもいえる。
このことは、厨房設備や洗面化粧台の前面の床面の平面形状が画一的であれば規格化された暖房床(パネル)を配置することができるが、実際はこのようなことは難しく、配置すれば段差が生じることになる。
台所(厨房)での調理作業中や洗面室では足元に顧慮せずに動き回ることが要請されるが、段差を意識せざるを得ないのは作業効率を損なうこと甚だしいことになる。
【0006】
これを根本的に解決するには、建築施工に際し台所や洗面室の床下暖房をすれば良いのであるが、台所などの改築に際して暖房床を設置するとのニーズにも応えることが要請されることになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、台所や洗面室の広さ、平面形状に拘束されず適切な面積について床下暖房を施こせるような床下暖房付キャビネットを提供すべく開発したもので、新築の家屋、マンションに設置する場合のみでなく、従来の厨房設備等の老朽化に伴う交換にも適切なものといえる。
そして、請求項1の発明の要旨とするのは、台所や洗面室のキャビネットの下に下地ユニットを、このキャビネットの前面に床暖房パネルを置き、下地ユニットには一対の温水チューブを埋設しキャビネット内の温水機器に繋げ、床暖房パネルは下地ユニットの温水チューブに繋げる温水チューブを蛇行配管させるものとしたことを特徴とするものである。
【0008】
このような構成を採ることで、比較的使い勝手の悪いベースキャビネット内に温水機器を設け、その下の下地ユニットに繋げ、別途台所や洗面室の床面の広さ、形状に合致させ得る温水床暖房パネルを配設し、床暖房パネルの温水チューブと下地ユニット内の温水チューブを接続するので、台所の床暖房スペースを自在に決定することができることになる。
【0009】
請求項2の発明は、下地ユニットと床暖房パネルの肉厚を同じくしたもので、床暖房パネルと下地ユニットが違和感なく配置されることになる。
請求項3の発明は、床暖房パネルを、蛇行させる温水チューブを埋設する裏板及びこれに被せる表面材とから構成したもので、台所は床面が調理作業で汚損・破損しがちであるので、必要に応じて表面材のみを交換することで床暖房パネル全体を交換する必要が生じないことになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を示した図1乃至図5に基づき、その構成についてさらに詳細に説明する。
図1乃至図5は、この発明に係る床下暖房付キャビネットHの施工順序を示すもので、台所の部屋の隅に配置する厨房家具としての流し台1とその前面に矩形の床暖房パネル2を設置するものである。
【0011】
流し台1のキャビネット11の下面には下地ユニット3が配置してある。下地ユニット3は台所を含む床面と面一となるように床スラブ上に置かれ、一対の凹溝31、31を設けるようにしてあり、この凹溝31、31に温水チューブ4、4を嵌め込むことで埋設し、端部は立ち上がるようにしてある。
【0012】
流し台1の前面に配置する床暖房パネル2は、全体としての厚みを下地ユニット3と同一とした上下二層からなすもので、床スラブに置く、裏板21とこれに被せる表面材22とからなる。
裏板21には温水チューブ5を蛇行させる凹溝21aを巡らし(図1)、温水チューブ5を埋設するようにする。表面材22は耐熱性を備えたものとする。
【0013】
下地ユニット3の温水チューブ4、4と裏板21の温水チューブ5は図示しないワンタッチ継手などで接続するようにする。
下地ユニット3上の流し台1のキャビネット11の底面には温水チューブ4、4の挿通する穴を穿つようにしてある。
そして、温水機器6をキャビネット11内に上部開口或いは前面より内部に納めて温水チューブ4、4に接続するようにする。詳細な図示は省略するが、温水機器6には温水を循環させる手段としてポンプを備えるようにしてある。
温水チューブ4、5に供給する熱媒体としての水は、別途流し台や洗面台への配管から直接或いは途中から分岐させ供給するようにする。
【0014】
図示の例では、厨房設備として単体としての流し台1としたが、コンロを含む複合厨房家具であってもよい。熱媒体として水を採用する場合には流し台を含む厨房設備に温水機器6を設置するのが好適であるが、台所に配置する厨房設備のキャビネットであれば流し台に限定されない。
【0015】
床暖房パネル2の形態を矩形としてあるが、これは代表的なものとして提示したので、暖房すべき床の広さ、形状に合わせて自在に変更することができる。
図示しないが、洗面室の洗面化粧台のキャビネットを床下暖房付キャビネットとすることもできる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明では、台所や洗面室のキャビネットの下に下地ユニットを、このキャビネットの前面に床暖房パネルを置き、下地ユニットには一対の温水チューブを埋設しキャビネット内の温水機器に繋げ、床暖房パネルは下地ユニットの温水チューブに繋げる温水チューブを蛇行配設させるものとしたので、キャビネット内の温水機器と温水チューブを蛇行配管させる床暖房パネルを分割配置することで、台所や洗面室の床暖房スペースを自在に設定できることになる。
【0017】
請求項2の発明は、下地ユニットと床暖房パネルの肉厚を同じくしたもので、体裁よく配置されることになる。
請求項3の発明は、床暖房パネルを、蛇行させる温水チューブを埋設する裏板及びこれに被せる表面材とから構成したもので、調理作業で汚損しがちな台所の床面で表面材のみを交換することで床暖房パネル全体を交換する必要がなくなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】下地ユニットと床暖房パネルの裏板を示す斜視図である。
【図2】配管及び床暖房パネルに表面板を被せる状態を示す斜視図である。
【図3】流し台のキャビネットを設置する状態を示す斜視図である。
【図4】温水機器を設置する状態を示す斜視図である。
【図5】厨房設備として流し台の組み立て状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 流し台
11 キャビネット
2 床暖房パネル
21 裏板
21a 凹溝
22 表面材
3 下地ユニット
31 凹溝
4 温水チューブ
5 温水チューブ
6 温水機器
Claims (3)
- 台所や洗面室のキャビネットの下に下地ユニットを、このキャビネットの前面に床暖房パネルを置き、下地ユニットには一対の温水チューブを埋設しキャビネット内の温水機器に繋げ、床暖房パネルは下地ユニットの温水チューブに繋げる温水チューブを蛇行配設させるものとしたことを特徴とする床下暖房付キャビネット。
- 請求項1記載の厨房設備において、下地ユニットと床暖房パネルの肉厚を同じくしたことを特徴とするもの。
- 請求項1又は請求項2記載の床下暖房付キャビネットにおいて、蛇行させる温水チューブを埋設する裏板及びこれに被せる表面材とから床暖房パネルを構成したことを特徴とするもの。
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KR102069383B1 (ko) * | 2019-06-17 | 2020-01-22 | 김교원 | 난방 겸용 다용도 장식장 |
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2003
- 2003-04-04 JP JP2003101081A patent/JP4355509B2/ja not_active Expired - Fee Related
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