JP4354212B2 - 漁獲物の低温保管装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水産物の卸売り市場における低温物流装置に関し、特に−30℃〜−40℃の冷凍漁や0℃〜2℃の生マグロ等の鮮魚等よりなる商品を競り市場で低温保管することを可能とする、漁獲物の低温保管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
水産卸売り市場などの産地市場での競りは、例えば魚市場において、魚の水揚げ、選別、洗浄を行い、船別、魚種別に一山約40cm四方に競り場の床面に魚体を直接並べて競り準備を行なっている。競り区域は約300mにもわたり、最終競りが終了するまでにはかなりの時間を必要としている。さらに時間経過とともに、日差しなどにより、魚体の乾燥、魚体の昇温が進み、鮮度低下の問題が生じてしまう。
そして、卸売り市場においては短時間の内に水産生鮮物の集荷、分類、貯蔵、売買、搬送、荷捌きが行なわれるが、その間、水産生鮮物の殆ど又はその全部が外気に曝された状態で、荷主より買い主へ移送される。つまり、その間、排気ガス、細菌類を含む汚染雰囲気に曝されていることになる。
また、通常の産地魚市場の建造物は屋根付きの吹き抜け構造になっており、周壁がないため、市場開設中は鼠、昆虫、鳥類等の構造物内への侵入が可能となりこれら動物による細菌の伝播及び細菌汚染が問題となっていた。
【0003】
上記細菌汚染の防止のためには、上記卸売り市場で扱われる水産物等生鮮物に対する低温保管管理段の実現が要求されている。
【0004】
上記競り市場における、低温ゾーニングシステムに関しては、上記土間置き競り市場における漁獲物の陳列から売買完了および出荷までの間における漁獲物の衛生上及び品質上の問題を解決して衛生的保管を可能にした漁獲物の陳列保管装置及び陳列保管方法に関する提案がされている。(例えば特許文献1参照)
上記提案は、従来の漁獲物の競り市に見られる、土間と漁獲物の間の接触汚染の問題、土間置き陳列による温度上昇に基づく品質劣化の問題、床面汚水の飛沫水による汚染の問題、土足による直接接触汚染等の問題を解決するとともに、土足歩行の影響を受けないこと、清掃殺菌が容易に行なえること等を目的としたものである。
【0005】
上記提案は図7(A)に示すように、板表面に漁獲物を陳列可能な冷却板51aの内部にブライン通路51bが設けられた冷却部と、該冷却部の底部に取り付けられた断熱部52とで構成され、ブライン通路51bに食品用ブラインを供給して冷却板51aを冷却するようにした陳列保管装置Aが開示され、魚市場に設置し、陳列保管装置上で漁獲物の流通工程が行なわれる構成にしてある。
又、図7(B)に示すように、上記陳列保管装置Aに対する冷熱源装置として安価な夜間電力により冷凍装置(ブラインクーラ)53を運転して、ブラインタンク兼用の製氷機54内に氷を貯蔵し、市場開設と同時にブラインポンプ55を駆動させ、複数の移動可能の陳列保管装置Aにブラインを供給して漁獲物50を氷温冷却する。
供給されるブラインは、ブライン供給ヘッダ56よりフレキシブルチューブ58、弁59を経由し前記陳列保管装置Aへ送り、戻りはヘッダ57を経由し還流させる。なお、前記陳列保管装置Aは随意切り離し且つ移動可能の構成してある。
また、前記陳列装置には囲壁を設け、場合によってはガラス等による透視可能の蓋を設ける場合もある。
【0006】
一方、上記漁獲物が冷凍マグロの場合、1本当たり数十kg〜数百Kgの冷凍マグロを一日に数十〜数百本水揚げした後、競り市場の土間に整列させ、整列現場で、各マグロに対しマグロの目利きと入札を入札業者により行い、入札後のマグロの出荷等の整理を前記整列土間の上で行なっている。
【0007】
上記競り用土間は、前記したように、作業者の土足での歩行が許されており、競りのためにマグロ等を裸の状態で土間に直接置くことは衛生上問題があるため、その対策として、土間との間にパレットを介在させ、その上にマグロ等の商品を置くか、または土間の上にコンクリートブロックを設けその上に前記商品を置くことなどが考えられ、実施されている。
ところが、前記パレットは木製ないし樹脂製品であるため強度も低く、数十〜数百Kgの重さを持ち、−30〜−40℃の冷凍マグロを対称とした場合、強度の点では耐用年数が短く、それに付随して前記汚染の問題がある。
また、コンクリートブロック使用の場合も強度が低く破損しやすいとともに、載置する商品への損傷、汚染の問題がある。
【0008】
そこで、上記マグロ等の大型重量冷凍漁獲物を対称とする場合の商品置場に対する提案がされている。(例えば特許文献2参照)
上記提案は、大型重量の冷凍マグロであっても、載せ降ろしが楽にでき、数十〜数百本もの多くの冷凍マグロでも容易に競りができる。すなわち、載せ降ろし時に冷凍マグロ表面に傷が付きにくい、汚れにくい、洗浄し易い、衛生的である、などの効果があり、長時間の使用にも耐えることのできる競り場の冷凍マグロ置場(置き台)の提供を目的としたものである。
【0009】
上記提案の構成は図8(A)、(B)に示すように、金属、樹脂、石、セラミックといった非吸水性を持ち、且つコンクリートよりも硬質の材料製の台61の下部62を競り場60の床63内に埋め込んで、台の上部を床63の上面よりも上に突出させるか又は床の上面に露出させ、その上部を冷凍マグロを載せたり降ろしたりする置場65とし、台61の競り場60の通路64、70、80に沿って横長に設けている。また、図9(イ)、(ロ)に示すように、台61の上部の角に曲面68又はテーパ面66を設け、移載時の魚体の損傷を防止する構成としている。そして、台61を非吸水性且つコンクリートよりも硬質材製とした。
【0010】
この提案の場合は、台の上面が床面より一段と高くなって露出しているため、置き台は通路と区画されて台の上面が衛生的に保持できる構成になっている。
また、台の材質を非吸水性を持つ硬質材料より構成したため、鉄の塊のように硬い冷凍マグロの上げ降ろしによる破損を受けることなく耐用性に優れ、水洗により洗浄が容易にできる。
また、台を通路に沿い横長に設けたため、競り作業を効率的に行うことができる。
また、台の上部の角に曲面やテーパ面を設けてあるため、魚体を傷めることが無く、台の汚れが少ない。
等の効果を持つことが記載されている。
【0011】
上記特許文献1記載の先行技術は、土間競りに起因する漁獲物の衛生及び品質保持の問題点を解決すべくなされたものである。
則ち、従来の漁獲物の競り市に見られる、土間と漁獲物の間の接触汚染の問題、土間置き陳列による温度上昇に基づく品質劣化の問題、床面汚水の飛沫水による汚染の問題、土足による直接接触汚染の問題等を解決するとともに、土足歩行の影響を受けないこと、清掃殺菌が容易に行なえること等を目的としたものである。
そのため、低温ブラインにより形成された低温ゾーンを内蔵する陳列装置に水揚げ後の漁獲物の陳列低温保管をして、その間に競り売りを行うようにしたものである。
【0012】
上記提案は、冷却用ブライン配管を内蔵し下部に断熱材を持つ漁獲物を載置する冷却板よりなる構成を基本構成とし、該冷却板の四囲に囲壁を設けるばかりでなく、前記冷却板内に清浄空気を取り入れ冷風を形成し、形成された冷風を載置する冷却板上より上部空間へ吹き出させ、冷却板上に厚みのある低温ゾーンを形成する構成にしてある。
そして、屋根付き吹き抜け構造の従来よりの魚市場において、本提案よりなる陳列保管装置は、従来の土間置き漁獲物の競り形態に固有の衛生および鮮度に関する諸問題を解決すべくなされている。
【0013】
また、上記特許文献2の先行技術は、大型重量の冷凍マグロの競り市場において、載せ降ろしが楽にでき、一日に数十〜数百本の冷凍マグロでも容易に競りができる。すなわち、載せ降ろし時において、冷凍マグロ表面に傷が付きにくい、且つ載せ降ろしの際、汚れにくい、洗浄し易い、衛生的である、などの効果があり、長時間の使用にも耐えることができる冷凍マグロ置場(置き台)の提供を目的としたものである。しかし、上記提案においては置場の低温化手段についての記載はない。
【0014】
【特許文献1】
特開2000−14315公報
【特許文献2】
特開2002−242411公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来よりの−30〜−40℃の冷凍マグロ等の冷凍魚や0℃〜2℃の生マグロ等の生鮮魚が混在している漁獲物の競り市場においては、多くの水産漁獲物よりなる商品を並べて競り売りを行なっているが、通常は競り場のコンクリート製の床上に商品を直接載置している。近年は稀ではあるが、床の上にフォークリフトに使用する木製ないし樹脂製のパレットを敷き、その上に商品を載置している。
【0016】
上記従来の競り市場において、床面である土間上に直置きの場合、作業者の土足での歩行が許され、特定の通路がない土間に商品を裸の状態で置くため、直接外部からの汚染等衛生上の問題があった。
このため、前記特許文献2に記載の床面より突出した載置面を持つ置場設置の提案がされている。しかし、該提案には載置雰囲気に対する低温手段に関する記載は無い。
なお上記提案とは別に、載置面に低温雰囲気を形成する置場の提案が特許文献1に記載されている。該特許文献1記載の提案においては、適当高さを持つ載置面を形成する冷却板を使用して、載置面に低温雰囲気を形成する構成の記載があるが、しかし、前記提案が対称とする漁獲物は、一本当たり数十〜数百Kgの−30〜−40℃の凍結状態にある冷凍魚又は0℃〜2℃の鮮魚を対称としたものでない。
そこで、未だ改善されていない漁獲物に対する競り市場における衛生的保管手段の実現が強く要望されている。
【0017】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、主として−30〜−40℃の冷凍マグロや0℃〜2℃の生マグロ等の生鮮漁獲物よりなる商品を卸売り市場で低温保管を可能とする、漁獲物の低温保管装置の提供を目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明の漁獲物の低温保管装置は、床面より突出させた台状支持構造体を形成して、漁獲物の卸し市場における商品の鮮度維持のために使用する漁獲物の低温保管装置において、
床面に突出状に配設し、その載置面に冷凍漁獲物若しくは生鮮漁獲物を載置する冷却台を具え、該冷却台の載置面は金属性の熱良導体よりなる硬質伝熱体より構成されるとともに、その裏面側の収納体内部には前記載置面の裏面に相当する部位に冷熱を供給する伝熱部に形成した流路を分散並走状に収納し、その下部に断熱材よりなる断熱部を設ける構成にするとともに、前記断熱材と接触する収納体裏面を流路並走方向に沿って延在する断面波形状にし、更に熱源機ユニットより低温若しくは高温伝熱流体を前記冷却台へ個別的に送給させる個別導入手段を設け、前記個別導入手段を介して熱源機ユニットより前記流路に低温若しくは高温伝熱流体を選択的に導入して、前記冷却台を選択的に冷熱若しくは加熱制御可能に構成するとともに、前記冷却台は、複数基を区域毎に集中して配設し、それぞれの区域ごとに独立した低温保管ゾーンを形成されてなり、
更に前記個別導入手段を介して熱源機ユニットより前記流路に導かれる伝熱流体は、卸売り時には、低温伝熱流体を使用して前記載置面に低温面を形成させ、一方卸し売り終了後の洗浄時には前記流路に導入する伝熱流体を高温伝熱流体に変換して冷却台の加熱乾燥する構成としたことを特徴とする。
【0019】
これにより上記本発明は、−30〜−40℃の冷凍マグロ等の冷凍魚や0℃〜2℃の生マグロ等の生鮮魚が混在している漁獲物の競り市場における特に一本当たり数十〜数百Kgの魚体を−30〜−40℃に冷凍した冷凍マグロや又0℃〜2℃の生マグロ等のそれぞれの区域ごとに独立した低温保管ゾーンを形成出来るためにこれらの漁獲物を効果的に低温保管した状態での競りが可能となる
そして、床面より所定高さの位置に、商品である冷凍マグロを載置する載置面を突出させて、作業員の土足の踏み込みを防止するべく配設された前記載置面を上部に持つ冷却台と、
該冷却台の載置面の裏面に設けた伝熱部と、該伝熱部に低温伝熱流体を送給して前記載置面に低温面を形成させる熱源機ユニットと、より構成したものである。
【0021】
上記発明は、前記低温伝熱流体を、卸し競り売り終了後に行う、水洗による洗浄時には高温伝熱流体に切り換え、冷却台上に残留する洗浄水を乾燥させ、迅速に水分を除去するようにしたものである。
【0022】
【0023】
上記発明により、前記加熱乾燥用の温熱流体に高温流体を使用して殺菌を行い、事後に卸売りを行う漁獲物に対する交差汚染を防止する構成にしている。
【0024】
また、前記本発明の漁獲物の低温保管装置における、 前記冷却台は、伝熱流体の収納体より構成し、該収納体上部表面に魚体の載置面を形成し、該載置面の裏面内部に伝熱流体の流路を設け、前記収納体の下側に断熱体を配設する構成が好ましい。
【0025】
上記発明は、前記冷却台の構成について記載したもので、内部に伝熱流体の収納部を持つ収納体により形成し、金属性素材の使用により略鉄のような硬さを持つ冷凍魚体の載せ下ろしに対応する強度を保持する載置面を形成する構成にしてある。
そして、前記収納体の内部を流通する伝熱流体の冷熱により所定低温載置面を形成し、載置面上の漁獲物の低温保管をする。
なお、上記収納体の下面と設置する床との間に断熱材を挟み押圧固定する構成にしてある。
【0026】
また、本発明の前記収納体内部に分散並走状配設された分散流路は、両端に送給用のヘッダを設け、前記熱源機ユニットに接続する主配管に着脱可能に接続する構成が好ましい。
【0027】
上記発明により、別途設けた熱源機ユニットより配設された埋設主配管路より分岐させた分岐枝管に接続して、熱源機ユニットより伝熱流体をヘッダを介して前記伝熱流体の収納部へ分散供給させる構成にしてある。
【0028】
また、前記本発明の漁獲物の低温保管装置における、前記伝熱流体の流路は、該流路の周囲と前記載置面上の雰囲気空気との間での熱の授受を行う伝熱媒体を介在させ、前記載置面上の魚体への伝熱効率を上げる構成が好ましい。
【0029】
上記発明は、伝熱部の構成について記載したもので、該伝熱部は伝熱流体の分流流路と、その周囲に下部より上部の載置面へ抜ける、例えば空気等の伝熱媒体を介在させ、前記載置面上の漁獲物に対する冷温熱の効率的伝熱を図る構成にしてある。
【0030】
また、前記本発明の漁獲物の低温保管装置における、前記冷却台を形成する収納体の両側面には、他の冷却台との連結嵌合部を設け、該嵌合部を介しての連結冷却台の形成を可能とする構成が好ましい。
【0031】
上記発明により、本発明の冷却台は脚部の連結嵌合部を介して、魚体の大きさに対応した連結冷却台を形成する。
【0032】
また、前記本発明の漁獲物の低温保管装置における、前記冷却台は、前記床材に埋設して取り付ける構成としてもよく、そして、前記床材との間に適当高さの架台を介在させ、該架台上に載置させる構成にしても良い。
【0033】
また、前記本発明の漁獲物の低温保管装置における、前記冷却台を配設する床材表面、架台表面との接合部位に防水処理をする構成が好ましい。
【0034】
上記発明により、商品の載置により汚染された冷却台の水洗時の汚水が、取り付け部を経由して内部に染み込むことにより惹起される、残留汚染の発生を防止する。
【0035】
また、前記本発明の漁獲物の低温保管装置における、前記冷却台の上側稜線部位を丸みを持つ曲面で構成するとともに、該曲面を稜線部に持つテーパ状傾斜部を設ける構成が好ましい。
【0036】
上記発明により、魚体移載の際起きる冷却台の角による商品の損傷を防止するとともに、載置面に魚体を移行しやすくするため、幾分傾斜テーパ面を設けることが好ましい。
【0037】
また、前記本発明の漁獲物の低温保管装置における、前記冷却台は、作業通路を隔てて前記床材上に複数個設ける構成が好ましい。
【0038】
本発明の載置用冷却台は、多数の冷却台を例えば碁盤目状に配設することにより卸売り市場を形成するが、上記配設に際しては作業員の卸売り作業が容易にできる作業通路を設ける構成にするのが良い。
【0039】
また、前記本発明の漁獲物の低温保管装置における、前記冷却台は、複数基を区域毎に集中して配設し、それぞれの区域ごとに独立した低温保管ゾーンを形成する構成が好ましい。
【0040】
上記発明により卸売り市場を区域ごとにゾーン化して、効率的に低温域を形成できる。
なお、この場合はゾーン化した区域の周囲に着脱可能の囲壁を設けても良い。
【0041】
また、前記本発明の漁獲物の低温保管装置における、前記複数の冷却台に、該熱源機ユニットより低温若しくは高温伝熱流体を前記冷却台へ個別に送球させる個別導入手段を介在させて独立して冷熱若しくは加熱制御可能に構成して、個別に冷却可能とする構成が好ましい。
【0042】
また、前記本発明の漁獲物の低温保管装置における、前記冷却台の材質は、コンクリート、金属、樹脂、石材等のうちより、熱伝導率が高く、硬度の高い材質を選択して、その表面載置面に滑性処理がなされているのがよく、これにより洗浄性が向上する。
又、その表面載置面に不滑性処理がなされていることにより魚体等の処理物をのせても滑らずに、作業性が向上する。
【0043】
また、前記本発明の漁獲物の低温保管装置における、前記冷却台の載置面は、滑性又は不滑性処理の選択は用途によって選択するのが良く、この場合にセラミックフィルム等の硬度の高い外傷防止用保護フィルムを着用可能するのが好ましい。
【0044】
また、前記本発明の漁獲物の低温保管装置における、前記冷却台は、内部に蓄熱剤を内蔵可能とする構成が好ましい。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例の形態を、図示例と共に説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、形状、その相対的位置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、本発明の漁獲物の低温保管装置の概略構成を示す図で、図2は図1の冷却台の床面への配設状況の実施例を示す図である。
図3は、図1の冷却台の載置面を形成する稜線部位に丸みを持たせた面取り状況を示す図で、(A)は面取りにより曲面を形成した場合を示し、(B)は二つの曲面を持つテーパ部位を形成した場合を示す図で、(C)は(B)のC部拡大図である。
図4は図1の冷却台の概略構成を示す図で、図5は図1の冷却台の伝熱流体の流路と熱源機ユニットよりの主配設管路との間を結ぶ配管路を示す図で、図6は複数の冷却台により形成された卸売り市場の漁獲物の低温保管装置の一実施例を示す図である。
【0046】
図1に示すように本発明の漁獲物の低温保管装置は、冷凍マグロや生マグロの鮮魚等の漁獲物を載置する冷却台10と、該冷却台10の載置面20に低温熱を供給する伝熱流体の流路26を収納する熱良導体よりなる伝熱部31と、該伝熱部31の下部に設けた断熱部30と、前記伝熱部31へ伝熱流体を供給する熱源機ユニット11とより構成し、魚体の低温保管時には低温伝熱流体を供給し、洗浄乾燥時には高温伝熱流体を供給する構成にしてある。
【0047】
そして、前記冷却台10の載置面20は床面15よりHだけ突出させ、前記床面15上では卸売り作業員は土足で作業をしている。前記冷却台10が床面15と同一高さに設置されている場合には作業員は冷却台の上にも土足で乗って作業することになり、商品を載置する冷却台の載置面ばかりでなく、載置された裸の状態の冷凍マグロ等の商品にも接触して汚染する原因を形成する。
本発明は先ずこの汚染を防止するため、前記高さHだけ突出させて配設する構成にしてある。
なお、前記伝熱流体の流路を収納する伝熱部31には、複数の分散状の伝熱流体の流路26を設け、その両端に前ヘッダ27aと後ヘッダ27bを設け、該ヘッダに、前記熱源機ユニット11より埋設主配管路12a、12b、閉止弁を持つ分岐枝管12aa、12bbを介して伝熱流体を搬送するようにしてある。
なお、上記伝熱部31には空気等の熱媒体を介在させ冷却された空気は載置面より漁獲物を載置する保管雰囲気へ放出され、冷却効率の向上に寄与している。
【0048】
図2において、図の(イ)に示す床面15へ直接敷設する場合と、(ロ)に示す床面に埋設した台座14に載置する場合と、(ハ)に示す冷却台をそのまま床面15に埋設する場合と、(ニ)に示す床面との間に架台14bを介在させた場合とに分けて考えられるが、それぞれ床面15よりそれぞれ所用の高さに突出させる構成にしてある。
なお、上記(イ)〜(ニ)に示す配設に際し、床面15、台座14、架台14bと冷却台10との接合部13a、13b、13c、13dには防水工事を施し後記する洗浄時における汚水の冷却台の内部構造への侵入を防止し、載置する漁獲物への汚染を防止する構成にしてある。
【0049】
なお、図3に見るように、図3(A)には面取りにより曲面10aを形成した場合を示し、図3(B)は二つの曲面10aを持つテーパ部位10bを形成した図(C)に示す場合が示してあるが、両者とも、他の載置位置より商品を当該冷却台へ移載させる場合に惹起される魚体の損傷を最小に抑えるため設けたものである。
なお、上記したように、凍結マグロのように−30℃〜−40℃に凍結された場合石のように硬くなるため、冷却台の表面に細菌の巣になるような損傷を与えることもあり、この防止方法として、冷却台の表面に適度の滑性処理をしたり、保護膜の着装も必要とする場合もある。
【0050】
図4に見るように、上記冷却台10は、載置面20を形成する左右の脚部22により、例えばコンクリート、金属、樹脂、石材等の硬い材料の使用が考えられるが、熱伝達上からは、金属性の熱良導体よりなる硬質伝熱体31より構成されるのが良い。該収納体内部には上部の載置面20の裏面に相当する部位に伝熱流体の流路26が分散並走状に収納し、その下部に断熱材よりなる断熱部30を設ける構成にしてある。
則ち、図に見るように、前記伝熱部31に前ヘッダ27a、後ヘッダ27bを含む伝熱流体の流路26、26、26の並走群が設けられ、その下部に断熱部30を介在させて取り付け面Y−Yに配設する。
なお、本冷却台は、前記したように金属製の硬質熱良導体により形成し、硬質素材の使用により、鉄のような硬さを持つ冷凍魚体の載せ下ろしに対応する強度を保持する載置面20を形成する構成にしてある。
【0051】
上記載置面20の裏面の伝熱部31に収納されている、並走する伝熱流体の流路26の複数群は、図5に示すように両端に前ヘッダ27a、後ヘッダ27bを設け、熱源機ユニット11に接続する埋設主配管路12a、12bより分岐したそれぞれ閉止弁を持つ分岐枝管12aa、12bbにそれぞれに着脱可能に接続させ、前記熱源機ユニット11より冷温熱が前記主配管路12a、分岐枝管12aa、ヘッダ27a、伝熱流体の流路26の並走路群、ヘッダ27b、分岐枝管12bb、主配管路12bを経由して循環する構成にしてある。
上記構成により前記主配管路12a、12bに接続する複数組の閉止弁付き分岐枝管12aa、12bbを介して、複数の所用冷却台を個別に選択冷却ができる。
【0052】
なお、卸売り時には、前記伝熱流体に低温流体を使用して載置面に低温面を形成させ、卸売り終了後に行う洗浄後の乾燥時には、前記伝熱流体の流路26に高温流体を前記熱源機ユニット11より供給し、載置面を加熱乾燥するとともに、高温殺菌乾燥を行う構成にしてある。
【0053】
なお、左右の脚部22には上下に嵌合部を設け、別の冷却台との嵌合により連結可能の構成にしてあり、載置する魚体の大きさに随意対応できるようにしてある。
【0054】
なお、使用に際しては、例えば図6に示すように、所用の卸売り地域に複数の冷却台群を碁盤目状に床面15に対し、突出状に区域ごとに分割配設して低温ゾーン域を形成するとともに、別に付設した熱源機ユニット11に接続する埋設主配管路12を設け、前記各冷却台10に接続させ、前記熱源機ユニット11より冷温熱を供給して、効率的低温ゾーンを構成する。
なお、前記冷却台の配設に際しては、配設する冷却台の間には適当の間隔を設け、作業用の通路28、29を設ける構成にしてある。
また、各ゾーンに毎に周囲に着脱可能の囲壁を設ける構成にしても良い。
【0055】
【発明の効果】
本発明は、上記構成により下記効果を奏する。
水産物の卸売り市場における冷凍マグロ、生マグロに見られる大型重量冷凍漁獲物に対する低温保管の問題点を解決し、裸の状態の生鮮魚類と冷凍魚に対する直接的、間接的汚染を皆無とするとともに、複数の冷却台群を区画的に設ける構成により低温保管ゾーンを形成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の漁獲物の低温保管装置の概略構成を示す図である。
【図2】 図1の冷却台の床面への配設状況の実施例を示す図である。
【図3】 図1の冷却台の載置面を形成する稜線部位に丸みを持たせた面取り状況を示す図で、(A)は面取りにより曲面を形成した場合を示し、(B)は二つの曲面を持つテーパ部位を形成した場合を示す図で、(C)は(B)のc部の拡大図である。
【図4】 図1の冷却台の概略構成を示す図である。
【図5】 図1の冷却台の伝熱流体の流路と熱源機ユニットよりの主配設管路との間を結ぶ配管路を示す図である。
【図6】 複数の冷却台により形成された卸売り市場の漁獲物の低温保管装置の一実施例を示す図である。
【図7】 従来の提案よりなる漁獲物の土間置き競り売りにおける生鮮漁獲物の衛生上及び品質上の管理を可能とする陳列保管方法を示す図で、(A)は陳列保管装置の概略構成を示す図で、(B)は(A)の陳列保管装置を魚市場に使用する一例を示す図である。
【図8】 (A)は従来の提案よりなる卸売り場の冷凍マグロ置場の一例を示す平面図であり、(B)はマグロ置場における台の施工例を示す断面図である。
【図9】 図8の台の角を取った場合を示す図である。
【符号の説明】
10 冷却台
10a 曲面
10b テーパ部位
11 熱源機ユニット
12a、12b 埋設主配管路
12aa、12bb 分岐枝管
13a、13b、13c、13d 接続部
14 台座
14b 架台
15 床面
20 載置面
22 脚部
26 伝熱流体の流路
27a 前ヘッダ
27b 後ヘッダ
28、29 通路
30 断熱部
31 伝熱部

Claims (8)

  1. 床面より突出させた台状支持構造体を形成して、漁獲物の卸し市場における商品の鮮度維持のために使用する漁獲物の低温保管装置において、
    床面に突出状に配設し、その載置面に冷凍漁獲物若しくは生鮮漁獲物を載置する冷却台を具え、該冷却台の載置面は金属性の熱良導体よりなる硬質伝熱体より構成されるとともに、その裏面側の収納体内部には前記載置面の裏面に相当する部位に冷熱を供給する伝熱部に形成した流路を分散並走状に収納し、その下部に断熱材よりなる断熱部を設ける構成にするとともに、前記断熱材と接触する収納体裏面を流路並走方向に沿って延在する断面波形状にし、更に熱源機ユニットより低温若しくは高温伝熱流体を前記冷却台へ個別的に送給させる個別導入手段を設け、前記個別導入手段を介して熱源機ユニットより前記流路に低温若しくは高温伝熱流体を選択的に導入して、前記冷却台を選択的に冷熱若しくは加熱制御可能に構成するとともに、前記冷却台は、複数基を区域毎に集中して配設し、それぞれの区域ごとに独立した低温保管ゾーンを形成されてなり、
    更に前記個別導入手段を介して熱源機ユニットより前記流路に導かれる伝熱流体は、卸売り時には、低温伝熱流体を使用して前記載置面に低温面を形成させ、一方卸し売り終了後の洗浄時には前記流路に導入する伝熱流体を高温伝熱流体に変換して冷却台の加熱乾燥する構成としたことを特徴とする漁獲物の低温保管装置。
  2. 前記収納体内部に分散並走状配設された分散流路は、両端に送給用のヘッダを設け、前記熱源機ユニットに接続する主配管に着脱可能に接続する構成としたことを特徴とする請求項1記載の漁獲物の低温保管装置。
  3. 前記冷却台を形成する収納体の両側面には、他の冷却台との連結嵌合部を設け、該嵌合部を介しての連結冷却台の形成を可能とする構成としたことを特徴とする請求項1記載の漁獲物の低温保管装置。
  4. 前記冷却台の載置面に、処理物より硬質の外傷防止用保護フィルムを着用したことを特徴とする請求項1記載の漁獲物の低温保管装置。
  5. 前記冷却台は、前記床材に埋設して取り付ける構成としたことを特徴とする請求項1記載の漁獲物の低温保管装置。
  6. 前記冷却台は、前記床材との間に適当高さの架台を介在させ、該架台上に載置させる構成としたことを特徴とする請求項1記載の漁獲物の低温保管装置。
  7. 前記冷却台を配設する床材表面、架台表面との接合部位に防水処理をする構成としたことを特徴とする請求項1記載の漁獲物の低温保管装置。
  8. 前記冷却台は、内部に蓄熱剤を内蔵させたことを特徴とする請求項1記載の漁獲物の低温保管装置。
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