JP4354162B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置にて撮影した画像の表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
昨今の撮像装置の一つであるデジタルカメラには、図19(a)に示す本体の後ろ側に、図19(b)に示す横長の液晶モニタ等の表示装置33が搭載されており、撮影した画像をすぐに確認できるようになっているため、撮影者にとって非常に便利である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、デジタルカメラの撮像素子として使用されているCCD等、撮像素子の画素数も近年格段に増加の一途をたどっており、画質の向上が見受けられる。
【0004】
また、近年、従来の銀塩カメラよりもデジタルカメラの市場の方が大きくなってきている。
【0005】
また、従来の銀塩カメラでの個人使用の場面においては、撮影画像をDPE店等でサービスサイズの印画紙にプリントして鑑賞する方法が主だったものであるが、近年のデジタルカメラ、特にDSC(Digital Still Camera)においては、画素数が増加したこともさることながら、高画質で低価格のカラープリンタ等、画像形成装置の普及により一般使用者は個人的にA4サイズ等好みの大きさにプリントアウトして楽しむ、等の鑑賞法が一般的になっている。
【0006】
かかる状況の中で、撮影時に手ぶれが発生すれば大きなサイズにプリントアウトした時に手ぶれによる画質の劣化が顕著に現れ、鑑賞に耐えないものとなってしまう。特にCCDの細密化が進むと、同じ手ぶれであっても、画質への影響が大きくなる。このため、手ぶれを抑えることは、撮影画像の画質向上のための重要な対策の1つである。
【0007】
近年、動画撮影用のDVCは、手ぶれ補正機構を搭載したものが増加しており、手ぶれ補正効果の大きさが市場で認められている。静止画撮影用のDSCにおいても上記で説明したように手ぶれ補正効果が大なるものとなっている。
【0008】
【特許文献1】
特開昭60−53379号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の撮像装置では、次のような課題が生じる。
(1)特に撮像装置で手持ち撮影する場合、撮像装置を正確な水平状態で保持することが困難なため、図20(a)に示すように、撮影者の意図に反し、撮像装置が傾いた状態で撮影することが多い。この場合、図20(b)に示すように、撮影された画像を液晶モニタで表示すると、撮像装置の傾きをθとすると、被写体像が本来の姿勢よりθだけ傾いて表示される。特に建物のような直線的な被写体の場合、前記傾きによる視覚的な影響が大きく、見栄えが悪い。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題(1)を解決するために本発明の撮像装置は、撮像素子と、
前記撮像素子上に被写体像を結像させる撮影レンズと、
前記撮影レンズの光軸を中心とした正方向あるいは負方向の任意の撮像装置自体の回転角度を、撮像装置自体の所定の姿勢を基準として導出する回転角度検出手段と、
前記回転角度検出手段の回転角度検出信号に応じて前記撮像素子から読み出された撮影画像を回転させる画像回転手段と、
前記画像回転手段を経た前記撮影画像に空白領域が含まれないようにトリミング処理を施す画像信号切り出し手段と、
前記画像信号切り出し手段を経た前記撮影画像を記録する画像記録手段と、
を備える。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1〜図7を用いて説明する。図1は本実施の形態における撮像装置のハードウェア構成図、図2は像ぶれ補正装置のハードウェア構成図、図3は像ぶれ補正機構を示す分解斜視図、図4は像ぶれ補正機構の傾きおよび向きを示す図、図5はアクチュエータに流れる電流の中心値および位相を示す図、図6は撮影画像データの回転ならびに画像表示範囲の切り出しの一例を説明する図である。
【0019】
図1に示す固体撮像素子(CCD)4は、撮像光学系3を介して入射する映像を電気信号に変換する撮像素子であり、CCD駆動制御手段5により駆動、制御される。アナログ信号処理手段6は、固体撮像素子4により得られた映像信号に対し、ガンマ処理などのアナログ信号処理を施す処理手段である。A/D変換手段7は、アナログ信号処理手段6から出力されたアナログの映像信号をデジタル信号に変換する変換手段である。デジタル信号処理手段8は、A/D変換手段7によりデジタル信号に変換された映像信号に対し、ノイズ除去や輪郭強調等のデジタル信号処理を施す信号処理手段である。画像信号回転手段61は、マイクロコンピュータ2の指令に従い、デジタル信号処理手段8を経た画像信号に回転処理を施す信号処理手段である。画像信号切り出し手段62は、マイクロコンピュータ2の指令に従い、画像信号回転手段61を経た画像信号にトリミング処理を施す信号処理手段である。フレームメモリ9は、画像信号切り出し手段62を経た画像信号を一旦記憶するものである。フレームメモリ9で一旦記憶された画像は、画像記録制御手段10の指令に従い、内部メモリ、あるいは記録メディア等の画像記録手段11への書き込みが制御される。
【0020】
図2に示す撮像光学系3は、3つのレンズ群L1,L2,L3からなる撮像光学系であり、L2レンズ群を補正レンズ群とし、光軸に垂直な面内で移動することにより光軸を偏心させ、画像の動きを補正する役割を果たしている。ヨーイング駆動制御手段12x及びピッチング駆動制御手段12yは、補正レンズ群であるL2レンズ群を、撮像光学系3の光軸に直交する2方向X,Y方向に駆動制御する。以後、X方向をヨーイング方向、Y方向をピッチング方向とする。位置検出手段13は、L2レンズ群の位置を検出する検出手段であり、ヨーイング駆動制御手段12x、ピッチング駆動制御手段12yと共にL2レンズ群を駆動制御するための帰還制御ループを形成している。このようなL2レンズ群及びヨーイング駆動制御手段12x、ピッチング駆動制御手段12yとは、撮像光の光軸を制御する動き補正手段を形成している。
【0021】
角速度センサ14x,14yは、撮像光学系3を含む撮像装置自体の動きを検出するためのセンサであり、撮像装置1が静止している状態での出力を基準に、撮像装置1の動きの方向により正負両方の角速度信号を出力する。角速度センサ14x,14yは、それぞれヨーイング及びピッチングの2方向の動きを検出するため、2個設けられている。このように角速度センサ14x,14yは、手ぶれ及びその他の振動による撮像装置1の動きを検出する動き検出手段の機能を有している。この角速度センサ出力は、フィルタ処理、アンプ処理等を経て、A/D変換手段15x,15yでデジタル信号に変換され、マイクロコンピュータ2に与えられる。
【0022】
マイクロコンピュータ2は、A/D変換手段15x,15yを介して取り込んだ角速度センサ14x,14yの出力信号に対し、フィルタリング、積分処理、位相補償、ゲイン調整、クリップ処理等を施し、動き補正に必要なL2レンズ群の駆動制御量(制御信号)を求める。制御信号はD/A変換手段16x,16yを介してヨーイング駆動制御手段12x、ピッチング駆動制御手段12yに出力される。よってヨーイング駆動制御手段12x、ピッチング駆動制御手段12yは制御信号に基づきL2レンズ群を駆動することにより、画像の動きを補正する。
【0023】
図3は、L2レンズ群を撮像光学系3内で光軸に直交する方向に駆動制御する像ぶれ補正機構20の一例を示した分解斜視図である。L2レンズ群はピッチング移動枠21に固定され、このピッチング移動枠21は、ヨーイング移動枠22に対し、2本のピッチングシャフト23a,23bを介してY方向に摺動自在に保持されている。またピッチング移動枠21には、コイル24x,24yが固定されている。ヨーイング移動枠22は、固定枠25に対し、ヨーイングシャフト26a,26bを介してX方向に摺動自在に保持されている。マグネット27x、ヨーク28xは、固定枠25に保持され、コイル24xと共にアクチュエータ29xを構成する。同様にマグネット27y、ヨーク28yは、固定枠25に保持され、コイル24yと共にアクチュエータ29yを構成する。発光素子30は、ピッチング移動枠21に固定されている。また受光素子31は、発光素子30の投射光を受光し、2次元の位置座標を検出する素子であり、固定枠25に固定されている。
【0024】
図2に示すヨーイング電流値検出手段17xは、ヨーイング用アクチュエータ29xが動作したときのコイル24xに流れる電流値を検出する検出手段である。同様に、ピッチング電流値検出手段17yは、ピッチング用アクチュエータ29yが動作したときのコイル24yに流れる電流値を検出する検出手段である。
【0025】
ヨーイング電流値検出手段17x、ピッチング電流値検出手段17yによる電流値検出方法について説明する。図19(a)に示すような通常姿勢での撮影では、像ぶれ補正機構20の姿勢は、図4(a)に示すとおりである。
【0026】
この時、L2レンズ群を光軸中心に保持するためには、まずY方向に関して、L2レンズ群、ピッチング移動枠21、コイル24x,24yの重さが重力方向(−Y方向)にかかるため、コイル24yにその自重分を持ち上げるための電流を流す必要がある。ここで、L2レンズ群、ピッチング移動枠21、コイル24x,24y、発光素子30の重さをm1、重力加速度をg、光軸との交点を原点とするX,Y軸を定義し、Y方向の最下点位置をymin、L2レンズ群の原点からのY方向変位をyとすると、消費するエネルギーEy0は、(数1)に示すとおりになる。
【0027】
【数1】
Figure 0004354162
【0028】
ここで、(数1)における||は、絶対値を表す。この時の電流値は図5(a)に示すIyaとなる。
【0029】
一方、X方向に関しては、L2レンズ群を光軸中心に保持するために自重分を考慮する必要がない。ここで、ヨーイング移動枠22、ピッチングシャフト23a,23bの重さをm2、L2レンズ群の原点からのX方向変位をx、ヨーイング移動枠22とヨーイングシャフト26a,26bとの摩擦係数をμ2とすると、消費するエネルギーEx0は、(数2)に示すとおりになる。
【0030】
【数2】
Figure 0004354162
【0031】
ここで、(数2)における||は、絶対値を表す。摩擦係数μ2の値は、(数3)に示すように構成しているため、コイル24xに流れる電流値は、Iyaよりも小さいIxaとなる。
【0032】
【数3】
Figure 0004354162
【0033】
次に、図21(a)に示すような光軸中心に90°回転させた撮影姿勢では、像ぶれ補正機構20の姿勢は、図4(b)に示すとおりである。
【0034】
この時、L2レンズ群を光軸中心に保持するためには、まずX方向に関して、重さm1をなす、L2レンズ群、ピッチング移動枠21、コイル24x,24y、発光素子30に加え、重さm2をなす、ヨーイング移動枠22、ピッチングシャフト23a,23bとの和が重力方向(−X方向)にかかるため、コイル24xにその自重分を持ち上げるための電流を流す必要がある。X方向の最下点位置をxminとすると、消費するエネルギーEx90は、(数4)に示すとおりになる。
【0035】
【数4】
Figure 0004354162
【0036】
ここで、(数4)における||は、絶対値を表す。xminとyminの値が等しいとすると、この時の電流値は、先ほどのIyaより大きいIxbとなる。
【0037】
一方、Y方向に関しては、L2レンズ群を光軸中心に保持するための自重分を考慮する必要がない。ピッチング移動枠21とピッチングシャフト23a,23bとの摩擦係数をμ1とすると、消費するエネルギーEy90は、(数5)に示すとおりになる。
【0038】
【数5】
Figure 0004354162
【0039】
ここで、(数5)における||は、絶対値を表す。摩擦係数μ1は先ほどの摩擦係数μ2と等しいとすると、コイル24yに流れる電流値は、Ixaより小さいIybとなる。
【0040】
次に、図20(a)に示すような光軸中心にθ回転させた撮影姿勢では、像ぶれ補正機構20の姿勢は、図4(c)に示すとおりである。
【0041】
この時、L2レンズ群を光軸中心に保持するためには、まずY方向に関して、前記した重さm1の角度θ分の分力と、ピッチング移動枠21とピッチングシャフト23a,23bとの間に発生する摩擦力の角度θ分の分力との和を打ち消すだけの電流を流す必要がある。即ち、消費するエネルギーEyθは、(数6)に示すとおりになる。
【0042】
【数6】
Figure 0004354162
【0043】
ここで、(数6)における||は、絶対値を表す。この時の電流値は、先ほどのIyaとlybの間の値であるIycとなる。
【0044】
一方、X方向に関しては、前記した重さm1,m2の和の角度θ分の分力と、ヨーイング移動枠22とヨーイングシャフト26a,26bとの間に発生する摩擦力の角度θ分の分力との和を打ち消すだけの電流を流す必要がある。即ち、消費するエネルギーExθは、(数7)に示すとおりになる。
【0045】
【数7】
Figure 0004354162
【0046】
ここで、(数7)における||は、絶対値を表す。この時の電流値は、先ほどのIxaとlxbの間の値であるIxcとなる。
【0047】
ところで、撮像装置の傾きの向きは、図20(a)に示す向きだけではなく、反対向き、あるいはさらに180°回転させた向きも採り得る。(数6)、(数7)によれば、Eyθ,Exθがいずれも同じ値を取り得るθの値は、1周分、つまり±180°の範囲内で4つある。即ち、θ,−θ,θ+180°,−θ−180°の4つである。図5(a)において、説明を簡単にするため、各電流値は一定で描いているが、実際は、制御が容易になるように、図5(b)に示すように、上記した電流値を中心としたサイン波としている。図5(b)には、図20(a)に示した光軸中心にθ回転した場合と、これと回転角度の大きさが同じで逆向き、即ち、−θ回転、さらにθあるいは−θをそれぞれさらに180°回転させた、θ+180°回転、あるいは−θ−180°回転した場合における電流値を示している。
【0048】
θ回転時のコイル電流の中心値は、前記したように、Y方向、X方向でそれぞれIyc,Ixcである。図2で説明したように、位置検出手段13、ヨーイング駆動制御手段12x、ピッチング駆動制御手段12yは、L2レンズ群を駆動制御するための帰還制御ループを形成している。図4(c)のようにθ回転した場合、L2レンズ群は自重により、−X方向、−Y方向に変位するため、L2レンズ群を所定位置に変位させるためには、自重とは逆向きの+X方向、+Y方向に駆動する必要がある。このため、θ回転時の電流値は図5(b)に示したようになる。
【0049】
次に、−θ回転時のコイル電流の中心値は、Y方向、X方向ともθ回転時と同じIyc,Ixcである。−θ回転した場合、L2レンズ群は自重により+X方向、−Y方向に変位するため、L2レンズ群を所定位置に変位させるためには、自重とは逆向き、即ち、−X方向、+Y方向に駆動する必要がある。このため、X方向のコイル電流の中心値はθ回転時と同じであるが、位相が反対、即ち、180°ずれる。これに対し、Y方向のコイル電流は、中心値、位相ともθ回転時と同じである。
【0050】
次に、θ+180°回転時のコイル電流の中心値も同様に、Y方向、X方向ともθ回転時と同じIyc,Ixcである。θ+180°回転した場合、L2レンズ群は自重により+X方向、+Y方向に変位するため、L2レンズ群を所定位置に変位させるためには、自重とは逆向き、即ち、−X方向、−Y方向に駆動する必要がある。このため、X方向、Y方向ともコイル電流の中心値はθ回転時と同じであるが、向きが反対、即ち位相が180°ずれる。
【0051】
次に、−θ−180°回転時のコイル電流の中心値も同様に、Y方向、X方向ともθ回転時と同じIyc,Ixcである。−θ−180°回転した場合、L2レンズ群は自重により−X方向、+Y方向に変位するため、L2レンズ群を所定位置に変位させるためには、自重とは逆向き、即ち、+X方向、−Y方向に駆動する必要がある。このため、X方向のコイル電流は、中心値、位相ともθ回転時と同じである。これに対し、Y方向のコイル電流の中心値はθ回転時と同じであるが、向きが反対、即ち位相が180°ずれる。
【0052】
このように、撮像装置の傾きおよび向きにより、コイル24x,24yに流れるコイル電流の中心値および位相が定まるため、この中心値および位相を検出することにより、像ぶれ補正機構20、像ぶれ補正機構を搭載したレンズ鏡筒19、さらには撮像装置1の傾きおよび方向を検出することが可能となる。
【0053】
以上のように構成された本実施の形態の撮像装置に関し、以下、その動作を説明する。
【0054】
撮影者が撮影する際には、角速度センサ14x,14yにより撮像装置1に生じる手ぶれを検知し、マイクロコンピュータ2がその手ぶれを打ち消すように指令を与え、ピッチング移動枠21のコイル24x,24yにそれぞれ外部の回路から電流を供給すると、アクチュエータ29x,29yにより形成された磁気回路により、ピッチング移動枠21は、光軸Zと直角な2方向X,Y軸のなす平面内を移動する。またピッチング移動枠21の位置を受光素子31により検出するため、高精度な位置検出を行うことができる。即ち、像ぶれ補正機構20によりL2レンズ群を光軸と直交する平面内を移動させることにより、撮像光学系3を介して撮像素子4に入射する画像の補正を行うことができ、手ぶれを抑制した良好な画像を撮影することが可能となる。
【0055】
次に撮像装置の撮影時における傾きおよび向きの検出方法について、撮影者が図19(a)に示す状態にて、低い建物など横長の被写体を、撮像装置の通常姿勢で撮影する場合を説明する。撮像装置1の傾きおよび向きについては、ヨーイング電流値検出手段17x、ピッチング電流値検出手段17yの検出値により判断する。この姿勢(0゜姿勢)で撮影した場合、ヨーイング電流値検出手段17x、ピッチング電流値検出手段17yにより、像ぶれ補正機構20のコイル24xに流れる電流の中心値がIxa、コイル24yに流れる電流の中心値がIyaということがわかる。位相については、L2レンズ群の自重が−Y方向にかかるため、Iyaの位相は+Y方向となる。一方、Ixaは、L2レンズ群の自重がかからないため、位相は手ぶれ状態により決定する。Ixaはコイル24xに流れる最小値であるため、この場合は、Ixaの位相がいずれであっても、Iyaの中心値および向きが分かれば、撮像装置1の傾きおよび向きは判断できる。
【0056】
その結果、マイクロコンピュータ2は、撮像装置1の傾きおよび向きを判断する。この状態でシャッターボタン35を押すことにより、被写体を撮影することができ、その撮影画像は画像記録手段11に記録される。この撮影画像は、途中、画像信号回転手段61、画像信号切り出し手段62を通るが、撮像装置1が0°姿勢であるため、ここでの画像データへの処理は行わない。この記録される撮影画像は、通常の画像データである。
【0057】
次に撮影者が図20(a)に示す状態にて、低い建物など横長の被写体を、撮像装置を通常姿勢から光軸中心にθ回転させた姿勢で撮影する場合を説明する。撮像装置1の傾きおよび向きについては、ヨーイング電流値検出手段17x、ピッチング電流値検出手段17yの検出値により判断する。この姿勢(θ姿勢)で撮影した場合、ヨーイング電流値検出手段17x、ピッチング電流値検出手段17yにより、像ぶれ補正機構20のコイル24xに流れる電流の中心値がIxc、位相が+X方向、コイル24yに流れる電流の中心値がIyc、位相が+Y方向ということがわかる。マイクロコンピュータ2は、電流値IxcおよびIycの中心値および位相から、撮像装置1の傾きおよび向きを判断する。この状態でシャッターボタン35を押すことにより、被写体を撮影することができ、その撮影画像は画像記録手段11に記録される。この記録される撮影画像は、撮像素子4から出力された段階では、被写体がθだけ傾いた画像データであるが、撮像装置1がθ姿勢で撮影したので、画像信号回転手段61が、その撮影画像をθと逆の向き、即ち、−θだけ回転させて出力する。しかし、この状態では図6に示すように画像データに空白領域が付加され、見栄えが悪いため、画像信号切り出し手段62が、先ほどの画像データから、記録する修正画像にトリミングし、出力する。その後、画像記録制御手段10の制御に基づき、フレームメモリ9から出力する。
【0058】
次に撮影者が、図21(a)に示す状態にて、高い建物など縦長の被写体を撮影する場合を説明する。撮像装置1の傾きおよび向きについては、ヨーイング電流値検出手段17x、ピッチング電流値検出手段17yの検出値により判断する。この姿勢(90゜姿勢)で撮影した場合、ヨーイング電流値検出手段17x、ピッチング電流値検出手段17yにより、像ぶれ補正機構20のコイル24xに流れる電流の中心値がIxb、コイル24yに流れる電流の中心値がIybということがわかる。位相については、図4(b)を参照すると、L2レンズ群の自重が−X方向にかかるため、Ixbの位相は+X方向となる。一方、Iybは、L2レンズ群の自重がかからないため、位相は手ぶれ状態により決定する。Iybはコイル24yに流れる最小値であるため、この場合は、Iybの位相がいずれであっても、Ixbの中心値および向きが分かれば、撮像装置1の傾きおよび向きは判断できる。
【0059】
その結果、マイクロコンピュータ2は、撮像装置1の傾きおよび向きを判断する。この状態でシャッターボタン35を押すことにより、被写体を撮影することができ、その撮影画像は画像記録手段11に記録される。この記録される撮像画像は、撮像素子4から出力された段階では、被写体が90°だけ傾いた画像データであるが、撮像装置1が90°姿勢で撮影したため、画像信号回転手段61が、その撮影画像を−90°回転させて出力する。この−90°回転させた画像データには、先に説明したθ姿勢の場合とは異なり、画像データに空白領域が付加されないため、画像信号切り出し手段62は、画像データに処理を行わずに出力する。その後、画像記録制御手段10の制御に基づき、フレームメモリ9から出力する。
【0060】
次に撮影者が、高い建物など縦長の被写体を、撮像装置を通常姿勢から光軸中心に90°+θ回転させた姿勢で撮影する場合を説明する。撮像装置1の傾きおよび向きについては、ヨーイング電流値検出手段17x、ピッチング電流値検出手段17yの検出値により判断する。撮像装置1の傾き及び向きの検出方法は、先の説明と同様であるので、説明は省略する。
【0061】
マイクロコンピュータ2は、撮像装置1の傾きおよび向きを判断する。この状態でシャッターボタン35を押すことにより、被写体を撮影することができ、その撮影画像は画像記録手段11に記録される。図7で示すように、この記録される撮像画像は、撮像素子4から出力された段階では、被写体が90°+θだけ傾いた画像データであるが、撮像装置1が90°+θ姿勢で撮影したため、画像信号回転手段61が、その撮影画像を−(90°+θ)回転させて出力する。しかし、この状態では画像データに空白領域が付加され、見栄えが悪いため、画像信号切り出し手段62が、先ほどの画像データから、修正画像にトリミングし、出力する。その後、画像記録制御手段10の制御に基づき、フレームメモリ9から出力する。
【0062】
以上のようにこの第1の実施の形態によれば、像ぶれ補正機構を搭載したことにより、手ぶれのない良好な画像を撮影することができる。さらにアクチュエータの駆動電流値検出手段により、撮像装置の撮影時の傾きおよび向きを検出することが可能となるため、被写体と撮影画像の上下左右が一致するように回転させて、さらに不要な空白領域をトリミングして撮影画像を見栄え良く記録することができる。
【0063】
その結果、別途表示装置などにて撮影画像を表示する際、撮影者が使用した撮像装置の姿勢に左右されることなく、且つ撮影画像をパーソナルコンピュータ等の外部機器で回転させるなどの特別な操作も必要なく、被写体本来の姿勢にて撮影画像を表示することができる。
【0064】
なお本実施の形態において、回転角度検出手段としてヨーイング電流値検出手段、ピッチング電流値検出手段を用いると説明したが、像ぶれ補正機構を搭載していない撮像装置においては、別途、角度センサ等を取り付けることにより、本実施の形態と同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0065】
また、本実施の形態において、撮像装置の傾きおよび向きに応じて撮影画像を回転させ、さらにトリミングして画像データを記録すると説明したが、加工する前の撮影画像を撮影者の選択により別途記録できるよう、選択手段を設けても良い。
【0066】
また、本実施の形態において、撮像装置が90°+θ姿勢時に、撮影画像を−(90°+θ)だけ回転させると説明したが、一般に表示装置は横長であるため、表示装置の表示部が回転可能な構成となっているような表示装置で、画像データを大きく表示するために、撮影者の選択により−(90°+θ)ではなく、−θだけ回転できるよう、選択手段を設けても良い。
【0067】
また、本実施の形態において、θ回転時には画像を−θ回転させると説明したが、θが例えば±3°以内のように小さい場合、撮影者の選択により撮影画像の回転あるいはトリミングを行わないよう、選択手段を設けても良い。
【0068】
また、撮像装置の回転角度が90°の整数倍の場合、画像データを回転角度に応じて回転させても処理された画像データに空白領域が付加されないため、その後のトリミング処理を省略しても良い。
【0069】
また、本実施の形態において、θ回転時には画像を−θ回転させると説明したが、撮影者が意図してθ回転させた構図を選択した場合、撮影者の選択により撮影画像の回転あるいはトリミングを行わないよう、選択手段を設けても良い。
【0070】
また、本実施の形態において、画像データのトリミングは、空白領域を削除すると説明したが、空白領域を完全に削除するだけではなく、撮影者の必要に応じてトリミング範囲を決定できるよう、画像切り出し範囲選択手段を設けても良い。
【0071】
また、本実施の形態において、撮影画像については、静止画について説明したが、動画、あるいは簡易動画等についても、同様に対応することができる。
【0072】
また撮像装置の形状は、本実施の形態で説明したものに限るものではない。
【0073】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態について、図8、図9を用いて説明する。図8は、本実施の形態における撮像装置のハードウェア構成図である。図9は、本実施の形態における、撮影画像ならびに回転角度信号ならびに表示範囲信号の記録形態を説明する図である。なお、これまで説明したものは同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0074】
デジタル信号処理手段8から出力された撮影画像に対し、回転角度信号処理手段63は、ヨーイング電流値検出手段17xおよびピッチング電流値検出手段17yにて検出された撮像装置1の撮影時の光軸中心の回転角度および向きを判別する回転角度信号102を付加し、出力する。次に、表示範囲信号処理手段64は、画像データに、画像データの表示範囲を判別する表示範囲信号103を付加し、フレームメモリ9に出力する。フレームメモリ9に記憶された画像ファイルは、画像記録制御手段10により、画像ファイル101として画像記録手段11に出力される。
【0075】
ここで、回転角度信号102は、1回転、即ち360°を8bit、即ち256段階で表した数値であり、約1.4°/bitの分解能となる。また、表示範囲信号103は、表示画像範囲の左上画素の座標と、右下画素の座標を12bitで表した数値である。例えば、X×Y画素の画像を全て表示範囲に入れる場合、左上画素の座標は(0,0)と表現し、右下画素の座標は(X,Y)と表現する。この表示範囲信号103は、最大4096×4096画素の大きさの撮影画像まで対応できる。
【0076】
以上のように構成された本実施の形態の撮像装置に関し、以下、その動作を説明する。
【0077】
撮影者が、図20(a)に示すように、撮像装置を光軸中心にθ回転させた姿勢にて撮影する場合を説明する。撮像装置1の姿勢については、第1の実施の形態にて説明したように、像ぶれ補正機構20のコイル24x,24yに流れる電流の中心値および位相にて検出する。この状態でシャッターボタン35を押すことにより、被写体を撮影することができ、その撮影画像は画像記録手段11に記録される。この際、回転角度信号処理手段63は、デジタル信号処理手段8から出力された画像信号に、撮像装置1の撮影姿勢がθ姿勢であったことを示す回転角度信号102を付加し、表示範囲信号処理手段64は、撮影画像の表示範囲を判別する表示範囲信号103を付加する。この回転角度信号102および表示範囲信号103は、例えば画像信号のヘッダー、あるいはフッター部分に記録する。
【0078】
以上のようにこの第2の実施の形態によれば、撮像装置の撮影姿勢を検出し、撮影画像に回転角度信号および表示範囲信号を一緒に記録することができる。その結果、別途表示装置にて撮影画像を表示する際、撮影画像に記録された回転角度信号および表示範囲信号に基づいて表示方法を制御することにより、撮影者が使用した撮像装置の姿勢に左右されることなく、且つ撮影画像をパーソナルコンピュータ等の外部機器で回転させるなどの特別な操作も必要なく、被写体本来の姿勢にて撮影画像を表示することができる。
【0079】
なお本実施の形態においては、撮影画像、回転角度信号102、表示範囲信号103を同一の画像ファイル101に記録すると説明したが、図10に示すように、回転角度信号102および表示範囲信号103は、撮影画像とは別に画像制御ファイル106に記録し、撮影画像には、画像制御ファイル106と関連付けるためのリンク信号105を付加し、画像ファイル104として記録しても良い。この方法であれば、連写のように同じ撮影姿勢で複数枚撮影する場合、画像ファイル104毎に個別の画像制御ファイル106を用意する必要はなく、画像制御ファイル106は1つだけ持ち、画像制御ファイル106に関連付けるリンク信号105を付加した画像ファイル104だけを記録すれば良く、全体の記録データ量を削減することが可能となる。
【0080】
また、逆にリンク信号105は画像ファイル104ではなく、画像制御ファイル106に記録しても良い。この場合、画像ファイル104には撮影画像のみが存在するので、パーソナルコンピュータ等で別の画像加工をする場合、扱いが容易である。この場合、新しい画像ファイル104が記録されるたびに、画像制御ファイル106内のリンク信号105に新しいリンク信号105を追加する。
【0081】
また、上記実施形態では、撮像装置側で、既に回転角度検出および表示範囲設定を行った状態の画像信号を出力し、テレビ等の表示装置に入力している場合について説明したが、かかる構成とすることにより、表示装置側で、画像信号の回転角度検出あるいは表示範囲設定に関して何らの対応もなされていない場合でも被写体本来の姿勢にて表示が可能となるものである。
【0082】
もっとも、回転角度信号あるいは表示範囲信号を読み取り、制御する機能が表示装置側にあってもよいのは言うまでもない。かかる構成の場合、表示装置の表示部が使用者に対してどういう姿勢にあるかによって自動的に表示方法を変更することもできる。即ち、表示装置の表示部が回転可能な構成となっており、例えば使用者に対して、通常状態から光軸中心に90°回転した状態にあるような場合は、撮像装置側から送出された画像信号に付随した回転角度信号を読み取り、上記で説明した画像回転角度に対しさらに90°回転させ、自動的に最適な表示姿勢で表示させることが可能となる。
【0083】
特に、表示装置がパーソナルコンピュータ等の多機能を有する装置の場合は撮像装置側から送出される画像信号には回転角度信号および表示範囲信号が付加されてさえいれば、自動的に最適な姿勢で表示することが可能となる。
【0084】
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態について、図11、図12を用いて説明する。図11は本実施の形態における撮像装置のハードウェア構成図、図12は撮影画像の表示方法を説明する図である。なおこれまでに説明したものは同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0085】
画像記録手段11に記録された撮影画像は、画像表示制御手段32により、フレームメモリ45を介して、撮像装置1に搭載された液晶モニタ等の表示装置33に表示される。
【0086】
以上のように構成された本実施の形態の撮像装置に関し、以下、その動作を説明する。
【0087】
撮影者が図20(a)に示す状態にて、低い建物など横長の被写体を、撮像装置を通常姿勢から光軸中心にθ回転させた姿勢で撮影した場合の撮影画像の表示方法について説明する。第2の実施の形態にて説明したように、この姿勢にて撮影された撮影画像には、回転角度信号処理手段63にて撮影姿勢がθ姿勢であったことを示す回転角度信号102が、また表示範囲信号処理手段64にて表示範囲を判別する表示範囲信号103が付加されて、画像記録手段11に記録されている。
【0088】
この撮影画像を、撮像装置1に搭載された表示装置33に表示させる場合には、表示ボタン34を押し、希望の撮影画像を選択することにより表示可能となる。
【0089】
この際、画像表示制御手段32は、表示させる撮影画像に記録された回転角度信号102および表示範囲信号103に基づき、撮影画像の表示方法を制御する。即ち、この撮影画像は、θ姿勢で撮影されたものであるため、回転角度信号102に基づき画像データを−θだけ回転させた後、表示範囲信号103に基づきトリミングすることにより、図12(a)に示すように、被写体と撮影画像の傾きおよび向きが一致した状態にて表示される。
【0090】
次に撮影者が図21(a)に示す状態にて、高い建物など縦長の被写体を撮影した場合の表示方法について説明する。これも第2の実施の形態にて説明したように、この姿勢にて撮影された撮影画像には、撮影姿勢が90°姿勢であったことを示す回転角度信号102および表示範囲を判別する表示範囲信号103が付加されて、画像記録手段11に記録されている。
【0091】
この撮影画像を、撮像装置1に搭載された表示装置33に表示させる場合には、表示ボタン34を押し、希望の記録画像を選択することにより表示可能となる。
【0092】
この際、画像表示制御手段32は、表示させる撮影画像に記録された回転角度信号102および表示範囲信号103に基づき、撮影画像の表示方法を制御する。即ち、この撮影画像は、90゜姿勢で記録されたものであるため、図12(b)に示すように、撮影画像を−90°回転させることにより、被写体と撮影画像の傾きおよび向きが一致した状態にて表示される。
【0093】
これは先に説明した回転角度θが90°となっただけのことであり、特別な処理をする必要がない。ただし、90°姿勢の場合、撮影画像を−90°回転させても、空白領域は発生しないため、表示範囲信号103は、画像データ全体を表示する信号となる。
【0094】
以上のように、この第3の実施の形態によれば、撮影画像を表示させる場合、撮影画像に記録された回転角度信号および表示範囲信号に基づいて表示方法を制御することにより、撮影者が使用した撮像装置の姿勢に左右されることなく、且つ撮影画像によって撮像装置を回転させるなどの無駄な操作が必要もなく、撮像装置の通常の使用状態にて撮影画像を見栄え良く表示することができる。
【0095】
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態について、図13〜図15を用いて説明する。図13は本実施の形態における撮像装置のハードウェア構成図、図14は撮像装置と外部の表示装置との接続状態を示す図、図15は外部の表示装置に表示される撮影画像を示す図である。なお、これまで説明したものは同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0096】
画像記録手段11に記録された撮影画像は、画像信号出力制御手段46により、フレームメモリ45を介して、撮像装置1に搭載された画像信号出力手段37を通して外部に出力される。この画像信号出力手段37には、映像ケーブル38を介して、テレビ等の外部の表示装置39に接続することにより、撮像装置の撮影画像を表示させることができる。
【0097】
以上のように構成された本実施の形態の撮像装置に関し、以下、その動作を説明する。
【0098】
撮影者が図20(a)に示す状態にて、低い建物など横長の被写体を、撮像装置を通常姿勢から光軸中心にθ回転させた姿勢で撮影した場合の撮影画像の表示方法について説明する。第2の実施の形態にて説明したように、この姿勢にて撮影された撮影画像には、撮影時に撮像装置1がθ姿勢であったことを示す回転角度信号102および表示範囲信号103が付加され、画像記録手段11に記録されている。
【0099】
この撮影画像を、撮像装置1に接続された外部の表示装置39に表示させる場合には、表示ボタン34を押し、希望の記録画像を選択することにより表示可能となる。
【0100】
この際、画像信号出力制御手段46は、表示させる撮影画像に記録された回転角度信号102および表示範囲信号103に基づき、画像信号の出力方法を制御する。即ち、図20(a)に示す姿勢で撮影された、この撮影画像は、外部の表示装置39には、図15(a)に示すように、被写体が本来の姿勢にて表示される。
【0101】
撮影者が図21(a)に示す状態にて、高い建物など横長の被写体を、撮像装置を通常姿勢から光軸中心に90°回転させた姿勢で撮影した場合の撮影画像の表示方法について説明する。先の説明と同様に、この姿勢にて撮影された撮影画像には、撮影時に90°姿勢であったことを示す回転角度信号102および表示範囲信号103が付加され、画像記録手段11に記録されている。
【0102】
この撮影画像を、撮像装置1に接続された外部の表示装置39に表示させる場合には、表示ボタン34を押し、希望の記録画像を選択することにより表示可能となる。
【0103】
この際、画像信号出力制御手段46は、表示させる撮影画像に記録された回転角度信号102および表示範囲信号103に基づき、画像信号の出力方法を制御する。即ち、図21(a)に示す姿勢で撮影された、この撮影画像は、外部の表示装置39には、図15(b)に示すように、被写体が本来の姿勢にて表示される。
【0104】
以上のように第4の実施の形態によれば、外部の表示装置にて撮影画像を表示させる場合、撮影画像に記録された回転角度信号および表示範囲信号に基づいて映像信号を出力することにより、撮影者が使用した撮像装置の姿勢に左右されることなく、本来の被写体の姿勢にて表示装置に表示できる。
【0105】
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態について、図16、図17を用いて説明する。図16は本実施の形態における撮像装置と表示装置間の撮影画像の受け渡し方法を説明する図、図17は表示装置のハードウェア構成図である。なお、これまで説明したものは同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0106】
メモリカードなどの記録メディア42を、撮像装置1に設けられた記録メディア挿入手段41に挿入することにより、撮影画像を書き込む。この記録メディア42に書き込まれた撮影画像は、記録メディア42をパーソナルコンピュータ43に内蔵された記録メディア挿入手段44に挿入することにより、受け渡しが完了する。記録メディア42内の撮影画像は、フレームメモリ48を介し、画像表示制御手段47、例えばパーソナルコンピュータ43に予めインストールされている画像処理ソフトにより処理することにより、表示手段49に撮影画像を表示させることができる。
【0107】
以上のように構成された本実施の形態の表示装置に関し、以下、その動作を説明する。
【0108】
撮影者が図20(a)に示す状態にて、低い建物など横長の被写体を、撮像装置を通常姿勢から光軸中心にθ回転させた姿勢で撮影した場合の撮影画像の表示方法について説明する。第2の実施の形態にて説明したように、この姿勢にて撮影された撮影画像には、撮影時に撮像装置1がθ姿勢であったことを示す回転角度信号102および表示範囲信号103が付加されて、記録メディア42に記録されている。
【0109】
この撮影画像を、表示手段49に表示させる場合には、画像表示制御手段47により希望の撮影画像を選択することにより表示可能となる。
【0110】
この時、画像表示制御手段47は、記録メディア42から撮影画像を読み出す際に、回転角度信号102および表示範囲信号103も同時に読み出す。
【0111】
よって画像表示制御手段47は、表示させる撮影画像に記録された回転角度信号102および表示範囲信号103に基づき、撮影画像の表示方法を制御する。即ち、この撮影画像は図20(a)に示すようにθ姿勢で撮影されたものであるが、図15(a)に示すように被写体が本来の姿勢にて表示される。
【0112】
つまり被写体と撮影画像との傾きおよび向きが一致した状態で、表示手段49に表示されるため、被写体が傾いて表示されて見栄えが悪いなどの問題が生じなくなる。また画像処理ソフトを用いて、撮影画像を回転させるなどの特別な操作も不必要となる。
【0113】
以上のように、この第5の実施の形態によれば、記録メディアを介して、パーソナルコンピュータ等と撮影画像の受け渡しを容易にすることができ、なおかつ撮影画像をパーソナルコンピュータ等にて表示する場合、予めインストールされた画像処理ソフトが、撮影画像に記録された回転角度信号および表示範囲信号に基づいて表示方法を制御することにより、撮影者が使用した撮像装置の姿勢に左右されることなく、本来の被写体の姿勢にて表示装置に表示できる。
【0114】
なお表示装置は、パーソナルコンピュータに限定されるものではなく、例えばモニタを搭載したプリンタなどに適応できることは言うまでもない。また記録メディアは、カード、光ディスク、ハードディスクなど、一つに限定されるものではない。
【0115】
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態について、図18を用いて説明する。図18は本実施の形態における像ぶれ補正装置のハードウェア構成図である。なお、これまで説明したものは同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0116】
撮像装置には、撮像装置の通常姿勢からの光軸中心の回転角度が所定範囲、一例として±3°を超えた場合にマイクロコンピュータ2の命令により動作するスピーカ等の角度超過警告手段50を備えている。
【0117】
以上のように構成された本実施の形態の撮像装置に関し、以下、その動作を説明する。
【0118】
撮影者が図20(a)に示す状態にて、撮像装置を通常姿勢から光軸中心にθ回転させた姿勢で撮影する場合を説明する。撮像装置1の姿勢については、第1の実施の形態にて説明したように、ヨーイング電流値検出手段17x、ピッチング電流値検出手段17yにより、像ぶれ補正機構20のコイル24x,24yに流れる電流の中心値および位相にて検出する。ここで撮影姿勢がθであることを検出するが、このθが予め定めた回転角度範囲、±3°を超えた場合、マイクロコンピュータ2の命令により角度超過警告手段50を動作させ、警告音を発生することにより、撮像装置1が±3°以上に回転していることを撮影者に警告する。撮影者がこの警告により、撮像装置1の傾きを±3°以内に抑えると、ヨーイング電流値検出手段17x、ピッチング電流値検出手段17yにより、撮像装置1の回転角度が±3°以内であることを検出するため、マイクロコンピュータ2により、角度超過警告手段50は動作を停止する。本実施の形態によれば、撮影者は被写体の撮影画像に対する傾きを最小限に抑えた画像を撮影することが可能となる。
【0119】
次に、撮影者が図21(a)に示すように、撮像装置を通常姿勢から光軸中心に90°回転させた姿勢で撮影する場合を説明する。高い建物など縦長の被写体を撮影する場合、被写体を大きく撮影するために、図21(a)に示すように、意図的に撮像装置を通常姿勢から光軸中心に90°回転させる場合が多い。このため、撮像装置の通常姿勢からの回転角度θが90°である場合には、撮影者の意図であると判断し、角度超過警告手段50は動作させない。即ち、前記90°姿勢に対する光軸中心の回転角度をθ2とすると、θ2が予め定めた回転角度範囲内、±3°以内にある場合、角度超過警告手段50は動作させない。
【0120】
なお、本実施の形態においては、角度超過警告手段はスピーカ等であると説明したが、撮影者が認識可能な手段であれば良く、スピーカ等の音声出力手段だけではなく、警告情報を画面に表示する画像出力手段、あるいはLED等を発光させる発光手段、あるいは撮像装置を振動させる振動手段、あるいはこれらの手段の組合せであっても良い。
【0121】
また、本実施の形態において、シャッターボタン35を半押しすることによりフォーカスロックするような撮像装置においては、角度超過警告手段50を動作させるタイミングは、シャッターボタン35を半押しした時でも良い。また、撮像装置が撮影可能な状態にある間、常に角度超過警告手段50を動作させても良い。
【0122】
また、本実施の形態においては、撮像装置を通常姿勢あるいは90°姿勢に保つ例で説明したため、撮像装置が−90°姿勢の場合、角度超過警告手段50は動作する。しかし、高い建物など縦長の被写体を撮影する場合に、−90°姿勢で撮影する場合も少なくない。このため、撮像装置を−90°姿勢で保持するのも撮影者の意図であると判断し、前記−90°姿勢に対する光軸中心の回転角度をθ3とすると、θ3が予め定めた回転角度範囲内、±3°以内にある場合、角度超過警告手段50を動作させないよう、構成しても良い。
【0123】
【発明の効果】
以上のように、本発明の撮像装置によれば、前記画像回転手段による画像の回転角度が90度の整数倍でない場合、前記画像回転手段を経た前記撮影画像に空白領域が含まれないようにトリミング処理を施す画像信号切り出し手段と、前記画像信号切り出し手段を経た前記撮影画像を記録する画像記録手段とを搭載したことにより、不要な空白領域をトリミングして撮影画像を見栄え良く記録することができるという顕著な効果が得られる。
【0127】
また、本発明の撮像装置によれば、撮像装置の光軸中心の回転角度が所定範囲を超えたときに、撮影者に撮像装置が傾いていることを警告するため、撮影前に撮影者に知らせることができ、被写体と撮影画像の傾きおよび向きが所定範囲内に収まるように撮影することが容易にできるという顕著な効果が得られる。
【0128】
また、本発明の撮像装置によれば、記録メディアを介して、パーソナルコンピュータ等と撮影画像の受け渡しを容易にすることができる。さらに撮影画像をパーソナルコンピュータ等にて表示する場合、予めインストールされた画像処理ソフトが、撮影画像に記録された回転角度信号に基づいて表示方法を制御することにより、撮影者が使用した撮像装置の姿勢に左右されることなく、かつ撮影画像を回転させるなどの特別の操作も必要なく、本来の被写体の姿勢にて表示できるという顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における撮像装置のハードウェア構成図
【図2】第1の実施の形態における像ぶれ補正装置のハードウェア構成図
【図3】第1の実施の形態における像ぶれ補正機構を示す分解斜視図
【図4】第1の実施の形態における像ぶれ補正機構の傾きおよび向きを示す図
【図5】第1の実施の形態におけるアクチュエータに流れる電流の中心値および位相を示す図
【図6】第1の実施の形態における撮影画像データの回転ならびに画像表示範囲の切り出しの一例を説明する図
【図7】第1の実施の形態における90°近傍に回転させた撮影画像データの回転ならびに画像表示範囲の切り出しの一例を説明する図
【図8】第2の実施の形態における撮像装置のハードウェア構成図
【図9】第2の実施の形態における、撮影画像ならびに回転角度信号ならびに表示範囲信号の記録形態を説明する図
【図10】第2の実施の形態における、撮影画像ならびに回転角度信号ならびに表示範囲信号の別の記録形態を説明する図
【図11】第3の実施の形態における撮像装置のハードウェア構成図
【図12】第3の実施の形態における撮影画像の表示方法を説明する図
【図13】第4の実施の形態における撮像装置のハードウェア構成図
【図14】第4の実施の形態における撮像装置と外部の表示装置との接続状態を示す図
【図15】第4の実施の形態における外部の表示装置に表示される撮影画像を示す図
【図16】第5の実施の形態における撮像装置と表示装置間の撮影画像の受け渡し方法を説明する図
【図17】第5の実施の形態における表示装置のハードウェア構成図
【図18】第6の実施の形態における像ぶれ補正装置のハードウェア構成図
【図19】従来の撮像装置における通常の撮影姿勢ならびに撮影画像の表示方法を示す図
【図20】図19の撮影姿勢に対し光軸中心にθ回転させた撮影姿勢ならびに撮影画像の表示方法を示す図
【図21】図19の撮影姿勢に対し光軸中心に90゜回転させた撮影姿勢ならびに撮影画像の表示方法を示す図
【符号の説明】
1 撮像装置
2 マイクロコンピュータ
3 撮像光学系
4 固体撮像素子(CCD)
5 CCD駆動制御手段
6 アナログ信号処理手段
7 A/D変換手段
8 デジタル信号処理手段
9 フレームメモリ
10 画像記録制御手段
11 画像記録手段
12x ヨーイング駆動制御手段
12y ピッチング駆動制御手段
13 位置検出手段
14x,14y 角速度センサ
15x,15y A/D変換手段
16x,16y D/A変換手段
17x ヨーイング電流値検出手段
17y ピッチング電流値検出手段
19 レンズ鏡筒
20 像ぶれ補正機構
21 ピッチング移動枠
22 ヨーイング移動枠
23a,23b ピッチングシャフト
24x,24y コイル
25 固定枠
26a,26b ヨーイングシャフト
27x,27y マグネット
28x,28y ヨーク
29x,29y アクチュエータ
30 発光素子
31 受光素子
32 画像表示制御手段
33 表示装置
34 表示ボタン
35 シャッターボタン
37 画像信号出力手段
38 映像ケーブル
39 外部の表示装置
41 記録メディア挿入手段
42 記録メディア
43 パーソナルコンピュータ
44 記録メディア挿入手段
45 フレームメモリ
46 画像信号出力制御手段
47 画像表示制御手段
48 フレームメモリ
49 表示手段
50 角度超過警告手段
61 画像信号回転手段
62 画像信号切り出し手段
63 回転角度信号処理手段
64 表示範囲信号処理手段
101 画像ファイルの第1の形態
102 回転角度信号
103 表示範囲信号
104 画像ファイルの第2の形態
105 リンク信号
106 画像制御ファイル
L2 補正レンズ群

Claims (3)

  1. 撮像素子と、
    前記撮像素子上に被写体像を結像させる撮影レンズと、
    前記撮影レンズの光軸を中心とした正方向あるいは負方向の任意の撮像装置自体の回転角度を、撮像装置自体の所定の姿勢を基準として導出する回転角度検出手段と、
    前記回転角度検出手段の回転角度検出信号に応じて前記撮像素子から読み出された撮影画像を回転させる画像回転手段と、
    前記画像回転手段による画像の回転角度が90度の整数倍でない場合、前記画像回転手段を経た前記撮影画像に空白領域が含まれないようにトリミング処理を施す画像信号切り出し手段と、
    前記画像信号切り出し手段を経た前記撮影画像を記録する画像記録手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記画像信号切り出し手段は、撮影画像領域の長辺方向とトリミング処理後の画像の領域の長辺方向とのなす角が、前記画像回転手段により回転した角度と等しくなるようにトリミング処理を施す、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 撮影者がトリミング範囲を決定する画像切り出し範囲選択手段をさらに備える、
    請求項1または2に記載の撮像装置。
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