JP4353776B2 - 自動変速機の制御方法 - Google Patents

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本発明は自動変速機の変速制御方法、特にマニュアル切替手段によってパワーオフダウンシフトを指令し、その変速期間中にパワーオンアップシフトが指令された場合における変速制御方法に関するものである。
一般に、自動変速機は車速やスロットル開度などの運転条件に応じて、変速マップから自動的に変速段を決定し、係合要素を係合または解放することにより、変速を行なう。このような自動変速機の場合、変速マップ以外に、スロットル開度(アクセル開度)とエンジン回転数とに基づいて、パワーオン領域とパワーオフ領域とを判別するマップも設定され、パワーオン領域かパワーオフ領域かによって係合要素の過渡制御の仕方を変えている。
図6の(a)はアップシフト時のパワーオン/パワーオフの各領域を示すマップであり、図6の(b)はダウンシフト時のパワーオン/パワーオフの各領域を示すマップである。これらマップは個別に設定されており、アップシフト時の境界線はダウンシフト時の境界線より低スロットル側に設定されている。
両マップを合わせると、図6の(c)のように、パワーオンアップ領域とパワーオフダウン領域とが一部で重複している。そのため、点Aの状態ではパワーオンアップシフトとパワーオフダウンシフトの両方が成立し得る。
ところで、自動変速機には、OD(オーバードライブ)スイッチと呼ばれるマニュアル切替手段を備えたものがある。このような自動変速機では、OD(例えば4速)で走行している時にODスイッチをOFFにすると、車速やスロットル開度に関係なく強制的に3速にダウンシフトされる。また、ODスイッチ以外に、Dレンジ状態でアップスイッチ,ダウンスイッチを手動操作することで、任意の変速段を選択する自動変速機もある。
このようなマニュアル切替手段によってダウンシフトとアップシフトとを手動で切り替え可能とした自動変速機では、上記のようなパワーオンアップシフトとパワーオフダウンシフトの両方が成立し得る領域で走行しているとき、マニュアル切替手段によってパワーオフダウンシフトを指令し、その変速期間中にパワーオンアップシフトを指令すると、油圧の応答遅れによる多重変速ショックが発生することがある。
図7はODスイッチのON/OFF切替によって4速から3速へのパワーオフダウンシフトを指令した直後に、3速から4速へのパワーオンアップシフトを指令した場合における、係合要素B1の油圧およびB1制御用電磁弁の指示電流、係合要素C2の油圧およびC2制御用電磁弁の指示電流、タービン回転数の時間変化を示す。なお、係合要素B1は4速で係合、3速で解放され、係合要素C2は4速で解放、3速で係合される。
パワーオフダウンシフトの場合には、時刻t1で変速指令が出てから時刻t2まで係合要素C2のガタ詰めを実施し、時刻t2で係合要素C2に初期圧を出力し、時刻t3から油圧を徐々に上昇させる。一方、係合要素B1については、時刻t1で変速指令が出ると、ほぼ全解放させる。このようにパワーオフダウンシフト時に解放側の係合要素B1の油圧を全解放させるのは、係合側の係合要素C2でタービン回転数を制御する必要上、ダブルクラッチによる引きずりを防止するためである。
時刻t4でパワーオンアップシフトが指令されると、係合要素C2の油圧はほぼドレーンされ、係合要素B1の油圧を再び上昇させることになる。しかし、係合要素B1の油圧はほぼ全解放状態であったため、次に係合指令が出ても油圧の立ち上がりが遅く、タービン回転数の上昇が遅れる。自動変速機のコントローラはタービン回転数を常時監視しており、タービン回転数が目標とする高速段(ここでは4速)の回転数に近くなると、同期したと判定する。そのため、アップシフト指令時にタービン回転数が低いと、見かけ上、高速段(4速)の回転数に同期したと判定してしまう。
パワーオンアップシフトでは、同期判定時に係合側の係合要素B1の指示電流をスイープ(漸増)させるが、上記のように前段階で係合要素B1の油圧がほぼ全解放状態のため、その油圧上昇に時間がかかる。その結果、エンジンの吹き上がりが発生し、遅れて係合要素B1が係合してショックが発生してしまう。
なお、時刻t5は係合要素B1の係合によるタービン回転数の引込み開始時であり、時刻t6は係合完了指令時である。
特許文献1には、係合要素を解放させる変速途中において、他の変速判断を実行する多重変速に起因する変速ショックを防止する自動変速機の変速制御装置が提案されている。
例えば、係合要素を解放させることにより実行される2速→1速への変速期間中に、1速→2速への変速を行う多重変速が実行されるとき、係合要素の制御圧を設定圧力値に保持しておくことで、多重変速の実行に際して係合要素を再係合させる時の油量変化を少なくし、応答遅れを短縮するものである。
しかし、パワーオフダウンシフトからパワーオンアップシフトへの多重変速においては、引きずり防止のため、パワーオフダウンシフト時に解放側の係合要素B1を全解放させる必要があるため、上記のような係合要素の油圧を所定圧に保持する制御方法を用いることができない。
特開平9−42434号公報
そこで、本発明の目的は、マニュアル切替手段によってパワーオフダウンシフト指令後にパワーオンアップシフトを指令した場合に、係合要素の油圧の追従遅れを解消して、ショックのない変速を実現できる自動変速機の変速制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、パワーオンアップシフト領域とパワーオフダウンシフト領域とが一部で重複するように設定され、マニュアル切替手段によってN(N:2以上の整数)速段からN−1速段へのダウンシフトとN−1速段からN速段へのアップシフトとが手動で切り替え可能とされ、N速段からN−1速段へのダウンシフト時に第1の係合要素を全解放するとともに第2の係合要素を係合させ、N−1速段からN速段へのアップシフト時に第1の係合要素を係合させるとともに第2の係合要素を解放する自動変速機において、上記マニュアル切替手段によってN速段からN−1速段へのパワーオフダウンシフトの変速期間中にN−1速段からN速段へのパワーオンアップシフトが指令されたことを検出する工程と、上記パワーオンアップシフト指令時の入力回転数がN速段における入力回転数の近傍にあるとき、同期判定を行う工程と、上記同期判定時における第1の係合要素の油圧と通常の係合初期圧とを比較する工程と、上記同期判定時における第1の係合要素の油圧が通常の係合初期圧より低いとき、強制的に上記通常の係合初期圧以上の所定の係合初期圧を第1の係合要素に供給すると共に、当該所定の係合初期圧から引き続いて上記第1の係合要素の油圧を漸増させる工程と、を有する自動変速機の制御方法を提供する。
パワーオフダウンシフトが開始されると、第1の係合要素を全解放させ、第2の係合要素の係合を開始する。ところが、第2の係合要素の係合が殆ど開始しない内にパワーオンアップシフトが指令されると、第1の係合要素の油圧の立ち上がりが遅れるため、エンジンの吹き上がりが発生し、遅れて第1の係合要素が係合してショックが発生してしまう。
そこで、本発明では、パワーオンアップシフトが指令され、同期判定が行われた時に、同期判定時における第1の係合要素の油圧と通常の係合初期圧とを比較し、第1の係合要素の油圧が通常の係合初期圧より低い場合には、強制的に所定の係合初期圧を第1の係合要素に供給する。これにより、第1の係合要素の油圧が速やかに立ち上がり、エンジンの吹き上がりが抑制され、遅れて第1の係合要素が係合することによるショックの発生を抑制できる。
本発明において、係合初期圧とは、係合要素が係合を開始するための油圧であり、係合要素のピストンがクラッチプレートを押す最小油圧のことである。
第1の係合要素の油圧が通常の係合初期圧より低い場合に強制的に第1の係合要素に供給する係合初期圧は、通常の係合初期圧と同圧としてもよいが、これより若干高目の油圧としてもよい。
上記説明では、同期判定時における第1の係合要素の油圧が通常の係合初期圧より低い場合に強制的に所定の係合初期圧を第1の係合要素に供給するとしたが、係合要素の油圧をセンサなどで逐一測定し、この油圧を制御因子とするのは困難である。そこで、実際には、同期判定時における第1の係合要素の油圧制御用電磁弁への指示電流(または指示デューティ比)が、通常の係合初期圧に相当する指示電流より低い場合に、強制的に所定の係合初期圧に相当する指示電流を出力するのがよい。電磁弁への指示電流と係合要素の油圧とはほぼ対応しているからである。
以上のように、本発明によれば、マニュアル切替手段によってパワーオフダウンシフトが指令され、その変速期間中にパワーオンアップシフトが指令された場合に、同期判定時における第1の係合要素の油圧と通常の係合初期圧とを比較し、第1の係合要素の油圧が通常の係合初期圧より低い場合には、強制的に所定の係合初期圧を第1の係合要素に供給するようにしたので、第1の係合要素の油圧が速やかに立ち上がり、エンジンの吹き上がりが抑制され、遅れて第1の係合要素が係合することによるショックの発生を抑制できる。
以下に、本発明の実施の形態を、実施例を参照して説明する。
図1は本発明にかかる自動変速機を搭載した車両のシステムを示す。
エンジン1の出力は自動変速機2のトルクコンバータ3を経て変速機構4に伝達され、さらに変速機構4は出力軸5を介して車輪(図示せず)に連結されている。自動変速機2はエンジン1によりトルクコンバータ3を介して駆動されるオイルポンプ6を備え、このオイルポンプ6の吐出圧は油圧制御装置7へ送られる。油圧制御装置7は変速制御用の第1〜第3電磁弁21〜23を備えており、これら電磁弁21〜23をATコントローラ20で制御することにより、変速機構4に内蔵されている各種係合要素の油圧を走行状態に応じて制御している。
なお、油圧制御装置7に、変速制御用の3個の電磁弁21〜23の他に、ロックアップクラッチ制御用やライン圧制御用などの別の電磁弁を設けてもよい。
運転席の側部にはP,R,N,Dなどの各レンジに切替可能なシフトレバー24が設けられている。シフトレバー24には、各レンジ位置を検出するシフトポジションセンサ25と、ODスイッチ26とが設けられている。これらセンサ25,26の信号はATコントローラ20に入力される。ATコントローラ20はエンジン回転数、タービン回転数(入力回転数)、スロットル開度(アクセル開度)、車速などの信号も入力される。
ATコントローラ20のメモリには、公知の変速マップのほかに、図6に示すようなパワーオン/パワーオフの判定値マップが格納されている。ATコントローラ20は、上記入力信号と変速マップとによって最適な変速段を選択し、かつパワーオン/オフマップに基づいて上記電磁弁21〜23を制御することで、係合要素の最適な油圧制御を行うことができる。
図2は変速機構4の一例を示す。
変速機構4は、トルクコンバータ3を介してエンジン動力が伝達される入力軸10、係合要素である3個のクラッチC1〜C3および2個のブレーキB1,B2、ワンウエイクラッチF、ラビニヨウ型遊星歯車機構11、差動装置14などを備えている。
遊星歯車機構11のフォワードサンギヤ11aと入力軸10とはC1クラッチを介して連結されており、リヤサンギヤ11bと入力軸10とはC2クラッチを介して連結されている。キャリヤ11cはセンターシャフト15と連結され、センターシャフト15はC3クラッチを介して入力軸10と連結されている。また、キャリヤ11cはB2ブレーキとキャリヤ11cの正転(エンジン回転方向)のみを許容するワンウェイクラッチFとを介して変速機ケース16に連結されている。キャリヤ11cは2種類のピニオンギヤ11d,11eを支持しており、フォワードサンギヤ11aは軸長の長いロングピニオン11dと噛み合い、リヤサンギヤ11bは軸長の短いショートピニオン11eを介してロングピニオン11dと噛み合っている。ロングピニオン11dのみと噛み合うリングギヤ11fは出力ギヤ12に結合されている。出力ギヤ12は中間軸13を介して差動装置14と接続されている。
変速機構4は、クラッチC1,C2,C3、ブレーキB1,B2およびワンウェイクラッチFの作動によって図3のように前進4段、後退1段の変速段を実現している。図3において、●は油圧の作用状態を示している。なお、B2ブレーキは後退時とLレンジの第1速時に係合する。また、図3には第1〜第3電磁弁(SOL1〜SOL3)21〜23の作動状態も示されている。○は通電状態、×は非通電状態を示す。なお、この作動表は定常状態の作動を示している。
第1電磁弁21はB1ブレーキ制御用であり、第2電磁弁22はC2クラッチ制御用であり、第3電磁弁23はC3クラッチ制御用とB2ブレーキ制御用とを兼ねている。第3電磁弁23がC3クラッチ制御用とB2ブレーキ制御用とを兼ねる理由は、B2ブレーキはDレンジでは作動せず、Lレンジのエンジンブレーキ制御とRレンジの過渡制御でのみ使用されるので、Dレンジで作動されるC3クラッチと干渉しないからである。
第1〜第3電磁弁21〜23は微妙な油圧制御を行なう必要があるため、リニアソレノイドバルブまたはデューティソレノイドバルブが用いられるが、ここではリニアソレノイドバルブを使用した。また、この実施例では、第1電磁弁21は常閉型、第2,第3電磁弁22,23は常開型が用いられている。
図4は、ODスイッチ26のON/OFF切替によって4速から3速へのパワーオフダウンシフトを指令した直後に、3速から4速へのパワーオンアップシフトを指令した場合の本発明の変速制御方法の一例を示す。ここで、係合要素B1の油圧およびB1制御用電磁弁21の指示電流、係合要素C2の油圧およびC2制御用電磁弁22の指示電流、タービン回転数の各時間変化を示す。なお、係合要素B1は4速で係合、3速で解放され、係合要素C2は4速で解放、3速で係合される。
時刻t1でパワーオフダウンシフトの変速指令が出てから時刻t2まで、係合要素C2のガタ詰めを実施し、時刻t2で係合要素C2に初期圧を出力し、時刻t3から油圧を徐々に上昇させる。一方、係合要素B1については、時刻t1で変速指令が出ると、B1電流をほぼ0とするので、時刻t4でパワーオンアップシフトが指令された時には、係合要素B1の油圧はかなり低い油圧まで低下しており、係合要素C2の油圧は低い油圧までしか上昇していない。時刻t1〜t4までの動作は、従来と同じである。
次に、時刻t4でパワーオンアップシフトが指令されると、係合要素B1の油圧を再び上昇させることになるが、係合要素B1の油圧はほぼ全解放状態であったため、次に係合指令が出ても油圧の立ち上がりが遅く、タービン回転数の上昇が遅れる。そのため、アップシフト指令とほぼ同時に、見かけ上、高速段(4速)の回転数に同期したと判定してしまう。
そこで、本発明では、同期判定が出た時、同期判定時におけるB1制御用電磁弁21への指示電流を通常の係合初期圧に相当する指示電流と比較し、その指示電流が通常の係合初期圧に相当する指示電流より低い場合に、強制的に所定の係合初期圧に相当する指示電流を出力する。
これによって係合要素B1には即座に係合初期圧が供給される。係合初期圧とは、がた詰め後、係合を開始するための油圧であり、ピストンがクラッチプレートを押す最小油圧のことである。係合初期圧から油圧を漸増させることで、係合要素B1の油圧の立ち上がりが早くなり、エンジンの吹き上がりが抑制され、タービン回転数の急低下によるショックの発生を防止できる。
時刻t5は係合要素B1の係合によるタービン回転数の引込み開始時であり、時刻t6は係合完了指令時である。タービン回転数の引込み開始t5が従来(図7参照)に比べて早くなり、係合完了t6も早くなる。
図5はアップシフト時における係合側係合要素B1の制御の流れの一例を示す。
制御がスタートすると、まずオンアップかどうかを判定し(ステップS1)、オンアップでない場合は、オフアップ制御を実施する(ステップS2)。オンアップであれば、次に多重変速かどうかを判定する(ステップS3)。ここで言う多重変速とは、オンアップ指令の前にオフダウン指令が出され、かつオフダウンの変速期間中にオンアップ指令が出された場合のことである。多重変速でない場合には、ガタ詰めを出力して通常の変速制御を実施する(ステップS4)。多重変速の場合には、同期を検出しているかどうかを判定し(ステップS5)、同期を検出していない場合には、初期圧を出力してから変速制御を継続する(ステップS6)。
同期を検出している場合には、次に係合油圧(電流値)が初期圧以上を出力しているかどうかを判定する(ステップS7)。もし、係合油圧が初期圧以上を出力しているのであれば、現在の電流値からスイープで油圧を上昇させる(ステップS8)。一方、係合油圧が初期圧以上を出力していない場合は、ステップS6と同様に、初期圧を出力してから変速制御を継続する。
上記のように同期を検出した後(ステップS5)、係合油圧が初期圧以上を出力したかどうかを判定し(ステップS7)、初期圧以上を出力していない場合に、まず初期圧を出力してからスイープ制御に移行させるようにしているので、係合要素B1の油圧の応答遅れを小さくし、ショックの発生を抑制できる。
上記実施例では、4速→3速→4速時におけるパワーオフダウンシフト→パワーオンアップシフトの例について説明したが、これ以外の変速段のパワーオフダウンシフト→パワーオンアップシフトにおいても本発明を適用することが可能である。
また、本発明におけるマニュアル切替手段としては、ODスイッチに限らず、アップスイッチ,ダウンスイッチと呼ばれるDレンジ時の手動変速手段であってもよい。
本発明が適用される自動変速機は、図2に示すような構造の自動変速機に限らないことは勿論である。
本発明における車両用自動変速機を搭載したシステム図である。 図1の自動変速機の変速機構のスケルトン図である。 図2に示す変速機構の各摩擦係合要素および電磁弁の作動表である。 パワーオフダウンシフトの指令後にパワーオンアップシフトを指令した場合の本発明による変速制御方法を示すタイムチャート図である。 アップシフト時における係合側係合要素B1の制御の流れの一例を示すフローチャート図である。 パワーオンオフ判定値を示すマップ図である。 パワーオフダウンシフトの指令後にパワーオンアップシフトを指令した場合の従来の変速制御方法を示すタイムチャート図である。
符号の説明
B1 係合側の係合要素
C2 解放側の係合要素
20 ATコントローラ
21 B1ブレーキ制御用電磁弁
22 C2クラッチ制御用電磁弁
23 シフトレバー
26 ODスイッチ

Claims (1)

  1. パワーオンアップシフト領域とパワーオフダウンシフト領域とが一部で重複するように設定され、マニュアル切替手段によってN(N:2以上の整数)速段からN−1速段へのダウンシフトとN−1速段からN速段へのアップシフトとが手動で切り替え可能とされ、N速段からN−1速段へのダウンシフト時に第1の係合要素を全解放するとともに第2の係合要素を係合させ、N−1速段からN速段へのアップシフト時に第1の係合要素を係合させるとともに第2の係合要素を解放する自動変速機において、
    上記マニュアル切替手段によってN速段からN−1速段へのパワーオフダウンシフトの変速期間中にN−1速段からN速段へのパワーオンアップシフトが指令されたことを検出する工程と、
    上記パワーオンアップシフト指令時の入力回転数がN速段における入力回転数の近傍にあるとき、同期判定を行う工程と、
    上記同期判定時における第1の係合要素の油圧と通常の係合初期圧とを比較する工程と、
    上記同期判定時における第1の係合要素の油圧が通常の係合初期圧より低いとき、強制的に上記通常の係合初期圧以上の所定の係合初期圧を第1の係合要素に供給すると共に、当該所定の係合初期圧から引き続いて上記第1の係合要素の油圧を漸増させる工程と、を有する自動変速機の制御方法。
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