JP4352683B2 - 流量計 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、開閉弁の開閉動作と連携して、開口部を通過する流速値を測定し、流量を計測する流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の流量計としては特許文献1に記載されているものがある。以下、その構成について図14により説明する。図14において、1は流入口、2は流出口である。3aは第1の開閉手段、4aは第1の計測手段である。3bは第2の開閉手段、4bは第2の計測手段である。
【0003】
この様な構成において、例えば流量が少ないときには第2の開閉手段3bを閉じ、第1の開閉手段3aのみを開放し、第1の計測手段4aで流量を計測する。流量が多いときには第1、第2の両開閉手段3a,3bを開放し、第1と第2の計測手段4a,4bで流量を計測する。全体の流量はこれらの流量の和で計算される。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−320545号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように上記従来のものでは、流量に応じて別の流路を用いて計測する必要があるため、複数の開閉手段が必要とされていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の流量計は、弁体と、前記弁体の駆動部と、前記駆動部の制御部と、前記弁体に対向して配置された弁座とを有し、前記弁体と前記弁座は円環状に形成された流れの入口部を形成し、前記弁座の中心には円形状の出口部を形成し、前記弁座の出口部の周囲に設けられ、前記弁体と前記弁座間の実質的に全域を計測する環状のフローセンサよりなる流速計測部と、前記弁体と前記弁座間の間隔を計測する距離計測部と、前記流速計測部からの信号と前記距離計測部からの信号より前記弁体と前記弁座間の通過流量を算出する演算部とを備えている。
【0007】
本発明によれば、弁体もしくは弁座に設けた環状のフローセンサよりなる流速計測部と弁体、弁座とを一体構成とし、弁体、弁坐間の距離計測部を設けることにより、ひとつの弁部のみで、コンパクトで流量範囲の広い流量計を構成することができる。また、流速計測にあたり、実質的に全域を計測する流速計測部を用いる構成とすることにより、精度の良い計測を行うことが出来るとともに、実質的に全域を計測する環状のフローセンサを用いてシンプルな構成で流量の計測が出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1にかかる流量計は、弁体と、前記弁体の駆動部と、前記駆動部の制御部と、前記弁体に対向して配置された弁座とを有し、前記弁体と前記弁座は円環状に形成された流れの入口部を形成し、前記弁座の中心には円形状の出口部を形成し、前記弁座の出口部の周囲に設けられ、前記弁体と前記弁座間の実質的に全域を計測する環状のフローセンサよりなる流速計測部と、前記弁体と前記弁座間の間隔を計測する距離計測部と、前記流速計測部からの信号と前記距離計測部からの信号より前記弁体と前記弁座間の通過流量を算出する演算部とを有する。そして、流速計測部と弁体、弁座とを一体構成とし、弁体、弁坐間の距離計測部を設けることにより、ひとつの弁部のみで、コンパクトで流量範囲の広い流量計を構成することができる。また、流速計測にあたり、実質的に全域を計測する環状のフローセンサよりなる流速計測部を用いる構成とすることにより、精度の良い計測を行うことが出来る。
【0009】
本発明の請求項2にかかる流量計は、距離計測部に超音波振動子を用いた構成を有する。そして、超音波で弁体と弁座間の距離を計測することにより、精度の良い流量計測計測が可能となる。
【0010】
本発明の請求項3にかかる流量計は、距離計測部に複数の超音波振動子を用いた構成を有する。そして、複数の超音波振動子で距離を計測することにより、さらに精度の高い良い流量計測計測が可能となる。
【0011】
本発明の請求項4にかかる流量計は、距離計測部に環状の超音波振動子を用いた構成を有する。そして、環状の超音波振動子を用いることによりシンプルな構成で精度の高い流量計測計測が可能となる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0013】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における流量計の外装を含む外観図、図2は流量計の外装を含む断面図、図3は流量計における計測系の構成を示す図、図4は図3のA1−A2断面図、図5は同流量計の動作図、図6は流量計測動作のフローチャート、図7は流量計測範囲を示すグラフである。
【0014】
図1において、5はケーシング、5aは流入部、5bは流出部である。図2において、6aは計測構成部、6bは駆動構成部である。図3において、7は外形が軸対称に形成された弁体、8は外形が軸対称に形成された弁座である。9は弁体7を駆動するための駆動部である。10aは駆動部9の駆動軸であり、10bは弁体7に設けられたスリーブである。スリーブ10bは、駆動軸10aの回転に際し、弁体7が上下方向にスライドするような構成となっている。11は制御部であり、駆動部9に対して信号線12を介して駆動信号が送られる。
【0015】
また、13は弁体7と弁座8の間隙にて円環状に形成された流れの入口部であり、14は円形状の出口部である。15は弁体7に設けられた円環状の平坦部であり、16は円環状の平坦部15に続く円環状の傾斜部である。また、17は弁座8に設けられた円環状の平坦部であり、18は円環状の平坦部17に続く円環状の傾斜部である。21は弁座8の円環状の傾斜部18に設けられた第1の窪み部であり、22は第1の窪み部21に配置されたフローセンサである。23は流速検出部である。フローセンサ22、および流速検出部23により流速計測部24が形成されている。
【0016】
なお、第1の窪み部19、およびフローセンサ22はすべて円環状に形成されている。これに伴い、流速検出部23、および流速計測部24も円環状領域となる。図4は図3におけるA1−A6断面を示したものである。この図では円環状に形成された第2の超音波振動子22が示されている。
【0017】
図3において、25は信号処理部であり、信号線27を介してフローセンサ22からの信号が入力される。28は超音波振動子であり、弁体7の円環状の平坦部15に配置された反射面29と共に距離計測部30を形成している。31は処理部であり信号線32を介して超音波振動子28の信号が入力される。33は流速計測制御部であり、信号線34を介して、信号処理部25に接続されている。36は演算部であり、37は流速計測制御部33と演算部36とを接続する信号線、38は処理部31と演算部36とを接続する信号線である。また、39は演算部36と制御部11とを接続する信号線である。
【0018】
図6において、40は開始命令、41は距離計測命令、42は流速計測命令、43は流速算出命令、44は流量算出命令である。45は切換流量域の判断命令、46は弁体移動命令、47はインターバル設定命令である。切換流量域の判断命令45は流量算出命令44における算出流量が切換流量域内であればYESの側に分岐され、切換流量域外であればNoの側に分岐される。
【0019】
次に動作、作用について説明する。図1において、流入部5aより流入した流れは、流出部5bより流出する。内部構造は図2に示されており、流入部5aより流入した流れは計測構成部6aを通過して、流出部5bより流出する。図3には、計測構成部6aについての詳細が示されており、入口部13より流入した流れは流速検知部23を通過して出口部14より流出する。
【0020】
また、弁体7と弁座8の間を流れる流体の流速計測は、フローセンサ22を利用した公知の方法で行われる。フローセンサ22に対する指示信号は処理部25とフローセンサ22の間において、信号線27を介して行われる。この場合、フローセンサ22は円環状に構成されているため、弁体7と便座8間の実質的に全域を計測することができる。弁体7と弁座8の距離計測は、超音波振動子28から発した超音波が弁体7の反射面29に反射して帰ってくるまでの時間計測により行われる。超音波振動子28に対する送受信指示は処理部31との間で信号線32を介して行われる。
【0021】
このようにして得られた流速に関する処理結果と、距離に関する処理結果はいずれも信号線37を介して、演算部36に送られる。演算部36ではこれらの信号を基に、下記の演算式に基づき流量を算出する。
【0022】
n
Q=ΣQi (1)
i=1
ここで、Qは全流量、Qiは図4に例示したように、全円環状領域に対して、仮想的に分割した場合の各分割領域における部分流量である。また、nはその分割数である。
【0023】
全円環状領域がn等分されている場合、部分流量Qiは下式により算出される。
【0024】
Qi=(2πr)x(1/n)x(di)x(Vi) (2)
ここで、rは図3に示すように、流速検出部23中心部の弁体7の中心軸mからの距離、Viは分割領域iにおける流速、diは同領域における弁体7と弁座8間の距離である。
【0025】
なお、この距離diは、同領域の距離計測部(この場合は30)における距離diiを用いて下記の式にて換算される。
【0026】
di=(dii)cosθ (3)
ここで、θは円環状の平坦部15と円環状の傾斜部16のなす角である。
【0027】
次に図6により演算部36の内容を説明する。いま、弁体7が所定位置のときに、流体が入口部13より流入したとすると、演算部36では図6のフローチャートに従って、プログラムが始動する。図6において開始命令40によりプログラムが開始する。距離計測命令41に基づいて、弁体7と弁座8間の距離diiが計測される。
【0028】
この実施例の場合、距離計測は1ヶ所で代表しているため、この値は下記のようになる。
【0029】
dii=d11=d22= ・ ・ ・ =dnn (4)
次に流速計測命令42により、計測が行なわれる。この実施例の場合、流速は円環状のフローセンサ22で行われるため、流測値としては円環状領域を平均化した値が得られる。この値は下記のようになる。
【0030】
Vi=(1/n)x(V1+V2+・・・+Vn) (5)
いま、距離の平均値をdave,各分割領域における平均値からの誤差をΔdiとする。また、流速の平均値をVave,各分割領域における平均値からの誤差をΔViとする。このとき、(3)式は次のようになる。
【0031】
Qi=(2πr)x(1/n)x(dave+Δdi)x(Vave+ΔVi)
=(2πr)x(1/n)x Fi (6)
ここで、Fiは下式で定義する。
【0032】
Fi=(dave+Δdi)x(Vave+ΔVi)
=(dave)x(Vave)+(dave)x(ΔVi)
+(Vave)x(Δdi)+(Δdi)x(ΔVi) (7)
(6)、(7)式を(1)式に代入すると、次式となる。
【0033】
Q=(2πr)x(cosθ)x((dave)x(Vave)
n+Σ(dave)x(ΔVi)+(Vave)x(Δdi)
i=1
n
+Σ(Δdi)x(ΔVi)) (8)
i=1
(8)式で、第2,3項は0となる。従って、第4項が無視できるとすれば(8)式は次のようになる。
【0034】
Q=(2πr)x(cosθ)x(dave)x(Vave) (9)
よって、すでに求めた距離diiをdaveとみなし、流速ViをVaveとすると、式(9)により流量Qが求められる。流量算出命令44はこのような演算処理を行っている。
【0035】
また、距離計測命令41の実施により、弁体7と弁座8間の距離が特定されるが、これにより現在設定されている弁体7の位置が図7における抵抗曲線(a)もしくは(b)(設定が2種類の場合)のいずれであるかが判定される。いま、設定が(a)(d=dα)にされているとする。また、これらの抵抗曲線(a)における計測流領域をQ>qa、抵抗曲線(b)における計測流領域をQ<qbとする。計測流量域判断命令45では、この流量が、その抵抗曲線における計測流量域内かどうかが判定される。
【0036】
いま、算出された流量が計測流量域内(この場合にはQ>qa)であれば、計測流量域判断命令45はYesの側に分岐され、インターバル設定命令47により指定された経過時間の後、再度距離計測命令41以下のフローを継続する。
【0037】
算出された流量が計測流量域外(この場合にはQ<qa)であれば、計測流量域判断命令45はNoの側に分岐され、弁体移動命令46により、予め設定された量だけ、弁体7を下方に移動する。
【0038】
図5はこのようにして弁体7が図3の状態から移動し、弁体7と弁座8間の距離dが小さくなった(d=dβ<dα)状態を示している。この場合、図7における抵抗曲線は(b)の側に移行する。その後、図6に示したフローに基づき、上に示したのと同様の流量計測動作が実施される。このとき計測流量域かどうかはQ=qbを基準にして判定され、Q>qbのとき計測流量域外、Q<qbのとき計測流量域内と判定される。
【0039】
次に、流量計測範囲と計測精度について説明する。いま、弁体7と弁座8間の距離が比較的小さい値で一定(例えばd=dβ)であるとする。流量計に対して圧力損失が例えばPmaxにて規制されているとき、最大計測流量はQ2である。しかしながら、弁体7と弁座8間の距離を変化(例えばd=dα)することにより、最大計測流量はQ1(Q2<Q1)に拡大することができる。
【0040】
また、弁体7と弁座8間の距離が比較的大きい値で一定(例えばd=dα)であるとすると、流量が小さくなった場合に計測部の流速が小さいため、流速計測の精度が悪くなる。しかしながら、弁体7と弁座8間の距離を変化(例えばd=dβ)することにより、計測部の流速を大きくして計測精度を向上させることができる。なお、上記実施例において、距離測定のために反射面29を用いたが、弁体7の円環状の平坦部15を反射面としても良い。
【0041】
本実施例ではフローセンサ22を弁座8に取りつけた例を示したが、弁体7に取りつけても、弁体7もしくは弁座8の平坦部にとりつけても上記と同様の動作は可能である。
【0042】
弁体もしくは弁座に設けた流速計測部と弁体、弁座とを一体構成とし、弁体、弁坐間の距離計測部を設けることにより、ひとつの弁部のみで、コンパクトで流量範囲の広い流量計を構成することができる。また、流速計測にあたり、実質的に全域を計測する流速計測部を用いる構成とすることにより、精度の良い計測を行うことが出来る。とりわけ、実質的に全域を計測する流速計測部として、環状フローセンサを用いる構成とすることによりシンプルな構成で流量の計測が出来る。
【0043】
(実施例2)
図8は本発明の実施例2における流量計の構成図である。54aは超音波振動子であり、弁体7の円環状の平坦部15に配置された反射面55aと共に距離計測部56aが形成されている。54eは超音波振動子であり、弁体7の円環状の平坦部15に配置された反射面55eと共に距離計測部56eが形成されている。
【0044】
図9は図8におけるB1−B6断面を示したものである。この場合、超音波振動子54a、54b、・・・、54e、・・・、54hにより超音波振動子群54が構成されている。また、図示していないが、これと対向するように配置された、反射面55a、55b、・・・、55e、・・・、55hにより反射面群55が形成されている。
【0045】
図8において、57aは信号処理部であり、信号線58aを介して超音波振動子54aからの信号が入出力される。57eは信号処理部であり、信号線58eを介して超音波振動子54eからの信号が入出力される。
【0046】
一部しか図示されていないが、この場合、信号処理部57a、57b、・・・、57e、・・・、57hにより信号処理部群57が構成されており、信号線58a、58b、・・・、58e、・・・、58hにより信号線群58が構成されている。59は距離計測制御部であり、信号線60を介して、信号処理部群57に接続されている。61は演算部であり、62は距離計測制御部59と演算部61とを接続する信号線である。
【0047】
図10において、63は開始命令、64は距離計測切換命令、65は距離算出命令、66は流速計測命令、67は流量算出命令である。68は切換流量域の判断命令、69は弁体移動命令、70はインターバル設定命令である。流量算出命令における算出流量が切換流量域内であればYESの側に分岐され、切換流量域外であればNoの側に分岐される。なお、本実施例2において、上記以外の構成は実施例1と同様であるため、番号は実施例1と同じものを用い、説明は省略する。
【0048】
次に動作、作用について説明する。いま、弁体7が所定位置のときに、流体が入口部13より流入したとすると、演算部61では図10のフローチャートに従って、プログラムが始動する。図10において開始命令63によりプログラムが開始する。距離計測切換命令64に基づいて、弁体7と弁座8間の距離d11、d22・・・dnnが同時に計測される。
【0049】
このとき、弁体7と弁座8の距離計測は、超音波振動子群54から発した超音波が弁体7の反射面群55にて反射して帰ってくるまでの時間計測により行われる。超音波振動子群54に対する送受信指示は処理部群57との間で信号線群58を介して行われる。
【0050】
その後、距離算出命令65に基づいて、距離diが算出される。この実施例の場合、距離計測は複数箇所で行われるため、その値は下記のようになる。
dave=(1/n)x(d1+d2+・・・+dn) (10)
すなわち、このときは第1の実施例とは異なり、複数の計測値が用いられるため、距離としてはより精度の高い値が採用される。
【0051】
次に流速計測命令66により、計測が行なわれる。これらの値を基にして、式(9)に基づき、流量算出命令67により流量が算出される。流量計測動作は実施例1で示したものと同様のプロセスにて実施される。
【0052】
以上に示したように、複数の距離計測部群56を用いる構成としたため、距離が均一でなくても精度の良い流量計を構成することができる。また、距離計測制御部が、複数の距離検知部群に連結された複数の処理部に対して同期して制御する構成を有し、複数の距離計測部の計測を同時に行なうため、測定精度を向上することができる。
【0053】
なお、本実施例では距離計測を同時に行う構成としたが、距離計測制御部59の構成次第では、シーケンシャルに行うこともできる。この場合には、計測回路間のノイズ等による干渉を少なくすることができる。
【0054】
(実施例3)
図11は本発明の実施例3における流量計の構成図である。71は円環状に形成された距離計測用の超音波振動子である。図12は図11におけるC1−C6断面を示したものである。この図では円環状に形成された超音波振動子71が示されている。図13は演算部のフローチャートである。72は円環状超音波振動子に対する距離計測命令である。なお、本実施例3において、上記以外の構成は実施例1と同様であるため、番号は実施例1と同じものを用い、説明は省略する。
【0055】
次に動作、作用を説明する。図13において開始命令63によりプログラムが開始する。距離計測命令64に基づいて、超音波振動子による距離計測が実行される。この場合、距離計測に用いられる超音波振動子71は円環状に構成されているため、距離としては全周にわたり平均化した値が得られる。以降の計測動作は実施例1と同様であるため、説明は省略する。
【0056】
以上に示したように、距離計測をひとつの環状の超音波振動子で行うことにより距離計測部をシンプルな構成にすることが出来る。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、弁体もしくは弁座に設けた環状のフローセンサよりなる流速計測部と弁体、弁座とを一体構成とし、弁体、弁坐間の距離計測部を設けることにより、ひとつの弁部のみで、コンパクトで流量範囲の広い流量計を構成することができる。また、流速計測にあたり、実質的に全域を計測する環状のフローセンサよりなる流速計測部を用いる構成とすることにより、精度の良い計測を行うことが出来るとともに、シンプルな構成で流量の計測が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における流量計の外装を含む外観斜視図
【図2】 同流量計の外装を含む断面図
【図3】 同流量計の計測系を示す構成図
【図4】 図4におけるA1−A6線断面図
【図5】 同流量計の動作を示す断面図
【図6】 同流量計の演算部のフローチャート
【図7】 同流量計の圧力と流量の関係を示す特性図
【図8】 本発明の実施例2における流量計の構成図
【図9】 図8におけるB1−B6線断面図
【図10】 同流量計の演算部のフローチャート
【図11】 本発明の実施例3における流量計の構成図
【図12】 図11におけるC1−C6線断面図
【図13】 同流量計の演算部のフローチャート
【図14】 従来の流量計を示す構成図
【符号の説明】
7 弁体
8 弁座
9 駆動部
11 制御部
24 流速計測部
30 距離計測部
36 演算部
Claims (4)
- 弁体と、前記弁体の駆動部と、前記駆動部の制御部と、前記弁体に対向して配置された弁座とを有し、前記弁体と前記弁座は円環状に形成された流れの入口部を形成し、前記弁座の中心には円形状の出口部を形成し、前記弁座の出口部の周囲に設けられ、前記弁体と前記弁座間の実質的に全域を計測する環状のフローセンサよりなる流速計測部と、前記弁体と前記弁座間の間隔を計測する距離計測部と、前記流速計測部からの信号と前記距離計測部からの信号より前記弁体と前記弁座間の通過流量を算出する演算部とを備えた流量計。
- 距離計測部に超音波振動子を用いた請求項1記載の流量計。
- 距離計測部に複数の超音波振動子を用いた請求項1記載の流量計。
- 距離計測部が環状の超音波振動子で構成された請求項1記載の流量計。
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