JP4178907B2 - 流量計 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、開閉弁の開閉動作と連携して、開口部を通過する流速値を測定し、流量を計測する流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、駆動部分を利用した流量計として特許文献1に記載されている。以下、その構成について図1により説明する。図1において、1は流入口、2は流出口である。3は第1の開閉手段、4は第1の計測手段である。5は第2の開閉手段、6は第2の計測手段である。この様な構成において、例えば流量が少ないときには第2の開閉手段を閉じ、第1の開閉手段のみを開放し、第1の計測手段で流量を計測する。流量が多いときには第1、第2の両開閉手段を開放し、第1と第2の計測手段で流量を計測する。全体の流量はこれらの流量の和で計算される。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−320545号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この様に上記従来のものでは、流量に応じて別の流路を用いて計測する必要があるため、複数の開閉手段が必要とされていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の流量計は、弁体と、前記弁体の駆動部と、前記駆動部の制御部と、前記弁体に対向して配置された弁座と、前記弁体と前記弁座間に設けられた複数の流速兼距離計測部と、前記流速兼距離計測部からの信号により前記弁体と前記弁座間の通過流量を算出する演算部とを有し、前記流速兼距離計測部は、前記弁体に設けられた第1の超音波振動子群と前記弁座に設けられた第2の超音波振動子群よりなるとともに、前記第1の超音波振動子群と前記第2の超音波振動子群の計測動作を制御する計測制御部とを備えたものである。
【0006】
本発明によれば、複数の流速計測信号と距離計測信号とにより、ひとつの弁部のみで広い範囲の流量を計測することができる。また、流速計測と距離計測を同一のセンサーで行う構成とすることにより、シンプルな構成で精度の良い計測を行うことが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1にかかる流量計は、弁体と、前記弁体の駆動部と、前記駆動部の制御部と、前記弁体に対向して配置された弁座と、前記弁体と前記弁座間に設けられた複数の流速兼距離計測部と、前記流速兼距離計測部からの信号により前記弁体と前記弁座間の通過流量を算出する演算部とを有し、前記流速兼距離計測部は、前記弁体に設けられた第1の超音波振動子群と前記弁座に設けられた第2の超音波振動子群よりなるとともに、前記第1の超音波振動子群と前記第2の超音波振動子群の計測動作を制御する計測制御部とを備えたものである。そして、複数の流速計測信号と距離計測信号とにより、ひとつの弁部のみで広い範囲の流量を計測することができる。また、流速計測と距離計測を同一のセンサーで行う構成とすることにより、シンプルな構成で精度の良い計測を行うことができ、流速兼距離計測部を超音波振動子群で形成したため、形成したため、光学系で構成する場合と比較して信頼性の高い計測を行形成したため、光学系で構成する場合と比較して信頼性の高い計測を行うことができる。
【0008】
本発明の請求項2にかかる流量計は、計測制御部が、第1の超音波振動子群と、第2の超音波振動子群とに連結された複数の処理部に対して同期して制御する構成を有する。そして、複数の流速計測部の計測を同時に行なうため、測定精度を向上することができる。
【0009】
本発明の請求項3にかかる流量計は、計測制御部が、第1の超音波振動子群と、第2の超音波振動子群とに連結された複数の処理部に対してシーケンシャルに制御する構成を有する。そして、流速計測切換命令を用いる構成としたため、計測を行なうにあたり、発生するノイズが回路間で干渉するというような現象が生じにくい流量計を構成することができる。
【0010】
本発明の請求項4にかかる流量計は、計測制御部が、第1の超音波振動子群と、第2の超音波振動子群とに連結された1個の処理部に対して制御する構成を有する。そして、ひとつの計測処理部を計測制御部にて切換える構成としたため、シンプルな流量計を構成することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0012】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1における流量計の外装を含む外観図、図2は流量計の外装を含む断面図、図3は流量計における計測系の構成を示す図、図4は図3のA1−A2断面図、図5は同流量計の動作図、図6は流量計測動作のフローチャート、図7は流量計測範囲を示すグラフである。
【0013】
図1において、5はケーシング、5aは流入部、5bは流出部である。図2において、6aは計測構成部、6bは駆動構成部である。図3において、7は外形が軸対称に形成された弁体、8は外形が軸対称に形成された弁座である。9は弁体7を駆動するための駆動部である。10aは駆動部9の駆動軸であり、10bは弁体7に設けられたスリーブである。スリーブ10bは、駆動軸10aの回転に際し、弁体7が上下方向にスライドするような構成となっている。11は制御部であり、駆動部9に対して信号線12を介して駆動信号が送られる。
【0014】
また、13は弁体7と弁座8の間隙にて円環状に形成された流れの入口部であり、13は弁体7と弁座8の間隙にて円環状に形成された流れの入口部であり、14は円形状の出口部である。15は弁体7に設けられた円環状の平坦部であり、16は円環状の平坦部15に続く円環状の傾斜部である。また、17は弁座8に設けられた円環状の平坦部であり、18は円環状の平坦部17に続く円環状の傾斜部である。
【0015】
また、19aは弁体7の円環状の傾斜部16に設けられた第1の窪み部であり、20aは第1の窪み部19に配置された第1の超音波振動子である。21aは弁座8の円環状の傾斜部18に設けられた第2の窪み部であり、22aは第2の窪み部21aに配置された第2の超音波振動子である。23aは流速検出部である。第1の超音波振動子20a、第2の超音波振動子22a、および流速検出部23aにより流速計測部24aが形成されている。
【0016】
そして、19eは弁体7の円環状の傾斜部16に設けられた第1の窪み部であり、20eは第1の窪み部19eに配置された第1の超音波振動子である。21eは弁座8の円環状の傾斜部18に設けられた第2の窪み部であり、22eは第2の窪み部21eに配置された第2の超音波振動子である。23eは流速検出部である。第1の超音波振動子20e、第2の超音波振動子22e、および流速検出部23eにより流速計測部24eが形成されている。
【0017】
図4は図3におけるA1−A2断面を示したものである。この場合、超音波振動子20a、20b、・・・、20e、・・・、20hにより第1の超音波振動子群20が構成されている。また、図3に一部図示したように、これと対向するように配置された、超音波振動子21a、21b、・・・、21e、・・・、21hにより第2の超音波振動子群21が形成されている。また、図4には図示していないが、第一の超音波振動子群20と、第二の超音波振動子群21との間には流速検出部23a、23b、・・・、23e、・・・、23hがあり、流速検出部群23が形成されている。また、第一の超音波振動子群20と第二の超音波振動子群21、および流速検出部群23により、流速計測部群24(24a、24b、・・・、24e、・・・、24h)が形成されている。
【0018】
25aは信号処理部であり、信号線26aを介して第1の超音波振動子20aからの信号が入力され、信号線27aを介して第2の超音波振動子22aからの信号が入力される。25eは信号処理部であり、信号線26eを介して第1の超音波振動子20eからの信号が入力され、信号線27eを介して第2の超音波振動子22eからの信号が入力される。
【0019】
上述のように一部しか図示されていないが、信号処理部25a、25b、・・・、25e、・・・、25hは、信号処理部群25を構成している。また、信号線26a、26b、・・・、26e、・・・、26hは、信号線群26を構成し、信号線27a、27b、・・・、27e、・・・、27hは、信号線群27を構成している。
【0020】
これら第一の超音波振動子群20と第二の超音波振動子群21とは、同時に距離計測部群としても機能する。その機能を発現させる処理は信号処理部群25に備えられており、信号処理部群25に、流速計測機能を発現させるか、距離計測機能を発現させるかは、計測制御部33により信号線34を介して行われる。また、36は演算部であり、計測制御部33に上記の指令を発する。この指令は信号線37を介して行われる。また、39は演算部36と制御部11とを接続する信号線である。
【0021】
図6において、40は開始命令、41は距離計測命令、42は流速計測命令、43は流速算出命令、44は流量算出命令である。45は切換流量域の判断命令、46は弁体移動命令、47はインターバル設定命令である。流量算出命令44における算出流量が切換流量域内であればYESの側に分岐され、切換流量域外であればNoの側に分岐される。
【0022】
次に動作、作用について説明する。図1において、流入部5aより流入した流れは、流出部5bより流出する。内部構造は図2に示されており、流入部5aより流入した流れは計測構成部6aを通過して、流出部5bより流出する。図3には、計測構成部6aについての詳細が示されており、入口部13より流入した流れは流速検知部23を通過して出口部14より流出する。
【0023】
弁体7と弁座8の間を流れる流体の流速計測は、第1の超音波振動子群20と第2の超音波振動子群22間の伝達時間差を利用した公知の方法で行われる。第1の超音波振動子群20と第2の超音波振動子群22に対する送受信指示は処理部群25とこれら振動子間において、信号線群26、および信号線群27を介して行われる。
【0024】
弁体7と弁座8の距離計測は、第1の超音波振動子群20から発した超音波が第2の超音波振動子群で反射して帰ってくるまでの時間計測により行われる。第1の超音波振動子群20に対する送受信指示は演算部36の指示に基づき、計測制御部33を介して、処理部群25により行われる。この場合、第1の窪み部19a、19b、・・・、19e、・・・、19h、第2の窪み部21a、21b、・・・、21e、・・・、21hの無効距離は演算部36で差引かれ、有効距離diiが算出される様になっている。なお、超音波の伝播による時間計測は流速の影響を受けるが、反射により順逆両方の影響を受けるため、結果的には相殺される。従って、流速の影響は考慮する必要がない。
【0025】
このようにして得られた流速に関する処理結果と、距離に関する処理結果はいずれも信号線37を介して、演算部36に送られる。演算部36ではこれらの信号を基に、下記の演算式に基づき流量を算出する。
【0026】
n
Q=ΣQi (1)
i=1
ここで、Qは全流量、Qiは図4に例示したように、全円環状領域に対して、流速計測部がそれぞれの領域に含まれる様に分割した場合の各分割領域における部分流量である。また、nはその分割数である。
【0027】
全円環状領域がn等分されている場合、部分流量Qiは下式により算出される。
【0028】
Qi=(2πr)x(1/n)x(di)x(Vi) (2)
ここで、rは図3に示すように、流速検出部群23中心部の弁体7の中心軸mからの距離、Viは分割領域iにおける流速、diは同領域における弁体7と弁座8間の距離である。
【0029】
なお、この距離diは、先に求めた距離diiを用いて下記の式にて換算される。
【0030】
di=(dii)cosθ (3)
ここで、θは円環状の平坦部15と円環状の傾斜部16のなす角である。
【0031】
次に図6により演算部36の内容を説明する。いま、弁体7が所定位置のときに、流体が入口部13より流入したとすると、演算部36では図6のフローチャートに従って、プログラムが始動する。図6において開始命令40によりプログラムが開始する。距離計測命令41に基づいて、弁体7と弁座8間の距離diiが同時に計測される。この実施例の場合、分割数nは8であり、diiとして、d11、d22、 ・ ・ ・、d88が求められる。
【0032】
次に流速計測命令42により、流速計測が行なわれる。その後、流速算出命令43に基づいて、流速検出部23a、23b・・・23hでの流速Viが同時に計測される。これらの流速をV1、V2・・・V8とする。この様にして求めた距離diiと流速Viを用いて、式(1)〜(3)に基づき、流量算出命令44により流量が算出される。
【0033】
流量計測精度をより良くする場合には、最小二乗法等の近似手段を用いて、V1、V2・・・V8の値から全周にわたる流速近似曲線を求め、この曲線より,あらためて各分割領域における流速Viを求める。また、距離計測精度をより良くする場合には、最小二乗法等の近似手段を用いて、d11、d22・・・d88の値から全周にわたる距離近似曲線を求め、この曲線より,あらためて各分割領域における距離diを求める。また、流量計測精度が比較的粗くても良い場合は下記の式にて平均流速Vave,平均距離daveを求めて流量を算出すると良い。
【0034】
Vave=(1/8)x(V1+V2+・・・+V8) (4)
dave=(1/8)x(d11+d22+・・・+d88) (5)
もちろん、流速を最小二乗法で定め、距離としてdaveを用いても良いし、
逆に距離を最小二乗法で定め、流速としてVaveを用いても良い。
【0035】
また、距離計測命令41の実施により、弁体7と弁座8間の距離が特定されるが、これにより現在設定されている弁体7の位置が図7における抵抗曲線(a)もしくは(b)(設定が2種類の場合)のいずれであるかが判定される。いま、設定が(a)(d=dα)にされているとする。また、これらの抵抗曲線(a)における計測流領域をQ>qa、抵抗曲線(b)における計測流領域をQ<qbとする。計測流量域判断命令45では、この流量が、その抵抗曲線における計測流量域内かどうかが判定される。
【0036】
いま、算出された流量が計測流量域内(この場合にはQ>qa)であれば、計測流量域判断命令45はYesの側に分岐され、インターバル設定命令47により指定された経過時間の後、再度距離計測命令41以下のフローを継続する。算出された流量が計測流量域外(この場合にはQ<qa)であれば、計測流量域判断命令45はNoの側に分岐され、弁体移動命令46により、予め設定された量だけ、弁体7を下方に移動する。
【0037】
図5はこの様にして弁体7が図3の状態から移動し、弁体7と弁座8間の距離dが小さくなった(d=dβ<dα)状態を示している。この場合、図7における抵抗曲線は(b)の側に移行する。その後、図6に示したフローに基づき、上に示したのと同様の流量計測動作が実施される。このとき計測流量域かどうかはQ=qbを基準にして判定され、Q>qbのとき計測流量域外、Q<qbのとき計測流量域内と判定される。
【0038】
次に、流量計測範囲と計測精度について説明する。いま、弁体7と弁座8間の距離が比較的小さい値で一定(例えばd=dβ)であるとする。流量計に対して圧力損失が例えばPmaxにて規制されているとき、最大計測流量はQ2である。しかしながら、弁体7と弁座8間の距離を変化(例えばd=dα)することにより、最大計測流量はQ1(Q2<Q1)に拡大することができる。
【0039】
また、弁体7と弁座8間の距離が比較的大きい値で一定(例えばd=dα)であるとすると、流量が小さくなった場合に計測部の流速が小さいため、流速計測の精度が悪くなる。しかしながら、弁体7と弁座8間の距離を変化(例えばd=dβ)することにより、計測部の流速を大きくして計測精度を向上させることができる。
【0040】
以上説明した様に、本発明によれば、弁体と、前記弁体の駆動部と、前記駆動部の制御部と、前記弁体に対向して配置された弁座と、前記弁体と前記弁座間に設けられた複数の流速兼距離計測部と、前記流速兼距離計測部からの信号により前記弁体と前記弁座間の通過流量を算出する演算部とを有する構成としたため、ひとつの弁部のみで広い範囲の流量を計測することができる。特に、流速兼距離計測部群と弁体、弁座とを一体構成とすることにより、コンパクトでシンプルな流量計を構成することができる。また、流量計測にあたり、複数の領域を同時に計測する構成とすることにより、精度の良い計測を行うことが出来る。
【0041】
(実施例2)
図8は本発明の実施例2における流量計演算部のフローチャートである。48aは距離計測切換え命令、48bは距離算出命令である。また、48cは流速計測切換え命令である。本実施例2において、上記以外の構成は実施例1と同様であるため、番号は実施例1と同じものを用い、説明は省略する。
【0042】
次に動作、作用を説明する。図8において開始命令40によりプログラムが開始する。距離計測切換命令48aに基づいて、処理部群25の切換えを計測制御部33で行うことにより、弁体7と弁座8間の距離d1、d2・・・d8が順次計測される。これらの値を用いて、距離算出命令48bにより、距離diが求められる。
【0043】
次に流速計測切換命令48cに基づいて、処理部群25の切換えを計測制御部33で行うことにより、弁体7と弁座8間の流速V1、V2・・・V8が順次計測される。これらの値を用いて、流速算出命令43により、流速Viが求められる。その後、式(1)〜(3)に基づき、流量算出命令44により流量が算出される。流量計測動作は実施例1で示したものと同様のプロセスにて実施される。
【0044】
以上に示したように、計測制御部が、第1の超音波振動子群と、第2の超音波振動子群とに連結された複数の処理部に対してシーケンシャルに制御する構成を有し、流速計測切換命令を用いる構成としたため、計測を行なうにあたり、発生するノイズが回路間で干渉するというような現象が生じにくい流量計を構成することができる。
【0045】
(実施例3)
図9は本発明の実施例3における流量計の構成図である。49は信号処理部であり、信号線26a・・・26eを介して第1の超音波振動子群20からの信号が入力され、信号線27a・・・27eを介して第2の超音波振動子群21からの信号が入力される。この場合、第一、および第二の超音波振動子群20,21からの信号は、ひとつの信号処理部49にて処理される。また、50は計測制御部であり、信号線51を介して、信号処理部49に接続されている。また、信号線52を介して、演算部36に接続されている。
【0046】
図10は本発明の実施例3における流量計演算部のフローチャートである。53aは距離計測切換え命令、53bは距離算出命令である。また、53cは流速計測切換え命令である。本実施例3において、上記以外の構成は実施例1と同様であるため、番号は実施例1と同じものを用い、説明は省略する。
【0047】
次に動作、作用を説明する。図10において開始命令40によりプログラムが開始する。距離計測切換命令53aに基づいて、第一および第二の超音波振動子群20、21の切換えを計測制御部49で行うことにより、弁体7と弁座8間の距離d1、d2・・・d8が順次計測される。これらの値を用いて、距離算出命令53bにより、距離diが求められる。
【0048】
次に流速計測切換命令53cに基づいて、再び、第一および第二の超音波振動子群20、21の切換えを計測制御部49で行うことにより、弁体7と弁座8間の流速V1、V2・・・V8が順次計測される。これらの値を用いて、流速算出命令43により、流速Viが求められる。その後、式(1)〜(3)に基づき、流量算出命令44により流量が算出される。流量算出動作以降は実施例1で示したものと同様のプロセスにて実施される。 以上に示したように、複数の超音波振動子群に対して、ひとつの計測処理部を計測制御部にて切換える構成としたため、シンプルな流量計を構成することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、流速兼距離計測部群と弁体、弁座とを一体構成とすることにより、コンパクトかつシンプルな構成で、広範囲の計測が可能な流量計を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における流量計の外装を含む外観斜視図
【図2】 同流量計の外装を含む断面図
【図3】 同流量計の計測系を示す構成図
【図4】 図3におけるA1−A2線断面図
【図5】 同流量計の動作を説明する断面図
【図6】 同流量計の演算部のフローチャート
【図7】 流量計の圧力と流量の関係を示す特性図
【図8】 本発明の実施例2における流量計の演算部のフローチャート
【図9】 本発明の実施例3における流量計の構成図
【図10】 同流量計の演算部のフローチャート
【図11】 従来の流量計を示す構成図
【符号の説明】
7 弁体
8 弁座
9 駆動部
11 制御部
24 流速兼距離計測部
36 演算部
Claims (4)
- 弁体と、前記弁体の駆動部と、前記駆動部の制御部と、前記弁体に対向して配置された弁座と、前記弁体と前記弁座間に設けられた複数の流速兼距離計測部と、前記流速兼距離計測部からの信号により前記弁体と前記弁座間の通過流量を算出する演算部とを備えた流量計において、
前記流速兼距離計測部は、前記弁体に設けられた第1の超音波振動子群と前記弁座に設けられた第2の超音波振動子群よりなるとともに、前記第1の超音波振動子群と前記第2の超音波振動子群の計測動作を制御する計測制御部とを備えた流量計。 - 計測制御部が、第1の超音波振動子群と、第2の超音波振動子群とに連結された複数の処理部に対して同期して制御する請求項1記載の流量計。
- 計測制御部が、第1の超音波振動子群と、第2の超音波振動子群とに連結された複数の処理部に対してシーケンシャルに制御する請求項1記載の流量計。
- 計測制御部が、第1の超音波振動子群と、第2の超音波振動子群とに連結された1個の処理部に対して制御する請求項1記載の流量計。
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