JP4351718B2 - ボルト締付け装置及びボルト締付け方法 - Google Patents

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Description

本発明は、平座金にボルトを通してボルトの頭に平座金が当たっている形態の座金付きボルトを、保持し、運搬し、回転させるボルト締付け技術の改良に関する。
ナットランナーと呼ばれるボルト締付け装置は、回転軸の先端にソケット部を備え、このソケット部に磁気吸着や真空吸着作用でボルトの頭を吸着して保持し、運搬し、被締付け材に締付ける装置である。
一方、被締付け材がアルミ合金や銅合金など、鉄鋼材料に比較して軟らかい材料であると、被締付け材が窪むことがあるため、座金を介在させることが望まれる。座金で面圧を減少させることができるからである。
また、ボルト穴が大きいためボルトの頭が陥没する虞があるときにも座金が用いられる。このように、多様な理由で、座金が併用される。座金には、平座金、ばね座金、菊座金、舌付き座金など多様の形態が実用化されているが、平板から打ち抜き形成した平座金が、大多数を占める。
被締付け材に、予め座金を載せておき、この座金にボルトを貫通させるようにすれば、従来のナットランナーでボルトを締付けることができる。しかし、座金を予めセットする工数が嵩む。また、ボルトを貫通させる際に、誤ってボルトの先端が座金に触れると、座金が脱落する。
これらの不便さを解消するために、平座金にボルトを通してボルトの頭に平座金が当たっている形態の座金付きボルトを、保持し、運搬し、回転させるボルト締付け装置が開発された(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−99283号公報(図2、図3)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図9は従来のボルト締付け装置の原理を説明する図であり、(a)に示されるように、吸着ヘッド101に、空気通路102及び想像線で示されるボルト103の頭104を収納する凹部105が設けられ、更に、(b)に示されるように、2個のギャップ部106、106が切り欠き形成されている。
(a)において、エアーコンプレッサー107を運転して、凹部105やギャップ部106、106の空気を、空気通路102を介して吸引する。空気通路102で、主としてボルトの頭104が吸着され、ギャップ部106、106で平座金108が吸着される。
しかし、凹部105やギャップ部106、106には、空気の他に、ゴミや金属粉などの異物が侵入し、これらの異物の一部が平座金108に付着して、締付け不良を引き起こすことがある。また、吸着性能を高めるには大量の空気を吸引する必要があり、空気の吸込み量に比例して、エアーコンプレッサー107の運転費用、すなわち電気代が嵩む。
本発明は、平座金にボルトを通してボルトの頭に平座金が当たっている形態の座金付きボルトを、保持し、運搬し、回転させるボルト締付け技術であって、異物を吸込む心配が無く、電気代を抑えることができ易くすることができるボルト締付け技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、平座金にボルトを通してボルトの頭に平座金が当たっている形態の座金付きボルトを、保持し、運搬し、回転させるボルト締付け装置であって、
このボルト締付け装置は、回転軸と、この回転軸を回転自在に支えるホルダと、前記回転軸の先端に設けられボルトの頭を収納するソケット部と、このソケット部に収納したボルトの頭と平座金との間に空気を吹付けるために前記ホルダに付設したエアブローノズルとを備えることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、エアブローノズルから吹出した空気を、ボルトの頭と平座金との間に流す。ボルトの頭と平座金との間は流路が狭いため、流速が増加する。ベルヌーイの定理によれば、動圧と静圧との総和は一定である。流速が増加した分だけ、圧力が下がる。圧力が下がると、ボルトの頭に平座金が接近し、平座金が脱落することはない。
請求項2に係る発明は、平座金の2面のうち、ボルトの頭に臨む面を第1面、残りの面を第2面と呼ぶときに、ソケット部に収納したボルト頭に密着させた平座金の第2面を基準として、エアブローノズルは第2面から突出しないようにホルダ寄りに設けたことを特徴とする。
請求項3に係る発明では、平座金にボルトを通してボルトの頭に平座金が当たっている形態の座金付きボルトを、保持し、運搬し、回転させるボルト締付け装置であって、
このボルト締付け装置は、回転軸と、この回転軸を回転自在に支えるホルダと、このホルダの外周に軸方向に移動自在に嵌められる中空状のスライダと、前記回転軸の先端に設けられるソケット部と、このソケット部に収納したボルトの頭と平座金との間に空気を吹付けるために前記スライダに取付けたエアブローノズルとを備え、
前記スライダは、前記エアブローノズルに障害物が接触したとき、前記ホルダの外周を後方へ摺動するように構成したことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、ボルトの頭に平座金が当たっている形態の座金付きボルトをボルト締付け装置に備えたソケット部に装着させる工程と、前記ソケット部を支える回転軸を回転させる工程と、前記ソケット部に収納したボルトの頭と平座金との間にボルト締付け装置に備えたエアブローノズルから空気を吹付けるエア吹付け工程と、被締付け材にボルトを締付ける工程とからなることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、エアブローノズルから吹出した空気を、ボルトの頭と平座金との間に流すだけである。吹出した空気は、クリーニング作用を発揮するため、平座金やボルトの頭に異物が付着する心配はない。また、エアブローノズルから吹出した空気は少量で済ませることができ、コンプレッサーでの電気代を節約することができる。
請求項2に係る発明では、エアブローノズルは第2面から突出しないようにホルダ寄りに設けたので、エアブローノズルが被締付け材に接触する心配はない。この結果、ボルトを十分に被締付け材に締付けることができる。
請求項3に係る発明では、スライダは、エアブローノズルに障害物が接触したとき、ホルダの外周を後方へ摺動するように構成したので、ソケット部をエアブローノズルよりも突出させることができる。これにより、被締付け材に設けられたねじ穴周りに突起部等の障害物がある場合でも、ボルトを十分に締付けることができる。
加えて、請求項3に係る発明では、エアブローノズルから吹出した空気を、ボルトの頭と平座金との間に流す。ボルトの頭と平座金との間は流路が狭いため、流速が増加する。ベルヌーイの定理によれば、動圧と静圧との総和は一定である。流速が増加した分だけ、圧力が下がる。圧力が下がると、ボルトの頭に平座金が接近し、平座金が脱落することはない。
さらに、請求項3に係る発明では、エアブローノズルから吹出した空気を、ボルトの頭と平座金との間に流すだけである。吹出した空気は、クリーニング作用を発揮するため、平座金やボルトの頭に異物が付着する心配はない。また、エアブローノズルから吹出した空気は少量で済ませることができ、コンプレッサーでの電気代を節約することができる。
請求項4に係る発明では、エア吹付け工程で、ボルトの頭と平座金との間にエアブローノズルから空気を吹付けるようにしたので、吹出した空気は、クリーニング作用を発揮する。そのため、平座金やボルトの頭に異物が付着する心配はない。また、エアブローノズルから吹出した空気は少量で済ませることができ、コンプレッサーでの電気代を節約することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、請求項1に係る説明は主として図1で説明し、請求項2に係る説明は主として図4で説明し、請求項3に係る説明は主として図7で説明し、請求項4に係る説明は主として図6で説明する。また、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るボルト締付け装置の外観図であり、ボルト締付け装置10は、回転軸11と、この回転軸11を回転自在に支えるホルダ12と、回転軸11の先端に設けられボルトの頭を収納するソケット部13と、ホルダ12に付設したエア供給管14と、このエア供給管14の先端に設けたエアブローノズル15とを備えることを特徴とする。
エア供給管14は、鋼管、銅管、アルミ管などの金属製管が好適である。そして、このようなエア供給管14に、チューブ継手36を介して、フレキシブルチューブ37を接続する。そして、フレキシブルチューブ37はチューブクランプ16でホルダ12に固定する。
また、18はベアリングを介して回転軸11に取付けた回転スリーブであり、この回転スリーブ18に設けたクランプ部19でエア供給管14を支える。
さらに、ホルダ12の先端に廻り止め部材17を設け、この廻り止め部材17でエア供給管14の図面手前や奥へ移動することを制限する。廻り止め部材17は例えば二股フォーク形状にすることで、エア供給管14が図面左右へ移動することは制限しない。
ソケット13がホルダ12に対して軸方向に(図面左右方向に)可動である場合、エア供給管14及びエアブローノズル15は、ソケット13と共に軸方向に移動し、この移動量はフレキシブルチューブ37で吸収させる。
すなわち、ソケット13は軸方向へスライドするにも拘わらず、エアブローノズル15を所定の位置に臨ませることができるとともに、このエアブローノズル15から所定の量のエアを安定して供給することができる。
図2は本発明のソケット部の断面図であり、ボルトの頭21に鍔22が一体形成されている鍔付きボルト20を例に説明すると、ソケット部13には、鍔22を収納する鍔収納部23と、ボルトの頭21を収納するボルト頭収納部24とが設けられ、このボルト頭収納部24の奥に磁石25が埋設されている。
図3は図2の3−3矢視図であり、エアブローノズル15から金属製のステー27を延ばし、このステー27に座金検出センサ28が取付けられている。この座金検出センサ28は、投光素子と受光素子とを備え、投光素子から発射した赤外線又はレーザ線が座金に当たって、反射し、反射光が受光素子に到達したら、座金が有り、反射光が戻ってこなければ座金が無いと判定する「反射型光センサ」が好適である。しかし、その他の形式の非接触型部品検知センサであっても差し支えない。
図4は本発明のエアブローノズルの取付け要領図であり、平座金30の2面のうち、ボルトの頭21に臨む面を第1面31、残りの面を第2面32と呼ぶ。そして、ソケット部13に収納したボルト頭21に密着させた平座金30の第2面32を基準として、エアブローノズル15は第2面32から突出しないように、距離tだけホルダ(図1の符号12)に寄せて配置する。座金検出センサ28も同様である。
ボルト20が炭素鋼製ボルトであれば、磁石25で吸着されるため、ソケット部13で保持させることができる。一方、平座金30がアルミや銅やオーステナイト系ステンレスのような非吸磁性材料で構成された場合は、本発明で提案するエアブローノズル15が役に立つ。
このエアブローノズルの作用を次に説明する。
図5は本発明のエアブローノズルの作用説明図であり、(a)に示されるように、エアブローノズル15から空気を吹き出す。この空気33はボルトの頭21と平座金30の第1面31との間を流れる。この空気の流れは、(b)に示されるように変化する。
(b)において、ボルトの頭21と平座金30との間では、空気の流速がv1、圧力がp1であり、ボルトの頭21から離れた所での空気の流速がv2、圧力がp2であるとする。
ベルヌーイ(ベルヌイ)の定理によれば、(p/γ)+(v/2g)+hは一定である。γは空気の密度、gは重力である。第3項のhは高さ(ポテンシャル)である。第1項の(p/γ)と第2項の(v/2g)は共に第3項のhと同じ次元(例えばmmやcm)である。
(p1/γ)+(v1/2g)+h1=(p2/γ)+(v2/2g)+h2となるが、h1とh2は、ほぼ同一である。そのため、(p1/γ)+(v1/2g)=(p2/γ)+(v2/2g)の関係式で検討する。
v2<v1であるため、p1<p2となる。p2が大気圧に近似すれば、p1は負圧になる。そのため、平座金30はボルトの頭21に接近する。しかし、極端に接近すると、v1がゼロになって負圧が消滅する。すると、平座金30はボルトの頭21から離れる。すなわち、(a)に示した、ボルトの頭21と平座金30の間隔Gが一定になる。ボルト20が水平、斜め、垂直であるかにより、間隔Gは若干変化するが、各々の姿勢においては一定になる。
すなわち、空気がボルトの頭21と平座金30との間を通過するため、ここに異物が侵入する心配はない。仮に異物が有ったとしても空気によりクリーニング作用で除去される。
また、図4において、エアブローノズル15及び座金検出センサ28が第2面32から突出していない。想像線で示す被締付け材34にボルト20をねじ込むときや貫通させるときに、第2面32を何の障害もなく、被締付け材34に当てることができる。
次に、ボルト締付け装置10を用いて行うボルト締付け方法を以下に説明する。
図6は本発明のボルト締付け装置を用いて行うボルト締付け方法のフロー図であり、ステップ(以下STと記す。)01において、ボルトをソケット部に装着させる。具体的には、図2にて、ソケット部13のボルト頭収納部24及び鍔収納部23に鍔付きボルト20のボルトの頭21及び鍔22を嵌める。
ST02において、回転軸を回転させる。具体的には、図1にて、ソケット部13に鍔付きボルト(図2の符号20)を嵌めた状態で、回転軸11を矢印の方向に回転させる。
ST03において、ボルトの頭と平座金との間に空気を吹付ける。具体的には、図5(a)のようにエアブローノズル15からボルトの頭21と平座金30の第1面31との間に空気を吹付ける。
ST04において、被締付け材にボルトを締付ける。具体的には、図4にて、ソケット部13をボルト締付方向に回転させることにより、被締付け材34に鍔付きボルト20を締付ける。
上記ボルト締付け方法では、エア吹付け工程で、ボルトの頭(図5の符号21)と平座金(図5の符号30)との間にエアブローノズル(図5の符号15)から空気を吹付けるようにしたので、吹出した空気は、クリーニング作用を発揮する。そのため、平座金やボルトの頭に異物が付着する心配はない。また、エアブローノズルから吹出した空気は少量で済ませることができ、コンプレッサーでの電気代を節約することができる。
これまでに説明したボルト締付け装置10では、エアブローノズルをホルダに付設させた。ところで、機械や構造物ではねじ穴の周りに突起部等の障害物が形成されていることが多く、このようなねじ穴にボルトを締付けるには、ソケット部がエアブローノズルよりも突出していることが必要となる。次に、エアブローノズルに障害物が接触したとき、エアブローノズルを後方へ移動させることができる実施例を以下に説明する。
図7は本発明に係る別のボルト締付け装置の断面図であり、図1と共通の構造については符号を流用して説明を省略する。
ボルト締付け装置40は、回転軸11と、ホルダ12と、このホルダ12の外周に軸方向に移動自在に嵌められる中空状のスライダ41と、このスライダ41の前方(図右)への移動を制止するためにホルダ12の先端部に取り付けられるストッパ部材42と、スライダ41の後端面に密着させた座金43とホルダ12の後部に設けた座面44との間に設けられホルダ12の外周に嵌められている圧縮コイルばね45と、ソケット部13と、スライダ41に取付けられストッパ部材42に設けたスライド部材46で摺動自在に支えられているエア供給管47と、このエア供給管47の先端に取り付けられているエアブローノズル48とを備える。
49はチューブ継手、51はフレキシブルチューブ、52はストッパ部材押さえねじ、53はスライド部材押さえである。
回転軸11、ホルダ12、ソケット部13が静止状態にあるとして、エアブローノズル48の先端面に白抜き矢印で示した水平荷重が加えられると、エアブローノズル48とエア供給管47とスライダ41は後方(図左)へ移動し、例えば二点鎖線で示した位置で止まる。このとき、圧縮コイルばね45は、伸びた状態から縮んだ状態になる。
また、上記状態から白抜き矢印で示した水平荷重を取り去ると、エアブローノズル48とエア供給管47とスライダ41は、圧縮コイルばね45の弾性作用によって実線で示した位置に戻る。
すなわち、ボルト締付け装置40では、スライダ41は、エアブローノズル48に障害物が接触したことによる水平荷重が作用するとき、ホルダ12の外周を後方(図左)へ摺動するように構成した。
次にボルト締付け装置40の作用を説明する。
図8は図7の作用説明図であり、障害物は突起部を例にして説明する。
(a)にて、ねじ穴54及び突起部55を備えた被締付け材56に、鍔付きボルト20を装着し回転軸11を回転させた状態のボルト締付け装置40を臨ませ、ボルト締付け装置40を矢印(1)のように前進させる。
(b)にて、エアブローノズル48が突起部55に接触し、スライダ41が矢印(2)のように後退する。同時に、ソケット部13が矢印(3)のように前進し、ねじ穴54に鍔付きボルト20をねじ込む。
(c)にて、ねじ穴54への鍔付きボルト20の締付けが完了した。回転軸11の回転を止め、矢印(4)のようにボルト締付け装置40全体を後退させ、次に作業に移る。
ボルト締付け装置40では、スライダ41は、エアブローノズル48に突起部55が接触したとき、ホルダ12の外周を後方へ摺動するように構成したので、ソケット部13をエアブローノズル48よりも突出させることができる。これにより、被締付け材56に設けられたねじ穴54周りに突起部等の障害物がある場合でも、鍔付きボルト20を十分に締付けることができる。
尚、実施の形態では鍔付きボルトを例に説明したが、鍔なしの六角ボルトにも適用できる。但し、普通の六角ボルトの場合は、図2で説明した鍔収納部23は無しにする。
また、請求項3に係る障害物は、実施の形態ではねじ穴周りの突起部を例に説明したが、ざぐり穴加工が施されたねじ穴の段差部にも適用できるため、一般の機械及び構造物に設けたねじ穴の周辺部に適用して差し支えない。
本発明は、平座金にボルトを通してボルトの頭に平座金が当たっている形態の座金付きボルトを、保持し、運搬し、回転させるボルト締付け装置に好適である。
本発明に係るボルト締付け装置の外観図である。 本発明のソケット部の断面図である。 図2の3−3矢視図である。 本発明のエアブローノズルの取付け要領図である。 本発明のエアブローノズルの作用説明図である。 本発明のボルト締付け装置を用いて行うボルト締付け方法のフロー図である。 本発明に係る別のボルト締付け装置の断面図である。 図7の作用説明図である。 従来のボルト締付け装置の原理を説明する図である。
符号の説明
10、40…ボルト締付け装置、11…回転軸、12…ホルダ、13…ソケット部、14、47…エア供給管、15、48…エアブローノズル、20…ボルト(鍔付きボルト)、21…ボルトの頭、30…平座金、31…第1面、32…第2面、33…空気、34、56…被締付け材、41…スライダ、55…突起部(障害物)。

Claims (4)

  1. 平座金にボルトを通してボルトの頭に平座金が当たっている形態の座金付きボルトを、保持し、運搬し、回転させるボルト締付け装置であって、
    このボルト締付け装置は、回転軸と、この回転軸を回転自在に支えるホルダと、前記回転軸の先端に設けられボルトの頭を収納するソケット部と、このソケット部に収納したボルトの頭と平座金との間に空気を吹付けるために前記ホルダに付設したエアブローノズルとを備えることを特徴とするボルト締付け装置。
  2. 前記平座金の2面のうち、前記ボルトの頭に臨む面を第1面、残りの面を第2面と呼ぶときに、前記ソケット部に収納したボルト頭に密着させた平座金の前記第2面を基準として、前記エアブローノズルは前記第2面から突出しないように前記ホルダ寄りに設けたことを特徴とする請求項1記載のボルト締付け装置。
  3. 平座金にボルトを通してボルトの頭に平座金が当たっている形態の座金付きボルトを、保持し、運搬し、回転させるボルト締付け装置であって、
    このボルト締付け装置は、回転軸と、この回転軸を回転自在に支えるホルダと、このホルダの外周に軸方向に移動自在に嵌められる中空状のスライダと、前記回転軸の先端に設けられるソケット部と、このソケット部に収納したボルトの頭と平座金との間に空気を吹付けるために前記スライダに取付けたエアブローノズルとを備え、
    前記スライダは、前記エアブローノズルに障害物が接触したとき、前記ホルダの外周を後方へ摺動するように構成したことを特徴とするボルト締付け装置。
  4. ボルトの頭に平座金が当たっている形態の座金付きボルトをボルト締付け装置に備えたソケット部に装着させる工程と、前記ソケット部を支える回転軸を回転させる工程と、前記ソケット部に収納したボルトの頭と平座金との間にボルト締付け装置に備えたエアブローノズルから空気を吹付けるエア吹付け工程と、被締付け材にボルトを締付ける工程とからなることを特徴とするボルト締付け方法。
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