JP4350978B2 - マンコンベヤの照明装置 - Google Patents
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- B66B23/00—Component parts of escalators or moving walkways
- B66B23/22—Balustrades
- B66B23/225—Lighting systems therefor
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エスカレータや動く歩道等のマンコンベヤの照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来のマンコンベヤの欄干部の縦断面図である。同図において、101は欄干パネルで、移動する踏段列102(あるいは踏板列)の両側に踏段列102の移動方向と平行に立設されている。欄干パネル101の下部の外側面には外デッキ103が取り付けられ、内側面には内デッキ104が取り付けられている。この内デッキ104の下端には、スカート受けアングル105を介してスカート106が取り付けられている。
【0003】
107は照明装置であり、欄干パネル101上端部の外側面に対向するように配置された照明装置本体108を具備している。この照明装置本体108は、欄干パネル101上端部に取り付けられたデッキ109の下面に支持されている。照明装置本体108は、デッキ109の下面に取り付けられたカバー110と、その内部に収納された光源111とを有している。なお、112は移動手摺であり、デッキ109の上面に取り付けられたレール113に摺動自在に支持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のこの種のマンコンベヤでは、デッキ109の端部と、建屋の壁、掲示板、又は並列設置のマンコンベヤ等の固定物201との間隔は、光源111を交換可能なスペース、すなわち作業者の腕を挿入し得るスペースを必要としていた。この作業スペースが十分でないと、光源111の交換作業を行う場合、まず欄干パネル101を取り外し、次いで照明カバー110を取り外してから光源111を交換することになるため、多大な時間を要し、保守作業の作業性が非常に劣るという問題点が有る。
【0005】
また、上記作業スペースを十分に確保すると、建屋におけるマンコンベヤの設置スペースが大きくなるという問題点が有る。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、マンコンベヤの設置スペースを大きくすることなく保守作業を作業性良く行うことができるようにしたマンコンベヤの照明装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のマンコンベアの照明装置は、欄干パネル上端部の外側面に対向するように配置された照明装置本体と、前記欄干パネル上端部に取り付けられ前記照明装置本体を支持するデッキとを具備し、前記デッキは、前記欄干パネル上端部に固定された固定側デッキと、前記照明装置本体が取り付けられた非固定側デッキとに分割され、前記非固定側デッキは、前記照明装置本体が前記欄干パネル上端部の上方に位置した状態をとり得るように前記固定側デッキに回動可能に接続されたマンコンベヤの照明装置であって、前記固定側デッキに、前記非固定側デッキを受け止め支持すると共にネジ孔が形成された接続支えが設けられ、前記非固定側デッキに、前記ネジ孔に螺合して前記非固定側デッキを前記接続支えに締結固定する締結部材の軸部を貫通させる貫通孔が形成されたことを特徴としている。
また、本発明のマンコンベアの照明装置は、欄干パネル上端部の外側面に対向するように配置された照明装置本体と、前記欄干パネル上端部に取り付けられ前記照明装置本体を支持するデッキとを具備し、前記デッキは、前記欄干パネル上端部に固定された固定側デッキと、前記照明装置本体が取り付けられた非固定側デッキとに分割され、前記非固定側デッキは、前記照明装置本体が前記欄干パネル上端部の上方に位置した状態をとり得るように前記固定側デッキに回動可能に接続されたマンコンベヤの照明装置であって、前記固定側デッキに、前記非固定側デッキを受け止め支持すると共にスタッドボルトが立設された接続支えが設けられ、前記非固定側デッキに、前記スタッドボルトを貫通させる貫通孔が形成されたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面と共に詳述する。図1は本発明の第1の実施形態であるエスカレータの要部縦断面図、図2は図1の要部拡大断面図、図3は第1の実施形態の作用の説明図である。
【0009】
図1において、1はガラス製の欄干パネルで、移動する踏段列(図示せず)の両側に踏段列の移動方向と平行に立設されている。欄干パネル1の下部の外側面には外デッキ2が取り付けられ、内側面には内デッキ3が取り付けられている。この内デッキ3の下端には、スカート受けアングル4を介してスカート5が取り付けられている。
【0010】
6は照明装置であり、欄干パネル1上端部の外側面に対向するように配置された照明装置本体7を具備している。この照明装置本体7は、欄干パネル1上端部に取り付けられたデッキ8の下面に支持されている。デッキ8は、欄干パネル1上端部に固定された固定側デッキ9と、照明装置本体7が取り付けられた非固定側デッキ10とに分割されている。
【0011】
非固定側デッキ10は蝶番11を介して固定側デッキ9に接続されており、前記踏段列の移動方向に延びる軸線を中心として上方に回動可能となっている。非固定側デッキ10の下面には照明カバー支え12が設けられ、非固定側デッキ10の上面には移動手摺(図示せず)を摺動自在に支持するレール13が取り付けられている。
【0012】
図2に示すように、固定側デッキ9の下面には板状の接続支え14の一端が固定されており、その他端は非固定側デッキ10の下面を受け止め支持している。非固定側デッキ10はボルト15を介して接続支え14に着脱可能に固定される。すなわち、レール13の底壁、非固定側デッキ10にはボルト15の軸部を貫通させる貫通孔16、17が形成され、接続支え14にはボルト15の軸部が螺合するネジ孔18が形成されている。
【0013】
照明装置本体7は、非固定側デッキ10に着脱可能に取り付けられ上面が開口した略筒状の照明カバー19と、その内部に固定配置されたホルダー20(図1参照)と、このホルダー20に着脱可能に保持された光源21と、この光源21に給電する配線(図示せず)等を有している。光源21としては、蛍光灯の他に、電球、液晶LED、有機EL等を適宜使用することができる。また、光源21の光の色は特に限定されるものではないが、視認性や指向性等の点から白色が好ましい。
【0014】
このような構成のエスカレータにおいて、照明装置6の保守作業を行う場合には、レール13に係合している移動手摺を取り外し、ボルト15を回転させて取り外す。次いで、図3に示すように、非固定側デッキ10を上方に回動させて照明装置本体7を欄干パネル1の上端部の上方に位置させる。
【0015】
なお、照明カバー19は、非固定側デッキ10の最大回動半径領域内、すなわち、蝶番11の回転軸から半径方向に最も離れた端部10aが前記回転軸まわりに回転することにより形成される円形の軌跡よりも内側の領域内に収まるように取り付けられているため、非固定側デッキ10の回動時に照明カバー19が固定物201と干渉することはない。
【0016】
また、欄干パネル1と固定物201の間のスペースの幅W(図3参照)は非固定側デッキ10を回動させることができる大きさであればよく、従来と比べて幅Wが大幅に増えることもない。したがって、コンベヤ設置スペースを大きくすることなく保守作業の作業性を向上することができるものである。
【0017】
保守作業を行う作業者は、照明カバー19を非固定側デッキ10から取り外して光源21の交換等を行うが、この際、固定物201や欄干パネル1に邪魔されることないので、保守作業を作業性良く行うことができる。なお、保守作業を固定物201や欄干パネル1に邪魔されずに行うことができるのであれば、照明装置本体7全体が欄干パネル1の上端部の上方に位置していなくてもよく、照明装置本体7の一部のみが欄干パネル1の上端部の上方に位置した状態であってもよい。
【0018】
作業が終了すると、照明カバー19を非固定側デッキ10に取り付け、非固定側デッキ10を図1に示す位置まで回動させる。そして、図2に示すように、ボルト15を用いて非固定側デッキ10を接続支え14に固定する。接続支え14にはネジ孔18が形成されているため、ボルト15にナットを螺着する必要がなく、その作業は容易である。
【0019】
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。図4は本発明の第2の実施形態の要部拡大断面図である。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一又は類似の部分には同一の符号を用いており、重複する説明は省略してある。
【0020】
本実施形態では、接続支え14の他端側の上面にスタッドボルト22が上方に突出するように固定されている。このスタッドボルト22は、非固定側デッキ10の貫通孔17、レール13の貫通孔16を貫通して上方に突出しており、その先端部にナット23を螺着することにより非固定側デッキ10を接続支え14に固定することができる。本実施形態のその他の構成は第1の実施形態と同様である。
【0021】
本実施形態においても、ナット23を取り外して非固定側デッキ10を上方に回動させることで、第1の実施形態と同様に、照明装置6の保守作業を作業性良く行うことができる。また、接続支え14にスタッドボルト22が設けられているため、非固定側デッキ10を固定する作業を容易に行うことができる。
【0022】
なお、本発明はエスカレータ以外のマンコンベヤ(例えば踏板列が移動する動く歩道)に適用することもできる。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、本発明の照明装置は、マンコンベヤの設置スペースを大きくすることなく保守作業を作業性良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の要部縦断面図。
【図2】図1の要部拡大断面図。
【図3】第1の実施形態の作用の説明図。
【図4】本発明の第2の実施形態の要部拡大断面図。
【図5】従来のマンコンベヤの要部縦断面図。
【符号の説明】
1 欄干パネル
6 照明装置
7 照明装置本体
8 デッキ
9 固定側デッキ
10 非固定側デッキ
14 接続支え
15 ボルト(締結部材)
17 貫通孔
18 ネジ孔
22 スタッドボルト
201 固定物
Claims (3)
- 欄干パネル上端部の外側面に対向するように配置された照明装置本体と、前記欄干パネル上端部に取り付けられ前記照明装置本体を支持するデッキとを具備し、前記デッキは、前記欄干パネル上端部に固定された固定側デッキと、前記照明装置本体が取り付けられた非固定側デッキとに分割され、前記非固定側デッキは、前記照明装置本体が前記欄干パネル上端部の上方に位置した状態をとり得るように前記固定側デッキに回動可能に接続されたマンコンベヤの照明装置であって、
前記固定側デッキに、前記非固定側デッキを受け止め支持すると共にネジ孔が形成された接続支えが設けられ、前記非固定側デッキに、前記ネジ孔に螺合して前記非固定側デッキを前記接続支えに締結固定する締結部材の軸部を貫通させる貫通孔が形成されたことを特徴とするマンコンベヤの照明装置。 - 欄干パネル上端部の外側面に対向するように配置された照明装置本体と、前記欄干パネル上端部に取り付けられ前記照明装置本体を支持するデッキとを具備し、前記デッキは、前記欄干パネル上端部に固定された固定側デッキと、前記照明装置本体が取り付けられた非固定側デッキとに分割され、前記非固定側デッキは、前記照明装置本体が前記欄干パネル上端部の上方に位置した状態をとり得るように前記固定側デッキに回動可能に接続されたマンコンベヤの照明装置であって、
前記固定側デッキに、前記非固定側デッキを受け止め支持すると共にスタッドボルトが立設された接続支えが設けられ、前記非固定側デッキに、前記スタッドボルトを貫通させる貫通孔が形成されたことを特徴とするマンコンベヤの照明装置。 - 前記照明装置本体は、前記非固定側デッキの最大回動半径領域内に収まるように取り付けられたことを特徴とする請求項1または2に記載のマンコンベヤの照明装置。
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JP2003159177A JP4350978B2 (ja) | 2003-06-04 | 2003-06-04 | マンコンベヤの照明装置 |
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2003
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