JP4350487B2 - 無線通信システム、基地局および無線通信端末 - Google Patents

無線通信システム、基地局および無線通信端末 Download PDF

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Description

本発明は、送信局(基地局)から受信局(無線通信端末)への下り方向の通信が時分割多重方式によって行われる無線通信システムに関し、特に受信局に対する無線リソースの割当ての改善を図った無線通信システム、基地局および無線通信端末に関する。
無線通信においては、無線チャネルの状態が時間的な変動を持つ。適応変調技術を用いることで、現在の無線チャネルの状態に応じて伝送レートを変更することが可能である。複数の受信局に対して時分割多重で無線リソース(タイムスロット)を割り当てる方式を用いる場合、あるタイムスロットをどの受信局に割り当てるかによって、システム全体の性能が変わる。
非特許文献1においては、品質保証のないベストエフォートサービスを対象としたときに、多少のユーザ間の不公平を許容することで、システム全体のスループットを良くすることが可能なProportional Fair(PF)方式が提案されている。この方式では、ある受信局のチャネルの状態が相対的に良好な瞬間を選び、その受信局に割当てを行うことにより、スループットを改善する。この方式は現実のシステムでも採用されており、普及している。特許文献1においては、PF方式を改良し、ユーザ間の不公平性の程度をパラメータによって調節可能とすることが記載されている。また、非特許文献2においては、動画配信のようなリアルタイム性の要求されるアプリケーションを対象として、送信局側の送信バッファ内データ量に着目して品質を保証する方式が提案されている。
特開2002−171287号公報 A.Jalali,R.Padovani,R.Pankaj,「Data throughput of cdma−hdr a high efficiency high data rate personal communication wireless system」,VTC−2000 Spring,2000,p.1854−1858 S.Shakkottai,A.Stolyar,「Scheduling algorithms for a mixture of real−time and non−real−time data in HDR」,Proceedings of ITC−17,2001,p.793−804
動画配信のようなリアルタイムアプリケーションを使用するためには、通信システムに一定以上の品質が要求される。しかし、特許文献1や非特許文献1に記載された方式においては、システム全体のスループットは改善されるが、個々の通信に対して絶対的な品質の保証は行われない。また、非特許文献2に記載された方式においては、非特許文献1に記載される、現在普及しているPF方式との共存が考慮されておらず、送信バッファ内データ量に基づいて割当てを行うため、現在広く普及しているTCPのように送信元レート制御を伴う上位層プロトコルと干渉するため、現実のシステムへの導入が難しい。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであって、システム全体のスループットを改善すると共に、リアルタイムアプリケーションの品質を保証することができ、かつPF方式との親和性が高い無線通信システム、基地局および無線通信端末を提供することを目的とする。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、情報を送信する基地局と、該基地局によって決定されるタイムスロットにおいて前記基地局から前記情報を受信するM個(Mは自然数)の無線通信端末とを具備する無線通信システムにおいて、前記無線通信端末は、n番目(nは自然数)のタイムスロットにおける自端末の割り当て可能なレートR(n)(jは前記M以下の自然数であり、無線通信端末の区別に用いられる番号である)を検出する第1の検出手段と、自端末の受信バッファ内データ量b(n)を検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段によって検出された前記R(n)および前記第2の検出手段によって検出された前記b(n)を前記基地局へ通知するための情報を前記基地局へ送信する送信手段とを備え、前記基地局は、前記無線通信端末によって送信された前記情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記情報が示す前記R(n)および前記b(n)に基づいて、前記M個の無線通信端末に対する前記n番目のタイムスロットの割り当てを決定するスケジュール手段とを備えたことを特徴とする無線通信システムである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の無線通信システムにおいて、前記スケジュール手段は、前記M個の無線通信端末がリアルタイムアプリケーションに対応した無線通信端末である場合に、Δb(n)=max{0,min{B,b(n)+R(n)Δt}−y Δt}−b(n)、ただし、Δb(n)はj番目の無線通信端末の前記b(n)の変動量を示し、Bは前記j番目の無線通信端末の受信バッファ容量を示し、Δtは1タイムスロットの長さを示し、y は前記j番目の無線通信端末で動作しているアプリケーションの所要スループットを示す、なる式に基づいて前記Δb(n)を算出し、0≦b(n)<b minの場合は、U((b(n))=L、b min≦b(n)≦Bの場合は、U((b(n))=1/x(n)、ただし、U((b(n))は関数であり、Lは定数であり、x(n)は前記j番目の無線通信端末の優先度を示す値であり、b min=y Δtである、なる式に基づいて前記U((b(n))を算出し、b(n+1)<b の場合は、x(n+1)=x(n)−Cx(n)、b ≦b(n+1)≦b の場合は、x(n+1)=x(n)、b <b(n+1)の場合は、x(n+1)=x(n)+C(R(n)Δt−x(n))、ただし、C、b およびb は定数であり、x(1)は任意の数である、なる式に基づいて、n番目のタイムスロット終了時に前記x(n+1)を算出し、前記M個の無線通信端末に対してΔb(n)U((b(n))を算出し、該Δb(n)U((b(n))が最大となる番号の無線通信端末に対して前記n番目のタイムスロットを割り当てることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の無線通信システムにおいて、前記M個の無線通信端末の中にN個(NはM以下の自然数)のベストエフォートクラスの無線通信端末がある場合、前記スケジュール手段はさらに、前記N個のベストエフォートクラスの無線通信端末に対して、Δb(n)=max{0,min{B,b(n)+R(n)Δt}−y Δt}−b(n)、なる式に基づいて前記Δb(n)を算出し、U((b(n))=1/x(n)なる式に基づいて前記U((b(n))を算出し、n番目のタイムスロットがj番目の無線通信端末に割り当てられなかった場合は、x(n+1)=x(n)−Dx(n)、n番目のタイムスロットがj番目の無線通信端末に割り当てられた場合は、x(n+1)=x(n)+D(R(n)Δt−x(n))、ただし、Dは定数であり、x(1)は任意の数である、なる式に基づいて、n番目のタイムスロット終了時に前記x(n+1)を算出し、前記M個の無線通信端末に対してΔb(n)U((b(n))を算出し、該Δb(n)U((b(n))が最大となる番号の無線通信端末に対して前記タイムスロットを割り当てることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、M個(Mは自然数)の無線通信端末に対するタイムスロットの割り当てを決定し、タイムスロットが割り当てられた無線通信端末へ情報を送信する基地局において、前記無線通信端末によって送信された、n番目(nは自然数)のタイムスロットにおいて前記無線通信端末に割り当て可能なレートR(n)および前記無線通信端末の受信バッファ内データ量b(n)に関する情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記情報が示す前記R(n)および前記b(n)に基づいて、前記M個の無線通信端末に対する前記n番目のタイムスロットの割り当てを決定するスケジュール手段とを具備することを特徴とする基地局である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の基地局において、前記スケジュール手段は、前記M個の無線通信端末がリアルタイムアプリケーションに対応した無線通信端末である場合に、Δb(n)=max{0,min{B,b(n)+R(n)Δt}−y Δt}−b(n)、ただし、Δb(n)はj番目(jは前記M以下の自然数)の無線通信端末の前記b(n)の変動量を示し、Bは前記j番目の無線通信端末の受信バッファ容量を示し、Δtは1タイムスロットの長さを示し、y は前記j番目の無線通信端末で動作しているアプリケーションの所要スループットを示す、なる式に基づいて前記Δb(n)を算出し、0≦b(n)<b minの場合は、U((b(n))=L、b min≦b(n)≦Bの場合は、U((b(n))=1/x(n)、ただし、U((b(n))は関数であり、Lは定数であり、x(n)は前記j番目の無線通信端末の優先度を示す値であり、b min=y Δtである、なる式に基づいて前記U((b(n))を算出し、b(n+1)<b の場合は、x(n+1)=x(n)−Cx(n)、b ≦b(n+1)≦b の場合は、x(n+1)=x(n)、b <b(n+1)の場合は、x(n+1)=x(n)+C(R(n)Δt−x(n))、ただし、C、b およびb は定数であり、x(1)は任意の数である、なる式に基づいて、n番目のタイムスロット終了時に前記x(n+1)を算出し、前記M個の無線通信端末に対してΔb(n)U((b(n))を算出し、該Δb(n)U((b(n))が最大となる番号の無線通信端末に対して前記n番目のタイムスロットを割り当てることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の基地局において、前記M個の無線通信端末の中にN個(NはM以下の自然数)のベストエフォートクラスの無線通信端末がある場合、前記スケジュール手段はさらに、前記N個のベストエフォートクラスの無線通信端末に対して、Δb(n)=max{0,min{B,b(n)+R(n)Δt}−y Δt}−b(n)、なる式に基づいて前記Δb(n)を算出し、U((b(n))=1/x(n)なる式に基づいて前記U((b(n))を算出し、n番目のタイムスロットがj番目の無線通信端末に割り当てられなかった場合は、x(n+1)=x(n)−Dx(n)、n番目のタイムスロットがj番目の無線通信端末に割り当てられた場合は、x(n+1)=x(n)+D(R(n)Δt−x(n))、ただし、Dは定数であり、x(1)は任意の数である、なる式に基づいて、n番目のタイムスロット終了時に前記x(n+1)を算出し、前記M個の無線通信端末に対してΔb(n)U((b(n))を算出し、該Δb(n)U((b(n))が最大となる番号の無線通信端末に対して前記タイムスロットを割り当てることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、基地局によって決定されたタイムスロットにおいて、該基地局によって送信される情報を受信する無線通信端末において、n番目(nは自然数)のタイムスロットにおける自端末の割り当て可能なレートR(n)を検出する第1の検出手段と、自端末の受信バッファ内データ量b(n)を検出する第2の検出手段と、前記第1の検出手段によって検出された前記R(n)および前記第2の検出手段によって検出された前記b(n)を前記基地局へ通知するための情報を前記基地局へ送信する送信手段とを具備することを特徴とする無線通信端末である。
本発明によれば、基地局が無線チャネルの状態および無線通信端末における受信バッファ内のデータ量に応じて、タイムスロットを割り当てる無線通信端末を決定するようにしたことにより、無線通信システム全体のスループットが向上し、リアルタイムアプリケーションの品質が保証されるという効果が得られる。また、PF方式との親和性が高く、既存の無線通信システムへの適用が容易であるという効果も得られる。
以下、図面を参照し、この発明を実施するための最良の形態について説明する。リアルタイムアプリケーションは通常、遅延やスループットの変動を吸収するために受信側でバッファリングを行う。アプリケーションは受信バッファから一定レートでデータを取り出していき、データを読み出そうとしたときに受信バッファが空であれば、画像の乱れ等のアプリケーション品質の劣化が発生する。また、受信バッファが一杯であれば、受信側はそれ以上データを受信することはできない。
無線通信システム全体のスループットを改善するためには、送信局は受信局のチャネルの状態が相対的に良好な瞬間を選んで送信を行う必要がある。逆に、チャネルの状態が相対的に劣化している間は、スロットの割り当てが受けられない。そのため、受信バッファ内データ量が多いほど、無線チャネルの一時的な劣化への耐性が高まる。本実施形態においては、無線チャネルの状態と受信バッファ内データ量との両方を考慮して、受信局に対するタイムスロット(以下、スロットと称す)の割り当てを行う。
図1は、本発明の一実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。本無線通信システムは送信局1(基地局)とM台(Mは自然数)の受信局2からなり、各受信局2は送信局1と無線チャネルを介した通信を行う。受信局2は、携帯電話、PHS(登録商標)、PDA(Personal Digital Assistance)などの無線通信機能を有する無線通信端末である。
図2は送信局1および受信局2の構成を示すブロック図である。送信局1において、10はスケジューラであり、受信局2に割り当てるスロットを決定する。11は無線データ送信部であり、スケジューラ10によってスロットが割り当てられた受信局2へデータを送信する。なお、無線データ送信部11は図示せぬ送信バッファを備えている。12は無線フィードバック情報受信部であり、受信局2によって送信されたフィードバック情報を受信し、スケジューラ10へ出力する。
受信局2において、20は無線データ受信部であり、送信局1によって送信されたデータを受信し、受信バッファ21へ出力する。受信バッファ21は無線データ受信部20から出力されたデータを一時的に蓄積する。アプリケーション部22は、必要なデータを受信バッファ21から取り出し、動画再生などに係る処理を行う。受信強度監視部23は無線データ受信部20が送信局1から無線信号を受信した際の受信強度を検出し、検出した受信強度から受信局2において割り当て可能なレートR(n)を推定し、推定したR(n)に関する情報を無線フィードバック情報送信部25へ出力する。ただし、nはスロット番号を表し、n=1,2,3,・・・とする。
24は受信バッファ内データ量監視部であり、受信バッファ21内のデータ量を検出する。そして、受信バッファ内データ量監視部24は受信バッファ21内のデータ量である受信バッファ内データ量b(n)に関する情報を無線フィードバック情報送信部25へ出力する。無線フィードバック情報送信部25は受信強度監視部23および受信バッファ内データ量監視部24から出力された情報に基づいて、割り当て可能なレートR(n)および受信バッファ内データ量b(n)に関するフィードバック情報を作成し、n番目のスロットの開始前に、送信局1へフィードバック情報を送信する。
次に、本実施形態における無線通信システムの動作を説明する。図3は本実施形態における無線通信システムの動作を示すフローチャートである。送信局1においてスケジューラ10はn番目のスロットの開始時に、無線フィードバック情報受信部12から出力されたフィードバック情報から、受信局2に割り当て可能なレートR(n)および受信バッファ内データ量b(n)を取得する。そして、R(n)、b(n)、および受信局2の優先度に関する値x(n)に基づいて、n番目のスロットを割り当てる受信局2を決定する(ステップS301)。ここで、m番目の受信局2にスロットが割り当てられたとする。
続いて、スケジューラ10は、スロットが割り当てられた受信局2へ送信するデータを無線データ送信部11へ出力する。無線データ送信部11は1スロットの長さΔtの時間、そのデータをレートR(n)で受信局2へ送信する(ステップS302)。無線データ受信部20はこのデータを受信し、受信バッファ21へ出力する。そして、アプリケーション部22はn番目のスロットの終了時に、次のスロットで使用するデータを受信バッファ21から取り出す(ステップS303)。
n番目のスロットが終了したら、各受信局2の受信強度監視部23は割り当て可能なレートR(n+1)を推定し、R(n+1)に関する情報を無線フィードバック情報送信部25へ出力する。また、受信バッファ内データ量監視部24は受信バッファ内データ量b(n+1)を検出し、b(n+1)に関する情報を無線フィードバック情報送信部25へ出力する。そして、無線フィードバック情報送信部25はフィードバック情報を作成し、送信局1へフィードバック情報を送信する(ステップS304)。続いて、n+1番目のスロットの処理が始まり(ステップS305)、ステップS301〜ステップS305の処理が繰り返される。
次に、本実施形態において、スケジューラ10が受信局2に対するスロットの割り当てを決定する動作を説明する。M個の受信局2は、品質保証のない通信形態であるベストエフォートクラスと、リアルタイムアプリケーションを使用し、品質保証が必要な通信形態であるリアルタイムクラスとの2つのクラスに分けられる。受信局2は起動しているアプリケーションによって上記の2つのクラスに分類され、アプリケーションの起動・終了によってクラスが変更される。この場合、受信局2は例えば、送信局1に対してクラス変更の通知を行う。
まず、全受信局2がリアルタイムクラスの場合を考える。図1で示されるように、本無線通信システムには1番目の受信局2からM番目の受信局2までのM台の受信局2がある。1スロットの長さをΔtとし、n番目のスロットの開始時点におけるj番目(jは1以上M以下の整数)の受信局2の受信バッファ容量をB、受信バッファ21でバッファリングされているデータ量をb(n)とする。ただし、0≦b(n)≦Bである。j番目の受信局2のアプリケーションの所要スループットをy とする。各受信局2は各スロットの終了時に受信バッファ21からy Δtのサイズのデータを取り出す。
n番目のスロットは、以下のアルゴリズムによって決定される受信局m(n)に割り当てられる。
Figure 0004350487
[数1]において、Δb(n)はn番目のスロットをj番目の受信局2に割り当てた場合の、j番目の受信局2の受信バッファ内データ量の変動であり、
Δb(n)=max{0,min{B,b(n)+R(n)Δt}−y Δt}−b(n)
となる。ただし、max{A,B}=B(A≦B)、min{A,B}=A(A≦B)である。Δb(n)を定義する上式の右辺において、min{B,b(n)+R(n)Δt}によって受信バッファ内データ量の上限がBを超えないことが規定され、右辺全体では受信バッファ内データ量の下限が0以上であることが規定されている。
[数1]によるアルゴリズムは、Δb(n)U((b(n))を各受信局2について計算し、それらの中で最大となる受信局2にn番目のスロットを割り当てることを示している。また、効用関数U((b(n))を次式で定義する。
Figure 0004350487
[数2]において、Lは非常に大きな正の定数とする。b minはn番目のスロットをj番目の受信局2に割り当てなかった場合に、そのスロット終了時点でちょうど受信バッファ21が空になるような受信バッファ内データ量であり、b min=y Δtである。x(n)は受信バッファ21内にデータが一定以上ある場合の、j番目の受信局2の優先度を決定するための値である。[数2]によれば、受信バッファ内データ量がb min未満の受信局2に対するスロットの割り当て優先度が高い。x(n)は各スロット終了時に次式のように更新される。
Figure 0004350487
[数3]において、Cは非常に小さな正の定数(例えば、1/1000)であり、b およびb は望ましい受信バッファ内データ量の範囲を表すパラメータである。[数3]によれば、受信バッファ内データ量がb 未満の場合はx(n)を減少させることにより、j番目の受信局2に対するスロットの割り当て優先度が増加し、受信バッファ内データ量がb 以上の場合はx(n)を増加させることにより、j番目の受信局2に対するスロットの割り当て優先度が減少する。なお、x(n)の初期値x(1)は任意である。
次に、リアルタイムクラスの受信局2とベストエフォートクラスの受信局2とが混在する場合について説明する。ベストエフォートクラスの受信局2については、以下の通りとする。ベストエフォートクラスの受信局2においては、受信バッファ容量を無限大とし(B→∞)、アプリケーション部22による受信バッファ21からのデータ取り出し速度が現在の受信バッファ内データ量に比例するとすると、b min≦b(n)≦Bが常に成り立つので、
((b(n))=1/x(n)
となる。また、b =b =b(n)とすると、x(n+1)は次式のようになる。
Figure 0004350487
[数4]において、m(n)≠jは、n番目のスロットがj番目の受信局2に割り当てられなかった場合を示し、m(n)=jは、n番目のスロットがj番目の受信局2に割り当てられた場合を示す。このようにパラメータを割り当てることにより、ベストエフォートクラスの受信局2へのスロット割当て規則は従来のPF方式と等しくなる。これにより、ベストエフォートクラスの受信局2とリアルタイムクラスの受信局2とが混在する場合にも、統一的に扱うことができる。なお、[数3]における定数Cおよび[数4]における定数Cを同じ値とすることにより、既存のシステムへの適用がより容易となるが、異なる値としてもよい。以上のように、本実施形態においてスケジューラ10は、無線チャネルの状態(R(n))および受信局2の受信バッファ内データ量(b(n))を考慮してスロットの割り当てを行っている。
次に、本実施形態による一実施例を示す。ここでは、従来方式と本実施例による方式との比較として、移動体通信を想定した電波伝搬モデルを含む計算機シミュレーションの結果を示す。従来方式(PF方式)はそのままではリアルタイムクラスをサポートしないため、以下のようにしている。すなわち、スケジューラはPF方式とするが、受信バッファがあふれないようにするため、データ送信元(例えばストリーミング配信サーバ等)で、予め所要レートに制限して、一定レートで送信を行う。したがって、送信局側の送信バッファには、データが一定間隔で到着する。
本実施例のリアルタイムクラスの受信局においては、初期バッファリングを行うものとする。すなわち、最初は受信バッファからの取り出しは行わずに、PF方式と同様にスケジューリングを行い、受信バッファ内データ量がバッファ容量の半分に達した時点で、アプリケーションが受信バッファ内からデータの取り出し(動画の再生等)を行うものとする。
図4〜図7にシミュレーションによる結果を示す。図4および図5はそれぞれ従来方式および本実施例による無線通信システムの動作を示すグラフである。ここでは、4台の受信局を仮定し、そのうち2台はベストエフォートクラス、残りの2台はリアルタイムクラスとし、従来方式と本実施例による方式とでそれぞれシミュレーションを行った。本シミュレーションにおいては、Δt=1/600秒、リアルタイムクラスの所要レートy =64kbps、バッファ容量B=32KB、b =0.1B、b =0.9B、L=100000、C=0.001、x(1)=0とした。また、ベストエフォートクラスの所要スループットy は受信バッファ内データ量に比例するとしている。
図において、横軸は時間を示し、左縦軸はスループット、右縦軸は受信バッファ内データ容量を示している。yおよびyはベストエフォートクラスの受信局の平均スループットであり、yおよびyはリアルタイムクラスの受信局の平均スループットである。また、bおよびbはリアルタイムクラスの受信局の受信バッファ内データ量である。
従来方式においては、リアルタイムクラスの受信バッファ内データ量が初期バッファリングの容量のまま推移している(図4のbおよびbを参照)。これは送信局の送信バッファがほとんど空の状態のため、送信バッファにデータが到着した瞬間にスロットが割り当てられているからであり、従来方式はチャネルの状態を考慮したスケジューリングとはなっていない。一方、本実施例による方式においては、リアルタイムクラスの受信バッファ内データ量は高い値で、ある程度の範囲内で上下しながら推移しており(図5のbおよびbを参照)、チャネルの状態を考慮したスケジューリングが行われている。
そのため、従来方式と比較して、より少ないスロット数でリアルタイムクラスの所要レートを達成しており、その結果、ベストエフォートクラスに割り当てられるスロット数が増加し、ベストエフォートクラスのスループットが従来方式よりも改善されている。また、リアルタイムクラスの受信バッファ内データ量が従来方式よりも高いので、リアルタイムアプリケーションの品質の保証度が高まる。
図6および図7は、8台の受信局があり、そのうちリアルタイムクラスの受信局の数を0(すなわち全てベストエフォートクラス)から8(すなわち全てリアルタイムクラス)まで変化させたときの無線通信システム全体のスループットおよび各クラスごとの合計スループットを示している。横軸は全8台の受信局中のリアルタイムクラスの受信局の数を示し、縦軸はスループットを示している。計算に係るパラメータの値は上述した計算と同様である。図6が示すように、従来方式においてリアルタイムクラスの受信局の数を増加させると、それに比例してベストエフォートクラスのスループットが低下しており、結果として無線通信システム全体のスループットも低下している。この結果は、従来方式がリアルタイムクラスに対して、チャネルの状態を考慮したスケジューリングを行うことができていないことを示している。
一方、図7が示すように、本実施例による方式においては、リアルタイムクラスの受信局が8台中6台以下であれば、無線システム全体のスループットはわずかしか低下していない。これは、本実施例による方式がリアルタイムクラスにスロットの割り当てを行う際に、PF方式がベストエフォートクラスに割り当てを行うのと同程度の効率で割り当てを行うことができていることを示している。
以上説明したように、本実施形態による無線通信システムにおいては、[数3]および[数4]で示されるように、送信局が無線チャネルの状態Rおよび受信バッファ内データ量bに応じて、スロットを割り当てる受信局の優先度を変化させるようにしたことにより、無線通信システム全体のスループットが向上する。また、送信局が受信局の受信バッファ内データ量bを考慮したスロットの割り当てを行うことにより、リアルタイムアプリケーションの品質保証を実現することができる。
また、本実施形態による方式は従来のPF方式と互換性のあるアルゴリズムで変数の更新を行うので、本方式を既存システムへ適用した場合には、既存システムへの影響を最小限に留めることができる。さらに、送信局は送信バッファ内データ量に依存しない割り当てを行うので、TCPのようなレート制御を伴う上位層プロトコルとの干渉を防ぐことができ、。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明の一実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態による送信局1および受信局2の構成を示すブロック図である。 同実施形態による無線通信システムの動作を示すフローチャートである。 従来方式による無線通信システムの動作を示すグラフである。 本発明の一実施例による無線通信システムの動作を示すグラフである。 従来方式による無線通信システムのスループットを示すグラフである。 本発明の一実施例による無線通信システムのスループットを示すグラフである。
符号の説明
1・・・送信局、2・・・受信局、10・・・スケジューラ、11・・・無線データ送信部、12・・・無線フィードバック情報受信部、20・・・無線データ受信部、21・・・受信バッファ、22・・・アプリケーション部、23・・・受信強度監視部、24・・・受信バッファ内データ量監視部、25・・・無線フィードバック情報送信部。

Claims (7)

  1. 情報を送信する基地局と、該基地局によって決定されるタイムスロットにおいて前記基地局から前記情報を受信するM個(Mは自然数)の無線通信端末とを具備する無線通信システムにおいて、
    前記無線通信端末は、
    n番目(nは自然数)のタイムスロットにおける自端末の割り当て可能なレートR(n)(jは前記M以下の自然数であり、無線通信端末の区別に用いられる番号である)を検出する第1の検出手段と、
    自端末の受信バッファ内データ量b(n)を検出する第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段によって検出された前記R(n)および前記第2の検出手段によって検出された前記b(n)を前記基地局へ通知するための情報を前記基地局へ送信する送信手段とを備え、
    前記基地局は、
    前記無線通信端末によって送信された前記情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記情報が示す前記R(n)および前記b(n)に基づいて、前記M個の無線通信端末に対して、j番目の無線通信端末の前記b (n)の変動量を示すΔb (n)と、前記b (n)が0に近いほど大きな値となる関数U ((b (n))との積であるΔb (n)U ((b (n))を算出し、該Δb (n)U ((b (n))が最大となる番号の無線通信端末に対して前記n番目のタイムスロットを割り当てるスケジュール手段とを備えた
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記スケジュール手段は、前記M個の無線通信端末がリアルタイムアプリケーションに対応した無線通信端末である場合に、
    Δb(n)=max{0,min{B,b(n)+R(n)Δt}−y Δt}−b(n)、
    ただし、Bは前記j番目の無線通信端末の受信バッファ容量を示し、Δtは1タイムスロットの長さを示し、y は前記j番目の無線通信端末で動作しているアプリケーションの所要スループットを示す、
    なる式に基づいて前記Δb(n)を算出し、
    0≦b(n)<b minの場合は、U((b(n))=L、
    min≦b(n)≦Bの場合は、U((b(n))=1/x(n)、
    ただし、Lは定数であり、x(n)は前記j番目の無線通信端末の優先度を示す値であり、b min=y Δtである、
    なる式に基づいて前記U((b(n))を算出し、
    (n+1)<b の場合は、x(n+1)=x(n)−Cx(n)、
    ≦b(n+1)≦b の場合は、x(n+1)=x(n)、
    <b(n+1)の場合は、x(n+1)=x(n)+C(R(n)Δt−x(n))、
    ただし、C、b およびb は定数であり、x(1)は任意の数である、
    なる式に基づいて、n番目のタイムスロット終了時に前記x(n+1)を算出し、
    前記M個の無線通信端末に対してΔb(n)U((b(n))を算出し、該Δb(n)U((b(n))が最大となる番号の無線通信端末に対して前記n番目のタイムスロットを割り当てる
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記M個の無線通信端末の中にN個(NはM以下の自然数)のベストエフォートクラスの無線通信端末がある場合、前記スケジュール手段はさらに、前記N個のベストエフォートクラスの無線通信端末に対して、
    Δb(n)=max{0,min{B,b(n)+R(n)Δt}−y Δt}−b(n)、
    なる式に基づいて前記Δb(n)を算出し、
    ((b(n))=1/x(n)なる式に基づいて前記U((b(n))を算出し、
    n番目のタイムスロットがj番目の無線通信端末に割り当てられなかった場合は、x(n+1)=x(n)−Dx(n)、
    n番目のタイムスロットがj番目の無線通信端末に割り当てられた場合は、x(n+1)=x(n)+D(R(n)Δt−x(n))、
    ただし、Dは定数であり、x(1)は任意の数である、
    なる式に基づいて、n番目のタイムスロット終了時に前記x(n+1)を算出し、
    前記M個の無線通信端末に対してΔb(n)U((b(n))を算出し、該Δb(n)U((b(n))が最大となる番号の無線通信端末に対して前記タイムスロットを割り当てる
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  4. M個(Mは自然数)の無線通信端末に対するタイムスロットの割り当てを決定し、タイムスロットが割り当てられた無線通信端末へ情報を送信する基地局において、
    前記無線通信端末によって送信された、n番目(nは自然数)のタイムスロットにおいて前記無線通信端末に割り当て可能なレートR(n)および前記無線通信端末の受信バッファ内データ量b(n)に関する情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記情報が示す前記R(n)および前記b(n)に基づいて、前記M個の無線通信端末に対して、j番目の無線通信端末の前記b (n)の変動量を示すΔb (n)と、前記b (n)が0に近いほど大きな値となる関数U ((b (n))との積であるΔb (n)U ((b (n))を算出し、該Δb (n)U ((b (n))が最大となる番号の無線通信端末に対して前記n番目のタイムスロットを割り当てるスケジュール手段とを備えた
    を具備することを特徴とする基地局。
  5. 前記スケジュール手段は、前記M個の無線通信端末がリアルタイムアプリケーションに対応した無線通信端末である場合に、
    Δb(n)=max{0,min{B,b(n)+R(n)Δt}−y Δt}−b(n)、
    ただし、Bは前記j番目の無線通信端末の受信バッファ容量を示し、Δtは1タイムスロットの長さを示し、y は前記j番目の無線通信端末で動作しているアプリケーションの所要スループットを示す、
    なる式に基づいて前記Δb(n)を算出し、
    0≦b(n)<b minの場合は、U((b(n))=L、
    min≦b(n)≦Bの場合は、U((b(n))=1/x(n)、
    ただし、Lは定数であり、x(n)は前記j番目の無線通信端末の優先度を示す値であり、b min=y Δtである、
    なる式に基づいて前記U((b(n))を算出し、
    (n+1)<b の場合は、x(n+1)=x(n)−Cx(n)、
    ≦b(n+1)≦b の場合は、x(n+1)=x(n)、
    <b(n+1)の場合は、x(n+1)=x(n)+C(R(n)Δt−x(n))、
    ただし、C、b およびb は定数であり、x(1)は任意の数である、
    なる式に基づいて、n番目のタイムスロット終了時に前記x(n+1)を算出し、
    前記M個の無線通信端末に対してΔb(n)U((b(n))を算出し、該Δb(n)U((b(n))が最大となる番号の無線通信端末に対して前記n番目のタイムスロットを割り当てる
    ことを特徴とする請求項4に記載の基地局。
  6. 前記M個の無線通信端末の中にN個(NはM以下の自然数)のベストエフォートクラスの無線通信端末がある場合、前記スケジュール手段はさらに、前記N個のベストエフォートクラスの無線通信端末に対して、
    Δb(n)=max{0,min{B,b(n)+R(n)Δt}−y Δt}−b(n)、
    なる式に基づいて前記Δb(n)を算出し、
    ((b(n))=1/x(n)なる式に基づいて前記U((b(n))を算出し、
    n番目のタイムスロットがj番目の無線通信端末に割り当てられなかった場合は、x(n+1)=x(n)−Dx(n)、
    n番目のタイムスロットがj番目の無線通信端末に割り当てられた場合は、x(n+1)=x(n)+D(R(n)Δt−x(n))、
    ただし、Dは定数であり、x(1)は任意の数である、
    なる式に基づいて、n番目のタイムスロット終了時に前記x(n+1)を算出し、
    前記M個の無線通信端末に対してΔb(n)U((b(n))を算出し、該Δb(n)U((b(n))が最大となる番号の無線通信端末に対して前記タイムスロットを割り当てる
    ことを特徴とする請求項5に記載の基地局。
  7. 基地局によって決定されたタイムスロットにおいて、該基地局によって送信される情報を受信する無線通信端末において、
    n番目(nは自然数)のタイムスロットにおける自端末の割り当て可能なレートR(n)を検出する第1の検出手段と、
    自端末の受信バッファ内データ量b(n)を検出する第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段によって検出された前記R(n)および前記第2の検出手段によって検出された前記b(n)を前記基地局へ通知するための情報を前記基地局へ送信する送信手段と、
    を具備することを特徴とする無線通信端末。
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