JP4350409B2 - 歯科診療装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1の筐体及び第2の筐体を備えることにより、歯科診療所の環境や歯科診療医の状態に好適に適合させることが可能な歯科診療装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年においては、歯科診療の目的がウ蝕の修復だけでなく、予防や審美歯科や矯正歯科など多様化しており、歯科医院へ来院する患者心理も多様化している。このような目的が異なる場合には、来院者が受ける歯科医院の印象が異なるものである。例えば、ウ蝕修復に来院する患者は痛みを取りたいと言う切実な心理状態で来院するため、歯科医院の雰囲気は心理的に大きなバリヤーとはならない反面、予防目的の来院や歯のホワイトニングなど審美や美容的要素が多い目的の来院の場合には、歯科医院の治療空間的雰囲気が患者にとって大きな心理的負担になる。従って、これらを目的としている場合には、来院が遅れがちであり、間接的にウ蝕発見の遅れにつながっている。
【0003】
このようなことから患者の心理的負担を少なくして、気楽に来院できるようにする必要があるが、このためには歯科医院の雰囲気をソフト調に変更することが必須となる。このためには、歯科診療室の内装のみならず、少なくとも歯科診療装置の外装部分を診療室の内装と一体的な雰囲気とする必要がある。しかしながら歯科医院の内装が多様化していることから、これに合わせた雰囲気を有する外装の歯科診療装置への変更は、歯科診療装置の全体に及ぶため、事実上、歯科医院側で行うことができない問題がある。
【0004】
また、歯科診療の方法も、立位、椅座位や他の治療ポジションなど歯科医師の好みと経験によって異なっているのに加えて、治療も予防から外科的処置が必要なインプラント手術などまで千差万別となっている。このため、歯科機器メーカはそれぞれの歯科医院の要求を満足させる機種を複数種類製造する必要があり、製造効率が悪いと共に在庫コストが嵩むため、歯科診療装置のコストアップの要因となっている。
【0005】
さらに、公的機関基盤が脆弱な国では、一種類の歯科診療装置についての許可申請を行ってから許認可を取得するまでに数年を要する場合もまれではなく、このため、術者の要求に応じた数種類の歯科診療装置を提供できる態勢とするまでに長時間を要する問題がある。
【0006】
本発明は、このような問題点を考慮してなされたものであり、歯科診療装置の外装部分の変更を容易に行うことができ、しかも構成部品間での互換性を有することにより製造効率を向上させることができ、許認可に対応することが可能な構造の歯科診療装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明の歯科診療装置は、歯科診療に用いる器具の制御部及び/又は駆動のための信号やエネルギーを器具に対して供給する可撓性を有する配管部の全部又は一部を収納した複数の第1の筐体と、前記各第1の筐体の外側に配置される複数の第2の筐体とを備え、前記配管部によって複数の第1の筐体が連結された状態でそれぞれの第1の筐体がそれぞれの第2の筐体の内部に配置され、前記配管部が第2の筐体に配設されていることを特徴とする歯科診療装置。
【0008】
請求項1の発明では、歯科診療に用いる器具の制御部及び/又は駆動のための信号やエネルギーを器具に対して供給する可撓性を有する配管部の全部又は一部を収納した複数の第1の筐体と、前記各第1の筐体の外側に配置される複数の第2の筐体とを備え、前記配管部によって複数の第1の筐体が連結された状態でそれぞれの第1の筐体がそれぞれの第2の筐体の内部に配置され、前記配管部が第2の筐体に配設されていることにより、患者の目に触れる部材や術者の手が触れ滅菌消毒が必要な部材或いはオーバーアームやトレイなどの付加的な機能を有する部材を第2の筐体に配置することができる。
【0009】
請求項1の発明では、歯科診療に必要不可欠な部分と、歯科診療の際の副次的な部分とを分けることができる。このような構造では、第1の筐体をそのままにした状態で、第2の筐体に対して変更や取り換えを行い、また、審美性を損ねることなく配管部を収納することもできる。このため、多様性を備えることができ、装置の外装の変更が容易となるばかりでなく、歯科医院の要求に応じた機種の製造を効率良く行うことができる。さらには、第1の筐体への許認可を取得しておき、許認可を取得した第1の筐体に対して第2の筐体を任意に組み付けることにより、術者の要求に応じた機種を早期に提供することが可能となる。
【0012】
請求項2の発明は、請求項1記載の歯科診療装置であって、第2の筐体が診療用キャビネット、フライングアーム、床上で移動可能なカート、診療用椅子の内の1つ又は複数であることを特徴とする。
【0013】
このように診療用キャビネット、フライングアーム、床上で移動可能なカート、または診療用椅子を第2の筐体とすることにより、必要に応じた変更を行うことができ、設計の自由度が増大する。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1又は2のいずれかに記載の歯科診療装置であって、第2の筐体はオーバーアームを有し、前記配管部がオーバーアームに沿うように配設されていることを特徴とする。
【0015】
請求項3の発明では、配管部をオーバーアームに沿って配置することにより、配管部専用の配設部材が不要となり、簡単な構造とすることができる。また、配管部がオーバーアームに沿うことにより、配管部が目立つことがなくなり、審美性が向上する。
【0016】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の歯科診療装置であって、第2の筐体は配管部を配設するためのガイド凹部を有していることを特徴とする。
【0017】
請求項4の発明では、第2の筐体に設けたガイド凹部に配管部を配設することにより、配管部が目立つことがなく、審美性が向上する。
【0018】
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の歯科診療装置であって、第1の筐体及び第2の筐体の対向部分に相互の組み付けを行う組付手段が設けられていると共に、第2の筐体における組付手段は異なる種類の複数の第2の筐体間で共通となっていることを特徴とする。
【0019】
請求項5の発明では、組付手段によって第1の筐体と第2の筐体との位置決めを行うため、これらを秩序正しく組み付けることができる。また、第2の筐体側の組付手段が異なる種類の複数の第2の筐体間で共通となっているため、第1の筐体に対し、複数の第2の筐体を交換することができる。このため、第2の筐体の交換を歯科医院側でも容易に行うことができ、第2の筐体を診療内容に合わせたものとすることができる。
【0020】
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の歯科診療装置であって、第1の筐体及び第2の筐体が中間部材を介して組み付けられていることを特徴とする。
【0021】
請求項6の発明では、第1の筐体と第2の筐体とを中間部材を介して組み付けるため、直接に組み付けるのに比べ、設計の自由度を増大させることができる。
【0022】
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の歯科診療装置であって、第1の筐体は操作スイッチを独立状態で有していることを特徴とする。
【0023】
請求項7の発明では、操作スイッチを第1の筐体と独立させることにより、操作スイッチへの操作性が向上すると共に、操作スイッチの設計を第1の筐体と別個に行うことができるため、設計の自由度も増大する。
【0024】
請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の歯科診療装置であって、複数の第1の筐体が光通信または電波通信を介して相互に通信可能となっていることを特徴とする。
【0025】
請求項8の発明では、複数の第1の筐体が光通信または電波通信可能となっていることにより、電線等による接続が不要となり、第1の筐体の配置を自由に行うことができる。
【0026】
請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれかに記載の歯科診療装置であって、第1の筐体が電磁波シールド構造となっている。
【0027】
請求項9の発明では、第1の筐体が電磁波シールド構造となっていることにより、第1の筐体から他の機器への悪影響をなくすことができる。従って、他の機器の設計及び素材選択の自由度が増大する。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する実施の形態により具体的に説明する。なお、各実施の形態において、同一の部材には同一の符号を付して対応させてある。
【0029】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における歯科診療装置を示す。この実施の形態の歯科診療装置は、2つの第1の筐体1,2と、2つの第2の筐体3,4とを有している。
【0030】
2つの第2の筐体3,4は、診療用キャビネットを構成するものであり、一方の第2の筐体3は、患者が着座する診療用椅子(図示省略)の近傍に配置されるアシスタント側キャビネットとなっており、このキャビネットには、スピットンボール5が設けられている。他方の第2の筐体4は、ドクター椅子(図示省略)の近傍に配置されるドクター側キャビネットとなっている。
【0031】
2つの第1の筐体1及び第1の筐体2は、コード等からなる配管部6によって接続されており、一方の第1の筐体1が一方の第2の筐体3の内部に配置され、他方の第1の筐体2が他方の第2の筐体4の内部に配置されている。
【0032】
一方の第1の筐体1には、フットコントローラ7がフットコントローラ用ホース8を介して接続されている。フットコントローラ7は一方の第1の筐体1から外側に引き出されており、これにより歯科診療時に術者が足で操作することが可能となっている。
【0033】
他方の第1の筐体2は、歯科診療に用いる各種のインスツルメント(図示省略)を着脱自在に引っ掛けるためのインスツルメントハンガー9を有している。インスツルメントハンガー9は第2の筐体4から外側に延びており、他方の第1の筐体2はインスツルメントハンガー9が他方の第2の筐体4から突出するように他方の第2の筐体4内に配置される。この他方の第1の筐体2は、各種のインスツルメントが接続されるものであり、このため、他方の第1の筐体2は、インスツルメントの駆動を制御するプリント配線基板等のインスツルメント制御部を格納している。
【0034】
一方の第1の筐体1は、配管部6を介して他方の第1の筐体2に対して制御のための信号や電力、圧搾空気等の駆動のためのエネルギーを供給するものである。このため、一方の第1の筐体1の内部には、制御用のプリント配線基板が配置される。
【0035】
配管部6は一方の第1の筐体1から引き出された後、診療室のフロア上に沿って配設されて他方の第2の筐体4の内部に引き込まれ、引き込み端部が他方の第1の筐体2に接続されている。このように2つの第1の筐体1,2を配管部6を介して接続することにより、それぞれの第1の筐体1,2に機能を分担させることができる。このため、それぞれの第1の筐体1,2を小型化することができ、その配置を容易に行うことができると共に配置の自由度が増大する。
【0036】
このような実施の形態では、第1の筐体1,2に歯科診療のための機能を組み込むことにより、第1の筐体1,2だけで動作試験を行うことができる。そして、その後に、歯科医院等の実際の使用場所で第2の筐体3,4に第1の筐体1,2を組み付けることにより歯科診療装置として機能させることができる。このように第1の筐体1,2と第2の筐体3,4とを別個とすることにより、第2の筐体3,4に対する自由度が増大する。このため、第2の筐体3,4の形状や外装を任意に設計することができ、例えば、歯科治療専用のデザインや審美専用のデザインなど歯科医院が要求するデザインに簡単に適合させることができる。
【0037】
また、第1の筐体1,2及び第2の筐体3,4を別個に製造できるため、製造効率が向上するばかりでなく、実際の使用場所で組み立てることができるため、歯科診療装置の全体の保管コストや輸送コストを低減させることが可能となる。
【0038】
さらには、歯科診療機能を有する第1の筐体1,2に対しての許認可を取得しており、その後に、第1の筐体1,2に第2の筐体3,4を組み付けて実際の使用を行うことができる。このため、術者の要求に応じた仕様での提供を簡単に行うことができる。
【0039】
(実施の形態2)
図2及び図3は本発明の実施形態2を示す。この実施形態では、実施形態1と同様に、一方の第1の筐体1がアシスタント側キャビティを構成する一方の第2の筐体3の内部に配置されている。一方の第2の筐体3は、オーバーアーム10を有している。
【0040】
オーバーアーム10は、一方の第2の筐体3となっているアシスタント側キャビティ3に回動可能に取り付けられており、術者が手操作することにより任意の治療位置に移動可能となっている。オーバーアーム10の先端には、他方の第2の筐体4としてのドクターテーブル11が取り付けられており、このドクターテーブル11の内部に、他方の第1の筐体2が配置されている。
【0041】
他方の第1の筐体2は、インスツルメント12を引っ掛けるためのインスツルメントハンガー9を有している。これによりインスツルメント12の引っ掛けが可能となっている。インスツルメント12は、他方の第1の筐体2から引き出されたホース13の先端に連結されている。この場合、図3に示すように、ホース13を支持して案内するためのフライングアーム14がインスツルメントハンガー9と対応するように他方の第2の筐体11に取り付けられるものである。
【0042】
この実施の形態において、一方の第1の筐体1と他方の第1の筐体2とは、配管部6によって接続されている。配管部6は可撓性を有しており、オーバーアーム10の内部に同アーム10に沿って配置されている。配管部6が可撓性を有することにより、オーバーアーム10の動きに追随することが可能となっており、オーバーアーム10の操作への支障となることがない。
【0043】
この実施の形態では、実施の形態1と同様な効果を有しているのに加えて、2つの第1の筐体1,2を連結する配管部6をオーバーアーム10に沿って配置することにより、配管部6とオーバーアーム10とを別個に配置する必要がなくなるため、そのための作業が不要となるメリットがある。また、実施の形態1の第1の筐体1,2を用いることが可能となるため、複数の機種を製造する必要がなくなる。このため歯科診療装置を安価に提供することができる。
【0044】
図4は、この実施の形態の変形々態であり、患者が着座する診療用椅子16への適用を示す。
【0045】
この形態においても、可撓性を有した配管部6をオーバーアーム10に沿って配置することにより、他方の第2の筐体4からなるドクターテーブル11を診療用椅子16に接近させたり遠ざけることが容易となり、歯科診療を効率的に行うことが可能となっている。
【0046】
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3を示す。この実施の形態では、第1の筐体を診療用椅子16に配置するものである。
【0047】
診療用椅子16は、診療室のフロア上に固定された基台18に支持されており、その座部16aの一端側にフットレスト部16bが回動可能に取り付けられている。また、座部16aの他端側からは背もたれ部16cが起伏可能に取り付けられており、この背もたれ部16cの背面に角度調整可能な収納ボックス17が取り付けられ、収納ボックス17の内部に実施の形態1及び2の他方の第1の筐体2が配置されている。
【0048】
このような実施の形態では、診療用椅子16が他方の第2の筐体4を配置するための他方の第2の筐体4となるものであり、術者は背もたれ部16cからインスツルメント12を取り出して治療を行うことが可能となる。
【0049】
この場合、フットコントローラ用ホース8を診療用椅子16の昇降部分に沿って配置することにより、フットコントローラ7を術者の足下に配置することが可能となる。
【0050】
図6は、この形態の変形々態を示す。この形態では、収納ボックス17が診療用椅子16の座部16aの側面部分に設けられており、この収納ボックス17に他方の第1の筐体2が収納されている。他方の第1の筐体2は、インスツルメントハンガー9を有しており、このインスツルメントハンガー9が後ろ向きとなるように他方の第1の筐体2に設けられている。従って、診療用椅子16に着座した患者がインスツルメントハンガー9から取り出したインスツルメントを見ることがなく、診療を行うことができる。
【0051】
なお、図5及び図6の実施の形態では、一方の第1の筐体1を診療用椅子16の内部に配置することも可能である。
【0052】
(実施の形態4)
図7は、本発明の実施の形態4を示し、診療室のフロア上を移動可能なカート20を第2の筐体として用いるものである。
【0053】
カート20は、ボックス状の本体部20aの下端部に複数のキャスター20bを備えることにより、フロア状での移動が可能となっている。この実施の形態におけるカート20は、本体部20a上にテーブル部20cを備えており、本体部20a内に一方の第1の筐体1が収納されている。また、テーブル部20c内には他方の第1の筐体2が収納されている。
【0054】
これらの2つの第1の筐体1,2は配管部6(図示省略)によって連結されている。また、他方の第1の筐体2はテーブル部20cから引き出されたインスツルメントハンガー9を有している。さらに、一方の第1の筐体1からはフットコントローラ用ホース8を介してフットコントローラ7が連結されている。
【0055】
このように第2の筐体としてのカート20内に、2つの第1の筐体1,2を収納した形態では、カート20を診療位置に移動させるだけで歯科診療を行うことができる。カート20としては、木材やプラスチック等の審美性を重点においた材料や滅菌消毒が容易なステンレス等の金属材料を適宜選択することができる。この場合においても、歯科診療の機能を行う第1及び第2の筐体1,2に対して許認可を取得しておき、この筐体1,2をカート20に組み込むことにより、そのままで歯科診療を行うことができる。従って、歯科医院や術者の種々の要望に対して、迅速かつ広範囲に対応することが可能となる。
【0056】
(実施の形態5)
図8は本発明の実施形態5を示す。この実施の形態では、ポータブルケース22を第2の筐体として用いるものである。
【0057】
ポータブルケース22はケース本体22aと、ケース本体22aに被せられる蓋体22bを備えていると共に、手で運搬するための取手部22cを備えており、その内部に2つの第1の筐体1,2が収納されるようになっている。
【0058】
2つの筐体1,2は、配管部6を介して連結しており、配管部6を介した連結状態でポータブルケース22内に収納される。従って、蓋部22bを開放することにより、連結状態の2つの筐体1,2を取り出して歯科診療を行うことができる。
【0059】
このような実施の形態では、ポータブルケース22を持ち運ぶことにより、任意の場所での歯科診療を行うことができ、診療の自由度が増大する。
【0060】
(実施の形態6)
図9は、本発明の実施形態6を示す。この実施の形態では、図2及び図4に示すオーバーアーム10への適用を示すものである。符号24は、これらのアームを示すものである。アーム24は複数のアーム部24a,24bを連結することにより構成されている。これらの複数のアーム部24a,24bにはガイド凹部25,26が長さ方向に沿って形成されており、ガイド凹部25,26内には、2つの第1の筐体1,2を連結する配管部6が配設されるようになっている。配管部6の配設の後においては、蓋部27,28を被せることにより、配管部6を隠蔽し、外部からの視認ができないようになっている。
【0061】
このようなガイド凹部25,26を備えるアーム24は、オーバーアームとして用いることができる。このようなアーム24は、第2の筐体を構成するものであり、特に、配管部6が外から見えないように収納されるため審美性を向上させることが可能となっている。
なお、配管部6を配設するためのガイド凹部25,26は、診療用キャビネットや診療用椅子の昇降部分に対しても同様にして形成することができる。
【0062】
(実施の形態7)
図10及び図11は、本発明の実施の形態7を示し、符号30は他方の第1の筐体2を内部に配置するための第2の筐体である。他方の第1の筐体2を内部に配置するため、第2の筐体30には、収納凹部31が形成されている。この実施の形態では、第1の筐体2と第2の筐体30との対向部分に相互の組み付けを行う組付手段を設けるものである。
【0063】
図10の形態における組付手段は、第1の筐体2の外面に形成された複数のピン状突起33と、第2の筐体30における第1の筐体2との対向面に形成されたボス34とにより構成されている。そして、ピン状突起33が対応したボス34に嵌合することにより、第1の筐体2と第2の筐体30との位置決め状態での組み付けられる。
【0064】
図11に示す形態における組付手段は、第2の筐体30に横長のスリット突起35を形成することにより構成されている。横長のスリット突起35には、第1の筐体2に形成されたピン状突起33が嵌合する。このことにより、第1の筐体2と第2の筐体30との位置決め状態での組み付けを行うことができる。このように横長のスリット突起35とすることにより、第1の筐体2をその長さ方向に沿って適宜位置変更することが可能となり、柔軟性のある組み付けを行うことができる。
【0065】
この実施の形態において、第2の筐体30側の組付手段を相手側の第1の筐体2の組付手段(例えば、ピン状突起33)に対して共通に嵌合する構造とすることができる。このように第2の筐体30側の組付手段を共通とすることにより、第1の筐体2に対して第2の筐体30を任意に交換することが可能となる。このため、歯科医院や術者が自由に第2の筐体30を変更することができ、その要求に好適に対応することが可能となる。
【0066】
なお、この実施の形態では、第2の筐体30に対して他方の第1の筐体2を組み付けているが、実施の形態1及び2で示すような一方の第1の筐体1に組付手段を形成し、この一方の第1の筐体1を第2の筐体30に組み付けても良い。
【0067】
(実施の形態8)
図12及び図13は、本発明の実施の形態8を示す。この実施の形態では、第1の筐体と第2の筐体とを中間部材を介して組み付けるものであり、符号41は第1の筐体、符号42は第2の筐体である。第1の筐体41には、図示を省略するが、歯科診療に用いる器具の制御部及び/又は駆動のための信号やエネルギーを器具に対して供給する配管部の全部又は一部が収納される。
【0068】
中間部材43は、診療室のフロア44に立設された状態でボルト等の締結部材70を介してフロア44に固定されている。従って、締結部材70を取り外すことにより、中間部材を診療室の任意の他の場所に設置することが可能となっている。
【0069】
中間部材43の一方の面には、蟻溝を有した複数の係合用レール43aが縦方向に形成され、他方の面には蟻溝を有した別の複数の係合用レール43bが横方向に形成されている。係合用レール43a側には、第1の筐体41が配置されており、第1の筐体41から延びた脚部41aが挿入されることにより係合し、この係合によって第1の筐体41が中間部材43に連結されている。別の係合用レール43b側には、第2の筐体42が配置されており、第2の筐体42から延びた脚部42aが挿入されることにより同様に係合して第2の筐体42が中間部材43に連結されている。
【0070】
このような構造では、第1の筐体41及び第2の筐体42が中間部材43を介して組み付けられるため、組み付けの自由度が拡大する。特に、この実施の形態では、第2の筐体42を診療の間仕切りとすることも可能である。この場合には、表面のデザインの異なった第2の筐体42を適宜変更することにより、診療室の雰囲気を任意に変更することが可能となる。
【0071】
(実施の形態9)
図14及び図15は、本発明の実施の形態9を示し、符号45は本体部45a及び蓋部45bからなる第1の筐体であり、本体部45aの内部には、歯科診療に用いる器具の制御部及び/又は駆動のための信号やエネルギーを器具に対して供給する配管部の全部又は一部が収納される。
【0072】
この実施の形態の第1の筐体45は、電磁波シールド構造となっている。図14においては、本体部45a及び蓋部45bの全体がステンレス等の金属によって形成されることにより、電磁波のシールドを行う。図15においては、本体部45a及び蓋部45bの内面に電磁波シールド膜46が形成されることにより、電磁波のシールドを行うようになっている。電磁波シールド膜46としては、金属膜の蒸着や張設、金属含有ペーストの塗布等によって形成することができる。従って、図15においては、本体部45a及び蓋部45bとしてプラスチックや木材を用いることができ、軽量化が可能であると共に材料選択の自由度が拡大する。
【0073】
このように第1の筐体45を電磁波シールド構造とすることにより、第1の筐体45の外側に配置される他の機器(図示省略)に対する電磁波の悪影響をなくすことができる。これにより、第1の筐体と第2の筐体の組み付けの自由度が増大すると共に、歯科診療の支障となることがなくなる。
【0074】
(実施の形態10)
図16〜図19は、本発明の実施の形態10を示す。この実施の形態では、他方の第1の筐体2が操作スイッチ47を備えている。操作スイッチ47は複数のスイッチを有したパネル状となっており、インスツルメント(図示省略)を始めとした治療用器具、照明、治療用椅子のアップ・ダウンの制御を行うためのものであり、術者が操作するために設けられる。操作スイッチ47は他方の第1の筐体2とは独立した状態で設けられるものである。
【0075】
この実施の形態においても、他方の第1の筐体2は、第2の筐体50の内部に配置される。図16は、操作スイッチ47が他方の第1の筐体2の上面に配置された形態であり、操作スイッチ47への操作を可能とするため、第2の筐体50の対応部位には、操作のための開口部が形成される。
【0076】
図17〜図19は、いずれも操作スイッチ47が信号伝送用の電線49を介して他方の第1の筐体2と接続された構造となっている。図17においては、操作スイッチ47が第2の筐体50の外側に引き出されて使用されるものであり、第2の筐体50には、電線49を引き出すための凹部50aが形成されている。
【0077】
図18においては、操作スイッチ47が第2の筐体50の内部に収納されて使用されるものであり、このため、第2の筐体50における操作スイッチ47の配置部位には、操作のための開口部が形成される。
【0078】
図19においては、操作スイッチ47が他方の第1の筐体2の上部に配置された状態で、これらが第2の筐体50の内部に配置されている。従って、第2の筐体50における操作スイッチ47との対向部分には、操作のための開口部50bが形成されている。
【0079】
このように操作スイッチ47を他方の第1の筐体2と独立させた形態では、操作スイッチ47を操作しやすい位置に配置することができるため、操作性が向上する。また、操作スイッチ47の設計を他方の第1の筐体2とは別個に行うことができるため、設計の自由度が増大する。
【0080】
なお、この実施の形態では、操作スイッチ47を他方の第1の筐体2と関連させているが、一方の第1の筐体1との関係で操作スイッチ47を設けても良く、操作スイッチ47を一方の第1の筐体1と独立させることにより、同様な効果を得ることができる。
【0081】
(実施の形態11)
図20及び図21は、本発明の実施の形態11を示す。
【0082】
この実施の形態では、図20に示すように、他方の第1の筐体2が第2の筐体53の内部に配置されており、第2の筐体53の外側には、操作スイッチ55が配置されている。この実施の形態において、操作スイッチ55は他方の第1の筐体2と独立した別の第1の筐体を構成するものであり、実施の形態10の操作スイッチ47と同様に、複数のスイッチを有したパネル状となっており、インスツルメント(図示省略)を始めとした治療用器具、照明、治療用椅子のアップ・ダウンの制御を行うためのものであり、術者が操作するために設けられる。
【0083】
他方の第1の筐体2と操作スイッチ55とは、光通信手段により信号の伝送が可能となっている。光通信手段は操作スイッチ55に設けられた発光ダイオード56と、他方の第1の筐体2の対向位置に設けられたフォトダイオード57とにより構成されている。
【0084】
図21は、この実施の形態における信号伝達回路を示す。操作スイッチ55には、信号変換回路59が設けられ、発光ダイオード56は信号変換回路59に接続されている。他方の第1の筐体2には、フォトダイオード57に接続された信号変換回路60が設けられ、この信号変換回路60には、インスツルメント等を駆動するための複数の伝送回路61が接続されている。複数の伝送回路61にはパワートランジスタ62が接続されると共に、電磁弁、モータ等の駆動部63あるいはリレー64が適宜接続されている。
【0085】
このような構成では、操作スイッチ55を操作することにより発生した信号が、シリアル信号となって信号変換回路59から発光ダイオード56に出力され、発光ダイオード56が発光する。発光した光は、発光ダイオード56と対向したフォトダイオード57に受光されて電気信号に増幅変換され、信号変換回路60に入力される。信号変換回路60は、シリアルパラレル変換回路を有しており、シリアルパラレル変換回路に入力された後、同回路からの信号が対応したパワートランジスタ62やリレー64に入力され、これにより電磁弁、モータ等の駆動部63を制御することができる。
【0086】
このような実施の形態では、操作スイッチ55と他方の第1の筐体2とが光通信手段により接続されているため、電線による接続が不要となる。このような構造では、他方の第1の筐体2を図示を省略した第2の筐体によって完全に覆うか、あるいは他方の第1の筐体2の表面に光信号の受光部だけを配置すれば良く、これにより第2の筐体の設計の自由度を拡大することができる。
【0087】
なお、この実施の形態では光通信手段に代えて、微弱な電波を用いた通信手段により通信を行っても良く、この場合においても無線による通信のため、上述と同様な効果を得ることができる。
【0088】
以上の実施の形態では、第1の筐体を1つまたは2つ設けているが、本発明では、3つ以上設けても良く、この場合には、第2の筐体は相応する数で設けられるものである。
【0089】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、歯科診療に必要不可欠な部分からなる第1の筐体と歯科診療の際の副次的な部分からなる外側の第2の筐体とに分離することにより、第1の筐体をそのままにした状態で第2の筐体に対して変更や取り換えを行うことができるため、多様性を有し、歯科医院が要求する外装の変更が容易となるばかりでなく、歯科医院の要求に応じた機種の製造を効率良く行うことができる。また、第1の筐体への許認可を取得しておき、許認可を取得した第1の筐体に対して第2の筐体を任意に組み付けることにより、術者の要求に応じた機種を早期に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における全体構成の斜視図である。
【図2】実施の形態2の斜視図である。
【図3】実施の形態2の部分側面図である。
【図4】実施の形態2の変形々態を示す斜視図である。
【図5】実施の形態3の斜視図である。
【図6】実施の形態3の変形々態を示す斜視図である。
【図7】実施の形態4を示す斜視図である。
【図8】実施の形態5を示す斜視図である。
【図9】実施の形態6を示す分解斜視図である。
【図10】実施の形態7を示す斜視図である。
【図11】実施の形態7を示す斜視図である。
【図12】実施の形態8に用いる中間部材の斜視図である。
【図13】実施の形態8の側面図である。
【図14】実施の形態9の斜視図である。
【図15】実施の形態9の別例の断面図である。
【図16】実施の形態10の第1例の斜視図である。
【図17】実施の形態10の第2例の斜視図である。
【図18】実施の形態10の第3例の斜視図である。
【図19】実施の形態10の第4例の斜視図である。
【図20】実施の形態11の断面図である。
【図21】実施の形態11に用いる回路の構成図である。
【符号の説明】
1 一方の第1の筐体
2 他方の第1の筐体
3 一方の第2の筐体
4 他方の第2の筐体
6 配管部
7 フットコントローラ
10 オーバーアーム
16 診療用椅子
20 カート
22 ポータブルケース
25,26 ガイド凹部
30 第2の筐体
41,45 第1の筐体
42,50,53 第2の筐体
43 中間部材
47,55 操作スイッチ
Claims (9)
- 歯科診療に用いる器具の制御部及び/又は駆動のための信号やエネルギーを器具に対して供給する可撓性を有する配管部の全部又は一部を収納した複数の第1の筐体と、前記各第1の筐体の外側に配置される複数の第2の筐体とを備え、
前記配管部によって複数の第1の筐体が連結された状態でそれぞれの第1の筐体がそれぞれの第2の筐体の内部に配置され、前記配管部が第2の筐体に配設されていることを特徴とする歯科診療装置。 - 第2の筐体が診療用キャビネット、フライングアーム、床上で移動可能なカート、診療用椅子の内の1つ又は複数であることを特徴とする請求項1記載の歯科診療装置。
- 第2の筐体はオーバーアームを有し、前記配管部がオーバーアームに沿うように配設されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の歯科診療装置。
- 第2の筐体は配管部を配設するためのガイド凹部を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の歯科診療装置。
- 第1の筐体及び第2の筐体の対向部分に相互の組み付けを行う組付手段が設けられていると共に、第2の筐体における組付手段は異なる種類の複数の第2の筐体間で共通となっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の歯科診療装置。
- 第1の筐体及び第2の筐体が中間部材を介して組み付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の歯科診療装置。
- 第1の筐体は操作スイッチパネルを独立状態で有していることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の歯科診療装置。
- 複数の第1の筐体が光通信又は電波通信を介して相互に通信可能となっていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の歯科診療装置。
- 第1の筐体が電磁波シールド構造となっている請求項1〜8のいずれかに記載の歯科診療装置。
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